JP4091752B2 - 番組参加制限方法及びサーバ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、視聴者参加型の番組に対して参加を申し込んだ複数のユーザの中から、予め定められた人数のユーザを絞り込む番組参加制限方法及び、この方法に用いて好適なサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機やPC(personal computer)等の通信端末の普及に伴い、これら通信端末を利用して視聴者参加型のテレビ番組を実現するための各種システムが提案されるに至っている。この種のシステムとしては、例えば、放送局の有するサーバに、クイズ等の解答を行うためのホームページを保有させ、このホームページ上においてユーザが当該クイズに対する解答を行うもの等がある。しかしながら、かかるシステムにおいては、テレビ番組の放送時刻に、サーバに対するアクセスが集中し、最悪の場合、サーバがダウンしてしまう可能性があった。このため、この種のシステムにおいては、参加の申込を行ってきた視聴者の中から、事前に参加者を絞り込むことが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来、この参加者の絞り込み方法として、一般的に利用されているものに、1.参加申込の先着順、2.抽選という2つの方法がある。しかしながら、これらの方法においては、視聴者が番組への参加を申し込むための行為(例えば、放送局のホームページにおける参加申込等)を行い、放送局において、申込を行った視聴者から番組に参加することのできる視聴者が絞り込まれるだけであった。このため、これらの方法は、視聴者にとって、決して、楽しめる類のものではなく、視聴者が番組に参加するための並々ならぬ意欲を持っていない限り、参加への申込を行う人数が減ってしまう可能性があり、ひいては、テレビ番組の視聴率の低下にもつながりかねない。
【0004】
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、番組への参加申込の際におけるエンターテイメント性を実現すると共に、ユーザの番組への参加意欲をかき立てることを可能とする、番組参加制限方法及び、この方法に用いて好適なサーバを提供することを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上説明した課題を解決するため、この発明は、通信端末のユーザが参加可能な番組に対する、前記ユーザの参加を制限する番組参加制限方法であって、前記番組への参加の要求を受け付けるサーバへと、前記通信端末が前記ユーザの参加要求を送信する参加要求送信過程と、前記サーバが、前記参加要求を受信し、前記番組への前記ユーザの参加の許可/不許可を決定する絞込過程と、前記サーバが、前記絞込過程において前記番組への前記ユーザの参加を許可することを決定した場合には第1のアプリケーションを前記通信端末に送信する一方、前記絞込過程において前記番組への前記ユーザの参加を許可しないことを決定した場合には第2のアプリケーションを前記通信端末に送信するアプリケーション送信過程と、前記通信端末が、前記第1または第2のアプリケーションを受信し、その受信したアプリケーションを実行するアプリケーション実行過程とを有し、前記第1のアプリケーションは、前記アプリケーション実行過程において前記通信端末により実行される結果、第1のイベントを発生させ、かつ、前記番組に参加するために必須の情報である電子アドレス情報を提供するアプリケーションであり、前記第2のアプリケーションは、前記アプリケーション実行過程において前記通信端末により実行される結果、第2のイベントを発生させ、かつ、前記電子アドレス情報を提供しないアプリケーションであることを特徴とする番組参加制限方法を提供する。
【0013】
また、この発明は、通信端末のユーザが参加可能な番組に対する、前記ユーザの参加を制限するサーバであって、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションを記憶した第1の記憶手段と、前記通信端末により送信された前記参加要求を受信し、前記番組への前記ユーザの参加の許可/不許可を決定する絞込手段と、前記絞込手段における決定内容が前記番組への前記ユーザの参加を許可する旨の決定内容であった場合には前記第1のアプリケーションを前記通信端末に送信する一方、前記番組への前記ユーザの参加が不許可である旨の決定内容である場合には前記第2のアプリケーションを前記通信端末に送信するアプリケーション送信手段とを有し、前記第1のアプリケーションは、前記通信端末により実行される結果、第1のイベントを発生させ、かつ、前記番組に参加するために必須の情報である電子アドレス情報を提供するアプリケーションであり、前記第2のアプリケーションは、前記通信端末により実行される結果、第2のイベントを発生させ、かつ、前記電子アドレス情報を提供しないアプリケーションであることを特徴とするサーバを提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、本発明をインターネットに接続された移動通信網に適用することによって実現さ−れるものである。
【0022】
[1]第1実施形態
[1.1]第1実施形態の構成
図1は、本実施形態にかかる通信システムの構成を示す図である。同図に示すように本実施形態にかかる通信システムは、放送局TSと、参加申込サーバPSと、複数の移動機MSと、複数のセットトップボックスSTBと、移動パケット通信網MPNと、インターネットINETを有する。なお、図1においては、図面が煩雑となることを防止するため、通信システムを構成する、複数の移動機MS及び複数のセットトップボックスSTBの内、所定の移動機及びセットトップボックスのみが図示されている。
【0023】
ここで、本実施形態にかかる通信システムは、放送局TSにより放送されるクイズ等の番組を視聴していたユーザが当該番組に参加する、番組参加サービスを実現するためのものである。かかる機能を実現する本実施形態にかかる通信システムを構成する各設備について、以下説明する。
【0024】
まず、放送局TSは、クイズ番組等の各種番組(以下、単に「番組」という)を収録し、その収録した番組に対応した番組データを地上波デジタル放送等の放送媒体を利用して放送する。この放送局TSは、番組の収録を行うための収録設備や、番組データにより搬送波を変調した放送波を放送するための放送設備の他、番組の放送時刻や番組内容の編集等を管理するコンピュータシステム等を有しており、このコンピュータシステムは、専用線DLを介して参加申込サーバPSに接続されている。かかるコンピュータシステムの機能により、放送局TSは、参加申込サーバPSとデータ通信を行う。なお、「特許請求の範囲」に言う、「番組」とは、この放送局TSによって放送されている、番組データを解釈して得られる画像等によりユーザに供される出し物をいうものとする。
【0025】
セットトップボックスSTBは、放送局TSにより放送された放送波を受信して、その受信した放送波を復調する。セットトップボックスSTBは、このようにして、復調された放送波をD/A変換(デジタル/アナログ変換)して、テレビ受像器や液晶ディスプレイ等の表示装置に供給する。この結果、表示装置においては、当該放送波に含まれている番組データに対応した画像が表示される。かかるセットトップボックスSTBの機能を利用することにより、ユーザは、放送局TSにより放送される各種番組の内容を視聴することが可能となる。なお、セットトップボックスSTBは、テレビ受像器等に組み込まれた構成としても良いし、テレビ受像器等とは別体で設ける構成としても良い。要は、放送局TSによって放送された放送波を受信して、番組内容に対応した画像を表示することにより、ユーザが当該番組を視聴できれば良いのである。
【0026】
移動機MSは、放送局TSにより放送されている番組の視聴者(すなわち、セットトップボックスSTBのユーザ)が保有する携帯電話機やPHSのような携帯型の通信端末であり、移動パケット通信網MPNのパケット通信サービスを受ける他、図示しない移動電話網の通話サービスを受ける。この移動機MSは、ユーザが音声通話を行うためのマイクやスピーカ等の音声入出力部、移動通信網の基地局との無線通信を行う送受信部、液晶パネル等で構成された液晶表示部、PB(プッシュボタン)やカーソルボタン等の指示入力部を備えるほか、これら各部を制御する制御部を有している。
【0027】
また、移動機MSは、メモリ(図示は省略)を有しており、このメモリには、各移動機MSを一意に特定するための移動機IDの他、WWW(World Wide Web)のブラウザ(以下、「WWWブラウザ」という)が記憶されている。ここで、このメモリに記憶されている、WWWブラウザは、以下の2つの機能を有している。
a.ブラウジング機能
この機能は、インターネットINETに接続されている通信装置の保有するリソース(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)形式のデータ)を取得して、その取得したリソースに対応したユーザI/Fを提供する機能である。
b.メーラ機能
この機能は、電子メールの作成や送受信を行うための機能である。
【0028】
セットトップボックスSTBを利用して、番組を視聴している際等に、移動機MSのユーザが、放送局TSにより放送されている番組に参加したいと考えることがある。かかる場合に、ユーザは、移動機MSのメモリに記憶されているWWWブラウザのブラウジング機能を利用することにより、参加申込サーバPSに対して当該番組への参加申込を行うこととなる。また、申込により、番組への参加権を取得することができた場合、ユーザは、移動機MSのメモリに記憶されているWWWブラウザのブラウザ機能を利用して、移動機MSに、番組に参加する際に必要となる各種の情報を参加申込サーバPSへと送信させる。なお、この際に行われる動作については、動作の項にて詳細に説明する。
【0029】
また、このメモリには、移動機MSの制御部(図示は、省略)がWWWブラウザのブラウジング機能を利用して、ダウンロードしたアプリケーションを格納するための格納領域(以下、「ダウンロードアプリケーション格納領域」という)が設けられている他、メール機能を利用して移動パケット通信網MPNから受信した電子メールを格納するための領域(以下、「メール格納領域」という)が設けられている。
【0030】
なお、この移動機MSは、移動パケット通信網MPNを介してダウンロードされた各種アプリケーションを実行するための環境(例えば、JRE(java runtime environment)等)を有しているが、移動機MSに実装するアプリケーションの実行環境ついては、周知技術であるため、詳細は省略する。
【0031】
移動パケット通信網MPNは、移動機MSに対してパケット通信サービスを提供するための通信網であり、ゲートウェイサーバGWSや複数の基地局BSを有する他、図示せぬパケット加入者処理装置を有する。
【0032】
ゲートウェイサーバGWSは、インターネットINETと、移動パケット通信網MPNとを相互接続する移動パケット関門中継交換局に設けられたコンピュータシステムである。このゲートウェイサーバGWSは、受信データのプロトコルを、当該データの転送先となるネットワークの従うプロトコルに変換して転送する。
【0033】
