JP4066790B2

JP4066790B2 - connector

Info

Publication number: JP4066790B2
Application number: JP2002336295A
Authority: JP
Inventors: 靖生松下
Original assignee: Sumitomo Wiring Systems Ltd
Current assignee: Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date: 2002-11-20
Filing date: 2002-11-20
Publication date: 2008-03-26
Anticipated expiration: 2022-11-20
Also published as: JP2004171920A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネルに取り付けられるコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のコネクタは、図９に示すように、パネル１に取り付けられる待受け側の雄ハウジング２と、この雄ハウジング２に嵌合される組付け側の雌ハウジング３とから構成されていた。雌ハウジング３は、外周形状が縦長の長方形をなす端子収容部４と、この端子収容部４の後端から外向きに張り出し形成されてパネル１と平行に対面する鍔５とを備えていた。端子収容部４の内部には、雌端子金具（図示せず）が収容されており、端子収容部４の後面には電線６が引き出されて後方へ延出されていた。また、雌ハウジング３には、その後方よりグロメット７が被せられ、このグロメット７は、鍔５の外縁部に係止されるとともに、その先端開口縁がラッパ状に拡開して、パネル１に密着してシールされるように設定されていた。このコネクタは、以下の特許文献１に開示されている。
【０００３】
【特許文献１】
実開平４−２９１８６号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来のコネクタは、成形後の熱収縮とか使用時に外力を受けて、鍔５にうねりや反りを生じさせることがあった。そうすると、鍔５は、その平面性が確保されず、パネル１に平行に対面できなくなるため、このような鍔５にグロメット７を被着した場合には、グロメット７の先端開口縁がパネル１に確実に密着されずシール性が損なわれる懸念があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、パネルに取り付けられるコネクタのシール性を確保することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項１の発明は、パネルに取り付けられる待受け側コネクタハウジングと、この待受け側コネクタハウジングに嵌合可能な組付け側コネクタハウジングとから構成され、前記組付け側コネクタハウジングは、端子金具を収容可能な端子収容部と、この端子収容部の外周から全周に沿って張り出し形成されて前面が前記パネルとほぼ平行に対面する鍔部とを備え、この鍔部には、前記パネルとの間に介在して前記パネルに密着可能なグロメットが後方から被着されるようになっているコネクタにおいて、前記鍔部には突部が設けられ、前記突部は、前記鍔部の前面のうち前記グロメットが被る領域の内周側に位置して、前記端子収容部の周りを取り囲む環状部を備えた前面突部と、前記鍔部の後面に位置して、前記環状部と前後ほぼ同位置となる部位を含む後面突部とからなる構成としたところに特徴を有する。
【０００７】
請求項２の発明は、請求項１に記載のものにおいて、前記鍔部は、縦横の寸法を異にして形成されており、前記前面突部は、前記端子収容部の周りに環状に配された環状部と、この環状部内において前記鍔部の長辺側の領域を幅方向に横切って配された横断部とからなっているところに特徴を有する。
【０００８】
【発明の作用及び効果】
＜請求項１の発明＞
鍔部には、端子収容部の周りを連続的または断続的に取り囲むようにして突部が設けられているため、鍔部は、この突部により補強されて成形後の熱収縮や使用時に外力を受けても、うねりや反りの発生が抑えられる。したがって、鍔部は、その平面性が保たれるため、パネルとほぼ平行に対面する状態が保障されるようになる。このような鍔部にグロメットが被着されると、グロメットは、パネルに対して確実に密着されるため、そのシール性が確保される。また、前面突部は、鍔部においてパネルと対向する面のうちグロメットが被る領域の内周側に配されているため、グロメットとの干渉を避けることができる。その結果、グロメットは、前面突部に乗り上げて隙間を生じさせたりすることがないため、鍔部に強固に被着される。
【００１０】
＜請求項２の発明＞
鍔部が縦横の寸法を異にして形成されている場合には、その長辺側の領域にうねりや反りの発生が懸念されるところであるが、本発明においては、鍔部の長辺側の領域を幅方向に横切って横断部が配されているため、そのようなうねりや反りの発生が確実に抑えられる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図１ないし図８によって説明する。
