JP4067063B2 - マイクロプロセッサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の命令実行ユニットを有するマイクロプロセッサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−38509号公報に開示された携帯電話向け通信プロセッサ(マイクロプロセッサ)は、単一の半導体チップに2個の命令実行ユニットを搭載したものである。第1の命令実行ユニットは、携帯電話の全体制御を司る中央処理装置(CPU)である。第2の命令実行ユニットは、積和演算を含む所定のアルゴリズムに従って音声信号を処理するためのディジタル信号処理装置(DSP)であって、複数の命令コードを記憶するためのRAM(random access memory)を内蔵している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年の携帯電話では、音声処理アルゴリズムの複雑化に伴ってDSPのプログラムが肥大化してきている。したがって、マイクロプロセッサチップの大半がDSPの内蔵RAMによって占められる事態が生じている。
【0004】
本発明の目的は、CPUとDSPとを備えたマイクロプロセッサチップにおいて、DSPが解読実行すべき命令コードを記憶するためのオンチップメモリを削減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ある種のアプリケーション(携帯電話を含む。)ではDSPに比べてCPUの負担が軽い点に着目してなされたものであって、DSPプログラムの一部を構成する命令コードを一時記憶するための小容量の命令キャッシュをマイクロプロセッサチップに搭載し、かつ該命令キャッシュへの命令コードの補充をCPUに担当させることとしたものである。
【0006】
詳細に説明すると、本発明のマイクロプロセッサは、外付けかつ共通の命令メモリから読み出された命令コードをそれぞれ解読実行するための少なくとも2個の命令実行ユニットを有するものであって、命令メモリへアドレスを供給し該アドレスに応じて命令メモリから読み出された命令コードを解読実行するための第1の命令実行ユニット(CPU)と、命令メモリから読み出された複数の命令コードを記憶するための命令キャッシュと、該命令キャッシュへアドレスを供給し該アドレスに応じて命令キャッシュから読み出された命令コードを解読実行するための第2の命令実行ユニット(DSP)と、該第2の命令実行ユニットから命令キャッシュへ供給されたアドレスに対応する命令コードが命令キャッシュの中に存在するかどうかを判定し、存在しない場合には第2の命令実行ユニットに命令コードの解読実行を中断させかつ第1の命令実行ユニットに該当命令コードを含む命令ブロックを命令メモリから命令キャッシュへ補充させるためのキャッシュコントローラとを備えた構成を採用したものである。
【0007】
この構成により、DSPプログラム用のオンチップメモリの削減と、CPU資源の有効利用とが達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る携帯電話向けマイクロプロセッサの構成例を示している。図1中のマイクロプロセッサ10は、命令メモリ11が外付けされた状態で使用されるものであって、携帯電話の全体制御を司るCPU12と、命令キャッシュ13と、所定のアルゴリズムに従ってディジタル音声信号を処理するためのDSP14と、キャッシュコントローラ15とを単一の半導体チップに搭載したものである。外付けの命令メモリ11は、CPU12が実行すべきプログラムと、DSP14が実行すべきプログラムとを記憶している。CPU12は、命令メモリ11へアドレスADRSを供給し、該アドレスADRSに応じて命令メモリ11から読み出された命令コード(ただし、CPUプログラムを構成する命令コードに限る。)INSTを解読実行するための命令実行ユニットである。命令キャッシュ13は、命令メモリ11から読み出された複数の命令コード(ただし、DSPプログラムを構成する命令コードに限る。)INSTを一時記憶するための小容量のメモリである。命令キャッシュ13への命令コードINSTの書き込み位置は、CPU12から命令メモリ11へ供給されたアドレスADRSによって指定される。DSP14は、命令キャッシュ13へアドレスDADRSを供給し、該アドレスDADRSに応じて命令キャッシュ13から読み出された命令コードDINSTを解読実行するための命令実行ユニットである。キャッシュコントローラ15は、DSP14から命令キャッシュ13へ供給されたアドレスDADRSに対応する命令コードが命令キャッシュ13の中に存在するかどうかを判定し、存在しない場合には、DSP14に命令コードの解読実行を中断させ、かつCPU12に該当命令コードを含む命令ブロックを命令メモリ11から命令キャッシュ13へ補充させるものである。なお、アドレスDADRSで指定された命令コードを含む4個の命令コードが一度に、命令キャッシュ13からDSP14へ供給される。つまり、4ワードからなる命令ブロックを1単位として命令キャッシュ13から命令コードの読み出しが実行されるようになっている。
