JP4074004B2 - 縫製製品用シート素材並びにその製造方法並びにこれらを用いた縫製製品 - Google Patents

縫製製品用シート素材並びにその製造方法並びにこれらを用いた縫製製品 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば各種スポーツシューズにおけるアッパー、各種スポーツウェア等の縫製製品に関するものであって、特に通気性に優れた編布の表面に凹凸パターンを形成するとともに、補強性、保形性、意匠性及び縫合性に優れた縫製製品用シート素材並びにその製造方法並びにこれらを用いた縫製製品に係るものである。
【0002】
【発明の背景】
従来より、ジョギング、バスケット、テニス、サッカー、トレッキング等、各種スポーツの用に供されるスポーツシューズには、用途に応じてクッション性、グリップ性、安定性、軽量性、通気性、屈曲性、耐久性、フィット性等が要求されるため、シューズを構成するアッパー及びソールに対して種々の工夫がなされてきた。
【0003】
このうち、特に通気性、軽量性等を良好にするためには、アッパーを構成する基材としてメッシュ地を用いるのが有効であるものの、以下に示すような問題点があった。
まず、前記メッシュ地は繊維を透き目を有するように編んだ編布であるため、他の部材との接触面積が小さく、また縫い糸との接触個所が限定されてしまい、通気性を高めるために編布の全体面積に対する透き目の面積比を高くする程、縫合強度を充分に確保することができなくなってしまう。
また、シューズデザインの重要な要素であるとともに、アッパーの上下を締めて基材の伸びを防止し、保形性を向上させるためのストライプを、メッシュ地に対して縫合する際にも、同様の理由から縫合強度を充分に確保することができない。
【0004】
【開発を試みた技術課題】
本発明はこのような背景を認識してなされたものであって、特に通気性に優れるとともに、補強性、保形性、意匠性及び縫合性に優れた、新規な縫製製品用シート素材並びにその製造方法並びにこれらを用いた縫製製品の開発を技術課題としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1記載の縫製製品用シート素材は、透き目を有し、伸縮性、通気性を具えた編布上に樹脂層の補強部を一体的に組み合わせることにより透き目部分に樹脂を充填して成り、前記補強部は、他の部材との縫合部における厚みを、他より薄く構成したことを特徴として成る。
この発明によれば、通気性に優れた編布に対して樹脂層である補強部を形成したため、補強性、保形性及び意匠性が向上する。また編布に対して樹脂層である縫合部を形成したため縫合性が向上する。更にまた編布に他の部材を重ね合わせた際に極端な段差が生じず、美観を損ねることがない。
またメッシュ地等、縫合強度を充分に確保することができない編布に対して縫合部を形成したことで、縫製製品用シート素材と、他の部材との縫合強度を充分に確保することができる。
【0006】
また請求項2記載の縫製製品用シート素材は、前記要件に加え、前記編布と補強部との間には、補強部との親和性を有する多孔性の中間補強体を、ほぼ編布の全面に展開するように一体的に組み合わせたことを特徴として成る。
この発明によれば、中間補強体によって編布の伸び、屈曲等を防止するため、通気性を維持したまま保形性を向上することができる。
また中間補強体の色を、補強部の色と、更には編布の色と異ならせることで、装飾効果を高めることができる。
【0007】
また請求項3記載の縫製製品用シート素材の製造方法は、補強部型溝と縫合部型溝とを具え、この縫合部型溝の深さを前記補強部型溝の深さよりも浅く形成した凹版型を用い、これら型溝に樹脂原液を充填した上でこれをスキージし、次いでこのスキージされた面の上部に、透き目を有し、伸縮性、通気性を具えた編布をあてがい、前記樹脂原液を編布に浸入させて硬化させることによって透き目部分に樹脂を充填させて両者を一体化して補強部及び縫合部を形成し、この縫合部の厚みが、補強部より薄くなった縫製製品用シート素材を得るようにしたことを特徴として成る。
