JP4085597B2 - アンテナコイル - Google Patents

アンテナコイル Download PDF

Info

Publication number
JP4085597B2
JP4085597B2 JP2001144907A JP2001144907A JP4085597B2 JP 4085597 B2 JP4085597 B2 JP 4085597B2 JP 2001144907 A JP2001144907 A JP 2001144907A JP 2001144907 A JP2001144907 A JP 2001144907A JP 4085597 B2 JP4085597 B2 JP 4085597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic core
antenna coil
core member
insulating member
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001144907A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002344226A (ja
Inventor
貴則 遠藤
隆 土田
誠朗 八幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2001144907A priority Critical patent/JP4085597B2/ja
Publication of JP2002344226A publication Critical patent/JP2002344226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4085597B2 publication Critical patent/JP4085597B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/07749Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card
    • G06K19/07771Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card the record carrier comprising means for minimising adverse effects on the data communication capability of the record carrier, e.g. minimising Eddy currents induced in a proximate metal or otherwise electromagnetically interfering object

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、RFID(無線周波数識別:Radio Frequency Identification)技術又はEAS(電子式物品監視:Electronic Article Sureillannce)技術を用いた識別タグに用いられるアンテナコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、RFID技術又はEAS技術を用いたタグとして、アンテナコイルに情報を記憶したICチップ又は共振用のコンデンサを電気的に接続した識別タグが知られている。これらの識別タグは、アンテナコイルに質問器の送受信アンテナから所定の周波数の電波を発信することによりタグを活性化し、電波のデータ通信による読出しコマンドに応じてICチップに記憶された情報を読みとることにより、又は特定周波数の電波に対して共振するか否かによりその物品を識別又は監視するように構成されたものが知られている。
これらの識別タグに用いられる従来のアンテナコイルとして、表面が絶縁層にて被覆された導線を略正方形の渦巻き状に巻回してベース板に貼付けることにより形成されたものや、或いは図9に示すようにベース板1に積層したアルミニウム箔や銅箔等の導電層をエッチング法若しくは打抜き法等により不要部分を除去して略正方形の渦巻き状のコイル本体2を形成したものが知られている。
【0003】
しかし、図9に示すアンテナコイルでは磁束が図の矢印で示すようにベース板1を上下に貫通する方向に生じ、そのアンテナコイルを金属製の物品に密着させると、アンテナコイルに向って発信された電波がそのベース板1を貫通し更に金属製物品を貫通する。このため、その貫通する磁束により金属部分に渦電流が生じ、その渦電流が影響を与えてアンテナコイルが正常に作動しなくなる問題点があった。また、仮に作動したとしてもその損失が増してアンテナコイルの作動距離が著しく短くなる不具合があった。
この点を解消するために、図8に示すように板状又は円柱状等に形成された磁芯部材6と、この磁芯部材6に螺旋状に巻回された導体7とを有するアンテナコイルが知られている。この図8に示すアンテナコイルでは、磁束が図の矢印で示すように磁芯部材6の軸芯方向に生じるので、このアンテナコイルを金属製の物品に取付けても、アンテナコイルに向って発信された電波が金属製物品を貫通することはなく、アンテナコイルが正常に作動することが期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図8に示すアンテナコイルは、磁芯部材6の外周面に導体7を巻回することにより製作されるので、その巻線作業が比較的煩雑で量産性に欠ける不具合があった。また、磁芯部材6の外周面に導体7を巻回するため、アンテナコイル全体が比較的厚いものになり、このアンテナコイルを物品の表面に取付けると、そのアンテナコイルが物品から比較的大きく突出する問題点があった。
