JP4067502B2 - 半導体装置、半導体装置の実装構造およびそれを備える電子機器ならびに表示装置 - Google Patents

半導体装置、半導体装置の実装構造およびそれを備える電子機器ならびに表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置、半導体装置の実装構造およびそれを備える電子機器ならびに表示装置に関し、特に、ベアチップ型半導体装置(例えば、ICチップやLEDチップ)が回路基板にフェイスダウン実装された構造に関する。
近年、液晶表示装置や有機EL表示装置などの薄型表示装置が携帯電話等の表示装置として広く用いられている。これらの薄型表示装置は、表示パネルと表示パネルに駆動信号を供給するための駆動回路(典型的には駆動IC)とを備える。表示パネルは少なくとも1枚の透明基板を有し、駆動ICは透明基板に実装される構成を採るものが多い。
例えば、TFT型液晶表示装置は、透明基板上に画素毎に設けられる画素電極と、画素電極毎に少なくとも1つ設けられたTFTと、画素電極にTFTを介して接続される信号線(ソースバスライン)と、TFTのスイッチングを制御するためにTFTに接続された走査線(ゲートバスライン)とを有し、信号線や走査線に所定の信号(データ信号や走査信号)を供給する駆動ICが透明基板上に実装されている。
駆動ICの実装構造としては、従来、TCP(Tape Carrier package)を用いた構造が広く用いられていたが、近年では、低コスト、高信頼性、薄型化等の観点から、液晶パネルのガラス基板に駆動ICをベアチップ実装したCOG(Chip On Glass)方式が用いられるようになってきている。
COG方式の中でも、駆動ICの半導体基板の回路が形成された面(回路形成面)に突起状のバンプ電極を形成し、このバンプ電極を液晶パネルのガラス基板に形成されたパッド(走査線や信号線の端子電極、ボンディングパッドともいう。)に接続する、いわゆるフェイスダウン実装構造が一般的である。
また、COG方式の具体的な接続方法としては、駆動ICのバンプ電極を半田にて形成し、これを溶融してガラス基板上のパッドと接続する方法や、バンプ電極をAu等の金属により形成し、導電性樹脂層を介してパッドと接続する方法がある。特に、導電性樹脂層として異方性導電層は、その厚さ方向に導電性を有する一方で層面内方向には導電性を有しないので、導電層をパターニングする必要が無く、異方性導電層を介して互いに対向するバンプ電極とパッドとを電気的に接続することができる。また、隣接する接続間には樹脂材料(接着剤)が充填されるので絶縁信頼性にも優れる。異方性導電層は、異方性導電フィルム(ACF)や異方性導電性ペースト(ACP)などを用いて形成される。
図4および図5を参照しながら、液晶表示装置におけるフェイスダウン実装構造を説明する。なお、図4に示す液晶表示装置100は、本発明による半導体装置10を備える本発明による実施形態の液晶表示装置100であるが、半導体装置10の代わりに従来の半導体装置(例えば図6の半導体装置70)を実装すると従来の液晶表示装置と実質的に同じなので、ここでは図4および図5を参照しながら説明する。
液晶表示装置100は、図4に模式的に示すように、液晶パネル(表示パネル)20と、液晶パネル20の額縁領域20b(TFT基板23が露出している領域)に実装された駆動IC10と、駆動IC10に所定の信号(データ信号および走査信号など)および電源電圧を供給するためのFPC15を備えている。
TFT基板23は、液晶パネル20の表示領域20aに対応する領域内に、上述したように、画素電極、TFT、信号線、走査線(いずれも不図示)、およびパッド22(図5)を有しており、パッド22から入力される信号によって、液晶層(不図示)に所定のタイミングで所定の電圧を印加する。
なお、液晶層はTFT基板23と対向するように配置された対向基板(不図示)との間に設けられており、対向基板には液晶層を介して画素電極に対向するように形成された対向電極(不図示)が形成されている。対向電極はトランスファーと呼ばれる転移電極を介して、TFT基板上の共通配線に接続されており、共通電圧も駆動IC10から供給されるように構成されている。
図5は図4中の5A―5A’線に沿った断面の一部を模式的に示した図である。
