JP4099745B2

JP4099745B2 - Door latch structure

Info

Publication number: JP4099745B2
Application number: JP2001012961A
Authority: JP
Inventors: 元樹田仲; 直樹佐藤
Original assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Current assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Priority date: 2001-01-22
Filing date: 2001-01-22
Publication date: 2008-06-11
Anticipated expiration: 2021-01-22
Also published as: JP2002213131A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のサイドドアに用いるドアのラッチ構造に関するものであり、詳細にはキーシリンダとサイドドアラッチとをキーロッドで連結したドアのラッチ構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
例えば車体に側面から衝撃が加わってドアが変形することによりキーシリンダの車室側端部が上方に移動した場合、キーシリンダの下側に取付けたサイドドアラッチの車室側端部とキーシリンダとの距離が大きくなり、サイドドアラッチに対してキーロッドが上方に引っ張られるというおそれがあった。従来この事態を防止するために、ドア変形によるキーシリンダの動きを抑えるべくドアパネルにリンフォースを追加する方法や、キーシリンダが上方移動してもドアロックがその影響を受けにくいようにすべく長めのケーブルを用いてキーシリンダとサイドドアラッチとを連結する方法があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、リンフォースを追加する方法では車重増とコストアップにつながり、ケーブルを用いる方法ではコストアップと組付け性への影響があった。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、コスト上昇を抑えつつ簡易な構成で、サイドドア変形に伴うキーロッドの上方移動を防止可能なドアのラッチ構造を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るドアのラッチ構造は、かかる課題を解決するためになされたものであり、自動車のサイドドア用ラッチをキーロッドでキーシリンダと連結したドアのラッチ構造において、上記キーロッドより車室側の近傍に第１のブラケットを配設し、上記キーロッドより上記サイドドアのアウターパネル側に上記第１のブラケットに対向して第２のブラケットを配設し、上記サイドドアに外力が作用して上記アウターパネルの変形時に上記アウターパネルが上記第２のブラケットを車室方向に押圧し、これにより生ずる上記第２のブラケットの押圧力により、上記キーロッドを上記第１のブラケットの方向に移動させて、上記キーロッドを上記第１のブラケットと上記第２のブラケットとで挟み込むことで上記第２のブラケットに対向する上記アウターパネルの変形に伴うキーロッドの軸方向への移動を防止する。
上記第１のブラケットと上記第２のブラケットとを互いに離間した状態で連結する接続片を設け、上記第１のブラケットと上記第２のブラケットと上記接続片とで画定された空間を貫通するように上記キーロッドを配設するとともに、上記アウターパネルが上記第２のブラケットを車室方向に押圧する外力が作用した時に、上記空間を小さくするように変形するクラッシュ部を上記接続片に設け、該クラッシュ部が変形して潰れることにより、上記第１のブラケットに上記第２のブラケットを当接させるようにした。
記第２のブラケットと上記接続片で接続した上記第１のブラケットを、上記サイドドア用ラッチのラッチカバーに取付けた。上記キーロッドの第１のブラケットと第２のブラケットに挟み込まれる箇所に曲げ形状部を設けた。
【０００５】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るドアのラッチ構造の実施の形態について図面に基づいて説明する。本実施形態の一実施形態に係るドアのラッチ構造を図１乃至図８に、その一変形例を図９に、別の変形例を図１０にそれぞれ示す。
【０００６】
まず本発明の一実施形態に係るドアのラッチ構造について図１乃至図８を用いて説明する。図１に示すように、自動車１のサイドドア２にはアウトサイドハンドル２ｂの近傍位置にキーシリンダ３を取付けており、図２又は図３に示すように、キーシリンダ３は、サイドドア２のアウターパネル２ａ（図３参照）の車室側でキーロッド４を介してサイドドアラッチ５に連結している。図３、図４又は図５に示すように、サイドドアラッチ５のラッチカバー（固定部）５ａにブラケット６を取付けている。
【０００７】
図４又は図５に示すように、このブラケット６は、ブラケット本体（第１のブラケット）６１とこのブラケット本体６１よりアウターパネル２ａ側に配設したブラケット別体（第２のブラケット）６２を有する。ブラケット本体６１とブラケット別体６２とは互いに離間して配設しており、クラッシュビード（接続片）６３で連結している。ブラケット本体６１はサイドドアラッチ５のラッチカバー５ａの上部に固設されており、ブラケット別体６２はラッチカバー５ａに固設されていない。
