JP4082944B2 - 情報表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ペーパーを備える情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
IT(即ち、情報通信技術)の進化とともに、マン・マシンインタフェースとしてのハードコピーやソフトコピーの重要性がますます増大している。言うまでもなく、ハードコピーとは、プリンタ、ファクシミリ、複写機、等によって紙に記録される情報を指し、ソフトコピーとは、CRT(即ち、Cathode−Ray Tube)、LCD(即ち、Liquid Crystal Display)、等のディスプレイに一時的に表示される情報のことである。ところで、近年これらハードコピーとソフトコピーの特徴を兼ね備えた新しいメディアとして、紙のように薄く、表示と消去が自由に行なえる電子ペーパーが登場し、注目を集めている。電子ペーパーはCRTやLCDと比較して、薄型・軽量であり、多少の曲げにも耐えられる。電子ペーパーには、表示内容の変更時(即ち、情報の記録および消去時)のみに電力を必要とし、表示内容を無電力で維持する不揮発性のものがある。
【0003】
電子ペーパーへの情報の記録方法としては、例えば、電子ペーパーに対して、熱、電界、または磁気、等を与えて記録や消去を行なう方法が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、電子ペーパーの種類に応じて適宜選定される。熱記録方式の電子ペーパーの例としては、透明白濁型リライタブルマーキング方式の電子ペーパー、ロイコ染料を用いた発消色型リライタブルマーキング方式の電子ペーパー、等が挙げられる。
【0004】
透明白濁型リライタブルマーキング方式の電子ペーパーは高分子薄膜の中に脂肪酸の微粒子を分散したもので、110℃以上に加熱すると脂肪酸の溶融により樹脂が膨張する。その後、冷却すると脂肪酸は過冷却状態になり液体のまま存在し、膨張した樹脂が固化する。その後、脂肪酸が固化収縮して多結晶の微粒子となり樹脂と微粒子間に空隙が生まれる。この空隙により光が散乱されて白色に見える。次に、80℃から110℃の消去温度範囲に加熱すると脂肪酸は一部溶融し、樹脂は熱膨張して空隙を埋める。この状態で冷却すると透明状態となり画像の消去が行われる。
【0005】
一方、発消色型リライタブルマーキング方式の電子ペーパーは無色のロイコ型染料と長鎖アルキル基を有する顕消色剤との可逆的な発色および消色反応を利用している。加熱されるとロイコ染料と顕消色剤が反応して発色し、そのまま急冷すると発色状態が保持される。また、加熱後、ゆっくり冷却すると顕消色剤の長鎖アルキル基の自己凝集作用により相分離が起こり、ロイコ染料と顕消色剤が物理的に分離されて消色する。
【0006】
更に、電子ペーパーの他の例としては以下のようなものが挙げられる。
【0007】
図7は、電気泳動式の電子ペーパーを示しており、透明なマイクロカプセル51内にブルーなどの着色液体52と、白色微粒子53を入れて、電圧を印加することにより白色微粒子を電気泳動させて白、青等をスイッチング表示するものである。具体的には白色粒子には酸化チタンを用いたマイクロカプセル51をITO電極付きのフィルム上にシリコン樹脂をバインダとして塗布し、イオンフロー方式により表面に負電荷パターンを与えると、白色粒子はマイクロカプセルの下部に移動して表面がブルー表示となり、逆に正電荷を与えると、白色粒子はマイクロカプセルの上部へ移動して表面が白色表示となる。
【0008】
図8は、ツイストボール式の電子ペーパーを示しており、半球毎に白、黒に塗り分けられた球形微粒子60の向きを電界により制御して白、黒表示を行なうものである。粒子表面の白側61が負、黒側62が正の電荷が出現し、シートの表面に負電荷パターンを与えると粒子が回転して黒半球が上を向き黒表示となり、シートの表面に正電荷を与えると白半球が上を向くので白表示となる。
【0009】
図9は、ゲストホスト型液晶に電圧を加えて色素の吸収を変化させる方式の電子ペーパーを示しており、ITO透明電極に液晶71、2色性染料72と樹脂の混合物を塗布して、イオンフロー記録により画像を書込むと染料が配向して白色の記録が行われる。また、60°C以上で加熱すると元の灰色に戻り画像の消去が可能である。あるいは、始めにコロナ帯電により白色状態にしておいて、熱書込みにより画像形成を行なう。
