JP4095663B2 - 作業場用空気排出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、請求項1の前段部分に記載される空気排出装置に関する。
【0002】
(背景技術)
現在、飲食業において、特にシステム飲食業において、且つまた社員食堂などにおける集団給食の場合、即ち客自身が操作する場合、しばしば、更に、客の眼前でボイル、グリルまたはベーキングを行うことが要求される。この、いわゆるフロント・クッキングの場合、この際に生ずる煙霧を吸引しなければならないという問題がある。多くの場合は、定置の煙霧吸引フードは利用できないか、不適である。更に多くの場合は、移動可能な煙霧吸引フードも入手できないか使用できない。このため、可動の調理ステーション(ボーナ社の2000年発行のパンフレットSMOG−STOPP参照)および定置の調理モジュール(“Kochpraxis und Gemeinschaftsverpflegung”誌、1999年10月、p52の論文“Geruchlos vor den der Gast”参照)が既に開発されており、何れも請求項1の前段部分に記載される空気排出装置を備えている。
【0003】
公知の空気排出装置の場合、グリルである作業場の両側の空気口が、周縁吸引に役立つ。作業場の双方の側縁から吸引が行われるので、作業場中心の上方の吸引作用は、もちろん、比較的僅かである。従って、側縁に吸引を行う空気流によっては、作業場上方の大きい範囲は有効に処理されない。側縁吸引特有な欠点は、未浄化の大気が、部分的に、作業場上方で吸込まれるという点にある。更に、公知の空気排出装置は、作業場の下方の下部構造に、集積された臭気の根絶のため、複数の前置フィルタ、複数のフリースフィルタおよび複数の活性炭フィルタを有し、上記フィルタの間には、両側で吸引を行う排気装置が設けてある。下部構造の全下面は、油脂捕集シェルを受容する。このフィルタ装置は、作業が煩瑣であり、高コストである。なぜなら、活性炭フィルタは頻繁に交換しなければならず、環境負荷を生ずるからである。
【0004】
ドイツ特許公開公報第2402615号に記載の臭気排出装置は、油脂分離および臭気除去のため、より簡単なフィルタ装置と併用されるが、作業場上方に、油脂捕捉フィルタを含む吸引ホッパを使用するので、作業場遮蔽のエアカーテンを形成するため、上方へ向く空気流が必要である。
【0005】
米国特許公報第3260189号には、作業場上方で作業場に対して傾斜した排出装置に複数の油脂フィルタを設けた換気系が記載されている。即ち、ブロースリットから作業場の1つの側へ出る空気は、作業場上方で上方へ斜めに排出装置に導かれる。更に、この公知の換気系の場合、臭気根絶のための特殊措置は講じられていない。
【0006】
(発明の開示)
本発明の課題は、冒頭に述べた種類の空気排出装置において、排出操作によって、全作業範囲が有効に処理され、作業場の食材に未浄化の大気が接触することのないよう、排出操作を改善することにある。
【0007】
この課題は、本発明に基づき、請求項1に開示の特徴を有する空気排出装置によって解決される。
【0008】
本発明に係る空気排出装置の場合、全作業場にわたって延び、作業場上方にエアカーテンを形成する空気循環路を形成する。エアカーテンは、作業場の1つの側の空気口から流出して作業場の対向側の空気口に流入する空気によって形成される。即ち、本発明に係る空気排出装置において形成されるエアカーテンは、作業場上方の全範囲を被う。エアカーテンを形成する空気は、循環空気、即ち、吸込ファンによってフィルタ装置を介して吸引された後に始めて作業場上方を流れる空気、即ち、浄化ずみ空気である。本発明に係る空気排出装置の場合、空気循環路内にあり且つ作業場の両側の空気口に接続された特殊の範囲に送風機およびフィルタ装置をコンパクトに設置したことによって、空気循環路内の限られたスペースにおいて、空気から油脂を分離し、同時に、空気から臭気を除去できる。本発明に係る空気排出装置の場合、浄化すべき空気を油脂分離フィルタを介して吸引し、臭気フィルタを介して押出す。油脂分離フィルタおよび臭気フィルタは、異なる圧損を示すので、本発明に基づきこれら双方のフィルタをそれぞれ送風機の上流および下流に配置したことによって、空気の速度を各フィルタについて最適に調整できる。
【0009】
本発明に係る空気排出装置の場合、更に、空気循環路は、空気循環路からの空気の一部のための空気出口を有するので、空気循環路内の空気の一部は、常に、作業場上方にエアカーテンを形成するのに寄与する前に、同じく、まずフィルタ装置を通過させた大気によって補充できる。本発明に係る空気排出装置の場合、更に空気出口は、大きさ可変の開口を有するので、空気循環路内の新鮮な大気の割合を、必要に応じて、調節できる。本発明に係る空気排出装置の場合、更に送風機上流に空気出口が設けてあるので、空気はフィルタ装置を通過し、即ち大気中にブローされる前に、既に浄化されている。本発明に係る空気排出装置の場合、更に送風機はフィルタ装置の2つのフィルタの間に設けてあるので、送風機の汚染は防止される。更に、送風機の上流のフィルタは油脂分離フィルタであり、送風機の下流のフィルタは臭気フィルタであるので、特に送風機が油脂を含む空気によって機能低下されることはなく、作業場に戻される大気は油脂も臭気も含んでいない。
【0010】
