JP4092171B2

JP4092171B2 - Interlock device for vehicle seat

Info

Publication number: JP4092171B2
Application number: JP2002305205A
Authority: JP
Inventors: 正之菊本; 光徳今津; 和憲島; 憲作戸田; 広正松代
Original assignee: Toyo Seat Co Ltd; TS Tech Co Ltd
Current assignee: Toyo Seat Co Ltd; TS Tech Co Ltd
Priority date: 2002-10-21
Filing date: 2002-10-21
Publication date: 2008-05-28
Anticipated expiration: 2022-10-21
Also published as: JP2004136832A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
【０００２】
本願発明は、前後スライド動作と回転動作の双方を備えた車両用シートにおいて、シートに人が着座しているときには上記各動作の実行を禁止し、着座していないときにのみこれを許容するようにした車両用シートのインターロック装置に関するものである。
【従来の技術】
【０００３】
従来、車両シート装置においては、シート操作の簡便化を図るという観点から、所謂「ウォークイン機構」、即ち、例えば助手席シートにおいて、そのシートバックが前傾操作された場合、この操作に連動してシートを前進スライド動作させるように構成したものがある（特許文献１参照）。
【０００４】
この場合、シートクッションに人が着座している状態において、誤ってシートのスライド動作が実行されると、乗員保護の観点からして好ましくなく、このためシートクッションに人が着座していることを検知する手段を設け、この検知手段により人の着座が検知されたとき、これを受けてスライド動作の実行を禁止するインターロック装置を備えている。そして、着座検知手段として、感圧スイッチを備え、シートクッションへの人の着座に起因する押圧力を感圧スイッチで検知したとき、スライド動作の実行を阻止するようにしている（特許文献１参照）。
【０００５】
【特許文献１】
【０００６】
実開昭５５−６８６３２号公報（実用新案請求の範囲、第３図及び第４図）。
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
ところが、上掲従来技術のインターロック装置では、着座検知手段として比較的高価な感圧スイッチをシートクッションに設けることが必要で、インターロック装置のコストアップ、延いてはインターロック装置を備えた車両用シートそのもののコストアップを招来するという問題があった。
【０００８】
さらに、この場合、上記シートクッションへの感圧スイッチの取付けに際しては、該感圧スイッチによってシートクッションへの人の着座状態を確実に検知できるようにその取付け位置を決定する必要があり、その結果、シート設計上における感圧スイッチの取付位置の選択自由度が低くなり、場合によっては感圧スイッチの取付けのためにシート側の構造そのものの変更を余儀なくされるということも懸念される。
【０００９】
尚、上述の如き問題は、ウォークイン機構を備えたものに限らず、さらにシートを１８０°回転可能とした所謂「対座型シート」においても同様である。
【００１０】
そこで本願発明では、車両用シートのインターロック装置において、高い安全性と信頼性を、簡単且つ安価な構成によって実現することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【００１１】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【００１２】
本願の第１の発明にかかる車両用シートのインターロック装置は、シートクッション２の後端部に設けたブラケット４に対してシートバック３の下端部に設けた枢支軸５を取付け該枢支軸５回りに上記シートバック３を前後方向に傾動自在とするとともに、上記シートクッション２を回転機構７とスライド機構１０の双方を介して、車体側に固定してなる車両用シートにおいて、上記枢支軸５回りにおける上記シートクッション２とシートバック３との相対回動量を検知する回動量検知手段２０と、シートを回転させるための回転操作スイッチを備え、上記シートの前方向着座状態においては、上記回動量検知手段２０により上記相対回動量が所定量以上であることが検知された状態において上記回転操作スイッチが操作されると、上記スライド機構１０が作動して上記シートを後退させるとともに、該シートの後退が完了した後、上記回転機構７が作動して上記シートが回転される一方、上記シートの後方向着座状態においては、上記回動量検知手段２０により上記相対回動量が所定量以上であることが検知された状態において上記回転操作スイッチが操作されると、上記回転機構７が作動して上記シートが回転されるとともに、該シートの回転が完了した後、上記スライド機構１０が作動して上記シートが前進されるように構成したことを特徴としている。
【００１３】