本発明の目的は、金属製の物品に密着させても確実に作動するとともに、厚さを極めて薄く形成できるタグ用アンテナコイルを提供することにある。
本発明の別の目的は、量産性に適したタグ用アンテナコイルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1及び図2に示すように、電気絶縁フィルム又は電気絶縁シートにより形成された絶縁部材11と、絶縁部材11の表面に蛇行して往路部12aと復路部12bが交互に形成された一連の導電体12と、絶縁部材11の裏面に接着され往路部12aと重なることなくそれぞれの復路部12bを絶縁部材11の裏面から覆う複数の第1磁芯部材13とを備えたアンテナコイルである。
この請求項1に記載されたアンテナコイルでは、絶縁部材11の裏面に第1磁芯部材13を接着するので、導電体12に流れる電流により生じる磁束は第1磁芯部材13を通過し、図1の実線矢印で示すようなループを描き、物品18の表面と平行になり、このアンテナコイルを取り付けた物品の表面が金属であってもその影響を受けずに、このアンテナコイルは確実に作動する。
また、第1磁芯部材13は往路部12aと重なることなく復路部12bを絶縁部材11の裏面から覆うように絶縁部材11の裏面に接着されるので、図1の拡大図における破線矢印に示すように、第1磁芯部材13を通過する磁束は、その端部においてその一部は拡散して往路部12aの上方を通過し、隣接する第1磁芯部材13に再び戻り、往路部12aと復路部12bを含む一連の導電体12がその一部の磁束の周囲に巻回されたアンテナコイルと同一になる。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、図3及び図4に示すように、絶縁部材11の表面に複数の第2磁芯部材14が復路部12bと重なることなくそれぞれの往路部12aを覆いかつ端部が隣接する第1磁性部材13の端部と重なるように接着され、第2磁芯部材14は第1磁芯部材13を通過する磁束を往路部12aにおいて絶縁部材11の表面側に導くように構成されたアンテナコイルである。
この請求項2に係るアンテナコイルでは、第1磁芯部材13を通過する磁束は、図3における実線矢印に示すように、第1及び第2磁芯部材13,14を交互に移動しつつそれらの第1及び第2磁芯部材13,14を通過する。このため、往路部12aと復路部12bは磁束の表及び裏に交互に存在することになり、この往路部12aと復路部12bを含む一連の導電体12がその磁束の周囲に巻回されたアンテナコイルと同一になる。この結果、磁芯部材の外周面に導線を巻回して製作する従来のアンテナコイルと同一の特性を有するアンテナコイル10を比較的容易に得ることができ、従来の銅線を巻介するアンテナコイルに比較して量産性を向上させることができる。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、図5及び図6に示すように、導電体12が所定の間隔をあけて互いに沿うように絶縁部材11の表面に蛇行して形成された複数本の導電線21,22を有し、導電線21の終端部が隣接する導電線22の始端部に接続されて一連の導電体12が構成されたアンテナコイルである。
この請求項3に記載されたアンテナコイルでは、第1及び第2磁芯部材13,14を通過する磁束の表及び裏に交互に存在する往路部21a,22aと復路部21b,22bの本数を増加させていわゆる巻き線回数を容易に増加させることができ、この巻き線回数を増加させることによりアンテナコイルの特性を向上させることができる。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3いずれかに係る発明であって、絶縁部材11の表面全体に接着された導電性箔を所定のパターンでエッチングすることにより、又は絶縁部材11の表面に導電材料を所定のパターンでスクリーン印刷若しくは蒸着することにより、導電体12が絶縁部材11の表面に形成された請アンテナコイルである。
この請求項4に記載されたアンテナコイルでは、導電体12を絶縁部材11の表面に形成することが比較的容易になり、アンテナコイルの生産性を更に向上させることができる。
【0009】
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4いずれか記載の発明であって、第1磁芯部材13及び第2磁芯部材14のいずれか一方または双方が、軟磁性金属,アモルファス又はフェライトからなる粉末又はフレーク及びプラスチックの複合材、軟磁性金属の板又は箔、アモルファス箔又はその積層材、或いはフェライトであるアンテナコイルである。
この請求項5に記載されたアンテナコイルでは、第1又は第2磁芯部材13,14が比較的薄いものになり、アンテナコイルの厚さ方向の大部分を占める磁芯部材13,14を薄くすることにより、アンテナコイル全体の厚さを薄くすることができる。
【0010】
