JP4104878B2 - ウェブページ誘導方法及びウェブページ誘導プログラム - Google Patents

ウェブページ誘導方法及びウェブページ誘導プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定のウェブページへユーザを誘導するウェブページ誘導方法と、このようなウェブページ誘導方法を実施するための装置としてコンピュータを機能させるウェブページ誘導プログラムとに、関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ウェブサイト運営者は、ウェブサイトの利便性を向上させるために、幾つかのウェブページに対してパス名(ディレクトリ名+ファイル名)を付け替えたり幾つかのウェブページをウェブサイトから削除するといった変更を、定期又は不定期に行っている。但し、使用しなくなったパス名を指定してウェブページをリクエストしてくるユーザがいるために、ウェブサイト運営者の多くは、経過措置として、このようなパス名に対し、誘導用のウェブページを一定期間定義している。
【0003】
なお、その誘導用のウェブページには、ユーザが指定したパスにウェブページが存在しない旨のメッセージが記述され、更に、パス名を付け替えた場合には付け替え後の新しいパス名を含むURLが、ウェブページをウェブサイトから削除した場合にはウェブサイト内検索ページのURLが、それぞれ記述される。そのため、ユーザは、このような誘導用のウェブページへアクセスしてしまった場合でも、新しいパス名のウェブページへジャンプしたり検索ページへジャンプすることにより、このウェブサイトの利用を継続することができる。
【0004】
また、幾つかのウェブサイト運営者は、ウェブページの内容を修正した時に、修正前の内容を持つウェブページが閲覧可能となるように、ウェブサイト内を再構築している。具体的には、修正前の内容を持つウェブページに新たなパス名を定義して、そのパス名を含むURLをウェブサイト内の何れかのウェブページに記述している。このため、ユーザは、修正前の内容を持つウェブページへ移動すれば、修正前の内容を確認することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来事情には、以下に示すような幾つかの問題点がある。
【0006】
第1に、誘導用のウェブページにアクセスした際に、ウェブページが存在しない旨が単に示されるだけでは、当該サイト運営者が不親切であるように見えてしまう場合がある。
【0007】
第2に、誘導用のウェブページに記述されたURLをクリックして検索ページへジャンプしたとしても、どのようなキーワードを用いて検索して良いかが分からないことがある。
【0008】
第3に、パス名の付け替えを複数のウェブページに対して頻繁に行ってしまうと、ウェブサイト運営者にとっては、誘導用のウェブページの期限管理がとても大変である。
【0009】
第4に、内容が頻繁に修正されるウェブページに訪れたことがある場合に、暫く経ってから再度そのウェブページの内容を確認しようとしても、大抵はいつ頃訪れたかを覚えていなかったり内容を正確に覚えていないため、どの時期に更新されたウェブページを閲覧すれば所望の旧内容を確認できるかが分からないことが多い。
【0010】
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、ユーザがウェブサイトへアクセスしてきた時にそのユーザが本来所望するウェブページへ誘導するためのウェブページ誘導方法と、このようなウェブページ誘導方法を実施するための装置としてコンピュータを機能させるウェブページ誘導プログラムとを、提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する第1の手段として構成された本発明のウェブページ誘導方法は、特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とを対応付けて構成される更新履歴情報,及び、ネットワーク上の端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名とその端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置が記憶し、何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、処理装置が、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出したアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出した更新履歴情報に対応したバージョンのウェブページを表示させる機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成し、この画面データを前記端末装置へ送信することを、特徴とする。
【0012】
このように構成されると、端末装置を操作するユーザが以前指定したことのあるパスを再び指定した時に、当時そのパスにあったウェブページがその当時から更新されていた場合には、そのユーザの端末装置には、当時のバージョンのウェブページを表示させる機能が設定された画面が、表示される。このため、このユーザは、その画面に設定された機能を実行させれば、どの時期に更新されたウェブページを閲覧すれば良いかが分からなくても、自分が所望する当時のウェブページを自分の端末装置に表示させることができ、当時のウェブページの内容を確認することができる。
【0013】
なお、各バージョンのウェブページに関するデータが現在のバージョンとの差分データとして保存されている場合、当時のバージョンのウェブページを復元してそのページのURLをリンク先として決定するCGIプログラム又はサーブレットを起動させるためのタグ(<input>タグ)を、当時のバージョンのウェブページを表示する機能として、当該画面に設定することができる。このタグに任意のテキストや画像ファイルのURLが定義されている場合には、端末装置に表示された画面には、クリッカブルボタンや画像ボタンが示される。
【0014】
一方、各バージョンのウェブページに関するデータがそのまま保存されている場合、当時のバージョンのウェブページの現在のパスを含むURLが定義されたタグ(<a href>タグ)を、当時のバージョンのウェブページを表示する機能として、当該画面に設定することができる。このタグに任意のテキストや画像ファイルのURLが定義されている場合には、端末装置に表示された画面には、テキスト又は画像のリンクボタンが示される。
【0015】
また、上記の課題を解決する第2の手段として構成された本発明のウェブページ誘導方法は、特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とページ内で使用されている幾つかのキーワードとを対応付けて構成される更新履歴情報,及び、ネットワーク上の端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名とその端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置が記憶し、何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、処理装置が、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出したアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出した更新履歴情報に含まれるキーワードを検索条件として前記ウェブサイト内の検索の実行を開始させる機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成し、この画面データを前記端末装置へ送信することを、特徴とする。
【0016】
このように構成されると、端末装置を操作するユーザが以前指定したことのあるパスを再び指定した時に、当時そのパスにあったウェブページがその当時から更新されていた場合には、そのユーザの端末装置には、当時のバージョンのウェブページに使用されていたキーワードを検索条件として当該ウェブサイト内の検索の実行を開始させる機能が設定された画面が、表示される。このため、このユーザは、その画面に設定された機能を実行させれば、どのようなキーワードを用いるかを考えることなくても、自分が所望する検索結果を自分の端末装置に表示させることができ、その検索結果のうちの1つを選択して自分の所望するウェブページへ移動することができる。
【0017】
なお、当該ウェブサイト内の検索の開始を実行させる機能としては、記憶装置に記憶されているサーバプログラムに含まれる1つの機能として用意されている検索エンジンを立ち上げるものであっても良いし、記憶装置に記憶されているアアプリケーションプログラムに含まれる1つの機能として用意されている検索エンジンを立ち上げるものであっても良いし、ネットワーク上の他のサーバ装置に用意されている検索エンジンを立ち上げるものであっても良い。
【0018】
ウェブページの更新には、ウェブページに対するパス名の付け替えが含まれても良いし、ウェブページの内容の修正が含まれても良いし、その両方が含まれても良い。
【0019】
また、上記の課題を解決するために構成された本発明のウェブページ誘導プログラムは、ネットワークを介して複数の端末装置と送受信可能なコンピュータに対し、特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とから構成される更新履歴情報,及び、前記各端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名と端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置に記憶させ、何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、抽出されたアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、抽出された更新履歴情報に対応したバージョンのウェブページを表示させる機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成させ、前記画面データを前記端末装置へ送信させることを、特徴とする。
【0020】
従って、このウェブページ誘導プログラムによれば、コンピュータを、上述した第1の手段として構成されたウェブページ誘導方法を実施するための装置として機能させることができることになる。
【0021】