このコネクタは、図６に示すように、自動車のドア部のパネルＰに取り付けられる待受け側の雄ハウジング１０（本発明の待受け側コネクタハウジング）と、この雄ハウジング１０と嵌合可能な組付け側の雌ハウジング２０（本発明の組付け側コネクタハウジング）とから構成されている。なお、以下においては、雌雄の両ハウジング１０，２０の嵌合面側を前面側とする。
【００１２】
まず、雄ハウジング１０について説明すると、雄ハウジング１０は、図６に示すように、内側に複数室のキャビティ１３を設けつつ外周を縦長の略長方形状とした本体部１１と、この本体部１１の前方に突出形成された縦長角筒状のフード１２とを備えている。本体部１１のキャビティ１３内には、雄端子金具１４が収容可能とされており、これら雄端子金具１４の先端部は、フード１２内に突出した状態で配されている。
また、雄ハウジング１０は、パネルＰに開口形成された取付口ＰＡにパネル後面側より嵌め込まれ、上下一対の係止爪１５によってパネルＰに係止される。係止爪１５は、図１に示すように、パネルＰを厚み方向に挟持可能な爪を備え、フード１２の上下壁１２Ａ，１２Ｂにおける幅方向の中央位置にて弾性片１６の先端側に形成されている。フード１２の上壁１２Ａにおいて係止爪１５の撓み方向と対応する位置には、フード１２の開口縁を構成しつつ後述するロック部３１と係合可能なロック受け部５０が形成されている。フード１２の上壁１２Ａにおけるロック受け部５０の後方には、長孔状のロック孔５１が設けられている（図２参照）。
フード１２は、図１に示すように、その左右の両側壁１２Ｃ，１２Ｄが縦長となっており、両側壁１２Ｃ，１２Ｄのうち一方の側壁１２Ｃには、板状の棚部１７がフード１２内を横切って内向きに突出形成されている。棚部１７は、フード１２の側壁１２Ｃにおける上下の２位置に平行に設けられるとともに、フード１２の前端から後端にかけて奥行きをもって設けられている。
【００１３】
続いて、雌ハウジング２０について説明する。この雌ハウジング２０は、図６に示すように、雌端子金具２９（本発明の端子金具）を収容可能なキャビティ２１Ａが複数室整列された端子収容部２１と、この端子収容部２１の外周における後端寄りの位置から全周に沿って外向きに張り出し形成された鍔部２２とを備えている。鍔部２２は、雌ハウジング２０が雄ハウジング１０に嵌合されたときに、パネルＰとほぼ平行に対面するように設定されている。このとき、鍔部２２とパネルＰとの間は、グロメット２３によってシールされることとなる。
【００１４】
グロメット２３は、雌ハウジング２０の後方から鍔部２２に被せられ、この鍔部２２から端子収容部２１の後面に至る間を被覆するとともに、端子収容部２１の後面から引き出された電線２９Ａを被覆している。グロメット２３の前端寄りの位置には、図６に示すように、全周に亘って断面Ｕ字状をなす装着溝２３Ｅが設けられており、鍔部２２の外周縁を厚み方向から挟着可能としてある。鍔部２２の前面のうちグロメット２３が被る領域の内周側には、図５に示すように、後述する前面突部４０（本発明の突部）が設けられている。また、グロメット２３は、その前端開口縁にラッパ状に拡開するシール部２３Ｂを備え、このシール部２３Ｂは、雌ハウジング２０が雄ハウジング１０に嵌合されたときに、図８に示すように、鍔部２２とパネルＰとの間に前後から圧着されることでパネルＰと密着可能となっている。これにより、雌ハウジング２０のシール性が保障されるようになっている。
端子収容部２１は、図３に示すように、その外周形状において縦横の寸法を異にして形成されており、縦に長く形成される左右の長辺部２１Ｂ，２１Ｃと、横に短く形成される上下の短辺部２１Ｄ，２１Ｅとから構成され、全体として縦長の略長方形をなしている。端子収容部２１は、図３に示す左側の長辺部２１Ｃの上下の２位置が、互いに平行な切り込み部２４によって切り欠かれている。この切り込み部２４は、雄ハウジング１０と嵌合される際に、雄ハウジング１０のフード１２に設けられた棚部１７と整合してこの棚部１７を嵌め込み、もって両ハウジング１０，２０の逆挿が防止されるようにしている。
【００１５】
端子収容部２１の上側の短辺部２１Ｄにおいて幅方向の中央位置には、端子収容部２１の前端縁から立ち上がりつつ後方へ向かって延出される片持ち状のロックアーム３０が設けられている。ロックアーム３０の延出先端部は、図６に示すように、鍔２２に貫通形成された通し孔２２Ｃを抜けて端子収容部２１の後面付近に及んでおり、この通し孔２２Ｃから後方に向かって露出される部分はロックアーム３０を操作する際の操作部３２となっている。ロックアーム３０の延出方向の中央位置には、ほぼ垂直に切立った前面を有するロック部３１が突設されている。ロック部３１は、両ハウジング１０，２０の嵌合過程で雄ハウジング１０に形成されたロック受け部５０の前面に突き当てられるとともに、その突き当て状態が解除されるときの勢いで両ハウジング１０，２０の嵌合動作を一気に進行させ、その慣性力でもって両ハウジング１０，２０を正規の嵌合位置に至らせている。嵌合位置でロック部３１は、ロック受け部５０の後面に係止され、雌ハウジング２０が雄ハウジング１０に抜け止め状態でロックされるようにしている。また、上側の短辺部２１Ｄにおいてロックアーム３０を挟んでその両側位置には、図３に示すように、ロックアーム３０と短辺部２１Ｄとの間に電線等が入り込むのを阻止したり、ロックアーム３０が不用心に解除されるのを規制する規制壁３３が対向状に立設されている。
【００１６】
