JP4086628B2

JP4086628B2 - Vertical fence

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Publication number: JP4086628B2
Application number: JP2002328244A
Authority: JP
Inventors: 智勇工藤
Original assignee: Asahi Kasei Homes Corp
Current assignee: Asahi Kasei Homes Corp
Priority date: 2002-11-12
Filing date: 2002-11-12
Publication date: 2008-05-14
Anticipated expiration: 2022-11-12
Also published as: JP2004162334A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、親柱と手摺子を並列させて配置して構成した縦桟柵に関し、特に、意匠性を重視したバルコニーや屋上の手摺りとして用いる縦桟柵に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
住宅を含む建物のバルコニーや屋上の手摺りとして、縦方向に配置した複数の桟によって構成した縦桟柵がある。このような縦桟柵には、予め設定された強度を発揮するのに加えて、施工性や防水品質の向上、及び美観を向上させるべきことも要求される。
【０００３】
例えば、非特許文献１には、図７に示すように、縦方向に配置した全ての桟５２が同一外形を有し、且つ夫々の桟５２の下端部分がバルコニーの床５４に接続又は埋設されると共に上端部分が手摺棒５３によって連続させて構成した縦桟柵５１が記載されている。この縦桟柵５１では、全ての桟５２が同一の外形形状を有することから、外観をスッキリさせて統一感と連続感とを発揮させて美観を向上させることが出来る。
【０００４】
また図８に示す縦桟柵５５は、最近のプレハブ住宅のバルコニーに設けられるものであり、親柱５６と手摺子５７及び手摺棒５８と地繋５９とによって構成されている。親柱５６は下端部分が床６０に埋設又は接続されており、この親柱５６に上下端部が手摺棒５８，地繋５９によって接続された複数の手摺子５７からなる部品ユニットが連結されている。
【０００５】
親柱５６は縦桟柵５５に作用する荷重を建物に伝達する機能を有しており、前記機能を発揮するのに必要な強度を持って形成される。また手摺子５７は、それ自体が高い強度を発揮することは要求されず、該手摺子５７に力が作用したとき、この力を親柱５６に伝達し得るのに充分な強度を有している。このため、親柱５６の外形形状は、手摺子５７の外形形状よりも大きく設定されており、外観上、親柱５６と手摺子５７は一目瞭然に判別することが出来る。
【０００６】
また上記縦桟柵５５では、親柱５６の位置或いは間隔は取り付けるべきプレハブ住宅の躯体構造の位置に応じて設定されるため、必ずしも一定の間隔を持って設置されるものではなく、躯体の構造に応じて種々変化する。このため、縦桟柵５５では、手摺子５７よりも外形の大きい親柱５６が、異なる間隔を持って配置されることとなり、統一感と連続感に乏しい外観となることがある。
【０００７】
【非特許文献１】
ＧＡＤＯＣＵＭＥＮＴＳＰＥＣＩＡＬＩＳＳＵＥ３ＭＯＤＥＲＮＡＲＣＨＩＴＥＣＴＵＲＥ１９２０−１９４５
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
上記非特許文献１に記載された縦桟柵では全ての桟が同一の外形を有するため、統一感，連続感を発揮して美観を向上させることが出来るという利点を有する。しかし、全ての桟の下端部分を床に埋設或いは接続すると共に、上端部分に手摺棒を取り付けることから、施工手間が掛かるという問題がある。特に、桟の下端部分を床に埋設することは防水上の欠点となりやすく、且つ数が多いことは不利になる。従って、手工業的な建築物には充分に対応して高い意匠性を発揮し得るものの、プレハブ住宅のような工業的な建物には向かないという問題がある。
【０００９】
また図８に示す縦桟柵は、手摺子と地繋，手摺棒によって構成された部品ユニットを有しており、下端部分を床に埋設或いは接続した親柱を利用して部品ユニットを接合することで構成される。このため、施工が容易であり且つ部品展開も明確なことから、プレハブ住宅には最適に利用することが出来る。更に、防水品質も確保し易いという利点もある。
【００１０】
しかし、親柱の外形形状が手摺子の外形形状よりも大きいこと、親柱の間隔が必ずしも一定のピッチならないことから、個別の建物毎に躯体構造に配慮した設計を行わないと、統一感や連続感を失い、美観を損ねるという問題が生じる。
【００１１】
また親柱と手摺子を同一の材料を用いて断面形状を同じにした場合、手摺子に対応する部分では過大な強度を有することとなり、縦桟柵の重量が増加すると共に材料コストが上昇するという問題が生じる。特に、重量が増加することは、構造荷重条件として不利であり、且つ施工性も非常に低下するという問題も生じる。
【００１２】
本発明の目的は、統一感や連続感を発揮させることが出来、施工が容易で且つ防水性能を確保して建物の躯体に一体化させることが出来るプレハブ住宅に適した縦桟柵を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る縦桟柵は、親柱と手摺子とからなり該親柱下端部を建物の躯体に設けられた取付部材に取り付けて構成した縦桟柵であって、並列して配置された複数の手摺子の両端側に夫々親柱が配置されると共に前記親柱及び手摺子の上端部分は手摺棒によって接続され且つ下端部分は地繋によって接続されて構成された手摺子ユニットを隣接させて配置し、隣接する２つの手摺子ユニットの隣接する親柱を１つの取付部材に取り付けることによって、複数接合して構成し、且つ前記親柱と手摺子の外形形状を等しくしたものである。
【００１４】
上記縦桟柵では、親柱と手摺子の外形形状を略等しくすることで、同じ外形形状を持った親柱と手摺子が並列することとなり、統一感と連続感を発揮することが出来る。また手摺子の強度を親柱の強度よりも小さくすることによって、過仕様となることがなく、合理的な縦桟柵として構成することが出来る。
【００１５】
親柱の強度よりも手摺子の強度を小さくすることは、手摺子の重量を親柱の重量よりも軽量化することにつながり、縦桟柵の軽量化をはかることが出来る。このことは、更なる親柱の軽量化にもつながり、全体として軽量な縦桟柵を製造することが出来る。
【００１６】
親柱の強度よりも手摺子の強度を小さくするためには、親柱の材料と手摺子の材料を異なるものとすること、材質を変えること、によって対応することが出来る。例えば、材料を変える場合、親柱の断面に於ける外形寸法と、手摺子の断面に於ける外形寸法を略等しくし、親柱の材料として中実材を採用し手摺子の材料として中空材を採用することで実現することが出来、或いは親柱，手摺子共に中空材とする場合には両者の肉厚を変化させることで実現することが出来る。また材質を変える場合、親柱に鋼材を採用し、手摺子にアルミニウムを含む軽合金、或いは合成樹脂を採用することで実現することが出来る。
