JP4099042B2

JP4099042B2 - Sheet sliding device

Info

Publication number: JP4099042B2
Application number: JP2002346878A
Authority: JP
Inventors: 勝博井上; 次郎近藤
Original assignee: Delta Kogyo Co Ltd
Current assignee: Delta Kogyo Co Ltd
Priority date: 2002-11-29
Filing date: 2002-11-29
Publication date: 2008-06-11
Anticipated expiration: 2022-11-29
Also published as: JP2004175308A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートのスライド装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、車両のシートのスライド装置としては、図６に示すように、フロアに取付けられた左右一対のロアチャンネル１に、シートに取付けられた左右一対のアッパーチャンネル２が嵌合されて、シートが前後方向にスライド自在に支持される一方、上記各アッパーチャンネル２にロックプレート３がそれぞれ上下回動可能に枢着されて、各ロックプレート３の前部は手操作用スライドレバー４で連結され、このスライドレバー４の上動操作で各ロックプレート３の後部が下回動されてロアチャンネル１に対するロックが解除されるとともに、下動操作で各ロックプレート３の後部が上回動されてロアチャンネル１に対してロックされるようになったものが実用化されている。
【０００３】
このようなシートのスライド装置において、一方のアッパーチャンネル２にシートベルトのアンカーを連結した場合には、シートベルトに過大な荷重がかかると、アッパーチャンネル２が上方に変形するの伴ってスライドレバー４もロック解除操作したような状態に変形して、アッパーチャンネル２のロックが解除される可能性がある。
【０００４】
この対策のために、スライドレバー４を左右に分割し、その分割部を軸で回動可能に連結して、一方のスライドレバー４の変形が他方のスライドレバー４に伝わらないようにして、アッパーチャンネル２のロック解除を防止するようにしたものがある（例えば、特許文献１参照）。
【０００５】
また、スライドレバー４を反シートベルトアンカー取付側の端部で分離し、この分離部に位相各吸収手段を介して反ベルトアンカー取付側のアームを回動可能に取付けて、ベルトアンカー取付側の変形が反ベルトアンカー取付側のアームに伝わらないようにして、アッパーチャンネル２のロック解除を防止するようにしたものがある（例えば、特許文献２参照）。
【０００６】
【特許文献１】
実公平５−９２２７公報（第１−２頁、図１）
【特許文献２】
特開２０００−１４２１８８号公報（第２−３頁、図１）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両に後突衝撃が作用した場合、図６に示したように、着座している乗員の足Ｍが後方に動いてスライドレバー４を蹴ると、スライドレバー４に衝撃荷重Ｆが作用してスライドレバー４が上回動されて（二点鎖線ａ参照）、アッパーチャンネル２のロックが解除される可能性がある。
【０００８】
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、スライドレバーに衝撃荷重が作用してもスライドレバーが上回動されないようにして、アッパーチャンネルのロック解除を未然に防止できるようにしたシートのスライド装置を提供することを課題とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、フロアに取付けられた左右一対のロアチャンネルに、シートに取付けられた左右一対のアッパーチャンネルが嵌合されて、シートが前後方向にスライド自在に支持される一方、上記各アッパーチャンネルにロックプレートがそれぞれ回動可能に枢着されて、各ロックプレートの前部は手操作用スライドレバーで連結され、このスライドレバーの上動操作でロックプレートの後部が回動されてロアチャンネルに対するロックが解除されるとともに、下動操作で各ロックプレートの後部が回動されてロアチャンネルに対してロックされるようになったシートのスライド装置において、
上記スライドレバーの各ロックプレートの前部に対する連結部分の近傍に、着座している乗員の足が後方に動いてスライドレバーを蹴ることにより、スライドレバーに所定値以上の上動操作方向の衝撃荷重が作用した時に座屈変形して、上動操作方向の衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部が形成されて、これらの衝撃吸収部の座屈変形でアッパーチャンネルのロックが解除されないようにしたことを特徴とするシートのスライド装置を提供するものである。
【００１０】
本発明によれば、車両に後突衝撃が作用した場合、着座している乗員の足が後方に動いてスライドレバーを蹴ることにより、スライドレバーに所定値以上の上動操作方向の衝撃荷重が作用すると、スライドレバーの各ロックプレートの前部に対する連結部分の近傍に形成した衝撃吸収部が座屈変形して、上動操作方向の衝撃荷重を吸収するようになるから、スライドレバーが上回動されなくなるので、アッパーチャンネルのロック解除を未然に防止できるようになる。
【００１１】
請求項２のように、上記スライドレバーはパイプで構成され、上記衝撃吸収部は、パイプを偏平状に押し潰して形成されていると、パイプを偏平状に押し潰すだけで衝撃吸収部を簡単かつコスト安に形成できるようになる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、先行技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【００１３】
図１〜図３に示すように、フロアに取付けられた左右一対のロアチャンネル１に、シートに取付けられた左右一対のアッパーチャンネル２が嵌合されて、シートが前後方向にスライド自在に支持されている。
【００１４】
上記各アッパーチャンネル２にはピン６でロックプレート３がそれぞれ上下回動可能に枢着されて、各ロックプレート３の前端部３ｂは、平面視で略逆Ｕ字状に屈曲された手操作用スライドレバー１４の両端部１４ｃでそれぞれ連結されている。
【００１５】