開放容器から出る蒸気および空気の他の汚染物に対してエアカーテンによって作業場を保護する装置において、空気流の形成および蒸気の排出に同時に役立つ送風機を設け、送風機の吸引スタッドを容器縁の上方に設けたホッパに接続し、他方、容器の対向縁にホッパへ向くノズルを有する高圧スタッドから排気管路を分岐すること自体は、ドイツ特許第473883号から公知であるが、この公知の装置の場合、油脂分離または臭気除去の方策は取られていない。排気管路は、単に屋外に至る。
【0011】
本発明に係る空気排出装置の有利な実施例は、従属請求項の対象をなす。
【0012】
本発明に係る空気排出装置の実施例に基づき、送風機がラジアルベンチレータである場合、空気排出装置の構成において構造的利点および流動技術的利点が得られる。
【0013】
本発明に係る空気排出装置の実施例に基づき、油脂分離フィルタが、例えばRentschler&Reven社において製造されている如きサイクロンフィルタである場合、排出空気に随伴する油脂の99.5%を分離できる。更に、このようなフィルタは、自動食器洗浄機において簡単に洗浄して再使用できるので、保守が極めて容易である。
【0014】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、油脂分離フィルタの下方に油脂捕集槽を設置すれば、油脂分離フィルタによって分離された油脂を簡単に捕集できる。
【0015】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、臭気フィルタがゼオライトフィルタであれば、臭気フィルタを容易に再生でき、即ち保守が特に容易であり、環境に優しい条件が保証される。
【0016】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、空気循環路が、作業場の下方の範囲に、送風機およびフィルタ装置を設置したスペースを作業場の両側の空気口に接続するための2つの垂直な空気ダクトを有していれば、垂直な空気ダクトの間のスペースに、食材の熱負荷に必要な機器(例えば、給電系および関連の制御装置を備えた調理区画またはグリルプレート)を容易に設置できる。
【0017】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、送風機およびフィルタ装置を設置したスペースを作業場の側方に設けた場合、油脂および臭気を含んだ空気が作業場の下流の空気口からフィルタ装置まで辿るべき経路が、最小となり、従って、油脂による空気排出装置の汚染の危険性も最小となる。
【0018】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、油脂分離フィルタおよび臭気フィルタを垂直面に対して傾斜させて設置した場合、構造的、流動技術的利点が得られる。なぜならば、双方のフィルタの間のスペースを送風機の設置に良好に利用でき、この条件においてフィルタ作用が特に良好であるからである。
【0019】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、油脂分離フィルタが垂直面に対して40〜50°(好ましくは45°)だけ傾斜している場合且つ本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、臭気フィルタが垂直面に対して30〜40°(好ましくは35°)だけ傾斜している場合、プロトタイプに基づき実証されている如く、構造的且つ流動技術的に特に大きい利点が得られる。
【0020】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、送風機およびフィルタ装置を設置したスペースにおいて、それぞれ、双方のフィルタによって、前部チャンバおよび後部チャンバを分割した場合、作業場の上方にまたは作業場の側方に得られるスペースを特に良好に活用できる。
【0021】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、空気出口を後部チャンバの壁部に設けた場合、臭気および油脂を含まない空気を大気中にブローできる。なぜならば、上記空気は、既に、フィルタ装置全体を貫流しているからである。
【0022】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、作業場が、送風機およびフィルタ装置を設置したスペースの上方に設置されたまたは上記スペースの側方に延びるグリルである場合、本発明に基づき達成される流動技術的利点が明確に確認される。なぜならば、エアカーテンがグリル上方の全範囲を被うので、グリルで調理中に、臭気も油脂も周囲のスペースに達することがないからである。
【0023】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、空気の75%が空気循環路から排出され、残余の25%が循環空気として作業場に達し作業場のエアカーテンを形成するよう、空気出口を構成または調整すれば、作業場を囲むスペースは、臭気および油脂に対して特に有効に保護される。なぜならば、始めに循環路に吸入された空気の25%のみを含むこのようなエアカーテンは、作業場の下流側で空気口内に吸引され、上記空気口の前に空気ダストを形成することはないからである。
