JP4090853B2

JP4090853B2 - Floor construction, joist pad and construction method for floor construction

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Publication number: JP4090853B2
Application number: JP2002337811A
Authority: JP
Inventors: 道雄小川; 一利山崎
Original assignee: Hayakawa Rubber Co Ltd
Current assignee: Hayakawa Rubber Co Ltd
Priority date: 2002-11-21
Filing date: 2002-11-21
Publication date: 2008-05-28
Anticipated expiration: 2022-11-21
Also published as: JP2004169456A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床際構造、かかる床際構造に用いる根太パッド及び床際構造の施工方法に関する。詳細には、本発明は、集合住宅等の建物に採用されている乾式二重床の壁際の沈み防止処理のために用いる根太材の取付け方法に関するもので、特に、本発明は、根太材を効率よく取り付けるとともに、安定した床の際の構造を得て、床衝撃音が壁や躯体下地から階下の部屋に伝わるのを防ぐためのものである。
【０００２】
【従来の技術】
図９は従来の１例の床構造を示す断面図である。この例の床構造は、乾式防音二重床の部屋周囲の沈み防止に有効な際根太工法により施工される。際根太工法は、壁１０１に際根太の高さで水平になる基準線を墨だしして、その基準線に合わせて壁１０１に根太材１０２をコンクリート釘１０３で固定し、その下の床下地１０４との間に根太の束（木製）１０５を４５０ｍｍピッチ程度で入れて、根太材１０２を支持するのが一般的である（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−７３５３３号公報（図７）
【０００４】
なお、根太材１０２の上には、二重床下地合板１０６、フローリング材１０７を施工する。また、二重床下地合板１０６は床中央寄りで、パーティクルボード１０８と床支持脚１０９とで支えられる。床支持脚１０９は、パーティクルボード１０８の表面が根太材１０２の表面の高さと同じ高さになるように、ナット１１０及びボルト１１１からなる支持部材１１２とゴム部材１１３とからなる。フローリング材１０７と壁１０１との際には、美観上の理由から巾木１１４が用いられ、巾木１１４は木製で、軟質樹脂部材１１５を有している。
【０００５】
図１０及び１１は従来の他の例の床構造を示す断面図である。これらの例の床構造は、防音性を考慮した工法で得られ、ナット１１６付きの根太材１１７に、レベル調整が可能な防振ゴム１１８付きの支持ボルト１１９を取り付け、壁１０１に根太材１１７が接触しないようにして、壁１０１に墨だしした基準線に合わせてレベル調整し、施工されるのが一般的である。
【０００６】
壁１０１と根太材１１７とが接触しないようにするには、ゴムスポンジやソリッドゴム１２０，１２１を根太材１１７や壁１０１に釘１２２によって一定間隔で取り付ける方法がある（例えば、特許文献２及び３参照）。なお、フローリング材１０７の下のパーティクルボード１２３の床中央部側は、床支持脚１２４によって支えることができる。床支持脚１２４は、二重床支持パネル１２５、鋼製ナット１２６、二重床鋼製ボルト１２７及び二重床ゴム部材１２８からなる。
【０００７】
【特許文献２】
特開平９−１７７２８９号公報（図１１）
【特許文献３】
特開平１１−２４５９６４号公報（図２）
【０００８】
これらの床構造では、壁との間の振動が絶縁された根太材にパーティクルボード等のベースパネルか下地合板を釘又はビス等で取り付け、その上にフローリング、カーペット、クッションフロアー等の仕上げ材が施工されている。これらの例の床構造は、壁からの音の伝わりをなくし、コンクリート等の躯体下地への音の伝わりを軽減するのに有効なものである。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
壁に根太材をコンクリート釘で固定する工法は、壁から階下への音の伝わりがあり、床衝撃音レベル性能が悪化する。また、根太材を束として用いるため、直接コンクリート等の躯体下地から階下に音が伝わる。
【００１０】
防音性を考慮した工法では、壁に根太材が接触しないように、防振ゴム付きの際根太材を壁に墨だしした基準線に合わせてレベル調整するのに時間がかかり、３つ以上のような複数の防振ゴム付き支持脚の高さを揃えることは事実上不可能であり、ベースパネルを際根太の上に載せる時に際根太が不安定で倒れることもあり、施工性が悪く、極めて危険である。
【００１１】
また、コンクリート等の下地の不陸が激しい場所では、根太材が傾き、ベースパネルや下地合板の取り付けが難しく、根太材とベースパネルや下地合板の間に隙間ができた状態で釘打ち、ビス止めされると、床鳴りの原因になる。
【００１２】
コンクリート等の躯体下地と際根太のゴム支持脚を接着させない工法では、重量床衝撃音に対して、部屋周囲部の床の跳ね上がりにより、巾木から壁を通して階下に音が伝わり易く、躯体下地と際根太のゴム支持脚とを接着させていないため、不安定で施工性が悪くなる。
【００１３】
本発明の課題は、上述の床構造の施工上の問題を解消し、床鳴り等の問題のない安定した床際構造を作業性に優れた工法によって得ることである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、躯体下地、壁、前記壁の際の前記躯体下地上に配置されている根太材、及び前記根太材上の床材を具え、前記根太材がレベル調整可能な支持脚を有している床際構造において、前記壁にゴム製の根太パッドが固定されており、前記根太材の前記根太パッド上への載置及び前記支持脚の前記躯体下地への接触によって、前記根太材が前記躯体下地上で支えられていることを特徴とする床際構造、かかる床際構造に用いる根太パッド及びかかる床際構造の施工方法に係るものである。
【００１５】
本発明は、ゴム製の根太パッド上にレベル調整可能な支持脚付きの根太材を載置し、仮固定した状態で、その支持脚を躯体下地に延ばして根太材を躯体下地に支持させることで、躯体下地の不陸にかかわらず、根太材の安定した位置決めが可能になるという知見に基づくものである。
【００１６】