図７乃至図８に示すように、ブラケット６は、ブラケット本体６１とブラケット別体６２とクラッシュビード６３が一体に形成されている。クラッシュビード６３は、通常ブラケット本体６１とブラケット６２とを互いに離間した状態を保持するが、ブラケット本体６１にブラケット別体６２を接近させる所定値以上の外力が作用すると潰れて両者を当接させるように変形する。クラッシュビード６３は、ビード幅を場所により異なるように形成しており、略中央部に横断面狭小部（クラッシュ部）６３ａを有する。この横断面狭小部６３ａは強度的に弱い部分であり、クラッシュビード６３が上述したような潰れ方をするときは横断面狭小部６３ａが折れ曲がって潰れる。この横断面狭小部６３ａを設けることで潰れる個所を予め設定することができ、変形個所をコントロールすることができる。
ブラケット別体６２は、アウターパネル２ａ側の端部に立上がり部６２ａを設けている。この立上がり部６２ａは、アウターパネル２ａと対向する面（被押圧面）６２ｂを有する。この面６２ｂは、アウターパネル２ａが衝撃力により車室方向に変形したときにアウターパネル２ａの裏面と当接することになる。
ブラケット本体６１にブラケット別体６２の方向に略斜め外方に延びるガイド６１ａを設け、また、ブラケット別体６２にブラケット本体６１の方向に略斜め外方に延びるガイド６２ｃを設けている。これらのガイド６１ａ、６２ｃは、クラッシュビード６３が潰れるような場面で、ブラケット本体６１とブラケット別体６２とがより有効に当接するように互いに相手方の壁面と当接しながら相手方へと導くことになる。
【０００８】
図７乃至図８に示すように、キーロッド４は、ブラケット６のブラケット本体６１とブラケット別体６２とクラッシュビード６３とで画定された空間６４を貫通するように配設している。キーロッド４を部分的に略く形状に折り曲げており、この折曲げた部分（曲げ形状部）４ａが空間６４を貫通するようにキーロッド４を配設している。
【０００９】
本実施形態では以上説明したように構成しているため、以下のように作用する。図６に示すように、サイドドア２に外力が作用してアウターパネル２ａが変形したときには、図７乃至図８に示すように、アウターパネル２ａがブラケット別体６２の面６２ｂを車室方向に押圧する。これにより、クラッシュビード６３の横断面狭小部６３ａが潰れ、空間６４が小さくなっていき、これに伴い空間６４内に貫通しているキーロッド４はブラケット本体６２の押圧力によりブラケット本体６１の方向に移動していく。その際に、ブラケット本体６１のガイド６１ａとブラケット別体６２のガイド６２ｃは互いにうまく当接するように相手方を導く。最終的に、キーロッド４をブラケット本体６１とブラケット別体６２とで挟み込むことになり、アウターパネル２ａの変形に伴うキーロッド４の軸方向への移動を防止することができる。また、キーロッド４が挟み込むのは折曲げた部分４ａとなるので、従来のような真直ぐに形成したときよりもキーロッド４を挟み易く、挟み込んだ後にキーロッド４が軸方向に移動するのをより有効に防止することができる。
アウターパネル２ａが押圧するのはブラケット別体６２の面６２ｂであるので、アウターパネル２ａを変形させる外力が、車幅方向に対し車長方向のいずれかに角度をもった方向から入力した場合でも、その外力をアウターパネル２ａからブラケット別体６２へと伝達し易くなっている。しかも、ガイド６１ａ、６２ｃを設けていることも相俟って、ブラケット別体６２のキーロッド４を挟み込む範囲からキーロッド４がずれることがなくなり、より確実にキーロッド４を挟み込み、軸方向への移動を防止することができる。
このように、本実施形態では、図６に示すように、ドア変形によりキーシリンダ３が上方に距離Δを移動した場合にキーシリンダ３とサイドドアラッチ５との距離が広がってキーロッド４がサイドドアラッチ５に対して上方に引っ張られる事態を簡易な構成で有効に防止することができる。
なお、本実施形態では、ブラケット本体６１とブラケット別体６２とクラッシュビード６３とが一体のブラケット６を用いているが、本発明はこれに限られず、クラッシュビード６３を設けずにブラケット本体６１とブラケット別体６２とを別部品で構成することも可能である。この場合は、ブラケット本体６１はラッチカバー５ａに固設し、ブラケット別体６２は例えばアウターパネル２ａの裏面に取り付けるように構成することができる。
【００１０】
次に、本発明の一実施形態に係るドアのラッチ構造の一変形例について図９を用いて説明する。本変形例の基本的な構成は上述した一実施形態と共通するが、同図に示すように本変形例におけるブラケット７では、上述した一実施形態のようなブラケット本体６１のガイド６１ａ及びブラケット別体６２のガイド６２ｃを設けておらず（図７参照）、また、ブラケット７のブラケット本体７１のキーロッド４側の端部形状は略中央部を深く切欠いた略Ｖ字形状７１ａである。このＶ字形状７１ａの切欠きにより、クラッシュビード６３の横断面狭小部６３ａが潰れてキーロッド４が挟み込まれる動作（図７乃至図８参照）がより確実に行われ得るようになる。突出するガイド６１ａ、６２ｃを設けなくても同様の効果を有するので、製造工程を簡略できる。
【００１１】
次に、本発明の一実施形態に係るドアのラッチ構造の一変形例について図１０を用いて説明する。本変形例の基本的な構成は上述した一実施形態と共通するが、同図に示すように本変形例におけるブラケット９では、上述した一実施形態のようなブラケット本体６１のガイド６１ａ及びブラケット別体６２のガイド６２ｃを設けておらず（図７参照）、また、キーロッド４は、く字形状の折曲げた部分４ａ（図７参照）を有さず直線形状であるが、ストッパ部９ａを固設している。このストッパ部９ａにより、ガイド６１ａ、６２ｃを設けたりキーロッド４を折曲げたりしなくても同様の効果を得られる。
【００１２】
【発明の効果】
