JP4061930B2 - 無線負荷制御システム及び分電盤 - Google Patents

無線負荷制御システム及び分電盤 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線を用いて電気設備等の負荷を制御する無線負荷制御システム及び分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の無線負荷制御システムとして、特定小電力無線を用いたワイヤレスリモコン等の負荷操作器により、制御対象である負荷を遠隔操作し、特に、負荷が制御されたことを、利用者が制御信号を発信した負荷操作器に設けた表示手段等にて確認できるものを挙げることができる。
【0003】
上述の無線負荷制御システムにおいては、負荷操作器及び負荷操作器からの制御信号を受信する受信器相当部は、各々、特定小電力無線を用いて、信号の送受信機能を備えており、双方向通信が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のような無線負荷制御システムにおいては、負荷操作器及び負荷操作器からの制御信号を受信する受信器相当部には、信号の送受信機能を備える必要があるので、前記各部のサイズが大きくなるという問題点と、コスト高になるという問題点があった。
【0005】
本発明は上記問題点を改善するためになされたものであり、システムに必要な送受信機能を備える箇所を減らして、小サイズ、低コストで実現可能な無線負荷制御システム及び分電盤を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の無線負荷制御システムは、図1及び図2にその一例を示すように、特定小電力無線を用いて制御信号を生成し発信する送信器1、2と、該送信器1、2から前記制御信号を受信する受信器4と、該受信器4からの前記制御信号の内容に応じて負荷L1、L2を制御する制御部5を備えてなる無線負荷制御システムにおいて、前記送信器1、2及び前記負荷L1、L2は、各々対になるように複数組(図1においては、送信器1と負荷L1の対と、送信器2と負荷L2の対の2組)設けられ、前記受信器4は、ある1つの送信器(例えば、図1において、送信器1)から受信した制御信号が、前記1つの送信器(送信器1)と対をなす負荷(負荷L1)を制御対象とする場合には、前記制御部5にて該対をなす負荷(負荷L1)に対して前記制御信号の示す制御を行わせ、前記1つの送信器(送信器1)から受信した制御信号が、前記1つの送信器(送信器1)と対をなす負荷(負荷L1)を制御対象としない場合には、前記制御信号の制御対象である負荷(例えば、図1において、負荷L2)に対して前記制御部5にて前記制御信号の示す制御を行わせるとともに、前記制御部5にて該制御が行われたことを前記送信器(送信器1)と対をなす負荷(負荷L1)に対して所定の動作を行わせ、前記制御信号を送信した者に、前記制御信号の制御対象である負荷(負荷L2)が制御されたことを提示することを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項2に記載の分電盤は、図3にその一例を示すように、請求項1に記載の前記受信器4及び前記制御部5を備えるとともに、該制御部5により制御され、複数(図3においては、2つ)の負荷L1、L2の各々に電力を供給する複数(図3においては、2つ)のブレーカ71、72と、該複数(2つ)のブレーカ71、72に各々供給される電流を検出する電流検出回路61、62とを備えてなることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項3に記載の無線負荷制御システムは、図3及び図4にその一例を示すように、特定小電力無線を用いて制御信号を生成し発信する送信器1、2と、該送信器1、2から前記制御信号を受信し、前記制御信号の内容に応じて負荷L1、L2を制御する送受信器10、20を備えてなる無線負荷制御システムにおいて、前記送信器1、2及び前記負荷L1、L2並びに前記送受信器10、20は、各々対になるように複数組(図3においては、送信器1と負荷L1と送受信器10の対と、送信器2と負荷L2と送受信器20の対の2組)設けられ、ある1つの送受信器(例えば、図3において、送受信器20)は、該1つの送受信器(送受信器20)と対をなす送信器(送信器2)から、該1つの送受信器(送受信器20)と対をなす負荷(負荷L2)を制御対象とする制御信号を受信した場合には、前記1つの送受信器と対をなす負荷(負荷L2)に対して前記制御信号の示す制御を行い、前記1つの