JP4076972B2 - Door outer handle structure - Google Patents
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Description
この発明は、自動車等の車両に適用されるドアアウタハンドル構造に関する。 The present invention relates to a door outer handle structure applied to a vehicle such as an automobile.
従来、自動車等の車両のドアにおいて、前後方向に長いアウタハンドルを有し、該アウタハンドルの一端部を上下方向に沿う回動軸回りに回動可能に設け、該アウタハンドルの回動操作によって、ドアを全閉状態で保持するロック手段のラッチ解除を可能としたものがある。このようなアウタハンドルは、通常は対応するドアの側縁部近傍に設けられており、かつアウタハンドルの回動端側がドアの側縁部側に、回動軸側がその反対側に位置するように設けられる(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、上記アウタハンドルとロック手段とは、配策自由度の高さからケーブル部材を介して連係されることが多い。このケーブル部材は、その一端部がアウタハンドルの回動端側に設けられた機構部品に連結され、かつ該回動端側から回動軸側に向かって延びるように配設された後、ロック手段に向かって適宜取り回されるようになっている。
しかしながら上述の構成では、ケーブル部材がドアの側縁部とは逆の方向に延びることとなるため、該ケーブル部材がガラス昇降用スペースの下方を迂回するようにしてロック手段へ至るといった状況になり易く、ケーブル部材長さの増加によるアウタハンドルの操作力の増加、並びに部品コスト及び重量の増加を招くという問題がある。
そこでこの発明は、ケーブル部材長さの短縮によるアウタハンドルの操作力の軽減、並びに部品コスト及び重量の低減を図ることができるドアアウタハンドル構造を提供する。
By the way, the outer handle and the locking means are often linked via a cable member because of the high degree of freedom of arrangement. The cable member is connected to a mechanical part provided at one end of the outer handle on the rotating end side of the outer handle and extends from the rotating end side toward the rotating shaft side, and then locked. It is appropriately routed toward the means.
However, in the above-described configuration, the cable member extends in the direction opposite to the side edge of the door, so that the cable member bypasses the lower portion of the glass lifting / lowering space and reaches the locking means. There is a problem that the operating force of the outer handle is increased due to an increase in the cable member length, and the cost and weight of the parts are increased.
Accordingly, the present invention provides a door outer handle structure that can reduce the operating force of the outer handle by reducing the length of the cable member, and reduce the cost and weight of parts.
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車両のドア(例えば実施例のリアドア3)の側縁部(例えば実施例の前縁部3a)近傍にアウタハンドル(例えば実施例のリアアウタハンドル5)が設けられ、該アウタハンドルの前記側縁部側の端部(例えば実施例の前端部5a)が回動自在に設けられる一方、該アウタハンドルの前記側縁部と反対側の端部(例えば実施例の後端部5b)にはケーブル部材(例えば実施例の操作ケーブル52)の一端部が連結され、かつ該ケーブル部材の他端部が前記側縁部近傍に設けられるロック手段(例えば実施例の前側ロックユニット51)に連結され、前記アウタハンドルの回動操作によって前記ケーブル部材が前記ドアの幅方向に沿うように引かれると共に、該ケーブル部材が前記ドアのロアサッシュ(例えば実施例の前側ロアサッシュ14)の前記側縁部側を迂回するように配設されることを特徴とする。
As a means for solving the above problems, the invention described in claim 1 is directed to an outer handle (for example, the embodiment of the embodiment) in the vicinity of a side edge portion (for example, the
この構成によれば、ドアの開閉操作時には、該ドアの側縁部近傍に設けられるアウタハンドルが、前記側縁部側の端部回りに回動操作されることとなるため、該アウタハンドルの操作感が自然になると共に、前記ドアがスライドドアとして構成される場合には、これをスライドさせる際に力を加え易くなる。
また、ケーブル部材がその引き方向に沿うように、すなわちドアの幅方向に沿うように延び、そのままロアサッシュの前方を迂回してロック手段に至ることで、ケーブル部材がガラス昇降用スペースの下方を迂回してロック手段に至るような場合と比べて、該ケーブル部材の長さを短縮することが可能となる。
According to this configuration, when the door is opened and closed, the outer handle provided near the side edge of the door is rotated around the end on the side edge side. The feeling of operation becomes natural, and when the door is configured as a slide door, it is easy to apply a force when sliding the door.
