JP4069036B2 - マーク率評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マーク率評価装置に関するものであり、光信号のマーク率を確実に評価することができるようにしたものである。マーク率を評価することができれば、非線形特性を有する増幅デバイスの増幅度特性の調整をして、光信号の良好な伝送を確保することができる。なお、「マーク率」とは、伝送される光信号の全送信時間の中で「1」符号の占める割合をいう。
図5に想定する光伝送システムを示す。同図において、1001〜1003は光信号の送信器、1004は合波器、1005は光ファイバアンプ、1006は光信号を電気信号に変換する受光器で光信号を増幅する機能をもつアバランシュフォトダイオード(APD)、1007は電気信号を増幅するACアンプ、1008は光ファイバである。
同図において送信器1001〜1003は、例えば10Gbit/sのNRZ(non return to zero)光信号を送信し、合波器1004によって合波されたのちに光ファイバ1008によって伝送される。伝送中の損失は伝送路中の光ファイバアンプ1005、受信のアバランシュフォトダイオード1006、受信後のACアンプ1007によって補償される。
ここで問題になるのが光信号のマーク率(全送信時間のなかで「1」符号の占める割合)である。当然ながらマーク率が低いほど光強度は低くなる。ところがアバランシュフォトダイオード、ACアンプ、光ファイバアンプ等の増幅機能を持つデバイスは増幅度の非線形性を有し、一般に光強度が低いほど増幅度が高い。すなわち、図6(a)に示すような「1」符号の少ない入力光信号に対しては、図6(b)に示すように増幅度が高い反面、図6(c)に示すような「1」符号の多い入力光信号に対しては、図6(d)に示すように増幅度が低い。
しかしながら、伝送光信号で増幅度の高いものと低いものが共存してしまうと受信時のトレランスが減少し、場合によっては受信が不可能になってしまうため、従来の伝送路ではマーク率を固定(例えば1/2)していた。
特開2002−290946号公報
しかしながらマーク率を固定することは送信光信号の自由度を減らすとともに、バースト状の光信号を送信することも困難となる。
そこで本発明では、マーク率が変化した場合に(例えばマーク率が1/2から1/4や1/8に変化した場合に)、そのマーク率を測定するマーク率評価装置を提供する。マーク率が求まれば、マーク率が低い場合には各デバイスの増幅度を下げ、マーク率が高い場合には増幅度を上げることが可能になる。
具体的にはアバランシュフォトダイオードやACアンプの場合には印加電圧の増減、光ファイバアンプの場合にはポンプ光の増減によって増幅度を増減することができるため、マーク率の測定結果をフィードバックすることで最適な増幅度を得ることができる。
上記課題を解決するため、本発明のマーク率評価装置は、
入力光信号を2つに分岐する光カプラと、
前記光カプラにて分岐された一方の光信号の光強度を測定し測定した光強度を示す電気信号を送出する第1の受光器と、
前記光カプラにて分岐された他方の光信号の「1」符号を「0」に反転すると共に「0」符号を「1」に反転する符号反転器と、
前記符号反転器にて符号反転された光信号の光強度を測定し測定した光強度を示す電気信号を送出するする第2の受光器と、
第1の受光器から送出された電気信号と、第2の受光器から送出された電気信号とから、前記入力光信号のマーク率を検出する強度比較器とを有することを特徴とする。
また本発明は、上記の構成に加えて、
前記光カプラにて分岐された一方の光信号と他方の光信号のピーク光強度をそれぞれ測定するピーク光強度測定手段と、
一方の光信号と他方の光信号とのピーク光強度を等しくするように、一方の光信号と他方の光信号のうちの少なくとも一つの光信号の光強度を増幅または減衰させるピーク光強度等化手段とを有することを特徴とする。
また本発明は、上記の構成に加えて、
前記符号反転器へ入力される光信号の光強度を予め指定した指定光強度と等しくするように、前記光カプラで分岐されて前記符号反転器に送られる光信号の光強度を増幅または減衰させる符号反転器用光強度等化手段を有することを特徴とする。
また本発明は、上記の構成に加えて、
第1の受光器から前記強度比較器に送出される電気信号及び第2の受光器から前記強度比較器に送出される電気信号に対して、フィルタリング処理をして、前記入力光信号のビットレートに対応する電気周波数よりも低い周波数域の特定の周波数成分の電気信号のみを前記強度比較器に送出させるフィルタ手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、光信号のマーク率が変化した場合に(例えばマーク率が1/2から1/4や1/8に変化した場合に)、そのマーク率を測定するマーク率評価装置を提供することができる。マーク率が求まれば、マーク率が低い場合には各デバイスの増幅度を下げ、マーク率が高い場合には増幅度を上げることが可能になり、良好な光伝送システムを構築することができる。
