JP4099208B1 - 風力発電施設用防雷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 落雷の捕獲確率を向上させ、ブレードへの落雷の直撃を確実に回避して、防雷効果の向上を図る。
【解決手段】 タワー1の頂部に回動可能に取付けられたナセル2を介して設けられ風力により回転するブレード3を備えた風力発電施設Fの防雷を行なうもので、ブレード3の先端3aの軌道のうち最上位点が描く経路13(14)の上方に、この経路13を通るブレード3の先端3aに対し雷撃が生じないように、落雷を捕獲する主架空地線11を複数本設け、各主架空地線11の下側に、各主架空地線11に夫々対応した従架空地線12を並設し、互いに対応する主架空地線11及び従架空地線12間を所定間隔で列設した複数の連結杆16を介して連結した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タワー頂部にナセルを介して設けられ風力により回転するブレードを備えた風力発電施設の防雷を行なう風力発電施設用防雷システムに関する。
一般に、風力発電施設においては、例えば、図8に示すように、障害物のない平坦地に数十メートルのタワー1を設置し、タワー1の頂部に発電機等を内蔵したナセル2を略垂直軸周りに回動可能に設け、ナセル2の前部には略水平軸周りに風力で回転させられる例えば3枚のブレード3を設け、このブレード3の回転駆動により発電機を駆動して発電を行なう。このような風力発電施設Fにおいては、一般に、落雷から施設を保護するために、避雷システムが備えられている。
従来、この種の風力発電施設用避雷システムSaとしては、例えば、図7に示すように、風力発電設備Fよりもさらに高層の避雷針100を建設し、雷雲発生時に、この避雷針100に誘雷して落雷を捕獲し、風力発電施設Fの安全を確保するようにしている(特開2001−123934号公報などに記載)。
特開2001−123934号公報
ところで、このような従来の風力発電施設用避雷システムSaにあっては、高層の避雷針100に誘雷するようにしているが、避雷針100とブレード3との距離が大きいことから、必ずしも落雷の捕獲が充分とは言えず、捕獲確率が劣るという問題があった。
本発明はこの問題点に鑑みて為されたもので、落雷の捕獲確率を向上させ、ブレードへの落雷の直撃を確実に回避して、防雷効果の向上を図った風力発電施設用防雷システムを提供することを目的とする。
本願発明者は、風力発電施設において、ブレードへの雷撃はブレードが垂直の時だけであり、他のいかなる角度の時も発生が見られないという経験則に着目し、ブレードの真上エリアを確実に保護することで目的を達成することが可能であると考えた。
そして、上記の目的を達成するため、本発明の風力発電施設用防雷システムは、タワー頂部に回動可能に取付けられたナセルを介して設けられ風力により回転するブレードを備えた風力発電施設の防雷を行なう風力発電施設用防雷システムにおいて、
上記ブレードの先端の軌道のうち最上位点が描く経路の上方に、該経路を通るブレードの先端に対し雷撃が生じないように、落雷を捕獲する主架空地線を複数本設けた構成とした。
これにより、雲雷が接近して、ブレードに落雷しようとしても、ブレードの先端の軌道のうち最上位点が描く経路の上方にある主架空地線によって落雷が捕獲され、ブレードに雷撃が生じる事態が防止される。この場合、主架空地線は複数本設けられているので、落雷が回り込んでブレードに至る事態を確実に阻止することができ、落雷の捕獲が確実に行なわれる。主架空地線が1本であると、捕獲確率に劣る。
そして、必要に応じ、上記複数の主架空地線を水平方向に沿って互いに平行配置した構成としている。主架空地線が水平方向に沿って互いに平行配置されるので、ブレードの先端の軌道のうち最上位点が描く経路を確実に覆うことができ、落雷が回り込んでブレードに至る事態を確実に阻止でき、落雷の捕獲が確実に行なわれる。
