JP4067265B2 - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の固体撮像装置は、電荷転送にCCD(電荷結合素子;Charge Coupled Device)を用いたものが主流となっている。図2は、従来の固体撮像装置の構造を示す断面図である。この固体撮像装置においては、n型半導体基板21上に高濃度n型半導体層22および低濃度n型半導体層23がこの順に形成されており、この低濃度n型半導体層23内にp型ウェル24が形成されている。p型ウェル24内には、n型拡散領域である光電変換部25が形成されており、その表層にはp型拡散領域26が形成されている。更に、p型ウェル24内には、光電変換部25と隣り合うように、n型拡散領域である電荷転送部27が形成されており、その上方にはゲート絶縁膜28を介して転送電極29が形成されている。また、n型半導体基板21は、その裏面からオーミックコンタクトがとられ、これにより電源電圧と電気的に接続されている。
【0003】
この固体撮像装置の動作について説明すると、まず、光電変換により発生した電荷は光電変換部25に蓄積される。転送電極29に電圧が印加されると、光電変換部25に蓄積された電荷が電荷転送部27に読み出され、この電荷転送部27により出力アンプまで転送される。
【0004】
このような固体撮像装置においては、電荷の蓄積時間を調整するため、光電変換部25に蓄積された不要電荷を排出する必要がある。この不要電荷の排出は、n型半導体基板21にバイアス電圧よりも高い電圧を印加し、p型ウェル24を空乏化してそのポテンシャルを光電変換部25よりも深くすることにより実施される。これにより、光電変換部25の不要電荷は、高濃度n型半導体層22に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の固体撮像装置においては、白傷(黒表示画面に現れる部分的な輝度ムラ)が発生する場合があり、十分に良好な画質を実現しているとは言い難かった。
【0006】
そこで、本発明は、白傷発生が抑制された画質の良好な固体撮像装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の固体撮像装置は、p型半導体基板と、前記p型半導体基板表面に形成されたn型半導体層と、前記n型半導体層内に形成されたp型ウェルと、前記p型ウェル内に形成された光電変換部および電荷転送部と、前記n型半導体層の前記p型ウェルが形成されていない領域の表面に形成され、電源電圧と電気的に接続されたn型半導体領域とを備えることを特徴とする。
【0008】
このような構成の固体撮像装置によれば、n型半導体基板を使用する従来の固体撮像装置に比べて、白傷発生などの画質低下を抑制することができる。これは、p型半導体基板を使用することにより、固体撮像装置製造中に誘起される結晶欠陥を抑制でき、しかも基板内に存在する重金属などの汚染を効率良くゲッタリングできるからである。
【0009】
また、p型半導体基板を使用した場合、n型半導体基板を使用した従来の固体撮像装置のように、電源電圧と接続するためのオーミックコンタクトを基板裏面からとることができないという問題がある。そこで、本発明においては、基板表面にn型拡散領域を形成して、基板表面からオーミックコンタクトをとることにより、この問題を解決した。
【0010】
更に、固体撮像装置の製造においては、基板表面に絶縁膜などの各種の膜が形成されるが、これらの膜は基板表面だけでなく、その裏面にも形成される。従って、従来の固体撮像装置のように、電源電圧と接続するためのオーミックコンタクトを基板裏面からとる場合には、基板裏面に形成された膜を除去する必要があるが、このような膜の除去操作は基板に損傷を与えるおそれがあった。この基板の損傷は、白傷発生などの固体撮像装置の画質低下を招く一因であった。しかしながら、本発明の固体撮像装置においては、基板表面からオーミックコンタクトをとるため、基板裏面に堆積される膜を除去する必要がなく、その除去操作に伴う基板の損傷を回避することができる。よって、画質の良好な固体撮像装置とすることが可能である。
【0011】