この発明によれば、補強部をストライプ等に適用することで、従来要していたストライプの縫合工程が削除されるため、製造コストを下げることができる。
【0008】
更にまた請求項4記載の縫製製品用シート素材の製造方法は、前記請求項3記載の要件に加え、前記編布と補強部との間には、補強部との親和性を有する多孔性の中間補強体を、ほぼ編布の全面に展開するように一体的に組み合わせた縫製製品用シート素材を得るようにしたことを特徴として成る。
この発明によれば、補強部と中間補強体とを密に接合することができ、耐久性を向上することができる。
【0009】
また請求項5記載の縫製製品は、透き目を有し、伸縮性、通気性を具えた編布上に樹脂層の補強部を一体的に組み合わせることにより透き目部分に樹脂を充填して成り、前記補強部は、他の部材との縫合部における厚みを、他より薄く構成して縫製製品用シート素材を形成し、この縫製製品用シート素材と他の部材とを縫合して成ることを特徴として成る。
この発明によれば、縫製製品用シート素材と他の部材との接合を強固にするとともに、縫合部に他の部材を重ね合わせた際に、極端な段差が生じない美観に優れた縫製製品とすることができる。
【0010】
更にまた請求項6記載の縫製製品は、前記請求項5記載の要件に加え、前記縫製製品用シート素材は、シューズのアッパーに適用したことを特徴として成る。
この発明によれば、補強部をストライプに適用することで、メッシュ地等の編布に対しても強固にストライプを保持することができ、アッパーを補強するとともにアッパーの保形性を向上することができる。またストライプの縫合工程が削除されるため、縫製製品の製造コストを下げることができる。
【0011】
更にまた請求項7記載の縫製製品は、前記請求項5または6記載の要件に加え、前記補強部の縫合部表面からの高さは、縫製製品用シート素材に縫合される他の部材の厚さとほぼ等しいことを特徴として成る。
この発明によれば、縫合部に他の部材を重ね合わせた際に、段差が生じない美観に優れた縫製製品とすることができる。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態に基づいて具体的に説明する。なお以下の説明にあたっては、図1に示すような縫製製品1Aの一例であるスポーツシューズ1を例にとり、アッパー2の構成要素に対して縫製製品用シート素材5Aを適用した実施の形態を基本として説明する。
また説明の順序としては、最初にスポーツシューズ1の基本的構成について説明し、次いでこのようなスポーツシューズ1に適用される縫製製品用シート素材5Aの構成について説明した後、このような縫製製品用シート素材5Aの製造方法について説明する。
【0013】
まずスポーツシューズ1について説明すると、一般にスポーツシューズ1等の靴はアッパー2とソール3とによって構成される。そして前記アッパー2は、足の甲を包み込む本体甲皮5に対し、つま先部分4、紐を通すハトメ飾り6、ベロ7、前記つま先部分4を補強するトウガード8、かかと部分を補強するヒールガード9及びストライプ10を縫合等により組み合わせて成るものである。
また前記ストライプ10は、スポーツシューズ1のデザインの重要な要素であると同時に、本体甲皮5の保形及び伸びを防止する役目も担っている。
【0014】
そして縫製製品用シート素材5Aを適用した本体甲皮5と、他の部材とを縫合することで縫製製品1Aの一例であるスポーツシューズ1を構成するものである。このとき、後述するように前記縫合部13表面からの補強部12の高さを、本体甲皮5に縫合される他の部材(つま先部分4、ハトメ飾り6、トウガード8及びヒールガード9)の厚さとほぼ等しくすることで、段差の少ない美観に優れたスポーツシューズ1を構成している。
【0015】
次に縫製製品用シート素材5Aの構成について説明するが、この縫製製品用シート素材5Aは、以下に示す二種の異なる形態を有するものである。
まず第一の形態は、請求項1に記載されたものであって、図2に示すように編布11に対し、その表面に樹脂層である補強部12を一体的に組み合わせて成るものである。
【0016】
