JP4083079B2

JP4083079B2 - action

Info

Publication number: JP4083079B2
Application number: JP2003163949A
Authority: JP
Inventors: 宗雄石田
Original assignee: Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date: 2003-06-09
Filing date: 2003-06-09
Publication date: 2008-04-30
Anticipated expiration: 2023-06-09
Also published as: JP2005003721A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上向きに回動し弦を打弦するハンマーと、鍵に連結され鍵の揺動に伴いハンマーを上向きに回動するハンマー作動部とを備えたグランドピアノのアクションに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ピアノにおいては、演奏者の鍵動作に伴って、その演奏者の指に伝わるタッチ感が、ピアノの良否を決定する一つのパラメータであることが知られている。そして、一般に、ピアノが組み立てられる際に、鍵毎に鍵の内部に錘が装着され、低音側から高音側に向かって鍵の荷重が軽くなるように調整されている。
【０００３】
また、演奏者の押鍵動作に伴って、鍵に連結されて回動するハンマーの荷重が、鍵を介して演奏者の指に伝わるので、この際の荷重を調整する荷重調整具を備えたものがある。
例えば、ハンマーシャンクの上方に、引っ張りバネとこの引っ張りバネを吊り下げる取り付け具とから成る荷重調整具を備え、吊り下げられた引っ張りバネの先端をハンマーシャンクの上面に固定し、引っ張りバネのバネ圧によってハンマーシャンクを上方に付勢し、ハンマーシャンクの回動方向に補助トルクを作用させたものがある。そして、取り付け具を介して引っ張りバネの吊り下げ位置を上下に移動し、引っ張りバネによってハンマーに付勢されるバネ圧を調整し、押鍵動作における鍵の荷重を鍵の荷重を調整できるようにしたものがある。また、ハンマーシャンクの上方に、取り付け棒とこの取り付け棒の一端側に互いに回転して螺合する錘とから成る荷重調整具を備え、この荷取り付け棒の他端側をハンマーハンマーシャンクの上面に固定するとともに一端側をハンマーシャンクの外方に延出し、ハンマーシャンクの回動方向に補助トルクを作用させたものがある。そして、調整棒と錘とを互いに回転させて錘の位置を移動し、押鍵動作における鍵の荷重を調整できるようにしたものがある。（例えば、特許文献１参照）
【０００４】
【特許文献１】
特開２００２−４１０２８号公報（第４−５頁、第１−２図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例のように、鍵の内部に錘を装着して、押鍵動作における鍵の荷重を調整する構成によれば、新たに荷重を調整する際に、鉛又は鉛と鍵の両方を交換する必要があるので、演奏者自らが鍵に伝わる荷重を調整したり、押鍵のタッチ感を切り換えたりすることが困難であった。
【０００６】
また、特許文献１のように、引っ張りバネのバネ圧によってハンマーシャンクを上方に付勢し、取り付け具を介して引っ張りバネの吊り下げ位置を上下に移動し、押鍵動作における鍵の荷重を調整する構成によれば、押鍵動作における鍵の変位量にともなってバネ圧が変化し、ハンマーの荷重によるタッチ感を損なう虞があるという問題があった。また、演奏者の押鍵動作に伴って、スプリングを繰り返して伸縮すると、バネ圧が老朽化してタッチ感が損なわれるという問題があった。
【０００７】
また、特許文献１のように、一端に錘を螺合した取り付け棒の他端側をハンマーハンマーシャンクの上面に固定して、押鍵動作における鍵の荷重を調整する構成によれば、新たに荷重を調整する際に、調整棒と錘とを互いに回転させるための作業を多数の鍵に対して同時に行うことができず、調整作業が面倒であった。
【０００８】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ピアノの押鍵動作に伴う鍵の荷重を調整することができ、演奏者の技量や好みに応じて、演奏者が容易に鍵に伝わる荷重を調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができるアクションを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
かかる目的を達成するためになされた請求項１記載の発明は、複数の鍵毎に、軸の先端にハンマーヘッドを備え軸の後端が回動中心となるように支持されて上下方向に回動するハンマーシャンクと、該ハンマーシャンクの下方に配置され、前記鍵に連結されて該鍵の揺動に伴い前記ハンマーを上向きに回動するハンマー作動部とを備え、前記ハンマーヘッドによって弦を打弦するピアノのアクションであって、該ハンマーシャンク毎に該ハーマシャンクの上方に配置され、ピアノ本体に支持された回転軸に一端側を回転自在に係合するとともに該回転軸を支点とする自重で他端側を該ハンマーシャンクの上面に当接し、該他端側が該ハンマーシャンクの回動動作に伴って該回転軸を支点に揺動するウェイトレバーと、前記ウェイトレバーの前記他端側と前記ハンマーシャンクの上面との当接位置を移動させるウェイトレバー移動手段を備えることを特徴とする。
【００１０】
請求項１に記載のアクションによれば、ハンマーシャンク毎に、ハーマシャンクの上方に配置され、ピアノ本体に支持された回転軸に一端側を回転自在に係合するとともに回転軸を支点とする自重で他端側を該ハンマーシャンクの上面に当接し、他端側がハンマーシャンクの回動動作に伴って回転軸を支点に揺動するウェイトレバーと、ウェイトレバーの他端側とハンマーシャンクの上面との当接位置を移動させるウェイトレバー移動手段を備えているので、ピアノの押鍵動作に伴う鍵の荷重を調整することができ、演奏者の技量や好みに応じて、演奏者が容易に鍵に伝わる荷重を調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
