JP4067947B2 - 操作パネル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、FAXや画像形成装置等の装置において、装置自体の動作設定や動作開始・停止等の入力を受け付ける操作キーが配置される操作パネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な装置の操作パネル部に配置され、装置の動作設定や動作開始・停止等の入力を受け付ける操作キーは、その操作性とデザイン性との両面から操作パネル部の外装に対して凹凸の少ない構成にするとともに、操作性の簡便さの向上を目的として操作感覚(クリック感覚)がソフトタッチ仕様の構成を備えている。
【0003】
図12は、従来の操作パネルの一例を示す横断面図である。ここでは、1つの基板上90に、表示パネル91及びソフトタッチ仕様の複数の操作キー92が配置されている。各操作キー92は、それぞれ指圧部となるキー弾性部材93を有している。キー弾性部材93は、操作部外装94に対して、僅かに突出し、凹凸の少ない構成を有している。
【0004】
上記操作キー92は、操作感覚がソフトタッチ仕様で構成されていることもあって、健常者に幅広く受け入れられている。しかしながら、視覚に障害を有する人にとっては、ソフトタッチ仕様であるが故に、誤操作を招来してしまうことがあった。つまり、操作キー92を指で探す際に視覚に障害を有する人は、操作パネル部が凹凸の少ない構成であり、また操作キー92の操作感覚が分かり難いため、操作キー92を押下したつもりがないのに、操作キー92が押下された状態になってしまっていた。さらに、近年、装置の多機能化が進み、ユーザがすぐに判別し難いような操作キーがいくつも並び、健常者にとっても、操作キーの判別がより難しくもなっている。
【0005】
そこで、近年の操作パネルには、操作キーの近傍にLEDランプ等を配置し、操作キーの判別性を向上させたものがある。
【0006】
また、キートップの高さに応じて交差角度が変更自在となるようにリンク部材の外部・内部脚片を連結するとともに、各係合突起をハウジングの係合凹所に係合させることによって、両脚片を離反方向から位置規制して、薄型化される押釦スイッチにおけるキートップの昇降動作をスムーズに行うようにしたものがある。この構成によって両リンク部材が真横に倒れるまで折り畳むことができるので、キートップのストロークの最下点を極めて低い位置に設定して、キーのストロークを大きくして操作感覚を向上させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−342943号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した操作キーの近傍にLEDランプ等を配置して視覚的に操作キーの判別性を向上させたものは、健常者にとっては有効なものであるが、視覚に障害を有する人にとっては効果がなく、しかも操作感覚は従来通りであるため、依然として誤操作を招来してしまう。
【0008】
また、上記特許文献1では、操作キーの操作感覚は分かり易いが、操作キーは従来通り操作部外装等に対して、僅かに突出した状態のままであるため、視覚に障害を有する人にとっては、判別性の面で問題が残る。
【0009】
この発明の目的は、従来通りの操作感覚を維持しつつ、操作キーの判別性の向上を図るとともに操作キーの誤操作を防止することが可能な操作パネルを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するために以下の構成を備えている。
【0011】
(1)コピーモードとFAXモードとを備える画像形成装置に用いられる操作パネル装置において、上面が操作パネルの上面と略面一に形成され、操作タイミングに基づいて操作キーを分類した複数の操作キー群と、事前に押下された操作キー群を検知して、前記複数の操作キー群のそれぞれの前記操作タイミングを判断する判断手段と、前記操作タイミングに基づいて、操作されるべき操作キーの上面の位置を所定の昇降ストロークで上昇させ、操作された操作キーの上面を前記操作パネルの上面と略面一となる位置に下降させる昇降手段と、を備え、前記複数の操作キー群は、押下により各モード用の各種設定を行う設定用操作キー群と押下により各モードに応じた処理を行うスタートキーとを含み、前記昇降手段は、前記判断手段が前記設定用操作キー群を用いた設定の完了を検知すると、スタートキーを上昇させ、前記判断手段がスタートキーの押下を検知すると、スタートキーを下降させることを特徴とする。
【0012】