本発明に係るドアのラッチ構造は、自動車のサイドドア用ラッチをキーロッドでキーシリンダと連結したドアのラッチ構造において、上記キーロッドより車室側の近傍に第１のブラケットを配設し、上記キーロッドより上記サイドドアのアウターパネル側に上記第１のブラケットに対向して第２のブラケットを配設し、上記サイドドアに外力が作用して上記アウターパネルの変形時に上記アウターパネルが上記第２のブラケットを車室方向に押圧し、これにより生ずる上記第２のブラケットの押圧力により、上記キーロッドを上記第１のブラケットの方向に移動させて、上記キーロッドを上記第１のブラケットと上記第２のブラケットとで挟み込むことで上記第２のブラケットに対向する上記アウターパネルの変形に伴うキーロッドの軸方向への移動を防止するので、サイドドアのアウターパネルの変形によりキーロッドがキーシリンダに引っ張られてラッチが作動するのを防ぐことができる。
上記第１のブラケットと上記第２のブラケットとを互いに離間した状態で連結する接続片を設け、上記第１のブラケットと上記第２のブラケットと上記接続片とで画定された空間を貫通するように上記キーロッドを配設するとともに、上記アウターパネルが上記第２のブラケットを車室方向に押圧する外力が作用した時に、上記空間を小さくするように変形するクラッシュ部を上記接続片に設け、該クラッシュ部が変形して潰れることにより、上記第１のブラケットに上記第２のブラケットを当接させるようにした構成にすると、有効にキーロッドを第１のブラケット及び第２のブラケットで挟み込むことができる。
上記キーロッドの第１のブラケットと第２のブラケットに挟み込まれる箇所に曲げ形状部を設けると、キーロッドを挟み易くなり、挟んだ後にキーロッドが移動することを有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係るドアのラッチ構造を適用する自動車の側面図である。
【図２】図１のサイドハンドルの拡大側面図である。
【図３】図２の線III−IIIによる断面図である。
【図４】図３のドアのラッチ構造の斜視図である。
【図５】図３のドアのラッチ構造の拡大図である。
【図６】図１のサイドハンドルの横断面図であり、（ａ）はアウターパネル変形前の状態、（ｂ）はアウターパネル変形後の状態を示す。
【図７】図４のドアのラッチ構造のアウターパネル変形前の拡大斜視図である。
【図８】図４のドアのラッチ構造のアウターパネル変形後の拡大斜視図である。
【図９】本発明の一実施形態に係るドアのラッチ構造の一変形例の斜視図である。
【図１０】本発明の一実施形態に係るドアのラッチ構造の別の変形例の斜視図である。
【符号の説明】
１自動車
２サイドドア
２ａアウターパネル
２ｂアウトサイドハンドル
３キーシリンダ
４、９キーロッド
４ａ折曲げた部分（曲げ形状部）
５サイドドアラッチ
５ａラッチカバー（固定部）
６、７、８ブラケット
６１、７１ブラケット本体（第１のブラケット）
６１ａ、６２ｃガイド
６２ブラケット別体（第２のブラケット）
６２ａ立上がり部
６２ｂ面（被押圧面）
６３クラッシュビード（接続片）
６３ａ横断面狭小部（クラッシュ部）
６４空間
７１ａＶ字形状
９ａストッパ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a door latch structure used for a side door of an automobile, and more particularly to a door latch structure in which a key cylinder and a side door latch are connected by a key rod.
[0002]
[Prior art]
For example, when an impact is applied to the vehicle body from the side and the door is deformed to move the compartment end of the key cylinder upward, the compartment end of the side door latch attached to the lower side of the key cylinder, the key cylinder, There is a risk that the key rod is pulled upward with respect to the side door latch. Conventionally, in order to prevent this situation, a reinforcement is added to the door panel to suppress the movement of the key cylinder due to door deformation, or the door lock is lengthened so that the door lock is not easily affected by the upward movement of the key cylinder. There has been a method of connecting the key cylinder and the side door latch using the above cable.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the method of adding reinforcement leads to an increase in vehicle weight and cost, and the method using cables has an effect on cost and assembly.
