JP4094675B2 - セルラ移動端末の電力低減動作の方法及びシステム - Google Patents
セルラ移動端末の電力低減動作の方法及びシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4094675B2 JP4094675B2 JP52874098A JP52874098A JP4094675B2 JP 4094675 B2 JP4094675 B2 JP 4094675B2 JP 52874098 A JP52874098 A JP 52874098A JP 52874098 A JP52874098 A JP 52874098A JP 4094675 B2 JP4094675 B2 JP 4094675B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- message
- mobile terminal
- time
- time slots
- subset
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W68/00—User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/16—Circuits
- H04B1/1607—Supply circuits
- H04B1/1615—Switching on; Switching off, e.g. remotely
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W52/00—Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
- H04W52/02—Power saving arrangements
- H04W52/0209—Power saving arrangements in terminal devices
- H04W52/0212—Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is master and terminal is slave
- H04W52/0216—Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is master and terminal is slave using a pre-established activity schedule, e.g. traffic indication frame
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W68/00—User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like
- H04W68/02—Arrangements for increasing efficiency of notification or paging channel
- H04W68/025—Indirect paging
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
- Transceivers (AREA)
Description
本発明は、通信システムに関し、特に広域セルラ・ネットワークを利用した通信システムに関する。
発明の背景
公衆セルラ・ネットワーク(公衆陸上移動無線)は、複数の加入者に音声及びデータ通信を提供するために一般的に用いられている。例えば、AMPS、ETACS、NMT−450及びNMT−900と呼ばれているようなアナログ・セルラ無線電話システムが世界中に首尾よく配置された。最近、北米においてIS−54Bと呼ばれているようなディジタル・セルラ無線電話システム、及び全欧州GSMシステムが導入された。これらのシステム等は、例えば1993年に米国マサチューセッツ州ノールウッドのアーテック・ハウス(Artech House)により出版されたバルストン(Balston)ほかによる「セルラ無線システムと題する本に説明されている。
伝統的なアナログ無線電話システムは、通常、複数の通信チャネルを形成するために周波数分割多元接続(FDMA)と呼ばれるシステムを採用している。当該技術分野において習熟している者に周知の実際的なこととして、変調された波形である無線電話通信信号は、典型的には、複数の搬送波周波数のスペクトルにおける所定の周波数帯域上で通信される。個別的なこれらの周波数帯域は、セルラ無線電話が基地局を経由してセルと、又はセルをサービスしている衛星と通信するチャネルとして利用される。例えば、米国において、連邦機関は、更に複数対の狭帯域に副分割された1ブロックのUHF周波数スペクトル(システム指定のEIA−553又はIS−19Bと呼ばれている)をセルラ通信に割り当てた。チャネルのペアリングは、各対における送信及び受信周波数が45MHZだけオフセットされている周波数二重化構成に由来している。現在、米国においてセルラ移動通信に割り当てられている無線チャネルは、30KHz幅で832チャネルある。
利用可能な周波数帯域の数についての制限は、加入者数が増加するに従っていくつかの挑戦が存在する。一般的に、セルラ無線電話システムにおける加入者数の増加は、通信品質を維持すると同時により多くのチャネル総数を提供するために制限された利用可能周波数スペクトルの更なる効率的な利用を必要とする。このような挑戦は、加入者がシステムにおけるセルラ間に均等に分散され得ないために強められている。特定のセルが与えられた任意の時点で潜在的に更に高い局部加入者密度を処理するために、更に多くのチャネルが必要とされることになり得る。例えば、市街地領域におけるセルは、任意の1時点で数百又は数千の加入者を包含することも考えられ、そのセルにおいて利用可能な周波数帯域数を容易に使い切る恐れがある。
これらの理由により、通常の通信システムは、各セルにおける潜在的なチャネル容量を増加させるため、及び周波数利用効率(spectral efficiency)を増加させるために周波数繰り返し利用(frequency reuse)を採用している。周波数繰り返し利用は、各セルに対して複数の周波数帯域を割り当てると共に、複数のセルが地理的に離れて、同一周波数を採用することに係わり、異なる複数のセルにおける複数の無線電話に対して互いに干渉することなく、同一周波数を同時に使用可能にさせる。このようにして、数百に過ぎない周波数帯域のシステムにより、数千の加入者がサービスされ得る。
チャネル容量及び標準周波数を更に増加し得る他の技術は、時分割多元接続(TDM)である。TDMAシステムは、通常的なFDMAシステムにおいて採用されている複数の周波数帯域を逐次的な複数のタイム・スロットに副分割することにより、実施され得る。複数の周波数帯域上の通信は、典型的には、複数のタイム・スロットを含む共通TDMAフレーム上で行われると言えども、各周波数帯域上の通信は、固有のTDMAフレームに従うと共に、その帯域に固有な複数のタイム・スロットにより行われる。TDMAを採用したシステムの例は、米国で採用された二重アナログ/ディジタルIS−54B標準であり、EIA−553の元の複数の周波数帯域のそれぞれは3タイム・スロットに副分割され、また欧州GSM標準は、その複数の周波数帯域のそれぞれを8タイム・スロットに分割する。これらのTDMAシステムにおいて、各ユーザは、そのユーザに割り付けられた複数のタイム・スロット中に送信された複数のバーストのディジタル・データを使用して基地局と通信する。
TDMAシステムにおけるチャネルは、典型的には、1以上の周波数帯域上で1以上のタイム・スロットを含む。以上で述べたように、トラヒック・チャネルは、ユーザ間、例えば無線電話のような移動端末とネットワークの基地局との間の音声、データ又は他の情報を通信するために使用される。このようにして、各トラヒック・チャネルは一方のユーザから他方のユーザへシステムにより確立されたデュープレックス通信リンクのうちの1方向を形成する。トラヒック・チャネルは、典型的には、必要とする時及び場所でシステムによりダイナミックに割り付けられる。加えて、欧州GSMシステムのようなシステムは、トラヒック・チャネルを「周波数ホップ」すること、即ち特定のトラヒック・チャネルが送信される周波数帯域をランダム切り換えることができる。周波数ホップは、総合的な通信品質を増加させるように干渉ダイバーシティ及び平均化を使用して、チャネル間の干渉事象の確率を小さくする。
英国特許出願GB 2 290 399号は送信機ユニット及び受信機ユニットを動作させる方法を説明している。送信機ユニットにおいて、少なくともアドレス部分は、その後にメッセージが続き、所定の周期(TW)により反復的に送信される。受信機ユニットは、前記所定の周期(TW)を超えない休眠モードでの期間後に、休眠の低電力モードから受信モードに切り換わる。受信モードにおいて、アドレス情報は受信され、かつ前記受信機ユニットに記憶された所定のアドレスにより、ビット毎に比較される。しかしながら、そこで説明されたシステムは、ページング・システムに関するものであり、TDMAセルラ・ネットワークに使用されたもののように、複数のタイム・スロットを使用したTDMシステムに関するものではない。
セル内で送信される複数の専用制御チャネルには、複数のフォワード制御チャネルが典型的に含まれており、これらの専用制御チャネルは、広域セルラ・ネットワークのセルにおける制御情報を複数の無線電話へ放送するために使用され、この無線電話はネットワークをアクセスするためにシーク可能である。フォワード制御チャネル上の制御情報の放送は、セル識別、システム・タイミング情報、及び無線電話から広域セルラ・ネットワークをアクセスするために必要なその他の情報のようなものを含むことができる。
GSM標準の放送制御チャネル(BCCH)のようなフォワード制御チャネルは、典型的には、各セルにおける専用の周波数帯域上に送信される。通常、システムにアクセスしようとする無線電話は、待機モードにより制御チャネルに「耳を傾け(listen to)」、かつ基地局即ち衛星制御チャネルを捕捉するまで、基地局又は衛星に非同期である。隣接セルにおける制御チャネル間での不都合な干渉を防止するために、周波数繰り返し利用が慣例的に採用されると共に、隣接セルにおける制御チャネル用に、コ・チャネル・セル(cochannnel cells)間の最小分離を保証する周波数繰り返し利用パターンに従って異なる専用周波数帯域が使用される。非同期無線電話は、採用した周波数ホップ・シーケンス用の基準点がないために、周波数ホップされた制御チャネルを捕捉するのが通常困難となるので、制御チャネルの周波数帯域の更に目の詰まった繰り返し利用を許容する恐れのある周波数ホッピングは、通常、採用されない。
移動端末は通信に使用していないときであっても制御チャネルに「耳を傾け」る必要があるので、移動端末はエネルギ節約の管理は、移動端末におけるバッテリ又は充電式電源の動作期間を延長するために臨界的である。従って、多くの移動端末は、呼を発信又は受信しないときに「スリープ・モード」に入る。しかしながら、スリープ・モードにおいて、移動端末は、着呼を見逃さないようにページング・チャネルを引き続き監視する必要がある。スリープ・モードの効率を最大化するために、移動局は、可能な限り多くの信号処理ステップを避けるように、受信処理において可能な限り早く、受信したメッセージが関係のあるメッセージか、関係のないメッセージかを検出できる必要がある。関係のないメッセージが検出されると、移動局は直ちにスリープに復帰することができる。関係のないページの初期検出により可能とする電力節約を理解するために、ページング・メッセージが1回/秒、送出される典型的なページング・チャネルを考えることにする。これは、それぞれの日に移動端末に送出される60×60×24=86,400ページ・メッセージが存在することを意味する。例えば、もし、これらのメッセージのうちの1%のみが関係するときに、もし移動局が無関係のメッセージを検出できるのであれば、移動局はページ・メッセージのうちの99%の処理を避けることができる。従って、移動局は移動端末のメッセージ受信時間の大部分をスリープ・モードにすることができる。
しかしながら、現在、メッセージが関係するのか否かを判断するためには、メッセージ全体が受信され、かつ少なくとも部分的に処理される必要がある。もしこのメッセージが無関係であれば、この受信処理は、移動端末に不必要なエネルギの消費を要求するだけである。従って、以上の説明に鑑みて、移動端末における電力節約について更なる開発の必要性が存在する。
発明の概要
以上の説明に鑑みて、本発明の目的は、移動端末において改善された電力節約を得ることにある。
本発明の更なる目的は、受信するメッセージの遅れ増加させることなく、電力消費を低減させることにある。
以上の説明に照らして、本発明は、複数のタイム・スロットの第1のサブセットに対応する時多重化メッセージ(time multiplexed message)の第1の部分を受信するように複数のタイム・スロットの第1のサブセットを受信して、複数のタイム・スロットに分配された時多重化メッセージを受信する受信機を有した移動端末における電力消費を低減することである。そこで、前記移動端末は、時多重化メッセージの前記第1の部分により、前記時多重化メッセージの付加的なメッセージは前記移動端末により受信されるべきか否かを判断する。もし前記移動端末が前記第1の部分により、前記時多重化メッセージの付加的な部分は前記移動端末により受信されるべきと、判断するときは、前記移動端末は、前記時多重化メッセージの第2の部分を受信するように前記複数のタイム・スロットの第2のサブセットを受信する。従って、前記メッセージの第1の部分は、好ましくは、前記メッセージの残りから個別的に復号可能なことである。
本発明の第1の実施例において、前記移動端末には1つのアドレスが関連付けされ、かつ前記時多重化メッセージは前記メッセージの意図する受取者を指定する1つのアドレスを含む。このような実施例において、前記移動端末は、前記メッセージの前記第1の部分により、前記時多重化メッセージが前記移動端末を含むアドレスの範囲内のアドレスを有する移動端末にアドレス指定されているか否かを判断し、もし前記移動端末の前記アドレスが前記アドレスの範囲内であれば、付加的なタイム・スロットのみを受信することができる。
代わって、前記移動ユニット識別子が複数ビットを含むときは、前記時多重化メッセージの前記第1の部分は前記メッセージの前記意図する受取者の移動ユニット識別子のサブセットの複数ビットを含むことができる。次いで、前記移動端末は、前記時多重化メッセージの前記第1の部分に包含されたサブセットの複数ビットが前記移動端末の前記移動ユニット識別子の対応するサブセットの複数ビットと同一であるか否かを判断し、もし前記ビットが同一であれば、前記メッセージの残りのみを受信する。前記移動ユニット識別子のサブセットの複数ビットは、可能な移動ユニット識別子の値のランダムな分布が移動端末の分布から得られるように、前記複数ビットから選択されてもよい。