一方、鍔部２２は、図３に示すように、端子収容部２１の外周が縦長の略長方形となっていることに対応し、全体として縦長の略楕円形をなす板状体となっている。そして、鍔部２２の前面には、端子収容部２１の周りを環状に取り囲むとともに、端子収容部２１の長辺部２１Ｂ，２１Ｃから外向きに延出される態様の前面突部４０が設けられている。前面突部４０は、雌ハウジング２０が雄ハウジング１０に正規に嵌合した状態で、雄ハウジング１０におけるフード１２の開口縁と干渉しないように突出高さが低く設定されている。具体的には前面突部４０は、端子収容部２１の周りに環状に配される環状部４１と、この環状部４１内において鍔部２２の長辺側の領域を幅方向に横切って配される横断部４２とから構成されている。図示実施形態の横断部４２は、鍔部２２の下端位置から上端位置へ向かって、高さ寸法の概ね３分の１の高さ上昇した位置に下位横断部４２Ａが形成され、その下位横断部４２Ａから上端位置へ向かって、高さ寸法の概ね３分の１の高さ上昇した位置に上位横断部４２Ｂが形成されている。上位横断部４２Ｂと下位横断部４２Ａとは、互いに平行に且つ水平に延出されており、その一端は端子収容部２１の後端とつながり、その他端は環状部４１とつながっている。
【００１７】
また、環状部４１は、全体として略楕円形をなし、端子収容部２１との間に間隔を空けて配されており、その上端位置にてロックアーム３０を通すための通し孔２２Ｃと交わり、ここで分断されている。このように鍔部２２は、前面突部４０によって補強されることにより、成形後の熱収縮や使用時に外力を受けても、うねりや反りの発生が抑えられるようになるため、その平面性が担保されている。
【００１８】
また、鍔部２２の後面には、図４に示すように、前面側における端子収容部２１の外周と連続する内壁６０が突出形成されている。鍔部２２の後面において内壁６０の外側には、内壁６０とほぼ同じ高さ突出する後面突部４５（本発明の突部）が設けられている。後面突部４５は、内壁６０とほぼ平行に配される略Ｕ字状の外側部４６と、この外側部４６の周方向に所定間隔を置いて配されて外側部４６と内壁６０とを連結する複数の連結部４７とから構成されている。外側部４６は、鍔２２の後面において前面に配された環状部４１とほぼ同位置に配されており、鍔部２２の表裏で環状部４１と略対称位置するようになっている。また、連結部４７は、前面側に配された横断部４２に相当するものである。こうして本実施形態の場合には、後面突部４５と前面突部４０とが相俟って鍔部２２を一層強固に補強しているため、鍔部２２のうねりや反りが確実に抑えられるようになっている。
【００１９】
本実施形態は、以上のような構成であり、続いてその作用効果について説明する。まず、雄ハウジング１０のキャビティ１３内に雄端子金具１４を収容し、雌ハウジング２０のキャビティ２１Ａ内に雌端子金具２９を収容する。この状態で雌ハウジング２０にはグロメット２３を装着しておく。次いで雄ハウジング１０を内面パネルＰに取り付ける。
続いて、両ハウジング１０，２０を嵌合させる作業に移行する。図６に示すように、両ハウジング１０，２０を互いの嵌合面が正対するよう対面させ、その状態で雌ハウジング２０の端子収容部２１を雄ハウジング１０のフード１２内へ嵌入させる。雌ハウジング１０を押し込み操作すると、端子収容部２１がフード１２の中ほどまで進入したところで、ロックアーム３０に突設されたロック部３１がロック受け部４０の前面に突き当たって嵌合が一時的に規制される。さらに嵌合抵抗を上回る大きな操作力でもって雌ハウジング１０を押し込むことにより、突き当て状態を解除させる。そうすると、解放の勢いによって両ハウジング１０，２０の嵌合動作が一気に進み、雌ハウジング２０が正規の嵌合位置へ誘導される。正規の嵌合位置では、図７に示すように、ロック部３１がロック孔５１に嵌まり込むとともにロック受け部４０の後面に係止され、且つ、端子収容部２１の前面がフード１２の奥面に当て止め状態となり、もって雌ハウジング２０が雄ハウジング１０に対してロックされる。また、両ハウジング１０，２０内において互いの端子金具１４，２９の導通が取られる。そして、正規の嵌合位置では、図８に示すように、鍔部２２とパネルＰとがほぼ平行に対面するとともに、両者２２，Ｐ間でグロメット２３のシール部２３Ｂが圧着されてパネルＰに密着され、もってシール性が発揮されるようになっている。
【００２０】
本実施形態によれば、鍔部２２に端子収容部２１の周りを取り囲むようにして前後の突部４０，４５が設けられているため、鍔部２２は、この突部４０，４５により補強されて成形後の熱収縮や使用時に外力を受けても、うねりや反りの発生が抑えられる。したがって、鍔部２２は、その平面性が保たれてパネルＰとほぼ平行に対面する状態が保障されるようになる。その結果、かかる鍔部２２にグロメット２３が被着されると、グロメット２３は、パネルＰに対して確実に密着されるため、そのシール性が確保されることとなる。
【００２１】
また、前面突部４０は、鍔部２２の前面のうちグロメット２３が被る領域の内周側に配されているため、グロメット２３との干渉を回避することができる。これにより、グロメット２３は、前面突部４０に乗り上げて隙間を生じさせたりすることなく、鍔部２２に強固に被着されるようになる。
【００２２】
ところで、鍔部２２が縦横の寸法を異にして形成されている場合には、鍔部２２の長辺側の領域にうねりや反りの発生が懸念されるところであるが、本実施形態の場合には、鍔部２２の長辺側の領域を幅方向に横切って横断部４２Ｂが配されているため、こうした長辺側の領域にて懸念されるうねりや反りの発生が確実に抑えられる。