本発明では、支持脚によって根太材の位置決めをするのではなく、ゴム製の根太パッドによって根太材の位置決めを行う。支持脚による根太材の躯体下地上での支持は、躯体下地の不陸に著しく影響を受け、しかも、３つ以上等の複数の支持脚によっては事実上、根太材の高さのばらつきのない安定した根太材の位置決めは不可能である。
【００１７】
ゴム製の根太パッドによって根太材の位置決めを行うことで、支持脚によって根太材を支える場合の根太材の高さのばらつきが、根太パッドによる所定の緩衝作用内に収まって、根太材の安定した位置決めが可能となる。
【００１８】
本発明では、ゴム製の根太パッドによる根太材の位置決めにより、根太材と根太材上の床材との間に隙間が生じなくなり、床鳴り等の問題のない安定した床際構造が得られる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施をする形態について説明する。
（１）床際構造
床際構造は、躯体下地、壁、躯体下地上の根太材、根太材上の床材、及び壁に固定されているゴム製の根太パッドを具えており、根太材の根太パッド上への載置及び支持脚の躯体下地への接触によって、根太材が支えられ、根太材を位置決めすることができる。
【００２０】
（２）根太パッド
ゴム製ではあるが、壁に固定でき、材質、形状等の制限はなく、種々のものを用いることができる。特に、根太パッドは根太材を仮固定するように載置できる水平部を具えることができる。
【００２１】
（２−１）根太パッドの形状
根太パッドは、載置される根太材が壁に直接接触しないで、根太材と壁との間の振動伝達が抑制されるように、根太材と壁との間に介在する垂直部を有することができる。
【００２２】
好ましくは、根太パッドは断面略Ｕ字状の形状を有する。かかる根太パッドは２つの垂直部と各垂直部の間の水平部とを有しており、一方の垂直部が壁に固定され、水平部の内側底面上に根太材を載置することができる。また、好ましくは、かかる根太パッドは、２つの垂直部の間で根太材をはさみ込む。
【００２３】
また、好ましくは、根太パッドは断面略コの字状の形状を有している。かかる根太パッドは、１つの垂直部と２つの水平部とを有しており、垂直部が壁に固定され、下側の水平部上に根太材が載置される。好ましくは、かかる根太パッドも、２つの水平部の間に根太材をはさみ込む。
【００２４】
根太パットには、根太材が載置された際にその根太材の上面がくる位置に、予め印を付けることができる。かかる印は、根太パッドを壁の所定位置に固定しようとする際、根太材の上面位置を示し、根太材の正確な位置決めを可能にする。
【００２５】
かかる印は、特に制限されることなく種々のものを用いることができるが、簡易なものとしては、線や、切れ込み、切り欠き部、段差等の形状を用いることができる。
【００２６】
（２−２）根太パッドの配置
複数の根太パッドを用い、各根太パッドを互いに離間した状態で壁に固定するのが好ましい。各根太パッドの間の空間は、床下空間と室内空間等との間を連通させるようにすれば、床下空間で起こる床衝撃音の共振現象（タイコ現象）を防ぐことができる。
【００２７】
（２−３）根太パッドの材質
根太パットのゴム硬度は、デュロメータＡで７０以下の範囲であるのが好ましい。かかる硬度の根太パッドは、床衝撃音が床仕上げ面から壁に伝わり階下へ伝達するのを防ぐのに有効な防振性能を有する。
【００２８】
（３）根太材
壁の際の躯体下地上に配置されている。根太材は、レベル調整可能な支持脚を有しており、この支持脚によって躯体下地上に支えられる。根太材が壁の際に配置される場合を、特に、際根太、又は際根太材と呼ぶ。
【００２９】
根太材の材質、形状等は、特に制限なく種々のものを用いることができる。概して、根太材は木製の角材であり、集成材を用いることもある。
【００３０】
（３−１）支持脚
根太材に取り付けられており、根太材と躯体下地との間の距離を調節するものである。種々の材質、形状等のものを用いることができる。
【００３１】
好ましくは、支持脚は棒状の支持部材と支持部材の一方の端部のゴム部材とからなり、支持部材の他方の端部は根太材に固定される。支持脚のゴム部材は躯体下地に接触し根太材と躯体下地との間を絶縁し、支持部材は根太材と躯体下地との間の距離が調節可能な状態で根太材を躯体下地上に支える。
【００３２】
（３−２）支持脚の高さ調節手段
種々の手段を用いることができる。好ましくは、支持部材としてボルトと根太材に固定されたナットとを用いる。
【００３３】
（３−３）支持部材及びゴム部材の材質等
支持部材としてのボルト及び高さ調節手段としてのボルト及びナットは、鋼製又は硬質樹脂製が好ましい。また、ゴム部材は防振ゴムを用いることができ、このようなゴム部材のゴム硬度は、ゴムのＪＩＳ規格による測定方法に従いデュロメータＡで４０〜８０の範囲である。
【００３４】
（３−４）支持脚と躯体下地との接着
好ましくは、支持脚は接着材によって躯体下地に固定する。根太材を躯体下地と固定することにより、より安定した際根太構造となる。重量床衝撃音に対しては、部屋周囲部の床の跳ね上がりがなくなり、支持脚と躯体下地との間での音の発生がなくなる。
【００３５】
支持脚がゴム部材を有する場合には、支持脚が躯体下地に接した状態でゴム部材と躯体下地との間に接着剤を流し込み、支持脚と躯体下地とを接着することができる。かかる接着剤としては、根太材に取り付けられるナットとボルト部分に使用する低粘度の接着剤を併用して使用すると、施工性が良く、ゴム部材と躯体下地とが接触している状態でもそれらの間に接着剤が流れ込み接着性も良い。
【００３６】
（４）躯体下地
種々の材質等からなり、種々の構造等を有することができる。概して、乾式二重床で用いられることがある床スラブ等のコンクリートの床下地等である。コンクリートからなる躯体下地の不陸は、支持脚のみで調節する根太材の高さに見過ごせない程度のばらつきが生じる場合であっても、根太パッドによって根太材を位置決めする限り問題はなくなる。
【００３７】
（５）壁
種々の材質等からなり、種々の構造等を有することができる。躯体壁、躯体壁に室内用の壁を有する二重壁も含まれる。好ましくは、壁は根太材との間に隙間を形成する。かかる隙間は床下の閉鎖空間で起こる共振現象を防ぐことができる。
【００３８】
（６）床材
根太材上に支えられるものである。通常の板状等の床材が用いられ、通常のパーティクルボード等の床下地材等や、フローリング材等の床仕上げ材等が含まれる。二重床では、概して、床下地材としてベースパネルが使用され、ベースパネルとしては、２０〜３０ｍｍの厚さのパーティクルボード、合板、集成材等を用いることができる。
【００３９】
床材は、壁に近い際の部分は際根太材によって支えられるが、床材の中央部分は、通常の二重床ゴム脚によって支えることができる。かかる二重床ゴム脚は、特に制限されることなく、種々の形状、材質等のものを用いることができ、床を支える床用支持部材と躯体下地に接するゴム部材とを具える。
