JP4089183B2 - データ通信システム、データ通信装置、携帯端末、データ通信方法、データ通信プログラム、およびデータ通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ通信システム、データ通信装置、携帯端末、データ通信方法、データ通信プログラム、およびデータ通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ通信システム、データ通信装置、携帯端末、データ通信方法、データ通信プログラム、およびデータ通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯端末の普及にともない、たとえば携帯端末と各種機器との接続の容易性の観点から、Bluetooth(ブルートゥース)などの規格に基づいた近距離無線通信に関する技術が注目されている。
【0003】
この近距離無線通信は、ピア・ツー・ピア型の接続を前提としており、ユーザは、たとえばIPアドレスなどの通信相手先のアドレス情報を設定する必要がないため、携帯端末を相手機器にきわめて容易に接続して各種の通信を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、たとえば複数の携帯端末が同一の相手機器に対して近距離無線通信するために接続した場合、それぞれの携帯端末と相手機器との間のデータ転送を確保する必要があることから、無線チャネルを複数の携帯端末で分割して使用することになる。このため、たとえば上記の例では、携帯端末1台あたりの通信速度が低下してしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、近距離無線通信を利用して相手機器と通信する場合に、通信速度の低下を抑えることが可能なデータ通信システム、データ通信装置、携帯端末、データ通信方法、データ通信プログラム、およびデータ通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
【0007】
(1)近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムであって、前記データ通信装置は、前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を受信する第1接続要求受信手段と、前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置における通信状況に応じて、当該データ通信装置の第2近距離無線通信インタフェースを介した前記携帯端末との第1の接続形態を許可するか否かを判断する判断手段と、前記第1の接続形態が許可されない場合、前記携帯端末と近距離無線通信可能であって前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置を選択する選択手段と、前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を送信する接続情報送信手段とを有し、前記携帯端末は、前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第1の接続要求を送信する第1接続要求送信手段と、前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記接続情報を受信した場合、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第2の接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する第2接続要求送信手段とを有することを特徴とするデータ通信システム。
【0008】
(2)近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記データ通信装置であって、前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を受信する第1接続要求受信手段と、前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置における通信状況に応じて、当該データ通信装置の第2近距離無線通信インタフェースを介した前記携帯端末との第1の接続形態を許可するか否かを判断する判断手段と、前記第1の接続形態が許可されない場合、前記携帯端末と近距離無線通信可能であって前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置を選択する選択手段と、前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を送信する接続情報送信手段とを有することを特徴とするデータ通信装置。
【0009】
(3)複数の携帯端末が、同一の前記他のデータ通信装置を介した前記第2の接続形態により前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と接続中である場合、当該データ通信装置における通信状況に応じて、前記複数の携帯端末の中の少なくとも1つとの前記第1の接続形態を許可するか否かを判断する第2判断手段と、前記複数の携帯端末の中の少なくとも1つとの前記第1の接続形態が許可された場合、所定の優先切替順位にしたがって、前記携帯端末との接続形態を前記第2の接続形態から前記第1の接続形態に切り替える切替手段とをさらに有することを特徴とする上記(2)に記載のデータ通信装置。
【0010】
(4)前記所定の優先切替順位は、前記携帯端末からの前記第1の接続要求を受信した順番に基づくことを特徴とする上記(3)に記載のデータ通信装置。
【0011】
(5)近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記携帯端末であって、前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を送信する第1接続要求送信手段と、前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して、前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置のネットワークインタフェースを介した当該携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を受信した場合、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第2の接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する第2接続要求送信手段とを有することを特徴とする携帯端末。
【0012】
(6)近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムであって、前記データ通信装置は、前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を受信する第1接続要求受信手段と、前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置、および前記携帯端末と近距離無線通信可能であって前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる他のデータ通信装置の中から、前記携帯端末との間の近距離無線通信に関する特性にしたがって、所定のデータ通信装置を選択する選択手段と、前記所定のデータ通信装置として前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との接続形態に関する接続情報を送信する接続情報送信手段とを有し、前記携帯端末は、前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第1の接続要求を送信する第1接続要求送信手段と、前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記接続情報を受信した場合、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する第2接続要求送信手段とを有することを特徴とするデータ通信システム。
【0013】
(7)近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムを用いて、データの通信を行うためのデータ通信方法であって、前記携帯端末が、前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を送信する段階と、前記データ通信装置が、前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して前記第1の接続要求を受信する段階と、前記データ通信装置が、前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置における通信状況に応じて、当該データ通信装置の第2近距離無線通信インタフェースを介した前記携帯端末との第1の接続形態を許可するか否かを判断する段階と、前記第1の接続形態が許可されない場合、前記データ通信装置が、前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置を選択する段階と、前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記データ通信装置が、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を送信する段階と、前記携帯端末が、前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記接続情報を受信した場合、前記携帯端末が、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第2の接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する段階とを有することを特徴とするデータ通信方法。
【0014】
(8)近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記データ通信装置を制御するデータ通信プログラムであって、前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を受信する手順と、前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置における通信状況に応じて、当該データ通信装置の第2近距離無線通信インタフェースを介した前記携帯端末との第1の接続形態を許可するか否かを判断する手順と、前記第1の接続形態が許可されない場合、前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置を選択する手順と、前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を送信する手順とを前記データ通信装置に実行させるためのデータ通信プログラム。
【0015】
(9)近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記携帯端末を制御するデータ通信プログラムであって、前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を送信する手順と、前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して、前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置のネットワークインタフェースを介した当該携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を受信した場合、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第2の接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する手順とを前記携帯端末に実行させるためのデータ通信プログラム。
【0016】
(10)上記(8)または(9)に記載のデータ通信プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0018】
図1は、本発明の第1実施形態に係るデータ通信システムの構成を示す図である。
【0019】
図1に示すデータ通信システムは、ネットワーク60を介して相互に通信可能なネットワーク機器20A、20Bと、携帯端末40A〜40Cとを有する。なお、ネットワーク60上の機器の種類および台数は、実際には図1に示す例に限定されない。
【0020】
ネットワーク60は、たとえば、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(fiber distributed data interface)、無線LAN(IEEE802.11)などのLAN、あるいはいくつかのLAN同士を接続してなるWANなどである。
【0021】
携帯端末40A〜40Cは、ネットワーク機器20A、20Bに対し、相互に近距離無線通信することができる。本明細書において、近距離無線通信は、ネットワーク60を介さない近距離(通信可能距離が好ましくは100m以内、より好ましくは10m以内)でのピア・ツー・ピア型の接続に基づく通信をいう。具体的には、近距離無線通信は、たとえば、Bluetooth(ブルートゥース)などの規格が適用可能である。
【0022】
図2は、ネットワーク機器の構成の一例を示すブロック図である。
【0023】
ネットワーク機器20A、20Bは、CPU21、ROM22、記憶部23、操作パネル部24、印刷部25、ネットワークインタフェース26、ローカルインタフェース27、通信処理部28、および上記各部の間で信号をやり取りするためのバス29を有している。つまり、本実施形態では、ネットワーク機器20A、20Bは、具体的にはプリンタである。ただし、ネットワーク機器は、必ずしも印刷機能を備えている必要はなく、携帯端末および他のネットワーク機器に対して通信可能なデータ通信装置としての機能を有していればよい。ネットワーク機器20A、20Bは、たとえば、FAX、複写機、パソコン、MFP(多機能周辺機器)などの機器であってもよい。
【0024】
