JP4105467B2

JP4105467B2 - Screw member for osteosynthesis device

Info

Publication number: JP4105467B2
Application number: JP2002099459A
Authority: JP
Inventors: 喜久二堀内
Original assignee: 株式会社ホリックス
Priority date: 2002-04-02
Filing date: 2002-04-02
Publication date: 2008-06-25
Anticipated expiration: 2022-04-02
Also published as: JP2003290245A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば、大腿骨の頸部骨折時に骨折した部分を接合するための骨接合装置に使用される螺子部材に係り、特に、タップ機能を備えているものであって、簡単な構成で所望のタップ機能を発揮することができるように工夫したものに関する。
【０００２】
【従来の技術】
骨接合装置としては、例えば、特開２００１−１４９３７９号公報に示すようなものがある。
尚、これは本件特許出願人によるものである。
その構成を図４に示す。図４は大腿骨１の頸部１ａに骨折が発生し、それを接合するための骨接合装置の構成を示す図であり、図４中骨折部を符号Ａで示す。
まず、チューブプレート３があり、このチューブプレート３は、大腿骨１の側部に沿った状態で配置されている。上記チューブプレート３の図４中上端には、受部５が形成されている。この受部５には図示しない貫通孔が形成されている。
【０００３】
上記受部５の内側（大腿骨１側に形成される孔内）には、チューブ９が配置されている。このチューブ９は、略半球状をなす頭部１１を備えていて、該頭部１１を介して上記受部５の貫通孔内に移動可能に係合するようになっている。又、上記チューブ９は中空部を備えていると共に、頭部１１の内周側には図示しない雌螺子部が形成されている。上記受部５の貫通孔の内表面は、梨地状（ザラザラした状態）をなしていると共に、チューブ９の頭部１１の表面も同様に梨地状をなしている。それによって、大きな摩擦力を得て固定力を高めるようになっている。
【０００４】
又、ラグスクリュ１３があり、このラグスクリュ１３は、横断面形状が六角形の軸部１５を備えていて、該軸部１５の先端部には雄螺子部１７が形成されている。上記雄螺子部１７は、図５に示すように、タップ機能付きとして構成されている。又、軸部１５の基部側の内周面には、図５（ａ）に示すように、雌螺子部１８が形成されている。上記ラグスクリュ１３は、大腿骨１の頸部１ａから骨頭１ｂにかけて予め形成された孔内に挿入されて螺合・接合されることになる。
【０００５】
上記タップ機能の構成を詳しく説明すると、図５（ｂ）に示すように、雄螺子部１７の螺子山部１９の外周部が鋸歯状になっていてタップ部２１となっている。又、上記雄螺子部１７には数箇所（１〜３箇所程度）においてスリット２３が形成されている。
尚、図５（ｂ）では１箇所のスリット２３のみを示している。
このような構成により所望のタップ機能を発揮するものである。
【０００６】
図４に戻って、チューブプレート３の受部５の外側にはセットスクリュ２５が配置されていて、このセットスクリュ２５は頭部と軸部とから構成されていて、この軸部の外周部には雄螺子部が形成されている。この雄螺子部がチューブ９の頭部１１の雌螺子部に螺合されることになる。又、横断面形状が六角形の貫通孔が形成されている。この貫通孔内にコンプレッションスクリュ２７が通ることになる。このコンプレッションスクリュ２７には、ラグスクリュ１３側の雌螺子部に螺合する図示しない雄螺子部が形成されている。
【０００７】
又、座金２９があり、これはセットスクリュ２５とチューブプレート３の受部５の貫通孔との間に介挿されるものであって、ラグスクリュ１３及びチューブ９がチューブプレート３に対してどのような方向性をもって配置されていても、セットスクリュ２５をチューブ９の頭部１１の雌螺子部に容易に螺合・接合させることができるように、且つ、強固な固定状態を得ることができるように設けられている。
【０００８】
又、チューブプレート３には、固定螺子としてのコーティカルスクリュ３１を通すための複数個（この場合には３個）の図示しない貫通孔が形成されている。又、チューブプレート３には、固定螺子としてのキャニレットスクリュ３３を通すための図示しない貫通孔が形成されている。