請求項6に係る発明は、請求項1ないし4いずれかに係る発明であって、第1磁芯部材13及び第2磁芯部材14のいずれか一方または双方が磁性粉を含むインク又は塗料を絶縁部材11に塗布乾燥することにより形成された磁性塗膜から構成されたアンテナコイルである。
この請求項6に記載されたアンテナコイルでは、射出成形において成形が困難な0.8mm以下の厚さの磁芯部材13,14を得ることができ、アンテナコイルの厚さを極めて薄く形成することができる。このため、物品に取付けた場合のアンテナコイルの物品から突出量を著しく抑制することができる。
【0011】
請求項7に係る発明は、請求項1ないし6いずれかに係る発明であって、シート状又は板状の導電部材16が絶縁部材11の裏面に第1磁芯部材13を覆うように接着されたアンテナコイルである。
この請求項7に記載されたアンテナコイルでは、導電体12と物品と間にその導電部材16が介在することになるので、その導電部材16が物品への電波の通過を遮蔽するため、物品の表面が金属により形成されていても、その金属面に生じる渦電流等による損失は発生しない。この結果、アンテナコイルを確実に動作させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、アンテナコイル10は、電気絶縁フィルム又は電気絶縁シートにより形成された絶縁部材11と、絶縁部材11の表面に導電材料により蛇行するように形成された導電体12と、絶縁部材11の裏面に接着され第1磁芯部材13とを有する。絶縁部材11は電気絶縁性を有するプラスチック製のフィルム又はシート或いは紙により長方形状に形成されるが、ポリエステルやポリイミド等のプラスチックフィルム又はプラスチックシートにより形成されることが好ましい。導電体12の形成は、絶縁部材11の表面に接着された導電性箔を所定のパターンでエッチングすることにより、若しくは所定のパターンで打ち抜かれた導電性箔又は薄板を絶縁部材11の表面に接着することにより、又は絶縁部材11の表面にCu,Al,Zn等の導電材料を所定のパターンでスクリーン印刷若しくは蒸着することにより形成することができる。
【0013】
図2に示すように、導電体12は絶縁部材11の表面にその幅方向に所定の間隔をあけかつその長手方向に延びる往路部12aと復路部12bが交互に形成され、これらの往路部12aと復路部12bの両端を交互に接続して上記往路部12aと復路部12bを蛇行させる複数の接続部12cとを有する。また絶縁部材11の表面には一対のリード部12d,12dが設けられる。これらのリード部12d,12dの一端は絶縁部材11の幅方向の両端に位置する往路部12aと復路部12bにそれぞれ接続され、他端は絶縁部材11の幅方向の略中央に互いに近接するように設けられ、タグとして使用する場合におけるICチップ又はコンデンサ19は、一対のリード線12d,12dの他端にそれぞれ電気的に接続された状態で、絶縁部材11の表面に接着される。
【0014】
一方、第1磁芯部材13は、往路部12aと重なることなく復路部12bを絶縁部材11の裏面から覆うように絶縁部材11の裏面に接着される。第1磁芯部材13としては、軟磁性金属により形成されるか、或いは、軟磁性金属,アモルファス又はフェライトからなる粉末又はフレークとプラスチックとの複合材により形成することができる。また、第1磁芯部材13としては、Fe系アモルファス合金(アライドケミカル社製のMETGLAS 2605S−2)やCo系アモルファス合金(アライドケミカル社製のMETGLAS 2712A)等のアモルファス箔又はその積層材により形成されたものであっても良く、方形状に形成されたフェライトであっても良い。
【0015】
複合材におけるプラスチックとしては加工性の良い熱可塑性のプラスチックを用いたり、或いは耐熱性の良い熱硬化性のプラスチックを用いたりすることができる。また上記軟磁性金属の粉末としては、カーボニル鉄粉末,鉄−パーマロイ等のアトマイズ粉末,還元鉄粉末等が用いられる。一方、軟磁性金属のフレークとしては、上記粉末をボールミル等で微細化して粉末を成形した後に、この粉末を機械的に扁平化して得られたフレークや、鉄系又はコバルト系アモルファス合金の溶湯粒を水冷銅に衝突させて得られたフレークが用いられる。
【0016】
また第1磁芯部材13が複合材により形成される場合、その複合材を射出成形又は圧縮成形することにより第1磁芯部材13を形成することができる。このように形成された第1磁芯部材13は、脆弱なフェライトにより形成された磁芯部材と比較して、強靱であるため薄くしても割れ難いものになる。また軟磁性金属,アモルファス又はフェライトからなる粉末又はフレークがプラスチックに分散されて、プラスチックにより相互に絶縁されているため、全体としては導電性を有せず、高周波の電波を受けても渦電流は発生しない第1磁芯部材13が得られる。ここで、極力薄いアンテナコイル10の厚さ方向の大部分を占めることになる第1磁芯部材13は極力薄く形成されることが望ましい。具体的にシート状の第1磁芯部材13を用いる場合には、第1磁芯部材13を構成するシートの厚さを0.01〜1mmにすることが好ましく、0.05〜1mmにすることが更に好ましい。また、このようにシートを薄く形成すれば複数枚のシートを積層して第1磁芯部材13とすることによりその厚さを調整することもできる。
【0017】
