JP4089651B2 - 信号生成装置及び機械装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機器を使用する使用者に機器の状態変化、イベントの発生等を通知する信号を生成する信号生成装置及びこの信号生成装置を搭載した機械装置に関する。
自動車の速度超過警告、産業用機械の誤操作防止警告、製造現場等における圧力、温度等の管理数値の超過警告などは、騒音に溢れた環境下にあっても確実にユーザの注意を喚起するものでなければならない。警告に限らず、例えば、携帯型電話であれば、電話着信又はメール受信等のようにユーザに対して機器状態の変化又は情報の新着等を伝えるための通知もまた、バス、電車、自動車等の移動体内外、若しくは公共空間のような騒音環境下であってもユーザの注意を容易に喚起するものであることが好ましい。
一例として、パーソナルコンピュータにおける誤操作警告、メール到着の通知等を「音」で行う場合、オフィスなど静謐な環境を維持するためには、この警告音及び通知音は、大音量にできない。一方、使用環境が騒音で溢れていれば、周囲の騒音、機械の動作音等に劣らない音量で警告音及び通知音を出力することでユーザが気付きやすくする方法がとられるが、大音量の警告音及び通知音が他の使用者(操作者又は作業者)にとって更なる「騒音」を生むことになる。
また、携帯型電子機器は、起動中であれば、ユーザの動作中、歩行中等であっても警告音及び通知音を発生する状況が生じる。したがって、警告音及び通知音は、ユーザが騒音下、振動下等のあらゆる環境下にあったとしても、容易に知覚されるものでなければならない。
そこで、どのような環境下にあっても、ユーザが容易に気付くことができる警告音及び通知音を生成することが要求される。例えば、特許文献1には、可聴域の搬送波に対してパルス的なリズムをもつ包絡線関数による振幅変調をかけて出力し、搬送波の振動数、搬送波の振幅、振幅変調に用いる包絡線関数のパルス速度、振幅変調に用いる包絡線関数のパルス幅をそのうち2つ又はそれ以上の要素を組み合わせて同期的に変化させることにより騒音下でも聞き取りやすい警報を生成する技術が開示されている。
しかし、特許文献1の技術は、警報音の音高或いは音量が同期的に変化することでユーザに聞き取りやすくすることを期待したものであるが、ユーザの注意が作業等に集中している場合、通常の警報音と同様、やはり使用者に知覚されにくいことが想定される。また、この技術による警報音は、注意を促したいユーザのみならず周囲にいるほかのユーザにも聞き取りやすいことになるため、複数ユーザが複数機器を使用する環境下において、特定ユーザにのみ警告又は通知を行いたい状況では不向きであり、ほかのユーザの使用する機器が発する警告音及び通知音の混同も招く。
特開11−249673号公報
本発明は、騒音、振動等あらゆる環境下でユーザの注意を容易に喚起することができ、ユーザが動作中であっても知覚されやすい警告及び通知を生成することができる信号生成装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る信号生成装置は、使用者の動作を検出する検出手段と、検出手段で検出された信号から使用者の動作の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、特徴抽出手段で抽出された特徴量に同期した信号を生成する信号生成手段と、生成した信号を使用者に提示する提示手段とを備え、信号生成手段は、使用者に知らせるべきイベントが発生したときに、特徴量に同期した信号に対して規則なタイミングで信号を挿入又は間引いて信号を生成する。
また、本発明に係る信号生成方法は、使用者の動作を検出する検出工程と、検出工程で検出された信号から使用者の動作の特徴量を抽出する特徴抽出工程と、特徴抽出工程で抽出された特徴量に同期した信号を生成する信号生成工程と、生成した信号を使用者に提示する提示工程とを有し、信号生成工程では、使用者に知らせるべきイベントが発生したときに、特徴量に同期した信号に対して規則なタイミングで信号を挿入又は間引いて信号を生成する。
使用者が身につけて使用できる携帯型機器に適用する場合、検出手段を使用者の身体の一部に装着し、信号生成手段は、特徴抽出手段で抽出された特徴量に同期した信号を生成し、使用者に知らせるべきイベントが発生したときに、特徴量に同期した信号に対して規則なタイミングで信号を挿入又は間引いて信号を生成する。使用者の身体の一部としては、信号生成装置が搭載された機械装置を操作する身体部位をあげることができる。また検出手段は、信号生成装置が搭載された機械装置にあって使用者によって操作入力される操作入力部に設けられてもよい。このほか提示手段としては、発光手段、音声出力手段、振動発生手段があげられる。
