JP4064335B2 - 内燃機関用コンロッド及び内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用コンロッド及び内燃機関に関するものである。
従来の内燃機関用コンロッドとして、ピストンと球面継手を介して連結したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−144879号公報
特許文献1の図1を以下の図7で説明する。なお、符号は振り直した。
図7は従来の内燃機関用コンロッドを示す断面図であり、コンロッド200は、小端部201に凸球面202を形成した部材であり、この凸球面202をピストン203側に設けた凹球面204に滑り自在に嵌合する。即ち、コンロッド200とピストン203とは、凸球面202及び凹球面204を備えた球面継手205で連結したものである。
上記したコンロッド200は、ピストン203の往復動に伴って揺動し、図示せぬクランクシャフトを回転させる。
従って、コンロッド200、ピストン203及びクランクシャフトというような主運動系部品(内燃機関において力を伝える部品である。)の重量を軽減できれば、それぞれの慣性力が小さくなり、これらの部品を支持する部位への負荷が軽減でき、また、内燃機関の高回転化による高出力化が図れる。
本発明の課題は、コンロッド自体の軽量化とともに、コンロッドに連結する主運動系部品の軽量化をも総合的に行えるようにすることにある。
請求項1に係る発明は、ピストンに連結する小端部と、クランクシャフトのクランクピンに連結する大端部と、これらの小端部及び大端部をそれぞれ連結するロッド部とからなる内燃機関用コンロッドにおいて、このコンロッドを、厚さ方向に分割された一体成形のコンロッド半体一対が接合されたものとし、小端部に、ピストンに連結するための球面継手を構成する球面を備え、大端部を、組立式としたクランクシャフトを構成する分割可能なクランクピンに嵌合する一体形環状部とし、小端部、大端部及びロッド部にそれぞれ中空部を備えることを特徴とする。
コンロッドの小端部、大端部及びロッド部を一体に連結し、構造を単純にして部品数を減らし、コンロッドを軽量にする。また、小端部に、ピストンに連結するための球面継手を構成する球面を備え、例えば、コンロッドの小端部にピストンピンを介してピストンのピンボス部2ヶ所を連結する構造に比べて、本発明では、ピストン側を、球面継手を構成する球面、小端部を保持する保持部材、この保持部材をピストン側に締結する締結部材からなる形状、即ち、ピストンの中心を通ってピストンの移動方向に延びるピストン軸に対称な軸対称形状とする事で、ピストン自体と、ピストン及びコンロッドのそれぞれの連結構造とが軽量になる。更に、大端部を、分割可能なクランクピンに嵌合する一体形環状部とし、分割したクランクピンの端部に中空部を形成して、クランクシャフトを軽量にする。
また、小端部、ロッド部及び大端部に中空部を備えて、コンロッドを軽量にし、組立式クランクシャフトの軽量化と合わせて、内燃機関の主運動系部品の総合的な軽量化を図る。
請求項2に係る発明は、コンロッド半体を、1つの素材で造っていることを特徴とする。
素材の一面に、中空部とするための凹部を形成することが可能である。
請求項3に係る発明は、大端部から小端部の球面にオイルを供給するためのオイル穴が、大端部、ロッド部及び小端部の内部にそれぞれ形成されていることを特徴とする。
球面継手にオイルを供給することが可能である。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の内燃機関用コンロッドでは、小端部がピストン裏面に形成されたカップ状支持部とで球面継手を構成し、大端部が中空部を有するクランクピンと滑り軸受を介して連結され、このクランクピンに、中空部を有するとともにシリンダブロックに回転自在に支持されたジャーナル部がアーム部を介して連結されていることを特徴とする。
中空部をそれぞれ有するクランクピンとジャーナル部が軽量になり、ひいてはクランクシャフトが軽量になる。
請求項1に係る発明では、コンロッドは全体を一体に連結したものであるから、例えば、大端部を、ロッド部とコンロッドキャップとをボルト・ナットで結合する2分割構造としたものに比べて、本発明では、構造を単純にするとともに部品数を減らすことができ、コンロッドを軽量にすることができる。
また、小端部に、ピストンに連結するための球面継手を構成する球面を備えるため、従来のようなピストンピンが不要になるとともに、ピストン側に球面、そして他に小端部を保持する保持部材及びこの保持部材をピストンに締結する締結部材を設ければ、ピストン自体と、ピストン及びコンロッドのそれぞれの連結構造とを軽量にすることができる。
更に、大端部を、組立式としたクランクシャフトを構成する分割可能なクランクピンに嵌合する一体形環状部としたので、分割したクランクピンの内部に中空部を容易に形成することができ、クランクシャフトを軽量にすることが可能になる。従って、クランクシャフトの慣性モーメントを小さくすることができて、内燃機関の高回転数化を図ることができ、内燃機関を高出力とすることができる。