図1及び図2における第1磁芯部材13は複合材を方形状に射出成形したシート状のものが用いられ、この第1磁芯部材13は電気絶縁フィルム12の裏面に接着される。第1磁芯部材13の絶縁部材11への接着は、第1磁芯部材13及び絶縁部材11のいずれか一方又は双方に接着剤を塗布し、その後絶縁部材11に第1磁芯部材13を押し当てることにより接着する。この場合、第1磁芯部材13は、往路部12aと重なることなく復路部12bを絶縁部材11の裏面から覆うように絶縁部材11の裏面に接着される。
【0018】
この実施の形態では、図1に示すように、シート状又は板状の導電部材16が絶縁部材11の裏面に第1磁芯部材13を覆うように積層接着される。導電部材16は銅又はアルミニウム等の導電性材料から成り、第1磁芯部材13が導電性を有する場合には、間に絶縁フィルムを介して積層接着される。導電部材16の厚さは0.01mm〜5mmであることが好ましい。導電部材16の厚さを0.01〜5mmにすることにより、導電部材16と導電体12との間隔が開き、導電体12におけるQ値を向上させてアンテナコイル10としての性能を向上させることができる。また、導電部材16の幅1cm長さ1cmの電気抵抗は5Ω以下であることが好ましい。
【0019】
このように構成されたアンテナコイル10は、その厚さが極めて薄く形成できる。またこの薄さのため、このアンテナコイル10を物品18に取付けても、アンテナコイル10が物品18から殆ど突出することはない。また、絶縁部材11の裏面に第1磁芯部材13を接着するので、導電体12に流れる電流により生じる磁束は第1磁芯部材13を通過し、図1の実線矢印で示すようなループを描く。また、第1磁芯部材13は往路部12aと重なることなく復路部12bを絶縁部材11の裏面から覆うように絶縁部材11の裏面に接着されるので、図1の拡大図における破線矢印に示すように、第1磁芯部材13を通過する磁束は、その端部においてその一部は拡散して往路部12aの上方を通過し、隣接する第1磁芯部材13に再び戻る。
【0020】
従って、このタグ用アンテナコイル10を物品18の表面に取付けても、その磁束方向は図1の矢印で示すような物品18の表面と平行になり、物品18を通過することが少なくなる。このため、物品18が金属により形成されていても、物品18に生じる渦電流は抑制されてアンテナコイル10の共振周波数は上記金属製の物品の影響を受けず、このアンテナコイル10は確実に作動する。特にこの実施の形態では、導電部材16を絶縁部材11の裏面に第1磁芯部材13を覆うように積層接着したので、第1磁芯部材13と物品18と間にその導電部材16が介在することになる。このため、第1磁芯部材13を通過してその端部から拡散して往路部12aの上方を通過する磁束は増加し、アンテナコイル10は確実に動作することになる。
【0021】
なお、上述した実施の形態では、軟磁性金属,複合材、軟磁性金属の板又は箔、アモルファス箔又はその積層材、或いはフェライトからなる第1磁芯部材13を説明したが、第1磁芯部材13は図示しないが絶縁性樹脂フィルム又はシートと、この絶縁性樹脂フィルム又はシートの表面に形成された磁性塗膜とを備えるものであっても良い。ここで磁性塗膜を形成する際の絶縁性樹脂フィルム又はシートの厚さは10〜100μmであることが好ましく、更に好ましくは20〜40μmである。この絶縁性樹脂フィルム又はシートとその表面に形成された磁性塗膜からなる磁芯部材では、絶縁性樹脂フィルム又はシートの表面に磁性材料からなる粉末又はフレークを含む塗料を塗布乾燥することにより作られ、射出成形において成形が困難な0.8mm以下の厚さの第1磁芯部材13を得ることができ、更に薄いアンテナコイル10を得ることができる。
【0022】
次に、図3及び図4に本発明の第2の実施の形態を示す。図面中上述した実施の形態と同一符号は同一部品を示し、繰り返しての説明を省略する。
この実施の形態では、絶縁部材11の表面に第2磁芯部材14が復路部12bと重なることなく往路部12aを覆いかつ端部が隣接する第1磁性部材13の端部と重なるように接着される。この実施の形態における第2磁芯部材14は、磁性材料からなる粉末又はフレークを含む塗料を塗布乾燥することにより形成された磁性塗膜から形成される。即ち、磁性材料からなる粉末又はフレークを含む塗料が復路部12bと重なることなく往路部12aを覆うように絶縁部材11の表面に塗布され、その後乾燥することにより第2磁芯部材14を構成する磁性塗膜が形成される。
【0023】
ここで塗料に含ませる磁性材料の粉末としては、カーボニル鉄粉末,鉄−パーマロイ等のアトマイズ粉末,還元鉄粉末等が用いられる。一方、磁性材料のフレークとしては、上記粉末をボールミル等で微細化して粉末を成形した後に、この粉末を機械的に扁平化して得られたフレークや、鉄系又はコバルト系アモルファス合金の溶湯粒を水冷銅に衝突させて得られたフレークが用いられる。また形成された磁性塗膜の厚さは10〜800μmが好ましく、更に好ましくは30〜300μmである。なお、塗料を一度塗布しただけでは所定の厚さが得られない場合には、繰り返し同一の塗料を塗布乾燥することにより所望の厚さの塗膜を得ることができる。この磁性塗膜からなる第2磁芯部材14は、塗料を塗布乾燥させるだけの簡単な作業で比較的薄い第2磁芯部材14を得ることが可能になる。
【0024】