The present invention has been made in view of such a situation, and an object of the present invention is to provide a door latch structure that can prevent upward movement of a key rod accompanying side door deformation with a simple configuration while suppressing an increase in cost. .
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The door latch structure according to the present invention has been made to solve such a problem. In the door latch structure in which a side door latch of an automobile is connected to a key cylinder by a key rod, the door latch structure is located closer to the passenger compartment than the key rod. A first bracket is disposed in the vicinity, a second bracket is disposed opposite to the first bracket on the outer panel side of the side door from the key rod, and an external force acts on the side door to When the outer panel is deformed, the outer panel presses the second bracket toward the passenger compartment, and the pressing force of the second bracket generated thereby moves the key rod toward the first bracket. The key rod is sandwiched between the first bracket and the second bracket so that the key rod faces the second bracket. Preventing axial movement of the key rod due to the deformation of the outer panel.
A connection piece for connecting the first bracket and the second bracket in a state of being separated from each other is provided so as to penetrate a space defined by the first bracket, the second bracket, and the connection piece. The key piece is disposed on the connecting piece, and a crush portion is provided on the connecting piece that deforms to reduce the space when an external force is applied to the outer panel to press the second bracket toward the passenger compartment. The second bracket is brought into contact with the first bracket by deforming and crushing the crash portion.
The first bracket connected to the second bracket by the connecting piece was attached to the latch cover of the side door latch. A bent shape portion was provided at a location sandwiched between the first bracket and the second bracket of the key rod.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of a door latch structure according to the present invention will be described with reference to the drawings. A door latch structure according to an embodiment of the present invention is shown in FIGS. 1 to 8, a modified example thereof is shown in FIG. 9, and another modified example is shown in FIG.
