JP4098439B2 - 包装材、その製造方法および包装袋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、風合いが柔軟で、隠蔽性に優れた生理用ナプキン、パンティシールド、紙おむつなどの衛生材料や贈答品などに好適な包装材、その製造方法およびこれを用いた包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より包装材として、フィルムや紙などが利用されていたが、高級感がなく、風合いも硬いため、包装材から対象物を取り出すときにがさがさと音がして、使用者や周りの人に不快感を与えていた。それを解消するため、特開平7−243200号公報には、鞘芯型複合繊維にて形成された不織布とパルプ等からなる紙材の2層構造の包装紙が提案されている。また、特開平8−52843号公報には、スパンボンド不織布とパルプ繊維からなる紙シートを交絡、一体化した複合不織布の片面にポリオレフィン系合成樹脂フィルムを接合した包装資材が提案されている。さらに、特開平10−156986号公報には、パルプ繊維を主体とする湿式スパンレース不織布を不織布などのシート体と貼合積層した包装材が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの包装材には、以下の問題点がある。例えば、特開平7−243200号公報では、2層構造であり、鞘芯型複合繊維を熱接着させることにより層間接着させるため、かなりの接着力を要し、風合いが硬くなる。また、包装材の片面にパルプ紙材が露出しているので、繊維長の短いパルプ繊維が毛羽立ったりして耐摩耗性あるいは強力面で劣る。さらに、目付が比較的大きいため、包装材を屈曲させた際に角立ち(折り目がつく)して、高級感に欠ける。また、特開平8−52843号公報では、スパンボンド不織布層を設けているので、寸法安定性に優れているが、風合いが硬く、角立ちも解消されず、前記と同様に高級感に欠ける。さらに、特開平10−156986号公報では、パルプ繊維層をスパンレース処理した不織布を用いて耐摩耗性、強力あるいは柔軟性を改善しようと試みているが、層間を接着させるのにポリオレフィン系樹脂接着剤を使用しているため、風合いが硬く前記課題を解決するに至っていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる実情を鑑みてなされたものであり、パルプ繊維を含有する紙層の両面に、繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせた積層シートであって、前記積層シートは交絡一体化されることによって、風合いが柔軟で、隠蔽性に優れた包装材を得ることを見い出し本発明に至った。
【0005】
前記繊維ウェブ層は、熱接着性繊維および/または親水性繊維を含有することが望ましい。また、前記繊維ウェブ層は、親水性繊維を20〜80重量%、および熱接着性繊維を80〜20重量%含有することが望ましい。
【0006】
前記紙層は、パルプ繊維を少なくとも80重量%含有するパルプ紙であることが望ましい。また、前記紙層は、着色されていることが望ましい。
【0007】
本発明の包装材は、目付が5〜50g/m2のパルプ繊維を含有する紙層の両面に、繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせて積層シートとなし、次いで高圧水流処理を施して繊維同士を交絡一体化させることにより製造することができる。
【0008】
本発明の包装材における別の製造方法として、目付が5〜50g/m2のパルプ繊維を含有する着色された紙層の両面に、繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせて積層シートとなし、次いで高圧水流処理を施して繊維同士を交絡一体化させることが望ましい。
【0009】
そして、パルプ繊維を含有する紙層の両面に、熱接着性繊維を少なくとも20重量%含有する繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせた積層シートにおいて、前記積層シートが交絡一体化され、かつ前記積層シートの少なくとも一部がシーリング処理されて、袋状物を形成させることにより、風合いが柔軟で、隠蔽性に優れるとともに、生産性に優れた包装袋を得ることができる。
以下、本発明の内容を具体的に説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の包装材は、パルプ繊維を含有する紙層の両面に、繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせた積層形態である。前記ステープル繊維は、繊維長20〜80mmを満たすものであれば特に限定されず、例えば、コットン、シルク、ウールなどの天然繊維、レーヨン、キュプラ、テンセルなどの化学繊維、アクリル系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系繊維などが挙げられる。そして、上記繊維の繊維長は20〜80mmが好ましい。より好ましくは、35〜65mmである。繊維長が20mm未満であると、繊維の脱落が多いだけでなく、工程性に劣り、繊維長が80mmを超えると、後述する高圧水流処理による交絡性に劣るからである。