また、ゲートウェイサーバGWSは、メールサーバとしての機能を有し、移動パケット通信網MPNに収容されている移動機MS宛の電子メールを受信すると、その受信メールを宛先となる移動機MSに配信する。これに対して、移動パケット通信網MPNに収容された移動機MSからインターネットINETに接続された通信装置のメールアドレスを宛先とする電子メールを受信した場合、ゲートウェイサーバGWSは、当該電子メールをインターネットINETへと転送する。
【0034】
参加申込サーバPSは、インターネットINETに接続されたWWWサーバであり、移動機MSのユーザ(すなわち、視聴者)からの番組への参加申込を受け付けて、当該番組に参加することのできるユーザを絞り込む。そして、参加申込サーバPSは、その絞り込みの結果、参加権を取得したユーザの移動機MSから送信されてきた、各種情報を集計して放送局TSへと供給する。
【0035】
かかる機能を有する参加申込サーバPSの構成を図2に示す。同図に示すように本実施形態にかかる参加申込サーバPSは、システム制御部11と、通信部12と、放送局I/F部13と、テーブル記憶部14と、複数の申込者管理データベース15-k(k=1、2、…、n)(以下、「データベース」を「DB」と略称する)と、複数の送信情報DB16-k(k=1、2、…、n)を有する。なお、図2においては、図面が煩雑となることを防止するため、複数の申込者管理DB15-kと複数の送信情報DB16-kの内、所定の申込者管理DBと送信情報DBのみを図示している。
【0036】
通信部12は、インターネットINETとシステム制御部11との間のデータの授受を仲介する。具体的には、この通信部12は、システム制御部11からデータが出力されると、当該データをインターネットINETへ送信する一方、インターネットINETから受信したデータをシステム制御部11へと出力する。
【0037】
放送局I/F部13は、専用線DLを介して放送局TSの上述したコンピュータシステムと接続されており、放送局TSとシステム制御部11との間のデータの授受を仲介する。具体的には、この放送局I/F部13は、システム制御部11から出力されたデータを専用線DLを介して放送局TSへと送信すると共に、放送局TSから専用線DLを介して送信されてきたデータを受信してシステム制御部11へと出力する。
【0038】
テーブル記憶部14には、各番組の放送時刻や、参加申込の受付時刻を管理するための放送時刻管理テーブルTBL1が記憶されている。図3は、本実施形態にかかる放送時刻管理テーブルTBL1の記憶内容を示す図である。同図に示すように本実施形態にかかる放送時刻管理テーブルTBL1には、各番組に対応した番組コード毎に、当該番組の放送時間帯を表す放送時間帯情報と、当該番組に対する参加申込の受付時間帯を表す受付時間帯情報が格納されている。ここで、番組コードとは、放送局TSにより放送されている各番組を一意に特定するための識別情報である。
【0039】
システム制御部11は、この放送時刻管理テーブルTBL1に格納されている受付時間帯情報に基づいて、番組への参加申込を受け付けるか否かを決定する。また、システム制御部11は、放送時間帯情報に基づいて、番組への参加権を取得したユーザの移動機MSから送信されてくる情報の管理を行う。
【0040】
なお、この放送時刻管理テーブルTBL1に対する各種情報の格納方法は、任意である。例えば、放送局I/F部13を介して接続された放送局TSのコンピュータシステムからデータを送信するようにしても良い。また、放送局TSの従業者が、各番組の放送予定表等を作成して、この放送予定表に基づいて参加申込サーバに直接記憶させるようにしても良い。
【0041】
申込者管理DB15-kは、各番組に対して参加を申し込んだユーザを管理するための情報が格納されるDBである。この申込者管理DB15-kは、放送時刻管理テーブルTBL1の受付時間帯情報に対応した受付開始時刻になると、システム制御部11によって作成されるDBであり、放送局TSにより放送される各番組に対応している。
【0042】
図4は、本実施形態にかかる申込者管理DB15-kの記憶内容を示す図である。なお、同図には、番組コード「#0001」に対応する申込者管理DB15-kを示している。同図に示すように、本実施形態にかかる申込者管理DB15-kには、当該DB15-kに対応した番組コード毎が格納される他、当該番組コードに対応した番組に対する参加申込を行ったユーザの移動機MSの移動機IDを格納するためのフィールドと、当該ユーザの個人情報(氏名、年齢、性別、住所、メールアドレス、電話番号等)を格納するためのフィールドと、当否フラグFを格納するためのフィールドと、申込パラメータPを格納するためのフィールドと、パスワードを格納するためのフィールドが設けられている。
【0043】
ここで、パスワードは、番組への参加を申し込んだユーザが当該番組への参加の申し込み際に、設定するものである。また、当否フラグFは、当該ユーザが番組(すなわち、当該申込者管理DB15-kに対応した番組)への参加権を有しているか否かを示すフラグであり、このフラグFが”0”である場合には、当該ユーザが当該番組に対する参加権を取得していることを示しており、このフラグFが”1”の場合には、当該ユーザが当該番組に対する参加権を取得することができなかったことが示している。
【0044】
また、申込パラメータPとは、当該ユーザのおかれている状態を示すものであり、このパラメータPが「0」である場合には、当該ユーザによる参加申込が、未だ、行われていないことを示している。また、このパラメータPが「1」である場合には、当該ユーザによる参加申込を受け付けられないことを示しており、「2」である場合には、当該番組への参加受付が締め切られている(すなわち、受付時間帯情報に対応した受付終了時刻を経過している)ことを示している。
【0045】
この申込パラメータPは、移動機MSのユーザによる番組への参加申込がなされた時点で「0」に設定され、その後、参加の当否が確定した時点で「1」へと変更される。この結果、同一ユーザによる参加申込がなされたか否かを特定することが可能となり、同一ユーザによる重複申込を防止することが可能となる。そして、放送時刻管理テーブルTBL1に格納されている受付時間帯情報に対応した受付終了時刻を過ぎた時点で、全てのユーザに対応受けられているパラメータPが「2」へと変更され、その後において、当該番組への参加申込は一切受け付けられなくなる。
【0046】
送信情報DB16-kは、申込者管理DB15-kと同様に各番組コード毎(すなわち、番組毎)に設けられたDBであり、番組への参加権を取得したユーザから寄せられた情報の集計を行うためのDBである。この送信情報DB16-kの記憶内容は、各番組の内容に応じて変更されるものである。例えば、当該番組への参加が、単純にアンケートを行うというものであれば、このDB16-kには、各アンケート内容に対応した情報と、当該アンケート内容に対応した回答数をカウントするためのカウンタを設ければ良い。
【0047】
ここで、図5に、当該送信情報DB16-kに対応した番組がクイズ番組である場合における、送信情報DB16-kの記憶内容を示す。同図に示すように、当該DB16-kに対応した番組がクイズ番組である場合、同DB16-kには、当該番組に対応した番組コードが格納される他、当該番組に対する参加権を取得したユーザの移動機MSに対応した移動機IDに対応付けて、当該移動機MSから送信されてきたクイズの回答内容を格納するフィールドが設けられる。
【0048】
システム制御部11は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等により構成されており、参加申込サーバPSの各部を制御する。ROMには、各種制御プログラムや制御情報が記憶されている。CPUは、ROMやハードディスクに格納されているプログラムを実行することにより、参加申込サーバPSの各部を制御し、RAMは、ワークエリアとして利用される。
【0049】
ハードディスクには、参加申込サーバPSがリソースとして保有している各種ページに対応したHTMLデータが記憶されている。ここで、このハードディスクに格納されているHTMLデータに対応したページには、少なくとも、以下のようなものが存在し、各ページにはURL(Uniform resource locator)が設定されている。
【0050】
i)参加申込ページ
このページは、移動機MSのユーザが、放送局TSの放送している各番組への参加申込を行うためページである。このページは、各番組コード毎(すなわち、各番組毎)に異なっており、参加申込を行ったページにより、当該ユーザの参加しようとする番組が特定できるようになっている。
【0051】
ii)番組参加ページ
このページは、番組に対する参加権を取得したユーザが当該番組に参加するために各種情報(例えば、クイズ番組における解答等)を入力するためのページである。このページについても、各番組に毎に異なったページが設けられている。
【0052】
また、ハードディスクに記憶されているリソースには、これらページに対応したHTMLデータの他に、参加申込を行ったユーザの移動機MSに配信されるアプリケーション(以下、「移動機アプリケーション」という)がある。移動機MSにおいて、この移動機アプリケーションが実行されると、移動機MSにおいては、各種のイベントが発生する。なお、この移動機アプリケーションが実行された場合に、移動機MSにおいて発生するイベントの内容については、任意であるが、本実施形態においては、説明をより具体的なものとするため、イベントとしてスロットゲームが発生するものとする。なお、この移動機アプリケーションを作成する際に利用するプログラミング言語(例えば、Java等)についても任意である。
【0053】
ここで、この移動機アプリケーションは、各番組毎に、以下の2つのものが用意されており、各移動機アプリケーションには、それぞれ、異なるURLが設定されている。
1.当たりアプリケーション
このアプリケーションは、初めから「当たり」が発生するようにプログラミングされたアプリケーションである。本実施形態において、移動機アプリケーションは、スロットゲームであるものとしているが、このアプリケーションが移動機MSにおいて実行された場合、移動機MSにおいては、「当たり」(例えば、「777」等)が発生するようにプログラミングされている。
【0054】
2.はずれアプリケーション
このアプリケーションは、初めから「はずれ」が発生するようにプログラミングされたアプリケーションである。
【0055】
また、ユーザが「当たりアプリケーション」がダウンロードされた移動機MSを落としてしまうと、拾得者が「当たりアプリケーション」を実行し、番組に不正に参加するということが行われてしまう危険性がある。そこで、これら両移動機アプリケーションは、実行に際して、ユーザ認証を行うための機能を移動機MSに提供する。
【0056】
かかる機能を実現するため、本実施形態にかかる参加申込サーバPSのシステム制御部11は、移動機アプリケーションを移動機MSに配信するに際して、申込者管理DB15-kに格納されているパスワード(すなわち、当該移動機MSのユーザが設定したパスワード)を読み出す。そして、この読み出したパスワードを移動機MSに配信すべき移動機アプリケーションにデータとして保有させるのである。
【0057】
