JP4103727B2 - 紫外線防御剤 - Google Patents

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本発明はモクレン科オガタマノキ属の植物より抽出される成分を有効成分として含む紫外線防御剤、及びそのスキンクリームとしての使用に関するものである。
地表に届く太陽光線に含まれる紫外線は、波長別に紫外線B波(290〜320nm)と紫外線A波(320〜400nm)に分けられる。この2種の紫外線のうち、皮膚の老化(光老化)に最も影響力のある紫外線が、紫外線B波(以降、UVBと略する。)である。また、紫外線A波(以降、UVAと略する。)はUVBに比較して作用が弱いと考えられるが、長期間に渡って慢性的に浴び続けることで、シワの発生や、皮膚弾性低下等の、皮膚老化の進行を助長する。
近年、オゾン層の破壊が世界的規模で進行し、地表に届く紫外線量が増大する傾向にあるなか、紫外線の皮膚に及ぼす悪影響を低下させる目的で、各種の紫外線防御剤が開発されている。紫外線防御剤は、紫外線を吸収して防御する紫外線吸収剤タイプ、あるいは紫外線を反射や遮蔽する散乱剤タイプに分類することができ、例えば、皮膚外用剤として用いられる場合には、紫外線を吸収して防御する紫外線吸収剤タイプと紫外線を反射や遮蔽する散乱剤タイプの、二つのタイプの紫外線防御剤を組み合わせて用いられる場合が多いことになる。
現在多用されている紫外線吸収剤タイプの紫外線防御剤としては、例えば、安息香酸誘導体、桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、カンファー誘導体などが挙げられる。また、紫外線散乱剤タイプの紫外線防御剤としては酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、タルク、マイカなどが使用される。しかしながら、従来の紫外線防御剤のほとんどは、多量に使用すると細胞障害の可能性があるとの知見があり、皮膚外用剤による接触皮膚炎等の原因となるケースが報告されている。また、酸化チタンなどの紫外線防御剤は、粉体であるため、製剤化した時のざらつき感や、分散させるための処方が制限されるなど、使用には難点があった。
これに対して、植物などの天然物に由来する抽出物成分は、一般に作用が緩和で安全性が高いことが知られている。しかし、UVAおよびUVBを吸収するものはあまり知られておらず、しかも十分な紫外線防御能を発揮するものは知られていなかった。
このため、植物などの天然物に由来する抽出物成分は、美白剤や活性酸素消去剤として使用されているにすぎない。美白剤は、日光暴露後の肌の黒化防止、あるいはシミの脱色の目的で使用され、また、活性酸素消去剤は、光老化を促進する活性酸素などの促進因子を消去する目的で使用される添加物である。
一方、紫外線防御剤は、美白剤や活性酸素消去剤と区別され、市場に流通する製品分類でも区別されている。美白剤や活性酸素消去剤に使用できる成分と、紫外線防御剤に使用できる成分とは本質的に特徴が異なり、本発明で特定された植物などの天然物に由来する抽出物成分に、紫外線防御効果を期待した予防目的での使用ができるとは予想されていなかった。
紫外線防御剤は、紫外線により誘発される様々な皮膚生理傷害(紅斑や日ぶくれなどの炎症や免疫力の低下あるいは皮膚ガンの発生)を回避することを目的として用いられ、強い紫外線にさらされる危険性がある時に事前に処置する予防剤として使用されるものである。
他方で、モクレン科オガタマノキ属の植物である、チャンパカ(Michelia champaca L.)から得た抽出物は、美白剤、活性酸素消去剤あるいは抗菌剤として利用できることが、従来知られていた(例えば、特許文献1参照)。しかしながらチャンパカ抽出成分が、250nm〜370nmの範囲の紫外線を吸収できるという紫外線吸収能に関する知見はなく、モクレン科オガタマノキ属植物からの抽出成分が紫外線防御剤として、利用された例はなかった。
特開2000−95663号公報(第2頁)
本発明の第1の目的は、UVB及びUVAを幅広く吸収でき、紫外線による細胞障害、紫外線による紅斑の発症を効果的に抑制できる紫外線防御剤を提供することにある。さらに本発明の第二の目的は、紫外線による細胞障害、紫外線による紅斑の発症を効果的に抑制できるスキンクリームを提供することにある。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意検討した結果、モクレン科植物、特にオガタマノキ属植物の茎、果実または花からの抽出画分に紫外線防御能を有する成分があることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、次の(1)〜(4)である。