In addition, the cable member extends along the pulling direction, that is, along the width direction of the door, bypasses the front of the lower sash as it is, and reaches the locking means, so that the cable member bypasses the lower part of the glass lifting / lowering space. Thus, the length of the cable member can be shortened compared to the case where the locking means is reached.
請求項2に記載した発明は、前記アウタハンドルの前記側縁部と反対側の端部に連結される前記ケーブル部材の一端部が、水平方向に沿うように配設されることを特徴とする。
The invention described in
この構成によれば、ケーブル部材が上下方向に沿うように引かれる場合と比べて、アウタハンドルの前記側縁部と反対側の端部周辺の機構部品を含む上下方向での幅が抑えられる。しかも、ドア内部に浸入した水がケーブル部材内に浸入し難くなる。 According to this configuration, as compared with the case where the cable member is pulled along the vertical direction, the width in the vertical direction including the mechanical parts around the end of the outer handle on the side opposite to the side edge is suppressed. Moreover, it is difficult for water that has entered the door to enter the cable member.
請求項3に記載した発明は、前記ケーブル部材の一端部が、前記アウタハンドルよりも下方に設けられることを特徴とする。
The invention described in
この構成によれば、アウタハンドルの操作スペースを避けてケーブル部材を配設することが可能となる。すなわち、アウタハンドルの操作スペースの確保により狭くなりがちな部位を避けてケーブル部材を配設することが可能となる。しかも、ロック手段がアウタハンドルの下方に設けられる場合には、ケーブル部材長さをさらに短縮することが可能となる。 According to this structure, it becomes possible to arrange | position a cable member avoiding the operation space of an outer handle. That is, it becomes possible to arrange the cable member while avoiding a portion that tends to be narrowed by securing the operation space of the outer handle. In addition, when the lock means is provided below the outer handle, the length of the cable member can be further shortened.
請求項4に記載した発明は、前記ロック手段に連結される前記ケーブルの他端部が、上下方向に沿うように配設されることを特徴とする。 The invention described in claim 4 is characterized in that the other end portion of the cable connected to the lock means is arranged along the vertical direction.
この構成によれば、ケーブル部材がドアの幅方向に沿うように延びた後、ロック手段に至るまでの間に概ね90°の方向転換で済ませることが可能となる。 According to this configuration, after the cable member extends along the width direction of the door, it is possible to change the direction by approximately 90 ° before reaching the locking means.
請求項1に記載した発明によれば、アウタハンドルの操作性を向上できると共に、アウタハンドルの操作力の軽減、並びに部品コスト及び重量の低減を図ることができる。
請求項2に記載した発明によれば、アウタハンドルの小型化を図ってレイアウト自由度を向上できると共に、ケーブル部材の操作性の低下を防止できる。
請求項3に記載した発明によれば、ケーブル部材を効率良くレイアウトできると共に、該ケーブル部材のさらなる短縮を図ることができる。
請求項4に記載した発明によれば、ケーブル部材の作動抵抗を軽減してアウタハンドルの操作力を軽減できる。
According to the first aspect of the present invention, the operability of the outer handle can be improved, the operating force of the outer handle can be reduced, and the parts cost and weight can be reduced.
According to the second aspect of the present invention, the outer handle can be downsized to improve the layout flexibility, and the operability of the cable member can be prevented from being lowered.
According to the invention described in
According to the invention described in claim 4, the operating resistance of the outer handle can be reduced by reducing the operating resistance of the cable member.
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. Note that the directions such as front, rear, left and right in the following description are the same as those in the vehicle unless otherwise specified. In the figure, an arrow FR indicates the front of the vehicle, an arrow LH indicates the left side of the vehicle, and an arrow UP indicates the upper side of the vehicle.