本発明を実施するための最良の形態では、入力光信号を2つに分岐し、分岐した一方の光信号の光強度と、分岐した他方の光信号を符号反転してなる反転光信号の光強度とを求め、求めた両光強度を比較することにより、入力光信号のマーク率を求める。
第1の実施例を図1(a)を参照しつつ説明する。同図において、101は光カプラ、102は符号反転器、103,104は受光器、105は強度比較器、120は入力光信号、121は入力光信号120と異なる波長の連続光、122は出力電気信号(マーク率信号)である。また、黒塗りした太線は光ファイバ等の光伝送路を示している(なお、他の図においても、光ファイバや光導波路は黒塗りした太線で示している)。
同図において、入力光信号120としては、例えば10Gbit/s、NRZ(non return to zero)符号、波長1550nmの光信号を用いる。入力光信号120は光カプラ101によって2つに分岐され、その一方は受光器104によって受光される。ここで低速(例えば帯域1MHz)の受光器104を用いることで受光された光信号を平均化する。こうして得られた値はもとの光信号120の「1」レベルの平均出力(平均の光強度)xとなる。受光器104からは、平均出力(平均の光強度)xを示す電気信号Xが出力される。
一方で分岐された他方は符号反転器102によって、「1」符号は「0」に反転され、「0」符号は「1」に反転される。光の符号反転器102としては光波長変換器がある。光波長変換器は連続光121(例えば波長1552nm)を入力することで、光信号120の符号を反転すると同時に波長を1550nmから1552nmへと変換するものであり、例えば以下のようなものが存在する。
(1)相互位相変調(XPM:cross phase modulation)型の光波長変換器。
(2)相互利得変調(XGM:cross gain modulation)型の光波長変換器。
なお、符号反転器102の具体例は、後述する。
反転された光信号は受光器103によって受光される。ここで低速(例えば帯域1MHz)の受光器103を用いることで受光された光信号を平均化する。こうして得られた値はもとの光信号120の「0」レベルの平均出力(平均の光強度)yとなる。受光器103からは、平均出力(平均の光強度)yを示す電気信号Yが出力される。
さらに強度比較器105において、「1」レベルの平均出力(平均の光強度)xを示す電気信号Xと、「0」レベルの平均出力(平均の光強度)yを示す電気信号Yを比較することで、もとの入力光信号120のマーク率を得る。具体的にはマーク率は以下の式で与えられる。
マーク率=X/(X+Y)
このようにして求めたマーク率をデータとして有する電気信号(マーク率信号)122が、強度比較器105から出力される。
光伝送システムにおいて、非線型増幅特性を有する増幅デバイスを用いている場合には、
上記マーク率信号122を基に、マーク率が低い場合には各増幅デバイスの増幅度を下げ、マーク率が高い場合には各増幅デバイスの増幅度を上げることにより、良好な光信号の伝送が可能になる。
ここで、符号反転器102を、XPM型の光波長変換器により構成した一例を、図1(b)を参照して説明する。
図1(b)において、131は連続光121が入力する入力ポート、132は出力用のポート、133は光信号が入力する入力ポート、134,135,136は光カプラ、137,138は半導体光増幅器(semiconductor optical amplifier :SOA)であり、これら部材により、マッハ・ツェンダ型光干渉回路となっている符号反転器(XPM型波長変換器)102が構成されている。
連続光121(波長1552nm)は、ポート131から入力され、光カプラ134にて二分岐されて2本のアーム導波路に入射する。アーム導波路に入った連続光121は半導体光増幅器137,138にてそれぞれ増幅され、増幅された連続光は光カプラ135にて合波されポート132から出力される。
一方、波長が1550nmとなっている光信号120は、ポート133から入力され光カプラ136を介して、一方の半導体光増幅器137に入射される。このため、半導体光増幅器137の飽和現象によりキャリア密度が減少し、これによって屈折率変化が生じ、半導体光増幅器137を通過する連続光121の位相変調を引き起こす。光カプラ135では、半導体光増幅器137を通過して位相変調を受けた連続光121と、半導体光増幅器138を通過して位相変調を受けていない連続光121とが干渉して、連続光121が強度変調される。この結果、ポート132からは、反転光信号(信号状態は光信号120の信号状態を反転した状態となっており、波長は連続光121と同じ1552nmとなっている)が出力される。