前記固体撮像装置においては、前記p型半導体基板の比抵抗が、0.005〜30Ω・cmであることが、さらには、0.005〜0.02Ω・cmであること、また、0.005〜0.01Ω・cmであることがより好ましい。この好ましい例によれば、ゲッタリング効果が更に向上するため、白傷発生などの画質低下をより十分に抑制することができる。
【0012】
また、前記固体撮像装置においては、前記n型半導体層が、前記p型半導体基板側から順に第1半導体層および第2半導体層が積層されて構成されており、前記第1半導体層の不純物濃度が、前記第2半導体層の不純物濃度よりも高いことが好ましい。この好ましい例によれば、光電変換部に蓄積された不要電荷排出のために要する電圧を低下させることができる。
【0013】
前記目的を達成するため、本発明の固体撮像装置の製造方法は、p型半導体基板表面にn型半導体層を形成する工程と、前記n型半導体層内にp型ウェルを形成する工程と、前記p型ウェル内に光電変換部および電荷転送部を形成する工程と、前記n型半導体層の前記p型ウェルが形成されていない領域の表面にn型半導体領域を形成する工程と、前記n型半導体領域を電源電圧と電気的に接続する工程とを含むことを特徴とする。このような製造方法によれば、前述したような本発明の固体撮像装置を製造することができる。
【0014】
前記製造方法においては、前記n型半導体層を、前記p型半導体基板側から順に第1半導体層および第2半導体層を積層して構成し、前記第1半導体層の不純物濃度を、前記第2半導体層の不純物濃度よりも高くすることが好ましい。この好ましい例によれば、製造される固体撮像装置において、光電変換部に蓄積された不要電荷排出のために印加する電圧を低下させることができる。
【0015】
また、前記好ましい例においては、前記n型半導体層を、エピタキシャル成長により前記第1半導体層を形成した後、エピタキシャル成長により前記第2半導体層を形成することにより形成することができる。
【0016】
また、前記好ましい例においては、前記n型半導体層を、前記p型半導体基板へのイオン注入により前記第1半導体層を形成した後、エピタキシャル成長により前記第2半導体層を形成することにより形成することもできる。
【0017】
更に、前記好ましい例においては、前記n型半導体層程を、エピタキシャル成長により半導体層を形成した後、イオン注入により、前記半導体層の下層部に不純物濃度の高い層を形成することにより形成することもできる。この場合、イオン注入により前記半導体層の下層部に形成された高濃度の層が前記第1半導体層となり、前記半導体層の上層部が前記第2半導体層となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の固体撮像装置の一例を示す断面図である。この固体撮像装置においては、p型半導体基板1上に、高濃度n型半導体層2および低濃度n型半導体層3がこの順に形成されており、この低濃度n型半導体層3内にp型ウェル4が形成されている。p型ウェル4内には、光電変換部5が形成されており、その表層部にはp型拡散領域6が形成されている。更に、p型ウェル4内には、光電変換部5と隣り合うように電荷転送部7が形成されており、その上方にはゲート絶縁膜8を介して転送電極9が形成されている。
【0019】
p型半導体基板1としては、例えば、ボロンドープのシリコン基板を使用することができる。p型半導体基板1は、その不純物濃度が高いほど(すなわち、比抵抗が小さいほど)良好なゲッタリング効果が得られ、固体撮像装置の画質を向上させることができる。p型半導体基板1の比抵抗は、例えば0.005〜30Ω・cm、好ましくは0.005〜0.02Ω・cm、更に好ましくは0.005〜0.01Ω・cmである。
【0020】
高濃度n型半導体層2は、光電変換部5に蓄積された不要電荷が排出されるドレインとして機能する層である。高濃度n型半導体層2は、例えば、p型半導体基板1上に形成されたエピタキシャル層、または、p型半導体基板1の表層部に形成された不純物拡散層である。その不純物濃度は、不要電荷排出時の印加電圧を低下させるため、例えば5×1015〜1×1017cm-3、好ましくは3×1016〜1×1017cm-3に調整される。また、その層厚は、例えば2〜6μm、好ましくは4〜6μmである。なお、不要電荷排出の機構については後述する。