従って、この発明の車両用シートのインターロック装置によれば、上記シートクッション２への人が着座の有無が該シートクッション２と上記シートバック３との相対回動量、即ち、上記シートクッション２に対する上記シートバック３の相対傾動角度として間接的に検出されるので、上記回動量検知手段２０の取付位置は上記枢支軸５回りにおける上記シートクッション２とシートバック３との相対回動量を検知できる位置であれば足り、例えば上記シートクッション２に人が着座した時に該シートクッション２にかかる押し付け力を感圧スイッチによって直接的に検知する場合のように該感圧スイッチの上記シートクッション２に対する取付け位置及び取付け姿勢を感圧可能なる如く厳密に設定する必要がなく、それだけ上記回動量検知手段２０の組付作業が簡略化され、延いてはインターロック装置の低コスト化が促進される。
【００１４】
さらに、上記回動量検知手段２０が、上記シートクッション２に人が着座しているか否かを該シートクッション２と上記シートバック３との相対回動量、即ち、機械的な変化量として直接検知するものであることから、例えば人の非着座状態を電気量等の観念的な変化量として検知するものに比して、検知の確実性が高く、延いてはインターロック装置の作動上の信頼性が高められることになる。
【００１５】
本願の第２の発明では、上記第１の発明にかかる車両用シートのインターロック装置において、上記回動量検知手段２０を、相対回動する上記ブラケット４と上記枢支軸５の何れか一方側に取り付けられた係合部材１２と、何れか他方側に取り付けられ且つ上記所定量以上であるときに上記係合部材１２と係合して電気回路を閉じるスイッチ機構２１とで構成したことを特徴としている。
【００１６】
従って、この発明の車両用シートのインターロック装置によれば、上記回転機構７又はスライド機構１０の電気回路が閉じられることで該回転機構７又はスライド機構１０の作動が許容されることから、例えば上記相対回動量が所定量以上であることを電気信号として出力するものに比して、検知結果に基づく上記回転機構７又はスライド機構１０の作動許容制御がより確実となりインターロック装置の作動上の信頼性がより一層向上するとともに、上記回動量検知手段２０そのものが安価な構成であることからインターロック装置の低コスト化も期待できる。
【００１７】
本願の第３の発明では、上記第２の発明にかかる車両用シートのインターロック装置において、上記スイッチ機構２１を、上記回転機構７及びスライド機構１０に対する信号回路又は給電回路を開閉するようにしたことを特徴としている。
【００１８】
従って、この発明の車両用シートのインターロック装置によれば、上記回動量検知手段２０が上記信号回路を開閉する構成である場合には該回動量検知手段２０そのものが小型であることからシート１側へのレイアウト性が良好となり、また、上記回動量検知手段２０が上記給電回路を開閉する構成である場合にはリレー等の他の電気部品を必要としないことから低コスト化の更なる促進が期待できるものである。
【発明の効果】
【００１９】
以上のように、本願発明にかかる車両用シートのインターロック装置によれば、シート１のシートクッション２に人が着座していることを、簡単且つ安価な構成で確実に検知することができ、この検知結果に基づいて上記回転機構７及びスライド機構１０の作動が許容されるので、使用上の安全性と信頼性の高いシート１をより安価に提供できるという効果が得られる。
【発明の実施の形態】
【００２０】
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【００２１】
図１には、本願発明にかかるインターロック装置を備えた車両用シート１を示している。このシート１は、その下面側にアンダーフレーム６を備えたシートクッション２と該シートクッション２の後端部に取り付けられるシートバック３とを備えて構成されるものであって、該シートクッション２の後端部に延設したブラケット４に対して上記シートバック３の下端部に側方へ向けて突設した枢支軸５を枢支させることで該シートバック３をシート前後方向に傾動自在としている。
【００２２】
そして、上記シート１の上記アンダーフレーム６の下面側には回転機構７が取り付けられ、該回転機構７の作動によって上記シート１は該回転機構７の軸心回りに回転（旋回）自在とされる。さらに、上記回転機構７は、前後一対の固定ブラケット１１，１１によって車体床面側に固定されたロアレール８と該ロアレール８に対して相対摺動自在に組付けられたアッパーレール９とからなるスライド機構１０の上記アッパーレール９に取り付けられており、従って、上記シート１は上記スライド機構１０のスライド動作によって上記回転機構７と一体的に車体前後方向に移動自在とされる。
【００２３】
また、このシート１は、所謂「パワーシート」であって、上記回転機構７を駆動するシート回転駆動手段２３と上記スライド機構１０を駆動するレールスライド手段２４とが備えられている。そして、このシート１においては、上記シートバック３が前傾操作されるとこれに連動して上記レールスライド手段２４が作動し上記スライド機構１０のスライド動作によって上記シート１は前進移動される（所謂「ウォークイン機構」である）。
【００２４】
一方、上記シート１の回転は、回転操作スイッチ（図示省略）の操作によって上記シート回転駆動手段２３により上記回転機構７が作動されることで行われるが、このシート１の回転動作は上記回転機構７の作動が単独で行われるものではなく、後述するように、この回転機構７の作動に先立って上記レールスライド手段２４により上記スライド機構１０が駆動されることで行われる。
