JP4084600B2 - 内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置 - Google Patents

内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関用のインジェクタにおいて互いに同軸的に配置される2つのエレメントを結合させるための、インジェクタにおけるエレメント結合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、内燃機関のシリンダ内に燃料を噴射供給するために用いられているインジェクタのバックフローポートにバックリークレールのコネクタ部を互いに同軸的に配置して相互に結合させるような場合等に好適なエレメント結合装置として、特開2001−241584号公報には、案内開口を有する第1のエレメントと、該第1のエレメントの案内開口内に挿入可能である案内区分を備えた第2のエレメントとが設けられていて、第1のエレメントの壁が、互いに整合しかつ第2のエレメントに設けられた保持溝に整合する2つの保持開口を互いに向かい合って位置するように有しており、両保持開口を、ばねエレメントとして形成されたU字形のブラケットの、少なくともそれぞれ1つの波形成型部を有する脚部が貫通しており、これによって同軸的に配置されるこれら2つのエレメントを結合するようにした装置が開示されている。
【0003】
図7には、上述した従来の結合装置の一例が示されている。図7は、インジェクタ100の円筒状のバックフローポート101内に、図8に示したバックリークレール110のコネクタ部111を差し込んで両エレメントを同軸的に配置した状態で両者をしっかりと結合させ、バックフローポート101からの燃料が外部に漏れることなしにコネクタ部111を介してバックリークレール110に送られるようにするための従来の結合装置の例である。
【0004】
ここでは、バックフローポート101は、コネクタ部111を収容する円筒状の収容ブッシュとして形成され、バックリークレール110のコネクタ部111は、図7に示されているように、その基部に保持溝112が形成されている。そして、バックフローポート101には、コネクタ部111がバックフローポート101内の所定の収容位置に位置決めされた場合に保持溝112に対向する一対の開口部102、103が形成されている。
【0005】
ばねエレメントとして形成されたU字形のブラケット120は、その一対の脚部121、122の各凹部121A、122Aが開口部102、103から保持溝112に係入してバックフローポート101に取り付けられており、コネクタ部111をバックフローポート101内に入れて押し下げ、これによりコネクタ部111のテーパ面114によって脚部121、122の間隔を押し広げ、脚部121、122の各凹部121A、122Aを保持溝112内に係入させ、その保持溝112の周面113に凹部121A、122Aを圧接させることにより、ブラケット120をコネクタ部111にそのばね力でそこに位置決めして固定し、バックフローポート101とコネクタ部111とをしっかりと結合する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の構成によると、U字形のブラケットの脚部をコネクタ部の保持溝内に一旦嵌め込んだ後にブラケットが外れることがないようにするため、ブラケットのばね力は大きくしておく必要がある。このため、2つの同軸配置されたエレメントの結合のために一方のエレメントを他方のエレメントに押し込むときに挿入荷重が相当大きなものとなり、作業者に大きな労力を強いることになるほか、作業性も悪いという問題点を有している。
【0007】
本発明の目的は、従来技術における上述の問題点を解決することができるようにした、内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明によれば、スリーブ状の第1のエレメント内に第2エレメントを挿入して前記第1のエレメントと前記第2のエレメントとを互いに同軸的に配置して結合させるため、前記第2のエレメントの外周に保持溝が設けられており、前記第1のエレメントの周壁には互いに整合しかつ前記保持溝に整合する2つの保持開口が互いに向かい合って位置するように設けられており、両保持開口には、ばねエレメントとして形成されたU字形のクリップ部材の一対の脚部が貫通しており、前記第2のエレメントを前記第1のエレメント内に押し込むことにより前記一対の脚部が一旦押し広げられたのち前記保持溝に係入することによって所要のエレメント結合が達成されるように構成された内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置において、前記一対の脚部のそれぞれに前記保持溝に係入すべき円弧状の突部が形成されており、前記一対の脚部の各突部の各曲面をなす円弧の中心同志を結んだ線が前記保持溝の円周面の径の中心から所定長さだけずれるように前記クリップ部材が前記第1のエレメントに取り付けられており、前記2つの保持開口から前記突部が前記第2のエレメントの内側に突出した状態で前記クリップ部材が前記第1のエレメントに取り付けられていることを特徴とする内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置が提案される。