また更に小端部、ロッド部及び大端部に中空部を備えるので、コンロッドを軽量にすることができ、組立式クランクシャフトの軽量化と合わせて、内燃機関の主運動系部品の総合的な軽量化を図ることができて、内燃機関のより一層の高回転化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、コンロッド半体を、1つの素材で造っているので、素材の一面に、中空部とするための凹部を形成することが可能である。
請求項3に係る発明では、大端部から小端部の球面にオイルを供給するためのオイル穴が、大端部、ロッド部及び小端部の内部にそれぞれ形成されているので、球面継手にオイルを供給することが可能である。
請求項4に係る発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の内燃機関用コンロッドが、小端部がピストン裏面に形成されたカップ状支持部とで球面継手を構成し、大端部が中空部を有するクランクピンと滑り軸受を介して連結され、このクランクピンに、中空部を有するとともにシリンダブロックに回転自在に支持されたジャーナル部がアーム部を介して連結されているので、中空部をそれぞれ有するクランクピンとジャーナル部が軽量になり、ひいてはクランクシャフトが軽量になる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るコンロッドを組み込んだ内燃機関の断面図であり、内燃機関10は、シリンダブロック11と、このシリンダブロック11に設けたシリンダボア12に移動自在に挿入したピストン13と、このピストン13に球面継手14を介して連結したコンロッド16と、シリンダブロック11の下部に回転自在に取付けるとともに中空のクランクピン17でコンロッド16をスイング自在に支持するクランクシャフト18とを備える。
シリンダブロック11は、上部に設けたシリンダ部21と、このシリンダ部21の内側に嵌合させるとともにシリンダボア12を形成した筒状のスリーブ22と、シリンダ部21の下部に取付けたスカート部23とからなる。
ここで、31はコンロッド16の大端部25とクランクピン17との間に介在させた滑り軸受、32はクランクシャフト18に設けたカウンタウエイト、33はシリンダブロック11の上部にヘッドガスケット(不図示)を介して取付けたシリンダヘッド、34は吸気バルブ、36は排気バルブ、37は燃焼室、38はスカート部23とでクランクケースを形成するためにスカート部23の下部にボルト41・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ。)で取付けたアンダスカート部、42はアンダスカート部38の下部にアンダケース43を介してボルト44・・・で取付けたオイルパンである。
図2は本発明に係るコンロッドとクランクシャフトとの連結構造を示す断面図であり、クランクシャフト18は、端部に設けた第1シャフト51と、この第1シャフト51にボルト52・・・で取付けた第2シャフト53とを備える組立式のものである。なお、54は第2シャフト53に取付けた第3シャフトである。
第1シャフト51は、シリンダブロック11(図1参照)の下部及びアンダスカート部38(図1参照)で滑り軸受56を介して支持したジャーナル部57と、このジャーナル部57の端部に設けたアーム部58と、このアーム部58から径方向に延ばしたカウンタウエイト32とからなり、ジャーナル部57の内部に中空部59を設けたものである。
第2シャフト53は、アーム部61と、このアーム部61から側方に延ばした中空のクランクピン17と、アーム部61から径外方に延ばしたカウンタウエイト32とからなり、クランクピン17の内部に中空部62を設け、クランクピン17の端部を第1シャフト51のアーム部58に設けた凹部63に嵌合させるとともにクランクピン17の端部から内側に突出させたフランジ部53aを第1シャフト51のアーム部58に取付けたものである。なお、31a,31aは滑り軸受31に設けたオイル穴、64は第3シャフト54のジャーナル部57に設けた中空部である。
コンロッド16のクランクシャフト18への組付けは以下の手順で行う。
(1)クランクピン17に、予めコンロッド16の大端部25に圧入した滑り軸受31を嵌める。
(2)クランクピン17の端部に第1シャフト51の凹部63を嵌める。
(3)フランジ部53aに第1シャフト51をボルト52で取付ける。
これで、コンロッド16のクランクシャフト18への組付けが完了する。
図3は本発明に係るピストン、コンロッド及びクランクシャフトの組立状態を示す斜視図であり、ピストン13にコンロッド16をスイング自在に取付け、クランクシャフト18にコンロッド16をスイング自在に取付けたことを示す。
ピストン16は、例えば、材質AC8A[JIS H 5202]の素材を鋳造にて製造し、熱処理としてT6処理を施した後に機械加工を施した部材である。
コンロッド16としては、クロム鋼、クロムモリブデン鋼、又はチタン合金製が好適である。