【００１１】
つまり、ウェイトレバーの他端側とハンマーシャンクの上面との当接位置を移動させると、ハンマーシャンクがウェイトレバーから受ける荷重の作用点とハンマーシャンクの回動中心との距離が変化するので、ハンマーシャンクの回動動作に抗する荷重を調整することができ、延いては演奏者の押鍵動作におけるタッチ感を調整できる。
【００１２】
また、請求項１に記載のアクションによれば、ウェイトレバーは、ピアノ本体に支持された回転軸に一端側を回転自在に係合するとともに回転軸を支点とする自重で他端側をハンマーシャンクの上面に当接し、他端側がハンマーシャンクの回動動作に伴って回転軸を支点に揺動するので、グランドピアノのハンマーの運動と近似し、グランドピアノの押鍵動作のタッチ感を損なうこと無く鍵の荷重を調整することができる。
【００１３】
また、請求項１に記載のアクションによれば、ハンマーシャンクに加えられる荷重がウェイトレバーの自重であるので、演奏者が押鍵動作を長期間にわたって繰り返しても、ハンマーシャンクに加えられる荷重が変化することなく、安定したタッチ感を得ることができる。
【００１４】
また、請求項１に記載のアクションは、請求項２に記載の発明のように、前記ウェイトレバー移動手段は、一端側が前記回転軸に係合するとともに他端側が回動自在に第２の回転軸に係合し、上下方向に立設された回動支柱を備え、前記回動支柱が前記第２の回転軸を中心に回動することによって、前記回転軸を介して、該回転軸に係合した前記ウェイトレバーを前記ハンマーシャンクに沿って移動させ、該ウェイトレバーの前記他端側と前記ハンマーシャンクの前記上面との当接位置を移動させることができる。
【００１５】
また、請求項２に記載のアクションは、請求項３に記載の発明のように、前記ウェイトレバー移動手段は、前記回転軸が、前記ハンマーシャンク毎に配置された前記ウェイトレバーの夫々に対して係合する共通の軸であって、前記回動支柱が回動することによって、前記ハンマーシャンク毎に配置された前記ウェイトレバーの夫々を同時に移動させることによって、複数の鍵に対し、押鍵動作におけるタッチ感を同時に調整したり切り換えたりすることができる。
【００１６】
次に、請求項４に記載の発明は、請求項１乃至請求項３の何れか記載のアクションにおいて、前記ウェイトレバーの上方に間隙を介して、該ウェイトレバーが上向きに揺動した際に該ウェイトレバーの上面が当接し、該ウェイトレバーの上向きの揺動を停止させるストッパーを備えていることを特徴とする。
【００１７】
請求項４に記載のアクションによれば、ウェイトレバーの上方に間隙を介して、ウェイトレバーが上向きに揺動した際に当接し、上向き方向の揺動を停止させるストッパーを備えているので、ハンマーシャンクの上下の回動動作に合わせウェイトレバーを上下に揺動させることができ、演奏者が押鍵動作を繰り返しても、安定したタッチ感を得ることができる。
【００１８】
また、請求項１乃至請求項４の何れか記載のアクションは、請求項５に記載の発明のように、前記ウェイトレバーと前記ハンマーシャンク及び前記ストッパーとの間にフェルトを備え、該フェルトを介して該ウェイトレバーと該ハンマーシャンク及び該ストッパーが当接することによって、ウェイトレバーとハンマーシャンク及びストッパーとが当接する際の衝撃を和らげ、接触音の発生を抑制することができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。図１は、本発明が適用されたグランドピアノにおけるアクションの構成を表す側面図、図２は同実施形態のウェイトレバー及びウェイトレバー移動機構部の構成を表す斜視図である。
【００２０】
図１において、アクション１は、複数の鍵１１毎に配設され、上向きに回動し弦２５を打弦するハンマー２、ハンマー２を回動するハンマー作動部３、ハンマー２のハンマーシャンク２ａの上面に当接し荷重を加えるウェイトレバー４、ウェイトレバー４とハンマーシャンク２ａとの当接位置の移動を行うウェイトレバー移動機構部５等を備える。尚、ウェイトレバー移動機構部５は本発明のウェイトレバー移動手段に相当する。
【００２１】
鍵１１は、ピアノ１台あたり８８鍵設置され、筬中３０を支点に揺動できるように設置されている。この鍵１１は図中記載の前側（所謂、演奏側である）を押鍵すると鍵１１の図中記載の後側（所謂、筬中３０を境に演奏側と反対側である）が上昇して、その押鍵動作をハンマー作動部３に伝達する。
【００２２】
次に、ハンマー作動部３は、鍵１１が押されると上昇するキャプスタンスクリュー１２と、ウイッペンレンジ１３を介してウイッペンレール１４に回動可能に支持され、キャプスタンスクリュー１２の上昇によって上向きに回転するウイッペン１５と、ウイッペン１５上昇によってウイッペン１５上方の支柱１５ａの先端に回転軸１５ｃを介して回転可能に支持されたレピティションレバー１６と、ウイッペン１５の先端に回転可能に連結され、軸１８ａの上端部（以下、「ハンマー突き上げ部と称す」）がレピティションレバー１６のジャック案内孔（図示せず）の内部に位置し、レギュレーティング当接部１８ｂがレギュレーティングボタン１７に当接するまでウイッペン１５と共に上昇するジャック１８と、レピティションレバー１６の上面に当接し、ジャック１８のハンマー突き上げ部に突き上げられるとレピティションレバー１６の上面から離間するシャンクローラ１９とを備え、ハンマー２を回動して弦２５を打弦する。
【００２３】
ハンマー２は、シャンクフレンジ２０を介して軸の後端がシャンクレール２１に支軸２ｃ（所謂、ハンマー２の回動中心である）を介して回動可能に支持され、シャンクローラ１９が突き上げられると上向きに回動するハンマーシャンク２ａと、ハンマーシャンク２ａの軸の先端に装着されたハンマーヘッド２ｂとを備え、８８鍵毎に配置されている。
【００２４】