【００２５】
ところで、例えば上記シート１のシートクッション２に人が着座しているときに、上記シート１が回転したり、あるいは該シート１がスライドしたりすることは、着座した人の保護という点において好ましくなく、これを防止するためにこの実施形態のものでは、次述のインターロック装置を備えている。
【００２６】
即ち、この実施形態のものでは、上記シートバック３の傾動に対応して上記シートクッション２側の上記ブラケット４と上記シートバック３側の上記枢支軸５とが該枢支軸５回りに相対回動することに着目し、これら両者の相対回動量の大きさによって上記シートクッション２への人の着座の有無を判断するようにしたものであって、上記シートクッション２における人の着座の有無を上記シートバック３の傾動角度、即ち、上記シートクッション２とシートバック３との相対回動量によって検知するようにしており、このために次述の回動量検知手段２０を備えている。
【００２７】
上記回動量検知手段２０は、図１及び図２に示すように、上記枢支軸５にその径方向外方へ延出するようにして取り付けられた係合部材１２と、上記ブラケット４側取り付けられたリミットスイッチ２１とを備えて構成される。そして、上記シートバック３がその起立姿勢（図１に実線図示する姿勢）から前傾して所定の前傾姿勢（図１に鎖線図示する姿勢）に姿勢設定されるとき、このシートバック３の前傾に対応して上記枢支軸５が回動し、これに取り付けられた上記係合部材１２が、図２に実線図示する第１位置から鎖線図示する第２位置まで回動する。そして、上記係合部材１２が第２位置に到達したとき、上記係合部材１２が上記リミットスイッチ２１の作動子２２を押圧してこれを動作位置（鎖線図示位置）に設定する。
【００２８】
この場合、上記リミットスイッチ２１は、上記作動子２２が動作位置に設定されたとき、上記シート回転駆動手段２３及びレールスライド手段２４の作動を制御するコントローラ（図示省略）に対する信号回路を閉じるリレースイッチであっても、また上記シート回転駆動手段２３及びレールスライド手段２４への給電回路を直接閉じる開閉スイッチであっても良い。
【００２９】
従って、例えば、上記リミットスイッチ２１がリレースイッチである場合には、上記係合部材１２が第２位置に設定され、これを受けて上記リミットスイッチ２１の作動子２２が動作位置に設定されると、該リミットスイッチ２１によって上記シート回転駆動手段２３及びレールスライド手段２４に対する信号回路が閉じられ、操作スイッチ（図示手段）の操作によって上記各駆動手段２３，２４が作動される。これに対して、上記係合部材１２が第１位置と第２位置との間にあって上記リミットスイッチ２１の作動子２２が動作位置に設定される以前の状態である場合には、該リミットスイッチ２１によって上記シート回転駆動手段２３及びレールスライド手段２４に対する信号回路が開かれ、操作スイッチ（図示手段）の操作に拘わらず上記各駆動手段２３，２４は非作動（作動禁止）とされる。
【００３０】
一方、例えば、上記リミットスイッチ２１が開閉スイッチである場合には、上記係合部材１２が第２位置に設定され、これを受けて上記リミットスイッチ２１の作動子２２が動作位置に設定されると、該リミットスイッチ２１によって上記シート回転駆動手段２３及びレールスライド手段２４に対する給電回路が閉じられ、操作スイッチ（図示手段）の操作によって上記各駆動手段２３，２４が作動される。これに対して、上記係合部材１２が第１位置と第２位置との間にあって上記リミットスイッチ２１の作動子２２が動作位置に設定される以前の状態である場合には、該リミットスイッチ２１によって上記シート回転駆動手段２３及びレールスライド手段２４に対する給電回路が開かれ、操作スイッチ（図示手段）の操作に拘わらず上記各駆動手段２３，２４は非作動（作動禁止）とされる。
【００３１】
このように、上記係合部材１２が第２位置に設定された場合（即ち、上記シートクッション２に人が着座していない場合）においてのみ、上記シート回転駆動手段２３及びレールスライド手段２４の作動が許容され、それ以外の場合にはその作動が禁止されることで、例え上記シートバック３が起立姿勢にあり（従って、上記シートクッション２に人が着座している可能性のある状態下）において誤操作により上記各駆動手段２３，２４に対する作動操作が行われたとしても、上記回転機構７及びスライド機構１０の動作は確実に防止され、その結果、上記シート１の使用上における安全性あるいは信頼性が確保される。
【００３２】
ここで、図３を参照して、シート１を前方向着座状態（図３（イ）の状態）から後方向着座状態（図３の（ホ）の状態）へと姿勢変更する場合における動作について説明する。
【００３３】
即ち、前方向着座状態では、図３（イ）に示すように、上記シート１においては、シートバック３が起立姿勢とされた状態で、前進位置に位置固定されている。この状態では、上記回動量検知手段２０が非作動とされ上記シート回転駆動手段２３及びレールスライド手段２４に対する信号回路あるいは給電回路が開かれているので、例え上記シート１の回転操作スイッチ（図示省略）を操作しても該シート１を回転させることはできない。
【００３４】
図３（イ）に示す状態から、図３（ロ）に示すように、上記シートバック３を前傾させると、上記回動量検知手段２０は作動状態となり、上記シート回転駆動手段２３及びレールスライド手段２４に対する信号回路あるいは給電回路が閉じられ、これら各手段２３，２４を動作させることが可能な状態となる。