また、上記の課題を解決するために構成された本発明のウェブページ誘導プログラムは、ネットワークを介して複数の端末装置と送受信可能なコンピュータに対し、特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とページ内で使用されている幾つかのキーワードとを対応付けて構成される更新履歴情報,及び、ネットワーク上の端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名とその端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置に記憶させ、何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、抽出されたアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、抽出された更新履歴情報に含まれるキーワードを検索条件として前記ウェブサイト内の検索の実行を開始させる機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成させ、前記画面データを前記端末装置へ送信させることを、特徴とする。
【0022】
従って、このウェブページ誘導プログラムによれば、コンピュータを、上述した第2の手段として構成されたウェブページ誘導方法を実施するための装置として機能されることができることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態であるコンピュータネットワークシステムの概略図を、図1に示す。この図1に示されるように、このコンピュータネットワークシステムは、インターネットNを介して相互に繋がれた複数の端末装置10,10,10,…とサーバ装置20とにより、構成されている。
【0024】
端末装置10は、デスクトップ型やノート型やパームトップ型などとして一般に市販されている通信機能付きのコンピュータである。この端末装置10の内部の概略的な構成図を、図2に示す。この図2に示されるように、端末装置10は、ディスプレイ10aと、キーボーやマウス等の入力装置10bと、これらに繋がれた本体10cとを、備えている。また、本体10cは、その内部に、CPU11,RAM12,通信制御回路13,及びハードディスクドライブ(HDD)14等の各種ハードウエアを、備えている。
【0025】
CPU11は、各ハードウエア12〜16を含むデバイス全体を統合的に制御する中央処理装置である。RAM12は、CPU11が利用するプログラムの一部や頻繁に利用するデータが一時的に記録される記憶装置である。通信制御回路13は、電話回線やLAN等の通信回線を介してインターネットNに接続されたネットワークアダプタ,モデム,DSU及びNIC等であり、インターネットNに接続されたコンピュータとの間のデータの送受信を司る。
【0026】
HDD14は、各種のプログラムやデータが読み書きされる記憶装置である。このHDD14には、図示されていないが、ハードウエアとソフトウエアを総合的に管理するためのオペレーションシステムプログラムや、各種のアプリケーションプログラムや、各種のデータが、格納されている。なお、このHDD14に格納されるデータやプログラムには、電子メールを編集したり送受信する機能を実現するためのメーラー(図示略)や、WWW(World Wide Web)ブラウザ(以下、単にウェブブラウザという)が、含まれている。
【0027】
ウェブブラウザは、CPU11によって実行されている状態で入力装置10bからURL(Uniform Resource Locator)が入力された場合、CPU11に対し、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に従って、URLに含まれるドメイン名により示されるWWWサーバ(以下、単にウェブサーバという)へ、URLに含まれるパス名により示されるハイパーテキストファイルをリクエストさせる。
【0028】
また、このリクエストに応じてハイパーテキストファイルが送信されてきた場合、ウェブブラウザは、CPU11に対し、そのハイパーテキストファイルに格納されているハイパーテキストデータを読み込ませ、そのハイパーテキストデータによって示されるウェブページをディスプレイ10aに表示させる。
【0029】
なお、ウェブブラウザは、ハイパーテキストデータ中に画像ファイルのパス名が記述されていた場合、CPU11に対し、その画像ファイルをウェブサーバへリクエストさせる。そして、そのリクエストに応じて画像ファイルが送信されてきた場合、ウェブブラウザは、CPU11に対し、その画像ファイルの中の画像データに基づく画像を、ハイパーテキストデータに従って表示されたウェブページ上に、貼り付けさせる。
【0030】
一方、図1に示すサーバ装置20は、ウェブサーバとして機能するコンピュータである。このサーバ装置20の内部の概略的な構成図を、図3に示す。この図3に示されるように、サーバ装置20は、その内部に、CPU21,RAM22,通信制御回路23,フレキシブルディスクドライブ(FDD)24,CD−RWドライブ25,及びHDD26等の各種ハードウエアを、備えている。なお、CPU21,RAM22,及び通信制御回路23は、図2で示したものと同じであるので、それらの説明は省略する。
【0031】
FDD24及びCD−RWドライブ25は、コンピュータ可読媒体であるフレキシブルディスクFDやコンパクトディスクCDに格納されたプログラムやデータを読み出したりこれらディスクFD,CDにプログラムやデータを書き込む装置である。なお、これらドライブ24,25によりディスクFD,CDから読み出されたプログラムやデータは、HDD26等の記憶装置にインストールされる。
【0032】
サーバ装置20のHDD26にも、図示されていないが、オペレーションシステムプログラムや各種のプログラムや各種のデータが、格納されている。このHDD26に格納されるプログラムやデータには、メーラー(図示略)の他、複数のハイパーテキストファイル1や画像ファイル,ページ属性情報データベース2,ユーザ情報データベース3,アクセスログデータベース4,代替パス情報データベース5,誘導結果データベース6,及びサーバプログラム7が、含まれる。以下、これらハイパーテキストファイル1,各データベース2〜6,サーバプログラム7について、順次説明する。
【0033】
ハイパーテキストファイル1は、端末装置10のウェブブラウザに1ページ分のウェブページを表示させるためのハイパーテキストデータを記録しているファイルであり、各ハイパーテキストファイル1には、個別のパス名(ディレクトリ名+ファイル名)が、定義付けられている。ハイパーテキストファイル1は、端末装置10のウェブブラウザによってリクエストされた場合には、後述するサーバプログラム7を実行したCPU21からの指示により、その端末装置10へ送信される。このとき、ハイパーテキストファイル1にリンクされている画像ファイルがあるときには、その画像ファイルも送信される。なお、本実施形態では、HDD26に格納されている全てのハイパーテキストファイル1及び全ての画像ファイルに基づくコンテンツが、全体で1つのウェブサイトを構成するように、作成されている。
【0034】
ページ属性情報データベース2は、資源(現在及び過去のウェブサイトを構成するウェブページ)に関する情報を記録するためのデータベースである。そのデータ構造を説明するために作成した論理的な表(テーブル)を、図4に示す。この図4に示されるように、ページ属性情報データベース2は、「資源ID」,「更新履歴」,及び「作成者」の項目欄(フィールド)からなるレコードを資源毎に作成することによって、構成されている。
【0035】
「資源ID」には、資源を個々に識別するための識別情報である資源IDが、記録される。「作成者」には、資源を作成した者の姓が、記録される。
【0036】
「更新履歴」には、資源が更新される毎に、その更新に関する履歴情報(更新履歴情報)が、記録される。なお、更新とは、具体的には、ハイパーテキストファイル1に対するパス名の付け替えや、ウェブページの内容の修正や、ウェブページのウェブサイトからの削除のことである。そして、ハイパーテキストファイル1に対するパス名の付け替えやウェブページの内容の修正があると、更新後の新バージョンのウェブページを格納したハイパーテキストファイル1が新たに生成され、そのハイパーテキストファイル1には、旧バージョンに定義付けられていたパス名が、定義付けられる。旧バージョンのウェブページを格納したハイパーテキストファイル1’は、そのままの状態、若しくは、新バージョンとの差分ファイルとして、HDD26内に保存される。また、全バージョンのハイパーテキストファイル1,1’は、それぞれ、各バージョンを個々に識別するためのバージョン番号と資源IDとが定義付けられた状態で管理される。上述した更新履歴情報は、バージョン番号と、バージョンを使用した期間と、その期間に使用したパス名と、前のバージョンからアップグレードしたときの更新内容と、そのバージョンでのウェブページの内容のキーワードとからなる。このため、図4に示されたページ属性情報データベース2の「更新履歴」は、「バージョン」,「パス名」,「更新内容」,及び「キーワード」の項目欄に、更に区分されており、更新履歴情報を構成するバージョン番号,期間,パス名,更新内容,及びキーワードは、これら各項目欄に、それぞれ記録される。
【0037】
ところで、ページ属性情報データベース2内の各レコードにおいて、最新バージョンの期間の終了時刻が定まっていないもの(例えば、図4において言えば、資源IDが00010101のレコードのバージョン3.1.0)があるが、これは、そのバージョンが現在使用中であることを示している。逆に、最新バージョンの期間の終了時刻が定まっているもの(例えば、図4において言えば、資源IDが00010104のレコードのバージョン1.0.2)は、そのバージョンを含めて全てのバージョンが、ウェブサイトから削除されたことを示す。
【0038】
また、図4に示された更新履歴情報について、簡単に説明すると、まず、00010101の資源が、「products/pageA.html」なるパス名を持つウェブサイト内の1つのページとして2001年04月01日に新規登録されている。そして、幾度か内容が修正された後、2001年06月01日に「products/pageB.html」なるパス名に変更されている。このとき、使用されなくなった「products/pageA.html」なるパス名は、00010102の資源のパス名として、使用され始めている。その後、00010101の資源も00010102の資源も、幾度か内容が修正された後、2001年08月01日に、00010101の資源のパス名が、「products/pageC.html」なるパス名へと変更されている。このとき、使用されなくなった「products/pageB.html」なるパス名は、00010102の資源のパス名として、使用され始め、更に、使用されなくなった「products/pageA.html」なるパス名が、00010103の資源のパス名として、使用され始めている。図4は、このような例を示したものである。