【0024】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、空気循環路から空気出口を介して大気中に排出された空気を補充するため大気を空気循環路内に吸引するための少なくとも1つの空気入口を設けた場合、上記空気入口の位置によって、空気出口を介して排出された空気を補充するための大気の供給量を、必要に応じて、制御できる。この空気入口によって、油脂フィルタに流入する空気容積が増加される。かくして、煙霧密度が減少され、同時に空気温度が低下される。これら双方の状態は、臭気フィルタの最適な効率の基準となる因子である。煙霧密度の減少に基づき、臭気フィルタの短時間の飽和が阻止される。即ち、空気入口は煙霧密度を減少し、これに伴い、未濾過空気の温度が低下されるが、これは臭気フィルタがゼオライトフィルタである場合に特に、臭気フィルタの作用に重要である。
【0025】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、空気入口が作業場の下流側の空気口である場合、全作業場が浄化ずみのエアカーテンによって確実に被われ、従って、未浄化の大気が作業場の食材に達することはなく、しかも排出された空気を新鮮な大気によって補充できる。
【0026】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、空気入口が作業場の下流側の空気口の下流に且つ送風機の上流に設置された補足空気口である場合、排出された空気を、必要に応じて空気循環路において制御して補充でき、しかもエアカーテンおよび作業場上方のその作用が損なわれることはない。補足空気口を介して吸引された2次空気に基づき、煙霧および臭気を含みフィルタで処理すべき空気容積が、明らかに増加される。即ち、空気口によって、フィルタに流入する空気容積が増加される。かくして、煙霧密度が減少される。同時に、空気温度が低下される。双方の因子は、ゼオライトフィルタの最適な効率の基準となる量である。即ち、煙霧密度の減少に基づき、ゼオライトフィルタの短時間の飽和が阻止される。かくして、煙霧/臭気の発生が強い場合、ゼオライトフィルタの濾過作用が最適化される。同時に、これに伴う空気量の増加によって、作業場から排出される空気の温度が低下され、この温度低下も、ゼオライトフィルタの最適な作用に有利である。上記利点は、概ね、空気循環路から空気出口を介して大気中に排出された空気を補充するため大気を空気循環路内に吸引するための少なくとも1つの空気入口を設けた、本発明に係る空気排出装置の上述の実施例において得られる。
【0027】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、空気排出装置を調理場に組込んで調理モジュールを形成した場合、上記調理モジュールは、例えば、ドイツ特許公開公報第19757004号に記載の如きvarithek(登録商標)システムとして、調理機器プログラムに組入れることができる。
【0028】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、エアカーテンの空気流方向を示す軸線が下流側の空気口へ向かって水平面に対して僅かに下方へ傾斜するよう、双方の空気口を相対的に配置した場合、僅かに下方へ向いた空気流は、例えば、水平な空気流よりも、作業場上方に構成される熱上昇気流をより良く抑制する。この場合、熱上昇気流が、グリル蒸気および調理蒸気を下流の空気口の作用範囲を越えて搬送し、上記蒸気が、全く捕捉されないか、部分的にのみ捕捉されるという危険性が生ずる。
【0029】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、上流側の空気口を細いブロースリットとして構成し、対向する下流側空気口を本質的により広い吸込スリットとして構成した場合、捕捉作用、即ち、供給された空気をできる限り完全に捕捉するための下流の空気口の作用が、最適化される。この場合、上流の空気口と下流の空気口との間の間隔が大きい場合は、双方の空気口の間の間隔が小さい場合よりも、ブロースリットを細く構成するのが好ましい。空気口の間隔が大きい場合は、間隔が小さい場合よりも、吸引スリットの幅を大きく構成するのが好ましい。
【0030】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、ブロースリットおよび吸込スリットを垂直空気ダクトの空気案内要素によって形成すれば、上流の空気口の垂直な空気ダクトにおいて空気案内要素によって、上方へ流れる空気を集束し、方向変更できる。この場合、上方へのダクトの狭窄および方向変更は、渦動が最大限に避けられ且つ生ずる圧損ができる限り避けられるよう、流動技術的に好適に実施する。吸引スリットとして構成された下流の空気口およびこの空気口に続く垂直な空気ダクトにおいて、空気は、案内板の形の空気案内要素によって方向変更され、流動技術的に最適なこの構成によって、吸引スリットの捕捉作用が本質的に改善される。
【0031】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、ブロースリットを水平面に対して下方へ僅かに傾斜させ、吸込スリットの相互に対向する内壁にアール部を設ければ、特に、吸引スリットの上縁および下縁のアール部によって、吸引スリットとして構成した下流の空気口の捕捉作用を最適化できる。