【００３５】
ここで、シート１を回転させるべく、回転操作スイッチが操作されると、この操作信号を受けて、コントローラ（図示省略）から先ずレールスライド手段２４に対して後退スライド信号を出力し該レールスライド手段２４を作動させて上記スライド機構１０を介して上記シート１を後退させる。
【００３６】
上記シート１の後退が完了すると、さらにこれに引き続いて、上記コントローラから上記シート回転駆動手段２３に回転信号が出力され、図３（ニ）に示すように、該シート回転駆動手段２３が作動し、上記回転機構７を介して上記シート１が１８０°回転して後ろ向きに設定される。
【００３７】
しかる後、図３（ホ）に示すように、上記シートバック３を引き起こしてこれを起立姿勢に設定することで、上記シート１の後方向着座姿勢が得られる。
【００３８】
尚、上記シート１を後方向着座姿勢から前方向着座姿勢に姿勢変更する場合には、上記操作手順と逆の手順を経る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明に係るインターロック装置を備えた車両用シートの側面図である。
【図２】図１に示した車両用シートにおけるＩＩ部分の拡大図である。
【図３】図１に示した車両用シートの作動順序説明図である。
【符号の説明】
１はシート、２はシートクッション、３はシートバック、４はブラケット、５は枢支軸、６はアンダーフレーム、７は回転機構、８はロアレール、９はアッパーレール、１０はスライド機構、１１は固定ブラケット、１２は係合部材、２１はリミットスイッチ、２２は作動子、２３はシート回転駆動手段、２４はレールスライド手段である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
[0002]
The present invention provides a vehicle seat provided with a bi-how rotation and longitudinal sliding movement, when a person on the seat is seated prohibits the execution of each operation, only allow this when not seated The present invention relates to an interlock device for a vehicle seat.
[Prior art]
[0003]
Conventionally, a vehicle seat device, interlocking terms of achieving simplification of seat operating, so-called "walk-in mechanism", i.e., for example, in the front passenger seat, when the seat back is tilted forward operation, this operation Thus, there is a configuration in which the seat is configured to slide forward (see Patent Document 1).
[0004]
In this case, if a seat slide operation is mistakenly performed while a person is seated on the seat cushion, it is not preferable from the viewpoint of occupant protection, and therefore a person is seated on the seat cushion. A detecting means is provided, and when the seating of the person is detected by the detecting means, an interlock device is provided which receives the detection and prohibits the execution of the sliding operation. The seat detection means includes a pressure-sensitive switch, and when the pressing force resulting from the seating of the person on the seat cushion is detected by the pressure-sensitive switch, the slide operation is prevented from being performed (see Patent Document 1). ).
[0005]
[Patent Document 1]
[0006]
Japanese Utility Model Laid-Open No. 55-68632 (claims of utility model, FIGS. 3 and 4).