【0010】
また、コレステリック液晶と有機感光体複合膜により構成される電子ペーパーは、コレステリック液晶が無電界でプレーナ配向となり液晶の螺旋ピツチに応じた色光を選択反射し、弱い電界ではフォーカルコニック配合となって光を透過してその状態を保持し、更に強い電界を印加するとプレーナ配向に戻る、性質を利用して表示、非表示を制御するものであり、媒体への書込みには有機光導電膜を積層して液晶層への分圧を制御している。その他、図10に示すような、ITO電極80を付けた2枚のガラス板の間に、色トナー82と白色粒子81を挟み込んで電圧を印加して表示する電子ペーパー等がある。
【0011】
電子ペーパーを応用した情報表示装置の例としては、特開2001−312250号公報で開示されている情報表示装置(即ち、電子ペーパーファイル)がある。この情報表示装置では、シート状のフレキシブルな表示媒体である電子ペーパーが複数枚冊子状に綴られて書籍のような形態にされている。情報表示装置の各電子ペーパーは外部から入力されたデータを表示可能であり、各電子ペーパーと情報表示装置本体とが物理的および電気的に着脱可能となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前述の情報表示装置は通常の書籍と同様に扱うことができるため、図書館等に書籍として配置することは可能であるが、特開2001−312250号公報には当該情報表示装置の盗難防止対策等は示されていない。図書館や官公庁が保有する書籍の中には、内容を更新する必要があるために所定の場所で閲覧することはできても持ち出しが禁止されている書籍がある。このような書籍の無断持ち出しや盗難を防止する対策としては、書籍を壁面や机上に鎖等で繋ぐ方法があるが、この方法では書籍を閲覧する人々に煩わしさや不快感を与える。
【0013】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報表示装置の所定外の場所への持ち出しや盗難を効果的に防止できる情報表示装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明の情報表示装置は、請求項1に記載したように、情報の表示及び消去が可能な、少なくとも一枚の、電子ペーパーと、前記電子ペーパーに表示する情報を外部から受信する通信手段と、前記通信手段により受信された情報を前記電子ペーパーに表示する表示・消去手段と、前記表示・消去手段の前記電子ペーパーへの情報の表示動作及び消去動作を制御する制御手段と、少なくとも特定の電波を受信する無線受信手段と、を備える情報表示装置であって、前記無線受信手段が、前記電波発信装置から前記特定の電波を最初に受信した時点から持ち出し監視を行い、所定外の場所に移動されて前記無線受信手段が前記特定の電波を受信不能となった際に、前記制御手段が前記電子ペーパーに表示されている情報を前記表示・消去手段に消去させることを特徴としている。
【0015】
上記記載の発明によれば、情報表示装置が、情報の表示及び消去が可能な、少なくとも一枚の、電子ペーパーと、該電子ペーパーに表示する情報を外部から受信する通信手段と、該通信手段により受信された情報を電子ペーパーに表示する表示・消去手段と、該表示・消去手段の電子ペーパーへの情報の表示動作及び消去動作を制御する制御手段と、を備えているので、情報の表示と更新作業を容易に行なうことが可能である。また、この発明によれば、情報表示装置が、少なくとも特定の電波を受信する無線受信手段を更に備えており、所定外の場所に移動されて無線受信手段が特定の電波を受信不能となった際に、制御手段が電子ペーパーに表示されている情報を表示・消去手段に消去させるので、情報表示装置の所定外の場所への持ち出しや盗難を効果的に防止することができる。
【0018】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の2つの好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、各図において共通する構成要素には同一符号を付して明確化を図る。
【0020】