この構成においては、コピーモードとFAXモードとを備えた画像形成装置に用いられる操作パネル装置において、操作キーの上面が操作パネルの上面と略面一に形成される。また、操作キーが操作タイミングに基づいて複数の操作キー群に分類される。複数の操作キー群のそれぞれの操作キーが操作タイミングに基づいて、操作されるべき操作キーの上面の位置が上昇し、操作の終了した操作キーの上面が操作パネルの上面と略面一となる元の位置に下降する。操作キー群は、各モードに応じた設定を行う設定用操作キー群と、各モードに応じた処理を行うスタートキーとを含む。操作パネル装置は、設定用操作キー群による設定が完了すると、スタートキーを上昇させ、スタートキーの押下を検出すると、スタートキーを下降させる。したがって、特定の操作に必要な操作キーのみが操作パネル上面から突出するので、ユーザが操作すべき操作キーの判別性が低下せず、操作キーの誤操作が防止される。
【0014】
また、操作されるべき操作キーが、定められた操作タイミングで順次昇降するので、ユーザの操作キーの操作忘れが防止される
【0015】
)各操作キー群を構成する操作キーを、各操作キー群に設けられた単一の基板に配置し、前記昇降手段は、前記各操作キー群に設けられた単一の基板とともに操作キーを昇降させることを特徴とする。
【0016】
この構成においては、各操作キー群に設けられた単一の基板が昇降することで、単一の基板に配置された各操作キー群の操作キーが同時に昇降する。したがって、操作キー毎に昇降手段が構成されることがないので、操作キーを昇降させる構成が複雑になることがない。
【0017】
)前記昇降手段は、選択的に回転駆動される偏芯カムを用いて操作キーを昇降させることを特徴とする。
【0018】
この構成においては、選択的に回転駆動される偏芯カムによって、操作キーが昇降するので、簡易な構成で操作キーが昇降し、コストアップが抑制される。また、偏芯カムはノイズが発生しないので、ノイズによる装置への影響がない。
【0019】
)前記昇降手段は、選択的に駆動される電磁的な機構を用いて操作キーを昇降させることを特徴とする。
【0020】
この構成においては、選択的に駆動される電磁的な機構によって、操作キーが昇降するので、簡易な構成で操作キーが昇降し、コストアップが抑制される。
【0021】
)前記操作キーの昇降ストロークは、1mm〜10mmの範囲であることを特徴とする。
【0022】
この構成においては、操作キーの昇降ストロークが1mm〜10mmの範囲で構成されるので、ユーザが判別し易い範囲で操作キーが上昇し、ユーザが操作すべき操作キーの判別性が低下せず、操作キーの誤操作が防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施形態に係る操作パネル装置の一例として画像形成装置に用いられる操作パネル部ついて説明する。
【0024】
図1は、この発明の実施形態に係る操作パネル部を具備した画像形成装置の斜視説明図である。この発明の本体装置である画像形成装置100は、コピーモード、FAXモード、プリンタモード等の機能を有する。
【0025】
画像形成装置100は、原稿カバー1、原稿台(OCテーブル)2、移動用取っ手3、保温ヒータスイッチ4、電源スイッチ5、操作パネル部6、コピー受け7、前カバー8、メインカセット9、側面カバー10、側面カバー開閉用取っ手11、手差しガイド12、手差しトレイ13及び延長トレイ14を備えている。この発明の操作パネル装置である操作パネル部6は、コピー枚数、用紙サイズ、FAX送信先等の設定の入力を受け付ける。コピー受け7は、コピー及びプリントアウトされて排出された用紙を載置する。
【0026】
図2は、この発明の実施形態に係る操作パネル部を具備した画像形成装置の斜視説明図である。図2に示すように、画像形成装置100の内部には、紙送りローラ21、定着部解放レバー22、紙送りガイド23が備えられている。
【0027】
図3は、この発明の実施形態に係る操作パネル部を具備した画像形成装置の構成説明図である。図3に示すように、画像形成装置100は、上方にスキャナ部32、下方に画像形成部33を備えている。スキャナ部32は、上面に配置された原稿台2、原稿台2の下方に配置されたスキャナ光学系35等から構成される。原稿台2は、透明なガラス等から構成され、原稿を載置する。スキャナ光学系35は、露光用光源36、複数の反射鏡37、結像レンズ38、及び光電子変換素子39(以下、CCDと言う。)等から構成され、原稿台2に載置された原稿の画像を読み取る。露光用光源36は、原稿台2上に載置された原稿に光を照射する。反射鏡37は、原稿からの反射光を結像レンズ38に導く。結像レンズ38は、反射鏡37からの反射光をCCD39上で結像させる。CCD39は、結像レンズ38からの光をアナログの電気信号に変換する。