このように構成されたアンテナコイル10は、第2磁芯部材14が磁性塗膜から形成されるので、射出成形において成形が困難な0.8mm以下の厚さの第2磁芯部材14を得ることが可能になり、その厚さを薄くすることができる。また、往路部12aを覆いかつ端部が隣接する第1磁性部材13の端部と重なるように第2磁芯部材14を絶縁部材11の表面に接着するので、第1磁芯部材13を通過する磁束は、図3における実線矢印に示すように、第1磁芯部材13の端部において第2磁芯部材14に移行して往路部12aの上方を通過し、第2磁芯部材14の端部から隣接する第1磁芯部材13の端部に再び移行する。このため、第2磁芯部材14は第1磁芯部材13を通過する磁束を往路部12aにおいて絶縁部材11の表面側に導き、磁束は第1及び第2磁芯部材13,14を交互に移動しつつそれらの第1及び第2磁芯部材13,14を通過する。このため、往路部12aと復路部12bは磁束の表及び裏に交互に存在することになり、この往路部12aと復路部12bを含む一連の導電体12がその磁束の周囲に巻回されたアンテナコイルと同一になる。このため、磁芯部材の外周面に導線を巻回して第1導体を製作する従来のアンテナコイルと同一の特性を有するアンテナコイル10を比較的容易に得ることができ、従来の銅線を巻介するアンテナコイルに比較して量産性を向上させることができる。
【0025】
次に、図5及び図6に本発明の第3の実施の形態を示す。図面中上述した実施の形態と同一符号は同一部品を示し、繰り返しての説明を省略する。
この実施の形態では、導電体12が2本の導電線21,22を有し、この2本の導電線21,22は所定の間隔をあけて互いに沿うように絶縁部材11の表面にそれぞれ蛇行して形成される。2本の導電線21,22には往路部21a,22aと復路部21b,22bがそれぞれ交互に形成され、それぞれの往路部21a,22aと復路部21b,22bが複数の接続部21c,22cにより交互に接続される。また2本の導電線21,22の両端にはリード部21d,22dがそれぞれ設けられ、一方の導電線21の終端部におけるリード部21dが隣接する他方の導電線11の始端部におけるリード部22dに接続されて一連の導電体12が構成される。
【0026】
そして、往路部21a,22aと重なることなく復路部21b,22bを絶縁部材11の裏面から覆うように第1磁芯部材13が絶縁部材11の裏面に接着され、絶縁部材11の表面に第2磁芯部材14が復路部21b,22bと重なることなく往路部21a,22aを覆いかつ端部が隣接する第1磁性部材13の端部と重なるように接着される。
このように構成されたアンテナコイル10では、導電体12を2本の導電線21,22により構成するので、第1及び第2磁芯部材13,14を通過する磁束の表及び裏に交互に存在する往路部21a,22aと復路部21b,22bの本数は単一の導電線から導電体が構成される場合に比較して増加する。このため、いわゆる巻き線回数が増加することになり、この巻き線回数を増加させることによりアンテナコイルの特性を向上させることができる。
【0027】
なお、上述した第3の実施の形態では、2本の導電線21,22から構成される導電体12を説明したが、導電体12は図7に示すように3本の導電線31,32,33から構成されるものであっても良く、図示しないが4本、5本、6本、7本、又は9本以上の導電線から構成しても良い。導電線の数を増加させると、いわゆる巻き線回数が増加することになり、この巻き線回数を増加させることによりアンテナコイルの特性を更に向上させることができる。
また、上述した実施の形態では、複合材を射出成形することにより得られた第1磁芯部材13と磁性塗膜からなる第2磁芯部材14を説明したが、第1磁芯部材を磁性塗膜から構成しても良く、第2磁芯部材を軟磁性金属,アモルファス又はフェライトからなる粉末又はフレーク及びプラスチックの複合材、軟磁性金属の板又は箔、アモルファス箔又はその積層材、或いはフェライトにより構成しても良い。
【0028】
【実施例】
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1>
図1及び図2に示すように電気絶縁フィルムからなる絶縁部材11の表面に導電体12を形成した。電気絶縁フィルムとしては、厚さ50μmであって縦及び横が65mm×55mmのポリイミドフィルムを用いた。このポリイミドフィルムの一方の主面に厚さ35μmの銅箔を積層接着し、この銅箔をエッチングすることによりポリイミドフィルムの一方の表面に蛇行して、長さがそれぞれ40mmの往路部12aと復路部12bが10mmの隙間を開けて交互に3本形成された一連の導電体12を形成した。この導電体12は0.8mmの幅に形成した。
【0029】
その後、導電体12が設けられた電気絶縁フィルム12の裏面に、厚さが1mmであって縦及び横が40mm×20mmの第1磁芯部材13を接着した。第1磁芯部材13としては、カーボニル鉄粉をナイロン樹脂に92重量%含ませた複合材を射出成形したものを使用した。第1磁芯部材13の接着は、第1磁芯部材13が往路部12aと重なることなく復路部12bを絶縁部材11の裏面から覆うように行った。
そして厚さが0.1mmであって縦及び横が70mm×60mmのアルミ板からなる導電部材16を、絶縁部材11の裏面に第1磁芯部材13を覆うように接着した。このようにして第1磁芯部材13のみを有するアンテナコイルを実施例1とした。
【0030】
<実施例2>
実施例1と同一の第1磁芯部材13のみを有するアンテナコイルを得た。そして実施例1と同一の複合材により実施例1における第1磁芯部材と同形同大の第2磁芯部材14を準備した。この第2磁芯部材14を復路部12bと重なることなく往路部12aを覆いかつ端部が隣接する第1磁性部材13の端部と重なるように絶縁部材11の表面に接着して図3及び図4に示すアンテナコイルを得た。このように第1磁芯部材13及び第2磁芯部材14の双方を有するアンテナコイルを実施例2とした。
