JP4091169B2 - 自動改札装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、鉄道などの交通機関の駅に設置され、通行者が提示する乗車券からそれに記録されている改札情報を読取って改札処理を自動的に行なう自動改札装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、たとえば、鉄道などの交通機関の駅には、改札処理を自動的に行なう自動改札装置が設置されている。このような自動改札装置には、通行者の通行を阻止する通行阻止手段としてフラップ形のドアが設けられていて、このドアの開閉により通行者の通行が許可されたり、阻止されたりするようになっている。ドアの開閉は、通行者の投入した乗車券に記録されている改札情報の読取結果、または、通行者を検知する検知器の検知状況に応じて素早く行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなドアの素早い開閉動作により、乗車券の投入忘れや種類の違う乗車券の投入など、誤った改札処理を行なった通行者がドアに衝突することがある。
【0004】
ドアの開閉は固定された動作であるため、平均的な利用客にドアが当たった場合には問題がなくても、たとえば、妊婦や子供、老人や怪我人などにドアが当たった場合には、身体に悪影響を及ぼす可能性があった。
【0005】
そこで、本発明は、通行者の身体に悪影響を及ぼすことなく、通行不可と判定された通行者の通行を確実に阻止することができる自動改札装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動改札装置は、改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、この判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に、前記通路の近傍から前記通路内に導出され、前記通行者の通行を阻止する通行阻止手段(20)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記通行阻止手段に接触するのを予測する接触予測手段(202)と、この接触予測手段により前記通行者が前記通行阻止手段に接触するのを予測した場合に、前記通行阻止手段を前記通行者に非接触状態で停止させる制御手段(100)とを具備している。
【0007】
また、本発明の自動改札装置は、改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止するドア(20)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知する検知手段(202)と、この検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知すると、その検知した位置で前記ドアの閉動作を停止させるドア制御手段(100,126)とを具備している。
【0008】
また、本発明の自動改札装置は、改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止するドア(20)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知する第1の検知手段(202)と、この第1の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知すると、その検知した位置で前記ドアの閉動作を停止させる第1のドア制御手段(100,126)と、前記第1の検知手段が前記通行者を検知しなくなると、前記停止状態にあるドアの閉動作を再開させる第2のドア制御手段(100,126)と、前記第1の検知手段により検知された前記通行者が前記通路内から退去したことを検知する第2の検知手段(24)と、この第2の検知手段により前記通行者が前記通路内から退去したことを検知すると、前記ドアを開動作させて開状態に制御する第3のドア制御手段(100,126)とを具備している。
【0011】
また、本発明の自動改札装置は、改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止するドア(20)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアに接触したことを検知する第1の検知手段(208)と、この第1の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアに接触したことを検知すると、前記ドアの閉動作を停止させる第1のドア制御手段(100,126)と、前記第1の検知手段が前記通行者を検知しなくなると、前記停止状態にあるドアの閉動作を再開させる第2のドア制御手段(100,126)と、前記第1の検知手段により検知された前記通行者が前記通路内から退去したことを検知する第2の検知手段(24)と、この第2の検知手段により前記通行者が前記通路内から退去したことを検知すると、前記ドアを開動作させて開状態に制御する第3のドア制御手段(100,126)とを具備している。
【0014】
また、本発明の自動改札装置は、改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止する、硬度を変更する手段を備えたドア(20)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアに接触したことを検知する第1の検知手段(208)と、この第1の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアに接触したことを検知すると、前記ドアの閉動作を停止させるとともに前記ドアの硬度を所定値まで下げる第1のドア制御手段(100,126)と、前記第1の検知手段が前記通行者を検知しなくなると、前記停止状態にあるドアの閉動作を再開させる第2のドア制御手段(100,126)と、前記第1の検知手段により検知された前記通行者が前記通路内から退去したことを検知する第2の検知手段(24)と、この第2の検知手段により前記通行者が前記通路内から退去したことを検知すると、前記ドアを開動作させて開状態に制御するとともに前記ドアの硬度を元に戻す制御を行なう第3のドア制御手段(100,126)とを具備している。