図4は本発明に係るコンロッドとピストンとの連結構造を示す分解斜視図であり、ピストン13の冠部65の裏面側(詳細は後述する。)にコンロッド16の球状とした小端部66の上部を当て、この小端部66の下部を凹状の球面67,67を備える2つ割りのホルダ68で保持し、このホルダ68をナット部材71でピストン13の冠部65の裏面側に取付ける構造を示す。69は小端部66の球面である。
コンロッド16は、上記した小端部66と、環状とした大端部25と、これらの小端部66及び大端部25のそれぞれを一体に連結するロッド部73とからなる。
ホルダ68は、2つのホルダ半体68a,68aからなる。なお、68b、68bは2つのホルダ半体68a,68aを合わせる合わせ面である。
ホルダ68及びナット部材71は、球面継手14の一部を構成する部材である。
図5は本発明に係るコンロッド及びピストンの断面図であり、ピストン13は、円板状とした冠部65と、この冠部65の縁から下方に延ばした筒状で厚肉とした筒状壁としてのランド部74と、このランド部74から更に下方に延ばした筒状でランド部74よりも薄肉とした筒状壁としてのスカート部75,75と、コンロッド16の小端部66と滑り自在に嵌合する凹状半球面76を形成するために冠部65の裏面77に形成した球面継手用カップ部としてのカップ状支持部78と、これらのランド部74及びカップ状支持部78のそれぞれに渡すとともに冠部65の裏面77から下方に延ばしたリブ81・・・とを一体成形した部材である。
冠部65は、燃焼室37(図1参照)の一部を形成する冠面83を備える。
ランド部74は、冠部65の縁に、冠面83側から順に、トップランド74a、トップリング溝74b、セカンドランド74c、セカンドリング溝74d、サードランド74e及びオイルリング溝74fを設けた部分であり、トップリング溝74bにトップリングを嵌め、セカンドリング溝74dにセカンドリングを嵌め、オイルリング溝74fにオイルリングを嵌める。
カップ状支持部78は、下向きに開口する下向き凹部91と、この下向き凹部91の底面92に形成した前述の凹状半球面76と、下向き凹部91の内周面93に形成しためねじ94とを備え、凹状半球面76に当てたコンロッド16の小端部66を、下向き凹部91内に挿入したホルダ68の球面67,67で保持した後に、ナット部材71に設けたおねじ95をカップ状支持部78のめねじ94にねじ込むことで、ピストン13にコンロッド16をスイング自在に取付ける。
上記したカップ状支持部78、ホルダ68、ナット部材71及び小端部66は、前述の球面継手14を構成するものである。
ホルダ68は、回り止め用ピン(不図示)でカップ状支持部78に対して回転しないようにするとともに、ロッド73に当てる案内面(不図示)を設けることでピストン13をコンロッド16に対して回転しないようにする部材である。
ホルダ半体68aは、段部68cを備え、この段部68cにナット部材71の先端を当てることでホルダ半体68aを固定する。
ナット部材71は、前述のおねじ95と、端部外周面に工具を掛けて回すための係合凹部71a・・・とを備える。
コンロッド16は、大端部25及びロッド部73の内部に軽量化のために中空部96,97,98,99,100・・・を設け、小端部66の内部に軽量のための中空部101を設けた部材であり、大端部25に設けた取付穴102側から球面継手14の滑り面にオイルを供給するためにオイル穴103,104,105を設けたものである。
以上に述べたコンロッド16の製造方法を次に説明する。
図6(a)〜(c)は本発明に係るコンロッドの製造方法の一例を示す作用図である。
(a)において、コンロッドを形成するための素材111を2個(図では1個のみ示す。)準備する。
そして、素材の一面112に、中空部96,97,98,99,100,101・・・(図5参照)とするための凹部116,117,1118,119,120,121をエンドミル122で切削して形成する。
(b)において、凹部116,117,1118,119,120,121((a)参照)を形成した2個の素材111のそれぞれの一面112((a)参照)同士を合わせて、例えば、ろう付(ろうづけ)或いは拡散接合にて接合する。
(c)において、2枚の素材111,111((b)参照)をエンドミル124で切削し、小端部を研磨して、コンロッド16を造る。
コンロッド16のその他の製造方法としては、例えば、コンロッドの厚さ方向に2等分したコンロッド半体を中空部も含めてそれぞれ鋳造にて成形し、これらのコンロッド半体を合わせ、上記したようにろう付で接合して製造する。
以上の図2及び図5で説明したように、本発明は第1に、ピストン13に連結する小端部66と、クランクシャフト18のクランクピン17に連結する大端部25と、これらの小端部66及び大端部25をそれぞれ連結するロッド部73とからなる内燃機関用コンロッド16において、小端部66、大端部25及びロッド部73を一体に連結し、小端部66に、ピストン13に連結するための球面継手14を構成する球面69を備え、大端部25を、組立式としたクランクシャフト18を構成する分割可能なクランクピン17に嵌合する一体形環状部としたことを特徴とする。