[Problems to be solved by the invention]
[0007]
However, in the above-described prior art interlock device, it is necessary to provide a relatively expensive pressure-sensitive switch as a seating detection means on the seat cushion, which increases the cost of the interlock device, and thus a vehicle equipped with the interlock device. There was a problem of incurring an increase in the cost of the sheet for use.
[0008]
Furthermore, in this case, when mounting the pressure sensitive switch to the seat cushion, it is necessary to determine the mounting position so that the seating state of the person on the seat cushion can be reliably detected by the pressure sensitive switch. In addition, the degree of freedom in selecting the mounting position of the pressure-sensitive switch in the seat design is lowered, and in some cases, there is a concern that the seat-side structure itself must be changed for mounting the pressure-sensitive switch.
[0009]
The above-mentioned problem is not limited to the one provided with the walk-in mechanism, and the same applies to a so-called “facing seat” in which the seat can be rotated 180 °.
[0010]
Accordingly, the present invention has been made for the purpose of realizing high safety and reliability in a vehicle seat interlock device with a simple and inexpensive configuration.
[Means for Solving the Problems]
[0011]
In the present invention, the following configuration is adopted as a specific means for solving such a problem.
[0012]
The vehicle seat interlock device according to the first invention of the present application is configured by attaching a pivot shaft 5 provided at the lower end portion of the seat back 3 to a bracket 4 provided at the rear end portion of the seat cushion 2. the shaft 5 around with a tiltable with the seat back 3 in the longitudinal direction, the seat cushion 2 via both of the rotating mechanism 7 and the slide mechanism 10, the vehicle seat formed of a fixed to the vehicle body, the A rotation amount detecting means 20 for detecting a relative rotation amount between the seat cushion 2 and the seat back 3 around the pivot shaft 5 and a rotation operation switch for rotating the seat are provided. When the relative rotation amount by the rotation amount detecting means 20 is the rotation operation switch is operated in a state in which is detected that is above a predetermined amount, the slide The seat mechanism 10 is actuated to retract the seat, and after the seat has been retracted, the rotation mechanism 7 is actuated to rotate the seat. When the rotation operation switch is operated in a state where the rotation amount detection means 20 detects that the relative rotation amount is equal to or greater than a predetermined amount, the rotation mechanism 7 is operated to rotate the seat, After the rotation of the seat is completed, the slide mechanism 10 is operated to advance the seat .
[0013]
Therefore, according to the vehicle seat interlock device of the present invention, whether or not a person is seated on the seat cushion 2 depends on the relative rotational amount of the seat cushion 2 and the seat back 3, that is, relative to the seat cushion 2. Since it is indirectly detected as the relative tilt angle of the seat back 3, the mounting position of the turning amount detecting means 20 can detect the relative turning amount of the seat cushion 2 and the seat back 3 around the pivot shaft 5. For example, when the person is seated on the seat cushion 2 and the pressing force applied to the seat cushion 2 is directly detected by the pressure sensitive switch, the pressure sensitive switch is attached to the seat cushion 2. It is not necessary to set the position and mounting posture strictly so that pressure can be sensed. Assembling stage 20 is simplified, and by extension the cost of the interlock device can be promoted.
[0014]
Further, the rotation amount detection means 20 directly detects whether or not a person is seated on the seat cushion 2 as a relative rotation amount of the seat cushion 2 and the seat back 3, that is, a mechanical change amount. Therefore, for example, the detection reliability is higher than that for detecting the non-sitting state of a person as an ideal amount of change such as the amount of electricity. Will be enhanced.
[0015]
According to a second invention of the present application, in the vehicle seat interlock device according to the first invention, the rotation amount detecting means 20 is disposed on either side of the bracket 4 and the pivot shaft 5 that are relatively rotated. And a switch mechanism 21 that is attached to one of the other sides and engages with the engagement member 12 to close the electric circuit when the amount is equal to or greater than the predetermined amount. It is said.
[0016]
Therefore, according to the vehicle seat interlock device of the present invention, the operation of the rotating mechanism 7 or the sliding mechanism 10 is permitted by closing the electric circuit of the rotating mechanism 7 or the sliding mechanism 10. Compared to the case where the relative rotation amount is equal to or greater than a predetermined amount, the operation permission control of the rotation mechanism 7 or the slide mechanism 10 based on the detection result is more reliable and the operation of the interlock device is more reliable. The reliability is further improved, and the cost of the interlock device can be reduced because the rotation amount detection means 20 itself has an inexpensive configuration.