そして、スライドレバー１４の上動操作で各ロックプレート３の後端部が下回動されて、この後端部に形成されたロック穴３ａがロアチャンネル１に形成された櫛歯状のロック突起１ａから抜け外れることにより、ロアチャンネル１に対するアッパーチャンネル２のロックが解除されて、シートを前後方向にスライドできるようになる。
【００１６】
また、スライドレバー１４のリターンスプリング７による下動操作で各ロックプレート３の後端部が上回動され、ロック穴３ａがロアチャンネル１のロック突起１ａに係合することにより、ロアチャンネル１に対してアッパーチャンネル２がロックされて、シートが前後方向にスライドできないようになる。
【００１７】
上記スライドレバー１４は円筒状パイプで構成されて、このスライドレバー１４の各ロックプレート３の前端部に対する連結部分の近傍には、衝撃吸収部１４ａがそれぞれ形成されている。
【００１８】
この衝撃吸収部１４ａは、スライドレバー１４に所定値以上の上動操作方向の衝撃荷重Ｆが作用した時に座屈変形して、上動操作方向の衝撃荷重を吸収するためのものである。
【００１９】
具体的には、図４に詳細に示すように、衝撃吸収部１４ａは、スライドレバー１４の連結部分の近傍で、幅方向に延在するパイプ部分を前後方向に偏平状に押し潰して形成されている。なお、この押し潰し方向は前後方向に限られるものではない。
【００２０】
この衝撃吸収部１４ａは、例えば乗用車用のスライドレバー１４のパイプとして、外径ｄが１２ｍｍ、肉厚ｔ１が０．８ｍｍの場合であれば、長さＬが約２０ｍｍ程度の間を厚みｔ２が約３ｍｍ程度に偏平状に押し潰したものである。上記衝撃吸収部１４ａは、かかる寸法のものに限定されないことは言うまでもない。
【００２１】
上記のようにシートのスライド装置を構成することにより、車両に後突衝撃が作用した場合、図１（ｂ）のように、着座している乗員の足Ｍが後方に動いてスライドレバー１４を蹴ることにより、スライドレバー１４に所定値以上の上動操作方向の衝撃荷重Ｆが作用すると、スライドレバー１４の各ロックプレート３の前端部に対する連結部分の近傍に形成した衝撃吸収部１４ａが座屈変形して、上動操作方向の衝撃荷重を吸収するようになるから、スライドレバー１４が上回動されなくなるので（二点鎖線ｂ参照）、アッパーチャンネル２のロック解除を未然に防止できるようになる。
【００２２】
また、スライドレバー１４をパイプで構成して、衝撃吸収部１４ａを偏平状に押し潰して形成すると、パイプを偏平状に押し潰すだけで衝撃吸収部１４ａを簡単かつコスト安に形成できるようになる。
【００２３】
上記衝撃吸収部１４ａとして、例えば、図５（ａ）（ｂ）に示すように、スライドレバー１４の連結部分の近傍で、幅方向に延在するパイプ部分に多数の小孔１４ｂを形成して、衝撃荷重Ｆが作用した時に座屈変形するように構成しても良い。また、スライドレバー１４は必ずしもパイプである必要はなく、図５（ｃ）（ｄ）に示すような中実状であれば、前後方向に切り込み部１４ｃを形成して、衝撃荷重Ｆが作用した時に座屈変形するように構成しても良い。
【００２４】
上記実施形態は、スライドレバー１４の上下動操作でロックプレート１３が上下回動するタイプであったが、スライドレバー１４の上下動操作でロックプレート１３が幅方向に左右回動するタイプでも適用できることは言うまでもない。
【００２５】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は、車両に後突衝撃が作用した場合、着座している乗員の足が後方に動いてスライドレバーを蹴ることにより、スライドレバーに所定値以上の上動操作方向の衝撃荷重が作用すると、スライドレバーの各ロックプレートの前部に対する連結部分の近傍に形成した衝撃吸収部が座屈変形して、上動操作方向の衝撃荷重を吸収するようになるから、スライドレバーが上回動されなくなるので、アッパーチャンネルのロック解除を未然に防止できるようになる。
【００２６】
また、スライドレバーをパイプで構成して、衝撃吸収部を、パイプを偏平状に押し潰して形成すると（請求項２）、パイプを偏平状に押し潰すだけで衝撃吸収部を簡単かつコスト安に形成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のシートのスライド装置であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図である。
【図２】本発明のシートのスライド装置の斜視図である。
【図３】本発明のシートのスライド装置の要部分解斜視図である。
【図４】スライドレバーの衝撃吸収部であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は断面図である。
【図５】（ａ）は変形例１のスライドレバーの衝撃吸収部の正面図、（ｂ）は（ａ）の断面図、（ｃ）は変形例２のスライドレバーの衝撃吸収部の正面図、（ｄ）は（ｃ）の断面図である。
【図６】従来のシートのスライド装置であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図である。
【符号の説明】
１ロアチャンネル
２アッパーチャンネル
３ロックプレート
１４スライドレバー
１４ａ衝撃吸収部
Ｆ衝撃荷重
Ｍ足[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat slide device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a vehicle seat slide device, as shown in FIG. 6, a pair of left and right upper channels 2 attached to a seat is fitted to a pair of left and right lower channels 1 attached to a floor so that the seat While being supported slidably in the front-rear direction, a lock plate 3 is pivotally attached to each upper channel 2 so as to be pivotable up and down, and a front portion of each lock plate 3 is connected by a slide lever 4 for manual operation. When the slide lever 4 is moved upward, the rear portion of each lock plate 3 is rotated downward to release the lock on the lower channel 1, and when the slide lever 4 is moved downward, the rear portion of each lock plate 3 is rotated upward. What is locked to 1 has been put into practical use.