CPU21は、プログラムにしたがって各部の制御および各種の演算処理を行う。ROM22は、各種のプログラムおよびデータを記憶する。記憶部23は、画像データなどの各種データを記憶するとともに、各種処理を実行する際の作業領域を提供する。
【0025】
操作パネル部24は、たとえばユーザが各種操作指示を行うための操作部と各種の表示を行うための表示部とから構成される。印刷部25は、各種データを印刷する。
【0026】
ネットワークインタフェース26は、ネットワーク60を介して他のネットワーク機器と通信するためのネットワーク通信用のインタフェースである。
【0027】
ローカルインタフェース27は、Bluetoothなどの規格に対応した近距離かつ直接機器間で通信するための近距離無線通信用のインタフェースである。
【0028】
通信処理部28は、図3に示すように、ローカルインタフェース27を介した近距離無線通信をコントロールする無線通信部31と、ネットワークインタフェース26を介したネットワーク通信をコントロールするネットワーク通信部32と、無線通信部31またはネットワーク通信部32に対して授受されるデータやコマンドを処理するデータ処理部33とを有している。データ処理部33は、無線通信部31またはネットワーク通信部32を介してデータ等を授受するため、通信内容、処理手順、および送信先の判断のみ行えばよく、いずれの通信用インタフェースを介しての通信であるかを意識することなく処理し得る。
【0029】
図4は、携帯端末の構成の一例を示すブロック図である。
【0030】
携帯端末40A〜40Cは、CPU41、ROM42、記憶部43、入力キー44、マイク45、ディスプレイ46、スピーカ47、ローカルインタフェース48、移動通信インタフェース49、無線通信部50、および上記各部の間で信号をやり取りするためのバス51を有している。つまり、本実施形態では、携帯端末40A〜40Cは、具体的には携帯電話である。ただし、携帯端末40A〜40Cは、たとえば、PHS(登録商標)、PDA、ノート型パソコン、電子手帳などであってもよい。
【0031】
携帯端末40A〜40CのCPU、ROM、記憶部、ローカルインタフェース、および無線通信部は、上記したネットワーク機器20A、20Bと同様の機能を有しているため、その説明を省略する。
【0032】
入力キー44は、各種の入力を行うために使用され、マイク45は、音声を入力するために使用される。ディスプレイ46は、各種の表示を行い、スピーカ47は、各種の音声を出力する。移動通信インタフェース49は、所定の周波数帯の電波を使い、移動通信ネットワークを介して外部と無線通信を行うための移動通信用のインタフェースである。
【0033】
なお、移動通信ネットワークを介した無線通信機能を有しない携帯端末の場合、上記の移動通信インタフェースは不要である。つまり、携帯端末40A、40Bは、少なくとも、CPU41、ROM42、記憶部43、ローカルインタフェース48、無線通信部50、およびバス51を有していればよい。
【0034】
次に、図5〜図17を参照して、ネットワーク機器の動作を説明する。図5〜図17のフローチャートに示されるアルゴリズムは、たとえばROM22にプログラムとして記憶されており、CPU21によって実行される。
【0035】
まず、図5を参照して、ネットワーク機器における近距離無線通信を利用した全体的な処理の手順について説明する。
【0036】
ステップS1001では、たとえばネットワーク機器(以下、単に「機器」ともいう。)20Aが、ローカルインタフェース27を介して、たとえば携帯端末40Aあるいは40Bからの第1の接続要求を受信したか否かが判断される。ここで、第1の接続要求は、携帯端末40Aあるいは40Bが機器20Aと直接的に近距離無線通信するための接続要求である。第1の接続要求が受信された場合(ステップS1001:YES)、ステップS1002において、第1の接続要求受信後の処理が実行されるが、この処理の手順についての詳細は後述する。
【0037】
ステップS1003では、たとえば機器20Bが、ローカルインタフェース27を介して、たとえば携帯端末40Bからの第2の接続要求を受信したか否かが判断される。ここで、第2の接続要求は、携帯端末40Bが、機器20Bおよびネットワーク60を介して機器20Aと通信する目的で、機器20Bと近距離無線通信するための接続要求である。
【0038】
1つのネットワーク機器は、状況によって、自機が携帯端末と通信する場合(通常データ通信)と、自機が別の機器と携帯端末との通信の単なる中継処理を行う場合(中継データ通信)との双方の処理が可能である。以下においては、理解を容易にするために、まず携帯端末40Aが機器20Aと近距離無線通信するための第1の接続要求を機器20Aに対して送信した後、携帯端末40Bが機器20Aと近距離無線通信するための第1の接続要求を機器20Aに対して送信する場合について説明する。また、機器20Aおよび20Bの双方について言及する場合、1つのネットワーク機器が状況によって、通常データ通信を行う機器20A、または中継データ通信を行う20Bの立場となることを示すものである。
【0039】
第2の接続要求が受信された場合(ステップS1003:YES)、ステップS1004において、第2の接続要求受信後の処理が実行されるが、この処理の手順についての詳細は後述する。
【0040】
ステップS1005では、たとえば機器20Bが、ネットワークインタフェース26を介して、たとえば機器20Aからの接続可能性の確認要求を受信したか否かが判断される。ここで、接続可能性の確認要求は、中継処理用の機器20Bがたとえば携帯端末40Bと近距離無線通信可能か否かを確認するための要求である。確認要求が受信された場合(ステップS1005:YES)、ステップS1006において、接続可能性の確認要求受信後の処理が実行されるが、この処理の手順についての詳細は後述する。
【0041】
ステップS1007では、すべての処理が完了したか否かが判断される。すべての処理が完了した場合(ステップS1007:YES)、プログラムの実行が終了される。すべての処理が完了していない場合(ステップS1007:NO)、ステップS1001に戻る。
【0042】
次に、図6を参照して、図5のステップS1002のたとえば機器20Aにおける第1の接続要求受信後の処理の手順について説明する。
【0043】
ステップS1021では、ID情報が作成され、ジョブリストにこのID情報が加入される。これらのID情報およびジョブリストは、機器20Aの記憶部23に記憶される。
【0044】
図23は、ID情報の一例を示す。図23は、携帯端末40Aがたとえば機器20Bを介して機器20Aと通信する場合を示しており、サーバ識別情報の欄には機器20Aの所定のアドレス、クライアント識別情報の欄には携帯端末40Aの所定のアドレス、中継端末識別情報の欄には機器20Bの所定のアドレスが書き込まれる。所定のアドレスとしては、IPアドレス、MACアドレス、Bluetoothアドレスなどの各種アドレスを使用することができる。
【0045】
図24は、ジョブリストの一例を示す。ジョブリストには、受け付けたジョブが受付順に登録され保存される。ジョブリストは、ジョブID、ID、サーバ識別情報、クライアント識別情報、中継端末識別情報、通信プロセス名、および実行状態の各欄から構成されている。サーバ識別情報、クライアント識別情報、および中継端末識別情報の各欄は、ID情報にしたがって入力される。通信プロセス名には、通信の種類(通常データ通信または中継データ通信)が入力される。
【0046】
なお、IDは、ネットワーク上で別の機器が発行したIDと重複しないように設定される。たとえば連続番号から構成されるジョブIDの先頭に自機のMACアドレスやIPアドレスを付加することにより、IDを設定することができる。あるいは、常にジョブIDとサーバ識別情報とを組み合わせて使用することにより、ネットワーク上での識別を可能としてもよい。
【0047】
ステップS1022では、第1の接続要求に対する判定処理が行われる。ここで、機器20Aにおける通信状況に応じて、当該機器20Aのローカルインタフェース27を介した携帯端末との第1の接続形態を許可するか否かが判断され、第1の接続形態が許可されない場合、携帯端末と近距離無線通信可能であって第1の接続要求を受信した当該機器20Aと異なる所定の他の機器が選択される。所定の他の機器が選択された場合、携帯端末が機器20Bおよびネットワーク60を介して機器20Aと通信するための第2の接続形態が指定される。
【0048】
たとえば、最初に機器20Aに第1の接続要求を送信した携帯端末40Aに対し、第1の接続形態が許可され、携帯端末40Aよりも後で機器20Aに第1の接続要求を送信した携帯端末40Bに対し、所定の他の機器が選択されて第2の接続形態が指定されることになる。なお、ステップS1022の処理の手順についての詳細は後述する。
【0049】
ステップS1023では、ステップS1022において所定の他の機器が選択されたか否かが判断される。他の機器が選択された場合(ステップS1023:YES)、ステップS1024の処理が実行され、他の機器が選択されなかった場合(ステップS1023:NO)、ステップS1026の処理が実行される。
【0050】
ステップS1024では、たとえば携帯端末40Bに対し、接続切替要求とID情報が送信される。ID情報は、第2の接続形態に関する接続を確立するための接続情報となり得る。接続切替要求は、近距離無線通信するための接続を切り替えることの要求をいう。本ステップにおいては、たとえば携帯端末40Bが機器20Bおよびネットワーク60を介して機器20Aと通信する目的で機器20Bと接続するように、携帯端末40Bに対して接続切替要求が送信される。図25は、接続切替要求の内容の一例を示す。
【0051】
ステップS1025では、たとえば携帯端末40Bから、接続切替要求の受信が完了したことを通知するための接続切替要求受信完了通知が受信されるのを待つ。
【0052】
一方、ステップS1026では、たとえば携帯端末40Aに対し、接続許可情報とID情報が送信される。図26は、接続許可情報の内容の一例を示す。
【0053】
ステップS1027では、携帯端末40Aから、接続が完了したことを通知するための接続完了通知が受信されるのを待つ。
【0054】
ステップS1028では、自機であるたとえば機器20Aが携帯端末40Aまたは40Bと通信する通常データ通信が実行される。このステップS1028の処理の手順についての詳細は後述する。
【0055】
ステップS1029では、通信が切断される。
【0056】
次に、図7を参照して、図6のステップS1022における第1の接続要求に対する判定処理の手順について説明する。
【0057】
ステップS1041では、近距離無線通信のための接続(以下、「無線接続」ともいう。)が現在行われていない状態であるか否かが判断される。無線接続が行われていない場合(ステップS1041:YES)、ステップS1046の処理が実行され、無線接続が行われている場合(ステップS1041:NO)、ステップS1042の処理が実行される。なお、ステップS1041において、無線接続数がたとえば1以下など、所定値以下であるか否かが判断されてもよい(後述するステップS1161、S1241も同様)。
【0058】
ステップS1042では、ネットワーク60上の他の機器の中から、無線接続可能な機器が検索される。ここで、たとえば携帯端末40Aよりも後で機器20Aに第1の接続要求を送信した携帯端末40Bと無線接続可能な機器が検索される。このステップS1042の処理の手順についての詳細は後述する。
【0059】
ステップS1043では、ステップS1042における検索の結果に基づいて、携帯端末40Bと無線接続可能な機器が存在するか否かが判断される。無線接続可能な機器が存在する場合(ステップS1043:YES)、ステップS1044の処理が実行され、無線接続可能な機器が存在しない場合(ステップS1043:NO)、ステップS1046の処理が実行される。
【0060】
ステップS1044では、ステップS1042で検索された無線接続可能な機器の中から所定の他の機器としてたとえば機器20Bが選択される。所定の他の機器として、例えば最も早く接続可能の返答が得られた機器を選択することができる。ただし、所定の他の機器は、任意の基準により選択され得る。たとえば、所定の他の機器として、無線接続可能な機器の中における無線接続数が最も少ない機器、携帯端末との間のローカルインタフェースを介した応答時間が最も短く測定された機器、あるいは携帯端末との間のローカルインタフェースを介したデータ転送速度が最も高く測定された機器などが選択されてもよい。なお、携帯端末との間の近距離無線通信に関する上記した無線接続数、応答時間、およびデータ転送速度の少なくとも1つを含む特性にしたがって、所定の他の機器が選択されてもよい。
【0061】
ステップS1045では、ステップS1044で選択されたたとえば機器20Bを経由した第2の接続形態が指定される。
【0062】
一方、ステップS1046では、自機であるたとえば機器20Aがローカルインタフェース27を介して携帯端末40Aと直接接続する第1の接続形態が許可される。
【0063】
次に、図8を参照して、図7のステップS1042における接続可能機器の検索の手順について説明する。
【0064】
ステップS1061では、ネットワーク60上の他の機器に対して、携帯端末40Bと無線接続可能か否かを確認するための接続可能確認要求が送信される。ここで、接続可能確認要求は、たとえば同じLAN内のすべての機器に対してブロードキャストされる。
【0065】
ステップS1062では、他の機器からの接続可能確認要求に対する返答を待つ。図27は、接続不可能を示す返答の内容の一例を示し、図28は、接続可能を示す返答の内容の一例を示す。
【0066】
ステップS1063では、接続可能確認要求に対する返答が接続可能を示しているか否かが判断される。返答が接続可能を示している場合(ステップS1063:YES)、ステップS1064の処理が実行され、返答が接続不可能を示している場合(ステップS1063:NO)、ステップS1065に進む。
【0067】
ステップS1064では、接続可能を示す返答が、たとえば図29に示すように、携帯端末40Bと無線接続可能な他の機器に関する情報の一覧を示す接続可能機器検索結果テーブルに加入される。
【0068】
ステップS1065では、接続可能確認要求を送信したすべての他の機器からの返答を受信するのを待ち、すべての他の機器からの返答を受信するまで、上記したステップS1062〜S1064の処理が繰り返される。
【0069】
次に、図9を参照して、図6のステップS1028における通常データ通信の手順について説明する。