本発明のいくつかの実施例において、時多重化メッセージはページ・メッセージを備えている。更に、前記時多重化メッセージは、放送メッセージであってもよい。このような場合に、移動端末は、前記時多重化メッセージの前記第1の部分により、時多重化メッセージは前に受信した時多重化メッセージの新しいバージョンであるか否かを判断し、もしこのバージョンがより新しいときは、前記メッセージの残りのみを受信する。
メッセージの部分のみを受信し、かつ前記メッセージの残りは受信されるべきか否かを判断することにより、本発明は、移動端末にエネルギを消費する受信メッセージ量を軽減可能にさせる。更に、メッセージの部分のみが処理される必要があるので、メッセージ全体を処理するために利用されるエネルギが節約される。特に、本発明は、移動端末が典型的には着呼を見逃さないように、全てのページ・メッセージを監視するページング・メッセージに使用するのに適している。
当該技術分野において習熟している者に理解されるように、本発明は、方法又は装置として実施され得る。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明に使用するのに適したセルラ無線システムのアーキテクチャを示す。
図2は時多重化通信システムにおけるチャネルを図形的に示す。
図3は時多重化通信システムにおけるフレームを図形的に示す。
図4はGSM適応通信システムにおけるフレームの構成を図形的に示す。
図5はGSM適応通信システムにおける制御マルチ・フレームの構成を図形的に示す。
図6は本発明の一実施例による移動端末の動作を示すフロー・チャートである。
図7は本発明の一実施例による基地局の動作を示すフロー・チャートである。
図8は本発明による移動端末のブロック図である。
図8Aは図8の移動端末の一実施例の詳細なブロック図である。
図9は本発明による基地局のブロック図である。
図9Aは図9の移動端末の一実施例の詳細なブロック図である。
本発明の詳細な説明
ここで本発明は、本発明の好ましい実施例が示されている添付図面を参照して以下でより完全に説明される。しかしながら、本発明は、困難な多くの形式による実施可能とされ、ここで述べる実施例に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施例は、この開示が徹底的かつ完全となると共に、当該技術分野において習熟している者に対して本発明の範囲を完全に伝えるように、提供されている。同一番号は全体を通じて同一要素を表す。当該技術分野において習熟している者により理解されるように、本発明は、装置の方法として実施され得る。従って、本発明は、完全なハードウェア実施、完全なソフトウェア実施、又はソフトウェア及びハードウェアの特徴を組み合わせた一実施例の形式を取ってもよい。
本発明を理解するために、広域セルラ・ネットワークは、GSMシステム標準を参照して説明される。しかしながら、当該技術分野において習熟している者により理解されるように、本発明の効果及び利点は、他の通信プロトコルによっても得られ、従って、本発明はGSMプロトコルに限定されると解釈されるべきではない。
本発明を利用した広域セルラ・ネットワークが図1に示されている。図1に示すようにセルラ無線システムにおいて、地理的な領域(例えば、大都市圏)は、セルC1〜C10のように、いくつかが連続する小さな無線サービス・エリア(「セル」と呼ばれる)である。セルC1〜C10は、対応する1グループの固定無線局(「基地局」と呼ばれる)B1〜B10によりサービスされ、それぞれはシステムに割り付けられた1サブセットの無線周波数(RF)上で動作する。与えられた任意のセルに対して割り当てられた周波数は、当該技術分野において周知となっている周波数繰り返し利用パターンに従って、遠方のセルに再割り当てされてもよい。各セルにおいて、少なくとも一周波数(「制御」又は「ページング/アクセス・チャネルと呼ばれる)は、制御即ち管理メッセージを搬送するために使用され、かつ他の周波数(「ボイス」即ち「音声」チャネルと呼ばれる)は音声通話を搬送するために使用される。セルC1〜C10におけるセルラ電話ユーザ(移動加入者)は、それぞれ隣接の基地局と通信する移動端末M1〜M9のように、携帯(ハンド・ヘルド)、可搬(ハンド・キャリー式)、又は移動(車載式)電話ユニット(移動端末)を備えている。基地局B1〜B10は移動サービス交換局(MSC)20に接続され、かつこれにより制御される。MSC20は、続いて陸線(ケーブル回線)公衆交換電話網(PSTN)、又は総合ディジタル通信網(ISDN)のように同様の施設における中央局(図1には示されていない)に接続される。MSC20は、ケーブル回線と移動加入者との間及びこれらの内で呼の交換をし、複数の移動端末に対する信号を制御し、請求書統計(billing statistics)を編集し、かつシステムの動作、保守及び試験を提供する。
米国では、各主要大都市統計領域(MSA:major metropolitan statistical area)において複数の通信システムを動作させることが異なる2つの企業実体に許可された。移動加入者は、サービスを受けるためには、これらのオペレータ(サービスが加入されるローカル・システムは「ホーム・システム」と呼ばれる)のうちの1つとの加入契約を結ぶ。ホーム・システムの外を移動する(ローミングと呼ばれる)ときに、もしホームのオペレータと訪問したシステムとの間にローミング契約があれば、移動加入者は、遠方(「訪問した」と呼ばれる)システムによりサービスが受けられる。移動端末M1〜M9のいずれかによるセルラ・システムへのアクセスは、ホーム・システム・オペレータにより各移動加入者に割り付けられている移動体識別番号(MIN)、及び移動局に記憶される電子連続番号(ESN)(いわゆる「MIN/ESN」ペア)に基づいて制御される。MIN/ESNペアは、呼を発信し、かつその有効性がMSC20によりチェックされるときに、移動局から送出される。もしMIN/ESNペアが無効であると判断されると、システムは移動局に対するアクセスを拒否する。MINは、着呼の移動局に注意を喚起する時、システムから移動局へ送出される。
オン(パワー・アップ)のときは、移動端末M1〜M9のそれぞれは、アイドル状態(待機モード)になり、最も強い制御チャネル(通常、その時点で移動局が位置しているセルの制御チャネル)を連続的に監視する。アイドル状態にある間にセル間を移動すると、移動局は、「古い」セルの制御チャネル上の無線接続を最終的に「失い」、「新しい」セルの制御チャネルに同調する。制御チャネルへの初期同調及びその変更は、いずれもセルラ・システムにおいて動作している全ての制御チャネルを走査して「最良の」制御チャネルを発見することにより、自動的に達成される。良好な受信品質を有する制御チャネルが発見されると、移動局は、再び品質が低下するまで、そのチャネルに同調したままである。このようにして、移動局は、システムと「接触」を維持し、MSC20に接続されている基地局B1〜B10のうちの1つを通って電話呼を受信又は発信する。
移動局は、着呼を検出するために、連続的に制御チャネルを監視してこれにアドレス指定された(即ち、そのMINを包含する)ページ・メッセージは受信されたか否かを判断する。通常の(陸線)加入者が移動加入者を呼出すときは、例えば、ページ・メッセージが移動局に送出される。この呼は、PSTNからダイアルされた番号が解析されるMSC20へ向けられる。もしダイアルされた番号が有効とされると、MSC20は基地局B1〜B10のうちのいくつか又は全てを要求して対応するこれらのセルC1〜C10の全般にわたって被呼移動局をページングする。次いで、MSC20からの要求を受信する基地局B1〜B10のそれぞれは、被呼移動局のMINを包含するページ・メッセージを対応するセルの制御チャネルを通って送信する。そのセルに存在するアイドル・モードの移動端末M1〜M9のそれぞれは、制御チャネルから受信したページ・メッセージ内のMINを記憶しているMINと比較する。被呼移動局は、MINの一致により、制御チャネルを通って基地局にページ応答を自動的に送信し、次いで基地局はページ応答をMSC20に転送する。MSC20は、ページ応答を受信すると、ページ応答が受信されたセルにおいて利用可能な音声チャネルを選択し(MSC20はこのためにアイドル・チャネル・リストを保持し)、かつそのセル内の基地局に要求を出して、制御チャネルを経由して移動局に選択した音声チャネルに同調するように指令する。一旦移動局が選択した音声チャネルに同調すると、貫通接続が確立される。
他方、移動加入者が呼を(例えば、通常の加入者の電話番号をダイヤルし、移動局において送受話器上の「送出」ボタンを押すことにより)開始するときは、移動局用のダイヤルした番号及びMIN/ESNペアは、制御チャネルを通って基地局に送出され、かつMSC20に転送され、MSC20がその移動局について有効にし、音声チャネルを割り付け、かつ以上で述べたように通話のための貫通接続を確立する。
もし移動局が通話状態にある間にセル間を移動するときは、MSC20は古い基地局から新しい基地局へ呼の「ハンドオフ」を実行する。MSC20は新しいセルにおいて利用可能な音声チャネルを選択し、次いで古い基地局に指令して古いセルにおける現在の音声チャネル上の移動局にハンドオフ・メッセージを送出するようにし、このハンドオフ・メッセージが新しいセルにおいて選択された音声チャネルに同調するように移動局に知らせる。このハンドオフ・メッセージは、通話において殆ど気付かない短い中断を発生させる「ブランク及びバースト」モードにより送出される。移動局は、ハンドオフ・メッセージを受信すると、新しい音声チャネルに同調し、かつ貫通接続が新しいセルを経由してMSC20により確立される。古いセル内の古い音声チャネルは、MSC20においてアイドルとマークされ、他の通話に使用可能にされる。
図1に示す通信ネットワークは、好ましくは、時多重化メッセージを採用したディジタル標準を採用する。例えば、GSMシステムはメッセージ用に時分割搬送波を利用した。図2は搬送波の時分割を示す。図2に示すように、搬送波はバースト期間として知られている1〜n固定長期間に分割されてもよい。これらのバースト期間のそれぞれは、時分割搬送波のタイム・スロットと見なされてもよい。
図3に示されているように、1グループの連続したタイム・スロットはフレームに分割され得る。1フレームはmタイム・スロットからなる。これらのタイム・スロットは、典型的に、0〜m−1と命名される。更に、図3に示すように、これらのフレームは、フレーム1におけるタイム・スロット0は、フレーム2におけるタイム・スロット0に対応するように、繰り返れされてもよい。典型的な時多重化システムにおいて、1つの移動端末は、1フレームの複数のタイム・スロットのうちの1タイム・スロットにおいてのみ送受信を行う。従って、移動端末は残りのタイム・スロット中は不活性となり、これによってエネルギを保存する。
図4に示すように、GSMシステムにおいて、1フレームは0〜7をラベル付けした8タイム・スロットからなる。基地局B1〜B10と移動端末M1〜M9との間の通信は、典型的に2つの形式、即ちトラヒック・チャネル及び共通チャネルに分割される。トラヒック・チャネルは、マルチ・フレームと呼ばれる26GSMフレームを含む。共通チャネルは、1マルチ・フレーム内に51GSMフレームを含む。本発明は、図5に示す51フレーム制御チャネル・マルチ・フレームについて説明される。
図5に示すように、GSMマルチ・フレームは、順に0から50まで番号付けされた51フレームを含むことができる。図5において、各フレームの情報及び機能の形式は、Fにより示すフレームが周波数補正バーストを表し、Sにより示すフレームは同期バーストを表し、BCCHにより示すフレームは放送制御チャネルを表し、CCCHにより示すフレームは共通制御チャネルの例を表し、かつIにより示すフレームはアイドル・バーストを表す。図5は、各フレームの1タイム・スロットについての名称を表しており、例えば、フレーム6〜9に関連付けられたCCCHが4タイム・スロット上に符号化された1メッセージを、このCCCHを形成している複数フレームのそれぞれのタイム・スロット0として表す。
動作において、移動端末M1は、着呼がページング・チャネル(PCH)と呼ばれるものにおいて送信されるページ・メッセージにより通知される。IPCHは、BCCH上を搬送される情報により定義されるように、1以上の例のCCCH上を搬送される。特定のPCHは、2と9との間のマルチ・フレームに従って繰り返すことができる。従って、9CCCH/51フレームのマルチ・フレームまで存在し、かつこれらのCCCHが特定の間隔の2から9までのマルチ・フレームで繰り返されるので、81まで固有に識別可能なPCHが指定され得る。
M1のような移動端末は、そのページング・チャネルとして、固有に識別されるPCHのうちの1つのB1のような基地局により割り付けられる。移動端末M1が使用状態にある時間の大部分において、移動端末M1は、端末が着呼を待機してるスタンバイ即ちスリープ・モードにある。移動端末M1は、着呼を見逃すことがないように、及び着呼の肯定応答における遅延を減少させるように、移動端末M1に向けられたページング・メッセージ用に割り付けられたPCHの各発生を監視する。通常のGSMシステムでは、ページング・メッセージがCCCH全体にわたって畳み込み的に符号化されるので、移動端末がPCHの4タイム・スロットの全てを受信しなければならない。従って、通常のシステムでは、移動端末M1が割り付けられたPCHの各発生について、割り付けられたPCHの4タイム・スロットの全てを受信し、かつ復号する。
通常のシステムに対して、本発明のシステムは、移動端末M1が割り付けられたPCHに関連付けられた複数タイム・スロットの一部のみを受信できるようにし、かつ付加的な複数のタイム・スロットは受信されるべきか否かを判断する。移動端末における電力消費は、移動端末の受信機及び信号処理を選択的に制御することにより減少される。従って、移動端末は完全なメッセージを形成し、かつ移動端末が時多重化メッセージの第1の部分を受信できるようにさせる複数のタイム・スロットの第1のサブセットを受信することができる。そこで、移動端末は、時多重化メッセージにより、もし時多重化メッセージの付加的なタイム・スロットは移動端末により受信されるべきか否かを判断することができる。移動端末が、付加的な複数の部分は受信されるべきであると、判断するときは、時多重化メッセージの残りの部分のみを受信する。付加的な部分が受信されるべきでない場合は、移動端末は、付加的な複数の部分を受信かつ処理するために必要としたであろうエネルギを保存する。
