JP4087656B2

JP4087656B2 - Vehicle door handle

Info

Publication number: JP4087656B2
Application number: JP2002216703A
Authority: JP
Inventors: 宗弘吉本
Original assignee: U-SHINLTD.
Current assignee: U-SHINLTD.
Priority date: 2002-07-25
Filing date: 2002-07-25
Publication date: 2008-05-21
Anticipated expiration: 2022-07-25
Also published as: JP2004060180A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両のドアに装着され、該ドアを外部から開閉するために用いられる車両用ドアハンドルに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、車両用ドアハンドルとして、ハンドルベースに対してオープニングハンドルを金属製シャフトで回動可能に軸支して組み付けられたものが使用されていた。このタイプの車両用ドアハンドルは、支軸となる金属製シャフトが必要になるとともに金属シャフトをカシメて組み付けていたため、部品点数が多くなるとともに組立工数が増え、コストアップになるという問題があった。
【０００３】
一方、金属製シャフトを省略してコストダウンを図るため、シャフトレス構造の車両用ドアハンドルが提案されている。しかしながら、この車両用ドアハンドルでは、オープニングハンドルをハンドルベースに一旦組み付けるとオープニングハンドルを取り外すことができなくなり、メンテナンス性に問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は前記問題を解決することを課題として、別部材の金属製シャフトを必要とせずにカシメ等の作業工程を必要としないワンタッチでオープニングハンドルをハンドルベースに組み付け可能な車両用ドアハンドルを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は、ドアパネルの開口部に内側から取り付けられるハンドルベースと、該ハンドルベースに回動可能に取り付けられるオープニングハンドルとを備え、
前記オープニングハンドルには一対の軸部を設け、前記ハンドルベースには、前記軸部を回動可能に保持する一対の軸保持穴と、該軸保持穴に前記軸部を挿入する際に前記軸部の端部が通過する、前記軸部端部の幅とほぼ等しい幅の開口部とを設け、
前記開口部には、前記ハンドルベースに一体に形成され、前記軸部の側面に係合して前記軸部の前記軸保持穴からの抜けを阻止する、弾性を有する係合腕部を設けた車両用ドアハンドルにおいて、後述の規制部材を設けたことを特徴とするものである。また、前記軸部の軸方向端部の一部に切り欠きを設け、前記開口部を、前記切り欠きを設けた軸部の端部の短手方向の幅とほぼ等しい幅に形成することが好ましい。
本発明の車両用ドアハンドルでは、オープニングハンドルの軸部の端部の幅がハンドルベースの開口部の幅とほぼ等しくなっているため、オープニングハンドルをハンドルベースに組付ける際に前記軸部の端部が前記開口部を通過することにより前記軸部がハンドルベースの軸保持穴に挿入されることができ、一旦挿入されると弾性を有する係合腕部が軸部の側面に係合して前記軸部の前記軸保持穴からの抜けが阻止される。このようにしてオープニングハンドルは、別部材の金属製シャフトやそのシャフトについてのカシメ作業を必要とせずにハンドルベースに対してワンタッチで組み付けられることができる。
また、一旦組み付けられたオープニングハンドルは係合腕部によってハンドルベースから外れないようになっているため、組み付けられたドアハンドルをドアパネルに取り付ける際の作業が容易に行なえる。
さらに、係合腕部は弾性を有するので、所定方向に力を加えると撓んで軸部との係合が解除され、これによりオープニングハンドルをハンドルベースから取り外すことができ、メンテナンス性が向上する。
【０００６】
本発明の車両用ドアハンドルでは、前記軸部の前記係合腕部側の端面を傾斜面としてもよい。
このようにすれば、オープニングハンドルの軸部をハンドルベースの軸保持穴に挿入するために前記軸部をハンドルベースの開口部を通過させる際に、傾斜面である軸部端面に係合腕部が当接しつつ次第に撓んで最終的に軸部の側面に係合することになる。このように、軸部端面を傾斜面にすることで軸部を軸保持穴に向けて押し込むだけで係合腕部を撓ませてから係合させることができ、ハンドルベースへのオープニングハンドルの組み付けを容易に行なうことができる。
【０００７】