また、必要に応じ、上記ブレードの先端の軌道のうち最上位点が描く経路が、上から見て上記ナセルの回動中心を中心とする円で構成され、上から見て上記複数の主架空地線を上記円の中心に対して対称配置した構成としている。主架空地線を円の中心に対して対称配置したので、偏りがなくなり、それだけ、ブレードの先端の軌道のうち最上位点が描く経路を確実に覆うことができ、落雷が回り込んでブレードに至る事態を確実に阻止でき、落雷の捕獲が確実に行なわれる。
更に、上記円の直径をDとしたとき、上から見て上記主架空地線の間隔Xを、X=(0.005〜13.0)D、最適値としては、X=(0.5〜2.2)D、横から見て上記円の中心から真上にある主架空地線の下縁までの距離Yを、Y=(0.05〜11.1)D、最適値としては、Y=(0.3〜3.9)D、に設定した構成としている。
ここで、主架空地線が3本以上ある場合、各主架空地線の間隔は、風力発電施設の立地条件や環境によって、必ずしも等間隔でなくても良いが、できるだけ、等間隔に設定することが望ましい。
この範囲において、ブレードの先端の軌道のうち最上位点が描く経路を確実に覆うことができる。特に、主架空地線を最小の2本にすれば、それだけ、設計が容易で、設置も容易であり、それだけコストダウンを図ることができる。
そしてまた、必要に応じ、上記各主架空地線の下側に、該各主架空地線に夫々対応した従架空地線を並設し、互いに対応する主架空地線及び従架空地線間を所定間隔で列設した複数の連結杆を介して連結した構成としている。この場合、落雷は、先ず上側にある主架空地線に生じる。これにより、万一、主架空地線が落雷により切断しても、従架空地線があるので、この従架空地線により落雷を捕獲できるようになり、より一層確実に、防雷を行なうことができる。従架空地線は、主架空地線より下側にあるので、主架空地線よりその保護範囲は若干低下するが、主架空地線の不慮の切断に対しては、十分その代替機能が発揮される。
また、必要に応じ、上記主架空地線が切断して上記連結杆を介して上記従架空地線より下側に垂れ下がったとき、該切断した主架空地線から上記ブレードに雷放電しないように、上記連結杆の間隔を定めている。万一、主架空地線が落雷により切断した場合には、主架空地線は、最大で、連結杆の間隔の分の長さと連結杆の長さとの和の長さ分だけ従架空地線より下側に垂れ下がるが、連結杆の間隔をこのように調整することにより、垂れ下がる長さが規制され、主架空地線からブレードに雷放電することがなく、雷放電によりブレードが損傷する事態を確実に防止することができるようになる。
更に、必要に応じ、上記タワーを挟んで、一対のポールを立設し、上記主架空地線及び従架空地線を上記一対のポール間に架設した構成としている。ポール間に架設するので、設置が容易に行なわれる。
更にまた、必要に応じ、上記主架空地線及び従架空地線は、それぞれのポールを介して上記タワーと互いに地中で短絡させて接地した構成としている。これにより、落雷捕獲時に上記ポール及びタワーは電位が等しくなり電位差が発生しないことから、危険な火花放電やタワー内部の電子機器に対して雷被害を防止する効果がある。
本発明の風力発電施設用防雷システムによれば、ブレードに落雷しようとしても、ブレードの先端の軌道のうち最上位点が描く経路の上方にある主架空地線によって落雷が捕獲されるので、ブレードに雷撃が生じる事態を防止することができる。この場合、主架空地線は複数本設けられているので、落雷が回り込んでブレードに至る事態を確実に阻止することができ、落雷の捕獲を確実に行なうことができ、捕獲確率を向上させることができる。
また、各主架空地線の下側に従架空地線を並設した場合には、万一、主架空地線が落雷により切断しても、従架空地線があるので、この従架空地線により落雷を捕獲できるようになり、より一層確実に、ブレードへの雷撃を防止することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムについて詳細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1乃至図5に示すように、本発明の実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムSは、風力発電施設Fの防雷を行なう。風力発電施設Fは、障害物のない平坦地に数十メートルのタワー1を設置し、タワー1の頂部に発電機等を内蔵したナセル2を略垂直軸周りに回動可能に設け、ナセル2の前部には略水平軸周りに風力で回転させられる例えば3枚のブレード3を設け、このブレード3の回転駆動により発電機を駆動して発電を行なう。