上述した目的を達成するために、本発明に係る機械装置は、使用者から操作入力が行われる操作入力手段と、該操作入力手段を介して入力される使用者からの指令に基づいて動作を制御する制御手段とを有する機械装置において、使用者の動作を検出する検出手段と、検出手段で検出された信号から使用者の動作の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、特徴抽出手段で抽出された特徴量に同期した信号を生成する信号生成手段と、生成した信号を使用者に提示する提示手段とを備え、信号生成手段は、使用者に知らせるべきイベントが発生したときに、特徴量に同期した信号に対して規則なタイミングで信号を挿入又は間引いて信号を生成し、制御手段は、使用者に知らせるべきイベントが発生したとき該イベントの発生を信号生成手段で生成された信号を用いて提示手段によって使用者に提示する。
使用者の動作を検出する検出手段を操作入力手段に設け、使用者の操作入力手段に対する操作入力を検出することで間接的に使用者の動作を検出してもよい。
信号生成手段は、特徴抽出手段で抽出された特徴量に同期した信号を生成し、使用者に知らせるべきイベントが発生したときに、特徴量に同期した信号に対して規則なタイミングで信号を挿入又は間引いて信号を生成する。制御手段は、ここで生成した信号を、使用者に知らせるべきイベントが発生したとき、このイベントの発生を使用者に提示するために使用する。使用者に知らせるべきイベントが発生したときに、特徴量に同期した信号に対して規則なタイミングで信号を挿入又は間引いて生成される信号は、例えば、この機械装置に発生するイベントに応じて使い分ける。
本発明によれば、騒音、振動等あらゆる環境下で使用者の注意を容易に喚起し、機器を使用している本人以外の妨げにならず、使用者が動作中であっても知覚されやすい警告及び通知を生成することができる。使用者の動きあるいは使用者が操作する機械装置の動きに同期した信号を提示する場合、使用者は、自分の動作の特徴に同期した信号を受けることにより、騒音下、動作中、作業中等であっても確実に信号に気付く。また、逆に使用者の動きあるいは操作する機械装置の動きに部分的に同期し部分的には非同期の信号を提示した場合、使用者はこの信号に違和感を覚え、騒音下、動作中、作業中等であっても確実に信号に気付く。
本発明の具体例として示す信号生成装置は、センサによって使用者の動作を検出し、検出された動作の特徴を抽出し、特徴に応じた信号を生成する信号生成装置であって、一般的な電子機器、機械装置等に搭載されて使用される。そして、電子機器又は機械装置において「機械の状態変化」、「警告」、「おしらせ」等のように、使用者に知らせるべきイベントが発生したときに、抽出した動作の特徴に応じて生成された信号を用いて、このイベントの発生を使用者に知らせる。使用者の動作としては、例えば、歩行時、呼吸時等の身体の動き、車、飛行機、船等を操縦するときの身体の動き、パーソナルコンピュータのキーボードをタイプする動作などがあげられる。
電子機器、機械装置等にイベントが生じたときには、使用者の動作に同期又は非同期に信号が発せられる。使用者の動作に同期又は非同期の信号は、使用者の同調感又は違和感を誘発するため、騒音のある場所、使用者が何かに集中している状況等、使用者が警告又は通知に気付きにくい状況にあっても確実に使用者の注意を喚起することができる。
以下、本発明の具体例として示す信号生成装置について、図面を参照して詳細に説明する。信号生成装置1は、図1に示すように、使用者の動作を検出するセンサ11と、センサの検出値から動作の特徴を抽出する特徴抽出部12と、特徴に応じた信号を生成する信号生成部13と、生成した信号を使用者に提示する信号提示部14とを備え、これらは信号生成制御部15によって統括制御されている。
センサ11は、使用者の動作を検出できるものであればよく、使用者の身体の一部、使用者が身に付ける衣服、装身具及び携帯電子機器等に取り付けられる。センサ11の種類としては、振動センサ、加速度センサ、変位センサ、圧力センサ等を用いることができる。これらを取付け箇所に応じて使い分ける。また、センサ11は、電子機器又は機械装置の使用者によって操作される操作部位に取り付けることもできる。この場合、使用者による操作時の接触、操作時の使用者の動きを検出する。同様に、装置に設ける場合も同様に、振動センサ、加速度センサ、変位センサ、圧力センサ等を用いることができる。操作部がボタン式、スライド式、レバーによる切換などによるスイッチ類であれば、スイッチの操作から動作を検出することができる。例えば、パーソナルコンピュータ等の入力手段として使用されるキーボードのように使用者によって操作される入力部そのものが操作の際の動作を検出できる構造になっている場合には、特別なセンサを設けなくともよい。