送受信器(送受信器20)と対をなす送信器(送信器2)から、前記1つの送受信器(送受信器20)と対をなさない負荷(負荷L1)を制御対象とする制御信号を受信した場合には、待機状態になり、前記1つの送受信器(送受信器20)と対をなさない送信器(送信器1)から前記1つの送受信器(送受信器20)と対をなす負荷(負荷L2)を制御対象とする制御信号を受信した場合には、前記制御信号の制御対象である負荷(負荷L2)に対して前記制御信号の示す制御を行うとともに、該制御が行われたことを、前記制御信号を送信した送信器(送信器1)と対をなす送受信器(送受信器10)に対して所定の提示制御信号を送信することで、前記制御信号を送信した送信器(送信器1)と対をなす送受信器(送受信器10)により、該送受信器(送受信器10)と対をなす負荷(負荷L1)に対して、所定の動作を行わせ、前記制御信号を送信した者に、前記制御信号の制御対象である負荷(負荷L2)が制御されたことを提示することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
第1実施形態及び第2実施形態は、例えば、異なる部屋(部屋R1)から他の部屋(部屋R2)に設けられた負荷L2を、部屋R1にある送信器1を用いて遠隔操作する場合に、送信器1の利用者(図示せず)が、送信器1を用いる部屋R1に設けた負荷L1の状態を確認することで、部屋R1にながらにして部屋R2の負荷L2の制御状態を把握可能な無線負荷制御システムの例である。
【0010】
以下に、本発明の第1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る無線負荷制御システムを示す説明図であり、図2は、無線負荷制御システムにおける動作の一例を示すフローチャートである。
【0011】
ここで、制御対象となる負荷としては、使用区画である2つの部屋(部屋R1、部屋R2)の各々に設けられた2つの照明機器(負荷L1、L2)を用いる。
【0012】
無線負荷制御システムは、図1に示すように、部屋R1に設けられ送信器1と対をなす負荷L1と、部屋R2に設けられ送信器2と対をなす負荷L2と、負荷L1、L2を操作可能な送信器1と、送信器1と対をなす負荷L1と、負荷L1、L2を操作可能な送信器2と、負荷L1、L2に電力を供給する分電盤3とを備えて構成されている。
【0013】
第1実施形態は、送信器1、2からの制御信号を分電盤3内に設けた受信器4が一括して受信可能な無線負荷制御システムの例である。
【0014】
送信器1、2は、特定小電力無線を用いて制御命令である制御信号を生成し発信する機能を備えた例えばワイヤレスリモコンであり、負荷L1、L2のどちらの負荷に制御信号を送信するのかを各々選択する選択ボタンB1、B2を備えている。
【0015】
第1実施形態においては、負荷L1と、送信器1とは対をなし、負荷L2と、送信器2とは対をなしている。ここで、「対をなす」とは、各部屋R1、R2に設けた送信器固有の送信器認識番号(ID)と、各部屋R1、R2に設けた負荷固有の負荷認識番号(ID)とが一致することを示し、例えば、送信器1の送信器認識番号=負荷L1の負荷認識番号=「1」であることを意味する。
【0016】
なお、送信器1、2から送信された制御信号には、例えば、送信された送信器1、2に各々固有の送信器認識番号(各々番号「1」、「2」)や、選択ボタンB1、B2でそれぞれ選択される選択番号を負荷L1、L2に各々固有の負荷認識番号(各々番号「1」、「2」)含ませるようにしておく。
【0017】
ここで、分電盤3は、送信器1、2から制御信号を受信する機能を有してなる受信器4と、受信器4で受信した制御信号の示す制御内容に応じて制御対象となる負荷L1、L2に各々接続された各ブレーカ71、72の開閉動作を受信器4からの情報をもとに制御する制御部5と、制御部5により制御され、負荷L1、L2の各々に電力を供給するブレーカ71、72に供給される電流を検出する各電流検出回路61、62を備えている。
【0018】
なお、第1実施形態においては、負荷数は負荷L1、L2の2つであるため、ブレーカ数と、電流検出回路数とも負荷L1、L2に対応させて各々2つ設けているが、負荷数が3つ以上の場合にも、ブレーカ数と、電流検出回路数は、各々負荷数に対応して設けられていればよい。
【0019】
ここで、受信器4は、送信器認識番号及び負荷認識番号を認証する機能を有しており、ある制御信号を受信した場合に、その中に含まれる送信器認識番号と負荷認識番号を判定することで、制御対象となる負荷の負荷認識番号と、制御信号を送信してきた送信器の送信器認識番号を特定することが可能である。