一方、この移動機アプリケーションが配信された移動機MSにおいては、移動機アプリケーションが、図示せぬ制御部により実行されると、ユーザに対してパスワードを入力させるための画像が表示される。そして、この画像に応じて、ユーザが入力したパスワードと、当該移動機アプリケーションがデータとして保有しているデータとを比較し、両パスワードが一致した場合にのみ、イベントが発生する。
【0058】
また、ハードディスクには、以上説明した各種リソースの他に、システム制御部11のCPUが実行するためのアプリケーションが記憶されている。このハードディスクに記憶されているアプリケーションには、参加申込サーバPSがHTTP(HyperText Transfer Protocol)のGET要求(以下、単に「GET要求」という)を受信した場合に、当該GET要求に従って自サーバの保有するリソースを返信するためのアプリケーションの他、以下に示す3つのアプリケーションが存在する。
【0059】
a.メーラ
このアプリケーションは、電子メールの送受信を行うためのアプリケーションであり、かかるアプリケーションを実行することにより参加申込サーバPSは、メールクライアントとしての機能を実現する。上述した参加申込ページにおいて、移動機MSのユーザが番組に対する参加を申し込むと、システム制御部11は、このメーラを実行することにより、当該移動機MSに対して本人確認のための電子メールを送信する。
【0060】
b.参加受付アプリケーション
この参加受付アプリケーションは、上述した参加申込ページにおいて、放送局TSにより放送されている番組に対する参加申込を行ったユーザの内、所定人数のユーザに対して、当該番組への参加権を与えると共に、当該移動機MSに対して、上述した移動機アプリケーションを返信するためのものである。
【0061】
参加申込ページにおいて、番組への参加の申込がなされると、システム制御部11は、この参加受付アプリケーションを実行し、当該移動機MSから送信されてきた個人情報を、参加申込がなされた番組の申込者管理DB15-kに格納する。この際、システム制御部11は、当該ユーザに参加権を与えるか否かを決定して、当該申込者管理DB15-kに格納すべき当否フラグFの値を決定する。具体的には、当該ユーザに参加権を与えるものと判定すると、当該ユーザに対応した当否フラグFの値を”0”とするのに対して、当該ユーザに対して参加権を与えないものと判定すると当否フラグFの値を”1”とするのである。
【0062】
そして、システム制御部11は、フラグF=”1”となっているユーザの移動機MSに対しては、移動機アプリケーションとして「当たりアプリケーション」を配信し、”0”となっているユーザの移動機MSに対しては、「はずれアプリケーション」を配信する。
【0063】
なお、この際、システム制御部11が各ユーザに対して参加権を与えるか否かを決定する方法は、任意である。以下に、この方法の一例を示しておく。
i)絞込方法a
この方法は、ランダムに参加申込を受け付けるか否かを決定する方法である。
【0064】
ii)絞込方法b
この方法は、放送局TSの番組制作担当者からの依頼に応じて、番組に対する参加権を与えるユーザを決定する方法である。具体的には、以下のような方法を採る。まず、放送局TSの番組制作担当者から、事前に、番組に対して参加させるべきユーザの条件(例えば、神奈川県に在住のユーザ、或いは、30代女性等)を取得する。そして、この条件に合致するユーザのみを選択するのである。この方法を採れば、番組制作担当者が番組の対象と考えているユーザのみを番組への参加者とすることが可能となる。
【0065】
c.情報集計アプリケーション
この情報集計アプリケーションは、番組に対する参加権を与えられたユーザが、上述した番組参加ページにおいて入力した情報を送信情報DB16に格納すると共に、専用線DLを介して放送局TSへと供給するプログラムである。放送局TSは、この際に参加申込サーバPSから送信されてきた情報に基づいて、放送番組の内容を変更する。なお、この番組の変更方法は、どのような方法を用いても良い。例えば、当該番組の収録場所にモニタ等を設置し、このモニタ上に集計結果を表示させ、当該番組の司会者が、その表示されている画像を視認して、司会の内容を変更するようにしても良い。
【0066】
[1.2]第1実施形態の動作
次に、上記構成からなる本実施形態にかかる通信システムにおいて、移動機MSのユーザ(すなわち、視聴者)が放送局TSにおいて放送されている番組に参加する際の動作について、図6を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、説明をより具体的なものとするため、参加を申し込むユーザの移動機MSの移動機IDを「MS1」とし、時刻管理テーブルTBL1の記憶内容は図3と同一であるものとして説明を行う。
【0067】
まず、放送局TSにより放送される番組に対して、参加したいと考えたユーザが移動機MSの指示入力部(図示は省略)に対して、WWWブラウザのブラウジング機能を利用する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSの制御部(図示は省略)は、上述したメモリからWWWブラウザを読み出し、移動パケット通信網MPNの上述したパケット加入者処理装置に対してパケット登録を行う。ここで、パケット登録とは、移動機MSが移動パケット通信網MPNを介したパケット通信を行うための登録手続きである。
【0068】
その後、ユーザが移動機MSの指示入力部に対して、例えば、番組コード「#0001」に対応した番組の参加申込ページのURLを指定する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、その入力されたURLを含むGET要求D1を移動パケット通信網MPNへと送信する(ステップS1)。このようにして、移動機MSにより送信されたGET要求D1は、移動パケット通信網MPNのゲートウェイサーバGWSに受信されて、インターネットINETへと転送される。
【0069】
このGET要求D1が参加申込サーバPSの通信部12により受信されると、システム制御部11は、当該GET要求D1に含まれているURLを抽出し、通信部12を介して、当該URLに対応したリソース(すなわち、参加申込ページに対応したHTMLデータD2)をインターネットINETへと送出する(ステップS2)。
【0070】
このようにして、参加申込サーバPSから返信されたHTMLデータD2を受信すると、移動機MSの制御部は、このHTMLデータD2に対応した画像を液晶表示部(図示は省略)に表示させる。図7は、この際に、移動機MSの液晶表示部に表示される画像の一例を示す図である。同図に示すように、この際、移動機MSの液晶表示部には、移動機MSのユーザが自信の個人情報(すなわち、氏名、住所、年齢、メールアドレス等の情報)を入力するためのボックスやパスワードを入力するためのボックスの他、「送信」なるボタンが表示される。ここで、この「送信」ボタンには、ユーザが参加を申し込んでいる番組の番組コード「#0001」をCGI(common gateway interface)のパラメータとして有する、URLが対応付けられており、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、当該URLの有するCGIパラメータに基づいて、番組を特定することが可能である。
【0071】
この状態において、移動機MSのユーザが、移動機MSの指示入力部を操作することにより、パスワードと自身の年齢等の個人情報を入力し、「送信」ボタンを選択する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSの制御部は、ユーザによって入力されたパスワードと個人情報を付加したGET要求D3を送信する(ステップS3)。この際、移動機MSの制御部は、上述したメモリに記憶されている移動機ID「MS1」を、このGET要求D3に付加して、送信する。
【0072】
このようにして、移動機MSから送信されたGET要求D3を受信すると、参加申込サーバPSのシステム制御部11においては、当該GET要求D3に含まれているURLに従い、参加受付アプリケーションが実行され、図8に示す処理が実行される(ステップS4)。
【0073】
この処理において、システム制御部11は、まず、GET要求D3に付加されている移動機ID「MS1」と、パスワード、個人情報を抽出して(図8ステップSa1)、RAMに格納する。そして、システム制御部11は、GET要求D3に含まれているURLに基づいて番組コード「#0001」を特定し、当該番組コード「#0001」に対応した番組の受付時間帯情報を放送時刻管理テーブルTBL1から読み出す(図8ステップSa2)。
【0074】
次に、システム制御部11は、現在時刻が受付時間帯情報に対応した受付終了時刻「2001年5月20日AM9:00」を過ぎているか否かを判定する(図8ステップSa3)。そして、この判定の結果、既に受付終了時刻「2001年5月20日AM9:00」を過ぎているものと判定すると(「No」)、システム制御部11は、例えば、「既に、受付終了時刻が過ぎているので、受け付けられません。」等の文字列を記述したHTMLデータを生成して、インターネットINETへと送出し(図8ステップSa8)、処理を終了する。この結果、このHTMLデータを受信した移動機MSにおいては、当該HTMLデータに対応した画像が液晶表示部に表示される。
【0075】
これに対して、ステップSa3において「Yes」と判定した場合、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、GET要求D1に含まれているURLに基づいて番組コード「#0001」に対応した申込者管理DB15-kを特定する(図8ステップSa4)。そして、システム制御部11は、当該申込者管理DB15-kに格納されている移動機ID中に、RAMに格納されている移動機ID「MS1」と同一の移動機IDが存在するか否かを判定する(図8ステップSa5)。
【0076】
この判定の結果、「Yes」と判定した場合、当該移動機MSのユーザが、一度、当該番組への参加申込を行っているということになる。そこで、ステップSa5において「Yes」と判定すると、システム制御部11は、例えば、「一度、申込を行っているので、重複申込は出来ません。」等の文字列を記述したHTMLデータを生成し、インターネットINETへと返信して(図8ステップSa9)、処理を終了する。この結果、移動機MSの液晶表示部には、当該HTMLデータに対応した画像が表示されるのである。
【0077】
一方、ステップSa5において、「No」と判定した場合、システム制御部11は、RAMに格納されている移動機ID「MS1」と、個人情報等に基づいて申込者管理DB15-kを更新する(図8ステップSa6)。具体的には、システム制御部11は、このRAMに格納されている移動機ID「MS1」と対応付けて、個人情報と、パスワードを申込者管理DB15-kに格納すると共に、当該移動機IDと対応するフィールドに申込パラメータPとして「0」を格納する。この結果、当該申込者管理DB15-kには、図4に示す情報中、当否フラグF以外の全ての情報が格納された状態となる。
【0078】
そして、この申込者管理DB15-kの更新が完了すると、システム制御部11は、ハードディスクに格納されているメーラを読み出す。そして、システム制御部11は、申込者管理DB15-kにおいて、移動機ID「MS1」と対応付けて格納されているメールアドレス「○○@△△.ne.jp」を読み出し、当該メールアドレス「○○@△△.ne.jp」を宛先とする電子メールD4を生成して、送信する(ステップS5及び図8ステップSa7)。この際、システム制御部11は、電子メールD4に対して、ユーザが参加を申し込んだ番組(すなわち、番組コード「#0001」に対応した番組)に対応した移動機アプリケーションをダウンロードするためのURLを記述する。
