JP4078375B2 - 音楽ゲーム機 - Google Patents

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本発明は、音楽再生機器にて再生される音楽の音楽再生信号を取り込んでその音楽の特徴を判別する機能を備えた音楽ゲーム機に係り、特には電源電池から供給される電力にて動作する携帯型の音楽ゲーム機に関する。
携帯型オーディオプレーヤのような音楽再生機のライン出力端子から出力される音楽再生信号はヘッドフォン等の音声出力装置による音声変換を前提として生成されるアナログ信号であり、音楽のジャンルといった特徴を判別するための情報は音楽再生信号に加えられていない。一方、ユーザの音声を認識する機能を備えたゲーム機としては、マイクから入力された音声信号を解析し、その解析結果をキャラクタの形態に反映させるゲーム機が提供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−29649号公報
携帯型オーディオプレーヤから出力される音楽再生信号を音楽ゲーム機に取り込み、その音楽再生信号にて再生されるべき音楽の特徴を判別し、その判別結果をゲーム内容に反映させる携帯型の音楽ゲーム機が検討されている。しかし、そのようなゲーム機において、ゲーム内容の制御に使用されるマイクロプロセッサを利用して音楽の特徴を判別するためには、音楽再生機器から継続的に出力されるアナログの音楽再生信号に対して音楽の特徴に相関する信号を取り出し、その信号をマイクロプロセッサにて処理可能なデジタル信号へ変換するといった処理が必要となり、その処理を行うための信号処理部を設ける必要が生じる。音楽再生信号は短くても数十秒、長いものでは数分以上に亘って継続的に出力されるため、音楽再生中に継続して信号処理を行えば消費電力が嵩み、音楽ゲーム機の電源電池が早期に消耗するおそれがある。
そこで、本発明は電源電池から供給される電力で動作する携帯型の音楽ゲーム機において、音楽の特徴判別に消費される電力を削減して電源電池の消耗を抑えることが可能な音楽ゲーム機を提供することを目的とする。
本発明の音楽ゲーム機は、電源電池(18)から供給される電力で動作する携帯型の音楽ゲーム機(1)において、音楽再生機器(100)から出力される音楽再生信号を取り込む信号入力部(4)と、前記信号入力部に取り込まれた音楽再生信号から、該音楽再生信号によって再生される音楽の特徴に相関する信号を取り出して出力する信号処理部(10)と、前記信号処理部から出力された信号を所定のサンプリング周期(Tm)毎に処理し、その処理結果に基づいて、前記特徴を判別する特徴判別部(30、31)と、前記特徴判別部の判別結果をゲーム内容に反映させるゲーム制御部(32)と、前記音楽再生機器からの前記音楽再生信号の出力の有無を判別し、前記音楽再生信号の出力が検出されている間に、前記信号処理部に対して所定の電力供給周期(Tp)毎でかつ一回につき前記サンプリング周期以上の時間長(Tq)で断続的に前記電源電池から電力が供給され、前記音楽再生信号が出力されていないときは前記電源電池から前記信号処理部への電力供給が停止されるように、前記電源電池から前記信号処理部への電力供給を管理する電源管理部(33)と、を備えたことにより、上述した課題を解決する。
本発明の音楽ゲーム機においては、音楽再生機器からの音楽再生信号の出力が電源管理部にて検出されている間に、信号処理部に対して所定の電力供給周期毎でかつ一回につきサンプリング周期以上の時間長で断続的に電源電池から電力が供給されるように電力の供給が管理される。音楽再生機器からの音楽再生信号の出力が検出されない場合、電源管理部は、電源電池から信号処理部への電力の供給が停止されるように電力供給を管理する。信号処理部は、電力が供給されている時間長に限って音楽再生信号を処理し、その処理結果を出力する。この場合の時間長は特徴判別部の処理単位であるサンプリング周期以上に設定されているので、一回の電力供給により最低でも一周期分の信号が信号処理部から特徴判別部へと出力される。特徴判別部は、信号処理部から出力される信号をサンプリング周期を単位として処理することにより、音楽再生信号にて再生されるべき音楽の特徴を判別する。このように、本発明の音楽ゲーム機によれば、特徴判別部のサンプリング周期以上の時間長ずつ断続的に信号処理部に電力を供給しているので、信号処理部からサンプリング周期に相当する時間長の信号の出力を保障しつつ、信号処理部への必要以上の電力供給を抑えることができる。これにより、音楽の特徴判別に消費される電力を削減して電源電池の消耗を抑えることができる。
本発明の音楽ゲーム機の一形態において、前記信号処理部は、前記音楽再生信号から所定周波数域の積分値及び微分値の少なくともいずれか一方に相当する信号を前記音楽の特徴に相関する信号として取り出して出力してもよい。音楽再生機器からの音楽再生信号に含まれる所定周波数域の積分値、あるいは微分値には、音楽のジャンルやテンポといった音楽の特徴が含まれている。この形態によれば、音楽再生信号から所定周波数域の積分値及び微分値の少なくともいずれか一方に相当する信号を音楽の特徴に相関する信号として取り出すことにより、音楽の特徴を判別することができる。
