JP4104908B2 - 印刷装置およびそれを備えた印刷システム並びに印刷方法 - Google Patents

印刷装置およびそれを備えた印刷システム並びに印刷方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機密文書を親展印刷する印刷装置およびそれを備えた印刷システム並びに印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のネットワーク型プリンタ(以下、プリンタと称する)では、複数のユーザー(情報処理端末)が共有使用しており、排紙トレーには様々なユーザーがデータ出力を行っている。このため、機密文書の機密性を保持するために、プリンタでは、通常印刷機能の他に、機密文書を印刷するための親展印刷機能を有する。
【0003】
機密文書を印刷する場合、ユーザーはまず、機密文書の文書印刷データをプリンタに送信する。すると、プリンタは、親展印刷モードとなり、その送信された文書印刷データを印刷しないで、プリンタ内に保持する。
【0004】
その後、ユーザーはプリンタの前まで行き、プリンタの操作パネルから、ユーザーを認証するためのIDやパスワードを入力する。このIDやパスワードによってユーザーが認証されれば、プリンタは文書印刷データを印刷(出力)する。
【0005】
このように、親展印刷機能を利用することにより、プリンタから離れた場所から印刷要求を行っても、他人に見られることなく文書印刷データを取り出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、機密文書に対しそれを親展印刷するかどうかは、ユーザーの意志、操作に任されていたために、機密文書であるにも関わらず誤って通常印刷を行う場合があった。
【0007】
また、文書作成と印刷とはそれぞれが独立した操作であるため、作成された文書(文書印刷データ)そのもので機密文書を強制的に親展印刷にすることはできない。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、通常印刷として印刷要求されても、機密文書に対して機密性を保持することができる印刷装置およびそれを備えた印刷システム並びに印刷方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷装置は、上記の課題を解決するために、ネットワークを介して、記録媒体に印刷するプリントデータと、該プリントデータが親展印刷で印刷要求されたか否かを示す情報および対応するプリントデータに関連付ける情報を含むジョブ情報とを受信し、受信したプリントデータを上記ジョブ情報に基づいて制御する制御手段と、親展印刷で印刷要求されたプリントデータが受信されると、親展印刷するためのプリントデータと、該親展印刷するためのプリントデータに対応したジョブ情報とを含む印刷情報を記憶する記憶手段とを備え、受信したプリントデータに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されていないことを示すとき、上記制御手段は、上記記憶手段に記憶されている印刷情報を用いて、上記受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷で印刷したことがあるか否かを判定し、あると判定したときは、受信したプリントデータの印刷を停止することを特徴としている。
【0010】
上記の構成によれば、例えば、機密性を要する機密文書を、親展印刷で印刷要求しなかったとしても、即ち、通常印刷で印刷要求しても、受信したプリントデータの印刷を停止することにより、機密文書の機密性を保持することができる。
【0011】
上記の印刷装置は、制御手段が、受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷したことがあると判定したときに、受信したプリントデータの印刷を停止するとともに、受信したプリントデータおよびジョブ情報を削除することが好ましい。
【0012】
上記の構成によれば、受信したプリントデータおよびジョブ情報を削除することにより、受信したプリントデータの機密性を、より確実に保持することができる。また、ここで受信したプリントデータおよびジョブ情報を削除しても、同一のプリントデータを前に印刷したことがあることは、記憶手段にすでに記憶されている印刷情報を用いて再度判定することができる。
【0013】
上記の印刷装置は、制御手段が、受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷したことがあると判定したときは、受信したプリントデータの印刷を停止するとともに、上記プリントデータを親展印刷に切り替え、記憶手段は、出力指示があるまで、上記プリントデータを記憶することが好ましい。
【0014】
上記の構成によれば、親展印刷に自動的に切り替わるため、ユーザーは、印刷要求を親展印刷に切り替えて、再び印刷要求を行わなくてもよい。従って、操作性の向上、および、プリントデータの印刷時間の短縮化を図ることができる。
【0015】
上記の印刷装置は、プリントデータを親展印刷に切り替えたとき、出力指示の際にプリントデータを送信したユーザーであることを認証するために用いる認証情報を、ユーザーに通知するための認証情報通知手段を備えることが好ましい。
【0016】
上記の構成によれば、IDやパスワードなどの認証情報を通知することにより、ユーザーは、印刷が親展印刷となってことを知ることができる。従って、ユーザーによる操作性の向上を図ることができる。
【0017】
上記の印刷装置は、受信したプリントデータの印刷を停止したことをユーザーに通知するための通知手段を備えることが好ましい。