また、本発明の車両用ドアハンドルでは、前記係合腕部の外れ方向側への動きを規制する規制部材が、前記ハンドルベースと前記ドアパネルとの間に設けられる。前記規制部材は、ドア内部への水滴の侵入を防止するパッキンであってもよい。このパッキンは、前記ハンドルベースと前記ドアパネルとによって挟持するように固定されてもよい。
このように係合腕部の外れ方向側への動きを規制する規制部材を設ければ、ハンドルベースにオープニングハンドルを挿入して組み付けた後にその挿入位置でオープニングハンドルに強い力が加わっても係合腕部の動きが規制されて係合状態が維持されるために軸部が軸保持穴から抜け出すことがない。また、前記規制部材として従来から使用されている防水用パッキンを用いれば、部品点数を増やすことなく構成することができる。さらに、前記パッキンをハンドルベースとドアパネルとによって挟持するように固定すれば、振動などでパッキンが外れることがなく、その結果、係合腕部の外れ方向への動きが規制された状態を保持することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図１は本発明の一実施形態である車両用ドアハンドル１０の全体斜視図、図２は車両用ドアハンドル１０の正面図である。車両用ドアハンドル１０は、（後述するように）ドアパネルの開口部に内側から取り付けられるハンドルベース１２と、このハンドルベースに回動可能に取り付けられるオープニングハンドル１４とを備えている。ハンドルベース１２およびオープニングハンドル１４は、それぞれ樹脂一体成型で形成されることができる。
【０００９】
オープニングハンドル１２は、図３（ａ）に示すように、ユーザが手で持って開操作するための板状の操作部１６を有している。操作部１６の上部には、作動レバー１８が突設されている。また、操作部１６の両側には、一対の軸部２０が設けられている。各軸部２０は、円柱状をなし、それぞれ外側に突出した軸方向端部の一部２２が切り欠かれていて外形Ｄ形の突出端部２４となっている。ここで、図３（ｂ）の拡大図に示すように、軸部２０の突出端部２４の短手方向の幅をＷ１とする。また、前記突出端部２４の端面は下方から上方に向かって前記作動レバー１８側に傾斜した傾斜面としてある。
【００１０】
なお、本実施形態には、軸部２０の端部の一部２２を切り欠いてＤ形突出端部２４としたが、前記一部２２の反対側の部分も同様に切り欠いて略太鼓型の突出端部としてもよい。
【００１１】
一方、図４（ａ）に示すように、ハンドルベース１２は、オープニングハンドル１４の上部を収容するための矩形状凹部３０を有している。矩形状凹部３０の長手方向の両側端部には、一対の軸保持穴３２が設けられている。これら軸保持穴３２は、オープニングハンドル１４がハンドルベース１２に組み付けられたときに前記一対の軸部２０を収容して回動可能に保持するためのものである。なお、図４（ａ）においてハンドルベース１２の凹部３０の底面に形成された符号３８で示す矩形状開口部は、オープニングハンドル１４の作動レバー１８を貫通させるための穴である。
【００１２】
図４（ｂ）の拡大図に示すように、ハンドルベース１２には、前記軸保持穴３２に連通するとともに前記凹部３０の開放側に向かって開口する開口部３４が設けられている。この開口部３４の開口幅Ｗ２は、オープニングハンドル１４をハンドルベース１２に組み付けるために前記軸部２０を前記軸保持穴３２に挿入する際に軸部２０のＤ形突出端部２４が最小幅でもって通過可能なように、前記Ｄ形突出端部２４の短手方向の幅Ｗ１とほぼ等しく形成されている。
【００１３】
また、ハンドルベース１２の開口部３４には、ハンドルベース１２に一体に形成された弾性を有する係合腕部３６が設けられている。この係合腕部３６は、フック形状を有しており、軸部２０が軸保持穴３２に挿入されたときに軸部２０のＤ形突出端部２４の側面に係合して軸部２０の軸保持穴３２からの抜けを阻止するものである。
【００１４】
図１，２を再度参照すると、車両用ドアハンドル１０においてオープニングハンドル１４が組み付けられたハンドルベース１２のボス部１３には、スプリング１５が外装されるとともに、このスプリング１５の一端が引っ掛けられたレバー１７が取り付けられている。このレバー１７の一端部がオープニングハンドル１４の作動レバー１８に当接しており、前記スプリング１５のねじれ方向の付勢力を受けるレバー１７によって前記作動レバー１８が矢印Ａ方向に付勢され、これにより車両用ドアハンドル１０においてオープニングハンドル１４が閉状態位置に保持されるようになっている。
【００１５】
なお、前記レバー１７はワイヤ（図示せず）を介してドアロック装置（図示せず）に連結されており、オープニングハンドル１４の開操作によるレバー１７の動作がワイヤを介してドアロック装置に伝達されてドアが解錠されるようになっている。
【００１６】