【００４０】
（７）巾木
床材と壁とが接近する部分、すなわち床の際には、巾木を用いることができる。巾木は、特に制限されることなく、種々の材質、形状等のものを用いることができる。
【００４１】
壁周囲に取り付ける巾木は、軟質樹脂のソフト巾木か、木製巾木の場合は、木製巾木の下に５ｍｍ程度の軟質樹脂が取り付けてあるものを使用することができる。軟質樹脂が取り付けられてない木製巾木をフローリング等の仕上げ材と接触させて取り付けた場合は、巾木から壁を通して階下に音が伝わり、床衝撃音レベル性能が悪化する。重量床衝撃音に対しては、根太材を躯体下地に接着剤で固定すれば、部屋周囲部の床の跳ね上がりがなくなり、巾木から壁を通して階下に伝わる音が軽減される。
【００４２】
（８）床際構造の施工
床際構造は、特に制限されることなく、種々の方法によって施工することができる。好ましくは、床際構造の施工方法は、（ｉ）ゴム製の根太パッドを準備し、根太パッドが根太材を仮固定することができる水平部を有すること、（ｉｉ）根太パッドを壁に固定すること、（ｉｉｉ）支持脚を有する根太材を根太パッドの水平部上に載置すること、及び（ｉｖ）支持脚を躯体下地に接触させることを含む。
【００４３】
根太材を載置することができるゴム製の根太パッドを、壁の墨だしした基準線等のような所定の高さに根太材の上面が合うように、壁の所定位置にビス等で固定し、レベル調整可能な支持脚が一定間隔で取り付けられている根太材を根太パットに載置した後に、根太材の支持脚が躯体下地に接触するまで支持脚を延ばすだけで容易に根太材のレベル出しを行うことができる。
【００４４】
根太材は、レベル調整可能な支持脚によって位置決めするのではなく、ゴム製の根太パットを壁の所定の基準線等に合わせて壁に固定し、根太材を根太パッド上に載置することで位置決めされる。根太材は、根太パッド上の載置の時点で、墨だしした基準線と根太材上面を同じ高さ位置にすることができ、支持脚による根太材のレベル調整が不要で、後は支持脚を躯体下地に接触するまで延ばすだけで良い。
【００４５】
ゴム製の根太パットの壁への取り付け数は、ゴム支持脚が一定間隔で取り付けられている根太材１本を載置することができる最少限の数でよい。１ｍ程度の長さの根太材１本に対して２つ程度の根太パットを使用することができる。
【００４６】
断面略Ｕ字状又は断面略コの字状の形状の根太パッド、及び防振ゴム付きの支持脚を用いることにより、乾式二重床の根太材が直接壁と接触せず、根太材のレベル調整が容易に行え、防音性能に優れた床際構造を得ることができる。
【００４７】
根太パットにはさみ込むことにより、根太材上面が水平にでき、又壁と直角にもでき、コンクリート等の躯体下地の不陸が激しい場所においても、根太材の傾きがなくなり、根太材とベースパネルや下地合板等の床材を取り付ける際に隙間ができず、床鳴りが発生しない。
【００４８】
また、根太材を根太パットにはさみ込み、保持させることにより、根太材にベースパネル等の床材を載せる時に、根太材の倒れる危険がなく、二重床の施工を安全で容易に行うことができる。
【００４９】
図面を参照して、本発明をより一層詳細に説明する。
図１（ａ）は本発明の１例の根太パッドの正面図であり、図１（ｂ）は図１（ａ）の根太パッドの右側面図である。
【００５０】
図２は本発明の他の例の根太パッドを壁に固定するようすを示す斜視図である。図３は図２の根太パッドに根太材を載置した状態の斜視図である。図４は図２の根太材の支持脚を躯体下地に延ばした状態の斜視図である。図５は図２の支持脚のゴム部材と躯体下地とを接着剤によって接着させた状態の斜視図である。図６は図５の根太材の全体の取付け状態を示す斜視図である。
【００５１】
図７は本発明の１例の床際構造の縦断面図である。図８は本発明の他の例の床際構造の縦断面図である。
【００５２】
本発明の１例の根太パッド１は、図１（ａ）の正面図及び図１（ｂ）の左側面図に示すように、１つの水平部２と２つの垂直部３，４とを有し、断面略Ｕ字状の形状である。
【００５３】
垂直部３には、根太パット１を壁にビスによって取り付ける際のビス穴５が設けてある。水平部２の底面２Ａの長さは根太材をはさみ込めるように使用するために根太材の幅と同程度の長さとし、垂直部４の長さは垂直部３のビス穴５が右側面から見た時に隠れない程度の長さとする。垂直部３の内面には、ビス穴５の周囲に窪み部６を設け、ビスが根太材と接触しないようにする。
【００５４】
水平部２及び各垂直部３，４は、根太材を根太パット１にはさみ込んで仮固定する際に傾かない程度の強度を有し、その強度を発揮する限り、種々の材質、厚さ等とすることができる。
【００５５】
垂直部３には、根太材が載置された際に根太材の上面がくる位置に段差７が設けられている。段差７は、壁に根太材の高さ位置を墨だしし、その位置で根太材の高さが同じになるように根太パットを墨だし位置に合わせて取り付ける際に、位置合わせし易いようにする印である。かかる印は、図１（ｂ）に示すように突出部に形成された段差でも、図２に示すような線でもよい。
【００５６】
根太パッド１は、図２〜６に示すように使用して、図７及び８に示すような床際構造を施工することができる。
【００５７】
図２は、本発明の他の例のゴム製の根太パッド１１を壁１２に取り付けるようすを示す。根太パッド１１は、根太材の表面がくる位置に基準線１３が記してある。ゴム製の根太パット１１の基準線１３を、壁１２に墨だしした根太材高さ位置の線１４に合わせて、根太パット１１にあるビス穴１５にビス１６を挿入して、根太パッド１１を壁１２に取り付ける。
【００５８】
図３は、際根太材１７を図２のように壁１２に取り付けた根太パット１１に仮固定した状態を示す。際根太材１７は、ボルト１８付きのゴム支持脚１９が一定間隔で取り付けられている。際根太材１７は、根太パッド１１にはさみ込み、取り付けを行なう。レベル調整孔２０にはナットが取り付けられており、ボルト１８により高さ調整ができるようになっている。
【００５９】
図４は、根太パット１１にはめ込んだ際根太材１７のゴム支持脚１９を躯体下地２１に接するまでボルト１８を回した状態を示す。ゴム支持脚１９を躯体下地２１に接するまでボルト１８を回すだけで、レベル調整をする必要がなく、躯体下地２１のレベルが悪く不陸が大きい場所でも、際根太材１７が傾くことなく、壁１２と際根太材１７の表面とが直角に保たれる。
【００６０】
図５は、ゴム支持脚１９と躯体下地２１との間に接着剤２２を流し込み固定させた状態を示す。接着することにより、躯体下地２１の不陸が大きい場所においても、より一層際根太材１７が安定する。際根太材のナットとボルト１８も同じ接着剤を使用し、レベル調整孔２０から流し込み固定する。際根太材１７を躯体下地２１と固定することにより、重量床衝撃音に対して、部屋周囲部の床の跳ね上がりがなくなり、巾木から壁を通して階下に伝わる音が軽減される。
【００６１】
図６は、図５と同様に、根太材の施工が完了した状態を広い範囲で示す。際根太材１７には、ボルト１８付きのゴム支持脚１９が一定間隔で設けられており、一本の際根太材１７に対し、２つの根太パット１１を取り付け、際根太材１７を固定する。また、際根太材１７の間は床鳴りの発生を防止するため、隙間を開けて施工を行う。
【００６２】
図７は、本発明の１例の床際構造の断面図であり、二重床の施工後の壁、際根太材及び床材の納まり状態を示す。床際構造３１は、躯体下地３２、壁３３、壁３３の際の躯体下地３２上に配置されている根太材３４、及び根太材３４上のベースパネルであるパーティクルボード３５、仕上げ材のフローリング材３６を具え、根太材３４はレベル調整可能な支持脚３７を有している。
【００６３】
床際構造３１においては、壁３３にゴム製の根太パッド３８が固定されており、根太材３４の根太パッド３８上への載置及び支持脚３７の躯体下地３２への接触によって、根太材３４が躯体下地３２上で支えられている。根太材３４の上には、二重床の床材として、ベースパネルであるパーティクルボード３５が根太材３４に直接ビスや釘で取り付けられ、その上に仕上げ材のフローリング材３６が施工されている。
【００６４】
床際構造３１は、巾木３９を備えることができ、巾木３９は、木製巾木材４０の下に５ｍｍ程度の軟質樹脂４１が取り付けてあるものを使用している。なお、図７では、根太パッド３８をビス４２で壁３３に固定し、支持脚３７をボルト４３とナット４４とで延ばし、ゴム部材４５を躯体下地３２と接触させる。また、パーティクルボード３５の床中央部側は、床支持脚４６によって支えることができる。床支持脚４６は、二重床支持パネル４７、剛性ナット４８、二重床鋼製ボルト４９及び二重床ゴム部材５０からなることができる。
【００６５】
図８は、本発明の他の例の床際構造４１の断面図であり、二重床の施工後の壁、際根太材及び床材の納まり状態を示す。図７とは異なり、根太材３４の上側の高さと同じ高さに、ベースパネルであるパーティクルボード４２の上側高さを、床支持脚４３によって合わせ、下地合板４４を根太材３４とパーティクルボード４２の上に載せて、ビスや釘で取り付けを行なった例である。床支持脚４３は、ナット４５及びボルト４６からなる支持部材４７とゴム部材４８とを備えることができる。下地合板４４の上には、図７と同様に、仕上げ材であるフローリング材３６が施工されている。
【００６６】
【発明の効果】
本発明によれば、ゴム製の根太パッドによる根太材の位置決めにより、根太材と根太材上の床材との間に隙間が生じなくなり、床鳴り等の問題のない安定した床際構造が得られる。
【００６７】
また、本発明によれば、根太材を壁に取り付けたゴム製の根太パットにはさみ込むことにより、躯体下地の不陸が悪い箇所においても、根太材の正確な位置決めが行えると共に根太材上面を水平に保つことができ、根太材とその上のベースパネルや下地合板等の床材とを固定する際にそれらの間に隙間ができず、床鳴りの防止が可能になる。
【００６８】
特に、本発明によれば、ゴム製の根太パットを使用してレベル調整可能な支持脚付きの根太材を施工することにより、際根太の施工を短時間で行なうことができ、躯体下地の不陸が悪い箇所においても、根太材上面を水平に保つことができることから、施工時の根太材の倒れが防止され、作業の安全性が著しく向上し、また、施工作業者による水平のレベル出しのバラツキが軽減される。
【００６９】
また、本発明によれば、根太パッドによって壁と根太材とが直接接しないようにすることで、床衝撃音の根太材から壁への伝達が防止でき、根太パッド及び支持脚のゴム部材により、躯体下地との間の音の伝達も軽減することができる。さらに、支持脚と躯体下地とを接着剤により固定することにより、作業性が極端に犠牲になることもなく、重量床衝撃音に対して著しい改善効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）は本発明の１例の根太パッドの正面図であり、（ｂ）は（ａ）の根太パッドの右側面図である。
【図２】本発明の他の例の根太パッドを壁に固定するようすを示す斜視図である。
【図３】図２の根太パッドに根太材を載置した状態の斜視図である。
【図４】図２の根太材の支持脚を躯体下地に延ばした状態の斜視図である。
【図５】図２の支持脚のゴム部材と躯体下地とを接着剤によって接着させた状態の斜視図である。
【図６】図５の根太材の全体の取付け状態を示す斜視図である。
【図７】本発明の１例の床際構造の縦断面図である。
【図８】本発明の他の例の床際構造の縦断面図である。
【図９】従来の１例の床構造を示す断面図である。
【図１０】従来の他の例の床構造を示す断面図である。
【図１１】従来の更に他の例の床構造を示す断面図である。
【符号の説明】
１，１１，３８根太パッド
２水平部
３，４垂直部
１２，３３壁
１３基準線
１４墨だし線
１７際根太材
１９ゴム支持脚
２０レベル調整孔
２１，３２躯体下地
２２接着剤
３１床際構造
３４根太材
３５パーティクルボード（ベースパネル）
３６フローリング（仕上げ材）
３７支持脚
３９巾木
１０１壁
１０２根太材
１０４床下地
１０５束（木製）
１０６二重床下地合板
１０７フローリング材
１１５軟質樹脂部材
１１７ナット付きの根太材
１１９レベル調整可能な防振ゴム付き支持ボルト
１２０ゴムスポンジ
１２１ソリッドゴム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a floor structure, a joist pad used in the floor structure, and a construction method of the floor structure. More specifically, the present invention relates to a method for attaching a joist used for the prevention of sinking near the wall of a dry double floor adopted in a building such as an apartment house. It is intended for efficient installation and to obtain a stable floor structure to prevent the floor impact sound from being transmitted from the walls and the body floor to the downstairs room.
[0002]
[Prior art]
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a conventional floor structure. The floor structure in this example is constructed by the joist method which is effective for preventing sinking around the room of the dry type soundproof double floor. In the Nekita method, a reference line that is horizontal at the height of the joist is drawn on the wall 101, and the joist material 102 is fixed to the wall 101 with a concrete nail 103 in accordance with the reference line, and the floor base under it. In general, a joist bundle (wooden) 105 is inserted between them at a pitch of about 450 mm to support the joist material 102 (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laying-Open No. 2001-73533 (FIG. 7)
[0004]
A double floor base plywood 106 and a flooring material 107 are installed on the joist material 102. Further, the double floor base plywood 106 is close to the center of the floor and is supported by the particle board 108 and the floor support legs 109. The floor support leg 109 includes a support member 112 including a nut 110 and a bolt 111 and a rubber member 113 so that the surface of the particle board 108 is the same height as the surface of the joist member 102. In the case of the flooring material 107 and the wall 101, a baseboard 114 is used for aesthetic reasons. The baseboard 114 is made of wood and has a soft resin member 115.
[0005]
10 and 11 are sectional views showing other conventional floor structures. The floor structures of these examples are obtained by a method that considers soundproofing, and a support bolt 119 with a vibration-proof rubber 118 capable of level adjustment is attached to a joist member 117 with a nut 116, and the joist member 117 is attached to the wall 101. In general, the level is adjusted in accordance with a reference line drawn on the wall 101 so as not to come into contact with the wall 101.
[0006]
In order to prevent the wall 101 and the joist 117 from contacting each other, there is a method of attaching rubber sponges or solid rubbers 120 and 121 to the joist 117 or the wall 101 with a nail 122 (for example, Patent Documents 2 and 3). reference). In addition, the floor center part side of the particle board 123 under the flooring material 107 can be supported by the floor support legs 124. The floor support leg 124 includes a double floor support panel 125, a steel nut 126, a double floor steel bolt 127, and a double floor rubber member 128.
[0007]
[Patent Document 2]
JP-A-9-177289 (FIG. 11)
[Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-245964 (FIG. 2)
[0008]
In these floor structures, a base panel such as particle board or base plywood is attached to a joist with insulation against vibration between the walls with nails or screws, and a finishing material such as flooring, carpet, or cushion floor is provided on it. It is being constructed. The floor structures in these examples are effective in eliminating the transmission of sound from the wall and reducing the transmission of sound to a concrete base such as concrete.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The method of fixing joists to the walls with concrete nails causes the sound to be transmitted from the walls to the downstairs, and the floor impact sound level performance deteriorates. Moreover, since the joist is used as a bundle, sound is transmitted directly from the base of the frame such as concrete to the downstairs.
[0010]
In the construction method considering soundproofing, it takes time to adjust the level of the joist with the anti-vibration rubber so that it does not touch the wall according to the reference line drawn on the wall. It is practically impossible to align the height of the support legs with anti-vibration rubber like this, and when the base panel is placed on the joist, the joist may be unstable and fall down, and the workability is poor, Extremely dangerous.
[0011]
Also, in places where the ground surface of the ground such as concrete is intense, the joists are tilted and it is difficult to attach the base panel or base plywood, and nailing and screwing with a gap between the joists and the base panel or base plywood is made. Doing so may cause flooring.
[0012]
In the construction method that does not bond the frame base of concrete or the like to the rubber support leg of the thick joist, sound is easily transmitted from the baseboard to the downstairs through the wall due to the floor floor jumping up against the heavy floor impact sound. Since the joist rubber support leg is not bonded, it is unstable and the workability is deteriorated.
[0013]
An object of the present invention is to solve the above-described problems in the construction of the floor structure, and to obtain a stable floor structure without problems such as ringing of the floor by a method with excellent workability.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The present invention includes a frame base, a wall, a joist disposed on the case base at the time of the wall, and a flooring on the joist, and the joist has a support leg whose level can be adjusted. In the floor-side structure, a rubber joist pad is fixed to the wall, and the joists are placed by placing the joist material on the joist pad and contacting the support leg to the frame base. The present invention relates to a floor structure that is supported on the frame base, a joist pad used in the floor structure, and a construction method of the floor structure.
[0015]
The present invention is to place a joist with a support leg whose level can be adjusted on a rubber joist pad, and with the temporarily fixed state, the support leg is extended to the chassis base so that the joist is supported by the chassis base. Therefore, it is based on the knowledge that the joist can be positioned stably regardless of the unevenness of the frame base.
[0016]
In the present invention, the joists are not positioned by the support legs, but the joists are positioned by the rubber joists pad. The support of the joist lumber by the support legs is significantly affected by the unevenness of the joist base, and there is virtually no variation in the height of the joists depending on the support legs such as three or more. Stable positioning of joists is impossible.
[0017]
By positioning the joist with the rubber joist pad, the variation in the height of the joist when the joist is supported by the support leg is within the predetermined buffering action by the joist pad, and the joist is stable. Positioning is possible.
[0018]
In the present invention, the positioning of the joists using the rubber joists pad eliminates the gap between the joists and the flooring on the joists, and a stable floor structure without problems such as flooring is obtained.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment for carrying out the present invention will be described.
(1) Near-floor structure The near-floor structure comprises a frame base, a wall, a joist on the base, a floor on the joist, and a rubber joist pad fixed to the wall. The joist material is supported by the placement on the joist pad and the contact of the support leg to the chassis base, and the joist material can be positioned.
[0020]
(2) Although it is made of joist pad rubber, it can be fixed to the wall, there are no restrictions on the material, shape, etc., and various types can be used. In particular, the joist pad can include a horizontal portion that can be placed so as to temporarily fix the joist material.
[0021]
(2-1) Shape of joist pad The joist pad is formed between the joist and the wall so that vibration transmission between the joist and the wall is suppressed without directly contacting the wall. It can have an intervening vertical section.
[0022]
Preferably, the joist pad has a substantially U-shaped cross section. Such joist pad has two vertical portions and a horizontal portion between the vertical portions, and one vertical portion is fixed to the wall, and the joist can be placed on the inner bottom surface of the horizontal portion. . Also, preferably, such joist pad sandwiches joist material between two vertical portions.
[0023]
Preferably, the joist pad has a substantially U-shaped cross section. The joist pad has one vertical portion and two horizontal portions, the vertical portion is fixed to the wall, and the joist material is placed on the lower horizontal portion. Preferably, the joist pad also sandwiches joist material between the two horizontal portions.
[0024]
The joist pad can be pre-marked at the position where the upper face of the joist material comes when the joist product is placed. Such a mark indicates the upper surface position of the joist member when the joist pad is to be fixed at a predetermined position on the wall, and allows the joist member to be accurately positioned.
[0025]
Various kinds of marks can be used without any particular limitation, but as simple ones, shapes such as lines, cuts, cutouts, and steps can be used.
[0026]
(2-2) Placement of joist pads It is preferable to use a plurality of joist pads and fix each joist pad to the wall in a state of being separated from each other. If the space between each joist pad is made to communicate between the underfloor space and the indoor space or the like, it is possible to prevent the resonance phenomenon (the Tyco phenomenon) of the floor impact sound that occurs in the underfloor space.
[0027]
(2-3) Material of joist pad The rubber hardness of the joist pad is preferably in the range of 70 or less in durometer A. The joist pad having such hardness has an anti-vibration performance effective in preventing floor impact sound from being transmitted from the floor finish surface to the wall and transmitted downstairs.
[0028]
(3) It is arranged on the frame base in the case of the joist wall. The joist has support legs that can be adjusted in level, and is supported on the frame base by the support legs. The case where the joist is arranged on the wall is particularly referred to as an extra joist or an extra joist.
[0029]
There are no particular restrictions on the material, shape, and the like of the joists, and various materials can be used. In general, the joist is a wooden timber and sometimes laminated timber.
[0030]
(3-1) It is attached to the support leg joists and adjusts the distance between the joists and the frame base. Various materials and shapes can be used.
[0031]
Preferably, the support leg includes a rod-like support member and a rubber member at one end of the support member, and the other end of the support member is fixed to the joist. The rubber member of the support leg contacts the frame base and insulates the joist from the frame base, and the support member supports the joist on the frame base in a state where the distance between the joist and the frame base is adjustable. .
[0032]
(3-2) Support leg height adjusting means Various means can be used. Preferably, a bolt and a nut fixed to the joist are used as the support member.
[0033]
(3-3) Materials of Support Member and Rubber Member Bolts as support members and bolts and nuts as height adjusting means are preferably made of steel or hard resin. Further, the rubber member can be a vibration-proof rubber, and the rubber hardness of such a rubber member is in the range of 40 to 80 with a durometer A according to a measurement method according to the JIS standard of rubber.
[0034]
(3-4) Adhesion between Support Leg and Housing Base Preferably, the support leg is fixed to the housing base with an adhesive. By fixing the joist material to the frame base, the joist structure becomes more stable. With respect to heavy floor impact sound, the floor around the room does not jump up and no sound is generated between the support leg and the frame base.
[0035]
When the support leg has a rubber member, an adhesive can be poured between the rubber member and the chassis base in a state where the support leg is in contact with the chassis base to bond the support leg and the chassis base. As such an adhesive, when used in combination with a low-viscosity adhesive used for nuts and bolts attached to the joists, the workability is good, even in the state where the rubber member and the casing base are in contact with each other. Adhesives flow in between and good adhesion.
[0036]
(4) The casing base is made of various materials and can have various structures. Generally, it is a concrete floor foundation such as a floor slab that may be used in a dry double floor. Even if the unevenness of the foundation of the frame made of concrete has a variation that cannot be overlooked in the height of the joist that is adjusted only by the support legs, there is no problem as long as the joist is positioned by the joist pad.
[0037]
(5) The wall is made of various materials and can have various structures. A double wall having an indoor wall on the frame wall is also included. Preferably, the wall forms a gap between the joists. Such a gap can prevent a resonance phenomenon that occurs in a closed space under the floor.
[0038]
(6) It is supported on the flooring joists. A floor material such as a normal plate is used, and includes a floor base material such as a normal particle board and a floor finishing material such as a flooring material. In a double floor, a base panel is generally used as a floor base material, and as the base panel, particle board, plywood, laminated material, etc. having a thickness of 20 to 30 mm can be used.
[0039]
The flooring is supported by the joist at the part near the wall, but the central part of the flooring can be supported by ordinary double floor rubber legs. Such a double floor rubber leg is not particularly limited, and can have various shapes and materials, and includes a floor support member for supporting the floor and a rubber member in contact with the casing base.
[0040]
(7) A baseboard can be used when the baseboard floor and the wall are close to each other, that is, at the floor. The baseboard is not particularly limited, and various materials, shapes, and the like can be used.
[0041]
As the baseboard to be attached around the wall, a soft resin soft baseboard, or in the case of a wooden baseboard, one having a soft resin of about 5 mm attached under the wooden baseboard can be used. If a wooden baseboard without soft resin attached is attached in contact with a finishing material such as flooring, sound is transmitted from the baseboard to the downstairs through the wall, and the floor impact sound level performance deteriorates. For heavy floor impact sound, if the joist is fixed to the frame base with an adhesive, the floor around the room will not jump up and the sound transmitted from the baseboard to the downstairs will be reduced.
[0042]
(8) Construction of the floor-side structure The floor-side structure is not particularly limited and can be constructed by various methods. Preferably, the construction method of the floor structure is (i) preparing a rubber joist pad, and the joist pad has a horizontal part capable of temporarily fixing the joist material, and (ii) fixing the joist pad to the wall. (Iii) placing the joist having the support legs on the horizontal portion of the joist pad, and (iv) bringing the support legs into contact with the housing base.
[0043]
A rubber joist pad on which joist can be placed is fixed to a predetermined position on the wall with a screw or the like so that the upper surface of the joist is aligned with a predetermined height such as a reference line drawn on the wall. Then, after placing the joist timber, which has level-adjustable support legs attached at regular intervals, on the joist pad, simply extend the support leg until the joists support leg touches the chassis base. Leveling can be done.
[0044]
The joist is not positioned by the level-adjustable support legs, but a rubber joist pad is fixed to the wall according to a predetermined reference line of the wall, and the joist is placed on the joist pad. Positioned. At the time of placing the joist on the joist pad, the reference line drawn with ink and the upper face of the joist can be placed at the same height position, and there is no need to adjust the level of joist using the support leg. It is only necessary to extend until it comes into contact with the chassis substrate.
[0045]
The number of rubber joist pads attached to the wall may be the minimum number on which one joist with the rubber support legs attached at regular intervals can be placed. About two joist pads can be used for one joist having a length of about 1 m.
[0046]
By using a joist pad with a U-shaped cross section or a U-shaped cross section and a support leg with anti-vibration rubber, the dry double floor joist does not directly contact the wall, and the level of the joists Adjustment can be easily performed, and a floor-side structure having excellent soundproofing performance can be obtained.
[0047]
By sandwiching in the joist pad, the upper face of the joist can be made horizontal and at right angles to the wall. When installing floor materials such as plywood and base, there is no gap and floor noise does not occur.