【００２３】
＜他の実施形態＞
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【００２４】
（１）上記実施形態の場合には、通し孔のところで環状部が分断されているが、通し孔を避けて連続的に環状部が設けられていても構わない。また、環状部は、真円環状や角環状であっても構わない。
（２）横断部は、鍔部の長辺側の領域を幅方向に横切る態様であればよく、例えば、斜め方向に延出されていても構わない。また、上位横断部と下位横断部とに分かれている必要もない。
（３）前面突部は、横断部が無く、環状部のみで構成されていても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係るコネクタにおいて雄ハウジングの正面図
【図２】同じく背面図
【図３】雌ハウジングの正面図
【図４】同じく背面図
【図５】雌ハウジングにグロメットが被着された状態を示す正面図
【図６】雌雄の両ハウジングが嵌合される前の状態を示す断面図
【図７】雌雄の両ハウジングが嵌合位置にある状態を示す断面図
【図８】同じく側面図
【図９】従来のコネクタの側面図
【符号の説明】
Ｐ…パネル
１０…雄ハウジング（待受け側コネクタハウジング）
２０…雌ハウジング（組付け側コネクタハウジング）
２１…端子収容部
２２…鍔部
２３…グロメット
２９…雌端子金具（端子金具）
４０…前面突部（突部）
４１…環状部
４２…横断部
４５…後面突部（突部）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a connector attached to a panel.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 9, this type of connector is composed of a standby-side male housing 2 attached to the panel 1 and an assembled-side female housing 3 fitted to the male housing 2. . The female housing 3 was provided with a terminal accommodating part 4 whose outer peripheral shape was a vertically long rectangle, and a flange 5 that was formed to project outward from the rear end of the terminal accommodating part 4 and face the panel 1 in parallel. A female terminal fitting (not shown) is accommodated inside the terminal accommodating portion 4, and the electric wire 6 is drawn out on the rear surface of the terminal accommodating portion 4 and extends rearward. Further, the female housing 3 is covered with a grommet 7 from behind, and the grommet 7 is locked to the outer edge portion of the flange 5, and the opening edge of the front end is expanded in a trumpet shape. It was set to be tightly sealed. This connector is disclosed in Patent Document 1 below.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 4-29186
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional connector may be subjected to heat shrinkage after molding or an external force during use, causing wrinkles or warping of the flange 5. Then, since the flatness of the ridge 5 is not ensured and it cannot face the panel 1 in parallel, when the grommet 7 is attached to such a ridge 5, the leading edge of the grommet 7 has an opening edge on the panel 1. There is a concern that the sealing performance may be impaired without being securely adhered.