【００１７】
上記の如き手摺子ユニットを構成することで、親柱は躯体構造に応じたピッチで設置されるものの、同じ外形形状を持った親柱と手摺子が並列することとなり、統一感と連続感を損なうことがない。
【００１８】
上記縦桟柵に於いて、予め建物の躯体に取付部材を設けておき、該取付部材に親柱の下端を接続することが好ましい。縦桟柵をこのように構成することによって、バルコニー或いは屋上に縦桟柵を設置するに際し、親柱を建物に取り付ける場合に床に埋設するのに比較して機能分担と施工業種分担が明確になり、品質を確保し易くなる。即ち、躯体に取り付けられた取付部材は防水施工が完結しており、この取付部材に対し防水性能の確保とは無関係に親柱を固定することで、躯体に対する取付部材の取付，防水施工と、取付部材に対する親柱の取付施工とが分離され、夫々の業種に合った品質を確保することが出来る。
【００１９】
上記の如く、予め躯体に親柱を取り付けるための取付部材を形成しておき、この取付部材に親柱を取り付けるように構成することで、縦桟柵の設置作業を容易に行うことが出来る。そして前記取付部材の設置間隔を建物に設定されたモジュール寸法に関連付けることによって、手摺子ユニットの左右方向の寸法もモジュール寸法を基準として設定することが出来、部品点数を増大させることなく、良好な縦桟柵を構成することが出来る。
【００２０】
１つの取付部材に２本の親柱を取り付けるため、該取付部材には２つの互いに独立した手摺子ユニットが取り付けられることとなる
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る縦桟柵の好ましい実施形態について説明する。本発明に係る縦桟柵は、親柱と手摺子の外形形状を略等しくすることによって、外観上の統一感と連続感を発揮させると共に、親柱の強度より手摺子の強度を小さくすることによって、親柱の機能と手摺子の機能を明確にし、これにより、強度上の面から合理的な縦桟柵を構成するものである。更に、複数の手摺子を接続部材（手摺棒、地繋）に固定した手摺子ユニットを構成し、この手摺子ユニットを構成する接続部材の端部を親柱或いは取付部材に取り付けることで縦桟柵を構成し得るようにしたものである。
【００２２】
上記の如き本発明に係る縦桟柵では、親柱の設置間隔の如何に関わらず、同じ外形形状を持った親柱及び手摺子が並列することとなり、スッキリとした外観を呈して統一感と連続感を発揮することが可能である。また縦桟柵を構成するに際し、建物に対する埋設或いは接続は親柱の下端部分のみであり、煩雑な作業を必要とせず且つ防水品質を確保して縦桟柵を構成することが可能である。更に、手摺子ユニットを用いることによって容易に且つ合理的に施工することが可能である。
【００２３】
本発明に係る縦桟柵に於いて、複数の手摺子の相互の間隔は一定の値である必要はなく、意匠性を考慮して適宜設定することが可能である。また手摺子は縦方向に貫通して配置される必要もなく、例えば手摺子の上端部分を接続する手摺棒或いは接続部材の下方に横方向或いは斜め方向に部材（手摺子と同じ材料である必要はない）を配置して手摺子を固定し、該部材によって縦桟柵に構成される面に四角形，菱形を含む形状の開口を形成して意匠性を高めることも可能である。
【００２４】
即ち、本発明に係る縦桟柵に於いて、縦桟柵を構成する意匠が、必ずしも縦方向に配置された親柱と手摺子とによる縦桟模様にのみ限定されるべきものではない。
【００２５】
親柱は、下端部分が躯体に固定された取付部材に接続されることで、縦桟柵に作用する力を躯体に伝達する機能を有する。このため、親柱は前記機能を発揮し得るような設計がなされ、部材の材質，断面形状が設定される。特に、親柱を固定する場合、個々の親柱の下端部分をバルコニーや屋上の床に埋設するのでは施工が困難であることが多い。従って、予め躯体に上端が床の上部に突出する取付部材を固定しておき、この取付部材に親柱の下端部分をボルトを利用して取り付けるように構成することが好ましい。
【００２６】
手摺子は並列した複数の手摺子と交叉する方向に配置された接続部材に固定され、バルコニー或いは屋上の柵としての機能を有する。このため、手摺子は前記機能を発揮し得るような設計がなされ、且つ親柱の外形形状と略等しい外形形状を持ち且つ親柱よりも小さい強度を発揮し得るような材質，断面形状が設定される。即ち、手摺子は軽量であることが重要であり、強度としては親柱の強度よりも小さくて良い。
【００２７】
本発明では、親柱は単に強度的な面からのみ設計されるのではなく、設計された強度を満足するという条件の基に意匠的な面が考慮され、手摺子は外形形状が親柱の外形形状と略等しくなるように設定されている。即ち、親柱，手摺子の断面形状は特に限定するものではないが、外部から見たとき美観を満足させ得るように設計される。
【００２８】
上記の如く、親柱と手摺子の外形形状を略等しくすることによって、縦桟柵の統一感と連続感を発揮させることが可能である。親柱の断面形状は、縦桟柵に作用する力を躯体に伝達するという機能を満足し、且つ美観を満足させる限り限定するものではなく、矩形，長方形，円形等の形状であって所望の形状を選択して用いることが可能である。
【００２９】
縦桟柵を取り付ける部位が２階のバルコニーであるか屋上であるか、即ち、縦桟柵が該縦桟柵を視認し得る位置からの離隔距離を考慮して親柱，手摺子の外形断面形状を設定することが好ましい。縦桟柵を視認し得る位置からの距離が遠い場合、強度的な条件を満足するとして親柱の断面形状を小さくすると、縦桟柵を構成する親柱，手摺子が細くなって繊細な感じとなる。このため、外形断面形状はある程度大きいものの方が安定感を発揮して好ましいことがある。
【００３０】
本発明に於いて、親柱と手摺子の外形形状は略等しいにも関わらず、親柱の強度よりも手摺子の強度は小さい。このように、親柱の強度より手摺子の強度を小さくする方法としては特に限定するものではない。このような方法として、例えば、親柱に中実材を採用すると共に手摺子に中空材を採用する方法、親柱及び手摺子共に中空材を採用して親柱の肉厚よりも手摺子の肉厚を薄くする方法、親柱の材料として鋼を採用すると共に、手摺子の材料としてアルミニウムを含む軽合金或いは合成樹脂を採用することが可能である。このため、大きい強度を必要としない手摺子に対する材料の節約をはかると共に軽量化を実現することが可能である。
【００３１】
手摺子は縦方向に複数並列され、これらの手摺子に交叉する方向に配置された接続部材によって互いに接続されている。接続部材の構成は特に限定するものではないが、手摺子の断面形状と略等しいか大きい断面形状を有し、且つ意匠的にバランスのとれた形状を有することが好ましい。
【００３２】
