JP4107929B2 - 超音波センサの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波センサの取付構造に関し、特に超音波流量計に組み付けられる超音波センサの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
12には、従来の超音波センサの取付構造が示されている。同図に示すように、超音波センサ1は、前面に超音波の送受信面1Aを備えかつ側方にフランジ2を張り出してなる。一方、相手部材9からは、前面プレート3が起立している。そして、前面プレート3に形成したセンサ孔3Aに超音波センサ1の本体を挿入してフランジ2をセンサ孔3Aの縁部に当接させた状態とし、後面プレート4を超音波センサ1の後方から前面プレート3に重ね、それら両プレート3,4の角部に螺子8を螺合させることで、超音波センサ1が相手部材9に取り付られる。
【0003】
なお、本発明は本願出願人の製品の改良品であり、先行技術文献を見つけることはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の超音波センサの取付構造では、螺子8の締め具合にばらつきに伴って超音波センサ1のフランジ2にかかる挟持力がばらつき、超音波センサによる測定精度が安定しなかった。また、従来のものでは、相手部材9の熱変形によっても相手部材9から超音波センサ1にかかる負荷が変動し、安定した測定精度を得ることができなかった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、超音波センサの取り付け作業のばらつき及び温度変化の影響を抑えて、安定した超音波測定を行うことが可能な超音波センサの取付構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る超音波センサの取付構造は、前面に超音波の送受信面を有するセンサ本体から側方にフランジを張り出してなる超音波センサを相手部材に取り付けるための超音波センサの取付構造において、センサ本体を挿通可能なセンサ孔を有しかつ超音波センサの前方からフランジに宛われる前側挟持板と、超音波センサの後方からフランジに宛われる後側挟持板とを設けて、それら前側及び後側の両挟持板の間でフランジを挟持し、相手部材には、超音波センサと共に両挟持板が側方から挿入されかつ送受信面の前方が開放したセンサ挿入溝が設けられ、センサ挿入溝の内面には、両挟持板を板厚方向で挟持する挟持板収容スリットが形成されたところに特徴を有する。
【0008】
請求項の発明は、請求項に記載の超音波センサの取付構造において、両挟持板のうち少なくともいずれか一方にフランジを通過可能な大径孔を形成し、大径孔の周方向の複数位置から中心側に向けて押さえ突片を張り出し、それら押さえ突片をフランジに押し付けたところに特徴を有する。
【0009】
請求項の発明は、請求項又はに記載の超音波センサの取付構造において、両挟持板のうち少なくともいずれか一方には、フランジに押し付けられる押し当て突部が形成されたところに特徴を有する。
【0010】
請求項の発明は、請求項に記載の超音波センサの取付構造において、押し当て突部は、フランジに対して板厚方向で押し付けられたところに特徴を有する。
【0011】
請求項の発明は、請求項に記載の超音波センサの取付構造において、前側と後側の両挟持板のうち少なくともいずれか一方には、フランジの外側に嵌合される凹部が陥没形成され、押し当て突部は、凹部の内周面から突出してフランジの外周面に径方向で押し付けられたところに特徴を有する。
【0012】
請求項の発明は、請求項乃至の何れかに記載の超音波センサの取付構造において、押し当て突部は、両挟持板の少なくとも一方と異なる材質の部材を、その挟持板に固定して構成したところに特徴を有する。
【0013】
請求項の発明は、請求項に記載の超音波センサの取付構造において、押し当て突部を構成しかつ挟持板と異なる材質の部材は、球形又は円柱形をなしかつそれらの曲面をフランジに押し付けたところに特徴を有する。
【0014】