【0021】
低濃度n型半導体層3は、例えば、高濃度n型半導体層2上に形成されたエピタキシャル層である。その不純物濃度は、例えば1×1014〜3×1014cm-3、好ましくは1.5×1014〜2.5×1014cm-3に調整される。また、その層厚は、例えば4〜10μm、好ましくは5〜7μmである。
【0022】
p型ウェル4の不純物濃度は、例えば6×1014〜2×1015cm-3、好ましくは8×1014〜1×1015cm-3である。また、その拡散深さは、例えば3〜10μm、好ましくは4〜6μmである。
【0023】
光電変換部5はn型拡散領域であり、その不純物濃度は、光電変換が実施できる範囲であれば特に限定するものではないが、例えば5×1015〜5×1016cm-3、好ましくは8×1015〜2×1016cm-3である。また、p型拡散領域6の不純物濃度は、例えば5×1017〜5×1019cm-3、好ましくは1×1018〜1×1019cm-3である。
【0024】
電荷転送部7はn型拡散領域であり、その不純物濃度は、特に限定するものではないが、例えば1×1017〜1×1018cm-3、好ましくは2×1017〜6×1017cm-3である。また、電荷転送部7上に形成されるゲート絶縁膜8としては、例えばシリコン酸化膜を使用することができ、転送電極9としては、例えば多結晶シリコンを使用することができる。
【0025】
また、低濃度n型半導体層3には、p型ウェル4が形成されていない領域が確保されており、この領域の表面に、オーミックコンタクトをとるための高濃度n型拡散領域10が形成されている。この高濃度n型拡散領域10は、金属配線により電源電圧と電気的に接続されている。高濃度n型拡散領域10の不純物濃度は、特に限定するものではないが、例えば1×1019〜1×1021cm-3、好ましくは1×1020〜5×1020cm-3である。
【0026】
次に、上記固体撮像装置の製造方法の一例について説明する。
【0027】
まず、p型半導体基板1表面に、高濃度n型半導体層2および低濃度n型半導体層3を形成する。形成方法としては、次の3通りの方法を採用することができる。
【0028】
第1の方法においては、まず、p型半導体基板1上に、リンなどのn型不純物を添加したエピタキシャル成長により、高濃度n型半導体層2を形成する。更に、これに連続して再度、リンなどのn型不純物を添加したエピタキシャル成長を実施し、高濃度n型半導体層2上に低濃度n型半導体層3を形成する。
【0029】
第2の方法においては、まず、p型半導体基板1の表層部に、リンなどのn型不純物を注入して、高濃度n型半導体層2を形成する。続いて、この高濃度n型半導体層2が形成されたp型半導体基板1上に、リンなどのn型不純物を添加したエピタキシャル成長により、低濃度n型半導体層3を形成する。
【0030】
第3の方法においては、まず、p型半導体基板1上に、リンなどのn型不純物を添加したエピタキシャル成長により、半導体層を形成する。このとき、形成される半導体層の不純物濃度は、低濃度n型半導体層3の不純物濃度として適当な濃度に調整される。続いて、半導体層に、リンなどのn型不純物を注入して、高濃度n型半導体層2を形成する。このとき、注入エネルギーは、不純物濃度が半導体層の下層部にピークを持つように設定される。具体的には、注入エネルギーは、例えば4000〜10000keV、好ましくは6000〜8000keVである。
【0031】
続いて、低濃度n型半導体層3に、ボロンなどのp型不純物を注入してp型ウェル4を形成し、p型ウェル4内に、リンなどのn型不純物を注入して光電変換部5および電荷転送部7を形成する。更に、ボロンなどのp型不純物の注入により、光電変換部5の表層部にp型拡散領域6を形成する。その後、熱酸化法により酸化膜からなるゲート絶縁膜8を形成した後、このゲート絶縁膜8上に、化学気相成長法(以下、「CVD法」という。)によって多結晶シリコンを成膜し、これをパターニングして転送電極9を形成する。
【0032】