本発明の音楽ゲーム機の一形態において、前記信号処理部は、前記音楽再生信号に含まれる互いに異なる周波数域の信号を通過させる複数のフィルタ回路(12A、12B、12C)と、前記複数のフィルタ回路をそれぞれ通過した信号の積分値又は微分値の少なくともいずれか一方を前記音楽の特徴に相関する信号として出力する複数の処理回路(14、15、16)と、を備えていてもよい。この形態によれば、複数のフィルタ回路及び複数の処理回路を備えることにより、音楽再生信号から所定周波数域の積分値及び微分値の少なくともいずれか一方に相当する信号を取り出し、音楽の特徴を判別することができる。
複数のフィルタ回路を備えた上記の一形態において、前記特徴判別部は、前記信号処理部から出力される信号を所定のサンプリング単位時間(Tn)ずつ取り込んで、前記サンプリング単位時間内に前記信号の値が所定レベルを超えるか否かを判定し、前記所定レベルを超える値が検出されたと判定された回数を前記サンプリング周期毎でかつ前記信号の値別に集計した解析データ(D1)を生成するデータ生成部(30)と、前記解析データに記述された集計値(sum01…sum0N、sum11…sum1N、sum21……sum2N)に基づいて前記音楽再生機器から出力される音楽のジャンルを前記特徴として判別するデータ解析部(31)と、を備えていてもよい。解析データに記述された集計値には音楽の特徴が含まれている。この形態によれば、データ解析部が集計値に基づいた解析を行うことにより、音楽のジャンルの特徴を抽出してジャンルを判別することができる。
解析データに記述された集計値を利用する音楽ゲーム機の一形態において、前記データ解析部は、2以上の所定数のサンプリング周期のそれぞれに対応した解析データが生成されていることを条件として前記集計値に基づく前記音楽のジャンルの判別を実行し、前記所定数未満のサンプリング周期に対応した解析データしか得られていない場合には前記音楽のジャンルの判別を実行しないこととしてもよい。この形態によれば、音楽の特徴に相関する信号を、時間的に離散した2以上の時期においてサンプリングして音楽のジャンルを解析するため、例えば音楽の導入部といわゆるサビの部分とを取得してジャンルを判別する等、音楽の変化をジャンル判別の要素に取り込むことが可能となり、ジャンル判別の精度を高めることができる。
本発明の音楽ゲーム機の一形態において、前記電源管理部は、前記音楽再生機器から前記音楽再生信号が所定時間に亘って出力されていないときに前記音楽再生信号が出力されていないと判断して前記電源電池から前記信号処理部への電力供給を停止させてもよい。この形態によれば、音楽再生機器から音楽再生信号が一定の時間に亘って出力されていない場合に限って信号処理部への電力供給が停止される。従って、音楽の変調部分等で生じる一時的な無信号状態を音楽の終了として誤って判別するおそれを排除し、信号処理部に対する電力供給をより適切に管理することができる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明の音楽ゲーム機によれば、音楽再生機器にて音楽再生信号が出力されている場合には、特徴判別部における特徴判別の単位であるサンプリング周期以上の時間長に限って信号処理部に電源供給周期に従って断続的に電力が供給され、音楽再生機器からの音楽再生信号の出力が検出されない場合には電源電池から信号処理部への電力の供給が停止されるように電力供給が管理されるので、信号処理部からサンプリング周期に相当する時間長の信号の出力を保障しつつ、信号処理部への必要以上の電力供給を抑えることができる。これにより、音楽の特徴判別に消費される電力を削減して電源電池の消耗を抑えることができる。
図1は本発明の一形態に係る音楽ジャンル判別装置が組み込まれた携帯型のゲーム機を示している。ゲーム機1は、携帯型音楽プレーヤ100と組み合わせて使用されるものであり、筐体2と、その筐体2の前面に取り付けられた表示装置としてのLCD3とを備えている。筐体2にはライン入力端子4及びフォン端子5が設けられている。ライン入力端子4は携帯型音楽プレーヤ100のライン出力端子101と中継ケーブル102を介して接続される。フォン端子5はイヤフォン103と接続される。つまり、本形態のゲーム機1は、携帯型音楽プレーヤ100とこれに組み合わされるべき音声出力装置との間に介装されて使用される。音楽プレーヤ100と組み合わされる音声出力装置はイヤフォン103に限らない。すなわち、携帯型音楽プレーヤ100は、スピーカ、ヘッドフォン等の各種の音声出力装置に向けて音声変換用の音楽再生信号を出力できるものであればよく、その記録媒体の形式、再生方式といった細部は問わない。さらに、音楽プレーヤは携帯型に限らず、家庭用オーディオ、テレビ、パーソナルコンピュータ、市販の携帯電子ゲームといった音楽を出力する各種の機器を含む。
