JP4105728B2 - 広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、広帯域モノポールアンテナに関し、特に、所定の角度で曲げられた給電部を備える広帯域モノポールアンテナ・アセンブリに関する。
最近、例えば、HHP(Hand Held Phone;携帯用電話機),CT−2携帯電話, 高度自動機能電話(smart phone),デジタル電話(digital phone),PCS(Personal Communication Services)電話,PDA(Personal Digital Assistance),及びラップトップ型コンピュータ(所謂ノートパソコン)などの、携帯用通信装置(外形等を問わずユーザが携帯しながら相手と無線通信を行うことができる装置をいう。以下同様。)は、消費者の欲求に応じて、大きさがよりコンパクト化され、かつ、多機能化されつつある。とりわけ、多機能化によって、現在の上記携帯用通信装置は、音声通信やラジオ聴取の機能に加えて、インターネットにアクセスして、MP3の音楽データ(music clip)をダウンロードして聞くことができるようになり、或いは、多様なデータや画像などの情報を、デジタル化されたデータの形態で容易にダウンロードすることができるようになった。
かかるダウンロードの対象となる情報は、音声技術又は画像技術を用いて帯域圧縮され、かつ、デジタル無線通信やデジタル無線放送によって、容易にかつ効率良く、多様な携帯用通信装置に伝送される。
このように、現在では、情報化社会に発展しながら多様でかつ迅速な大容量の情報交換が必要となり、このため、既存のシステムより一層広い周波数帯域を有する新しいシステムが求められている。かかる技術的趨勢に対応するために、新しいサービスも急激に増加しているが、その結果、新しい基地局及び中継器の設置による重複的費用増加や、追加的な場所提供に関する問題が生じた。
上記のような問題点を解決するために、既存の携帯電話サービスやPCSサービス、さらには2.4GHz帯域の無線ラン(LAN)サービス(802.11b/g)をも全て使用可能なアンテナが要求され、これを設計するためには、0.7GHz〜2.5GHzの帯域を満足させる広帯域アンテナが必要となる。
従来の複数のサービスのための多重広帯域アンテナの代表的な例としては、超広帯域(Ultra WideBand:UWB)アンテナが挙げられる。かかる多重超広帯域アンテナ装置の使用にあたっては、アンテナ効率の増大という基本的な技術課題に加えて、最近社会問題化している電磁波吸収率の減少という重大な課題にも関わっている。
上記の超広帯域アンテナは、通常、RF搬送波の代わりに、1nsec以下の狭幅のパルスを用いて情報を伝送する。このパルスの性質により、広帯域に亘ってベースバンド雑音のような低い電力スペクトルが存在するので、超広帯域アンテナは、現在使用中である他の無線通信システムとの干渉を生じることなく情報の伝送を行うことができ、また、従来のアンテナよりも広帯域を確保することができ、伝送速度の面でも既存のシステムに比して有利である。
加えて、超広帯域アンテナは、極めて短いパルスを用いるため、直接波と反射波の経路到達距離が異なる場合であっても、両信号を識別することができる。そのため、超広帯域アンテナは、多重経路に強い特長を有し、短パルスによる分解能を用いてcm単位の精密度(accuracy)を得ることができる。超広帯域アンテナは、広帯域特性により障害物透過特性にも優れているので、地盤浸透レーダーや位置追跡システムなどにも容易に応用可能である。
上述のような超広帯域アンテナは、UWBシステムで要求する広帯域の帯域幅及びグループ遅延特性などの性能を満足させるが、端末などに装着するためには、小型化及び軽量化しなければならない。このような超広帯域アンテナとしては、長方形の放射体(radiator)からなるモノポールアンテナ(monopole antenna)が使用される。ここで、アンテナの帯域幅を増やすためには、一つの給電ラインよりも、複数の給電ラインを用いた方が良い。
図1は従来のモノポールアンテナ・アセンブリ(以下、単に「モノポールアンテナ」とも称する。)を示す図であり、図2は従来のモノポールアンテナのY型給電ラインを示す底面図である。
図1及び図2に示すように、モノポールアンテナ3は、上下2つのグランド面(ground surface)2を有する基板1の下側の面(すなわち後面)に、該アンテナの接続部3aと電気的に接続される「Y」型の給電ライン4を備える。
そして、基板1には、このY型給電ライン4と接続されるアンテナコネクタ5が設けられる。
しかしながら、モノポールアンテナは、基板の後面にY型給電ラインを備える場合には、この給電ラインのサイズに合わせるために基板のサイズが大きくなり、これによって、アンテナの放射体の大きさも一緒に大きくなって、全体としてアンテナのサイズが増加する、という短所があった。
