JP4062195B2 - 付加機能付き携帯電話機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、付加機能付き携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラやゲーム等の付加機能を備えた携帯電話機が開発されている。また、特定の撮影制限領域での撮影を確実に制限できる機能を備えた携帯電話機も開発されている(例えば、特許文献1参照。)。これらの携帯電話機は、新型機種の投入サイクルが短く、且つ携帯電話への加入契約促進のため、旧モデルの携帯電話機は、原価コストを無視した低価格で販売されている。携帯電話機は、通信事業者との契約により通信をすることができ、この契約を解除すると通信ができないようになっている。
ところで、付加機能を備えた携帯電話機においては、通信ができなくなっても付加機能を使用することは可能である。このような場合、旧モデルの携帯電話機を購入してすぐに契約を解除すると、付加機能に相当するものを単体で購入するよりも低価格で付加機能を実現するユニットを手に入れることができてしまう。このため、メーカは、技術開発に投じた資本を回収できなくなってしまうという問題があった。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−87637号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この問題を解決するため、携帯電話機の通信契約を解除すると、付加機能の使用を禁止する方法が考えられるが、この方法によると付加機能だけ使用したいというニーズがあった場合に対処することができない。
【0005】
そこで、本発明の課題は、通信機能が使用できなくても付加機能だけをメーカに不利益を与えないで使用することができる付加機能付き携帯電話機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、基地局と無線通信を行う通信機能部以外の所定の付加機能部を有する付加機能付き携帯電話機であって、契約が解除されたことにより前記通信機能部の使用が制限された場合に、前記付加機能部の使用を制限する使用制限手段と、前記使用制限手段によって前記付加機能部の使用が制限されている場合に、所定の解除情報が付与されることにより、前記付加機能部の使用制限を解除する解除手段と、を備え、前記解除手段は、前記付加機能部を所定回数使用可能にする使用回数限定解除手段、又は、前記付加機能部を所定期間使用可能にする使用期間限定解除手段を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、使用制限手段によって通信機能部の使用が制限された場合に、所定の解除情報を付与することにより、解除手段が付加機能部の使用制限を解除する。すなわち、使用制限手段と解除手段を備えることにより、通信機能部の使用が契約の解除や不履行(例えば、通信料金の滞納や不正使用等の理由で通信事業者T側から通信の契約を強制的に解除された場合をいう)により制限された場合に、付加機能部の使用を制限することができることに加え、解除情報を付与して使用制限を解除すれば付加機能部を利用することができる。よって、通信の契約を解除したユーザが付加機能部のみを使用したい場合に、解除情報が記憶された解除手段により、ユーザのニーズに応えることができる。もちろん、解除手段の使用にあたっては、ユーザに対して課金するようにすることで、メーカに不利益を与えないで、製品開発のコスト回収にも反映させることができる。
また、解除手段として使用回数限定解除手段を備えていれば、使用回数限定解除手段が付加機能部の使用回数を限定解除するので、通信機能部の使用が制限された場合でも付加機能部のみを使用することができる。
また、解除手段として使用期間限定解除手段を備えていれば、使用期間限定解除手段が付加機能部の使用期間を限定解除するので、通信機能部の使用が制限された場合でも付加機能部のみを使用することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の付加機能付き携帯電話機において、前記解除情報を入力するための入力部を備え、前記解除手段は、前記入力部より入力された所定の解除情報に基づいて、前記付加機能部の使用制限を解除することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、入力部から解除情報を入力すると、この解除情報が付加機能部の使用制限を解除する。