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る情報表示装置の第1実施形態(1a)の外観構成例を示す図である。情報表示装置1aは、装置本体8側で綴られて冊子状に形成された複数枚の電子ペーパー7と、電子ペーパー7の表示部分7a(図1では、一枚目の電子ペーパー7の表示部分7aのみ示されている。)に表示する所要の情報を外部から受信する接続端子(通信手段)12と、少なくとも特定の電波を受信可能な無線通信部(無線受信手段)13と、を備えている。尚、図1では、所要の情報を書き換え可能に表示する(即ち、情報の表示および消去が可能な)電子ペーパー7が複数枚示されているが、電子ペーパー7は少なくとも一枚あればよい。また、情報表示装置1aに用いられる電子ペーパーの種類(方式)は、情報表示装置の形態や仕様に応じて適宜選定される。
【0021】
図2は、前述の情報表示装置1aのシステム構成を示すブロック図と、当該情報表示装置1a、情報処理装置2および電波発信装置3により形成される情報表示システムの構成例を示すブロック図である。この情報表示システムは例えば図書館等に設置される。当該情報表示システムは、所要の情報を表示する情報表示装置1aと、接続ケーブル4を介して情報表示装置1aと接続され、電子ペーパー7に表示する情報を生成する情報処理装置2と、閲覧場所に設置され、情報表示装置1aに向けて特定の電波5を発する電波発信装置3と、を備えている。
【0022】
図2に示されるように、情報表示装置1aでは、情報を電子ペーパー7に記録して表示させる表示動作や電子ペーパー7の表示を消去する消去動作を行なう表示部(表示・消去手段)11と、該表示部11により電子ペーパー7に表示する所要の情報を情報処理装置2から接続ケーブル4を介して受信する前述の接続端子12と、電波発信装置3から発信される特定の電波5を受信する前述の無線通信部13と、CPU(即ち、Central Processing Unit)を有し且つ所定の動作プログラムに従って情報表示装置1aの各部の制御を行なう制御部(制御手段)14と、該動作プログラムを記憶している記憶部15と、が装置本体8に設けられている。より詳細には、接続端子12および無線通信部13が図1に示されるように装置本体8から露出するように設けられ、そして表示部11、制御部14、記憶部15が装置本体8の内部に設けられている。
【0023】
また、情報処理装置2は、CPUを有し且つ所定の動作プログラムに従って情報処理装置2の各部の制御を行なう制御部21と、生成した表示情報を送信する接続端子22と、動作プログラムを記憶する記憶部23と、を備えている。
【0024】
次に、情報表示装置1aの動作手順を図3のフローチャートを用いて説明する。
【0025】
先ず、ステップS11で、情報表示装置1aの接続端子12と情報処理装置2の接続端子22とを接続ケーブル4で接続し、ステップS12において、情報処理装置2と通信を行なって各装置のステータス、その他の確認を行なう。
【0026】
ステップS13において、表示部11により電子ペーパー7に表示する情報を情報処理装置2から受信する。このとき、情報処理装置2は、予め表示情報を生成し、接続端子22に接続された接続ケーブル4を介して送信する。
【0027】
ステップS14では、受信した情報をバッファメモリ(不図示)に一旦保持した後、採用した電子ペーパー7の種類(方式)に従った電子ペーパー7への表示情報の書き込みを行なう。このとき、制御部14は、表示部11の電子ペーパー7への情報の表示動作及び消去動作を制御する。
【0028】
次いで、ステップS15において、接続ケーブル4が接続端子12から外されたか否かを調べ、外されていない場合はステップS12に戻り、表示する情報の受信を継続する。一方、接続ケーブル4が外された場合は、表示すべき情報の受信は完了しているので、この情報表示装置1aを閲覧場所へ展示する。
【0029】
ステップS16以下の手順は、閲覧場所からの情報表示装置1aの盗難を監視するための動作手順である。なお、閲覧場所に設置した電波発信装置3からは、常時所定の電波5が発信されている。
【0030】
ステップS16では、無線通信部13において電波発信装置3からの特定の電波5が受信できたか否かを判断する。もし、受信できなかった場合は、ステップS17に進み、接続ケーブル4が接続端子12に接続されているか否かを調べる。そして、接続されている場合は表示情報の書き込み又は更新があるものとしてステップS12に戻る。
【0031】
ステップS16で特定の電波5が受信できていれば、制御部14はこの時点から盗難防止機能を起動する。続いてステップS18に進み、所定の時間間隔で特定の電波5を検出し、正常に受信できたかどうかを監視する。