ゲーム機1は、音楽プレーヤ100のライン入力端子4から出力される音楽再生信号をイヤフォン103へ通過させる中継器として機能するとともに、音楽プレーヤ100から出力される音楽再生信号を解析し、その解析結果に応じたゲームをユーザに提供するゲーム機としての機能を有している。図2は、ゲーム機1の内部に設けられた制御系のうち、特に音楽再生信号を取り込んで解析する機能に関わる部分の構成を示すブロック図である。ゲーム機1は、信号入力部としてのライン入力端子4からフォン端子5へアナログの音声再生信号を通過させるバイパス経路R1と、ライン入力端子4から分岐経路R2を介して取り込まれる音声再生信号を処理する信号処理部10と、その信号処理部10の出力信号と分岐経路R1から分岐経路R3に導かれる音楽再生信号とを取り込む制御ユニット11と、ゲーム機1の各部に電力を供給するための電源電池18と、その電源電池18から信号処理部10への電力の供給を制御する電源制御回路19とを有している。なお、経路R1、R2はいずれも右チャンネル、左チャンネル及びアースチャンネルの3本のラインで構成されるが、図では1本で代表して示している。また、分岐経路R3は、右チャンネル及び左チャンネルのうち少なくともいずれか一方と制御ユニット11とを結ぶものでよい。
信号処理部10は、ライン入力端子4から取り込まれた音楽再生信号の低周波成分のみを通過させる一対のローパスフィルタ(LPF)12A、12Bと、その音楽再生信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ(HPF)13Aと、LPF12Aの出力信号を積分する積分回路14と、LPF12Bの出力信号を微分する微分回路15と、HPF13Aの出力信号を微分する微分回路16と、各回路14〜16の出力信号をデジタル信号に変換して制御ユニット11に出力するA/D変換器17A〜17Cとを備えている。LPF12A、12Bが通過させる周波数域は例えば1000Hz以下に設定され、HPF13Aが通過させる周波数域は例えば1000Hz以上に設定される。なお、周波数域の設定値はこれらの例に限らない。例えば、LPF12A、12Bが通過させる周波数域を500Hz以下に設定し、HPF13Aが通過させる周波数域を1000Hz以上に設定してもよい。さらに、LPF12A、12Bが通過させる周波数域は互いに等しく設定されてもよいし、相違してもよい。両者の通過周波数域が一致する場合には、LPF12A、12Bに代えて単一のLPFを設け、その出力信号を積分回路14及び微分回路15に分岐してもよい。
制御ユニット11は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)と、そのMPUの動作に必要な周辺装置、例えばRAM、ROM等の記憶装置、を組み合わせたコンピュータユニットとして構成されている。制御ユニット11には、上述したLCD3が制御対象として接続されるとともに、ゲームの指示等を与えるための入力装置20、音声、効果音等を発生させるためのスピーカユニット(SP)21が接続される。さらに、スピーカユニット21への接続経路にはフォン端子5も接続される。
制御ユニット11は、LCD3にゲーム画面を表示させる等の処理を実行することにより、ユーザに対して各種のゲーム機能を提供する。そのゲームに付帯した機能として、制御ユニット11は信号処理部10の出力信号を解析して音楽のジャンルを判別する機能を有している。図3は制御ユニット11の機能ブロック図である。制御ユニット11のMPU(図示せず)が所定の制御プログラムを記憶装置25から読み込んで実行することにより、制御ユニット11の内部には、論理的装置として、特徴判別部としてのデータ生成部30及びデータ解析部31と、ゲーム制御部32と、電源管理部33とが生成される。データ生成部30は信号処理部10の出力信号を処理して解析データD1を生成し、これを記憶装置25に記憶する。データ解析部31は、解析データD1を読み出して所定の手法により音楽のジャンルを判別し、その判別結果に応じて履歴データD2を更新する。そのジャンル判別には記憶装置25に記録された判別参照データD3が参照される。ゲーム制御部32は、履歴データD2を参照しつつ所定のゲームプログラム(不図示)に従ってゲームを実行する。電源管理部33は、分岐経路R3からの音声再生信号の入力の有無を判別し、その判別結果に基づいて電源電池18から信号処理部10への電力の供給(電源オン)及び供給停止(電源オフ)を切り替え制御する。
次に、図4〜図8を参照してゲーム機1によるジャンル判別に関する処理を説明する。図4はライン入力端子4から信号処理部10に入力される音楽再生信号の波形の一例である。信号処理部10では、LPF12A、12Bにより音楽再生信号の低周波成分が取り出され、HPF13Aにより高周波成分が取り出される。取り出された低周波成分の積分値が積分回路14から出力され、低周波成分の微分値が微分回路15から出力され、高周波成分の微分値が微分回路16から出力される。出力された積分値及び微分値はA/D変換器17A〜17Cでデジタル信号に変換されて制御ユニット11のデータ生成部30に入力される。データ生成部30には、信号処理部10から出力される積分値及び微分値を処理するための基準時間として、図4に示すサンプリング周期Tmと、図5(積分回路14の出力波形の一例を示す図である)に示すサンプリング単位時間Tnの二種類の時間長が設定されている。サンプリング周期Tmはサンプリング単位時間Tnの整数倍である。一例として、サンプリング周期Tmが5秒、サンプリング単位時間Tnが20ミリ秒にそれぞれ設定される。