次に、図２に示すように、ウェイトレバー４は、一端側４ａにカ−リングして回転軸６に係合する係合孔が形成され、他端側４ｂにその頂部がハンマーシャンク２ａと当接する円弧部が形成されている。そして、ウェイトレバー４は、鍵１１及びハンマーシャンク２ａ毎に対応して備えられ、共通の回転軸６に複数係合している。回転軸６には所定のピッチ毎に大径部６ａと小径部６ｂとが形成されている。そして、ウェイトレバー４は、ウェイトレバー４の一端側４ａの係合孔に回転軸６の小径部６ｂが挿通され、回転軸６の小径部６ｂに回転自在に係合するとともに、両側が大径部６ａに挟まれて回転軸６の軸方向にずれないように係合されている。また、回転軸６は、回動支柱９を介して、ピアノ本体の棚板２９に支持されている。
【００２５】
そして、図１に示すように、ウェイトレバー４は、ハンマーシャンク２ａが回動する支軸２ｃを境に演奏側とは反対側上部において、一端側４ａが回動自在に回転軸６に係合し、他端側４ｂがハンマーシャンク２ａの上下方向に揺動自在に支持され、ハンマーシャンク２ａの回動動作に抗する荷重をかけるように構成されている。
【００２６】
また、ウェイトレバー４とハンマーシャンク２ａとの接触音を低減するために、ハンマーシャンク２ａの上面にフェルト２７が設置され、フェルト２７を介して、ウェイトレバー４の他端側４ｂが回転軸６を支点とする自重でハンマーシャンク２ａの上面に当接している。
【００２７】
また、ウェイトレバー４は、図１中の実線のように鍵１１の押鍵動作の前には、フェルト２７を介してハンマーシャンク２ａの上面に当接し、図１中の二点鎖線に示すように押鍵動作に伴ってハンマーシャンク２ａが揺動し弦２５を打弦するとともに、ウェイトレバー４の上方に間隙を介して配設されたストッパー７にフェルト２８を介して当接し、上向きの回動を停止してハンマー２と同様に自らの自重によって下向きに回動する。
【００２８】
次に、ウェイトレバー移動機構部５は、図２に示すように、一端側９ａが回転軸６に係合されると共に、他端側９ｂが回動自在に第２の回転軸１０に係合された回動支柱９と、回動支柱９の上端に付設された板状のストッパー７と、第２の回転軸１０が挿通されて支持され、孔２３ａを介して図１における棚板２９にボルト２４によって取り付けられる取り付け具２３とを備えている。また、回動支柱９の下端には、回動支柱９を後側に付勢するコイルスプリング２６ｄと、このコイルスプリング２６ｄによる付勢力に抗して回動支柱９を前側に索引するためのワイヤ２６ａが接続されている。そして、ワイヤ２６ａは、一端が固定部材２６ｂを介してグランドピアノの側板に固定されたチューブ２６ｃに収納されており、チューブ２６ｃの他端に設けられた図示しない操作レバーによって所定量索引したり戻したりでき、それぞれの状態で固定できるようになっている。また、ストッパー７の下面には、ウェイトレバー４の接触音を抑制するためのフェルト２８が設置されている。
【００２９】
そして、図１に示すように、ウェイトレバー移動機構部５は、図示しない操作レバーを外部から操作して、第２の回転軸１０を中心に回動支柱９を反時計回り（図中のＡ方向）に回動させると、回転軸６とともにウェイトレバー４が後側に移動し、図示しない操作レバーを外部から操作して第２の回転軸１０を中心に回動支柱９を時計回り（図中のＢ方向）に回動させると、回転軸６とともにウェイトレバー４が前側に移動する。これにより、ハンマーシャンク２ａとフェルト２７を介して当接するウェイトレバー４の他端側４ｂとの当接位置の移動を行ってハンマーシャンク２ａの回動動作に抗する荷重の調整及び切り換えを行うことができ、延いては、演奏者の押鍵動作の際にハンマー作動部３を介して鍵１１に伝わる荷重の調整及び切り換えを行うことができるように構成されている。
【００３０】
また、図示しない操作レバーを外部から操作して第２の回転軸１０を中心に回動支柱９を回動させると、８８鍵に対応するように備えられた複数のウェイトレバー４が同時に移動し、８８鍵１１の全てに対して荷重を切り換えるように構成されている。
【００３１】
以下に、前述の構成を有するアクション１を用いて、押鍵動作に伴って鍵１１に伝わる荷重を切り換える際の操作を説明する。
鍵１１に伝わる荷重が増すように切り換える際には、例えば演奏者が図示しない外部の操作レバーを操作し、ウェイトレバー移動機構部５における回動支柱９を図中のＡ方向に回動させ、ウェイトレバー４がフェルト２７を介してハンマーシャンク２ａに当接する位置をハンマーシャンク２ａの支軸２ｃから遠くなるように移動させつつ、押鍵動作によって鍵１１にかかる荷重を確認し、所定の荷重が得られた際に、その状態で操作レバーを操作し回動支柱９を固定する。また、鍵１１に伝わる荷重が低減するように切り換える際には、例えば演奏者が図示しない外部の操作レバーを操作し、ウェイトレバー移動機構部５における回動支柱９を図中のＢ方向に回動させ、ウェイトレバー４がフェルト２７を介してハンマーシャンク２ａに当接する位置をハンマーシャンク２ａの支軸２ｃに近づくように移動させつつ、押鍵動作によって鍵１１にかかる荷重を確認し、所定の荷重が得られた際に、その状態で操作レバーを操作し回動支柱９を固定する。
【００３２】
以下に、前記の構成を有する実施形態のアクション１の作用効果を記載する。実施形態１のアクション１によれば、他端側４ｂが回転軸６を支点とする自重でハンマーシャンク２ａの上面に当接し、ハンマーシャンク２ａの回動動作に抗する荷重をかけるように構成されたウェイトレバー４と、ウェイトレバー４のウェイトレバー移動機構部５を備えているので、グランドピアノの押鍵動作に伴う鍵の荷重を調整することができ、演奏者の技量や好みに応じて、容易に鍵に伝わる荷重を調整したり押鍵のタッチ感を切り換えたりすることができる。
【００３３】
また、実施形態１のアクション１によれば、ウェイトレバー４は、一端側４ａが回転自在に回転軸６に係合して他端側４ｂが自重でハンマーシャンク２ａの上面に当接し、演奏者が鍵１１を押した直後は鍵１１の動きに連動して上下に揺動し、演奏者が鍵１１を押しきって鍵１１の運動が停止するとその後は単独に自重によって慣性運動するので、グランドピアノのハンマー２の運動と近似し、グランドピアノの押鍵動作のタッチ感を損なうこと無く鍵１１の荷重を調整することができる。