また、上記Y型給電ラインは、一般には軟性のワイヤからなるもので、支持力を有していない。このため、外部環境(例えば、風、衝撃など)によりアンテナの外形が激しく振動する場合には、給電ラインの接点部も一緒に振動することになって、アンテナ放射特性及び整合帯域が変わり易くなり、その結果、アンテナの性能を低下させるという問題点があった。一方で、アンテナのサイズを減らすために給電部を短くすると、帯域幅が減少するという問題点があった。
本発明は上述した従来の問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、アンテナと接続される部分が所定の角度で曲げられた給電部を備えることにより、従来の給電部より短くしてアンテナのサイズを減らして小型化できるようにした広帯域モノポールアンテナ・アセンブリを提供することにある。
本発明の他の目的は、アンテナの給電部を金属材で構成することで、アンテナの支持力を向上させ、これによってアンテナの振動を防止することができるようにした広帯域モノポールアンテナ・アセンブリを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明による広帯域モノポールアンテナ・アセンブリは、アンテナコネクタを含む基板と、該基板上に取付けられた広帯域モノポールアンテナと、本体部と、該本体部から連設され、前記基板の後面に配設され前記アンテナと電気的に接続される接続支持片と、を有する給電部と、を備え、前記アンテナは、前記給電部から給電されるための2つの接続部を備え、前記給電部の前記接続支持片は、前記アンテナの前記2つの接続部に対応して一対設けられ、各々が前記本体部から90°の角度で屈曲していることを特徴とする。
また、本発明の他の側面による広帯域モノポールアンテナ・アセンブリは、基板と、広帯域モノポールアンテナと、本体部と、該本体部から連設され、前記基板の後面に配設され前記アンテナと接続されるとともに、前記基板と前記アンテナとの間の高さを一定に維持させる接続支持片と、を有する給電部と、を備え、前記アンテナは、前記給電部から給電されるための2つの接続部を備え、前記給電部の前記接続支持片は、前記アンテナの前記2つの接続部に対応して一対設けられ、各々が前記本体部から90°の角度で屈曲していることを特徴とする。


本発明によれば、アンテナと電気的に接続される部分が90°の角度で屈曲した給電部を備えることにより、従来の給電部より短くしてアンテナのサイズを減らして小型化でき、アンテナの給電部を金属材で構成することでアンテナの支持力を向上させることができるという効果を奏することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、本発明を適用した広帯域モノポールアンテナ・アセンブリは、長方形の広帯域モノポールアンテナ10(以下、単に「モノポールアンテナ」或いは「アンテナ」とも称する。)が、上下2つのグランド面(ground surface)2を有する基板1上に取付けられた構成となっている。このアンテナ10の上部(top)は、誘電体30によって囲まれる。また、このアンテナ10は、1以上の誘電率を有している。また、本実施形態の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ(以下、単に「広帯域モノポールアンテナ」とも称する。)は、アンテナ10を支持するために、基板1の反対側の後面に配設され、アンテナ10と電気的に接続される部分が所定の角度(90°)で曲げられた給電部20を備えている。この給電部20は、金属材料で作られている。
図5、図6、及び図7に示すように、給電部20は、この実施の形態では、左右対称の形状であり、アンテナ10と電気的に接続されるために、全体の形状がフォーク状に形成(fork-shaped)されている。この給電部20は、基板1の(上下2つのグランド面2の内の)下側のグランド面(すなわち後面)側に設けられ、本体部(main body)としての第1の接続支持片21と、第1の接続支持片21から所定角度で曲げられるように形成(屈曲形成)された(一対の)第2の接続支持片22と、を含んでいる。ここで、本体部である第1の接続支持片21は、基板1上に配設されたアンテナコネクタ5と接続され、一方、第2の接続支持片22の先端側は、アンテナ10の(一対の)接続部10aと電気的に接続される(図3参照)。
また、第2の接続支持片22は、少なくとも1つ以上設けられ(この実施形態では一対すなわち2つ設けられている。)、給電部20の本体部(すなわち第1の接続支持片21)から90°の角度で屈曲して連設された形状(この実施形態では2回屈曲した形状)となっている。給電部20は、図5及び図6に示すように、基板1のグランド面2の下端部と給電部20との間の共振高さ(resonance height)Hを一定に維持できるように構成されており、この共振高さHは1.6mmに設定されている。なお、この共振高さHの値は、本出願人が種々の値で実験(テスト)を行った結果、1.5〜1.7mmの範囲とすることが好ましく、特に1.6mmの値とした場合にアンテナの特性が最も良好になることが分かった。