また、本実施形態の車両用ドアハンドル１０では、ハンドルベース１２の矩形状凹部３０の開口縁部に沿って例えばゴム製のロ字形パッキン４０が取り付けられている。パッキン４０は、車両用ドアハンドル１０がドアパネルに装着されたときにハンドルベース１２とドアパネルとの間に挟持されて固定され、ドア内部への水滴の侵入を防止するものである。また、パッキン４０は、後述するように、弾性を有する係合腕部３６の外れ方向の動きを規制する規制部材としても機能する。
【００１７】
次に、図５，６を参照して上記構成からなる車両用ドアハンドル１０の組み付けおよび装着について説明する。
【００１８】
まず、ハンドルベース１２にスプリング１５およびレバー１７を取り付け、次に、オープニングハンドル１４を組み付ける。このオープニングハンドル１４の組み付けでは、オープニングハンドル１４の作動レバー１８をハンドルベース１２の開口部３８に挿入するようにしてオープニングハンドル１４をハンドルベース１２に対して差し込む。このとき図６（ａ）に示すように、ハンドルベース１２の軸保持穴３２の開口部３４に対してオープニングハンドル１４の軸部２０のＤ形突出端部２４が最小幅Ｗ１で挿入されるようにオープニングハンドル１４の傾きを調整する。
【００１９】
このようにＤ形突出端部２４を開口部３４に挿入可能にした状態でオープニングハンドル１４をハンドルベース１２に対して押し込む。すると、図５（ａ）に示すように、開口部３４に設けた係合腕部３６が軸部２０のＤ形突出端部の傾斜端面に当接することで外側に押されて撓み、図５（ｂ）および図６（ｂ）に示すように軸部２０が軸保持穴３２に完全に装着されると係合腕部３６は弾性によって元の位置に復帰してそのフック部がＤ形突出端部２４の側面に係合する。この係合腕部３６の係合によって軸部２０は、軸保持穴３２から抜け出ることができなくなり、軸保持穴３２内で回動可能に保持される。このようにしてオープニングハンドル１４はハンドルベース１２に対してワンタッチで回動可能に取り付けられる。
【００２０】
その後、ハンドルベース１２の係合腕部３６の外側の隙間に差し込むようにしてパッキン４０を組み付ける。このパッキン４０によって係合腕部３６は外れ方向すなわち外側方向への動きが規制され、これにより係合腕部３６のＤ形突出端部２４に対する係合が外れることがなく、軸部２０が軸保持穴３２から抜け出るのを防止できる。
【００２１】
パッキン４０を装着して組み付けられた車両用ドアハンドル１０を、図５（ｂ）に示すようにドアパネル４２の開口部４４に内側から取り付け、ネジ等の固定手段で固定する。これにより、パッキン４０はハンドルベース１２とドアパネル４２との間に挟持されて固定される。
【００２２】
このようにしてドアパネル４２に装着された車両用ドアハンドル１０では、図６（ｃ），（ｄ）に示すように、オープニングハンドル未操作時の閉状態とオープニングハンドル操作時の開作動状態のいずれの場合にもＤ形突出端部２４は同図（ｂ）に示す装着状態からずれた状態にあるため、Ｄ形突出端部２４は開口部３４から抜け出ることができず、これにより係合腕部３６の係合と相俟って軸部２０が軸保持穴３２から抜け出るのを確実に防止できる。
【００２３】
なお、Ｄ形突出端部２４が図６（ｂ）に示す装着状態の位置に回動しても係合腕部３６によって軸部２０が軸保持穴３２から抜け出ることがないため、オープニングハンドル１４の開作動時にＤ形突出端部２４が装着状態の位置まで回動するように設定してもよく、オープニングハンドル１４の操作範囲をある程度自由に設定することができる。
【００２４】
また、図７に示すように、開口部３４において係合腕部３６の両側の隙間を埋めるように突出する凸部４０ａをパッキン４０に一体に形成してもよい。このように構成することにより、盗難等を目的として係合腕部３６を破壊してオープニングハンドル１４を不正に取り外そうとしても、パッキン４０とその凸部４０ａにより係合腕部３６の外側方向および左右両側方向への動きが規制されるため、係合腕部３６が破壊されるのを防止することができる。
【００２５】
一方、何らかの理由でオープニングハンドル１４が破損したような場合には、オープニングハンドル１４を交換する必要が生じる。この場合には、車両用ドアハンドル１０をドアパネル４２から取り外し、パッキン４０を取り外してから両側一対の係合腕部３６を外側に広げるように撓ませることによりＤ形突出端部２４への係合が解除され、その結果、軸部２０が軸保持穴３２から抜け出ることができるようになり、オープニングハンドル１４をハンドルベース１２から取り外すことができる。これによりメンテナンス性が向上する。
【００２６】
このように本実施形態の車両用ドアハンドル１０では、オープニングハンドル１４の軸部２０の端部２４が一部切り欠かれていてその短手方向の幅Ｗ１がハンドルベース１２の開口部３４の幅Ｗ２とほぼ等しくなっているため、オープニングハンドル１４をハンドルベース１２に組付ける際に軸部２０の端部２４が開口部３４を通過することにより軸部２０がハンドルベース１２の軸保持穴３２に挿入されることができ、一旦挿入されると弾性を有する係合腕部３６が軸部２０の側面に係合して軸部２０の軸保持穴３２からの抜けが阻止される。このようにしてオープニングハンドル１４は、別部材の金属製シャフトやそのシャフトについてのカシメ作業を必要とせずにハンドルベース１２に対してワンタッチで組み付けられることができる。