【００３４】
また、実施形態１のアクション１によれば、ハンマーシャンク２ａに加えられる荷重がウェイトレバー４の自重であるので、演奏者が押鍵動作を長期間にわたって繰り返しても、ハンマーシャンク２ａに加えられる荷重が変化することなく、押鍵動作に伴って安定したタッチ感を得ることができる。
【００３５】
また、ウェイトレバー４の上方に間隙を介して、ウェイトレバー４が上向きに揺動した際に当接し、上向き方向の揺動を停止させるストッパー７を備えているので、ハンマー２の上下の回動動作に合わせウェイトレバー４を上下に揺動させることができ、演奏者が押鍵動作を繰り返しても、安定したタッチ感を得ることができる。
【００３６】
また、ウェイトレバー４とハンマーシャンク２ａ及びストッパー７との間にフェルト２７、２８を備え、フェルト２７、２８を介してウェイトレバー４とハンマーシャンク２ａ及びストッパー７とを当接させることによって、ウェイトレバー４とハンマーシャンク２ａ及びストッパー７とが当接する際の衝撃を和らげ、接触音の発生を抑制することができる。
【００３７】
また、実施の形態のアクション１によれば、外部から操作してウェイトレバー移動機構部５における回動支柱９を回動させることによって、複数のウェイトレバー４を同時に移動させ、複数の鍵１１に対して押鍵動作におけるタッチ感を同時に調整したり切り換えたりすることができる。これにより、アクション１を備えたピアノは、演奏者が、練習用のタッチ感を自らの熟練度に合わせてその都度切り換えたり、練習用のタッチ感を演奏会用のタッチ感に合わせたりすることができ、付加価値の優れたものとなる。
【００３８】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を取ることができる。
例えば、実施形態において、ウェイトレバー４は、一端側４ａをハンマーシャンク２ａの支軸２ｃ側に配置し他端側４ｂをハンマーヘッド２ｂ側に配置したが、一端側４ａをハンマーヘッド２ｂ側に配置し他端側４ｂを支軸２ｃ側に配置してもよい。
【００３９】
また、ウェイトレバー４は、他端側４ｂにさらに錘を着脱するための係合部を形成し、ウェイトレバー４の自重を切り換えることができるようにしてもよい。また、ウェイトレバー移動機構部５は、回動支柱９を回転軸１０の両側に備えたが、外部の操作レバーに接続された片側のみを備えてもよい。
【００４０】
また、ウェイトレバー４は、一端側４ａにカ−リングして回転軸６に係合する係合孔を形成したが、この係合孔をウェイトレバー４の一端側４ａから他端側４ｂに沿って複数備え、回転軸６に係合する係合孔を選択できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が適用された実施形態の、グランドピアノのアクションの構成を表す側面図である。
【図２】同実施形態のウェイトレバー及びウェイトレバー移動機構部の構成を表す斜視図である。
【符号の説明】
１…アクション、２…ハンマー、２ａ…ハンマーシャンク、２ｂ…ハンマーヘッド、２ｃ…支軸、２ｄ…一端側、３…ハンマー作動部、４…ウェイトレバー、４ａ,９ａ…一端側、４ｂ,９ｂ…他端側、５…ウェイトレバー移動機構部、６…回転軸、６ａ…大径部、６ｂ…小径部、７…ストッパー、９…回動支柱、１０…第２の回転軸、１１…鍵、１２…キャプスタンスクリリュー、１３…ウイッペンレンジ、１４…ウイッペンレール、１５…ウイッペン、１５ａ…支柱、１５ｃ…回転軸、１６…レピティションレバー、１７…レギュレーティングボタン、１８…ジャック、１８ａ…軸、１８ｂ…レギュレーティング当接部、１９…シャンクローラ、２０…シャンクフレンジ、２１…シャンクレール、２３…取り付け具、２４…ボルト、２５…弦、２６ａ…ワイヤ、２６ｂ…固定部材、２６ｃ…チューブ、２６ｄ…コイルスプリング、２７,２８…フェルト、２９…棚板、３０…筬中。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an action of a grand piano that includes a hammer that rotates upward and strikes a string, and a hammer operating unit that is connected to a key and rotates the hammer upward as the key swings.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a piano, it is known that the touch feeling transmitted to the performer's finger along with the key operation of the performer is one parameter that determines the quality of the piano. In general, when a piano is assembled, a weight is attached to the inside of the key for each key, and the load of the key is adjusted so as to decrease from the low sound side to the high sound side.
[0003]
In addition, a load adjusting tool for adjusting the load at this time is provided since the load of the hammer that is connected to the key and rotates with the key pressing operation of the player is transmitted to the player's finger through the key. There is something.