移動端末がその時多重化メッセージの残りを受信すべきか否かを判断する1つの方法は、各移動端末と関連付けされた移動ユニット識別子アドレスであるM1を利用することである。従って、メッセージの第1の部分は、メッセージの意図する受信者を指定する1つのアドレス又はアドレスの範囲を含む。そこで、移動端末は、メッセージの第1の部分からのアドレス又はアドレスの範囲をそれに割り付けられたアドレスと比較して、メッセージの付加的な部分は移動端末により受信されるべきか否かを判断する。
時多重化メッセージの第1の部分に移動端末に割り付けられたアドレスの全ビットが含まれていない場合は、メッセージの意図する受信者の移動ユニット識別子のサブセットの複数ビットは、時多重化メッセージの第1の部分に含まれているはずである。そこで、移動端末が、時多重化メッセージの第1の部分に包含されている移動ユニット識別子のサブセットの複数ビットは移動端末に割り付けられた移動ユニット識別子の対応するサブセットの複数ビットと同一であるか否かを判断することにより、そのメッセージの付加的な部分は受信されるべきか否かを判断することができる。このサブセットの複数ビットは、可能移動ユニット識別子の値のランダムな分布が移動端末の分布から得られるように、選択されてもよい。従って、移動端末が、メッセージの付加的な部分は端末により受信されるべきでないと、正しく判断できる可能性は、その分布にある全ての移動端末にほぼ等しい。
以上で説明した電力保存方法は、特定の移動端末用に意図されたメッセージに関する電力消費を低減が効果的にすることができると同時に、電力の保存がセル内で全ての移動端末により受信されるべき「放送」メッセージにおいても得られる。放送メッセージは、セル内の全ての移動端末に周期的に送信されるが、しかしこれらメッセージの内容は多数の放送について同一であってもよい。従って、エネルギの更なる保存は、もしメッセージの内容が意味のある方法で変更されるならば、放送メッセージの全体を受信することのみによって得られる。このような判断は、時多重化メッセージが前に受信した時多重化メッセージの新しいバージョンであるか否かを判断し、新しいバージョンであれば、全てのメッセージを受信することによってのみ、達成される。
メッセージのバージョンは、基地局が時多重化メッセージのバージョン情報の第1のサブセットのタイム・スロットに含まれたメッセージを送信することにより、移動局により判断され得る。そこで、移動端末は、このバージョン情報を受信し、かつ復号して、この情報を移動局により受信された時多重化メッセージの最近受信バージョン(the most recently received version)に対応するバージョン情報と比較する。もしバージョン情報がそのメッセージより新しいバージョンを示すときは、移動端末はそのメッセージ全体を受信してそのメッセージ及び関連するそのバージョン情報を記憶する。従って、移動局は、メッセージが新しい情報を包含するときは、放送メッセージ全体を単に受信かつ処理し、これによって冗長な情報を受信かつ処理するために必要とするはずであったエネルギを節約する。
ここで、本発明は、本発明を利用している基地局及び移動端末の動作説明するフロー・チャート及びブロック図である図6、図7、図8及び図9について説明される。フロー・チャートの説明及び各ブロック、及びフロー・チャートの説明におけるブロックの組み合わせは、コンピュータのプログラム命令により実行可能とされることを理解すべきである。これらのプログラム命令は、プロセッサに提供されて、プロセッサ上で実行される命令がフロー・チャートの1ブロック又は複数ブロックにより指定された複数の機能を実行する手段を作成するように、装置を作成することもできる。プロセッサ上で実行する複数の命令がフロー・チャートの1ブロック又は複数ブロックにより指定された複数の機能を実施する複数のステップを提供するように、コンピュータのプログラム命令は、プロセッサにより実行される一連の動作ステップを引き起こさせ、プロセッサによりコンピュータ実行処理を生成するために、実行されてもよい。
従って、フロー・チャート説明の複数のブロックは、指定された複数機能を実行する手段の組み合わせ、指定された複数機能を実行する複数ステップの組み合わせ、及び指定された複数機能を実行するプログラム命令手段をサポートする。更に、フロー・チャート説明の各ブロック、及びフロー・チャート説明における複数ブロックの組み合わせは、指定された複数機能又は複数ステップを実行する特殊目的のハードウェアに基づくシステム、又は特殊目的のハードウェア及び複数コンピュータ命令の組み合わせにより実施されてもよいことも理解されるべきである。図8に示す移動端末15の多くの構成要素は、図9に示すように基地局42を構築するために使用されてもよく、図において、図8と同一構成要素は同一の参照番号により表され、更に基地局42の構成要素を移動端末15の構成要素から区別するために(’)により表されていることに注意すべきである。
図9に示す基地局42は、メッセージを符号化し、かつ図8に示す移動端末15に送信する。この送信動作は、基地局42に関しては図7、また移動端末15に関しては図6に示されている。
図8に示すように、本発明による移動端末15は、電磁的な信号を送信及び受信するトランシーバ22に接続されたアンテナ21を含む。トランシーバ22は制御プロセッサ28により制御される。トランシーバ22により送信される情報は、送信回路24により処理され、送信回路24は送信信号の処理をする。同様に、トランシーバ22により受信された情報は、受信回路26により処理され、受信回路26は受信信号の処理をする。更に、これら回路のそれぞれは、制御プロセッサ28により制御され、制御プロセッサ28はデータ又はプロセッサ命令を記憶するメモリ又は他の記憶手段32と接続されている。更に、移動端末15は、充電式バッテリ又は他のこのような携帯電力貯蔵装置により典型的に動作する電源30を含む。制御プロセッサ28は、ここで述べているように電力消費を減少させるために、電源30からの電力を例えば送信回路24、受信回路26及びトランシーバ22のように、移動端末15の他の構成要素に選択的に供給する。更に、移動端末15は、制御プロセッサ28と動作可能に接続されてユーザと対話するために例えばキーパッド34、スピーカ36、マイクロホン38及びディスプレイ40のような複数の入出力装置を含むことができる。
同様に、図9に示す基地局42は、トランシーバ22’に接続されたアンテナ21’を含む。トランシーバ22’は制御プロセッサ28’により制御される。トランシーバ22’により送信される情報は、送信回路24’により処理され、送信回路24’は送信信号の処理をする。同様に、トランシーバ22’により受信された情報は、受信回路26’により処理され、受信回路26’は受信信号の処理をする。更に、これら回路のそれぞれは、制御プロセッサ28’により制御され、制御プロセッサ28’はデータ又はプロセッサ命令を記憶するメモリ又は他の記憶手段32’接続されている。更に、基地局42は電源30’を含み、電源30’は、移動端末15と異なり、携帯可能である、又はバッテリのような電力貯蔵装置により動作する必要はない。従って、基地局42は移動端末15と同一の電力保存考慮をしなくともよい。更に、基地局42は、MSC20へ及びからの情報を通信するMSCインタフェース44を含む。
ここで、基地局42及び移動端末15の動作が基地局42から移動端末15へ送信されるメッセージにいて説明される。例えば、メッセージは基地局42のMSCインタフェース44により受信されるページ・メッセージ又は放送メッセージであっても、また1移動端末又は複数の移動端末へ送信するために制御プロセッサ28’に供給されてもよい。図7に示すように、移動端末15へのメッセージの送信は制御プロセッサ28’により開始して、メッセージは特定の移動端末用に意図されたメッセージなのか、又はメッセージは放送メッセージなのかを判断する(ブロック70及びブロック72)。もしメッセージが放送メッセージであれば、制御プロセッサ28’は放送メッセージにバージョン番号をメッセージの第1の部分に取り込む(ブロック74)。もしメッセージが特定の移動端末用に意図されているのであれば、制御プロセッサ28’は、以上でのべたように、移動端末のアドレス、又は移動ユニット識別子の一部のように端末に固有の情報を送信されるべきメッセージの第1の部分に取り込む(ブロック76)。
いずれの場合も、メッセージの第1の部分及びそのメッセージの残りは送信回路24’に供給され、送信回路24’はメッセージの第1の部分及びそのメッセージの残りを個別的に符号化する(ブロック78)。次いで、送信回路24’はメッセージの個別的に符号化した2つの部分をトランシーバ22’に供給してアンテナ21’より送信し、送信回路24’はメッセージの送信動作を完了する(ブロック80、ブロック82及びブロック84)。
図6に示すように、移動端末15は、トランシーバ22を活性化させてメッセージのタイム・スロットを受信することにより、基地局42からメッセージの受信を開始する(ブロック50及びブロック52)。次いで、移動端末15はタイム・スロットを受信したトランシーバ22を不活性化する(ブロック図54)。次いで、移動端末15は、メッセージの一部を復号するために十分なメッセージが受信されたか否かを判断する(ブロック56)。もしメッセージの一部を復号するために十分なメッセージが受信されなかったときは、トランシーバ22の活性化及び不活性化が適当なタイミングで繰り返されてメッセージのタイム・スロットを受信し続ける(ブロック56、ブロック52及びブロック54)。
メッセージの一部を復号するために十分なタイム・スロットが受信されたときは、制御プロセッサ28は受信回路26が受信した情報を処理してメッセージの一部を復号する(ブロック58)。次いで、制御プロセッサ28は、メッセージの復号された部分により、放送メッセージの新しいバージョンは送信されているか、又はメッセージは移動端末15に向けられているかを判断する。もしいずれもその通りのときは、ブロック62に示すように、制御プロセッサ28及び受信回路26の活性化及び不活性化の処理は、メッセージの全体が受信されるまで続けられる。しかしながら、もしメッセージが新しい情報を含んでいない、又は異なる移動端末に向けられているときは、このメッセージに関するメッセージの受信処理は終結される(ブロック64)。図6に示すように、もし制御プロセッサがメッセージ監視処理における任意の時点で、メッセージは移動端末により完全に受信される必要はないと判断すると、処理が終結可能にされ、そうでなければメッセージを受信して復号することに消費されてしまうであろうエネルギが保存され得る。
メッセージを以上で述べた移動端末へ送信することを目的としたメッセージ・システムに加えて、基地局42及び移動端末15の使用は、以上でのべたGSMのような既知のセルラ通信の方法にほぼ適合している。これら移動端末15及び基地局42の概要的な動作機能は、当該技術分野に習熟している者に知られている。従って、基地局42及び移動端末15の概要動作は、本発明に関係しない所までは説明されない。
本発明による移動端末の一実施例の更に詳細なブロック図が図8Aとして提供される。同様に、本発明による基地局の一実施例の更に詳細なブロック図が図9Aに提供されている。移動端末15及び基地局42のように、両装置には多くの構成要素が共通しており、各装置において同一の機能を実行する。以下、図8Aの移動局及び図9Aの基地局の動作は、本発明の使用により達成され得るオペレーション数及び節約量を強調するために制御及び音声メッセージの送信及び受信の両方について説明される。説明を明確にするために、メッセージを受信し、かつ復号するために必要とされる多数の構成要素及びオペレーションは、多数のタイム・スロットにわたって分配されたメッセージが完全に受信され、かつ復号されるべきか否かについての早期検出に対する要求を増大させる。
第1に図8Aを参照すると、IS−54Bにほぼ適合し、かつ本発明に従って使用され得る例示的な移動端末のブロック図が示されている。図8Aにおいて、ディジタル・チャネル上の通信に関係するある程度の構成要素が示されているが、これらの構成要素のいくつかに加えて又は代わって他のディジタル又はアナログ構成要素が使用されてもよいことは、理解されるべきである。図8Aの例示的な移動端末は、音声及び制御データを送信及び受信することができる。送信回路はほぼ図8Aの上半分に記載され、一方受信回路はほぼ図8Aの下半分に記載されている。
図8Aの移動端末において、ユーザからの音声は、音声コーダー101に対する入力として供給される前に、マイクロホン100によりアナログ音声信号として検出され、次いで1以上の音声処理段に渡される(図8Aには示されていない)。予備符号化音声処理段は、音声レベル調整、バイパス・フィルリング、及び付加的な高域通過フィルタリングの後にアナログ・ディジタル変換(例えば13ビットPCMフォーマット又は8ビット、マイクロ・ロー・フォーマット(μlaw format)を含むことができる。音声コーダ101は、音声圧縮アルゴリズム(例えば、RELP又はVSELP)を使用して音声信号を低速度データ・ビット・ストリーム(例えば、64kbpsから8kbpsに)に圧縮する。音声コーダ101の出力は、1以上の誤り防止及び/又は訂正技術をデータ・ストリームに適用するチャネル・コーダ104に供給される。例えば、チャネル・コーダ104は、より傷付き易いビットのスピーチ・コード・データ・ストリームを保護するためにハーフ・レート繰り込みコード(rate one−half convolutional code)を使用する。チャネル・コーダー104は、更に、音声コーダー・フレームの若干数の最上位知覚ビットにわたるサイクリック・リダンダンシー・チェック(CRC)を使用することができる。
図8Aに示すように、制御データは、それぞれ移動端末内の高速接続制御チャネル(FACCH)発生器102及び低速接続制御チャネル(SACCH)発生器103において発生され、かつチャネル・コーダ105及び106において誤り符号化される。FACCHメッセージは、「ブランク及びバースト」モードにより送信され、これによってバーストの音声データが高速のFACCHバーストによりブランク化及び置換される。これに対して、SACCHメッセージは各音声データのバーストと共に低速度で連続的に送信される。図8Aに示す例示的な実施例では、SACCHメッセージが22バースト・インターリーバ110に供給され、これが送信の前に、22タイム・スロット上にSACCHデータを展開させる。