【0015】
また、本発明の自動改札装置は、改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、この判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に、前記通路の近傍から前記通路内に導出され、前記通行者の通行を阻止する、硬度を変更する手段を備えた通行阻止手段(20)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記通行阻止手段に接触するのを予測する接触予測手段(202)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記通行阻止手段に接触したことを検知する接触検知手段(208)と、前記接触予測手段により前記通行者が前記通行阻止手段に接触するのを予測した場合、あるいは、前記接触検知手段により前記通行者が前記通行阻止手段に接触したことを検知した場合に、前記通行阻止手段を停止させるとともに前記通行阻止手段の硬度を所定値まで下げる制御手段(100)とを具備している。
【0016】
また、本発明の自動改札装置は、改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止する、硬度を変更する手段を備えたドア(20)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知する第1の検知手段(202)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアに接触したことを検知する第2の検知手段208と、前記第1の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知すると、あるいは、前記第2の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアに接触したことを検知すると、前記ドアの閉動作を停止させるとともに前記ドアの硬度を所定値まで下げるドア制御手段(100,126)とを具備している。
【0017】
さらに、本発明の自動改札装置は、改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止する、硬度を変更する手段を備えたドア(20)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知する第1の検知手段(202)と、前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアに接触したことを検知する第2の検知手段208と、前記第1の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知すると、あるいは、前記第2の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアに接触したことを検知すると、前記ドアの閉動作を停止させるとともに前記ドアの硬度を所定値まで下げる第1のドア制御手段(100,126)と、前記第1あるいは第2の検知手段が前記通行者を検知しなくなると、前記停止状態にあるドアの閉動作を再開させる第2のドア制御手段(100,126)と、前記第1あるいは第2の検知手段により検知された前記通行者が前記通路内から退去したことを検知する第3の検知手段(24)と、この第3の検知手段により前記通行者が前記通路内から退去したことを検知すると、前記ドアを開動作させて開状態に制御するとともに前記ドアの硬度を元に戻す制御を行なう第3のドア制御手段(100,126)とを具備している。
【0018】
本発明によれば、通行不可の判定によるドアの閉動作時、通行者のドアへの接触を予測するか、通行者のドアへの接触を検知し、ドアを通行者に非接触状態で停止させるか、ドアの硬度を下げることにより、ドアが通行者の身体に当たった場合の衝撃力を緩和し、通行者の身体を保護することができる。これにより、通行者の身体に悪影響を及ぼすことなく、通行不可と判定された通行者の通行を確実に阻止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る自動改札装置の外観構成を概略的に示すものである。自動改札装置1は、通常、2台1組として駅の改札口などに設置され、両者の間に通行者が通行する改札用の通路が形成される。
【0020】
自動改札装置本体10の上面の一端部には、駅構内への入場時または駅構外への出場時に記録媒体としての乗車券が投入される投入口12が設けられ、他端部には、投入口12から受入れた乗車券を排出する取出口14が設けられている。なお、乗車券には、たとえば、普通乗車券、定期乗車券、特急乗車券、回数乗車券、ストアードフェアカードなどの種類があり、このような乗車券には所定の情報、たとえば、有効期限情報および乗車可能区間情報などの改札情報が所定の形式で磁気記録されている。
【0021】
投入口12の近傍には、乗車券の投入を阻止するためのシャッタ(図示しない)が設けられている。このシャッタは、乗車券が投入されてから所定時間後に他の乗車券投入を所定期間禁止する。このシャッタの働きにより、他人の乗車券が連続して投入されるのを防ぐ。
【0022】
本体10上の投入口12の前方には、通行者に対して種々の案内を表示する案内表示部16が設けられている。この案内表示部16は、たとえば、ストアードフェアカードの残額などを表示する。また、投入口12の下部には、改札用通路の案内を表示する通路案内表示部13が設けられている。この通路案内表示部13により、後述する通行判定処理モードが案内表示される。
【0023】
本体10上の取出口14の前方には、通行者に対して種々の案内を表示する案内表示部18が設けられている。
本体10の通路側の側面の両端部には、閉じることにより通行者の通行を阻止する通行阻止手段としてのドア20が開閉可能に設けられており、通行可否の判定結果に基づき、このドア20が開閉制御されるようになっている。
【0024】
本体10の上部には、本体10に対する通路を区別させるための仕切となるフレーム22が設けられている。このフレーム22には、小児券の投入、無効券または異常券の投入や機器の異常などを知らせるための表示器26が設けられている。また、本体10の通路側の側面部とフレーム22には、通行者を検知する検知手段としての複数の光学的な人間検知器24,…が設けられている。人間検知器24は、通行者の通過を検知するものであり、透過形あるいは反射形などが用いられる。
【0025】
図2は、本体10の内部構成を概略的に示すものである。すなわち、投入口12と取出口14との間には、投入口12から投入された乗車券Pを取出口14(矢印a方向)に搬送するための主搬送路32が形成されている。この主搬送路32上には、主搬送路32上を搬送される乗車券Pを検知する複数のセンサ、たとえば、投入口12から投入された乗車券Pを検知する投入口センサ90、取出口14に排出された乗車券Pを検知する取出口センサ92などが設けられている。これら各センサにより乗車券Pの搬送状態を検知することができる。
【0026】
投入口12から主搬送路32への入口には、乗車券Pの投入を所定期間禁止するシャッタ28が設けられている。所定期間とは、投入された乗車券Pが取出口14から受取られるまでの期間のことである。このシャッタ28は、乗車券Pが投入された瞬間に閉じるようになっている。
【0027】
主搬送路32上には、投入口12から取出口14に沿って、図示しない整列部、読取ヘッド33および34、書込ヘッド35および36、読取ヘッド37および38、パンチ処理部42、保留部44、サーマルヘッド56および58などが順に設けられている。
【0028】
整列部では、投入口12に投入された乗車券Pの所定方向が搬送方向とされ、かつ、片側基準となるような整列が施される。
読取ヘッド33および34は、乗車券Pの磁気記録部に記録されているエンコード磁気情報を読取るものである。読取ヘッド33は、磁気記録部を下側にして搬送される乗車券Pの磁気情報を読取るものであり、逆に、読取ヘッド34は、磁気記録部を上側にして搬送される乗車券Pの磁気情報を読取るものである。
【0029】
書込ヘッド35および36は、乗車券Pの磁気記録部に対して所定のエンコード磁気情報を書込むものである。書込ヘッド35は、磁気記録部を下側にして搬送される乗車券Pに対して所定の磁気情報を書込むものであり、逆に、書込ヘッド36は、磁気記録部を上側にして搬送される乗車券Pに対して所定の磁気情報を書込むものである。
【0030】
読取ヘッド37および38は、書込ヘッド35および36により書込まれたエンコード磁気情報を確認するために、書込まれたエンコード磁気情報を読取るものである。読取ヘッド37は、磁気記録部を下側にして搬送される乗車券Pの磁気情報を読取るものであり、逆に、読取ヘッド38は、磁気記録部を上側にして搬送される乗車券Pの磁気情報を読取るものである。
【0031】
また、主搬送路32に沿って、読取ヘッド33および34、書込ヘッド35および36、読取ヘッド37および38の搬送路の反対側には、支持部材としての回転ローラ40がそれぞれ設けられている。
【0032】
パンチ処理部42は、主搬送路32によって搬送されてくる乗車券Pに対して、必要に応じて入鋏としての穿孔を開けるものである。必要に応じてとは、たとえば、改札時に投入される普通乗車券などに対してということである。保留部44は、パンチ処理部42によって乗車券Pに穿孔を開ける際に、その乗車券Pを保留するためのものである。
【0033】
サーマルヘッド56および58は、搬送される乗車券Pに所定の情報を印字記録するものである。サーマルヘッド56は、乗車券Pの上面に所定の情報を印字記録するものであり、逆に、サーマルヘッド58は、乗車券Pの下面に所定の情報を印字記録するものである。たとえば、使用履歴の印字記録が必要なストアードフェアカードが、印字記録面を下側にして投入口12から投入されると、振分ゲート59により主搬送路32から副搬送路50へ導かれ、サーマルヘッド58の方向へ搬送される。そして、サーマルヘッド58により、使用履歴のカードの裏面に印字記録される。印字記録が施されたカードは、振分ゲート62により元の主搬送路32に戻される。
【0034】
サーマルヘッド56および58と取出口14との間には、振分ゲート64が設けられている。この振分ゲート64は、受入れられた乗車券Pが排出すべきものであるときには、この乗車券Pを取出口14の方向へ振分け、受入れられた乗車券Pが回収すべきものであるときには、この乗車券Pを回収部70の方向へ振分けるようになっている。この振分ゲート64により、回収部70側へ振分けられた乗車券Pはシュータ72を介して回収部70に回収される。
【0035】
本体10には、各部を駆動するためのモータが複数設置されている。たとえば、乗車券Pを搬送する搬送路を駆動するメインモータ74、ドア20の開閉を行なうドア開閉モータ76、乗車券Pを取出口14に搬送するインダクションモータ78などが設けられている。ドア開閉モータ76には、可変速可能なサーボモータなどが利用される。
【0036】
図3は、上記のように構成された自動改札装置1の制御系の構成を概略的に示すものである。自動改札装置1は、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)100により全体が制御される。すなわち、CPU100には、CPU100の制御プログラムなどを記憶しているROM(リード・オンリ・メモリ)102、乗車券から読取った情報の記憶および制御プログラムのバッファとして情報を記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)104、入場駅からこの自動改札装置1の設置駅までの運賃情報を記憶している運賃メモリ106、読取ヘッド33および34を制御する読取回路108、書込ヘッド35および36を制御する書込回路110、読取ヘッド37および38を制御する読取回路112が接続されている。CPU100により、読取ヘッド33および34で読取られた情報を基にして通行の可否判定処理などが行なわれる。
【0037】
また、CPU100には、振分ゲート59,62,64などを制御する振分け制御回路114、サーマルヘッド56および58を制御するサーマルヘッド制御回路116、投入口センサ90および取出口センサ92などの各センサからの信号を基に乗車券の搬送状況を検知する検知回路118、乗車券を搬送するメインモータ74を制御する搬送制御回路120、複数の人間検知器24,…からの検知信号により通行者の通過を検知する通過検知回路122、ドア20を開閉駆動するドア開閉モータ76を制御するドア制御回路126が接続されている。
【0038】
さらに、CPU100には、通路案内表示部13、案内表示部16、および、案内表示部18などの各表示部を制御する表示制御回路128、表示器26を制御する表示器制御回路130、パンチ処理部42を制御するパンチ処理制御回路132、シャッタ28の駆動を制御するシャッタ制御回路134、複数の自動改札装置を一括して監視する監視盤140と接続するための監視盤インタフェース138などが接続されている。
【0039】
次に、本発明の要部であるドア20の衝撃緩和制御について説明する。
図4は、複数の自動改札装置により構成される自動改札システムを示すものである。図4に示すように、自動改札装置1は2台1組となり、両者の間に改札処理のための改札用の通路2を形成する。通常、自動改札装置1による改札処理実行時には、ドア20は図1に示すように本体10に対して平行に待機されている。このような状態のドア20を開状態と称する。ドア20が開状態のときには、通行者の通行は可能となる。また、ドア20が図4に示すように改札通路2を閉塞するような状態を閉状態と称する。ドア20が閉状態のときは、通行者の通行は不可となる。
【0040】
通行者が乗車券を投入せずに改札用の通路2を通過しようとすると、人間検知器24により通行者が検知され、ドア20が閉じて閉状態となる。通行者が投入した乗車券が無効券または異常券の場合にも、ドア20が閉じて閉状態となる。このように、通行者の通行が認められないと、ドア20が閉じて通行者の通行が阻止される。ドア20により通行が阻止されたとき、通行者がドア20に誤って衝突してしまうことがあり危険である。
【0041】
そこで、本発明では、通行者がドア20に衝突したときの衝撃を瞬時に検知するか、衝撃(接触)を予測して、ドア20の動作を停止させる制御を実施するか、あるいは、ドア20の内部に封入してある液体もしくは気体をドア外部に放出することにより、通行者への衝撃を緩和するものである。
【0042】
以下に、通行者のドア20への衝突(接触)を予測または検知する手段の例を説明する。
図5は、非接触による検知方式の例である。図5に示すように、たとえば、ドア20を回転駆動するための回転軸201の所定の部位には、通行者の接近を検知する検知手段としての直接反射形の光電スイッチ202が取着されていて、図6に示すように、ドア20の手前側にその動作領域αがくるように光電スイッチ202の動作位置lが設定されている。これにより、光電スイッチ202はドア20とともに回動し、ドア20に衝突(接触)する直前の通行者の身体を常に検知することができる。すなわち、通行者がドア20に衝突(接触)する前に、通行者のドア20への衝突(接触)を予測できるものである。
【0043】
なお、光電スイッチ202の検出距離Lは、図6に示すように、ドア20の先端位置付近になるよう感度調節することにより、相対するドア20に取着された光電スイッチ(図示しない)との干渉を防ぐようにする。
【0044】
図7は、接触による検知方式の例であり、ドア20の表面に圧力センサ208を取着することにより、通行者のドア20への衝突(接触)を瞬時に検知することができる。
【0045】
次に、ドア20の衝撃緩衝手段について説明する。一例として、ドア20の回転動作を制御する方式について説明する。通行者がドア20の手前の光電スイッチ202の動作領域lに入って検知されたとき、ドア20の回転軸201を回転駆動するドア開閉モータ76をオフすることにより、ドア20は検知された位置で停止する。このように、ドア20への衝突前に検知・停止するため、通行者に対する衝撃は発生しないか、あるいは、発生しても衝撃は緩衝される。
【0046】
その後、ドア20の停止位置から通行者が投入口12側に戻ると、光電スイッチ202の動作領域lを外れるため、ドア開閉モータ76を再びオンすることにより、ドア20は再び閉動作し、最終的に閉状態となる。
【0047】
その後、人間検知器24により、通行者が通路2内から退去したことを検知されると、ドア開閉モータ76を閉動作時とは逆方向に回転するようオンすることにより、ドア20は開動作し、通常時の開状態に復帰する。
【0048】
次に、ドア20自体の衝撃を緩和する手段について説明する。たとえば、図7に示すように、ドア20は弾性変形部材で形成されているとともに、ドア20の内部には、弾性変形部材で形成され、油が封入された油封入袋204が複数設置されている。油封入袋204には、油出し入れ用のチューブ205の一端が連結されているとともに、このチューブ205の他端は本体10内に設置された電磁弁206を介して油貯蔵部207に連結されている。また、ドア20の表面には、通行者の接触(衝突)を検知する接触検知手段としての圧力センサ208が取着されている。
【0049】
このような構成において、ドア20が閉動作する際、通行者の身体がドア20の表面に衝突すると、まず圧力センサ208が接触を検知する。圧力センサ208が接触を検知すると、電磁弁206をオンして弁を開放することにより、ドア20の内部に設置された油封入袋204に封入されている油を油貯蔵部207に戻し、ドア20の通行者への衝撃力を緩衝する。
【0050】
油封入袋204は、弾性変形部材で形成されているので、通行者の衝突による荷重が除かれると自然と元の形に戻り、油は、油封入袋204の形が元に戻るにしたがい、油封入袋204の中に自然に再充填される。再充填が充分に行なわれる時間が経過した後、電磁弁206をオフして弁を閉成することにより、ドア20は動作前の状態に復帰する。
【0051】
なお、衝撃緩和手段として油を封入した油封入袋204を使用したが、油の代りに空気を封入した空気封入袋を使用してもよい。また、接触検知手段としての圧力センサ208は、前述した接触予測手段としての光電スイッチ202、あるいは、人間検知器24でも代用できる。
【0052】
ここで、上述したドア制御の内容を図8に示すフローチャートにまとめて説明する。
通常、改札用の通路2を通行者が通過するとき、通行者が自動改札装置1に乗車券を投入しており(ST1、NO)、かつ、乗車券の内容が通行可と判定されるものであるとき、自動改札装置1は乗車券に対して通常の処理を行ない、乗車券を通行者に返却もしくは回収する(ST16)。
【0053】
通行者が乗車券を投入せずに改札用の通路2を通過しようとしたとき(ST1、YES)、あるいは、投入された乗車券による通行判定がエラーとなったとき(ST2、YES)、ドア開閉モータ76が動作し、ドア20が閉動作を行ない(ST3)、通行者の通行が阻止される(図6bの状態)。
【0054】
このとき、光電スイッチ202または圧力センサ208により、通行者のドア20への衝突検知または衝突の予測がなされると(ST4、YES)、ドア開閉モータ76は動作を停止し(ST5)、電磁弁206が開放され(ST6)、ドア20の内部にある油封入袋204から油が放出されて、通行者へのドア20の衝撃が緩和される。
【0055】
その後、ドア20の停止位置から通行者が投入口12側に戻ると、圧力センサ208は非検知状態となり、また、光電スイッチ202の動作領域lを外れるため、ドア開閉モータ76を再びオンすることにより、ドア20は再び閉動作し、最終的に閉状態となる(図6bの状態)。
【0056】
その後、通行者が改札用の通路2から退去したことを人間検知器24が検知した後(ST7、YES)、ドア20の油封入袋204の形状が弾性的に元通りになり、油が再充填されるだけの時間が経過すると、電磁弁206を閉成し(ST8)、ドア20を開放する(ST9、図5aの状態)。
【0057】
また、ドア20への衝突検知もしくは衝突の予測がされないままドア20が完全に閉状態になった場合(ST11、YES)、ドア開閉モータ76は動作を停止する(ST12、図6bの状態)。その後、通行者が改札用の通路2を退去したことを人間検知器24が検知する(ST14、YES)まで、ドア20は閉状態を保ち、退去した後にドア20を開放する(ST15、図5aの状態)。
【0058】
通行者が改札用の通路2を退去する前に、ドア20への衝突検知または衝突予測がなされた場合(ST13、YES)、ステップST5に進み、前述同様に通行者への身体への衝撃緩和の処理を行なう。
【0059】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、通行不可の判定によるドアの閉動作時、通行者のドアへの接触を予測するか、あるいは、通行者のドアへの接触を検知し、ドアを通行者に非接触状態で停止させるか、あるいは、ドアの硬度を下げることにより、ドアが通行者の身体に当たった場合の衝撃力を緩和し、通行者の身体を保護することができる。これにより、通行者の身体に悪影響を及ぼすことなく、通行不可と判定された通行者の改札用の通路の通行を阻止することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、通行者の身体に悪影響を及ぼすことなく、通行不可と判定された通行者の通行を確実に阻止することができる自動改札装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動改札装置の外観を概略的に示す斜視図。
【図2】自動改札装置の内部構成を模式的に示す側面図。
【図3】自動改札装置の制御系を概略的に示すブロック図。
【図4】複数の自動改札装置により構成される自動改札システムを示す構成図。
【図5】通行者の非接触による検知方式およびドアの衝撃緩衝手段の例を説明するためのもので、(a)図はドア部分を模式的に示す上面図、(b)図は(a)図のB部を拡大して示す上面図、(c)図は(a)図のB部を拡大して示す斜視図。
【図6】ドアの動作過程を示すもので、(a)図は閉動作の途中の状態を模式的に示す上面図、(b)図は閉状態時を模式的に示す上面図。
【図7】通行者の接触による検知方式およびドア自体の衝撃緩和手段の例を説明するための模式図。
【図8】ドア制御の内容を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1……自動改札装置、2……改札用の通路、10……自動改札装置本体、12……投入口、14……取出口、20……ドア(通行阻止手段)、24……人間検知器、32……主搬送路、33,34……読取ヘッド、35,36……書込ヘッド、76……ドア開閉モータ、100……CPU、102……ROM、104……RAM、108……読取回路、118……検知回路、120……搬送制御回路、122……通過検知回路、126……ドア制御回路、110……書込回路、201……ドアの回転軸、202……直接反射形の光電スイッチ(検知手段)、204……油封入袋、205……チューブ、206……電磁弁、207……油貯蔵部、208……圧力センサ(接触検知手段)、P……乗車券(記録媒体)。
Claims (8)
- 改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、
この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、
この判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に、前記通路の近傍から前記通路内に導出され、前記通行者の通行を阻止する通行阻止手段(20)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記通行阻止手段に接触するのを予測する接触予測手段(202)と、
この接触予測手段により前記通行者が前記通行阻止手段に接触するのを予測した場合に、前記通行阻止手段を前記通行者に非接触状態で停止させる制御手段(100)と、
を具備したことを特徴とする自動改札装置。 - 改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、
この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、
前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止するドア(20)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知する検知手段(202)と、
この検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知すると、その検知した位置で前記ドアの閉動作を停止させるドア制御手段(100,126)と、
を具備したことを特徴とする自動改札装置。 - 改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、
この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、
前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止するドア(20)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知する第1の検知手段(202)と、
この第1の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知すると、その検知した位置で前記ドアの閉動作を停止させる第1のドア制御手段(100,126)と、
前記第1の検知手段が前記通行者を検知しなくなると、前記停止状態にあるドアの閉動作を再開させる第2のドア制御手段(100,126)と、
前記第1の検知手段により検知された前記通行者が前記通路内から退去したことを検知する第2の検知手段(24)と、
この第2の検知手段により前記通行者が前記通路内から退去したことを検知すると、前記ドアを開動作させて開状態に制御する第3のドア制御手段(100,126)と、
を具備したことを特徴とする自動改札装置。 - 改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、
この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、
前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止するドア(20)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアに接触したことを検知する第1の検知手段(208)と、
この第1の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアに接触したことを検知すると、前記ドアの閉動作を停止させる第1のドア制御手段(100,126)と、
前記第1の検知手段が前記通行者を検知しなくなると、前記停止状態にあるドアの閉動作を再開させる第2のドア制御手段(100,126)と、
前記第1の検知手段により検知された前記通行者が前記通路内から退去したことを検知する第2の検知手段(24)と、
この第2の検知手段により前記通行者が前記通路内から退去したことを検知すると、前記ドアを開動作させて開状態に制御する第3のドア制御手段(100,126)と、
を具備したことを特徴とする自動改札装置。 - 改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、
この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、
前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止する、硬度を変更する手段を備えたドア(20)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアに接触したことを検知する第1の検知手段(208)と、
この第1の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアに接触したことを検知すると、前記ドアの閉動作を停止させるとともに前記ドアの硬度を所定値まで下げる第1のドア制御手段(100,126)と、
前記第1の検知手段が前記通行者を検知しなくなると、前記停止状態にあるドアの閉動作を再開させる第2のドア制御手段(100,126)と、
前記第1の検知手段により検知された前記通行者が前記通路内から退去したことを検知する第2の検知手段(24)と、