[0006]
First, a door latch structure according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 1, a key cylinder 3 is attached to the side door 2 of the automobile 1 in the vicinity of the outside handle 2 b, and the key cylinder 3 is attached to the side door 2 as shown in FIG. 2 or 3. The outer panel 2a (see FIG. 3) is connected to the side door latch 5 via the key rod 4 on the passenger compartment side. As shown in FIG. 3, FIG. 4 or FIG. 5, a bracket 6 is attached to a latch cover (fixed portion) 5 a of the side door latch 5.
[0007]
As shown in FIG. 4 or 5, the bracket 6 has a bracket body (first bracket) 61 and a bracket separate body (second bracket) 62 disposed on the outer panel 2 a side from the bracket body 61. . The bracket main body 61 and the bracket separate body 62 are spaced apart from each other and are connected by a crush bead (connection piece) 63. The bracket body 61 is fixed to the upper part of the latch cover 5a of the side door latch 5, and the bracket separate body 62 is not fixed to the latch cover 5a.
As shown in FIGS. 7 to 8, the bracket 6 is formed integrally with a bracket body 61, a separate bracket 62, and a crash bead 63. The crash bead 63 normally holds the bracket main body 61 and the bracket 62 apart from each other. However, when an external force exceeding a predetermined value that causes the bracket separate body 62 to approach the bracket main body 61 acts, the crush bead 63 collapses to bring them into contact with each other. Transforms into The crush bead 63 is formed so that the bead width varies depending on the location, and has a narrow cross section (crash portion) 63a at a substantially central portion. The narrow cross section 63a is a weak portion in strength, and when the crush bead 63 is crushed as described above, the narrow cross section 63a is bent and crushed. By providing the cross-sectionally narrow portion 63a, a portion to be crushed can be set in advance, and the deformation portion can be controlled.
The bracket separate body 62 is provided with a rising portion 62a at the end on the outer panel 2a side. The rising portion 62a has a surface (pressed surface) 62b facing the outer panel 2a. This surface 62b comes into contact with the back surface of the outer panel 2a when the outer panel 2a is deformed in the direction of the passenger compartment by an impact force.
The bracket main body 61 is provided with a guide 61a extending substantially obliquely outward in the direction of the bracket separate body 62, and the bracket separate body 62 is provided with a guide 62c extending substantially obliquely outward in the direction of the bracket main body 61. These guides 61a and 62c are guided to the other party while abutting against the other wall surface so that the bracket main body 61 and the bracket separate body 62 abut more effectively in a situation where the crash bead 63 is crushed. .
[0008]
As shown in FIGS. 7 to 8, the key rod 4 is disposed so as to penetrate the space 64 defined by the bracket body 61, the bracket separate body 62, and the crash bead 63 of the bracket 6. The key rod 4 is partially bent into an approximately shape, and the key rod 4 is disposed so that the bent portion (bent shape portion) 4 a penetrates the space 64.
[0009]
Since this embodiment is configured as described above, it operates as follows. As shown in FIG. 6, when an external force acts on the side door 2 and the outer panel 2a is deformed, the outer panel 2a moves the surface 62b of the bracket separate body 62 in the direction of the passenger compartment as shown in FIGS. Press. As a result, the narrow section 63a of the crush bead 63 is crushed and the space 64 is reduced, and the key rod 4 penetrating into the space 64 is moved toward the bracket body 61 by the pressing force of the bracket body 62. Move. At that time, the guide 61a of the bracket main body 61 and the guide 62c of the bracket separate body 62 guide the other party so that they are in good contact with each other. Finally, the key rod 4 is sandwiched between the bracket body 61 and the bracket separate body 62, and the movement of the key rod 4 in the axial direction accompanying the deformation of the outer panel 2a can be prevented. Further, since the key rod 4 is sandwiched in the bent portion 4a, it is easier to sandwich the key rod 4 than when the key rod 4 is formed straight, and it is more effective that the key rod 4 moves in the axial direction after being sandwiched. Can be prevented.
Since the outer panel 2a presses the surface 62b of the bracket separate body 62, even when an external force for deforming the outer panel 2a is input from a direction having an angle in either the vehicle length direction or the vehicle width direction. The external force is easily transmitted from the outer panel 2a to the bracket separate body 62. In addition, in combination with the provision of the guides 61a and 62c, the key rod 4 is prevented from being displaced from the range in which the key rod 4 of the bracket separate body 62 is sandwiched, and the key rod 4 is sandwiched more securely and moved in the axial direction. Can be prevented.