チャネル・コーダ104からの符号化音声ビット、及びチャネル・コーダ105からの符号化FACCHメッセージは、時分割マルチプレクサ107のそれぞれの入力に供給され、時分割マルチプレクサ107は音声データ又はFACCHメッセージを複数の送信タイム・スロットにフォーマット化する。マルチプレクサ107の出力は2バースト・インターリーバ108に供給され、2バースト・インターリーバ108はレイリー・フェージィングの劣化作用を改善するように2タイム・スロットにわたり符号化音声又はFACCHデータをインターリーブする(従って、誤り符号化に加えて、チャネル誤りに対して更なる保護を与える)。これは、各音声タイム・スロットが連続する2コーダ・フレームからのデータを包含すること、又は同様に、各FACCHメッセージが2つのタイム・スロット上に展開されることを意味する。2バースト・インターリーバ108の出力はモジュロ2の加算器109への入力として供給されて、データがビット毎に基づき、暗号化ユニット115により提供される擬似ランダム・キーストリームとの論理モジュロ2加算により暗号化される。暗号化ユニット115に対する入力は、20ms毎に1回(即ち、フル・レート・チャネルのTDMフレーム毎に1回)増加されるフレーム・カウンタ114の値、及び移動端末に固有の秘密キー116の値を含むことができる。フレーム・カウンタ114は20ms毎に1回(即ち、送信TDMフレーム毎に1回)、暗号コード(擬似ランダム・キーストリーム)を更新するために使用される。暗号コードは、秘密キー116のビットを操作する暗号化アルゴリズムを使用して発生される。
モジュロ2の加算器109からの暗号データ及び22バースト・インターリーバ110からインターリーブされたSACCHデータは、入力としてバースト発生器111に供給され、バースト発生器111は更に同期(sync)ワード、及び同期ワード/DVCC発生器112からのディジタル検証カラー・コード(DVCC)も供給されている。バースト発生器111は、同期ワード、DVCC、SACCHデータ、及び音声又はFACCHデータをそれぞれ備えたデータ・バーストをフォーマット化する。同期ワードは、タイム・スロット識別及び同期と、遠方の受信機(即ち基地局)における等化器トレーニングとに使用される。DVCCはトラヒック・コ・チャネルから現在のトラヒック・チャネルを区別し、かつ正しいRFチャネルが受信機により復号されていることを確認するために使用される。DVCCは、例えばハミング・コードにより誤り符号化されてもよい。以下に示されているように、DVCC及び同期ワードは、基地局から移動端末に送信されるバーストのそれぞれに含まれている。
図8Aを更に参照すると、バースト発生器111からのメッセージ・バーストのそれぞれは、TDMフレームのタイム・スロットのうちの1つに送信される。バースト発生器111は等化器113に接続され、等化器113は1タイム・スロットの送信を他のタイム・スロットの送信と同期させるために必要なタイミングを提供する。従って、等化器113は基地局(マスタ)から移動局(スレーブ)へ送信されるタイミング信号を検出して、バースト発生器111を同期させる。更に、等化器113は基地局から受信した同期ワード及びDVCCの値をチェックするために使用されてもよい。バースト発生器111及び等化器113の両者は、タイミング目的用にフレーム・カウンタ114に接続されている。
バースト発生器111により発生されるメッセージ・バーストは、RF変調器117に対する入力として供給され、RF変調器117はπ/4シフト差動符号化4位相シフト・キーイング(π/4DQPSK)として知られた変調技術に従って搬送周波数を変調するために使用される。この技術の使用は、2ビット・シンボルが絶対位相よりも位相が4可能変化(±π/4及び±π3/4)として送信されるように、移動端末によって送信されるべき情報が差動的に符号化されることを意味する。選択されたRFチャネルにおける雑音による誤りを最小化するために、グレー・コードが1ビットのみが異なるシンボルに対する隣接位相の変化をマッピングするために使用されてもよい(最尤誤りは、受信機が隣接位相を選択することに帰結するので、このような誤りは単一ビットの誤りに限定される)。選択されたRFチャネル用の搬送周波数は、送信周波数シンセサイザ118によりRF変調器117に供給される。RF変調器117のバースト変調された搬送波信号出力は、電力増幅器119により増幅され、次いでアンテナ120を経由して基地局に送信される。
移動端末での受信は本質的に送信の逆である。移動端末は基地局から受信機122に接続されたアンテナ121を通ってバースト変調信号を受信する。選択したRFチャネル用の受信機搬送波周波数は、受信周波数シンセサイザ123により発生され、かつRF復調器124に供給され、RF復調器124は受信した搬送波信号を中間周波数(IF)信号に復調する。IF信号は更にIF復調器125により復調され、IF復調器125はπ/4DQPSK変調前の元のディジタル情報を回復する。次いで、ディジタル情報は、この情報を2ビット・シンボルにフォーマット化する等化器113に渡され、次いでシンボルを音声又はFACCHデータ及びSACCHデータからなる単一ビットのデータ・ストリームに変換するシンボル検出器126に渡される。シンボル検出器126はFACCH又は音声データをモジュロ2加算器127に、及びSACCHデータを22バースト・デインターリーバ(deinterleaver)135に分配する。
モジュロ2加算器127は暗号化ユニット115に接続されており、基地局内の送信機によりデータを暗号化するために使用されたと同一の擬似ランダム・キーストリームをビット毎に引き算することにより、暗号化された音声又はFACCHデータを解読するために使用される。モジュロ2加算器127の解読出力は2バースト・デインターリーバ128に供給され、2バースト・デインターリーバ128はディジタル・データの2連続フレームからのビットを組み立てることにより、音声又はFACCHデータを再構築する。2バースト・デインターリーバ128は、2チャネル・デコーダ129及び130に接続されており、これらは繰り込み符号化音声又はFACCHデータをそれぞれ復号し、かつCRCビットをチェックして、誤りが発生したか否かを判断する(CRCビットは更にFACCHデータから音声データを区別する方法も提供する)。音声データはチャネル・デコーダ129から音声デコーダ131に供給され、音声デコーダ131は元のディジタル音声信号を再生する。次いで、この信号はスピーカ133により放送するのに前にアナログに変換され、かつろ波される。FACCHメッセージはFACCH検出器132により検出されて適当な操作のためにマイクロプロセッサ134に転送される。
22バースト・デインターリーバ135はSACCHデータを再組み立てし、連続する22フレーム上に展開される。22バースト・デインターリーバ135の出力は、チャネル・デコーダ136に対する入力として供給される。SACCHメッセージはSACCH検出器137により検出されて適当な操作のためにマイクロプロセッサ134に転送される。
マイクロプロセッサ134は移動端末の活動を制御し、かつ移動端末と基地局との間で通信をする。基地局から受信したメッセージ及び移動端末により実行された測定に従ってマイクロプロセッサ134により、判断が行われる。マイクロプロセッサ134は、メモリ(図示なし)を備えており、更に端末キーボード入力及びディスプレイ出力ユニット138に接続されている。キーボード及びディスプレイ・ユニット138は、ユーザが呼を開始する、呼に応答する、及び情報を移動端末メモリに入力するのを可能にする。
図9Aの基地局は図8Aの移動端末と通信する。当該技術分野において通常に習熟している者により理解されるように、基地局及び移動端末の構築にはある程度の相違があり得る。例えば、図9Aに示すように、基地局は多重受信アンテナ121’及びダイバーシティ受信用に関連付けされた無線ハードウェア122’〜125’を有することができる。更に、基地局は3(フル・レート)ディジタル・トラヒック・チャネル(DTCH)/RFチャネルをサポートするので、ベースバンド処理ハードウェア(図9Aにおける境界のボックス)は基地局において3倍されてもよく、IF復調器125’は、1出力ではなく3出力、即ち、ディジタル・トラヒック・チャネルのそれぞれについて1つを有することができる。加えて、通常、基地局は、多重RFチャネル上で動作するので、適応可能なセルラ周波数繰り返し利用計画に従って基地局により使用されるべきRFチャネルの選択を実行するために、プログラマブル周波数組み合わせ器118A’と共に多セットの無線チャネル・ハードウェア(ベースバンド処理及び無線ハードウェア)を含むことができる。他方、基地局は、ユーザ・キーボード及びディスプレイ・ユニット138を含まなくてもよいが、しかし2つのアンテナ121’のそれぞれにより受信された信号の強度を測定し、かつ出力をマイクロプロセッサ134’(ハンドオフ用)に提供するために、単一のレベル・メータ100’を含むことができる。移動端末と基地局との間の他の相違は、当該技術分野において習熟している者に容易に理解されるべきである。その他、制御及び音声メッセージの送信及び受信に関する、基地局の動作は、移動端末に関して既に説明したものと本質的に同一である。
本発明の使用により、受信機122により受信され、RF復調器124により復調され、IF復調器125により復調され、かつシンボル検出器126により復調されたタイム・スロット数、モジュロ2加算器127、2バースト及び22バースト・デインターリーバ128及び135、チャネル・デコーダ130及び136、並びにFACCH及びSACCH検出器132及び137は、減少されてもよい。従って、これらのモジュールの動作は、もしメッセージの第1の部分を受信するときに、避けられ、マイクロプロセッサ134は、そのメッセージの残りが受信される必要はないと判断する。従って、これらのモジュールは、活性化される必要はなく、そのメッセージの残りの部分を受信し、かつ復号するために利用されることになるエネルギは、保存され得る。
当該技術分野において習熟している者により理解されるように、本発明は、特に、メッセージが共通制御チャネル上を送信されるとき、より具体的にはメッセージがページ・メッセージであるときに有用である。本発明は、移動端末が着呼を見逃さないように各ページ・メッセージを典型的に監視するので、ページ・メッセージに特に有用である。従って、不必要なタイム・スロットを受信するのを避ける機会は、移動端末がページ・メッセージのように、ある形式のメッセージを監視する必要のある頻度と共に増加する。本発明の使用により達成される節減量は、1つの例を使用することにより明らかとなる。アジア・セルラ・サテライト・システム(ACeS)では、19タイム・スロット長のページング・メッセージ構造(H−PACH)及び81タイム・スロットの放送制御チャネル(S−HMBCH)が定義されている。GSMのように、1フレームは8タイム・スロットからなるが、制御マルチ・フレームは0〜101により番号付けされた102フレームを含む。制御マルチ・フレーム内では、1以上のタイム・スロットが複数のページング・チャネルに割り付けられる。1タイム・スロット用のページング・チャネルの構造は5ページング・チャネルを包含する。各ページング・チャネルは、19タイム・スロット長を有し、1ページ・メッセージ/マルチ・フレームを搬送することができる。GSMのように、ページ・メッセージはページングされている移動端末の移動ユニット識別子を含む。各移動端末は、それ自身と一致する移動ユニット識別子によって1メッセージのための1ページング・チャネルを監視する。
本発明によれば、ページ・メッセージは不等な2部分に分割されてもよい。2部分のうちの短い方は、移動ユニット識別子の部分のみを包含する。この第1の部分は、第1の4タイム・スロット上に送出され、かつ個別的に復号できるように符号化される。これら第1の4バーストは、例えば56ビット移動ユニット識別子の7ビットを包含することができる。次いで、移動端末は第1に4バーストを受信し、復号し、かつ受信したビットをその移動ユニット識別子におけるその対応するビットと比較する。もし正確な一致が存在するときは、ページ・メッセージの残りの15タイム・スロットを受信する。
典型的な分布の移動端末からほぼランダムな分布の可能値が発見されるように7ビットの比較により、かつ移動ユニット識別子からこれらの7ビットを選択することにより、待機モードにある端末は、平均して、1/27のメッセージにおける19タイム・スロットの全てを読み出すことのみが必要となる。これは、電話により読み出されるタイム・スロット数を19から平均して4+15/128=4.12タイム・スロットへ減少させる結果となる。受信及び信号処理の両者は、結果的な電力節約によるこの係数により、減少され得る。
本発明は特定のセルラ通信標準について説明されたが、本発明は特定の通信標準に限定されると解釈されるべきではない。更に、本発明は、メッセージを個別的に復号可能な2つの部分に分割すると説明したが、しかし当該技術分野において習熟している者により理解されるように、メッセージは任意数の部分に分割されてもよく、依然として本発明の効果により利益が得られる。更に、もしメッセージのフォーマットが受信されるに従って復号されるようになっているときは、メッセージは送信の前に複数の部分に分割される必要はないが、受信されるに従って受信移動端末により評価されてもよい。従って、ここで使用しているように、用語部分のメッセージは、メッセージ全体の個々に区別可能な任意のサブセットの情報を指す。
図面及び明細書において、本発明の典型的な好ましい実施例が開示され、特定の用語が採用されたが、これらは、限定を目的とするものではなく、一般的かつ記述的な意味においてのみ使用され、本発明の範囲は以下の請求の範囲に記載されている。
Claims (16)
- 時分割多元接続(TDMA)セルラ・ネットワークにおけるチャネルを形成する複数のタイム・スロット上に分配された時多重化メッセージを受信する受信機(26)を有する移動端末(15)に対して通信する方法であって、前記移動端末(15)に1つのアドレスが関連付けられ、かつ前記時多重化メッセージがそのメッセージの意図された受取者を指定する複数のタイム・スロット上に分配された1つのアドレスを包含する方法において、
前記複数のタイム・スロットの第1のサブセットに対応する前記時多重化メッセージの第1の部分を受信するように前記複数のタイム・スロットの第1のサブセットを受信し、前記時多重化メッセージの前記第1の部分が前記メッセージの意図された受取者を指定するアドレスの少なくとも一部を包含し、
前記時多重化メッセージの前記第1の部分により、前記時多重化メッセージの付加的な複数のタイム・スロットが前記移動端末(15)により受信されるべきか否かを判断し、