特徴抽出部12は、センサ11で検出された信号の特徴量を検出する。特徴抽出部12としては、センサ11又は検出する指標に応じた構成を選択する。センサ11による検出値がパルス的に得られる場合には検出値を動作の特徴を表す特徴量と捉えることができるが、検出値が断続的又は継続的に得られる場合には、例えば、HPF(High Pass Filter)又はLPF(Low Pass Filter)等を使用して特徴成分を抽出する。
また、信号生成部13は、特徴抽出部12から受け取った特徴量に基づいて信号を生成する。信号生成部13における生成方法として、特徴量に同期した信号を生成する場合(特徴抽出部12で検出された特徴量をそのまま出力する場合も含む)、動作の特徴に非同期の信号を生成する場合、又は部分的に同期し部分的に非同期の信号を生成する場合等があげられる。特徴抽出部12で抽出されるセンサデータの特徴量及びこの特徴量に基づいて生成される信号については、図2を用いて詳細に説明する。
信号生成制御部15は、この信号生成装置1が搭載される電子機器又は機械装置において使用者に対して知らせるべきイベントが生じたとき、信号生成部13が生成した信号を使用する。すなわち、信号生成制御部15は、イベント発生時には、使用者の動作に合わせたタイミングで信号を出力する。また、使用者の動作と少しタイミングをずらして信号を出力する。更に、使用者の動作にタイミングを合わせた信号及びずらした信号を混合して出力する。“知らせるべきイベント”には、例えば、使用者に注意警告を促す必要があるもの、単に使用者に知らせるだけのもの等があり、両者では使用者に提示する意味も緊急度も異なる。本具体例では、この性質の異なるイベントを“警告”と“通知”とに区別して扱っている。
信号提示部14は、信号生成部13にて生成された信号を使用者が知覚できるように提示する構成である。人間の感覚器官に刺激を与えて知覚させる手法として、光により視覚系を刺激するものとしてLED等の発光素子、音響により聴覚系を刺激するものとしてブザー、ベル、スピーカ、振動により触覚を刺激するものとしてバイブレータ等を用いることができる。信号提示部14の形態は、この信号生成装置1が搭載される機器又は機械の特性、使用状況等に応じて自由に選択することができる。
つぎに、特徴抽出部12で抽出されるセンサデータの特徴量に基づいて信号生成部13で生成される信号について図2を用いて説明する。図2の横軸は時間、縦軸は振幅又は信号の強弱を表している。ただし、振幅は、単に特徴抽出部12によって抽出された拍子(特徴点)の有無を表すだけの2値化されたものであってもよい。なお、図2(a)では、説明の便宜上、使用者の動作が一定周期のリズムであるかのように描いたが、実際は、動作は変動して正確に一定値ではない。
図2(a)には、センサ11で検出されたセンサデータから抽出された特徴量が表されている。図2(b)には、特徴抽出部12によって抽出された特徴量に同期した信号が表されている。この例は、信号生成部13が特徴抽出部12で検出された特徴量をそのまま出力信号とする場合である。センサ11で抽出された特徴に合わせて出力オンとしている。
図2(c)は、信号生成部13が特徴抽出部12によって抽出された特徴量に対して不規則なタイミングで信号を挿入して生成した信号を表している。図に示す矢印で示したタイミングで信号Sが挿入された信号である。図2(d)は、信号生成部13が特徴抽出部12によって抽出された特徴量に対して不規則なタイミングで信号を間引いて生成した信号を表している。図に示す矢印で示した時間に抽出された特徴量に対応する信号Sを取り除いて、このタイミングでは出力オフとする。信号を挿入するタイミング及び信号の間引きタイミングは、例えば、擬似乱数等によってランダムに決めることができる。
図2(e)は、信号生成部13が特徴抽出部12によって抽出された特徴量に対して一部非同期になるように生成された信号を表している。信号生成部13において特徴量に非同期な信号を生成する方法としては、抽出された使用者の動作の特徴量に対して、一部をランダムにタイミングを早める、遅くする、又は信号の強弱を変更する等の変調を施す。図2(e)には、もともと抽出された特徴量が点線で、またタイミングが変更されて出力される信号が実線がで示されている。どの特徴点を変更するか、タイミングを早めるのか遅らせるのか、更にどの程度早めるか遅らせるかは、上述の例と同様、擬似乱数等によってランダムに決めることができる。