図1に示す車両1は、1ボックスタイプの車体前部に比較的小型のエンジンルームを備える所謂1.5ボックスタイプの乗用自動車であり、その車体側部開口を開閉するフロントドア2及びリアドア3の内、フロントドア2は、その前縁近傍の上下方向に沿うヒンジ軸を中心に回動するヒンジ開閉式のドアとして構成され、リアドア3は、車体側面に沿うように前後方向にスライドするスライド開閉式のドアとして構成される。
A vehicle 1 shown in FIG. 1 is a so-called 1.5 box type passenger car having a relatively small engine room at the front part of a one box type vehicle body, and includes a
フロントドア2の後縁部及びリアドア3の前縁部は互いに隣接しており、これらが車体側面視で上方に位置するほど後方に位置するように若干傾斜するドアパーティングPを形成している。このドアパーティングPを挟んで隣接するようにして、各ドア2,3の開閉操作を行うためのフロントアウタハンドル4及びリアアウタハンドル5がそれぞれフロントドア2及びリアドア3の上下方向略中央部に設けられる。
The rear edge portion of the
図2は車体右側のリアドア3を車幅方向内側(概ね車体左側)から見た図であり、本図に示すように、リアドア3のドアインナ6は、上辺部及び前後辺部を有してなるサッシュ部7のインナ部分を構成するサッシュインナ8と、サッシュ部7の前後辺部両下端に渡るウェスト部9から下側のドア本体10のインナ部分を構成するインナ本体11とが別体に設けられ、これらがウェスト部9で重合して溶接等により一体的に結合される。
FIG. 2 is a view of the
図5を併せて参照して説明すると、リアドア3は、車外側からの外観を形成するドアスキン12と上記ドアインナ6とが、その外縁部でのヘミング加工により一体的に結合されてなるモナカ構造を形成している。ここで、ドア本体10内に形成される空間をドア内空間部Kとする。
Referring also to FIG. 5, the
図2に示すように、サッシュ部7の内縁部分及びウェスト部9の上縁部分においては、ドアスキン12により形成されるスキン側内縁フランジ部と、サッシュインナ8により形成されるインナ側内縁フランジ部とが所定の間隙をもって対向配置され、これら両内縁フランジ部においてドアガラス13の外縁部がモールディング等を介して保持される。
As shown in FIG. 2, in the inner edge portion of the
ドアガラス13は、サッシュ部7の前辺部の両内縁フランジ部に沿って、車体側面視ではドアパーティングPに沿うようにして、不図示の昇降装置により昇降可能とされる。
ドア内空間部K内において、サッシュ部7の前辺部の下方には、その両内縁フランジ部に連なるように延びる前側ロアサッシュ14が設けられると共に、サッシュ部7の後辺部の下方には、前側ロアサッシュ14と平行に延びる後側ロアサッシュ15が設けられる。
The
In the door inner space K, a front
図5に示すように、前側ロアサッシュ14及び後側ロアサッシュ15は、それぞれ他方に向かって開放される断面略コの字型とされるもので(前側ロアサッシュ14のみ図示する)、ドアガラス13昇降時には、その前縁部を前側ロアサッシュ14が、後縁下端部を後側ロアサッシュ15が、それぞれモールディング等を介してガイドするようになっている。ここで、ドア内空間部K内には、リアドア3の厚さ方向(概ね車幅方向)略中央部にガラス昇降用スペースSが確保されている。
As shown in FIG. 5, the front
ドアパーティングPは、フロントドア2の後側ヘムフランジ部16とリアドア3のドアスキン12の屈曲部17とで形成される。なお、リアドア3の前側ヘムフランジ部18は、前記屈曲部17の前方に車幅方向内側に所定量変位して設けられており、この前側ヘムフランジ部18とフロントドア2の後側ヘムフランジ部16とが車幅方向で一部ラップしている。
The door parting P is formed by the rear
ドアインナ6は、前側ヘムフランジ部18の後方で一旦車幅方向内側に屈曲した後に車体のBピラー21を避けるべく湾曲して後方に向かって延び、さらにBピラー21後方で湾曲してその後壁部22と対向する対向壁部23を形成した後にリアドア3の内側壁部24を形成するべく後方に向かって延びるように形成される。
The door inner 6 once bends inward in the vehicle width direction behind the front
図2を併せて参照して説明すると、ドアスキン12のウェスト部9寄りの部位には、前後方向に長い前記リアアウタハンドル5が配設される。リアアウタハンドル5は、その前端部5aがリアドア3の前縁部3a(屈曲部17)の車幅方向外側に位置し、かつ全体的にドアスキン12の外表面から車外側に若干突出するように設けられる。リアドア3の前縁部3aの直ぐ後には、ドアスキン12に取り付け開口部25が形成されており、この取り付け開口部25に嵌め込まれるハンドルプレート26にリアアウタハンドル5が支持される。