【００２７】
また、一旦組み付けられたオープニングハンドル１４は係合腕部３６によってハンドルベース１２から外れないようになっているため、組み付けられたドアハンドル１０をドアパネル４２に取り付ける際の作業が容易に行なえる。
【００２８】
また、係合腕部３６は弾性を有するので、外側方向に力を加えると撓んで軸部２０との係合が解除され、これによりオープニングハンドル１４をハンドルベース１２から取り外すことができ、メンテナンス性が向上する。
【００２９】
また、軸部２０の係合腕部３６側の端面を傾斜面としてあるため、オープニングハンドル１４の軸部２０をハンドルベース１２の軸保持穴３２に挿入するために軸部２０をハンドルベース１２の開口部３４を通過させる際に、傾斜面である軸部端面に係合腕部３６が当接しつつ次第に撓んで最終的に軸部２０の側面に係合することになる。このように、軸部端面を傾斜面にすることで軸部２０を軸保持穴３２に向けて押し込むだけで係合腕部３６を撓ませてから係合させることができ、ハンドルベース１２へのオープニングハンドル１４の組み付けを容易に行なうことができる。
【００３０】
また、係合腕部３６の外れ方向への動きを規制する規制部材としてパッキン４０を設けたため、ハンドルベース１２にオープニングハンドル１４を挿入して組み付けた後にその挿入位置でオープニングハンドル１４に強い力が加わっても係合腕部３６の動きが規制されて係合状態が維持されるために軸部２０が軸保持穴３２から抜け出すことがない。また、規制部材として従来から使用されている防水用パッキン４０を用いたため、部品点数を増やすことなく構成することができる。さらに、パッキン４０をハンドルベース１２とドアパネル４２とによって挟持するように固定したため、振動などでパッキン４０が外れることがなく、その結果、係合腕部３６の外れ方向への動きが規制された状態を保持することができる。
【００３１】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の車両用ドアハンドルによれば、別部材の金属製シャフトを必要とせずにカシメ等の作業工程を必要としないワンタッチでオープニングハンドルをハンドルベースに組み付けることができるとともに、メンテナンス時にはハンドルベースからオープニングハンドルを容易に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】車両用ドアハンドルの全体斜視図。
【図２】車両用ドアハンドルの平面図。
【図３】オープニングハンドルの斜視図と部分拡大図。
【図４】ハンドルベースの斜視図と部分拡大図。
【図５】ハンドルベースにオープニングハンドルを組み付ける際の状態を示す断面図。
【図６】ハンドルベースの軸保持穴とオープニングハンドルの軸部の突出端部との関係を示す部分断面図。
【図７】係合腕部の両側の隙間を埋めるように突出する凸部をパッキンに一体に形成した例を示す図。
【符号の説明】
１０…車両用ドアハンドル、１２…ハンドルベース、１４…オープニングハンドル、１８…作動レバー、２０…軸部、２２…切り欠き部、２４…Ｄ形突出端部、３２…軸保持穴、３４…開口部、３６…係合腕部、４０…パッキン、４２…ドアパネル、４４…開口部、Ｗ１…軸部の端部の短手方向の幅、Ｗ２…開口部の幅。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle door handle that is attached to a door of a vehicle such as an automobile and used to open and close the door from the outside.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a door handle for a vehicle, an assembly in which an opening handle is rotatably supported by a metal shaft with respect to a handle base has been used. This type of vehicle door handle requires a metal shaft as a support shaft and has been assembled by caulking the metal shaft, which increases the number of parts, increases the number of assembly steps, and increases the cost. .