【０００９】
上記構成によると、例えば、大腿骨１の頸部１ａに骨折Ａが発生した場合には、大腿骨１の頸部１ａから骨頭１ｂにかけて所定深さの孔を穿孔する。すなわち、図示しない穿孔用ドリルと同じく図示しない骨接合装置取付用治具を使用して所定深さの孔を穿孔する。穿孔作業が終了したら、上記穿孔用ドリルを残して骨接合装置取付用治具を取り外す。
【００１０】
次に、残された穿孔用ドリルをガイドにして、図示しない穿孔用治具によって、より径の大きな穿孔を施すと共に、図示しない、ねじ切り治具によって、該穿孔された孔に所定のねじ切りを施す。
尚、図４及び図５に示すラグスクリュ１３の雄螺子部１７はタップ機能付きであるので、上記ねじ切り作業は不要となり、ラグスクリュ１３によって直接ねじ切りを行いながら螺合していくことになる。
【００１１】
次に、骨接合装置を順次装着して固定していくことになる。すなわち、上記したように、ラグスクリュ１３を螺合・接合させていくと共に、チューブ９を挿入・配置する。その際、ラグスクリュ１３の基部は上記チューブ９の中空部内に挿入される。
【００１２】
又、大腿骨１の側部に、チューブプレート３を沿わせるように配置する。そして、セットスクリュ２５を、座金２９を介して、チューブプレート３の受部５の貫通孔を通してチューブ９の頭部１１の雌螺子部に螺合させる。それによって、チューブ９がチューブプレート３に固定されることになる。次に、ガイドドリルを撤去する。そして、コンプレッションスクリュ２７をセットスクリュ２５内を通して、ラグスクリュ１３の基部の雌螺子部に螺合させていく。それによって、ラグスクリュ１３、ひいては骨頭１ｂを大腿骨１の頸部１ａ側に引き寄せ、骨折部Ａに圧迫を与える。後は、チューブプレート３の外側から複数本のコーティカルスクリュ３１、キャニレットスクリュ３３を大腿骨１にねじ込むことにより全体を固定する。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、ラグスクリュ１３の雄螺子部１７はタップ機能付きとなっていて、自らねじ切り作業を行いながら螺合していくようになっているが、そのようなタップ機能付きの構成とするためには、雄螺子部１７にスリット２３を設ける等面倒な加工を必要としてしまうという問題があった。
又、ねじ切り機能を高めようとするとスリット２３の個数を増加させる必要があり、益々面倒な加工が必要になってしまうことになる。
又、ラグスクリュ１３を螺合・接合させた場合、タップ部１１１の小さな凹みにねじ切り時の切粉が溜まり、その後周りの骨がこれら切粉を吸収しながら成長・再生していくことになるが、そのためのスペース、すなわち、切粉が溜まる為のスペースが狭いという問題があった。
【００１４】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、面倒な加工を要することなく必要なタップ機能を付与することができ螺子部材を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項１による骨接合装置用螺子部材は、螺子部材本体と、上記螺子部材本体に設けられた螺子山部と、を具備してなる骨接合装置用螺子部材において、上記螺子部材の先端部から外径が最大となるまでの部分においては上記螺子山部の外周形状が円形となるように形成され、外径が最大となる部分以降の部分においては上記螺子山部の外周形状が六角形となるように形成すると共に、螺子山部の全部又は一部の外周部を鋸歯状に形成してタップ部としたことを特徴とするものである。
又、請求項２による骨接合装置用螺子部材は、請求項１記載の骨接合装置用螺子部材において、上記螺子山部の外周形状が円形の部分においては上記螺子山部の外周部は平滑であり、上記螺子山部の外周形状が六角形の部分においては上記螺子山部の外周部は鋸歯状に形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項３による骨接合装置用螺子部材は、請求項１又は請求項２記載の骨接合装置用螺子部材において、骨接合装置用のラグスクリュであることを特徴とするものである。
【００１６】