請求項の発明は、請求項に記載の超音波センサの取付構造において、押し当て突部を構成しかつ挟持板と異なる材質の部材は、スパイクピン構造をなしかつその先端をフランジに食い込ませたところに特徴を有する。
【0015】
請求項の発明は、請求項乃至の何れかに記載の超音波センサの取付構造において、前側と後側の両挟持板のうち少なくともいずれか一方には、フランジの外側に嵌合される凹部が陥没形成され、凹部の内周面にテーパ部を形成し、テーパ部にフランジのエッジを押し付けたところに特徴を有する。
【0016】
請求項10の発明は、請求項乃至の何れかに記載の超音波センサの取付構造において、前側と後側の両挟持板のうち少なくともいずれか一方にはフランジの外側に嵌合される凹部が陥没形成され、凹部の内周面の複数箇所に平坦部を形成し、それら平坦部をフランジの外周面に押し付けたところに特徴を有する。
【0017】
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の超音波センサの取付構造において、相手部材は、超音波流量計の流路に設けられた壁部又はブラケットであるところに特徴を有する。
【0018】
請求項12の発明は、請求項1乃至11の何れかに記載の超音波センサの取付構造において、フランジの外周面には金属リングが嵌合され、金属リングは、フランジの板厚より軸方向で大きいところに特徴を有する。
【0020】
【発明の作用及び効果】
<請求項の発明>
請求項の超音波センサの取付構造では、超音波センサのフランジを挟持した挟持板が、相手部材に形成された挟持板収容スリットに挿入されて板厚方向で挟持されるので、従来のもののようにフランジの挟持力が取り付け作業のばらつきの影響を受け難くなり、安定した超音波測定を行うことが可能になる。
【0021】
<請求項の発明>
請求項の超音波センサの取付構造では、相手部材又は挟持板が熱変形した場合には、超音波センサのフランジに押し付けた押さえ突片の弾性変形により、超音波センサに係る挟持力の変動を吸収することができる。これにより、フランジの挟持力に対する熱変形の影響を抑えることができる。また、本発明の構成によれば、超音波センサと挟持板との接触面積が抑えられるので、挟持板から超音波センサへのノイズ振動の伝達が抑えられる。これらにより、従来より安定した超音波測定を行うことが可能になる。
【0022】
<請求項3,4,5の発明>
請求項の超音波センサの取付構造では、押し当て突部がフランジに押し付けられることで、超音波センサと挟持板との接触面積が従来より少なくなり、挟持板から超音波センサへのノイズ振動の伝達が抑えられる。これにより、従来より安定した超音波測定を行うことが可能になる。
また、押し当て突部は、フランジに対して板厚方向で押し付けてもよいし(請求項の発明)、両挟持板のいずれか一方に、フランジの外側に嵌合される凹部を陥没形成し、その凹部の内周面から突出してフランジの外周面に径方向で押し付けてもよい(請求項の発明)。
なお、押し当て突部がフランジに押し付けられて潰される構成にすれば、その潰れ量によって製造上のばらつきを吸収することもできる。
【0023】
<請求項の発明>
請求項の超音波センサの取付構造のように、押し当て突部を、挟持板と異なる材質の部材で構成することで、ノイズ振動の伝達を抑えることができる。
【0024】
<請求項の発明>
請求項の超音波センサの取付構造では、押し当て突部を構成する部材が、球形又は円柱形をなしかつそれらの曲面をフランジに押し付けたので、フランジに対して押し当て突部が点接触又は線接触になり、接触面積をより一層抑えることができる。
【0025】
<請求項の発明>
請求項の超音波センサの取付構造では、スパイクピンをフランジに食い込ませることで、製造上のばらつきを吸収することができ、フランジにかかる力が安定する。
【0026】
<請求項の発明>
請求項の超音波センサの取付構造では、フランジの外側に嵌合される凹部の内周面にテーパ部を形成し、そのテーパ部にフランジのエッジを押し付けたので、超音波センサが凹部内で芯だしされ、取り付け作業によるばらつきが抑さえられる。また、本発明の構成によれば、超音波センサと挟持板との接触面積が抑えられるので、挟持板から超音波センサへのノイズ振動の伝達が抑えられる。これらにより、従来より安定した超音波測定を行うことが可能になる。