一方、第二の形態の縫製製品用シート素材5Aは、請求項1に包含され、前記第一の形態と基本的構成を同様とするとともに、請求項2に限定して記載された様に構成されるものであって、図3に示すように編布11と、補強部12との間には、中間補強体14を、ほぼ編布11の全面に展開するように一体的に組み合わせて成るものである。
以下、前記縫製製品用シート素材5Aの第一の形態及び第二の形態について詳細に説明する。
【0017】
(1)縫製製品用シート素材の第一の形態
まず先に述べた縫製製品用シート素材5Aの第一の形態について詳細に説明する。この形態は、図2に示すように一例として透き目11aを有し、伸縮性、通気性を具えた例えばラッセル編等によってメッシュ地を構成した編布11を用い、このものに対しその表面に、一例としてウレタンゴムが一部浸入することで形成された樹脂層である補強部12を一体的に組み合わせて成るものである。
【0018】
前記補強部12の一部は、図2の断面図に示すようにスポーツシューズ1のアッパー2を構成する他の部材との縫合部13とするものであり、この縫合部13における厚みを、他より薄く構成して成る。
この縫合部13の配置については、前記補強部12と接して位置させたり、前記補強部12と離して位置させる等、主としてスポーツシューズ1のデザインによって決定される。
【0019】
前記編布11としては、透き目11aを有し、伸縮性、通気性を具えたものとして一例としてメッシュ地を適用するものであり、以下このような編布11について説明する。
まず、編布11の原料について述べると、動物性繊維あるいは植物性繊維の撚糸などを使用したもの、これに合成繊維(例えば、アセテート、ナイロン、ポリエステル、塩化ビニルなどのビニル系繊維、その他、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン等)を混紡したもの、更には、合成繊維のみで構成したもの等が挙げられる。特に通気性の観点から、後述する透き目11aの編布11の全体面積に対する面積比、を確保するような粗い織目のもの、例えば、シナマイクロス、コットン芯、ポーラー、ジョーゼットなどが採用される。また、不織布を用いる場合には、多数の透き目11aと言える範囲の通気孔を備えた合成樹脂シートが採用される。
【0020】
このような編布11は、表裏に貫通する透き目11aを有する可撓シートであり、透き目11aを通しての通気性を有するものであって、この透き目11aは、編布11の全体面積に対する面積比が15〜85%、好ましくは30〜70%を占めるものとする。
ここで前記透き目11aについて更に詳しく説明すると、前記透き目11aとは、可撓シートたる編布11の表裏を通して肉視可能あるいは透視可能な程度に表裏貫通して通気性に富む多数の孔群を意味し、例えば網体の如き網目間に形成される空隙に相当するものであって、縦横に糸を連続して組み合わせた、例えば織布の織り目に通常形成される空間とは区別される概念のものである。
従って透き目11aは、平面状あるいは立体状の編布11において、肉視可能あるいは透視可能な程度に相互に離間して存在することとなる。本明細書中においては、透き目11aの外郭の布をメッシュ地と称する。
【0021】
また、可撓シートたる編布11の可撓性については、前記透き目11aの存在と、メッシュ地の存在と、シート自体の素材等とによって、人体の動作作業機能や運動機能を阻害せずに撓むことができるものをいい、必ずしも柔軟性に富むことを必須としない。しかも、可撓シートは薄いフィルム状から厚みを有するシート状、あるいは立体的なシートまでをも含む概念のものである。
【0022】
本実施の形態で用いる編布11は、上述のようなメッシュ地である第一布地11sと、第二布地11bとの間を、弾力性のある渡り糸11mによって橋絡した立体編布である。この立体編布は、所謂、透き目11aのある「ラッセル編」と称される構成で、前記渡り糸11mは合成樹脂フィラメントまたはそのフィラメント束で構成され、第一布地11s及び第二布地11b間の間隔を維持するに足る自立性のある強度を持っている。
このような立体編布の場合には、表裏にある第一布地11sと、第二布地11bとにおける各透き目11aが僅かに位置ずれしていることがあるが、位置ずれによって表裏に連続する各透き目11aが第一布地11sまたは第二布地11bの単独よりも減少することとなるので、全体の透き目11aも考慮したとしても前記数値限定の範囲に包含される。