[0017]
According to a third invention of the present application, in the vehicle seat interlock device according to the second invention, the switch mechanism 21 opens and closes a signal circuit or a power supply circuit for the rotation mechanism 7 and the slide mechanism 10. It is characterized by that.
[0018]
Therefore, according to the vehicle seat interlock device of the present invention, when the rotation amount detection means 20 is configured to open and close the signal circuit, the rotation amount detection means 20 itself is small in size. When the rotation amount detecting means 20 is configured to open and close the power feeding circuit, no other electrical parts such as a relay are required, thereby further promoting cost reduction. Can be expected.
【The invention's effect】
[0019]
As described above, according to the vehicle seat interlock device according to the present invention, it is possible to reliably detect that a person is seated on the seat cushion 2 of the seat 1 with a simple and inexpensive configuration. Since the operation of the rotation mechanism 7 and the slide mechanism 10 is allowed based on the detection result, there is an effect that the seat 1 having high safety and reliability can be provided at a lower cost.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0020]
Hereinafter, the present invention will be specifically described based on preferred embodiments.
[0021]
FIG. 1 shows a vehicle seat 1 including an interlock device according to the present invention. The seat 1 includes a seat cushion 2 having an underframe 6 on the lower surface side thereof, and a seat back 3 attached to a rear end portion of the seat cushion 2. By pivotally supporting a pivot shaft 5 projecting laterally at the lower end of the seat back 3 with respect to the bracket 4 extending at the rear end, the seat back 3 can be tilted in the longitudinal direction of the seat. Yes.
[0022]
A rotation mechanism 7 is attached to the lower surface side of the underframe 6 of the seat 1, and the operation of the rotation mechanism 7 allows the seat 1 to rotate (turn) around the axis of the rotation mechanism 7. . Further, the rotating mechanism 7 includes a slide composed of a lower rail 8 fixed to the vehicle body floor surface by a pair of front and rear fixing brackets 11 and 11 and an upper rail 9 assembled so as to be slidable relative to the lower rail 8. The seat 1 is attached to the upper rail 9 of the mechanism 10, so that the seat 1 is movable in the longitudinal direction of the vehicle body integrally with the rotating mechanism 7 by the sliding operation of the slide mechanism 10.
[0023]
The seat 1 is a so-called “power seat”, and is provided with a seat rotation driving means 23 for driving the rotation mechanism 7 and a rail slide means 24 for driving the slide mechanism 10. In the seat 1, when the seat back 3 is tilted forward, the rail slide means 24 is operated in conjunction with the seat back 3, and the seat 1 is moved forward by the slide operation of the slide mechanism 10 (so-called “so-called”). "Walk-in mechanism").
[0024]
On the other hand, the rotation of the sheet 1 is performed by operating the rotation mechanism 7 by the sheet rotation driving means 23 by operating a rotation operation switch (not shown). The rotation operation of the sheet 1 is performed by the rotation mechanism. 7 is not performed alone, but is performed by driving the slide mechanism 10 by the rail slide means 24 prior to the operation of the rotating mechanism 7, as will be described later.
[0025]
By the way, for example, when a person is seated on the seat cushion 2 of the seat 1, it is not preferable in terms of protecting the seated person that the seat 1 rotates or the seat 1 slides. In order to prevent this, the present embodiment includes the following interlock device.
[0026]
That is, in this embodiment, the bracket 4 on the seat cushion 2 side and the pivot shaft 5 on the seat back 3 side are relative to each other around the pivot shaft 5 in response to the tilt of the seat back 3. Focusing on the rotation, the presence / absence of a person sitting on the seat cushion 2 is determined based on the magnitude of the relative rotation amount of both of them, and the presence / absence of a person sitting on the seat cushion 2 is determined. Is detected by the tilt angle of the seat back 3, that is, the relative rotation amount of the seat cushion 2 and the seat back 3, and for this purpose, the following rotation amount detecting means 20 is provided.