(1)モクレン科オガタマノキ属の植物より抽出される成分を有効成分として含む紫外線防御剤。
(2)モクレン科オガタマノキ属の植物の花よりエタノール水で抽出される成分を有効成分として含む紫外線防御剤。
(3)モクレン科オガタマノキ属の植物がチャンパカまたは/およびオガタマノキであり、抽出される成分が波長250〜370nmの紫外線を吸収する成分である前記(1)または(2)の紫外線防御剤。
(4)前記(1)〜(3)のいずれか1つの紫外線防御剤を配合したスキンクリーム。
本発明のモクレン科オガタマノキ属の植物より抽出される成分を有効成分として含む紫外線防御剤は、UVB及びUVAを幅広く吸収でき、紫外線による細胞障害、紫外線による紅斑の発症を効果的に抑制できる。さらに本発明の紫外線防御剤が配合されたスキンクリームは紫外線による細胞障害、紫外線による紅斑の発症を効果的に抑制できる。
本発明の紫外線防御剤は、モクレン科オガタマノキ属の植物より抽出される成分を有効成分として含む紫外線防御剤である。
モクレン科オガタマノキ属に属する植物は、熱帯アジア、中国、ヒマラヤなどに45種が分布し、例えば、チャンパカ、キンコウボク、オガタマノキ、トキワコブシ、ギンコウボク、ドルツォパ、トウオガタマ等が知られているが、これら、モクレン科オガタマノキ属に属する植物であるならば、いずれであっても、本発明においてモクレン科オガタマノキ属の植物として好適に利用することができる。
前記モクレン科オガタマノキ属の植物の中でも、ヒマラヤ、タイ、ビルマから広く熱帯アジアに分布する、和名ではキンコウボク(金厚木)とも呼ばれるチャンパカ(M.champaca L.)は、観賞用に栽培されている熱帯花木であり、香りが良くレイや髪飾りなどの装飾用に用いられ、工業原料として入手が容易であるので、本発明においてモクレン科オガタマノキ属に属する植物として好ましく利用することができる。また、日本本土には、暖地にトキワコブシとも呼ばれるオガタマノキ(M.compressa)が繁殖し、入手性が容易である点から、本発明においてモクレン科オガタマノキ属に属する植物が好ましく利用できる。
前記モクレン科オガタマノキ属の植物から、抽出物を得るにあたっては、植物体のどの部分を抽出原料として用いてもよく、特に抽出物の製造には、花、果実、葉、茎、根、種子などが抽出原料として利用できる。中でもチャンパカの花は原産地バリ島の特産品として採取量が多く工業的原料としての確保が容易であることから、花の部分を抽出原料とするのが好ましい。
前記モクレン科オガタマノキ属の植物から抽出される紫外線防御剤として有効な成分は、前記モクレン科オガタマノキ属の植物に由来する抽出原料を、既知の溶媒抽出方法で、任意の時間、冷浸または温浸抽出し、その後、抽出液から濾過等で抽出残渣を取り除き、さらにこれを濃縮することにより製造することができる。例えば、乾燥後粉砕した500〜1500g、好ましくは800〜1000g程度の抽出原料に、5〜15リットル、好ましくは8〜10リットル程度の溶媒を加える。次に、30〜80℃、好ましくは45〜50℃程度に加温して、1〜5時間程度、好ましくは2〜3時間程度温浸し、これを圧搾分離等して抽出液を得る。濾過により不溶物を除去して得られた抽出液から溶媒を留去し、これを濃縮乾固するなどして、紫外線防御剤として有効な成分を製造することができる。
本発明において、紫外線防御剤として有効な成分を抽出するのに適した溶媒は、例えば水;メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール等の低級アルコール;あるいは含水低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール;あるいは含水多価アルコール、アセトン、酢酸エチルエステル、ヘキサン等の各種有機溶媒の1種または2種以上を混合した溶媒であり、好ましくは10〜95%(vol/vol)エタノール水、10〜80%(vol/vol)1,3−ブチレングリコール水、より好ましくは50〜80%(vol/vol)エタノール水または20〜70%(vol/vol)1,3−ブチレングリコール水である。
本発明において、抽出液から溶媒を留去する際は、減圧下でも留去でき、あるいは限外ろ過してもよい。必要に応じて濃縮物から溶媒を完全に除去してもよく、乾固させるか、または凍結乾燥して粉末化させて紫外線防御剤として使用しても良い。