コンロッド16は全体を一体に連結したものであるから、例えば、大端部を、ロッド部とコンロッドキャップとをボルト・ナットで結合する2分割構造としたものに比べて、本発明では、構造を単純にするとともに部品数を減らすことができて、コンロッド16を軽量にすることができ、コンロッド16のコスト低減及び生産性向上をも図れる。
また、小端部66は、ピストン13に連結するための球面継手14を構成する球面69を備えるため、例えば、コンロッドの小端部にピストンピンを介してピストンのピンボス部2ヶ所を連結する構造に比べて、本発明では、ピストン13側を、カップ状支持部78、ホルダ68及びナット部材71からなる形状、即ち、ピストン13の中心を通ってピストン13の移動方向に延びるピストン軸に対称な軸対称形状とする事で、ピストン13自体と、ピストン13及びコンロッド16のそれぞれの連結構造とを軽量にすることができる。
更に、大端部25を、組立式としたクランクシャフト18を構成する分割可能なクランクピン17に嵌合する一体形の環状部としたので、分割したクランクピン17の内部に中空部62を容易に形成することができ、クランクシャフト18を軽量にすることが可能になる。従って、クランクシャフト18の慣性モーメントを小さくすることができて、内燃機関10(図1参照)の高回転数化を図ることができ、内燃機関10を高出力とすることができる。
本発明は第2に、ロッド部73及び大端部25に中空部96〜101を備えることを特徴とする。
ロッド部73及び大端部25に中空部96〜101を備えるので、コンロッド16を軽量にすることができ、組立式クランクシャフト18の軽量化と合わせて、内燃機関10の主運動系部品(即ち、ピストン13、コンロッド16、クランクシャフト18及びピストン−コンロッド連結構造)の総合的な軽量化を図ることができて、内燃機関10のより一層の高回転化を図ることができる。
また、中空のクランクピン17を分離した状態で、クランクピン17の内部に容易に中空部62を形成することができ、組立式クランクシャフト18のコストを抑えることができる。
尚、本発明では、コンロッドの内部に中空を設けたが、これに限らず、コンロッドの外面に凹部を形成して軽量化を図ってもよい。
本発明の内燃機関用コンロッドは、二輪車、四輪車に好適である。
本発明に係るコンロッドを組み込んだ内燃機関の断面図である。 本発明に係るコンロッドとクランクシャフトとの連結構造を示す断面図である。 本発明に係るピストン、コンロッド及びクランクシャフトの組立状態を示す斜視図である。 本発明に係るコンロッドとピストンとの連結構造を示す斜視図である。 本発明に係るコンロッド及びピストンの断面図である。 本発明に係るコンロッドの製造方法の一例を示す作用図である。 従来の内燃機関用コンロッドを示す断面図である。
符号の説明
10…内燃機関、11…シリンダブロック、13…ピストン、14…球面継手、16…コンロッド、17…クランクピン、18…クランクシャフト、25…大端部、31…滑り軸受、57…ジャーナル部、58,61…アーム部、59…ジャーナル部の中空部、62…クランクピンの中空部、66…小端部、69…球面、73…ロッド部、76…球面(凹状半球面)、77…ピストンの裏面、78…カップ状支持部、96〜101…中空部、103〜105…オイル穴、111…素材

Claims (4)

  1. ピストンに連結する小端部と、クランクシャフトのクランクピンに連結する大端部と、これらの小端部及び大端部をそれぞれ連結するロッド部とからなる内燃機関用コンロッドにおいて、
    このコンロッドは、厚さ方向に分割された一体成形のコンロッド半体一対が接合されたものであり、
    記小端部は、ピストンに連結するための球面継手を構成する球面を備え
    記大端部は、組立式とした前記クランクシャフトを構成する分割可能な前記クランクピンに嵌合する一体形環状部であり、
    前記小端部、前記大端部及び前記ロッド部はそれぞれ中空部を備えることを特徴とする内燃機関用コンロッド。
  2. 前記コンロッド半体は、1つの素材で造られていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用コンロッド。
  3. 前記大端部から前記小端部の球面にオイルを供給するためのオイル穴が、前記大端部、前記ロッド部及び前記小端部の内部にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関用コンロッド。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の内燃機関用コンロッドは、前記小端部が前記ピストン裏面に形成されたカップ状支持部とで前記球面継手を構成し、前記大端部が中空部を有する前記クランクピンと滑り軸受を介して連結され、このクランクピンに、中空部を有するとともにシリンダブロックに回転自在に支持されたジャーナル部がアーム部を介して連結されていることを特徴とする内燃機関。
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