【0039】
なお、図4に示されたページ属性情報データベース2は、上記3つの項目欄を有しているが、これら3つの項目欄に限られず、ウェブサイトの運用上必要となる項目欄が、当該データベース2に、更に追加されていても良い。
【0040】
ユーザ情報データベース3は、ユーザに関する情報を記録するためのデータベースである。そのデータ構造を説明するために論理的に作成した表を、図5に示す。この図5に示されるように、ユーザ情報データベース3は、「ユーザID」,「セッション履歴」,及び「個人情報」の項目欄からなるレコードをユーザ毎に作成することによって、構成されている。
【0041】
「ユーザID」には、ユーザを個々に識別するための識別情報であるユーザIDが、記録される。このユーザIDは、当該サーバ装置10の運営者が各ユーザを個別に管理するために使用するものであるが、後述するサーバプログラム7により、有効期限が無期限に指定されたクッキーとしても使用される。
【0042】
「セッション履歴」には、ユーザが当該サーバ装置20の運営者に対して行ったセッション(ウェブページのリクエスト,電子メールの送信,又は、サービスセンターのオペレータへの電話での問い合わせ)の履歴に関する情報であるセッション履歴情報が、記録される。このセッション履歴情報は、各セッションを個々に識別するための識別情報であるセッションIDと、セッションを開始した時刻(年月日時分秒)と、セッションタイプ(web,email,phone)とからなる。
【0043】
「個人情報」には、何れかのセッションにおいて取得されたユーザの個人情報(氏名,住所,郵便番号,電話番号,電子メールアドレス,及びクレジットカード番号など)が、記録される。但し、個人情報を取得していない場合には、「個人情報」は空欄である。
【0044】
なお、ここで、本実施形態におけるセッションについて、説明しておく。本実施形態においては、以下に示す3つの場合における期間又は時をもって、1セッションと定義している。
【0045】
第1に、ユーザが自分の端末装置10を操作してウェブブラウザを立ち上げて、当該サーバ装置20に対して初めてウェブページのリクエストをした場合(セッションタイプがwebである場合)、後述するサーバプログラム7により、セッションIDが、有効期限が指定されてないクッキーとして端末装置10へ配信される。すると、端末装置10のウェブブラウザは、CPU11によって実行されている間は、セッションIDをクッキーとして使用し続ける(つまり、サーバ装置20へ送信するHTTPリクエストメッセージのヘッダに毎回セッションIDを格納する)。そして、ウェブブラウザの実行が終了されるとウェブブラウザはそのセッションIDを破棄する。本実施形態では、このようなクッキーの機能を利用して、ウェブブラウザがセッションIDをクッキーとして使用している期間を、1セッションと定義している。
【0046】
第2に、ユーザが、後述する問い合わせ画面(図18参照)を利用して、当該サーバ装置20の運営者に対して電子メールを送信してきた場合(セッションタイプがemailである場合)、サーバ装置20のメーラーがその電子メールを受信した時を、1セッションと定義している。
【0047】
第3に、ユーザが、当該ウェブサイト内のウェブページについて、当該サーバ装置20の運営者(より具体的には、サービスセンターのオペレータ)に対して電話で問い合わせした場合(セッションタイプがphoneである場合)、その問い合わせに掛かった通話期間を、1セッションと定義している。
【0048】
ところで、セッションタイプがweb又はphoneである場合には、セッションIDは、後述するサーバプログラム7により、セッションが開始される毎に新規に生成される。一方、セッションタイプがemailである場合には、セッションIDは、メーラーが電子メールを受信する毎に新規に生成されて、後述する関連情報とともにユーザ情報データベース3及び後述するアクセスログデータベース4内に自動的に記録されるようになっている。
【0049】
なお、図5に示されたユーザ情報データベース3は、上記3つの項目欄を有しているが、これら3つの項目欄に限られず、ウェブサイトの運用上必要となる項目欄が、当該データベース3に、更に追加されていても良い。
【0050】
アクセスログデータベース4は、全てのユーザが当該サーバ装置20の運営者に対して行ったアクセスの履歴に関する情報(アクセス履歴情報)を全て記録するためのデータベースであり、1つのウェブサイトに対して1つ用意される。そのデータ構造を説明するために作成した論理的な表を、図6に示す。この図6に示されるように、アクセスログデータベース4は、「ユーザID」,「セッションID」,「アクセス時刻」,「タイプ」,及び「内容」の項目欄からなるレコードを、端末装置10がアクセスしてくる毎に作成することによって、構成されている。
【0051】
「ユーザID」及び「セッションID」には、それぞれ、ユーザID及びセッションIDが、記録される。
【0052】
なお、ここで、本実施形態におけるアクセスについて、説明しておく。本実施形態においては、以下に示す3つの行為を1アクセスとして定義している。
【0053】
第1に、セッションタイプがWebであるときは、ユーザが自分の端末装置10を操作してウェブページをリクエストした行為を、1アクセスと定義している。なお、ユーザは1セッション中(端末装置10においてウェブブラウザを立ち上げている間)であればウェブページを何回もリクエストすることができるので、セッションタイプがwebであるときには、同じセッションIDを有するアクセス履歴情報が、当該データベース4に複数存在する場合もある。
【0054】
第2に、セッションタイプがemailである場合、ユーザが自分の端末装置10を操作して電子メールを送信してきた行為を、1アクセスと定義している。なお、上述したように、サーバ装置20が電子メールを受信した時を1セッションとして定義しているので、本実施形態においては、同じセッションIDを有するアクセス履歴情報は、当該データベース4に存在しない。
【0055】
第3に、セッションタイプがphoneである場合、ユーザが、当該ウェブサイト内のウェブページについてサービスセンターのオペレータへ電話で問い合わせした行為を、1アクセスとして定義している。なお、上述したように、この問い合わせに掛かった通話期間を1セッションとして定義しているので、本実施形態においては、同じセッションIDを有するアクセス履歴情報は、当該データベース4に存在しない。
【0056】
図6のアクセスログデータベース4の説明に戻る。「アクセス時刻」には、端末装置10がウェブページをリクエストしてきた時刻(年月日時分秒),電子メールを受信した時刻(年月日時分秒),又は、オペレータがユーザと電話のやり取りを開始した時刻(年月日時分秒)が、記録される。「タイプ」には、セッションタイプ(web,email,phone)が、記録される。
【0057】
「内容」には、端末装置10がウェブページをリクエストしてきた場合には、一般のウェブサーバが持つアクセスログに記録されているのと同じ情報(例えば、メソッド,パス名,プロトコルバージョン,及びレスポンスレコード等)が記録され、端末装置10から電子メールを受信した場合には、送信元の電子メールアドレス(図示略)と電子メールの件名が記録され、ユーザがオペレータへ電話で問い合わせてきた場合には、ユーザIDや電話番号(ともに図示略)が記録される。ところで、図6の「内容」には◆が示されているが、これは、セッション情報データベース4の内容がディスプレイに表示されたときに表示されるポインターである。サーバ装置20の運営者がこのポインターをクリックすると、電子メールの内容やオペレータが電話でユーザとやり取りした内容が所定のファイルから読み出されてディスプレイに表示される。なお、電話でやり取りした内容は、オペレータによりテキストデータとして上記所定のファイルに記録され、また、ユーザとの電話でのやり取りに関するアクセス履歴情報が、オペレータによってアクセスログデータベース4に記録される。
【0058】
ところで、図6に示されたアクセスログデータベース4は、上記5つの項目欄を有しているが、これら5つの項目欄に限られず、ウェブサイトの運用上必要となる項目欄が、当該データベース4に、更に追加されていても良い。
【0059】
代替パス情報データベース5は、誤入力により得られるであろうと予測される不正確なパス名とそのパス名に対応するであろうと予測される現在使用中のパス名とを対応付けているデータベースである。そのデータ構造を説明するために作成した論理的な表を、図7に示す。この図7に示されるように、代替パス情報データベース5は、「未登録パス」及び「代替パス」の項目欄からなるレコードが各行に作成されることによって、構成されている。
【0060】
「未登録パス」には、ウェブサイトで現在使用しているパス名に対して誤ったパス名(例えば、正常なパス名「product/VirtualEditor/index.html」に対して「/index」といった1単語が抜けたパス名)が、格納される。「代替パス」には、上述したような誤ったパス名に対応する正常なパス名が、格納される。
【0061】
誘導結果データベース6は、ユーザが端末装置10を操作してウェブページをリクエストしてきたときに実行される後述するサーバプログラム7によって、そのユーザが所望する資源へ誘導した結果(若しくは問い合わせサービスを提供した結果)を記録するデータベースである。そのデータ構造を説明するために作成した論理的な表を、図8に示す。この図8に示されるように、誘導結果データベース6は、「利用日時」,「要求パス」,「要求パスの状態」,「誘導機能の種類」,及び「誘導結果」の項目欄からなるレコードを、ユーザを誘導する毎に作成することによって、構成されている。
【0062】
「利用日時」には、ユーザを誘導した時刻(年月日時分秒)が、記録される。「要求パス」には、端末装置10がウェブページをリクエストしてきた時に指定したパス名が、記録される。「要求パスの状態」には、指定されたパス名がウェブサイト内で使用中のものであるか(正常)、もともとウェブサイト内に存在しないものか(未登録)、既にウェブサイト内に存在しないかを示す情報(削除)の何れかが、記録される。
【0063】
「誘導機能の種類」には、後述するサーバプログラム7を実行した際にユーザが選択した機能が、記録される。なお、その機能としては、不正確なパス名をユーザが指定してきた場合に正常なパス名へと変換してその正常なパスにあるファイル1へジャンプさせる機能(代替パス[対応関係]),正常なパス名に類似する不正確なパス名(例えば、スラッシュが1つ足りないパス名や、aがeになっているパス名や、iがlになっているパス名など)をユーザが指定してきた場合に正常なパス名へと変換してその正常なパスへジャンプさせる機能(代替パス[類似関係]),サイト内のウェブページを検索する機能(サイト内検索),ユーザが自己の所望するウェブページについて古いパス名を指定した場合にそのウェブページについて現在使用しているパスへジャンプさせる機能(移動),ユーザが前回アクセスした時からウェブページの内容が修正されていた場合に古いバージョンのウェブページ(旧内容を持つウェブページ)へ移動させる機能(旧内容復元),及び、電子メールでの問い合わせを行わせる機能(問い合わせ)がある。