制御ユニット11のデータ生成部30では、積分値及び微分値をサンプリング単位時間Tnずつ取り込んで、そのサンプリング単位時間Tn内に積分値及び微分値がそれぞれ所定レベルを超えるか否かを判定する。そして、所定レベルを超える値が検出されたと判定された回数をサンプリング周期Tm毎に、かつ積分値及び微分値別に集計して解析データD1を生成する。例えば、図4に設定された一つのサンプリング周期Tmにおける低周波成分の積分値が図5のように変動していた場合、データ生成部30では各サンプリング単位時間Tn内で積分値が所定の閾値THを超えるか否かを監視し、積分値が閾値THを超えた場合に積分値が所定レベルを超えたと判定する。但し、一つのサンプリング単位時間Tn内で積分値が閾値THを超えた回数に関係なく、一度でも超えたならば回数は1としてカウントされる。この判定処理をサンプリング周期Tm内においてサンプリング単位時間Tn毎に繰り返し、サンプリング周期Tmの経過時点で所定レベルを超えたと判定された回数を計数する。サンプリング周期Tmが5秒、サンプリング単位時間Tnが20ミリ秒であれば、一周期Tmにおける回数の最小値は0、最大値は250である。
制御ユニット11のデータ生成部30は上記のような処理を積分値及び微分値のそれぞれについて個別に実行し、計測された回数をサンプリング周期Tm毎に順次集計して図6のように解析データD1を生成する。図6の解析データD1において、チャンネルch0は積分回路14からの出力に、チャンネルch1は微分回路15からの出力に、チャンネルch2は微分回路16からの出力にそれぞれ対応する。サンプル番号smp1〜smpNは音楽再生信号の開始時点からの周期の番号に対応する。ここでは音楽再生信号が全部でN周期に相当するものと仮定している。そして、サンプル番号smpX(但し、Xは1〜N)におけるチャンネルch0の集計値sum0Xは、処理開始時点からのX番目のサンプリング周期TmXにおいて低周波成分の積分値が所定のレベルTHを超えたと判定された回数を示す。例えば、sum01は最初のサンプリング周期において低周波成分の積分値が閾値THを超えたと判定された回数に相当する。他のチャンネルch1〜ch2についても同様である。
制御ユニット11のデータ解析部31は、解析データD1に記述されている集計値について、チャンネル毎、つまり積分値及び微分値毎の平均値M0〜M2と、低周波成分及び高周波成分の微分値に関して解析データD1に記述されている集計値の変動係数CV1、CV2とを演算する(図6参照)。ここで、変動係数とは、集計値の標準偏差を平均値で割った値を百分率で表わした値であり、データのばらつきの大きさを評価する尺度として統計処理に用いられる値の一種である。例えば集計値の標準偏差をSD、平均値をMとすれば、変動係数CV=(SD/M)×100で与えられる。さらに、データ解析部31は、演算結果識別データD4を参照し、平均値M0、M1、M2、変動係数CV1、CV2のそれぞれに対応する識別値dM0、dM1、dM2、dCV1、dCV2を取得する。演算結果識別データD4は、平均値M0、M1、M2及び変動係数CV1、CV2のそれぞれの値と、識別値dM0、dM1、dM2、dCV1、dCV2とを対応付けるテーブルの集合である。識別値は平均値又は変動係数が取り得る範囲を所定段数で区分したときの各区分を代表する値である。例えば、平均値M0のテーブルでは、図7に示したように、平均値M0が取り得る0〜250の値の範囲を3つの閾値a、b、c(但し、a<b<c)により4段階に区分し、各区分を識別値0〜3にて代表している。そして、データ解析部31は、図7のテーブルを参照することにより、平均値M0に対応する0〜3のいずれか一つの値を識別値dM0として取得する。平均値M1、M2及び変動係数CV1、CV2についても、図示しないが同様なテーブルが用意されている。データ解析部31は、取得された平均値M1、M2及び変動係数CV1、CV2に対応する識別値dM1、dM2、dCV1、dCV2を同様の手順で取得する。なお、平均値M1、M2にそれぞれ対応する識別値dM1、dM2は0〜2の3段階、変動係数CV1、CV2にそれぞれ対応する識別値dCV1、dCV2は0又は1の2段階にそれぞれ区分されている。但し、各識別値の区分段数は適宜に変更してよい。