[0003]
In such a seat slide device, when a seat belt anchor is connected to one upper channel 2, if an excessive load is applied to the seat belt, the upper lever 2 is deformed upward and the slide lever 4 is deformed. There is also a possibility that the upper channel 2 may be unlocked by deforming the state as if the unlocking operation was performed.
[0004]
For this countermeasure, the slide lever 4 is divided into left and right parts, and the divided parts are pivotally connected to each other so that the deformation of one slide lever 4 is not transmitted to the other slide lever 4. There is one that prevents the unlocking of the channel 2 (see, for example, Patent Document 1).
[0005]
Further, the slide lever 4 is separated at the end on the side opposite to the seat belt anchor, and the arm on the side opposite to the belt anchor is rotatably attached to the separation portion via the phase absorbing means. There is one that prevents the upper channel 2 from being unlocked by preventing the deformation from being transmitted to the arm on the anti-belt anchor mounting side (see, for example, Patent Document 2).
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication 5-9227 (page 1-2, FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP 2000-142188 A (page 2-3, FIG. 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when a rear impact impact is applied to the vehicle, as shown in FIG. 6, when the seated passenger's foot M moves backward and kicks the slide lever 4, an impact load F acts on the slide lever 4. As a result, the slide lever 4 is turned upward (see the two-dot chain line a), and the upper channel 2 may be unlocked.
[0008]
The present invention has been made to solve the above-described problem, and prevents the upper channel from being unlocked by preventing the slide lever from rotating upward even when an impact load is applied to the slide lever. It is an object of the present invention to provide a seat slide device.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention is configured such that a pair of left and right upper channels attached to a seat is fitted to a pair of left and right lower channels attached to a floor, and the seat is supported slidably in the front-rear direction. On the other hand, a lock plate is pivotally attached to each upper channel, and the front part of each lock plate is connected by a slide lever for manual operation. In the seat slide device in which the lock to the lower channel is released by being rotated, and the rear part of each lock plate is rotated by the downward movement operation and is locked to the lower channel.