【0028】
画像形成部33は、図示しないレーザスキャンニングユニット(以下、LSUと称する)、感光体40(静電像担持体)、現像装置41、転写チャージャ42、クリーニング装置43及び主帯電器44等から構成されている。LSUは、CCD39で読み取られた後に画像処理が施された画像データに基づいて、レーザ光を感光体40の表面の図示しないレーザ照射点に照射し、感光体40表面に静電潜像を形成する。感光体40は、ドラム形状を呈し、図3に示すように矢印Yに示す反時計回りに回転駆動される。また、感光体40の周囲には、主帯電器44、現像装置41、転写チャージャ42及びクリーニング装置43が矢印Y方向に沿ってこの順に配置されている。主帯電器44は、感光体40の表面を所定の電位に帯電させる。現像装置41は、LSUの露光によって形成された感光体40の表面の静電潜像をトナー像に可視像化する。転写チャージャ42は、感光体40のトナー像を用紙に転写する。クリーニング装置43は、感光体40表面に残留したトナーを除去する。
【0029】
また、図3に示すように転写紙である用紙の搬送路S上には、装置本体の下部に配置された用紙を載置する用紙カセット49から上方に向かって、半月状ローラ45、レジスト前検知スイッチ(図示せず。)、PSローラ46(レジストローラ)、定着ローラ47、定着紙検知スイッチ(図示せず。)、排紙検知スイッチ(図示せず。)及び排紙ローラ48がこの順に配置されている。半月状ローラ45は、用紙カセット49の先端部に配置され、用紙カセット49に載置されている用紙を搬送路Sに供給する。レジスト前検知スイッチは、用紙の通過を検知する。PSローラ46は、上記レジスト前検知スイッチの信号に基づいて感光体40の表面に形成されたトナー像と用紙との位置合わせを行う。定着ローラ47は、上定着ローラ及び下定着ローラ等から構成され、用紙に転写されたトナー像を熱により定着させる。定着紙検知スイッチは、用紙が定着ローラ47を通過したことを検知する。排紙検知スイッチは、排紙ローラ48の手前に位置し、用紙が通過したことを検知する。排紙ローラ48は、用紙を用紙カセット49の上方の設けられたコピー受け7に排出する。
【0030】
図4は、この発明の実施形態に係る操作パネル部の説明図である。操作パネル部6は、濃度切換キーとその表示ランプとを有する濃度切換え部101、割り込みキーとその表示ランプとを有する割込操作部102、数字キー103、コピー枚数表示部104、ズームランプ105、%キー106、ズームキー107、用紙サイズ設定キー108、部門カウント終了キー109及び予熱ランプ110を備えている。
【0031】
また、操作パネル部6は、警告表示ランプ111、満杯検知表示ランプ112、トレイ位置と紙詰まり位置とを表示する表示ランプ部113、縦/横独立変倍キーとその表示ランプとを有する変倍キー部114、ソート/グループキーとその表示ランプとを有するソート/グループ部115、原稿データランプ116、2IN1/4IN1キーとその表示ランプとを有する2IN1/4IN1部117、濃度調整キーとその表示ランプとを有する濃度調整部118、*キー/♯キー部119及び全解除キー120を備えている。
【0032】
さらに、操作パネル部6は、スタートキー121、クリアキー122、倍率選択キーとその表示ランプとを有する倍率選択部123、原稿サイズ指定キーとその表示ランプとを有する原稿サイズ指定部124、用紙自動選択表示ランプ125、用紙サイズ表示ランプ126、トレイ選択キー127、倍率自動選択キーとその表示ランプとを有する倍率自動選択部128、白黒反転キーとその表示ランプとを有する白黒反転部129及び1セット2コピーキーとその表示ランプとを有する1セット2コピー部130を備え、且つ枠消去キーとその表示ランプとを有する枠消去部131及び綴代キーとその表示ランプとを有するとじしろ部132を備えている。
【0033】
図5(a)〜(c)は、この発明の実施形態に係る操作パネル部の裏面側から見た組み付け斜視説明図で、組み付け手順について説明すると、まず、図5(b)に示すように、外側の操作部外装54−1に対して基板51を位置合わせして、ビス止めにより固定する。この状態が図5(c)に示される。次いで、外側の操作部外装54−1に対して、図5(a)に示す内側の操作部外装54−2を位置合わせして、ビス止めにより固定する。
【0034】
