JP4095787B2 - Floor tile construction method - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床タイルの施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、廃棄物の処理が非常に困難になってきたことに伴い、建築廃材のリサイクルが強く意識されるようになった。床材としては、カーペットや合成樹脂などが使用されているが、どんな床材にしろリサイクルの際の邪魔物はセメントやエポキシ樹脂などの床材用硬化型接着剤である。これら硬化型接着剤を用いると、床材の剥離が容易でなく、剥離した後も床材や下地面に硬化型接着剤が残存し、この残存した硬化型接着剤を更に除去する必要があるし、リサイクルの時、再度混練してシートに成形する場合に接着剤が粒状に残り不良の原因になる。なお、このような残存した接着剤の問題は、エマルジョン型や溶剤型の接着剤や粘着剤についても言えることである。
【０００３】
そこで、接着剤を使用しないで施工するいわゆる置き敷き型のタイルが開発された。この置き敷きタイルは、接着剤を使用しないで床面に単に敷き並べて施工し使用に供するものであり、確かにリサイクルには好適なタイルと言える。
しかしながら、接着剤で床下地に貼着していないため、長期間使用した場合、置き敷きタイルが突上げたり、反ったり、目地隙ができるなどの問題を生じることが判った。
また、特に二重床に置き敷きタイルを施工する場合には、全てのタイルの裏面に部分的に接着強度の弱い粘着剤（一般的には滑り止め剤と呼ばれている）を適用することも行われている。しかし、これでは折角の置き敷きタイルのメリットが生かせない。
これら従来技術の問題点を解決する手段として、本出願人は、先に特願２００１−１２４４７０号において、ホットメルト接着剤を用いる床タイルの施工方法の発明を出願した。しかし、この発明は、一部分の床タイルを接着剤で固定し、残りの床タイルは単に置敷することを要件としているものの、固定する床タイルの位置に関する具体的記載はない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、通常の床タイル用の接着剤や粘着剤を使用し、置き敷きタイルのリサイクルにおける有用性を実質的に確保しつつ、使用上の問題を解決できる床タイルの施工方法の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者が検討したところ、床タイルの歩行によるズレや突上げ、目地隙などは室内の入口部分や通路部分で顕著であることが分った。そこで、次の発明によって上記課題を解決した。
「室内の入口部分および／または通路部分の床タイルを接着剤または粘着剤で床下地に貼着し、それ以外の部分の床タイルは置き敷きにより敷設する床タイルの施工方法において、前記室内の入り口部分および／または通路部分の床タイルに対して、塗布量３０ｇ／ｍ^２で塗布した場合のせん断粘着力が０．０１Ｎ／ｍｍ^２以上、０．０３Ｎ／ｍｍ^２以下の接着剤または粘着剤を使用し、床タイルの裏面同士を向い合わせて重ねた時、該粘着剤同士が互いに重なり合うような形で、かつ床タイルの裏面の四隅と四隅以外の裏面の一部に粘着剤が部分的に設けられており、粘着剤の塗布割合が、裏面の全面積の３％以上、３０％以下であり、かつ床タイルの端縁から内部に向って５０ｍｍまでの範囲に全塗布量の４０〜８０％の粘着剤が使用された床タイルを使用することを特徴とする床タイルの施工方法。」
上記本発明によれば、人が歩行する頻度の高い室内の入口部分や通路部分の床タイルが床下地に接着固定されるので、この部分での歩行によるズレや突上げ、目地隙などが生じない。他の床タイルは単に置き敷きされるだけであるが、前記接着固定された床タイルの存在によりその固定効果が波及するので、周辺の大部分の床タイルは単に置き敷きするだけでもズレを生じることはない。
【０００６】
本発明の対象となる床タイル（以下、単にタイルということもある）としては、カーペットタイル、木材、合成樹脂、リノリュウムなどからなる任意の床材が含まれる。特にカーペットタイルや置敷タイプの合成樹脂床タイルが本発明の施工方法に好適である。
床タイルの大きさは、寸法が３０〜１００（好ましくは４０〜６０）ｃｍ角、厚みが２〜１２（好ましくは４〜８）ｍｍのものが一般的である。但し、これらの数値は本発明を限定するものではない。
【０００７】
接着剤および粘着剤の組成は特に限定されず、通常の床タイル用の接着剤および粘着剤を使用できるが、リサイクル等を考慮すると、粘着剤、とりわけ滑り止め剤として使用されている接着強度があまり高くない粘着タイプのものが好ましい。また、床タイルの材質との親和性を考慮して選択することが好ましい。