【0009】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、前記一対の保持開口間の距離を前記クリップ部材の軸線方向に沿って変化させることにより前記所定長さを確保するように構成された内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置が提案される。
【0010】
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の発明において、前記クリップ部材が弾性的な鋼線材から成るばねエレメントとして形成されている内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置が提案される。
【0011】
請求項4の発明によれば、請求項3の発明において、前記クリップ部材が、前記鋼線材をU字形に折り曲げることによって一端が横ビームによって結合され他端が拡開している前記一対の脚部を有するU字形部材として形成されている内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置が提案される。
【0012】
請求項5の発明によれば、請求項1の発明において、前記クリップ部材が弾性的な鋼線材をU字形に折り曲げることによって一端が横ビームによって結合され他端が拡開している前記一対の脚部を有するU字形部材として形成されており、前記一対の脚部に前記突部を曲げ加工により形成した内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置が提案される。
【0013】
請求項6の発明によれば、請求項5の発明において、前記突部の各頂点を結ぶ線が前記保持溝の円周面の径の中心から所定長さだけずれるようにした内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置が提案される。
【0014】
請求項7の発明によれば、請求項1又は5の発明において、前記第2のエレメントの外周には、前記コネクタ部材の先端に向けてすぼまっているテーパー面が前記保持溝よりも先端側に形成されている内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置が提案される。
【0015】
請求項8の発明によれば、請求項1の発明において、前記第1のエレメントがインジェクタのバックフロー用のポート部材である内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置が提案される。
【0016】
請求項9の発明によれば、請求項1の発明において、前記第2のエレメントがバックリークレールのコネクタ部材である内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置が提案される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明によるエレメント結合装置を備えた、内燃機関用燃料噴射システムの概略構成図である。内燃機関用燃料噴射システム200において、燃料タンク201内の燃料が高圧ポンプ202によって加圧され、コモンレール203内に蓄積される。コモンレール203内の高圧燃料は、ポート203Aから高圧パイプ205を介してインジェクタ装置1のインジェクタ本体2に供給される構成となっている。圧力制限バルブ204に接続されているバックリークレール3には複数のコネクタ部材31が設けられており、コネクタ部材31はインジェクタ本体2に後述するエレメント結合装置によって結合されている。
【0021】
図2には、内燃機関用燃料噴射システム200に示したインジェクタ装置1の要部が分解した状態で示されている。インジェクタ装置1は、インジェクタ本体2の円筒状のバックフロー用のポート部材21内にバックリークレール3のコネクタ部材31を挿し込んで、ポート部材21とコネクタ部材31とが互いに同軸的に配置されて接続され、ポート部材21からの燃料がコネクタ部材31を介してバックリークレール3に送られる構成となっている。
【0022】