すなわち、本願発明の骨接合装置用螺子部材は、螺子部材本体と、上記螺子部材本体に設けられた螺子山部と、を具備してなる骨接合装置用螺子部材において、上記螺子部材の先端部から外径が最大となるまでの部分においては上記螺子山部の外周形状が円形となるように形成され、外径が最大となる部分以降の部分においては上記螺子山部の外周形状が六角形となるように形成すると共に、螺子山部の全部又は一部の外周部を鋸歯状に形成してタップ部としたものであり、それによって、従来のように、スリットを形成する等の面倒な加工を要することなく所望のタップ機能を付与することが可能になる。
又、上記作用と共に、螺合・接合後により強固な固定状態を得られるという利点がある。
又、骨接合装置用のラグスクリュとしての使用が考えられる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、図１及び図２を参照して本発明の第１の実施の形態を説明する。この第１の実施の形態の場合には、骨接合装置におけるラグスクリュ１０１に本願発明を適用した例を示すものである
まず、ラグスクリュ１０１は、横断面形状が六角形の軸部１０３を備えていて、該軸部１０３の先端部には雄螺子部１０５が形成されている。上記雄螺子部１０５はタップ機能付きとして構成されている。又、軸部１０３の基部側の内周面には、雌螺子部１０７が形成されている。上記ラグスクリュ１０１は、従来例の説明に使用した図４に示す大腿骨１の頸部１ａから骨頭１ｂにかけて予め形成された孔内に挿入されて螺合・接合されるものである。
【００１８】
上記タップ機能付きの構成を詳しく説明すると、図１（ｂ）及び図２に示すように、雄螺子部１０５の螺子山部１０９はその外周形状が六角形になっている。又、その螺子山部１０９の外周部は鋸歯状になっていてタップ部１１１となっている。
因みに、従来はスリットを形成していたのに対して、この実施の形態の場合には、螺子山部１０９を六角形として角部１０９ａを設けることにより、スリットを形成した場合と同様の作用を発揮させるようにしているものである。
【００１９】
上記螺子山部１０９の外周形状を図２を参照して詳細に確認してみる。図２は図１（ｂ）のＩＩ−ＩＩ矢視図であると共に拡大して示す図である。この図２に示すように、螺子山部１０９の内、先端からその外径が最大外径に至る迄の間の螺子山部１０９については通常通り円形螺旋となっているが、最大外径に至ったところからその外周形状が六角形になっている。これは、ラグスクリュ１０１を螺合・接合させていくときには、既に所定径の孔が穿孔されており、つまり、先端部の小径の螺子山部１０９がねじ切り機能を大きく発揮することはないことに起因する。
尚、理解を容易にするために図２中に一点鎖線で六角形の補助線ａを記入している。
【００２０】
そして、このような形状のラグスクリュ１０１を大腿骨１の骨頭１ｂに螺合させていくと、六角形の各辺と骨頭１ｂとの間に空間１２１が形成されることになる。この空間１２１内にはねじ切り時に発生する切粉が堆積していく。その後養生期間において周りの骨がそれら切粉を吸収しながら成長・再生していき、その結果、強固に固定されることになる。
【００２１】
又、上記ラグスクリュ１０１の螺子山部１０９を製造する場合には、まず、従来通り円形の螺旋を形成する。次に、所定幅であって複数個の円周溝を備えた円板状加工具によって六方から削り落とす。それによって、螺子山部１０９の外周形状が六角形となると共に鋸歯状のタップ部１１１が形成されることになる。
【００２２】
上記構成をなすラグスクリュ１０１を使用した骨接合の手順は従来例の説明で述べたものと同じである。
又、骨を接合した後ラグスクリュ１０１等をそのまま残置させる場合と除去する場合がある。そのまま残置する場合には前述したように空間１２１に溜まった切粉を周りの骨が吸収しながら成長・再生しているので、強固な固定状態を得ることができる。
又、撤去する場合にはラグスクリュ１０１の高いタップ機能が効果的に機能することになるので、比較的容易に取り外す異が可能である。
【００２３】
以上この第１の実施の形態によると、従来のように、スリットを設ける等の面倒な加工作業を何等要することなく必要なタップ機能を備えたラグスクリュ１０１を得ることができる。これは、ラグスクリュ１０１の雄螺子部１０５の螺子山部１０９の外周形状を六角形として角部１０９ａを設けることにより、スリットを設けた場合と同様の作用を発揮できるように構成したからである。
又、スリットの場合比べて六角形にした場合の方がそのねじ切り機能は高まるものであり、これは、骨接合時にラグスクリュ１０１を螺合・接合させる場合に大きく寄与することはもとより、ラグスクリュ１０１を外す場合においても大きな効果を発揮する。