【0011】
本発明に用いられる繊維ウェブ層は、熱接着性繊維および/または親水性繊維を含有することが好ましい。熱接着性繊維を用いると、包装材表面の耐摩耗性、強力、シーリング性が向上する点で好ましい。また、親水性繊維を用いると、後述する高圧水流処理における交絡性がよく、風合いが柔軟な点で好ましい。前記熱接着性繊維としては、熱可塑性樹脂からなる単一繊維、複合繊維、異形断面繊維等潜在的に熱接着性能を持つ繊維であれば特に限定されないが、加工性の点で複合繊維が好ましい。複合繊維としては、これらの樹脂を組み合わせて、第1成分を芯、第2成分を鞘に配置した芯鞘型複合繊維または偏心芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、あるいは両成分が非相溶性であり各成分の一部が繊維表面に露出している分割型複合繊維などが用いられ、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート/エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリプロピレン/エチレン−プロピレン共重合体からなる芯鞘型複合繊維、偏心芯鞘型複合繊維、あるいは並列型複合繊維などが好ましく用いられる。例えば、生産性や不織布の寸法安定性を考慮する場合は芯鞘型複合繊維が好ましく、不織布のボリューム感を考慮する場合は偏心芯鞘型複合繊維が好ましい。
【0012】
前記熱接着性繊維は、繊維ウェブ層に20〜80重量%含有させると、風合いを損なわず、不織布表面の耐摩耗性、およびシーリング強力が得られる点で好ましい。より好ましくは、40〜60重量%である。熱接着性繊維の含有量が20重量%未満であると、耐摩耗性やシーリング強力が不十分であり、80重量%を超えると、風合いや水流交絡性の面でよくない。
【0013】
また、前記親水性繊維は、公定水分率が2%以上、より好ましくは5%以上の繊維、例えば、コットン、シルク、ウール、レーヨンなどが好ましい。なかでも、レーヨン繊維が取り扱い性、汎用性の観点から好ましく用いられる。そして、親水性繊維は、繊維ウェブ層に20〜80重量%含有させると、高圧水流処理する際に地合が乱れることなく処理することができ、肌馴染みのいい触感の不織布が得られる点で好ましい。より好ましくは、40〜60重量%である。親水性繊維の含有量が20重量%未満であると、交絡が不十分となったり、熱接着繊維が多くなり、風合いが硬くなる。また、含有量が80重量%を超えると、シーリング性が不十分になる。
【0014】
さらに、前記繊維ウェブ層において、親水性繊維および熱接着性繊維が上記範囲を満たしていれば、他の繊維を混綿しても差し支えない。例えば、嵩高性、風合いの柔軟性を向上させる場合は、疎水性でバルキー感のあるポリエステル繊維などの熱可塑性合成繊維を混綿するとよい。他の繊維は、繊維ウェブ層に40重量%を超えない範囲で含有される。他の繊維の含有量が40重量%を超えると、水流交絡性、シーリング性、風合いにおいて不十分となるからである。
【0015】
次に、本発明に用いられる紙層としては、パルプ繊維を含有し、少なくとも30重量%であることが好ましく、後述する高圧水流処理により両面の繊維ウェブ層を構成する各繊維群が紙層を貫通して相互に交絡一体化させることができるものであれば何ら限定されるものではない。例えば、パルプ繊維が少なくとも80重量%からなるパルプ紙、ティッシュペーパーのようなバインダーで軽く接着させた紙、あるいはパルプ繊維を熱接着性繊維で熱接着させた紙などが挙げられる。特に、バインダーを有していないパルプ繊維100重量%のパルプ紙は、高圧水流に対する水解性がよく好ましい。さらに、紙層に文字や模様、あるいは図形などを印刷した着色紙を用い、その両面に繊維ウェブ層を重ね合わせると、着色部分が繊維ウェブ層を介するので、ぼかしが入ったように見えて意匠性の優れたものとなる。
【0016】
前記紙層は、目付5〜50g/m2であることが好ましい。目付が5g/m2未満であると、紙層の強力が小さく、取り扱い性、水流交絡性や生産性の面で劣るだけでなく、包装材としての隠蔽性もよくなく、さらに、紙層が着色紙であれば、紙へ直接印刷が難しく、印刷適性もよくない。一方、目付が50g/m2を超えると、風合いが損なわれ、高圧水流処理によるノズル筋も目立ち、包装材としての外観上好ましくない。
【0017】