溶媒抽出の好ましい溶媒の1例として70%エタノール水が挙げられる。70%エタノール水を用いたときは、例えば、乾燥粉砕した抽出原料100gに対し、0.9リットル〜1.2リットルの70%エタノール水を加えて、室温で5日間浸漬するか、もしくは45〜50℃に加温し、2〜3時間温浸した後の抽出液を濃縮乾固することによって得られる成分を、紫外線防御剤として使用することが好ましい。
本発明の紫外線防御剤に有効成分として含まれるモクレン科オガタマノキ属の植物より抽出される成分は、波長250〜370nmに吸収があり、UVB及びUVAを幅広く吸収できる。
このようにして得られたモクレン科オガタマノキ属の植物からの抽出成分は、そのまま、肌に塗布して紫外線防御剤として使用することができる。本発明の紫外線防御剤は、安全性が高く、かつ紫外線防御能に優れたものであり、例えば、化粧品原料、食品原料、医薬品原料として用いることができる。また、本発明の紫外線防御剤は必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧料、医薬部外品、医薬品等に配合して、公知の方法で軟膏剤、クリーム、乳液、パック剤、化粧水、等の剤形に調製して提供することができる。
本発明の紫外線防御剤は、特にスキンクリームに配合されるのが好適である。一般に知られたスキンクリームの配合組成中に、本発明の紫外線防御剤を配合してスキンクリームとして使用することができる。その場合、本発明の紫外線防御剤の配合量は、スキンクリーム中、乾燥状態にある紫外線防御剤として0.01〜10(w/w)%程度を配合することが好ましい。紫外線防御剤のスキンクリームへの配合量が0.01(w/w)%未満であると紫外線防御効果が十分に発揮されず、また10%を超える場合、各種剤形に調製する際に、溶解性、分散性等の点でその調製が困難になり現実的でない。尚、スキンクリームには、本発明の紫外線防御剤以外に、周知の紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、抗酸化剤、抗炎症剤、美白剤、保湿剤等が適宜、配合されても構わない。
紫外線防御剤の調製
乾燥後粉砕した1000gのチャンパカの花に、10リットルの70%エタノール水を加え50℃に加熱し、3時間温浸した後、圧搾分離し抽出液を得た。濾過により不溶物を除去して得られた抽出液からエバポレーターを用いて溶媒を留去し、さらに、真空ポンプで濃縮乾固して、濃縮乾固物50gを得た。これをそのまま紫外線防御剤(以下チャンパカ抽出物と表記)として供試した。
前述のチャンパカ抽出物を0.02%(W/V)となるよう蒸留水に溶解し、250〜450nmの吸収波長特性を測定した。結果を図1に示す。
図1に示されるように、本発明のモクレン科オガタマノキ属の植物より抽出された成分はUVB(290〜320nm)及びUVA(320〜400nm)を広い範囲で吸収できることがわかった。
紫外線防御剤の評価例1
(紫外線による細胞障害防御作用)
マウス表皮角化細胞株PAM212を直径35mmの培養ディッシュに細胞数10×10となるように播種し、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)にて24時間予備培養を行った。予備培養後DMEMを吸引除去し、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)で洗浄した後、これに予めチャンパカ抽出物を、50、100、200μg/mlの濃度でPBSに溶解し作製した溶液2mlを加え、細胞を覆った。比較対照として紫外線による細胞障害防御作用が知られているビタミンCリン酸エステルのMg塩(400μg/ml PBS溶液)及び化学合成紫外線吸収剤オキシベンゾン(100μg/ml PBS溶液)、いずれの紫外線防御剤も添加していない無添加溶液2mlでそれぞれ細胞を覆ったディッシュを用意し同様に実験した。UVBの照射源として3灯の東芝製医療用UVランプ(FL20S 20W)を用い、照射エネルギー8mJ/cmおよび15mJ/cmにて細胞にUVBを照射した。UVB照射後、先に加えた紫外線防御剤等を含んだPBSを吸引除去し、代わりに通常のDMEMに入れ培養を継続した。
紫外線照射2日後に、生き残った細胞をMTT法により定量し細胞致死率を算出した。細胞の致死率(%)は、紫外線照射を行わなかった無処理コントロールの生存率を100%とした時の相対値として算出した。結果を図2に示した。
図2から明らかなように、本発明の紫外線防御剤はマウス表皮角化細胞に対して優れた紫外線誘導性細胞致死防御能があることがわかった。
紫外線防御剤の評価例2
(モルモットを用いた評価)