駆動IC10は、TFT基板23に異方性導電層30を介してフィスダウン実装されている。駆動IC10は、半導体基板1の回路形成面にバンプ電極2を有しており、TFT基板3はそのガラス基板21上に形成されたパッド22を有している。バンプ電極2とパッド22とが異方性導電層30中の導電性粒子32を挟持することによって互いに電気的に接続されている。異方性導電層30中の樹脂材料(接着剤)は駆動IC10をTFT基板23に機械的に接合するとともに、隣接する電気的な接続(一対のバンプ電極2とパッド22との間の電気的接続)を互いに絶縁する。
近年、半導体装置の多出力化、小型化に対応するために、配設ピッチの縮小(狭ピッチ化)が進んでいる。従来の狭ピッチ化された駆動ICのバンプ電極の配置を、図6を参照しながら説明する。
図6に示した従来の駆動IC70(半導体装置)では、半導体基板71の回路形成面(主面)の回路(不図示)が形成されていない周辺領域に、バンプ電極72が配置されている。すなわち、バンプ電極72が形成されていない中央部分に回路が形成されており、回路が形成された領域を避けて、基板71の主面の第1辺71a、第2辺71b、第3辺71c、および第4辺71d近傍の周辺領域にそれぞれバンプ電極72が形成されている。
上述したフェイスダウン実装構造は、例えば、ACFを用いて以下のようにして形成される。
図7に示すように、まず、TFT基板91上のパッド92が形成された領域にACF30が圧着される。次いで、TFT基板91のパッド92と駆動IC80のバンプ電極82との位置合わせを行い、その後、圧着ツール60にて、駆動IC80側から加熱圧着する。
加熱圧着されることで、パッド92とバンプ電極82との間に挟まれた導電性粒子32は、厚み方向に弾性変形(扁平)し、その周りの絶縁性接着剤34が硬化することで、変形状態を保持したまま固定されることとなる。その結果、パッド92とバンプ電極82とが電気的に接続される。また、硬化した絶縁性接着剤34によって、TFT基板90と駆動IC80との機械的接続も実現される。このように、導電性粒子32を弾性変形させて、パッド92とバンプ電極82とを電気的に接続する方法は、例えば特許文献1に記載されている。
特開平10−206874号公報
しかしながら、異方性導電層を用いた上記の実装方法を採用すると、隣接するバンプ電極間で短絡する場合がある。
この短絡が発生するメカニズムを、図8および図9を参照しながら説明する。
上記実装方法は、TFT基板91上のパッド92が形成された領域に異方性導電層を貼り付けた後、異方性導電層に駆動IC70を加熱圧着する工程を含む。この異方性導電層に駆動IC70を加熱圧着する工程において異方性導電層内に気泡が存在すると、図8に示すように異方性導電層(不図示)内の気泡が移動する。気泡5は、回路形成面の中央部分から周辺領域に向かって(回路形成面の辺71a、71b、71c、および71dに向かって)移動する。
気泡5は、例えば、異方性導電層30をTFT基板の所定の領域に貼り付ける際にTFT基板と異方性導電層30との間に発生する場合がある。また、絶縁性接着剤34の中に元から含まれている場合もある。
図9は図8の一部分9Aを模式的に示す図である。気泡5が移動すると、導電性粒子32は絶縁性接着剤34と気泡5との界面に凝集し、図9に示すように隣接するバンプ電極72の間に上記気泡5が到達すると、数珠繋ぎに凝集した導電性粒子32を介して隣接するバンプ電極72同士が電気的に接続され、短絡してしまうことがある。この短絡は、バンプ電極72の配設ピッチの縮小化が進むほど発生し易くなる。また、短絡が発生しなくても電気的信頼性を招くことがある。
ここでは、液晶表示装置における駆動ICとTFT基板との実装構造を例示したが、近年、液晶表示装置に関わらず、表示装置全般に高精細化が求められており、この高精細化に対応するために、上記バンプ電極82およびパッド92の狭ピッチ化が進んでいる。したがって、上記の問題は、ベアチップ半導体装置(例えば、ICチップやLEDチップ)を回路基板にフェイスダウン実装する際に共通の問題である。
本発明は、上記諸点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、ベアチップ型半導体装置が回路基板にフェイスダウン実装された構造の電気的信頼性を改善することにある。