接続部材は、必ずしも１本の部材によって構成する必要はなく、２本或いは３本の部材を用いて構成しても良い。即ち、接続部材として、複数の手摺子の上端部分の開口部を覆うように配置された手摺棒と、下端部分の開口部を完全に覆うことなく、水抜きが可能なように配置され或いは手摺子の下端側の側面に配置された地繋と、からなる２本の部材を用いて構成しても良く、更に、手摺子の縦方向の略中央部分に配置された横架材を含む３本の部材によって構成しても良い。
【００３３】
並列した複数の手摺子を接続部材（手摺棒と地繋）に固定して手摺子ユニットが構成されている。手摺棒と地繋の長さを建物に設定されたモジュールの整数倍の寸法に関連付けて設定することが好ましく、この構成によって、親柱の間隔の如何に関わらず適用し得る手摺子ユニットを構成することが可能である。特に、工業化住宅では、予め設定され且つ共通したモジュール寸法に基づいて製作されるため、共通化した縦桟柵を構成することが可能となる。
【００３４】
接続部材を構成する地繋は、複数の手摺子の下端側を繋ぐことを目的としており、特に、手摺子が中空材で構成されている場合、該手摺子の奥行き方向（例えば建物に於ける表面と裏面との方向）の寸法よりも小さい奥行き寸法を持った材料を用い、この材料を介して手摺子の下端を繋ぐことによって手摺子の中空部の下端側を開放しておくことが好ましい。このような地繋を用いることによって、例えば雨水が手摺子の上端開放部から浸入しても、下方に流下して外部に落下することが可能となり好ましい。
【００３５】
また手摺子ユニットは、予め接続部材の両端部に親柱を取り付けた状態で構成されている。この場合、予め床や屋根面に設けた取付部材に手摺子ユニットの親柱を接続することで設置することが可能となり、この設置作業が容易となる。
【００３６】
上記の如く手摺子ユニットとしては、縦方向に配置した複数の手摺子を所定数の接続部材に固定し、両側に親柱を有する。
【００３７】
次に、本発明に係る縦桟柵の実施例について図を用いて説明する。図１は第１実施例に係る縦桟柵の構成を説明する図である。図２は親柱を取付部材に取り付ける構造と親柱と手摺子の断面形状を説明する図である。図３は接合部の構成を説明する図である。図４は第２実施例，第３実施例に係る縦桟柵の構成を説明する図である。図５は第４実施例に係る縦桟柵の構成を説明する図である。図６は第５実施例に係る縦桟柵の構成を説明する図である。
【００３８】
先ず、図１〜図３により第１実施例に係る縦桟柵の構成について説明する。本実施例に係る縦桟柵は、横方向の両端に夫々親柱１が配置されると共にこれらの親柱１の間に複数の手摺子２を配置し、親柱１，手摺子２の上端部分を接続部材を構成する手摺棒３によって接続すると共に下端部を地繋４によって接続することで構成した手摺子ユニットＡを有している。
【００３９】
尚、手摺子ユニットは、幅方向の長さが異なるものが構成されているが、手摺子の配置状態と、接続部材に対する固定状態が同一であるものには同一の符号を付けるものとする。
【００４０】
即ち、並列して配置された複数の手摺子２の両端側に夫々親柱１が配置されると共に、親柱１及び手摺子２の上端部分は手摺棒３によって、下端部分は地繋４によって夫々接続されることで、パネル状の手摺子ユニットＡが構成されている。この手摺子ユニットＡは、１つの取付部材６に隣接させた２つの手摺子ユニットＡの夫々の親柱１（２本の親柱１）を取り付け、隣接する親柱１の間隔に対応させて手摺子２の間隔も設定される。意匠的に親柱１を一層細くしたい場合、親柱１の強度に比して取付部材６の強度は高くなる。そして取付部材６の数は少ない方が好ましいので、親柱１を２本ずつ固定合理的であり、且つ親柱１，手摺子２を細くすることが可能となる。
【００４１】
本実施例に於いて、親柱１は２５ｍｍ×１２ｍｍのフラットバー（鋼製の中実材）を用いており、手摺子２は２５ｍｍ×１２ｍｍ、肉厚１．６ｍｍの鋼製の角パイプを用いている。従って、親柱１と手摺子２は等しい外形形状を有し、且つ親柱１の強度は手摺子２の強度よりも大きくなるように構成されている。
【００４２】
この場合、親柱１を構造用炭素鋼からなる角パイプを用い、手摺子２をアルミニウムを含む軽合金或いは合成樹脂からなる角パイプを用いることも可能である。
【００４３】
親柱１の下端部には、ボルト穴１ｂが形成されたブラケット１ａが固定されており、該ブラケット１ａを利用して後述する取付部材６を介して建物の躯体を構成する梁７に固定し得るように構成されている。
【００４４】
特に、ブラケット１ａは、取付部材６の取付プレート６ｂに取り付けたとき、取付部材６の中心線６ｃと親柱１の中心との距離が、親柱１と隣接する手摺子２との夫々の中心の距離（手摺子２間の夫々の中心の距離）の略１／２となるように設定されており、且つ該ブラケット１ａに長穴１ｂを形成しておくことで、取付時の位置の微調整の自由度を向上させ、加工公差や温度変化による変形を吸収し得るように構成されている。尚、前記長穴１ｂは必ずしも親柱１のブラケット１ａに形成する必要はなく、取付部材６の取付プレート６ｂに形成しても良い。
【００４５】
手摺棒３は、親柱１，手摺子２の幅寸法（２５ｍｍ）よりも大きい幅寸法を持ったＣ型形状に形成されている。そして手摺棒３を親柱１，手摺子２の上端部を覆うように配置して互いに溶接することで、親柱１，手摺子２の一体化をはかっている（図３参照）。
【００４６】
手摺棒３の端部には夫々ボルト穴３ａが形成されており、該ボルト穴３ａが接合部としての機能を有している。即ち、手摺棒３には連結部材８が嵌合しており、該連結部材８を介して隣接する２つの手摺ユニットＡの手摺棒３を接合することで、複数の手摺ユニットＡを接合して縦桟柵を構成することが可能である。
【００４７】
地繋４は親柱１，手摺子２の幅寸法（２５ｍｍ）よりも小さい幅と所定の高さ寸法を持った角パイプによって構成されており、該角パイプの幅方向に手摺子２を溶接して固定している。このため、手摺子２の中空部分が下端で地繋４の前後方向に僅かに開口することとなり、雨水や散水が手摺子２に浸入した場合であっても、下端部に形成された開口から水抜きすることが可能である（図２参照）。
【００４８】
バルコニー或いは屋上の床５であって予め設定された位置には取付部材６が配置され、該取付部材６は躯体を構成する梁７に固定されている。本実施例に於いて、取付部材６は、梁７に固定される柱体６ａと、柱体６ａの上端部に固定されて親柱１を固定する取付プレート６ｂとによって構成されている。
【００４９】
そして取付部材６の取付プレート６ｂに親柱１のブラケット１ａを載置して図示しないボルトによって取り付けることで、手摺子ユニットＡを取付部材６を介して躯体に固定することが可能である。
【００５０】
上記の如く構成された手摺子ユニットＡからなる−縦桟柵では、親柱１の下端が取付部材６に固定され、上端側は連結部材８を介して隣接する手摺棒３が接合されることで、目的のバルコニー或いは屋上に手摺を構成することが可能である。特に、親柱１と手摺子２の外形形状が略等しく形成されるため、取付部材６を介して躯体に取り付けたとき、外観上親柱１と手摺子２の区別がつかず、統一感と連続感を発揮することが可能である。