本発明の実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムSの基本的構成は、タワー1を挟んで、一対のポール10を立設し、この一対のポール10間に、落雷を捕獲する主架空地線11及び従架空地線12を、架設して構成されている。ポール10は導電性金属部材で形成され、その高さが、風力発電施設Fの最高位(垂直になったブレード3の最高位)よりも高く、例えば、90mに設定される。また、ポール10間の距離は、例えば、100m程度に設定される
主架空地線11及び従架空地線12としては、例えば、JIS G 3506−1996「硬鋼線材」に適合する線、または、それと同等以上の線材もしくはそれらを用いて線引された鋼線に、JIS H 2110−1968「電気用アルミニウム地金」に適合するアルミニウムを一様かつ完全に被覆したもので、両金属間の結合層は剥離することがなく、表面はなめらかで実用上有害な欠点がない、例えば、直径3.5mm、最小引張強さ1230MPa、20℃における電気抵抗7.79Ω/kmの素線を用いる。そして、この素線7本を一様かつ緊密に同心円により合わせて、外径10.5mm、最小引張強さ74.5kN、20℃における電気抵抗1.12Ω/kmのアルミ覆鋼より線にしたものが用いられる。
主架空地線11は、ブレード3の先端の軌道のうち最上位点が描く経路13の上方に、この経路13を通るブレード3の先端3aに対し雷撃が生じないように、複数本(実施の形態では2本)設けられている。この2本の主架空地線11は、水平方向に沿って互いに平行配置されている。詳しくは、図5(a)に示すように、ブレード3の先端3aの軌道のうち最上位点が描く経路13が、上から見た平面図上、ナセル2の回動中心Pを中心とする円14で構成され、上から見た平面図上、2本の主架空地線11は、この円14の中心Pに対して対称配置されている。主架空地線11は、最小の2本にして、ポール10に架設しているので、設計が容易で、設置も容易であり、それだけコストダウンが図られる。
より詳しくは、図5(a)に示すように、円14の直径をDとしたとき、上から見た平面図上、主架空地線11の間隔Xを、X=(0.005〜13.0)D、最適値としては、X=(0.5〜2.2)Dに設定してある。
また、図5(b)に示すように、横から見た正面図上、円14の中心Pから真上にある主架空地線11の下縁までの距離Yを、Y=(0.05〜11.1)D、最適値としては、Y=(0.3〜3.9)Dに設定してある。
実施の形態では、D=1.8mの場合で、X=4m,Y=7mに定めた。
このX,Yの値は、落雷のシミュレーションに基づいて決定した。図4に示すように、JIS A4201−2003による保護レベルIの時の雷撃距離(半径20m)を回転球体法により示し(図4中、点線の丸)、この点線の丸とブレード3の先端3aの円軌道とが接触した部分を雷撃点に定め、点線の丸とブレード3の先端3aの円軌道とで囲まれるエリア15(ハッチング部分)を保護範囲とした。経験則から、ブレード3が垂直の時だけしか雷撃を受けていない事から、これにより、点線の丸は図4の位置より下には位置しない事となり、雷撃は図のように全て主架空地線11に捕獲されるようになる。尚、計算に当たっては、夏期及び冬期間の架空地線の収縮を考慮した。冬期においては若干弛みが小さくなるので、これに伴って、保護範囲が広がる。
尚また、回転球体法上の理想モデルとしては、風力発電施設Fを囲むように架空地線相互間隔を20m程度に広げるとよいが、その場合、ポール10が4本以上必要になりコストが高くなる。ポール10が2本の構成において、架空地線の太さや基礎及びターンバックル強度の限界値等を考慮すると、上記の離隔距離が計算上の理想値となる。
従架空地線12は、各主架空地線11の下側に、各主架空地線11に夫々対応して並設されている。互いに対応する主架空地線11及び従架空地線12間は、所定間隔で列設した複数の連結杆16を介して連結されている。