【0032】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、下流側空気口の後ろに延びる垂直空気ダクトの部分を、上方に関して、空気案内要素によって被えば、下流の空気口の捕捉作用が、流動技術的に最適化される。作業面積が小さい場合または上流の空気口と下流の空気口との間の間隔が小さい場合、下流の空気口の上縁のアール部として空気案内要素を構成するのが好ましい。作業面積が大きい場合または空気口の間隔が大きい場合、下流の空気口から垂直な空気ダクトへの移行箇所において空気案内要素をS字状に構成するのが好ましい。
【0033】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、作業場の大きさの増加とともに、即ち上流側空気口と下流側空気口との間の間隔の増加とともに、被覆を行う上部空気案内要素を漸次的に短縮すれば、下流の空気口の捕捉作用の一部は、上方へ方向変更され、最適化される。これは、上流の空気口と下流の空気口との間の間隔の増加に基づき且つ上流の空気口の空気流が現れる熱上昇気流によって上方へ偏向されることに基づき、発生蒸気量が増加することに起因する。
【0034】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、空気案内要素の横断面をS字状に構成すれば、上流の空気口と下流の空気口との間の間隔が大きい場合、下流の空気口から垂直ダクトへの移行が流動技術的に最適化されるという利点が得られる。特に、下流の空気口の捕捉作用が改善される。
【0035】
本発明に係る空気排出装置の他の実施例に基づき、空気口の上方で、操作側以外の3つの側において、操作側からエアカーテンに直角な方向へ且つ作業場の対向側へ向かって高さが増加する空気案内壁(特に、飛沫除け)によって作業場を囲めば、作業場の1つの側の空気口から他の側の空気口へ移動する空気流(ブロー流)が、エアカーテン内に、安定なうず流を形成する。かくして、空気路の距離が延長される。かくして、同じく、排出すべき煙霧の受容能が増加される。これに関連して、本発明の他の実施例に基づきU字状枠板からなる空気案内壁が、重要な役割を果たし、即ち、グリル調理時に飛沫除けとして役立つが、本発明のこの実施例の場合、更に、上述のうず流の発生の安定化が保証される。本発明の上記実施例にもとづく案内壁または飛沫除けの幾何学的構成によって始めて、最適なうず流が得られる。この場合、作業場の後部において案内壁を操作側から離れる方向へ上昇させれば、特別な効果が得られる。即ちこの場合、形状が空気力学的に重要な影響を与える。
【0036】
以下に、添付の図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0037】
(発明を実施するための最良の形態)
図1に、概ね12で示される空気排出装置を有する調理モジュール(概ね10で示される)を示す。空気排出装置12は、食材に熱を加える作業場14に配してある。このような作業場は、グリル、調理区画などであってよく、即ち、臭気および油脂を含む飛散物が生ずる作業場である。調理モジュール10の雰囲気をこのような飛散物によって汚染させたくない場合、上記飛散物は空気とともに作業場から排出させなければならない。作業場14(図示の実施例の場合、電気式グリルプレート)は、ハウジング16に挿入され、ハウジングの内壁に形成された受け18に載っている。ハウジングは、上部構造20および下部構造22を囲み、これら構造の間には、制御装置(例えば給電装置など)を受容する中間構造23が設けてある。下部構造22は、送風機26(この場合ラジアルベンチレータ)および概ね参照数字28で示したフィルタ装置(この場合油脂分離フィルタ30および臭気フィルタ32からなる装置)を設けた閉じたスペース24を含む。調理モジュール10は、旋回ローラ34で走行できる。作業場14の両側には、それぞれ、空気口、即ち、上流の空気口36および下流の空気口38が設けてある。下流の空気口38から閉じたスペース24内に垂直な空気ダクト39が延びている。閉じたスペース24から上流の空気口36まで垂直な空気ダクト40が延びている。空気口36,38、送風機26、フィルタ装置28および空気口の間に且つ作業場14の直上にある範囲42は、空気閉循環路内にある。上記空気循環路は、空気排出装置12の範囲に、作業場14の空気口36と空気口38との間の範囲42に、エアカーテン44を形成する。空気循環路は、実線で示した空気流の矢印46およびエアカーテン44を示す短い矢印によって表され、図面において且つ以下では参照数字48で示す。
【0038】
空気循環路48は、破線矢印で示した空気部分52を空気循環路から排出するための空気出口50を有する。空気出口50は、大きさ可変の開口を有する。この開口の調節可能性を、空気出口50に並置した二重矢印54で示す。空気出口50は、送風機26の下流に設けてある。
【0039】
図示の油脂分離フィルタ30は、サイクロンフィルタであれば好ましい。図示の臭気フィルタ32は、ゼオライトフィルタであれば好ましい。フィルタ装置は、もちろん、複数の油脂分離フィルタおよび複数の臭気フィルタを有することができる。送風機26は、フィルタ装置28の少なくとも2つのフィルタの間に設けるのが好ましく、上記フィルタは、油脂分離フィルタ、例えば、送風機26の上流の油脂分離フィルタ30および臭気フィルタ、例えば、送風機26の下流の臭気フィルタ32であれば好ましい。油脂分離フィルタ30の下方には、油脂受容槽56が設けてある。閉じたスペースの前面は、調理モジュール10の挿入時、ドアによって閉鎖される。図1では、閉じたスペース24の内部を見えるよう、ドアは除いてある。