なお、特徴点のタイミングを遅らせる処理では、単に遅延させればよいが、特徴点を早めるには予測が必要である。一例としては、現時点までに抽出された特徴量から次の動作タイミングを予測し、予測されるタイミングよりも早い時刻に信号を挿入し、実際に検出された次の特徴点は間引くという処理を行う。
上述のように信号生成部13は、センサ11で検出されたセンサデータから抽出された使用者の動作の特徴量に同期した、あるいは部分的に同期し部分的に非同期であるような信号を生成することができる。このように生成された信号は、使用者の注意を喚起しやすく周囲にいるほかの人間には妨げにならないため、電子機器又は機械装置において使用者に知らせるべきイベントが発生したとき、それを知らせるための信号として用いると効果的である。
例えば、信号生成部13は、歩行(ランニング又はウォーキング)時、呼吸時等の身体の動き、車、飛行機、船等を操縦するときの身体の動き、パーソナルコンピュータのキーボードをタイプする動作を検出し、その動作のリズム、癖等を特徴量として抽出し、特徴量に同期した電子音、あるいは非同期の信号を生成する。電子機器又は機械装置が使用者に通知したいイベントが発生したとき、生成した信号を提示する。
すなわち、電子機器又は機械装置は、使用者の動作にあったタイミングで電子音等を発生させる。また逆に使用者の動作と微妙にずれた電子音などを発生させる。前者の場合、使用者が何らかの操作を行ったときに操作に同調して音が発生されるため、注意を喚起されやすい。一方、後者の場合、使用者の操作と関係のないタイミングで音が発生されるため、使用者はこの音に違和感を覚え、やはり注意を喚起される。本具体例では、前者の信号を単なるお知らせ“通知”に使用し、後者の信号を“警告”に使用する。
以下では、電子機器又は機械装置に信号生成装置1を設けた例について説明する。図3及び図4を用いて、信号生成装置1をランニングタイマのアラームに応用した例を示す。ランニングタイマは、ランニング(又はウォーキング)の際、使用者が所望の走行時間、終了時刻等を予め設定することで走行の終了を使用者に通知できる装置である。
ランニングタイマ20は、使用者の上下動を感知するセンサ21と、センサ21にて検出されたデータから歩調ペースを抽出する歩調ペース抽出部22と、歩調ペースに基づいた信号を生成する信号生成部23と、生成した信号を音として使用者に伝えるヘッドフォン24と、走行時間、終了時間等を計時するためのクロック25とを備え、これらは制御部26によって統括制御されている。図4において、信号生成装置1としての構成は、点線で囲んである。また、ランニングタイマ20は、信号を提示するために、ヘッドフォンのほかバイブレータ27を備えていてもよい。更には、音楽を再生するための音楽再生ユニット28が設けられていてもよい。音楽再生ユニット28としては、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc;登録商標)等の着脱可能な記録媒体を再生するためのドライバ、又は着脱可能な半導体メモリを再生するためのドライバ等があげられる。
本体部(ヘッドフォン24を除く)は、図3に示すように、ベルト等により使用者の腰に取り付けられる。センサ21が検出した使用者の上下動のリズム(すなわち走行のリズムである)と同期した、あるいは部分的に同期し部分的に非同期であるようなリズムのアラーム音が生成される。制御部26は、クロック25から所定の走行時間の経過を示す信号を受け取ると、生成したアラーム音をヘッドホン24から出力し使用者に走行を終了すべき時間であることを知らせる。使用者には、走行ペースに一致したアラーム音又は振動が与えられる。
つぎに、信号生成装置1を自動車の速度超過警告に応用した例を図5及び図6を用いて説明する。速度超過警告装置30は、図6に示すように、ハンドルに設けられ運転者のハンドル操作を感知するセンサ31と、センサ31にて検出されたデータからハンドル操作における微細動パターンを抽出するパターン抽出部32と、微細動パターンに基づいた信号を生成する信号生成部33と、生成した信号を音として使用者に伝える車内スピーカ34とを備え、これらが制御部35によって統括制御されている。図6において、信号生成装置1としての構成は、点線で囲んである。