図6は、この発明の実施形態に係る操作パネル部の横断面図である。図6に示すように操作パネル部6は、表示パネル50、複数の基板51a〜51c、複数の操作キー52a〜52c、操作部外装54及びこの発明の偏芯カムであるキースイッチ昇降用偏芯カム55a〜55dを備えている。なお、キースイッチ昇降用偏芯カム55a〜55dは、それぞれシャフト56を軸としてキースイッチ昇降用偏芯カム55a′〜55d′と対をなすように、回転自在に支持されている(図7参照)。
【0035】
基板51a上面には、2つの操作キー52a、52bが備えられている。2つの操作キー52a、52bはそれぞれ、上面に指圧部としてキー弾性部材53a、53bを具備している。また、基板51aは、下部に配置されたキースイッチ昇降用偏芯カム55a、55a′、55b、55b′に支持されている。一方、基板51b上面には、表示パネル50が備えられ、基板51c上面には、操作キー52cが備えられている。操作キー52cは、上面に指圧部としてキー弾性部材53cを具備している。また、基板51cは、下部に配置されたキースイッチ昇降用偏芯カム55c、55c′、55d、55d′に支持されている。
【0036】
なお、各キー弾性部材53a〜53cは、操作部外装54に対して、僅かに突出しているだけなので、操作パネル部6の表面は凹凸の少ない構成となっている。また、上記キー弾性部材53a〜53cは、表面が操作部外装54と異なる色に配色され、周囲に対して目立つように構成されている。
【0037】
上記の構成より、対をなすキースイッチ昇降用偏芯カム55a、55a′、55b、55b′を同時に回転駆動することによって、基板51aが上昇し、その結果、キー弾性部材53a、53bが操作パネル部6の表面から突出する。また、キー弾性部材53cも上記と同様に、キースイッチ昇降用偏芯カム55c、55dを同時に回転駆動することによって、操作パネル部6の表面から突出した状態となる。
【0038】
図7は、この発明の実施形態に係る操作パネル部の縦断面図である。図7(a)は、キー弾性部材53cが上昇する前の状態、つまり通常の状態を示した図である。基板51c上面のシャフト56の軸方向の両端側には、ハーネス線57が接続されている。これらのハーネス線57は他の基板と接続されており、これらのハーネス線57により、隣接する基板との間で信号の送受信が行なわれる。また、キースイッチ昇降用偏芯カム55d、55d′を支持しているシャフト56は、ギア58、59を介してモータ60に接続されている。したがって、モータ60の回転を制御することによって、キースイッチ昇降用偏芯カム55d、55d′を回転駆動することができる。なお、図示していないが、キースイッチ昇降用偏芯カム55c、55c′は、ギア59とギア58と同形状の図示しないギアとを介してモータ60に接続されている。
【0039】
モータ60は、ドライバ61に接続され、ドライバ61に接続している図示しない制御部によって回転駆動される。したがって、1つのモータ60の駆動によって、同じタイミングで2対のキースイッチ昇降用偏芯カム55c、55c′55d、55d′を回転させて、図7(b)に示すように基板51cとともに操作キー52c及びキー弾性部材53cを上昇させることができる。つまり、制御部は、図7(a)に示す通常の状態からモータ60を回転駆動して、キースイッチ昇降用偏芯カム55c、55c′55d、55d′を所定の範囲だけ回転させることで基板51cを上昇させる。また、上記の構成はキースイッチ昇降用偏芯カム55c、55c′55d、55d′だけに限らず、操作キー52が配置された基板51を支持する全てのキースイッチ昇降用偏芯カム55の構成は上記と同様である。したがって、操作キー52a、52bが配置された基板51aにおけるキースイッチ昇降用偏芯カム55a、55a′55b、55b′も同様に構成される。また、上昇した各操作キーの52a〜52cの下降も上記と同様に、制御部がモータ60を回転駆動してキースイッチ昇降用偏芯カム55a〜55d、55a′〜55d′を所定の範囲だけ回転させて行う。
【0040】
また、各操作キー52a〜52cの昇降は、予め定められた装置本体の操作手順に沿って、各操作が行われる操作タイミング毎に操作すべき操作キーについてのみ行われる。
【0041】
なお、キースイッチ昇降用偏芯カム55、モータ60及びドライバ61の構成が、この発明の昇降手段である。
【0042】