【0023】
次に前記樹脂層たる補強部12及び縫合部13について説明する。これら樹脂層の原料としては、本実施の形態では一例としてウレタンゴムの一種である熱硬化性樹脂のポリウレタンエラストマーを使用する。また樹脂層の原料は単一の性状のものを使用するほか、補強部12、縫合部13毎に、複数の性状のものを組み合わせて使用することも可能である。なおここで使用する性状の例としては、色彩、硬度、弾力性、耐摩耗性、反発力、吸振性、厚さ、重量等が挙げられる。
【0024】
前記ポリウレタンエラストマーは、プレポリマーとポリイソシアネートとの混合液から成り、これを加熱することによって硬化するものであり、特にノズルから吹き付けて供給するポリウレタンエラストマーとして好適なものに、日本合成化学工業株式会社の無溶剤即硬ウレタン樹脂、例えば商品名エフレタンなどがある。このものはノズルによるスプレー混合前に加熱しておくのが望ましく、ゲルタイム20秒程度で硬化する。またこのものに対し粘度、硬度調整のため、別途溶剤を添加することも可能である。更にポリウレタンエラストマーとしては、プレポリマーである日本ポリウレタン工業株式会社のニッポラン(登録商標)に、ポリイソシアネートである大日本インキ株式会社のパンデックス(登録商標)を混合したものや、その他、三井東圧化学株式会社のSX−320A&Bなどを用いることができる。
また後述する凹版型20、孔版型27からの流出を防止する必要がある場合も予想され、そこでこれらの原料には、増粘剤を混入することもできる。
【0025】
また前記樹脂層たる補強部12及び縫合部13の原料については、上述したようなポリウレタンエラストマーのほか、皮膚接触性で有利なシリコーンエラストマー等、他の熱硬化性樹脂や紫外線の照射により短時間で硬化する光硬化性樹脂を適用することも可能であるが、押圧性(良く変形し、良好な押し込み作用が得られる)、強度(繰り返し使用に耐えられる)、離型性(円滑な脱版が行われる)に優れるものを選択して使用する。
更にまたこのような熱硬化性樹脂等の中に本出願人がすでに出願に及んでいる特開平8−238702号において開示する蓄光顔料等を添加することも可能であり、このようにすれば夜間視認性(安全性)の向上等の別途の機能が付加されることとなる。
【0026】
(2)縫製製品用シート素材の第二の形態
次に先に述べた縫製製品用シート素材5Aの第二の形態について詳細に説明する。この形態は、請求項1に包含されるとともに請求項2に限定して記載されたものであって、図3に示すように一例として透き目11aを有し、伸縮性、通気性を具えた例えばラッセル編等によってメッシュ地を構成した編布11を用い、この編布11と、補強部12との間には、補強部12との親和性を有する多孔性の中間補強体14を、ほぼ編布11の全面に展開するように一体的に組み合わせて成るものである。
また前記第一の形態と同様に補強部12の一部は、図3(b)の断面図に示すようにスポーツシューズ1のアッパー2を構成する他の部材との縫合部13とするものであり、この縫合部13における厚みを、他より薄く構成して成る。
【0027】
このような第二の形態の縫製製品用シート素材5Aは、基本的構成を第一の形態と同様とし、中間補強体14が設けられる点で第一の形態と異なるものであるため、以下この中間補強体14に関する点について説明する。
まず前記多孔性の意味について説明する。多孔性とは、シート状部材である中間補強体14に対して、表裏に貫通する開口部14aを設けたことを意味するものであり、この開口部14aの中間補強体14の全体面積に対する面積比は15〜85%、好ましくは30〜70%とする。本実施の形態においては、多孔性の中間補強体14として、一例として六角形細胞様(はちの巣様)の開口部14aを有するハニカムパターンを採用する。
次に前記親和性について説明する。親和性とは、二部材が互いに結びつきやすい性状を意味するものであり、本実施の形態では一例として前記補強部12または縫合部13と中間補強体14とを同一の原料で形成することで、両者の間に親和性が生ずるものである。