【0009】
図2は、図1中のキャッシュコントローラ15の内部構成を示している。キャッシュコントローラ15は、タグレジスタ21と、比較器22とで構成されている。タグレジスタ21は、命令キャッシュ13の中に存在する命令コードを指し示すアドレスのうちの上位部分で構成されたタグTAGを記憶するためのレジスタである。このタグレジスタ21は、命令メモリ11から命令キャッシュ13へ命令ブロックが補充されたときに、CPU12からタグレジスタ21へ供給されるライト信号WRにより、DSP14から命令キャッシュ13へ供給されたアドレスDADRSを参照して更新される。比較器22は、DSP14から命令キャッシュ13へ供給されたアドレスDADRSのうちの上位部分と、タグレジスタ21に記憶されたタグTAGとが一致するかどうかを判定するものであって、一致する場合には論理“1”(ヒット)の、一致しない場合には論理“0”(ミス)のヒット信号HITをそれぞれ供給する。
【0010】
図1に示すように、HIT=0の場合には、DSP14にウェイトがかかり、かつCPU12に割り込みが入るようになっている。この割り込みに応答して、CPU12は、DSP14から命令キャッシュ13へ供給されたアドレスDADRSを参照しながら上記命令ブロックの補充動作を実行する。なお、CPU12から供給されたライト信号WRは、同時に命令キャッシュ13にも与えられるようになっている。命令キャッシュ13への補充に係る命令ブロックの大きさは、タグTAGのビット数に応じて決まる。
【0011】
上記マイクロプロセッサ10の構成によれば、ヒット信号HITの論理値が“1”である限り、CPU12はアドレスADRSに応じて命令メモリ11から読み出された命令コードINSTを、DSP14はアドレスDADRSに応じて命令キャッシュ13から読み出された命令コードDINSTをそれぞれ解読実行する。アドレスDADRSに対応する命令コードが命令キャッシュ13の中に存在しないことが判明した場合には、キャッシュコントローラ15はヒット信号HITの論理値を“0”に変える。このようにしてHIT=0の状態になると、DSP14にウェイトがかかり、かつCPU12に割り込みが入る。その結果、DSP14は、命令キャッシュ13から読み出された無効な命令コードDINSTを無視し、かつ同一のアドレスDADRSを供給し続ける。一方、CPU12は、アドレスDADRSで指定された命令コードを含む命令ブロックを命令メモリ11から命令キャッシュ13へ補充するように、所定の割り込み処理ルーチンを実行する。この際、CPU12は、本来のCPUプログラムへ復帰する前に、命令キャッシュ13及びキャッシュコントローラ15へライト信号WRを供給する。したがって、命令キャッシュ13への補充命令ブロックの書き込みが実行されるとともに、タグレジスタ21が更新される。キャッシュコントローラ15は、ヒット信号HITの論理値を“1”に戻す。このとき、DSP14のウェイトが解除される。
【0012】
以上のとおり、上記マイクロプロセッサ10の構成によれば、CPUプログラムとDSPプログラムとの双方を外付けの命令メモリ11に格納し、該命令メモリ11から一時記憶のための小容量の命令キャッシュ13を介してDSP14へ命令コードを供給することとしたので、DSPプログラム用のオンチップメモリが削減される。その結果、マイクロプロセッサチップの面積が縮小される。また、命令キャッシュ13への命令コードの補充をCPU12に担当させることとしたので、CPU資源が有効利用される結果、CPU負担とDSP負担との均衡を図ることができる。更に、CPU12とDSP14との双方が直接かつ個別に命令メモリ11をアクセスできるようにするのではなく、CPU12のみが命令メモリ11を直接アクセスできるようにしたので、命令メモリ11の端子数増加を抑制できる。なお、図1の例では命令キャッシュ13からDSP14への命令供給を4ワード同時に行うとしたが、ワード数は限定されない。該ワード数は、1、2、3又は5以上でもかまわない。
【0013】
図3は、本発明に係る携帯電話向けマイクロプロセッサの他の構成例を示している。図3中のマイクロプロセッサ30は、CPU32と、4バンク構成かつデュアルポート構成の命令キャッシュ33と、DSP14と、キャッシュコントローラ35とを単一の半導体チップに搭載したものである。外付けの命令メモリ11は、CPU32が実行すべきプログラムと、DSP14が実行すべきプログラムとを記憶している。DSP14の機能は、図1の場合と同様である。CPU32は、図1中のCPU12の機能に加えて、後述のプリフェッチ機能を更に備えたものである。命令キャッシュ33は、命令コードの読み出しと書き込みとを並行して行えるように、互いに独立した2個のポートを備えている。キャッシュコントローラ35は、図1中のキャッシュコントローラ15の機能に加えて、DSP14から命令キャッシュ33へ供給されたアドレスDADRSのうちの下位部分が所定のしきい値THRより小さくない場合には、CPU32に複数個の後続命令コードを含む次の命令ブロックを命令メモリ11から命令キャッシュ33へ前もって補充させる機能を更に備えたものである。なお、CPU32から命令メモリ11へ供給されるアドレスADRSは、命令キャッシュ33だけでなくキャッシュコントローラ35にも与えられる。
【0014】
図4は、図3中のキャッシュコントローラ35の内部構成を示している。キャッシュコントローラ35は、タグレジスタ41と、比較器42と、バンクセレクタ43と、論理和ゲート44と、しきい値レジスタ45と、比較器46とで構成されている。タグレジスタ41は、命令キャッシュ33を構成する4個のバンクに1対1に対応付けられた4個のレジスタ#0,#1,#2,#3を有している。これら4個のレジスタの各々は、命令キャッシュ33のうちの対応するバンクの中に存在する命令コードを指し示すアドレスのうちの上位部分で構成されたタグを記憶するためのレジスタであって、命令メモリ11から命令キャッシュ33へ命令ブロックが補充されたときに、DSP14から命令キャッシュ33へ供給されたアドレスDADRS、又はCPU32から命令メモリ11へ供給されたアドレスADRSを参照して更新される。両アドレスのうちのいずれを参照するかは、CPU32からキャッシュコントローラ35へ供給されるアドレス選択信号ADSELにより決定される。バンクセレクタ43は、CPU32から第1のライト信号WR1が供給されたときに、タグレジスタ41中の最も古い履歴のレジスタと命令キャッシュ33中の該当バンクとを更新するように、バンクライト信号BWRを供給するものである。比較器42は、タグレジスタ41を構成する4個のレジスタに1対1に対応付けられた4個の比較器#0,#1,#2,#3を有している。これら4個の比較器の各々は、DSP14から命令キャッシュ33へ供給されたアドレスDADRSのうちの上位部分と、タグレジスタ41を構成する4個のレジスタのうちの対応するレジスタに記憶されたタグとが一致するかどうかを判定するものであって、一致する場合には論理“1”(許可)の、一致しない場合には論理“0”(禁止)のバンクリード許可信号BREをそれぞれ命令キャッシュ33へ供給するものである。論理和ゲート44は、いずれかのバンクのリード許可信号BREの論理が“1”である場合には論理“1”(ヒット)の、いずれのバンクのリード許可信号BREの論理もが“0”である場合には論理“0”(ミス)のヒット信号HITをそれぞれ供給する。しきい値レジスタ45は、CPU32から第2のライト信号WR2が供給されたときに同じくCPU32から供給されたしきい値THRを記憶するためのレジスタである。比較器46は、DSP14から命令キャッシュ33へ供給されたアドレスDADRSのうちの所定の下位部分と、しきい値レジスタ45に記憶されたしきい値THRとの大小関係を判定するものであって、アドレスDADRSの下位部分がしきい値THRより小さい場合には論理“1”(小)の、小さくない場合には論理“0”(大)のしきい判定信号LTHをそれぞれ供給する。
【0015】
図3に示すように、HIT=0の場合には、DSP14にウェイトがかかり、かつCPU32に第1の割り込みが入るようになっている。この第1の割り込みに応答して、CPU32は、DSP14から命令キャッシュ33へ供給されたアドレスDADRS、すなわちキャッシュミスの原因となったアドレスを参照して、該当命令コードを含む命令ブロックを命令メモリ11から命令キャッシュ33へ補充するように、第1の割り込み処理ルーチンを実行する。この際、CPU32は、第1のライト信号WR1をバンクセレクタ43へ供給するだけでなく、DSP14から命令キャッシュ33へ供給されたアドレスDADRSを参照してタグレジスタ41が更新されるようにアドレス選択信号ADSELをタグレジスタ41へ供給する。命令キャッシュ33の4個のバンクのうちのいずれのバンクに補充命令ブロックが書き込まれるかは、バンクセレクタ43により決定される。なお、命令キャッシュ33は、互いに独立した2個のポートを備えており、命令コードの読み出しと書き込みとを並行して行えるので、キャッシュミスが生じた場合でも、タグレジスタ41の更新によりヒット信号HITの論理を早期に“1”に戻しさえすれば、DSP14が要求しているアドレスDADRSの命令コードが命令キャッシュ33内に1ワード用意された時点から該命令コードをDSP14が解読実行できる。つまり、1個の命令ブロック内の全ての命令コードが命令キャッシュ33に格納されるまで待つことなくDSP14が動作を再開できることから、内蔵RAMの省略によるDSP14の性能低下を最小限に抑制することができる。
【0016】
図3に更に示すように、LTH=0の場合には、CPU32に第2の割り込みが入る。この第2の割り込みに応答して、CPU32は、DSP14から命令キャッシュ33へ供給されたアドレスDADRSを参照して、複数個の後続命令コードを含む次の命令ブロックを命令メモリ11から命令キャッシュ33へ前もって補充するように、プリフェッチ動作のための第2の割り込み処理ルーチンを実行する。
【0017】
図5は、DSP14により実行されるプログラムの例を示している。図中のxは後続の数値が16進数表記であることを表しており、1000から1008までの命令アドレスDADRSで指定される9個の命令コードが図5に示されている。
【0018】
次に、図5の例に沿って、上記プリフェッチ動作の具体例を説明する。ここでは、THR=10(2進数)の設定が既になされているものとし、アドレスDADRSのうちの最下位2ビットをDBITと表すこととする。また、4ワードからなる命令ブロックを1単位として命令キャッシュ33への命令コードの書き込みが実行されるようになっているものとする。このとき、DADRS=1000又は1001(16進数)ならば、つまりDBIT=00又は01(2進数)ならば、DBIT<THRであるのでLTH=1である。したがって、CPU32への第2の割り込みは発生しない。次のサイクルでDADRS=1002(16進数)になると、つまりDBIT=10(2進数)になると、DBIT≧THRであるのでLTH=0となり、CPU32への第2の割り込みが発生する。このとき、CPU32は、アドレスDADRS(=1002)で指定された命令コードが属する命令ブロックの次の命令ブロックを、つまり該アドレスDADRSに2を加えて得られるアドレス(=1004)から始まる4個の後続命令コードを、命令メモリ11から命令キャッシュ33へプリフェッチするように、第2の割り込み処理ルーチンを実行する。この際、CPU32は、本来のCPUプログラムへ復帰する前に、第1のライト信号WR1をバンクセレクタ43へ供給するだけでなく、アドレスADRSを参照してタグレジスタ41が更新されるようにアドレス選択信号ADSELをタグレジスタ41へ供給する。その後、アドレスDADRSが1003(16進数)に更新されてもしきい判定信号LTHは論理値“0”を保持するが、CPU32は割り込みを受け付けないようになっている。そして、更にアドレスDADRSが更新されて1006(16進数)になると、アドレス1008(16進数)から始まる次の命令ブロックが命令キャッシュ33へプリフェッチされる。なお、命令キャッシュ33は命令コードの読み出しと書き込みとを並行して行えるので、上記プリフェッチ動作中でもDSP14への命令コードの読み出しが可能である。
【0019】
以上のとおり、上記マイクロプロセッサ30の構成によれば、命令コードの読み出しと書き込みとを並行して行えるように複数のポートを命令キャッシュ33に設けたので、図1の場合に比べて命令キャッシュのパフォーマンスが向上する。また、図1の場合の効果に加えて次のような効果が得られる。すなわち、DSP14から命令キャッシュ33へ供給されたアドレスDADRSのうちの下位部分が所定のしきい値THRより小さくない場合には、複数の後続命令コードを含む次の命令ブロックを命令メモリ11から命令キャッシュ33へ前もって補充することとしたので、キャッシュミスの発生確率が低減され、DSP14の稼働率が向上する。nを任意の整数とするとき、命令キャッシュ33への補充に係る命令ブロックの大きさを2nワードとし、アドレスDADRSのうちの最下位nビットとnビットのしきい値THRとを比較器46で比較すればよい。
【0020】
なお、上記マイクロプロセッサ10,30が携帯電話以外の電子機器アプリケーションにも対応可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】
以上説明してきたとおり、本発明によれば、DSPプログラムの一部を構成する命令コードを一時記憶するための小容量の命令キャッシュをマイクロプロセッサチップに搭載し、かつ該命令キャッシュへの命令コードの補充をCPUに担当させることとしたので、DSPプログラム用のオンチップメモリの削減と、CPU資源の有効利用とが同時に達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロプロセッサの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1中のキャッシュコントローラの内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るマイクロプロセッサの他の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3中のキャッシュコントローラの内部構成を示すブロック図である。
【図5】図3中のDSPにより実行されるプログラムの例を示す図である。
【符号の説明】
10,30 マイクロプロセッサ
11 命令メモリ
12,32 CPU(第1の命令実行ユニット)
13,33 命令キャッシュ
14 DSP(第2の命令実行ユニット)
15,35 キャッシュコントローラ
21,41 タグレジスタ
22,42 比較器
43 バンクセレクタ
44 論理和ゲート
45 しきい値レジスタ
46 比較器
ADRS CPUから供給された命令アドレス
ADSEL アドレス選択信号
BRE バンクリード許可信号
BWR バンクライト信号
DADRS DSPから供給された命令アドレス
DINST 命令キャッシュから読み出された命令コード
HIT ヒット信号
INST 命令メモリから読み出された命令コード
LTH しきい判定信号
TAG タグ
THR しきい値
WR,WR1,WR2 ライト信号

Claims (6)

  1. 外付けかつ共通の命令メモリから読み出された命令コードをそれぞれ解読実行するための少なくとも2個の命令実行ユニットを有するマイクロプロセッサであって、
    前記命令メモリへアドレスを供給し、該アドレスに応じて前記命令メモリから読み出された命令コードを解読実行するための第1の命令実行ユニットと、
    前記命令メモリから読み出された複数の命令コードを記憶するための命令キャッシュと、
    前記命令キャッシュへアドレスを供給し、該アドレスに応じて前記命令キャッシュから読み出された命令コードを解読実行するための第2の命令実行ユニットと、
    前記第2の命令実行ユニットから前記命令キャッシュへ供給されたアドレスに対応する命令コードが前記命令キャッシュの中に存在するかどうかを判定し、存在しない場合には、前記第2の命令実行ユニットに命令コードの解読実行を中断させ、かつ前記第1の命令実行ユニットに該当命令コードを含む命令ブロックを前記命令メモリから前記命令キャッシュへ補充させるためのキャッシュコントローラとを備えたことを特徴とするマイクロプロセッサ。
  2. 請求項1記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記キャッシュコントローラは、
    前記命令キャッシュの中に存在する命令コードを指し示すアドレスのうちの上位部分で構成されたタグを記憶するためのタグレジスタと、
    前記第2の命令実行ユニットから前記命令キャッシュへ供給されたアドレスのうちの上位部分と、前記タグレジスタに記憶されたタグとが一致するかどうかを判定するための比較器とを備え、
    前記タグレジスタは、前記該当命令コードを含む命令ブロックが前記命令メモリから前記命令キャッシュへ補充されたときに、前記第1の命令実行ユニットにより更新されることを特徴とするマイクロプロセッサ。
  3. 請求項1記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記命令キャッシュは、命令コードの読み出しと書き込みとを並行して行えるように複数のポートを備えたことを特徴とするマイクロプロセッサ。
  4. 請求項1記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記命令キャッシュは複数のバンクを有し、
    前記キャッシュコントローラは、
    前記命令キャッシュのうちの対応するバンクの中に存在する命令コードを指し示すアドレスのうちの上位部分で構成されたタグをそれぞれ記憶するための複数のタグレジスタと、
    前記第2の命令実行ユニットから前記命令キャッシュへ供給されたアドレスのうちの上位部分と、前記複数のタグレジスタのうちの対応するタグレジスタに記憶されたタグとが一致するかどうかをそれぞれ判定するように、前記複数のタグレジスタに1対1に対応付けられた複数の比較器とを備え、
    前記該当命令コードを含む命令ブロックが前記命令メモリから前記命令キャッシュのうちのいずれかのバンクへ補充されたときに、前記複数のタグレジスタのうちの対応するタグレジスタが前記第1の命令実行ユニットにより更新されることを特徴とするマイクロプロセッサ。
  5. 請求項1記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記キャッシュコントローラは、前記第2の命令実行ユニットから前記命令キャッシュへ供給されたアドレスのうちの下位部分が所定のしきい値より小さくない場合には、前記第1の命令実行ユニットに複数の後続命令コードを含む次の命令ブロックを前記命令メモリから前記命令キャッシュへ前もって補充させる機能を更に備えたことを特徴とするマイクロプロセッサ。
  6. 請求項1記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記第1の命令実行ユニットは前記マイクロプロセッサを組み込んだ電子機器の全体制御を司る中央処理装置(CPU)であり、かつ前記第2の命令実行ユニットは前記電子機器において特定の信号を処理するためのディジタル信号処理装置(DSP)であることを特徴とするマイクロプロセッサ。
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