The present invention has been completed based on the above circumstances, and an object thereof is to ensure the sealing performance of a connector attached to a panel.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As means for achieving the above object, the invention of claim 1 comprises a standby connector housing attached to a panel and an assembly connector housing that can be fitted to the standby connector housing. The attachment side connector housing includes a terminal accommodating portion that can accommodate the terminal fitting, and a flange portion that is formed so as to protrude from the outer periphery of the terminal accommodating portion along the entire circumference and the front surface faces substantially parallel to the panel. In the connector, a grommet that is interposed between the panel and can be in close contact with the panel is attached from behind, and the protrusion is provided on the flange, and the protrusion Is located on the inner peripheral side of the area covered by the grommet in the front surface of the collar part, and on the rear surface of the collar part, and a front projection having an annular part surrounding the terminal accommodating part. And location, characterized in was constructed consisting of a surface protrusion after containing the site to be the annular portion and the front and rear substantially the same position.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the flange portion is formed with different vertical and horizontal dimensions, and the front protrusion is annularly arranged around the terminal accommodating portion. It has a feature in that it is composed of an annular portion and a transverse portion arranged in the annular portion so as to cross the region on the long side of the flange portion in the width direction.
[0008]
[Action and effect of the invention]
<Invention of Claim 1>
Since the flange is provided with a protrusion so as to continuously or intermittently surround the terminal accommodating portion, the flange is reinforced by the protrusion and is subjected to external force during heat shrinkage or use after molding. The occurrence of swells and warpage can be suppressed even when receiving. Therefore, since the flatness of the collar portion is maintained, a state in which the collar portion faces substantially parallel to the panel is ensured. When the grommet is attached to such a buttock, the grommet is securely adhered to the panel, so that the sealing performance is ensured. Moreover, since the front protrusion is arranged on the inner peripheral side of the region covered with the grommet on the surface facing the panel in the collar portion, interference with the grommet can be avoided. As a result, since the grommet does not run on the front protrusion and create a gap, it is firmly attached to the collar.
[0010]
<Invention of Claim 2 >
In the case where the flange portion is formed with different vertical and horizontal dimensions, there is a concern about the occurrence of waviness and warpage in the region on the long side. Since the crossing portion is arranged across the region in the width direction, occurrence of such swell and warp can be reliably suppressed.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 6, this connector includes a male housing 10 on the standby side (the standby side connector housing of the present invention) attached to the panel P of the door portion of the automobile, and an assembly side that can be fitted to the male housing 10. Female housing 20 (an assembly-side connector housing of the present invention). In the following, the fitting surface side of both the male and female housings 10 and 20 is referred to as the front surface side.
[0012]
First, the male housing 10 will be described. As shown in FIG. 6, the male housing 10 includes a main body 11 having a plurality of chamber cavities 13 on the inner side and an outer periphery of the main body 11 having a vertically long and substantially rectangular shape. And a vertically long rectangular tube-shaped hood 12 protruding forward. A male terminal fitting 14 can be accommodated in the cavity 13 of the main body 11, and the distal end portions of the male terminal fitting 14 are arranged in a state of protruding into the hood 12.
Further, the male housing 10 is fitted from the rear side of the panel into an attachment port PA formed in the panel P and is locked to the panel P by a pair of upper and lower locking claws 15. As shown in FIG. 1, the locking claw 15 includes a claw capable of sandwiching the panel P in the thickness direction, and is formed on the distal end side of the elastic piece 16 at the center position in the width direction of the upper and lower walls 12A and 12B of the hood 12. Has been. A lock receiving portion 50 that forms an opening edge of the hood 12 and can be engaged with a lock portion 31 described later is formed at a position corresponding to the bending direction of the locking claw 15 on the upper wall 12A of the hood 12. An elongated lock hole 51 is provided behind the lock receiving portion 50 in the upper wall 12A of the hood 12 (see FIG. 2).