【0031】
<比較例1>
図9に示すようにベース板1としての単一の電気絶縁フィルムにコイル本体2を形成した。電気絶縁フィルム1としては、厚さ50μmであって縦及び横がそれぞれ50mmのポリイミドフィルムを用いた。このポリイミドフィルム1の表面に厚さ35μmの銅箔を積層接着し、この銅箔をエッチングすることにより導体を形成して、ポリイミドフィルムの一方の主面にその導体が4回渦巻き状に巻回されたコイル本体2を形成した。導体は0.8mmの幅に形成され、この導体により形成されるコイル本体2の外形は45mm×45mmであり、このコイル本体2により包囲される中央部は37mm×37mmの方形状になるように形成した。そして厚さが0.1mmであって縦及び横が70mm×60mmのアルミ板からなる図示しない導電部材を、電気絶縁フィルムからなるベース板1の裏面に接着した。この電気絶縁フィルムからなるベース板1に渦巻き状のコイル本体2が形成されたアンテナコイルを比較例1とした。
【0032】
<比較試験>
物品として、100mm×100mmであって厚さが0.16mmのアクリル板と、そのアクリル板と同形同大のアルミニウム板及び軟鋼板をそれぞれ準備した。これらのアクリル板、アルミニウム板及び軟鋼板の表面に上述した実施例1及び2並びに比較例1におけるアンテナコイルをそれぞれ配置した。アンテナコイルの配置に際しては、導電部材がそれらの物品に直接接触するように配置した。そして、それらのアンテナコイルの導電体12の両端部(図2のX及びY)に、コイル特性を測定する測定器(HEWLETT PACKARD社製 4395)の測定用ターミナルを接続させ、その測定器により所定の周波数に対するコイル本体のL値並びにQ値をそれぞれ測定した。
また、比較例1及び実施例1のアンテナコイルにそれぞれコンデンサ16を接続して8.2MHzで作動するEASタグを得た。このタグを上述したアクリル板、アルミニウム板及び軟鋼板の表面にそれぞれ配置した場合の動作の有無を確認した。これらの結果を表1にそれぞれ示す。
【0033】
【表1】
Figure 0004085597
【0034】
表1から明らかなように、実施例1及び実施例2ではアクリル板、アルミニウム板及び軟鋼板上のいずれでもL値はほとんど変らず、アルミニウム板及び軟鋼板上の場合もアクリル板の場合に比較してQ値の低下は少ない。しかし比較例1ではアクリル板上に比較しアルミニウム板上ではL値が著しく変化する。また軟鋼板上の場合はQ値が著しく低下する。これは実施例1及び実施例2ではコイルから発生する磁束の方向が板の面に平行になっているのに対して、比較例では磁束の方向が板の面に垂直であって、導電部材を接着していても磁束の大部分が板に到達してしまうことに起因するものと考えられる。また、実施例1及び実施例2のアンテナコイルにICチップを接続したタグは、アクリル板、アルミニウム板及び軟鋼板のいずれの表面に配置しても動作するのに対して、比較例1のアンテナコイルにICチップを接続したタグは、アクリル板の表面に配置した場合にのみ動作し、アルミニウム板及び軟鋼板の表面に配置した場合には動作しなかった。これはアルミニウム板の場合はL値が変化し、共振周波数が変化したことと、エネルギーが鉄板に吸収され損失となったためと考えられる。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、絶縁部材と、絶縁部材の表面に蛇行して往路部と復路部が交互に形成された一連の導電体と、絶縁部材の裏面に接着された第1磁芯部材とを備えたので、導電体に流れる電流により生じる磁束は第1磁芯部材を通過してアンテナコイルが取付けられる物品の表面と平行になる。また、第1磁芯部材は往路部と重なることなく復路部を絶縁部材の裏面から覆うように絶縁部材の裏面に接着されるので、第1磁芯部材を通過する磁束は、その端部においてその一部は拡散して往路部の上方を通過し、隣接する第1磁芯部材に再び戻り、その物品表面が金属であってもその影響を受けずに確実に作動する。
【0036】
また、復路部と重なることなく往路部を覆いかつ端部が隣接する第1磁性部材の端部と重なるように第2磁芯部材を絶縁部材の表面に接着すれば、磁束が第1及び第2磁芯部材を交互に移動しつつそれらの第1及び第2磁芯部材を通過する。このため、往路部と復路部は磁束の表及び裏に交互に存在することになり、この往路部と復路部を含む一連の導電体がその磁束の周囲に巻回されたアンテナコイルと同一になり、磁芯部材の外周面に導線を巻回して製作する従来のアンテナコイルと同一の特性を有するアンテナコイルを比較的容易に得ることができ、その量産性を向上させることができる。更に、所定の間隔をあけて互いに沿うように絶縁部材の表面に蛇行して形成された複数本の導電線により一連の導電体を形成すれば、磁束の表及び裏に交互に存在する往路部と復路部の本数を増加させていわゆる巻き線回数を容易に増加させることができ、この巻き線回数を増加させることによりアンテナコイルの特性を向上させることができる。
【0037】