【0027】
<請求項10の発明>
請求項10の超音波センサの取付構造では、凹部の内周面の複数箇所に形成した平坦部をフランジの外周面に当接させたことで、超音波センサと挟持板との接触面積が抑えられ、挟持板から超音波センサへのノイズ振動の伝達が抑えられる。これにより、従来より安定した超音波測定を行うことが可能になる。
【0028】
<請求項11の発明>
請求項11の超音波センサの取付構造のように、相手部材は、超音波流量計の流路に設けられた壁部又はブラケットとすることで、超音波流量計の測定精度が安定する。
【0029】
<請求項12の発明>
請求項12の超音波センサの取付構造では、フランジの外周面には金属リングが嵌合され、金属リングは、フランジの板厚より軸方向で大きいから、両挟持板の挟持力がばらついても、その挟持力を金属リングで受け止めることができ、超音波センサのフランジにかかる力が安定する。
【0030】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
以下、本発明の超音波センサの取付構造を超音波流量計としてのガス流量計70に適用した実施形態を、図1〜図5に基づいて説明する。
【0031】
図1に示すように、本実施形態のガス流量計70に備えたケース10は本体部11の下面に計測部12を組み付けてなる。本体部11は、前後方向に扁平の直方体状をなし、本体部11の内部は区画壁13にて流路14と部品収容室15とに区画されている。具体的には、部品収容室15の両側方と下方とを流路14で囲んだ構造になっている。また、部品収容室15は前面が開放しており、その開放部分が本体部11の前面に取り付けられた蓋体16にて閉塞されている。なお、蓋体16の裏面には回路基板17が収容されている。
【0032】
計測部12は、上面開放の外側筐体21の内部に扁平流管19を組み付け、その上方から下面開放の内側筐体20を組み付けた構成になっている。図2に示すように、内側筐体20の上壁24には、一方の円筒部18から計測部12の内部にガスを受け入れるための注入用ガス孔23Bと、その計測部12内のガスを他方の円筒部18に排出するための排出用ガス孔23Aとが形成されている。そして、両円筒部18,18に図示しないガス管が接続されると、図2の矢印に示すように、計測部12内を長手方向(図2の左右方向)の一端側から他端側にガスが流れる。
【0033】
扁平流管19は、計測部12内において長手方向の一端寄り位置から他端寄り位置まで延びており、幅寸法に比べて上下方向が薄い扁平空間を内部に備える。また、計測部12の内部には、扁平流管19の両端の開放口に対面するように1対の超音波センサ22,22が設けられ、これら超音波センサ22から延びた電線が回路基板17に接続されている。そして、一方の超音波センサ22から発信した超音波を他方の超音波センサ22で受信する迄の時間と、他方の超音波センサ22から発信した超音波を一方の超音波センサ22で受信する迄の時間との差を求め、その差に基づいて扁平流管19内を流れるガスの流速・流量が検出される。
【0034】
さて、前記した超音波センサ22は、内側筐体20のうち長手方向で対向した1対の側壁25,25に取り付けられており、図3〜図5にはその取付部の構造が拡大して示されている。図3に示すように、超音波センサ22は、扁平円柱状のセンサ本体26の後端部からフランジ27を側方に張り出した構造をなし、センサ本体26の前端面が送受信面28となっている。また、フランジ27は、ゴムで構成されており、フランジ27の外周面から電線29が引き出されている。
【0041】
において符合35は、前側挟持板であって、センサ本体26を挿通可能なセンサ孔36を有し、このセンサ孔36にセンサ本体26が通されて前方からフランジ27に宛われる。また、前側挟持板35の後面には、センサ孔36の縁部に円形状の凹部37が形成され、この凹部37の内側にフランジ27が嵌合される。一方、前側挟持板35を前面側は、両側部から上縁部に亘って外縁部が段付き状に後方にずれている。なお、前側挟持板35の上縁部は丸みを帯び、その最上部には前記凹部37に連通した電線引き出し孔38が形成されている。