【0028】
次いで上述した縫製製品用シート素材5Aの製造方法について説明する。この説明にあっては、図2に示した前記第一の形態たる中間補強体14を有しないタイプの縫製製品用シート素材5Aを得るための製造方法と、図3に示した前記第二の形態たる中間補強体14を有するタイプの縫製製品用シート素材5Aを得るための製造方法とに分けて、それぞれ説明する。
【0029】
(1)中間補強体を有しない縫製製品用シート素材(第一の形態)の製造方法
まず縫製製品用シート素材5Aの製造に用いる部材等について説明する。
凹版型20は図4(a)に示すように、平板部材の一面に、縫製製品用シート素材5Aに形成する補強部12に対応した所定形状(本実施の形態では一例として屈曲した筋状)の補強部型溝21がパターン状に形成されており、本実施の形態ではこの補強部型溝21の深さを一例として0.8mmとした。
また補強部型溝21の周辺には、縫合部型溝22を形成するものであり、この縫合部型溝22の深さを前記補強部型溝21の深さよりも浅く形成する。本実施の形態では、縫合部型溝22の深さを一例として0.3mmとした。
【0030】
このような凹版型20を構成する材料としては、エッチングによる加工の自由度に優れた鉄板、ステンレス板等または軽量であり熱伝導性に優れるアルミ等の金属や、非金属としてはシリコーンゴムのように比較的軟質なもの、更に硬質のアクリル、離型性に優れたフッ素樹脂等の合成樹脂等が用いられる。
また離型性に劣るときには、別途離型剤をスプレーコートしたり、金属等の場合にはフッ素樹脂をコーティングしたりして対処する。
更にまた前記硬質のアクリル等の樹脂や金属に対し、皮膜中にフッ素樹脂が分散したフッ素樹脂分散メッキを施してもよい。
【0031】
次に縫製製品用シート素材5Aの製造方法について説明する。
まず図4(a)に示すように凹版型20における補強部型溝21及び縫合部型溝22に対して、ウレタンゴムの液体原液Pを注入する。
【0032】
次いで図4(b)に示すようにスキージ具23を用いて、凹版型20のツラ面からはみ出している余分な液体原料Pを除去する。
【0033】
次にこのようにして液体原料Pが注入され、スキージ処理された凹版型20を、図4(c)に示すようにプレス機における適宜の加熱機構を具えたベース25に載置固定する。
そして前記凹版型20に編布11を載置し、加圧板26によって加圧(圧力0.2〜0.4kgf/cm2 )することで前記編布11を凹版型20に対して押圧状態とし、液体原料Pの表層部を編布11(第一布地11s、渡り糸11m及び第二布地11b)に対して浸入させ、この状態で加熱(40℃、40〜50分ないしは60℃、20分程度)して、液体原料Pを硬化させる。また、前記加圧を一例として0.02kgf/cm2 と、極めて低圧で行うことによって、液体原料Pの表層部の編布11への浸入度合いを、第一布地11s及び渡り糸11mまで、あるいは第一布地11sのみとし、この状態で液体原料Pを硬化させるようにすることもできる。
【0034】
そして液体原料Pが硬化したところで加圧加熱を解除し、成形された樹脂層である補強部12及び縫合部13を具えた縫製製品用シート素材5Aを凹版型20から離型する。
その後、縫製製品用シート素材5Aを裁断して、縫い糸16を用いて他の部材と縫合することでスポーツシューズ1におけるアッパー2を構成する。このとき図6に示すように、縫合部13表面からの補強部12の高さは、縫製製品用シート素材5Aに縫合される他の部材(一例としてトウガード8)の厚さとほぼ等しいため、縫合個所に段差が生じない美観に優れたスポーツシューズ1を得ることができる。
【0035】
(2)中間補強体を有する縫製製品用シート素材(第二の形態)の製造方法
次に図3に示した中間補強体14を有するタイプの縫製製品用シート素材5Aを得るための製造方法について説明する。
この方法では前記凹版型20に加え、中間補強体14を形成するための凹版型20Aを先に用いるものであって、このものは図5(a)に示すように、平板部材の一面全域に、一例としてハニカムパターン状の中間補強体型溝24が形成されており、この中間補強体型溝24の深さを一例として0.5mmに設定して成る。