In the vicinity of the connecting portion of the slide lever to the front part of each lock plate, the seated passenger's foot moves backward and kicks the slide lever, so that the impact load in the upward operation direction above the predetermined value is applied to the slide lever. The shock absorbing parts that absorb the impact load in the upward movement direction are formed by buckling deformation when the actuates, and the upper channel lock is not released by the buckling deformation of these shock absorbing parts. The present invention provides a sheet sliding device.
[0010]
According to the present invention, when a rear impact impact is applied to the vehicle, the seated occupant's foot moves rearward and kicks the slide lever, so that the impact load in the upward operation direction exceeds a predetermined value on the slide lever. When this occurs, the shock absorbing part formed near the connecting part of the slide lever to the front part of each lock plate will buckle and absorb the shock load in the upward movement direction. Since it is not moved, unlocking of the upper channel can be prevented beforehand.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, when the slide lever is formed of a pipe and the shock absorbing portion is formed by crushing the pipe into a flat shape, the shock absorbing portion can be simply simplified by crushing the pipe into a flat shape. And it becomes possible to form at low cost.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, the same number is attached | subjected to the location of the same structure and action as a prior art, and detailed description is abbreviate | omitted.
[0013]
As shown in FIGS. 1 to 3, a pair of left and right upper channels 2 attached to the seat is fitted to a pair of left and right lower channels 1 attached to the floor, so that the seat is slidably supported in the front-rear direction. ing.
[0014]
A lock plate 3 is pivotally attached to each upper channel 2 by a pin 6 so as to be vertically rotatable, and a front end portion 3b of each lock plate 3 is bent in a substantially inverted U shape in plan view. The slide lever 14 is connected at both ends 14c.
[0015]
The rear end portion of each lock plate 3 is rotated downward by the upward movement of the slide lever 14, and the lock hole 3 a formed in the rear end portion is a comb-like lock protrusion formed in the lower channel 1. By coming off from 1a, the lock of the upper channel 2 with respect to the lower channel 1 is released, and the seat can be slid in the front-rear direction.
[0016]
Further, the rear end portion of each lock plate 3 is rotated upward by the downward movement of the return lever 7 of the slide lever 14, and the lock hole 3 a engages with the lock protrusion 1 a of the lower channel 1, thereby On the other hand, the upper channel 2 is locked so that the seat cannot slide in the front-rear direction.
[0017]
The slide lever 14 is formed of a cylindrical pipe, and an impact absorbing portion 14a is formed in the vicinity of a connecting portion of the slide lever 14 with respect to the front end portion of each lock plate 3.
[0018]
The impact absorbing portion 14a is for buckling and deforming to absorb the impact load in the upward movement direction when an impact load F in the upward movement direction of a predetermined value or more is applied to the slide lever 14.
[0019]
Specifically, as shown in detail in FIG. 4, the shock absorbing portion 14 a is formed by crushing a pipe portion extending in the width direction in a flat shape in the front-rear direction in the vicinity of the connecting portion of the slide lever 14. ing. The crushing direction is not limited to the front-rear direction.
[0020]
For example, as the pipe of the slide lever 14 for a passenger car, the shock absorbing portion 14a has a thickness t2 of about 20 mm in length L when the outer diameter d is 12 mm and the wall thickness t1 is 0.8 mm. It is flattened to about 3 mm. Needless to say, the impact absorbing portion 14a is not limited to such a size.
[0021]
By configuring the seat slide device as described above, when a rear impact is applied to the vehicle, as shown in FIG. 1 (b), the seated passenger's foot M moves rearward and the slide lever 14 is moved. When the impact load F in the upward operation direction of a predetermined value or more acts on the slide lever 14 by kicking, the impact absorbing portion 14a formed in the vicinity of the connecting portion of the slide lever 14 with respect to the front end portion of each lock plate 3 buckles. Since it deforms and absorbs the impact load in the upward movement direction, the slide lever 14 is not turned upward (see the two-dot chain line b), so that unlocking of the upper channel 2 can be prevented in advance. Become.
[0022]
Further, when the slide lever 14 is formed of a pipe and the impact absorbing portion 14a is crushed flat, the impact absorbing portion 14a can be formed simply and at low cost simply by crushing the pipe flat. .