In this way, in this embodiment, as shown in FIG. 6, when the key cylinder 3 moves a distance Δ upward due to door deformation, the distance between the key cylinder 3 and the side door latch 5 increases, and the key rod 4 becomes the side door latch. 5 can be effectively prevented with a simple configuration.
In this embodiment, the bracket body 61, the bracket separate body 62, and the crash bead 63 are used as an integral bracket 6. However, the present invention is not limited to this, and the bracket body 61 and the bracket body 61 can be provided without the crash bead 63. It is also possible to configure the bracket separate body 62 as a separate part. In this case, the bracket main body 61 can be fixed to the latch cover 5a, and the bracket separate body 62 can be configured to be attached to the back surface of the outer panel 2a, for example.
[0010]
Next, a modification of the door latch structure according to the embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Although the basic configuration of this modification is common to that of the above-described embodiment, the bracket 7 in this modification is different from the guide 61a of the bracket body 61 and the bracket as in the above-described embodiment as shown in FIG. The guide 62c of the body 62 is not provided (see FIG. 7), and the end shape of the bracket body 71 of the bracket 7 on the key rod 4 side is a substantially V-shaped 71a with a substantially central portion notched. By the cutout of the V-shaped 71a, the operation (see FIGS. 7 to 8) in which the narrow section 63a of the crush bead 63 is crushed and the key rod 4 is sandwiched can be performed more reliably. Since the same effect can be obtained without providing the protruding guides 61a and 62c, the manufacturing process can be simplified.
[0011]
Next, a modification of the door latch structure according to the embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Although the basic configuration of this modification is the same as that of the above-described embodiment, the bracket 9 in this modification is different from the guide 61a of the bracket main body 61 and the bracket as in the above-described embodiment as shown in FIG. The guide 62c of the body 62 is not provided (see FIG. 7), and the key rod 4 does not have the square-shaped bent portion 4a (see FIG. 7) but has a linear shape. It is fixed. With the stopper portion 9a, the same effect can be obtained without providing the guides 61a and 62c or bending the key rod 4.
[0012]
【The invention's effect】
The door latch structure according to the present invention is a door latch structure in which a side door latch of an automobile is connected to a key cylinder by a key rod, and a first bracket is disposed in the vicinity of the vehicle compartment side from the key rod, and the key rod Further, a second bracket is disposed on the outer panel side of the side door so as to face the first bracket, and when the outer panel is deformed due to an external force acting on the side door, the outer panel is moved to the second bracket. The bracket is pressed toward the passenger compartment, and the key rod is moved toward the first bracket by the pressing force of the second bracket generated thereby, so that the key rod is moved toward the first bracket and the second bracket. The axial direction of the key rod accompanying the deformation of the outer panel facing the second bracket by being sandwiched by the bracket Since to prevent movement of the key rod by the deformation of the outer panel of the side door is pulled into the key cylinder latch can be prevented from operating.
A connection piece for connecting the first bracket and the second bracket in a state of being separated from each other is provided so as to penetrate a space defined by the first bracket, the second bracket, and the connection piece. The key piece is disposed on the connecting piece, and a crush portion is provided on the connecting piece that deforms to reduce the space when an external force is applied to the outer panel to press the second bracket toward the passenger compartment. If the second bracket is brought into contact with the first bracket by deforming and crushing the crash portion, the key rod can be effectively sandwiched between the first bracket and the second bracket. .
Providing a bent portion at a location sandwiched between the first bracket and the second bracket of the key rod facilitates sandwiching the key rod, and can effectively prevent the key rod from moving after being sandwiched.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an automobile to which a door latch structure according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is an enlarged side view of the side handle of FIG. 1;
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
4 is a perspective view of the door latch structure of FIG. 3; FIG.
5 is an enlarged view of the door latch structure of FIG. 3. FIG.