For example, a load adjustment tool consisting of a tension spring and an attachment for suspending the tension spring is provided above the hammer shank, and the tip of the suspended tension spring is fixed to the upper surface of the hammer shank so that the spring pressure of the tension spring is urges the hammer shank upward by, there is an acting auxiliary torque in the rotational direction of the hammer shank. Then, move the hanging position of the tension through the fitting spring vertically, pulling to adjust the spring pressure to be biased to the hammer by a spring, so that the load of the keys in the key depression operation to adjust the load of the key There is what I did. In addition, a load adjusting tool comprising a mounting rod and a weight that rotates and engages with one end of the mounting rod is provided above the hammer shank, and the other end of the load mounting rod is placed on the upper surface of the hammer hammer shank. Some of them are fixed and have one end extended outward from the hammer shank so that auxiliary torque is applied in the direction of rotation of the hammer shank. Then, there is an apparatus in which the adjustment rod and the weight are rotated relative to each other to move the position of the weight so that the key load in the key pressing operation can be adjusted. (For example, see Patent Document 1)
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-41028 (page 4-5, FIG. 1-2)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the configuration in which a weight is attached to the inside of the key and the load of the key in the key pressing operation is adjusted as in the conventional example, when the load is newly adjusted, both lead or both the lead and the key are used. Since it is necessary to exchange, it is difficult for the performer himself to adjust the load transmitted to the key and to change the touch feeling of the key press.
[0006]
Further, as in Patent Document 1, a tensile biasing the hammer shank upward by the spring pressure of the spring, move the hanging position of the tension through the fitting spring vertically, adjust the load of the keys in the key depression operation According to this configuration, there is a problem that the spring pressure changes with the amount of key displacement in the key pressing operation, and the touch feeling due to the hammer load may be impaired. Further, when the spring is repeatedly expanded and contracted with the player's key pressing operation, there is a problem in that the spring pressure is deteriorated and the touch feeling is impaired.
[0007]
Moreover, according to the structure which adjusts the load of the key in a key pressing operation | movement by fixing the other end side of the attachment rod which screwed the weight to one end to the upper surface of a hammer hammer shank like patent document 1, When adjusting the load, the operation for rotating the adjusting rod and the weight relative to each other cannot be performed simultaneously on a large number of keys, and the adjusting operation is troublesome.
[0008]
The present invention has been made in view of these problems, and can adjust the load of the key accompanying the key pressing operation of the piano, and the load that the player can easily transmit to the key according to the skill and preference of the player. An object of the present invention is to provide an action capable of adjusting the touch and switching the touch feeling of the key depression.
[0009]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
In order to achieve this object, the invention according to claim 1 is characterized in that, for each of the plurality of keys, a hammer head is provided at the tip of the shaft, and the rear end of the shaft is supported as a center of rotation, so A hammer shank that moves, and a hammer actuating portion that is disposed below the hammer shank and is coupled to the key and pivots the hammer upward as the key swings. An action of a stringing piano, which is disposed above each of the hammer shanks for each of the hammer shanks, and is rotatably engaged at one end side with a rotating shaft supported by the piano body and has its rotating shaft as a fulcrum. A weight lever whose other end abuts against the upper surface of the hammer shank, the other end swings about the rotation shaft as the hammer shank rotates, and a front of the weight lever. Characterized in that it comprises a weight lever moving means for moving the other end of contact position between the upper surface of the hammer shank.
[0010]
According to the action of the first aspect of the present invention, each hammer shank is disposed above the hermetic shank and is rotatably engaged at one end side with a rotating shaft supported by the piano body and has its own weight with the rotating shaft as a fulcrum. A weight lever that abuts the other end side against the upper surface of the hammer shank, and the other end side swings around the rotation shaft as the hammer shank rotates, and the other end side of the weight lever and the upper surface of the hammer shank. Since the weight lever moving means for moving the abutment position of the piano is provided, it is possible to adjust the key load accompanying the key pressing operation of the piano, and the player can easily adjust the key according to the skill and preference of the player. The load transmitted to the key can be adjusted and the touch feeling of the key press can be switched.
[0011]
In other words, if the contact position between the other end of the weight lever and the upper surface of the hammer shank is moved, the distance between the point of application of the load received by the hammer shank from the weight lever and the rotation center of the hammer shank changes. It is possible to adjust the load against the shank turning operation, and thus to adjust the touch feeling in the player's key pressing operation.
[0012]
Further, according to the action of the first aspect, the weight lever is rotatably engaged at one end side with the rotating shaft supported by the piano body, and the other end side is hammer shanked by its own weight with the rotating shaft as a fulcrum. The other end of the hammer shank pivots around the rotation axis as the hammer shank rotates. This approximates the movement of the grand piano hammer and impairs the touch feeling of the grand piano key press. Without adjusting the key load.
[0013]
According to the action of the first aspect, since the load applied to the hammer shank is the weight of the weight lever, the load applied to the hammer shank changes even if the player repeats the key pressing operation for a long period of time. A stable touch feeling can be obtained without doing so.
[0014]
Further, according to the first aspect of the present invention, as in the second aspect of the invention, the weight lever moving means has a second rotation in which one end side is engaged with the rotation shaft and the other end side is rotatable. A rotating column that is engaged with the shaft and is erected in the vertical direction, and the rotating column rotates about the second rotating shaft, whereby the rotating shaft is connected to the rotating shaft. The engaged weight lever can be moved along the hammer shank, and the contact position between the other end side of the weight lever and the upper surface of the hammer shank can be moved.
[0015]
Moreover, the action according to 請 Motomeko 2, as in the invention of claim 3, wherein the weight lever moving means, said rotating shaft, with respect to each of the weight lever disposed in each of the hammer shank A common shaft to be engaged with each other, and by rotating the rotating support column, by simultaneously moving each of the weight levers arranged for each of the hammer shanks, The touch feeling in operation can be adjusted or switched at the same time.
[0016]
Next, according to a fourth aspect of the present invention, in the action according to any one of the first to third aspects, the weight lever is swung upward through a gap above the weight lever. The weight lever is provided with a stopper that abuts the upper surface of the weight lever and stops the upward swing of the weight lever.