コネクタ部材31をポート部材21内に押し込むことによりコネクタ部材31がポート部材21と同軸的に配置された状態でしっかりと結合され、ポート部材21からの燃料が外部に漏れ出すことがないようにしてコネクタ部材31内に送られるようにするため、エレメント結合装置4が設けられている。
【0023】
図3は、ポート部材21とコネクタ部材31とがエレメント結合装置4によって結合されている状態でエレメント結合装置4を断面してその要部を示す要部断面図である。以下、図2及び図3を参照してエレメント結合装置4について説明する。
【0024】
エレメント結合装置4は、コネクタ部材31の外周であってその基部付近に設けられた環状溝の形態の保持溝41と、ポート部材21の周壁22に互いに向かい合うように形成され周方向に延びている一対の保持開口42、43とを備えている。これらの保持開口42、43は、互いに整合すると共に保持溝41にも整合するようになっている。そして、保持開口42、43には、弾性的な鋼線材から成るばねエレメントとして形成されたU字形のクリップ部材44の一対の脚部45、46がそれぞれ貫通している。
【0025】
脚部45、46は横ビーム47によって結合されて略平行に延びており、脚部45、46の各中間部分において半径Rの円弧状に内側に突出した突部45A、46Aがその折り曲げ加工により対向するように形成されており、終端部でホッパ状に拡開している。
【0026】
周壁22に形成された保持開口42、43は、対応する突部45A、46Aがポート部材21に挿入されるコネクタ部材31の保持溝41の内周面41Aに圧接できる大きさに開口している。突部45A、46Aが対応する保持開口42、43に上述の如く係入しているので、クリップ部材44はそのばね力によりポート部材21に図3に示した状態に保持されている。
【0027】
一方、コネクタ部材31においては、保持溝41の先端側にテーパ面48が形成されており、このテーパ面48は先端に向けてすぼまるように形成されている。そしてコネクタ部材31の先端部の径は内周面41Aの外径と略同じ寸法に形成されている。テーパ面48とコネクタ部材31との間にはOリング31Aが設けられて油密されており、エレメント結合装置4はインジェクタ本体2からバックリークレール3に送られる燃料が漏れないように構成されている。
【0028】
コネクタ部材31がポート部材21内に差し込まれていると、ポート部材21の保持開口42、43はコネクタ部材31の保持溝41と整合している。保持溝41の外径、すなわち内周面41Aの径D1はクリップ部材44の突部45A、46Aの間隔と略等しくなっている。
【0029】
エレメント結合装置4は以上のように構成されているので、コネクタ部材31をポート部材21内に差し込んで押し込むと、コネクタ部材31のテーパ面48によって両脚部45、46がまず拡開し、コネクタ部材31のさらなる押し込みにより両脚部45、46の各突部45A、46Aが保持溝41内に係入し、図3の状態となる。保持溝41内に突部45A、46Aが一旦係入すると、両脚部45、46はそのばね力ですぼまってコネクタ部材31がポート部材21から脱出するのを阻止し、コネクタ部材31とポート部材21とを堅固に結合した状態に保持し続けることができる。
【0030】
コネクタ部材31とポート部材21との結合を解除する場合には、横ビーム47の凸部を周壁22側に向けて押すことにより各突部45A、46Aがそれぞれ端部42b、43bに乗り上げて脚部45、46が拡開し、これにより各突部45A、46Aと保持溝41との係合状態を解き、コネクタ部材31をポート部材21から抜き出せばよい。横ビーム47の凸部から各突部45A、46Aまでのそれぞれの寸法は、周壁22に向けて横ビーム47の凸部を押し付けても各突部45A、46Aは対応する端部42b、43bを乗り越えないようになっている。したがって、横ビーム47への押付け力が無くなると、保持開口42、43のそれぞれの端部42b、43bの開口中心に向かう傾斜により突部45A、46Aは保持開口42、43に略沿うようにして図3に示している位置に戻るので、クリップ部材44を繰り返し再利用することができる。クリップ部材44を反対側から差し込んだ場合も同様である。
【0031】
図3から判るように、一対の保持開口42、43は、クリップ部材44の中心軸線Aに関して対称となるように形成されている。保持開口42の端部42a、42bは、いずれも開口の中心に向かう傾斜が付されているので、クリップ部材44を周壁22に取り付けた場合、突部45Aが保持開口42に略沿うようになるので、その取り付け状態は安定したものとなる。保持開口43の端部43a、43bもまた、保持開口42の場合と同様に、いずれも開口の中心に向かう傾斜が付されているので、クリップ部材44を周壁22に取り付けた場合、突部46Aが保持開口43に略沿うようになるので、その取り付け状態は安定したものとなる。また、クリップ部材44の脚部45、46を保持開口42、43に貫通させる場合、どちらの端部からでもよく、作業性がよいという利点を有している。