Referring also to FIG. 2, the rear
図4に示すように、ハンドルプレート26は、ドアパーティングPに沿う前縁部の上下端から前方に向かって互いに平行をなす上縁部及び下縁部を延ばし、これらの後端をリアアウタハンドル5の後端部5b近傍で後方に凸の半円形状をなす後縁部にて繋げてなる車体側面視形状を有し、かつ後縁部の上下方向略中央部に後方に突出する突出部27が形成されてなる。
As shown in FIG. 4, the
取り付け開口部25は、ドアパーティングPから所定量後退した位置に前縁部が設けられること以外は、ハンドルプレート26の上縁部、下縁部、後縁部、及び突出部27に沿う内縁形状を有する。ここで、取り付け開口部25の内縁部は、ハンドルプレート26の外縁部にドア内空間部K側(車幅方向内側)から当接するようになっている(図6参照)。
The mounting
そして、リアアウタハンドル5は、ハンドルプレート26の車幅方向外側であってその上下方向略中央部に配置され、かつハンドルプレート26の前縁部から突出部27に跨るようにして設けられる。ここで、ハンドルプレート26の突出部27の上下方向での幅は、リアアウタハンドル5の後端部5bの上下方向での幅とほぼ同一となるように設けられている。
The rear
図5に示すように、リアアウタハンドル5の前端部5aには、車幅方向内側に延びてハンドルプレート26の前側開口部28及びドアスキン12の取り付け開口部25を通過し、ドア内空間部K内に入り込んだ後に前方に延びる鉤方形状の連結片部31が設けられる。この連結片部31は、その前端部がハンドルプレート26の前縁部近傍に設けられた不図示の支持部に上下方向に沿う回動軸32を介して連結される。
As shown in FIG. 5, the front
そして、リアアウタハンドル5が、図中実線で示す非操作状態から、車外側に引き出されるように操作されると、その後端部5bが回動軸32回りにスイングして図中二点鎖線で示す操作状態となり、このようなリアアウタハンドル5の開操作によって、リアドア3のラッチ係合が解除されるようになっている。
When the rear
ここで、この実施例におけるリアドア3は、不図示の駆動手段の駆動力を用いて開閉(スライド)するパワースライドドアとして構成されており、上記リアアウタハンドル5の開操作がトリガとなって前記駆動手段を作動させ、閉状態あるいは開状態にあるリアドア3を開閉させるようになっている。なお、駆動手段を利用せずに手動でリアドア3を開閉することも可能である。
Here, the
図5,6に示すように、ハンドルプレート26の後半部分には、ドア内空間部K側(車幅方向内側)に断面円弧状となるように膨出してなる凹状壁部33が設けられる。この凹状壁部33は、リアアウタハンドル5の車幅方向内側にこれの操作スペースとしての逃げを形成するためのものである。
As shown in FIGS. 5 and 6, the rear half of the
リアアウタハンドル5及びハンドルプレート26はそれぞれ合成樹脂を主体としてなるもので、これらが互いに連結されてリアアウタハンドルユニットとして構成される。このリアアウタハンドルユニットは、ハンドルプレート26にドア内空間部Kから取り付けられる金属製のプロテクタ34によりドアスキン12に固定される。
The rear
図4に示すように、プロテクタ34は、その中間部に形成された平板状の中間板部35と、この中間板部35の上部前方においてハンドルプレート26側(車幅方向外側)に変位して設けられる前方延出板部36と、中間板部35の上部後方においてハンドルプレート26側に変位して設けられる後方延出板部37と、中間板部35の下方にいてハンドルプレート26側に変位して設けられる下方延出板部38とを有してなる。
As shown in FIG. 4, the
図6を併せて参照して説明すると、各延出板部36,37,38には、ハンドルプレート26に設けられたボス部39に対応するボルト挿通孔が設けられる。ここで、各ボス部39とは、ハンドルプレート26の車幅方向内側に複数(この実施例では三つ)設けられるもので、その内部にインサートナットを備えてなる。このような各ボス部39に、各ボルト挿通孔に挿通された固定ボルトを螺着させ締め込むことで、プロテクタ34とハンドルプレート26とが一体的に結合される。
Referring also to FIG. 6, each extending
プロテクタ34において、中間板部35に対して各延出板部がハンドルプレート26側に変位しているのは、相対的に中間板部35をドア空間部内側に変位させることで、ドア内空間部K側に断面円弧状をなして膨出するハンドルプレート26の凹状壁部33の膨出頂部33aとの干渉を避けるためである。
In the
プロテクタ34における前方延出板部36の前端部、後方延出板部37の下端部、下方延出板部38の下端部、及び中間板部35の上縁中間部には、それぞれハンドルプレート26に結合された状態でドアスキン12の取り付け開口部25の内縁部の裏面側に当接してこれをハンドルプレート26の外縁部と共に挟持する挟持片部40が設けられる。
A
このようにプロテクタ34とハンドルプレート26とでドアスキン12を挟持することで、リアアウタハンドルユニットがドアスキン12に取り付けられた状態でこれに対して固定されるようになっている。ここで、リアアウタハンドル5の前端部5aは、ドアスキン12に固定されるリアドア3側の一部としてのハンドルプレート26に、連結片部31及びその支持部からなるヒンジを介して回動可能に支持されているといえる。なお、各挟持片部40とドアスキン12との間には緩衝材を介設してもよい。
In this way, by sandwiching the
図5に示すように、リアアウタハンドル5の後端部5bには、車幅方向内側に延び、ハンドルプレート26の突出部27に設けられた後側開口部29及びドアスキン12の取り付け開口部25を通過してドア内空間部K内に入り込む操作片部41が設けられる。また、ハンドルプレート26の突出部27の基端近傍の車幅方向内側には、操作片部41の前方に位置する上下方向に沿う回動軸42を中心に回動可能なベルクランク43が設けられる。
As shown in FIG. 5, the
ベルクランク43は、回動軸42から車幅方向内側に斜め後方に延びる入力片部44と、回動軸42から車幅方向内側に斜め前方に延びる出力片部45とを有してなる。入力片部44の先端は、リアアウタハンドル5の操作片部41の前端部に設けられた係止壁部46の車幅方向外側の摺接面に接しており、リアアウタハンドル5の開操作により操作片部41が車幅方向外側に移動すると、入力片部44の先端が摺接面を摺動しつつ車幅方向外側に移動し、ベルクランク43がその出力片部45を後方に移動させるべく回動するようになっている。
The
なお、ベルクランク43の回動軸42にはコイルスプリング47が装着されており、該コイルスプリング47のバネ力により、ベルクランク43がその入力片部44を操作片部41の係止壁部46に押し付けるように付勢される。換言すれば、コイルスプリング47のバネ力により、リアアウタハンドル5がその非操作状態に戻されるように付勢される。
A
そして、ベルクランク43の出力片部45には、リアアウタハンドル5とドア内空間部K内に設けられた前側ロックユニット(ロック手段)51とを連係させるための操作ケーブル(ケーブル部材)52の一端部が連結される。ここで、前側ロックユニット51とは、例えばリアドア3の後縁部近傍に設けられた不図示の後側ロックユニットと共に作動してリアドア3の全閉状態を保持するものである。
The
図4を併せて参照して説明すると、操作ケーブル52は、アウタケーブル53内にインナケーブル54を摺動可能に挿通してなるもので、アウタケーブル53の両端を所定箇所に固定した状態でインナケーブル54を摺動させることで、インナケーブル54の一端に入力された引き方向の力を他端に伝達可能とされる。
Referring to FIG. 4 as well, the
操作ケーブル52のインナケーブル54の一端部は、リアアウタハンドルユニットの前記ベルクランク43の出力片部45に連結されると共に、アウタケーブル53の一端部は、前記ハンドルプレート26の車幅方向内側に固定ブラケット26aを介して固定される。すなわち、リアアウタハンドル5の開操作に伴いベルクランク43が回動すれば、出力片部45の移動と共にインナケーブル54が後方に向かって引かれるようになっている。
One end of the
図6を併せて参照して説明すると、出力片部45におけるインナケーブル54の連結部は、リアアウタハンドル5が位置する上下方向高さに対して、換言すればハンドルプレート26の凹状壁部33の膨出頂部33aが位置する上下方向高さに対して、下方に位置するように設けられる。これに伴い、操作ケーブル52におけるハンドルプレート26近傍の部位がリアアウタハンドル5よりも下方となる位置に配設されている。
Referring also to FIG. 6, the connecting portion of the
図5に示すように、前側ロックユニット51はドアインナ6の対向壁部23に固定されており、この前側ロックユニット51が車体のBピラー21の後壁部22に固定されたストライカ55とラッチ係合するようになっている。また、このラッチ係合の解除は、リアアウタハンドル5の開操作に伴い操作ケーブル52を介して前側ロックユニット51が作動した際に行われるようになっている。
As shown in FIG. 5, the
図3を併せて参照して説明すると、前側ロックユニット51は、リアアウタハンドルユニットの下方であって前側ロアサッシュ14下端の直ぐ下となる部位に設けられ、かつ大部分がガラス昇降用スペースSよりも車幅方向内側に位置するように設けられる。そして、リアドア3全閉時には、Bピラー21に設けられたストライカ55が対向壁部23のロック用開口部23aを通過して前側ロックユニット51内に進入し、該ストライカ55に対して前側ロックユニット51の不図示のラッチプレートが係合するようになっている。
Referring also to FIG. 3, the
前側ロックユニット51の後部には、ベースブラケット及びこれに回動可能に支持されるロック側ベルクランクを有してなるベルクランク機構58が設けられる。このベルクランク機構58は、ガラス昇降用スペースSよりも車幅方向内側に位置しており、そのロック側ベルクランクの入力片部に操作ケーブル52のインナケーブル54の他端部が連結されると共に、アウタケーブル53の他端部がベースブラケットに固定される。
A
そして、リアアウタハンドル5の操作に伴いインナケーブル54が引かれてロック側ベルクランクが回動すると、該ロック側ベルクランクの出力片部が前側ロックユニット51を作動させてストライカ55との係合が解除されるようになっている。なお、図3中符号62は、前側ロックユニット51のラッチ解除動作と連係して後側ロックユニットのラッチ係合を解除させるための連結ロッドを示す。
When the
ここで、図3,4,5に示すように、操作ケーブル52は、ハンドルプレート26の近傍においては、該ハンドルプレート26の凹状壁部33とプロテクタ34との間の間隙内に配設されており、かつインナケーブル54の引き方向でありリアドア3の幅方向でもある前後方向に沿うように、さらに換言すれば水平方向に沿うように配設される。
Here, as shown in FIGS. 3, 4, and 5, the
このような操作ケーブル52が、図3に示すように、前側ロアサッシュ14の前方、すなわちリアドア3の前縁部3a側を迂回するべく緩やかに湾曲するように取り回され、ドア内空間部Kのガラス昇降用スペースSよりも車幅方向内側の部位に回り込んだ後、リアアウタハンドル5よりも下方に位置する前側ロックユニット51のベルクランク機構58に向かって上下方向に沿うように配設される。なお、図中符号63は、操作ケーブル52の前側ロアサッシュ14との近接部分における緩衝材を示す。
As shown in FIG. 3, such an
すなわち、前側ロックユニット51のベルクランク機構58は、リアアウタハンドル5の開操作に伴いインナケーブル54が上方に向かって引かれることで、ロック側ベルクランクが回動してラッチ係合を解除するようになっている。ここで、図中符号64は、リアドア3のインナハンドルによるラッチ解除を可能とするためのインナ側操作ケーブルを示し、このインナ側操作ケーブル64が、操作ケーブル52と同様に上下方向に沿うように配設されている。
That is, in the bell crank
なお、ロック側ベルクランクの回動軸にもコイルスプリングが装着されており、該コイルスプリングのバネ力により、ロック側ベルクランクが、操作ケーブル52のインナケーブル54を下方に引くように、換言すればラッチ解除前の状態に戻されるように付勢されている。
In addition, a coil spring is also attached to the rotating shaft of the lock-side bell crank. In other words, the lock-side bell crank pulls the
以上説明したように、上記実施例におけるドアアウタハンドル構造は、車両1のリアドア3の前縁部3a近傍に該リアドア3の幅方向である前後方向に長いリアアウタハンドル5が設けられ、該リアアウタハンドル5の前記前縁部3a側の端部である前端部5aが上下方向に沿う回動軸32回りに回動可能に設けられる一方、該リアアウタハンドル5の前記前縁部3aと反対側の端部である後端部5bには操作ケーブル52の一端部が連結され、かつ操作ケーブル52の他端部が前記前縁部3a近傍であってガラス昇降用スペースSよりも車幅方向内側に設けられる前側ロックユニット51に連結され、リアアウタハンドル5の回動操作によって操作ケーブル52のインナケーブル54がドアの幅方向(前後方向)に沿うように引かれてリアドア3のラッチ係合を解除すると共に、操作ケーブル52が前側ロアサッシュ14の前方すなわちリアドア3の前縁部3a側を迂回するように配設されるものである。
As described above, in the door outer handle structure in the above embodiment, the rear
この構成によれば、リアドア3の開閉操作時には、該リアドア3の前縁部3a近傍に設けられるリアアウタハンドル5が、その前端部5a回りに回動操作されることとなるため、該リアアウタハンドル5の操作感が自然になると共に、リアドア3がスライドドアとして構成される場合には、これをスライドさせる際に力を加え易くなる。すなわち、リアアウタハンドル5の操作性を向上できるという効果がある。
According to this configuration, when the
また、操作ケーブル52がその引き方向に沿うように、すなわちリアドア3の幅方向である前後方向に沿うように延び、そのまま前側ロアサッシュ14の前方を迂回してガラス昇降用スペースSの車幅方向内側に回り込んで前側ロックユニット51に至ることで、操作ケーブル52がガラス昇降用スペースSの下方を迂回して前側ロックユニット51に至るような場合と比べて、該操作ケーブル52の長さを短縮することが可能となる。これにより、リアアウタハンドル5の操作力の軽減、並びに部品コスト及び重量の低減を図ることができるという効果がある。
Further, the
また、上記ドアアウタハンドル構造においては、リアアウタハンドル5の後端部5bに連結される操作ケーブル52の一端部が水平方向に沿うように配設されることで、該操作ケーブル52が上下方向に沿うように引かれる場合と比べて、リアアウタハンドル5の後端部5b周辺の機構部品(操作片部41、ベルクランク43等)を含む上下方向での幅が抑えられる。これにより、リアアウタハンドル5の小型化を図ってレイアウト自由度を向上できるという効果がある。
また、ドア内空間部K内に浸入した水が操作ケーブル52内(アウタケーブル53内)に浸入し難くなるため、操作ケーブル52の操作性の低下を防止できるという効果がある。
In the door outer handle structure, one end of the
In addition, since it is difficult for water that has entered the interior space K of the door to enter the operation cable 52 (in the outer cable 53), it is possible to prevent deterioration of the operability of the
さらに、上記ドアアウタハンドル構造においては、操作ケーブル52の一端部がリアアウタハンドル5よりも下方に設けられることで、リアアウタハンドル5の操作スペースを確保するためにドア内空間部K側に膨出する凹状壁部33の膨出頂部33aを避けて操作ケーブル52を配設することが可能となる。このように、リアアウタハンドル5の操作スペースの確保により狭くなりがちな部位を避けて操作ケーブル52を配設することで、該操作ケーブル52を効率良くレイアウトできるという効果がある。しかも、前側ロックユニット51がリアアウタハンドル5の下方に設けられることで、操作ケーブル52長さをさらに短縮できるという効果がある。
Further, in the door outer handle structure, one end portion of the
さらにまた、上記ドアアウタハンドル構造においては、前側ロックユニット51に連結される操作ケーブル52の他端部が上下方向に沿うように配設されることで、操作ケーブル52がリアドア3の幅方向である前後方向に沿うように延びた後、前側ロックユニット51に至るまでの間に概ね90°の方向転換で済ませることが可能となるため、操作ケーブル52のアウタケーブル53とインナケーブル54との摺動抵抗を軽減してリアアウタハンドル5の操作力を軽減できるという効果がある。
Furthermore, in the door outer handle structure, the
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えばフロントドア2にも適用可能である。すなわち、アウタハンドルが後縁部近傍に設けられるドアやヒンジ開閉式のドアにも適用可能である。同様に、テールゲートにも適用可能である。
そして、上記実施例における構成は一例であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
In addition, this invention is not restricted to the said Example, For example, it is applicable also to the
And the structure in the said Example is an example, and it cannot be overemphasized that a various change is possible in the range which does not deviate from the summary of invention.
3 リアドア(ドア)
3a 前縁部(側縁部)
5 リアアウタハンドル(アウタハンドル)
5a 前端部(側縁部側の端部)
5b 後端部(側縁部と反対側の端部)
14 前側ロアサッシュ(ロアサッシュ)
51 前側ロックユニット(ロック手段)
52 操作ケーブル(ケーブル部材)
3 Rear door (door)
3a Front edge (side edge)
5 Rear outer handle (outer handle)
5a Front end (side edge side end)
5b Rear end (end opposite to side edge)
14 Front lower sash (lower sash)
51 Front lock unit (locking means)
52 Operation cable (cable member)
Claims (4)
The door outer handle structure according to any one of claims 1 to 3, wherein the other end portion of the cable connected to the locking means is disposed along the vertical direction.
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