【0064】
「誘導結果」には、ユーザを誘導した結果が、記録される。具体的には、ユーザが正常なパスへジャンプした場合にはそのパス名が、検索したが1つも抽出できなかった場合には[NO Match]が、検索して得られた幾つかのパスのうちの1つへユーザがジャンプした場合にはジャンプした先のパス名が、ユーザが古いバージョンのウェブページへ移動した場合にはそのバージョン番号とそのバージョンの使用期間の開始時刻が、ユーザが問い合わせを行った場合には後述する問合IDと問い合わせ内容の概要が、記録される。
【0065】
サーバプログラム(CGIスクリプトやサーブレットなどを含む総合的なサーバプログラム)7は、CPU21に対し、通常のウェブサーバとしての機能を実行させるとともに、ウェブサイトにアクセスしてきたユーザを識別させ、そのユーザのアクセス履歴情報とウェブページの更新履歴情報とを参照して、そのユーザが求めている資源(又はサービスセンター)へユーザを誘導させるプログラムである。
【0066】
なお、このサーバ装置20は、図示していないが、サービスセンターにあるオペレータ用の端末装置とLAN等を介して接続されており、オペレータ用の端末装置は、サーバ装置20に格納されている各データベース2〜6からデータを読み込んでそのデータに基づく表をディスプレイに表示させることができる。
【0067】
以上に説明した構成を有するコンピュータネットワークシステムにおいて実行される処理の内容を、以下に説明する。
【0068】
サーバ装置20のCPU21は、ウェブサイトをインターネットN上に公開している間は、HDD26内に格納されているサーバプログラム7を読み込んで実行しており、インターネットN上の端末装置10がウェブページをリクエストしてくるのを、待機している。このサーバプログラム7に基づく処理の内容を、図9に示す。
【0069】
図9に示されるように、処理開始後、最初のS101では、CPU21は、何れかの端末装置10がウェブページをリクエストしてくるのを、すなわち、HTTPリクエストメッセージが送信されてくるのを、待機する。そして、HTTPリクエストメッセージを受信した場合には、CPU21は、処理をS102へ進める。
【0070】
S102では、CPU21は、セッション識別サブルーチンを、実行する。このセッション識別サブルーチンは、HTTPリクエストメッセージを送信してきた端末装置10がセッション中であるかを、クッキーとしても利用されるセッションIDを用いて識別するための処理である。このセッション識別サブルーチンの内容を、図10に示す。
【0071】
図10に示されるように、セッション識別サブルーチン開始後、最初のS201では、CPU21は、HTTPリクエストメッセージのヘッダ内にセッションIDが存在するか否かを、チェックする。そして、当該ヘッダ内にセッションIDが存在していなかった場合には、CPU21は、処理をS202へ進める。
【0072】
S202では、CPU21は、ユーザ識別サブルーチンを、実行する。このユーザ識別は、リクエストメッセージを送信してきた端末装置10を、クッキーとしても利用されるユーザIDを用いて識別するための処理である。このユーザ識別サブルーチンの内容を、図11に示す。
【0073】
図11に示されるように、ユーザ識別サブルーチン開始後、最初のS221では、CPU21は、HTTPリクエストメッセージのヘッダ内にユーザIDが存在するか否かを、チェックする。そして、当該ヘッダ内にユーザIDが存在していなかった場合には、CPU21は、処理をS222へ進める。
【0074】
S222では、CPU21は、当該ユーザ用として新たなユーザIDを、生成する。
【0075】
次のS223では、CPU21は、当該新たなユーザIDを、有効期限が無期限に指定されたクッキーとして、HTTPリクエストメッセージを送信してきた端末装置10へ、送信する。なお、当該ユーザIDを受信した端末装置10のウェブブラウザは、当該新たなユーザIDの受け取りを了承するかどうかを尋ねる画面をディスプレイに表示し、ユーザによって了承の可否が選択されると、その選択結果をサーバ装置20へ送信する。
【0076】
次のS224では、CPU21は、当該新たなユーザIDの送信先である端末装置10から応答(選択結果)が送信されてくるのを、待機する。そして、応答を受信した場合には、CPU21は、処理をS225へ進める。
【0077】
S225では、CPU21は、応答の内容が当該新たなユーザIDの受け取りを了承する旨のものであるか否かを、チェックする。そして、その内容が当該新たなユーザIDの受け取りを了承する旨のものでなかった場合には、CPU21は、処理をS226へ進める。
【0078】
S226では、CPU21は、当該新たなユーザIDを破棄し、ダミーのユーザID(例えば「#########」)を処理対象として特定する。
【0079】
次のS227では、CPU21は、当該ダミーユーザIDを有する新たなレコードをユーザ情報DB(データベース)3に追加し、ユーザ認識処理サブルーチンを終了して、図10のセッション認識サブルーチンにおけるS203の処理へ進む。
【0080】
一方、S225において、応答の内容が当該新たなユーザIDの受け取りを了承する旨のものであった場合には、CPU21は、処理をS228へ進める。
【0081】
S228では、CPU21は、当該新たなユーザIDを処理対象として特定する。
【0082】
次のS229では、CPU21は、当該新たなユーザIDを有する新たなレコードをユーザ情報DB(データベース)3に追加し、ユーザ認識処理サブルーチンを終了して、図10のセッション識別サブルーチンにおけるS203の処理へ進む。
【0083】
なお、S221において、HTTPリクエストメッセージのヘッダ内にユーザIDが存在していた場合には、CPU21は、処理をS230へ進める。
【0084】
S230では、CPU21は、当該ユーザIDを処理対象として特定し、ユーザ認識処理サブルーチンを終了して、図10のセッション識別サブルーチンにおけるS203の処理へ進む。
【0085】
S203では、CPU21は、当該セッション用として新たなセッションIDを、生成する。
【0086】
次のS204では、CPU21は、当該新たなセッションIDを、有効期限が指定されていないクッキーとして、HTTPリクエストメッセージを送信してきた端末装置10へ、送信する。なお、図11のS223と同様に、当該セッションIDを受信した端末装置10のウェブブラウザは、当該新たなセッションIDの受け取りを了承するかどうかを尋ねる画面をディスプレイに表示し、ユーザによって了承の可否が選択されると、その選択結果をサーバ装置20へ送信する。
【0087】
次のS205では、CPU21は、当該新たなセッションIDの送信先である端末装置10から応答(選択結果)が送信されてくるのを、待機する。そして、応答を受信した場合には、CPU21は、処理をS206へ進める。
【0088】
S206では、CPU21は、応答の内容が当該新たなセッションIDの受け取りを了承する旨のものであるか否かを、チェックする。そして、応答の内容が当該新たなセッションIDの受け取りを了承する旨のものでなかった場合には、CPU21は、処理をS207へ進める。
【0089】
S207では、CPU21は、当該新たなセッションIDを破棄し、ダミーのセッションID(例えば「#########」)を処理対象として特定して、処理をS209へ進める。
【0090】
一方、S206において、応答の内容が当該新たなセッションIDの受け取りを了承する旨のものであった場合には、CPU21は、処理をS208へ進める。
【0091】
S208では、CPU21は、当該新たなセッションIDを処理対象として特定し、処理をS209へ進める。
【0092】
S209では、CPU21は、ユーザ情報DB(データベース)3において、S202において特定されたユーザIDを有するレコードに、当該新たなセッションIDとHTTPリクエストメッセージを受信した時刻(年月日時分秒)とアクセスタイプ(web)とからなる新たなセッション履歴情報を追加して、処理をS212へ進める。
【0093】
なお、S201において、HTTPリクエストメッセージのヘッダ内にセッションIDが存在していた場合には、CPU21は、処理をS210へ進める。
【0094】
S210では、CPU21は、当該セッションIDを処理対象として特定する。
【0095】
次のS211では、CPU21は、アクセスログDB(データベース)4内の各レコードを参照して、当該セッションIDと対をなしているユーザIDを読み出し、処理をS212へ進める。
【0096】
S212では、CPU21は、S202で特定されたユーザIDとS207又はS208で特定されたセッションIDとを、若しくは、S210及びS211で各々特定されたセッションID及びユーザIDを有する新たなレコード(アクセス履歴情報)を、アクセスログDB(データベース)4に追加し、セッション識別サブルーチンを終了して、図9のメインルーチンにおけるS103の処理へ進む。
【0097】
S103では、CPU21は、端末装置10がHTTPリクエストメッセージを送信してきた時に指定したパス名が、ページ属性情報データベース2の「変更履歴」の「パス名」に存在するか否かを、チェックする。そして、当該パス名がページ属性情報データベース2内に存在していた場合には、CPU21は、処理をS104へ進める。
【0098】
S104では、CPU21は、当該パス名と当該ユーザID(S202又はS211で特定されたユーザID)とを有するレコード(アクセス履歴情報)がアクセスログデータベース4内に存在するか否かを、チェックする。そして、CPU21は、当該レコードがアクセスログデータベース4内に存在していなかった場合には、処理をS107へ進め、当該レコードがアクセスログデータベース4内に存在していた場合には、処理をS105へ進める。
【0099】
S105では、CPU21は、当該パス名と当該ユーザIDとを持つレコードのうち、最も新しいアクセス時刻を有するレコードを特定し、そのレコードのアクセス時刻をアクセスログデータベース4内から読み出す。
【0100】
次のS106では、CPU21は、更新情報生成サブルーチンを、実行する。この更新情報生成サブルーチンは、ユーザが前回アクセスした時から現時点までにウェブページが更新されているかどうかに関する情報を生成するための処理である。この更新情報生成サブルーチンの内容を、図12に示す。
【0101】