【0020】
次に、無線負荷制御システムにおける制御対象の制御動作を、図2に基づいて説明する。なお、一例として、利用者が部屋R1に設けた送信器1を操作する場合について説明する。最初は、送信器1、2と受信器4とは、各々待機状態にある(ステップS1)ものとする。
【0021】
まず、部屋R1にいる利用者が、部屋R2にある負荷L2を操作するために、送信器1の選択ボタンB2を選択した場合について説明する。この場合、送信器1からの制御信号に含まれる負荷認識番号=「2」である。部屋R1にいる利用者は、送信器1に設けられた選択ボタンB2を操作し、制御信号を送信する(ステップS2)。
【0022】
受信器4は、送信器1からの制御信号を受信し(ステップS3)、受信した制御信号に含まれる送信器認識番号(ここでは、「1」)から、送信器1からのものであると判断する。
【0023】
また、受信器4は、制御信号に含まれる負荷認識番号(ここでは、「2」)から制御対象がL1ではなく(ステップS4)、負荷L2であると判定する(ステップS4)。
【0024】
受信器4が、制御対象が負荷L2であると判断した場合(ステップS6)、制御部5は、負荷L2に接続されているブレーカ72を制御信号の内容に従って制御して負荷L2に所望の動作、例えばオフ状態からオン状態へという動作や、オン状態からオフ状態へという動作を行わせる(ステップS7)。
【0025】
次に、電流検知回路62は、負荷L2を動作させたことによる電流変化、例えばオン状態からオフ状態であったのか、オフ状態からオン状態になったのか等を検出する(ステップS8)。そして、制御部5は、電流検知回路62からの検出結果に従って、制御信号の送信元である送信器1と対をなす負荷L1に接続されているブレーカ71に対して、例えば、負荷L1を点滅パターンに変える等の所定の点灯制御を所定時間だけ施す(ステップS9)ことで、送信器1の利用者に負荷L2に対して目的の動作がなされた事を提示する。その後、制御部5及び受信器4は、待機状態へと戻る(ステップS1)。
【0026】
次に、部屋R1にいる利用者が、送信器1の選択ボタンB1を選択した場合について説明する。この場合、送信器1からの制御信号に含まれる負荷認識番号=「1」である。
【0027】
受信器4は、送信器1から受信した制御信号が負荷L1を制御対象とする信号であると判断(負荷認識番号=「1」)(ステップS4)し、制御部5が、負荷L1に接続されているブレーカ71を制御信号の内容に従って制御して負荷L1に所望の動作、例えばオフ状態からオン状態へという動作を行わせ(ステップS5)、その後は、制御部5及び受信器4は、待機状態へと戻る(ステップS1)。
【0028】
かかる無線負荷制御システムにおいては、送信器1、2が送信した制御信号を受信する受信器4に、送信器認識番号及び負荷認識番号を認証する機能を持たせることで、送信器1、2が、双方向通信は可能ではなく制御信号を発信する機能だけを備えているにも関わらず、例えば、部屋R1にいる送信器1の利用者は、部屋R1にいながらにして部屋R1の負荷L1に対する所定の制御状態から、部屋R2の負荷L2に制御状態を把握可能である。
【0029】
また、かかる無線負荷制御システムにおいては、システムに必要な送受信機能を備える箇所を従来例に比べて減らすことで、システムの小サイズ化、低コスト化を狙うことができる。また、かかる分電盤においては、上述のような無線負荷制御システムを容易に実現することができる。
【0030】
次に、制御対象である負荷L1、L2に各々対応する送受信機能を有する送受信器10、20を備えてなる実施形態を、本発明の第2実施形態として図3及び図4に基づいて説明する。
【0031】
図3は、本発明の第2実施形態に係る無線負荷制御システムを示す説明図であり、図4は、無線負荷制御システムにおける動作の一例を示すフローチャートであり、図4(a)は送受信器10の動作の一例を、図4(b)は、送受信器20の動作の一例を説明するフローチャートである。なお、第1実施形態との同一箇所には同一符号を付して、共通部分の説明は省略する。
【0032】
ここで、第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、制御対象となる負荷としては、部屋R1、R2の各々に設けられた照明機器である負荷L1、L2を用いる。
【0033】
無線負荷制御システムは、図3に示すように、部屋R1に設けられた送信器1と対をなす負荷L1と、部屋R2に設けられた送信器2と対をなす負荷L2と、負荷L1、L2を操作可能な送信器1と、負荷L1を制御する機能を備えてなる送受信器10と、負荷L1、L2を操作可能な送信器2と、送信器2と対をなす負荷L2と、負荷L2を制御する機能を備えてなる送受信器20とを有して構成されている。