【００５１】
また縦桟柵に降りかかった雨水や散水が手摺子２の中空部に浸入した場合であっても、この水は手摺子２の下端側に固定した地繋４との間に形成された僅かな開口部から排出されるため、防水性能を確保することが可能となる。
【００５２】
本実施例に於いて、手摺棒３を接合する構造は特に限定するものではなく、図３に示す構成を適宜採用することが可能である。即ち、同図（ａ）は、リップ付きのＣ型に形成された手摺棒３を利用した手摺ユニットを接合する構造を示している。この構造では、手摺棒３の両端部分の所定位置にボルト穴３ａが形成されている。また手摺棒３に嵌合し得る寸法を持った溝型に形成され且つ手摺棒３に形成したボルト穴３ａに対応する位置に長穴８ａを形成した連結部材８を利用している。
【００５３】
従って、予め連接した手摺ユニットの一方の手摺棒３に連結部材８を収容してボルト１１ａ，ナット１１ｂによって固定しておき、バルコニー或いは屋上に手摺を構成する場合、手摺ユニットを構成する親柱１を取付部材６に固定する毎に、隣接する手摺ユニットの手摺棒３に連結部材８を嵌合してボルト１１ａ，ナット１１ｂを締結することで、連接した手摺ユニットを接合することが可能である。
【００５４】
同図（ｂ）は、手摺棒３の端部をコ字状に形成した手摺ユニットを接合する接合部の他の例を示すものである。この例では、予め手摺ユニットを連続させて配置すると共に各手摺ユニットを構成する親柱１を取付部材６に固定した後、手摺棒３の下側の開放部分から連結部材８を添わせてボルト，ナットによって固定することで、連接した手摺ユニットを固定することが可能である。
【００５５】
次に、図４により第２実施例，第３実施例に係る縦桟柵の構成について説明する。同図（ａ）は第２実施例に係る縦桟柵を示している。この実施例では、前述の第１実施例の縦桟柵を基本とし、各手摺子ユニットＡの上方に手摺棒３とは異なる手摺棒１０を設けて構成している。このように、手摺子ユニットＡに加えて新たな手摺棒１０を設けた縦桟柵であっても、親柱１と手摺子２の外形形状が略同一であるため、統一感と連続感を発揮することが可能である。
【００５６】
同図（ｂ）は第３実施例に係る縦桟柵を示している。この実施例では、前述した第１実施例を基本として構成されている。この縦桟柵は、予め設定された幅方向の寸法を有し手摺子２を不等間隔に配置した手摺子ユニットＢと、手摺子ユニットＢよりも大きい幅寸法を有し複数の手摺子ユニットＢを接続したときの手摺子２の配置と同一配置となるように手摺子２を配置した手摺子ユニットＣと、を有しており、これらの手摺子ユニットＢと手摺子ユニットＣを連続させて構成されている。
【００５７】
このように、手摺子２の間隔は必ずしも一定である必要はなく、親柱１と手摺子２の配置を規則的に繰り返すことによって統一感と連続感を発揮することが可能である。また縦桟柵としての統一感と連続感を発揮し得る限り、手摺子ユニットの幅方向の寸法は親柱１を取り付けるために設置された取付部材６の間隔に対応させて設定することが可能である。
【００５８】
次に図５により第４実施例に係る縦桟柵の構成について説明する。この実施例では、複数の手摺子２を並列させると共に該列の両端側に夫々親柱１を配置し、これらの親柱１，手摺子２の上端部分にＣ形鋼からなる手摺棒３を配置すると共に溶接等の手段で固定し、且つ下端側の側面に予め設定された高さを持ったＣ型に形成された地繋４を配置すると共に該地繋４に溶接等の手段で固定されることで、手摺子ユニットＤが構成されている。また地繋４の両端部に於ける所定位置には、複数のボルト穴４ａが形成されている。
【００５９】
また取付部材６を構成する柱体６ａの上端にはブラケット６ｄが設けられており、該ブラケット６ｄに手摺子ユニットＤの地繋４の端部を対向させると共にボルト穴４ａに図示しないボルト，ナットを挿通して締結することで、手摺子ユニットＤを取付部材６を介して建物の躯体に取り付けることが可能である。
【００６０】
上記の如く構成された手摺子ユニットＤによって構成した縦桟柵であっても、親柱１と手摺子２の外形形状が略等しく形成されるため、外観上、親柱１と手摺子２の区別がつかず、統一感と連続感を発揮することが可能である。
【００６１】
次に、図６により第５実施例に係る縦桟柵の構成を説明する。図に於いて、親柱１は下端部分が床５に埋設されており、該親柱１に、複数の手摺子２と、手摺棒３，地繋４によって構成され、且つ幅の異なる手摺ユニットＥが取り付けらることで縦桟柵が構成されている。
【００６２】
上記縦桟柵であっても、親柱１と手摺子２の外形形状が略同一であるため、統一感と連続感を発揮した縦桟柵を構成することが可能である。
【００６３】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係る縦桟柵では、親柱と手摺子の外形形状を略等しくすることによって、同じ外形形状を持った親柱と手摺子が縦方向に並列することとなり、統一感と連続感を発揮して美観を向上させることが出来る。
【００６４】
また親柱を高い強度で且つ手摺子を親柱よりも低い強度で構成することで、手摺子を過品質とすることがなく、該手摺子の軽量化をはかることが出来る。このため、縦桟柵全体の重量を軽くすることが出来、構造上好ましい縦桟柵を構成することが出来る。
【００６５】
更に、上記の如く構成された縦桟柵では、部品展開も明確なことからプレハブ住宅には最適に利用することが出来、且つ取付部材を介して躯体に固定することから防水品質も確保し易い。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例に係る縦桟柵の構成を説明する図である。
【図２】親柱を取付部材に取り付ける構造と親柱と手摺子の断面形状を説明する図である。
【図３】接合部の構成を説明する図である。
【図４】第２実施例，第３実施例に係る縦桟柵の構成を説明する図である。
【図５】第４実施例に係る縦桟柵の構成を説明する図である。
【図６】第５実施例に係る縦桟柵の構成を説明する図である。
【図７】従来の縦桟柵の構成を説明する図である。
【図８】従来の縦桟柵の構成を説明する図である。
【符号の説明】
Ａ〜Ｅ手摺子ユニット
１親柱
１ａブラケット
１ｂ長穴
２手摺子
３手摺棒
３ａボルト穴
４地繋
４ａボルト穴
５床
６取付部材
６ａ柱体
６ｂ取付プレート
６ｃ中心線
６ｄブラケット
７梁
８連結部材
８ａ長穴
１０手摺棒
１１ａボルト
１１ｂナット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vertical rail that is configured by arranging a main pillar and a handrail in parallel, and more particularly, to a vertical rail that is used as a handrail for a balcony or a roof with an emphasis on design.