前記判断ステップが、もし前記時多重化メッセージの付加的な複数のタイム・スロットは前記移動端末(15)により受信されるべきであると、判断するときは、前記アドレスの、前記第1の部分に含まれない部分を含む、前記時多重化メッセージの第2の部分を受信するように前記複数のタイム・スロットの第2のサブセットを受信するとともに、
前記多重化メッセージの第1の部分及び前記多重化メッセージの第2の部分は、個別的に復号可能なように符号化される方法。 - 前記判断するステップは、前記時多重化メッセージが前記移動端末(15)を含むアドレスの範囲内のアドレスを有する移動端末(15)に対してアドレス指定されているか否かを判断することを備え、
前記複数のタイム・スロットの第2のサブセットを受信する前記ステップは、前記判断するステップが、前記メッセージは前記移動端末(15)を含むアドレスの範囲内のアドレスを有する移動端末(15)に対してアドレス指定されていると、判断をするときは、前記時多重化メッセージを受信するように前記複数のタイム・スロットの第2のサブセットを受信することを備えた請求項1記載の方法。 - 前記移動端末(15)と関連付けされた前記アドレスは、複数ビットを備えた移動ユニット識別子であり、かつ前記時多重化メッセージの前記第1の部分は前記メッセージの意図された受取者の移動ユニット識別子のサブセットの複数ビットを包含し、
前記判断するステップは、前記時多重化メッセージの前記第1の部分に包含されている前記第2のサブセットの複数ビットが前記移動端末(15)の前記移動ユニット識別子の対応するサブセットの複数ビットと同一であるか否かを判断することを含む請求項1記載の方法。 - 前記時多重化メッセージはページング・メッセージを備えている請求項1、2又は3記載の方法。
- 前記チャネルは共通制御チャネルを備えている請求項1、2又は3記載の方法。
- 前記チャネルはページング・チャネルを備え、かつ前記メッセージはページングを備えている請求項1、2又は3記載の方法。
- 前記判断するステップは、前記ページング・メッセージが前記移動端末(15)に関連付けられた前記移動識ユニット別子を含む移動ユニット識別子の範囲に含まれる移動ユニット識別子を有するか否かを判断することを備えている請求項6記載の方法。
- 前記受信ステップは、
前記メッセージを、少なくとも前記メッセージの第1の個別的に復号可能な部分と、前記メッセージの第2の個別的に復号可能な部分とに分割するステップであって、前記メッセージの前記第1の個別的に復号可能な部分及び前記メッセージの第2の個別的に復号可能な部分は、それぞれ、前記メッセージの第2の個別的に復号可能な部分が前記移動端末(15)により受信されるべきと前記移動端末(15)が判断できるメッセージの意図する受取者を指定するアドレスの少なくとも一部をそれぞれ包含するステップと、
前記第1のサブセットの前記複数のタイム・スロットに対応する所定の時間に前記メッセージの前記第1の個別的に復号可能な部分を送信するステップと、
前記第2のサブセットの前記複数のタイム・スロットに対応する所定の時間に前記メッセージの前記第2の個別的に復号可能な部分を送信するステップとにより先行されている請求項1、2又は3記載の方法。 - 前記時多重化メッセージは、前記メッセージの意図された受取者を指定する複数ビットからなる1つのアドレスを包含し、
前記分割するステップは、前記時多重化メッセージを少なくとも前記アドレスのサブセットの複数ビットを含む前記メッセージの第1の個別的に復号可能な部分に分割することを備えている請求項8記載の方法。 - 時分割多元接続(TDMA)セルラ・ネットワークにおける複数のタイム・スロットにわたって分配された時多重化メッセージを有する移動通信ネットワークに使用する移動端末(15)であって、前記移動端末(15)に1つのアドレスが関連付けられ、かつ前記時多重化メッセージが複数のタイム・スロットにわたって分配され、前記メッセージの意図された受取者を指定する1つのアドレスを包含するとともに、
前記移動端末(15)が、
時多重化メッセージの複数のタイム・スロットに対応する所定の時点で無線通信を選択的に受信する受信機回路(26)と、
前記受信機回路(26)に応答して、前記時多重化メッセージの第1の部分に対応する前記複数のタイム・スロットのサブセットから、前記時多重化メッセージの付加的な複数のタイム・スロットを前記移動端末(15)により受信すべきか否かを判断する手段(28)であって、前記時多重化メッセージの前記第1の部分は前記メッセージの前記意図された受取者を指定する前記アドレスの少なくとも一部を包含し、かつ前記判断する手段(28)は、付加的な複数のタイム・スロットを受信すべきか否かを前記アドレスの少なくとも一部に基づいて判断する前記判断する手段(28)と、
前記判断する手段(28)及び前記受信機回路(26)と動作可能に関連付けられ、前記複数のタイム・スロットの第2のサブセットに対応する所定の時点で前記受信機回路(26)に無線通信を選択的に受信させる受信機制御手段(26)であって、前記複数のタイム・スロットの前記第2のサブセットは、前記判断する手段(28)が、前記時多重化メッセージの付加的な複数のタイム・スロットは前記移動端末(15)により受信されるべきであると、判断をするときは、前記時多重化メッセージの第2の部分に対応している前記受信機制御手段と備え、
前記第2の部分は、前記アドレスの、前記第1の部分に含まれない部分を含むとともに、前記時多重化メッセージの第1の部分及び第2の部分は、それぞれ個別に復号可能に符号化され、
前記移動端末(15)の前記受信機回路(26)は、前記受信機回路(26)と動作可能に関連付けられ、前記メッセージの前記第1の部分及び前記第2の部分を選択的に復号するための復号手段を含む移動端末(15)。 - 前記判断する手段(28)は、前記時多重化メッセージが前記移動端末(15)の前記アドレスを含むアドレスの範囲内の1つのアドレスを包含するか否かを判断する手段を備え、かつ
前記受信機制御手段は、更に、前記複数のタイム・スロットの第2のサブセットに対応する所定の時点で前記受信機回路(26)に無線通信を選択的に受信させる手段を備え、前記第2のサブセットの前記複数のタイム・スロットは、前記判断する手段(28)が、前記メッセージは前記移動端末(15)を含む前記アドレスの範囲内のアドレスを包含していると、判断をするときは、前記時多重化メッセージの第2の部分に対応している請求項10記載の移動端末(15)。 - 前記移動端末(15)は複数ビットを備えた移動ユニット識別子と関連付けされ、かつ前記判断する手段(28)は、前記時多重化メッセージと関連付けられた移動ユニット識別子のサブセットの複数ビットが前記移動端末(15)の移動ユニット識別子の前記複数ビットの対応するサブセットと同一であるか否かを判断する手段を備えている請求項11記載の移動端末(15)。
- 前記時多重化メッセージはページ・メッセージを備えている請求項10記載の移動端末(15)。
- 複数のタイム・スロット上に分配された時多重化メッセージを用いる時分割多元接続(TDMA)セルラ・ネットワークに使用する基地局(42)において、
前記メッセージを少なくとも個別的に復号可能な前記メッセージの第1の部分及び個別的に復号可能な前記メッセージの第2の部分に分割する手段(26’)であって、前記個別的に復号可能な前記メッセージの前記第1の部分は、前記メッセージに関連付けされたアドレスの少なくとも一部を包含し、当該アドレスの少なくとも一部により前記移動端末(15)が、前記個別的に復号可能な前記メッセージの前記第2の部分は前記移動端末(15)により受信されるべきであるか否かを判断できるとともに、前記メッセージの第2の部分は、前記アドレスの、前記第1の部分に含まれない部分を含む、前記分割する手段(26’)と、
前記複数のタイム・スロットの第1のサブセットに対応する所定の時点で前記個別的に復号可能な前記メッセージの前記第1の部分を送信する手段(24’)と、
前記複数のタイム・スロットの第2のサブセットに対応する所定の時点で前記個別的に復号可能な前記メッセージの前記第2の部分を送信する手段(24’)とを備えている基地局(42)。 - 移動端末(15)には1つのアドレスが関連付けされ、かつ前記時多重化メッセージは、前記メッセージの意図する受取者を指定する複数ビットからなる1つのアドレスを包含し、
前記分割する手段(26’)は、前記時多重化メッセージを少なくとも前記アドレスのサブセットの複数ビットを含む、個別的に復号可能な前記メッセージの第1の部分に分割する手段を備えている請求項14記載の基地局(42)。 - 前記アドレスは移動ユニット識別子である請求項15記載の基地局(42)。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/770,259 US5978366A (en) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | Methods and systems for reduced power operation of cellular mobile terminals |
US08/770,259 | 1996-12-20 | ||
PCT/US1997/021122 WO1998028931A2 (en) | 1996-12-20 | 1997-11-19 | Methods and systems for reduced power operation of cellular mobile terminals |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001509330A JP2001509330A (ja) | 2001-07-10 |
JP4094675B2 true JP4094675B2 (ja) | 2008-06-04 |
Family
ID=25087965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52874098A Expired - Lifetime JP4094675B2 (ja) | 1996-12-20 | 1997-11-19 | セルラ移動端末の電力低減動作の方法及びシステム |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5978366A (ja) |
EP (1) | EP0947110B1 (ja) |
JP (1) | JP4094675B2 (ja) |
KR (1) | KR100371668B1 (ja) |
CN (1) | CN1104153C (ja) |
AU (1) | AU727272B2 (ja) |
BR (1) | BR9714146A (ja) |
CA (1) | CA2275909C (ja) |
DE (1) | DE69738946D1 (ja) |
EE (1) | EE9900308A (ja) |
HK (1) | HK1023895A1 (ja) |
ID (1) | ID21864A (ja) |
NO (1) | NO318269B1 (ja) |
PL (1) | PL334131A1 (ja) |
RU (1) | RU2189113C2 (ja) |
TR (1) | TR199901312T2 (ja) |
WO (1) | WO1998028931A2 (ja) |
Families Citing this family (84)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG55053A1 (en) * | 1994-01-11 | 1998-12-21 | Erricsson Inc | Position registration for cellular satellite communication systems |
US6389057B1 (en) * | 1996-12-23 | 2002-05-14 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Access technique of channel hopping communications system |
US5974310A (en) * | 1997-03-20 | 1999-10-26 | Omnipoint Corporation | Communication control for a user of a central communication center |
US6075814A (en) * | 1997-05-09 | 2000-06-13 | Broadcom Homenetworking, Inc. | Method and apparatus for reducing signal processing requirements for transmitting packet-based data with a modem |
DE69738625T2 (de) * | 1997-09-11 | 2009-05-28 | Em Microelectronic-Marin S.A. | Kommunikationsprotokoll zwischen einer Sende-Empfangseinheit und Transpondern |
US6377809B1 (en) | 1997-09-16 | 2002-04-23 | Qualcomm Incorporated | Channel structure for communication systems |
US6157816A (en) * | 1997-12-22 | 2000-12-05 | Ericsson Inc. | Method of increasing battery life in mobile communications devices which use paging channel displacement |
US6240304B1 (en) * | 1998-02-11 | 2001-05-29 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Mobile terminal having RF power consumption optimization of extended standby mode |
US6515976B1 (en) * | 1998-04-06 | 2003-02-04 | Ericsson Inc. | Demodulation method and apparatus in high-speed time division multiplexed packet data transmission |