[0003]
On the other hand, in order to reduce the cost by omitting a metal shaft, a vehicle-less vehicle door handle has been proposed. However, with this vehicle door handle, once the opening handle is assembled to the handle base, the opening handle cannot be removed, and there is a problem in maintainability.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, the present invention has been made in order to solve the above-mentioned problems. A vehicle door handle capable of assembling an opening handle to a handle base with a single touch that does not require a separate metal shaft and does not require a working process such as caulking. The purpose is to provide.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
To accomplish the above object, Bei example a handle base which is attached from the inside to the opening of the door panel, and opening handle mounted pivotally to the handle base,
The provided shaft of a pair to the opening handle, the handle base includes a pair of shaft holding hole for holding the shaft portion rotatably, before the time of inserting the shaft portion into shaft holding hole passing the ends of the Kijiku portion, it provided an opening of width substantially equal to the width of the front Symbol shank end,
The opening is formed integrally with the handle base, prevents leakage from the shaft holding hole of the shaft portion engages a side surface of the shaft portion, digits set the engaging arm portion having elasticity The vehicle door handle is provided with a regulating member described later . Further, a notch may be provided in a part of the axial end portion of the shaft portion, and the opening may be formed to have a width substantially equal to a width in a short direction of an end portion of the shaft portion provided with the notch. preferable.
In the vehicle door handle according to the present invention, since the width of the end portion of the shaft portion of the opening handle is substantially equal to the width of the opening portion of the handle base, the end portion of the shaft portion is assembled when the opening handle is assembled to the handle base. The shaft passes through the opening so that the shaft can be inserted into the shaft holding hole of the handle base, and once inserted, the elastic engaging arm is engaged with the side of the shaft. The shaft portion is prevented from coming off from the shaft holding hole. In this way, the opening handle can be assembled to the handle base with one touch without requiring a separate metal shaft or a caulking operation for the shaft.
In addition, since the opening handle once assembled is prevented from being detached from the handle base by the engaging arm portion, the work for attaching the assembled door handle to the door panel can be easily performed.
Furthermore, since the engaging arm portion has elasticity, when the force is applied in a predetermined direction, the engaging arm portion is flexed to be disengaged from the shaft portion, whereby the opening handle can be detached from the handle base, and the maintainability is improved.
[0006]
In the vehicle door handle of the present invention, an end surface of the shaft portion on the engagement arm portion side may be an inclined surface.
According to this configuration, when the shaft portion is passed through the opening portion of the handle base in order to insert the shaft portion of the opening handle into the shaft holding hole of the handle base, the engaging arm portion is engaged with the shaft end surface which is an inclined surface. Will gradually bend while abutting and will eventually engage the side of the shaft. In this way, by making the shaft end face an inclined surface, the engagement arm can be bent and engaged simply by pushing the shaft toward the shaft holding hole, and the opening handle can be assembled to the handle base. Can be easily performed.
[0007]
Further, in the door handle of the present invention, the regulating member for regulating the movement in the out direction of the engaging Goude portion is provided et the between the handle base and the door panel. The regulating member may be a packing that prevents water droplets from entering the door. The packing may be fixed so as to be sandwiched between the handle base and the door panel.
By providing a restricting member that restricts the movement of the engaging arm in the disengagement direction in this way, even if a strong force is applied to the opening handle at the insertion position after the opening handle is inserted into the handle base and assembled. Since the movement of the arm portion is restricted and the engaged state is maintained, the shaft portion does not come out of the shaft holding hole. Moreover, if the waterproof packing conventionally used as said control member is used, it can comprise, without increasing a number of parts. Furthermore, if the packing is fixed so as to be sandwiched between the handle base and the door panel, the packing is not detached due to vibration or the like, and as a result, the state in which the movement of the engagement arm portion in the disengagement direction is restricted is maintained. be able to.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is an overall perspective view of a vehicle door handle 10 according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a front view of the vehicle door handle 10. The vehicle door handle 10 includes a handle base 12 that is attached to the opening of the door panel from the inside (as will be described later), and an opening handle 14 that is rotatably attached to the handle base. The handle base 12 and the opening handle 14 can each be formed by resin integral molding.
[0009]
As shown in FIG. 3A, the opening handle 12 has a plate-like operation unit 16 that is held by a user to open. An operating lever 18 protrudes from the upper portion of the operation unit 16. In addition, a pair of shaft portions 20 are provided on both sides of the operation unit 16. Each shaft portion 20 has a cylindrical shape, and a part 22 of an axial end portion protruding outward is cut out to form a protruding end portion 24 having an outer shape D shape. Here, as shown in the enlarged view of FIG. 3B, the width in the short direction of the protruding end 24 of the shaft portion 20 is defined as W1. Further, the end surface of the projecting end portion 24 is an inclined surface that is inclined from the lower side to the upper side toward the operating lever 18 side.