[0002]
[Prior art]
As a balcony of a building including a house or a handrail on a roof, there is a vertical rail fence constituted by a plurality of vertical bars. In addition to exhibiting a preset strength, such vertical rails are required to improve workability, waterproof quality, and aesthetics.
[0003]
For example, in Non-Patent Document 1, as shown in FIG. 7, all the bars 52 arranged in the vertical direction have the same outer shape, and the lower end portion of each of the bars 52 is connected or embedded in the floor 54 of the balcony. In addition, there is described a vertical rail 51 in which an upper end portion is continuously formed by a handrail bar 53. In this vertical crosspiece 51, all the crosspieces 52 have the same outer shape, so that the appearance can be refreshed and a sense of unity and continuity can be exhibited to improve the aesthetic appearance.
[0004]
A vertical rail 55 shown in FIG. 8 is provided on a balcony of a recent prefabricated house, and includes a main pillar 56, a handrail 57, a handrail bar 58, and a ground connection 59. The lower part of the main pillar 56 is embedded or connected to the floor 60, and a component unit consisting of a plurality of handrails 57 whose upper and lower ends are connected to the main pillar 56 by handrail bars 58 and ground connections 59 is connected. Yes.
[0005]
The main pillar 56 has a function of transmitting a load acting on the vertical rail 55 to the building, and is formed with a strength necessary for exhibiting the function. Further, the handrail 57 is not required to exhibit high strength itself, and has sufficient strength to transmit this force to the main pillar 56 when a force is applied to the handrail 57. Yes. For this reason, the outer shape of the main pillar 56 is set to be larger than the outer shape of the handrail 57, and the parent pillar 56 and the handrail 57 can be clearly distinguished from each other in appearance.
[0006]
In the vertical rail 55, the position or interval of the main pillar 56 is set according to the position of the frame structure of the prefabricated house to be attached. Therefore, it is not necessarily installed at a fixed interval. It changes variously according to. For this reason, in the vertical rail 55, the main pillars 56 having an outer shape larger than that of the handrail 57 are arranged at different intervals, and the appearance may be poor in unity and continuity.
[0007]
[Non-Patent Document 1]
GA DOCUMENT SPECIALISSUE 3 MODERN ARCHITECTURE 1920-1945
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the vertical rail fence described in Non-Patent Document 1, since all the rails have the same outer shape, there is an advantage that it is possible to improve the aesthetics by exhibiting a sense of unity and continuity. However, since the lower end portions of all the crosspieces are buried or connected to the floor and the handrail bar is attached to the upper end portion, there is a problem that it takes a lot of work. In particular, embedding the lower end portion of the crosspiece in the floor tends to be a drawback in waterproofing, and a large number is disadvantageous. Therefore, there is a problem that it is not suitable for an industrial building such as a prefabricated house although it can sufficiently exhibit a high design property corresponding to a hand-built building.
[0009]
Further, the vertical rail shown in FIG. 8 has a part unit composed of a handrail, a ground connection, and a handrail bar, and joins the part unit by using a main pillar whose lower end portion is embedded or connected to the floor. Consists of. For this reason, since construction is easy and parts development is clear, it can be optimally used for prefabricated houses. Furthermore, there is an advantage that it is easy to ensure waterproof quality.
[0010]
However, since the outer shape of the main pillar is larger than the outer shape of the handrail, and the interval between the main pillars is not necessarily a constant pitch, it is necessary to design each individual building in consideration of the frame structure. The problem of losing continuity and detracting from aesthetics arises.
[0011]
In addition, if the same shape is used for the main pillar and the handrail, and the cross-sectional shape is the same, the portion corresponding to the handrail will have excessive strength, increasing the weight of the vertical rail and increasing the material cost. The problem arises. In particular, an increase in weight is disadvantageous as a structural load condition, and also causes a problem that workability is greatly reduced.
[0012]
An object of the present invention is to provide a vertical rail suitable for a prefabricated house that can exhibit a sense of unity and continuity, is easy to construct, secures waterproof performance, and can be integrated into a building frame. There is.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a vertical rail according to the present invention is a vertical rail made of a main pillar and a handrail, and is configured by attaching the lower end of the main pillar to an attachment member provided in a building frame. The main pillars are arranged at both ends of the plurality of handrails arranged in parallel, the upper ends of the main pillar and the handrail are connected by handrail bars, and the lower ends are connected by ground connection. A plurality of handrail units are arranged adjacent to each other, and the adjacent main pillars of two adjacent handrail elements are attached to a single attachment member, and a plurality of joints are formed, and the outer shape of the main pillar and the handrail Etc. It's a good thing.
[0014]
In the above-mentioned vertical rail, by making the outer shapes of the main pillar and the handrail almost equal, the main pillar and the handrail having the same outer shape are arranged in parallel, and a sense of unity and continuity can be exhibited. In addition, by making the strength of the handrail smaller than the strength of the main pillar, it is possible to configure as a rational vertical rail without over-specification.
[0015]
Making the strength of the handrail smaller than the strength of the main pillar leads to a reduction in the weight of the handrail compared to the weight of the main pillar, and the weight of the vertical rail can be reduced. This also leads to further weight reduction of the main pillar, and it is possible to manufacture a vertical rail that is light as a whole.
[0016]
In order to make the strength of the handrail smaller than the strength of the main pillar, it is possible to respond by changing the material of the main pillar and the handrail and changing the material. For example, when changing the material, the external dimensions in the cross section of the main pillar and the external dimensions in the cross section of the handrail are made substantially equal, a solid material is adopted as the material of the main pillar, and a hollow material is used as the material of the handrail It can be realized by adopting the above, or when both the main pillar and the handrail are made of a hollow material, it can be realized by changing the thickness of both. Moreover, when changing a material, it can implement | achieve by employ | adopting steel materials as a main pillar, and adopting the light alloy containing aluminum or synthetic resin as a handrail.
[0017]
By configuring the handrail unit as described above, the main pillar is installed at a pitch according to the frame structure, but the main pillar and the handrail with the same external shape are arranged in parallel, so that a sense of unity and continuity is achieved. There is no loss.
[0018]
In the above-mentioned vertical rail, it is preferable that an attachment member is provided in advance on the building frame and the lower end of the main pillar is connected to the attachment member. By configuring the vertical rail in this way, when installing the vertical rail on the balcony or the roof, the division of function and the construction industry are clearer than when the main pillar is attached to the building compared to burying it on the floor. It becomes easy to ensure quality. That is, the mounting member attached to the housing has completed waterproof construction, and by fixing the main pillar to this mounting member regardless of ensuring the waterproof performance, the mounting member is attached to the housing, waterproof construction, The installation work of the main pillar to the mounting member is separated, and the quality suitable for each industry can be ensured.