【0042】
において符合40は、後側挟持板であって、全体として前側挟持板35に対応した形状をなし、上部が丸みを帯びかつ最上部に電線引き出し孔44を備える。そして、前側挟持板35と後側挟持板40とを重ね合わせると、図に示すように外側面が面一状態になる。また、後側挟持板40には、図に示すように、前側挟持板35のセンサ孔36と対向した位置に大径孔41が形成されている。大径孔41は、超音波センサ22のフランジ27の直径より大きくなっており、その内周面を3等配する位置からは、中心側に向けて押さえ突片43が張り出している。
【0043】
図4に示すように、各側壁25には、挟持板挿入溝45(本発明の「センサ挿入溝」に相当する)が形成されている。挟持板挿入溝45は、側壁25の下端側に開口すると共に、側壁25の内側と外側の両方に向かって開放している。挟持板挿入溝45の内面には、重ね合わされた両挟持板35,40が側方から挿入され挟持板収容スリット47が形成されている。また、挟持板挿入溝45のうち上下方向の奥部では、電線引き出し孔48が側壁25の内外に開放している。
【0044】
本実施形態では、超音波センサ22は、以下のようにして組み付けられる。
まずは、超音波センサ22のセンサ本体26を前側挟持板35のセンサ孔36に挿入し、超音波センサ22のフランジ27を前側挟持板35の凹部37内に嵌合する。すると、フランジ27の後面が前側挟持板35の後面と面一状態になる(図示せず)。なお、このとき、超音波センサ22の電線29は、前側挟持板35の両電線引き出し孔38内に配置する。
【0045】
この状態で後側挟持板40を超音波センサ22の後方から宛う。すると、後側挟持板40に備えた複数の押さえ突片43が、フランジ27の後面に敷設された状態になって、超音波センサ22が両挟持板35,40の間に保持される。そして、図から図に示すように、超音波センサ22と共にそれら両挟持板35,40を、側方から挟持板挿入溝45内に挿入する。すると、両挟持板35,40の外縁部が挟持板収容スリット47に収まる一方、内側部分が挟持板挿入溝45の内外の開放口に嵌合され、図に示すように両挟持板35,40と側壁25とが一体化される。そして、図示しない押え板を側壁25の端面に敷設して固定することで、両挟持板35,40の抜け止めが図られる。
【0046】
本実施形態の超音波センサの取付構造によれば、超音波センサ22のフランジ27を挟持する挟持板35,40が、挟持板収容スリット47に挿入されて、板厚方向で挟持される。従って、従来のようにフランジ27の挟持力が取り付け作業のばらつきの影響を受け難くなり、安定した超音波測定を行うことが可能になる。また、両挟持板35,40が熱変形した場合には、フランジ27に押し付けた押さえ突片43の弾性変形により、フランジ27の挟持力に対する熱変形の影響を抑えることができる。しかも、押さえ突片43をフランジ27に押し付けたことで、後側挟持板40の全体をフランジ27に押し付けた場合に比べて、超音波センサ22との接触面積が抑えられ、ノイズ振動の伝達が抑えられる。これらにより、従来より安定した超音波測定を行うことが可能になる。
【0047】
<第実施形態>
本実施形態は、第実施形態の変形例であって、図6〜図8に示されている。以下、第実施形態と異なる構成に関してのみ説明し、同一部位に関しては同一符合を付して重複した説明を省略する。
【0048】
に示すように、本実施形態では、後側挟持板40に設けた各押さえ突片43から超音波センサ22に向けて押し当て突部50が突出形成され、この押し当て突部50をフランジ27に押し付けたことで、超音波センサ22への接触面積を抑えている。また、図及び図に示すように、本実施形態の前側挟持板35における凹部37の内周面からも、周方向を3等配する位置からフランジ27の外周面に向けて押し当て突部51が突出しており、これら押し当て突部51により、フランジ27の外周面と前側挟持板35との接触面積を抑えてある。
【0049】