[0010]
In this embodiment, a part 22 at the end of the shaft part 20 is cut out to form a D-shaped protruding end 24. However, the part on the opposite side of the part 22 is also cut out in a similar manner. It is good also as a protrusion edge part.
[0011]
On the other hand, as shown in FIG. 4A, the handle base 12 has a rectangular recess 30 for accommodating the upper part of the opening handle 14. A pair of shaft holding holes 32 are provided at both ends in the longitudinal direction of the rectangular recess 30. These shaft holding holes 32 are for receiving the pair of shaft portions 20 and holding them in a rotatable manner when the opening handle 14 is assembled to the handle base 12. In FIG. 4A, a rectangular opening indicated by reference numeral 38 formed on the bottom surface of the recess 30 of the handle base 12 is a hole for allowing the operating lever 18 of the opening handle 14 to pass therethrough.
[0012]
As shown in the enlarged view of FIG. 4B, the handle base 12 is provided with an opening 34 that communicates with the shaft holding hole 32 and opens toward the opening side of the recess 30. The opening width of the opening 34 W2 is opening handle 14 of the handle base 12 to assemble because the shaft portion 20 a D-shaped projecting end 24 is the minimum width of the shaft portion 20 when to insert into the shaft holding hole 32 Therefore, it is formed substantially equal to the width W1 in the short direction of the D-shaped projecting end 24 so that it can pass through.
[0013]
Further, the opening portion 34 of the handle base 12 is provided with an engaging arm portion 36 having elasticity and formed integrally with the handle base 12. The engaging arm portion 36 has a hook shape, and engages with the side surface of the D-shaped protruding end portion 24 of the shaft portion 20 when the shaft portion 20 is inserted into the shaft holding hole 32. Is prevented from coming off from the shaft holding hole 32.
[0014]
Referring again to FIGS. 1 and 2, a spring 15 is externally mounted on the boss portion 13 of the handle base 12 to which the opening handle 14 is assembled in the vehicle door handle 10, and a lever on which one end of the spring 15 is hooked. 17 is attached. One end of the lever 17 is in contact with the operating lever 18 of the opening handle 14, and the operating lever 18 is urged in the direction of arrow A by the lever 17 that receives the urging force of the spring 15 in the torsional direction. In the door handle 10 for an opening, the opening handle 14 is hold | maintained in a closed state position.
[0015]
The lever 17 is connected to a door lock device (not shown) via a wire (not shown), and the operation of the lever 17 due to the opening operation of the opening handle 14 is transmitted to the door lock device via the wire. The door is unlocked.
[0016]
Further, in the vehicle door handle 10 of the present embodiment, for example, rubber-shaped packing 40 made of rubber is attached along the opening edge of the rectangular recess 30 of the handle base 12. The packing 40 is sandwiched and fixed between the handle base 12 and the door panel when the vehicle door handle 10 is mounted on the door panel, and prevents water droplets from entering the door. The packing 40 also functions as a restricting member that restricts the movement of the engaging arm portion 36 having elasticity in the disengagement direction, as will be described later.
[0017]
Next, assembly and mounting of the vehicle door handle 10 having the above configuration will be described with reference to FIGS.
[0018]
First, the spring 15 and the lever 17 are attached to the handle base 12, and then the opening handle 14 is assembled. In assembling the opening handle 14, the opening handle 14 is inserted into the handle base 12 so that the operating lever 18 of the opening handle 14 is inserted into the opening 38 of the handle base 12. At this time, as shown in FIG. 6A, the D-shaped protruding end portion 24 of the shaft portion 20 of the opening handle 14 is inserted with the minimum width W1 into the opening portion 34 of the shaft holding hole 32 of the handle base 12. The inclination of the opening handle 14 is adjusted.
[0019]
In this manner, the opening handle 14 is pushed into the handle base 12 in a state where the D-shaped protruding end 24 can be inserted into the opening 34. Then, as shown in FIG. 5 (a), the engaging arm portion 36 provided in the opening 34 abuts against the inclined end surface of the D-shaped projecting end portion of the shaft portion 20 to be pushed outward and bend. As shown in FIGS. 6B and 6B, when the shaft portion 20 is completely attached to the shaft holding hole 32, the engaging arm portion 36 is restored to its original position by elasticity, and the hook portion projects D-shaped. Engages with the side surface of the end 24. Due to the engagement of the engaging arm portion 36, the shaft portion 20 can no longer be pulled out from the shaft holding hole 32, and is held rotatably in the shaft holding hole 32. In this way, the opening handle 14 is attached to the handle base 12 so as to be rotatable with one touch.