[0019]
As described above, an installation member for attaching the main pillar to the housing is formed in advance, and the main pillar is attached to the attachment member, so that the installation work of the vertical rail can be easily performed. And by associating the installation interval of the mounting member with the module dimension set in the building, the horizontal dimension of the handrail unit can also be set on the basis of the module dimension, and it is good without increasing the number of parts. A vertical rail can be constructed.
[0020]
Since two main pillars are attached to one attachment member, two independent handrail units are attached to the attachment member.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the vertical rail according to the present invention will be described. The vertical rail fence according to the present invention is to make the outer shape of the main pillar and the handrail substantially equal, thereby exhibiting a sense of unity and continuity in appearance and reducing the strength of the handrail from the strength of the main pillar. Thus, the function of the main pillar and the function of the handrail are clarified, and thereby, a rational vertical rail is constructed from the viewpoint of strength. Furthermore, a balustrade unit in which a plurality of balustrades are fixed to a connection member (handrail bar, ground connection) is constructed, and the end of the connection member constituting the baluster unit is attached to a main pillar or an attachment member. A fence can be constructed.
[0022]
In the vertical rail according to the present invention as described above, regardless of the installation interval of the main pillars, the main pillars and handrails having the same outer shape are arranged in parallel, and it has a clean appearance and a sense of unity. It is possible to demonstrate a sense of continuity. In constructing the vertical rail, only the lower end portion of the main pillar is buried or connected to the building, and it is possible to construct the vertical rail with no complicated work and ensuring waterproof quality. Furthermore, it is possible to construct easily and rationally by using a handrail unit.
[0023]
In the vertical rail according to the present invention, the interval between the plurality of handrails need not be a constant value, and can be set as appropriate in consideration of design. The balustrade does not need to be vertically penetrated. For example, the balustrade connecting the upper end portion of the balustrade or the member below the connecting member in the lateral direction or the diagonal direction (need to be the same material as the balustrade) It is also possible to fix the handrail and dispose an opening, and to form an opening having a shape including a quadrangle and a rhombus on the surface formed on the vertical rail by the member to enhance the design.
[0024]
That is, in the vertical rail according to the present invention, the design constituting the vertical rail should not necessarily be limited to the vertical rail pattern by the main pillar and the handrail arranged in the vertical direction.
[0025]
The main pillar has a function of transmitting a force acting on the vertical rail to the casing by connecting the lower end portion to an attachment member fixed to the casing. For this reason, the main pillar is designed to exhibit the above functions, and the material and cross-sectional shape of the member are set. In particular, when fixing the main pillar, it is often difficult to embed the lower end portion of each main pillar on the balcony or rooftop. Therefore, it is preferable that an attachment member whose upper end protrudes above the floor is fixed to the housing in advance, and the lower end portion of the main pillar is attached to the attachment member using a bolt.
[0026]
The handrail is fixed to a connecting member disposed in a direction crossing a plurality of handrails arranged in parallel, and has a function as a balcony or a rooftop fence. For this reason, the handrail is designed so as to exhibit the above functions, and has a material and a cross-sectional shape that have an outer shape substantially equal to the outer shape of the main pillar and can exhibit lower strength than the main pillar. Is done. That is, it is important that the handrail is lightweight, and the strength may be smaller than the strength of the main pillar.
[0027]
In the present invention, the main pillar is not designed only from the viewpoint of strength, but the design face is considered based on the condition that the designed strength is satisfied. It is set to be approximately equal to the outer shape. That is, the cross-sectional shapes of the main pillar and the handrail are not particularly limited, but they are designed to satisfy aesthetics when viewed from the outside.
[0028]
As described above, by making the outer shape of the main pillar and the handrail approximately equal, it is possible to exhibit a sense of unity and continuity of the vertical rail. The cross-sectional shape of the main pillar is not limited as long as it satisfies the function of transmitting the force acting on the vertical rail to the frame and satisfies the aesthetics. The shape is rectangular, rectangular, circular, etc. It is possible to select and use a shape.
[0029]
Whether the part where the vertical rail is to be attached is the balcony or the roof on the second floor, that is, the outer cross section of the main pillar and the handrail considering the distance from the position where the vertical rail can visually recognize the vertical rail It is preferable to set the shape. When the distance from the position where the vertical rail can be visually confirmed is far, if the cross-sectional shape of the main pillar is reduced assuming that the strength condition is satisfied, the main pillar and the handrail constituting the vertical rail will be thin and delicate. It becomes. For this reason, it is sometimes preferable that the outer cross-sectional shape is large to some extent because it provides a sense of stability.
[0030]
In the present invention, although the outer shapes of the main pillar and the handrail are substantially equal, the handrail is less strong than the main pillar. As described above, the method for reducing the strength of the handrail from the strength of the main pillar is not particularly limited. As such a method, for example, a solid material is adopted for the main pillar and a hollow material is adopted for the balustrade, and a hollow material is adopted for both the main pillar and the balustrade so that the balustrade is thicker than the thickness of the main pillar. It is possible to adopt a method of reducing the wall thickness, steel as the material of the main pillar, and a light alloy or synthetic resin containing aluminum as the material of the handrail. For this reason, it is possible to save material while reducing the material for the handrail that does not require high strength.
[0031]
A plurality of handrails are juxtaposed in the vertical direction and are connected to each other by connecting members arranged in a direction crossing these handrails. The configuration of the connecting member is not particularly limited, but it is preferable that the connecting member has a cross-sectional shape that is substantially equal to or larger than the cross-sectional shape of the handrail and has a balanced design.
[0032]
The connecting member does not necessarily need to be configured by a single member, and may be configured by using two or three members. That is, as the connecting member, a handrail bar arranged so as to cover the openings of the upper end portions of the plurality of handrails, and a handrail that can be drained without completely covering the openings of the lower end portions or the handrails It may be configured by using two members composed of a ground connection arranged on the side surface on the lower end side of the child, and further includes a horizontal member arranged at a substantially central portion in the vertical direction of the handrail. You may comprise by the member of a book.
[0033]
A handrail unit is configured by fixing a plurality of handrails arranged in parallel to a connecting member (handrail bar and ground connection). It is preferable to set the length of the handrail stick and the ground connection in relation to the integral multiple of the module set in the building, and this configuration constitutes a handrail unit that can be applied regardless of the distance between the main pillars Is possible. In particular, since industrialized houses are manufactured based on preset and common module dimensions, it is possible to configure a common vertical rail.
[0034]
The ground connection constituting the connecting member is intended to connect the lower end sides of a plurality of handrails. In particular, when the handrail is formed of a hollow material, the depth direction of the handrails (for example, in a building) It is preferable to use a material having a depth dimension smaller than the dimension of the front surface and the back surface, and to open the lower end side of the hollow portion of the handrail by connecting the lower end of the handrail through this material. . By using such a ground connection, for example, even if rainwater enters from the upper end opening portion of the handrail, it is possible to flow downward and fall to the outside.