好ましい粘着剤としては、本出願人が先に出願した特願２０００−３６６９１３号に記載したものが挙げられる。即ち、該先願に記載された粘着剤は、塗布量３０ｇ／ｍ^２で塗布した場合のせん断粘着力が０．０１Ｎ／ｍｍ^２以上、０．０３Ｎ／ｍｍ^２以下、好ましくは０．０１Ｎ／ｍｍ^２以下のものである。
せん断粘着力が０．０３Ｎ／ｍｍ^２を越えると、施工時に剥がし難くなり作業性が極端に低下する。また、せん断粘着力が０．０１Ｎ／ｍｍ^２未満のものを使用すると、施工時に目地ズレが起こり易いし、施工後でもスロープ部分などにおいてズレが発生したりするので好ましくない。なお、せん断粘着力の試験方法はＪＩＳ Ｚ ０２３７による。
【０００８】
接着剤および粘着剤の種類としては、水系、溶剤系、あるいは紫外線や電子線硬化型のものなどが使用でき、ＳＢＲ、ＮＢＲなどのラテックス類、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル系樹脂などのエマルジョンが使用できる。また、粘着剤用の重合体や共重合体を架橋させたタイプのもの、重合性単量体と架橋性単量体とを重合、架橋させたタイプのものなども使用することができる。その具体例としては、ウレタン系、アクリル系、スチレン−ブタジエン系などのポリマーを挙げることができる。
また、塩化ビニル系樹脂床材の場合には、塩化ビニル系樹脂も使用できるが、この場合は、可塑剤、特にトリメリット酸エステル系可塑剤のような比較的分子量の大きい可塑剤を多量に配合する必要があり、例えば樹脂１００重量部に対してトリメリット酸エステル系可塑剤１００〜３００重量部を用いることが好ましい。
【０００９】
特に好ましい粘着剤としては、多官能ポリイソシアネート化合物と分子量５００〜８０００のポリ（オキシアルキレン）グリコール（アルキレンの炭素数は２〜４である）との三次元架橋重合体を主成分とするものである。とりわけ、前記多官能ポリイソシアネート化合物がポリオールとポリイソシアネートとの反応によって得られる末端イソシアネート基含有ポリイソシアネートであるものが好ましく、また、前記ポリ（オキシアルキレン）グリコールがポリ（オキシプロピレン）グリコールであるものが好ましい（特許第２８０８２２５号〔００１３〕〜〔００１４〕、特開２０００−２４８２５０号公報参照）。また、実願平３−１１２１７９号マイクロフィルム〔００１０〕〜〔００１３〕に記載されているような紫外線硬化型の滑り止め剤も使用可能である。
更に、これらの粘着剤としては液状のものをそのまま使用してもよいが、例えば、実公昭４０−８８６６号公報、特開平６−１５８８３７号公報、特許第２５４３４３２号公報に記載されているように、粘着剤をシートやネットに付着させた粘着剤付ネットまたはシート状体として使用してもよい。
【００１０】
図１は本発明の施工方法の一例を示す概念図（平面図）であって、室内の入口部分１０と通路部分２０の床タイルＴ１（斜線を施した部分）は粘着剤で下地に貼着されており、それ以外の室内部分３０の床タイルＴ２は単に置き敷きで施工されている状態を示している。また、４０は入口のドアを示しており、タイルの寸法と部屋の寸法との関係は、実物と同様な比例関係にはなく、あくまでも概念的参考図である。
入口部分１０及び通路部分２０として粘着剤で貼る範囲は特に決められている訳ではなく、実際の入口や通路の広さに応じて、人が歩行するエリアをカバーすることを目安に適宜決定すればよい。
粘着剤は床下地側に塗布してもよいし、タイル側に塗布してもよい。タイル側に塗布する場合には、予め粘着剤を塗布したものを使用する方が効率的である。この場合、粘着剤は床タイルの裏面全体に設けてもよいが、部分的に（例えば、水玉模様、ストライプ状、格子状、又はこれらを組み合わせたタイプ）設けてもよい。
【００１１】
部分的に設ける場合には、本出願人が先に出願した特願２０００−３６６９１３号や特願２００１−２７４１９３号に記載した形成条件が適している。
特願２００１−２７４１９３号の形成条件は概ね次のようなものである。
「裏面に合成樹脂層を有する床タイルの裏面（合成樹脂層面）に粘着剤を部分的に設けた床タイルであって、該床タイルの裏面同士を向かい合わせて重ね合わせたときに、該粘着剤同士が互いに重なり合うように構成されている床タイルセットにおいて、該粘着剤は、床タイルの裏面の四隅と四隅以外の裏面の一部に部分的に設けられていることを特徴とする床タイルセット。」
【００１２】
粘着剤の塗布割合は、裏面の全面積の３％以上、３０％以下、好ましくは２０％以下、更に好ましくは４〜１０％とする。３０％以上にすると施工時に剥がし難く、作業性が低下するしコスト高になる。