[0020]
Thereafter, the packing 40 is assembled so as to be inserted into the gap on the outside of the engagement arm portion 36 of the handle base 12. The packing 40 restricts the movement of the engaging arm portion 36 in the disengagement direction, that is, the outward direction, whereby the engagement arm portion 36 is not disengaged from the D-shaped projecting end portion 24, and the shaft portion 20 is pivoted. The escape from the holding hole 32 can be prevented.
[0021]
As shown in FIG. 5B, the vehicle door handle 10 attached with the packing 40 is attached to the opening 44 of the door panel 42 from the inside, and is fixed by fixing means such as screws. As a result, the packing 40 is sandwiched and fixed between the handle base 12 and the door panel 42.
[0022]
In the vehicle door handle 10 thus mounted on the door panel 42, as shown in FIGS. 6C and 6D, either the closed state when the opening handle is not operated or the open operation state when the opening handle is operated. Also in this case, since the D-shaped protruding end 24 is in a state deviated from the mounting state shown in FIG. Combined with the engagement of the portion 36, the shaft portion 20 can be reliably prevented from coming out of the shaft holding hole 32.
[0023]
Even if the D-shaped protruding end 24 is rotated to the position shown in FIG. 6B, the shaft 20 is not pulled out of the shaft holding hole 32 by the engaging arm 36, so that the opening handle 14 It may be set so that the D-shaped projecting end 24 rotates to the position of the mounted state during the opening operation, and the operating range of the opening handle 14 can be set freely to some extent.
[0024]
Further, as shown in FIG. 7, convex portions 40 a that protrude so as to fill the gaps on both sides of the engaging arm portion 36 in the opening portion 34 may be formed integrally with the packing 40. With such a configuration, even if the engaging arm portion 36 is destroyed for the purpose of theft or the like and the opening handle 14 is illegally removed, the packing 40 and its convex portion 40a are used to move the engaging arm portion 36 outward. Since the movement in the left and right direction is restricted, it is possible to prevent the engagement arm portion 36 from being broken.
[0025]
On the other hand, when the opening handle 14 is damaged for some reason, it is necessary to replace the opening handle 14. In this case, the vehicle door handle 10 is removed from the door panel 42, the packing 40 is removed, and then the pair of engaging arm portions 36 are bent outward so as to be engaged with the D-shaped protruding end 24. As a result, the shaft portion 20 can come out of the shaft holding hole 32, and the opening handle 14 can be detached from the handle base 12. This improves the maintainability.
[0026]
As described above, in the vehicle door handle 10 of the present embodiment, the end 24 of the shaft portion 20 of the opening handle 14 is partially cut away, and the width W1 in the short direction is the width of the opening 34 of the handle base 12. Since it is substantially equal to W2, when the opening handle 14 is assembled to the handle base 12, the end portion 24 of the shaft portion 20 passes through the opening 34, so that the shaft portion 20 enters the shaft holding hole 32 of the handle base 12. Once inserted, the elastic engaging arm portion 36 engages the side surface of the shaft portion 20 to prevent the shaft portion 20 from coming off from the shaft holding hole 32. In this way, the opening handle 14 can be assembled to the handle base 12 with one touch without requiring a separate metal shaft or a caulking operation for the shaft.
[0027]
Further, since the opening handle 14 once assembled is prevented from being detached from the handle base 12 by the engaging arm portion 36, the work when the assembled door handle 10 is attached to the door panel 42 can be easily performed.
[0028]
In addition, since the engaging arm portion 36 has elasticity, when the force is applied in the outward direction, the engaging arm portion 36 bends and is disengaged from the shaft portion 20, whereby the opening handle 14 can be detached from the handle base 12, and maintenance is easy. Will improve.
[0029]
Further, since the end surface of the shaft portion 20 on the engagement arm portion 36 side is an inclined surface, the shaft portion 20 is inserted into the shaft holding hole 32 of the handle base 12 in order to insert the shaft portion 20 of the opening handle 14 into the handle base 12. When passing through the opening 34, the engaging arm 36 is gradually bent while coming into contact with the end surface of the shaft that is an inclined surface, and finally engages with the side surface of the shaft 20. In this way, by making the end surface of the shaft portion an inclined surface, the engagement arm portion 36 can be bent and engaged simply by pushing the shaft portion 20 toward the shaft holding hole 32, and the handle base 12 can be engaged. The opening handle 14 can be easily assembled.