また、低濃度n型半導体層3のp型ウェル4が形成されていない領域の表面に、リンなどのn型不純物を注入して、高濃度n型拡散領域10を形成する。続いて、半導体基板表面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜の高濃度n型拡散領域10上にコンタクトホールを形成した後、金属膜を成膜する。この金属膜をパターニングし、高濃度n型拡散領域10を電源電圧と電気的に接続するための金属配線を形成する。
【0033】
次に、上記固体撮像装置の動作について説明する。
【0034】
光電変換部5に光が入射すると、この光が光電変換されて、電荷が発生する。このとき、光電変換部5と高濃度n型半導体層2との間には、p型ウェル4によるポテンシャル障壁が形成されているため、発生した電荷は光電変換部5に蓄積される。続いて、転送電極9に電圧が印加されることにより、光電変換部5に蓄積された電荷が電荷転送部7に読み出され、出力アンプまで転送される。
【0035】
なお、光電変換部5に蓄積し得る電荷量は、高濃度n型半導体層2に印加されるバイアス電圧によって設定することが可能である。このバイアス電圧は、高濃度n型拡散領域10に接続された電源電圧から、低濃度n型半導体層3を介して、高濃度n型半導体層2に印加される。
【0036】
また、上記固体撮像装置においては、電荷蓄積時間を調整する目的から、光電変換部5に蓄積された電荷を排出する必要がある。この電荷排出は、高濃度n型半導体層2にバイアス電圧よりも高い正電圧(以下、「電荷排出電圧」という。)を印加することにより実施される。この電荷排出電圧は、バイアス電圧と同様に、高濃度n型拡散領域10から低濃度n型半導体層3を介して印加される。これにより、p型ウェル4が空乏化され、そのポテンシャルが光電変換部5よりも深くなるため、光電変換部5と高濃度n型半導体層2との間に存在していたポテンシャル障壁が消失する。その結果、光電変換部5に蓄積されていた電荷が高濃度n型半導体層2に排出される。
【0037】
【実施例】
(実施例1)
図1に示す構造を有する固体撮像装置を次の要領で作製した。まず、比抵抗10Ω・cmのp型シリコン基板上に、エピタキシャル成長により、不純物濃度9×1015cm-3の高濃度n型半導体層を形成した後、再度エピタキシャル成長を実施して、不純物濃度2×1014cm-3の低濃度n型半導体層を形成した。続いて、低濃度n型半導体層に、ボロンのイオン注入により、不純物濃度1×1015cm-3のp型ウェルを形成した。リンのイオン注入により、p型ウェル内に光電変換部および電荷転送部を形成した後、ボロンのイオン注入により、光電変換部の表層部にp型拡散領域を形成した。その後、熱酸化法によりシリコン酸化膜を形成した後、この絶縁膜上にCVD法によって多結晶シリコンを成膜し、これをパターニングして転送電極を形成した。更に、低濃度n型半導体層のp型ウェルが形成されていない領域の表面に、リンを注入して、高濃度n型拡散領域を形成した。その後、高濃度n型拡散領域からオーミックコンタクトをとり、電源電圧に接続した。
【0038】
上記固体撮像装置を2000個作製し、その各々について表示画面を観察して、白傷の有無を検査した。その結果、表示画面に白傷が認められる画質不良の固体撮像装置の個数は、全体の5〜15%であった。
【0039】
(比較例1)
図2に示す構造を有する固体撮像装置を次の要領で作製した。まず、比抵抗20Ω・cmのn型シリコン基板上に、エピタキシャル成長により高濃度n型半導体層を形成した後、再度エピタキシャル成長を実施して低濃度n型半導体層を形成した。続いて、低濃度n型半導体層に、ボロンのイオン注入によりp型ウェルを形成した。リンのイオン注入により、p型ウェル内に光電変換部および電荷転送部を形成した後、ボロンのイオン注入により、光電変換部の表層部にp型拡散領域を形成した。その後、熱酸化法によりシリコン酸化膜を形成した後、この絶縁膜上にCVD法によって多結晶シリコンを成膜し、これをパターニングして転送電極を形成した。その後、n型シリコン基板の裏面を被覆する膜を除去し、基板裏面からオーミックコンタクトをとり、電源電圧に接続した。なお、高濃度n型半導体層、低濃度n型半導体層およびp型ウェルの不純物濃度は、実施例1と同様に調整した。
【0040】