基板1から誘電体30を取り外した状態を表した図3及び誘電体30と基板1とを一体に組み付けた状態(結合状態)を表した図4に示すように、結合状態においては、アンテナ10の上部は箱状の誘電体30の外側の一の側面に囲まれた状態となる。ここで、アンテナ10の誘電率は1以上である。
次に、本発明の好適な実施形態による広帯域モノポールアンテナの動作過程を、添付図面(図3乃至図14)を参照してより詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、基板1の後面には給電部20が配設され、基板1の上方にモノポールアンテナ10が配設される。
図3に示すように、モノポールアンテナ10の後方には誘電体30が位置している。この誘電体30は、全体略箱状で、5つの面及びこれら各面により形成された(不図示の)空間部を有している。そして、誘電体30は、各面の内の相対向する2つの側面がモノポールアンテナ10の面積よりも大きな面積を有しているため、図3及び図4に示すように、かかる側面でモノポールアンテナ10を覆う(囲む)ことができる形状となっている。また、誘電体30は、基板1と略同一の平面形状となっており、図4に示すように、基板1に結合することが可能となっている。そして、この実施形態では、モノポールアンテナ10の後面が誘電体30の一の側面の外側に(一体に)取付けられており、基板1の端部側に誘電体30が位置する図3の状態、及び基板1に誘電体30が結合された図4の結合状態の双方で、モノポールアンテナ10の接続部10aと給電部20の第2の接続支持片22とが電気的に接続される位置関係になるように、それぞれ、モノポールアンテナ10が誘電体30に取付けられ、給電部20が基板1に取付けられる。
すなわち、誘電体30及びアンテナ10は、図3の状態から、一緒に(すなわち一体的に)アンテナコネクタ5に向かって移動(回動)されることにより、基板1のグランド面2に結合された状態となり、これにより、(該移動(回動)中に分離された)モノポールアンテナ10の接続部10aの下端側と給電部20の第2の接続支持片22とが当接して、電気的に接続される。そして、図4乃至図6に示すように、給電部20は、この結合状態において、基板1のグランド面2(後面)の下端部と給電部20との間の共振高さHを一定に維持できるように構成される。より具体的には、給電部2の第1の接続支持片21がアンテナコネクタ5に当接して接続され、かつ、第2の接続支持片22がアンテナ接続部10aに当接して接続されることにより、共振高さが維持される。この実施形態では、上述のように、共振高さHの値は1.6mmである。
図3及び図7に示すように、給電部20の一端側には、基板1に配設されたアンテナコネクタ5と接続される第1の接続支持片21が形成される。一方、給電部20の他端側には、アンテナ10の接続部10aと電気的に接続される少なくとも1つ以上の第2の接続支持片22が形成される。
図7に示すように、第2の接続支持片22は、基板1、アンテナ10、及び誘電体30のサイズを減らすために、給電部20の本体部(第1の接続支持片21)から90°の角度で屈曲形成される。
ここで、アンテナ10は、長方形の板状を呈している。そして、アンテナ10は、その放射素子の高さが周波数に影響を与えるので、図5に示す(上下方向の)長さLに応じて、帯域幅の最低周波数及び最高周波数が決定される。例えば、アンテナの高さが短い場合には、当該高さが長い場合よりも、より帯域幅の低い周波数が得られる。このとき、最低周波数は800MHz〜2.4GHzであり、最高周波数は2.4GHz以上である。したがって、本実施形態によるアンテナ10の高さの合計は、最低周波数の波長の1/4倍よりもわずかに小さい。
給電部20は、基板1のグランド面2(後面、以下、単にグランド面と称するときは後面を意味する。)の下側に設けられる。ここで、上述のように、基板1のグランド面2の下端部と給電部20との間の距離をアンテナ10の共振高さHと称し(図6参照)、この共振高さHは、アンテナ10のインピーダンス帯域幅及び放射特性を歪曲させる水平電流を回避しながら、放射構造(radiation structure)に、純粋な垂直電流を提供する役割を担う。
図5に示すように、アンテナ10は、給電部20の第1及び第2の接続支持片21,22による、3つの共振点を有している。これら3つの共振点は、アンテナ10の共振高さHの変化に極めて敏感な特性を有し、アンテナ10の長さLや幅Wとは異なり、帯域幅の最低周波数及び最高周波数に影響を及ぼす。