データ解析部31は、取得された識別値dM0〜dCV2を、識別値dM0、dM1、dM2、dCV1、dCV2の順に並べることにより、音楽再生信号の波形を特徴付ける5桁の数値を判定値として取得する。例えば、識別値dM0が1、dM1が0、dM2が0、dCV1が0、dCVが1の場合には、判定値として10001が得られる。判定値は本例では144通り得られることになる。なお、判定値を得るための識別値dM0〜dM2及びdCV1、dCV2の並び順は本形態に限定されず、任意に指定してもよい。
さらに、データ解析部31は、上述した5桁の判定値に基づいて、音楽再生信号にて再生されるべき音楽のジャンルを判別する。このジャンル判別においては判別参照データD3が参照される。図8に例示したように、判定参照データD3には、音楽のジャンルA〜Xと上述の144通りの判定値とが対応付けて記述されている。ここでいうジャンルとは、例えば、クラッシック、ロック、バラード、JAZZといった音楽の内容を区別するために使用される概念である。データ解析部31では、判定参照データD3と比較して、得られた判定値に一致するジャンルをその音楽再生信号に対応するジャンルとして決定する。例えば、判定値が10001のときは、図8に例示するようにその音楽再生信号に対応するジャンルとして、ジャンルAが決定される。さらに、ジャンル決定後、データ解析部31は判別結果に応じて履歴データD2を更新する。例えば、図9に示すように、履歴データD2はジャンルA〜Xと、それぞれの入力回数Na〜Nxとが対応付けて記述されており、データ解析部31は判別したジャンルの回数に1を加算することにより履歴データD2を更新する。また、予め履歴データD2の記述回数について特定数を設けておき、判別結果が出力される毎にその判別されたジャンルが履歴データD2に記述されていくようにしてもよい。この場合、記述回数が特定数を超えた場合は最も古い時期の記述が消去され、最新の判別結果が記述されるように履歴データD2が更新されるようにすればよい。
図10は、電源管理部33による信号処理部10を対象とした電源管理の一例を示す図である。電源管理部33には、電源のオンオフのタイミングに対する基準時間として、電力供給周期としての電源周期Tpと、電源オン時間Tqの二種類の時間長が設定されている。電源周期Tpと電源オン時間Tqの始点は同じである。一例として、電源周期Tpが30秒、電源オン時間Tqが5秒にそれぞれ設定されている。本形態において、電源オン時間Tqは上述したサンプリング周期Tmと同じ時間長で設定されている。なお、電源オン時間Tqはサンプリング周期Tmと同じ時間長には限定されず、サンプリング周期Tmより大きくてもよい。このようにして、電源管理部33は、信号処理部10への電源のオンオフのタイミングを管理し、電源制御回路19に電源のオン及びオフの指令を出す。電源制御回路19は、電源管理部33からの指令に応じて電源電池18から信号処理部10への電力の供給の有無を切り替える。
図11は、制御ユニット11(電源管理部33)が電源のオン及びオフを管理するために実行する電源管理処理ルーチンを示す。電源管理処理ルーチンにおいて、制御ユニット11は、最初のステップS1でライン入力端子4から音楽再生信号が入力されたか否かを判断する。入力されない場合、制御ユニット11は、ステップS2にて音楽再生信号が入力されない時間を計時する無信号タイマがオン、すなわち計時中か否かを判断する。オンでない場合は、制御ユニット11は、ステップS3にて無信号タイマを起動して無信号の継続時間の計時を開始し、その後に次のステップS4へ進む。ステップS2にて無信号タイマがオンの場合は、ステップS3をスキップしてステップS4に進む。ステップS4において、制御ユニット11は、無信号タイマの計時した時間が2秒以上か否かを判断する。2秒未満の場合、制御ユニット11は電源管理処理ルーチンを終了する。2秒以上の場合、制御ユニット11はステップS10に進み、電源制御回路19に対し信号処理部10への電源のオフを指令し、電源管理処理ルーチンを終える。
ステップS1にて音楽再生信号が入力されていると判断された場合、制御ユニット11は、ステップS5へ進み、電源周期Tpを計時するための電源管理タイマがオンされているか否か、すなわち計時動作中か否かを判断する。オンでない場合、制御ユニット11はステップS6にて電源管理タイマをオンしてステップS7へ進む。ステップS5にて電源管理タイマがオンの場合、制御ユニット11はステップS6をスキップしてステップS7に進む。ステップS7にて、制御ユニット11は、電源管理タイマの計時時間Tが計時開始時間、つまり、ゼロ以上であり、かつ電源オン時間Tq以下の範囲にあるか否かを判断する。その範囲にない場合、制御ユニット11はステップS8に進み、計時時間Tが電源オン時間Tqより大きく、かつ電源周期Tp以下の範囲にあるか否かを判断する。計時時間TがステップS8の範囲にない場合、制御ユニット11はステップS9に進み、電源管理タイマを初期値0にリセットして計時動作を再開させる。続いて、制御ユニット11はステップS11に進み、電源制御回路19に対し信号処理部10への電源のオンを指令し、その後に電源管理処理ルーチンを終える。計時時間TがステップS8の範囲にある場合、制御ユニット11はステップS10へ進み、電源制御回路19に対して信号処理部10への電源のオフを指令し、その後に電源管理処理ルーチンを終える。計時時間TがステップS7の範囲にある場合、制御ユニット11はステップS11へ進み、電源制御回路19に対して信号処理部10への電源のオンを指令し、その後に電源管理処理ルーチンを終える。