また、前記紙層は、密度が0.05g/cm3 以上であることが好ましい。より好ましくは、0.08〜0.18g/cm3 である。密度が0.05g/cm3 未満であると、隠蔽性が低下して、包装する対象物が透けて見えるので、印象の悪い場合があったり、紙層に文字や模様、あるいは図形などを印刷する場合においては、インクが紙上に鮮明に付着しないからである。
【0018】
次に、本発明の包装材の製造方法について説明する。まず、パルプ繊維を含有する紙層の両面に、繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせて積層シートとなす。前記紙層の繊維ウェブ形態としては、湿式抄紙ウェブあるいはエアレイウェブが好ましく、前記繊維ウェブの形態は、パラレルウェブ、クロスウェブ、セミランダムウェブ、あるいはランダムウェブが好ましい。
【0019】
得られた積層シートは、高圧水流処理により各繊維群が三次元的に交絡される。高圧水流処理は、従来からよく知られている方法で行われ、その条件は最終的に得ようとする包装材の目付や風合いなどに応じて設定すればよい。例えば、目付20〜80g/m2の包装材を得ようとする場合は、孔径0.05〜0.5mmのオリフィスが0.3〜1.5mmの間隔で設けられたノズルから、水圧2〜5MPa の柱状水流を積層シートの両面からそれぞれ1〜4回ずつ噴射するとよい。
【0020】
高圧水流によって交絡させた後は、水分を除去するために乾燥させる。繊維ウェブに熱接着性繊維を含有させた場合は、乾燥後または乾燥と同時に、前記熱接着性繊維によって構成繊維を熱接着させるため、熱接着性繊維のみ溶融する温度で熱処理を行うとよい。例えば、熱接着性繊維として複合繊維を用いた場合であれば、複合繊維の低融点成分の融点以上、複合繊維の高融点成分の融点未満の温度で熱処理するとよい。そして、熱処理温度を上記の範囲内で変化させることによって、得られる包装材の風合い、強力などを調節することは可能である。
【0021】
このようにして得られた包装材は、そのまま対象物を包む込む包装シートとして用いてもよいし、繊維ウェブ層として繊維長20〜80mmの熱接着性繊維を少なくとも20重量%含有する包装材を折り畳んだり、2枚以上重ね合わせたり、あるいは他の素材と重ね合わせたりした後、袋状の形態になるように、前記包装材の少なくとも一部をシーリング処理して包装袋としてもよい。シーリング処理としては、熱接合処理(ヒートシール処理)、超音波接合処理、あるいは高周波接合処理などが挙げられ、例えば、熱接合処理であれば、繊維ウェブ層に含有される熱接着性繊維の軟化点以上、好ましくは融点以上で処理するとよい。
【0022】
また、得られた包装材に意匠性を持たせるために、公知の印刷方法により着色を施してもよいが、本発明においては、特に、紙層として予め文字や模様、あるいは図形などを印刷した着色紙を用いると、シーリング処理において、インクが加工機に転写されることがないので生産性が高く、インクの存在によりシーリング強力が低下することもなく、さらに、対象物と包装材が擦れて、インクが対象物に色移りすることもない点で有利である。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の内容を実施例を挙げて説明する。なお、不織布の引張強力、破断伸度、およびシーリング強力は、以下の方法で測定した。
【0024】
[引張強力、破断伸度]
JIS L 1096に準じ、幅5cm、長さ15cmの試料片をつかみ間隔10cmで把持し、定速伸長型引張試験機を用いて引張速度30cm/分で伸長し、切断時の荷重値および伸長率をそれぞれ引張強力、破断伸度とした。
【0025】
[シーリング強力]
横方向を長さ方向とする幅2.5cm、長さ15cmの試料片2枚準備し、それを重ね合わせる。重ね合わせた試料片の長さ方向末端3cmの位置で幅方向に、ヒートシール機(ヒートシールテスター上下温調TYPE「TP-701-B」 テスター産業(株)製)を用いて、シーリング幅2mm、温度145℃および150℃、圧力6.1kg/cm2、0.4秒間ヒートシール処理を行った。そして、ヒートシール後の試料片をつかみ間隔10cmで把持し、上記定速伸長型引張試験機を用いて10cm/分の速度で伸長させたときの極大値3点および極小値3点の計6点の荷重値を平均したものをシーリング強力とした。
【0026】
[実施例1]
親水性繊維として繊度1.65dtex、繊維長40mmのレーヨン繊維(ダイワボウレーヨン(株)製)60重量%と、熱接着性繊維として融点132℃の高密度ポリエチレンを鞘成分とし、融点165℃のポリプロピレンを芯成分とした繊度2.2dtex、繊維長51mmの芯鞘型熱接着性複合繊維(大和紡績(株)製)40重量%とを混綿し、セミランダムカードで目付10g/m2の繊維ウェブを作製した。
【0027】