図8に示すように、インピーダンス帯域幅における最低周波数は共振高さHに応じて減少するが、これと同時に最高周波数もまた減少する。これは、帯域幅を改善する効果が得られないことを意味する。ここで、アンテナの高さが波長の1/4の整数倍である場合には、アンテナの共振が遂行される。したがって、周波数帯域中の最低周波数は、共振周波数となる。図8において、このような最低周波数は、0.8GHz,1.6GHz,及び2.4GHzに現れている。このように、インピーダンス帯域幅における最低周波数は、共振高さHに従って減少し、かつ、最高周波数もまた同時に減少する。
次に、図9〜図14を参照して、本発明による広帯域モノポールアンテナの、800MHz,1.6GHz,及び2.4GHzにおける放射パターンについて説明する。
ここで、図9〜図14に表した「E_co」,「E_cross」,「H_co」,及び「H_cross」について説明すると、「E_co」(すなわちE(electric-field)_co(co-polarization))は電場の放射パターン偏差を示し、「E_cross」(すなわちE(electric-field)_Cross(Cross-polarization))は電場の放射パターンの交差偏差を示すものである。また、「H_co」(すなわちH(magnetic-field)_co(co-polarization))は磁場の放射パターン偏差を示し、「H_cross」(すなわちH(magnetic-field)_Cross(Cross-polarization))は磁場の放射パターンの交差偏差を示すものである。
図9及び図10に示すように、モノポールアンテナ10の800MHzでの電場(E(electric)-field)の放射パターンを参照すると、アンテナ10のグランド面2が、相対的に小さく見える(表れる)ことが分かる。すなわち、この放射パターンは、アンテナのグランド面2の周囲に形成されるものであり、故に、かかる放射パターンはグランド面2よりも相対的に大きく形成されることから、放射パターンよりもグランド面2が相対的に小さく見える(表れる)ものである。しかして、図9及び図10を参照すると、本実施形態のアンテナ10によれば、放射は、グランド面2の後方側にも良好に行われていることが分かる。また、磁場(H(magnetic)-field)については、モノポールの周囲に全方向性放射特性(all-directional radiation characteristics)を確立することが分かる。
また、図11及び図12に示すように、モノポールアンテナ10の1.6GHzでの放射パターンを参照すると、周波数が上昇することにつれ、グランド面2に関しての電気的大きさが大きくなる。このことは、放射パターンは、グランド面2の上方に次第に偏る傾向を示すことを意味し、また、phi=90度においてnull(0)点が生じるようになる。この電場(E-field)のパターンは、上述した800MHzにおける電場(E-field)パターンよりも「より深い」ものである。図11の電場(E-field)の放射パターンは、図9の電場(E-field)の放射パターンと比較すると、90度と270度においてより深く窪められることが分かる。すなわち、90度と270度における図11の電場(E-field)の放射パターンの深さと図9の電場(E-field)の放射パターンの深さとを比較した結果、前者のパターンが「より深い」ことが分かる。
さらに、図13及び図14に示すように、モノポールアンテナ10の2.4GHzでの放射パターンでは、アンテナ10の幅Wの電気的長さ(電気長)は、2.4GHzの波長に比べて大きく見える。すなわち、2.4GHzでの放射パターンは、90度においてより深く窪められ、その結果、2.4GHzの波長よりもアンテナ10の幅Wとグランド面2の電気長の方が、相対的に大きく見えるようになる。2.4GHzでの放射パターンは、電場(E-field)パターンについては、グランド面2の上方に放射される特性を有し、磁場(H-field)パターンについては、当該放射素子の幅Wの両端でnull(0)点ができることになる。
前述の背景技術の説明からも明らかなように、垂直(直角)方向に延びるように形成された少なくとも1つの接続支持片21,22を具備した給電部20を有する平面モノポールアンテナ10は、携帯電話,PCS,及び無線LAN(802.11b/g)の帯域を全て含む、0.7〜2.5GHzのインピーダンス帯域幅を有するように構成される。ここで、長方形の形状を有する平面モノポールアンテナ10は、円形モノポールアンテナ10よりもインピーダンス帯域幅が小さくなるが、帯域幅内における放射パターンの歪曲がより小さいという長所を有する。
さらに、フォーク状の形状の給電部20は、極めて広いインピーダンスの帯域幅に亘って極めて小さなリアクタンス成分だけが生じるので、インピーダンス整合を容易に行うことができる構造である。
ここで、リアクタンスとは電流を妨害する抵抗成分を意味し、一方、インピーダンスは、抵抗とリアクタンスとを合成した値を意味する。つまり、インピーダンスは、電流の流れを妨害する値を表すものである。仮に、給電部20のインピーダンス値が50Ωに設定される場合には、当該アンテナのインピーダンスは50Ωの近傍に調整されるべきである。この調整は、インピーダンス整合(impedance matching)として知られている。ここで、50Ωとはランダムに選定した値であり、この値よりも高い値或いは低い値に設定しても良いことは勿論である。
さらに、給電部20がグランド面2の下方に位置する場合には、発生される放射損失を回避することができる。これに関し、給電部20は、基板1のグランド面2に重ね(lap over)られるように設けられるのではなく、基板1の(下側の)グランド面2上(on)に設けられる構成となっている。すなわち、グランド面2は基板1の上下両面(図3参照)に設けられ、かつ、給電部20は、該給電部20とグランド面2との干渉を避けるために、基板1の後面の上(on)に、上述した共振高さHが提供され、この共振高さHが確保されるように設けられる。したがって、アンテナに要求される一定の指向性のパターンを維持することが可能となる。
また、前述のように、本発明の実施形態によれば、アンテナと電気的に接続される部分が90°の角度で屈曲した給電部を備えることにより、従来よりも給電部をより短くでき、かつ、アンテナのサイズを減らしてアセンブリ全体の小型化を図ることが可能となり、また、アンテナの給電部を金属材で構成することで、アンテナの支持力を向上させることが可能となる。
以上、本発明の詳細について具体的な実施形態に基づき説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形が可能なことは、当該分野における通常の知識をもつ者ならば自明なことである。
従来のモノポールアンテナを示す図である。 従来のモノポールアンテナのY型給電ラインを示す底面図である。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナ・アセンブリの構成を示す斜視図であり、誘電体を基板から取り外した状態を表す。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナの結合状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナの構成を示す正面図である。 図5におけるA部の拡大正面図である。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナの給電部を示す拡大図である。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナの反射係数特性(reflection coefficient characteristics)を示す図である。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナの0.8GHzでの電場(E-field)の放射パターン(Radiation Pattern)を示す図である。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナの0.8GHzでの磁場(H-field)の放射パターン(Radiation Pattern)を示す図である。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナの1.6GHzでの電場(E-field)の放射パターン(Radiation Pattern)を示す図である。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナの1.6GHzでの磁場(H-field)の放射パターン(Radiation Pattern)を示す図である。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナの2.4GHzでの電場(E-field)の放射パターン(Radiation Pattern)を示す図である。 本発明の一実施形態による広帯域モノポールアンテナの2.4GHzでの磁場(H-field)の放射パターン(Radiation Pattern)を示す図である。
符号の説明
1 基板
2 グランド面
5 アンテナコネクタ
10 広帯域モノポールアンテナ
20 給電部
21,22 接続支持片
21 第1の接続支持片(本体部)
22 第2の接続支持片
30 誘電体
H 共振高さ

Claims (19)

  1. アンテナコネクタを含む基板と、
    該基板上に取付けられた広帯域モノポールアンテナと、
    本体部と、該本体部から連設され、前記基板の後面に配設され前記アンテナと電気的に接続される接続支持片と、を有する給電部と、を備え、
    前記アンテナは、前記給電部から給電されるための2つの接続部を備え、
    前記給電部の前記接続支持片は、前記アンテナの前記2つの接続部に対応して一対設けられ、各々が前記本体部から90°の角度で屈曲していること