この第2の検知手段により前記通行者が前記通路内から退去したことを検知すると、前記ドアを開動作させて開状態に制御するとともに前記ドアの硬度を元に戻す制御を行なう第3のドア制御手段(100,126)と、
を具備したことを特徴とする自動改札装置。 - 改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、
この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、
この判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に、前記通路の近傍から前記通路内に導出され、前記通行者の通行を阻止する、硬度を変更する手段を備えた通行阻止手段(20)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記通行阻止手段に接触するのを予測する接触予測手段(202)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記通行阻止手段に接触したことを検知する接触検知手段(208)と、
前記接触予測手段により前記通行者が前記通行阻止手段に接触するのを予測した場合、あるいは、前記接触検知手段により前記通行者が前記通行阻止手段に接触したことを検知した場合に、前記通行阻止手段を停止させるとともに前記通行阻止手段の硬度を所定値まで下げる制御手段(100)と、
を具備したことを特徴とする自動改札装置。 - 改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、
この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、
前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止する、硬度を変更する手段を備えたドア(20)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知する第1の検知手段(202)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアに接触したことを検知する第2の検知手段208と、
前記第1の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知すると、あるいは、前記第2の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアに接触したことを検知すると、前記ドアの閉動作を停止させるとともに前記ドアの硬度を所定値まで下げるドア制御手段(100,126)と、
を具備したことを特徴とする自動改札装置。 - 改札用の通路に進入する通行者が提示する記録媒体からそれに記録されている所定の情報を読取る読取手段(33,34)と、
この読取手段により読取った情報に基づき前記通行者の通行可否を判定する判定処理手段(100)と、
前記通路に開閉可能に設けられていて、通常は開状態に設定されて通行者の通行を可能とし、前記判定処理手段により前記通行者が通行不可と判定された場合に閉動作し、最終的に閉状態となって通行者の通行を阻止する、硬度を変更する手段を備えたドア(20)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知する第1の検知手段(202)と、
前記通行不可と判定された通行者が前記通路内を進行して、前記閉動作中のドアに接触したことを検知する第2の検知手段208と、
前記第1の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアの近傍の所定範囲内に位置したことを検知すると、あるいは、前記第2の検知手段により前記通行者が前記閉動作中のドアに接触したことを検知すると、前記ドアの閉動作を停止させるとともに前記ドアの硬度を所定値まで下げる第1のドア制御手段(100,126)と、
前記第1あるいは第2の検知手段が前記通行者を検知しなくなると、前記停止状態にあるドアの閉動作を再開させる第2のドア制御手段(100,126)と、
前記第1あるいは第2の検知手段により検知された前記通行者が前記通路内から退去したことを検知する第3の検知手段(24)と、
この第3の検知手段により前記通行者が前記通路内から退去したことを検知すると、前記ドアを開動作させて開状態に制御するとともに前記ドアの硬度を元に戻す制御を行なう第3のドア制御手段(100,126)と、
を具備したことを特徴とする自動改札装置。
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JP17878898A JP4091169B2 (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 自動改札装置 |
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JP17878898A JP4091169B2 (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 自動改札装置 |
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JP17878898A Expired - Lifetime JP4091169B2 (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 自動改札装置 |
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-
1998
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