[0030]
Further, since the packing 40 is provided as a restricting member that restricts the movement of the engagement arm 36 in the disengagement direction, a strong force is applied to the opening handle 14 at the insertion position after the opening handle 14 is inserted into the handle base 12 and assembled. Even if added, the movement of the engaging arm portion 36 is restricted and the engaged state is maintained, so that the shaft portion 20 does not come out of the shaft holding hole 32. Moreover, since the waterproof packing 40 conventionally used as a restricting member is used, it can be configured without increasing the number of parts. Further, since the packing 40 is fixed so as to be sandwiched between the handle base 12 and the door panel 42, the packing 40 is not detached by vibration or the like, and as a result, the movement of the engagement arm portion 36 in the disengagement direction is restricted. Can be held.
[0031]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the vehicle door handle of the present invention, the opening handle can be assembled to the handle base with one touch without the need for a caulking operation process without the need for a separate metal shaft. In addition, the opening handle can be easily detached from the handle base during maintenance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view of a vehicle door handle.
FIG. 2 is a plan view of a vehicle door handle.
FIG. 3 is a perspective view and a partially enlarged view of an opening handle.
FIG. 4 is a perspective view and a partially enlarged view of a handle base.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state when the opening handle is assembled to the handle base.
FIG. 6 is a partial cross-sectional view showing the relationship between the shaft holding hole of the handle base and the protruding end portion of the shaft portion of the opening handle.
FIG. 7 is a view showing an example in which convex portions projecting so as to fill gaps on both sides of the engaging arm portion are formed integrally with the packing.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Door handle for vehicles, 12 ... Handle base, 14 ... Opening handle, 18 ... Actuating lever, 20 ... Shaft part, 22 ... Notch part, 24 ... D-shaped projecting end part, 32 ... Shaft holding hole, 34 ... Opening 36, engagement arm, 40 ... packing, 42 ... door panel, 44 ... opening, W1 ... width in the lateral direction of the end of the shaft, W2 ... width of the opening.

Claims

ドアパネルの開口部に内側から取り付けられるハンドルベースと、該ハンドルベースに回動可能に取り付けられるオープニングハンドルとを備え、
前記オープニングハンドルには一対の軸部を設け、前記ハンドルベースには、前記軸部を回動可能に保持する一対の軸保持穴と、該軸保持穴に前記軸部を挿入する際に前記軸部の端部が通過する、前記軸部端部の幅とほぼ等しい幅の開口部とを設け、
前記開口部には、前記ハンドルベースに一体に形成され、前記軸部の側面に係合して前記軸部の前記軸保持穴からの抜けを阻止する、弾性を有する係合腕部を設けた車両用ドアハンドルにおいて、
前記係合腕部の外れ方向側への動きを規制する規制部材を前記ハンドルベースと前記ドアパネルとの間に設けたことを特徴とする車両用ドアハンドル。Bei example a handle base which is attached from the inside to the opening of the door panel, and opening handle mounted pivotally to the handle base,
The provided shaft of a pair to the opening handle, the handle base includes a pair of shaft holding hole for holding the shaft portion rotatably, before the time of inserting the shaft portion into shaft holding hole passing the ends of the Kijiku portion, it provided an opening of width substantially equal to the width of the front Symbol shank end,
The opening is formed integrally with the handle base, prevents leakage from the shaft holding hole of the shaft portion engages a side surface of the shaft portion, digits set the engaging arm portion having elasticity In vehicle door handles,
A vehicle door handle characterized in that a restricting member for restricting movement of the engaging arm portion in the direction of disengagement is provided between the handle base and the door panel .

前記規制部材は、ドア内部への水滴の侵入を防止するパッキンであることを特徴とする請求項１に記載の車両用ドアハンドル。The vehicle door handle according to claim 1, wherein the restricting member is a packing that prevents water droplets from entering the door.

前記パッキンを前記ハンドルベースと前記ドアパネルとによって挟持するように固定したことを特徴とする請求項１または２に記載の車両用ドアハンドル。The vehicle door handle according to claim 1 or 2, wherein the packing is fixed so as to be sandwiched between the handle base and the door panel .

前記軸部の軸方向端部の一部に切り欠きを設け、A notch is provided in a part of the axial end portion of the shaft portion,
前記開口部を、前記切り欠きを設けた軸部の端部の短手方向の幅とほぼ等しい幅に形成することを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の車両用ドアハンドル。The vehicle door handle according to any one of claims 1 to 3, wherein the opening is formed to have a width substantially equal to a width in a short direction of an end portion of the shaft portion provided with the notch.

前記軸部の前記係合腕部側の端面を傾斜面としたことを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の車両用ドアハンドル。The vehicle door handle according to any one of claims 1 to 4, wherein an end surface of the shaft portion on the engagement arm portion side is an inclined surface.