【0032】
ステップS18において、特定の電波5の受信が検出できれば、ステップS20で接続ケーブルが接続端子12に接続されたか否かを判断し、接続されていなければ、ステップS18に戻って特定の電波5の受信可否を継続して監視する。この状態は、例えば、情報表示装置1が所定の閲覧場所において閲覧に供されていることを表している。
【0033】
一方、ステップS18で、無線通信部13が電波発信装置3から送信される特定の電波5を受信できない場合は、情報表示装置1が特定の電波5の届かない所定外の場所に移動された、すなわち所定の閲覧場所から持ち出された状態を示しているので、ステップS19において、制御部14が表示部11に直ちに電子ペーパー7に表示されている情報を全て消去するよう指示を出し、それにより電子ペーパー7の表示部分7aから表示が消える。
【0034】
ステップS19において表示情報の消去処理が完了すると、ステップS20に進んで接続ケーブル4が接続されたか否かを検出する。そして、接続されていればステップS12の処理に戻り、接続されていなければステップS18の処理に戻って特定の電波の受信可否をチェックする。
【0035】
以上のように、本実施形態では、情報表示装置1aは、閲覧場所において所定の時間間隔で特定の電波の受信可否を検出する。そして、特定の電波が受信不能になったことを検出した場合は、情報表示装置1aが持ち出されたと判断して、直ちに電子ペーパー7に表示された情報を表示部11に全て消去させる。これにより、情報表示装置1aの所定外の場所への持ち出しや盗難を効果的に防止することができる。
【0036】
また、情報表示装置1aは、閲覧場所に設置した電波発信装置3からの特定の電波5を最初に受信した時点から持ち出し監視を開始するので、情報処理装置2から表示情報を受信する場所や、そこからの移動途中など、特定の電波が届かない場所において誤って電子ペーパー7の表示情報を消去することがない。
【0037】
しかし、本実施形態では、一旦特定の電波を受信して上記の監視機能が開始されるとその動作を停止することができない。尚、情報表示装置1aを必要により閲覧場所から持ち出す場合の対策例としては、運用者が小型の電波発信装置3を携帯することが挙げられ、このように運用者が小型の電波発信装置3を携帯していれば、電子ペーパー7の表示情報を消去することなく移動させることができる。
【0038】
尚、本実施形態では、情報表示装置1aと情報処理装置2との情報転送にケーブル4を用いたが、無線通信による方法で情報転送を行なってもよい。
【0039】
(第2実施形態)
図4は、本発明に係る情報表示装置の第2実施形態(1b)の外観構成例を示す図、図5は、情報表示装置1bのシステム構成を示すブロック図と、当該情報表示装置1b、情報処理装置2、電波発信装置3および持出監視停止装置9により形成される情報表示システムの構成例を示すブロック図、そして図6は、情報表示装置1bの動作手順を示すフローチャートである。尚、第1実施形態と共通の構成要素については、同一符号を付しており、それらの説明は省略する。
【0040】
図4において、情報表示装置1bは、第1実施形態の構成要素に加え、持出監視開始スイッチ16を備えている。この持出監視開始スイッチ16は装置本体8から露出される押しボタンスイッチであり、閲覧場所における情報表示装置1bの持ち出し監視動作の開始時期を制御部14に報知するためのものである。
【0041】
図5において、情報表示システムは、図2に示される構成に加え、持出監視停止装置9を備えている。この持出監視停止装置9は、制御部41と、接続端子42と、記憶部43から構成され、情報表示装置1bに接続ケーブル6を介して接続される。そして、後述のように、閲覧場所からの情報表示装置1bの持ち出し監視動作を一時的に停止制御するものである。また、電波発信装置3は、第1実施形態と異なって例えば閲覧場所の出入口付近(部屋の出入口付近)に設置される。
【0042】
次に、本実施形態の情報表示装置1bの動作手順を図6のフローチャートを用いて説明する。
【0043】
ステップS21〜S25に至る手順は、情報処理装置2から情報表示装置1bの表示部11に表示する情報を転送して表示する過程であり、第1実施形態における図3のフローチャートに示した手順のステップS11〜S15と同じであるので、説明は省略する。
【0044】