すなわち、骨接合に際しては、ラグスクリュ１０１をそのまま残す場合と一定の期間経過後に撤去する場合の二通りがある。撤去する場合には、既に強固に固定されているために、再度、ラグスクリュ１０１自身でねじ切り機能を発揮しながら引き出される必要があり、その際、既に述べた高いねじ切り機能が効果的に機能することになる。
又、図２に示すように、螺合させていく大腿骨１側に対して空間部１２１が形成されることになり、該空間１２１内に切削屑が溜まっていくことになり、周りの骨がそれらを吸収しながら成長・再生していき、その結果、強固な締結力を得ることができるようになるものである。
又、螺子山部１０９の鋸刃状のタップ部１１１が上記強固な締結力を得る上で効果的に機能することになる。
【００２４】
次に、図３を参照して本発明の第２の実施の形態を説明する。前記第１の実施の形態の場合には、ラグスクリュ１０１の螺子山部１０９の全てに鋸歯状のタップ部１１１を設けたが、この第２の実施の形態の場合には、先端部の最大径に至らない部分については特に設けない構成にしているものである。つまり、ラグスクリュ１０１を螺合させていくときには、既に所定径の孔が穿孔されているために、先端部の最大径に至らない部分が機能することは少ないからである。
その他の構成は前記第１の実施の形態の場合と同じであり、同一部分には同一符合を付して示しその説明は省略する。
そして、この第２の実施の形態の場合も前記第１の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるものである。
【００２５】
尚、本発明は前記第１、第２の形態に限定されるものではない。
前記第１、第２の実施の形態の場合ではラグスクリュ１０１を例に挙げて説明しているが、コーティカルスクリュやキャニレットスクリュについても同様に適用可能である。
【００２６】
以上詳述したように本発明による螺子部材によると、従来のように、スリットを設ける等の面倒な加工作業を何等要することなく必要なタップ機能を備えた螺子部材を得ることができる。これは、螺子部材の雄螺子部の螺子山部の外周形状を六角形として角部を設けることにより、スリットを設けた場合と同様の作用を発揮できるように構成したからである。又、螺合させていく対象物との間に空間部が形成されることになり、該空間内に切削屑が溜まっていくことになり、それが固着して強固な締結力を得ることができるようになるものである。又、螺子山部の鋸歯状のタップ部が上記強固な締結力を得る上で効果的に機能することになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態を示す図で、図１（ａ）はラグスクリュの正面図、図１（ｂ）は図１（ａ）のｂ部を拡大して示す図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態を示す図で、図１（ｂ）のＩＩ−ＩＩ矢視図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態を示す図で、ラグスクリュの雄螺子部の螺子山部の構成を示す図である。
【図４】従来例を示す図で、骨接合装置により大腿骨の骨折部を接合している様子を示す図である。
【図５】従来例を示す図で、図４（ａ）はラグスクリュの正面図、図４（ｂ）は図４（ａ）のｂ部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
１大腿骨
１ａ頸部
１ｂ骨頭
１０１ラグスクリュ
１０３軸部
１０５雄螺子部
１０９螺子山部
１０９ａ角部
１１１タップ部
１２１空間[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to, for example, a screw member used in an osteosynthesis device for joining a fractured portion of a femur at a neck fracture, and in particular, has a tap function and has a simple configuration. The present invention relates to a device devised so that a desired tap function can be exhibited.