本発明の半導体装置は、異方性導電層を介して、回路基板にフェイスダウン実装されるベアチップ型半導体装置であって、少なくとも4つの辺を含む主面を有する半導体基板と、前記半導体基板の前記主面の周辺領域に設けられ、前記少なくとも4つの辺の内の少なくとも1つの辺の近傍に、前記少なくとも1つの辺に沿って配列された複数のバンプ電極であって、隣接間隔が0.1mm以下で配列されたバンプ電極を含む第1バンプ電極群と、隣接間隔が0.1mm超で配列されたバンプ電極を含む第2バンプ電極群とを含む、複数のバンプ電極と、前記複数のバンプ電極の内の少なくとも一部のバンプ電極を挟んで、前記少なくとも1つの辺と対向するように設けられた少なくとも1つのダミーバンプとを有しており、前記少なくとも1つのダミーバンプは、前記第1バンプ電極群の前記隣接間隔0.1mm以下のバンプ電極と対応する位置に設けられ、前記第2バンプ電極群の前記隣接間隔0.1mm超のバンプ電極と対応する位置に設けられていないことを特徴としている。
前記少なくとも1つのダミーバンプの少なくとも表面は、絶縁材料で形成されていることが好ましい。
前記少なくとも1つのダミーバンプと、前記複数のバンプ電極の内の前記少なくとも1つのダミーバンプに最近接のバンプ電極との距離は、10μm以上100μm以下の範囲にあることが好ましい。
前記少なくとも1つのダミーバンプの前記半導体基板の前記主面からの高さは、前記複数のバンプ電極の前記主面からの高さと略等しいことが好ましい。
本発明の半導体装置の実装構造は、上記半導体装置と、回路基板とを備え、前記半導体装置は前記回路基板に前記異方性導電層を介してフェイスダウンで実装されていることを特徴としている。
本発明の電子機器は、上記半導体装置の実装構造を備えることを特徴としている。
本発明の表示装置は、上記半導体装置の実装構造を備え、前記回路基板が透明基板であることを特徴としている。
本発明の半導体装置は、異方性導電層を介して回路基板にフェイスダウン実装されるベアチップ型半導体装置であり、半導体基板の主面の周辺領域に、主面の辺に沿って配列されたバンプ電極と、そのバンプ電極を挟んで上記主面の辺と対向するように設けられたダミーバンプとを有するので、異方性導電層内の上記主面の中央部分で発生した気泡がダミーバンプによって堰き止められ、バンプ電極が形成された周辺領域に移動しない。したがって、隣接するバンプ電極間での短絡を防止でき、また、実装構造の電気的信頼性も高くできる。
本発明によると、回路基板にフェイスダウン実装された際に、電気的な接続信頼性が高い半導体装置および半導体装置の実装構造が提供される。さらに、本発明による実装構造を表示装置に適用することによって、電気的な信頼性が高く、且つ、額縁領域が狭い、高付加価値は表示装置を得ることができる。もちろん、本発明は、液晶表示装置などの表示装置に限られず、種々の電子機器の小型化および信頼性を向上することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明による実施形態の液晶表示装置における実装構造を説明する。
図4および図5に示した液晶表示装置100は、図1に示す参考例の半導体装置10を有する点において従来の液晶表示装置と異なる。液晶表示装置100の基本的な構成は上述したので、重複する説明をここでは省略する。
図1を参照しながら、半導体装置10の構成を説明する。図1は、半導体装置10の回路形成面(主面ともいう。)を模式的に示した平面図である。
図1に示すように、半導体装置10は、半導体基板1の回路形成面に複数のバンプ電極2を有しているベアチップ半導体装置である。バンプ電極2の構成および回路形成面のバンプ電極2の配置は、図8に示した従来の半導体装置70と同じである。半導体装置10は、バンプ電極2を挟んで回路形成面の辺1a、1b、1cおよび1dと対向するように設けられたダミーバンプ3を有することを特徴としている。
以下、図2を参照しながら本発明の作用を説明する。図2は、図1に示した半導体装置10の回路形成面の一部分2Aを模式的に示す図である。
異方性導電層30に半導体装置10を加熱圧着する工程(図7参照)で、異方性導電層30内の回路形成面の中央部分に存在する気泡5は、中央部分から周辺領域に向かって移動する。しかしながら、半導体装置10はダミーバンプ3を有しているので、図2に示すように気泡5はダミーバンプ3によって堰き止められ、バンプ電極2が形成された周辺領域に移動しない。このため、隣接するバンプ電極2の間に気泡5を到達しにくくできるので、隣接するバンプ電極2の間で導電性粒子32が凝集するのを抑制でき、従来よりも、実装構造の電気的信頼性を高くできる。また、短絡を防止できるので歩留まりを高くできる。