隅部以外の裏面の塗布パターンには特に制限はないが、全体に均等なパターンであることが好ましい。特に直径が５〜２０ｍｍのいわゆる水玉模様の塗布パターンで所定の面積比となるように均等に塗布するのが好ましい。但し、床タイルの周辺部は剥がし難くならない範囲内で塗布比率を高くする方が床タイルの施工後の安定性という点で好ましい。
本発明者の研究によれば、床タイルの端縁から内部に向って５０ｍｍまでの範囲に、全塗布量の４０〜８０％を使用することが好ましい。その上で、床タイル裏面全体に対して粘着剤塗布部分が３０％以下となるように調節すると、施工時に剥がし易く、且つ施工後にズレ難いので極めて好ましい。
【００１３】
上記好ましいのり付きタイルの一例を図２に示す。
図２は、一辺５００ｍｍの床タイルの裏面を示す図である。１の黒塗り部分は四隅部分に塗布した粘着剤である。２は裏面全体に水玉模様（直径１０ｍｍ）のパターンで塗布した粘着剤であり、３は周辺部の塗布比率を高くするために水玉模様に加えて塗布した粘着剤（直径１０ｍｍ）である。この周辺部の粘着剤３は、図では水玉模様と同じ間隔で設けた例を示したが、これに限られるものではなく、一般的には２５〜１００ｍｍの均等間隔で設けることが好ましい。
このような間隔を置いて周辺部の粘着剤３を設けると、床タイルの粘着剤同士が互いに重なり合って床タイルセットとなっているものを２枚のタイルに分離するとき、前記２５〜１００ｍｍの粘着剤が無い間隔部分に丁度うまく指を差し込むことができ、スムーズに床タイルセットを分離することができるので、作業効率を向上させることができる。
【００１４】
但し、粘着剤の粘着力が強い場合には、間隔が狭いと剥がし難くなることは避けられないので、辺央部Ｌ_２のみ粘着剤３の間隔を他よりも広く（例えば５０〜２５０ｍｍ）して剥離用非貼着部分４を設けることが好ましい。この剥離用非貼着部分４は４辺のうち少なくとも１辺に設ければ良いが、施工効率の観点からは４辺全てに設けることが好ましい。また、剥離用非貼着部分４の辺端から中央に向っての奥行Ｌ_３は２０〜７０ｍｍが適当である。
四隅部分の粘着剤１は、その他の周辺部分と条件が異なるので同様にはできないが、床タイルセットの分離には何の影響もないので、施工後のズレが生じない程度に粘着剤が存在すれば格別の問題はない。なお、図中のＬ_１は、通常５〜５０ｍｍ（好ましくは１０〜３０ｍｍ）である。
上記のような糊付きタイプは、下地が二重床パネルなどの場合に好適に使用できる。
【００１５】
【発明の効果】
本発明によれば、置き敷きタイルの施工にあたり、入口や通路部分を接着剤や粘着剤を用いて施工し、他の大部分は置き敷きにより施工するので、置き敷きタイルのリサイクルの有効性を実質的に確保しながら、置き敷きタイルの問題点である突上げ、反り、目地隙、ズレなどを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の施工方法の一例を示す概念図（平面図）である。
【図２】本発明において使用するのり付きタイルの一例を示す裏面図である。
【符号の説明】
１ 四隅部分に塗布した粘着剤
２ 裏面全体に水玉模様のパターンで塗布した粘着剤
３ 周辺部の粘着剤
４ 辺央部の剥離用非貼着部分
１０ 室内の入口部分
２０ 通路部分
３０ 置き敷きで施工されている部分
４０ 入口のドア
Ｔ１ 粘着剤で施工されたタイル
Ｔ２ 置き敷きされたタイル
Ｌ_１ 四隅部分に塗布した粘着剤の角からの距離
Ｌ_２ 辺央部の粘着剤の間隔が広い部分
Ｌ_３ 辺央部の剥離用非貼着部分の奥行[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a floor tile construction method.
[0002]
[Prior art]
In recent years, as waste disposal has become extremely difficult, recycling of building waste has become strongly conscious. As flooring materials, carpets and synthetic resins are used, but any flooring material is a curable adhesive for flooring materials such as cement and epoxy resin. When these curable adhesives are used, it is not easy to peel off the flooring material, and after the peeling, the curable adhesive remains on the flooring or the base surface, and it is necessary to further remove the remaining curable adhesive. In the case of recycling, when the material is kneaded again and formed into a sheet, the adhesive remains in a granular form and causes a defect. Such a problem of the remaining adhesive is also applicable to an emulsion-type or solvent-type adhesive or pressure-sensitive adhesive.
[0003]
Therefore, a so-called floor tile that was constructed without using an adhesive was developed. This laying tile is simply laid on the floor surface without using an adhesive, and is used for use. It can be said that it is a suitable tile for recycling.
However, since it is not adhered to the floor base with an adhesive, it has been found that, when used for a long period of time, problems arise such as the tiles laid up, warped, and joints formed.
In particular, when installing tiles on double floors, apply a partially weak adhesive (commonly called anti-slip agent) to the back of all tiles. Has also been done. However, this does not take advantage of the corner tiles.
As means for solving these problems of the prior art, the present applicant previously filed an invention of a method for constructing a floor tile using a hot melt adhesive in Japanese Patent Application No. 2001-124470. However, although this invention requires that a part of floor tiles be fixed with an adhesive and the remaining floor tiles are simply placed, there is no specific description regarding the position of the floor tiles to be fixed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a floor tile construction method that can solve problems in use while substantially ensuring the usefulness of recycling tiles using adhesives and pressure-sensitive adhesives for ordinary floor tiles. Objective.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of examination by the present inventor, it has been found that a shift, a push-up, a joint space, and the like due to walking of floor tiles are conspicuous in an entrance portion and a passage portion in a room. Therefore, the above-described problems have been solved by the following invention.
“In the floor tile construction method, the floor tiles of the entrance portion and / or the passage portion of the room are adhered to the floor base with an adhesive or an adhesive, and the floor tiles of the other portions are laid by laying . the floor tiles inlet portion and / or the passage portion, the shear adhesive strength when coated at a coverage of 30 g / ^{m 2} is 0.01 N / mm ² or more, 0.03 N / mm ² or less of the adhesive or pressure-sensitive adhesive , And when the back surfaces of the floor tiles are stacked facing each other, the adhesives overlap each other, and the adhesive is partially on the back surface of the floor tiles and part of the back surface other than the four corners. The application ratio of the adhesive is 3% or more and 30% or less of the total area of the back surface, and the total application amount is 40 to 40 mm in the range from the edge of the floor tile to the inside. 80% adhesive used Construction method of floor tile which is characterized that you use the floor tiles. "
According to the present invention, floor tiles of indoor entrance portions and passage portions where people frequently walk are bonded and fixed to the floor base, so that slippage, push-up, joint space, etc. are caused by walking in this portion. Absent. Other floor tiles are simply laid, but the presence of the adhesively fixed floor tiles affects its fixing effect, so that most of the surrounding floor tiles are misaligned simply by laying. There is nothing.
[0006]
As floor tiles (hereinafter, also simply referred to as tiles) that are the subject of the present invention, arbitrary floor materials made of carpet tile, wood, synthetic resin, linoleum, and the like are included. In particular, carpet tiles and laying type synthetic resin floor tiles are suitable for the construction method of the present invention.
The floor tile is generally 30 to 100 (preferably 40 to 60) cm square and 2 to 12 (preferably 4 to 8) mm in thickness. However, these numerical values do not limit the present invention.
[0007]
The composition of the adhesive and the pressure-sensitive adhesive is not particularly limited, and a normal floor tile adhesive and pressure-sensitive adhesive can be used. An adhesive type that is not so high is preferred. Moreover, it is preferable to select in consideration of the affinity with the material of the floor tile.
Preferable pressure-sensitive adhesives include those described in Japanese Patent Application No. 2000-366913 filed earlier by the present applicant. That is, the adhesive described in tip Application is shear adhesion when coated at a coverage of 30 g / ^{m 2} is 0.01 N / mm ² or more, 0.03 N / mm ² or less, preferably 0.01 N / mm ² or less.
When the shear adhesive strength exceeds 0.03 N / mm ² , it becomes difficult to peel off during construction, and workability is extremely lowered. In addition, if a material having a shear adhesive strength of less than 0.01 N / mm ² is used, joint displacement is likely to occur at the time of construction, and displacement may occur at the slope portion or the like even after construction. In addition, the test method of a shear adhesive force is based on JISZ0237.
[0008]
As the types of adhesives and pressure-sensitive adhesives, water-based, solvent-based, ultraviolet or electron beam curable types can be used, and latexes such as SBR and NBR, ethylene-vinyl acetate copolymers, acrylic resins, etc. Emulsions can be used. Further, a type in which a polymer or copolymer for pressure-sensitive adhesives is cross-linked, a type in which a polymerizable monomer and a cross-linkable monomer are polymerized and cross-linked, and the like can also be used. Specific examples thereof include urethane-based, acrylic-based, and styrene-butadiene-based polymers.
In the case of vinyl chloride resin flooring, vinyl chloride resin can also be used. In this case, a large amount of plasticizer, particularly a plasticizer having a relatively high molecular weight such as trimellitic acid ester plasticizer, is used. For example, it is preferable to use 100 to 300 parts by weight of trimellitic acid ester plasticizer with respect to 100 parts by weight of the resin.
[0009]
As a particularly preferred adhesive, a main component is a three-dimensional crosslinked polymer of a polyfunctional polyisocyanate compound and a poly (oxyalkylene) glycol having a molecular weight of 500 to 8000 (the alkylene has 2 to 4 carbon atoms). is there. In particular, the polyfunctional polyisocyanate compound is preferably a terminal isocyanate group-containing polyisocyanate obtained by the reaction of a polyol and a polyisocyanate, and the poly (oxyalkylene) glycol is a poly (oxypropylene) glycol. (Japanese Patent Nos. 2808225 [0013] to [0014], JP 2000-248250 A). Further, ultraviolet curable anti-slip agents as described in Japanese Patent Application No. 3-112179, microfilms [0010] to [0013] can also be used.
Further, these pressure-sensitive adhesives may be used as they are, but for example, as described in Japanese Utility Model Publication No. 40-8866, Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-1558837, and Japanese Patent No. 2543432. The adhesive may be used as an adhesive-attached net or sheet-like body in which an adhesive is attached to a sheet or net.
[0010]
FIG. 1 is a conceptual diagram (plan view) showing an example of the construction method of the present invention, and the floor tile T1 (shaded portion) of the indoor entrance portion 10 and the passage portion 20 is attached to the base with an adhesive. The floor tile T2 of the other indoor portion 30 other than that is shown in a state where the floor tile T2 is simply laid. Reference numeral 40 denotes an entrance door, and the relationship between the size of the tile and the size of the room is not a proportional relationship similar to that of the actual product, and is merely a conceptual reference diagram.
The range to be applied with the adhesive as the entrance portion 10 and the passage portion 20 is not particularly determined, and should be appropriately determined based on the actual entrance and passage area covering the area where people walk. That's fine.
The adhesive may be applied on the floor base side or on the tile side. In the case of applying to the tile side, it is more efficient to use a pre-applied adhesive. In this case, the adhesive may be provided on the entire back surface of the floor tile, but may be provided partially (for example, a polka dot pattern, a stripe shape, a lattice shape, or a combination thereof).
[0011]
In the case of partial provision, the formation conditions described in Japanese Patent Application Nos. 2000-366913 and 2001-274193 filed earlier by the present applicant are suitable.
The formation conditions of Japanese Patent Application No. 2001-274193 are as follows.
“A floor tile in which a pressure-sensitive adhesive is partially provided on the back surface (synthetic resin layer surface) of a floor tile having a synthetic resin layer on the back surface. In the floor tile set configured so that the agents overlap each other, the adhesive is partially provided at the four corners of the back surface of the floor tile and a part of the back surface other than the four corners. set."
[0012]
The application ratio of the pressure-sensitive adhesive is 3% or more and 30% or less, preferably 20% or less, more preferably 4 to 10% of the total area of the back surface. If it is 30% or more, it is difficult to peel off at the time of construction, workability is reduced, and cost is increased.
Although there is no restriction | limiting in particular in the application | coating pattern of back surfaces other than a corner part, It is preferable that it is a uniform pattern as a whole. In particular, it is preferable to apply evenly so as to obtain a predetermined area ratio in a so-called polka dot application pattern having a diameter of 5 to 20 mm. However, it is preferable in terms of stability after construction of the floor tile to increase the coating ratio within a range where the peripheral portion of the floor tile does not become difficult to peel off.
According to the inventor's research, it is preferable to use 40 to 80% of the total coating amount in the range from the edge of the floor tile to 50 mm inward. In addition, it is extremely preferable to adjust the pressure-sensitive adhesive application part to 30% or less with respect to the entire back surface of the floor tile because it is easy to peel off during construction and is difficult to shift after construction.
[0013]
An example of the preferred glued tile is shown in FIG.
FIG. 2 is a view showing the back surface of a floor tile having a side of 500 mm. The black painted part 1 is an adhesive applied to the four corners. 2 is an adhesive applied to the entire back surface with a polka dot pattern (diameter 10 mm), and 3 is an adhesive (diameter 10 mm) applied in addition to the polka dot pattern to increase the application ratio of the peripheral part. Although the example in which the adhesive 3 in the peripheral portion is provided at the same interval as the polka dot pattern is shown in the drawing, it is not limited to this, and it is generally preferable to provide it at an equal interval of 25 to 100 mm.
When the adhesive 3 in the peripheral part is provided with such an interval, when the adhesives of the floor tiles overlap each other to separate the floor tile set into two tiles, the above 25-100 mm Since the finger can be inserted well into the space where there is no adhesive and the floor tile set can be separated smoothly, the work efficiency can be improved.
[0014]
However, if the adhesive force of the pressure-sensitive adhesive is strong, since it it is inevitable that hardly peeled with a narrow interval, HenHisashibu L ₂ only wider than the other intervals of the adhesive 3 (e.g. 50 to 250 mM) It is preferable to provide the non-sticking part 4 for peeling. The non-sticking portion 4 for peeling may be provided on at least one side among the four sides, but is preferably provided on all four sides from the viewpoint of construction efficiency. Further, the depth _{L 3} of toward the center from the side end of the release for the non-bonded portion 4 is suitably 20 to 70 mm.
The adhesive 1 at the four corners cannot be the same because the conditions are different from those of the other peripheral parts, but it has no effect on the separation of the floor tile set. Then there is no particular problem. Incidentally, _{L 1} in the figure, is usually 5 to 50 mm (preferably 10 to 30 mm).
The above glued type can be suitably used when the base is a double floor panel or the like.
[0015]
【The invention's effect】
According to the present invention, when installing the tiles, the entrance and the passage part are constructed using an adhesive or an adhesive, and most of the other parts are constructed using the tiles. While substantially securing, it is possible to prevent problems such as rushing, warping, joint space, and misalignment, which are problems with laying tiles.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram (plan view) showing an example of a construction method of the present invention.
FIG. 2 is a back view showing an example of a tile with a glue used in the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Adhesive applied to the four corners 2 Adhesive applied to the entire back surface with a polka dot pattern 3 Adhesive in the peripheral part 4 Non-sticking part for peeling in the middle part 10 Indoor entrance part 20 Passage part 30 Construction part 40 Entrance door T1 Tile made with adhesive T2 Placed tile L ₁ Distance from the corner of the adhesive applied to the four corners L ₂ Wide part of the adhesive at the center L Depth of non-sticking part for peeling at the center of ₃ sides

Claims (1)

室内の入口部分および／または通路部分の床タイルを接着剤または粘着剤で床下地に貼着し、それ以外の部分の床タイルは置き敷きにより敷設する床タイルの施工方法において、前記室内の入り口部分および／または通路部分の床タイルに対して、塗布量３０ｇ／ｍ^２で塗布した場合のせん断粘着力が０．０１Ｎ／ｍｍ^２以上、０．０３Ｎ／ｍｍ^２以下の接着剤または粘着剤を使用し、床タイルの裏面同士を向い合わせて重ねた時、該粘着剤同士が互いに重なり合うような形で、かつ床タイルの裏面の四隅と四隅以外の裏面の一部に粘着剤が部分的に設けられており、粘着剤の塗布割合が、裏面の全面積の３％以上、３０％以下であり、かつ床タイルの端縁から内部に向って５０ｍｍまでの範囲に全塗布量の４０〜８０％の粘着剤が使用された床タイルを使用することを特徴とする床タイルの施工方法。Floor tiles inlet portion and / or passage portion of the chamber is attached to subfloor with adhesives or pressure-sensitive adhesive, in the construction method of floor tile laying the mat placed floor tiles of the other part, the inlet of the indoor the floor tile portion and / or the passage portion, the shear adhesive strength when coated at a coverage of 30 g / ^{m 2} is 0.01 N / mm ² or more, a 0.03 N / mm ² or less of the adhesive or pressure-sensitive adhesive When used, when the back surfaces of the floor tiles are stacked facing each other, the adhesives overlap each other, and the adhesive is partially on the back corners of the floor tiles and part of the back surface other than the four corners. Provided, the application ratio of the pressure-sensitive adhesive is 3% or more and 30% or less of the total area of the back surface, and the total application amount is 40 to 80 in the range from the edge of the floor tile to 50 mm toward the inside. % Adhesive used Construction method of floor tile, characterized in that you use the floor tiles.

Images