[0002]
[Prior art]
As an osteosynthesis apparatus, there exists a thing as shown to Unexamined-Japanese-Patent No. 2001-149379, for example.
This is due to the applicant of the present patent.
The configuration is shown in FIG. FIG. 4 is a view showing a configuration of an osteosynthesis apparatus for joining a fracture that occurs in the neck 1a of the femur 1, and the fracture part in FIG.
First, there is a tube plate 3, and this tube plate 3 is arranged along the side of the femur 1. A receiving portion 5 is formed at the upper end of the tube plate 3 in FIG. A through hole (not shown) is formed in the receiving portion 5.
[0003]
A tube 9 is disposed inside the receiving portion 5 (in the hole formed on the femur 1 side). The tube 9 has a head portion 11 having a substantially hemispherical shape, and is movably engaged with the through hole of the receiving portion 5 through the head portion 11. The tube 9 has a hollow portion, and a female screw portion (not shown) is formed on the inner peripheral side of the head portion 11. The inner surface of the through-hole of the receiving portion 5 has a satin finish (a rough state), and the surface of the head 11 of the tube 9 has a satin finish as well. As a result, a large frictional force is obtained to increase the fixing force.
[0004]
Further, there is a lug screw 13, and this lug screw 13 includes a shaft portion 15 having a hexagonal cross-sectional shape, and a male screw portion 17 is formed at a tip portion of the shaft portion 15. The male screw portion 17 is configured with a tap function as shown in FIG. A female screw portion 18 is formed on the inner peripheral surface of the shaft portion 15 on the base side, as shown in FIG. The lag screw 13 is inserted into a hole formed in advance from the neck 1a to the bone head 1b of the femur 1 and is screwed and joined.
[0005]
The configuration of the tap function will be described in detail. As shown in FIG. 5B, the outer peripheral portion of the screw thread portion 19 of the male screw portion 17 has a sawtooth shape to form a tap portion 21. The male screw portion 17 is formed with slits 23 at several places (about 1 to 3 places).
In FIG. 5B, only one slit 23 is shown.
With such a configuration, a desired tap function is exhibited.
[0006]
Returning to FIG. 4, a set screw 25 is arranged outside the receiving portion 5 of the tube plate 3, and this set screw 25 is composed of a head portion and a shaft portion. Has a male screw portion. This male screw portion is screwed into the female screw portion of the head portion 11 of the tube 9. In addition, a through hole having a hexagonal cross section is formed. The compression screw 27 passes through the through hole. The compression screw 27 is formed with a male screw portion (not shown) that is screwed into the female screw portion on the lug screw 13 side.
[0007]
In addition, there is a washer 29, which is inserted between the set screw 25 and the through hole of the receiving portion 5 of the tube plate 3, and what the lug screw 13 and the tube 9 are with respect to the tube plate 3. Even if arranged with directionality, the set screw 25 can be easily screwed and joined to the female screw portion of the head portion 11 of the tube 9 so that a firm fixed state can be obtained. Is provided.
[0008]
The tube plate 3 is formed with a plurality of through holes (not shown) (three in this case) for allowing the coating screws 31 as fixing screws to pass therethrough. The tube plate 3 is formed with a through hole (not shown) through which a canret screw 33 as a fixing screw is passed.
[0009]
According to the above configuration, for example, when a fracture A occurs in the neck 1a of the femur 1, a hole having a predetermined depth is drilled from the neck 1a of the femur 1 to the bone head 1b. That is, a hole having a predetermined depth is drilled using an osteosynthesis device mounting jig (not shown) as in the drilling drill (not shown). When the drilling operation is completed, the osteosynthesis device mounting jig is removed leaving the drill for drilling.
[0010]
Next, with the remaining drill for drilling as a guide, drilling with a larger diameter is performed with a drilling jig (not shown), and a predetermined threading is performed on the drilled hole with a screwing jig (not shown). .
Since the male screw portion 17 of the lug screw 13 shown in FIGS. 4 and 5 has a tap function, the above threading operation is not necessary, and the lug screw 13 is screwed while being directly threaded.