【0079】
このように、本実施形態かかる参加申込サーバPSは、移動機アプリケーションをダウンロードするためのURL(以下、「ダウンロードURL」という)を記述した電子メールD4を、申込者管理DB15-kに格納されているメールアドレス宛に送信する構成となっている。このため、視聴者は、参加申込ページにおいて自身の所有する移動機MSのメールアドレスを入力しなければ、ダウンロードURLを取得することが出来ない。この結果、第三者の「なりすまし」による参加申込を排除することが可能となる。
【0080】
一方、参加申込サーバPSから送信された電子メールD4は、移動パケット通信網MPNのゲートウェイサーバGWSにより受信されて、移動機MSへと配信される。すると、移動機MSの制御部は、WWWブラウザのメーラ機能を利用して、受信した電子メールD4を上述したメモリのメール格納領域へと格納する。
【0081】
この状態において、ユーザが移動機MSの指示入力部に対し、その受信された電子メールを表示する旨の入力操作を行うと、移動機MSの液晶表示部には、図9に示すような画像が表示される。同図に示すように、この際、移動機MSの液晶表示部には、例えば、「○○様参加申込が完了しました。」等の文字列と共に、「ダウンロード」なるボタンが表示される。
【0082】
この状態において、ユーザが、移動機MSの指示入力部に対して、「ダウンロード」ボタンを選択する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、当該ボタンに対応付けられたURL(すなわち、ダウンロードURL)を含むGET要求D5に対して自装置の移動機ID「MS1」を付加して移動パケット通信網MPNへと送信する(ステップS6)。このようにして、移動機MSから送信されたGET要求D5を受信すると、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、上述した参加申込プログラムに従って、図10に示す処理を実行する(ステップS7)。
【0083】
この処理において、システム制御部11は、まず、当該GET要求D5に付加されている移動機ID「MS1」を抽出して(図10ステップSb1)、RAMに格納する。次に、システム制御部11は、GET要求D5に含まれているダウンロードURLを抽出し、当該URLに基づいて番組コード「#0001」を特定する(図10ステップSb2)。そして、システム制御部11は、当該番組コード「#0001」に対応した申込者管理DB15-kにおいて、RAMに格納されている移動機ID「MS1」と対応付けられている申込パラメータPを読み出し、当該申込パラメータPの値が「0」か否かを判定する(図10ステップSb3)。
【0084】
この判定の結果、「No」と判定した場合(すなわち、申込パラメータP=「1」、「2」である場合)、当該ユーザの移動機MSが、電子メールD4に記述されているURLに基づいて、一度、アプリケーションのダウンロードを行っていることを意味している。かかる場合に、再度のダウンロードを許可してしまうと、当該ユーザが複数回、番組への参加申込を行えることとなってしまう。
【0085】
そこで、ステップSb3において「No」と判定した場合、システム制御部11は、例えば、「既に、一度、アプリケーションのダウンロードが行われています。」等の文字列を記述したHTMLデータを生成し、当該HTMLデータをインターネットINETへと送信して(図10ステップSb9)、処理を終了する。この結果、移動機MSの液晶表示部には、当該HTMLデータに対応した画像が表示されることとなる。
【0086】
これに対して、ステップSb3において「Yes」と判定した場合、システム制御部11は、絞込処理を実行する(図10ステップSb4)。この絞込処理において、システム制御部11は、以下のような処理を実行する。
ステップ1:まず、システム制御部11は、当該移動機MSのユーザに対して当該番組に対する参加権を与えるか否かを決定する。なお、この際、システム制御部11は、上述した絞込方法a、b等の方法により、当該ユーザに対して参加権を与えるか否かを決定する。
ステップ2:システム制御部11は、番組コード「#0001」に対応した申込者管理DB15-kにおいて、RAMに格納されている移動機ID「MS1」と対応付けられたフィールドに当否フラグFを格納する。この際、申込者管理DB15-kに格納される当否フラグFは、当該ユーザに対して参加権が与えられている場合、”0”となり、当該ユーザに対して参加権の与えられていない場合、”1”となる。
【0087】
かかる絞込処理の結果、申込者管理DB15-kに当否フラグFが格納された状態となると、システム制御部11は、その格納した当否フラグFが”1”であるか否かを判定する(図10ステップSb5)。そして、この判定の結果に応じて、移動機MSへと送信すべき移動機アプリケーションD6を変えるのである。
【0088】
具体的には、このステップSb5において「No」と判定した場合、システム制御部11は、番組コード「#0001」に対応した「当たりアプリケーション」を配信し(図10ステップSb6)、「Yes」と判定した場合には、番組コード「#0001」に対応した「はずれアプリケーション」を送信するのである(図10ステップSb7)。この結果、参加権を与えられたユーザの移動機MSに対しては、移動機アプリケーションD6として、番組コード「#0001」に対応した「当たりアプリケーション」が配信され、参加権を与えられなかったユーザの移動機MSには、番組コード「#0001」に対応した「はずれアプリケーション」が配信される(図6ステップS8)。なお、この際、上述したように、移動機MSへと配信される移動機アプリケーションには、当該移動機MSのユーザによって設定されたパスワードがデータとして与えられる。
【0089】
このようにして、移動機アプリケーションD6の配信が終了すると、システム制御部11は、申込者管理DB15-kにおいて、移動機ID「MS1」と対応付けられている申込パラメータPを「1」に変更して処理を終了する(ステップSb8)。
【0090】
一方、参加申込サーバPSから送信された移動機アプリケーションD6を受信すると、移動機MSの制御部は、当該移動機アプリケーションD6を、上述したメモリのダウンロードアプリケーション格納領域に格納する。この状態において、移動機MSのユーザが、移動機MSの指示入力部に対して、移動機アプリケーションD6を実行する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、ダウンロードアプリケーション格納領域に格納されている移動機アプリケーションD6を実行する。この結果、移動機MSの液晶表示部には、パスワードを入力する画像が表示される。
【0091】
この状態において、ユーザが自信の設定したパスワードを入力すると、移動機MSの制御部は、移動機アプリケーションD6の保有するパスワードと、ユーザが入力したパスワードが一致するか否かを判定する。そして、この判定の結果、両パスワードが一致しない場合、移動機MSの制御部は、液晶表示部に、例えば、「パスワードが間違っています。」等の文字列を表示させる。
これに対して、両パスワードが一致した場合、移動機MSの制御部は、移動機アプリケーションD6に従ってイベントを発生することとなる。
【0092】
この際に、移動機MSにおいて発生するイベントの内容を、図11を参照しつつ、具体的に説明すると以下のとおりである。まず、移動機アプリケーションを実行すると(a)に示すように、移動機MSの液晶表示部には、スロットと共に、「スタート」なるボタンが表示される。この状態において、ユーザが移動機MSの指示入力部に対して、「スタート」ボタンを選択する入力操作を行うと、移動機MSの液晶表示部に表示されているスロットが回転を開始する。この状態において、ユーザが、移動機MSの指示入力部に対して所定の入力操作を行うと、回転しているスロットが停止する。
【0093】
ここで、当該移動機アプリケーションD6が「はずれアプリケーション」である場合には、移動機MSの液晶表示部に表示されている画像は、(b)に示すように遷移する。すなわち、例えば、「258」等の画像と共に、「残念でした。再度のチャレンジをお待ちしております。」等文字列が表示され、処理が終了するのである。
【0094】
これに対して、当該移動機アプリケーションD6が「当たりアプリケーション」である場合、当該移動機MSの液晶表示部に表示される画像は、(c)に示すように遷移する。すなわち、移動機MSの液晶表示部には、「777」なる画像と共に、「ジャンプ」なるボタンが表示される他、例えば、「当選しました。「ジャンプ」ボタンを選択すれば番組参加ページのURLを取得することが出来ます。」等の文字列が表示される。
【0095】
ここで、この「ジャンプ」ボタンには、番組コード「#0001」をCGIパラメータとして有するURLが対応付けられている。このため、この状態において、移動機MSのユーザが移動機MSの指示入力部に対して、「ジャンプ」ボタンを選択する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、「ジャンプ」ボタンに対応付けられているURLを含むGET要求D7を移動パケット通信網MPNへと送信する(ステップS9)。この際、移動機MSの制御部は、当該GET要求D7に対して、自装置の移動機ID「MS1」を付加して送信する。
【0096】
このようにして、移動機MSから送信されたGET要求D7を受信すると、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、当該GET要求D7に含まれているURLを抽出して、当該URLに基づいて番組コード「#0001」を特定する。そして、システム制御部11は、番組コード「#0001」に対応した申込者管理DB15-kおいて、GET要求D7に付加されてきた移動機ID「MS1」に対応付けられているメールアドレス「○○@△△.ne.jp」を読み出す。
【0097】
次に、システム制御部11は、当該メールアドレス「○○@△△.ne.jp」を宛先とする電子メールD8を生成し、当該電子メールD8に対して番組参加ページに対応したURLを記述して、インターネットINETへと送出する(ステップS10)。この結果、この参加申込サーバPSによって送信された電子メールD8が、ゲートウェイサーバGWSにより受信されて、移動機MSへと配信され、移動機MSの制御部により、上述したメモリのメール格納領域に格納される。
移動機MSのユーザは、この状態において、自身が参加を申し込んだ番組の放送開始時刻になるまで、待つことが必要となる。
【0098】
一方、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、当該番組の受付時間帯情報に対応した受付終了時刻「2001年5月20日AM9:00」になると、当該番組の番組コード「#0001」に対応した申込者管理DB15-kに格納されている全ての申込パラメータPを「2」に変更して、参加申込の受付を終了する。そして、システム制御部11は、当該申込者管理DB15-kに格納されている、全ての個人情報を放送局I/F部13を介して、放送局TSへと送信する。