更に、導電体をエッチング若しくは打ち抜き、又はスクリーン印刷若しくは蒸着することにより形成すれば、絶縁部材への導電体の形成が比較的容易になり、第1又は第2磁芯部材が、軟磁性金属,アモルファス又はフェライトからなる粉末又はフレーク及びプラスチックの複合材、軟磁性金属の板又は箔、アモルファス箔又はその積層材、或いはフェライトであれば、磁芯部材が比較的薄いものになり、アンテナコイル全体の厚さを薄くすることができる。特に磁性塗膜を磁芯部材とすることにより、磁芯部材を更に薄くすることができ、射出成形において成形が困難な0.8mm以下の厚さの磁芯部材により更に薄いアンテナコイルを得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のアンテナコイルを示す図2のA−A線断面図。
【図2】そのアンテナコイルの平面図。
【図3】本発明第2実施形態のアンテナコイルを示す図1に対応する断面図。
【図4】そのアンテナコイルの平面図。
【図5】本発明第3実施形態のアンテナコイルを示す図1に対応する断面図。
【図6】そのアンテナコイルの平面図。
【図7】3本の導電線からなる導電体を有するアンテナコイルの平面図。
【図8】磁芯部材に螺旋状に巻回された導体を有する従来のアンテナコイルを示す斜視図。
【図9】渦巻き状のコイル本体からなる従来のアンテナコイルを示す斜視図。
【符号の説明】
11 絶縁部材
12 導電体
12a,21a,22a 往路部
12b,21b,22b 復路部
13 第1磁芯部材
14 第2磁芯部材
16 導電部材
21,22 導電線

Claims (7)

  1. 電気絶縁フィルム又は電気絶縁シートにより形成された絶縁部材(11)と、
    前記絶縁部材(11)の表面に蛇行して往路部(12a)と復路部(12b)が交互に形成された一連の導電体(12)と、
    前記絶縁部材(11)の裏面に接着され前記往路部(12a)と重なることなくそれぞれの前記復路部(12b)を前記絶縁部材(11)の裏面から覆う複数の第1磁芯部材(13)と
    を備えたことを特徴とするアンテナコイル。
  2. 絶縁部材(11)の表面に複数の第2磁芯部材(14)が復路部(12b)と重なることなくそれぞれの往路部(12a)を覆いかつ端部が隣接する第1磁性部材(13)の端部と重なるように接着され、前記第2磁芯部材(14)は前記第1磁芯部材(13)を通過する磁束を前記往路部(12a)において前記絶縁部材(11)の表面側に導くように構成された請求項1記載のアンテナコイル。
  3. 導電体(12)が所定の間隔を開けて互いに沿うように絶縁部材(11)の表面に蛇行して形成された複数本の導電線(21,22)を有し、前記導電線(21)の終端部が隣接する導電線(22)の始端部に接続されて一連の導電体(12)が構成された請求項1又は2記載のアンテナコイル。
  4. 絶縁部材(11)の表面全体に接着された導電性箔を所定のパターンでエッチングすることにより、又は前記絶縁部材(11)の表面に導電材料を所定のパターンでスクリーン印刷若しくは蒸着することにより、導電体(12)が前記絶縁部材(11)の表面に形成された請求項1ないし3いずれか記載のアンテナコイル。
  5. 第1磁芯部材(13)及び第2磁芯部材(14)のいずれか一方または双方が、軟磁性金属,アモルファス又はフェライトからなる粉末又はフレーク及びプラスチックの複合材、軟磁性金属の板又は箔、アモルファス箔又はその積層材、或いはフェライトである請求項1ないし4いずれか記載のアンテナコイル。
  6. 第1磁芯部材(13)及び第2磁芯部材(14)のいずれか一方または双方が磁性粉を含むインク又は塗料を前記絶縁部材(11)に塗布乾燥することにより形成された磁性塗膜から構成された請求項1ないし4いずれか記載のアンテナコイル。
  7. シート状又は板状の導電部材(16)が絶縁部材(11)の裏面に第1磁芯部材(13)を覆うように接着された請求項1ないし6いずれか記載のアンテナコイル。
JP2001144907A 2001-05-15 2001-05-15 アンテナコイル Expired - Lifetime JP4085597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144907A JP4085597B2 (ja) 2001-05-15 2001-05-15 アンテナコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144907A JP4085597B2 (ja) 2001-05-15 2001-05-15 アンテナコイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002344226A JP2002344226A (ja) 2002-11-29
JP4085597B2 true JP4085597B2 (ja) 2008-05-14

Family

ID=18990794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001144907A Expired - Lifetime JP4085597B2 (ja) 2001-05-15 2001-05-15 アンテナコイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4085597B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7088304B2 (en) 2001-09-28 2006-08-08 Mitsubishi Materials Corporation Antenna coil, and RFID-use tag using it, transponder-use antenna