US6519262B1 (en) * | 1998-06-10 | 2003-02-11 | Trw Inc. | Time division multiplex approach for multiple transmitter broadcasting |
US7072832B1 (en) * | 1998-08-24 | 2006-07-04 | Mindspeed Technologies, Inc. | System for speech encoding having an adaptive encoding arrangement |
US6360100B1 (en) | 1998-09-22 | 2002-03-19 | Qualcomm Incorporated | Method for robust handoff in wireless communication system |
US9112579B2 (en) * | 1998-11-03 | 2015-08-18 | Gilat Satellite Networks Ltd. | Switching VSAT transmitter with smart stand-by mode |
FR2786636B1 (fr) * | 1998-11-26 | 2001-05-04 | Cit Alcatel | Procede de reception de signaux, notamment de signaux de signalisation |
US6438375B1 (en) * | 1999-03-04 | 2002-08-20 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Coordinating different types of messages sent to mobile radios in a mobile communications system |
US6381450B1 (en) * | 1999-04-02 | 2002-04-30 | D.S.P.C. Technologies Ltd. | Method and device for managing power consumption of a receiver in stand-by mode |
DE19918387A1 (de) * | 1999-04-22 | 2000-11-02 | Siemens Ag | Verfahren zum Synchronisieren der Frequenz beim drahtlosen Fernsprechen sowie Anordnung zur Durchführung des Verfahrens |
US6850740B1 (en) * | 1999-05-17 | 2005-02-01 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Time and frequency diversity in FH/TDD systems |
EP1081979A1 (en) | 1999-08-31 | 2001-03-07 | TELEFONAKTIEBOLAGET L M ERICSSON (publ) | Subscriber station, network control means and method for carrying out inter-frequency measurements in a mobile communication system |
US6600917B1 (en) | 1999-10-04 | 2003-07-29 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Telecommunications network broadcasting of service capabilities |
US7227855B1 (en) * | 2001-03-20 | 2007-06-05 | Arraycomm Llc | Resource allocation in a wireless network |
US7424002B2 (en) * | 2001-03-20 | 2008-09-09 | Arraycomm, Llc | Resource allocation in a wireless network |
US20030016702A1 (en) * | 2001-03-30 | 2003-01-23 | Bender Paul E. | Method and system for maximizing standby time in monitoring a control channel |
US7181218B2 (en) | 2001-04-10 | 2007-02-20 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Commanding handover between differing radio access technologies |
US7230941B2 (en) * | 2001-04-26 | 2007-06-12 | Qualcomm Incorporated | Preamble channel decoding |
KR100442621B1 (ko) | 2001-06-29 | 2004-08-02 | 삼성전자주식회사 | 부호분할다중접속 이동통신시스템에서 고속 순방향 패킷접속 서비스 정보 전달 방법 |
US7339910B2 (en) * | 2001-09-25 | 2008-03-04 | Marvell International Ltd. | Power saving in communication terminals |
JP4012391B2 (ja) * | 2001-10-30 | 2007-11-21 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 移動局、移動通信システム、ハンドオーバー制御方法、ハンドオーバー制御プログラム、及び記録媒体 |
KR20030062524A (ko) * | 2002-01-17 | 2003-07-28 | 삼성전자주식회사 | 슬롯모드 이동통신 단말기의 전력소모 감소방법 및 장치 |
US7054630B2 (en) * | 2002-05-13 | 2006-05-30 | Qualcomm Incorporated | Selective processing of the common control channel |
EP1383283A1 (en) * | 2002-07-03 | 2004-01-21 | Alcatel | A method for operating a cellular time division multiple access communication system |
US7852800B2 (en) * | 2002-07-23 | 2010-12-14 | Qualcomm Incorporated | Reducing interference between users in a communications system through time scattering |
EP2079265A3 (en) * | 2002-08-13 | 2009-08-05 | Motorola, Inc. | Method for incoming message decoding for wireless communications devices |
US7486637B2 (en) * | 2002-09-26 | 2009-02-03 | Interdigital Technology Corporation | Wireless communication method and system for efficiently managing paging windows and data messages |
US7668541B2 (en) | 2003-01-31 | 2010-02-23 | Qualcomm Incorporated | Enhanced techniques for using core based nodes for state transfer |
ATE342641T1 (de) * | 2003-05-28 | 2006-11-15 | Ericsson Telefon Ab L M | Planung der zellsuche in einem drahtlosen zellularen kommunikationsnetz |
US6879567B2 (en) * | 2003-06-17 | 2005-04-12 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for battery life extension for nodes within beaconing networks |
WO2005048616A1 (de) * | 2003-11-14 | 2005-05-26 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur übertragung von benachrichtigungen bezüglich eines multimedia broadcast/multicast dienstes (mbms), basisstation, teilnehmerstation und funkkommunikationssystem |
US20060072487A1 (en) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Howard John S | Power conservation for a wireless device |
US7158795B2 (en) * | 2004-12-08 | 2007-01-02 | Spreadtrum Communications Corporation | Dummy PCH block detection for power saving in GSM handset |
US20060223542A1 (en) * | 2005-03-31 | 2006-10-05 | Comroe Richard A | Filtered wireless communications |
US7649862B2 (en) * | 2005-05-19 | 2010-01-19 | Alcatel-Lucent Usa Inc. | Flexible through-connection process in a mobile switch center when multiple outgoing call legs involved |
US7583935B2 (en) | 2005-07-08 | 2009-09-01 | Telcom Ventures, Llc | Method and system for mitigating co-channel interference |
ATE468664T1 (de) | 2005-07-22 | 2010-06-15 | Mobile Satellite Ventures Lp | Strommodussteuerung für kommunikationsgerät |
US9066344B2 (en) | 2005-09-19 | 2015-06-23 | Qualcomm Incorporated | State synchronization of access routers |
US9736752B2 (en) | 2005-12-22 | 2017-08-15 | Qualcomm Incorporated | Communications methods and apparatus using physical attachment point identifiers which support dual communications links |
US8983468B2 (en) | 2005-12-22 | 2015-03-17 | Qualcomm Incorporated | Communications methods and apparatus using physical attachment point identifiers |
US9078084B2 (en) | 2005-12-22 | 2015-07-07 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for end node assisted neighbor discovery |
US8509799B2 (en) | 2005-09-19 | 2013-08-13 | Qualcomm Incorporated | Provision of QoS treatment based upon multiple requests |
US8982778B2 (en) | 2005-09-19 | 2015-03-17 | Qualcomm Incorporated | Packet routing in a wireless communications environment |
US8982835B2 (en) | 2005-09-19 | 2015-03-17 | Qualcomm Incorporated | Provision of a move indication to a resource requester |
US7440781B2 (en) * | 2005-10-07 | 2008-10-21 | Symbol Technologies, Inc. | System and method for power conservation in a wireless device |
US9083355B2 (en) | 2006-02-24 | 2015-07-14 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for end node assisted neighbor discovery |
DE102006021100A1 (de) * | 2006-05-05 | 2007-11-08 | Benq Mobile Gmbh & Co. Ohg | Verfahren zum Übertragen von Daten in einem Funknetzwerk, Funknetzwerk und Empfänger |