【0034】
送信器1、2は、第1実施形態と同様に、例えばワイヤレスリモコンであり、制御対象とする負荷L1、L2のいずれかを各々選択する選択ボタンB1、B2を備えており、発信する制御信号には、例えば、送信された送信器1、2の送信器認識番号や、制御対象である負荷L1、L2の負荷認識番号を含ませている。
【0035】
なお、第2実施形態においては、負荷L1と、送受信器10と、送信器1とは対をなし、負荷L2と、送受信器20と、送信器2とは対をなしている。
【0036】
ここで、送受信器10、20は、各送受信器固有の送受信器認識番号(各々番号「1」、「2」)を有しており、送受信器認識番号と、制御信号に含まれる送信器認識番号及び負荷認識番号を認証する機能を有している。
【0037】
なお、送受信器10は、送信器認識番号と負荷認識番号とが送受信器10の送信器認識番号に等しい場合(送信器認識番号=送信器認識番号=負荷認識番号=「1」)、つまり、利用者が送信器1の選択ボタンB1を選択して対をなす負荷L1を制御対象とするときは、制御信号に応じた制御を負荷L1に施す。同様に、送受信器20は、利用者が送信器2の選択ボタンB2を選択して対をなす負荷L2を制御対象とするときは、制御信号に応じた制御を負荷L2に施す機能を有している。
【0038】
また、送受信器10は、送受信器10の送受信器認識番号と制御信号に含まれる負荷認識番号が一致しない場合(送信器認識番号=「1」、負荷認識番号=「2」)には、待機状態となる機能を有している。同様に、送受信器20は、制御信号に含まれる負荷認識番号が一致しない場合(送信器認識番号=「2」、負荷認識番号=「1」)には、待機状態となる機能を有している。
【0039】
また、送受信器10は、送受信器10の送受信器認識番号と制御信号に含まれる送信器認識番号が一致せず、送受信器10の送受信器認識番号と負荷認識番号とが一致する場合(送受信器認識番号=「1」、送信器認識番号=「2」、負荷認識番号=「1」)には、負荷L1に対して制御信号に応じた制御を施すとともに、制御信号を発信してきた送信器2と対をなす送受信器20に対して所定の提示制御信号を発信する機能を備え、この提示制御信号を受信した送受信器20が、対となる負荷L2に対してこの提示制御信号に応じた制御を行わせる機能を備えている。
【0040】
同様に、送受信器20は、送受信器20の送受信器認識番号と制御信号に含まれる送信器認識番号が一致せず、送受信器20の送受信器認識番号と負荷認識番号とが一致する場合(送受信器認識番号=「2」、送信器認識番号=「1」、負荷認識番号=「2」)には、負荷L2に対して制御信号に応じた制御を施すとともに、制御信号を発信してきた送信器1と対をなす送受信器10に対して所定の提示制御信号を発信する機能を備え、この提示制御信号を受信した送受信器10が、対となる負荷L1に対してこの提示制御信号に応じた制御を行わせる機能を備えている。
【0041】
次に、無線負荷制御システムにおける制御対象の制御動作を、図4に基づいて説明する。なお、一例として、第1実施形態と同様に、利用者が部屋R1に設けた送信器1を操作する場合について説明する。最初は、送信器1、2と送受信器10、20は、各々待機状態にある(ステップS10)ものとする。
【0042】
次に、部屋R1にいる利用者は送信器1に設けられた選択ボタンB1又は選択ボタンB2を操作し、制御信号を送信する(ステップS11)。この場合、送受信器認識番号=「1」である。次に、送受信器10、20は、この制御信号を受信する(ステップS12及びステップS15)。
【0043】
まず、部屋R1にいる利用者が、送信器1の選択ボタンB2を選択した場合について説明する。この場合、送信器1からの制御信号に含まれる負荷認識番号=「2」である。送受信器10、20は、制御信号に含まれる負荷認識番号を判定する(ステップS13及びステップS16)。
【0044】
送受信器10は、負荷認識番号=「2」であり負荷L1に対応するものでないので、待機状態に戻る(ステップS14)。送受信器20は、負荷認識番号=「2」であるため、制御信号の内容に従って、負荷L2に所定の制御を行わせる(ステップS17)。
【0045】
そして、次に送受信器20は、制御信号を発信した送信器1と対をなす送受信器10に所定の提示制御信号を発信する(ステップS18)。ここで、所定の提示制御信号とは、例えば、制御対象を点滅パターンに変えたりするための信号である。