6A and 6B are cross-sectional views of the side handle of FIG. 1, in which FIG. 6A shows a state before deformation of the outer panel, and FIG. 6B shows a state after deformation of the outer panel.
7 is an enlarged perspective view of the door latch structure of FIG. 4 before deformation of the outer panel.
8 is an enlarged perspective view of the door latch structure of FIG. 4 after deformation of the outer panel.
FIG. 9 is a perspective view of a modified example of the door latch structure according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a perspective view of another modification of the door latch structure according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Car 2 Side door 2a Outer panel 2b Outside handle 3 Key cylinder 4, 9 Key rod 4a Bent part (bending shape part)
5 Side door latch 5a Latch cover (fixed part)
6, 7, 8 Brackets 61, 71 Bracket body (first bracket)
61a, 62c Guide 62 Separate bracket (second bracket)
62a Rising part 62b surface (pressed surface)
63 Crash beads (connection piece)
63a Narrow cross section (crash)
64 Space 71a V-shaped 9a Stopper

Claims

自動車のサイドドア用ラッチをキーロッドでキーシリンダと連結したドアのラッチ構造において、上記キーロッドより車室側の近傍に第１のブラケットを配設し、上記キーロッドより上記サイドドアのアウターパネル側に上記第１のブラケットに対向して第２のブラケットを配設し、上記サイドドアに外力が作用して上記アウターパネルの変形時に上記アウターパネルが上記第２のブラケットを車室方向に押圧し、これにより生ずる上記第２のブラケットの押圧力により、上記キーロッドを上記第１のブラケットの方向に移動させて、上記キーロッドを上記第１のブラケットと上記第２のブラケットとで挟み込むことで上記第２のブラケットに対向する上記アウターパネルの変形に伴うキーロッドの軸方向への移動を防止することを特徴とするドアのラッチ構造。In a door latch structure in which a side door latch of an automobile is connected to a key cylinder by a key rod, a first bracket is disposed in the vicinity of the passenger compartment side of the key rod, and the outer panel side of the side door is disposed from the key rod. A second bracket is disposed opposite to the first bracket, and an external force acts on the side door so that the outer panel presses the second bracket toward the passenger compartment when the outer panel is deformed. The key rod is moved in the direction of the first bracket by the pressing force of the second bracket generated by the above, and the second rod is sandwiched between the first bracket and the second bracket . It is characterized by preventing the axial movement of the key rod due to the deformation of the outer panel facing the bracket Latch structure of the door.

上記第１のブラケットと上記第２のブラケットとを互いに離間した状態で連結する接続片を設け、上記第１のブラケットと上記第２のブラケットと上記接続片とで画定された空間を貫通するように上記キーロッドを配設するとともに、上記アウターパネルが上記第２のブラケットを車室方向に押圧する外力が作用した時に、上記空間を小さくするように変形するクラッシュ部を上記接続片に設け、該クラッシュ部が変形して潰れることにより、上記第１のブラケットに上記第２のブラケットを当接させるようにしたことを特徴とする請求項１に記載のドアのラッチ構造。 A connection piece for connecting the first bracket and the second bracket in a state of being separated from each other is provided so as to penetrate a space defined by the first bracket, the second bracket, and the connection piece. The key piece is disposed on the connecting piece, and a crush portion is provided on the connecting piece that deforms to reduce the space when an external force is applied to the outer panel to press the second bracket toward the passenger compartment. 2. The door latch structure according to claim 1, wherein the second bracket is brought into contact with the first bracket when the crash part is deformed and crushed .

上記第２のブラケットと上記接続片で接続した上記第１のブラケットを、上記サイドドア用ラッチのラッチカバーに取付けたことを特徴とする請求項２に記載のドアのラッチ構造。3. The door latch structure according to claim 2 , wherein the first bracket connected to the second bracket by the connecting piece is attached to a latch cover of the side door latch.

上記キーロッドの第１のブラケットと第２のブラケットに挟み込まれる箇所に曲げ形状部を設けたことを特徴とする請求項１又は２に記載のドアのラッチ構造。3. The door latch structure according to claim 1, wherein a bent portion is provided at a position sandwiched between the first bracket and the second bracket of the key rod.