【0070】
ステップS1081では、データの受信を待つ。
【0071】
ステップS1082では、接続の確立後に初めてデータを受信する新規な通信処理であるか否かが判断される。新規な通信処理である場合(ステップS1082:YES)、ステップS1083の処理が実行され、新規な通信処理でない場合(ステップS1082:NO)、ステップS1084に進む。
【0072】
ステップS1083では、たとえばROM22に保存されている通常データ通信を行うための通常通信プロセスが、記憶部23の作業領域に読み出されることにより生成される。
【0073】
ステップS1084では、実行しようとする通常データ通信に関するジョブリストおよびID情報の内容が、通常通信プロセスに適用される。
【0074】
ステップS1085では、通常通信プロセスの実行が行われる。通常通信プロセスは、自機であるたとえば機器20Aが携帯端末40Aと近距離通信する処理と、自機であるたとえば機器20Aが機器20Bおよびネットワーク60を介して携帯端末40Bと通信する処理とを含む。このステップS1085の処理の手順についての詳細は後述する。
【0075】
次に、図10および図11を参照して、図9のステップS1085における通常通信プロセスの実行の手順について説明する。
【0076】
ステップS1101では、図9のステップS1081で受信されたデータの解析が行われる。ここで、たとえば、受信されたデータが印刷用データであることが検出される。
【0077】
ステップS1102では、ステップS1101における解析結果に基づいて、別処理部で処理する必要があるか否かが判断される。別処理部で処理する必要がある場合(ステップS1102:YES)、ステップS1103の処理が実行され、別処理部で処理する必要がない場合(ステップS1102:NO)、ステップS1105に進む。
【0078】
ステップS1103では、別処理部に所定の処理を指示する。たとえば受信されたデータが印刷用データである場合、当該データを印刷部25で印刷処理する指示が行われる。
【0079】
ステップS1104では、ステップS1103において指示された処理が完了したことを通知するための処理完了通知が受信されるのを待つ。
【0080】
ステップS1105では、機器20Aから携帯端末40Aまたは40Bに対して、データを送信する必要があるか否かが判断される。たとえば印刷完了通知を送信する場合などがデータを送信する必要がある場合が該当する。データを送信する必要がある場合(ステップS1105:YES)、ステップS1106の処理が実行され、データを送信する必要がない場合(ステップS1105:NO)、図11のステップS1109に進む。
【0081】
ステップS1106では、当該通信が機器20Aのローカルインタフェース27を介した接続に基づく通信であるか否かが判断される。ローカルインタフェース27を介した接続に基づく通信である場合(ステップS1106:YES)、ステップS1107の処理が実行され、ローカルインタフェース27を介した接続に基づく通信でない場合(ステップS1106:NO)、ステップS1108の処理が実行される。
【0082】
ステップS1107では、機器20Aのローカルインタフェース27を介してID情報およびデータが携帯端末40Aに送信される。一方、ステップS1108では、機器20Aのネットワークインタフェース26を介してID情報およびデータが機器20Bに送信される。
【0083】
図11のステップS1121では、この通常通信プロセスが終了したか否かが判断される。本プロセスが終了した場合(ステップS1121:YES)、ステップS1122の処理が実行され、本プロセスが終了していない場合(ステップS1121:NO)、ステップS1123の処理が実行される。
【0084】
ステップS1122では、本プロセスが正常に終了したか否かが判断される。正常終了の場合(ステップS1122:YES)、ステップS1124の処理が実行され、正常終了でない場合(ステップS1122:NO)、ステップS1125の処理が実行される。
【0085】
一方、ステップS1123では、何らかのエラーが発生したか否かが判断される。エラーの発生があった場合(ステップS1123:YES)、ステップS1125の処理が実行され、エラーの発生がなかった場合(ステップS1123:NO)、図9のステップS1081に戻る。
【0086】
ステップS1124では、ジョブリストの本プロセスに対応する実行状態の欄に「終了」が入力され、ステップS1125では、ジョブリストの本プロセスに対応する実行状態の欄に「エラー終了」が入力される。
【0087】
ステップS1126では、本プロセスが、機器20Aの記憶部23の作業領域から消去されることにより、削除される。
【0088】
次に、図12を参照して、図5のステップS1004のたとえば機器20Bにおける第2の接続要求受信後の処理の手順について説明する。
【0089】
ステップS1141では、たとえば携帯端末40Bから送信されたID情報が取得される。
【0090】
ステップS1142では、第2の接続要求に対する判定処理が行われる。ここで、機器20Bにおける通信状況に応じて、当該機器20Bおよびネットワーク60を介して機器20Aと通信するための第2の接続形態を許可するか否かが判断され、当該第2の接続形態が許可されない場合、携帯端末40Bと近距離無線通信可能であって第2の接続要求を受信した当該機器20Bと異なる所定のさらに他の機器が選択される。所定のさらに他の機器が選択された場合、携帯端末40Bが所定のさらに他の機器およびネットワーク60を介して機器20Aと通信するための第2の接続形態が指定される。なお、ステップS1142の処理の手順についての詳細は後述する。
【0091】
ステップS1143では、ステップS1142においてさらに他の機器が選択されたか否かが判断される。さらに他の機器が選択された場合(ステップS1143:YES)、ステップS1144の処理が実行され、さらに他の機器が選択されなかった場合(ステップS1143:NO)、ステップS1146の処理が実行される。
【0092】
ステップS1144では、たとえば携帯端末40Bに対し、接続切替要求が送信される。本ステップにおいては、たとえば携帯端末40Bが選択されたさらに他の機器およびネットワーク60を介して機器20Aと通信する目的で選択されたさらに他の機器と接続するように、携帯端末40Bに対して接続切替要求が送信される。
【0093】
ステップS1145では、携帯端末40Bから、接続切替要求の受信が完了したことを通知するための接続切替要求受信完了通知が受信されるのを待つ。
【0094】
一方、ステップS1146では、たとえば携帯端末40Bに対し、接続許可情報が送信される。
【0095】
ステップS1147では、携帯端末40Bから、接続が完了したことを通知するための接続完了通知が受信されるのを待つ。
【0096】
ステップS1148では、たとえば機器20Bにより、機器20Aと携帯端末40Bとの通信の中継処理を行う中継データ通信が実行される。ただし、ステップS1142において所定のさらに他の機器が選択された場合、当該さらに他の機器により、中継データ通信が実行される。このステップS1148の処理の手順についての詳細は後述する。
【0097】
ステップS1149では、通信が切断される。
【0098】
次に、図13を参照して、図12のステップS1142における第2の接続要求に対する判定処理の手順について説明する。
【0099】
ステップS1161では、無線接続が現在行われていない状態であるか否かが判断される。無線接続が行われていない場合(ステップS1161:YES)、ステップS1166の処理が実行され、無線接続が行われている場合(ステップS1161:NO)、ステップS1162の処理が実行される。
【0100】
ステップS1162では、ネットワーク60上の機器20Bと異なるさらに他の機器の中から、携帯端末40Bと無線接続可能な機器が検索される。このステップS1162の処理の手順は、図8に示した通りである。
【0101】
ステップS1163では、ステップS1162における検索の結果に基づいて、携帯端末40Bと無線接続可能な機器が存在するか否かが判断される。無線接続可能な機器が存在する場合(ステップS1163:YES)、ステップS1164の処理が実行され、無線接続可能な機器が存在しない場合(ステップS1163:NO)、ステップS1166の処理が実行される。
【0102】
ステップS1164では、ステップS1162で検索された無線接続可能な機器の中から所定のさらに他の機器が選択される。所定のさらに他の機器として、例えば最も早く接続可能の返答が得られた機器を選択することができる。ただし、所定のさらに他の機器は、任意の基準により選択され得る。
【0103】
ステップS1165では、ステップS1164で選択された所定のさらに他の機器を経由した第2の接続形態が指定される。
【0104】
一方、ステップS1166では、当該第2の接続要求を受信した機器20Bを経由した第2の接続形態が指定される。
【0105】
ステップS1167では、当該第2の接続要求を受信した機器20Bの記憶部23に記憶されているジョブリストに、ID情報が加入される。
【0106】
次に、図14を参照して、図12のステップS1148における中継データ通信の手順について説明する。
【0107】
ステップS1181では、データの受信を待つ。
【0108】
ステップS1182では、接続の確立後に初めてデータを受信する新規な通信処理であるか否かが判断される。新規な通信処理である場合(ステップS1182:YES)、ステップS1183の処理が実行され、新規な通信処理でない場合(ステップS1182:NO)、ステップS1184に進む。
【0109】
ステップS1183では、たとえばROM22に保存されている中継データ通信を行うための中継通信プロセスが、記憶部23の作業領域に読み出されることにより生成される。
【0110】
ステップS1184では、実行しようとする中継データ通信に関するジョブリストおよびID情報の内容が、中継通信プロセスに適用される。
【0111】
ステップS1185では、中継通信プロセスの実行が行われる。中継通信プロセスは、この場合の自機である機器20Bを介して、機器20Aと携帯端末40Bとの通信の中継を行う処理である。
【0112】
次に、図15を参照して、図14のステップS1185における中継通信プロセスの実行の手順について説明する。
【0113】
ステップS1201では、図14のステップS1181で受信されたデータがたとえば機器20Bのローカルインタフェース27を介して受信されたデータであるか否かが判断される。ローカルインタフェース27を介して受信されたデータである場合(ステップS1201:YES)、ステップS1202の処理が実行され、ローカルインタフェース27を介して受信されたデータでない場合(ステップS1201:NO)、ステップS1203の処理が実行される。
【0114】
ステップS1202では、たとえば機器20Bのネットワークインタフェース26を介して、データがID情報に基づいて機器20Aに送信される。一方、ステップS1203では、たとえば機器20Bのローカルインタフェース27を介して、データがID情報に基づいて携帯端末40Bに送信される。
【0115】
ステップS1204では、この中継通信プロセスが終了したか否かが判断される。本プロセスが終了した場合(ステップS1204:YES)、ステップS1205の処理が実行され、本プロセスが終了していない場合(ステップS1204:NO)、ステップS1206の処理が実行される。
【0116】
ステップS1205では、本プロセスが正常に終了したか否かが判断される。正常終了の場合(ステップS1205:YES)、ステップS1209の処理が実行され、正常終了でない場合(ステップS1205:NO)、ステップS1207の処理が実行される。
【0117】
一方、ステップS1206では、何らかのエラーが発生したか否かが判断される。エラーの発生があった場合(ステップS1206:YES)、ステップS1207の処理が実行され、エラーの発生がなかった場合(ステップS1206:NO)、図14のステップS1181に戻る。
【0118】
ステップS1207では、たとえば、機器20Bのネットワークインタフェース26を介して、異常終了通知がID情報に基づいて機器20Aに送信され、ステップS1208では、たとえば、機器20Bのローカルインタフェース27を介して、異常終了通知がID情報に基づいて携帯端末40Bに送信される。
【0119】
ステップS1209では、ジョブリストの本プロセスに対応する欄が削除される。
【0120】
ステップS1210では、本プロセスが、機器20Bの記憶部23の作業領域から消去されることにより、削除される。
【0121】
次に、図16を参照して、図5のステップS1006のたとえば機器20Bにおける接続可能性の確認要求受信後の処理の手順について説明する。
【0122】
ステップS1221では、接続可能性の判定処理が行われる。ここで、たとえば機器20Bが携帯端末40Bに接続可能であるか否かが判断される。なお、ステップS1221の処理の手順についての詳細は後述する。
【0123】
ステップS1222では、ステップS1221において接続可能である旨の判定がなされたか否かが判断される。接続可能である旨の判定がなされた場合(ステップS1222:YES)、ステップS1223の処理が実行され、接続可能である旨の判定がなされなかった場合(ステップS1222:NO)、ステップS1224の処理が実行される。
【0124】
ステップS1223では、接続可能性の確認要求元である機器20Aに対しての返答が「接続可能」とされる。一方、ステップS1224では、機器20Aに対しての返答が「接続不可能」とされる。
【0125】
ステップS1225では、機器20Aに対して、ネットワーク60を介して接続可能性の確認要求に対する返答が送信される。
【0126】
次に、図17を参照して、図16のステップS1221における接続可能性の判定処理の手順について説明する。
【0127】
ステップS1241では、無線接続が現在行われていない状態であるか否かが判断される。無線接続が行われていない場合(ステップS1241:YES)、ステップS1242の処理が実行され、無線接続が行われている場合(ステップS1241:NO)、ステップS1245の処理が実行される。
【0128】
ステップS1242では、接続可能性の確認要求元である機器20Aにより指定された携帯端末40Bに対して、接続確認用の接続要求が送信される。
【0129】