以下、図1を参照しながら、半導体装置10をより具体的に説明する。
半導体基板1の回路形成面は例えば略矩形であり、第1辺1a、第2辺1b、第3辺1d、および第4辺1eを有している。バンプ電極2は、上記第1辺1aから第4辺1eの各辺の近傍に設けられた各周辺領域に、各辺に沿って配列されている。例えば、第1辺1aの近傍に設けられた周辺領域には、第1辺1aに沿ってバンプ電極2aが配列されている。ここで、第1辺1aに沿って配列されているバンプ電極2aを第1バンプ電極という場合がある。同様に、第2辺1bに沿って配列されているバンプ電極2を第2バンプ電極2bといい、第3辺1cに沿って配列されているバンプ電極2を第3バンプ電極2cといい、第4辺1dに沿って配列されているバンプ電極2を第4バンプ電極2dという場合がある。
第1バンプ電極2a、第2バンプ電極2b、第3バンプ電極2cおよび第4バンプ電極2dのそれぞれの内側には、ダミーバンプが形成されている。第1バンプ電極2a、第2バンプ電極2b、第3バンプ電極2cおよび第4バンプ電極2dに対応するダミーバンプを、それぞれ、第1ダミーバンプ3a、第2ダミーバンプ3b、第3ダミーバンプ3cおよび第4ダミーバンプ3dと称する。第1ダミーバンプ3aは、第1バンプ電極2aを挟んで第1辺1aに対向するように設けられており、第2ダミーバンプ3bは、第2バンプ電極2aを挟んで第2辺1bに対向するように設けられている。第3ダミーバンプ3cおよび第4ダミーバンプ3dも同様に、それぞれ、第3ダミーバンプ3cおよび第4ダミーバンプ3dを挟んで、第3辺1cおよび第4辺1dに対向するように設けられている。
図1に示すように、第1ダミーバンプ3a、第2ダミーバンプ3b、第3ダミーバンプ3cおよび第4ダミーバンプ3dを一体に形成して基板1の主面の中央領域を包囲すれば、気泡5をダミーバンプで包囲された領域内に閉じ込めることができるので、バンプ電極2が形成された周辺領域に気泡5が移動するのをより効果的に抑制できる。
ダミーバンプ3は、少なくとも表面が絶縁材料で形成されていることが好ましい。隣接するバンプ電極2が、ダミーバンプおよび導電性粒子32を介して短絡してしまうのを妨げるためである。ダミーバンプ3は、例えば、バンプ電極2と同じ導電材料を用いて、バンプ電極2の作製工程と同一工程で所定形状の凸部を作製した後、凸部の表面に樹脂などをコーティングして形成できる。もちろん、単層の絶縁層で形成してもよい。
ダミーバンプ3とバンプ電極2との間の距離d(図2)は、10μm以上100μm以下であることが好ましい。距離dを10μm以上にすれば、たとえダミーバンプ3が充分な絶縁性を備えていない場合であっても、ダミーバンプ3とバンプ電極2とが数珠繋ぎに凝集した導電性粒子32を介して短絡してしまうことを充分に防止できる。ダミーバンプ3とバンプ電極2との間で気泡が生成するのを防止するには、距離dを100μm以下にすることが好ましい。
ダミーバンプ3の半導体基板1の主面からの高さは、バンプ電極2の半導体基板1の主面からの高さと略同じであることが好ましい。ダミーバンプ3の高さがバンプ電極2の高さよりも小さいと、異方性導電層30の基板71の主面中央部で発生した気泡5がダミーバンプ3によって十分に堰き止められず、バンプ電極2が形成された周辺領域に移動してしまう恐れがあるからである。バンプ電極2の高さは、具体的には、例えば12μmから15μm程度であり、ダミーバンプ3の高さは上記バンプ電極2の高さ以下である。ダミーバンプ3の幅W(図2)は、Wの幅が広くなるとその場所から気泡が発生しやすくなるという理由から15μ以下であることが好ましい。
バンプ電極2の隣接間隔Pが0.1mm以下まで狭ピッチ化されると、短絡が生じやすい。本実施形態の半導体装置10は、狭ピッチ化された半導体装置の短絡に特に効果的である。
例えば半導体装置10の基板1の主面に、隣接間隔Pの異なるバンプ電極2が形成されている場合、隣接間隔Pが0.1mm以下のバンプ電極2に対して選択的にダミーバンプを形成しても良い。以下、図3(a)、(b)および(c)を参照して説明する。