【0040】
油脂分離フィルタ30および臭気フィルタ32は、図1に示した如く、それぞれ、垂直な空気ダクト39,40に対して傾斜させて設置してある。油脂分離フィルタ30は、関連の垂直な空気ダクト39に対して、40〜50°の角度だけ、好ましくは図示の如く45°の角度だけ傾斜している。臭気フィルタ32は、関連の垂直な空気ダクト40に対して、図示の如く3°〜4°の角度だけ傾斜している。
【0041】
空気ダクト39,40の作業場14とは反対側の端部は、閉じたスペース24内で双方のフィルタ30,32によって、即ち図1に示す如く、上記フィルタを設置した隔壁によって分割された前部チャンバ58および後部チャンバ60にそれぞれ接続されている。空気出口50は、後部チャンバ60の底壁に設けてある。送風機26は、中間壁62に設置してあり、従って送風機の上流側は、油脂分離フィルタ30の下流側と連通し、送風機の下流側は臭気フィルタ32の上流側と連通する。
【0042】
空気の75%が、空気循環路48から空気出口50を介して排出され、残余の25%が、循環空気として作業場14に達して作業場のエアカーテン44を形成するよう、一定のまたは可変の開口絞りなどによって空気出口50を調節できる。送風機26の吸引作用に基づきエアカーテンが達する下流の空気口38は、同時に、空気循環路から空気出口50を介して大気中に排出された空気を補充するため大気を空気循環路内に吸引するための空気入口として役立つ。空気入口は、作業場14の下流側に、例えば、垂直な空気ダクト39の範囲にまたは、63に破線で示した如く、前部チャンバ58の範囲に設けた空気口63から構成することもできる。油脂も臭気も含まない大気が空気ダクト40を介してエアカーテン44に達するよう、少なくとも油脂分離フィルタ30の上流に空気入口63を設けるのが合目的的である。補足の空気口63を介して吸引された2次空気によって、煙霧および臭気を含みフィルタによって処理すべき空気容積を明らかに増加できる。かくして、同じく、煙霧/臭気の発生が強い場合、ゼオライトフィルタの濾過作用が最適化される。同時に、これに関連する空気量の増加によって、作業場から排出される空気の温度が低下され、この温度低下は、同じくゼオライト臭気フィルタ32の最適作用に有利である。
【0043】
サイクロン式油脂分離フィルタ30およびゼオライト臭気フィルタ32からなるフィルタ装置28は、全く問題なく再生できるフィルタ装置である。即ち、油脂分離フィルタ30は、洗浄機で浄化できる。ゼオライト臭気フィルタ32は、オーブンまたは複合気化器で200℃において脱着できる。
【0044】
図2〜5に、以上で総合的に説明した空気排出装置の実施例を示す。これらの実施例は、上部構造と下部構造と中間構造とからなるハウジング16の代わりに、下部に閉じたスペース24を有し、上部に、上記スペースから分離された作業場14(この場合、電気式グリルプレート)を有する、いわゆる系支持部材116を有する。図2に、比較的小さいまたは短い作業場14を有する系支持部材116の構造を模式的に示す。図1の実施例と一致する構造詳細は、以下では説明しない。図2〜5において、同一の部分には、図1と同一の参照数字を付した。空気経路を同じく矢印で示す。以下で、図1の実施例に対する図2,3の実施例の差異を詳細に説明する。
【0045】
図2において、垂直な空気ダクト39,40には、それぞれ、空気案内要素64,65および66が設けてある。空気案内要素66は、上方へ傾斜して延び、上部で水平に折曲げた金属板であり、従って空気口36は、ブロースリットとして構成されている。空気案内要素66は、垂直面に対して、好ましくは13.7°の角度をなす。空気口38が空気口36のブロースリットの内法横断面積よりも本質的に大きい内法横断面積を有する吸引スリットとして構成されるよう、空気案内要素64,65は構成されている。
【0046】
空気案内要素66に基づき上方へ狭窄する垂直な空気ダクト40において、上方へ流れる空気は、集束され、ほぼ水平に方向変更される。上方への空気ダクトの狭窄および方向変更は、渦動が最大限に避けられ且つ生ずる圧損ができる限り避けられるよう、流動技術的に好適に構成する。空気口36のブロースリットは、水平面に対してほぼ下方へ傾斜しており、空気口36から出るエアカーテン、即ち、ブロー流の軸線は、下流の空気口38の下縁にぶつかる。実験において、空気口36から出て僅かに下方へ向く空気流は、上記空気口から出た水平な空気流よりも優勢であることが判った。下方へ向く空気流は、作業場上方に構成される熱上昇気流をより良好に抑制する。水平に向く空気流の場合、熱上昇気流が、グリル蒸気および調理蒸気を下流の空気口の作用範囲を越えて搬送し、従って、上記蒸気が、全く捕捉されないか、部分的にのみ捕捉されるという危険性が生ずる。空気ダクト40は、図2に示した如く、他の空気案内要素67によって、油脂分離フィルタ30の方向へ漸次的に幅広となるよう構成されている。
【0047】