JP2005080023A (ja) 2003-09-01 2005-03-24 Sony Corp 磁芯部材、アンテナモジュール及びこれを備えた携帯型通信端末
JP2006190181A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Olympus Corp 情報端末装置および情報端末装置の製造方法
US7767516B2 (en) 2005-05-31 2010-08-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd Semiconductor device, manufacturing method thereof, and manufacturing method of antenna
JP4656512B2 (ja) * 2005-08-11 2011-03-23 Necトーキン株式会社 送信コイルアンテナ装置
FR2901041B1 (fr) * 2006-05-12 2008-10-10 Eric Heurtier Etiquette integrant une antenne anti-vol rf et un transporteur rfid uhf
US9300032B2 (en) * 2007-10-31 2016-03-29 Tyco Fire & Security Gmbh RFID antenna system and method
JP5641230B2 (ja) * 2011-01-28 2014-12-17 株式会社豊田自動織機 電子機器
WO2013035820A1 (ja) * 2011-09-09 2013-03-14 株式会社村田製作所 アンテナ装置、rfidタグおよびアンテナ装置付き金属物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002344226A (ja) 2002-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4196554B2 (ja) タグ用アンテナコイル及びそれを用いたrfid用タグ
JP3772778B2 (ja) アンテナコイル及びそれを用いた識別タグ、リーダライタ装置、リーダ装置及びライタ装置
JP4265114B2 (ja) タグ用アンテナコイル
TW589765B (en) Antenna coil and RFID, transponder antenna using the same
JP4117443B2 (ja) Rfid用アンテナコイルの製造方法
US7161542B2 (en) Antenna for RFID
KR101703843B1 (ko) 자기장 및 전자파 차폐용 복합시트 및 이를 구비하는 안테나 모듈
JP3621655B2 (ja) Rfidタグ構造及びその製造方法
TWI258710B (en) Antenna for reader/recorder and reader/recorder having the antenna
JP2004213582A (ja) Rfidタグ及びリーダ/ライタ並びに該タグを備えたrfidシステム
US9311590B2 (en) RF tag, magnetic antenna, board mounted with the RF tag, and communication system
JP2002325013A (ja) アンテナコイル
JP2004348497A (ja) Rfidアンテナの構造及び該構造のアンテナを備えるタグ及びリーダ/ライタ
WO2007049692A1 (ja) 平面磁気素子およびそれを用いた電源icパッケージ
WO2008018413A1 (fr) Feuille magnétique rfid, carte de circuit imprimé sans contact et appareil de communication mobile portable
JP2006295981A (ja) リーダ/ライタ用アンテナ及び該アンテナを備えたリーダ/ライタ
CN108292804A (zh) 多功能复合模块及包括其的便携式设备
JP4085597B2 (ja) アンテナコイル
KR20220136692A (ko) 무선전력전송용 방열 안테나, 이를 포함하는 무선전력전송용 방열 안테나 모듈 및 전자기기
JP2005006263A (ja) 磁芯部材及びそれを用いたrfid用アンテナ
JP7510106B2 (ja) 磁性シート及び無線通信用タグ
JP2012157079A (ja) アンテナ装置
JP2003318633A (ja) リーダライタ装置、リーダ装置又はライタ装置用アンテナコイル及びその製造方法
KR102310769B1 (ko) 복합 안테나 유닛용 차폐유닛 및 이를 포함하는 복합 전송 모듈
JP4048360B2 (ja) リーダ/ライタ用アンテナ及び該アンテナを備えたリーダ/ライタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080211

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5