ステップS26以下の手順は、閲覧場所における情報表示装置1bの盗難防止機能を表す動作手順である。尚、図5において示した電波発信装置3からは、常時特定の電波5が発信されている。
【0045】
ステップS26において、制御部14は持出監視スイッチ16が押されたか否かを検出する。検出できない場合は、ステップS27において、接続ケーブル4が接続端子12に接続されたか否かを調べる。そして、接続されている場合は表示情報の受信が続いているものとしてステップS22に戻る。
【0046】
一方、持出監視スイッチ16が押されたことを検出した場合は、ステップS28において、持出監視停止装置9が接続端子12に接続されたか否かを確認する。もし、持出監視停止装置9が接続されていれば、ステップS29において、持出監視停止装置9が外されるまでループを繰り返す。
【0047】
そして、ステップS28又はステップS29において、持出監視停止装置9が接続されていないことが確認できた場合は、ステップS30において、特定の電波5を受信できたかどうかを検出する。電波発信装置3は例えば閲覧場所の出入口付近に設置されており、特定の電波5を受信できた場合、それは情報表示装置1bが持ち出されようとしている状態を示しているので、ステップS31において、制御部14は表示部11に電子ペーパー7に表示されている情報を全て直ちに消去する指示を出し、それにより電子ペーパー7の表示部分7aの表示が消える。そして、表示情報の消去が完了するとステップS32に進む。
【0048】
一方、ステップS30において特定の電波を受信できなかった場合は、情報表示装置1bは依然として閲覧場所にあると判定されるので、ステップS31における処理後と同様にステップS32に進み、接続ケーブル4が接続されたか否かを検出する。そして、接続されていればステップS22の処理に戻り、接続されていなければステップS28の処理に戻って持出監視停止装置9の接続を確認する。
【0049】
以上のように第2実施形態では、情報表示装置1bは特定の電波の受信を監視し、電波を受信した場合は情報表示装置1bが持ち出されつつあると認識して、直ちに表示部11に電子ペーパー7に表示されている情報を消去させる。これにより、情報表示装置1bの所定外の場所への持ち出しや盗難を効果的に防止することができる。
【0050】
尚、情報表示装置1bは、持出監視開始スイッチ16が押下された時点から特定の電波5の受信可否による持ち出し監視動作を開始するので、持出監視開始スイッチ16の押下以前の運搬中などにおいて、誤って、電子ペーパー7の表示情報を消去してしまうことがない。
【0051】
また、持出監視開始スイッチ16が一旦押下されると、持ち出し監視機能は停止できないが、接続ケーブル6を介して持出監視停止装置9に接続することにより、一時的に機能を停止することができる。これにより、情報表示装置1bを運用者の都合により閲覧場所から持ち出す場合に、電子ペーパー7の表示情報を消去することなく移動させることができる。
【0052】
尚、第2実施形態では、情報表示装置1bと、情報処理装置2および持出監視停止装置9との情報転送にケーブル4およびケーブル6を用いたが、無線通信による方法で情報伝送を行なってもよい。
【0053】
尚、情報表示装置1aおよび情報表示装置1bの何れにおいても、所定の閲覧場所の外へ持ち出すこと自体は可能である。しかしながら、所定の閲覧場所から持ち出せば、電子ペーパー7の表示情報が消去される仕組みとなっているため、例えば、当該仕組みに関する注意書等を装置本体8に設けたり、所定の閲覧場所に設けたりすれば、情報表示装置の所定外の場所への持ち出しや盗難を効果的に防止することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、情報表示装置が、情報の表示及び消去が可能な、少なくとも一枚の、電子ペーパーと、該電子ペーパーに表示する情報を外部から受信する通信手段と、該通信手段により受信された情報を電子ペーパーに表示する表示・消去手段と、該表示・消去手段の電子ペーパーへの情報の表示動作及び消去動作を制御する制御手段と、を備えているので、情報の表示と更新作業を容易に行なうことが可能である。また、情報表示装置が、少なくとも特定の電波を受信する無線受信手段を更に備えており、所定外の場所に移動されて無線受信手段が特定の電波を受信不能となった際に、制御手段が電子ペーパーに表示されている情報を表示・消去手段に消去させるので、情報表示装置の所定外の場所への持ち出しや盗難を効果的に防止することができる。