また、図6においては説明の便宜上、操作キーが配置された基板の数を3つとしたが、これに限定されるものではない。さらに、1つの基板に備えられた操作キーの数も上記のように限定されるものではない。予め定められた装置本体の操作手順に沿って、各操作が行われる操作タイミング毎に使用すべき操作キーをまとめた操作キー群の数だけ設ければよい。例えば、コピーを実施する場合、コピーモードの選択、原稿サイズの設定、コピー枚数の設定、印字倍率の設定、給紙カセットの設定といった順に操作手順が定められているので、上記の5操作分の単一の基板を設けてやればよい。
【0043】
一方、1つの基板に備える操作キーは、上記の操作キー群毎に配置すればよい。上記の例を用いると、コピー枚数の設定では、0から9までの10個の操作キーが必要なため、1つの基板に10個の数字キー103を設ける。また、印字倍率の設定では、倍率選択キー部123の倍率選択キーに加えて、%キー106と倍率自動選択キー部128の倍率自動選択キー(AUTOキー)の3種類の操作キーを1つの基板に設ける。また、給紙カセットの設定では、A4、A3、B4及び手差しトレイ等の各トレイを選択するトレイ選択キー127だけを1つの基板に配置する。
【0044】
なお、この発明の実施形態においては、キースイッチ昇降用偏芯カム55及びモータ60等を用いて、基板51とともに操作キー52を上昇させたが、特にこれに限定されるものではなく、選択的に駆動される電磁的な機構を用いてもよい。例えば、図8(a)(b)に示されるように、キースイッチ昇降用偏芯カム55の代わりに、各ドライバ81にそれぞれ接続されたソレノイド80で基板51a及び51cを支持する。ドライバ81を介して制御部が、各ソレノイド80に電流を流すことで、ソレノイド80が,図8(a)に示すOFFの状態(電流の流れていない状態)から図8(b)に示すONの状態(電流の流れている状態)となり、基板51を上昇させる。
【0045】
また、図9(a)(b)に示すように、キースイッチ昇降用偏芯カム55の代わりに、各ドライバ86にそれぞれ接続された電磁マグネット部85で基板51a及び51cを支持しする。電磁マグネット部85は、2つの電磁マグネット85aの間に、マグネット85cを一部に含む絶縁支持部材85bを配置し、絶縁支持部材85bで基板51を支持する。ドライバ86を介して制御部が各電磁マグネット85aに電流を流すことで絶縁支持部材85bが、図9(a)に示す電磁マグネット85aがOFFの状態(電流の流れていない状態)から図9(b)に示す電磁マグネット85aがONの状態(電流の流れている状態)となり、その時マグネット85cが電磁マグネット85aに引き寄せられて基板51を上昇させる。上記の構成によって、簡易な構成で操作キーを昇降させることができ、コストアップを抑制できる。
【0046】
図10及び図11は、この発明の実施形態に係る操作パネル部の操作手順を示すフローチャートである。まず、ユーザが画像形成装置100に近づいてきたか否かを判断する(s1)。なお、ユーザが近づいてきたか否かは、画像形成装置100に取り付けられた図示しないセンサ等により判断する。ここで、複合機である画像形成装置100にユーザが近づく場合は、コピーを行う場合、FAXを送信する場合、コピー受け7上に排出されたプリントアウト物等を取り出す場合に限られるため、以下の操作手順においては、これらに限定して説明を行う。s1において、ユーザが画像形成装置100に近づいたと判断した場合、音声出力を行って操作パネル部6でキー入力が必要か否かを問い合わせ(s2)、キー入力が必要か否かを、例えば図示しない音声認識手段を用いてユーザの音声で判断する(s3)。
【0047】
s3において、キー入力が不要と判断した場合、つまりユーザが、キー入力を不要と返答した又はキー入力を必要か否かの返答しなかった場合、ユーザがコピー受け7上の用紙を取り出すために画像形成装置100に近づいたと判断し(s4)、待機状態に移る。一方、s3において、キー入力が必要と判断した場合、表示パネル50に操作モ−ド表示を行うとともに音声出力等により操作モードの入力案内を行ない(s5)、コピーモード及びFAX送信モードのモード選択の入力を受け付ける図示しない操作モード選択キーを上昇させ(s6)、どちらのモードが選択されたか判断する(s7)。
【0048】