[0017]
According to the action of the fourth aspect of the present invention, the hammer is provided with a stopper that abuts when the weight lever swings upward via a gap above the weight lever and stops swinging in the upward direction. The weight lever can be swung up and down in accordance with the vertical movement of the shank, and a stable touch feeling can be obtained even if the performer repeatedly presses the key.
[0018]
In addition, the action according to any one of claims 1 to 4 includes a felt between the weight lever, the hammer shank, and the stopper, as in the invention according to claim 5, and the action is performed via the felt. The weight lever, the hammer shank, and the stopper come into contact with each other, so that the impact when the weight lever, the hammer shank, and the stopper come into contact with each other can be reduced, and the generation of contact noise can be suppressed.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view showing a configuration of an action in a grand piano to which the present invention is applied, and FIG. 2 is a perspective view showing a configuration of a weight lever and a weight lever moving mechanism section of the same embodiment.
[0020]
In FIG. 1, action 1 is arranged for each of a plurality of keys 11, a hammer 2 that turns upward to strike a string 25, a hammer actuating portion 3 that turns the hammer 2, and a hammer shank 2 a of the hammer 2. A weight lever 4 that contacts the upper surface and applies a load, a weight lever moving mechanism 5 that moves the contact position between the weight lever 4 and the hammer shank 2a, and the like are provided. The weight lever moving mechanism 5 corresponds to the weight lever moving means of the present invention.
[0021]
There are 88 keys 11 for each piano, and the keys 11 are installed so that they can swing around the saddle 30 as a fulcrum. When the front side of the key 11 shown in the figure (the so-called performance side) is depressed, the rear side of the key 11 shown in the figure (the so-called side opposite to the performance side with the soot 30 in the middle) rises. Then, the key pressing operation is transmitted to the hammer operating unit 3.
[0022]
Next, the hammer actuating unit 3 is supported by a capstan screw 12 that rises when the key 11 is pressed, and a whippen rail 14 via a whippen range 13 so as to be rotatable. The whippen 15 rotating in rotation, the repetition lever 16 rotatably supported by the tip of the support 15a above the whippen 15 via the rotating shaft 15c by the rising of the whippen 15, and the tip of the whippen 15 rotatably connected to the shaft The upper end portion of 18a (hereinafter referred to as “hammer push-up portion”) is positioned inside the jack guide hole (not shown) of the repetition lever 16 until the regulating contact portion 18b contacts the regulating button 17. Jack 18 rising with whippen 15 and repetition lever 16 Contact with the upper surface, and a shank roller 19 away from the upper surface of the pushed up the hammer push-up portion of the jack 18 the repeated tee Deployment lever 16, strikes the string 25 to rotate the hammer 2.
[0023]
The hammer 2 is supported at the rear end of the shaft via the shank flange 20 by the shank rail 21 so as to be rotatable via a support shaft 2c (so-called the rotation center of the hammer 2), and the shank roller 19 is pushed up. And a hammer shank 2a that rotates upward, and a hammer head 2b that is mounted on the tip of the shaft of the hammer shank 2a.
[0024]
Next, as shown in FIG. 2, the weight lever 4 is formed with an engagement hole which is engaged with the rotary shaft 6 by curling on one end side 4a, and the top of the weight lever 4 is connected to the hammer shank 2a. An arcuate portion that abuts is formed. The weight lever 4 is provided corresponding to each key 11 and the hammer shank 2a, and a plurality of weight levers 4 are engaged with the common rotating shaft 6. The rotary shaft 6 is formed with a large diameter portion 6a and a small diameter portion 6b for each predetermined pitch. The weight lever 4 is inserted into the engagement hole on the one end side 4a of the weight lever 4 through the small-diameter portion 6b of the rotary shaft 6, and is rotatably engaged with the small-diameter portion 6b of the rotary shaft 6, with both sides having a large diameter. Engaged so as not to be displaced in the axial direction of the rotating shaft 6 between the portions 6a. Further, the rotary shaft 6 is supported by a shelf plate 29 of the piano body via a rotating support column 9.
[0025]
As shown in FIG. 1, the weight lever 4 is engaged with the rotary shaft 6 so that the one end side 4a can freely rotate at the upper part on the opposite side to the performance side with respect to the support shaft 2c on which the hammer shank 2a rotates. The other end 4b is supported so as to be swingable in the vertical direction of the hammer shank 2a, and is configured to apply a load that resists the turning operation of the hammer shank 2a.
[0026]
Further, in order to reduce the contact sound between the weight lever 4 and the hammer shank 2 a, a felt 27 is installed on the upper surface of the hammer shank 2 a, and the other end side 4 b of the weight lever 4 connects the rotating shaft 6 via the felt 27. It is in contact with the upper surface of the hammer shank 2a by its own weight as a fulcrum.
[0027]
Further, the weight lever 4 abuts against the upper surface of the hammer shank 2a via the felt 27 before the key 11 is depressed as shown by the solid line in FIG. 1, and is shown by a two-dot chain line in FIG. As the key is depressed, the hammer shank 2a swings and strikes the string 25, and abuts against the stopper 7 disposed above the weight lever 4 via a gap via a felt 28 to rotate upward. The movement is stopped and, like the hammer 2, it rotates downward by its own weight.
[0028]
Next, as shown in FIG. 2, the weight lever moving mechanism unit 5 has one end side 9 a engaged with the rotating shaft 6 and the other end side 9 b rotatably engaged with the second rotating shaft 10. 1 and the plate-like stopper 7 attached to the upper end of the rotary support 9 and the second rotary shaft 10 are inserted and supported, and are attached to the shelf 29 in FIG. 1 through the holes 23a. And an attachment 23 attached by a bolt 24. A coil spring 26d for urging the rotating column 9 to the rear side and a wire for indexing the rotating column 9 to the front side against the urging force of the coil spring 26d are provided at the lower end of the rotating column 9. 26a is connected. The wire 26a is housed in a tube 26c having one end fixed to the side plate of the grand piano via a fixing member 26b, and is indexed or returned by a predetermined amount by an operation lever (not shown) provided at the other end of the tube 26c. It can be fixed in each state. Further, a felt 28 for suppressing contact sound of the weight lever 4 is installed on the lower surface of the stopper 7.