ステップS1243では、携帯端末40Bから、接続可能の返答がたとえば所定時間内に受信されたか否かが判断される。接続可能の返答が受信された場合(ステップS1243:YES)、ステップS1244の処理が実行され、接続可能の返答が受信されなかった場合(ステップS1243:NO)、ステップS1245の処理が実行される。
【0130】
ステップS1244では、携帯端末40Bに対して接続可能である旨の判定がなされる。一方、ステップS1245では、携帯端末40Bに対して接続不可能である旨の判定がなされる。
【0131】
次に、図18〜図22を参照して、携帯端末の動作を説明する。図18〜図22のフローチャートに示されるアルゴリズムは、たとえばROM42にプログラムとして記憶されており、CPU41によって実行される。
【0132】
まず、図18を参照して、携帯端末における近距離無線通信を利用した全体的な処理の手順について説明する。
【0133】
ステップS1261では、たとえば携帯端末40Aがユーザからの入力キー44を通した操作指示を受けたか否かが判断される。操作指示を受けた場合(ステップS1261:YES)、ステップS1262において、操作指示入力後の処理が実行されるが、この処理の手順についての詳細は後述する。
【0134】
ステップS1263では、たとえば携帯端末40Bが機器20B等の機器から接続可能性確認用の接続要求を受信したか否かが判断される。確認用接続要求が受信された場合(ステップS1263:YES)、確認用接続要求元である機器に対して、接続可能である旨の返答が送信される(ステップS1264)。
【0135】
ステップS1265では、すべての処理が完了したか否かが判断される。すべての処理が完了した場合(ステップS1265:YES)、プログラムの実行が終了される。すべての処理が完了していない場合(ステップS1265:NO)、ステップS1261に戻る。
【0136】
次に、図19を参照して、図18のステップS1261における操作入力後の処理の手順について説明する。
【0137】
ステップS1281では、無線接続が必要であるか否かが判断される。無線接続が必要な場合(ステップS1281:YES)、ステップS1282の処理が実行され、無線接続が必要でない場合(ステップS1281:NO)、ステップS1285の処理が実行される。
【0138】
ステップS1282では、携帯端末がたとえば機器20Aと通信するための接続処理が行われるが、この処理の手順についての詳細は後述する。
【0139】
ステップS1283では、携帯端末がたとえば機器20Aと通信するデータ通信処理が実行されるが、この処理の手順についての詳細は後述する。
【0140】
ステップS1284では、通信が切断される。
【0141】
一方、ステップS1285では、図18のステップS1261において受けた操作指示が実行され、ディスプレイ46上の表示に反映する必要がある場合(ステップS1286:YES)、ディスプレイ46上の表示内容が変更される(ステップS1287)。
【0142】
次に、図20を参照して、図19のステップS1282における接続処理の手順について説明する。
【0143】
ステップS1301では、たとえば機器20Aに対して、ローカルインタフェース48を介して、第1の接続要求が送信される。
【0144】
ステップS1302では、ディスプレイ46上に、「接続中」である旨の所定の表示がなされる。
【0145】
ステップS1303では、機器20Aから、他の機器に接続を切り替えることを要求する接続切替要求が受信されたか否かが判断される。接続切替要求が受信された場合(ステップS1303:YES)、ステップS1304において、接続切替要求受信後の処理が実行されるが、この処理の手順についての詳細は後述する。
【0146】
ステップS1305では、接続許可の返答が受信されるのを待つ。接続許可の返答が受信されない場合(ステップS1305:NO)、ステップS1303に戻る。
【0147】
ステップS1306では、ID情報が、接続許可の返答に付随して受信されたか否かが判断される。ID情報が受信された場合(ステップS1306:YES)、ステップS1307において、ID情報が記憶部43に保存される。
【0148】
ステップS1308では、無線接続の相手機器に対して、接続が完了したことを通知するための接続完了通知が送信される。
【0149】
ステップS1309では、ディスプレイ46上に、「接続完了」である旨の所定の表示がなされる。
【0150】
次に、図21を参照して、図20のステップS1304における接続切替要求受信後の処理の手順について説明する。
【0151】
ステップS1321では、ID情報が、接続切替要求に付随して受信されたか否かが判断される。ID情報が受信された場合(ステップS1321:YES)、ID情報と接続切替要求に含まれる接続切替先の情報とが記憶部43に保存される(ステップS1323)。ID情報が受信されなかった場合(ステップS1321:NO)、接続切替先の情報が記憶部43に保存される(ステップS1322)。
【0152】
ステップS1324では、通信中の機器に対して、接続切替要求の受信が完了したことを通知するための接続切替要求受信完了通知が送信される。
【0153】
ステップS1325では、通信が切断される。
【0154】
ステップS1326では、記憶部43に保存された接続切替先であるたとえば機器20Bに対して、ローカルインタフェース48を介して、第2の接続要求とID情報とが送信される。
【0155】
次に、図22を参照して、図19のステップS1283におけるデータ通信処理の手順について説明する。
【0156】
ステップS1341では、データが受信されたか否かが判断される。データが受信された場合(ステップS1341:YES)、ステップS1342の処理が実行され、データが受信されない場合(ステップS1341:NO)、ステップS1350の処理が実行される。
【0157】
ステップS1342では、受信されたデータの解析が行われる。ここで、たとえば受信されたデータが印刷処理の完了通知であることが検出される。
【0158】
ステップS1343では、ステップS1342における解析結果に基づいて、ディスプレイ46上の表示に反映する必要がある場合(ステップS1343:YES)、ディスプレイ46上の表示内容が変更される(ステップS1344)。ここで、たとえば印刷処理の完了通知の内容がディスプレイ46上に表示される。
【0159】
ステップS1345では、受信されたデータを保存する必要があるか否かが判断され、データ保存の必要がある場合(ステップS1345:YES)、当該データが記憶部43に保存される(ステップS1346)。
【0160】
ステップS1347では、所定のデータを送信する必要があるか否かが判断され、データ送信の必要がある場合(ステップS1347:YES)、当該データが、無線接続の相手機器に対して送信される(ステップS1348)。
【0161】
ステップS1349では、通信処理が終了したか否かが判断される。通信処理が終了した場合(ステップS1349:YES)、図19のフローチャートに戻る。通信処理が終了していない場合(ステップS1349:NO)、ステップS1341に戻る。
【0162】
一方、ステップS1350では、ユーザからの入力キー44を通した操作指示を受けたか否かが判断される。操作指示を受けた場合(ステップS1350:YES)、ステップS1351の処理が実行される。操作指示を受けていない場合(ステップS1350:NO)、ステップS1341に戻る。
【0163】
ステップS1351では、ステップS1350において受けた操作指示が実行され、ディスプレイ46上の表示に反映する必要がある場合(ステップS1352:YES)、ディスプレイ46上の表示内容が変更される(ステップS1353)。
【0164】
以上のように第1実施形態にあっては、たとえば、携帯端末40Aが機器20Aと通信中に携帯端末40Bが機器20Aに対して第1の接続要求を送信した場合、機器20Aは、ネットワーク60上の機器に対して、携帯端末40Bと接続可能であるか否かを問い合わせる。機器20Aは、携帯端末40Bと接続可能なたとえば機器20Bからの返答を受けた後、携帯端末40Bに対してID情報を渡して機器20Bと接続するように指示する。また、機器20Aは、ID情報を自機内のジョブリストに登録する。携帯端末40Bは、指示された機器20Bに対して、第2の接続要求を送信し、ID情報を渡す。中継機器となる機器20Bは、ID情報に記載されている機器20Aに、携帯端末40Bから受け取ったデータを渡す。また、機器20Bは、機器20AからID情報とともにデータを受け取った場合、携帯端末40Bに対して当該データを渡す。
【0165】
このように第1実施形態によれば、1つの所定機器に対して、携帯端末が通信を試みる場合、当該所定機器が既に無線接続中のとき、ネットワーク上の他の機器を介して上記所定機器と通信するための第2の接続形態を採ることができる。したがって、1つの所定機器に無線接続が集中してしまう事態を回避することができる。結果として、携帯端末が近距離無線通信を利用して相手機器と通信する場合の通信速度の低下を抑えることが可能となる。
【0166】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下、第2実施形態について、上述した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点については説明を省略する。
【0167】
図30〜図39を参照して、第2実施形態のネットワーク機器の動作を説明する。図30〜図39のフローチャートに主に示されるアルゴリズムは、たとえばROM22にプログラムとして記憶されており、CPU21によって実行される。
【0168】
第1実施形態における図5、図6、図8、図9、図10、および図12のフローチャートは、第2実施形態においても同様に使用されるため説明を省略する。
【0169】
まず、図30を参照して、第2実施形態について、図6のステップS1022における第1の接続要求に対する判定処理の手順について説明する。
【0170】
ステップS2004以外の処理は、図7に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0171】
ステップS2004では、ステップS2002で検索された無線接続可能な機器の中から、現在の接続数が最も少ない機器が選択される。
【0172】
次に、図31を参照して、第2実施形態について、図9のステップS1085における通常通信プロセスの実行の手順について説明する。
【0173】
図31に示されるように、図11に対して、ステップS2024の処理が加えられる。ステップS2024以外の処理は、図11に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0174】
ステップS2024では、携帯端末の接続相手を別の機器に切り替えるための接続切替処理が行われる。
【0175】
次に、図32を参照して、図31のステップS2024における接続切替処理の手順について説明する。
【0176】
ステップS2041では、たとえば機器20Aのジョブリストが記憶部23の作業領域に読み込まれる。
【0177】
ステップS2042では、ジョブリストに存在するジョブの中で実行中のジョブがあるか否かが判断される。実行中のジョブがある場合(ステップS2042:YES)、ステップS2043の処理が実行され、実行中のジョブがない場合(ステップS2042:NO)、図31のフローチャートに戻る。
【0178】
ステップS2043では、図31のステップS2021で終了したジョブよりも機器20Aへの受付順の早いジョブが実行中であるか否かが判断される。終了したジョブよりも受付順の早いジョブが実行中である場合(ステップS2043:YES)、ステップS2044の処理が実行され、終了したジョブよりも受付順の早いジョブが実行中でない場合(ステップS2043:NO)、図31のフローチャートに戻る。なお、ステップS2043の処理を省略してもよい。
【0179】
ステップS2044では、実行中で、最も受付順の早いジョブが検索される。
【0180】
ステップS2045では、ステップS2044において検索されたジョブは、無線接続またはネットワーク60経由の無線接続に基づくジョブであるか否かが判断される。無線接続に基づくジョブである場合(ステップS2045:YES)、ステップS2046の処理が実行される。無線接続に基づくジョブでない場合(ステップS2045:NO)、実行中で、次に早い受付順のジョブが検索され、ステップS2045に戻る。
【0181】
ステップS2046では、携帯端末の接続相手の切替先である接続切替先の選択が行われる。
【0182】
次に、図33を参照して、図32のステップS2046における接続切替先の選択の手順について説明する。
【0183】
ステップS2061では、ネットワーク60上の他の機器の中から、無線接続可能な機器が検索される。
【0184】
ステップS2062では、自機であるたとえば機器20Aが無線接続している相手の数、すなわち自機の無線接続数が0(ゼロ)であるか否かが判断される。自機の無線接続数が0の場合(ステップS2062:YES)、ステップS2063の処理が実行され、自機の無線接続数が0でない場合(ステップS2062:NO)、ステップS2066の処理が実行される。
【0185】
ステップS2063では、中継機器であるたとえば機器20Bが無線接続している相手の数、すなわち中継機器の無線接続数が2以上であるか否かが判断される。中継機器の無線接続数が2以上である場合(ステップS2063:YES)、ステップS2064の処理が実行され、中継機器の無線接続数が2以上でない場合(ステップS2063:NO)、図32のフローチャートに戻る。
【0186】
ステップS2064では、たとえば携帯端末40Bが自機であるたとえば機器20Aに無線接続する形態を採るように、ジョブの中継機器であるたとえば機器20Bに対して、接続切替要求が送信される。
【0187】
ステップS2065では、ジョブの中継機器から、接続切替要求の受信が完了したことを通知するための接続切替要求受信完了通知が受信されるのを待つ。
【0188】
一方、ステップS2066では、ステップS2061で検索された接続可能機器と自機の中で、現在の接続数が最も少ない機器が選択される。
【0189】
ステップS2067では、たとえば携帯端末40BがステップS2066で選択された機器に無線接続する形態を採るように、ジョブの中継機器であるたとえば機器20Bに対して、接続切替要求が送信される。
【0190】
次に、図34を参照して、第2実施形態について、図12のステップS1142における第2の接続要求に対する判定処理の手順について説明する。
【0191】
ステップS2081では、当該第2の接続要求を受信したたとえば機器20Bを経由した第2の接続形態が指定される。