[0027]
As shown in FIGS. 1 and 2, the rotation amount detecting means 20 includes an engaging member 12 attached to the pivot shaft 5 so as to extend outward in the radial direction, and an attachment on the bracket 4 side. The limit switch 21 is provided. When the seat back 3 is tilted forward from its standing posture (posture shown in FIG. 1 as a solid line) and set in a predetermined forward tilt posture (posture shown in FIG. 1), the seat back 3 The pivot shaft 5 is rotated corresponding to the forward tilt, and the engaging member 12 attached to the pivot shaft 5 is rotated from the first position shown by the solid line in FIG. 2 to the second position shown by the chain line. When the engaging member 12 reaches the second position, the engaging member 12 presses the actuator 22 of the limit switch 21 and sets it to the operating position (the position indicated by the chain line).
[0028]
In this case, the limit switch 21 is a relay switch that closes a signal circuit for a controller (not shown) that controls the operation of the seat rotation driving means 23 and the rail sliding means 24 when the operating element 22 is set to the operating position. Alternatively, an open / close switch that directly closes the power feeding circuit to the seat rotation driving means 23 and the rail sliding means 24 may be used.
[0029]
Therefore, for example, when the limit switch 21 is a relay switch, the engagement member 12 is set to the second position, and when the actuator 22 of the limit switch 21 is set to the operating position in response to this. The limit switch 21 closes the signal circuit for the seat rotation drive means 23 and the rail slide means 24, and the drive means 23 and 24 are operated by operating the operation switch (shown means). On the other hand, when the engagement member 12 is between the first position and the second position, and the actuator 22 of the limit switch 21 is in a state before being set to the operating position, the limit switch 21 As a result, the signal circuit for the seat rotation driving means 23 and the rail slide means 24 is opened, and the driving means 23 and 24 are deactivated (operation prohibited) regardless of the operation of the operation switch (illustrated means).
[0030]
On the other hand, for example, when the limit switch 21 is an open / close switch, the engaging member 12 is set to the second position, and the actuator 22 of the limit switch 21 is set to the operating position in response to this. The limit switch 21 closes the power feeding circuit for the seat rotation driving means 23 and the rail slide means 24, and the driving means 23 and 24 are operated by operating the operation switch (shown means). On the other hand, when the engagement member 12 is between the first position and the second position, and the actuator 22 of the limit switch 21 is in a state before being set to the operating position, the limit switch 21 Thus, the power feeding circuit for the seat rotation driving means 23 and the rail sliding means 24 is opened, and the driving means 23 and 24 are inactivated (operation prohibited) regardless of the operation of the operation switch (illustrated means).
[0031]
Thus, only when the engagement member 12 is set to the second position (that is, when no person is seated on the seat cushion 2), the operation of the seat rotation driving means 23 and the rail slide means 24 is performed. In other cases, the operation is prohibited, for example, the seat back 3 is in a standing posture (therefore, a person may be seated on the seat cushion 2). In this case, the operation of the rotation mechanism 7 and the slide mechanism 10 is surely prevented even if an operation operation is performed on the drive means 23 and 24 due to an erroneous operation. As a result, safety or reliability in use of the seat 1 is prevented. Sex is secured.
[0032]
Here, referring to FIG. 3, the operation when the posture of seat 1 is changed from the forward seating state (the state of FIG. 3 (a)) to the rearward seating state (the state of (e) of FIG. 3). explain.
[0033]
That is, in the forward seated state, as shown in FIG. 3 (a), in the seat 1, the position of the seat back 3 is fixed in the forward position with the seat back 3 in the standing posture. In this state, the rotation amount detecting means 20 is inactivated, and the signal circuit or the power supply circuit for the seat rotation driving means 23 and the rail slide means 24 is opened. The sheet 1 cannot be rotated even if it is operated.
[0034]
When the seat back 3 is tilted forward as shown in FIG. 3 (b) from the state shown in FIG. 3 (a), the rotation amount detecting means 20 is activated, and the seat rotation driving means 23 and the rail slide are moved. The signal circuit or power supply circuit for the means 24 is closed, and the means 23 and 24 can be operated.
[0035]
Here, when the rotation operation switch is operated to rotate the seat 1, the operation signal is received, and a backward slide signal is first output from the controller (not shown) to the rail slide means 24. 24 is operated to retract the seat 1 through the slide mechanism 10.
[0036]
When the backward movement of the seat 1 is completed, a rotation signal is output from the controller to the seat rotation driving means 23, and the sheet rotation driving means 23 is operated as shown in FIG. The sheet 1 is rotated 180 ° through the rotation mechanism 7 and set to face backward.
[0037]
Thereafter, as shown in FIG. 3 (e), the seat back 3 is raised and set in a standing posture, whereby the rear seating posture of the seat 1 is obtained.