[0029]
As shown in FIG. 1, the weight lever moving mechanism unit 5 operates an operation lever (not shown) from the outside to rotate the rotating column 9 about the second rotation shaft 10 counterclockwise (A in the figure). The weight lever 4 moves to the rear side together with the rotating shaft 6, and the operating lever (not shown) is operated from the outside to rotate the rotating support column 9 about the second rotating shaft 10 (see FIG. When rotating in the middle B direction), the weight lever 4 moves to the front side together with the rotating shaft 6. As a result, the abutting position of the hammer shank 2a and the other end side 4b of the weight lever 4 that abuts via the felt 27 is moved to adjust and switch the load against the rotating operation of the hammer shank 2a. As a result, the load transmitted to the key 11 via the hammer actuating portion 3 can be adjusted and switched when the player presses the key.
[0030]
Further, when an operation lever (not shown) is operated from the outside to rotate the rotation support column 9 around the second rotation shaft 10, the plurality of weight levers 4 provided so as to correspond to 88 keys simultaneously move. , 88 keys 11 are configured to switch the load.
[0031]
Hereinafter, an operation for switching the load transmitted to the key 11 in accordance with the key pressing operation using the action 1 having the above-described configuration will be described.
When switching so that the load transmitted to the key 11 is increased, for example, the performer operates an external operation lever (not shown) to rotate the rotating support column 9 in the weight lever moving mechanism unit 5 in the direction A in the figure. While moving the position where the weight lever 4 contacts the hammer shank 2a via the felt 27 away from the support shaft 2c of the hammer shank 2a, the load applied to the key 11 is confirmed by the key pressing operation, and a predetermined load is applied. When it is obtained, the operation lever is operated in that state to fix the rotating column 9. Further, when switching so that the load transmitted to the key 11 is reduced, for example, a player operates an external operation lever (not shown) to rotate the rotating column 9 in the weight lever moving mechanism 5 in the direction B in the figure. The load applied to the key 11 is confirmed by a key pressing operation while moving the position where the weight lever 4 contacts the hammer shank 2a via the felt 27 so as to approach the support shaft 2c of the hammer shank 2a. When a load is obtained, the operation lever is operated in that state to fix the rotating column 9.
[0032]
Below, the effect of the action 1 of embodiment which has the said structure is described. According to the action 1 of the first embodiment, the other end 4b abuts against the upper surface of the hammer shank 2a with its own weight with the rotation shaft 6 as a fulcrum, and is configured to apply a load that resists the turning operation of the hammer shank 2a. Since the weight lever 4 and the weight lever moving mechanism 5 of the weight lever 4 are provided, the load of the key accompanying the key pressing operation of the grand piano can be adjusted, and according to the skill and preference of the player, The load transmitted to the key can be easily adjusted and the touch feeling of the key press can be switched.
[0033]
Further, according to the action 1 of the first embodiment, the weight lever 4 has one end side 4a rotatably engaged with the rotary shaft 6 and the other end side 4b abuts against the upper surface of the hammer shank 2a by its own weight. Immediately after the key 11 is pressed, it swings up and down in conjunction with the movement of the key 11, and when the player fully presses the key 11 and the movement of the key 11 stops, after that, the inertial movement is carried out by its own weight. The load of the key 11 can be adjusted without losing the touch feeling of the key pressing operation of the grand piano, similar to the movement of the hammer 2 of the piano.
[0034]
Further, according to the action 1 of the first embodiment, the load applied to the hammer shank 2a is the weight of the weight lever 4, and therefore the load applied to the hammer shank 2a even if the player repeats the key pressing operation for a long period of time. Without changing, it is possible to obtain a stable touch feeling with the key pressing operation.
[0035]
Further, since the stopper 7 is provided so as to come into contact with the weight lever 4 when the weight lever 4 swings upward through a gap and stops swinging in the upward direction, the hammer 2 is turned up and down. The weight lever 4 can be swung up and down in accordance with the operation, and a stable touch feeling can be obtained even if the performer repeatedly presses the key.
[0036]
Further, felts 27, 28 are provided between the weight lever 4, the hammer shank 2a and the stopper 7, and the weight lever 4, the hammer shank 2a and the stopper 7 are brought into contact with each other via the felts 27, 28, whereby the weight lever 4 and the hammer shank 2a and the stopper 7 can be alleviated and the generation of contact noise can be suppressed.
[0037]
Further, according to the action 1 of the embodiment, the plurality of weight levers 4 are moved simultaneously by rotating the rotating support column 9 in the weight lever moving mechanism unit 5 by operating from the outside, and the plurality of keys 11 are moved. On the other hand, the touch feeling in the key pressing operation can be adjusted or switched at the same time. As a result, the piano equipped with action 1 allows the performer to change the touch feeling for practice according to his / her skill level, or to match the touch feeling for practice with the touch feeling for the concert. Can be added and has excellent added value.
[0038]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to embodiment mentioned above, It can take a various aspect.
For example, in the embodiment, the weight lever 4 has one end side 4a arranged on the support shaft 2c side of the hammer shank 2a and the other end side 4b arranged on the hammer head 2b side, but one end side 4a arranged on the hammer head 2b side. However, the other end side 4b may be disposed on the support shaft 2c side.
[0039]
Further, the weight lever 4 may be formed with an engaging portion for attaching and detaching a weight to the other end side 4b so that the weight of the weight lever 4 can be switched. Further, although the weight lever moving mechanism unit 5 includes the rotary support columns 9 on both sides of the rotating shaft 10, it may include only one side connected to an external operation lever.