【0099】
放送局TSの番組制作担当者は、このようにして、参加申込サーバPSから送信されてきた個人情報に基づいて、自身の制作した番組の視聴者層を把握することが可能となる。また、番組に対するスポンサーからの要望に応じて、この個人情報を提供することも可能となるのである。
【0100】
一方、当該番組の放送開始時刻が近づき、参加権を手にしたユーザが移動機MSの指示入力部に対して、電子メールD8を表示する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、メール格納領域に格納されている電子メールD8を読み出して、当該電子メールを液晶表示部へと表示させる。
【0101】
この結果、移動機MSの液晶表示部には、例えば、「ジャンプボタンを選択すれば参加画面にジャンプできます。」等の文字列と共に、「ジャンプ」なるボタンが表示される。この「ジャンプ」ボタンには、上述した番組参加ページのHTMLデータに対応したURLが対応付けられている。
【0102】
この状態において、ユーザが、移動機MSの指示入力部に対して、「ジャンプ」ボタンを選択する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、参加申込ページに対応したURLを含むGET要求D9を送信する(ステップS11)。このようにして、移動機MSから送信されたGET要求D9が参加申込サーバPSの通信部12により受信されると、システム制御部11は、当該GET要求D9に含まれているURLに従って、参加申込ページに対応したHTMLデータD10を返信する(ステップS12)。
【0103】
このHTMLデータD8を受信すると、移動機MSの制御部は、当該HTMLデータD10に対応した画像を液晶表示部に表示させる。図12に、当該ユーザが参加を申し込んだ番組がクイズ番組である場合に、番組参加ページに対応した画像として、移動機MSの液晶表示部に表示される画像の一例を示す。同図に示すように、この際、移動機MSの液晶表示部には、例えば、「以下の中から解答を選択してください。」等の文字列と共に、当該クイズ番組における問題の各解答を選択するためのボタンが表示される。
【0104】
この状態において、ユーザが移動機MSの指示入力部に対して、解答を選択する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、この番組参加ページにおいてユーザが選択したボタンに対応付けられているURLを含むGET要求D11を移動パケット通信網MPNへと送信する(ステップS13)。参加申込サーバPSのシステム制御部11は、このようにして、移動機MSからGET要求D11が送信されてくると、上述した情報集計アプリケーションを実行し、当該GET要求D11に付加されているURLに従い、当該番組に対応する送信情報DB16-kの情報を更新する。そして、この送信情報DB16-kに格納されている各種の情報を放送局TSへと送信する(ステップS14)。この結果、放送局TSにおいて当該番組の内容が変更されて放送されるのである。
【0105】
このように、本実施形態にかかる通信システムにおいては、番組に対する参加を申し込んだユーザの移動機に対して、参加申込サーバが移動機アプリケーションを配信し、当該移動機においてゲーム等のイベントが発生する構成となっている。このため、番組への参加を申し込んだユーザは、移動機において発生するイベントを楽しむことが可能となり、もって、番組への参加申込の際におけるエンターテイメント性を実現することが可能となる
【0106】
また、本実施形態にかかる、参加申込サーバは、参加権を与えたユーザの移動機のみならず、参加権を与えられなかったユーザの移動機に対しても、スロット等のイベントを発生させるための移動機アプリケーションを配信し、移動機において当該アプリケーションに従ってイベントが発生する構成となっている。このため、番組への参加申込を行ったユーザに対して、自身のゲームの能力に応じて参加権を取得できたように感じさせることが可能となり、もって、ユーザの番組への参加意欲をかき立てることが可能となる。
【0107】
なお、本実施形態にかかる通信システムにおいては、番組参加ページのURLを参加申込サーバPSが電子メールD10により通知する構成となっている(図6ステップS10)。しかし、番組参加ページのURLを移動機MSのユーザに通知する方法は、他の方法によっても構わない。例えば、移動機アプリケーションにおいて当たりが発生した場合に、例えば、「下のジャンプボタンを選択すれば、番組参加ページに対応したHTMLデータを取得することが出来ます。」等の文字列と共に、「ジャンプ」ボタンを表示するようにし、この「ジャンプ」ボタンに番組参加ページのURLをアンカータグにより対応付けるようにしても良い。また、移動機アプリケーションに番組参加ページと同様の画面を保有させる構成としても構わない。
【0108】
なお、本実施形態において、参加申込サーバPSと放送局TSは、別体である構成としているが、これら2つの設備は、統合しても良い。すなわち、放送局TSに参加申込サーバPSの機能を持たせて、参加申込サーバPSを設けない構成としても良いし、逆に、参加申込サーバPSに放送局TSの機能を持たせて、放送局TSを設けない構成としても良い。
【0109】
なお、本実施形態においては、移動機アプリケーションを実行することにより、移動機MSにおいて発生するイベントとして、スロットゲームを例示しているが、当然他のイベントが発生するようにしても良い。例えば、イベントとして競馬ゲームを発生させ、勝ち馬を予想するようにしても良い。この場合であっても、「当たりアプリケーション」においては、確実に予想馬が勝ち馬となるようにプログラミングし、「はずれアプリケーション」においては予想馬が確実に負け馬となるようにプログラミングすることが必要となる。また、他の例としては、「当たりアプリケーション」が配信された移動機MSにおいては曲調の音楽が再生され、「はずれアプリケーション」が配信された移動機MSにおいては、暗い曲調の曲が再生されるようにしても良い。
また、この場合において、各番組毎に異なる内容のイベントが発生するようにしても良い。
【0110】
なお、本実施形態において、視聴者は、移動機MSを利用して放送局TSから放送されている番組に参加する構成となっている。しかし、移動機MS以外の通信端末(例えば、PC(personal computer)等を用いて、番組に参加可能とする構成としてもよい。この場合、上述したブラウザの機能(すなわち、ブラウジング機能と、メーラ機能)を、当該通信端末に持たせれば良い。また、この場合において、セットトップボックスSTBに、上述したブラウザの機能(すなわち、ブラウジング機能と、メーラ機能)を設けることにより、セットトップボックスSTBを利用して、番組に参加するようにすることも可能である。
【0111】
なお、本実施形態において、参加申込サーバPSは、インターネットINETに接続されている構成となっているが、移動パケット通信網MPNに接続されている構成としても良い。
【0112】
[1.3]変形例
上述した、実施形態において、参加申込サーバPSは、移動機アプリケーションの配信に先立って、参加申込を行ったユーザに対して参加権を与えるか否かを決定し、その決定の結果に応じて、配信する移動機アプリケーションを変更していた。すなわち、参加権を与えたユーザの移動機MSに対しては「当たりアプリケーション」を配信し、参加権を与えられなかったユーザの移動機MSに対しては「はずれアプリケーション」を配信していたのである。
【0113】
しかし、参加申込サーバPSが、参加権を与えるか否を決定するタイミングは、移動機アプリケーションの配信後であっても良い。この場合、移動機アプリケーションに、次のような機能を持たせることが必要となる。すなわち、当該移動機アプリケーションが移動機MSにおいて実行された場合に、参加申込サーバPSに対して、参加の当否を問い合わせる機能を持たせるのである。
【0114】
参加申込サーバPSのシステム制御部11は、この問い合わせに応じて、参加者の絞込を行い、当該ユーザに対応する当否フラグFを決定して、その当否フラグFを移動機MSへと返信する。そして、移動機アプリケーションは、この参加申込サーバPSから返信されてきた当否フラグFの内容に応じて、発生させるイベントの内容を変更するのである。具体的には、当否フラグFとして、”0”が返信されてきた場合には、移動機MSにおいて「当たり」を発生させ、”1”が返信されてきた場合には、移動機MSにおいて「はずれ」を発生させる。
【0115】
この場合における動作について詳細に説明すると以下のとおりである。まず、通信システムにおいては、上述した図6ステップS1〜ステップS6と同様の処理が実行される。このようにして、移動機MSからGET要求D5が送信されてくると参加申込サーバPSのシステム制御部11は、ステップS7において、以下のような処理を実行する。
【0116】
ステップi)まず、システム制御部11は、当該GET要求D5に付加されている移動機IDを抽出して、RAMに格納すると共に、当該GET要求に含まれているURLを抽出して、番組コードを特定する。
【0117】
ステップii)次に、システム制御部11は、ステップi)において特定した番組コードに対応する申込者管理DB15-kにおいて、RAMに格納されている移動機IDと対応付けられている申込パラメータPを読み出す。
【0118】
ステップiii)システム制御部11は、この読み出した申込パラメータPの値が「0」か否かを判定し、当該パラメータPが「0」であれば、移動機MSに対して、移動機アプリケーションを配信する。これに対して、P=「1」の場合、システム制御部11は、例えば、「既に、一度、アプリケーションのダウンロードが行われています。」等の文字列を記述したHTMLデータを生成し、当該HTMLデータをインターネットINETへと送信する。なお、この際、システム制御部11が移動機MSに配信する移動機アプリケーションに対してパスワードを保有させることは、上述した実施形態と同様である。
【0119】
かかる処理が行われる結果、参加を申し込んだユーザに対して参加権を与えるか否かを決定することなく、参加申込サーバPSから移動機MSへと移動機アプリケーションD6が配信される(ステップS8)。
【0120】
一方、参加申込サーバPSから配信された移動機アプリケーションD6を受信すると、移動機MSの制御部は、上述したメモリのダウンロードアプリケーション格納領域に当該移動機アプリケーションD6を格納する。この状態において、移動機MSのユーザが、移動機MSの指示入力部に対して、移動機アプリケーションD6を実行する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSの制御部は、移動機アプリケーションD6に従って、パスワードを入力させるための画像を液晶表示部に表示させる。
【0121】
この状態において、ユーザが自信の設定したパスワードを入力すると、移動機MSの制御部は、移動機アプリケーションD6の保有するパスワードと、ユーザが入力したパスワードが一致するか否かを判定する。そして、この判定の結果、両パスワードが一致しない場合、移動機MSの制御部は、液晶表示部に、例えば、「パスワードが間違っています。」等の文字列を表示させる。
【0122】
これに対して、両パスワードが一致した場合、移動機MSの制御部は、上述したメモリに記憶されている移動機IDを読み出す。そして、当該移動機IDを付加したGET要求を移動パケット通信網MPNへと送信する。
【0123】
このようにして、移動機MSから送信されてきたGET要求を受信すると、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、当該GET要求に付加されてきた移動機IDを抽出し、上述した絞込処理を実行する。すなわち、システム制御部11は、上述した絞込方法a、b等に従って、当該移動機MSのユーザに参加権を与えるか否かを決定する。そして、番組コード「#0001」に対応した申込者管理DB15-kにおいて、RAMに格納されている移動機ID「MS1」と対応付けられたフィールドに当否フラグFを格納する。この際、申込者管理DB15-kに格納される当否フラグFは、当該ユーザに対して参加権が与えられている場合、”0”となり、当該ユーザに対して参加権の与えられていない場合、”1”となる。
【0124】
かかる絞込処理の結果、申込者管理DB15-kに当否フラグFが格納された状態となると、システム制御部11は、その格納した当否フラグFを読み出して、インターネットINETへと送出する。
【0125】
一方、この当否フラグFを受信すると、移動機MSにおいては、当該当否フラグFに基づいて発生するイベントの結果が変化する。すなわち、その受信した当否フラグFが”1”である場合(すなわち、参加権が与えられていない場合)、移動機MSの液晶表示部に表示されている画像が、上述した図11の画像(a)から画像(b)のように遷移する。これに対して、当該当否フラグFが”0”の場合には(すなわち、参加権が与えられている場合)、移動機MSの液晶表示部に表示されている画像が、上述した図11の画像(a)から画像(c)のように遷移するのである。
【0126】
次に、図11の画像(c)が表示されている状態において、移動機MSのユーザが指示入力部に対して「ジャンプ」ボタンを選択する旨の入力を行うと、移動機MSの制御部は、移動パケット通信網MPNに対して、自装置の移動機IDを付加したGET要求D7を送信する(ステップS9)。この結果、通信システムにおいて、図6ステップS10〜ステップS14の処理が実行されるのである。
【0127】
このように、本変形例にかかる通信システムにおいては、移動機MSのユーザに対して移動機アプリケーションを配信した後に、参加権を与えるか否かを決定する構成となっている。このため、移動機アプリケーションとして、「当たりアプリケーション」と「はずれアプリケーション」の2つを準備する必要がなくなり、移動機アプリケーションの開発に必要となるコストの削減を図ることが可能となる。
【0128】
[2]第2実施形態
本実施形態にかかる、通信システムは、上述した図1と同様の構成により実現されるものである。従って、特に説明しない限り図1に示す各設備は、上述した第1実施形態と同様の機能を実現するものである。
【0129】
ここで、上述した第1実施形態にかかる通信システムは、上述した絞込方法a、b等に従い、参加申込サーバPS側において、参加者の絞込を行う構成を採っていた。これに対して、本実施形態にかかる通信システムは、参加申込サーバPS側において参加者の絞り込みを行うことなく、各ユーザに対して参加権を与えるかどうかを決定するものである。
【0130】
以下、かかる機能を実現する本実施形態にかかる通信システムの構成中、上述した第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
まず、本実施形態において、参加申込サーバPSが保有している移動機アプリケーションは、上述した第1実施形態と同様に、移動機MSにおいて実行された場合に、ユーザ認証を行う機能を移動機MSに提供する機能を有し、当該移動機MSにおいてスロットゲーム等のイベントを発生させる。なお、この移動機アプリケーションが実行された際に、移動機MSにおいて発生するイベントの内容については、第1実施形態と同様に任意であるが、本実施形態においても説明を具体的なものとするため、スロットゲームであるものとして説明を行う。
【0131】
この移動機アプリケーションは、上述した第1実施形態にかかる移動機アプリケーションと同様に、番組毎に設けられており、参加申込ページにおいて番組への参加を申し込むと、当該番組に対応した移動機アプリケーションが参加申込サーバPSにより移動機MSへと配信される。また、この移動機アプリケーションは、「当たり」が発生する確率を定めるパラメータ(以下、「当たり発生パラメータ」という)を有しており、移動機MSにおいて実行された際に、一定の確率で「当たり」(例えば、「777」)が発生するようにプログラミングされている。このため、番組への参加を申し込んだユーザの移動機MSに対して、この移動機アプリケーションを配信することにより、参加者の絞り込みが出来るようになっている。
【0132】
次に、本実施形態にかかる通信システムにおいて移動機MSのユーザ(すなわち、視聴者)が放送局TSにおいて放送されている番組に参加する際の動作について、図13を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、説明をより具体的なものとするため、参加を申し込むユーザの移動機MSの移動機IDを「MS1」とし、時刻管理テーブルTBL1の記憶内容は図3と同一であるものとして説明を行う。
【0133】
まず、番組コード「#0001」に対応した番組に参加したいと考えたユーザが移動機MSの指示入力部(図示は省略)に対して、WWWブラウザを実行する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSの制御部(図示は省略)は、上述したメモリからWWWブラウザを読み出し、移動パケット通信網MPNの上述したパケット加入者処理装置に対してパケット登録を行う。
【0134】
その後、本実施形態にかかる通信システムにおいては、図13ステップSc1〜ステップSc6において、上述した図6のステップS1〜S6と同様の処理が実行される。なお、図13ステップSc4においては、図6ステップS4と同様に上述した図8と同様の処理が実行される。
【0135】
このようにして、移動機MSからGET要求Da5が送信されてくると参加申込サーバPSのシステム制御部11は、ステップSc7において、図14に示すような処理を実行する。
【0136】
この処理において、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、まず、受信したGET要求Da5に付加されている移動機ID「MS1」を抽出して(図14ステップSd1)、RAMに格納する。次に、システム制御部11は、GET要求Da5に含まれているダウンロードURLを抽出し、当該URLに基づいて番組コード「#0001」を特定する(図14ステップSd2)。そして、システム制御部11は、当該番組コード「#0001」に対応した申込者管理DB15-kにおいて当該移動機ID「MS1」と対応付けられている申込パラメータPを読み出し、当該申込パラメータPの値が「0」か否かを判定する(図14ステップSd3)。
【0137】
そして、この判定の結果、「No」と判定した場合、システム制御部11は、例えば、「既に、一度、アプリケーションのダウンロードが行われています。」等の文字列を記述したHTMLデータを生成し、当該HTMLデータをインターネットINETへと送信して(図14ステップSd5)、処理を終了する。この結果、移動機MSにおいては、当該HTMLデータに基づいて、当該ユーザにより既にダウンロードが行われている旨の画像が表示される。
【0138】
これに対して、ステップSd3において「Yes」と判定すると、システム制御部11は、番組コード「#0001」に対応した移動機アプリケーションDa6をインターネットINETへと送出する(図14ステップSd4及びステップSc8)。なお、この際、参加申込サーバPSのシステム制御部11が移動機MSに配信する移動機アプリケーションDa6に対してパスワードを保有させることは、上述した第1実施形態と同様である。
【0139】
このようにして、参加申込サーバPSから送信された、番組コード「#0001」に対応した移動機アプリケーションDa6は、ゲートウェイサーバGWSにより移動パケット通信網MPNへと転送されて、移動機MSによって受信される。
【0140】
次に、移動機の制御部(図示は省略)は、受信した移動機アプリケーションDa6を上述したメモリのダウンロードアプリケーション格納領域に格納する。この状態において、移動機MSのユーザが、移動機MSの指示入力部に対して、移動機アプリケーションDa6を実行する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSの制御部は、メモリに格納されている移動機アプリケーションDa6を実行し、当該移動機アプリケーションDa6に従って、パスワードを入力させるための画像を液晶表示部に表示させる。
【0141】
この状態において、ユーザが自信の設定したパスワードを入力すると、移動機MSの制御部は、移動機アプリケーションDa6の保有するパスワードと、ユーザが入力したパスワードが一致するか否かを判定する。そして、この判定の結果、両パスワードが一致しない場合、移動機MSの制御部は、液晶表示部に、例えば、「パスワードが間違っています。」等の文字列を表示させる。
【0142】
これに対して、両パスワードが一致した場合、移動機MSの制御部は、イベントを発生させるための処理を実行する。この結果、移動機MSの液晶表示部(図示は省略)には、図11の画像(a)に示すような画像が表示される。
【0143】
この状態において、ユーザが移動機MSの指示入力部(図示は省略)に対して、「スタート」ボタンを選択する旨の入力操作を行うと、液晶表示部に表示されているスロットが回転する。そして、ユーザが指示入力部に対してスロットを停止する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、実行中の移動機アプリケーションDa6が有する当たり発生パラメータに従って、「当たり」を発生させるか否かを判定する。この判定の結果、「はずれ」を発生させるものと判定すると、移動機MSの制御部は、液晶表示部に図11の画像(b)を表示させる。
【0144】
これに対して、「当たり」を発生させるものと判定すると、移動機MSの制御部は、液晶表示部に図11の画像(c)を表示させる。ここで、移動機MSの液晶表示部に表示される「ジャンプ」ボタンには、番組コード「#0001」をCGIパラメータとして有するURLが対応付けられている。このため、この状態において、移動機MSのユーザが移動機MSの指示入力部に対して、「ジャンプ」ボタンを選択する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、「ジャンプ」ボタンに対応付けられているURLを含むGET要求Da7を移動パケット通信網MPNへと送信する(ステップSc9)。この際、移動機MSの制御部は、当該GET要求Da7に対して、自装置の移動機ID「MS1」を付加して送信する。
【0145】
このようにして、移動機MSから送信されたGET要求Da7が参加申込サーバPSの通信部12により受信されると、システム制御部11は、当該GET要求Da7に付加されてきた移動機ID「MS1」を抽出してRAMに格納すると共に、GET要求Da7に含まれているURLに基づいて番組コード「#0001」を特定する。そして、システム制御部11は、番組コード「#0001」に対応した申込者管理DB15-kにおいて、移動機ID「MS1」と対応付けられているフィールドに、当否フラグFとして”0”を格納すると共に、当該移動機IDと対応付けられている申込パラメータPを「1」に変更する。
【0146】
かかる一連の処理が終了すると、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、当該移動機IDと対応付けて格納されているメールアドレス「○○@△△.ne.jp」を申込者管理DB15-kから読み出し、当該メールアドレス「○○@△△.ne.jp」を宛先とする電子メールDa8を生成して、送信する(ステップSc10)。この際、当該電子メールDa8には、番組参加ページに対応したURLが、システム制御部11によって記述される。
【0147】
一方、参加申込サーバPSによって送信された電子メールDa8は、ゲートウェイサーバGWSにより受信されて、移動機MSへと配信され、移動機MSの制御部により、上述したメモリのメール格納領域に格納される。移動機MSのユーザは、この状態において、自身が参加を申し込んだ番組の放送開始時刻になるまで、待つことが必要となる。
【0148】
その後、当該番組の受付時間帯情報に対応した受付終了時刻になると、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、当該番組に対応した申込者管理DB15-kに格納されている全ての申込パラメータPを「2」に変更して、参加申込を終了する。そして、システム制御部11は、当該番組に対応した申込者管理DB15-kに格納されている、全ての個人情報を放送局I/F部13を介して、放送局TSへと送信する。
【0149】
一方、当該番組の放送開始時刻が近づき、参加権を手にしたユーザが移動機MSの指示入力部に対して、電子メールDa8を表示する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、メール格納領域に格納されている電子メールD8を読み出して、当該電子メールを液晶表示部へと表示させる。
【0150】
この結果、移動機MSの液晶表示部には、例えば、「「ジャンプ」ボタンを選択すれば参加画面にジャンプできます。」等の文字列と共に、「ジャンプ」ボタンが表示される。ここで、この「ジャンプ」ボタンには、上述した番組参加ページのHTMLデータに対応したURLが指定されている。従って、この「ジャンプ」ボタンを選択すると、ユーザが参加を申し込んだ番組に対応する番組参加ページのHTMLデータを取得することが可能となる。
【0151】
この状態において、ユーザが、移動機MSの指示入力部に対して、「ジャンプ」ボタンを選択する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、番組コード「#0001」に対応した番組の参加申込ページに対応したURLを含むGET要求Da9を送信する(ステップSc11)。この結果、通信システムにおいては、図13ステップSc12及びステップSc14において上述した、図6に示すステップS12及びステップS14と同様の処理が実行される。
【0152】
このように、本実施形態においては、一定の確率で「当たり」が発生する移動機アプリケーションを移動機へと配信し、移動機側において参加権を与えるか否かを絞り込む構成としている。このため、参加申込サーバPS側において参加者の絞り込みを行うことなく、移動機側において参加者の絞り込みを行うことが可能となり、もって、参加申込サーバにかかる処理負担を軽減することが可能となる。
【0153】
[3]第3実施形態
本実施形態にかかる通信システムは、上述した図1と同様の構成により実現されるものである。従って、特に説明しない限り図1に示す各設備は、上述した第1実施形態と同様の機能を実現するものである。
【0154】
ここで、上述した第1実施形態及び第2実施形態にかかる通信システムは、番組への参加を申し込んだユーザの努力とは、無関係に参加権が与えられるか否かが決定されるものであった。これに対して、本実施形態にかかる通信システムは、ユーザの努力によって、参加権を勝ち取ることを可能とするものである。
【0155】
かかる機能を実現するため、本実施形態にかかる参加申込サーバPSは、例えば、シューティングゲームのようなイベントを移動機MSにおいて発生させる移動機アプリケーションを配信する。この移動機アプリケーションは、移動機MSにおいて実行された場合に、参加者にゲームを行わせ、当該ゲームにおいてユーザが取得した得点数を参加申込サーバPSへと送信する機能を有している。
【0156】
そして、参加申込サーバPSは、移動機MSから送信されてきた得点数を集計して、各ユーザに番組への参加権を与えるか否かを決定する。具体的には、参加申込サーバPSは、移動機MSから送信されてきたゲームの得点数中において上位所定数に入っているユーザに対して参加権を与えるのである。なお、本実施形態においても、移動機アプリケーションは、ユーザ認証を行う機能を移動機MSに与える。
【0157】
かかる機能を実現するため、本実施形態にかかる参加申込サーバPSの申込者管理DB15-kは、その記憶内容が、図15に示すように変更されている。同図に示すように本実施形態にかかる申込者管理DB15-kには、上述した図4に示す各情報を格納するためのフィールドに加えて、当該移動機IDに対応した移動機MSから送信されてきた得点数を格納するためのフィールドが設けられている。
【0158】
次に、本実施形態にかかる通信システムにおいて移動機MSのユーザ(すなわち、視聴者)が放送局TSにおいて放送されている番組に参加する際の動作について、図16を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、説明をより具体的なものとするため、参加を申し込むユーザの移動機MSの移動機IDを「MS1」とし、時刻管理テーブルTBL1の記憶内容は図3と同一であるものとして説明を行う。
【0159】
まず、番組コード「#0001」に対応した番組に参加したいと考えたユーザが移動機MSの指示入力部(図示は省略)に対して、WWWブラウザを実行する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSの制御部(図示は省略)は、上述したメモリからWWWブラウザを読み出し、移動パケット通信網MPNの上述したパケット加入者処理装置に対してパケット登録を行う。
【0160】
その後、本実施形態にかかる通信システムにおいては、図16ステップSe1〜ステップSe8において、上述した図13のステップSc1〜Sc8と同様の処理が実行され、移動機MSに移動機アプリケーションDb6が配信される。なお、図16ステップSe4においては、上述した図8と同様の処理が実行され、図16ステップSe7においては、上述した図14と同様の処理が実行される。
【0161】
かかる一連の処理が実行された結果、番組コード「#0001」に対応した移動機アプリケーションDb6が配信されると、移動機MSの図示せぬ制御部は、当該移動機アプリケーションDb6を上述したメモリのダウンロードアプリケーション格納領域に格納する。この状態において、移動機MSのユーザが、移動機MSの指示入力部に対して、移動機アプリケーションDb6を実行する旨の入力操作を行う。すると、移動機MSの制御部は、メモリに格納されている移動機アプリケーションDb6を実行し、当該移動機アプリケーションDb6に従って、パスワードを入力させるための画像を液晶表示部に表示させる。
【0162】
この状態において、ユーザが自信の設定したパスワードを入力すると、移動機MSの制御部は、移動機アプリケーションDb6の保有するパスワードと、ユーザが入力したパスワードが一致するか否かを判定する。そして、この判定の結果、両パスワードが一致しない場合、移動機MSの制御部は、液晶表示部に、例えば、「パスワードが間違っています。」等の文字列を表示させる。
【0163】
これに対して、両パスワードが一致した場合、移動機MSの制御部は、イベントを発生させるための処理を実行する。この結果、移動機MSの液晶表示部には、シューティングゲーム等を実行するための画像が表示される。
【0164】
ユーザは、この状態において、移動機MSの指示入力部(図示は省略)を操作することにより、ゲーム(例えば、シューティングゲーム)を行うことが必要となる。そして、ゲームが終了すると、移動機MSの液晶表示部には、「送信」なるボタンが表示される。
【0165】
ここで、移動機MSの液晶表示部に表示される「送信」ボタンには、番組コード「#0001」をCGIパラメータとして有するURLが対応付けられている。このため、この状態において、移動機MSのユーザが移動機MSの指示入力部に対して、「送信」ボタンを選択する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、「送信」ボタンに対応付けられているURLを含むGET要求Db7を移動パケット通信網MPNへと送信する(ステップSe9)。この際、移動機MSの制御部は、当該GET要求Db7に対して、自装置に対応した移動機ID「MS1」とユーザがゲームを行うことにより取得した得点数を付加する。
【0166】
一方、移動機MSから送信されたGET要求Db7が参加申込サーバPSの通信部12により受信されると、システム制御部11は、当該GET要求Db7に付加されている移動機IDと、得点数を抽出して、RAMに格納する。そして、システム制御部11は、GET要求Db7に含まれているURLに対応した番組コード「#0001」の申込者管理DB15-kにおいて、移動機ID「MS1」と対応付けられているフィールドに対してRAMに格納されている得点数を格納するのである。
【0167】
以上の処理が終了し、放送時刻管理テーブルTBL1において当該番組に対応した番組コード「#0001」と対応付けられている受付時間帯情報の受付終了時刻「2001年5月20日AM9:00」になると、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、図17に示すような、番組参加者の絞り込み処理を実行する(ステップSe10)。この処理において、システム制御部11は、まず、番組コード「#0001」に対応した申込者管理DB15-kに格納されている全ての得点数を読み出し(図17ステップSf1)、その読み出した得点数中において上位所定数(すなわち、参加者数)を抽出する(図17ステップSf2)。
【0168】
次に、システム制御部11は、申込者管理DB15-kにおいて、ステップSf2において抽出した当該得点数と対応付けられたフィールドに当否フラグFとして”0”を格納する(図17ステップSf3)。この際、システム制御部11は、当該得点数と対応付けられているフィールド以外のフィールドに対しては、当否フラグFとして”1”を格納する(図17ステップSf3)。
【0169】
このようにして、申込者管理DB15-kに当否フラグFが格納された状態となると、システム制御部11は、申込者管理DB15-kを検索し、当否フラグF=”0”となっているフィールドと対応付けて格納されているメールアドレス(例えば、「○○@△△.ne.jp」)を読み出し(図17ステップSf4)、この読み出したメールアドレスを宛先とする電子メールDb8を生成して(図17ステップSf5)、送信する(図17ステップSf6及びステップSe11)。この際、システム制御部11は、当該電子メールDb8に対して、番組コード「#0001」に対応した番組の番組参加ページのURLを記述する。