以上の処理によれば、音声再生信号の入力が検出されるとステップS1が肯定されてステップS5で電源管理タイマがオンとなり、以降は音声再生信号が2秒以上継続して途切れない限り、電源管理タイマによる計時が電源周期Tp毎に繰り返される。そして、計時開始時から電源オン時間Tqまでの間に限ってステップS7が肯定されて、ステップS11で信号処理部10の電源がオンされる。これにより、信号処理部10に対する電源のオン及びオフが図10に示した通りに制御される。
次に、図12及び図13を参照して、上述したジャンル判別を実施するために制御ユニット11が実行する処理の手順を説明する。図12は、制御ユニット11(データ生成部30)が解析データD1を生成するために実行する解析データ生成処理ルーチンを示す。このルーチンは、例えばユーザが入力装置20(図2参照)からジャンル判別を指示した状態で、信号処理部10から積分値及び微分値がそれぞれ出力されたことを条件として実行される。なお、信号処理部10から出力される積分値及び微分値は制御ユニット11の内部バッファに逐次蓄積されて本ルーチンによる処理を受ける。
解析データ生成処理ルーチンでは、最初のステップS21において、制御ユニット11は、データ処理の対象となるチャンネルchの番号を指定する変数nを初期値0にセットし、続くステップS22にて、内部バッファからチャンネルchnのサンプリング単位時間相当の出力信号(積分値又は微分値)を取り込む。次のステップS23において、制御ユニット11は、取り込まれた出力信号が所定レベルを超えているか否かを判定する。所定レベルを超えている場合、制御ユニット11はステップS24に進み、チャンネルchn用の内部カウンタに1を加算し、その後、ステップS25へ進む。一方、ステップS23にて所定レベルを超えていない場合、制御ユニット11はステップS24をスキップしてステップS25へ進む。
ステップS25において、制御ユニット11は変数nに2がセットされているか否か判断し、2でなければステップS26で変数nに1を加算してステップS2へ戻る。一方、ステップS25で変数nが2の場合、制御ユニット11はステップS27へ進む。ステップS22〜S26の処理が繰り返されることにより、3つのチャンネルch0〜ch2、つまり低周波成分に対する積分回路14、微分回路15、高周波成分に対する微分回路16のそれぞれの出力がサンプリング単位時間相当長に亘って検査される。
ステップS27において制御ユニット11はサンプリング周期Tm分の処理が終了したか否かを判定する。例えば、ステップS25が肯定判断された回数がサンプリング周期Tmをサンプリング単位時間Tnで除した値に一致する場合にサンプリング周期Tm分の処理が終了したと判断すればよい。ステップS27が否定判断された場合、制御ユニット11はステップS21へ戻り、内部バッファに蓄えられている次のサンプリング単位時間の信号の処理へと進む。一方、ステップS27が肯定判断された場合、制御ユニット11はステップS28へ進み、内部カウンタに記録されている値を今回のサンプリング周期に対応するサンプル番号smpXの集計値sum0X、sum1X、sum2X(図6参照)として記憶装置25の解析データD1に追加する。解析データD1がまだ存在しない場合には解析データD1を新たに作成して集計値を最初のサンプル番号smp1に対応付けて記録する。
続くステップS29において、制御ユニット11は内部カウンタの値を初期値0にリセットし、さらに次のステップS30で解析データD1の生成処理が終了したか否かを判断する。例えば、全てのチャンネルch0〜ch2の出力が0近傍のいわゆる無音状態が所定秒以上続いた場合に処理が終了したと判断することができる。そして、処理が終了していなければ、制御ユニット11はステップS21へ戻る。処理が終了したと判断した場合、制御ユニット11は解析データ生成処理ルーチンを終える。以上の処理により、図6に示したような解析データD1が生成される。
図13は、制御ユニット11(データ解析部31)が解析データD1から音楽のジャンルを判別するために実行するデータ解析処理ルーチンを示す。このルーチンは、図12の解析データ生成処理ルーチンの終了後に続けて実行される。データ解析処理ルーチンにおいて、制御ユニット11は、最初のステップS41で、3周期以上のサンプリング周期Tmの解析データD1が生成されているかを判断する。生成されていない場合、制御ユニット11は、ステップS42にて解析データD1を消去してデータ解析処理を終了する。3周期以上の解析データD1が生成されている場合、制御ユニット11は、ステップS43へ進む。ステップS43で、データ処理の対象となるチャンネルchの番号を指定する変数nを初期値0にセットし、続くステップS44にて、記憶装置25に記録された解析データD1から変数nに対応するチャンネル番号chnの集計値を読み込み、それらの平均値と低周波成分及び高周波成分の微分値の集計値に対する変動係数とを演算する。次のステップS45において、制御ユニット11は変数nに2がセットされているか否か判断し、2でなければステップS46で変数nに1を加算してステップS44へ戻る。一方、ステップS45で変数nが2の場合、制御ユニット11はステップS47へ進む。ステップS44〜S46の処理が繰り返されることにより、3つのチャンネルch0〜ch2のそれぞれの平均値M0〜M2と低周波成分及び高周波成分の微分値についての変動係数CV1、CV2とが演算される。