[0040]
In addition, the weight lever 4 is curled on one end side 4a to form an engagement hole that engages with the rotary shaft 6. The engagement hole extends from one end side 4a of the weight lever 4 to the other end side 4b. It is also possible to select a plurality of engagement holes that engage with the rotation shaft 6.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view illustrating a configuration of an action of a grand piano according to an embodiment to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a perspective view illustrating a configuration of a weight lever and a weight lever moving mechanism according to the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Action, 2 ... Hammer, 2a ... Hammer shank, 2b ... Hammer head, 2c ... Support shaft, 2d ... One end side, 3 ... Hammer action part, 4 ... Weight lever, 4a, 9a ... One end side, 4b, 9b ... The other end side, 5 ... weight lever moving mechanism part, 6 ... rotating shaft, 6a ... large diameter part, 6b ... small diameter part, 7 ... stopper, 9 ... rotating column, 10 ... second rotating shaft, 11 ... key, 12 ... Capstan Scriew, 13 ... Whippen Range, 14 ... Whippen Rail, 15 ... Whippen, 15a ... Strut, 15c ... Rotating Shaft, 16 ... Repetition Lever, 17 ... Regulating Button, 18 ... Jack, 18a ... Shaft, 18b ... Regulating contact portion, 19 ... shank roller, 20 ... shank flange, 21 ... shank rail, 23 ... mounting tool, 24 ... bolt, 25 ... , 26a ... wire, 26b ... fixing member, 26c ... tube, 26 d ... coil spring, 27 ... felt, 29 ... shelf board, 30 ... in the reed.

Claims

複数の鍵毎に、軸の先端にハンマーヘッドを備え軸の後端が回動中心となるように支持されて上下方向に回動するハンマーシャンクと、該ハンマーシャンクの下方に配置され、前記鍵に連結されて該鍵の揺動に伴い前記ハンマーシャンクを上向きに回動するハンマー作動部とを備え、前記ハンマーヘッドによって弦を打弦するピアノのアクションであって、
該ハンマーシャンク毎に該ハーマシャンクの上方に配置され、ピアノ本体に支持された回転軸に一端側を回転自在に係合するとともに該回転軸を支点とする自重で他端側を該ハンマーシャンクの上面に当接し、該他端側が該ハンマーシャンクの回動動作に伴って該回転軸を支点に揺動するウェイトレバーと、
前記ウェイトレバーの前記他端側と前記ハンマーシャンクの上面との当接位置を移動させるウェイトレバー移動手段を備える、
ことを特徴とするアクション。A hammer shank that is provided with a hammer head at the tip of the shaft and is supported so that the rear end of the shaft serves as the center of rotation and rotates in the vertical direction, and is arranged below the hammer shank. A hammer actuating part connected to the hammer and pivoting the hammer shank upward in accordance with the swing of the key, and a piano action for striking a string with the hammer head,
Each hammer shank is disposed above the hermetic shank and is rotatably engaged at one end side with a rotating shaft supported by the piano body, and the other end side of the hammer shank with its own weight with the rotating shaft as a fulcrum. A weight lever that abuts on the upper surface, and the other end of the hammer shank swings around the rotation shaft as the hammer shank rotates.
A weight lever moving means for moving a contact position between the other end side of the weight lever and the upper surface of the hammer shank;
An action characterized by that.

前記ウェイトレバー移動手段は、
一端側が前記回転軸に係合するとともに他端側が回動自在に第２の回転軸に係合し、上下方向に立設された回動支柱を備え、
前記回動支柱が前記第２の回転軸を中心に回動することによって、前記回転軸を介して、該回転軸に係合した前記ウェイトレバーを前記ハンマーシャンクに沿って移動させ、該ウェイトレバーの前記他端側と前記ハンマーシャンクの前記上面との当接位置を移動させる、
ことを特徴とする請求項１に記載のアクション。The weight lever moving means includes
One end side is engaged with the rotating shaft and the other end side is rotatably engaged with a second rotating shaft, and includes a rotating support column erected vertically.
When the pivot post pivots about the second rotation shaft, the weight lever engaged with the rotation shaft is moved along the hammer shank via the rotation shaft, and the weight lever Moving the abutment position between the other end side of the hammer shank and the upper surface of the hammer shank;
The action according to claim 1, wherein:

前記ウェイトレバー移動手段は、
前記回転軸が、前記ハンマーシャンク毎に配置された前記ウェイトレバーの夫々に対して係合する共通の軸であって、
前記回動支柱が回動することによって、前記ハンマーシャンク毎に配置された前記ウェイトレバーの夫々を同時に移動させる、
ことを特徴とする請求項２に記載のアクション。The weight lever moving means includes
The rotation shaft is a common shaft that engages with each of the weight levers arranged for each hammer shank,
By rotating the rotating column, each of the weight levers arranged for each hammer shank is moved simultaneously.
Action described in 請 Motomeko 2 you, characterized in that.

前記ウェイトレバーの上方に間隙を介して、該ウェイトレバーが上向きに揺動した際に該ウェイトレバーの上面が当接し、該ウェイトレバーの上向きの揺動を停止させるストッパーを備えている、
ことを特徴とする請求項１乃至請求項３の何れか記載のアクション。A stopper that stops the upward swinging of the weight lever by contacting the upper surface of the weight lever when the weight lever swings upward via a gap above the weight lever;
The action according to any one of claims 1 to 3, characterized in that:

前記ウェイトレバーと前記ハンマーシャンク及び前記ストッパーとの間にフェルトを備え、該フェルトを介して該ウェイトレバーと該ハンマーシャンク及び該ストッパーが当接する、
ことを特徴とする請求項１乃至請求項４の何れか記載のアクション。Felt is provided between the weight lever and the hammer shank and the stopper, and the weight lever, the hammer shank and the stopper are in contact with each other through the felt.
The action according to any one of claims 1 to 4, characterized in that: