JP4067174B2 - Top table liftable desk - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天板を手動で高さ調節できる机（テーブル類やカウンター類を含む）に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
机の天板を高さ調節できるようにする場合、一般に、天板を支持する左右の脚を、ねじ軸とナット、ラックとピニオン、或いは油圧シリンダ等からなる伸縮機構によって上下伸縮自在に構成し、この左右の脚の伸縮動を駆動機構で連動せしめ、駆動機構に設けた操作部をハンドルで回転させることにより、左右の脚を同時に伸縮させて天板を昇降させる構成になっている。
【０００３】
そして、ハンドルが取付く操作部の位置は様々であり、例えば実開昭58- 159938号公報では、側面視逆Ｔ字状に形成した脚の水平部に操作部を設けており、また、実開昭58-31840号や実開昭59-34636号公報では、天板の左右両側面の箇所に操作部を設けており、更に、実開昭60-48732号公報では、天板の前面部のうち左右中央部の箇所に操作部を設けている。また、図15に示すように、天板の前面部のうち左端又は右端の部位に操作部を設けて、これをクランク式のハンドル80で回転操作することも行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、オフィスにおいては机を１台だけ独立して設置するのは稀であり、図16に例示するように、複数の机を平面視直線状や平面視Ｌ字状、或いは平面視クランク状などの様々の形態に並べるのが普通である。
しかるに、実開昭58−159938号公報のように操作部を脚の水平部に設けた場合や、実開昭58-31840号及び実開昭59-34636号公報のように操作部を天板の左右両側面の箇所に設けた場合、或いは図16のように操作部を天板80の前面部の左端又は右端に設けた場合には、複数の机を並べた場合には、隣の机が邪魔になって昇降操作できなくなったり、操作しにくくなったりする問題がある。
【０００５】
また、実開昭60-48732号公報のように、操作部を天板の前面部の左右中央部に設けた場合にも、図16のように、二つの机82,83 を、一方の机82の側面を他方の机83の前面を当てた状態で平面視Ｌ字状に配置すると、一方の机82の側面が他方の机83の中心線83ａ寄りに位置するため、他方の机83のハンドル80を回転操作しにくくなったりできなくなったりすることになり、やはり、机のレイアウトの自由性が損なわれる。
【０００６】
また、クランク式のハンドルは、軽い力で軽快に回転させるためには回転半径を大きくしなければならず、かくするとハンドルが大型化するため、回転操作のために大きな空間が必要となって、隣接した机が邪魔になるなどの問題が一層顕著に顕れ、しかも、ハンドルの管理（格納）も面倒になるという問題があった。
本発明は、これらの問題を解消することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の机は、まず、「平面視略四角形の天板と、前記天板を昇降自在に支持する上下伸縮式の左右一対の脚と、前記左右脚を同時に伸縮動させるために手動式ハンドルで操作される駆動機構とを備えており、前記駆動機構は天板の下面に沿って左右方向に延びるように配置された１本の連動軸を備えており、前記連動軸の回転によって左右脚が同時に伸縮するようになっており、更に、前記駆動機構には、前記ハンドルで回転操作される操作軸が、天板の前面側でかつコーナー寄りの２箇所の部位と天板の後面側で且つコーナー寄りの２箇所の部位との合計４個所の部位のうちいずれの部位からも操作し得る状態に複数設けられており、前記各操作軸はハンドルが取り付く操作部を有している」という構成になっている。
【０００８】
更に、前記の構成において、前記駆動機構の連動軸及び操作軸は天板と一緒に昇降するように配置されており、前記操作軸は、その回転軸線が左右方向に延びるように配置されていると共に、その操作部は天板の下方の空間でかつ脚よりも内側に位置している一方、前記ハンドルは、前記操作軸の軸心から放射方向に延びる棒状に形成されており、このハンドルに、当該ハンドルを操作部の軸心回りに往復回動させることによって操作軸を一方向に回転させ得るラチェット機構と、前記操作軸の回転方向を切り換えるための切り換え手段とが設けられている。
なお、本願発明における棒状とはパイプ状や帯板状なども含む概念である。
【０００９】
【発明の奏する効果】
このように構成すると、複数の机を平面視Ｌ字状等の様々の形態に並べた場合でも、殆どの場合、天板の前面側の左右２箇所と後面側の左右２箇所との４箇所のうちのいずれかは広く開いた状態になっているから、駆動機構は、４箇所のうちいずれかの個所から操作し得る。
【００１０】
従って本発明によると、机の自由なレイアウトを確保した状態の下で、天板を容易に昇降させて高さ調節することができる。
また、ハンドルは棒状であるため、当該ハンドルは操作軸に取付いたままで天板の下面に密着した状態に格納することができ、このため、ハンドルの管理の手間を省くことができる。また、人は、手を直線方向に前後動させてハンドルを操作するものであるため、ハンドルの操作のためのスペースが少なくてすみ、しかも、ハンドルに大きなモーメントをかけて操作軸に大きなトルクを付与できるため、女性や車椅子に載った身体障害者のような非力なワーカーであっても、天板の高さ調節を軽快に行えることができる。
【００１１】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).第１実施形態（図１〜図10）
図１〜図10は第１実施形態を示しており、このうち図１は机１の全体斜視図である。この図に示すように、机１は、平面視長方形の天板２と、この天板２を支持する左右一対の脚３とを備えている。脚３は、水平部3aと垂直部3bとで構成されている。そして、詳しくは後述するように、垂直部3bは上下伸縮自在となっており、ハンドル４の操作によって脚３を上下に伸縮させることにより、天板２を高さ調節することができる。この点を図２以下の図面に基づいて説明する。
【００１２】
(2).脚の伸縮機構
図２及び図３は駆動系統を示す分離斜視図、図４は天板２を仮想線で示した要部平面図、図５のうち (A)は図４の V-V視面図、 (B)は (A)の B-B視断面図、 (C)は (A)の C-C視断面図、 (D)は (A)を部分的に破断した図である。
図２や図５に示すように、脚３の垂直部3bは、水平部3aに固着した円筒状の支柱５と、この支柱５を囲う断面小判形の下カバー６とを備えている。支柱５には上下一対の固定ガイド部材7,8 が嵌まっており、これら両ガイド部材7,8 を支柱５にねじ止め等の適当な手段で固定している。下部の固定ガイド部材８は下カバー６の内面に溶接やねじ止め等の適当な手段で固定されている。
【００１３】
上下ガイド部材7,8 には、ガイド軸９と支持ロッド10とが振り分けた状態で嵌まっている。ガイド軸９は上下ガイド部材7,8 に対して摺動自在に嵌まっている。他方、支持ロッド10は、上部のガイド部材７に対しては摺動自在に嵌まっているが、支持ロッド10の下寄り部位は雄ねじ部10ａとなっており、この雄ねじ部10ａが下部のガイド部材８にねじ込まれている。
【００１４】
図5(A)に示すように、天板２の左右両端部の下面にはハウジング（ギアボックス）11が固着されており、ガイド軸９の上端はこのハウジング11に固定されている。また、図5(D)に示すように、支持ロッド10の上端は、スラストベアリング10ｂを介してハウジング11に回転自在で上向き抜け不能に嵌まっている。従って、支持ロッド10を回転させると、ハウジング11及び天板２が昇降する。
【００１５】
図５(A)(B)に示すように、ハウジング11には、下カバー６に嵌まり込む上カバー12を固着している。上カバー12は、下カバー６の内面と上部のガイド部材７との間の隙間に嵌まり込むように設定している。従って、上部のガイド部材７は下部のガイド部材８よりも一回り小さい寸法になっている。なお、図5(A)に二点鎖線で示すように、上カバー12を下カバー６の外側に嵌め込んでも良い。
【００１６】
支持ロッド10やガイド軸９はブッシュ13,14 を介して上下ガイド部材7,8 に嵌まっている（図２ではブッシュは省略している）。
(3).駆動機構の構造
例えば図3(A)に示すように、ハウジング11は上向きに開口しており、前記支持ロッド10の上端をハウジング11内に突出させ、支持ロッド10の上端にハスバ歯車16を取付けている。また、ハウジング11のうち机１の中心寄りの部位には、前後両方向に延びる下向き開口樋状の保護アーム17を一体に設けている。前後保護アーム17の付け根の間の部位は上下に開口した空所18になっている。なお、保護アーム17はハウジング11とは別体に構成しても良い。
【００１７】
また、ハウジング11の内部には下ブロック19を装着しており、この下ブロック19に、左右長手の中心軸20と、中心軸20を挟んで前後に位置した一対の操作軸21,22 を回転自在に取付けている。中心軸20は支持ロッド10の側に偏位しており、この中心軸20に、前記支持ロッド10のハスバ歯車16に噛合するハスバ状の第１ギア23と、第１ギア23に近接した第２ギア24と、第２ギア24を挟んで第１ギア23と反対側に位置した第３ギア25とを取付けている。
【００１８】
前後操作軸21,22 は空所18に近い側に偏位しており、前操作軸21には、前記第３ギア25に噛合する第４ギア26を取付けている。他方、後操作軸22には、前記第３ギア25と干渉しない状態で第５ギア27を取付けている。また、前後操作軸21,22 には、空所18内に露出する角形の操作部21a,22a を設けている。なお、操作部21a,22a は角形には限らず、ハンドル４で回転させ得る形態であれば良い。
【００１９】
例えば図3(A)に示すように、天板２のうち前記下ブロック19と重なり合う部位に凹所28を形成し、この凹所28内に上ブロック29を固着している。天板２の左右上ブロック29に、前記中心軸20と平面視で重なり合うように延びる連動軸30を回転自在に取付け、この連動軸30に、前記第２ギア24に噛合する第６ギア31と、第３ギア25に噛合する第７ギア32と、第５ギア27に噛合する第８ギア33とを取付けている。
【００２０】
(4).駆動機構の動作
各ギアの噛み合い関係を図２で示している。この図２より明らかなように、各ギアは互いに連動関係にあり、前後左右４本の操作軸21,22 のいずれかを回転させると、左右の支持ロッド10が同じ方向に同時に回転して、天板２が昇降する。
例えば右側の前操作軸21を回転させると、右側の中心軸20が直接に回転することにより、第１ギア23及びハスバ歯車16を介して支持ロッド10が回転して右側の脚３が伸縮し、これと同時に、第３ギア25及び第４ギア26を介して連動軸30が回転することにより、左側の脚３の部位では、第６ギア31と第２ギア24とを介して中心軸20が回転して左側の支持ロッド10が回転し、これにより、左側の脚３も右側の脚３と同様に伸縮する。
【００２１】
図２から容易に理解できるように、この実施形態では、前後操作軸21,22 を互いに逆方向に回転させることによって支持ロッド10を同じ方向に回転させている。これは、例えば、どの箇所でハンドル４を押し下げても天板２が上昇するというように、４個所のうちどの部位でハンドル４を操作しても、ハンドル４の押し引き方向と天板２の昇降方向とを一致させるためである。
【００２２】
(5).ユニット化
図３に二点鎖線で示すように、前記連動軸30は、天板２の下面に形成した溝34の中に格納されており、溝34はカバー35で塞がれている。
本実施形態では、ハウジング11は予め脚３に一体化的に組み込まれている一方、連動軸30は上ブロック29を介して天板２の下面に取付けられており、机１の組立に際しては、天板２をハウジング11に重ね合わせて、図3(B)に示すように、ハウジング11をねじ39で天板２の下面に固着するだけで良い。連動軸３０と各ギアは請求項に記載した駆動機構を構成するが、本実施形態では、駆動機構部は、脚３に取付いた部分と天板２に取付いた部分とにユニット化されており、天板２と脚３とを固定することに伴って両ユニットが一体化し、各ギアが噛合する。従って、左右脚３を同時に伸縮させるための面倒な調整作業を必要とせず、机１の組立が頗る容易である。
【００２３】
この場合、上ブロック29を天板２の下面から若干の寸法だけ下向きに突設し、この上ブロック29をハウジング11の空所内に嵌め入れることにより、天板２と脚３との位置合わせをしており、このような位置決め手段を設けると、組立がより一層容易となる。
(6).ハンドルの構造
図４に示すように、ハンドル４は保護アーム17の内部に格納されており、同図に矢印で示すように、ハンドル４を往復回動させることによって操作軸21,22 を回転させることができる。ハンドル４は、一方方向に回転したときのみ操作軸21,22 にトルクを付与できる（従って、原理的にはラチェット式のレンチと同じである）。この点を図６〜図９に基づいて説明する。
【００２４】
図６はハンドル４を横向きにして寝かせた状態での分離斜視図であり、この図に示すように、ハンドル４は細長い棒状の本体39を備えており、本体39のうちグリップ39ａと反対側の基端部には段付きの貫通穴40が左右両面に開口しており、この貫通穴40内に、ギア41を回転自在に嵌め入れている。ギア41には、前記操作軸21,22 の操作部21a,22b が嵌まる角孔42が空いている。
【００２５】
本体39の基端部には、貫通穴40に連通する凹所43が空いており、凹所43内に、一対のラチェット爪44と、ラチェット爪44を回転操作するためのカム45とを配置し、凹所43と貫通穴40とを蓋板46で塞ぎ、更に、本体39の基端部には、貫通穴40及び凹所43を塞ぐように一対のキャップ47を装着している。キャップ47 は、操作軸21,22 の操作部21a,22a が嵌まるように開口している。
【００２６】
図7(A)はキャップ47を取り付けた状態での側面図、図7(B)はキャップ47を取り外した状態での側面図、図8(A)は蓋板46を取り外した状態での側面図、図8(B)は作用を示す側面図である。例えば図8(A)及び図６に示すように、ラチェット爪44は、ギア41に向けて延びるように平面視ハ字状の姿勢に配置されており、その両端に形成したピン44ａを本体39及び蓋板46に嵌め入れることにより、ピン44ａを中心に自在に回動するように設定しており、更に、バネ48（図８参照）で、ギア46と噛合する方向に付勢されている。
【００２７】
ギア41とラチェット爪44とで請求項のラチェット機構を構成している。
前記カム45は平面視扇形に形成されていて、両ラチェット爪44の間に配置されている。カム45にもピン45ａが一体形成されており、このピン45ａを本体39及び蓋板46に嵌め入れることにより、ピン46ａ回りに自在に回動するように設定している。図8(A)はカム45を中立姿勢に保持した状態であり、この状態では、両ラチェット爪44はカム45における円周面の両端で押し広げられている。このため、ギア41は自在に回転し得る（従って操作軸21,22 は回転しない）。
【００２８】
カム45を例えば図8(B)のように回動させると、一方のラチェット爪44はカム45の円周面に当たった状態が保持されるため、当該一方のラチェット爪44はギア41から離反した状態に保持され、他方のラチェット爪44は、カム45が逃げ回動することにより、バネ48で押されてギア41に噛合する姿勢になる。このため、ハンドル４を実線矢印の方向に回動させると、ギア41が回転して操作軸21,22 も回転する。
【００２９】
ハンドル４を図8(B)の点線矢印で示す方向に回動させると、他方のラチェット爪44はギア41から逃げ回動するため、操作軸21,22 は回転せずにハンドル４だけが逃げ回動する。このようにして、ハンドル４を一方方向に回動させるときだけ操作軸21,22 にトルクを作用させて、操作軸21,22 を間欠的に回転させることができる。
【００３０】
前記カム45の姿勢の切り換え（換言すると、操作軸21,22 の回転方向の切り換え）は、本体39のうちグリップ39ａの近傍に設けた撮み49をスライド操作することによって行うことができる。この点を次に説明する。
図６〜８に示すように、前記カム45における一方のピン45ａは蓋板46の外側に突出しており、この突出したピン45ａを角形のような非円形に形成し、このピン45ａに、板状に形成された第１リンク50の一端を嵌合している。従って、第１リンク50とカム45との相対姿勢は不変である。
【００３１】
本体39の基端寄り部位のうち第１リンク50が配置されている面には、本体の長手方向に延びる第１長溝51を形成し、この第１長溝51に、Ｌ字状に形成した第２リンク52の半分を摺動自在に嵌め入れ、第２リンク52のうち本体39の表面に重なった部位の先端を、第１リンク50の他端に形成した上向きピン50ａに嵌め入れている。従って、第２リンク52を第１長溝51に沿って摺動させると、第１リンク50がカム45のピン45ａを中心に回動すると共に、カム45もピン45ａを中心にして回動する。
【００３２】
本体39の下面には、前記第１長溝51に連通した状態でグリップ39ａの方向に向けて延びるで第２長溝53が形成されており、この第２長溝53に、線材製等の連動部材54を嵌め入れている。連動部材54の基端にはコ字状の鉤部50ａが形成されており、この鉤部50ａを前記第２リンク52に嵌合させている。従って、連動部材54をその長手方向に押し引きすると第２リンク52が前後移動する。
【００３３】
本体39のうちグリップ39ａ寄りの部位の下面に嵌合溝55を形成しており、この嵌合溝55内に細長いスライダー56を前後摺動自在に嵌め入れて、このスライダー56に設けた撮み49を、本体39の上面に開口した長穴57から外側に露出させている。スライダー56の下面には、前記連動部材54を弾性的に挟持するクランプ部58を一体に形成しており、また、連動部材54の端部をＬ字状に折り曲げて、これをスライダー56に空けた穴に嵌め入れている。
【００３４】
図9(B)に示すように、本体39のうち長穴57の個所に、本体39の下面方向に突出する一対の爪59を設け、スライダー56の下面を爪59で保持することにより、スライダー56の抜けを防止している。このように構成すると、スライダー56の取付けが簡単である。
更に、スライダー56の先端に係止爪60を設け、この係止爪60を、嵌合溝55の底面に形成した複数（３つ）の係止凹部（図示せず）に弾性的に嵌合させることにより、スライダー56の位置を保持できるようにしている。
【００３５】
カム45、第１及び第２のリンク50,52 、連動部材54，スライダー56は請求項に記載した切り換え手段を構成している。
以上の説明より明らかなように、指先でハンドル４の撮み49をいずれかの方向にスライドさせてからハンドル４を回動することにより、操作軸21,22 を回転させて天板２を昇降させることができる。
【００３６】
(7).ハンドルの保持手段
図６に示すように、前記ハンドル４が不使用時に不測に倒れ回動しないように、保護アーム17の内部にホルダー61を設けている。このホルダー61は、ハンドル４の本体39に被嵌するように下向き開口コ字状に形成されており、その左右内側面に突起62を形成している。他方、本体39の左右側面には、前記突起62が弾性的に嵌まる係止穴63を形成しており、ホルダー61の弾性に抗して突起62と係止穴63を嵌脱させることにより、ハンドル４の着脱の容易性を損なうことなく、不使用時にハンドル４の下向き回動を阻止している。
【００３７】
なお、ハンドル４の本体39に突起62を設けて、ホルダー61に係止穴63を設けても良いし、また、他の弾性的な保持手段を採用しても良い。
ハンドル４は、一台の机１に一本だけ設けていずれかの保護アーム17に取り付けておき、必要に応じて設置場所を変更しても良いし、或いは、４個所の保護アーム17内にそれぞれハンドル４を設けて、各ハンドル４を予め各操作軸21,22 に係合させた状態にしておいても良い。出荷時に各ハンドル４を中立位置に保持しておけば、特定のハンドル４だけを回動して天板２を昇降できるから、各保護アーム17にハンドル４を設けておいても支障はない。
【００３８】
(7).まとめ
以上の説明から明らかなように、駆動機構に左右２本ずつの操作軸21,22 を設けたことにより、机１の前面側と後面側とのそれぞれ左右二箇所の部位からハンドル４を回動操作することによって天板２を高さ調節できる。従って、二つの机１を例えば図10のように配置した場合であっても、両机１とも、いずれかのハンドル４を容易に回動操作することができ、このため、机１を自由にレイアウトした状態の下で、各机１の天板２を容易に高さ調節することができる。
【００３９】
(8).実施形態の利点
実施形態のように、操作具として上下往復回動式の棒状のハンドル（レバー）４を使用すると、ハンドル４は操作軸21,22 に嵌合したままで天板２の下面に密着した状態に格納できるので、ハンドル４の管理の手間を省ける利点がある（前記した従来例に見られるようなクランク式のハンドルの場合、ハンドルは操作部から取外して別の場所に格納しなければならないため、管理が面倒である）。
【００４０】
また、人は手を直線方向に前後動させてハンドル４を操作するものであるため、ハンドル４の操作のためのスペースが少なくてすみ、しかも、ハンドル４に大きなモーメントをかけて操作軸21,22 に大きなトルクを付与できるため、女性や車椅子に載った身体障害者のような非力なワーカーであっても、軽快に天板２を高さ調節できる利点がある。
【００４１】
また、ハンドル４のトルク付与方向を切り換えるための撮みをグリップ39ａ寄りの部位に設けると、ワーカーは、椅子に腰掛けたままで撮み49の操作とハンドル４の回動操作とを行えるため、特に、車椅子に載ったワーカーにとって有益である。なお、撮み49を設けることに代えて、グリップ39ａを回転させることによってラチェット爪44を切り換えるなどしても良い。
【００４２】
一般に、人はハンドル４を押し下げるとき力を掛けやすいので、ハンドル４の押し下げ時に天板２が上昇するように設定しておくと好適である。
(9).第２実施形態（図11）
図11では脚の別例である第２実施形態を示している。すなわちこの実施形態では、脚３の垂直部3bを、水平部3aに固定された下筒65と、天板の下面に固定された上筒66と、これらに螺合したねじ軸69とを備えた構成にしたもので、例えば、下筒65を右ねじにして上筒66を左ねじとするというように、ねじ軸67と上下筒65,66 とのねじ山の螺旋方向を異ならせている。従って、ねじ軸67の一回転によって天板２はねじ山の二倍のピッチで昇降する。
【００４３】
この実施形態では、ねじ軸67に対してロッド68を上方から摺動自在で相対回転不能に嵌め入れ、このロッド68の上端に設けたハスバ歯車69を、複数のギアや連動軸54を備えた駆動機構70で回転させるように構成している。
上下筒65,66 を上下摺動自在で相対回転不能な状態に嵌め合わせても良い。
(10)．第３実施形態（図12）
この実施形態は第１実施形態の変形例であり、 (A)は部分正面図、 (B)は (A)の左側面図である。
【００４４】
この実施形態では、天板２の下面のうち左右保護アーム17の間の部位に抽斗71を前後動自在に取付けている。この場合、抽斗71を机１の前方と後方との両方向に引き出せるように構成しても良く、このようにすると、机１の前後方向性がなくなるためレイアウトの自由性が向上する利点がある。
【００４５】
(11)．第４実施形態（図13）
図13に示す第４実施形態では、操作部の別例を示している。すなわちこの実施形態では、ハウジング（或いは脚３の上部）の前後中央部に操作軸72を設け、この操作軸72に係合したハンドル４を、手前側と後ろ側とに大きく回動させることにより、１本のハンドル４を机１の手前側から操作したり後ろ側から操作したりできるようにしたものである。この実施形態から容易に理解できるように、机の前後左右４箇所から高さ調節できるといっても、操作部を４箇所に設ける必要はなく、一つの操作部を机の前後両側から操作しても良いのである。
【００４６】
(12). その他
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は必要に応じて様々の態様に実施できる。例えば、脚を伸縮式にする手段としては、ラックとピニオンからなる機構などを採用しても良い。
【００４７】
【００４８】
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態に係る机の斜視図である。
【図２】駆動系統を示す斜視図である。
【図３】駆動系統を示す分離斜視図である。
【図４】天板を仮想線で示した要部平面図である。
【図５】 (A)は図４の V-V視断面図、 (B)は (A)の B-B視断面図、 (C)は (A)の C-C視断面図、 (D)は (A)の部分破断図である。
【図６】ハンドルの分離斜視図である。
【図７】ハンドルの部分側面図である。
【図８】ハンドルの部分側面図である。
【図９】 (A)はハンドルの部分斜視図、 (B)は (A)の B-B視断面図である。
【図10】机のレイアウトの一例を示す平面図である。
【図11】第２実施形態の部分斜視図である。
【図12】第３実施形態を示す図である。
【図13】第４実施形態を示す図である。
【図14】従来技術の一例を示す図である。
【図15】従来の机のレイアウトの一例を示す図である。
【符号の説明】
１ 机
２ 天板
３ 脚
４ ハンドル
7,8 ガイド部材
10 支持ロッド
11 ハウジング
21,22 操作軸
21a,22a 操作部
23,24,25,26,27,31,32,33 ギア
30 連動軸
41 ギア
44 ラチェット爪
45 カム
49 操作用撮み[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a desk (including tables and counters) capable of manually adjusting the height of a top board.
[0002]
[Prior art]
When it is possible to adjust the height of the tabletop, the left and right legs that support the tabletop are generally configured to be vertically extendable by an expansion / contraction mechanism consisting of a screw shaft and nut, a rack and pinion, or a hydraulic cylinder. The left and right legs are extended and retracted by a drive mechanism, and an operating portion provided on the drive mechanism is rotated by a handle, whereby the left and right legs are simultaneously extended and retracted to raise and lower the top plate.
[0003]
The position of the operation part to which the handle is attached varies. For example, in Japanese Utility Model Publication No. 58-159938, the operation part is provided on the horizontal part of the leg formed in a reverse T-shape in side view. In Kaisho 58-31840 and Japanese Utility Model Publication 59-34636, operation parts are provided on the left and right sides of the top plate, and in Japanese Utility Model 60-48732, the front part of the top plate is provided. The operation part is provided in the location of the center part of right and left. In addition, as shown in FIG. 15, an operation unit is provided at the left end or right end portion of the front portion of the top plate, and this is rotated by a crank-type handle 80.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, it is rare that only one desk is installed independently in an office. As illustrated in FIG. 16, a plurality of desks are linear in plan view, L-shaped in plan view, or crank-like in plan view. These are usually arranged in various forms.
However, when the operating part is provided on the horizontal part of the leg as in Japanese Utility Model Publication No. 58-1559938, the operating part is mounted on the top plate as in Japanese Utility Model Publications 58-31840 and 59-34636. 16 or when the operation unit is provided at the left or right end of the front surface of the top panel 80 as shown in FIG. There is a problem that it becomes difficult to operate up and down due to obstruction.
[0005]
Also, as shown in FIG. 16, even when the operation unit is provided at the center of the left and right sides of the front surface of the top plate as in Japanese Utility Model Publication No. 60-48732, as shown in FIG. If the side surface of 82 is placed in an L shape in plan view with the front surface of the other desk 83 being in contact, the side surface of one desk 82 is positioned closer to the center line 83a of the other desk 83, so This makes it difficult or impossible to rotate the handle 80, and the flexibility of the desk layout is still impaired.
[0006]
In addition, the crank type handle has to have a large turning radius in order to rotate lightly with light force, and as a result, the handle becomes large, so a large space is required for the rotation operation. Problems such as the adjacent desk getting in the way become more prominent, and the management (storage) of the handle becomes troublesome.
The present invention aims to solve these problems.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The desk according to the present invention includes a top plate having a substantially square shape in plan view, a pair of left and right legs that are vertically extendable to support the top plate so as to be movable up and down, and a manual handle for simultaneously extending and retracting the left and right legs. in which a drive mechanism is operated, the drive mechanism includes a single interlocking shaft disposed to extend in the left-right direction along the lower surface of the top plate, left and right legs by rotation of the interlocking shaft Further, the drive mechanism has an operating shaft that is rotated by the handle on the front side of the top plate and two portions near the corner and on the rear side of the top plate. In addition, a plurality of operation parts are provided in a state that can be operated from any of the four parts including the two parts near the corner, and each of the operation shafts has an operation part to which the handle is attached. It is configured.
[0008]
Further, in the above configuration, the interlocking shaft and the operation shaft of the drive mechanism are arranged so as to move up and down together with the top plate, and the operation shaft is arranged so that the rotation axis extends in the left-right direction. At the same time, the operation part is located in the space below the top plate and inside the leg, while the handle is formed in a rod shape extending radially from the axis of the operation shaft. A ratchet mechanism capable of rotating the operation shaft in one direction by reciprocatingly rotating the handle around the axis of the operation portion, and a switching means for switching the rotation direction of the operation shaft are provided.
In addition, the rod shape in the present invention is a concept including a pipe shape, a strip shape, and the like.
[0009]
[Effects of the invention]
With this configuration, even when a plurality of desks are arranged in various shapes such as an L-shape in plan view, in most cases, four places, two places on the front side of the top plate and two places on the rear side. Since any one of these is in the wide open state, the drive mechanism can be operated from any one of the four locations.
[0010]
Therefore, according to the present invention, it is possible to easily raise and lower the top plate and adjust the height under the condition that a free layout of the desk is ensured.
Furthermore, since handle is rod-shaped, the handle can be stored in a state of being in close contact with the lower surface of the top plate while had attached to the operating shaft, Therefore, it is possible to save labor management of the handle. In addition, since the person moves the hand back and forth in the linear direction to operate the handle, there is less space for operating the handle, and a large torque is applied to the operating shaft by applying a large moment to the handle. Therefore, even a weak worker such as a woman or a disabled person on a wheelchair can easily adjust the height of the top board.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(1). First embodiment (FIGS. 1 to 10)
1 to 10 show a first embodiment, among which FIG. 1 is an overall perspective view of a desk 1. As shown in FIG. 1, the desk 1 includes a top plate 2 having a rectangular shape in plan view, and a pair of left and right legs 3 that support the top plate 2. The leg 3 is composed of a horizontal portion 3a and a vertical portion 3b. As will be described in detail later, the vertical portion 3b can be vertically expanded and contracted, and the height of the top plate 2 can be adjusted by extending and retracting the legs 3 by operating the handle 4. This point will be described with reference to FIG.
[0012]
(2). Leg telescopic mechanism FIGS. 2 and 3 are separated perspective views showing the drive system, FIG. 4 is a plan view of the main part showing the top plate 2 in phantom lines, and FIG. VB view, (B) is a cross-sectional view taken along the line BB of (A), (C) is a cross-sectional view taken along the line CC of (A), and (D) is a partially broken view of (A).
As shown in FIGS. 2 and 5, the vertical portion 3 b of the leg 3 includes a cylindrical column 5 fixed to the horizontal portion 3 a and a lower cover 6 having an oval cross section surrounding the column 5. A pair of upper and lower fixed guide members 7 and 8 are fitted to the column 5, and both the guide members 7 and 8 are fixed to the column 5 by appropriate means such as screwing. The lower fixed guide member 8 is fixed to the inner surface of the lower cover 6 by appropriate means such as welding or screwing.
[0013]
The guide shaft 9 and the support rod 10 are fitted to the upper and lower guide members 7 and 8 in a distributed manner. The guide shaft 9 is slidably fitted to the upper and lower guide members 7 and 8. On the other hand, the support rods 10, which are fitted slidably against the top of the guide member 7, the lower side portion of the support rod 10 has a male screw portion 10a, the male screw portion 10a of the lower portion It is threaded Marete the guide member 8.
[0014]
As shown in FIG. 5A, a housing (gear box) 11 is fixed to the lower surfaces of the left and right ends of the top plate 2, and the upper end of the guide shaft 9 is fixed to the housing 11. Further, as shown in FIG. 5 (D), the upper end of the support rod 10 is fitted to the housing 11 via the thrust bearing 10b so as to be rotatable and cannot be pulled upward. Therefore, when the support rod 10 is rotated, the housing 11 and the top plate 2 are moved up and down.
[0015]
As shown in FIGS. 5A and 5B, an upper cover 12 that fits into the lower cover 6 is fixed to the housing 11. The upper cover 12 is set so as to fit into a gap between the inner surface of the lower cover 6 and the upper guide member 7. Accordingly, the upper guide member 7 is slightly smaller than the lower guide member 8. Note that the upper cover 12 may be fitted to the outside of the lower cover 6 as indicated by a two-dot chain line in FIG.
[0016]
The support rod 10 and the guide shaft 9 are fitted to the upper and lower guide members 7 and 8 via bushes 13 and 14 (the bush is omitted in FIG. 2).
(3) Structure of drive mechanism For example, as shown in FIG. 3 (A), the housing 11 is opened upward, the upper end of the support rod 10 is projected into the housing 11, and the bus bar is projected to the upper end of the support rod 10. A gear 16 is attached. A protective arm 17 in the shape of a downward opening extending in both the front and rear directions is integrally provided at a portion of the housing 11 near the center of the desk 1. A portion between the bases of the front and rear protection arms 17 is a void 18 that opens up and down. The protective arm 17 may be configured separately from the housing 11.
[0017]
In addition, a lower block 19 is mounted inside the housing 11, and a left and right central shaft 20 and a pair of operation shafts 21 and 22 positioned on the front and rear of the central shaft 20 are rotated on the lower block 19. Install freely. The central shaft 20 is deviated toward the support rod 10, and the central shaft 20 has a helical first gear 23 that meshes with the helical gear 16 of the support rod 10 and a first gear 23 close to the first gear 23. A second gear 24 and a third gear 25 located on the opposite side of the first gear 23 with the second gear 24 in between are attached.
[0018]
The front and rear operation shafts 21 and 22 are deviated to the side closer to the void 18, and a fourth gear 26 that meshes with the third gear 25 is attached to the front operation shaft 21. On the other hand, the rear operating shaft 22 in a state that does not interfere with the third gear 25 that has attached a fifth gear 27. Further, the front and rear operation shafts 21 and 22 are provided with rectangular operation portions 21a and 22a exposed in the void 18, respectively. The operation units 21a and 22a are not limited to a square shape, but may be any form that can be rotated by the handle 4.
[0019]
For example, as shown in FIG. 3A, a recess 28 is formed in a portion of the top plate 2 that overlaps with the lower block 19, and the upper block 29 is fixed in the recess 28. An interlocking shaft 30 extending so as to overlap the central axis 20 in a plan view is rotatably attached to the left and right upper block 29 of the top plate 2, and a sixth gear 31 meshing with the second gear 24 is engaged with the interlocking shaft 30. A seventh gear 32 meshing with the third gear 25 and an eighth gear 33 meshing with the fifth gear 27 are attached.
[0020]
(4) Operation of drive mechanism FIG. 2 shows the meshing relationship of each gear. As is clear from FIG. 2 , the gears are linked to each other. When one of the front, rear, left and right operating shafts 21 and 22 is rotated, the left and right support rods 10 are simultaneously rotated in the same direction, The top 2 moves up and down.
For example, when the right front operating shaft 21 is rotated, the right central shaft 20 is directly rotated, whereby the support rod 10 is rotated via the first gear 23 and the helical gear 16 and the right leg 3 is expanded and contracted. At the same time, the interlocking shaft 30 rotates through the third gear 25 and the fourth gear 26, so that the central shaft 20 is connected to the left leg 3 through the sixth gear 31 and the second gear 24. And the left support rod 10 rotates, whereby the left leg 3 expands and contracts in the same manner as the right leg 3.
[0021]
As can be easily understood from FIG. 2, in this embodiment, the support rod 10 is rotated in the same direction by rotating the front and rear operation shafts 21 and 22 in opposite directions. This is because, for example, the top plate 2 rises when the handle 4 is pushed down at any location, and the push / pull direction of the handle 4 and the top plate 2 This is to match the ascending / descending direction.
[0022]
(5). Unitization As shown by a two-dot chain line in FIG. 3, the interlocking shaft 30 is housed in a groove 34 formed on the lower surface of the top plate 2, and the groove 34 is closed by a cover 35. ing.
In the present embodiment, the housing 11 is preliminarily integrated with the leg 3, while the interlocking shaft 30 is attached to the lower surface of the top plate 2 via the upper block 29. The top plate 2 may be superposed on the housing 11 and the housing 11 may be fixed to the lower surface of the top plate 2 with screws 39 as shown in FIG. Although the interlocking shaft 30 gears constitute the driving dynamic mechanism according to claim, in the present embodiment, the drive mechanism is unitized into a portion had attached to the part and the top plate 2 which had attached to the leg 3 As the top plate 2 and the legs 3 are fixed, both units are integrated and the gears mesh with each other. Therefore, the troublesome adjustment work for expanding and contracting the left and right legs 3 at the same time is not required, and the desk 1 can be easily assembled.
[0023]
In this case, the upper block 29 is projected downward from the lower surface of the top plate 2 by a small dimension, and the upper block 29 is fitted into the space of the housing 11 so that the top plate 2 and the leg 3 are aligned. However, when such positioning means is provided, the assembly becomes even easier.
(6). Structure of the handle As shown in FIG. 4, the handle 4 is housed in the protective arm 17, and as shown by the arrows in FIG. 22 can be rotated. The handle 4 can apply torque to the operating shafts 21 and 22 only when it rotates in one direction (thus, in principle, it is the same as a ratchet wrench). This point will be described with reference to FIGS.
[0024]
FIG. 6 is an exploded perspective view in a state where the handle 4 is laid down sideways. As shown in FIG. 6, the handle 4 includes an elongated bar-shaped main body 39, which is on the opposite side of the main body 39 from the grip 39a. A stepped through hole 40 is opened on both the left and right sides at the base end, and a gear 41 is rotatably fitted in the through hole 40. The gear 41 has a square hole 42 into which the operation portions 21a and 22b of the operation shafts 21 and 22 are fitted.
[0025]
A recess 43 communicating with the through hole 40 is open at the base end of the main body 39, and a pair of ratchet claws 44 and a cam 45 for rotating the ratchet claws 44 are disposed in the recess 43. The recess 43 and the through hole 40 are closed by the lid plate 46, and a pair of caps 47 are attached to the base end portion of the main body 39 so as to close the through hole 40 and the recess 43. The cap 47 is opened so that the operation portions 21a and 22a of the operation shafts 21 and 22 are fitted.
[0026]
7 (A) is a side view with the cap 47 attached, FIG. 7 (B) is a side view with the cap 47 removed, and FIG. 8 (A) is a side view with the lid plate 46 removed. FIG. 8 (B) is a side view showing the operation. For example, as shown in FIGS. 8 (A) and 6, the ratchet pawl 44 is arranged in a C-shaped posture so as to extend toward the gear 41, and pins 44a formed at both ends thereof are provided on the main body 39. And it is set so as to rotate freely around the pin 44a by being fitted into the cover plate 46, and is further urged by a spring 48 (see FIG. 8) in a direction to mesh with the gear 46. .
[0027]
The gear 41 and the ratchet pawl 44 constitute a ratchet mechanism.
The cam 45 is formed in a fan shape in plan view, and is disposed between both ratchet claws 44. A pin 45a is also formed integrally with the cam 45, and the pin 45a is set so as to freely rotate around the pin 46a by fitting the pin 45a into the main body 39 and the cover plate 46. FIG. 8A shows a state in which the cam 45 is held in a neutral posture. In this state, both ratchet claws 44 are spread out at both ends of the circumferential surface of the cam 45. For this reason, the gear 41 can freely rotate (therefore, the operation shafts 21 and 22 do not rotate).
[0028]
When the cam 45 is rotated as shown in FIG. 8B, for example, the one ratchet pawl 44 is held in contact with the circumferential surface of the cam 45, so that the one ratchet pawl 44 is separated from the gear 41. The other ratchet pawl 44 is held in a state where it is pushed by the spring 48 and meshes with the gear 41 when the cam 45 escapes and rotates. Therefore, when the handle 4 is rotated in the direction of the solid line arrow, the gear 41 rotates and the operation shafts 21 and 22 also rotate.
[0029]
When the handle 4 is rotated in the direction indicated by the dotted arrow in FIG. 8 (B), the other ratchet pawl 44 rotates away from the gear 41, so that only the handle 4 escapes without rotating the operation shafts 21 and 22. Rotate. In this way, the operating shafts 21 and 22 can be intermittently rotated by applying torque to the operating shafts 21 and 22 only when the handle 4 is rotated in one direction.
[0030]
The switching of the posture of the cam 45 (in other words, switching of the rotation direction of the operation shafts 21 and 22) can be performed by sliding a shooting 49 provided in the vicinity of the grip 39a in the main body 39. This point will be described next.
As shown in FIGS. 6 to 8, one pin 45a of the cam 45 protrudes to the outside of the cover plate 46, and this protruding pin 45a is formed in a non-circular shape such as a square, One end of the first link 50 formed in the shape is fitted. Accordingly, the relative posture between the first link 50 and the cam 45 is unchanged.
[0031]
A first long groove 51 extending in the longitudinal direction of the main body is formed on a surface of the main body 39 near the base end where the first link 50 is disposed, and an L-shaped first groove 51 is formed in the first long groove 51. Half of the two links 52 are slidably fitted, and the tip of the portion of the second link 52 that overlaps the surface of the main body 39 is fitted into an upward pin 50 a formed at the other end of the first link 50. Accordingly, when the second link 52 is slid along the first long groove 51, the first link 50 rotates about the pin 45a of the cam 45, and the cam 45 also rotates about the pin 45a.
[0032]
A second long groove 53 is formed on the lower surface of the main body 39 so as to extend in the direction of the grip 39a in communication with the first long groove 51, and an interlocking member 54 made of a wire or the like is formed in the second long groove 53. Is inserted. A U-shaped flange portion 50 a is formed at the base end of the interlocking member 54, and the flange portion 50 a is fitted to the second link 52. Therefore, when the interlocking member 54 is pushed and pulled in the longitudinal direction, the second link 52 moves back and forth.
[0033]
A fitting groove 55 is formed in the lower surface of the body 39 near the grip 39a, and an elongated slider 56 is slidably inserted in the fitting groove 55 so as to be slidable back and forth. 49 is exposed to the outside through a long hole 57 opened in the upper surface of the main body 39. A clamp portion 58 that elastically clamps the interlocking member 54 is integrally formed on the lower surface of the slider 56, and the end portion of the interlocking member 54 is bent into an L shape so that the slider 56 has an empty space. In the hole.
[0034]
As shown in FIG. 9 (B), a pair of claws 59 projecting in the direction of the lower surface of the main body 39 is provided at the position of the elongated hole 57 in the main body 39, and the lower surface of the slider 56 is held by the claws 59, whereby the slider 56 is prevented from coming off. With this configuration, the slider 56 can be easily attached.
Further, a locking claw 60 is provided at the tip of the slider 56, and this locking claw 60 is elastically fitted into a plurality (three) of locking recesses (not shown) formed on the bottom surface of the fitting groove 55. By doing so, the position of the slider 56 can be maintained.
[0035]
The cam 45 , the first and second links 50, 52, the interlocking member 54, and the slider 56 constitute switching means described in the claims.
As is apparent from the above description, the operating shaft 21 and 22 are rotated to move the top plate 2 up and down by rotating the handle 4 after sliding the shooting 49 of the handle 4 in either direction with the fingertip. Can be made.
[0036]
(7). Handle holding means As shown in FIG. 6, a holder 61 is provided inside the protective arm 17 so that the handle 4 does not fall down unexpectedly when not in use. The holder 61 is formed in a downward opening U-shape so as to be fitted to the main body 39 of the handle 4, and a protrusion 62 is formed on the left and right inner side surfaces thereof. On the other hand, the left and right side surfaces of the main body 39 are formed with locking holes 63 into which the protrusions 62 are elastically fitted, and the protrusions 62 and the locking holes 63 are fitted and removed against the elasticity of the holder 61. The downward rotation of the handle 4 is prevented when not in use without impairing the ease of attaching and detaching the handle 4.
[0037]
The main body 39 of the handle 4 may be provided with a protrusion 62, the holder 61 may be provided with a locking hole 63, or other elastic holding means may be employed.
Only one handle 4 may be provided on one desk 1 and attached to one of the protection arms 17, and the installation location may be changed as necessary. Alternatively, the handle 4 may be installed in the four protection arms 17. Each handle 4 may be provided so that each handle 4 is engaged with each operation shaft 21 and 22 in advance. If each handle 4 is held in a neutral position at the time of shipment, only the specific handle 4 can be rotated to move the top plate 2 up and down, so there is no problem even if the handle 4 is provided on each protection arm 17.
[0038]
(7) Summary As is clear from the above description, by providing the drive mechanism with the two left and right operating shafts 21 and 22, the front and rear sides of the desk 1 can be separated from the left and right parts respectively. The top plate 2 can be adjusted in height by rotating the handle 4. Therefore, even if the two desks 1 are arranged as shown in FIG. 10, for example, both the desks 1 can easily rotate any one of the handles 4, so that the desk 1 can be freely moved. Under the laid out state, the height of the top plate 2 of each desk 1 can be easily adjusted.
[0039]
(8) Advantages of the embodiment When the bar-like handle (lever) 4 of the vertical reciprocating rotation type is used as the operation tool as in the embodiment, the handle 4 remains fitted to the operation shafts 21 and 22 and the top plate 2 can be stored in a state of being in close contact with the lower surface of 2, and there is an advantage that the labor of managing the handle 4 can be saved. Management is cumbersome because it must be stored in
[0040]
Further, since the person moves the hand back and forth in the linear direction to operate the handle 4, the space for operating the handle 4 can be reduced, and a large moment is applied to the handle 4 to operate the operating shaft 21, Therefore, even a powerless worker such as a woman or a disabled person on a wheelchair can easily adjust the height of the top 2 easily.
[0041]
In addition, if a shooting for switching the torque applying direction of the handle 4 is provided near the grip 39a, the worker can operate the shooting 49 and rotate the handle 4 while sitting on a chair. Useful for workers on wheelchairs. Instead of providing the shooting 49, the ratchet claw 44 may be switched by rotating the grip 39a.
[0042]
In general, since it is easy for a person to apply a force when the handle 4 is pushed down, it is preferable to set the top plate 2 so as to rise when the handle 4 is pushed down.
(9). Second embodiment (FIG. 11)
FIG. 11 shows a second embodiment which is another example of the leg. That is, in this embodiment, the vertical portion 3b of the leg 3 is provided with a lower tube 65 fixed to the horizontal portion 3a, an upper tube 66 fixed to the lower surface of the top plate, and a screw shaft 69 screwed to these. For example, the screw shaft 67 and the upper and lower cylinders 65, 66 have different thread spiral directions such that the lower cylinder 65 is a right-hand thread and the upper cylinder 66 is a left-hand thread. . Accordingly, the top plate 2 moves up and down at a pitch twice that of the screw thread by one rotation of the screw shaft 67.
[0043]
In this embodiment, a rod 68 is slidably fitted to the screw shaft 67 from above and cannot be rotated relative to the screw shaft 67. A helical gear 69 provided at the upper end of the rod 68 is provided with a plurality of gears and an interlocking shaft 54. The drive mechanism 70 is configured to rotate.
The upper and lower cylinders 65 and 66 may be fitted in a state in which they can slide up and down but cannot rotate relative to each other.
(10) . Third embodiment (FIG. 12)
This embodiment is a modification of the first embodiment, (A) is a partial front view, and (B) is a left side view of (A).
[0044]
In this embodiment, a drawer 71 is attached to a portion between the left and right protection arms 17 on the lower surface of the top plate 2 so as to be movable back and forth. In this case, may be configured drawer 71 as pulled out in both of the front and rear of the desk 1, In this way, Ru advantages there freedom of layout for the front-rear direction is eliminated desk 1 is improved .
[0045]
(11). Fourth embodiment (FIG. 13)
In the fourth embodiment shown in FIG. 13, another example of the operation unit is shown. That is, in this embodiment, the operation shaft 72 is provided in the front and rear center of the housing (or the upper portion of the leg 3), and the handle 4 engaged with the operation shaft 72 is rotated largely to the front side and the rear side. , in which as one of the handle 4 can manipulate the rear side of Ri operated from the front side of the desk 1. As can be easily understood from this embodiment, even if the height can be adjusted from four places on the front, back, left, and right of the desk, there is no need to provide the operation section at four places. It's okay.
[0046]
(12). Others While the embodiments of the present invention have been described above, the present invention can be implemented in various modes as necessary. For example, as means for the legs telescopically, such mechanism consisting of a rack and pinion may be employed.
[0047]
[0048]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a desk according to a first embodiment.
FIG. 2 is a perspective view showing a drive system.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a drive system.
FIG. 4 is a plan view of an essential part showing a top board with an imaginary line.
5A is a cross-sectional view taken along the line VV in FIG. 4, FIG. 5B is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 4A, FIG. 5C is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. FIG.
FIG. 6 is an exploded perspective view of a handle.
FIG. 7 is a partial side view of the handle.
FIG. 8 is a partial side view of the handle.
9A is a partial perspective view of the handle, and FIG. 9B is a sectional view taken along the line BB of FIG. 9A.
FIG. 10 is a plan view showing an example of a desk layout.
FIG. 11 is a partial perspective view of the second embodiment.
FIG. 12 is a diagram illustrating a third embodiment.
13 is a diagram showing a fourth preferred form state.
FIG. 14 is a diagram illustrating an example of a conventional technique.
FIG. 15 is a diagram illustrating an example of a conventional desk layout.
[Explanation of symbols]
1 desk 2 top plate 3 legs 4 handle
7,8 Guide member
10 Support rod
11 Housing
21,22 Operation axis
21a, 22a Operation unit
23,24,25,26,27,31,32,33 Gear
30 Interlocking axis
41 Gear
44 Ratchet claws
45 cams
49 Operation Shooting

Claims (2)

平面視略四角形の天板と、前記天板を昇降自在に支持する上下伸縮式の左右一対の脚と、前記左右脚を同時に伸縮動させるために手動式ハンドルで操作される駆動機構とを備えており、
前記駆動機構は天板の下面に沿って左右方向に延びるように配置された１本の連動軸を備えており、前記連動軸の回転によって左右脚が同時に伸縮するようになっており、
更に、前記駆動機構には、前記ハンドルで回転操作される操作軸が、天板の前面側でかつコーナー寄りの２箇所の部位と天板の後面側で且つコーナー寄りの２箇所の部位との合計４個所の部位のうちいずれの部位からも操作し得る状態に複数設けられており、前記各操作軸はハンドルが取り付く操作部を有している、
という天板昇降式机であって、
前記駆動機構の連動軸及び操作軸は天板と一緒に昇降するように配置されており、前記操作軸は、その回転軸線が左右方向に延びるように配置されていると共に、その操作部は天板の下方の空間でかつ脚よりも内側に位置している一方、
前記ハンドルは、前記操作軸の軸心から放射方向に延びる棒状に形成されており、このハンドルに、当該ハンドルを操作部の軸心回りに往復回動させることによって操作軸を一方向に回転させ得るラチェット機構と、前記操作軸の回転方向を切り換えるための切り換え手段とが設けられている、
天板昇降式机。A top plate having a substantially rectangular shape in plan view, a pair of left and right legs that are vertically extendable to support the top board so as to be movable up and down, and a drive mechanism that is operated by a manual handle to simultaneously extend and retract the left and right legs. And
The drive mechanism has one interlocking shaft arranged to extend in the left-right direction along the lower surface of the top plate, and the left and right legs are simultaneously expanded and contracted by the rotation of the interlocking shaft ,
Furthermore, the drive mechanism includes an operation shaft that is rotated by the handle, with two parts on the front side of the top board and near the corner and two parts on the rear side of the top board and near the corner. A plurality of parts are provided in a state that can be operated from any part among the four parts in total, and each operation shaft has an operation part to which a handle is attached.
It ’s a top-and-bottom desk.
The interlocking shaft and the operation shaft of the drive mechanism are arranged so as to move up and down together with the top plate. The operation shaft is arranged so that the rotation axis extends in the left-right direction, and the operation portion is arranged on the top. While located below the board and inside the legs,
The handle is formed in a rod shape extending radially from the axis of the operation shaft, and the operation shaft is rotated in one direction by causing the handle to reciprocate around the axis of the operation unit. A ratchet mechanism to obtain, and switching means for switching the rotation direction of the operation shaft,
Top table liftable desk. 前記連動軸は、天板の下面に形成した溝の中に格納されていると共にカバーで下方から覆われている、
請求項１に記載した天板昇降式机。 The interlocking shaft is stored in a groove formed on the lower surface of the top plate and covered with a cover from below.
The top-bottom desk according to claim 1.

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