連結杆16は、例えば、外層をウレタン樹脂で覆われた、アラミド繊維を内層、ポリエステル繊維を中層として構成される引張強さ37.6kN、外径9mmの非導電性ロープの両端に係止め金具を取付けして形成されている。
また、図5(b)に示すように、連結杆16の間隔Lは、図6に示すように、主架空地線11が切断して連結杆16を介して従架空地線12より下側に垂れ下がったとき、切断した主架空地線11がブレード3に接触しないような寸法に定められている。
実施の形態においては、上記した、X=4m,Y=7mのとき、主架空地線11及び従架空地線12間の距離ZをZ=2mに定め、連結杆16の間隔LをL=1mと定めている。
また、実施の形態においては、図3に示すように、主架空地線11及び従架空地線12は、ポール10を介してタワー1と、互いに地中で短絡させて接地させている。
なお、ポール10を介さずに直接、主架空地線11及び従架空地線12とタワー1を電線などで地中接続する方法もあるがポール10を介した方が効果は同じでもコストダウンになる。
従って、この実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムSによれば、雲雷が接近して、ブレード3に落雷しようとしても、落雷は、先ず上側にある主架空地線11に生じる。即ち、ブレード3の先端3aの軌道のうち最上位点が描く経路13の上方にある主架空地線11によって落雷が捕獲され、ブレード3に雷撃が生じる事態が防止される。この場合、主架空地線11は複数本設けられているので、落雷が回り込んでブレード3に至る事態を確実に阻止することができ、落雷の捕獲が確実に行なわれる。また、主架空地線11を水平方向に沿って互いに平行配置しているので、ブレード3の先端3aの軌道のうち最上位点が描く経路13を確実に覆うことができ、落雷が回り込んでブレード3に至る事態を確実に阻止でき、落雷の捕獲が確実に行なわれる。更に、主架空地線11はブレード3の先端3aの軌道のうち最上位点が描く経路13としての円14の中心Pに対して対称配置されているので、偏りがなくなり、それだけ、ブレード3の先端3aの軌道のうち最上位点が描く経路13を確実に覆うことができ、この点でも、落雷が回り込んでブレード3に至る事態を確実に阻止でき、落雷の捕獲が確実に行なわれる。
また、この場合、主架空地線11及び従架空地線12は、ポール10を介してタワー1と互いに地中で短絡させて接地されているので、主架空地線11及び従架空地線12が落雷捕獲時にポール10とタワー1は電位が等しいまま電位上昇が衰退していく作用と、捕獲された雷電流が分割されることによる電位上昇低減の相互作用により、タワー1内部で危険な火花放電や電子機器に対する雷被害を防止する効果がある。
更にまた、図6に示すように、万一、主架空地線11が落雷により切断しても、従架空地線12があるので、この従架空地線12により落雷を捕獲できるようになり、より一層確実に、防雷を行なうことができる。この場合、従架空地線12は、主架空地線11より下側にあるので、主架空地線11よりその保護範囲は若干低下するが、主架空地線11の不慮の切断に対しては、十分その代替機能が発揮される。
また、図6に示すように、主架空地線11は、最大で、連結杆16の間隔の分の長さ(L)と連結杆16の長さ(Z)との和の長さ分だけ従架空地線12より下側に垂れ下がるが、垂れ下がる長さが規制されているので、主架空地線11からブレード3に雷放電することがなく、雷放電によりブレード3が破損する事態を確実に防止することができるようになる。即ち、ブレード3の先端3aから従架空地線12までの距離がY−Z=7m−2m=5mであり、垂れ下がる最大長さがL+Z=1m+2m=3mであることから、垂れ下がった主架空地線11の先端とブレード3との間には2mの間隔が設けられることになり、そのため、主架空地線11からブレード3に雷放電する事態が確実に防止される。
万一放電した場合であっても、図7に示すように、雷電流の分流理論から推測すれば、ブレード3に生じる雷撃は、雷撃電流の1/4の雷撃であり、ブレード3の損傷には至らないものと考えられる。