ステップS47において、制御ユニット11は、演算結果識別データD4を参照し、得られた平均値M0〜M2及び変動係数CV1、CV2にそれぞれ対応する識別値dM0、dM1、dM2、dCV1、dCV2を取得する。次のステップS48において、制御ユニット11は、記憶装置25の判別参照データD3を参照して、識別値dM0、dM1、dM2、dCV1、dCV2を順に並べた5桁の判定値に対応するジャンルを選択することにより、音楽のジャンルを判別する。さらに、制御ユニット11は、次のステップS49において、判別されたジャンルの回数に1が加算されるように履歴データD2を更新し、この後、データ解析処理ルーチンを終える。
本形態のゲーム機1においては、履歴データD2にジャンル別の判別回数が記録されているので、履歴データD2を参照することにより、ゲーム機1を経由してユーザが聴取した音楽のジャンル毎の頻度、ユーザのジャンルの好み等を分析し、ゲーム制御部32にて実行されるゲームの内容にジャンルの判別結果を反映させることが可能となる。例えば、ゲーム制御部32がキャラクタを育成するゲームを実行する場合には、履歴データD2に記述されているジャンル毎の判別回数の分布に応じてキャラクタの態様、性格等の特性を変化させる、といった操作をゲーム制御部32にて行うことができる。
本発明は以上の形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。例えば、特徴判別部としてのデータ生成部30及びデータ解析部31では、音楽の特徴の判別としてジャンルを判別したが、これに限定されず、音楽のテンポを判別してもよい。音楽のテンポは音楽再生信号の低周波成分の積分値に相関している。例えば、音楽再生信号の低周波成分は、音楽に含まれている規則的なベースリズムの影響を強く受け、その積分値波形では、低周波成分に不規則な変動が鈍されてベースリズムによる規則的な波形が拠り明瞭に現れる。このため、低周波成分の積分値波形のピーク間隔、つまり、極大値間の間隔は音楽のテンポと相関性を有している。特徴判別部にて、所定のサンプリング周期毎に、積分値波形のピーク間隔を求めることにより、音楽のテンポの判別も可能である。なお、ピーク間隔が不規則であれば、特徴判別部で平均値、中央値、最頻値等の統計値をピーク間隔として演算してもよい。さらに、特徴判別部は、信号処理部から出力される信号を所定のサンプリング周期で処理する限りにおいて、ジャンル、あるいはテンポに限らず、音楽の各種の特徴を判別してよい。その判別手法も本形態のように集計値、識別値及び判定値を用いる例に限らず、適宜の変更が可能である。
ジャンル判別を行うにあたって、本形態では、低周波成分の積分値及び微分値と高周波成分の微分値を利用したが、これに限定されず、例えば、低周波成分及び高周波成分の積分値を利用してジャンル判別を行ってもよい。特に、積分値波形には、音楽のテンポと強い相関性を有するため、所定周波数域毎のピーク間隔と音楽のジャンルを予め対応付けたテーブルを参照して、音楽のテンポを利用して音楽のジャンルを判別してもよい。また、所定周波数域の積分値又は微分値にはそれぞれ、音楽に応じた特徴が現れるため、積分値又は微分値の少なくともいずれか一方を利用してもジャンルの判別を行うことができる。
本形態では、ゲーム制御部にて音楽のジャンルをキャラクタの形態の変化等に反映させる例を示したが、音楽の特徴の判別結果とゲーム内容との関係はこれに限定されず、例えばゲームの難易度、進行速度、特典の発生確率の変化といった各種の変化を音楽の特徴と関連付けて生じさせてもよい。上記の形態では、3周期以上のサンプリング周期Tmの解析データD1が作成されていることを条件としてジャンル判別のための平均値M0等の演算へと処理を進めているが、本発明はこのような形態に限らず、一つのサンプリング周期Tmの解析データD1に基づいてジャンル判別を行ってもよい。但し、2以上のサンプリング周期の解析データD1を利用してジャンルを判別する場合には、音楽の特徴に相関する信号を、時間的に離散した2以上の時期においてサンプリングして音楽のジャンルを解析するため、例えば音楽の導入部といわゆるサビの部分とを取得してジャンルを判別する等、音楽の変化をジャンル判別の要素に取り込むことが可能となり、ジャンル判別の精度を高めることができる。