図12に示されるように、更新情報生成サブルーチン開始後、最初のS301では、CPU21は、ページ属性情報データベース2から、当該パス名を「パス名」に有する資源を、抽出する。
【0102】
次のS302では、CPU21は、抽出された資源のうち、S105で読み出されたアクセス時刻を含む期間と当該パス名とを有するバージョンを持つ資源の資源IDを、特定する。
【0103】
次のS303では、CPU21は、当該資源IDが示す資源において、当該アクセス時刻以後にパス名の付け替えがあったか否かを、チェックする。そして、パス名の付け替えがあった場合には、CPU21は、処理をS304へ進める。
【0104】
S304では、CPU21は、当該資源IDが示す資源がウェブサイトから削除されているか否か、すなわち、当該資源IDの最新バージョンの期間の終了時刻が定まっているか否かを、チェックする。そして、CPU21は、当該資源IDの資源がウェブサイトから削除されていた場合には処理をS307へ進め、当該資源IDの資源がウェブサイトから削除されていなかった場合には処理をS305へ進める。
【0105】
S305では、CPU21は、当該資源IDの最新バージョンのパス名をページ属性情報データベース2から読み出し、処理をS307へ進める。
【0106】
なお、S303において、パス名の付け替えがなかった場合には、CPU21は、処理をS306へ進める。
【0107】
S306では、CPU21は、当該資源IDが示す資源において、当該アクセス時刻以後に内容の修正があったか否かを、チェックする。そして、CPU21は、内容の修正があった場合には処理をS307へ進め、内容の修正がなかった場合には更新情報生成サブルーチンを終了し、図9のメインルーチンにおけるS107の処理へ進む。
【0108】
S307では、CPU21は、当該資源IDにおける当該アクセス時刻をその期間に含むバージョンを特定し、そのバージョン番号をページ属性情報データベース2から読み出して、更新情報生成サブルーチンを終了し、図9のメインルーチンにおけるS107の処理へ進む。
【0109】
S107では、CPU21は、キーワード読出サブルーチンを、実行する。このキーワード読出サブルーチンは、ウェブサイト内の何れかのウェブページを抽出する際に検索条件として使用されるキーワードを読み出すための処理である。このキーワード読出サブルーチンの内容を、図13に示す。
【0110】
図13に示されるように、キーワード読出サブルーチン開始後、最初のS401では、CPU21は、この時点で資源IDが特定されているか否かを、チェックする。そして、この時点で資源IDが特定されていた場合には、CPU21は、処理をS402へ進める。
【0111】
次のS402では、CPU21は、当該資源IDが示す資源において、当該アクセス時刻以後にパス名の付け替えがあったか否かを、チェックする。そして、CPU21は、パス名の付け替えがあった場合には処理をS404へ進め、パス名の付け替えがなかった場合には処理をS403へ進める。
【0112】
S403では、CPU21は、当該資源IDが示す「資源において、当該アクセス時刻以後に内容の修正があったか否かを、チェックする。そして、当該アクセス時刻以後に内容の修正があった場合には、CPU21は、処理をS404へ進める。
【0113】
S404では、CPU21は、当該資源IDにおけるS307で読み出されたバージョン番号に対応するキーワードを、ページ属性情報データベース2から読み出し、処理をS406へ進める。
【0114】
一方、S403において、当該アクセス時刻以後に内容の修正がなかった場合には、CPU21は、処理をS405へ進める。
【0115】
S405では、CPU21は、当該資源IDが示す資源がウェブサイトから削除されているか否か、すなわち、当該資源IDの最新バージョンの期間の終了端が定まっているか否かを、チェックする。そして、当該資源IDが示す資源がウェブサイトから削除されていなかった場合には、CPU21は、処理をS406へ進める。
【0116】
なお、S401において、その時点で資源IDが特定されていなかった場合にも、CPU21は、処理をS406へ進める。
【0117】
S406では、CPU21は、当該資源IDの最新バージョン(若しくは、指定されたパス名を最新バージョンに持つ資源の最新バージョン)のキーワードを、ページ属性情報データベース2から読み出し、キーワード読出サブルーチンを終了して、図9のメインルーチンにおけるS108へ進む。
【0118】
一方、S405において、当該資源IDの資源がウェブサイトから削除されていた場合には、CPU21は、処理をS407へ進める。
【0119】
S407では、CPU21は、当該資源の最終バージョンのキーワードを、ページ属性情報データベース2から読み出し、キーワード読出サブルーチンを終了して、図9のメインルーチンにおけるS108へ進む。
【0120】
S108では、CPU21は、端末装置10により指定されたパス名が示すパスにあるハイパーテキストファイル1を送信し、処理をS110へ進める。
【0121】
なお、S103において、端末装置10がHTTPリクエストメッセージを送信してきた時に指定したパス名が、ページ属性情報データベース2内に存在していなかった場合には、CPU21は、処理をS109へ進める。
【0122】
S109では、CPU21は、代替パス特定サブルーチンを、実行する。この代替パス特定サブルーチンは、当該パス名に類似する現在使用中のパス名を特定するための処理である。この代替パス特定サブルーチンの内容を、図14に示す。
【0123】
図14に示されるように、代替パス特定サブルーチン開始後、最初のS501では、CPU21は、代替パス情報データベース5の「未登録パス」に当該パス名が存在するか否かを、チェックする。そして、当該パス名が代替パス情報データベース5内に存在していた場合には、CPU21は、処理をS502へ進める。
【0124】
S502では、CPU21は、代替パス情報データベース5の「代替パス」から、当該パス名に対応する代替パス名を読み出し、代替パス特定サブルーチンを終了して、図9のメインルーチンにおけるS110へ進む。
【0125】
一方、S501において、当該パス名が代替パス情報データベース5内に存在していなかった場合には、CPU21は、処理をS503へ進める。
【0126】
S503では、CPU21は、当該パス名に最も類似する実在のパス名を、ページ属性情報DB(データベース)2から抽出する。なお、最も類似するものを抽出するためのロジックについては、説明を省略する。そして、CPU21は、S503を実行した後、代替パス特定サブルーチンを終了して、図9のメインルーチンにおけるS110へ進む。
【0127】
S110では、CPU21は、メニュー内容決定サブルーチンを、実行する。このメニュー内容決定サブルーチンは、ユーザが選択可能な1つ又は複数の選択肢からなるメニューを決定するための処理である。なお、メニューを構成する各選択肢は、何れも、ユーザが当該ウェブサイトへアクセスする際に指定したパス(すなわちウェブページ)とは違うパス(すなわちウェブページ)へ移動する手段を、ユーザに提供する。このメニュー内容決定処理サブルーチンの内容を、図15に示す。
【0128】
図15に示されるように、メニュー内容決定サブルーチン開始後、最初のS601では、CPU21は、この時点で代替パス名が読み出されているか否かを、チェックする。そして、この時点で代替パス名が読み出されていなかった場合には、CPU21は、処理をS602へ進める。
【0129】
S602では、CPU21は、この時点で資源IDが特定されているか否かを、チェックする。そして、この時点で資源IDが特定されていた場合には、CPU21は、処理をS603へ進める。
【0130】
S603では、CPU21は、当該資源IDの資源において、当該アクセス時刻以後にパス名の付け替えがあったか否かを、チェックする。そして、パス名の付け替えがあった場合には、CPU21は、処理をS604へ進める。
【0131】
S604では、CPU21は、当該資源IDの資源がウェブサイトから削除されているか否か、すなわち、当該資源IDの最新バージョンの期間の終了端が定まっているか否かを、チェックする。そして、CPU21は、当該資源IDの資源がウェブサイトから削除されていなかった場合には処理をS607へ進め、当該資源IDの資源がウェブサイトから削除されていた場合には処理をS605へ進める。
【0132】
S605では、CPU21は、S305で読み出された現在使用中のパス名が示すウェブページへ移動する(つまり、そのパスにあるハイパーテキストファイル1を送信する)機能を実行するための選択肢を、メニューに加える。なお、このS605では、CPU21は、メニューと同時に表示されるメッセージを更に生成しても良い。このメッセージの一例としては、「このURL:news.htmlの前回のアクセス日時:2000/04/20,18:11:20時点のページ内容は、現在、別のURLに移動しています。」がある。そして、CPU21は、S605の実行後、処理をS607へ進める。
【0133】
一方、S603において、パス名の付け替えがなかった場合には、CPU21は、処理をS606へ進める。
【0134】
S606では、CPU21は、当該資源IDの資源において、当該アクセス時刻以後に内容の修正があったか否かを、チェックする。そして、当該アクセス時刻以後に内容の修正があった場合には、CPU21は、処理をS607へ進める。
【0135】
S607では、CPU21は、前回アクセスしてきた時の内容を持つウェブページへ移動する(つまり、当該資源IDとS307で読み出されたバージョン番号とが定義付けられているハイパーテキストファイル1’を送信する)機能を実行するための選択肢を、メニューに追加する。なお、このS607では、CPU21は、メニューと同時に表示されるメッセージを更に生成しても良い。このメッセージの一例としては、「このURL:products/index.htmlは、前回のアクセス日時:2000/04/20,18:15:03以降、ページ内容に変更があります。」がある。そして、CPU21は、S607の実行後、処理をS609へ進める。
【0136】
一方、S606において、当該アクセス時刻以後に内容の修正がなかった場合には、CPU21は、処理をS608へ進める。
【0137】
S608では、CPU21は、当該資源IDの資源がウェブサイトから削除されているか否か、チェックする。そして、当該資源IDの資源がウェブサイトから削除されていなかった場合には、CPU21は、処理をS609へ進める。
【0138】
S609では、CPU21は、当該アクセス時刻でのバージョンのキーワードにてウェブサイト内を検索する機能を実行するための選択肢を、メニューに追加する。なお、このS609では、CPU21は、メニューと同時に表示されるメッセージを更に生成しても良い。このメッセージの一例としては、「このURL:products/index.htmlのページのキーワードを検索条件として、このwebサイト内のページ検索を実行しますか?」がある。そして、CPU21は、S609の実行後、処理をS613へ進める。