[0011]
Next, the osteosynthesis device is sequentially mounted and fixed. That is, as described above, the lug screw 13 is screwed and joined, and the tube 9 is inserted and arranged. At that time, the base portion of the lug screw 13 is inserted into the hollow portion of the tube 9.
[0012]
Further, the tube plate 3 is arranged along the side of the femur 1. Then, the set screw 25 is screwed into the female screw portion of the head portion 11 of the tube 9 through the through hole of the receiving portion 5 of the tube plate 3 through the washer 29. Thereby, the tube 9 is fixed to the tube plate 3. Next, the guide drill is removed. Then, the compression screw 27 is threaded into the female screw portion at the base of the lug screw 13 through the set screw 25. As a result, the lag screw 13 and eventually the bone head 1b are pulled toward the neck 1a side of the femur 1 and the fracture A is compressed. After that, the whole is fixed by screwing a plurality of cortical screws 31 and a canret screw 33 into the femur 1 from the outside of the tube plate 3.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional configuration has the following problems.
That is, the male screw portion 17 of the lug screw 13 has a tap function and is adapted to be screwed in while performing the threading operation by itself. There has been a problem that a troublesome process such as providing the slit 23 in the male screw portion 17 is required.
Further, if the threading function is to be enhanced, it is necessary to increase the number of slits 23, which requires more troublesome processing.
In addition, when the lug screw 13 is screwed and joined, chips at the time of threading accumulate in the small recesses of the tap portion 111, and then the surrounding bones grow and regenerate while absorbing these chips. There is a problem that the space for that purpose, that is, the space for collecting chips is narrow.
[0014]
The present invention has been made based on such points, and an object thereof is to provide a screw member that can be provided with a necessary tap function without requiring troublesome processing.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
Osteosynthesis device screw member by claim 1 of the present invention in order to achieve the above object, the screw member body and osteosynthesis devices screw member comprising anda screw crest provided on the screw member body The outer peripheral shape of the screw thread portion is formed to be circular in the portion from the tip portion of the screw member to the maximum outer diameter, and the screw in the portion after the portion having the maximum outer diameter. The outer peripheral shape of the peak portion is formed in a hexagonal shape, and the entire or a part of the outer peripheral portion of the screw thread portion is formed in a sawtooth shape to form a tap portion.
The osteosynthesis device screw member by claim 2 is the osteosynthesis device screw member according to claim 1, wherein, in the outer peripheral shape circular portion of the thread portion outer periphery of the thread portion is smooth In addition, the outer peripheral portion of the screw thread portion is formed in a saw-tooth shape when the outer peripheral shape of the screw thread portion is a hexagonal portion.
According to a third aspect of the present invention, there is provided the screw member for an osteosynthesis device according to the first or second aspect , wherein the screw member is a lug screw for the osteosynthesis device.
[0016]
That osteosynthesis device screw member of the present invention, the screw member body, and the screw crest provided on the screw member body, the osteosynthesis device screw member formed comprises a tip portion of the screw member The outer peripheral shape of the screw thread portion is formed to be circular in the portion from the outer diameter to the maximum outer diameter, and the outer periphery shape of the screw thread portion is a hexagon in the portion after the portion having the maximum outer diameter. And the whole or a part of the outer peripheral portion of the screw thread portion is formed in a sawtooth shape to form a tap portion, thereby making it troublesome to form a slit as in the prior art. It becomes possible to give a desired tap function without processing.
In addition to the above action, there is an advantage that a stronger fixed state can be obtained after screwing and joining.
Also, it can be used as a lag screw for an osteosynthesis device.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the case of the first embodiment, an example in which the present invention is applied to a lag screw 101 in an osteosynthesis apparatus is shown. First, the lag screw 101 includes a shaft portion 103 having a hexagonal cross-sectional shape. A male screw portion 105 is formed at the tip of the shaft portion 103. The male screw portion 105 is configured with a tap function. A female screw portion 107 is formed on the inner peripheral surface of the base portion side of the shaft portion 103. The lug screw 101 is inserted into a hole formed in advance from the neck 1a to the head 1b of the femur 1 shown in FIG. 4 used for explaining the conventional example, and is screwed and joined.
[0018]
The configuration with the tap function will be described in detail. As shown in FIGS. 1B and 2, the screw thread portion 109 of the male screw portion 105 has a hexagonal outer peripheral shape. Further, the outer peripheral portion of the screw thread portion 109 has a sawtooth shape and becomes a tap portion 111.
Incidentally, in the case of this embodiment, a slit is conventionally formed, but in the case of this embodiment, the screw thread portion 109 is formed in a hexagonal shape and the corner portion 109a is provided, so that the same operation as in the case where the slit is formed is obtained. It is something that is made to show.
[0019]
The outer peripheral shape of the screw thread 109 will be described in detail with reference to FIG. FIG. 2 is an enlarged view of FIG. 1B as viewed along arrow II-II. As shown in FIG. 2, the screw thread portion 109 from the tip to the maximum outer diameter of the screw thread portion 109 has a circular spiral as usual, but has a maximum outer diameter. The outer peripheral shape is a hexagon from the point of arrival. This is because when the lug screw 101 is screwed and joined, a hole having a predetermined diameter is already drilled, that is, the small-diameter screw thread portion 109 at the tip does not exert a large threading function. To do.
For easy understanding, a hexagonal auxiliary line a is indicated by a one-dot chain line in FIG.
[0020]
When the lug screw 101 having such a shape is screwed onto the head 1b of the femur 1, a space 121 is formed between each side of the hexagon and the head 1b. In this space 121, chips generated during thread cutting accumulate. Then, during the curing period, the surrounding bones grow and regenerate while absorbing these chips, and as a result, they are firmly fixed.
[0021]
When manufacturing the screw thread portion 109 of the lug screw 101, a circular spiral is first formed as before. Next, it is scraped off from six sides by a disk-shaped processing tool having a predetermined width and having a plurality of circumferential grooves. As a result, the outer peripheral shape of the screw thread portion 109 becomes a hexagonal shape and the sawtooth-shaped tap portion 111 is formed.
[0022]
The procedure of osteosynthesis using the lug screw 101 having the above configuration is the same as that described in the explanation of the conventional example.
Further, there are cases where the lag screw 101 or the like is left as it is after the bone is joined, or is removed. When left as it is, since the surrounding bone absorbs the chips collected in the space 121 as described above and grows and regenerates, a firm fixed state can be obtained.
Moreover, when removing, since the high tap function of the lag screw 101 functions effectively, the difference which removes comparatively easily is possible.
[0023]
As described above, according to the first embodiment, the lag screw 101 having a necessary tap function can be obtained without requiring any troublesome processing work such as providing a slit as in the prior art. This is because the outer peripheral shape of the screw thread portion 109 of the male screw portion 105 of the lug screw 101 is hexagonal, and the corner portion 109a is provided so that the same action as when the slit is provided can be achieved.
In addition, the hexagonal shape of the thread cutting function is enhanced compared to the case of the slit, and this contributes greatly to the case where the lag screw 101 is screwed and joined at the time of bone joining. Even when it is removed, it has a great effect.
That is, there are two types of bone joining: leaving the lag screw 101 as it is and removing it after a certain period of time. In the case of removal, since it is already firmly fixed, the lug screw 101 itself needs to be pulled out again while exhibiting the threading function, and in this case, the high threading function already described functions effectively. become.
In addition, as shown in FIG. 2, a space 121 is formed on the side of the femur 1 to be screwed, and cutting waste accumulates in the space 121, and the surrounding bone Will grow and regenerate while absorbing them, and as a result, a strong fastening force can be obtained.
Further, the sawtooth-shaped tap portion 111 of the screw thread portion 109 functions effectively in obtaining the above-described strong fastening force.
[0024]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the case of the first embodiment, the serrated tap portion 111 is provided on all the screw threads 109 of the lug screw 101. In the case of the second embodiment, the maximum diameter of the tip portion is provided. The portion that does not reach is not particularly provided. That is, when the lug screw 101 is screwed, a hole having a predetermined diameter has already been drilled, so that a portion that does not reach the maximum diameter of the tip portion rarely functions.
Other configurations are the same as those in the first embodiment, and the same portions are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
In the case of the second embodiment, the same effects as those in the case of the first embodiment can be obtained.
[0025]
The present invention is not limited to the first and second embodiments.
In the case of the first and second embodiments, the lug screw 101 is described as an example, but the present invention can be similarly applied to a cortical screw and a canretette screw.
[0026]
As described above in detail, according to the screw member of the present invention, a screw member having a necessary tap function can be obtained without requiring any troublesome processing work such as providing a slit as in the prior art. This is because the outer peripheral shape of the screw thread portion of the male screw portion of the screw member is a hexagonal shape so that the corner portion is provided so that the same action as when the slit is provided can be achieved. In addition, a space portion is formed between the object to be screwed, and cutting waste accumulates in the space, which can be fixed and obtain a strong fastening force. It will be possible. Further, the serrated tap portion of the screw thread portion functions effectively in obtaining the above-described strong fastening force.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a first embodiment of the present invention, FIG. 1 (a) is a front view of a lug screw, and FIG. 1 (b) is an enlarged view of a portion b of FIG. 1 (a). is there.
FIG. 2 is a diagram showing a first embodiment of the present invention and is a view taken along the line II-II in FIG. 1 (b).
FIG. 3 is a diagram showing a second embodiment of the present invention, and is a diagram showing a configuration of a screw thread portion of a male screw portion of a lug screw.
FIG. 4 is a view showing a conventional example, and is a view showing a state in which a fracture portion of a femur is joined by an osteosynthesis apparatus.
5A is a front view of a lug screw, and FIG. 4B is an enlarged view of a portion b in FIG. 4A.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Femur 1a Neck part 1b Bone head 101 Lug screw 103 Shaft part 105 Male screw part 109 Screw thread part 109a Corner | angular part 111 Tap part 121 Space

Claims

螺子部材本体と、
上記螺子部材本体に設けられた螺子山部と、を具備してなる骨接合装置用螺子部材において、
上記螺子部材の先端部から外径が最大となるまでの部分においては上記螺子山部の外周形状が円形となるように形成され、外径が最大となる部分以降の部分においては上記螺子山部の外周形状が六角形となるように形成すると共に、
螺子山部の全部又は一部の外周部を鋸歯状に形成してタップ部としたことを特徴とする骨接合装置用螺子部材。A screw member body;
A screw thread portion provided in the screw member main body, and a screw member for an osteosynthesis device comprising:
In the portion from the tip of the screw member to the maximum outer diameter, the outer peripheral shape of the screw thread portion is formed to be circular, and in the portion after the portion having the maximum outer diameter, the screw thread portion While forming so that the outer peripheral shape of the hexagonal ,
A screw member for an osteosynthesis device, characterized in that a tap portion is formed by forming a whole or a part of an outer peripheral portion of a screw thread portion in a sawtooth shape.

請求項１記載の骨接合装置用螺子部材において、
上記螺子山部の外周形状が円形の部分においては上記螺子山部の外周部は平滑であり、上記螺子山部の外周形状が六角形の部分においては上記螺子山部の外周部は鋸歯状に形成されていることを特徴とする骨接合装置用螺子部材。The screw member for an osteosynthesis device according to claim 1,
When the outer periphery of the screw thread is circular, the outer periphery of the screw thread is smooth. When the outer periphery of the screw thread is hexagonal, the outer periphery of the screw thread is serrated. A screw member for an osteosynthesis device, wherein the screw member is formed.

請求項１又は請求項２記載の骨接合装置用螺子部材において、
骨接合装置用のラグスクリュであることを特徴とする骨接合装置用螺子部材。The screw member for an osteosynthesis device according to claim 1 or 2 ,
A screw member for an osteosynthesis device , characterized by being a lag screw for an osteosynthesis device .