よって、きわめて簡易な方法で付加機能部の使用制限を解除でき、ユーザが使いやすい付加機能付き携帯電話機を提供することができるようになる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の付加機能付き携帯電話機において、前記解除情報が記憶された記憶媒体が着脱自在とされ、前記記憶媒体から前記解除情報を読み取る読取部を備え、前記解除手段は、前記読取部より読み取られた解除情報に基づいて、前記付加機能部の使用制限を解除することを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、記憶媒体を読取部に装着し、記憶媒体に記憶された解除情報を読取部で読み取ると、読取部より読み取られた解除情報に基づいて、付加機能部の使用制限が解除される。従って、解除情報としての暗証番号を複雑化したり、解除プログラム自体を解除情報とすることができることとなって、付加機能部の使用解除を不正に行うことを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る付加機能付き携帯電話機の実施の一形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態では、付加機能としてカメラを備えた携帯電話機を例に挙げて説明する。
【0017】
〔第1の実施の形態〕
カメラ付き携帯電話機(以下、携帯電話機という。)300は、図1に示すように、通信事業者Tの基地局T1から発信された所定の周波数の電波を利用することにより通信ができるようになっている。通信事業者Tは、通信の契約を結んだユーザの個人情報や電話番号を記憶する管理サーバT2を備えており、この管理サーバT2は、ネットワークT3を介して基地局T1に接続されている。
携帯電話機300には、図2に示すように、音声の通話や、画像、文字等のデータの送受信を行う通信機能部としての本体部100と被写体を撮像する付加機能部としてのカメラ部200とが設けられており、両者はコネクタC1〜C4によって接続されている。
【0018】
本体部100には、各部の演算処理を行う制御部1、通信事業者Tとユーザとの間で結ばれた契約を解除した場合や、ユーザが通信料金の支払いを滞納している場合に、通信事業者Tの管理サーバT2から通信制限情報を受信する通信制御部2、カメラ部200で使用される画像データを記憶するメモリ3、送話する際に音声を集音するとともに、受話する際に音声を出力する音声制御部4、ユーザが所定の解除情報を入力するための入力部5、入力部5から入力された所定の解除情報に基づいてユーザに提供する情報が表示される表示部6、各部の駆動源となる電源7、外部機器と本体部100とを接続するための接続部17、所定の解除プログラム20が記憶された記憶媒体としてのメモリカード19を差し込んで当該解除プログラム20を読み取る読取部18等が備えられている。
【0019】
制御部1は、例えば、CPUや電気回路から構成され、メモリ3内に格納された所定のプログラムを読み出してメモリ3内に展開するとともに作業領域として使用し、当該プログラムに基づいて各部への指示やデータの送受信の制御を行う。
具体的に、制御部1は、本体部100の使用が制限された場合に、カメラ部200の使用を制限する使用制限手段として機能する。また、制御部1は、使用制限手段によってカメラ部200の使用が制限されている場合に、所定の解除情報が付与されることにより、カメラ部200の使用制限を解除する解除手段として機能する。この解除手段は、例えば、カメラ部200を所定回数使用可能にする使用回数限定解除手段として機能したり、カメラ部200を所定期間使用可能にする使用期間限定解除手段として機能する。
【0020】
通信制御部2は、通信事業者Tからの通信制限情報を受信するアンテナ21を備えて構成されており、受信した通信制限情報は、制限フラグとしてメモリ3に記憶される。ここで、制限フラグは、例えば、カメラ部200の操作を無効にする操作無効フラグ等である。なお、制限フラグは、操作無効フラグに限られないことは勿論である。
【0021】
メモリ3には、制御部1の作業領域として機能する作業エリア31、制限フラグを記憶するフラグ記憶エリア32、カメラ部200で撮像した画像データを記憶する画像データ記憶エリア33、着信音やMP3再生を行う際の音楽データを記憶する音楽データ記憶エリア34、ゲームデータを記憶するゲームデータ記憶エリア35、携帯電話機300における各動作を実行するために必要なプログラムが記憶されたプログラムエリア36等が形成されている。
【0022】
ここで、プログラムエリア36には、例えば、本体部100の使用が制限されているか否かを判別する機能を実現させる判別プログラム36a、制御部1が判別プログラム36aを実行することにより、本体部100の使用が制限されていると判別された場合に、カメラ部200の使用を制限する使用制限プログラム36b、音楽データ記憶エリア34に記憶された音楽データを再生する音楽再生プログラム36c、ゲームデータ記憶エリア35に記憶されたゲームデータを再生するゲーム再生プログラム36d等が記憶されている。