【0036】
次に縫製製品用シート素材5Aの製造方法について説明する。
まず図5(a)に示すように凹版型20Aにおける中間補強体型溝24に対して、液体原料Pを注入する。
【0037】
次いで図5(b)に示すようにスキージ具23を用いて、凹版型20Aのツラ面からはみ出している余分な液体原料Pを除去する。
【0038】
次にこのようにして液体原料Pが注入され、スキージ処理された凹版型20Aを、図5(c)に示すようにプレス機における適宜の加熱機構を具えたベース25に載置固定する。
そして前記凹版型20Aに編布11を載置し、加圧板26によって加圧(上述の圧力条件)することで前記編布11を凹版型20Aに対して押圧状態とし、液体原料Pの表層部を編布11(一例として第一布地11sのみ。)に対して浸入させ、この状態で加熱(上述の温度条件)して液体原料Pを硬化させる。
【0039】
そして液体原料Pが硬化したところで、加圧加熱を解除し、成形された中間補強体14を具えた編布11である一次補強基材15を、凹版型20Aから離型する。
【0040】
次いで図5(d)に示すように別の凹版型20における補強部型溝21及び縫合部型溝22に対して、中間補強体14との親和性を有する同種のウレタンゴムの液体原液Pを注入する。
【0041】
次いで図5(e)に示すようにスキージ具23を用いて、凹版型20のツラ面からはみ出している余分な液体原料Pを除去する。
【0042】
次にこのようにして液体原料Pが注入され、スキージ処理された凹版型20を、図5(f)に示すようにプレス機における適宜の加熱機構を具えたベース25に載置固定する。
そして前記凹版型20に一次補強基材15を載置し、加圧板26によって加圧(上述の圧力条件)することで前記一次補強基材15を凹版型20に対して押圧状態とし、液体原料Pの表層部を中間補強体14と結合しつつ、編布11(一例として第一布地11s及び渡り糸11m)に対して浸入させ、この状態で加熱(上述の温度条件)して液体原料Pを硬化させる。このとき前記補強部12及び縫合部13を構成するウレタンゴムと、中間補強体14を構成するウレタンゴムとは、互いに親和性を有するため、強固に接合する。
【0043】
そして液体原料Pが硬化したところで、加圧加熱を解除し、成形された補強部12、縫合部13及び中間補強体14を具えた縫製製品用シート素材5Aを凹版型20から離型する。
その後、縫製製品用シート素材5Aを裁断して、縫い糸16を用いて他の部材と縫合することでスポーツシューズ1におけるアッパー2を構成する。
このタイプの縫製製品用シート素材5Aは、編布11と、補強部12との間に中間補強体14を、ほぼ編布11の全面に展開するように一体的に具えるため、中間補強体14によって編布11の伸び、屈曲等を防止することができ、通気性を維持したまま保形性が向上されるものである。
また中間補強体14の色を、補強部12の色と、更には編布11の色と異ならせることで、装飾効果を高めることができる。
【0044】
【他の実施の形態】
本発明は先の実施の形態を基本の実施の形態とするものであるが、本発明の技術的思想に基づき、以下に示すような実施の形態を採ることもできる。
まず、先の実施の形態では、中間補強体14を有しない縫製製品用シート素材5Aの製造方法において凹版型20を用いたが、孔版型27を用いることもできる。この孔版型27を用いた製造方法には「編布先置き方式」と、「編布後置き方式」とが有るものであり、以下それぞれについて説明する。
【0045】
(1)編布先置き方式
まず孔版型27について説明すると、このものは図7に示すように平板部材の一面に、縫製製品用シート素材5Aに形成する補強部12に対応した所定形状の補強部型孔28が穿設されて成る。本実施の形態ではこの孔版型27の厚さを一例として0.7mmとした。
【0046】
また孔版型27Aは平板部材の一面に、縫製製品用シート素材5Aに形成する縫合部13に対応した所定形状の縫合部型孔29が穿設されて成る。本実施の形態ではこの孔版型27Aの厚さを一例として0.3mmとした。
【0047】