なお、本実施形態の超音波センサ22は、後面の中心から電線29が導出され、それ以外は前記第1実施形態の超音波センサ22と同じ構造になっている。
【0050】
本実施形態では、第実施形態よりもさらに、超音波センサ22と両挟持板35,40との接触面積を抑えてあるので、超音波センサ22へのノイズ振動の伝達がより一層抑えられて、安定した超音波測定を行うことが可能になる。
【0051】
本実施形態は、以下のように変形してもよい。
即ち、図(A)に示すように、前記押し当て突部51に代えて凹部37の複数箇所に平端部52を設け、その平端部52を超音波センサ22におけるフランジ27の外周面に押し当ててもよい。この構成によっても、超音波センサ22と前側挟持板35との接触面積が抑えられ、超音波センサ22へのノイズ振動の伝達が抑えられる。
【0052】
また、図(B)に示すように、凹部37の内周面の複数箇所に、前側挟持板35と異なる部材の球形部材53(または円柱部材)を埋設し、その球形部材53の曲面をフランジ27の外周面に押し付けてもよい。さらに、図(C)に示すように、凹部37の内周面の複数箇所から、前側挟持板35と異なる部材のスパイクピン54を突出させ、フランジ27の外周面に食い込ませてもよい。また、図10(A)に示すように押さえ突片43からフランジ27に向けて、前側挟持板35と異なる部材のスパイクピン55を突出させ、フランジ27に食い込ませてもよい。これら前側挟持板35と異なる材質の部材(球形部材53,スパイクピン54,55)をフランジ27に当接させることにより、ノイズ振動の伝達が抑えることができる。
【0053】
10(B)に示すように、凹部37のうち押さえ突片43の押し当て突部50と対向する部分に押し当て突部56を形成してもよい。また、前記実施形態では、後側挟持板40に押さえ突片43を設けたが、前側挟持板35に押さえ突片を設けてもよいし、或いは両挟持板35,40の両方に押さえ突片を設けてもよい。
【0054】
10(C)に示すように、凹部37のうち押さえ突片43の押し当て突部50と対向する部分にテーパ部57を形成して、そのテーパ部57にフランジ27のエッジを押し当ててもよい。このように、テーパ部57にフランジ27のエッジを押し付ければ、超音波センサ22が凹部37内で芯だしされ、取り付け作業によるばらつきがより一層抑えられるという効果を奏する。
【0055】
また、超音波センサ22を挟持板35,40で挟持する構成において、金属リング90を超音波センサ22におけるフランジ27の外側に嵌合固着させてもよい。この金属リング90は、図11に示すように、フランジ27の板厚より軸方向で大きくなっており、金属リング90の両端面よりフランジ27の両端面が内側に引っ込んだ状態になっている。
【0056】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく上記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るガス流量計の分解斜視図
【図2】 ガス流量計の縦断面図
【図3】 超音波センサの斜視図
【図4】 超音波センサの取付部の分解斜視図
【図5】 超音波センサの取付部の斜視図
【図6】 第2実施形態における超音波センサの取付部の断面図
【図7】 その超音波センサの取付部を後方から見た断面図
【図8】 前側挟持板の断面図
【図9】 (A)第2実施形態の変形例1を示す前側挟持板の断面図
(B)第2実施形態の変形例2を示す前側挟持板の断面図
(C)第2実施形態の変形例3を示す前側挟持板の断面図
【図10】 (A)第2実施形態の変形例4を示す前後の挟持板の側断面図
(B)第2実施形態の変形例5を示す前後の挟持板の側断面図
(C)第2実施形態の変形例6を示す前後の挟持板の側断面図
【図11】 超音波センサの部分断面図
【図12】 従来技術の超音波センサの取付図
【符号の説明】
10…ガス流量計
20…内側筐体(相手部材)
25…側壁(相手部材)
26…センサ本体
27…フランジ
28…送受信面
35…前側挟持板
36…センサ孔
37…凹部
40…後側挟持板
41…大径孔
43…押さえ突片
45…挟持板挿入溝(センサ挿入溝)
47…挟持板収容スリット