【0023】
音声制御部4は、例えば、通信の際の相手方からの声をユーザに伝達するためのスピーカ41、ユーザの発声した声を集音するマイクロフォン42等から構成されている。
入力部5は、例えば、本体部100に設けられたテンキー、ファンクションキー等から構成されている。また、入力部5は、所定の解除情報(例えば、暗証番号等)を入力することにより、その解除情報に基づいてカメラ部200の使用制限を解除させる際にも用いられる。
表示部6は、例えば、本体部100に設けられた液晶ディスプレイから構成されており、ユーザに提供する情報を表示する。
なお、入力部5及び表示部6は、携帯電話機300の状態によって点灯パターンが異なるように構成されている。例えば、携帯電話機300の電源7をONにした状態や待ち受け状態においては、テンキー、ファンクションキー等は全て点灯し、カメラモードの状態においては、カメラ部200の操作に必要なキーのみが点灯する。
【0024】
電源7は、例えば、本体部100に対して着脱自在な電池を備えて構成されており、制御部1からの制御信号に基づき、電池に蓄えられた電力を必要箇所に供給するものである。なお、電源7は、電池の残量が所定量よりも少なくなれば通信機能だけが使用できるようにカメラ部200への電力の供給を遮断するように構成してもよい。また、電池の残量に応じてカメラ部200で撮像できる写真の枚数を制限するように構成してもよい。
また、電源7は、スイッチSを介して制御部1に接続されており、制御部1からの制御信号によってスイッチSが切り替わることにより、カメラ部200への電力供給の有無が制御される。
【0025】
接続部17は、本体部1に外部機器と接続するための外部インターフェイスとしての機能を有し、充電の際に用いられる外部機器接続端子と兼用できるように構成されている。接続部17と外部機器は、通信ケーブル等により接続されるが、外部機器との間で通信ができるものであれば、その手法は問わない。
読取部18は、解除プログラム20が記憶されたメモリカード19が着脱できるように構成されている。メモリカード19を差し込むと、制御部1がこのメモリカード19を認識するとともに、メモリカード19に記憶された解除プログラム20を実行できるようになっている。
【0026】
カメラ部200には、各部の演算処理を行う制御部8、撮像光学系と固体撮像素子を含み、被写体を撮像する撮像部としてのカメラ9、撮像した画像を画像処理する画像処理部10等が設けられている。画像処理部10には、カメラ9から出力されるアナログ画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部11、撮像した画像を調整する信号処理部12、画像信号を一時的に格納するバッファメモリ13、デジタル信号を圧縮する画像圧縮部14、画像を記録する記録部15、デジタル画像信号をアナログ信号に変換するD/A変換部16等が設けられている。
制御部8は、カメラ部200の撮像動作を制御するものであり、カメラ部200が使用できる場合に限り、制御部1から送信された信号に基づいてカメラ部200を制御するようになっている。従って、カメラ部200の使用が禁じられている場合には、制御部1は制御部8に信号を送信しないため、制御部8は動作しないようになっている。なお、制御部1は、カメラ部200の使用が禁じられている場合には、カメラ部200への給電を禁止するようにしてもよい。
【0027】
ここで、被写体を撮像したときのカメラ部200の動作について説明すると、カメラ9の撮像光学系に捉えられた光信号は、固体撮像素子により電気信号に変換され、アナログ画像信号としてA/D変換部11に印加される。A/D変換部11は、入力するアナログ画像信号をデジタル信号に変換する。A/D変換部11から出力される画像データは、信号処理部12で画質を調整された後、バッファメモリ13に記憶される。画像圧縮部14は、バッファメモリ13に記憶された画像データを高能率符号化方式で圧縮し、その出力は、記録部15において記録される。また、バッファメモリ13に記憶された画像データは、D/A変換部16によりアナログ信号に変換され、日付及び撮影時間といった情報とともに表示部6の画面上に画像として表示される。
【0028】
次に、通信の契約を解除した場合における携帯電話機300の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