作業場14が図2の実施例の場合よりも長い、図4の実施例の場合、上流の空気口36と下流の空気口38との間の間隔の増大に基づき、上流の空気口36のブロースリットの傾斜は小さい。上流の空気口36から出た空気流は、大気から空気を誘導するという性質を有する。誘導された空気容積は、空気流の長さとともに著しく増加し、特に、空気流密度に依存する。蒸気を含む空気流を他の側で下流の空気口38を介してできる限り完全に吸引できるよう、上流の空気口36は、図4に示した如く比較的大きい作業場を有する系支持部材の場合、図2に示した如く比較的小さい作業場を有する系支持部材の場合よりも細く構成する。すべての場合、下流の空気口38は、上流の空気口36を介して供給される空気をできる限り完全に捕捉し、垂直な空気ダクト39を介して下方へ排出する機能を有する。
【0048】
図3に、吸引スリットの形状を有するこのような下流の空気口38の詳細横断面図を示す。この場合、吸引スリットの下縁および上縁には、アール部が設けてある。下流の空気口38内において、空気は、案内板である空気案内要素64,65によって方向変更される。流動技術的に最適な構成によって、下流の空気口38の捕捉作用が、本質的に改善される。
【0049】
図4に示した系支持構造の場合、作業場14のより大きい作業面積に基づき、本質的に多量の蒸気が生ずる。更に、現れる熱上昇気流が、より長い経路に起因して、上流の空気口36の空気流を上方へ強く偏向する。従って、下流の空気口38の形状および配位は、上記挙動に適合される。これに関しては、図2に示した下流の空気口38の側方へ配位された吸引スリットは、限定状態で適するに過ぎない。図4に示した如く、下流の空気口38は、捕捉作用の一部が上方へ向けられるよう構成するのが合目的的である。図4に、これに関して最適な下流の空気口38を示す。この場合、空気案内要素65’の幅は、図3の空気案内要素65と比較して1/2である。
【0050】
図5に、下流の空気口38から垂直な空気ダクト39への移行をS字状空気案内要素65”によって流動技術的に最適化した最適な実施例を示す。対向側には、排出される空気の流入を阻止する組込部材はない。総括して、図5に示した如き作業面積の大きい系支持構造の下流の空気口38は、図3,4の下流の空気口38に対して長さ不変であり、他方、作業面積の小さい系支持部材の下流の空気口38に比して2倍の幅および2倍を越える面積を有する一種の吸引ダクトとして構成される。
【0051】
図4に示した如き大きい作業面積を有する系支持構造の場合、臭気フィルタ32は、垂直な空気ダクト40に対して30°〜40°(好ましくは35°)の角度をなすか、閉じたスペース24の底面に対して60°の角度をなす。
【0052】
図2の実施例の場合、臭気フィルタ32は、図4の実施例の場合よりも本質的に急勾配で設置されている。従って、図2の実施例の場合、空気出口50は、閉じたスペース24の底面ではなく、上記スペースの左側の側壁に設けてある。図2の実施例において臭気フィルタ32が垂直面に対してなす角度は、2〜10°(好ましくは3°)である。空気出口50は、相互に摺動自在なスラットを有する市販の換気格子を備えている。
【0053】
すべての実施例において、送風機26はフィルタ面を全く被うことのないよう設置する。送風機としては、系支持構造に良好に組込むことができ両側で吸引を行うラジアルベンチレータを使用するのが合目的的である。以降の臭気フィルタが、送風機26によって直接に通風されることのないような構成を選択する。かくして、臭気フィルタの前には、臭気フィルタの均一な貫流を誘起する高圧スペースが形成される。
【0054】
油脂分離フィルタの分離能は、浄化すべき空気流の流入速度に依存する。使用した油脂分離フィルタの分離能を判断するには、メーカが作成した解説グラフを使用する。求めた空気流量および濾過面積に基づき、平均流入速度を計算し、解説グラフに基づき、油脂フィルタの分離度を求める。図6に、平均流入速度および関連の分離度をプロットした。より小さい作業場を有する系支持構造(図2)の油脂分離フィルタの平均流入速度は、1.9m/sである。これから、分離度98%が得られる。より大きい作業場を有する系支持構造(図4)の場合、油脂分離フィルタの平均流入速度は1.6m/sであり、分離度は96%である。これに関連して、更に付言するが、水蒸気およびロースト油脂に関する実験および以降のコンポーネント判定において、油脂分離フィルタの以降のコンポーネントの汚染は認められなかった。図6に、各種粒径に関する3つの曲線を示す。下部の曲線(鎖線)は、1.0〜3.0mmの粒径に関し、中央の曲線(点線)は、3.0〜5.0mmの粒径に関し、上部の曲線(破線)は、5.0〜10.0mmの粒径に関する。
【0055】
図7に、送風機26およびフィルタ装置28を設置したスペース24’を作業場14の側方に設けた空気排出装置(概ね12’で示した)を示す。スペース24’は、水平面に対して傾斜した壁25によって分割されている。壁25の上方には、壁25を貫通する出口スタッドを有する送風機26が設けてある。送風機26の上流には、油脂分離フィルタ30が設けてある。送風機26の下流には、臭気フィルタ32が設けてある。スペース24’において、双方のフィルタ30,32によって、前部チャンバ58および後部チャンバ60が分割されている。下流の空気口38は、直接に、前部チャンバ58の入口を形成する。即ち、油脂、煙霧および臭気を含む空気は、作業場14上の範囲から最短経路を介してスペース24’に達し、従って、空気排出装置が油脂、煙霧粒子など汚染される機会は最少である。
【0056】