[0035]
The handrail unit is configured in a state in which a main pillar is attached to both ends of the connection member in advance. In this case, it becomes possible to install by connecting the main pillar of the handrail unit to a mounting member provided in advance on the floor or roof surface, and this installation work becomes easy.
[0036]
As described above, the handrail unit has a plurality of handrails arranged in the vertical direction fixed to a predetermined number of connecting members and has a main pillar on both sides.
[0037]
Next, an example of a vertical rail according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram illustrating the configuration of a vertical rail according to the first embodiment. FIG. 2 is a view for explaining the structure for attaching the main pillar to the attachment member and the cross-sectional shapes of the main pillar and the handrail. FIG. 3 is a diagram illustrating the configuration of the joint. FIG. 4 is a diagram for explaining the configuration of the vertical rail according to the second and third embodiments. FIG. 5 is a diagram illustrating the configuration of a vertical rail according to the fourth embodiment. FIG. 6 is a view for explaining the configuration of a vertical rail according to the fifth embodiment.
[0038]
First, the configuration of the vertical rail according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. In the vertical rail according to the present embodiment, a main pillar 1 is disposed at each of both ends in the horizontal direction, and a plurality of balustrades 2 are disposed between the main pillars 1. It has a handrail unit A that is configured by connecting portions by a handrail rod 3 constituting a connecting member and connecting a lower end portion by a ground connection 4.
[0039]
The handrail unit is configured to have a different length in the width direction, but the same reference numeral is assigned to the handrail that has the same arrangement state and a fixed state with respect to the connection member.
[0040]
That is, the main pillar 1 is arranged at both ends of the plurality of handrails 2 arranged in parallel, and the upper ends of the main pillar 1 and the handrail 2 are provided by the handrail rod 3, and the lower ends are provided by the ground connection 4. A panel-shaped handrail unit A is configured by being connected to each other. This balustrade unit A attaches each main pillar 1 (two main pillars 1) of two balustrade units A adjacent to one mounting member 6, and corresponds to the interval between the adjacent main pillars 1. The interval between the handrails 2 is also set. When it is desired to make the main pillar 1 thinner in design, the strength of the mounting member 6 is higher than the strength of the main pillar 1. Since it is preferable that the number of mounting members 6 is small, it is rational to fix the two main pillars 1 by two, and the main pillar 1 and the handrail 2 can be made thin.
[0041]
In the present embodiment, the main pillar 1 is a 25 mm × 12 mm flat bar (solid steel material), and the handrail 2 is a steel square pipe of 25 mm × 12 mm and a wall thickness of 1.6 mm. Used. Therefore, the main pillar 1 and the handrail 2 have the same outer shape, and the strength of the main pillar 1 is configured to be greater than the strength of the handrail 2.
[0042]
In this case, it is possible to use a square pipe made of structural carbon steel for the main pillar 1 and a square pipe made of a light alloy or synthetic resin containing aluminum for the handrail 2.
[0043]
A bracket 1a in which a bolt hole 1b is formed is fixed to the lower end portion of the main pillar 1, and the bracket 1a is used to fix to a beam 7 constituting a building frame via an attachment member 6 to be described later. Configured to get.
[0044]
In particular, when the bracket 1 a is attached to the attachment plate 6 b of the attachment member 6, the distance between the center line 6 c of the attachment member 6 and the center of the parent pillar 1 is the center of the handrail 2 adjacent to the parent pillar 1. Is set to be approximately ½ of the distance (the center distance between the handrails 2), and the elongated hole 1b is formed in the bracket 1a, so that the position at the time of mounting can be reduced. The degree of freedom of adjustment is improved, and deformation due to processing tolerances and temperature changes can be absorbed. The elongated hole 1b is not necessarily formed in the bracket 1a of the main pillar 1, but may be formed in the mounting plate 6b of the mounting member 6.
[0045]
The handrail bar 3 is formed in a C shape having a width dimension larger than the width dimension (25 mm) of the main pillar 1 and the handrail element 2. The handrail rod 3 is arranged so as to cover the upper end of the main pillar 1 and the handrail 2 and welded to each other, thereby integrating the main pillar 1 and the handrail 2 (see FIG. 3).
[0046]
Bolt holes 3a are respectively formed at the end portions of the handrail bar 3, and the bolt holes 3a have a function as a joint portion. That is, a connecting member 8 is fitted to the handrail bar 3, and a plurality of handrail units A are joined by joining the handrail bars 3 of two adjacent handrail units A via the connecting member 8. It is possible to construct a vertical rail.
[0047]
The ground connection 4 is composed of a square pipe having a width smaller than the width dimension (25 mm) of the main pillar 1 and the handrail 2 and a predetermined height, and the handrail 2 is welded in the width direction of the square pipe. And fixed. For this reason, the hollow part of the handrail 2 is slightly opened in the front-rear direction of the ground connection 4 at the lower end, and even when rainwater or water spray enters the handrail 2, the opening from the lower end is formed. It is possible to drain water (see FIG. 2).
[0048]
An attachment member 6 is arranged at a predetermined position on the balcony or the roof 5 of the roof, and the attachment member 6 is fixed to a beam 7 constituting the frame. In the present embodiment, the attachment member 6 is constituted by a column body 6a fixed to the beam 7 and an attachment plate 6b fixed to the upper end portion of the column body 6a to fix the parent column 1.
[0049]
Then, by placing the bracket 1a of the main pillar 1 on the mounting plate 6b of the mounting member 6 and mounting it with a bolt (not shown), the handrail unit A can be fixed to the housing via the mounting member 6.
[0050]
Consisting of the handrail unit A configured as described above-in the vertical rail, the lower end of the main pillar 1 is fixed to the mounting member 6, and the adjacent handrail rod 3 is joined to the upper end side via the connecting member 8. Thus, it is possible to configure a handrail on the target balcony or rooftop. In particular, since the outer shapes of the main pillar 1 and the handrail 2 are formed to be substantially equal, when attached to the housing via the attachment member 6, the main pillar 1 and the handrail 2 cannot be distinguished from each other on the appearance, It is possible to demonstrate a sense of continuity.
[0051]
Even when rainwater or water spray that falls on the vertical rail enters the hollow portion of the handrail 2, this water is slightly formed between the ground connection 4 fixed on the lower end side of the handrail 2. Since the water is discharged from the opening, waterproof performance can be ensured.
[0052]
In the present embodiment, the structure for joining the handrail bar 3 is not particularly limited, and the configuration shown in FIG. 3 can be adopted as appropriate. That is, FIG. 5A shows a structure for joining a handrail unit using a handrail bar 3 formed in a C shape with a lip. In this structure, bolt holes 3 a are formed at predetermined positions on both ends of the handrail bar 3. Further, a connecting member 8 is used which is formed in a groove shape having a dimension that can be fitted to the handrail rod 3 and has a long hole 8a formed at a position corresponding to the bolt hole 3a formed in the handrail rod 3.