【0055】
また、本発明によれば、所定外の場所に移動されて無線受信手段が特定の電波を受信不能となった際に、電子ペーパーに表示されている情報を表示・消去手段に消去させる代わりに、無線受信手段が特定の電波を受信した際に、制御手段が電子ペーパーに表示されている情報を表示・消去手段に消去させるように情報表示装置を構成してもよい。この場合も、情報表示装置の所定外の場所への持ち出しや盗難を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報表示装置の第1実施形態の外観構成例を示す図である。
【図2】情報表示装置の第1実施形態のシステム構成を示すブロック図と、当該情報表示装置、情報処理装置および電波発信装置により形成される情報表示システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】情報表示装置の第1実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る情報表示装置の第2実施形態の外観構成例を示す図である。
【図5】情報表示装置の第2実施形態のシステム構成を示すブロック図と、当該情報表示装置、情報処理装置、電波発信装置および持出監視停止装置により形成される情報表示システムの構成例を示すブロック図である。
【図6】情報表示装置の第2実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
【図7】電気泳動方式の電子ペーパーを説明するための図である。
【図8】ツイストボール方式の電子ペーパーを説明するための図である。
【図9】液晶/2色染料混入方式の電子ペーパーを説明するための図である。
【図10】トナーディスプレイ方式の電子ペーパーを説明するための図である。
【符号の説明】
1a、1b 情報表示装置
2 情報処理装置
3 電波発信装置
9 監視動作停止装置
11 表示部(表示・消去手段)
12 接続端子(通信手段)
13 無線通信部(無線受信手段)
14 制御部(制御手段)
15 記憶部
16 監視動作開始スイッチ

Claims (4)

  1. 情報の表示及び消去が可能な、少なくとも一枚の、電子ペーパーと、前記電子ペーパーに表示する情報を外部から受信する通信手段と、前記通信手段により受信された情報を前記電子ペーパーに表示する表示・消去手段と、前記表示・消去手段の前記電子ペーパーへの情報の表示動作及び消去動作を制御する制御手段と、少なくとも特定の電波を受信する無線受信手段と、を備える情報表示装置であって、前記無線受信手段が、前記電波発信装置から前記特定の電波を最初に受信した時点から持ち出し監視を行い、所定外の場所に移動されて前記無線受信手段が前記特定の電波を受信不能となった際に、前記制御手段が前記電子ペーパーに表示されている情報を前記表示・消去手段に消去させることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記通信手段への情報送信用のケーブルが外されたことを確認後、前記無線受信手段は、前記特定の電波の最初の受信を行うことを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
  3. 情報の表示及び消去が可能な、少なくとも一枚の、電子ペーパーと、前記電子ペーパーに表示する情報を外部から受信する通信手段と、前記通信手段により受信された情報を前記電子ペーパーに表示する表示・消去手段と、前記表示・消去手段の前記電子ペーパーへの情報の表示動作及び消去動作を制御する制御手段と、少なくとも特定の電波を受信する無線受信手段と、を備える情報表示システムであって、前記無線受信手段が、前記電波発信装置から前記特定の電波を最初に受信した時点から持ち出し監視を行い、所定外の場所に移動されて前記無線受信手段が前記特定の電波を受信不能となった際に、前記制御手段が前記電子ペーパーに表示されている情報を前記表示・消去手段に消去させることを特徴とする情報表示システム。
  4. 前記通信手段への情報送信用のケーブルが外されたことを確認後、前記無線受信手段は、前記特定の電波の最初の受信を行うことを特徴とする請求項4に記載の情報表示システム。
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