[0048]
In addition, by putting the joistwood into the joist pad and holding it, there is no risk of the joisting material falling down when placing a flooring material such as a base panel on the joistwood, so that construction of a double floor can be performed safely and easily. it can.
[0049]
The present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
FIG. 1A is a front view of an example joist pad of the present invention, and FIG. 1B is a right side view of the joist pad of FIG.
[0050]
FIG. 2 is a perspective view showing another example of the joist pad of the present invention fixed to a wall. FIG. 3 is a perspective view of a state in which a joist material is placed on the joist pad of FIG. FIG. 4 is a perspective view showing a state where the support leg of the joist of FIG. 2 is extended to the casing base. FIG. 5 is a perspective view of a state in which the rubber member of the support leg of FIG. 2 and the housing base are bonded with an adhesive. FIG. 6 is a perspective view showing an overall attachment state of the joist of FIG.
[0051]
FIG. 7 is a vertical cross-sectional view of an example of a floor structure according to the present invention. FIG. 8 is a longitudinal sectional view of a floor-side structure of another example of the present invention.
[0052]
As shown in the front view of FIG. 1A and the left side view of FIG. 1B, the joist pad 1 of one example of the present invention has one horizontal portion 2 and two vertical portions 3 and 4. The cross section is substantially U-shaped.
[0053]
The vertical portion 3 is provided with a screw hole 5 for attaching the joist pad 1 to the wall with a screw. The length of the bottom surface 2A of the horizontal portion 2 is set to be approximately the same as the width of the joist material so that the joist material can be sandwiched, and the length of the vertical portion 4 is from the right side surface of the screw hole 5 of the vertical portion 3. The length should not be hidden when viewed. A recess 6 is provided around the screw hole 5 on the inner surface of the vertical portion 3 so that the screw does not contact the joist.
[0054]
The horizontal portion 2 and the vertical portions 3 and 4 have a strength that does not incline when the joist material is sandwiched between the joist pad 1 and temporarily fixed, and various materials, thicknesses, etc. It can be.
[0055]
In the vertical portion 3, a step 7 is provided at a position where the upper surface of the joist member comes when the joist member is placed. The step 7 marks the height of the joist on the wall so that it can be easily positioned when the joist pad is attached to the ink so that the joist pad is at the same height at that position. It is a sign to do. Such a mark may be a step formed in the protruding portion as shown in FIG. 1B or a line as shown in FIG.
[0056]
The joist pad 1 can be used as shown in FIGS. 2 to 6 to construct a floor-side structure as shown in FIGS.
[0057]
FIG. 2 shows a rubber joist pad 11 according to another example of the present invention attached to a wall 12. The joist pad 11 has a reference line 13 at a position where the surface of the joist material comes. The reference line 13 of the rubber joist pad 11 is aligned with the line 14 at the height position of the joist material drawn on the wall 12, and the screw 16 is inserted into the screw hole 15 in the joist pad 11, so that the joist pad 11 is fixed. Attach to wall 12.
[0058]
FIG. 3 shows a state in which the joist 17 is temporarily fixed to the joist pad 11 attached to the wall 12 as shown in FIG. The rubber joists 17 are attached with rubber support legs 19 with bolts 18 at regular intervals. The edge joist 17 is inserted into the joist pad 11 and attached. A nut is attached to the level adjustment hole 20 so that the height can be adjusted by the bolt 18.
[0059]
FIG. 4 shows a state in which the bolt 18 is turned until the rubber support leg 19 of the joist 17 is brought into contact with the housing base 21 when fitted into the joist pad 11. It is not necessary to adjust the level just by turning the bolt 18 until the rubber support leg 19 comes into contact with the frame base 21, and the wall joist 17 does not tilt even in a place where the level of the frame base 21 is bad and unevenness is large. 12 and the surface of the thick joist 17 are kept at a right angle.
[0060]
FIG. 5 shows a state in which the adhesive 22 is poured and fixed between the rubber support leg 19 and the housing base 21. By bonding, the joist 17 is further stabilized even in a place where the unevenness of the casing base 21 is large. The same glue is used for the nuts and bolts 18 of the joistwood, and they are poured and fixed from the level adjusting holes 20. By fixing the joist 17 to the frame base 21, the floor floor around the room is prevented from jumping up against the heavy floor impact sound, and the sound transmitted from the baseboard to the downstairs through the wall is reduced.
[0061]
FIG. 6 shows, in a wide range, the state in which the construction of the joists has been completed, as in FIG. The rubber joists 17 are provided with rubber support legs 19 with bolts 18 at regular intervals, and two joist pads 11 are attached to the single joists 17 to fix the joists 17. Moreover, in order to prevent generation | occurrence | production of floor noise between the thick joists 17, construction is performed with a gap.
[0062]
FIG. 7 is a cross-sectional view of an example of a floor structure according to the present invention, and shows a state in which a wall, a floor joist, and a floor material after the double floor is constructed are accommodated. The floor structure 31 includes a frame base 32, a wall 33, a joist member 34 disposed on the case base 32 at the time of the wall 33, a particle board 35 that is a base panel on the joist member 34, and a flooring material as a finishing material. 36, and the joists 34 have support legs 37 whose levels can be adjusted.
[0063]
In the floorside structure 31, a rubber joist pad 38 is fixed to the wall 33, and the joist member 34 is mounted by placing the joist member 34 on the joist pad 38 and contacting the support leg 37 to the housing base 32. Is supported on the housing base 32. On the joist member 34, a particle board 35 as a base panel is directly attached to the joist member 34 with screws or nails as a double floor member, and a flooring member 36 as a finishing material is applied thereon. .
[0064]
The floor structure 31 can be provided with a baseboard 39, and the baseboard 39 is a baseboard having a soft resin 41 of about 5 mm attached to a baseboard 40. In FIG. 7, the joist pad 38 is fixed to the wall 33 with screws 42, the support legs 37 are extended with bolts 43 and nuts 44, and the rubber member 45 is brought into contact with the housing base 32. Further, the floor center portion side of the particle board 35 can be supported by the floor support legs 46. The floor support leg 46 can be composed of a double floor support panel 47, a rigid nut 48, a double floor steel bolt 49 and a double floor rubber member 50.