As shown in FIG. 1, the left and right side walls 12C and 12D of the hood 12 are vertically long, and one of the side walls 12C and 12D has a plate-like shelf 17 in the hood 12. And projecting inwardly across. The shelf 17 is provided in parallel at two upper and lower positions on the side wall 12 C of the hood 12, and is provided with a depth from the front end to the rear end of the hood 12.
[0013]
Next, the female housing 20 will be described. As shown in FIG. 6, the female housing 20 includes a terminal accommodating portion 21 in which a plurality of cavities 21 A capable of accommodating female terminal fittings 29 (terminal fittings of the present invention) are arranged, and an outer periphery of the terminal accommodating portion 21. And a flange 22 that projects outward from the position near the rear end along the entire circumference. The flange portion 22 is set so as to face the panel P substantially in parallel when the female housing 20 is fitted into the male housing 10. At this time, the gap 22 and the panel P are sealed by the grommet 23.
[0014]
The grommet 23 covers the flange 22 from the rear of the female housing 20, covers the space from the flange 22 to the rear surface of the terminal accommodating portion 21, and covers the electric wire 29 A drawn from the rear surface of the terminal accommodating portion 21. is doing. As shown in FIG. 6, a mounting groove 23E having a U-shaped cross section is provided at the position near the front end of the grommet 23, and the outer peripheral edge of the flange portion 22 can be sandwiched from the thickness direction. It is as. As shown in FIG. 5, a front protrusion 40 (protrusion according to the present invention) described later is provided on the inner peripheral side of the region covered with the grommet 23 in the front surface of the flange portion 22. Further, the grommet 23 includes a seal portion 23B that expands in a trumpet shape at the opening edge of the front end, and this seal portion 23B is, as shown in FIG. 8, when the female housing 20 is fitted to the male housing 10. The panel P can be brought into close contact with the panel 22 by being pressure-bonded between the flange 22 and the panel P from the front and rear. Thereby, the sealing performance of the female housing 20 is ensured.
As shown in FIG. 3, the terminal accommodating portion 21 is formed with different vertical and horizontal dimensions in the outer peripheral shape, and is formed with the left and right long side portions 21 B and 21 C that are formed long vertically and short horizontally. The upper and lower short sides 21D and 21E are formed in a vertically long and substantially rectangular shape. The upper and lower positions of the left long side portion 21 C shown in FIG. 3 are cut out by the notch portions 24 parallel to each other. When the cut portion 24 is fitted to the male housing 10, the cut portion 24 is fitted to the shelf portion 17 provided on the hood 12 of the male housing 10 so as to fit the shelf portion 17. Is to be prevented.
[0015]
A cantilevered lock arm 30 that extends from the front end edge of the terminal accommodating portion 21 and extends rearward is provided at a central position in the width direction of the short side portion 21D on the upper side of the terminal accommodating portion 21. As shown in FIG. 6, the extending tip of the lock arm 30 passes through the through hole 22C formed through the flange 22 and extends to the vicinity of the rear surface of the terminal accommodating portion 21, and extends rearward from the through hole 22C. The exposed portion serves as an operation portion 32 when the lock arm 30 is operated. At the center position in the extending direction of the lock arm 30, a lock portion 31 having a front surface standing substantially vertically is projected. The lock portion 31 is abutted against the front surface of the lock receiving portion 50 formed in the male housing 10 during the fitting process of both the housings 10 and 20, and the two housings 10 and 20 are moved at the moment when the abutting state is released. The fitting operation of 20 is advanced at once, and both the housings 10 and 20 are brought to the normal fitting position by the inertia force. The lock portion 31 is locked to the rear surface of the lock receiving portion 50 at the fitting position so that the female housing 20 is locked to the male housing 10 in a state of being prevented from coming off. Further, as shown in FIG. 3, the upper short side portion 21D sandwiches the lock arm 30 and prevents the entry of an electric wire between the lock arm 30 and the short side portion 21D, as shown in FIG. A restricting wall 33 that restricts the lock arm 30 from being unnecessarily released is erected in an opposing manner.