50,51,56…押し当て突部
52…平端部
53…球形部材
54,55…スパイクピン
57…テーパ部
90…金属リング

Claims (12)

  1. 前面に超音波の送受信面を有するセンサ本体から側方にフランジを張り出してなる超音波センサを相手部材に取り付けるための超音波センサの取付構造において、
    前記センサ本体を挿通可能なセンサ孔を有しかつ前記超音波センサの前方から前記フランジに宛われる前側挟持板と、前記超音波センサの後方から前記フランジに宛われる後側挟持板とを設けて、それら前側及び後側の両挟持板の間で前記フランジを挟持し、
    前記相手部材には、前記超音波センサと共に前記両挟持板が側方から挿入されかつ前記送受信面の前方が開放したセンサ挿入溝が設けられ、
    前記センサ挿入溝の内面には、前記両挟持板を板厚方向で挟持する挟持板収容スリットが形成されたことを特徴とする超音波センサの取付構造。
  2. 前記両挟持板のうち少なくともいずれか一方に前記フランジを通過可能な大径孔を形成し、前記大径孔の周方向の複数位置から中心側に向けて押さえ突片を張り出し、それら押さえ突片を前記フランジに押し付けたことを特徴とする請求項1に記載の超音波センサの取付構造。
  3. 前記両挟持板のうち少なくともいずれか一方には、前記フランジに押し付けられる押し当て突部が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波センサの取付構造。
  4. 前記押し当て突部は、前記フランジに対して板厚方向で押し付けられたことを特徴とする請求項3に記載の超音波センサの取付構造。
  5. 前記両挟持板のうち少なくともいずれか一方には、前記フランジの外側に嵌合される凹部が陥没形成され、
    前記押し当て突部は、前記凹部の内周面から突出して前記フランジの外周面に径方向で押し付けられたことを特徴とする請求項3に記載の超音波センサの取付構造。
  6. 前記押し当て突部は、前記両挟持板の少なくとも一方と異なる材質の部材を、その挟持板に固定して構成したことを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の超音波センサの取付構造。
  7. 前記押し当て突部を構成しかつ前記挟持板と異なる材質の部材は、球形又は円柱形をなしかつそれらの曲面を前記フランジに押し付けたことを特徴とする請求項6に記載の超音波センサの取付構造。
  8. 前記押し当て突部を構成しかつ前記挟持板と異なる材質の部材は、スパイクピン構造をなしかつその先端を前記フランジに食い込ませたことを特徴とする請求項6に記載の超音波センサの取付構造。
  9. 前記前側と後側の両挟持板のうち少なくともいずれか一方には、前記フランジの外側に嵌合される凹部が陥没形成され、
    前記凹部の内周面にテーパ部を形成し、前記テーパ部に前記フランジのエッジを押し付けたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の超音波センサの取付構造。
  10. 前記前側と後側の両挟持板のうち少なくともいずれか一方には、前記フランジの外側に嵌合される凹部が陥没形成され、
    前記凹部の内周面の複数箇所に平坦部を形成し、それら平坦部を前記フランジの外周面に押し付けたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の超音波センサの取付構造。
  11. 前記相手部材は、超音波流量計の流路に設けられた壁部又はブラケットであることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の超音波センサの取付構造。
  12. 前記フランジの外周面には金属リングが嵌合され、前記金属リングは、前記フランジの板厚より軸方向で大きいことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の超音波センサの取付構造。
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