【0192】
ステップS2082では、当該第2の接続要求を受信したたとえば機器20Bの記憶部23に記憶されているジョブリストに、ID情報が加入される。
【0193】
次に、図35を参照して、第2実施形態について、図12のステップS1148における中継データ通信の手順について説明する。
【0194】
図35に示されるように、図14に対して、ステップS2106およびS2107の処理が加えられる。これらのステップ以外の処理は、図14に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0195】
ステップS2106では、ステップS2101でデータの受信がない場合(ステップS2101:NO)、ネットワークインタフェース26を介して接続切替要求が受信されたか否かが判断される。接続切替要求が受信された場合(ステップS2106:YES)、ステップS2107の処理が実行され、接続切替要求の受信がない場合(ステップS1182:NO)、ステップS2101に戻る。
【0196】
ステップS2107では、接続切替要求受信後の処理が実行されるが、この処理の手順についての詳細は後述する。
【0197】
次に、図36を参照して、図35のステップS2105における中継通信プロセスの実行の手順について説明する。
【0198】
図36に示されるように、図15に対して、符号「D」で示される入結合子がステップS2129の直前に加えられる。すなわち、図35のステップS2107の処理が終了した場合、図36のステップS2129の処理が実行される。これ以外は、図15に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0199】
次に、図37を参照して、図35のステップS2107における接続切替要求受信後の処理の手順について説明する。
【0200】
ステップS2141では、指定された携帯端末であるたとえば携帯端末40Bに対して、接続切替要求が送信される。
【0201】
ステップS2142では、携帯端末40Bから、接続切替要求の受信が完了したことを通知するための接続切替要求受信完了通知が受信されるのを待つ。
【0202】
ステップS2143では、接続切替要求元であるたとえば機器20Aに対して、接続切替要求の受信が完了したことを通知するための接続切替要求受信完了通知が送信される。
【0203】
次に、図38を参照して、第2実施形態について、図5のステップS1006のたとえば機器20Bにおける接続可能性の確認要求受信後の処理の手順について説明する。
【0204】
ステップS2163以外の処理は、図16に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0205】
ステップS2163では、接続可能性の確認要求元である機器20Aに対しての返答が「接続可能」とされ、当該返答にたとえば機器20Bにおける現在の接続数が付加される。
【0206】
次に、図39を参照して、図38のステップS2161における接続可能性の判定処理の手順について説明する。
【0207】
ステップS2181以外の処理は、図17に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0208】
ステップS2181では、たとえば機器20Bにおける現在の接続数がジョブリストから検出される。
【0209】
なお、携帯端末の動作は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。ただし、データ通信処理中に接続切替要求が受信された場合、接続切替先を切り替える処理が行われる。
【0210】
以上のように第2実施形態にあっては、たとえば、携帯端末40Aが機器20Aと通信中であって、携帯端末40Bおよび携帯端末40Cが順に機器20Aに対して接続要求を送信した結果、携帯端末40Bおよび携帯端末40Cが機器20Bを介して機器20Aと通信中である場合、機器20Aは、携帯端末40Aとの通信が終了したときに、受付順の早い携帯端末40Bが自機である機器20Aに無線接続する形態を採るように、中継機器である機器20Bに対して接続切替要求を送信する。
【0211】
このように第2実施形態によれば、携帯端末が近距離無線通信を利用して相手機器と通信する場合の通信速度の低下を抑えることが可能となる効果が得られることに加え、1つの所定機器に対しての無線接続要求の受付順が早いジョブほど、通信速度が高くなるように制御することが可能となる。
【0212】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下、第3実施形態について、上述した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点については説明を省略する。
【0213】
図40〜図45を参照して、第3実施形態のネットワーク機器の動作を説明する。図40〜図45のフローチャートに主に示されるアルゴリズムは、たとえばROM22にプログラムとして記憶されており、CPU21によって実行される。
【0214】
第1実施形態における図5、図8〜図11、図14、および図15のフローチャートは、第3実施形態においても同様に使用されるため説明を省略する。
【0215】
まず、図40を参照して、第3実施形態について、図5のステップS1002における第1の接続要求受信後の処理の手順について説明する。
【0216】
ステップS3001では、応答時間の測定が行われる。ここで、たとえば機器20Aからたとえば携帯端末40Aに所定のジョブの要求を行い、その返答を受信するまでの時間が測定される。応答時間の測定は、たとえば返答要求を送出するプログラムであるpingを利用して行うことができる。
【0217】
ステップS3001以外の処理は、図6に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0218】
次に、図41を参照して、図40のステップS3003における第1の接続要求に対する判定処理の手順について説明する。
【0219】
図41に示すように、図7に示されるステップS1041は、第3実施形態では省略される。また、ステップS3023およびS3024以外の処理は、図7に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0220】
ステップS3023では、ステップS3021で検索された無線接続可能な機器および自機の中で、測定された応答時間が最も短い機器が選択される。
【0221】
ステップS3024では、ステップS3023で選択された機器を経由した第1または第2の接続形態が指定される。
【0222】
次に、図42を参照して、第3実施形態について、図5のステップS1004における第2の接続要求受信後の処理の手順について説明する。
【0223】
ステップS3041では、応答時間の測定が行われる。ここで、たとえば機器20Bからたとえば携帯端末40Bに所定のジョブの要求を行い、その返答を受信するまでの時間が測定される。
【0224】
ステップS3041以外の処理は、図12に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0225】
次に、図43を参照して、図42のステップS3043における第2の接続要求に対する判定処理の手順について説明する。
【0226】
ステップS3064およびS3065以外の処理は、図13に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0227】
ステップS3064では、ステップS3062で検索された無線接続可能な機器および自機の中で、測定された応答時間が最も短い機器が選択される。
【0228】
ステップS3065では、ステップS3064で選択された機器を経由した第1または第2の接続形態が指定される。
【0229】
次に、図44を参照して、第3実施形態について、図5のステップS1006のたとえば機器20Bにおける接続可能性の確認要求受信後の処理の手順について説明する。
【0230】
ステップS3073以外の処理は、図16に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0231】
ステップS3073では、接続可能性の確認要求元である機器20Aに対しての返答が「接続可能」とされ、当該返答にたとえば機器20Bにおいて測定された応答時間が付加される。
【0232】
次に、図45を参照して、図44のステップS3071における接続可能性の判定処理の手順について説明する。
【0233】
図45に示されるように、図17に対して、ステップS3083の処理が加えられる。ステップS3083以外の処理は、図17に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0234】
ステップS3083では、応答時間の測定が行われる。ここで、たとえば機器20Bからたとえば携帯端末40Bに所定のジョブの要求を行い、その返答を受信するまでの時間が測定される。
【0235】
なお、携帯端末の動作は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0236】
以上のように第3実施形態にあっては、たとえば携帯端末40Aが機器20Aに対して第1の接続要求を送信した場合、機器20Aは、ネットワーク60上の機器に対して、携帯端末40Aと接続可能であるか否かを問い合わせる。機器20Aは、携帯端末40Aと接続可能なすべての機器からの返答を受けた後、接続可能な機器および自機の中で無線通信の応答時間が最も短い機器を選択して、携帯端末40Aに対して選択した機器と接続するように指示する。また、携帯端末40Bが機器20Aに対して第1の接続要求を送信した場合も、上記と同様の処理が行われる。
【0237】
このように第3実施形態によれば、1つの所定機器に対して携帯端末が通信を試みる場合、携帯端末と接続可能なネットワーク上の他の機器および自機の中で無線通信の応答時間が最も短い機器を選択して、選択した機器を経由して上記所定機器と通信するための接続形態を採ることができる。したがって、通信距離が大きいことなどの要因によって応答時間が長い機器を経由した通信が行われる事態を回避することができる。結果として、携帯端末が近距離無線通信を利用して相手機器と通信する場合の通信速度の低下を抑えることが可能となる。
【0238】
次に、本発明の第4実施形態について説明する。以下、第4実施形態について、上述した第2実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点については説明を省略する。
【0239】
図46〜図51を参照して、第4実施形態のネットワーク機器の動作を説明する。図46〜図51のフローチャートに主に示されるアルゴリズムは、たとえばROM22にプログラムとして記憶されており、CPU21によって実行される。
【0240】
第2実施形態における図5、図8〜図10(第1実施形態と共通)、図31、図32、および図34〜図37のフローチャートは、第4実施形態においても同様に使用されるため説明を省略する。
【0241】
図46は、第4実施形態について、図5のステップS1002における第1の接続要求受信後の処理の手順を示す。この図46に示される処理は、第2実施形態とは相違しているものの、第3実施形態の図40に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0242】
図47は、図46のステップS4003における第1の接続要求に対する判定処理の手順を示す。この図47に示される処理は、第2実施形態とは相違しているものの、第3実施形態の図41に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0243】
次に、図48を参照して、第4実施形態について、図32のステップS2046における接続切替先の選択の手順について説明する。
【0244】
ステップS4041では、ネットワーク60上の他の機器の中から、無線接続可能な機器が検索される。
【0245】
ステップS4042では、ステップS4041で検索された無線接続可能な機器および自機の中で、測定された応答時間が最も短い機器が選択される。
【0246】
ステップS4043では、選択された機器の無線接続数が1以上であるか否かが判断される。選択された機器の無線接続数が1以上である場合(ステップS4043:YES)、ステップS4044の処理が実行され、選択された機器の無線接続数が1以上でない場合(ステップS4043:NO)、ステップS4046の処理が実行される。
【0247】
ステップS4044では、携帯端末が別機器に無線接続する形態を採るように、選択された機器に対して、接続切替要求が送信される。これにより、ステップS4042で選択された機器の無線接続数を減らし、所定の通信速度を確保することができる。
【0248】
ステップS4045では、選択された機器から、接続切替要求の受信が完了したことを通知するための接続切替要求受信完了通知が受信されるのを待つ。
【0249】
ステップS4046では、携帯端末がステップS4042で選択された機器に無線接続する形態を採るように、ジョブの中継機器に対して、接続切替要求が送信される。
【0250】
ステップS4047では、ジョブの中継機器から、接続切替要求の受信が完了したことを通知するための接続切替要求受信完了通知が受信されるのを待つ。
【0251】
図49は、第4実施形態について、図5のステップS1004における第2の接続要求受信後の処理の手順を示す。この図49に示される処理は、第2実施形態とは相違しているものの、第3実施形態の図42に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0252】
次に、図50を参照して、第4実施形態について、図5のステップS1006のたとえば機器20Bにおける接続可能性の確認要求受信後の処理の手順について説明する。
【0253】
ステップS4083以外の処理は、図38に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0254】
ステップS4083では、接続可能性の確認要求元である機器20Aに対しての返答が「接続可能」とされ、当該返答にたとえば機器20Bにおける現在の接続数および測定された応答時間が付加される。
【0255】
次に、図51を参照して、図50のステップS4081における接続可能性の判定処理の手順について説明する。
【0256】