紙層として、目付18g/m2、厚み0.18mm、密度0.10g/cm3 、引張強力がタテ930g/5cm 、ヨコ170g/5cm のパルプ繊維100%のパルプ紙(豊年製紙(株)製)を準備し、その両面に上記繊維ウェブ層を重ね合わせて積層シートとした。この積層シートに、孔径0.1mmのオリフィスが0.6mm間隔で設けられているノズルからシートの表面側に水圧4MPa の柱状水流を2回、裏面側に水圧3MPa の柱状水流を2回噴射して、各繊維群を交絡させた。次いで、交絡シートを熱風貫通型乾燥機を用いて140℃で乾燥させながら複合繊維の鞘成分を溶融させて熱接着加工を行い、包装材を得た。得られた包装材は、柔軟性に優れ、角立ちやがさがさと耳に付く音は発生しなかった。
【0028】
得られた包装材をカットして、その中にナプキンを挿入する。その後両サイドをヒートシール機でシーリングして完成させた。シーリング強力は、実用的に何ら問題のないレベルであった。得られた包装袋からの生理用ナプキンの判別が不可能であった。
【0029】
[実施例2]
レーヨン繊維を80重量%、熱接着性繊維を20重量%とした以外は、実施例1と同様の条件で包装材を得た。得られた包装材は、柔軟性に優れ、角立ちやがさがさと耳に付く音は発生しなかった。さらに、シーリング強力に優れ、得られた包装材にナプキンを挿入した包装袋からの生理用ナプキンの判別が不可能であった。
【0030】
[比較例1]
レーヨン繊維を60重量%、熱接着性繊維を40重量%を混綿し、ランダムカードで10g/m2の繊維ウェブを作製した。これと実施例1で使用したパルプ紙を重ね合わせて、実施例1と同様の方法で2層構造の包装材を得た。得られた包装材は、柔軟性には優れるものの、パルプ紙側を外表面あるいは生理用ナプキン面としたとき、いずれの場合であっても、人あるいは生理用ナプキンが接触する部分は、毛羽立ちが多くて耐摩擦性に劣るだけでなく、実用強力にも劣っていた。また、シーリング強力においても、実施例に比べ若干劣っていた。
【0031】
[比較例2]
目付が30g/m2のポリプロピレン繊維製スパンボンド不織布(三井化学(株)製)を用い、包装材とした。得られた包装材にナプキンを挿入した包装袋からの生理用ナプキンが目視でき、隠蔽性に劣るものであった。また、シーリング強力においても、実用レベルの強力が得られなかった。
実施例1、2、および比較例1、2の物性を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】
本発明の包装材は、パルプ繊維を含有する紙層の両面に、繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせ、交絡一体化されることにより、風合いが柔軟で、隠蔽性に優れ、毛羽立ちや角立ちが抑制されたものが得られる。また、繊維ウェブ層に熱接着性繊維を含有させることにより、シーリング性に優れた包装材が得られる。さらに、紙層に文字や模様、あるいは図形などを印刷した着色紙を用い、その両面に繊維ウェブ層を重ね合わせると、着色部分が繊維ウェブ層を介するので、ぼかしが入ったように見えて意匠性の優れたものとなる。
【0034】
そして、本発明の包装材は、生理用ナプキン、パンティシールド、紙おむつなどの衛生材料や贈答品などに好適であり、本発明の包装材をシーリング処理することによって、シーリング強力に優れた包装袋が容易に得られる。
Claims (8)
- パルプ繊維を含有する紙層の両面に、繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせた積層シートであって、該積層シートが交絡一体化されていることを特徴とする包装材。
- 繊維ウェブ層が、熱接着性繊維および/または親水性繊維を含有することを特徴とする請求項1記載の包装材。
- 繊維ウェブ層が、親水性繊維を20〜80重量%、および熱接着性繊維を80〜20重量%含有することを特徴とする請求項1または2に記載の包装材。
- 紙層が、パルプ繊維を少なくとも80重量%含有するパルプ紙であることを特徴とする請求項1に記載の包装材。
- 紙層が、着色されていることを特徴とする請求項1または4に記載の包装材。
- 目付が5〜50g/m2のパルプ繊維を含有する紙層の両面に、繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせて積層シートとなし、次いで高圧水流処理を施して繊維同士を交絡一体化させることを特徴とする包装材の製造方法。
- 目付が5〜50g/m2のパルプ繊維を含有する着色された紙層の両面に、繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせて積層シートとなし、次いで高圧水流処理を施して繊維同士を交絡一体化させることを特徴とする包装材の製造方法。
- パルプ繊維を含有する紙層の両面に、熱接着性繊維を少なくとも20重量%含有する繊維長20〜80mmのステープル繊維からなる繊維ウェブ層を重ね合わせた積層シートであって、該積層シートは交絡一体化されており、かつ該積層シートの少なくとも一部がシーリング処理されて袋状物を形成していることを特徴とする包装袋。
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