【0018】
上記の構成によれば、ユーザーは、プリントデータの印刷の停止を知ることができる。
【0019】
上記の印刷装置は、ジョブ情報が、対応するプリントデータに関連付ける情報として、該対応するプリントデータを有するファイルのファイル名、対応するプリントデータが記憶されている領域を示す位置情報、プリントデータの加算値であるサム値のうち、少なくともいずれかを含むことが好ましい。
【0020】
上記の構成によれば、容量の小さいジョブ情報を用いて、判定(マッチング)を行うことができる。従って、記憶手段の記憶容量の削減、および、判定の高速化を図ることができる。
【0021】
上記の印刷装置は、制御手段が、受信したプリントデータと記憶手段に記憶されているプリントデータとを比較することにより、受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷したことがあるか否かを判定することが好ましい。
【0022】
上記の構成によれば、正確な判定を行うことができる。
【0023】
上記の印刷装置は、制御手段が、プリントデータを親展印刷によって印刷した後は、プリントデータを記憶手段から削除することが好ましい。
【0024】
上記の構成によれば、記憶手段の記憶容量の削減を図ることができる。
【0025】
本発明の印刷システムは、上記記載の印刷装置と、該印刷装置にネットワークを介して接続され、印刷装置にプリントデータの印刷を要求するホストコンピュータとを備えることを特徴としている。
【0026】
上記の構成によれば、機密性を要する機密文書を、親展印刷で印刷要求しなかったとしても、即ち、通常印刷で印刷要求しても、受信したプリントデータの印刷を停止することにより、機密文書の機密性を保持することができる。
【0027】
上記の印刷システムは、印刷装置が、受信したプリントデータの印刷を停止したことを示す印刷停止データを、ホストコンピュータに送信するホスト通知手段を備え、ホストコンピュータは、印刷停止データを受信したことをユーザーに通知するユーザー通知手段を備えることが好ましい。
【0028】
上記の構成によれば、ユーザーは、プリントデータの印刷の停止を知ることができる。
【0029】
本発明の印刷方法は、以上のように、ネットワークに接続された複数のホストコンピュータからプリントデータと、該プリントデータが親展印刷で印刷要求されたか否かを示す情報および対応するプリントデータに関連付ける情報を含むジョブ情報とを受信すると、上記プリントデータに基づいて、上記ネットワークに接続された印刷装置が記録媒体に画像を印刷する印刷方法において、親展印刷で印刷要求されたプリントデータを印刷するたびに、該プリントデータに対応するジョブ情報を記憶し、印刷装置が受信したプリントデータに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されていないことを示すときには、記憶されているジョブ情報を用いて、受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷したことがあるか否かを判定した後、あると判定した場合は、受信したプリントデータの印刷を停止することを特徴としている。
【0030】
上記の方法によれば、機密性を要する機密文書を、親展印刷で印刷要求しなかったとしても、即ち、通常印刷で印刷要求しても、受信したプリントデータの印刷を停止することにより、機密文書の機密性を保持することができる。
【0031】
上記の印刷方法は、印刷を停止したときは、受信したプリントデータと、該プリントデータに対応するジョブ情報とを削除することが好ましい。
【0032】
上記の方法によれば、受信したプリントデータおよびジョブ情報を削除することにより、受信したプリントデータの機密性を、より確実に保持することができる。
【0033】
上記の印刷方法は、印刷を停止したときは、受信したプリントデータの印刷を親展印刷に切り替えることが好ましい。
【0034】
上記の方法によれば、自動的に親展印刷に切り替わるため、ユーザーは、印刷要求を親展印刷に切り替えて、再び印刷要求を行わなくてもよい。従って、操作性の向上、および、プリントデータの印刷時間の短縮化を図ることができる。
【0035】
上記の印刷方法は、受信したプリントデータの印刷を停止したことをユーザーに通知することが好ましい。
【0036】
上記の方法によれば、ユーザーは、プリントデータの印刷の停止を知ることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0038】
図1は、本実施の形態に係る印刷装置1の要部の構成を示す。印刷装置1は、図2に示すように、複数のホストコンピュータ(以下、ホストPCと称する)2…、および、ストレージサーバ3と、LAN(Local Area Network)によって接続されている。印刷装置1、ホストPC2、および、ストレージサーバ3は、印刷システムを構成する。
【0039】
ホストPC2は、文書を作成・編集するものである。また、ホストPC2は、図示しないメモリを備えており、文書を格納(記憶)している。
【0040】
ストレージサーバ3は、文書を格納する。ストレージサーバ3に格納されている文書は、複数のホストPC2で共有されている。このストレージサーバ3に格納されている文書は、ホストPC2から印刷装置1に印刷要求を行うことにより印刷可能である。
【0041】
印刷装置1は、ホストPC2において作成された文書やストレージサーバ3に保持されている文書を通常印刷モードあるいは親展印刷モードで印刷する。なお、文書は文書印刷データによって構成されるものであり、文書を印刷するとは、文書印刷データに基づいた画像を記録媒体(用紙)上に形成することをいう。