なお、図1(a)の例では、受光器103,104は、10Gbit/sのNRZ形式の光信号を受信して光/電気変換することにより、この光信号の光強度に対応した電気強度で、かつ、周波数が5GHzとなっている電気信号X,Yを出力しているが、受光器103,104内にて(または受光器103,104の後段にて)電気的なフィルタリング処理をして、光信号のうち5Gbit/s成分に対応する2.5GHzの電気信号X,Yを強度比較器105に送出するようにしてもよい。そして、2.5GHzの電気信号X,Yを強度比較器205にて比較することにより、出力電気信号(マーク率信号)222を求めるようにしてもよい。
光信号のうち5Gbit/s成分に対応する2.5GHzの電気信号X,Yを用いてマーク率を求めるようにすると、強度比較器105での信号処理が簡単化する。
かかる手法は、後述する他の実施例においても採用することができる。
なお、5Gbit/s成分に対応する2.5GHzの電気信号X,Yを出力するだけでなく、光信号のビットレート(10bit/s)に対応する電気周波数(5GHz)よりも低い周波数域の特定の周波数成分の電気信号を出力するようにしておけば、信号処理の簡単化を図ることができる。
図1(a)の構成は光信号120のマーク率を得ることが可能であるが、以下のような問題点がある。すなわち、符号反転器102より出力され反転され、受光器103によって受光される光信号の光強度が、もとの光信号120の光強度を反映しないことが起こり得る点である。
これは、符号反転器102にて反転されて出力された光信号は、連続光121を干渉させ強度変調して形成したものであり、光信号120を単に反転させたものではないからである。したがって、符号反転器102に入力される光信号120の光強度と連続光121の光強度がずれてしまうと、上述したように、受光器103によって受光される光信号の光強度が、もとの光信号120の光強度を反映しないことが起こり得るのである。
図2(a)は第2の実施例を説明する図であって、上記の問題点を解決する。同図において(図1(a)と同じように)、201は光カプラ、202は符号反転器、203,204は受光器、205は強度比較器、220は入力光信号、221は入力光信号220と異なる波長の連続光、222は出力電気信号である。
また図1(a)に加えてレベル等化器206、光カプラ207,208、受光器209,210、ピークホールド回路211,212、比較制御器213、リセット信号223を有する。
レベル等化器206及び比較制御器213がピーク光強度等化手段を構成し、部材207〜212がピーク光強度測定手段を構成している。
同図において、入力光信号220は光カプラ201によって2つに分岐され、その一方は受光器204によって受光される。また受光器204の前段で光カプラ208によって光信号の一部を分岐し、高速な受光器210によって電気信号に変換される。さらにピークホールド回路212によって電気信号のピーク値α(電気信号の最大レベル=すなわち「1」のときの光信号220のピーク光強度に対応する値)を、リセット信号223が入力されるまで保持する。このリセット信号223は、通常100〜1000ビット周期で繰り返し出される電気パルスである。
一方で符号反転器202によって反転させられた光信号は受光器203によって受光される。また受光器203の前段で光カプラ207によって光信号の一部を分岐し、高速な受光器209によって電気信号に変換される。さらにピークホールド回路211によって電気信号のピーク値β(電気信号の最大レベル=反転したあとの「1」のときの反転光信号のピーク光強度に対応する値)を、リセット信号223が入力されるまで保持する。
比較制御器213は、ピークホールド回路212のピーク値αと、ピークホールド回路211のピーク値βを比較のうえ、以下のようにしてレベル等化器206を制御する。
(1) α>βのとき。
反転していない光信号の光強度が強すぎるため、レベル等化器206の損失を増加させる。
(2) α=βのとき。
正しい状態。したがって、レベル等化器206の状態をそのまま保持する。
(3)α<βのとき。
反転した光信号の光強度が強すぎるため、レベル等化器206の損失を減少、あるいはレベル等化器206の増幅度を増加する。
なお、レベル等化器206ならびにピークホールド回路211,212の具体例については後述する。
上記の構成によれば、図1とまったく同じ原理で入力光信号220のマーク率を得ると同時に、受光器203によって受光される反転光信号のピーク光強度と、受光器204によって受光される光信号のピーク光強度が同一となるよう、レベル等化器206によって調整することができる。これによって、図1の構成で生じ得る問題点を解決することができる。
なお、図2(a)の受光器203と受光器209を共通化すると共に、受光器204と受光器210を共通化することで、回路の簡単化をはかることも可能である。この場合、光カプラ207と光カプラ208が不要になる。こうして得られた別な構成となっている変形実施例を図2(b)に示す。