[0016]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the collar portion 22 corresponds to the fact that the outer periphery of the terminal accommodating portion 21 is a vertically long substantially rectangular shape, and is a plate-like body that is generally vertically long and elliptical. . The front surface of the flange 22 is provided with a front projection 40 that surrounds the terminal housing 21 in an annular shape and extends outward from the long sides 21B and 21C of the terminal housing 21. Yes. The front protrusion 40 is set to have a low protruding height so as not to interfere with the opening edge of the hood 12 in the male housing 10 in a state where the female housing 20 is properly fitted to the male housing 10. Specifically, the front protrusion 40 is arranged across an annular portion 41 arranged in a ring around the terminal accommodating portion 21 and a region on the long side of the flange portion 22 in the annular portion 41 in the width direction. And a transverse section 42. In the illustrated embodiment, the crossing portion 42 is formed with a lower crossing portion 42A at a position where the height is increased by approximately one third of the height dimension from the lower end position of the flange portion 22 toward the upper end position. An upper crossing portion 42B is formed at a position where the height is increased by approximately one third of the height dimension from 42A toward the upper end position. The upper crossing part 42B and the lower crossing part 42A extend in parallel and horizontally with one end connected to the rear end of the terminal accommodating part 21 and the other end connected to the annular part 41.
[0017]
Further, the annular portion 41 has a substantially oval shape as a whole and is arranged with a space between the terminal accommodating portion 21 and intersects with a through hole 22C for passing the lock arm 30 at the upper end position thereof. It is divided here. As described above, since the flange portion 22 is reinforced by the front projection 40, the occurrence of swell and warpage can be suppressed even when subjected to heat shrinkage after molding or external force during use. It is secured.
[0018]
Further, as shown in FIG. 4, an inner wall 60 that is continuous with the outer periphery of the terminal accommodating portion 21 on the front side is projected and formed on the rear surface of the flange portion 22. On the outer surface of the inner wall 60 on the rear surface of the flange portion 22, a rear surface protrusion 45 (protrusion of the present invention) that protrudes at substantially the same height as the inner wall 60 is provided. The rear protrusion 45 is arranged in a substantially U-shaped outer part 46 arranged substantially parallel to the inner wall 60, and is arranged at a predetermined interval in the circumferential direction of the outer part 46 to connect the outer part 46 and the inner wall 60. And a plurality of connecting portions 47. The outer portion 46 is disposed at substantially the same position as the annular portion 41 disposed on the front surface on the rear surface of the flange 22, and is positioned substantially symmetrically with the annular portion 41 on the front and back of the flange portion 22. The connecting portion 47 corresponds to the crossing portion 42 disposed on the front side. In this way, in the case of this embodiment, since the rear surface protrusion 45 and the front surface protrusion 40 combine to reinforce the flange portion 22 more firmly, the undulation and warpage of the flange portion 22 can be reliably suppressed. It has become.
[0019]
The present embodiment is configured as described above, and the operation and effect will be described subsequently. First, the male terminal fitting 14 is accommodated in the cavity 13 of the male housing 10, and the female terminal fitting 29 is accommodated in the cavity 21 A of the female housing 20. In this state, the grommet 23 is attached to the female housing 20. Next, the male housing 10 is attached to the inner panel P.
Subsequently, the operation moves to fitting the housings 10 and 20 together. As shown in FIG. 6, the two housings 10 and 20 are faced so that their fitting surfaces face each other, and the terminal accommodating portion 21 of the female housing 20 is fitted into the hood 12 of the male housing 10 in this state. When the female housing 10 is pushed in, when the terminal accommodating portion 21 enters the middle of the hood 12, the lock portion 31 projecting from the lock arm 30 abuts against the front surface of the lock receiving portion 40 and the fitting is temporarily performed. Be regulated. Further, the abutting state is released by pushing the female housing 10 with a large operating force exceeding the fitting resistance. If it does so, fitting operation of both housings 10 and 20 will advance at a stretch by the momentum of release, and female housing 20 will be guided to a regular fitting position. In the proper fitting position, as shown in FIG. 7, the lock portion 31 is fitted into the lock hole 51 and is locked to the rear surface of the lock receiving portion 40, and the front surface of the terminal accommodating portion 21 is the back of the hood 12. Thus, the female housing 20 is locked to the male housing 10. In addition, the terminal fittings 14 and 29 are connected to each other in the housings 10 and 20. At the proper fitting position, as shown in FIG. 8, the flange portion 22 and the panel P face each other substantially in parallel, and the seal portion 23 B of the grommet 23 is pressed between the two portions 22 and P to the panel P. Adhering to each other, the sealing performance is exhibited.