図51に示されるように、図39に対して、ステップS4103の処理が加えられる。ステップS4103以外の処理は、図39に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0257】
ステップS4103では、応答時間の測定が行われる。ここで、たとえば機器20Bからたとえば携帯端末40Bに所定のジョブの要求を行い、その返答を受信するまでの時間が測定される。
【0258】
なお、携帯端末の動作は、第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0259】
以上のように第4実施形態にあっては、たとえば携帯端末40A等が機器20Aに対して第1の接続要求を送信した場合、第3実施形態と同様の処理が行われる。
【0260】
また、たとえば機器20Aは、携帯端末40Aとの通信が終了したときに、受付順の早いたとえば携帯端末40Bと接続可能なすべての機器からの返答を受けた後、接続可能な機器および自機の中で無線通信の応答時間が最も短い機器を選択して、携帯端末40Bに対して選択した機器と無線接続する形態を採るように、たとえば中継機器20Bに対して接続切替要求を送信する。
【0261】
このように第4実施形態によっても、携帯端末が近距離無線通信を利用して相手機器と通信する場合の通信速度の低下を抑えることが可能となる効果が得られることに加え、1つの所定機器に対しての無線接続要求の受付順が早いジョブほど、通信速度が高くなるように制御することが可能となる。
【0262】
次に、本発明の第5実施形態について説明する。以下、第5実施形態について、上述した第4実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点については説明を省略する。
【0263】
図52〜図57を参照して、第5実施形態のネットワーク機器の動作を説明する。図52〜図57のフローチャートに主に示されるアルゴリズムは、たとえばROM22にプログラムとして記憶されており、CPU21によって実行される。
【0264】
第4実施形態における図5、図8(第1、第2実施形態と共通)、図31、図32、図34、図37(第2実施形態と共通)、図46、および図49〜図51のフローチャートは、第5実施形態においても同様に使用されるため説明を省略する。
【0265】
まず、図52を参照して、第5実施形態について、図46のステップS4003における第1の接続要求に対する判定処理の手順について説明する。
【0266】
ステップS5003〜S5005以外の処理は、図47に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0267】
ただし、第5実施形態では、ステップS5001の接続可能機器の検索において、他の機器からの接続可能確認要求に対する返答として、たとえば図58または図59に示すような返答が得られる。図58は、応答時間閾値の情報を含んだ接続不可能を示す返答の内容の一例を示し、図59は、応答時間閾値の情報を含んだ接続可能を示す返答の内容の一例を示す。そして、接続可能を示す返答に基づいて、たとえば図60に示すように、たとえば携帯端末40Bと無線接続可能な他の機器に関する情報の一覧を示す応答時間閾値の欄を含んだ接続可能機器検索結果テーブルが作成される。このように、第5実施形態では、図58〜図60に示すように、管理者あるいはユーザは、ネットワーク60上の各機器に対して、それぞれの機器固有の応答時間の閾値をあらかじめ設定することができる。
【0268】
ステップS5003では、ステップS5003で検索された無線接続可能な機器および自機の中で、測定された応答時間がその機器固有の閾値以内である機器があるか否かが判断される。測定された応答時間がその機器固有の閾値以内である機器がある場合(ステップS5003:YES)、ステップS5004の処理が実行され、測定された応答時間がその機器固有の閾値以内である機器がない場合(ステップS5003:NO)、ステップS5005の処理が実行される。
【0269】
ステップS5004では、測定された応答時間がその機器固有の閾値以内である機器の中から所定の機器が選択される。所定の機器として、例えば最も早く接続可能の返答が得られた機器を選択することができる。ただし、所定の機器は、測定された応答時間がその機器固有の閾値以内である機器の中から任意の基準により選択され得る。たとえば、所定の機器として、測定された応答時間がその機器固有の閾値以内である機器の範囲内において、無線接続数が最も少ない機器、応答時間が最も短く測定された機器、あるいは携帯端末との間のローカルインタフェースを介したデータ転送速度が最も高く測定された機器などが選択されてもよい。なお、携帯端末との間の近距離無線通信に関する上記した無線接続数、応答時間、およびデータ転送速度の少なくとも1つを含む特性にしたがって、所定の他の機器が選択されてもよい。
【0270】
ステップS5005では、ステップS5001で検索された無線接続可能な機器および自機の中で、測定された応答時間が最も短い機器が選択される。
【0271】
次に、図53を参照して、第5実施形態について、図46のステップS4009における通常データ通信の手順について説明する。
【0272】
図53に示されるように、図9に対して、ステップS5022の処理が加えられる。ステップS5022以外の処理は、図9に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0273】
ステップS5022では、応答時間の測定が行われる。ここで、たとえば機器20Aからたとえば携帯端末40Aに所定のジョブの要求を行い、その返答を受信するまでの時間が測定される。
【0274】
次に、図54を参照して、図53のステップS5026における通常通信プロセスの実行の手順について説明する。
【0275】
ステップS5041〜S5048までは、図10に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0276】
第5実施形態ではまた、ユーザは、各ジョブに対して、それぞれのジョブ固有の応答時間の閾値をあらかじめ設定することができる。当該閾値は、図61に示すように、ジョブリストに加えられる。
【0277】
ステップS5049では、ステップS5022で測定された応答時間が、ジョブリストにあらかじめ記載された閾値を超えたか否かが判断される。測定された応答時間が閾値を超えた場合(ステップS5049:YES)、接続切替先の選択が行われる(ステップS5050)。
【0278】
次に、図55を参照して、第5実施形態について、図32のステップS2046、または図54のステップS5050における接続切替先の選択の手順について説明する。
【0279】
ステップS5062〜S5064以外の処理は、図48に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0280】
ステップS5062では、ステップS5061で検索された無線接続可能な機器および自機の中で、測定された応答時間がジョブ固有の閾値以内である機器があるか否かが判断される。測定された応答時間がジョブ固有の閾値以内である機器がある場合(ステップS5062:YES)、ステップS5063の処理が実行され、測定された応答時間がジョブ固有の閾値以内である機器がない場合(ステップS5062:NO)、ステップS5064の処理が実行される。
【0281】
ステップS5063では、測定された応答時間がジョブ固有の閾値以内である機器の中から所定の機器が選択される。所定の機器として、例えば最も早く接続可能の返答が得られた機器を選択することができる。ただし、所定の機器は、測定された応答時間がジョブ固有の閾値以内である機器の中から任意の基準により選択され得る。
【0282】
ステップS5064では、ステップS5061で検索された無線接続可能な機器および自機の中で、測定された応答時間が最も短い機器が選択される。
【0283】
次に、図56を参照して、第5実施形態について、図49のステップS4069における中継データ通信の手順について説明する。
【0284】
図56に示されるように、図35に対して、ステップS5082の処理が加えられる。ステップS5082以外の処理は、図35に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0285】
ステップS5082では、応答時間の測定が行われる。ここで、たとえば機器20Bからたとえば携帯端末40Bに所定のジョブの要求を行い、その返答を受信するまでの時間が測定される。
【0286】
次に、図57を参照して、図56のステップS5086における中継通信プロセスの実行の手順について説明する。
【0287】
ステップS5101〜S5103の処理は、図36に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0288】
ステップS5104では、ステップS5082で測定された応答時間が、ジョブリストにあらかじめ記載されたジョブ固有の閾値を超えたか否かが判断される。測定された応答時間が閾値を超えた場合(ステップS5104:YES)、ステップS5105の処理が実行され、測定された応答時間が閾値を超えていない場合(ステップS5104:NO)、ステップS5106の処理が実行される。
【0289】
ステップS5105では、接続切替先の選択が行われる。
【0290】
ステップS5106以降の処理は、図36に示される処理と同様であるため説明を省略する。
【0291】
なお、第5実施形態において、応答時間の閾値として、機器固有の閾値とジョブ固有の閾値とを使い分けたが、いずれか一方を使用してもよい。また、ジョブリストに記載されるジョブ固有の閾値は、ユーザにより適宜変化させ得るように構成されてもよい。このようにすれば、状況の変化に応じた通信速度を確保することができる。
【0292】
なお、携帯端末の動作は、第4実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0293】
以上のように第5実施形態にあっては、たとえば携帯端末40Aが機器20Aに対して第1の接続要求を送信した場合、機器20Aは、ネットワーク60上の機器に対して、携帯端末40Aと接続可能であるか否かを問い合わせる。機器20Aは、携帯端末40Aと接続可能なすべての機器からの返答を受けた後、接続可能な機器および自機の中で、応答時間がその機器固有の閾値以内である機器のうちから所定の機器を選択して、携帯端末40Aに対して選択した機器と接続するように指示する。また、携帯端末40Bが機器20Aに対して第1の接続要求を送信した場合も、上記と同様の処理が行われる。
【0294】
また、たとえば機器20Aは、携帯端末40Aとの通信が終了したときに、受付順の早いたとえば携帯端末40Bと接続可能なすべての機器からの返答を受けた後、接続可能な機器および自機の中で、応答時間がジョブ固有の閾値以内である機器のうちから所定の機器を選択して、携帯端末40Bに対して選択した機器と無線接続する形態を採るように接続切替要求を行う。
【0295】
さらに、たとえば機器20Aは、携帯端末40Aと通信中に応答時間がジョブ固有の閾値を超えた場合、当該ジョブに関係する携帯端末40Aと接続可能なすべての機器からの返答を受けた後、接続可能な機器および自機の中で、応答時間がジョブ固有の閾値以内である機器のうちから所定の機器を選択して、携帯端末40Aに対して選択した機器と無線接続する形態を採るように接続切替要求を行う。
【0296】
このように第5実施形態によっても、携帯端末が近距離無線通信を利用して相手機器と通信する場合の通信速度の低下を抑えることができ、また、1つの所定機器に対しての無線接続要求の受付順が早いジョブほど、通信速度が高くなるように制御することが可能となる。
【0297】
さらに、通信中においても応答時間を監視することにより、たとえば通信中に携帯端末を持ったユーザが移動して機器との距離が大きくなることによって、通信が切断されたり通信速度が低下したりすることを防止することができる。
【0298】
次に、本発明の第6実施形態について説明する。以下、第6実施形態について、上述した第5実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点については説明を省略する。
【0299】
第5実施形態においては、各機器で測定された応答時間に基づいて、携帯端末と接続すべき機器が選択されたが、第6実施形態においては、各機器のジョブリストから検出された無線接続数に基づいて、携帯端末と接続すべき機器が選択される。
【0300】
また、携帯端末と接続すべき機器を選択する場合、第5実施形態においては、応答時間の閾値が使用されたが、第6実施形態においては、接続数の閾値が使用される。具体的には、第6実施形態では、接続可能機器の検索において、他の機器からの接続可能確認要求に対する返答として、たとえば図62または図63に示すような返答が得られる。図62は、接続数閾値の情報を含んだ接続不可能を示す返答の内容の一例を示し、図63は、接続数閾値の情報を含んだ接続可能を示す返答の内容の一例を示す。そして、接続可能を示す返答に基づいて、たとえば図64に示すように、たとえば携帯端末40Bと無線接続可能な他の機器に関する情報の一覧を示す接続数閾値の欄を含んだ接続可能機器検索結果テーブルが作成される。このように、第6実施形態では、図62〜図64に示すように、管理者あるいはユーザは、ネットワーク60上の各機器に対して、それぞれの機器固有の接続数の閾値をあらかじめ設定することができる。第6実施形態ではまた、ユーザは、各ジョブに対して、それぞれのジョブ固有の接続数の閾値をあらかじめ設定することができる。当該閾値は、図65に示すように、ジョブリストに加えられる。
【0301】
この第6実施形態によっても、携帯端末が近距離無線通信を利用して相手機器と通信する場合の通信速度の低下を抑えることができ、また、1つの所定機器に対しての無線接続要求の受付順が早いジョブほど、通信速度が高くなるように制御することが可能となる。さらに、通信中においても無線接続数を監視することにより、通信中に相手機器の無線接続数が増加することによって、通信速度が低下することを防止することができる。
【0302】
次に、本発明の第7実施形態について説明する。以下、第7実施形態について、上述した第5実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点については説明を省略する。
【0303】
第5実施形態においては、各機器で測定された応答時間に基づいて、携帯端末と接続すべき機器が選択されたが、第7実施形態においては、各機器で測定されたデータ転送速度に基づいて、携帯端末と接続すべき機器が選択される。