US7860063B2 (en) * | 2006-08-31 | 2010-12-28 | Via Telecom Co., Ltd. | Systems and methods for wireless access terminal command processing |
US9155008B2 (en) | 2007-03-26 | 2015-10-06 | Qualcomm Incorporated | Apparatus and method of performing a handoff in a communication network |
RU2469477C2 (ru) * | 2007-03-27 | 2012-12-10 | ТЕЛКОМ ВЕНЧЕРЗ, ЭлЭлСи | Способ и система для повышения спектральной эффективности линии передачи данных |
US8830818B2 (en) | 2007-06-07 | 2014-09-09 | Qualcomm Incorporated | Forward handover under radio link failure |
US9094173B2 (en) | 2007-06-25 | 2015-07-28 | Qualcomm Incorporated | Recovery from handoff error due to false detection of handoff completion signal at access terminal |
US8331331B2 (en) | 2007-08-03 | 2012-12-11 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for determining cell timing in a wireless communication system |
US7953037B2 (en) * | 2007-09-14 | 2011-05-31 | Mediatek Inc. | Electronic device for acquisition of a dummy paging message |
JP5415775B2 (ja) * | 2008-02-01 | 2014-02-12 | 株式会社日立国際電気 | 専用チャネル参入方法 |
US8787989B2 (en) | 2008-02-15 | 2014-07-22 | Qualcomm Incorporated | Efficient sleep mode operation for OFDMA systems |
US8934404B2 (en) * | 2008-03-03 | 2015-01-13 | Qualcomm Incorporated | Access point with proxy functionality for facilitating power conservation in wireless client terminals |
US8478360B2 (en) * | 2008-03-03 | 2013-07-02 | Qualcomm Incorporated | Facilitating power conservation in wireless client terminals |
US9402277B2 (en) * | 2008-03-03 | 2016-07-26 | Qualcomm Incorporated | Proxy server for facilitating power conservation in wireless client terminals |
US8639273B2 (en) * | 2009-02-06 | 2014-01-28 | Qualcomm Incorporated | Partitioned proxy server for facilitating power conservation in wireless client terminals |
CN102036178B (zh) * | 2009-09-29 | 2015-08-19 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种发送、传输mbms通知指示信息的***及方法 |
US9264914B2 (en) * | 2009-11-30 | 2016-02-16 | Mediatek Inc. | Methods for monitoring paging messages with reduced power consumption and communications apparatuses utilizing the same |
US9794759B2 (en) | 2009-11-30 | 2017-10-17 | Mediatek Inc. | Methods for monitoring paging messages with reduced power consumption and communications apparatuses utilizing the same |
US10362540B2 (en) | 2009-11-30 | 2019-07-23 | Mediatek Inc. | Methods for monitoring paging messages with reduced power consumption and communications apparatuses utilizing the same |
CA2790953C (en) * | 2010-02-26 | 2018-01-02 | Research In Motion Limited | System and method for resumption of timeslot monitoring |
US8615241B2 (en) | 2010-04-09 | 2013-12-24 | Qualcomm Incorporated | Methods and apparatus for facilitating robust forward handover in long term evolution (LTE) communication systems |
US8761064B2 (en) | 2010-04-14 | 2014-06-24 | Qualcomm Incorporated | Power savings through cooperative operation of multiradio devices |
US8566594B2 (en) | 2010-04-14 | 2013-10-22 | Qualcomm Incorporated | Power savings through cooperative operation of multiradio devices |
US8527017B2 (en) | 2010-04-14 | 2013-09-03 | Qualcomm Incorporated | Power savings through cooperative operation of multiradio devices |
JP5609267B2 (ja) * | 2010-05-26 | 2014-10-22 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び蓄電装置管理システム |
TWI448089B (zh) * | 2010-07-26 | 2014-08-01 | Mstar Semiconductor Inc | 通訊裝置及其控制方法 |
WO2012069956A1 (en) * | 2010-11-26 | 2012-05-31 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Method for determining an operational channel in a communication network, energy -restricted device and proxy device |
US8788863B2 (en) | 2011-08-10 | 2014-07-22 | Microsoft Corporation | System and method for restoring and/or continuing execution functionality to various processes based on predefined power classifications while transitioning a computing environment from connected standby state to execution state |
US9565622B2 (en) * | 2012-07-05 | 2017-02-07 | Qualcomm Incorporated | Detecting services provided by a wireless node before device discovery and connection establishment |
US9311867B2 (en) | 2012-11-13 | 2016-04-12 | Apple Inc. | Devices and methods for reducing power consumption of a demultiplexer |
DE102017206258A1 (de) | 2017-04-11 | 2018-10-11 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Sender und empfänger und entsprechende verfahren |
CN111907439B (zh) * | 2019-05-10 | 2021-08-03 | 中华汽车工业股份有限公司 | 移动载具仪表装置、控制***及控制方法 |
Family Cites Families (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4351983A (en) * | 1979-03-05 | 1982-09-28 | International Business Machines Corp. | Speech detector with variable threshold |
ATE15425T1 (de) * | 1981-06-22 | 1985-09-15 | Marconi Co Ltd | Funkverbindungsempfaenger. |
DK96686D0 (da) * | 1986-03-03 | 1986-03-03 | Storno As | Fremgangsmaade til drift af mobiltelefonanlaeg, mobiltelefonanlaeg og mobiltelefon |
US4849750A (en) * | 1987-10-20 | 1989-07-18 | Telefind Corp. | Paging receiver with dynamically programmable channel frequencies and functionality |
SE8802229D0 (sv) * | 1988-06-14 | 1988-06-14 | Ericsson Telefon Ab L M | Forfarande vid mobilradiostation |
FR2633122B1 (fr) * | 1988-06-17 | 1990-11-09 | France Etat | Diffusion synchronisee d'informations multithematiques permettant une strategie d'ecoute reconfigurable sur un parc d'emetteurs et de programmes hertziens |
CA2000683C (en) * | 1988-12-01 | 1993-04-13 | Walter Lee Davis | Power conservation method and apparatus for a portion of a predetermined signal |
US4995099A (en) * | 1988-12-01 | 1991-02-19 | Motorola, Inc. | Power conservation method and apparatus for a portion of a predetermined signal |
US5150361A (en) * | 1989-01-23 | 1992-09-22 | Motorola, Inc. | Energy saving protocol for a TDM radio |
US5224152A (en) * | 1990-08-27 | 1993-06-29 | Audiovox Corporation | Power saving arrangement and method in portable cellular telephone system |
US5199031A (en) * | 1990-08-31 | 1993-03-30 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson | Method and system for uniquely identifying control channel time slots |
US5357513A (en) * | 1990-12-06 | 1994-10-18 | Hughes Aircraft Company | Transmission power level adjustment in radio telephony |
US5299198A (en) * | 1990-12-06 | 1994-03-29 | Hughes Aircraft Company | Method and apparatus for exploitation of voice inactivity to increase the capacity of a time division multiple access radio communications system |