[0020]
According to the present embodiment, since the front and rear protrusions 40 and 45 are provided in the flange 22 so as to surround the terminal accommodating portion 21, the flange 22 is reinforced by the protrusions 40 and 45. Even if heat shrinkage after molding or external force during use, the occurrence of swell and warpage can be suppressed. Accordingly, the collar portion 22 is maintained in its planarity and is in a state of facing the panel P substantially in parallel. As a result, when the grommet 23 is attached to the flange 22, the grommet 23 is securely attached to the panel P, so that the sealing performance is ensured.
[0021]
Moreover, since the front protrusion 40 is arranged on the inner peripheral side of the region covered with the grommet 23 in the front surface of the flange portion 22, interference with the grommet 23 can be avoided. As a result, the grommet 23 is firmly attached to the collar portion 22 without riding on the front projection 40 and creating a gap.
[0022]
By the way, when the flange portion 22 is formed with different vertical and horizontal dimensions, there is a concern about the occurrence of undulation or warpage in the region on the long side of the flange portion 22. Since the crossing part 42B is arranged across the long side region of the flange portion 22 in the width direction, the occurrence of waviness and warping that is a concern in such a long side region can be reliably suppressed.
[0023]
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention, and further, within the scope not departing from the gist of the invention other than the following. Various modifications can be made.
[0024]
(1) In the case of the above-described embodiment, the annular portion is divided at the through hole, but the annular portion may be provided continuously avoiding the through hole. The annular portion may be a perfect circle or a square ring.
( 2 ) The crossing portion only needs to be an aspect that crosses the region on the long side of the collar portion in the width direction, and may be extended in an oblique direction, for example. Moreover, it is not necessary to divide into a high-order crossing part and a low-order crossing part.
( 3 ) The front protrusion may have only an annular portion without a crossing portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a male housing in a connector according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a rear view of the female housing. FIG. 3 is a front view of a female housing. FIG. 6 is a cross-sectional view showing a state before the male and female housings are fitted together. FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state where both the male and female housings are in the fitting position. FIG. 8 is a side view of the same. FIG. 9 is a side view of a conventional connector.
P ... Panel 10 ... Male housing (standby connector housing)
20 ... Female housing (assembly side connector housing)
21 ... Terminal accommodating part 22 ... Eaves part 23 ... Grommet 29 ... Female terminal metal fitting (terminal metal fitting)
40 ... Front projection (projection)
41 ... annular part 42 ... crossing part 45 ... rear protrusion (protrusion)

Claims

パネルに取り付けられる待受け側コネクタハウジングと、この待受け側コネクタハウジングに嵌合可能な組付け側コネクタハウジングとから構成され、前記組付け側コネクタハウジングは、端子金具を収容可能な端子収容部と、この端子収容部の外周から全周に沿って張り出し形成されて前面が前記パネルとほぼ平行に対面する鍔部とを備え、この鍔部には、前記パネルとの間に介在して前記パネルに密着可能なグロメットが後方から被着されるようになっているコネクタにおいて、
前記鍔部には突部が設けられ、
前記突部は、前記鍔部の前面のうち前記グロメットが被る領域の内周側に位置して、前記端子収容部の周りを取り囲む環状部を備えた前面突部と、
前記鍔部の後面に位置して、前記環状部と前後ほぼ同位置となる部位を含む後面突部とからなることを特徴とするコネクタ。A standby connector housing that is attached to the panel, and an assembly connector housing that can be fitted to the standby connector housing. The assembly connector housing includes a terminal accommodating portion that can accommodate a terminal fitting, A flange portion is formed so as to extend from the outer periphery of the terminal accommodating portion along the entire circumference, and has a front surface facing substantially parallel to the panel. In connectors where possible grommets are applied from the back,
The flange is provided with a protrusion,
The protrusion is located on the inner peripheral side of the region covered by the grommet in the front surface of the flange portion, and includes a front protrusion including an annular portion surrounding the terminal accommodating portion,
A connector comprising: a rear surface protrusion including a portion located on the rear surface of the flange portion and substantially in the same position in the front-rear direction.

前記鍔部は、縦横の寸法を異にして形成されており、前記前面突部は、前記端子収容部の周りに環状に配された環状部と、この環状部内において前記鍔部の長辺側の領域を幅方向に横切って配された横断部とからなっていることを特徴とする請求項１に記載のコネクタ。 The flange portion is formed with different vertical and horizontal dimensions, and the front protrusion includes an annular portion arranged in an annular shape around the terminal accommodating portion, and a long side of the flange portion in the annular portion. 2. The connector according to claim 1, comprising a transverse portion arranged across the region in the width direction.