【0304】
また、携帯端末と接続すべき機器を選択する場合、第5実施形態においては、応答時間の閾値が使用されたが、第7実施形態においては、データ転送速度の閾値が使用される。具体的には、第7実施形態では、接続可能機器の検索において、他の機器からの接続可能確認要求に対する返答として、たとえば図66または図67に示すような返答が得られる。図66は、データ転送速度閾値を含んだ接続不可能を示す返答の内容の一例を示し、図67は、データ転送速度閾値を含んだ接続可能を示す返答の内容の一例を示す。そして、接続可能を示す返答に基づいて、たとえば図68に示すように、たとえば携帯端末40Bと無線接続可能な他の機器に関する情報の一覧を示すデータ転送速度閾値を含んだ接続可能機器検索結果テーブルが作成される。このように、第7実施形態では、図66〜図68に示すように、管理者あるいはユーザは、ネットワーク60上の各機器に対して、それぞれの機器固有のデータ転送速度の閾値をあらかじめ設定することができる。第7実施形態ではまた、ユーザは、各ジョブに対して、それぞれのジョブ固有のデータ転送速度の閾値をあらかじめ設定することができる。当該閾値は、図69に示すように、ジョブリストに加えられる。
【0305】
この第7実施形態によっても、携帯端末が近距離無線通信を利用して相手機器と通信する場合の通信速度の低下を抑えることができ、また、1つの所定機器に対しての無線接続要求の受付順が早いジョブほど、通信速度が高くなるように制御することが可能となる。さらに、通信中においてもデータ転送速度を監視することにより、通信速度が低下することを防止することができる。
【0306】
しかも、機器に対する無線接続数が増えればデータ転送速度の低下につながるため、第5実施形態のように接続数を考慮することなく、データ転送速度のみに基づいて携帯端末に接続すべき機器を選択することができる。具体的には、第7実施形態では、図55のS5065〜S5067に相当する処理が不要となる(なお、第6実施形態でも同様に不要)。
【0307】
本発明は、上記した実施の形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。たとえば、上記した実施形態において使用した各フローチャートは一例を示すものであって、変更可能であることは言うまでもない。
【0308】
本発明によるデータ通信システムにおける制御または演算処理を行う各手段、およびデータ通信方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよい。また、上記プログラムは、単独でアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、あるいは装置の一機能としてその装置に組み込まれていてもよい。
【0309】
なお、上述した本発明の実施形態には、特許請求の範囲の請求項1〜10に記載した発明以外にも、以下の付記1〜6に示すような発明が含まれる。
【0310】
[付記1] 前記選択手段は、前記携帯端末との間の近距離無線通信に関する特性にしたがって、前記所定の他のデータ通信装置を選択することを特徴とする請求項2に記載にデータ通信装置。
【0311】
[付記2] 前記近距離無線通信に関する特性は、近距離無線通信のための接続数、前記携帯端末との間における応答時間、および前記携帯端末との間におけるデータ転送速度の少なくとも1つを含む特性であることを特徴とする付記1に記載のデータ通信装置。
【0312】
[付記3] 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記データ通信装置であって、
前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を受信する第1接続要求受信手段と、
前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置、および前記携帯端末と近距離無線通信可能であって前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる他のデータ通信装置の中から、前記携帯端末との間の近距離無線通信に関する特性にしたがって、所定のデータ通信装置を選択する選択手段と、
前記所定のデータ通信装置として前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との接続形態に関する接続情報を送信する接続情報送信手段と
を有することを特徴とするデータ通信装置。
【0313】
[付記4] 前記選択手段は、当該データ通信装置と前記携帯端末との接続中に前記近距離無線通信に関する特性が所定基準を満たさなくなった場合、さらに前記所定のデータ通信装置を選択することを特徴とする付記3に記載のデータ通信装置。
【0314】
[付記5] 前記近距離無線通信に関する特性は、近距離無線通信のための接続数、前記携帯端末との間における応答時間、および前記携帯端末との間におけるデータ転送速度の少なくとも1つを含む特性であることを特徴とする付記3または4に記載のデータ通信装置。
【0315】
[付記6] 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記携帯端末であって、
前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を送信する第1接続要求送信手段と、
前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して、当該携帯端末と近距離無線通信可能であって前記携帯端末との間の近距離無線通信性能に関する特性にしたがって選択され前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置と異なる他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置のネットワークインタフェースを介した当該携帯端末との接続形態に関する接続情報を受信した場合、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する第2接続要求送信手段と
を有することを特徴とする携帯端末。
【0316】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、携帯端末が近距離無線通信を利用して相手機器と通信する場合の通信速度の低下を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るデータ通信システムの構成を示す図である。
【図2】 ネットワーク機器の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】 通信処理部の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】 携帯端末の構成の一例を示すブロック図である。
【図5】 ネットワーク機器における近距離無線通信を利用した全体的な処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】 第1の接続要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】 第1の接続要求に対する判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】 接続可能機器の検索の手順を示すフローチャートである。
【図9】 通常データ通信の手順を示すフローチャートである。
【図10】 通常通信プロセスの実行の手順を示すフローチャートである。
【図11】 図10から続く通常通信プロセスの実行の手順を示すフローチャートである。
【図12】 第2の接続要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】 第2の接続要求に対する判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】 中継データ通信の手順を示すフローチャートである。
【図15】 中継通信プロセスの実行の手順を示すフローチャートである。
【図16】 接続可能性の確認要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】 接続可能性の判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図18】 携帯端末における近距離無線通信を利用した全体的な処理の手順を示すフローチャートである。
【図19】 操作入力後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図20】 接続処理の手順を示すフローチャートである。
【図21】 接続切替要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図22】 データ通信処理の手順を示すフローチャートである。
【図23】 ID情報の一例を示す図である。
【図24】 ジョブリストの一例を示す図である。
【図25】 接続切替要求の内容の一例を示す図である。
【図26】 接続許可情報の内容の一例を示す図である。
【図27】 接続不可能を示す返答の内容の一例を示す図である。
【図28】 接続可能を示す返答の内容の一例を示す図である。
【図29】 接続可能機器検索結果テーブルの一例を示す図である。
【図30】 第2実施形態について、第1の接続要求に対する判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図31】 通常通信プロセスの実行の手順を示すフローチャートである。
【図32】 接続切替処理の手順を示すフローチャートである。
【図33】 接続切替先の選択の手順を示すフローチャートである。
【図34】 第2の接続要求に対する判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図35】 中継データ通信の手順を示すフローチャートである。
【図36】 中継通信プロセスの実行の手順を示すフローチャートである。
【図37】 接続切替要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図38】 接続可能性の確認要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図39】 接続可能性の判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図40】 第3実施形態について、第1の接続要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図41】 第1の接続要求に対する判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図42】 第2の接続要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図43】 第2の接続要求に対する判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図44】 接続可能性の確認要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図45】 接続可能性の判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図46】 第4実施形態について、第1の接続要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図47】 第1の接続要求に対する判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図48】 接続切替先の選択の手順を示すフローチャートである。
【図49】 第2の接続要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図50】 接続可能性の確認要求受信後の処理の手順を示すフローチャートである。
【図51】 接続可能性の判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図52】 第5実施形態について、第1の接続要求に対する判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図53】 通常データ通信の手順を示すフローチャートである。
【図54】 通常通信プロセスの実行の手順を示すフローチャートである。
【図55】 接続切替先の選択の手順を示すフローチャートである。
【図56】 中継データ通信の手順を示すフローチャートである。
【図57】 中継通信プロセスの実行の手順を示すフローチャートである。
【図58】 応答時間閾値の情報を含んだ接続不可能を示す返答の内容の一例を示す図である。
【図59】 応答時間閾値の情報を含んだ接続可能を示す返答の内容の一例を示す図である。
【図60】 応答時間閾値の欄を含んだ接続可能機器検索結果テーブルの一例を示す図である。
【図61】 応答時間閾値の欄を含んだジョブリストの一例を示す図である。
【図62】 第6実施形態について、接続数閾値の情報を含んだ接続不可能を示す返答の内容の一例を示す図である。
【図63】 接続数閾値の情報を含んだ接続可能を示す返答の内容の一例を示す図である。
【図64】 接続数閾値の欄を含んだ接続可能機器検索結果テーブルの一例を示す図である。
【図65】 接続数閾値の欄を含んだジョブリストの一例を示す図である。
【図66】 第7実施形態について、データ転送速度閾値の情報を含んだ接続不可能を示す返答の内容の一例を示す図である。
【図67】 データ転送速度閾値の情報を含んだ接続可能を示す返答の内容の一例を示す図である。
【図68】 データ転送速度閾値の欄を含んだ接続可能機器検索結果テーブルの一例を示す図である。
【図69】 データ転送速度閾値の欄を含んだジョブリストの一例を示す図である。
【符号の説明】
20A、20B…ネットワーク機器、
21…CPU、
22…ROM、
23…記憶部、
26…ネットワークインタフェース、
27…ローカルインタフェース(第2近距離無線通信インタフェース)、
28…通信処理部、
40A〜40C…携帯端末、
41…CPU、
42…ROM、
43…記憶部、
48…ローカルインタフェース(第1近距離無線通信インタフェース)、
50…無線通信部。

Claims (16)

  1. 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムであって、