【0046】
そこで、提示制御信号を受信した送受信器10は、提示制御信号の制御内容を負荷L1に所定時間だけ施す(ステップS19)ことで、送信器1の利用者に負荷L2に対して目的の動作がなされた事を提示する。その後、送受信器10は、待機状態へと戻る(ステップS10)。
【0047】
次に、部屋R1にいる利用者が、送信器1の選択ボタンB1を選択した場合について説明する。この場合、送信器1からの制御信号に含まれる負荷認識番号=「1」である。
【0048】
送受信器10、20は、制御信号に含まれる負荷認識番号を判定する(ステップS13及びステップS16)し、送受信器20は、負荷認識番号=「1」であるため、待機状態に戻る(ステップS10)。また、送受信器10は、負荷認識番号=「1」であるため、制御信号の内容に従って、負荷L1に所定の制御を行わせ(ステップS14)、その後、待機状態に戻る(ステップS10)。
【0049】
かかる無線負荷制御システムにおいては、送信器1、2が送信した制御信号を受信する送受信器10、20に、送受信器認識番号と送信器認識番号及び負荷認識番号を認証する機能を持たせることで、送信器1、2が、双方向通信は可能ではなく制御信号を発信する機能だけを備えているにも関わらず、例えば、部屋R1にいる送信器1の利用者は、部屋R1にいながらにして部屋R1の負荷L1に対する所定の制御状態から、部屋R2の負荷L2に制御状態を把握可能である。
【0050】
また、かかる無線負荷制御システムにおいては、システムに必要な送受信機能を備える箇所を従来例に比べて減らすことで、システムの小サイズ化、低コスト化を狙うことができる。
【0051】
ここで、第1実施形態及び第2実施形態においては、部屋数は部屋R1、R2の2つであったが、部屋数が増える場合には、各部屋に対応して対となる負荷、送信器(第2実施形態では、送受信器も)を設けるとともに、送信器に対して制御対象となる数だけの負荷を選択するための選択ボタンを設ければ、同様の効果を奏することができる。但し、ある送信器による複数の負荷の遠隔操作は、特定小電力無線の通信可能範囲内で行われる必要がある。
【0052】
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、部屋R1にいる利用者が送信器1を用いて、部屋R2にある負荷L2を遠隔操作する場合の例を示しているが、部屋R2にいる利用者が送信器2を用いて、部屋R1にある負荷L1を遠隔操作する場合にも同様に、部屋R2にいる利用者が、送信器2を用いる部屋R2にいながらにして、部屋R1にある負荷L1の制御状態を把握することができる。
【0053】
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、送信器1及び送信器2は、設けられた各部屋R1、R2内で操作されることとしているが、これは、例えば、一般的に各部屋に設けられる壁スイッチ等の既存の有線を用いた制御スイッチを、ワイヤレス化したワイヤレスリモコン等の送信器1、2に変更したような場合を想定しているためである。しかしながら、例えば、部屋R1に設けられた送信器1を部屋R2で使用したり、部屋R2に設けられた送信器2を部屋R1で使用しても勿論よい。
【0054】
なお、第1実施形態及び第2実施形態においては、制御対象となる負荷は、照明機器であったが、電気錠や、エアコンや、換気扇等、遠隔操作の対象となるものであればこの他の機器でも勿論よい。
【0055】
【発明の効果】
上記のように本願の請求項1に係る発明の無線負荷制御システムにあっては、ある送信器が送信した制御信号を受信する受信器に、送信器に固有の認識番号である送信器認識番号及び制御対象となる負荷に固有の認識番号である負荷認識番号を認証する機能を持たせることで、送信器が、双方向通信は可能ではなくても、例えば、ある部屋の送信器を利用した利用者が、異なる部屋に設けた負荷を制御する制御信号を送信した場合に、利用者は送信器を使用する部屋にいながらにして送信器に対となる負荷の状態を把握することで、異なる部屋に設けた負荷の制御状態を理解することができるので、システムに必要な送受信機能を備える箇所を減らして、システムの小サイズ化、低コスト化を狙うことができるという効果を奏する。
【0056】
また、請求項2に係る発明の分電盤にあっては、請求項1に記載の受信器及び該受信器からの制御内容に応じて複数の負荷を制御する制御部を備えるとともに、制御部により制御され、複数の負荷の各々に電力を供給する複数のブレーカと、複数のブレーカに供給される電流を検出する電流検出回路とを備えてなることで、請求項1に係る発明の無線負荷制御システムを容易に実現することができるという効果を奏する。