[0053]
Accordingly, when the connecting member 8 is accommodated in one handrail bar 3 of the handrail unit connected in advance and fixed by the bolt 11a and the nut 11b, and the handrail is formed on the balcony or the roof, the main pillar 1 constituting the handrail unit 1 is used. The connecting handrail unit can be joined by fitting the connecting member 8 to the handrail rod 3 of the adjacent handrail unit and fastening the bolt 11a and the nut 11b each time the is fixed to the attachment member 6. .
[0054]
FIG. 2B shows another example of a joining portion that joins the handrail unit in which the end portion of the handrail rod 3 is formed in a U shape. In this example, handrail units are arranged continuously in advance and the main pillar 1 constituting each handrail unit is fixed to the mounting member 6, and then the connecting member 8 is attached from the lower open portion of the handrail bar 3 to the bolt. , It is possible to fix the connected handrail unit by fixing with a nut.
[0055]
Next, the configuration of the vertical rail according to the second embodiment and the third embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 5A shows a vertical rail according to the second embodiment. In this embodiment, the handrail bar 10 different from the handrail bar 3 is provided above each handrail unit A based on the vertical rail of the first embodiment described above. Thus, even in a vertical rail fence provided with a new handrail bar 10 in addition to the handrail unit A, the outer shape of the main pillar 1 and the handrail 2 is substantially the same. It is possible to demonstrate.
[0056]
FIG. 5B shows a vertical rail according to the third embodiment. This embodiment is configured based on the first embodiment described above. The vertical rail has a predetermined width dimension and a handrail unit B in which the handrails 2 are arranged at unequal intervals, and a plurality of handrail units having a width dimension larger than that of the handrail unit B. And a handrail element C in which the handrail 2 is arranged so as to be the same as the position of the handrail 2 when B is connected, and the handrail unit B and the handrail unit C are made to be continuous. Configured.
[0057]
Thus, the interval between the handrails 2 is not necessarily constant, and it is possible to exhibit a sense of unity and continuity by repeating the arrangement of the main pillar 1 and the handrail 2 regularly. In addition, as long as a sense of unity and continuity as a vertical rail can be exhibited, the width direction dimensions of the handrail unit can be set according to the interval between the mounting members 6 installed for mounting the main pillar 1. It is.
[0058]
Next, the configuration of the vertical rail according to the fourth embodiment will be described with reference to FIG. In this embodiment, a plurality of balustrades 2 are arranged in parallel, and a main pillar 1 is arranged at each end of the row, and a balustrade bar 3 made of C-shaped steel is provided at the upper end portions of the main pillar 1 and the handrail 2. Arrangement and fixing by means of welding or the like, and arranging a ground connection 4 formed in a C shape having a preset height on the side surface on the lower end side and fixing to the ground connection 4 by means of welding or the like By doing so, a handrail unit D is configured. A plurality of bolt holes 4 a are formed at predetermined positions on both ends of the ground connection 4.
[0059]
Further, a bracket 6d is provided at the upper end of the column body 6a constituting the mounting member 6, and the end of the ground connection 4 of the handrail unit D is opposed to the bracket 6d, and bolts and nuts (not shown) are provided in the bolt holes 4a. By inserting and fastening, the handrail unit D can be attached to the building frame via the attachment member 6.
[0060]
Even in the vertical rail constructed by the handrail unit D constructed as described above, the outer shape of the main pillar 1 and the handrail 2 is formed to be substantially equal. Indistinguishable, it is possible to demonstrate a sense of unity and continuity.
[0061]
Next, the configuration of the vertical rail according to the fifth embodiment will be described with reference to FIG. In the figure, a main pillar 1 has a lower end portion embedded in a floor 5, and is constituted by a plurality of handrails 2, handrail bars 3, and ground connections 4, and handrail units having different widths. A vertical rail fence is configured by attaching E.
[0062]
Even in the case of the above-described vertical rail, since the outer shapes of the main pillar 1 and the handrail 2 are substantially the same, it is possible to configure a vertical rail that exhibits a sense of unity and continuity.
[0063]
【The invention's effect】
As described above in detail, in the vertical rail according to the present invention, the main pillar and the handrail with the same outer shape are juxtaposed in the vertical direction by making the outer shape of the main pillar and the handrail substantially equal. , Show a sense of unity and continuity and improve aesthetics.
[0064]
Further, by configuring the main pillar with high strength and the handrail with lower strength than the main pillar, the handrail can be reduced in weight without making the handrail excessive. For this reason, the weight of the whole vertical rail can be made light, and the vertical rail which is preferable in structure can be constituted.
[0065]
Furthermore, the vertical rail constructed as described above can be used optimally for prefabricated houses because the parts development is clear, and it is easy to ensure waterproof quality because it is fixed to the housing via the mounting member. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration of a vertical rail according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram for explaining a structure for attaching a main pillar to an attachment member and a cross-sectional shape of the main pillar and a handrail.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of a joint portion.
FIG. 4 is a diagram for explaining a configuration of a vertical rail according to a second embodiment and a third embodiment.
FIG. 5 is a diagram illustrating the configuration of a vertical rail according to a fourth embodiment.
FIG. 6 is a diagram for explaining a configuration of a vertical rail according to a fifth embodiment.
FIG. 7 is a diagram illustrating the configuration of a conventional vertical rail.
FIG. 8 is a diagram illustrating a configuration of a conventional vertical rail.
[Explanation of symbols]
A to E Handrail unit
1 parent pillar
1a Bracket
1b long hole
2 Handrail
3 Handrail stick
3a Bolt hole
4 Ground connection
4a Bolt hole
5 floors
6 Mounting members
6a Column
6b Mounting plate
6c center line
6d bracket
7 Beam
8 connecting members
8a long hole
10 Handrail stick
11a bolt
11b nut

Claims

親柱と手摺子とからなり親柱下端部を建物の躯体に設けられた取付部材に取り付けて構成した縦桟柵であって、
並列して配置された複数の手摺子の両端側に夫々親柱が配置されると共に前記親柱及び手摺子の上端部分は手摺棒によって接続され且つ下端部分は地繋によって接続されて構成された手摺子ユニットを隣接させて配置し、隣接する２つの手摺子ユニットの隣接する親柱を１つの取付部材に取り付けることによって、複数接合して構成し、
且つ前記親柱と手摺子の外形形状を等しくしたことを特徴とする縦桟柵。It is a vertical rail fence composed of a main pillar and a handrail and attached to the mounting member provided at the building's housing with the lower end of the main pillar,
A plurality of handrails arranged in parallel are each provided with a main pillar at each end, and the upper end portion of the main pillar and the handrail is connected by a handrail bar and the lower end portion is connected by ground connection. By arranging the handrail units adjacent to each other and attaching the adjacent main pillars of the two adjacent handrail units to one mounting member, a plurality of joints are configured,
Vertical桟柵that and characterized by being equally properly the outer shape of the parent pillars and balusters.