【0032】
図4は、本発明の他の実施の形態を説明するための要部断面図である。図4に示した実施の形態は、図2及び図3に示した実施の形態と、ポート部材21に形成されるクリップ部材44の一対の脚部45、46を貫通させるための保持開口の構成が異なるだけである。したがって、図4の各部のうち、図3の各部と対応する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
【0033】
図4に示した実施の形態においても、ポート部材21には、一対の保持開口51、52が以下に説明するようにして形成されている。すなわち、保持開口51、52もまた、中心軸線Aに関して対称に形成されているが、保持開口51、52の各一方の端部51a、52a間の距離Mは保持開口51、52の各他方の端部51b、52b間の距離Nよりも短くなっている。
【0034】
このように、一対の保持開口51、52間の距離を前記クリップ部材の軸線方向に沿って変化させることにより所定長さLを確保するように構成されているので、脚部45の突部45Aの曲面をなす半径Rの円弧の中心点O1と脚部46の突部46Aの曲面をなす半径Rの円弧の中心点O2とを結んだ線Pが、保持溝41の周面41Aの径の中心O3から所定の長さLだけずれている。図2及び図3に示した実施の形態では、長さLは零となっている。換言すれば、一対の突部45A、46Aの各頂点45Aa、46Aa同志を結んだ線が保持溝41の周面41Aの径の中心O3とずれるようにしてある。
【0035】
このように、長さLのずれを生じさせることにより、突部45Aと突部46Aとによってコネクタ部材31を挟んだ場合、これによって生じる脚部45、46間の拡開のための力を小さなものとすることができるので、コネクタ部材31をポート部材21に押し込んだ場合に、図2、図3に示した突部の形態における場合でも、より小さい力で突部45A、46Aを保持溝41内に係入させることができる。したがって、組立時における作業者の労力を軽減させることができ、作業性を格段に改善することができる。
【0036】
図5は、このことを定量的に説明するためのグラフである。図4に示す構成によると、脚部45、46を保持溝41に係入させる場合に必要な脚部46の移動量tは図3の場合と同じである。しかし、脚部45、46の拡開時にこれに抗するばね力Fはy方向に発生するため
F≒Kt(y)
である。ここでtの絶対値はt(y)の絶対値より大きいか等しいかである。したがって、ばね力Fは図3に示す構成による場合に比べて小さくなることが判る。
【0037】
図6には、本発明のさらに他の実施の形態の要部が示されている。この実施の形態では、図4に示す所定長さLを、クリップ部材44の脚部に形成する突部の形状を変更するようにして得ている。すなわち、保持開口51、52については図3に示した実施の形態と全く同様であるが、脚部45、46に形成されている突部45B、46Bの形状が、図4に示す実施の形態における場合とくらべて異なっている。すなわち、突部45B、46Bの各頂点45Ba、46Baのコネクタ部材31に対する相対位置が異なっている。図6の実施の形態では、脚部46の突部46Bの頂点46Baとこれに対向する脚部45の突部45Bの頂点45Baとを結んだ線が保持溝41の周面41Aの径の中心O3とずれるように、脚部45、46に形成されている突部45B、46Bの形状が定められている。
【0038】
図6に示す構成の利点は、クリップ部材44をポート部材21に取り付けるときに、図3の場合と同じくどちらの端部方向からでもよいことである。図4に示す構成の場合には、保持開口の間の長さが短い方からの取り付けとなる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、一対の突部の各曲面をなす円弧の中心同士を結んだ線が保持溝の円周面の径の中心と一致している場合、クリップ部材を第1のエレメントに安定した状態でとりつけることができる上に、保持開口のどちらの端部からでも保持開口に容易に貫通させることができ、作業性がよい。また、一対の突部の各曲面をなす円弧の中心同士を結んだ線が保持溝の円周面の径の中心からずれている場合には、一致している場合に比べ、第2のエレメントを前記第1のエレメント内に押し込む場合に、結合力を損なうことなしにクリップ部材の脚部の拡開のための力を小さなものとすることができ、組立時における作業者の労力を軽減させることができ、作業性を格段に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレメント結合装置を備えた内燃機関用燃料噴射システムの概略構成図。