図3(a)に示す半導体装置10aは、例えば、0.05mmの隣接間隔P1aおよび0.3mmの隣接間隔P1b(P1b>P1a)を有する第1バンプ電極2aを基板1の第1辺1aの周辺領域に有し、隣接間隔P2が0.08mmの第2バンプ電極2bを基板1の第2辺1bの周辺領域に有し、隣接間隔P3が0.2mmの第3バンプ電極2cを基板1の第3辺1cの周辺領域に有し、隣接間隔P4が0.2mmの第4バンプ電極2dを基板1の第4辺1dの周辺領域に有している。すなわち、隣接間隔が0.1mm以下のバンプ電極を第1辺1a、第2辺1bおよび第3辺1cの周辺領域に有するが、第4辺1cの周辺領域には有しない。
半導体装置10aは、第1バンプ電極2a、第2バンプ電極2および第3バンプ電極2cのそれぞれに対応して、第1辺1a、第2辺1bおよび第3辺1cに沿って設けられたダミーバンプ3を有するが、第4バンプ電極2dに対応するダミーバンプ3を有しない。すなわち、隣接間隔が0.1mm以下のバンプ電極を有する辺に沿って、選択的にダミーバンプを配置している。
図3(b)に示す半導体装置10bは、第3バンプ電極2cの隣接間隔P3が0.2mm(≧0.1mm)であり、第3バンプ電極2cに対応するダミーバンプ3を有しない点で図3(a)に示す半導体装置10aと異なる。
ダミーバンプ3は、基板1の1つの辺に沿って一体に形成される必要はなく、1つの辺に沿って複数のダミーバンプが設けられてもよい。
図3(c)に示す半導体装置10cは、第1バンプ電極2aの隣接間隔が0.05mm(P1a)および0.3mm(P1b)を有する場合に、第1辺1a近傍において、隣接間隔がP1a(≦0.1mm)の第1バンプ電極2aのみに対応するようにダミーバンプ3を選択的に配置している。
図3(a)から(c)に例示したように、少なくとも凝集した微粒子によって短絡が発生する可能性があるバンプ電極に対応してダミーバンプを設ければ良く、ダミーバンプの形状、大きさや配置の設計の自由度は高い。また、ダミーバンプの形状、大きさや配置を適宜変更することによって、接続信頼性を向上することもできる。
一般に、接着面の構成が不均一であると、接着信頼性が低下することがある。例えば、基板1のある辺に沿って形成されたバンプ電極の総面積と、他の辺に沿って形成されたバンプ電極の総面積とが異なると、接着強度などに差が生じ、接続信頼性が低下する場合がある。このような場合に、ダミーバンプの形状、大きさや配置を適宜変更することによって、基板1の表面の構成の均一性を向上し、接続信頼性を改善することができる。ここでは、バンプ電極の面積の違いを例示したが、バンプ電極の大きさやピッチなども接続信頼性に影響を与えることがあるので、これらを考慮して、ダミーバンプの形状、大きさや配置を設計すればよい。
なお、図1に示すようにダミーバンプ3を形成すれば、設計が容易であるというメリットがある。
上記の説明では、半導体基板1の主面が長方形である場合を説明したが、主面の形状はこれに限られない。異方性導電層30は、異方性導電フィルム(ACF)や異方性導電性ペースト(ACP)などを用いて形成される。
本実施形態の駆動ICは、例えば、図7を参照しながら説明したプロセスによって、実装することができる。
まず、TFT基板23上にACF30が圧着され、次いで、TFT基板23と駆動IC10との位置合わせが行われる。そして、その後、圧着ツール60にて、駆動IC10側より加熱圧着が施される。圧着条件としては、例えば、温度170℃〜190℃、加圧力70MpPa〜90MPa、加圧時間8秒〜12秒である。これにより、ACF10が硬化(熱硬化)して、駆動IC10がTFT基板23に実装される。
加熱圧着されることで、パッド電極92とバンプ電極82との間に挟まれた上記導電性粒子32は、厚み方向に弾性変形(扁平)し、その周りの絶縁性接着剤34が硬化することで、変形状態を保持したまま固定されることとなる。その結果、パッド電極92とバンプ電極82との電気的な接続が形成され、硬化した絶縁性接着剤34によって、TFT基板23と駆動IC10との機械的接続も実現される。
本発明の実施形態による半導体装置10を用いると、基板1の主面の中央部における異方性導電層30内に気泡5が存在しても、図1に示したように、主面の周辺領域に設けられたバンプ電極2に対応してダミーバンプ3を配置しているので、上記気泡5がダミーバンプ3によって堰き止められ、周辺領域のバンプ電極2まで移動しない。したがって、気泡5の存在に起因する隣接端子間の電気的短絡を防止できる。このため、電気的な接続の信頼性を確保しながら、多数のバンプ電極を効率的に配置することができる。