空気は、スペース24’内で、まず、油脂分離フィルタ30に達し、上記フィルタにおいて油脂粒子が除去される。この場合、送風機26の吸引作用によって、油脂は、油脂分離フィルタ30を介して吸引される。次いで、油脂を除去した空気を、送風機26によって、ゼオライトフィルタである臭気フィルタ32を介して押込む。更に、空気は、水平な空気ダクト37を介して垂直な空気ダクト40に達し、次いで、上流の空気口36に至る。送風機26およびフィルタ装置28を含むスペース24’を側方に配置したことによって、フィルタおよび送風機に容易に触手でき、更に、作業場の下方の範囲には、技術的要素は存在しないという利点が得られる。即ち、最後に挙げたスペースを補足利用できる。図8の実施例に、このような利用可能性を示す。
【0057】
図8の実施例の場合、作業場14の下方には、図示の実施例の場合には容器が載る装置70が設けてある。容器の上部開口は、装置70によって最適な高さに置くことができるので、エアカーテンが、容器に逸出する臭気および蒸気を最適に排出できる。
【0058】
上述の空気排出装置の使用分野は、食材に熱を加える作業場に限定されるものではなく、更に、溶接およびろう付、化学品の混合、メッキ浴における作業などの使用分野を含む。
【0059】
図9の実施例の場合、作業場14は、空気口36,38の上方において、操作側13以外の3つの側で、飛沫除け11の形の空気案内壁によって囲まれている。飛沫除け11の高さは、操作側13からエアカーテン44および作業場の対向側に直角な方向へ増加する。飛沫除け11は、作業場14上に安定なうず流を構成する流線形の空気案内板を形成するU字状枠板からなる。安定なうず流の構成には、空気案内壁、即ち、飛沫除け11の操作側13から後方へ上昇する特殊なジオメトリが重要である。飛沫除け11は、図9に部分斜視図として示した調理モジュール10の上面に簡単に載せることができ、この際、もちろん、空気ダクト40,39の空気口36,38が被われることはない。空気案内壁または飛沫除け11は、図1の実施例において設置できるのみならず、他の図面に示した実施例の場合も設置できる。作業場が、食材に熱を加え、油脂の飛沫が生ずる作業場でない場合、空気案内壁は、単に、空気力学的空気案内装置の機能を果たし、溶接およびろう付、化学品の混合、メッキ浴における作業などの使用分野においてその利点を展開できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気排出装置を有する調理モジュールの略図である。
【図2】図1の調理モジュールの実施例の図面である。
【図3】図2の調理モジュールの詳細図である。
【図4】図1の調理モジュールの他の実施例、即ち、作業場が本質的により長い実施例の図面である。
【図5】図4の実施例の変更例の詳細図である。
【図6】ゼオライトフィルタの分離効率と流入速度との関係を示すグラフである。
【図7】送風機およびフィルタ装置を設置したスペースを作業場の側方に設けた他の実施例の図面である。
【図8】食材に熱を加える装置(例えばグリル、調理区画など)の高さを調節可能な、図7の実施例の変更例の図面である。
【図9】図1の空気排出装置を組込み、更に、作業場上方に調理モジュールに飛沫除けを載せた調理モジュールの変更例の上面の部分斜視図である。
【符号の説明】
10…調理モジュール
11…飛沫除け
12、12’…空気排出装置
13…操作側
14…作業場
16…ハウジング
18…受け
20…上部構造
22…下部構造
23…中間構造
24、24’…スペース
25…壁
26…送風機
28…フィルタ装置
30…油脂分離フィルタ
32…臭気フィルタ
34…旋回ローラ
36,38…空気口
37…空気ダクト
39,40…空気ダクト
42…範囲
44…エアカーテン
46…空気流の矢印
48…空気循環路
50…空気出口
52…空気部分
54…可変開口の調節可能性
56…油脂受容槽
58…前部チャンバ
60…後部チャンバ
62…中間壁
63…空気口
64,65,65’,65”…空気案内要素
66…空気案内要素
67…空気案内要素
70…装置
116…系支持部材

Claims (24)

  1. 作業場の両側に設置され送風機およびフィルタ装置に接続された空気口を有し、特に、食材に熱を加える作業場のための空気排出装置であって、
    空気口(36,38)、送風機(26)、フィルタ装置(28)および空気口(36,38)の間に且つ作業場の直上に位置する範囲(42)が、閉じた空気循環路(48)内にあり、上記空気循環路(48)は、空気排出装置(12)の運転時、作業場(14)の上流側の空気口(36)と作業場(14)の下流側の空気口(38)との間の範囲にエアカーテン(44)を形成し、
    空気循環路(48)が、空気循環路(48)からの空気の一部(52)のための空気出口(50)を有し、
    送風機(26)およびフィルタ装置(28)が、作業場(14)の下方の領域に配置され、空気循環路(48)内にあり且つ作業場(14)の両側の空気口(36,38)に接続されたスペース(24,24’)に設置されており、
    空気出口(50)は、送風機(26)およびフィルタ装置(28)の下流に設けてあり、
    送風機(26)が、フィルタ装置(28)の少なくとも2つのフィルタ(30,32)の間に設けてあり送風機(26)の上流のフィルタが、油脂分離フィルタ(30)であり、送風機(26)の下流のフィルタが、臭気フィルタ(32)であり、
    空気排出装置が、空気循環路(48)から空気出口(50)を介して周囲に排出された空気を補充するために、空気を空気循環路(48)内に吸引する空気入口(63)を少なくとも一備え、