    を特徴とする広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  2. 前記給電部は、フォーク状(fork-shaped)の形状を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  3. 前記給電部は、金属材からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  4. 前記給電部の前記本体部は、前記アンテナコネクタと接続される
    ことを特徴とする請求項1記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  5. 前記給電部は、左右対称の形状である
    ことを特徴とする請求項1記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  6. 記一対の接続支持片は、それぞれ前記給電部の前記本体部から90°の角度で2回屈曲されることにより、前記アンテナの前記2つの接続部に接続される先端側が、相互に平行に形成される
    ことを特徴とする請求項5記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  7. 前記給電部は、前記基板のグランド面の下端部と前記給電部との間に共振高さを提供し、該共振高さを一定に維持させる
    ことを特徴とする請求項1記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  8. 前記共振高さは1.5〜1.7mmである
    ことを特徴とする請求項7記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  9. 前記アンテナの上部には、該アンテナを囲むための誘電体が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  10. 前記アンテナの誘電率は1以上である
    ことを特徴とする請求項9記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  11. 基板と、
    広帯域モノポールアンテナと、
    本体部と、該本体部から連設され、前記基板の後面に配設され前記アンテナと接続されるとともに、前記基板と前記アンテナとの間の高さを一定に維持させる接続支持片と、を有する給電部と、を備え、
    前記アンテナは、前記給電部から給電されるための2つの接続部を備え、
    前記給電部の前記接続支持片は、前記アンテナの前記2つの接続部に対応して一対設けられ、各々が前記本体部から90°の角度で屈曲していること
    を特徴とする広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  12. 前記給電部は金属材からなることを特徴とする請求項11記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  13. 前記給電部の前記本体部は、前記アンテナコネクタと接続される
    ことを特徴とする請求項11記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  14. 前記給電部の前記一対接続支持片は、前記アンテナと電気的に接続されるコネクタである
    ことを特徴とする請求項11記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  15. 前記一対接続支持片は、左右対称の形状である
    ことを特徴とする請求項11記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  16. 前記給電部は、前記基板のグランド面の下端部と前記給電部との間に共振高さを提供し、該共振高さを一定に維持させる
    ことを特徴とする請求項11記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  17. 前記共振高さは1.5〜1.7mmである
    ことを特徴とする請求項16記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  18. 前記アンテナの上部には、該アンテナを囲むための誘電体が設けられている
    ことを特徴とする請求項11記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
  19. 前記アンテナの誘電率は1以上である
    ことを特徴とする請求項18記載の広帯域モノポールアンテナ・アセンブリ。
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