信号処理部はIC、LSIといった回路素子を組み合わせたハードウエア装置として構成してもよいし、MPUとソフトウエアとを組み合わせた論理的装置として構成されてもよい。データ生成部及びデータ解析部のそれぞれについても、ハードウエア装置として構成されてもよい。信号入力部はライン入力端子に限らない。例えば音楽再生機器からFM電波等の無線を利用して送信される再生信号を受信して音楽再生信号に変換する装置を信号入力部として利用してもよい。
本発明の一形態に係る携帯型の音楽ゲーム機を携帯型音楽プレーヤとイヤフォンとの間に配置した状態を示す図。 図1のゲーム機の制御系における音楽ジャンル判別に関わる部分のブロック図。 図2の制御ユニットの機能ブロック図。 音楽再生信号とサンプリング周期との関係を示す図。 サンプリング周期内における積分値の波形とサンプリング単位時間との関係の一例を示す図。 解析データの内容を示す図。 演算結果識別データの内容の一部を示す図。 判別参照データの内容を示す図。 履歴データの内容を示す図。 信号処理部に対する電源の投入及び切断のタイミングの一例を示す図。 制御ユニットにて実行される電源管理処理ルーチンを示すフローチャート。 制御ユニットにて実行される解析データ生成処理ルーチンを示すフローチャート。 制御ユニットにて実行されるデータ解析処理ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1 ゲーム機
2 筐体
4 ライン入力端子(信号入力部)
10 信号処理部
11 制御ユニット
18 電源電池
19 電源制御回路
30 データ生成部(特徴判別部)
31 データ解析部(特徴判別部)
32 ゲーム制御部
33 電源管理部
100 携帯型音楽プレーヤ(音楽再生機器)

Claims (6)

  1. 電源電池から供給される電力で動作する携帯型の音楽ゲーム機において、
    音楽再生機器から出力される音楽再生信号を取り込む信号入力部と、
    前記信号入力部に取り込まれた音楽再生信号から、該音楽再生信号によって再生される音楽の特徴に相関する信号を取り出して出力する信号処理部と、
    前記信号処理部から出力された信号を所定のサンプリング周期毎に処理し、その処理結果に基づいて、前記特徴を判別する特徴判別部と、
    前記特徴判別部の判別結果をゲーム内容に反映させるゲーム制御部と、
    前記音楽再生機器からの前記音楽再生信号の出力の有無を判別し、前記音楽再生信号の出力が検出されている間に、前記信号処理部に対して所定の電力供給周期毎でかつ一回につき前記サンプリング周期以上の時間長で断続的に前記電源電池から電力が供給され、前記音楽再生信号が出力されていないときは前記電源電池から前記信号処理部への電力供給が停止されるように、前記電源電池から前記信号処理部への電力供給を管理する電源管理部と、
    を備えたことを特徴とする音楽ゲーム機。
  2. 前記信号処理部は、前記音楽再生信号から所定周波数域の積分値及び微分値の少なくともいずれか一方に相当する信号を前記音楽の特徴に相関する信号として取り出して出力することを特徴とする請求項1に記載の音楽ゲーム機。
  3. 前記信号処理部は、前記音楽再生信号に含まれる互いに異なる周波数域の信号を通過させる複数のフィルタ回路と、前記複数のフィルタ回路をそれぞれ通過した信号の積分値又は微分値の少なくともいずれか一方を前記音楽の特徴に相関する信号として出力する複数の処理回路と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の音楽ゲーム機。
  4. 前記特徴判別部は、前記信号処理部から出力される信号を所定のサンプリング単位時間ずつ取り込んで、前記サンプリング単位時間内に前記信号の値が所定レベルを超えるか否かを判定し、前記所定レベルを超える値が検出されたと判定された回数を前記サンプリング周期毎でかつ前記信号の値別に集計した解析データを生成するデータ生成部と、前記解析データに記述された集計値に基づいて前記音楽再生機器から出力される音楽のジャンルを前記特徴として判別するデータ解析部と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の音楽ゲーム機。
  5. 前記データ解析部は、2以上の所定数のサンプリング周期のそれぞれに対応した解析データが生成されていることを条件として前記集計値に基づく前記音楽のジャンルの判別を実行し、前記所定数未満のサンプリング周期に対応した解析データしか得られていない場合には前記音楽のジャンルの判別を実行しないことを特徴とする請求項4に記載の音楽ゲーム機。
  6. 前記電源管理部は、前記音楽再生機器から前記音楽再生信号が所定時間に亘って出力されていないときに前記音楽再生信号が出力されていないと判断して前記電源電池から前記信号処理部への電力供給を停止させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の音楽ゲーム機。
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