【0042】
ここで、通常印刷モードとは、ホストPC2から印刷装置1に文書の印刷要求がなされると、そのまま印刷装置1から印刷された記録媒体が排出される印刷モードである。
【0043】
即ち、ホストPC2から印刷装置1に文書印刷データ(プリントデータ)が入力された後、ホストPC2において、その文書印刷データが記憶されることなく、文書印刷データに基づいた画像が記録媒体上に形成される(文書印刷データ(文書)が印刷される)。
【0044】
また、親展印刷モードとは、機密文書を印刷するときに用いる印刷モードである。即ち、ホストPC2から印刷装置1に文書の印刷要求がなされると、一旦印刷装置1において文書印刷データが記憶される。そして、その後、文書印刷データを印刷要求した本人が印刷装置1に直接出力指示をしてから、文書印刷データを印刷する印刷モードである。
【0045】
また、どちらの印刷モードで印刷要求がなされても、印刷要求した文書が格納されているホストPC2またはストレージサーバ3から印刷装置1へは、文書印刷データと、その文書印刷データが親展印刷モードで印刷要求されたか否かを示す情報および対応する文書印刷データに関連付ける情報を含むジョブ情報とを有する印刷情報が送信される。即ち、印刷装置1に入力される文書印刷データには、ジョブ情報が付加されている。
【0046】
なお、印刷装置1に入力される文書印刷データは特に限定されるものではない。例えば、コマンドで表されたデータでもよいし、ビットマップ化されたビットマップデータでもかまわない。ここでは、以下、コマンドで表されたデータが文書印刷データとして入力されたとして説明する。
【0047】
図1に示すように、印刷装置1は、表示部(通知手段)11、操作部12、外部I/F部13、印刷ジョブ管理部(制御手段)14、画像形成部15、プリント部16、電子メール処理部(通知手段、ホスト通知手段、認証情報通知手段)17、親展印刷ジョブ格納部(記憶手段)18、および、用紙排出部19からなる。
【0048】
表示部11は、例えば、液晶などを用いた表示パネルであり、画面を表示する。
【0049】
操作部12は、操作キーなどを備え、ユーザーが、表示部11に表示された画面において設定を選択したり、キー入力したりできるようになっている。ユーザーは、後述するIDやパスワードなどを、操作部12を介して入力する。
【0050】
なお、表示部11と操作部12とは、一体的な構成としてもかまわない。
【0051】
印刷ジョブ管理部14は、ユーザー認証部21とジョブ判別部22とを備える。印刷ジョブ管理部14は、受信した印刷情報を管理する。
【0052】
ユーザー認証部21は、操作部12から入力されたIDやパスワードが、予め設定されたIDやパスワードと同一であるか否かを判別することにより、ユーザーを認証する。
【0053】
ジョブ判別部(制御手段)22は、受信した印刷情報のうちジョブ情報に基づいて、受信した文書印刷データを制御する。即ち、ジョブ判別部22では、受信した文書印刷データが親展印刷・通常印刷のうちいずれの印刷モードで印刷要求されているかを判定する。また、文書印刷データが通常印刷モードで印刷要求されていると判定したときは、ジョブ情報を用いて、後述するマッチングを行う。
【0054】
親展印刷ジョブ格納部18は、受信した印刷情報を格納する。ジョブ判別部22・親展印刷ジョブ格納部18の構成については後に詳述する。
【0055】
電子メール処理部17は、電子メールを作成し、外部I/F部13を介してホストPC2に送信する。
【0056】
画像形成部15は、文書印刷データを実際の印刷パターン、ここではビットマップデータに変換し、さらに、所定の画像処理を行う。
【0057】
プリント部16は、例えば、図示しない感光体と、画像形成部15から入力されたデータに基づいて感光体を露光する露光部と、露光によって感光体表面に形成される静電潜像を複数色のトナーにより現像する現像部と、現像されたトナー像を用紙(記録媒体)に転写する転写部と、用紙上にトナー像を定着させて文書印刷データに基づいた画像を形成する定着部とを有する。
【0058】
用紙排出部19は、プリント部16で画像が形成された用紙を印刷装置1から排出する。
【0059】
ここで、文書印刷データに対応するジョブ情報について説明する。
【0060】
ジョブ情報としては、例えば、文書名、送信元情報、ユーザー名、アプリケーション名、ドライバ情報、親展情報(認証ID)、同一文書禁止情報、電子メール通知先、文書位置情報、および、文書印刷データサム値のうちの、少なくともいずれかを含む情報であり、対応する文書印刷データに対応し、関連づけができるものであり、かつ、通常印刷モードでの印刷要求か親展印刷モードでの印刷要求かが判別できるものであれば、特に限定されるものではない。
【0061】
親展印刷モードの場合、印刷要求されて印刷装置1に文書印刷データとジョブ情報とが入力されると、図3に示すように、親展印刷ジョブ格納部18には、その文書印刷データとそれに対応するジョブ情報とが格納される。
【0062】
なお、後にユーザーによって出力指示がなされ、親展印刷ジョブ格納部18からは文書印刷データが読み出されて画像形成が行われた後、その文書印刷データは親展印刷ジョブ格納部18から削除される。ただし、ジョブ情報は削除されずに格納されたままである。
【0063】
図3に示すように、親展印刷ジョブ格納部18に文書印刷データとそれに対応するジョブ情報とが格納されるとき、ジョブIDに対応づけられて格納される。このジョブIDも、ジョブ情報に含まれていてもかまわない。
【0064】
文書名は、文書印刷データのファイル名である。
【0065】
送信元情報は、接続されているホストPC2およびストレージサーバ3のうち、どの装置が印刷装置1に文書印刷データを送信したのか、即ち、文書印刷データの送信元を示す。
【0066】
ユーザー名は、印刷装置1に文書印刷データを送信したユーザーの名前である。
【0067】
アプリケーション名は、文書印刷データを作成するのに用いたアプリケーション名である。
【0068】
ドライバ情報は、文書印刷データを作成したホストPC2などに組み込まれているドライバの情報である。
【0069】
親展情報は、印刷モード、即ち、文書印刷データが親展印刷で印刷要求されたか否かを示す情報である。例えば、親展印刷モードの場合は、認証IDが含まれた情報とし、通常印刷モードの場合は、何の情報も付加されないとしてもよい。
【0070】
この認証IDとは、ユーザーが親展印刷での印刷要求をするときに入力するIDやパスワードのことであり、出力指示をするときに、ユーザー本人であるか否かを確認するために用いる。
【0071】
同一文書禁止情報は、親展印刷で印刷要求された文書印刷データに付加される情報であり、後に、同じ内容の文書印刷データが通常印刷で印刷要求された場合は、その印刷を停止するための情報である。
【0072】
例えば、同一文書禁止情報が「設定あり」となっている場合は、後に同じ内容の文書印刷データが通常印刷モードで印刷要求されても、その印刷は行わない。一方、同一文書禁止情報が「設定なし」となっている場合は、後に同じ内容の文書印刷データが通常印刷モードで印刷要求されると、そのまま通常印刷モードで印刷する。
【0073】
電子メール通知先は、例えば、同一文書禁止情報が「設定あり」となっており、同じ内容の文書印刷データの印刷を停止した場合に、そのこと(印刷停止データ)を電子メールで通知する通知先を設定するための情報である。例えば、印刷要求を行ったユーザーや、印刷システムの管理者が設定される。
【0074】
文書位置情報は、ホストPC2あるいはストレージサーバ3において、印刷要求した文書印刷データが記憶されている位置、例えば、印刷要求された文書印刷データからなるファイルが管理されているディレクトリ名を示す。例えば、ユーザーあるいは管理者が、ホストPC2あるいはストレージサーバ3の中のあるディレクトリを親展印刷モードに設定している場合、そのディレクトリに管理されたファイルを印刷する際は、親展印刷モードとなる。
【0075】
文書印刷データサム値は、文書印刷データをビットマップ化したデータ(ビットマップデータ)を構成するビットの加算値であるサム値である。
【0076】
これらのジョブ情報は、後述するマッチングの際に用いられる。
【0077】
以下、印刷処理の一例について図4・図5を用いて説明する。
【0078】
図4に示すように、まず、ユーザーの印刷要求により、ジョブ情報と文書印刷データとを含む印刷情報が印刷装置1に送信されると、その印刷情報は外部I/F部13を介して印刷ジョブ管理部14に入力される(S11)。
【0079】
次に、印刷ジョブ管理部14は、その印刷情報のうちジョブ情報を印刷ジョブ管理部14のジョブ判定部22に入力する。ジョブ判定部22は、ジョブ情報を用いて、印刷要求が通常印刷モードでの印刷要求か親展印刷モードでの印刷要求かを判定する。
【0080】
そして、それが親展印刷モードでの印刷の場合(S12でYes)、印刷ジョブ管理部14は、親展印刷ジョブ格納部18に、印刷情報を格納して(S20)、ユーザーから出力指示が入力されるのを待機する。
【0081】
一方、通常印刷モードでの印刷の場合(S12でNo)、ジョブ判別部22は、親展印刷ジョブ格納部18に格納されているジョブ情報の中に、同一文書禁止情報が「設定あり」となっているものがあるか否かを判別する(S13)。
【0082】
そして、「設定あり」となっているものがない場合(S13でNo)は、通常印刷モードで印刷する(S16)。即ち、文書印刷データを画像形成装部15に入力し、プリント部16を経て用紙排出部19から、文書印刷データに基づく画像が形成された用紙を排出する。
【0083】
一方、「設定あり」となっているものが1つでもある場合(S13でYes)は、ジョブ判定部22は、その「設定あり」となっているジョブ情報に対応する文書印刷データと、印刷要求とともに入力された文書印刷データとを比較して、それらが同一であるか否かを判定する(マッチング、S14)。
【0084】
そして、「設定あり」となっているジョブ情報に対応する文書印刷データの中に、印刷要求された文書印刷データと同一のデータがない場合(S15でNo)は、そのまま通常印刷モードで印刷する。
【0085】
一方、「設定あり」となっているジョブ情報に対応する文書印刷データの中に、印刷要求された文書印刷データと同一のデータがある場合(S15でYes)、ジョブ判別部22は、その同一のデータに関連付けられ、親展印刷ジョブ格納部18に格納されているジョブ情報を用いて、「電子メール通知先」の設定があるか否かを判別する。
【0086】
そして、その「電子メール通知先」の設定がある場合(S31でYes)は、その設定されている通知先に、以前親展印刷モードで印刷されたものと同じ内容の文書印刷データが通常印刷モードで印刷要求されたことを通知(印刷停止データを送信)した(S31)後、印刷ジョブ管理部14は、印刷要求された文書印刷データを含む印刷情報を削除する(S33)。即ち、印刷は停止される。
【0087】
また、「電子メール通知先」の設定がない場合(S31でNo)は、印刷ジョブ管理部14は、印刷要求された文書印刷データを含む印刷情報を削除する(S33)。
【0088】
次に、ユーザーから出力指示が出された後の、親展印刷モードでの印刷処理について図5を用いて説明する。
【0089】
ユーザーが、先にホストPC2から親展印刷モードでの印刷要求をした後、印刷装置1の設置場所まで行き、印刷装置1における操作部12を介して、ユーザー本人が親展印刷モードでの印刷(出力)を指示する(S21)。このときユーザーは、操作部12から、認証IDを入力する。この認証IDが正しいものであれば(S22でYes)、文書印刷データに基づく画像を記録媒体上に形成して排出(印刷)する(S23)。
【0090】
その後、画像形成の終了した文書印刷データの削除指定があれば(S24でYes)、親展印刷ジョブ格納部18から、文書印刷データのみを削除する(S25)。即ち、その文書印刷データに対応するジョブ情報は削除しないでそのまま格納する。
【0091】
一方、認証IDが正しいものでない場合(S22でNo)、ジョブ判別部22は、その印刷要求された文書印刷データに対応するジョブ情報において、「電子メール通知先」の設定があるか否かを判別する。
【0092】
そして、その「電子メール通知先」の設定がある場合(S41でYes)は、その設定されている通知先に、認証IDが正しいものではないため印刷できないことを通知する(S42)。また、「電子メール通知先」の設定がない場合(S41でNo)、そのまま印刷は行われない。
【0093】
なお、上記S31においては、設定されている通知先に、同じ内容の文書印刷データが通常印刷モードで印刷要求されたことを通知するために、電子メールを用いているが、これに限定されるものではない。また、上記S41においても、設定されている通知先に、認証IDが正しくないこと通知するために、電子メールを用いているが、これに限定されるものではない。
【0094】
例えば、ホストPC2のディスプレイ(ユーザー通知手段)上に表示されるステータスモニタや、印刷装置1の表示文書印刷データ11を用いて通知することもできる。この場合は、何を用いて何を通知するのかという情報を、ジョブ情報が含むようにすればよい。
【0095】
また、電子メールの通知先としては、例えば、印刷要求を行ったユーザーや印刷システムの管理者などが設定される。
【0096】
さらに、S24では、親展印刷モードでの画像形成の終了した文書印刷データを削除するか否かについて判別しているが、この削除指定の有無は、印刷装置1において設定されていても、ジョブ情報にこの情報が含まれていてもかまわない。
【0097】
また、S24の削除指定の判別は行わないようにしてもかまわない。即ち、親展印刷モードでの画像形成の終了した文書印刷データは必ず削除するように設定しても、親展印刷ジョブ格納部18に一旦格納された文書印刷データは、削除しないように設定してもかまわない。
【0098】
以下、上述したマッチングについて説明する。
【0099】
上記S14に示すマッチングは、印刷情報を用いて行われる。即ち、親展印刷ジョブ格納部18に格納されている印刷情報と、印刷要求されて印刷ジョブ管理部14に入力された印刷情報とを比較することにより、印刷要求されて受信した文書印刷データと同一の文書印刷データを前に親展印刷モードで印刷したことがあるか否かを判定する(マッチングを行う)。
【0100】
例えば、親展印刷モードで印刷した後、その文書印刷データを削除する場合は、印刷情報のうち、ジョブ情報を用いてマッチングを行う。
【0101】
この場合、例えば、上述した文書名、送信元情報、ユーザー名、アプリケーション名、ドライバ情報、文書位置情報、および、文書印刷データサム値のうちのいずれか、あるいは、これらの組み合わせを用いる。
【0102】
これにより、親展印刷ジョブ格納部18の容量は少なくてすむとともに、マッチングを行うことにより、機密文書を通常印刷モードで印刷することを防止できる。
【0103】
また、親展印刷モードで印刷した後、その文書印刷データを削除しない場合は、印刷情報のうち、文書印刷データ、例えばビットマップデータを用いてマッチングを行う。
【0104】
これにより、正確なマッチングを行うことができる。
【0105】
なお、図4に示すS33では、以前親展印刷モードで印刷されたものと同じ内容の文書印刷データが通常印刷モードで印刷要求された場合には、印刷情報を削除することにより印刷を停止したが、この後、親展印刷モードに切り替えて、印刷するように設定してもかまわない。
【0106】
この場合、親展印刷モードに切り替えて印刷することを、印刷要求したユーザーや管理者に通知するとともに、ユーザーには、出力指示のための認証IDを通知する。
【0107】
なお、予めユーザーごとに認証IDが設定されている場合は、印刷装置1からユーザーに認証IDを通知する必要はない。
【0108】
以上のように、印刷装置1は、親展印刷で印刷要求された文書(文書印刷データ)を印刷するたびに、該文書印刷データに対応するジョブ情報を記憶し、印刷装置1が受信した文書印刷データに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されていないことを示すときには、記憶されているジョブ情報を用いて、受信した文書印刷データと同一内容の文書印刷データを前に親展印刷したことがあるか否かを判定した後、あると判定した場合は、受信した文書印刷データの印刷を停止する。
【0109】
即ち印刷装置1は、ネットワークを介して、記録媒体に印刷する文書印刷データと、該文書印刷データが親展印刷で印刷要求されたか否かを示す情報および対応する文書印刷データに関連付ける情報を含むジョブ情報とを受信し、受信した文書印刷データを上記ジョブ情報に基づいて制御する印刷ジョブ管理部14と、親展印刷で印刷要求された文書印刷データが受信されると、親展印刷するための文書印刷データと、該親展印刷するための文書印刷データに対応したジョブ情報とを含む印刷情報を記憶する親展印刷ジョブ格納部18とを備え、受信した文書印刷データに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されていないことを示す、即ち通常印刷モードであるとき、上記印刷ジョブ管理部14は、上記親展印刷ジョブ格納部18に記憶されている印刷情報を用いて、上記受信した文書印刷データと同一の文書印刷データを前に親展印刷で印刷したことがあるか否かを判定し、あると判定したときは、受信した文書印刷データの印刷を停止する。
【0110】
これにより、機密性を要する機密文書を、親展印刷で印刷要求しなかったとしても、即ち、通常印刷で印刷要求しても、受信した文書印刷データの印刷を停止することにより、機密文書の機密性を保持することができる。
【0111】
また、印刷ジョブ管理部14は、受信した文書印刷データと同一の文書印刷データを前に親展印刷したことがあると判定したときは、受信した文書印刷データの印刷を停止するとともに、親展印刷に切り替え、親展印刷ジョブ格納部18は、出力指示があるまで、上記文書印刷データを記憶する。
【0112】
これにより、自動的に親展印刷モードとなるため、ユーザーは、印刷要求を通常印刷モードから親展印刷モードに切り替えて、再び印刷要求を行わなくてもよい。従って、操作性の向上、および、プリントデータの印刷時間の短縮化を図ることができる。
【0113】
さらに、印刷装置1は、ジョブ情報が、対応する文書印刷データに関連付ける情報として、該対応する文書印刷データを有するファイルのファイル名、対応する文書印刷データが記憶されている領域を示す位置情報、文書印刷データの加算値であるサム値のうち、少なくともいずれかを含む。
【0114】
これにより、容量の小さいジョブ情報を用いて、判定(マッチング)を行うことができる。従って、記憶手段の記憶容量の削減、および、判定の高速化を図ることができる。
【0115】
なお、ファイル名を用いてマッチングを行う場合、ファイル名の主要部分のみを用いてマッチングを行うようにしてもかまわない。例えば、ファイル名の最後に数字あるいはアルファベットが付されている場合は、その最後の数字あるいはアルファベット以外の部分が同じであれば、同一の文書印刷データと判定してもかまわない。これにより、機密文書の機密性をさらに保持することができる。
【0116】
【発明の効果】
本発明の印刷装置は、以上のように、ネットワークを介して、記録媒体に印刷するプリントデータと、該プリントデータが親展印刷で印刷要求されたか否かを示す情報および対応するプリントデータに関連付ける情報を含むジョブ情報とを受信し、受信したプリントデータを上記ジョブ情報に基づいて制御する制御手段と、親展印刷で印刷要求されたプリントデータが受信されると、親展印刷するためのプリントデータと、該親展印刷するためのプリントデータに対応したジョブ情報とを含む印刷情報を記憶する記憶手段とを備え、受信したプリントデータに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されていないことを示すとき、上記制御手段は、上記記憶手段に記憶されている印刷情報を用いて、上記受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷で印刷したことがあるか否かを判定し、あると判定したときは、受信したプリントデータの印刷を停止する構成である。
【0117】
これにより、例えば、機密性を要する機密文書を、親展印刷で印刷要求しなかったとしても、即ち、通常印刷で印刷要求しても、受信したプリントデータの印刷を停止することにより、機密文書の機密性を保持することができるといった効果を奏する。
【0118】
本発明の印刷装置は、制御手段が、受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷したことがあると判定したときに、受信したプリントデータの印刷を停止するとともに、受信したプリントデータおよびジョブ情報を削除する構成である。
【0119】
これにより、受信したプリントデータおよびジョブ情報を削除することにより、受信したプリントデータの機密性を、より確実に保持することができるといった効果を奏する。
【0120】
本発明の印刷装置は、制御手段が、受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷したことがあると判定したときは、受信したプリントデータの印刷を停止するとともに、上記プリントデータを親展印刷に切り替え、上記記憶手段は、出力指示があるまで、上記プリントデータを記憶する構成である。
【0121】
これにより、自動的に親展印刷に切り替わるため、ユーザーは、印刷要求を親展印刷に切り替えて、再び印刷要求を行わなくてもよい。従って、操作性の向上、および、プリントデータの印刷時間の短縮化を図ることができるといった効果を奏する。
【0122】
本発明の印刷装置は、プリントデータを親展印刷に切り替えたとき、出力指示の際にプリントデータを送信したユーザーであることを認証するために用いる認証情報を、ユーザーに通知するための認証情報通知手段を備える構成である。
【0123】
これにより、IDやパスワードなどの認証情報を通知することにより、ユーザーは、印刷が親展印刷となってことを知ることができる。従って、ユーザーによる操作性の向上を図ることができるといった効果を奏する。
【0124】
本発明の印刷装置は、受信したプリントデータの印刷を停止したことをユーザーに通知するための通知手段を備える構成である。
【0125】
これにより、ユーザーは、プリントデータの印刷の停止を知ることができるといった効果を奏する。
【0126】
本発明の印刷装置は、ジョブ情報が、対応するプリントデータに関連付ける情報として、該対応するプリントデータを有するファイルのファイル名、対応するプリントデータが記憶されている領域を示す位置情報、プリントデータの加算値であるサム値のうち、少なくともいずれかを含む構成である。