s7において、コピーモードが選択されたと判断した場合、操作モード選択キーを下降させ(s8)、モータ60を駆動して操作パネル部6の原稿サイズ指定部124における原稿サイズ指定キーを上昇させるとともに音声出力等により原稿サイズ指定の入力案内を行う(s9)。その後、原稿サイズが入力されたか否かを判断する(s10)。原稿サイズが入力されていないと判断した場合、音声出力等により原稿サイズの入力を促す(s11)。また、原稿サイズが入力されたと判断した場合、原稿サイズ指定キーを下降させ(s12)、定められたコピーの操作手順に従って操作パネル部6の各操作タイミング毎に分類された操作キー群を、順次各操作タイミング毎に昇降させるとともに音声出力等によりユーザに各操作の入力を促す(s13)。その後、コピーを行うのに必要な項目の入力が全て終了したか否かを判断する(s14)。入力が終了していなければ、再度s11に戻る。一方、入力が終了していれば、スタートキー121を上昇させて音声出力等によりスタートキー121の押下を促し(s15)、スタートキー121が押下されたか否かを判断する(s16)。スタートキー121が押下されていなければ、再度s15に戻る。一方、スタートキー121が押下されていれば、スタートキー121を下降させ(s17)、原稿の読取及び印字処理を行う(s18)。その後、次処理があるか否かを判断する(s19)。次処理があれば、再度s2に戻る。一方、次処理がなければ、次の操作に備え待機状態に移る。
【0049】
また、s7において、FAX送信モードが選択されたと判断した場合、操作モード選択キーを下降させ(s20)、モータ60を駆動して操作パネル部6の数字キー103を上昇させるとともに音声出力等によりFAX番号の入力案内を行う(s21)。その後、FAX番号が入力されたか否かを判断する(s22)。原稿サイズが入力されていないと判断した場合、音声出力等によりFAX番号の入力を促す(s23)。また、FAX番号が入力されたと判断した場合、数字キー103を下降させ(s24)、定められたFAX送信の操作手順に従って操作パネル部6の各操作タイミング毎に分類された操作キー群を、順次各操作タイミング毎に昇降させるとともに音声出力等によりユーザに各操作の入力を促す(s25)。その後、FAX送信を行うのに必要な項目の入力が全て終了したか否かを判断する(s26)。入力が終了していなければ、再度s25に戻る。一方、入力が終了していれば、スタートキー121を上昇させ(s27)、スタートキー121が押下されたか否かを判断する(s28)。スタートキー121が押下されていなければ、再度s28に戻る。一方、スタートキー121が押下されていれば、スタートキー121を下降させ(s29)、FAX送信処理を行う(s30)。その後、次処理があるか否かを判断する(s31)。次処理があれば、再度s2に戻る。一方、次処理がなければ、次の操作に備え待機状態に移る。
【0050】
以上のようにして、この発明の実施形態に係る操作パネル部6では、操作キー52の上面に位置するキー弾性部材53を操作パネル部6表面から突出させることによって、ユーザが操作すべき操作キー52の判別性の向上を図ることができ、誤操作を防止することが可能となる。
【0051】
また、操作タイミングに基づいて複数の操作キー群のそれぞれの操作キー52を順次昇降させることによって、操作されるべき操作キー52のみを予め定められた操作タイミングで順次昇降させることができるので、ユーザの操作忘れを防止できる。
【0052】
さらに、キースイッチ昇降用偏芯カム55で単一の基板51を昇降させることで各操作キー群に設けられた単一の基板に配置された操作キー52を昇降させるので、ノイズが発生せず、ノイズによって操作パネル部6に影響を及ぼすことがなく、また操作キー52毎に昇降手段を構成する必要がないので、操作キーを昇降させる構成を単純にできる。
【0053】
なお、キー弾性部材の昇降のストローク幅は、1mmから10mmの範囲とすることが好ましい。1mm以下では、操作キーの判別性の向上が図れず、また10mm以上では、ユーザが操作時に違和感を受けたり、操作し難いからである。したがって、ストローク幅を上記の範囲で構成することによって、ユーザが判別し易い範囲で操作キーを上昇させることができるので、ユーザが操作すべき操作キーの判別性をより向上させること可能となり、操作キーの誤操作をより防止できる。
【0054】
また、この発明は、画像形成装置に設けられた操作パネル部に限らず、FAX等の他の装置に設けられた装置自体の動作設定や動作開始・停止等の入力を受け付ける操作キーが配置された操作パネル装置にも適用可能である。
【0055】
【発明の効果】
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0056】
(1)昇降手段を用いて操作されるべき操作キーの上面の位置を上昇させ、操作の終了した操作キーの上面を操作パネルの上面と略面一となる元の位置に下降させることによって、特定の操作に必要な操作キーのみを操作パネル上面から突出させることができるので、ユーザが操作すべき操作キーの判別性を向上させることができ、操作キーの誤操作を防止することができる。
【0057】