【図2】本発明によるエレメント結合装置を備えたインジェクタ装置の実施の形態の一例の要部を分解した状態で示す図。
【図3】図2のエレメント結合装置を断面してその要部を示す要部断面図。
【図4】本発明の他の実施の形態の要部断面図。
【図5】図4に示す構成による効果を説明するためのグラフ。
【図6】本発明の他の実施の形態の要部断面図。
【図7】従来のエレメント結合装置の一例を示す図。
【図8】図7に示したエレメント結合装置によってインジェクタと結合されるバックリークレールの正面図。
【符号の説明】
1 インジェクタ装置
2 インジェクタ本体
3 バックリークレール
4 エレメント結合装置
21 ポート部材
22 周壁
41 保持溝
41A 内周面
42、43、51、52 保持開口
44 クリップ部材
45、46 脚部
45A、45B、46A、46B 突部
45Aa、45Ba、46Aa、46Ba 頂点
O1、O2、O3 中心
R 半径

Claims (9)

  1. スリーブ状の第1のエレメント内に第2エレメントを挿入して前記第1のエレメントと前記第2のエレメントとを互いに同軸的に配置して結合させるため、前記第2のエレメントの外周に保持溝が設けられており、前記第1のエレメントの周壁には互いに整合しかつ前記保持溝に整合する2つの保持開口が互いに向かい合って位置するように設けられており、両保持開口には、ばねエレメントとして形成されたU字形のクリップ部材の一対の脚部が貫通しており、前記第2のエレメントを前記第1のエレメント内に押し込むことにより前記一対の脚部が一旦押し広げられたのち前記保持溝に係入することによって所要のエレメント結合が達成されるように構成された内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置において、
    前記一対の脚部のそれぞれに前記保持溝に係入すべき円弧状の突部が形成されており、前記一対の脚部の各突部の各曲面をなす円弧の中心同志を結んだ線が前記保持溝の円周面の径の中心から所定長さだけずれるように前記クリップ部材が前記第1のエレメントに取り付けられており、前記2つの保持開口から前記突部が前記第2のエレメントの内側に突出した状態で前記クリップ部材が前記第1のエレメントに取り付けられていることを特徴とする内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置。
  2. 前記一対の保持開口間の距離を前記クリップ部材の軸線方向に沿って変化させることにより前記所定長さを確保するように構成された請求項1記載の内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置。
  3. 前記クリップ部材が弾性的な鋼線材から成るばねエレメントとして形成されている請求項1又は2記載の内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置。
  4. 前記クリップ部材が、前記鋼線材をU字形に折り曲げることによって一端が横ビームによって結合され他端が拡開している前記一対の脚部を有するU字形部材として形成されている請求項3記載の内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置。
  5. 前記クリップ部材が弾性的な鋼線材をU字形に折り曲げることによって一端が横ビームによって結合され他端が拡開している前記一対の脚部を有するU字形部材として形成されており、前記一対の脚部に前記突部を曲げ加工により形成した請求項1記載の内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置。
  6. 前記突部の各頂点を結ぶ線が前記保持溝の円周面の径の中心から所定長さだけずれるようにした請求項5記載の内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置。
  7. 前記第2のエレメントの外周には、前記コネクタ部材の先端に向けてすぼまっているテーパー面が前記保持溝よりも先端側に形成されている請求項1又は5記載の内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置。
  8. 前記第1のエレメントがインジェクタのバックフロー用のポート部材である請求項1記載の内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置。
  9. 前記第2のエレメントがバックリークレールのコネクタ部材である請求項1記載の内燃機関用のインジェクタにおけるエレメント結合装置。
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