[0023]
As the shock absorbing portion 14a, for example, as shown in FIGS. 5A and 5B, a large number of small holes 14b are formed in the pipe portion extending in the width direction in the vicinity of the connecting portion of the slide lever 14. Further, it may be configured to buckle and deform when the impact load F is applied. Further, the slide lever 14 does not necessarily have to be a pipe. If the slide lever 14 has a solid shape as shown in FIGS. 5C and 5D, the cut portion 14c is formed in the front-rear direction and the impact load F is applied. You may comprise so that it may buckle and deform | transform.
[0024]
The above embodiment is a type in which the lock plate 13 is rotated up and down by the vertical movement operation of the slide lever 14, but it can also be applied to a type in which the lock plate 13 is rotated in the horizontal direction by the vertical movement operation of the slide lever 14. Needless to say.
[0025]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, when a rear impact impact is applied to the vehicle, the present invention allows the seated occupant's foot to move backward and kick the slide lever so that the slide lever has a predetermined value or more. When an impact load in the upward movement operation direction is applied, the impact absorbing portion formed in the vicinity of the connecting portion of the slide lever with respect to the front portion of each lock plate buckles and deforms so as to absorb the impact load in the upward movement operation direction. Therefore, the slide lever is not turned upward, so that the unlocking of the upper channel can be prevented beforehand.
[0026]
In addition, if the slide lever is made of a pipe and the impact absorbing portion is formed by flattening the pipe (Claim 2), the shock absorbing portion can be easily and cost-effective by simply flattening the pipe. It becomes possible to form.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a seat slide device of the present invention, in which (a) is a plan view and (b) is a side view.
FIG. 2 is a perspective view of a seat slide device of the present invention.
FIG. 3 is an exploded perspective view of an essential part of the seat slide device of the present invention.
4A is a plan view, FIG. 4B is a front view, and FIG. 4C is a cross-sectional view. FIG.
5A is a front view of an impact absorbing portion of a slide lever of Modification Example 1, FIG. 5B is a cross-sectional view of FIG. 5A, and FIG. 5C is a front view of an impact absorbing portion of the slide lever of Modification Example 2; (D) is sectional drawing of (c).
6A and 6B show a conventional seat slide device, in which FIG. 6A is a plan view and FIG. 6B is a side view.
[Explanation of symbols]
1 Lower channel 2 Upper channel 3 Lock plate 14 Slide lever 14a Shock absorber F Shock load M Foot

Claims

フロアに取付けられた左右一対のロアチャンネルに、シートに取付けられた左右一対のアッパーチャンネルが嵌合されて、シートが前後方向にスライド自在に支持される一方、上記各アッパーチャンネルにロックプレートがそれぞれ回動可能に枢着されて、各ロックプレートの前部は手操作用スライドレバーで連結され、このスライドレバーの上動操作で各ロックプレートの後部が回動されてロアチャンネルに対するロックが解除されるとともに、下動操作で各ロックプレートの後部が回動されてロアチャンネルに対してロックされるようになったシートのスライド装置において、
上記スライドレバーの各ロックプレートの前部に対する連結部分の近傍に、着座している乗員の足が後方に動いてスライドレバーを蹴ることにより、スライドレバーに所定値以上の上動操作方向の衝撃荷重が作用した時に座屈変形して、上動操作方向の衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部がそれぞれ形成されて、これらの衝撃吸収部の座屈変形でアッパーチャンネルのロックが解除されないようにしたことを特徴とするシートのスライド装置。A pair of left and right upper channels attached to the seat is fitted to a pair of left and right lower channels attached to the floor, and the seat is supported so as to be slidable in the front-rear direction. The front part of each lock plate is pivotally attached, and the front part of each lock plate is connected by a slide lever for manual operation, and the rear part of each lock plate is rotated by the upward movement of this slide lever to unlock the lower channel. In addition, in the seat slide device in which the rear portion of each lock plate is rotated by the downward movement operation and locked to the lower channel,
In the vicinity of the connecting portion of the slide lever to the front part of each lock plate, the seated passenger's foot moves backward and kicks the slide lever, so that the impact load in the upward operation direction above the predetermined value is applied to the slide lever. The shock absorbing parts that buckle and deform to absorb the impact load in the upward movement direction are formed , and the upper channel lock is not released by the buckling deformation of these shock absorbing parts. A sheet sliding device characterized by the above.

上記スライドレバーはパイプで構成され、上記衝撃吸収部は、パイプを偏平状に押し潰して形成されている請求項１記載のシートのスライド装置。 2. The seat slide device according to claim 1, wherein the slide lever is formed of a pipe, and the impact absorbing portion is formed by crushing the pipe in a flat shape.