携帯電話機300の契約を解除するユーザは、通信事業者Tへ連絡し、所定の手続きを踏んで契約を解除する。契約解除の手続きが完了したことを管理サーバT2が確認すると(ステップS1)、ユーザの携帯電話機300が電波の届く範囲にいるか否かを判別する(ステップS2)。ここで、管理サーバT2が、携帯電話機300が電波の届く範囲内にいることを確認した場合、言い換えれば圏外でない場合(ステップS2;NO)、基地局T1は、通信を制限する通信制限情報をユーザの携帯電話機300に送信する(ステップS3)。一方、管理サーバT2が、携帯電話機300が電波の届く範囲内にいないことを確認した場合、言い換えれば圏外である場合(ステップS2;YES)、管理サーバT2は、携帯電話機300が圏内に入るまで待機する。通信制御部2が通信制限情報を受信すると(ステップS4)、制御部1は、例えば、その旨を制限フラグとしての操作無効フラグをメモリ3内のフラグ記憶エリア32に記憶させる(ステップS5)。
なお、契約の解除は、上述のように、ユーザが通信事業者Tに契約解除の申し込みを行う以外に、ユーザの通信料金滞納や不正使用により通信事業者Tが強制的に契約解除を行う必要が生じた場合、通信事業者Tが発信する強制使用禁止情報等を同様の手段により通信制御部2で受信するようにしてもよい。また、ユーザの意思による契約解除の情報と通信事業者Tからの強制的な契約解除の情報は同じものでもよい。
【0029】
次に、契約を解除した携帯電話機300を使用する際の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
最初に、制御部1は、ユーザが携帯電話機300の入力部5を押下したか否かを判別する(ステップS21)。ここで、制御部1が、ユーザが携帯電話機300の入力部5を押下したと判別した場合(ステップS21;YES)、制御部1は、判別プログラム36aを実行することにより、フラグ記憶エリア32に操作無効フラグが記憶されているか否かを判別する(ステップS22)。一方、フラグ記憶エリア32に操作無効フラグが記憶されていなければ(ステップS21;NO)、制御部1は入力部5が押下されるまで本処理を繰り返す。
フラグ記憶エリア32に操作無効フラグが記憶されていれば(ステップS22;YES)、制御部1は、使用制限プログラム36bを実行することにより、操作無効フラグをONにして、入力部5のカメラ部200に関する使用を禁止する(ステップS23)。ここで、使用制限プログラム36bは、例えば、撮像や再生等のカメラ操作のキースイッチの入力を禁止したり、カメラ部200の制御部8への制御信号の送信を禁止したり、カメラ部200への給電を禁止する等、カメラ部200の動作を制限するものである。また、制御部1は、表示部6にカメラ部200の使用禁止内容、例えば、「契約が解除されているために使用できません。」等の表示をさせる(ステップS24)。
【0030】
次に、本体部100が通信制限情報を受信して本体部100及びカメラ部200の使用が禁じられているときにカメラ部200のみを使用する際の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
カメラ部200の使用を希望するユーザは、操作無効フラグを無効にする解除プログラム20が記憶されたメモリカード19を本体部100の読取部18に差し込み、制御部1に認識させる(ステップS31)。制御部1がメモリカード19を認識すると(ステップS32)、制御部1はメモリカード19内に記憶されている解除プログラム20を実行させる(ステップS33)。制御部1が解除プログラム20を実行することにより、制御部1はフラグ記憶エリア32内の操作無効フラグを無効にする(ステップS34)。
なお、解除プログラム20は、カメラ部200による撮像回数が所定の回数に達した場合に実行を停止して、再度カメラ部200を使用禁止とするようなアルゴリズムとしても良いし、カメラ部200の使用期間が所定の期間に達した場合に実行を停止して、再度カメラ部200を使用禁止とするようなアルゴリズムとしても良い。また、メモリカード19は、通信事業者T等が有償で頒布したり、使用回数や使用期間を制限するカードの場合は、その都度購入するような利用方法を採用すれば、製品開発のコスト回収に反映させることができる。
【0031】
このように、本実施の形態の携帯電話機300によれば、制御部1が使用制限プログラム36bを実行することによって本体部100の使用が制限された場合に、解除プログラム20を実行することにより、カメラ部200の使用制限を解除する。すなわち、使用制限プログラム36bと解除プログラム20を備えることにより、本体部100の使用が契約の解除や不履行(例えば、通信料金の滞納や不正使用等の理由で通信事業者T側から通信の契約を強制的に解除された場合をいう)により制限された場合に、カメラ部200の使用を制限することができることに加え、メモリカード19を読取部18に差し込んで使用制限を解除すればカメラ部200を利用することができる。よって、通信の契約を解除したユーザがカメラ部200のみを使用したい場合に、メーカは解除プログラム20が記憶されたメモリカード19を提供することで、ユーザのニーズに応えることができる。もちろん、メモリカード19の提供にあたっては、ユーザに対して課金するようにすることで、メーカに不利益を与えないで、製品開発のコスト回収にも反映させることができる。
また、メモリカード19を読取部18に装着し、メモリカード19に記憶された解除プログラム20を読取部18で読み取ると、読取部18より読み取られた解除プログラム20に基づいて、カメラ部200の使用制限が解除される。従って、解除プログラム20自体を解除情報とすることができることとなって、カメラ部200の使用解除を不正に行うことを防止できる。
【0032】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明に係る付加機能付き携帯電話機の第2の実施の形態について詳細に説明する。なお、第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる箇所についてのみ説明し、その他の箇所については同一符号を付して説明を省略する。
【0033】
図6に示すように、カメラ付き携帯電話機(以下、携帯電話機という。)400は、通信事業者Tの基地局T1から発信された所定の周波数の電波を利用することにより通信ができるようになっている。通信事業者Tは、通信の契約を結んだユーザの個人情報や電話番号を記憶し、ユーザとの契約解除等の管理を行う管理サーバT2を備えており、この管理サーバT2は、ネットワークT3を介して代理店Dの通信端末Pに接続されている。ここで、代理店Dとは、通信事業者Tに委託されて通信に関する契約の締結や契約の解除の手続きを代行する所である。また、通信端末Pは、代理店Dに設けられ、管理サーバT2と携帯電話機400との間にたって携帯電話機400の機種変更時における設定の書き換え等を行う端末である。
【0034】
なお、管理サーバT2と代理店Dの通信端末Pは有線で接続されていてもよいし、通信時に使用する基地局T1を介して無線で接続されていてもよい。
携帯電話機400のプログラムエリア36には、図7に示すように、第1の実施の形態の各プログラムに加えて、カメラ部200の使用が制限されている場合に、使用制限を解除する解除プログラム36eが記憶されている。解除プログラム36eは、例えば、入力部5から暗証番号が入力されない限り、制御部1が実行できないようにロックがかけられており、所定の暗証番号を入力することにより、ロックが解除されるように構成されている。
また、携帯電話機400には、本体部1に通信端末PとケーブルCで接続するための接続部17が設けられている。この接続部17は、例えば、充電の際に用いられる外部機器接続端子を用いてケーブルCと接続されるが、通信端末Pとの間で通信ができるものであれば、その手法は問わない。
【0035】
次に、通信の契約を解除した場合における携帯電話機400の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
携帯電話機400の契約を解除するユーザは、代理店Dに行き、ケーブルCを接続部17に差し込み、携帯電話機400を通信端末Pに接続する(ステップS41)。次いで、通信端末Pを操作することにより、通信端末PはケーブルCを介して携帯電話機400に通信制限情報を送信する(ステップS42)。携帯電話機400の通信制御部2が通信制限情報を受信すると(ステップS43)、制御部1は、その旨を制限フラグとしての操作無効フラグとしてメモリ3内のフラグ記憶エリア32に記憶させる(ステップS44)。
【0036】
次に、契約を解除した携帯電話機400を使用する際の動作について、図9のフローチャートを用いて説明する。
最初に、制御部1は、ユーザが携帯電話機300の入力部5を押下したか否かを判別する(ステップS51)。ここで、制御部1が、ユーザが携帯電話機300の入力部5を押下したと判別した場合(ステップS51;YES)、制御部1は、判別プログラム36aを実行することにより、フラグ記憶エリア32に操作無効フラグが記憶されているか否かを判別する(ステップS52)。一方、フラグ記憶エリア32に操作無効フラグが記憶されていなければ(ステップS51;NO)、制御部1は入力部5が押下されるまで本処理を繰り返す。
フラグ記憶エリア32に操作無効フラグが記憶されていれば(ステップS52;YES)、制御部1は、使用制限プログラム36bを実行することにより、操作無効フラグをONにして、入力部5のカメラ部200に関する使用を禁止する(ステップS53)。また、制御部1は、表示部6にカメラ部200の使用禁止内容を表示させる(ステップS54)。
【0037】
次に、通信制限情報を受信して本体部100及びカメラ部200の使用が禁じられているときにカメラ部200のみを使用する際の動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、第2の実施の形態においては、入力部5から解除情報を入力してカメラ部200の使用制限を解除する方法を例に挙げて説明する。
カメラ部200の使用を希望するユーザは、事前に入手したプリペイドカード29に記載された解除情報としての暗証番号を入力部5から入力する(ステップS61)。制御部1は、入力された暗証番号を基地局T1に送信して認証し(ステップS62)、暗証番号が正しければ(ステップS62;YES)、プログラムエリア36内の解除プログラム36eにかけられたロックを開錠し(ステップS63)、解除プログラム36eを実行する(ステップS64)。一方、暗証番号が誤っていれば(ステップS62;NO)、制御部1は表示部6に暗証番号が誤っている旨を表示させ(ステップS65)、再度ステップS61に戻る。
制御部1が解除プログラム36eを実行すると、制御部1はフラグ記憶エリア32内の操作無効フラグを無効にする(ステップS66)。
【0038】
このように、本実施の形態の携帯電話機400によれば、制御部1が使用制限プログラム36bを実行することによって本体部100の使用が制限された場合に、解除プログラム36eがカメラ部200の使用制限を解除する。すなわち、使用制限プログラム36bと解除プログラム36eを備えることにより、本体部100の使用が契約の解除や不履行により制限された場合に、カメラ部200の使用を制限することができることに加え、暗証番号を入力して使用制限を解除すればカメラ部200を利用することができる。よって、通信の契約を解除したユーザがカメラ部200のみを使用したい場合に、メーカは暗証番号を記載したプリペイドカード29を提供することで、ユーザのニーズに応えることができる。なお、暗証番号の取得にあたっては、通信事業者T等のサイトから取得するものであってもよい。また、接続部17とネットワークを介して接続された通信事業者Tのホストコンピュータから直接暗証番号を取得できるようにしてもよい。もちろん、暗証番号の取得にあたっては、ユーザに対して課金するようにすることで、メーカに不利益を与えないで、製品開発のコスト回収にも反映させることができる。
また、入力部5から暗証番号を入力すると、この暗証番号がカメラ部200の使用制限を解除する。よって、きわめて簡易な方法でカメラ部200の使用制限を解除でき、ユーザが使いやすい付加機能付き携帯電話機を提供することができるようになる。
【0039】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本体部100に時刻を計測する計時手段を設け、本体部100の未使用時間が所定時間経過した場合に、制限フラグをフラグ記憶エリア32に記憶させ、ユーザが通信を行うことにより、制限フラグを解除する構成としてもよい。この場合、通信の契約が解除されたままであれば、通信を行うことができないため、制限フラグを解除することができず、再契約しない限り、カメラ部200を使用することはできない。また、通信の契約が解除されていなければ、通信を行うことにより、制限フラグが解除されるので、再度カメラ部200を使用することができる。
このような構成とすることにより、通信事業者Tからユーザの契約が有効であるか否かについての通信制限情報を受信する必要がなくなるので、通信事業者Tが管理サーバT2等のシステムの変更をする必要がなくなり、携帯電話機300,400をより簡単な構成とすることができる。
【0040】
また、通信機能の使用を制限する場合は、契約の解除時だけでなく、機種変更時におけるメモリ3の書き換え時であってもよい。また、上記実施の形態においては、カメラ部200による撮像機能を禁止するものであるが、音楽再生やゲーム再生を禁止するものであってもよい。更に、メモリ3は、携帯電話機300,400に内蔵されているものでもよいし、携帯電話機300,400に対して着脱可能なメモリカード等により構成されているものでもよい。
また、解除プログラム20が記憶されたメモリカード19等の記憶媒体と携帯電話機300とをセット販売又は別個に販売することにより、通信の契約解除後におけるカメラ部200の使用を防止できる。
また、上記実施の形態においては、画像データ、音楽データ、ゲームデータが一括管理されているが、個々に管理することも可能であり、任意で何れかの機能を使用できるようにしてもよい。