[0065]
FIG. 8 is a cross-sectional view of the floor-side structure 41 of another example of the present invention, and shows a state in which the wall, the floor joist, and the floor material after the double floor is constructed. Unlike FIG. 7, the upper height of the particle board 42, which is the base panel, is adjusted to the same height as the upper height of the joist member 34 by the floor support legs 43, and the base plywood 44 is made of the joist member 34 and the particle board 42. This is an example of mounting with screws and nails. The floor support leg 43 can include a support member 47 including a nut 45 and a bolt 46 and a rubber member 48. On the base plywood 44, a flooring material 36, which is a finishing material, is applied as in FIG.
[0066]
【The invention's effect】
According to the present invention, the positioning of the joists by the rubber joists pad eliminates the gap between the joists and the flooring on the joists, and a stable floor-to-floor structure without problems such as ringing of the floor is obtained. It is done.
[0067]
In addition, according to the present invention, by positioning the joist material into a rubber joist pad attached to the wall, the joist material can be accurately positioned and the upper surface of the joist material can be obtained even in a place where the ground surface of the frame is poor. It can be kept horizontal, and when a joist is fixed to a base material such as a base panel or a base plywood, a gap is not formed between them, and floor noise can be prevented.
[0068]
In particular, according to the present invention, by applying a joist with a support leg that can be level-adjusted using a rubber joist pad, the joist can be constructed in a short time, and the foundation of the frame is not damaged. Since the top surface of the joists can be kept horizontal even in places with poor land, the joists of the joists can be prevented from falling down during construction, and the safety of the work can be significantly improved. Variation is reduced.
[0069]
Further, according to the present invention, by preventing the wall and the joist from directly contacting with the joist pad, it is possible to prevent the floor impact sound from being transmitted to the wall from the joist pad and the rubber member of the support leg. Also, the transmission of sound to and from the chassis base can be reduced. Furthermore, by fixing the support leg and the chassis base with an adhesive, the workability is not significantly sacrificed, and a significant improvement effect on the heavy floor impact sound can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a front view of a joist pad according to an example of the present invention, and FIG. 1B is a right side view of the joist pad of FIG.
FIG. 2 is a perspective view showing a joist pad fixed to a wall according to another example of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view of a state in which a joist material is placed on the joist pad of FIG. 2;
4 is a perspective view showing a state in which a support leg of the joist of FIG. 2 is extended to a frame base. FIG.
5 is a perspective view of a state in which the rubber member of the support leg of FIG. 2 and the housing base are bonded with an adhesive. FIG.
6 is a perspective view showing an overall attachment state of the joist of FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of an example of a floor structure according to the present invention.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view of a floor-side structure of another example of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing an example of a conventional floor structure.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing another conventional floor structure.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing still another conventional floor structure.
[Explanation of symbols]
1,11,38 joist pad 2 horizontal part 3,4 vertical part 12,33 wall 13 reference line 14 inking line 17 joisting material 19 rubber support leg 20 level adjusting hole 21, 32 frame base 22 adhesive 31 floor structure 34 joist 35 particle board (base panel)
36 Flooring (finishing material)
37 support legs 39 skirting boards 101 walls 102 joists 104 floor base 105 bundle (wooden)
106 Double floor base plywood 107 Flooring material 115 Soft resin member 117 joist with nut 119 Level-adjustable vibration-proof rubber support bolt 120 Rubber sponge 121 Solid rubber

Claims

躯体下地、壁、前記壁の際の前記躯体下地上に配置されている根太材、及び前記根太材上の床材を具え、前記根太材がレベル調整可能な支持脚を有している床際構造において、
前記壁にゴム製の根太パッドが固定されており、前記根太材の前記根太パッド上への載置及び前記支持脚の前記躯体下地への接触によって、前記根太材が前記躯体下地上で支えられていることを特徴とする床際構造。A frame base comprising a frame base, a wall, a joist disposed on the frame base at the time of the wall, and a flooring on the joist, wherein the joist has leveling-adjustable support legs In structure
A rubber joist pad is fixed to the wall, and the joist material is supported on the case base by placing the joist on the joist pad and contacting the support leg to the case base. Floor structure characterized by

複数の前記根太パッドが用いられており、前記各根太パッドが互いに離間した状態で前記壁に固定されている請求項１記載の床際構造。The floor-side structure according to claim 1, wherein a plurality of joist pads are used, and each joist pad is fixed to the wall in a state of being separated from each other.

前記支持脚が接着剤によって前記躯体下地に固定されている請求項１又は２記載の床際構造。The floor-side structure according to claim 1 or 2, wherein the support legs are fixed to the casing base by an adhesive.

躯体下地、壁、前記壁の際の前記躯体下地上に配置されている根太材、及び前記根太材上の床材を具え、前記根太材がレベル調整可能な支持脚を有している床際構造に用いる根太パッドであって、
前記根太パッドがゴムからなり、前記根太パッドの前記壁への固定、前記根太材の前記根太パッド上への載置及び前記支持脚の前記躯体下地への接触によって、前記根太材が前記躯体下地上で支えられることを特徴とする根太パッド。A frame base comprising a frame base, a wall, a joist disposed on the frame base at the time of the wall, and a flooring on the joist, wherein the joist has leveling-adjustable support legs A joist pad used for the structure,
The joist pad is made of rubber, and the joist pad is fixed to the wall, the joist pad is placed on the joist pad, and the support leg is brought into contact with the chassis base so that the joist board is below the chassis. A joist pad that is supported on the ground.

前記根太パッドが断面略Ｕ字状の形状を有しており、前記根太材が前記根太パッドの内側底面上に載置される請求項４記載の根太パッド。The joist pad according to claim 4, wherein the joist pad has a substantially U-shaped cross section, and the joist material is placed on an inner bottom surface of the joist pad.

前記根太パッドが７０以下のゴム硬度（デュロメータＡでの測定値）を有する請求項４又は５記載の根太パッド。The joist pad according to claim 4 or 5, wherein the joist pad has a rubber hardness (measured with a durometer A) of 70 or less.

躯体下地、壁、前記壁の際の前記躯体下地上に配置されている根太材、及び前記根太材上の床材を具え、前記根太材がレベル調整可能な支持脚を有している床際構造を施工するにあたり、
ゴム製の根太パッドを準備すること、
前記根太パッドを前記壁に固定すること、
前記根太材を前記根太パッド上に載置すること及び
前記支持脚を前記躯体下地に接触させること
を含むことを特徴とする床際構造の施工方法。A frame base comprising a frame base, a wall, a joist disposed on the frame base at the time of the wall, and a flooring on the joist, wherein the joist has leveling-adjustable support legs In constructing the structure,
Preparing a rubber joist pad,
Fixing the joist pad to the wall;
A method for constructing a floor-side structure, comprising placing the joist material on the joist pad and bringing the support leg into contact with the chassis base.