そして図7(a)に示すように、ベース25上に編布11を置き、更にその上に孔版型27Aを置く。そして縫合部型孔29に対して液体原料Pを注入し、必要に応じてスキージ処理した後、この孔版型27A上に前記孔版型27を置く。そして補強部型孔28に対して液体原料Pを注入し、必要に応じてスキージ処理した後、加圧し、更に加熱することで液体原料Pを硬化させ、成形された樹脂層である補強部12及び縫合部13を具えた縫製製品用シート素材5Aを離型する。
【0048】
(2)編布後置き方式
次に編布11の後置きの場合について説明すると、図7(b)に示すように、ベース25上に孔版型27を置き、補強部型孔28に対して液体原料Pを注入し、必要に応じてスキージ処理した後、この孔版型27上に孔版型27Aを置く。そして縫合部型孔29に対して液体原料Pを注入し、必要に応じてスキージ処理した後、孔版型27A上に編布11を置き、加圧板26によって加圧し、更に加熱することで液体原料Pを硬化させ、成形された樹脂層である補強部12及び縫合部13を具えた縫製製品用シート素材5Aを離型する。
【0049】
また、先の実施の形態では、中間補強体14を有する縫製製品用シート素材5Aの製造方法においては、凹版型20Aを用いて、中間補強体14を有する一次補強基材15を得た後に、この一次補強基材15に対して補強部12及び縫合部13を形成したが、編布11に対して一度に補強部12、縫合部13及び中間補強体14を形成することもできる。
【0050】
具体的には図8に示すような凹版型20Bを用いるものであって、このものは平板部材の一面に、縫製製品用シート素材5Aに形成する補強部12に対応した所定形状の補強部型溝21がパターン状に形成されており、本実施の形態ではこの補強部型溝21の深さを一例として1.7mmとした。
また補強部型溝21の周辺には、縫合部型溝22を形成するものであり、この縫合部型溝22の深さを前記補強部型溝21の深さよりも浅く形成する。本実施の形態では、縫合部型溝22の深さを一例として1.3mmとした。
更に平板部材の一面全域に、一例としてハニカムパターン状の中間補強体型溝24が形成されており、この中間補強体型溝24の深さを一例として1mmとした。
【0051】
そして図8(a)に示すように凹版型20Bにおける補強部型溝21、縫合部型溝22及び中間補強体型溝24に対して、液体原液Pを注入する。
【0052】
次いで図8(b)に示すようにスキージ具23を用いて、凹版型20Bのツラ面からはみ出している余分な液体原料Pを除去する。
【0053】
次にこのようにして液体原料Pが注入され、スキージ処理された凹版型20Bを、図8(c)に示すようにプレス機における適宜の加熱機構を具えたベース25に載置固定する。そして前記凹版型20Bに編布11を載置し、加圧板26によって加圧(上述の圧力条件)することで前記編布11を凹版型20Bに対して押圧状態とし、液体原料Pの表層部を編布11(一例として第一布地11s、渡り糸11m及び第二布地11b)に対して浸入させ、この状態で加熱(上述の温度条件)して、液体原料Pを硬化させる。
【0054】
そして液体原料Pが硬化したところで、加圧加熱を解除し、成形された樹脂層である補強部12、縫合部13及び中間補強体14を具えた縫製製品用シート素材5Aを凹版型20Bから離型する。
【0055】
また前記ハニカムパターン状の中間補強体14については、本出願人による特願平10−121769号「生地と表面樹脂との接着構造並びに生地への表面樹脂の接着方法」を適用することが好ましい。この場合、中間補強体14と編布11との間に接着樹脂を位置させることで、繊細な中間補強体14を所望形状のまま、且つ強固に編布11と一体的に組み合わせることができる。
【0056】
また先の実施の形態においては、編布11として第一布地11s、渡り糸11m及び第二布地11bから成る三層構造のメッシュ地を用いたが、第一布地11sのみから成るメッシュ地を編布11として用いることもできる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、通気性に優れるとともに、補強性、保形性、意匠性及び縫合性に優れた、新規な「縫製製品用シート素材並びにその製造方法並びにこれらを用いた縫製製品」を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の縫製製品用シート素材を適用した縫製製品の一例であるスポーツシューズを一部拡大破断して示す斜視図である。