上記固体撮像装置を2000個作製し、その各々について表示画面を観察して、白傷の有無を検査した。その結果、表示画面に白傷が認められる画質不良の固体撮像装置の個数は、全体の20〜30%であった。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の固体撮像装置によれば、p型半導体基板と、前記p型半導体基板表面に形成されたn型半導体層と、前記n型半導体層内に形成されたp型ウェルと、前記p型ウェル内に形成された光電変換部および電荷転送部と、前記n型半導体層の前記p型ウェルが形成されていない領域の表面に形成され、電源電圧と電気的に接続されたn型半導体領域とを備えているため、白傷発生などの画質低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の固体撮像装置の構造の一例を示す断面図である。
【図2】 従来の固体撮像装置の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 p型半導体基板
2、22 高濃度n型半導体層
3、23 低濃度n型半導体層
4、24 p型ウェル
5、25 光電変換部
6、26 p型拡散領域
7、27 電荷転送部
8、28 ゲート絶縁膜
9、29 転送電極
10 高濃度n型拡散領域
21 n型半導体基板

Claims (10)

  1. p型半導体基板と、前記p型半導体基板表面に形成されたn型半導体層と、前記n型半導体層内に形成されたp型ウェルと、前記p型ウェル内に形成された光電変換部および電荷転送部と、前記n型半導体層の前記p型ウェルが形成されていない領域の表面に形成され、電源電圧と電気的に接続されたn型拡散領域とを備えた固体撮像装置。
  2. 前記p型半導体基板の比抵抗が、0.005〜30Ω・cmである請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記p型半導体基板の比抵抗が、0.005〜0.02Ω・cmである請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記p型半導体基板の比抵抗が、0.005〜0.01Ω・cmである請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記n型半導体層が、前記p型半導体基板側から順に第1半導体層および第2半導体層が積層されて構成されており、前記第1半導体層の不純物濃度が、前記第2半導体層の不純物濃度よりも高い請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. p型半導体基板表面にn型半導体層を形成する工程と、前記n型半導体層内にp型ウェルを形成する工程と、前記p型ウェル内に光電変換部および電荷転送部を形成する工程と、前記n型半導体層の前記p型ウェルが形成されていない領域の表面にn型拡散領域を形成する工程と、前記n型拡散領域を電源電圧と電気的に接続する工程とを含む固体撮像装置の製造方法。
  7. 前記n型半導体層を、前記p型半導体基板側から順に第1半導体層および第2半導体層を積層して構成し、前記第1半導体層の不純物濃度を、前記第2半導体層の不純物濃度よりも高くする請求項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 前記n型半導体層が、エピタキシャル成長により前記第1半導体層を形成した後、エピタキシャル成長により前記第2半導体層を形成することにより形成される請求項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 前記n型半導体層が、前記p型半導体基板へのイオン注入により前記第1半導体層を形成した後、エピタキシャル成長により前記第2半導体層を形成することにより形成される請求項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  10. 前記n型半導体層が、エピタキシャル成長により半導体層を形成した後、イオン注入により、前記半導体層の下層部に不純物濃度の高い層を形成することにより形成される請求項に記載の固体撮像装置の製造方法。
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