(2)昇降手段を用いて操作タイミングに基づいて複数の操作キー群のそれぞれの操作キーを順次昇降させることによって、操作されるべき操作キーのみを予め定められた操作タイミングで順次昇降させることができるので、ユーザの操作忘れを防止できる。
【0058】
(3)各操作キー群に設けられた単一の基板を昇降させることで、単一の基板に配置された各操作キー群の操作キーを同時に昇降させることができるので、操作キー毎に昇降手段を構成する必要がなく、操作キーを昇降させる構成を単純にできる。
【0059】
(4)選択的に回転駆動される偏芯カムを用いて操作キーを昇降させることによって、簡易な構成で操作キーを昇降させることができるので、コストアップを抑制できる。また、偏芯カムはノイズが発生しないので、ノイズによって装置に影響を及ぼすことがない。
【0060】
(5)選択的に駆動される電磁的な機構を用いて操作キーを昇降させることによって、簡易な構成で操作キーを昇降させることができるので、コストアップを抑制できる。
【0061】
(6)操作キーの昇降ストロークを1mm〜10mmの範囲で構成することによって、ユーザが判別し易い範囲で操作キーを上昇させることができるので、ユーザが操作すべき操作キーの判別性をより向上させることができ、操作キーの誤操作をより防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る操作パネル部を具備した画像形成装置の斜視説明図である。
【図2】同操作パネル部を具備した画像形成装置の斜視説明図である。
【図3】同操作パネル部を具備した画像形成装置の構成説明図である。
【図4】同操作パネル部の説明図である。
【図5】同操作パネル部の裏面側から見た組み付け説明図である。
【図6】同操作パネル部の横断面図である。
【図7】同操作パネル部の縦断面図である。
【図8】同操作パネル部の横断面図である。
【図9】同操作パネル部の横断面図である。
【図10】同操作パネル部の操作手順を示すフローチャートである。
【図11】同操作パネル部の操作手順を示すフローチャートである。
【図12】従来の操作パネル部の横断面図である。
【符号の説明】
6−操作パネル部
51−基板
52−操作キー
53−キー弾性部材
54−操作部外装
55−キースイッチ昇降用偏芯カム
56−シャフト
58−ギア
59−ギア
60−モータ
61−ドライバ
80−ソレノイド
81−ドライバ
85−電磁マグネット部
86−ドライバ
100−画像形成装置

Claims (5)

  1. コピーモードとFAXモードとを備える画像形成装置に用いられる操作パネル装置において、
    上面が操作パネルの上面と略面一に形成され、操作タイミングに基づいて操作キーを分類した複数の操作キー群と、
    事前に押下された操作キー群を検知して、前記複数の操作キー群のそれぞれの前記操作タイミングを判断する判断手段と、
    前記操作タイミングに基づいて、操作されるべき操作キーの上面の位置を所定の昇降ストロークで上昇させ、操作された操作キーの上面を前記操作パネルの上面と略面一となる位置に下降させる昇降手段と、を備え、
    前記複数の操作キー群は、押下により各モード用の各種設定を行う設定用操作キー群と押下により各モードに応じた処理を行うスタートキーとを含み、
    前記昇降手段は、前記判断手段が前記設定用操作キー群を用いた設定の完了を検知すると、スタートキーを上昇させ、前記判断手段がスタートキーの押下を検知すると、スタートキーを下降させることを特徴とする操作パネル装置
  2. 各操作キー群を構成する操作キーを、各操作キー群に設けられた単一の基板に配置し、
    前記昇降手段は、前記各操作キー群に設けられた単一の基板とともに操作キーを昇降させることを特徴とする請求項1に記載の操作パネル装置。
  3. 前記昇降手段は、選択的に回転駆動される偏芯カムを用いて操作キーを昇降させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の操作パネル装置
  4. 前記昇降手段は、選択的に駆動される電磁的な機構を用いて操作キーを昇降させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の操作パネル装置
  5. 前記操作キーの昇降ストロークは、1mm〜10mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の操作パネル装置
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