【0170】
一方、参加申込サーバPSによって送信された電子メールDb8は、ゲートウェイサーバGWSにより受信されて、移動機MSへと配信され、移動機MSの制御部により、上述したメモリのメール格納領域に格納される。移動機MSのユーザは、この状態において、自身が参加を申し込んだ番組の放送開始時刻になるまで、待つことが必要となる。
【0171】
その後、当該番組の受付時間帯情報に対応した受付終了時刻になると、参加申込サーバPSのシステム制御部11は、当該番組に対応した申込者管理DB15-kに格納されている全ての申込パラメータPを「2」に変更すると共に、全ての得点数をクリアして、参加申込を終了する。そして、システム制御部11は、当該番組に対応した申込者管理DB15-kに格納されている、全ての個人情報を放送局I/F部13を介して、放送局TSへと送信する。
【0172】
一方、当該番組の放送開始時刻が近づき、参加権を手にしたユーザが移動機MSの指示入力部に対して、電子メールDa8を表示する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、メール格納領域に格納されている電子メールD8を読み出して、当該電子メールを液晶表示部へと表示させる。この結果、移動機MSの液晶表示部には、例えば、「「ジャンプ」ボタンを選択すれば参加画面にジャンプできます。」等の文字列と共に、「ジャンプ」ボタンが表示される。
【0173】
この状態において、ユーザが、移動機MSの指示入力部に対して、「ジャンプ」ボタンを選択する旨の入力操作を行うと、移動機MSの制御部は、参加申込ページに対応したURLを含むGET要求Db9を送信する(ステップSe12)。この結果、通信システムにおいては、図16ステップSe13〜ステップSc15において上述した、図13に示すステップSc12〜ステップSc14と同様の処理が実行される。
【0174】
このように、本実施形態においては、ユーザがゲームを行った結果の得点数に基づいて、各ユーザに番組への参加権を与えるか否かを決定する構成を採っている。このため、ユーザは、自身が努力することにより番組への参加権を取得することが出来るようになり、もって、各視聴者に平等に番組への参加機会を与えることが可能となる。
【0175】
なお、本実施形態においては、移動機アプリケーションを実行することにより、移動機MSにおいて発生するイベントとして、シューティングゲーム等のゲームを例示しているが、当然他のイベントが発生するようにしても良い。例えば、移動機MSの指示入力部に設けられたボタンの「早押し」によって番組への参加者を決定する構成としても良い。この場合、移動機MSにおいて移動機アプリケーションが実行された状態で、ユーザが、所定時間内に指示入力部のボタンを押下し、その押下された回数を移動機MSの制御部がカウントして、カウント数を得点数として参加申込サーバPSへと送信すれば良い。
【0176】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、番組への参加申込の際におけるエンターテイメント性を実現すると共に、ユーザの番組への参加意欲をかき立てることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態にかかる通信システムの構成を示す図である。
【図2】 同実施形態にかかる参加申込サーバTSの構成を示す図である。
【図3】 同実施形態にかかる放送時刻管理テーブルTBL1の記憶内容を示す図である。
【図4】 同実施形態にかかる申込者管理DB15-kの記憶内容を示す図である。
【図5】 同実施形態にかかる送信情報DB16-kの記憶内容の一例を示す図である。
【図6】 同実施形態にかかる通信システムにおいて行われるデータの授受を示す図である。
【図7】 同実施形態にかかる移動機MSの液晶表示部に表示される画像の一例を示す図である。
【図8】 同実施形態にかかる参加申込サーバPSのシステム制御部11において行われる処理を示すフローチャートである。
【図9】 同実施形態にかかる移動機MSの液晶表示部に表示される画像の一例を示す図である。
【図10】 同実施形態にかかる参加申込サーバPSのシステム制御部11において行われる処理を示すフローチャートである。
【図11】 同実施形態にかかる移動機MSの液晶表示部に表示される画像の遷移の一例を示す図である。
【図12】 同実施形態において、ユーザが参加を申し込んだ番組がクイズ番組である場合に、番組参加ページに対応した画像として、移動機MSの液晶表示部に表示される画像の一例を示す図である。
【図13】 第2実施形態にかかる通信システムにおいて行われるデータの授受を示す図である。
【図14】 同実施形態にかかる参加申込サーバPSのシステム制御部11において行われる処理を示すフローチャートである。
【図15】 第3実施形態にかかる申込者管理DB15-kの記憶内容を示す図である。
【図16】 同実施形態にかかる通信システムにおいて行われるデータの授受を示す図である。
【図17】 同実施形態にかかる参加申込サーバPSのシステム制御部11において行われる処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
TS・・・放送局、 PS・・・参加申込サーバ、 11・・・システム制御部、 12・・・通信部、 13・・・放送局I/F部、 14・・・テーブル記憶部、 15-1、15-2、…、15-k・・・申込者管理DB、 16-1、16-2、…、16-k・・・送信情報DB、 GWS・・・ゲートウェイサーバ、MPN・・・移動パケット通信網、 BS・・・基地局、 INET・・・インターネット、 MS・・・移動機、 STB・・・セットトップボックス、 TBL1・・・放送時刻管理テーブル、 F・・・当否フラグ、 P・・・申込パラメータ。

Claims (6)

  1. 通信端末のユーザが参加可能な番組に対する、前記ユーザの参加を制限する番組参加制限方法であって、
    前記番組への参加の要求を受け付けるサーバへと、前記通信端末が前記ユーザの参加要求を送信する参加要求送信過程と、
    前記サーバが、前記参加要求を受信し、前記番組への前記ユーザの参加の許可/不許可を決定する絞込過程と、
    前記サーバが、前記絞込過程において前記番組への前記ユーザの参加を許可することを決定した場合には第1のアプリケーションを前記通信端末に送信する一方、前記絞込過程において前記番組への前記ユーザの参加を許可しないことを決定した場合には第2のアプリケーションを前記通信端末に送信するアプリケーション送信過程と、
    前記通信端末が、前記第1または第2のアプリケーションを受信し、その受信したアプリケーションを実行するアプリケーション実行過程と
    を有し、
    前記第1のアプリケーションは、前記アプリケーション実行過程において前記通信端末により実行される結果、第1のイベントを発生させ、かつ、前記番組に参加するために必須の情報である電子アドレス情報を提供するアプリケーションであり、
    前記第2のアプリケーションは、前記アプリケーション実行過程において前記通信端末により実行される結果、第2のイベントを発生させ、かつ、前記電子アドレス情報を提供しないアプリケーションである
    ことを特徴とする番組参加制限方法。
  2. 前記サーバが、前記通信端末から前記参加要求を受信した時刻が、前記参加要求により参加を要求されている前記番組に対する参加要求の受付時刻を過ぎているか否かを判定する受付可否判定過程をさらに有し、
    前記絞込過程において前記サーバは、前記受付可否判定過程の結果、前記参加要求を受信した時刻が前記番組に対する参加要求の受付時刻を過ぎている場合には、前記番組への前記ユーザの参加の許可/不許可の決定を行わない
    ことを特徴とする請求項1に記載の番組参加制限方法。
  3. 前記サーバは、当該サーバに対して前記番組への参加の要求を送信してきた移動端末を記憶する記憶手段を有し、
    前記サーバが、前記参加要求を送信した前記移動端末が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する受付有無判定過程と、
    前記サーバが、前記受付有無判定過程の結果、前記移動端末が前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記記憶手段に前記移動端末を記憶する受付記憶過程と
    をさらに有し、
    前記絞込過程において前記サーバは、前記受付有無判定過程の結果、前記移動端末が前記記憶手段に記憶されていた場合には、前記番組への前記ユーザの参加の許可/不許可の決定を行わない
    ことを特徴とする請求項1に記載の番組参加制限方法。
  4. 通信端末のユーザが参加可能な番組に対する、前記ユーザの参加を制限するサーバであって、
    第1のアプリケーションと第2のアプリケーションを記憶した第1の記憶手段と、
    前記通信端末により送信された参加要求を受信し、前記番組への前記ユーザの参加の許可/不許可を決定する絞込手段と、
    前記絞込手段における決定内容が前記番組への前記ユーザの参加を許可する旨の決定内容であった場合には前記第1のアプリケーションを前記通信端末に送信する一方、前記番組への前記ユーザの参加が不許可である旨の決定内容である場合には前記第2のアプリケーションを前記通信端末に送信するアプリケーション送信手段と
    を有し、
    前記第1のアプリケーションは、前記通信端末により実行される結果、第1のイベント を発生させ、かつ、前記番組に参加するために必須の情報である電子アドレス情報を提供するアプリケーションであり、
    前記第2のアプリケーションは、前記通信端末により実行される結果、第2のイベントを発生させ、かつ、前記電子アドレス情報を提供しないアプリケーションである
    ことを特徴とするサーバ。
  5. 前記通信端末から前記参加要求を受信した時刻が、前記参加要求により参加を要求されている前記番組に対する参加要求の受付時刻を過ぎているか否かを判定する受付可否判定手段をさらに有し、
    前記絞込手段は、前記受付可否判定手段による判定の結果、前記参加要求を受信した時刻が前記番組に対する参加要求の受付時刻を過ぎている場合には、前記番組への前記ユーザの参加の許可/不許可の決定を行わない
    ことを特徴とする請求項4に記載のサーバ。
  6. 前記サーバに対して前記番組への参加の要求を送信してきた移動端末を記憶する第2の記憶手段と、
    前記参加要求を送信した前記移動端末が前記第2の記憶手段に記憶されているか否かを判定する受付有無判定手段と、
    前記受付有無判定手段による判定の結果、前記移動端末が前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記第2の記憶手段に前記移動端末を記憶する受付記憶手段と
    をさらに有し、
    前記絞込手段は、前記受付有無判定手段による判定の結果、前記移動端末が前記記憶手段に記憶されていた場合には、前記番組への前記ユーザの参加の許可/不許可の決定を行わない
    ことを特徴とする請求項4に記載のサーバ。
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