    上記空気入口が、作業場(14)の下流側の空気口(38)の下流で、且つ送風機(26)の上流に設置された補足空気口(63)であることを特徴とする空気排出装置。
  2. 空気出口(50)が、大きさ可変の開口を有することを特徴とする請求項1に記載の空気排出装置。
  3. 送風機(26)が、ラジアルベンチレータであることを特徴とする請求項1または2に記載の空気排出装置。
  4. 油脂分離フィルタ(30)が、サイクロンフィルタであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気排出装置。
  5. 油脂分離フィルタ(30)の下方には、油脂受容槽(56)が設置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気排出装置。
  6. 臭気フィルタ(32)が、ゼオライトフィルタであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気排出装置。
  7. 空気循環路(48)が、作業場(14)の下方の範囲に、送風機(26)およびフィルタ装置(28)を設置したスペースを作業場(14)の両側の空気口(36,38)に接続するための2つの垂直な空気ダクト(39,40)を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気排出装置。
  8. 送風機(26)およびフィルタ装置(28)を設置したスペース(24’)が、作業場(14)の側方に設けてあることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気排出装置。
  9. 油脂分離フィルタ(30)および臭気フィルタ(32)が、垂直面(39,40)に対して傾斜した状態で設けてあることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の空気排出装置。
  10. 油脂分離フィルタ(30)が、垂直面に対して40〜50°(好ましくは45°)だけ傾斜していることを特徴とする請求項9に記載の空気排出装置。
  11. 臭気フィルタ(32)が、垂直面に対して30〜40°(好ましくは35°)だけ傾斜していることを特徴とする請求項9または10に記載の空気排出装置。
  12. 送風機(26)およびフィルタ装置(28)を設置したスペース(24,24’)において、それぞれ、双方のフィルタ(30,32)によって、前部チャンバ(58)および後部チャンバ(60)が分割されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の空気排出装置。
  13. 空気出口(50)が、後部チャンバ(60)の壁部に設けてあることを特徴とする請求項12に記載の空気排出装置。
  14. 作業場(14)が、送風機(26)およびフィルタ装置(28)を設置したスペースの上方に設置されたまたは上記スペース(24’)の側方に延びるグリルであることを特徴とする請求項7または8に記載の空気排出装置。
  15. 空気の75%が空気循環路(48)から排出され、残余の25%が循環空気として作業場(14)に達し作業場のエアカーテン(44)を形成するよう、空気出口(50)が、構成または調整されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の空気排出装置。
  16. 空気排出装置が、調理場に組込まれて調理モジュール(10)を形成することを特徴とする請求項1〜1のいずれかに記載の空気排出装置。
  17. エアカーテン(44)の空気流方向を示す軸線が下流側の空気口(38)へ向かって水平面に対して僅かに下方へ傾斜するよう、双方の空気口(36,38)が、相対的に配置されていることを特徴とする請求項1〜1のいずれかに記載の空気排出装置。
  18. 上流側の空気口(36)が、細いブロースリットとして構成されており、対向する下流側空気口(38)が、本質的により広い吸込スリットとして構成されていることを特徴とする請求項9または10に記載の空気排出装置。
  19. ブロースリットおよび吸込スリットが、垂直空気ダクト(39,40)の空気案内要素(64〜67)によって形成されていることを特徴とする請求項18に記載の空気排出装置。
  20. ブロースリットが、水平面に対して下方へ僅かに傾斜しており、吸込スリットの相互に対向する内壁には、アール部が設けてあることを特徴とする請求項19に記載の空気排出装置。
  21. 下流側空気口(38)の後ろに延びる垂直空気ダクトの部分が、上方に関して、空気案内要素(65)によって被われていることを特徴とする請求項のいずれかに記載の空気排出装置。
  22. 空気案内要素(65)の横断面が、S字状であることを特徴とする請求項21に記載の空気排出装置。
  23. 作業場(14)が、空気口(36,38)の上方で、操作側(13)以外の3つの側において、操作側(13)からエアカーテン(44)に直角な方向へ且つ作業場の対向側へ向かって高さが増加する空気案内壁(11)(特に、飛沫除け)によって囲まれていることを特徴とする請求項1〜22のいずれかに記載の空気排出装置。
  24. 空気案内壁(11)が、U字状枠板であることを特徴とする請求項2に記載の空気排出装置。
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