US5537509A (en) * | 1990-12-06 | 1996-07-16 | Hughes Electronics | Comfort noise generation for digital communication systems |
DE69225925T2 (de) * | 1991-04-17 | 1998-10-22 | Ericsson Telefon Ab L M | Zellulares Kommunikationssystem mit integrierten Funkrufsystem |
GB2256351B (en) * | 1991-05-25 | 1995-07-05 | Motorola Inc | Enhancement of echo return loss |
JP2518765B2 (ja) * | 1991-05-31 | 1996-07-31 | 国際電気株式会社 | 音声符号化通信方式及びその装置 |
GB9114808D0 (en) * | 1991-07-09 | 1991-08-28 | Philips Electronic Associated | Information transmission system |
US5241542A (en) * | 1991-08-23 | 1993-08-31 | International Business Machines Corporation | Battery efficient operation of scheduled access protocol |
US5404355A (en) * | 1992-10-05 | 1995-04-04 | Ericsson Ge Mobile Communications, Inc. | Method for transmitting broadcast information in a digital control channel |
US5381133A (en) * | 1993-01-25 | 1995-01-10 | Motorola, Inc. | Selective call receiver with battery saving features and method therefor |
US5428668A (en) * | 1993-11-04 | 1995-06-27 | Ericsson Ge Mobile Communications Inc. | Radio personal communications system and method for allocating frequencies for communications between a cellular terminal and a base station |
FI97765C (fi) * | 1993-11-26 | 1997-02-10 | Nokia Mobile Phones Ltd | Menetelmä sekä kytkentäjärjestely kutsuviestien käsittelemiseksi matkaviestimessä |
JP3182032B2 (ja) * | 1993-12-10 | 2001-07-03 | 株式会社日立国際電気 | 音声符号化通信方式及びその装置 |
FI941221A (fi) * | 1994-03-15 | 1995-09-16 | Nokia Mobile Phones Ltd | Menetelmä matkaviestinjärjestelmän radiopuhelimen tehonkulutuksen pienentämiseksi ja matkaviestin |
GB2288102B (en) * | 1994-03-23 | 1997-10-08 | Motorola Ltd | Mobile radio with transmit command control and mobile radio system |
US5542116A (en) * | 1994-05-06 | 1996-07-30 | Motorola, Inc. | Power saving system for a mobile radio |
GB2290399B (en) * | 1994-06-11 | 1997-10-22 | Motorola Israel Ltd | Method of operation of a radio system |
JP2872057B2 (ja) * | 1994-11-24 | 1999-03-17 | 日本電気株式会社 | 無線選択呼出受信機 |
US5606728A (en) * | 1995-06-05 | 1997-02-25 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for reducing power consumption in a selective call radio |
KR0143120B1 (ko) * | 1995-06-28 | 1998-08-01 | 김광호 | 무선호출 수신기의 전원절약방법 |
-
1996
- 1996-12-20 US US08/770,259 patent/US5978366A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-11-19 WO PCT/US1997/021122 patent/WO1998028931A2/en active IP Right Grant
- 1997-11-19 CN CN97180721A patent/CN1104153C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1997-11-19 RU RU99116043/09A patent/RU2189113C2/ru not_active IP Right Cessation
- 1997-11-19 JP JP52874098A patent/JP4094675B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1997-11-19 AU AU55874/98A patent/AU727272B2/en not_active Ceased
- 1997-11-19 KR KR10-1999-7005141A patent/KR100371668B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1997-11-19 BR BR9714146-1A patent/BR9714146A/pt not_active Application Discontinuation
- 1997-11-19 ID IDW990443A patent/ID21864A/id unknown
- 1997-11-19 DE DE69738946T patent/DE69738946D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-11-19 CA CA002275909A patent/CA2275909C/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-11-19 PL PL97334131A patent/PL334131A1/xx unknown
- 1997-11-19 TR TR1999/01312T patent/TR199901312T2/xx unknown
- 1997-11-19 EE EEP199900308A patent/EE9900308A/xx unknown
- 1997-11-19 EP EP97952204A patent/EP0947110B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-06-17 NO NO19992986A patent/NO318269B1/no not_active IP Right Cessation
-
2000
- 2000-05-15 HK HK00102864A patent/HK1023895A1/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100371668B1 (ko) | 2003-02-11 |
CA2275909C (en) | 2007-05-15 |
NO318269B1 (no) | 2005-02-28 |
PL334131A1 (en) | 2000-02-14 |
KR20000069394A (ko) | 2000-11-25 |
NO992986L (no) | 1999-06-17 |
EP0947110B1 (en) | 2008-08-27 |
WO1998028931A3 (en) | 1998-11-12 |
NO992986D0 (no) | 1999-06-17 |
EP0947110A2 (en) | 1999-10-06 |
CA2275909A1 (en) | 1998-07-02 |
BR9714146A (pt) | 2000-02-08 |
DE69738946D1 (de) | 2008-10-09 |
TR199901312T2 (xx) | 1999-08-23 |
WO1998028931A2 (en) | 1998-07-02 |
JP2001509330A (ja) | 2001-07-10 |
US5978366A (en) | 1999-11-02 |
CN1104153C (zh) | 2003-03-26 |
EE9900308A (et) | 2000-02-15 |
HK1023895A1 (en) | 2000-09-22 |
AU727272B2 (en) | 2000-12-07 |
RU2189113C2 (ru) | 2002-09-10 |
CN1240559A (zh) | 2000-01-05 |
ID21864A (id) | 1999-08-05 |
AU5587498A (en) | 1998-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4094675B2 (ja) | セルラ移動端末の電力低減動作の方法及びシステム | |
EP0864241B1 (en) | Detecting messages transmitted over a communications channel such as a paging channel | |
US5420911A (en) | Cellular telephone for monitoring analog and digital control channels | |
US6795425B1 (en) | Wireless communications methods and apparatus employing paging attribute descriptors | |
RU2460238C2 (ru) | Способ поискового вызова беспроводного терминала в беспроводной телекоммуникационной системе | |
RU2212771C2 (ru) | Способ и устройство для поискового вызова беспроводного терминала в беспроводной телекоммуникационной системе | |
JP3078887B2 (ja) | セルラ無線電話システムにおけるページングチャネル再走査の制御方法および装置 | |
EP2031930B1 (en) | A method and apparatus for maximizing standby time in remote stations configured to receive broadcast databurst messages | |
EP0514360B1 (en) | A cellular communication system with integrated paging system | |
JP2619998B2 (ja) | 無線チャンネルフレームのタイムスロットを利用するシステム及び方法 | |
US5570369A (en) | Reduction of power consumption in a mobile station | |
JPH0993652A (ja) | 移動通信方法及び移動通信システム | |
WO2000030394A1 (en) | Wireless communications methods and apparatus employing paging attribute descriptors | |
JPH11261447A (ja) | Cdma通信システム及びその方法 | |
GB2366137A (en) | Method for saving battery power in a radio communication system | |
MXPA99011043A (en) | A method of and apparatus for paging a wireless terminal in a wireless telecommunications system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041108 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060214 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20060627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061116 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20070227 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20070416 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070514 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080306 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |