JP4063860B1 - 業務イベントデータ補完装置及び業務イベントデータ補完プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】BAMサーバ(0101)は、各業務サーバから業務イベントデータを入力して格納する収集イベントキュー(0204)と、各業務イベントデータを所定のビジネスプロセスと対応付けできる正規データと対応付けできない非正規データとのいずれかに分類する補完判定部(0205)と、非正規データの補完に使用される補完情報を格納する補完情データマップ報格納部(0210)と、補完情報が非正規データを正規データに補完できる対応補完情報を含むかを判定し、含むと判定した場合に、対応補完情報を用いた補完により非正規データを補完済みの正規データである補完済み正規データに補完するイベント補完部(0211)とを備えた。
【選択図】図4
Description
それぞれが所定のシステムを実行するとともに前記所定のシステムの実行結果を示す業務イベントデータを出力する複数の業務サーバ装置のそれぞれから業務イベントデータを入力して格納する業務イベントデータ格納部と、
前記業務イベントデータ格納部に格納された業務イベントデータのそれぞれを、予め設定された基準に基づいて、所定のビジネスプロセスと対応付けすることができる正規データと前記所定のビジネスプロセスと対応付けすることができない非正規データとのいずれかに分類する分類部と、
前記分類部により分類された非正規データの補完に使用される補完情報を格納する補完情報格納部と、
前記補完情報格納部が格納している補完情報が前記分類部により分類された非正規データを正規データに補完できる情報である対応補完情報を含むかどうかを判定し、補完情報が対応補完情報を含むと判定した場合に、対応補完情報を用いた補完により非正規データを補完済みの正規データである補完済み正規データに補完する非正規データ補完部と
を備えたことを特徴とする。
図1は、コンピュータであるBAMサーバ装置(以下、BAMサーバという)の外観の一例を示す図である。図1において、BAMサーバ(0101)は、システムユニット830、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置813、キーボード814(Key・Board:K/B)、マウス815、FDD817(Flexible・Disk・ Drive)、コンパクトディスク装置818(CDD:Compact Disk Drive)、プリンタ装置819などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
(1)BAMサーバ(0101)の分析機構部(0103)は、収集機構部(0102)が収集した複数の業務イベントデータを元に、自己の認識している「所定のビジネスプロセスモデル」と対応したビジネスプロセスインスタンスを構築する。そして、分析機構部(0103)は、作成したビジネスプロセスインスタンス情報を元に業務分析を行う。「所定のビジネスプロセスモデル」を後述する図5の「電子データ持出し業務」(BP0101)とする。
(2)分析機構部(0103)が、収集機構部(0102)の収集した複数の業務イベントデータを元に「電子データ持出し業務」(BP0101)のビジネスプロセスインスタンスを作成するには、業務イベントデータがビジネスプロセス情報を有する必要がある。ビジネスプロセス情報とは、その業務イベントデータがビジネスプロセスインスタンスのどの部分に位置するかを示す情報であり、その業務イベントデータを所定のビジネスプロセスに対応付けすることができる情報である。後述の例ではビジネスプロセス情報を「プロセス名、インスタンスID、タスク名、タスク番号」の4つの値としている。以下では、ビジネスプロセス情報とは、前記の例で言えば、「プロセス名、インスタンスID、タスク名、タスク番号」の4つの情報全体を意味するものとして使用する。4つのうち一つでも欠ける場合、その業務イベントデータはビジネスプロセス情報を持たないこととなる。分析機構部(0103)は、ビジネスプロセス情報を有する業務イベントデータでなければ、ビジネスプロセスインスタンスを生成できない。図3の業務分析システム100では、業務サーバA(0105A)は、「電子データ持出し業務」(BP0101)に関する業務イベントデータであってビジネスプロセス情報を有する業務イベントデータ(後述の正規業務イベントデータ)を出力するものとする。一方、業務サーバB(0105B)は、「電子データ持出し業務」(BP0101)に関する業務イベントデータであってビジネスプロセス情報を含まない業務イベントデータ(後述の非正規業務イベントデータ)を出力するものとする。
(3)この場合、BAMサーバ(0101)の収集機構部(0102)は、業務サーバB(0105B)の出力したビジネスプロセス情報を含まない非正規業務イベントデータを、「電子データ持出し業務」(BP0101)に関するビジネスプロセス情報を含む業務イベントデータ(後述の補完済み正規業務イベントデータ)に補完する。この点が、業務分析システム100の特徴である。
(4)BAMサーバ(0101)の分析機構部(0103)は、補完済み正規業務イベントデータを用いることにより、「電子データ持出し業務」(BP0101)に関するビジネスプロセスインスタンスを生成し、このビジネスプロセスインスタンスに基づいて「電子データ持出し業務」の業務分析を実行する。
(5)以上が業務分析システム100の特徴及び概要である。
業務サーバA(0105A)において、収集エージェント(0201A)は、監視対象(0203A)の業務の実行情報である業務イベント(0202A)を自己の保有する収集設定に基づいて監視し、業務イベントに変化があった場合に業務イベントデータとして収集して収集機構部(0102)へ送信する。
監視対象(0203A)は、業務サーバ(0105A)上で動作する「業務アプリケーション」や、業務アプリケーションを連携させるための「プログラム」(ワークフローやBPMなど)である。監視対象(0203A)は、ログテキストやDB(Data Base)、画面、HTTPリクエストなどの情報を出力する。
業務イベント(0202A)は、監視対象(0203A)が出力する情報(ログテキストやDB、画面、HTTPリクエストなど)に含まれる業務の実行情報であり、業務の開始、終了時刻や業務に関連する属性情報を含んだ情報である。
本実施の形態1では、「ビジネスプロセス情報」を含んだ業務イベントデータを「正規業務イベントデータ」(正規データ)と定義し、「ビジネスプロセス情報」を含まない業務イベントデータを「非正規業務イベントデータ」(非正規データ)と定義する。各収集エージェント(0201A)〜(0201N)は、収集した業務イベントデータを収集機構部(0102)の収集イベントキュー(0204)にキューイングする。このキューには例えば、JMS(Java Message Service(Javaは登録商標))等が利用される。
補完データ抽出定義格納部(0209)は、正規業務イベントデータから補完情報を抽出するべき規則を示す補完データ抽出定義を格納している。
補完データマップ格納部(0210)は、非正規業務イベントデータの補完に使用される補完データマップを格納している。
補完判定部(0205)は、キューイングされた業務イベントデータが、ビジネスプロセス情報を含んでいるかどうかを、自己の備える判定条件に基づき判定し、含んでいれば正規イベントキュー(0206)へキューイングを行い、含んでいなければ要補完イベントキュー(0207)へキューイングを行う。
イベント補完データ作成部(0208)は、補完データ抽出定義格納部(0209)が格納している補完データ抽出定義に基づき、正規イベントキュー(0206)に入った正規業務イベントデータから、補完が必要な非正規業務イベントデータに対して情報を補うための補完情報を抽出して補完データマップを作成する。イベント補完データ作成部(0208)で補完データマップの作成が完了した場合、補完データマップの作成に用いられた正規業務イベントデータは、分析機構部(0103)へ送られる。
イベント補完部(0211)は、要補完イベントキュー(0207)から非正規業務イベントデータを取得し、作成された補完データマップを用いて、非正規業務イベントデータの補完を行う。イベント補完部(0211)は、補完が完了した補完済み正規業務イベントデータを正規イベントキュー(0206)へキューイングする。一方、イベント補完部(0211)は、補完対象である非正規業務イベントデータに、補完に必要な対応する補完データマップがない場合は、その非正規業務イベントデータを要補完イベントキュー(0207)へ再びキューイングする。
分析機構部(0103)は、正規イベントキュー(0206)から送られた正規業務イベントデータを元に、所定のビジネスプロセス(後述の例では「電子データ持出し業務」)に関するビジネスプロセスインスタンスを作成し、業務分析を行う。また、分析機構部(0103)は、業務分析の結果を分析設定を元に利用者端末A(0106A)〜利用者端末M(0106M)に通知する。利用者端末A(0106A)〜利用者端末M(0106M)は、電子メールやWEBブラウザなどを通して、表や一覧で業務分析結果を取得できる。
図8は、「電子データ持出し業務」のビジネスプロセスに関する「ビジネスプロセス情報」の具体例を示す図である。ここで、「ビジネスプロセス情報」とは、図8に示すように、プロセス名、インスタンスID、タスク名、タスク番号の4つの値の全体を言うものとする。図7(A)、(B)の業務イベントデータは、4つの値を含む(すなわち「電子データ持出し業務」のビジネスプロセスに関するビジネスプロセス情報を含む)。しかし、図7(C)のセキュリティ監視システムの業務イベントデータは、この4つの値のうちインスタンスID、とタスク番号とを欠いている。すなわち、「電子データ持出し業務」のビジネスプロセスに関するビジネスプロセス情報を含んでいない。このため、図7(C)の業務イベントデータは「非正規業務イベントデータ」であり、補完を行う必要がある。
図9は、「持出し」タスクイベントの非正規業務イベントデータに対して補完を行う補完情報を抽出する補完データ抽出定義の一例である。抽出された補完情報から、イベント補完データ作成部(0208)により、補完データマップが作成される。補完対象の非正規業務イベントデータを識別するために、補完データ抽出定義にはプロセス名、タスク名が記載されている。また、補完情報の抽出元となる正規業務イベントデータを識別する情報としてプロセス名、タスク名、属性値が記載されている。また、補完に必要となる情報、イベント同士を対応付ける情報を記載する。図9は、「持出し申請」タスクからプロセス番号を抽出する定義(rule0001−1)、「持出し承認」タスクからタスク番号を抽出する定義(rule0001−2)を示している。「rule0001−1」の定義では、イベント同士を対応付ける情報として、「持出し申請」タスクのユーザ名と「持出し」タスクのユーザ名が一致すること、「持出し申請」タスクの持出しファイル名と「持出し」タスクの書込み元ファイルパスが一致することを条件としている。「rule0001−2」の定義では、「持出し承認」タスクのイベント時間、プロセス番号を抽出し、「持出し」タスクのイベント時間が「持出し承認」タスクの後であることやプロセス番号が一致することを条件としている。
図10(A)は、図9の補完データ抽出定義をもとに、図7の業務イベントデータから作成された補完データマップである。プロセス番号を補完する補完データマップの条件式にはユーザ名が一致し、かつ、ファイルパスが一致することを指定している。また、タスク番号を補完する補完データマップにイベント時間範囲として、「持出し」タスクのイベント時間は「持出し承認」タスク以降の時間であることを条件としている。2つの補完データマップは同じプロセス、同じタスクを対象としており、図10(B)のようにまとめることもできる。
図11は、補完データマップによって補完された「持出し」タスクイベント(補完済み正規業務イベントデータ)を示す。図10の補完データマップの条件式に一致したイベント(図7(C))に対して、補完データであるプロセス番号、タスク番号が追加されている。このあと、補完済み正規業務イベントデータは分析機構部(0103)へ送られ、業務分析に利用される。
まず、S1ステップにおいて、監視対象サーバ群(0104)のそれぞれの監視対象(0203A)〜(0203N)に対して配置した収集エージェント(0201A)〜(0201N)が、生成されたイベントを検知する。例えば、ログテキストファイルを監視対象とする場合は、収集エージェント(0201A)〜(0201N)が、ログが追記される処理を検知することである。また、DBを監視対象とした場合は、収集エージェント(0201A)〜(0201N)が、DBへのデータ書込み処理を検知することである。
S2ステップにおいて、収集エージェント(0201A)〜(0201N)は、イベントを検知すると、自己の保有する収集設定条件に従って業務イベントデータを収集し、収集した業務イベントデータをBAMサーバ(0101)の収集イベントキュー(0204)へ送信する。
収集イベントキュー(0204)は、業務イベントデータを出力する複数の業務サーバのそれぞれから、業務イベントデータを入力して格納する。そして、S3ステップにおいて、収集機構部(0102)では、収集イベントキュー(0204)にキューイングされた業務イベントデータに対して、補完判定部(0205)が、それぞれの業務イベントデータについて、「ビジネスプロセス情報」を含む正規業務イベントデータか、あるいは「ビジネスプロセス情報」を含まない非正規業務イベントデータかを判断していずれかに分類する。「ビジネスプロセス情報」とは、業務イベントデータを予め設定されている所定のビジネスプロセスと対応付けすることができる情報である。そして、イベント補完部(0211)は、「ビジネスプロセス情報」を含まない非正規業務イベントデータに対してビジネスプロセス情報の補完を行う。このステップについては図13において詳しく後述する。
S4ステップにおいて、分析機構部(0103)が、正規業務イベントデータを元にビジネスプロセスモデルと対応したビジネスプロセスインスタンスを構築する。
S5ステップにおいて、分析機構部(0103)は、自己の構築したビジネスプロセスインスタンスを元に業務分析を行い、業務の統計情報などを利用者端末(0106A)〜(0106M)へ通知する。
まず、S31ステップにおいて、補完判定部(0205)が、各収集エージェント(0201A)〜(0201N)から送られた業務イベントデータの収集イベントキューへ(0204)へのキューイングを検知する。
S32ステップにおいて、補完判定部(0205)は、自己が有する予め設定された分類基準に基づいて、収集イベントキュー(0204)にキューイングされた業務イベントデータを、所定のビジネスプロセス情報を含む「正規業務イベントデータ」と、所定のビジネスプロセス情報のうちの1以上の情報を欠く「非正規業務イベントデータ」とのいずれかに分類する。ここで「分類基準」とは、例えば、「所定のビジネスプロセス情報は、プロセス名、プロセスインスタンスID、タスク名、タスクIDの4つの情報であり、これを一つでも欠くものは正規業務イベントデータではない。」というような基準である。補完判定部(0205)は、正規業務イベントデータを正規イベントキュー(0206)へキューイングし、処理はS36ステップへ進む。また、補完判定部(0205)は、非正規業務イベントデータを要補完イベントキュー(0207)へキューイングし、処理はS33ステップへ進む。
S33ステップにおいて、イベント補完部(0211)(非正規データ補完部)は、補完データマップ格納部(0210)が格納している補完データマップの中に、補完対象である非正規業務イベントデータに対応する対応補完データマップ(対応補完情報)が存在するかを判定する。イベント補完部(0211)が対応補完データマップは存在しないと判定した場合、イベント補完部(0211)は、その非正規業務イベントデータをテップS34の要補完イベントキュー(0207)の最後尾へキューイングする。一方、イベント補完部(0211)が対応補完データマップが存在する判定した場合、S35ステップに進む。
S35ステップにおいて、イベント補完部(0211)は、補完対象である非正規業務イベントデータに対して、対応補完データマップを用いてビジネスプロセス情報の補完を行う。即ち、イベント補完部(0211)は、対応補完データマップを用いた補完により、非正規業務イベントデータを補完済みの正規業務イベントデータである「補完済み正規業務イベントデータ」に補完する。イベント補完部(0211)は、補完が完了した「補完済み正規業務イベントデータ」を正規イベントキュー(0206)へ送信する。
S36ステップにおいて、イベント補完データ作成部(0208)は、正規イベントキューから正規業務イベントデータを取得し、補完データ抽出定義に基づいて、その正規業務イベントが補完情報(更新用データ)を含むかを判定する。もし、イベント補完データ作成部(0208)が、含まないと判定した場合、すなわち、正規業務イベントデータが補完抽出定義格納部(0209)に格納されている補完データ抽出定義に当てはまらないと判定した場合は、処理はS38ステップへ進む。一方、イベント補完データ作成部(0208)が、含むと判定した場合、すなわち、補完データ抽出定義に該当する正規業務イベントデータであると判定した場合は、処理はS37ステップへ進む。
S37ステップでは、イベント補完データ作成部(0208)は、補完データ抽出定義に基づいて、正規業務イベントデータから補完情報を抽出して補完データマップを作成し、S38ステップへ進む。なお、この正規業務イベントデータには、非正規業務イベントデータから補完により補完済み正規業務イベントデータとなった正規業務イベントデータも含まれることはもちろんである。
S38ステップでは、イベント補完データ作成部(0208)は、正規業務イベントデータを分析機構部(0103)へ送る。
図14〜図17を参照して実施の形態2を説明する。図14は、実施の形態2におけるBAMサーバ(0101)の構成を示す。図14は、図4に対して、BAMサーバ(0101)が、利用者端末に警告を通知する警告機構部(1201)と、警告設定を格納する警告設定格納部(1202)とを備えた点のみ異なる。警告機構部(1201)は、BAMサーバ(101)に接続する利用者端末と通信することにより、下記の「警告」を通知することが可能である。なお、実施の形態2で扱うビジネスプロセスモデルの例は図5、配置例は図6と同様とする。
(2)S62ステップにおいて、警告機構部(1201)は、警告設定格納部(1202)が格納する警告設定に基づき、取得した非正規業務イベントデータに関する通知を行うかどうかを判断する。警告機構部(1201)は、通知を行うと判断した場合は、S63ステップへ進み、通知を行わない場合は終了する。
(3)S63ステップにおいて、警告機構部(1201)は、警告設定格納部(1202)が格納する警告設定に基づいた警告を利用者端末(0106A)〜(0106M)に通知する。
ユーザ:「kojiro」
が電子データ持出し申請を行わずに持出しを行ったとして、警告設定で設定されている
利用者:「ユーザの上長」
に対して、指定した警告を通知する。
警告設定は、要補完イベントキュー(0207)の非正規業務イベントデータに対して、警告する条件式の設定や、警告通知の方式、警告の送り先等が設定される。
警告機構部(1201)が利用者端末に通知する「警告」は、電子メールによる通知、あるいはWEBブラウザからアクセスできるWEBページに記載する情報として発信することができる。
Claims (6)
- それぞれが所定のシステムを実行するとともに前記所定のシステムの実行結果を示す業務イベントデータを出力する複数の業務サーバ装置のそれぞれから業務イベントデータを入力して格納する業務イベントデータ格納部と、
予め設定された判定条件に基づいて、前記業務イベントデータ格納部に格納された業務イベントデータのそれぞれが、いかなるビジネスプロセスインスタンスのいかなる部分に位置するかを示すビジネスプロセス情報を含む正規データと前記ビジネスプロセス情報を含まない非正規データとのいずれに該当するかをCPUを用いることにより判定し、かつ、判定結果に従って前記業務イベントデータを正規データと非正規データとのいずれかに分類する分類部と、
前記分類部により分類された非正規データの補完に使用される補完情報を格納する補完情報格納部と、
前記補完情報格納部が格納している補完情報が前記分類部により分類された非正規データを正規データに補完できる情報である対応補完情報を含むかどうかを判定し、補完情報が対応補完情報を含むと判定した場合に、対応補完情報を用いた補完により非正規データを補完済みの正規データである補完済み正規データに補完する非正規データ補完部と
を備えたことを特徴とする業務イベントデータ補完装置。 - 前記業務イベントデータ補完装置は、さらに、
前記分類部により分類された正規データから前記補完情報格納部が格納する補完情報の更新に使用する更新用データを抽出し、正規データから抽出した更新用データに基づいて前記補完情報格納部が格納する補完情報を更新する補完データ更新部を備え、
前記非正規データ補完部は、
前記補完データ更新部により更新された更新後の補完情報である更新後補完情報が前記対応補完情報を含むかどうかを判定し、前記対応補完情報を含むと判定した場合に、更新後補完情報に含まれる前記対応補完情報を用いた補完により非正規データを補完済みの正規データである補完済み正規データに補完することを特徴とする請求項1記載の業務イベントデータ補完装置。 - 前記補完データ更新部は、
前記非正規データ補完部が補完した補完済み正規データから前記補完情報格納部が格納する補完情報の更新に使用する更新用データを抽出し、補完済み正規データから抽出した更新用データに基づいて前記補完情報格納部が格納する補完情報を更新することを特徴とする請求項2記載の業務イベントデータ補完装置。 - 前記業務イベントデータ補完装置は、さらに、
更新用データを抽出するべき規則を示す更新用データ抽出定義を格納する更新用データ抽出定義格納部を備え、
前記補完データ更新部は、
前記更新用データ抽出定義格納部が格納する更新用データ抽出定義に基づいて更新用データを抽出することを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の業務イベントデータ補完装置。 - 前記業務イベントデータ補完装置は、さらに、
前記分類部により分類された非正規データを格納する非正規データ格納部と、
所定の装置と通信可能であるとともに、前記非正規データ格納部が格納している非正規データを監視することにより、予め設定されている警告条件に合致している非正規データが存在するかどうかを判定し、存在すると判定した場合には、前記所定の装置に警告情報を送信する警告部と
を備えたことを特徴とする請求項1記載の業務イベントデータ補完装置。 - それぞれが所定のシステムを実行するとともに前記所定のシステムの実行結果を示す業務イベントデータを出力する複数の業務サーバ装置のそれぞれから業務イベントデータを入力して格納する処理と、
予め設定された判定条件に基づいて、格納された業務イベントデータのそれぞれが、いかなるビジネスプロセスインスタンスのいかなる部分に位置するかを示すビジネスプロセス情報を含む正規データと前記ビジネスプロセス情報を含まない非正規データとのいずれに該当するかをCPUを用いることにより判定し、かつ、判定結果に従って前記業務イベントデータを正規データと非正規データとのいずれかに分類する処理と、
分類された非正規データの補完に使用される補完情報を格納する処理と、
格納している補完情報が非正規データを正規データに補完できる情報である対応補完情報を含むかどうかを判定し、補完情報が対応補完情報を含むと判定した場合に、対応補完情報を用いた補完により非正規データを補完済みの正規データである補完済み正規データに補完する処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする業務イベントデータ補完プログラム。
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