その他、本発明は、発明の要旨を逸脱しない範囲内で自由に変更、改良が可能である。
【0041】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、通信の契約を解除したユーザが付加機能部のみを使用したい場合に、メーカは解除情報が記憶された解除手段により、ユーザのニーズに応えることができる。もちろん、解除手段の使用にあたっては、ユーザに対して課金するようにすることで、メーカに不利益を与えないで、製品開発のコスト回収にも反映させることができる。
また、通信機能部の使用が制限された場合でも付加機能部のみを使用することができる。
【0042】
請求項2に記載の発明によれば、きわめて簡易な方法で付加機能部の使用制限を解除でき、ユーザが使いやすい付加機能付き携帯電話機を提供することができるようになる。
【0043】
請求項3に記載の発明によれば、解除情報としての暗証番号を複雑化したり、解除プログラム自体を解除情報とすることができることとなって、付加機能部の使用解除を不正に行うことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるカメラ付き携帯電話機と通信事業者との関係を説明する概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるカメラ付き携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における通信の契約を解除する際のカメラ付き携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態における通信の契約を解除した後のカメラ付き携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態における通信の契約を解除した後のカメラ部を使用するための動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるカメラ付き携帯電話機と通信事業者との関係を説明する概略図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるカメラ付き携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における通信の契約を解除する際のカメラ付き携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態における通信の契約を解除した後のカメラ付き携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態における通信の契約を解除した後のカメラ部を使用するための動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御部(使用制限手段、解除手段、使用回数限定解除手段、使用期限限定解除手段)
18 読取部
100 本体部(通信機能部)
200 カメラ部(付加機能部)
300 カメラ付き携帯電話機(付加機能付き携帯電話機)
400 カメラ付き携帯電話機(付加機能付き携帯電話機)
T1 基地局

Claims (3)

  1. 基地局と無線通信を行う通信機能部以外の所定の付加機能部を有する付加機能付き携帯電話機であって、
    契約が解除されたことにより前記通信機能部の使用が制限された場合に、前記付加機能部の使用を制限する使用制限手段と、
    前記使用制限手段によって前記付加機能部の使用が制限されている場合に、所定の解除情報が付与されることにより、前記付加機能部の使用制限を解除する解除手段と、を備え、
    前記解除手段は、前記付加機能部を所定回数使用可能にする使用回数限定解除手段、又は、前記付加機能部を所定期間使用可能にする使用期間限定解除手段を備えることを特徴とする付加機能付き携帯電話機。
  2. 前記解除情報を入力するための入力部を備え、
    前記解除手段は、前記入力部より入力された所定の解除情報に基づいて、前記付加機能部の使用制限を解除することを特徴とする請求項1に記載の付加機能付き携帯電話機。
  3. 前記解除情報が記憶された記憶媒体が着脱自在とされ、前記記憶媒体から前記解除情報を読み取る読取部を備え、
    前記解除手段は、前記読取部より読み取られた前記解除情報に基づいて、前記付加機能部の使用制限を解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の付加機能付き携帯電話機。
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