8週齢のハートレー系モルモットの背部を剃毛し、紫外線に対する感受性を高める目的で、10mgの8−メトキシソラーレンを経口投与した。薬剤投与30分後、背部皮膚に2×2cm四方の区画を4箇所設け、そのうちの2区画に4%(W/V)チャンパカ抽出物の水溶液を100μl塗布し、残りの2区画には対照として同量の蒸留水を塗布した。評価区画以外の皮膚は露出することが無いように紙とアルミホイルを使って遮蔽した後、東芝製UVランプ(Fl20S・BL/DMR)を使用してUVAを3.5mW/cmの強度で5〜10分間照射した。照射光に含まれるUVBは3mm厚のガラス板をランプと被検動物との間に挿入しカットした。本処置によりモルモット背部にはひぶくれ状の紅斑が惹起されるが、紫外線防御剤が効果を発揮すれば紅斑が抑制されることになる。
モルモットを用いた評価試験後、モルモットの背部を目視で観察したところ、4%(W/V)チャンパカ抽出物の水溶液を100μl塗布した部分のモルモット背部では、紅斑が抑制されたのに対して、同量の蒸留水を塗布したモルモット背部にはひぶくれ状の紅斑が惹起された。即ち、本発明のモクレン科オガタマノキ属の植物より抽出される成分は紫外線が誘導する紅斑の発症を効果的に抑制できることがわかった。
[チャンパカ抽出物を配合したクリームの配合例1]
下記の成分からなる油相Aと水相Bを製造する。そして、油相Aと水相Bをそれぞれ70℃に加熱し、完全に溶解する。A相をB相に加えて、乳化機で乳化する。乳化物を冷却してクリームを得た。なお、本実施例において%は(w/w)%を示す。
(油相A)
ステアリン酸 10.0%
ステアリルアルコール 4.0%
グリセリンモノステアリン酸エステル 8.0%
ビタミンEアセテート 0.5%
香料 0.4%
エチルパラベン 0.1%
ブチルパラベン 0.1%
プロピルパラベン 0.1%
(水相B)
チャンパカ抽出物 1.0%
1,3−ブチレングリコール 10.0%
プロピレングリコール 8.0%
グリセリン 2.0%
水溶性ビタミンE(シーシーアイ社製TMGn) 1.0%
水酸化カリウム 0.4%
精製水 残余
このようにして得られた[クリームの配合例1]を、実施例1の評価例2における[4%(W/V)チャンパカ抽出物の水溶液]にかえて用い、その塗布する量を[4%(W/V)チャンパカ抽出物の水溶液を100μl塗布する]ことから、[クリームを背部皮膚2×2cm四方の区画に過不足なく塗布できる適量用いて塗布する]ことにかえた以外は、全て実施例1の評価例2と同様の方法で評価した結果、紫外線による紅斑誘導を効果的に抑えることが確認できた。
[チャンパカ抽出物を配合したクリームの配合例2]
油相Aと水相Bとして下記の成分を用いた以外は、実施例2と同様に行い、クリームを得た。なお、本実施例において%は(w/w)%を示す。を示す。
(油相A)
セタノール 4.0%
ワセリン 7.0%
イソプロピルミリステート 8.0%
スクワラン 12.0%
ジメチルポリシロキサン 3.0%
グリセリンモノステアリル酸エステル 2.2%
POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.8%
グリチルレチン酸ステアレート 0.02%
エチルパラベン 0.1%
ブチルパラベン 0.1%
(水相B)
チャンパカ抽出物 0.1%
1,3−ブチレングリコール 7.0%
フェノキシエタノール 0.2%
L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0%
水溶性ビタミンE(シーシーアイ社製TMGn) 1.0%
精製水 残余
このようにして得られた[クリームの配合例2]を、実施例1の評価例2における[4%(W/V)チャンパカ抽出物の水溶液]にかえて用い、その塗布する量を[4%(W/V)チャンパカ抽出物の水溶液を100μl塗布する]ことから、[クリームを背部皮膚2×2cm四方の区画に過不足なく塗布できる適量用いて塗布する]ことにかえた以外は、全て実施例1の評価例2と同様の方法で評価した結果、紫外線による紅斑誘導を効果的に抑えることが確認できた。
チャンパカ抽出物の吸収スペクトルを示すグラフである。 チャンパカ抽出物の紫外線による細胞障害防御作用を示すグラフである。

Claims (1)

  1. モクレン科オガタマノキ属の植物であるチャンパカの花より50〜80%(vol/vol)エタノール水で抽出される波長250〜370nmの紫外線を吸収する成分を有効成分として含む紫外線防御剤。
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