尚、上記実施の形態において、主架空地線11を2本用いて構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、3本以上設けるようにしてもよく、適宜変更して差支えない。
本発明の実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムの要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムを示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムを示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムを示す横断面図である。 本発明の実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムの要部を示し、(a)はブレードと主架空地線との関係を示す上から見た平面図、(b)はブレードと主架空地線との関係を示す横から見た正面図である。 本発明の実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムにおいて、主架空地線が切断したときの状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る風力発電施設用防雷システムにおいて、主架空地線が切断して、万一ブレードに雷放電が生じたときの分流状態を示す図である。 従来の風力発電施設用避雷システムの一例を示す図である。
符号の説明
Sa風力発電施設用避雷システム
S 風力発電施設用防雷システム
F 風力発電施設
1 タワー
2 ナセル
3 ブレード
3a 先端
10 ポール
11 主架空地線
12 従架空地線
13 経路(ブレード先端が描く軌跡)
14 円
P 中心
D 円の直径
15 エリア
X 主架空地線の間隔
Y 円の中心から真上にある主架空地線の下縁までの距離
Z 主架空地線及び従架空地線間の距離
16 連結杆
L 連結杆の間隔

Claims (6)

  1. タワー頂部に回動可能に取付けられたナセルを介して設けられ風力により回転するブレードを備えた風力発電施設の避雷を行なう風力発電施設用防雷システムにおいて、
    上記ブレードの先端の軌道のうち最上位点が描く経路の上方に、該経路を通るブレードの先端に対し雷撃が生じないように、落雷を捕獲する主架空地線を複数本設け
    上記複数の主架空地線を水平方向に沿って互いに平行配置し、
    上記ブレードの先端の軌道のうち最上位点が描く経路が、上から見て上記ナセルの回動中心を中心とする円で構成され、上から見て上記複数の主架空地線を上記円の中心に対して対称配置し、
    上記円の直径をDとしたとき、上から見て上記主架空地線の間隔Xを、X=(0.005〜13.0)D、横から見て上記円の中心から真上にある主架空地線の下縁までの距離Yを、Y=(0.05〜11.1)Dに設定したことを特徴とする風力発電施設用防雷システム。
  2. X=(0.5〜2.2)D、Y=(0.3〜3.9)Dに設定したことを特徴とする請求項1記載の風力発電施設用防雷システム。
  3. 上記各主架空地線の下側に、該各主架空地線に夫々対応した従架空地線を並設し、互いに対応する主架空地線及び従架空地線間を、所定間隔で列設した複数の連結杆を介して連結したことを特徴とする請求項1または2記載の風力発電施設用防雷システム。
  4. 上記主架空地線が切断して上記連結杆を介して上記従架空地線より下側に垂れ下がったとき、該切断した主架空地線から上記ブレードに雷放電しないように、上記連結杆の間隔を定めたことを特徴とする請求項3記載の風力発電施設用防雷システム。
  5. 上記タワーを挟んで、一対のポールを立設し、上記主架空地線及び従架空地線を上記一対のポール間に架設したことを特徴とする請求項3または4記載の風力発電施設用防雷システム。
  6. 上記主架空地線及び従架空地線は、それぞれのポールを介して上記タワーと互いに地中で短絡させて接地したことを特徴とする請求項5記載の風力発電施設用防雷システム。
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