[0038]
In addition, when changing the posture of the seat 1 from the backward sitting posture to the forward sitting posture, a procedure reverse to the operation procedure is performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a vehicle seat provided with an interlock device according to the present invention.
2 is an enlarged view of a portion II in the vehicle seat shown in FIG.
FIG. 3 is a diagram for explaining an operation sequence of the vehicle seat shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
1 is a seat, 2 is a seat cushion, 3 is a seat back, 4 is a bracket, 5 is a pivot shaft, 6 is an under frame, 7 is a rotating mechanism, 8 is a lower rail, 9 is an upper rail, 10 is a sliding mechanism, 11 is A fixed bracket, 12 is an engagement member, 21 is a limit switch, 22 is an actuator, 23 is a seat rotation driving means, and 24 is a rail slide means.

Claims

シートクッション（２）の後端部に設けたブラケット（４）に対してシートバック（３）の下端部に設けた枢支軸（５）を取付け該枢支軸（５）回りに上記シートバック（３）を前後方向に傾動自在とするとともに、
上記シートクッション（２）を回転機構（７）とスライド機構（１０）の双方を介して、車体側に固定してなる車両用シートにおいて、
上記枢支軸（５）回りにおける上記シートクッション（２）とシートバック（３）との相対回動量を検知する回動量検知手段（２０）と、シートを回転させるための回転操作スイッチを備え、
上記シートの前方向着座状態においては、上記回動量検知手段（２０）により上記相対回動量が所定量以上であることが検知された状態において上記回転操作スイッチが操作されると、上記スライド機構（１０）が作動して上記シートを後退させるとともに、該シートの後退が完了した後、上記回転機構（７）が作動して上記シートが回転される一方、
上記シートの後方向着座状態においては、上記回動量検知手段（２０）により上記相対回動量が所定量以上であることが検知された状態において上記回転操作スイッチが操作されると、上記回転機構（７）が作動して上記シートが回転されるとともに、該シートの回転が完了した後、上記スライド機構（１０）が作動して上記シートが前進されるように構成されたことを特徴とする車両用シートのインターロック装置。A pivot shaft (5) provided at the lower end of the seat back (3) is attached to a bracket (4) provided at the rear end portion of the seat cushion (2), and the seat back is rotated around the pivot shaft (5). (3) can be tilted forward and backward,
Through both the seat cushion (2) rotating mechanism (7) and slide mechanism (10), the vehicle seat formed of a fixed to the vehicle body,
A rotation amount detecting means (20) for detecting a relative rotation amount of the seat cushion (2) and the seat back (3) around the pivot shaft (5), and a rotation operation switch for rotating the seat ;
In the forward seating state of the seat, when the rotation operation switch is operated in a state where the rotation amount detecting means (20) detects that the relative rotation amount is a predetermined amount or more, the slide mechanism ( 10) is operated to retract the sheet, and after the sheet is completely retracted, the rotation mechanism (7) is operated to rotate the sheet,
In the rear seating state of the seat, when the rotation operation switch is operated in a state where the rotation amount detection means (20) detects that the relative rotation amount is a predetermined amount or more, the rotation mechanism ( 7) is operated to rotate the seat, and after the rotation of the seat is completed, the slide mechanism (10) is operated to advance the seat. Seat interlock device.

請求項１において、
上記回動量検知手段（２０）が、相対回動する上記ブラケット（４）と上記枢支軸（５）の何れか一方側に取り付けられた係合部材（１２）と、何れか他方側に取り付けられ且つ上記所定量以上であるときに上記係合部材（１２）と係合して電気回路を閉じるスイッチ機構（２１）とで構成されていることを特徴とする車両用シートのインターロック装置。In claim 1,
The rotation amount detecting means (20) is attached to either one of the bracket (4) and the pivot shaft (5) that rotate relative to each other, and to the other side. And a switch mechanism (21) that engages with the engagement member (12) and closes the electric circuit when the amount is equal to or greater than the predetermined amount.

請求項２において、
上記スイッチ機構（２１）が、上記回転機構（７）及びスライド機構（１０）に対する信号回路又は給電回路を開閉するものであることを特徴とする車両用シートのインターロック装置。In claim 2,
The vehicle seat interlock device, wherein the switch mechanism (21) opens and closes a signal circuit or a power feeding circuit for the rotating mechanism (7) and the sliding mechanism (10).