【0139】
一方、S608において、当該資源IDの資源がウェブサイトから削除されていた場合には、CPU21は、処理をS610へ進める。
【0140】
S610では、CPU21は、当該資源IDの最終バージョンのキーワードにてウェブサイト内を検索する機能を実行するための選択肢を、メニューに追加する。なお、このS610では、CPU21は、メニューと同時に表示されるメッセージを更に生成しても良い。このメッセージの一例としては、「このURL:virtual-message.htmlは現在削除されています。前回のアクセス日時:2000/04/20,18:47:30のページのキーワードを検索条件として、このwebサイト内のページ検索を実行しますか?」がある。そして、CPU21は、S610の実行後、処理をS613へ進める。
【0141】
なお、S602において、その時点で資源IDが特定されていなかった場合には、CPU21は、処理をS611へ進める。
【0142】
S611では、CPU21は、ページ属性情報データベース2を参照して、端末装置10によって指定されたパス名を最新バージョンに持つ資源のレコードを特定し、そのバージョンのキーワードにてウェブサイト内を検索する機能を実行するための選択肢を、メニューに追加する。なお、このS611でも、CPU21は、メニューと同時に表示されるメッセージを更に生成しても良い。そして、CPU21は、S611の実行後、処理をS613へ進める。
【0143】
また、S601において、その時点で代替パス名が読み出されていた場合には、CPU21は、処理をS612へ進める。
【0144】
S612では、CPU21は、その代替パス名が示すウェブページへ移動する(つまり、代替パス名が示すパスにあるハイパーテキストファイル1を送信する)ための選択肢を、メニューに追加する。なお、このS612では、CPU21は、メニューと同時に表示されるメッセージを更に生成しても良い。この場合のメッセージの一例としては、「このURL:products/VirtualEditor.htmlは存在しません。代替URL:products/VirtualEditor/index.htmlを表示しますか。」がある。そして、CPU21は、S612の実行後、処理をS613へ進める。
【0145】
S613では、CPU21は、後述する問い合わせ画面へ移動するための選択肢を、メニューに追加する。なお、このS613では、CPU21は、メニューと同時に表示されるメッセージを更に生成しても良い。このメッセージの一例としては、「このURL:backnumber/news20000420.htmlについて問い合わせしますか?」がある。そして、CPU21は、S613の実行後、メニュー内容決定サブルーチンを終了して、図9のメインルーチンにおけるS111へ進む。
【0146】
S111では、CPU21は、S110で決定された1つ又は複数の選択肢をクリック可能なボタン(移動手段及び検索手段に相当)としてそれぞれ示したメニュー画面を、ウェブページをリクエストしてきた端末装置10へ、送信する。但し、このメニュー画面には、S605,S606,S609〜S612においてメッセージが作成されていた場合には、それらメッセージも示されている。なお、このメニュー画面を受信した端末装置10のウェブブラウザは、この時点でディスプレイに表示しているウェブページとは別のフレーム内に、各ボタンとメッセージとが示されたメニュー画面を、表示する。そして、このウェブブラウザは、メニュー画面内の何れかのボタンがクリックされた場合には、そのボタンに示された選択肢に関する情報を、サーバ装置20へ送信する。
【0147】
次のS112では、CPU21は、選択機能実行サブルーチンを、実行する。この選択機能実行サブルーチンは、端末装置10のユーザが選択した選択肢の機能を実行するための処理である。この選択機能実行サブルーチンの内容を、図16に示す。
【0148】
図16に示されるように、選択機能実行サブルーチン開始後、最初のS701では、CPU21は、ユーザによって選択された選択肢に関する情報が端末装置10から送信されてくるのを、待機する。そして、当該情報を受信した場合には、CPU21は、処理をS702へ進める。
【0149】
S702では、CPU21は、S701において受信した情報がどの選択肢に関するものであるかを、チェックする。そして、CPU21は、受信した情報が代替パスへの移動に関するものであった場合には処理をS703へ進め、受信した情報が現在使用中のパスへの移動に関するものであった場合には処理をS704へ進め、受信した情報が旧内容の表示に関するものであった場合には処理をS705へ進め、受信した情報が検索の実行に関するものであった場合には処理をS706へ進め、受信した情報が問い合わせ画面への移動に関するものであった場合には処理をS707へ進める。
【0150】
S703では、CPU21は、代替パス名が示すパスにあるハイパーテキストファイル1を端末装置10へ送信し、処理をS708へ進める。
【0151】
S704では、CPU21は、S305で読み出された現在使用中のパス名が示すパスにあるハイパーテキストファイル1を端末装置10へ送信し、処理をS708へ進める。
【0152】
S705では、CPU21は、当該資源IDと当該バージョン番号とが定義付けられているハイパーテキストファイル(差分ファイルである場合には復元されたファイル)1’を端末装置10へ送信し、処理をS708へ進める。
【0153】
S706では、CPU21は、S404,S406又はS407で読み出されたキーワードを検索条件としてウェブサイト内を検索して、その検索条件を持つウェブページのURLが羅列された画面を端末装置10へ送信し、処理をS708へ進める。
【0154】
S707では、CPU21は、問い合わせ画面送信サブルーチンを、実行する。この問い合わせ画面送信サブルーチンは、問い合わせ用の画面としての電子メール編集用画面を生成して端末装置10へ送信するための処理である。この問い合わせ画面送信サブルーチンの内容を、図17に示す。
【0155】
図17に示されるように、問い合わせ画面送信サブルーチン開始後、最初のS711では、CPU21は、新たなセッションIDを生成する。
【0156】
次のS712では、CPU21は、ユーザ情報データベース3における当該ユーザIDを有するレコードの「個人情報」から、電子メールアドレスやユーザ名などの必要な情報(但し、記録されているもののみ)を、読み出す。
【0157】
次のS713では、CPU21は、当該資源IDが示す資源(資源IDが特定されていない場合には、端末装置10がリクエストしてきた際に指定したパス名を現在使用している資源)について、最新バージョンの使用開始時刻(つまり最終更新日時)とキーワードとを、ページ属性情報データベース2から読み出す。
【0158】
次のS714では、CPU21は、S711〜S713において読み出された各情報を所定の欄に記述した問い合わせ画面を、生成する。なお、その問い合わせ画面の画面例を、図18に示す。図18に示すように、問い合わせ画面30には、宛先としての当該サーバ装置20の電子メールアドレス,送信元の電子メールアドレスを記述するためのテキストボックス30a,セッションID,件名を記述するためのテキストボックス30b,氏名記入用のテキストボックス30c,問い合わせ対象である資源のパス名を含むURL及びその最終更新日時,そのキーワード,問い合わせ内容を記入するためのテキストボックス30d,及び、送信ボタン30eなどが、示されている。そして、S712において電子メールアドレスやユーザの氏名が読み出されていた場合には、CPU21は、それらがテキストボックス30a,30cにそれぞれ記入された状態の問い合わせ画面30を、生成する。
【0159】
次のS715では、CPU21は、当該問い合わせ画面30を、端末装置10へ送信し、問い合わせ画面送信サブルーチンを終了して、図16の選択機能実行サブルーチンにおけるS708へ進む。
【0160】
S708では、CPU21は、誘導結果データベース6に新たなレコードを追加する。このレコードは、ユーザが選択肢を選択した時刻,ユーザが指定したパス,そのパスが現在又は過去にウェブサイトで使用されていたか否かを示す情報,ユーザが選択した誘導機能の種類,及び、誘導結果に関する情報からなる。なお、誘導結果に関する情報は、S703又はS704の何れかを経ている場合には移動した先のパス名であり、S705を経ている場合にはそのウェブページのバージョン番号であり、S706を経ていて検索結果がなかったときには「No Match」であり、S706を経ていて検索結果があったときにはその中からユーザが選択して移動していった先のパス名であり、S707を経ている場合にはセッションIDと件名である。そして、CPU21は、S708の実行後、選択機能実行サブルーチンを終了し、図9のメインルーチンにおけるS113へ進む。なお、この問い合わせ画面30を受信した端末装置10のメーラーは、問い合わせ画面30をディスプレイに表示し、この問い合わせ画面30の各欄に所定のテキストが入力されて送信ボタンがクリックされた場合には、当該電子メールをサーバ装置20に送信する。
【0161】
S113では、CPU21は、問い合わせに関する電子メールを当該端末装置10から所定時間内に受信したか否かを、チェックする。そして、所定時間内に電子メールを受信しなかった場合には、CPU21は、誘導処理を終了する。なお、このS113において、CPU21は、問い合わせ画面30を端末装置10へ送信していない場合(S707を経ていない場合)にも、誘導処理を終了する処理を行う。一方、電子メールを受信した場合には、CPU21は、処理をS114へ進める。
【0162】
S114では、CPU21は、問い合わせ受付サブルーチンを、実行する。この問い合わせ受付サブルーチンは、受信した電子メールの内容をオペレータに通知するための処理である。この問い合わせ受付サブルーチンの内容を、図19に示す。
【0163】
図19に示されるように、問い合わせ受付サブルーチン開始後、最初のS801では、CPU21は、受信した電子メールに記述されているセッションIDと、S202又はS211で特定されたユーザIDとを有するレコードを、アクセスログデータベース4に追加する。
【0164】
次のS802では、CPU21は、ユーザ情報DB(データベース)3における当該ユーザIDを有するレコードに、当該セッションIDを有するセッション履歴情報を、追加する。
【0165】
次のS803では、CPU21は、ページ属性情報DB(データベース)2から、問い合わせ対象資源が属するレコードを読み出す。
【0166】
次のS804では、CPU21は、S114で受信した電子メールの内容と、S802において読み出したレコードとを、図示せぬオペレータ用の端末装置へ送信し、問い合わせ受付サブルーチンを終了し、続いて、図9のメインルーチンを終了する。なお、電子メールの内容と当該レコードとを受け取ったオペレータは、必要に応じて当該資源の作成者と連絡を取り合って、ユーザの問い合わせわせに対する回答を作成し、必要に応じてユーザの端末装置10へその回答を送信する。
【0167】
以上に示したような誘導処理がサーバ装置20において行われるので、図4に示した例において、2001年04月20日にproducts/pageA.htmlなるパスにアクセスしたユーザが、2001年08月30日に再びproducts/pageA.htmlなるパスにアクセスすると、以下のように、処理される。すなわち、products/pageA.htmlなるパス名は、ページ属性情報DB2に存在すると判定され(S103)、ユーザがこのパスにアクセスしたアクセス履歴情報があると判定され(S104)、products/pageA.htmlなるパス名を持つ資源00010101,00010102,00010103が抽出され(S301)、2001年04月20日を期間に含みproducts/pageA.htmlなるパス名を有するバージョンを持つ資源00010101が特定され(S302)、この資源00010101の現在のパス名products/pageC.htmlが読み出され(S305)、前回アクセス時刻でのバージョン番号1.1.7が読み出される(S307)。
【0168】
そして、この資源00010101には、2001年04月20日以後に、パス名の付け替えと内容の修正とがなされているので、現在のパスproducts/pageC.htmlへ移動するための選択肢(S605)と前回アクセス時の内容を持つウェブページへ移動するための選択肢(S607)と当時のバージョンのキーワードにてサイト内を検索するための選択肢(S609)と問い合わせ画面へ移動するための選択肢(S613)とをクリック可能なボタンとして有するメニュー画面が、ユーザの端末装置10に送信される(S111)。このため、ユーザの端末装置10には、4つのボタンを有するメニュー画面が、表示される。
【0169】
このように、本実施形態によれば、ユーザが、一度アクセスしたことがあるウェブページへ再びアクセスすると、そのとき指定したパスにあるウェブページとともに、メニュー画面が、ユーザの端末装置10のディスプレイ10aに表示されるので、ユーザは、メニュー画面に表示された幾つかのボタンのうちの1つを選択してクリックすることにより、ウェブサイト内における自分が所望するウェブページへ移動することができ、若しくは、検索結果を取得することができる。
【0170】
また、本実施形態においては、ウェブサイトへアクセスしてきたユーザの端末装置10のディスプレイ10aには、移動手段や検索手段とともに、オペレータへの問い合わせ手段も、提示される。このため、ユーザは、自分が所望するウェブページへの移動手段がなかったとしても、その問い合わせ手段を利用することにより、自分が所望するウェブページについてウェブサイト運営者に問い合わせることができる。
【0171】
(付記1)
特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とを対応付けて構成される更新履歴情報,及び、ネットワーク上の端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名とその端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置が記憶し、
何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、処理装置が、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出したアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出した更新履歴情報に対応したバージョンのウェブページを表示させる機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成し、この画面データを前記端末装置へ送信する
ことを特徴とするウェブページ誘導方法。
【0172】
(付記2)
特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とページ内で使用されている幾つかのキーワードとを対応付けて構成される更新履歴情報,及び、ネットワーク上の端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名とその端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置が記憶し、
何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、処理装置が、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出したアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出した更新履歴情報に含まれるキーワードを検索条件として前記ウェブサイト内の検索の実行を開始させる機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成し、この画面データを前記端末装置へ送信する
ことを特徴とするウェブページ誘導方法。
【0173】
(付記3)
前記ウェブページの更新には、ウェブページに対するパス名の付け替え,又は、ウェブページの内容の修正が、含まれる
ことを特徴とする付記1又は2記載のウェブページ誘導方法。
【0174】
(付記4)
特定のウェブサイトを構成する各ウェブページに定義されているパス名を列挙したパス情報,及び、前記各パス名とその一部が変更又は削除された偽パス名とを対応付けて構成される対応情報を、記憶装置が記憶し、
ネットワーク上の何れかの端末装置が何れかのウェブページをリクエストする際に指定したパス名が、前記パス情報に含まれていなかった場合には、処理装置が、前記指定されたパス名が偽パス名として前記対応情報に含まれるか否かを判定し、含まれていた場合には、その偽パス名に対応するパス名を含むURLにジャンプする機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成し、含まれていなかった場合には、前記指定されたパス名に最も類似するパス名を前記パス情報から抽出し、抽出したパス名を含むURLにジャンプする機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成して、生成した画面データを前記端末装置へ送信する
ことを特徴とするウェブページ誘導方法。
【0175】
(付記5)
ネットワークを介して複数の端末装置と送受信可能なコンピュータに対し、
特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とから構成される更新履歴情報,及び、前記各端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名と端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置に記憶させ、
何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、
抽出されたアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、抽出された更新履歴情報に対応したバージョンのウェブページを表示させる機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成させ、
前記画面データを前記端末装置へ送信させる
ことを特徴とするウェブページ誘導プログラム。
【0176】
(付記6)
ネットワークを介して複数の端末装置と送受信可能なコンピュータに対し、
特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とページ内で使用されている幾つかのキーワードとを対応付けて構成される更新履歴情報,及び、ネットワーク上の端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名とその端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置に記憶させ、
何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、
抽出されたアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、抽出された更新履歴情報に含まれるキーワードを検索条件として前記ウェブサイト内の検索の実行を開始させる機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成させ、
前記画面データを前記端末装置へ送信させる
ことを特徴とするウェブページ誘導プログラム。
【0177】
(付記7)
前記ウェブページの更新には、ウェブページに対するパス名の付け替え,又は、ウェブページの内容の修正が、含まれる
ことを特徴とする付記5又は6記載のウェブページ誘導プログラム。
【0178】
(付記8)
ネットワークを介して複数の端末装置と送受信可能なコンピュータに対し、
特定のウェブサイトを構成する各ウェブページに定義されているパス名を列挙したパス情報,及び、前記各パス名とその一部が変更又は削除された偽パス名とを対応付けて構成される対応情報を、記憶装置に記憶させ、
ネットワーク上の何れかの端末装置が何れかのウェブページをリクエストする際に指定したパス名が、前記パス情報に含まれていなかった場合には、前記指定されたパス名が偽パス名として前記対応情報に含まれるか否かを判定させ、
含まれていた場合には、その偽パス名に対応するパス名を含むURLにジャンプする機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成させるとともに、含まれていなかった場合には、前記指定されたパス名に最も類似するパス名を前記パス情報から抽出させ、抽出されたパス名を含むURLにジャンプする機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成させ、
生成された画面データを前記端末装置へ送信させる
ことを特徴とするウェブページ誘導プログラム。
【0179】
(付記9)
ネットワークを介して複数の端末装置と送受信可能なコンピュータに対し、
特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とから構成される更新履歴情報,及び、前記各端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名と端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置に記憶させ、
何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、
抽出されたアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、
抽出された更新履歴情報に対応したバージョンのウェブページを表示させる機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成させ、
前記画面データを前記端末装置へ送信させる
ウェブページ誘導プログラムを格納したコンピュータ可読媒体。
【0180】
(付記10)
ネットワークを介して複数の端末装置と送受信可能なコンピュータに対し、
特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とページ内で使用されている幾つかのキーワードとを対応付けて構成される更新履歴情報,及び、ネットワーク上の端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名とその端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置に記憶させ、
何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、
抽出されたアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、抽出された更新履歴情報に含まれるキーワードを検索条件として前記ウェブサイト内の検索の実行を開始させる機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成させ、
前記画面データを前記端末装置へ送信させる
ウェブページ誘導プログラムを格納したコンピュータ可読媒体。
【0181】
(付記11)
ネットワークを介して複数の端末装置と送受信可能なコンピュータに対し、
特定のウェブサイトを構成する各ウェブページに定義されているパス名を列挙したパス情報,及び、前記各パス名とその一部が変更又は削除された偽パス名とを対応付けて構成される対応情報を、記憶装置に記憶させ、
ネットワーク上の何れかの端末装置が何れかのウェブページをリクエストする際に指定したパス名が、前記パス情報に含まれていなかった場合には、前記指定されたパス名が偽パス名として前記対応情報に含まれるか否かを判定させ、
含まれていた場合には、その偽パス名に対応するパス名を含むURLにジャンプする機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成させるとともに、含まれていなかった場合には、前記指定されたパス名に最も類似するパス名を前記パス情報から抽出させ、抽出されたパス名を含むURLにジャンプする機能を設定した画面を表示させるための画面データを生成させ、
生成された画面データを前記端末装置へ送信させる
ウェブページ誘導プログラムを格納したコンピュータ可読媒体。
【0182】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、ユーザがウェブサイトへアクセスしてきた時に、そのユーザが本来所望するウェブページへ誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるウェブページ誘導方法の実施形態であるコンピュータネットワークシステムの概略図
【図2】 端末装置の内部回路の構成を概略的に示すブロック図
【図3】 サーバ装置の内部回路の構成を概略的に示すブロック図
【図4】 サーバ装置に格納されるページ属性情報データベースのデータ構造図
【図5】 サーバ装置に格納されるユーザ情報データベースのデータ構造図
【図6】 サーバ装置に格納されるアクセスログデータベースのデータ構造図
【図7】 サーバ装置に格納される代替パス情報データベースのデータ構造図
【図8】 サーバ装置に格納される誘導結果データベースのデータ構造図
【図9】 サーバ装置にて行われる処理を示すフローチャート
【図10】 サーバ装置にて行われるセッション識別サブルーチンを示すフローチャート
【図11】 サーバ装置にて行われるユーザ識別サブルーチンを示すフローチャート
【図12】 サーバ装置にて行われる更新情報生成サブルーチンの内容を示すフローチャート
【図13】 サーバ装置にて行われるキーワード読出サブルーチンを示すフローチャート
【図14】 サーバ装置にて行われる代替パス特定サブルーチンを示すフローチャート
【図15】 サーバ装置にて行われるメニュー内容決定サブルーチンを示すフローチャート
【図16】 サーバ装置にて行われる選択機能実行サブルーチンを示すフローチャート
【図17】 サーバ装置にて行われる問い合わせ画面送信サブルーチンを示すフローチャート
【図18】 サーバ装置にて生成される問い合わせ画面の画面例
【図19】 サーバ装置にて行われる問い合わせ受付サブルーチンを示すフローチャート
【符号の説明】
1 ハイパーテキストファイル
2 ページ属性情報データベース
3 ユーザ情報データベース
4 アクセスログデータベース
5 代替パス情報データベース
6 誘導結果データベース
7 サーバプログラム
10 端末装置
20 サーバ装置
21 CPU
22 RAM
23 通信制御回路
24 フレキシブルディスクドライブ(FDD)
25 CD−RWドライブ
26 ハードディスクドライブ(HDD)

Claims (5)

  1. 特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とを対応付けて構成される更新履歴情報,及び、ネットワーク上の端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名とその端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置が記憶し、
    何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、処理装置が、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出したアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出した更新履歴情報に対応したバージョンのウェブページに移動する選択肢を表示するための画面データを生成し、この画面データを前記端末装置へ送信する
    ことを特徴とするウェブページ誘導方法。
  2. 特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とページ内で使用されている幾つかのキーワードとを対応付けて構成される更新履歴情報,及び、ネットワーク上の端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名とその端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置が記憶し、
    何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、処理装置が、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出したアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出し、抽出した更新履歴情報に含まれるキーワードを検索条件として前記ウェブサイト内を検索する選択肢を表示するための画面データを生成し、この画面データを前記端末装置へ送信する
    ことを特徴とするウェブページ誘導方法。
  3. 前記ウェブページの更新には、ウェブページに対するパス名の付け替え,又は、ウェブページの内容の修正が、含まれる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のウェブページ誘導方法。
  4. ネットワークを介して複数の端末装置と送受信可能なコンピュータに対し、
    特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とから構成される更新履歴情報,及び、前記各端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名と端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置に記憶させ、
    何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、
    抽出されたアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、
    抽出された更新履歴情報に対応したバージョンのウェブページに移動する選択肢を表示するための画面データを生成させ、
    前記画面データを前記端末装置へ送信させる
    ことを特徴とするウェブページ誘導プログラム。
  5. ネットワークを介して複数の端末装置と送受信可能なコンピュータに対し、
    特定のウェブサイトを構成する各ウェブページを更新する毎に作成される各バージョンのウェブページ毎にその使用期間とその使用期間中に定義されていたパス名とページ内で使用されている幾つかのキーワードとを対応付けて構成される更新履歴情報,及び、ネットワーク上の端末装置がパス名を指定して当該ウェブサイト内の何れかのウェブページをリクエストしてきた時を示す時刻情報とそのとき指定されたパス名とその端末装置を識別するための情報とからなるアクセス履歴情報を、記憶装置に記憶させ、
    何れかの端末装置がパス名を指定して何れかのウェブページをリクエストしてきた場合には、それより以前にその端末装置が同じパス名を指定してきた時を示す時刻情報を持つ前記アクセス履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、
    抽出されたアクセス履歴情報に含まれる時刻情報が示す時を含む使用期間及び前記指定されたパス名を有する前記更新履歴情報を前記記憶装置から抽出させ、
    抽出された更新履歴情報に含まれるキーワードを検索条件として前記ウェブサイト内を検索する選択肢を表示するための画面データを生成させ、
    前記画面データを前記端末装置へ送信させる
    ことを特徴とするウェブページ誘導プログラム。
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