図2(b)に示す実施例は、受光器203と受光器209並びに受光器204と受光器210を共通化すると共に、光カプラ207,208を不要にした以外の点は、図2(a)に示す実施例と同一の構成であり、同じ機能を有する。
また、図2(a)、図2(b)において、レベル等化器206を、符号反転器202が介装されている光ファイバ側に備えるようにしてもよい。
ここでレベル等化器206の一例を説明する。レベル等化器206としては、例えば、半導体光増幅素子を用いた半導体光増幅・減衰素子を採用することができる。比較制御器213からこの半導体光増幅・減衰素子に供給する駆動電流の値を制御することにより、半導体光増幅・減衰素子を通過する光信号を増幅させたり減衰させたりすることができ、レベル等化器206として機能することができる。例えば、半導体光増幅・減衰素子に供給する駆動電流を15mAから70mAまで可変すると、この半導体光増幅・減衰素子の光信号の入出力間の利得を−20dBから+15dBまで幅広く可変させることができる。
次に、ピークホールド回路211,212の一例を、図2(c)を参照して説明する。この図に示すピークホールド回路は、ダイオードDとコンデンサCと電子的なスイッチSとで構成されている。電子的なスイッチSにはリセット信号223が入力され、リセット信号223が入力されるタイミングでスイッチSは投入状態となり、リセット信号223が入力されていない期間ではスイッチSは開放状態となる。
スイッチSが開放状態となっている期間において、受光器からダイオードDに入力される信号のレベルがハイレベルになると、ダイオードDがオンとなってコンデンサCに電荷が蓄積され、受光器からダイオードDに入力される信号のレベルがローレベルになると、ダイオードDがオフとなる、という動作が繰り返され、コンデンサCには信号のピーク値に対応するピーク値電圧が保持される。このようにして、受光器から入力される信号のピーク値をホールドすることができる。
リセット信号223がスイッチSに入力されると、スイッチSが投入されコンデンサCに蓄積されていた電荷はスイッチSを通って放出される。
図2(b)の構成によって入力光信号のマーク率を求めると、以下のような問題を生じる可能性がある。すなわち、符号反転器202としてXPM型の波長変換素子を使用した場合、その入力光信号の光強度トレランスが2dB程度と狭いことである。XGM型の波長変換器を用いれば入力光信号のトレランスは10dBぐらいまで広がるが、強いパワー(例えば5dBm)が要求されたり、動作速度が低速(例えば2.5Gbit/s)であったりと実際的ではない。そこで−10dBmの弱いパワーでも高速動作(10Gbit/s)するXPM型の波長変換素子を利用しつつ、入力トレランスを拡大する必要がある。
図3(a)は上記の目的にそった構成である。同図において(図2(b)と同じように)、301は光カプラ、302は符号反転器でXPM型の波長変換素子、303,304は受光器、305は強度比較器、306はレベル等化器、311,312はピークホールド回路、313は比較制御器、320は入力光信号、321は入力光信号320と異なる波長の連続光、322は出力電気信号、323はリセット信号である。
また図2(b)に加えて、レベル等化器314、光カプラ315、高速な受光器316、比較制御器317、ピークホールド回路318、指定光強度レベル324(例えば−15dBm)を有する。これら部材314〜318により、符号反転器用光強度等化手段が構成されている。
本構成は図2(b)とまったく同じ原理で入力光信号320のマーク率を得る。また同時に、符号反転器302に入力される光信号の一部を光カプラ315によって分岐し、受光器316によって受光し、ピークホールド回路318によって光信号のピーク光強度に対応する電気信号のピーク値γを得る。このピーク値γと予め指定した指定光強度レベル324を比較制御器317に入力する。比較制御器317は、ピーク値γが指定光強度レベル324より高い場合にはレベル等化器314の損失を増加し、ピーク値γが指定光強度レベル324よりも低い場合にはレベル等化器314の損失を減少させる。このようにすることで、XPM型波長変換器(符号反転器302)に入力される光信号の光強度を等しく(一定に)することができ、符号反転器302の入力光強度トレランスを大きくすることができる。
なお、XPM型波長変換器(符号反転器302)の最適入力レベルは例えば−10dBm程度であるので、指定光強度レベル324としては光カプラ315における損失(例えば4dB)や受光器316による結合損失(例えば1dB)等を勘案して例えば−15dBm程度に設定する。
また、図3(b)にXPM型波長変換器(符号反転器302)の構成例を示す。同図において330〜333は光カプラ、334,335は半導体光増幅器(SOA)、336は光信号入力ポート、337は連続光入力ポート、338は出力ポート、339は入力信号モニタポートである。本構成はいわゆるマッハ・ツェンダ型の干渉計の構造であり、干渉計の片方のアーム(SOA335を備えたアーム)に光信号を入力することで干渉条件を変化させる波長変換素子である。このXPM型波長変換器(符号反転器302)の構成・動作は、図1(b)に示す符号反転器102と同じである。