【0057】
また、請求項3に係る発明の無線負荷制御システムにあっては、送信器が送信した制御信号を受信する送受信器に、送受信器に固有の送受信器認識番号と送信器認識番号及び負荷認識番号とを認証する機能を持たせることで、送信器が、双方向通信は可能ではなくても、例えば、ある部屋の送信器を利用した利用者が、異なる部屋に設けた負荷を制御する制御信号を送信した場合に、利用者は送信器を使用する部屋にいながらにして送信器に対となる負荷の状態を把握することで、異なる部屋に設けた負荷の制御状態を理解することができるので、システムに必要な送受信機能を備える箇所を減らして、システムの小サイズ化、低コスト化を狙うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る無線負荷制御システムを示す説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る無線負荷制御システムにおける動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態に係る無線負荷制御システムを示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る無線負荷制御システムにおける動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2 送信器
3 分電盤
4 受信器
5 制御部
61、62 電流検出回路
71、72 ブレーカ
10、20 送受信器
L1、L2 負荷
R1、R2 部屋

Claims (3)

  1. 特定小電力無線を用いて制御信号を生成し発信する送信器と、該送信器から前記制御信号を受信する受信器と、該受信器からの前記制御信号の内容に応じて照明器具である負荷を制御する制御部を備えてなる無線負荷制御システムにおいて、
    前記送信器及び前記負荷は、各々対になるように複数組設けられ、
    前記受信器は、
    ある1つの送信器から受信した制御信号が、前記1つの送信器と対をなす負荷を制御対象とする場合には、前記制御部にて該対をなす負荷に対して前記制御信号の示す制御を行わせ、
    前記1つの送信器から受信した制御信号が、前記1つの送信器と対をなす負荷を制御対象としない場合には、前記制御信号の制御対象である負荷に対して前記制御部にて前記制御信号の示す制御を行わせるとともに、前記制御部にて該制御が行われたことをあらわすべく、前記送信器と対をなす負荷に対して所定の動作としてそれまでの点灯状態とは異なる点灯制御を所定時間だけ行わせることを特徴とする無線負荷制御システム。
  2. 請求項1に記載の前記受信器及び前記制御部を備えるとともに、該制御部により制御され、複数の負荷の各々に電力を供給する複数のブレーカと、該複数のブレーカに供給される電流を検出する電流検出回路とを備えてなる分電盤。
  3. 特定小電力無線を用いて制御信号を生成し発信する送信器と、該送信器から前記制御信号を受信し、前記制御信号の内容に応じて照明器具である負荷を制御する送受信器を備えてなる無線負荷制御システムにおいて、
    前記送信器及び前記負荷並びに前記送受信器は、各々対になるように複数組設けられ、
    ある1つの送受信器は、
    該1つの送受信器と対をなす送信器から、該1つの送受信器と対をなす負荷を制御対象とする制御信号を受信した場合には、前記1つの送受信器と対をなす負荷に対して前記制御信号の示す制御を行い、
    前記1つの送受信器と対をなす送信器から、前記1つの送受信器と対をなさない負荷を制御対象とする制御信号を受信した場合には、待機状態になり、
    前記1つの送受信器と対をなさない送信器から前記1つの送受信器と対をなす負荷を制御対象とする制御信号を受信した場合には、前記制御信号の制御対象である負荷に対して前記制御信号の示す制御を行うとともに、該制御が行われたことを、前記制御信号を送信した送信器と対をなす送受信器に対して所定の提示制御信号を送信することで、前記制御信号を送信した送信器と対をなす送受信器により、該送受信器と対をなす負荷に対して、所定の動作としてそれまでの点灯状態とは異なる点灯制御を所定時間だけ行わせ、前記制御信号を送信した者に、前記制御信号の制御対象である負荷が制御されたことを提示することを特徴とする無線負荷制御システム。
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