【図2】 中間補強体を有しないタイプの縫製製品用シート素材を示す斜視図並びに一部拡大して示す断面図である。
【図3】 中間補強体を有するタイプの縫製製品用シート素材の斜視図並びに断面図である。
【図4】 本発明の縫製製品用シート素材の製造方法を段階的に示す説明図である。
【図5】 一次補強基材を用いた縫製製品用シート素材の製造方法を段階的に示す説明図である。
【図6】 縫製製品用素地シートと他の部材との縫合の様子を示す断面斜視図である。
【図7】 中間補強体を有しないタイプの縫製製品用シート素材の製造方法で採用する編布の先置きの場合と、編布の後置きの場合のそれぞれの製造途中の状態を示す縦断側面図である。
【図8】 編布に対して一度に補強部、縫合部及び中間補強体を形成する、中間補強体を有するタイプの縫製製品用シート素材の製造方法を段階的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 スポーツシューズ
1A 縫製製品
2 アッパー
3 ソール
4 つま先部分
5 本体甲皮
5A 縫製製品用シート素材
6 ハトメ飾り
7 ベロ
8 トウガード
9 ヒールガード
10 ストライプ(補強部)
11 編布
11a 透き目
11s 第一布地
11m 渡り糸
11b 第二布地
12 補強部(ストライプ)
13 縫合部
14 中間補強体(ハニカムパターン)
14a 開口部
15 一次補強基材
16 縫い糸
20 凹版型
20A 凹版型
20B 凹版型
21 補強部型溝
22 縫合部型溝
23 スキージ具
24 中間補強体型溝
25 ベース
26 加圧板
27 孔版型
27A 孔版型
28 補強部型孔
29 縫合部型孔
P 液体原料

Claims (7)

  1. 透き目を有し、伸縮性、通気性を具えた編布上に樹脂層の補強部を一体的に組み合わせることにより透き目部分に樹脂を充填して成り、前記補強部は、他の部材との縫合部における厚みを、他より薄く構成したことを特徴とする縫製製品用シート素材。
  2. 前記編布と補強部との間には、補強部との親和性を有する多孔性の中間補強体を、ほぼ編布の全面に展開するように一体的に組み合わせたことを特徴とする請求項1記載の縫製製品用シート素材。
  3. 補強部型溝と縫合部型溝とを具え、この縫合部型溝の深さを前記補強部型溝の深さよりも浅く形成した凹版型を用い、これら型溝に樹脂原液を充填した上でこれをスキージし、次いでこのスキージされた面の上部に、透き目を有し、伸縮性、通気性を具えた編布をあてがい、前記樹脂原液を編布に浸入させて硬化させることによって透き目部分に樹脂を充填させて両者を一体化して補強部及び縫合部を形成し、この縫合部の厚みが、補強部より薄くなった縫製製品用シート素材を得るようにしたことを特徴とする縫製製品用シート素材の製造方法。
  4. 前記編布と補強部との間には、補強部との親和性を有する多孔性の中間補強体を、ほぼ編布の全面に展開するように一体的に組み合わせた縫製製品用シート素材を得るようにしたことを特徴とする請求項3記載の縫製製品用シート素材の製造方法。
  5. 透き目を有し、伸縮性、通気性を具えた編布上に樹脂層の補強部を一体的に組み合わせることにより透き目部分に樹脂を充填して成り、前記補強部は、他の部材との縫合部における厚みを、他より薄く構成して縫製製品用シート素材を形成し、この縫製製品用シート素材と他の部材とを縫合して成ることを特徴とする縫製製品。
  6. 前記縫製製品用シート素材は、シューズのアッパーに適用したことを特徴とする請求項5記載の縫製製品。
  7. 前記補強部の縫合部表面からの高さは、縫製製品用シート素材に縫合される他の部材の厚さとほぼ等しいことを特徴とする請求項5または6記載の縫製製品。
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