さて図3(b)に示すように、XPM型波長変換器は、ポート339に入力光信号のモニタポートを有する。このポートを用いることで、図3(a)における光カプラ315を省略することができる。図3(c)は本発明の第3の実施例の別の構成例であり、光カプラ315を削除し、且つ、XPM型波長変換素子(符号反転器302)のモニタポート339から出力された光信号を受光器316で受光するようにした以外は、図3(a)と本質的に同一の動作をする。
図3(c)の構成によりマーク率の測定が可能であるが、レベル等化器306,314、あるいは符号反転器302より生じる自然放出光等によるノイズで測定結果に狂いが生じる可能性がある。実施例4はその問題点を解決する構造である。
図4は本発明の第4の実施例を説明する図であって、図3(c)の構成に加えて電気の狭帯域フィルタ419,425を有する。狭帯域フィルタ419,425の帯域としては、ビットレートの半分の周波数(例えば10Gbit/sの光信号に対しては5GHz)に設定する。こうすることで自然放出光によるノイズの除去が可能で、良好な評価結果を得る。
本発明は、光ファイバを用いて光信号を伝搬する光通信、光交換、光情報処理等の光伝送システムに適用され、特にアバランシュフォトダイオード、ACアンプ、光ファイバアンプ等の増幅機能を有する光デバイスを含む光伝送システムに適用すると有効である。
本発明の第1の実施例を示す構成図である。 第1の実施例で用いる符号反転器を示す構成図である。 本発明の第2の実施例を示す構成図である。 第2の実施例の変形例を示す構成図である。 第2の実施例で用いるピークホールド回路を示す回路図である。 本発明の第3の実施例を示す構成図である。 第3の実施例で用いる符号反転器を示す構成図である。 第3の実施例の変形例を示す構成図である。 本発明の第4の実施例を示す構成図である。 想定するシステムを示す構成図である。 マーク率と増幅度の関係を特性図である。
符号の説明
101,201,301 光カプラ
102,202,302 符号反転器
103,104,203,204,303,304 受光器
105,205,305 強度比較器
120,220,320 入力光信号
121,221,321 連続光
122,222,322 出力電気信号(マーク率信号)
206,306,314 レベル等化器
207,208,315 光カプラ
209,210,316 受光器
211,212,311,312,318 ピークホールド回路
213,313,317 比較制御器
419,425 狭帯域フィルタ

Claims (4)

  1. 入力光信号を2つに分岐する光カプラと、
    前記光カプラにて分岐された一方の光信号の光強度を測定し測定した光強度を示す電気信号を送出する第1の受光器と、
    前記光カプラにて分岐された他方の光信号の「1」符号を「0」に反転すると共に「0」符号を「1」に反転する符号反転器と、
    前記符号反転器にて符号反転された光信号の光強度を測定し測定した光強度を示す電気信号を送出するする第2の受光器と、
    第1の受光器から送出された電気信号と、第2の受光器から送出された電気信号とから、前記入力光信号のマーク率を検出する強度比較器とを有することを特徴とするマーク率評価装置。
  2. 請求項1において、
    前記光カプラにて分岐された一方の光信号と他方の光信号のピーク光強度をそれぞれ測定するピーク光強度測定手段と、
    一方の光信号と他方の光信号とのピーク光強度を等しくするように、一方の光信号と他方の光信号のうちの少なくとも一つの光信号の光強度を増幅または減衰させるピーク光強度等化手段とを有することを特徴とするマーク率評価装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記符号反転器へ入力される光信号の光強度を予め指定した指定光強度と等しくするように、前記光カプラで分岐されて前記符号反転器に送られる光信号の光強度を増幅または減衰させる符号反転器用光強度等化手段を有することを特徴とするマーク率評価装置。
  4. 上記請求項1または請求項2または請求項3において、
    第1の受光器から前記強度比較器に送出される電気信号及び第2の受光器から前記強度比較器に送出される電気信号に対して、フィルタリング処理をして、前記入力光信号のビットレートに対応する電気周波数よりも低い周波数域の特定の周波数成分の電気信号のみを前記強度比較器に送出させるフィルタ手段を有することを特徴とするマーク率評価装置。
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