    前記データ通信装置は、
    前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を受信する第1接続要求受信手段と、
    前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置における通信状況に応じて、当該データ通信装置の第2近距離無線通信インタフェースを介した前記携帯端末との第1の接続形態を許可するか否かを判断する判断手段と、
    前記第1の接続形態が許可されない場合、前記携帯端末と近距離無線通信可能であって前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置を選択する選択手段と、
    前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を送信する接続情報送信手段とを有し、
    前記携帯端末は、
    前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第1の接続要求を送信する第1接続要求送信手段と、
    前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記接続情報を受信した場合、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第2の接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する第2接続要求送信手段と
    を有することを特徴とするデータ通信システム。
  2. 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記データ通信装置であって、
    前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を受信する第1接続要求受信手段と、
    前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置における通信状況に応じて、当該データ通信装置の第2近距離無線通信インタフェースを介した前記携帯端末との第1の接続形態を許可するか否かを判断する判断手段と、
    前記第1の接続形態が許可されない場合、前記携帯端末と近距離無線通信可能であって前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置を選択する選択手段と、
    前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を送信する接続情報送信手段と
    を有することを特徴とするデータ通信装置。
  3. 複数の携帯端末が、同一の前記他のデータ通信装置を介した前記第2の接続形態により前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と接続中である場合、当該データ通信装置における通信状況に応じて、前記複数の携帯端末の中の少なくとも1つとの前記第1の接続形態を許可するか否かを判断する第2判断手段と、
    前記複数の携帯端末の中の少なくとも1つとの前記第1の接続形態が許可された場合、所定の優先切替順位にしたがって、前記携帯端末との接続形態を前記第2の接続形態から前記第1の接続形態に切り替える切替手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項2に記載のデータ通信装置。
  4. 前記所定の優先切替順位は、前記携帯端末からの前記第1の接続要求を受信した順番に基づくことを特徴とする請求項3に記載のデータ通信装置。
  5. 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記携帯端末であって、
    前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を送信する第1接続要求送信手段と、
    前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して、前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置のネットワークインタフェースを介した当該携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を受信した場合、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第2の接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する第2接続要求送信手段と
    を有することを特徴とする携帯端末。
  6. 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムであって、
    前記データ通信装置は、
    前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を受信する第1接続要求受信手段と、
    前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置、および前記携帯端末と近距離無線通信可能であって前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる他のデータ通信装置の中から、前記携帯端末との間の近距離無線通信に関する特性にしたがって、所定のデータ通信装置を選択する選択手段と、
    前記所定のデータ通信装置として前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との接続形態に関する接続情報を送信する接続情報送信手段とを有し、
    前記携帯端末は、
    前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第1の接続要求を送信する第1接続要求送信手段と、
    前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記接続情報を受信した場合、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する第2接続要求送信手段と
    を有することを特徴とするデータ通信システム。
  7. 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムを用いて、データの通信を行うためのデータ通信方法であって、
    前記携帯端末が、前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を送信する段階と、
    前記データ通信装置が、前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して前記第1の接続要求を受信する段階と、
    前記データ通信装置が、前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置における通信状況に応じて、当該データ通信装置の第2近距離無線通信インタフェースを介した前記携帯端末との第1の接続形態を許可するか否かを判断する段階と、
    前記第1の接続形態が許可されない場合、前記データ通信装置が、前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置を選択する段階と、
    前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記データ通信装置が、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を送信する段階と、
    前記携帯端末が、前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記接続情報を受信した場合、前記携帯端末が、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第2の接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する段階と
    を有することを特徴とするデータ通信方法。
  8. 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記データ通信装置を制御するデータ通信プログラムであって、
    前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を受信する手順と、
    前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置における通信状況に応じて、当該データ通信装置の第2近距離無線通信インタフェースを介した前記携帯端末との第1の接続形態を許可するか否かを判断する手順と、
    前記第1の接続形態が許可されない場合、前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置を選択する手順と、
    前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を送信する手順と
    を前記データ通信装置に実行させるためのデータ通信プログラム。
  9. 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記携帯端末を制御するデータ通信プログラムであって、
    前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を送信する手順と、
    前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して、前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置と異なる所定の他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置のネットワークインタフェースを介した当該携帯端末との第2の接続形態に関する接続情報を受信した場合、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記第2の接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する手順と
    を前記携帯端末に実行させるためのデータ通信プログラム。
  10. 請求項8または9に記載のデータ通信プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  11. 前記選択手段は、前記携帯端末との間の近距離無線通信に関する特性にしたがって、前記所定の他のデータ通信装置を選択することを特徴とする請求項2に記載にデータ通信装置。
  12. 前記近距離無線通信に関する特性は、近距離無線通信のための接続数、前記携帯端末との間における応答時間、および前記携帯端末との間におけるデータ転送速度の少なくとも1つを含む特性であることを特徴とする請求項11に記載のデータ通信装置。
  13. 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記データ通信装置であって、
    前記携帯端末から、第2近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を受信する第1接続要求受信手段と、
    前記第1の接続要求を受信した場合、当該データ通信装置、および前記携帯端末と近距離無線通信可能であって前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置と異なる他のデータ通信装置の中から、前記携帯端末との間の近距離無線通信に関する特性にしたがって、所定のデータ通信装置を選択する選択手段と、
    前記所定のデータ通信装置として前記他のデータ通信装置が選択された場合、前記携帯端末に対して、前記他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および前記第1の接続要求を受信した当該データ通信装置のネットワークインタフェースを介した前記携帯端末との接続形態に関する接続情報を送信する接続情報送信手段と
    を有することを特徴とするデータ通信装置。
  14. 前記選択手段は、当該データ通信装置と前記携帯端末との接続中に前記近距離無線通信に関する特性が所定基準を満たさなくなった場合、さらに前記所定のデータ通信装置を選択することを特徴とする請求項13に記載のデータ通信装置。
  15. 前記近距離無線通信に関する特性は、近距離無線通信のための接続数、前記携帯端末との間における応答時間、および前記携帯端末との間におけるデータ転送速度の少なくとも1つを含む特性であることを特徴とする請求項13または14に記載のデータ通信装置。
  16. 近距離無線通信するための第1近距離無線通信インタフェースを備えた携帯端末と、ネットワークを介して通信するためのネットワークインタフェース、および前記携帯端末と近距離無線通信するための第2近距離無線通信インタフェースを備えた複数のデータ通信装置とを有するデータ通信システムにおける前記携帯端末であって、
    前記データ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して第1の接続要求を送信する第1接続要求送信手段と、
    前記データ通信装置から、第1近距離無線通信インタフェースを介して、当該携帯端末と近距離無線通信可能であって前記携帯端末との間の近距離無線通信性能に関する特性にしたがって選択され前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置と異なる他のデータ通信装置、前記ネットワーク、および前記第1の接続要求を受信した前記データ通信装置のネットワークインタフェースを介した当該携帯端末との接続形態に関する接続情報を受信した場合、前記他のデータ通信装置に対して、第1近距離無線通信インタフェースを介して前記接続形態を形成するための第2の接続要求を送信する第2接続要求送信手段と
    を有することを特徴とする携帯端末。
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