【0127】
これにより、容量の小さいジョブ情報を用いて、同一データか否かの判定(マッチング)を行うことができる。従って、記憶手段の記憶容量の削減、および、判定の高速化を図ることができるといった効果を奏する。
【0128】
本発明の印刷装置は、制御手段が、受信したプリントデータと記憶手段に記憶されているプリントデータとを比較することにより、受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷したことがあるか否かを判定する構成である。
【0129】
これにより、正確な判定を行うことができるといった効果を奏する。
【0130】
本発明の印刷装置は、制御手段が、プリントデータを親展印刷によって印刷した後は、プリントデータを記憶手段から削除する構成である。
【0131】
これにより、記憶手段の記憶容量の削減を図ることができるといった効果を奏する。
【0132】
本発明の印刷システムは、以上のように、上記記載の印刷装置と、該印刷装置にネットワークを介して接続され、印刷装置にプリントデータの印刷を要求するホストコンピュータとを備えた構成である。
【0133】
これにより、機密性を要する機密文書を、親展印刷で印刷要求しなかったとしても、即ち、通常印刷で印刷要求しても、受信したプリントデータの印刷を停止することにより、機密文書の機密性を保持することができるといった効果を奏する。
【0134】
本発明の印刷システムは、印刷装置が、受信したプリントデータの印刷を停止したことを示す印刷停止データを、ホストコンピュータに送信するホスト通知手段を備え、ホストコンピュータは、印刷停止データを受信したことをユーザーに通知するユーザー通知手段を備える構成である。
【0135】
これにより、ユーザーは、プリントデータの印刷の停止を知ることができるといった効果を奏する。
【0136】
本発明の印刷方法は、親展印刷で印刷要求されたプリントデータを印刷するたびに、該プリントデータに対応するジョブ情報を記憶し、印刷装置が受信したプリントデータに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されていないことを示すときには、記憶されているジョブ情報を用いて、受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷したことがあるか否かを判定した後、あると判定した場合は、受信したプリントデータの印刷を停止する構成である。
【0137】
これにより、機密性を要する機密文書を、親展印刷で印刷要求しなかったとしても、即ち、通常印刷で印刷要求しても、受信したプリントデータの印刷を停止することにより、機密文書の機密性を保持することができるといった効果を奏する。
【0138】
本発明の印刷方法は、印刷を停止したときは、受信したプリントデータと、該プリントデータに対応するジョブ情報とを削除する構成である。
【0139】
これにより、受信したプリントデータおよびジョブ情報を削除することにより、受信したプリントデータの機密性を、より確実に保持することができるといった効果を奏する。
【0140】
本発明の印刷方法は、印刷を停止したときは、受信したプリントデータの印刷を親展印刷に切り替える構成である。
【0141】
これにより、自動的に親展印刷に切り替わるため、ユーザーは、印刷要求を親展印刷に切り替えて、再び印刷要求を行わなくてもよい。従って、操作性の向上、および、プリントデータの印刷時間の短縮化を図ることができるといった効果を奏する。
【0142】
本発明の印刷方法は、受信したプリントデータの印刷を停止したことをユーザーに通知する構成である。
【0143】
これにより、ユーザーは、プリントデータの印刷の停止を知ることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る印刷装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す印刷装置が接続された印刷システムの構成を示す図である。
【図3】親展印刷ジョブ格納部において格納される印刷情報の一例を示す図である。
【図4】印刷モードの判別および通常印刷モードでの印刷処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】親展印刷モードでの印刷処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 印刷装置
2 ホストPC(ホストコンピュータ)
3 ストレージサーバ
11 表示部
12 操作部
14 印刷ジョブ管理部(制御手段)
15 画像形成部
16 プリント部
17 電子メール処理部(通知手段、ホスト通知手段、認証情報通知手段)
18 親展印刷ジョブ格納部(記憶手段)
21 ユーザー認証部
22 ジョブ判別部(制御手段)

Claims (14)

  1. ネットワークを介して、記録媒体に印刷するプリントデータと、該プリントデータが親展印刷で印刷要求されたか否かを示す情報およびプリントデータに関連付ける情報を含むジョブ情報とを受信し、受信したプリントデータを上記ジョブ情報に基づいて制御する制御手段と、
    親展印刷で印刷要求されたプリントデータが受信されると、親展印刷するためのプリントデータと、該親展印刷するためのプリントデータに対応したジョブ情報とを含む印刷情報を記憶する記憶手段とを備え、
    上記制御手段は、
    受信したプリントデータに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されていることを示すとき、該プリントデータを親展印刷によって印刷した後、該プリントデータを上記記憶手段から削除し、該プリントデータに対応するジョブ情報を上記記憶手段から削除しないでそのまま記憶させ、
    受信したプリントデータに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されていないことを示すとき、該ジョブ情報と上記記憶手段に記憶されている以前に親展印刷で印刷要求されたプリントデータに対応するジョブ情報とを用いて、上記受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷で印刷したことがあるか否かを判定し、あると判定したときは、受信したプリントデータの印刷を停止することを特徴とする印刷装置。
  2. 上記制御手段は、受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷したことがあると判定したときに、受信したプリントデータの印刷を停止するとともに、受信したプリントデータおよびジョブ情報を削除することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 上記制御手段は、受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷したことがあると判定したときは、受信したプリントデータの印刷を停止するとともに、上記プリントデータを親展印刷に切り替え、
    上記記憶手段は、出力指示があるまで、上記プリントデータを記憶することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 上記プリントデータを親展印刷に切り替えたとき、上記出力指示の際に上記プリントデータを送信したユーザーであることを認証するために用いる認証情報を、ユーザーに通知するための認証情報通知手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 上記受信したプリントデータの印刷を停止したことをユーザーに通知するための通知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  6. 上記ジョブ情報は、対応するプリントデータに関連付ける情報として、該対応するプリントデータを有するファイルのファイル名を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  7. 上記ジョブ情報は、対応するプリントデータに関連付ける情報として、該対応するプリントデータが記憶されている領域を示す位置情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  8. 上記ジョブ情報は、対応するプリントデータに関連付ける情報として、該プリントデータの加算値であるサム値を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の印刷装置と、
    該印刷装置にネットワークを介して接続され、上記印刷装置にプリントデータの印刷を要求するホストコンピュータとを備えることを特徴とする印刷システム。
  10. 上記印刷装置は、上記受信したプリントデータの印刷を停止したことを示す印刷停止データを、上記ホストコンピュータに送信するホスト通知手段を備え、
    上記ホストコンピュータは、上記印刷停止データを受信したことをユーザーに通知するユーザー通知手段を備えることを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  11. ネットワークに接続された複数のホストコンピュータからプリントデータ該プリントデータが親展印刷で印刷要求されたか否かを示す情報および該プリントデータに関連付ける情報を含むジョブ情報とを受信すると、上記プリントデータに基づい上記ネットワークに接続された印刷装置が記録媒体に画像を印刷する印刷方法において、
    上記印刷装置は、
    受信したプリントデータに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されているか否かを判定し、
    受信したプリントデータに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されていることを示すとき、親展印刷するためのプリントデータと、該親展印刷するためのプリントデータに対応したジョブ情報とを記憶手段に一旦記憶させ、該プリントデータを親展印刷によって印刷した後、該プリントデータを上記記憶手段から削除し、該プリントデータに対応するジョブ情報を上記記憶手段から削除しないでそのまま記憶させ、
    受信したプリントデータに対応するジョブ情報が親展印刷で印刷要求されていないことを示すとき、該ジョブ情報と上記記憶手段に記憶されている前に親展印刷で印刷要求されたプリントデータに対応するジョブ情報とを用いて、上記受信したプリントデータと同一のプリントデータを前に親展印刷で印刷したことがあるか否かを判定し、あると判定したときは、受信したプリントデータの印刷を停止することを特徴とする印刷方法。
  12. 上記印刷を停止したときは、受信したプリントデータと、該プリントデータに対応するジョブ情報とを削除することを特徴とする請求項11に記載の印刷方法。
  13. 上記印刷を停止したときは、受信したプリントデータの印刷を親展印刷に切り替えることを特徴とする請求項11に記載の印刷方法。
  14. 上記受信したプリントデータの印刷を停止したことをユーザーに通知することを特徴とする請求項11に記載の印刷方法。
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