ここでパターン抽出部32によって検出される微細動パターンとは、左右に曲がる、斜線を変更する等のための明示的なハンドル操作ではなく、高速道路の走行時等の安定走行時にハンドルの“あそび”の範囲内で検出される運転者が意識しないハンドル揺れを指す。
制御部35は、車軸等に取り付けられ走行速度を検出する走行速度検出器36において検出された速度値を受けて車内スピーカ34を通じて運転者に警告を促すアラーム音を提示する。
この速度超過警告装置30は、図5に示すように、車軸等に取り付けられた走行速度検出器36が検出した走行速度の情報が制御部35に送られる。制御部35は、走行速度が予め設定した値を超過したとき、パターン抽出部32にて抽出されたハンドルあそびの微細振動と部分的に同期し部分的には非同期の信号の警告音を生成して車内スピーカ34から出力し運転者に速度超過を警告する。
運転者には、自分のハンドル操作(ハンドル揺れ)と部分的には一致するものの、部分的に余計な信号が挿入された図2(c)に示した信号に基づく警告音、あるいはハンドル操作(ハンドル揺れ)と部分的に一致しない図2(d)に示した信号に基づく警告音が提示される。
つぎに、信号生成装置1をパーソナルコンピュータのキーボードに応用した例について図7を用いて説明する。
このキーボード40は、パーソナルコンピュータ(PC)50と接続され、図7に示すように、複数のキー41のそれぞれに設けられ使用者による押下操作を感知する押下検出センサ42と、押下検出センサ42で検出された押下パターンに基づいた信号を生成する信号生成部43とを備え、これらが制御部44によって統括制御されている。制御部44は、PCに発生したイベントがエラー等の場合には、図2(c)、(d)、(e)に示した信号に基づく警告音を使用者に対して提示する。また、PCに発生したイベントがメール着信の場合には、図2(b)に示した信号に基づく通知音を使用者に対して通知する。
なお、この例では、生成した信号は、音声としてPC側の音声出力部から出力される。また、この押下検出センサ42は、キーそのものと同一であってもよく、押下を検出するセンサを特に独立して設けなくともよい。
以上説明したように、本発明の具体例として示す信号生成装置1によれば、使用者の身体あるいは操作する電子機器又は機械装置の動きに同期した信号が生成される。この信号は、使用者の動きにあっているため、この信号から通知音を作成した場合、使用者は、自分の動作と全く関係ない音(例えば、いわゆる通常のアラーム音)を聞いた場合よりも注意を喚起されやすく騒音下、作業に集中している状況下、また運動中であっても確実に警告又は通知に気付くことができる。特に、作業、運動等に集中している状況であるほど、自分の動作とともに発生する音には気が付きやすいため、使用者に知覚させる効果が大きい。
逆に、使用者の身体あるいは操作する電子機器又は機械装置の動きに部分的には同期するが部分的には非同期であるような音が発生された場合、使用者は、動きとずれた音が発生されることに違和感を覚え、より注意を喚起されやすくなる。これにより、使用者は、騒音環境下、作業に集中している状況下、また運動中であっても確実に警告及び通知に気付くことができる。
重要な点は、使用者は、動作に全く非同期な信号よりも部分的に同期し部分的に非同期な音を聞いたほうが、強い違和感を抱くため注意喚起には適している点である。したがって、本具体例では、使用者の動作に同期した信号を単なる通知に使用し、部分的に同期し部分的に非同期の信号をより緊迫度の高い通知、すなわち警告に使用している。
また、信号生成装置1によって生成された警告及び通知の信号に基づいた警告音又は通知音は、この電子機器又は機械装置を操作する使用者の周辺にいる人、別の作業をしている人等にとって気付かない程度の音量でよい。また、周囲のほかの人にとっては、単なるランダムなリズム又は意味のない音であるため、使用者以外の人の妨げになることなく更なる雑音を生むことにもならない。
なお、本発明は、上述した具体例のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、図2に示した信号生成部13によって生成される信号は、特徴量が使用者の動作に同期し、部分的に音色、音量、音程を変調した信号になっていてもよい。また、信号生成装置1を電子機器等の操作入力に適用したとして、操作入力に際して常に発音するものが突然発音しなくなっても、あるいは不規則に発音しても、使用者は違和感を覚える。そこで、イベントの発生を、操作音を部分的に無音にすることで知らせてもよい。