上記の実施形態では、液晶表示装置における実装構造を例に本発明を説明したが、本発明は、上述した例に限られず、ベアチップ半導体装置(例えば、ICチップやLEDチップ)を回路基板にフェイスダウン実装した構造に広く適用することができ、接続信頼性を向上するという効果を奏する。
なお、特開平11−354564号公報には、異方性導電層を用いた実装構造において、バンプ電極を所定の形状にすることによって、バンプ電極とパッドとの間に存在する導電性粒子の数を多くする半導体装置を開示している。しかしながら、上記特許文献に開示されている発明は、異方性導電層内に存在する気泡が電気的信頼性に影響することに言及すらしていない。
本発明の半導体装置は、液晶表示装置などの表示装置、およびその他の種々の電子機器に広く利用できる。
参考例の半導体装置10の回路形成面を模式的に示した平面図である。 図1に示した半導体装置10の回路形成面の一部分2Aを模式的に示す図である。 (a)、(b)および(c)は、本発明による実施形態の半導体装置の回路形成面を模式的に示した平面図である。 本発明による実施形態の液晶表示装置100における実装構造を模式的に示す平面図である。 図4の液晶表示装置100の断面図である。 従来の半導体装置70の回路形成面を模式的に示した平面図である。 液晶パネルに駆動ICを実装するプロセスを説明するための模式的な断面図である。 従来の半導体装置70の回路形成面を模式的に示した平面図である。 図8に示した半導体装置70の回路形成面の一部分9Aを模式的に示す図である。
符号の説明
1 半導体基板
1a 第1辺
1b 第2辺
1c 第3辺
1d 第4辺
2 バンプ電極
2a 第1バンプ電極
2b 第2バンプ電極
2c 第3バンプ電極
2d 第4バンプ電極
3 ダミーバンプ
5 気泡
10 半導体基板
10a 半導体基板
10b 半導体基板
10c 半導体基板
21 ガラス基板
22 パッド22
30 異方性導電層
32 導電性粒子
34 絶縁性接着剤
100 液晶表示装置

Claims (7)

  1. 異方性導電層を介して、回路基板にフェイスダウン実装されるベアチップ型半導体装置であって、
    少なくとも4つの辺を含む主面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の前記主面の周辺領域に設けられ、前記少なくとも4つの辺の内の少なくとも1つの辺の近傍に、前記少なくとも1つの辺に沿って配列された複数のバンプ電極であって、隣接間隔が0.1mm以下で配列されたバンプ電極を含む第1バンプ電極群と、隣接間隔が0.1mm超で配列されたバンプ電極を含む第2バンプ電極群とを含む、複数のバンプ電極と、
    前記複数のバンプ電極の内の少なくとも一部のバンプ電極を挟んで、前記少なくとも1つの辺と対向するように設けられた少なくとも1つのダミーバンプとを有しており
    前記少なくとも1つのダミーバンプは、前記第1バンプ電極群の前記隣接間隔0.1mm以下のバンプ電極と対応する位置に設けられ、前記第2バンプ電極群の前記隣接間隔0.1mm超のバンプ電極と対応する位置に設けられていない、半導体装置。
  2. 前記少なくとも1つのダミーバンプの少なくとも表面は、絶縁材料で形成されている、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記少なくとも1つのダミーバンプと、前記複数のバンプ電極の内の前記少なくとも1つのダミーバンプに最近接のバンプ電極との距離は、10μm以上100μm以下の範囲にある、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記少なくとも1つのダミーバンプの前記半導体基板の前記主面からの高さは、前記複数のバンプ電極の前記主面からの高さとしい、請求項1からのいずれかに記載の半導体装置。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の半導体装置と、回路基板とを備え、
    前記半導体装置は前記回路基板に前記異方性導電層を介してフェイスダウンで実装されている、半導体装置の実装構造。
  6. 請求項に記載の半導体装置の実装構造を備える、電子機器。
  7. 請求項に記載の半導体装置の実装構造を備え、前記回路基板が透明基板である、表示装置。
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