また、本具体例では、“知らせるべきイベント”を使用者に提示する意味も緊急度も異なる “警告”と“通知”とに区別し、通知の場合には動作に同期した信号を使用し、警告の場合には動作に非同期の信号を使用するとしたが、使用する信号のタイプは、これに限定されるものではない。イベントの内容、重要度等に応じて、図2に示した信号を選択できるようにしてもよい。
本発明に係る信号生成装置は、使用者によって操作される携帯型電話機、パーソナルコンピュータ、携帯型情報処理端末等の電子機器、及び移動車両、航空機、製造装置等の機械装置に搭載できる。特に、連続的に操作入力がされ使用者の動作の特徴量が検出できる装置、また機器(機械)自体の動作の特徴量が検出できる装置であれば搭載することができる。
本発明の具体例として示す信号生成装置を説明する構成図である。 上記信号生成装置の特徴抽出部で抽出されるセンサデータの特徴量及びこの特徴量に基づいて生成される信号を説明する図である。 上記信号生成装置を搭載したランニングタイマを説明する模式図である。 上記信号生成装置を搭載したランニングタイマを説明する構成図である。 上記信号生成装置を搭載した自動車を説明する模式図である。 上記信号生成装置を搭載した自動車の速度超過警告装置を説明する構成図である。 上記信号生成装置を搭載したキーボードを説明する構成図である。
符号の説明
1 信号生成装置、 11 センサ、 12 特徴検出部、
13 信号生成部、 14 信号提示部、 15 信号生成制御部

Claims (9)

  1. 使用者の動作を検出する検出手段と、
    上記検出手段で検出された信号から上記使用者の動作の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、
    上記特徴抽出手段で抽出された特徴量に同期した信号を生成する信号生成手段と、
    上記生成した信号を上記使用者に提示する提示手段とを備え、
    上記信号生成手段は、上記使用者に知らせるべきイベントが発生したときに、上記特徴量に同期した信号に対して規則なタイミングで信号を挿入又は間引いて信号を生成することを特徴とする信号生成装置。
  2. 上記検出手段は、当該信号生成装置が搭載された機械装置を操作する身体部位に装着されることを特徴とする請求項1記載の信号生成装置。
  3. 上記検出手段は、当該信号生成装置が搭載された機械装置の上記使用者が操作入力を行う操作入力部に設けられることを特徴とする請求項1記載の信号生成装置。
  4. 上記提示手段は、発光手段であることを特徴とする請求項1記載の信号生成装置。
  5. 上記提示手段は、音声出力手段であることを特徴とする請求項1記載の信号生成装置。
  6. 上記提示手段は、振動発生手段であることを特徴とする請求項1記載の信号生成装置。
  7. 使用者から操作入力が行われる操作入力手段と、該操作入力手段を介して入力される使用者からの指令に基づいて動作を制御する制御手段とを有する機械装置において、
    上記使用者の動作を検出する検出手段と、
    上記検出手段で検出された信号から上記使用者の動作の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、
    上記特徴抽出手段で抽出された特徴量に同期した信号を生成する信号生成手段と、
    上記生成した信号を上記使用者に提示する提示手段とを備え、
    上記信号生成手段は、上記使用者に知らせるべきイベントが発生したときに、上記特徴量に同期した信号に対して規則なタイミングで信号を挿入又は間引いて信号を生成し、
    上記制御手段は、上記使用者に知らせるべきイベントが発生したとき該イベントの発生を上記信号生成手段で生成された信号を用いて上記提示手段によって上記使用者に提示することを特徴とする機械装置。
  8. 上記検出手段は、上記操作入力手段に設けられることを特徴とする請求項記載の機械装置。
  9. 使用者の動作を検出する検出工程と、
    上記検出工程で検出された信号から上記使用者の動作の特徴量を抽出する特徴抽出工程と、
    上記特徴抽出工程で抽出された特徴量に同期した信号を生成する信号生成工程と、
    上記生成した信号を上記使用者に提示する提示工程とを有し、
    上記信号生成工程では、上記使用者に知らせるべきイベントが発生したときに、上記特徴量に同期した信号に対して規則なタイミングで信号を挿入又は間引いて信号を生成することを特徴とする信号生成方法。
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