JP4061109B2

JP4061109B2 - Winding device

Info

Publication number: JP4061109B2
Application number: JP2002110935A
Authority: JP
Inventors: 守善如寺
Original assignee: Mitsuba Corp
Current assignee: Mitsuba Corp
Priority date: 2002-04-12
Filing date: 2002-04-12
Publication date: 2008-03-12
Anticipated expiration: 2022-04-12
Also published as: JP2003309954A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻線装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
例えば特開２００２−２７７１４号公報には、装置本体にフライヤ軸を回転自在に支持し、そのフライヤ軸の軸心にワイヤ挿通路を設けると共に、フライヤ軸の軸線方向端部にフライヤを一体的に設けた巻線装置が示されている。また、装置本体によりワイヤガイド保持部材を回転自在に支持し、フライヤ軸とワイヤガイド保持部材とを別々にベルト駆動しかつ同期させて回転させると共に、そのワイヤガイド保持部材によりワイヤガイドを回転自在に支持することにより、ワイヤガイドを静止状態にさせるワイヤガイド保持機構が設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記巻線装置にあっては、それぞれ別個に回転するワイヤガイド保持部材とフライヤとを軸線方向に並べて配設していることから、巻線装置がフライヤ軸の軸線方向に長くなってしまい、巻線装置が大型化してしまうという問題がある。また、フライヤ軸の回転位置とフライヤとの位置が軸線方向について離れているため、回転によりフライヤに振れが発生してしまうという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決して、コンパクト化が可能な巻線装置を実現するために、本発明に於いては、固定軸回りに回転しつつワイヤを繰り出すように設けられたフライヤと、前記フライヤの回転に伴って前記フライヤから繰り出される前記ワイヤを、モータ支持手段により固定支持されたモータコアのコアスロット内に導くためのワイヤガイドとを有する巻線装置であって、前記フライヤにワイヤを導くワイヤ挿通路を有しかつ前記固定軸内に同軸的に回転可能に設けられたインナシャフトを有し、前記インナシャフトと前記フライヤとが連結手段を介して一体的に連結されているものとした。
【０００５】
インナシャフトにワイヤを通すことにより、回転によりワイヤに遠心力が発生することを防止することができ、ワイヤのねじれやワイヤの皮膜のはがれを防止することができる。本発明によれば、そのようにして構成されたインナシャフトをフライヤの回転に同期させる場合に、他の同期を取るための回転機構を必要とせずに両者を単に連結するものであり、機構の簡略化により巻線装置をコンパクト化し得る。
【０００６】
特に、前記連結手段が、前記インナシャフトと前記フライヤとの間に渡って掛け渡された掛け渡し部材と、前記インナシャフト及び前記フライヤと前記掛け渡し部材の各対応する部分とを回転方向に係合する回転方向係合手段とからなることによれば、例えばインナシャフトに掛け渡し部材を回転方向に係合させる溝を設け、フライヤと掛け渡し部材とをねじ止めするなどして、両者を連結することができ、簡単に取り付け／取り外しすることができ、作業性が良い。
【０００７】
また、前記固定軸と前記フライヤと前記インナシャフトとの少なくとも１つが複数の部品から構成されていると良い。これによれば、例えばフライヤの外周面に外部モータとの連結用のプーリを設け、そのプーリにベルトを掛けてフライヤを回転させる場合に、そのフライヤを軸線方向に分割した複数の部品により構成し、部品を合わせた部分にまたがって軸受を設けて支持することができる。これにより、フライヤの端面に軸受を設けることに限定されず、軸線方向中間部に軸受を設けるなど軸受の位置を自由に設定でき、ベルトの幅方向中間点に対応した位置で軸受により支持することができる。したがって、幅広の例えば歯付きベルトを用いた場合に、ベルトの巻き掛け荷重が軸受の中心に対してずれることを防止でき、回転精度が向上し、振れを無くすことができるため、高速回転化に対応し得る。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【０００９】
図１は、本発明が適用された巻線装置の要部破断正面図であり、図２はその巻線装置の要部破断平面図である。図示されない固定ベースにブロック状の固定スタンド１が立設されており、その固定スタンド１の側方であって所定の位置に巻線対象のモータコア２が位置している。なお、モータコア２は、そのモータ軸２ａを図示されないモータ軸支持装置により把持されて固定状態に保持されている。なお、図ではモータコア２の片側についてのみ図示しているが、反対側にも同一構造のものを配設して同時に巻線を行うようにすることができ、その図示及び説明を省略する。
【００１０】
固定スタンド１の側面部には、上記モータコア２側に軸線を向けた固定軸３が突出状態にねじにより固設されている。固定軸３は、図示例では一体物として示されているが、例えばねじ結合された複数の部品からなるものであって良く、その軸心に軸線方向貫通孔を有する円筒状に形成されている。その固定軸３の上記貫通孔内には、適所をベアリングにより軸支されたインナシャフト４が同軸的に回転自在に設けられている。なお、インナシャフト４も、図示例では一体物として示されているが、複数の部品からなるものであって良い。
【００１１】
固定軸３の外周には、適所をベアリングにより軸支されたフライヤ本体部５ａが回転自在に設けられている。このフライヤ本体部５ａも、図示例では一体物として示されているが、複数の部品からなるものであって良い。フライヤ本体部５ａには、その外周面の一部からモータコア２に臨むように斜め外方に延出するフライヤアーム５ｂが一体的に設けられている。このようにして、フライヤ５が構成されている。なお、フライヤ本体部５ａの固定スタンド１側には歯付きプーリ５ｃが形成されており、その歯付きプーリ５ｃには図示されない駆動モータの駆動プーリとを連結する歯付きベルト６が掛け渡されている。
【００１２】
上記インナシャフト４には、固定軸３のモータコア２側端面からモータコア２側に所定量突出する突部４ａが同軸的に形成されている。突部４ａには例えば複数のベアリングを並べて組み付けた軸受部７が設けられており、その軸受部７にワイヤガイド８の胴部が嵌装されている。したがって、ワイヤガイド８はインナシャフト４に対して相対的に回転自在に支持されている。なお、ワイヤガイド８の上記軸受部７に嵌装される軸受孔８ａは、軸受部７に対して挿抜可能な程度の遊びを有する内径にて形成されている。
【００１３】
また、インナシャフト４の軸心部には、固定スタンド１側に開口しかつ固定軸３のモータコア２側端面に対応する所までの深さの軸線方向孔が同軸的に形成されている。その軸線方向孔の固定スタンド１側にはワイヤ挿通路としてのワイヤガイドパイプ９が同軸的に挿入されており、軸線方向孔のモータコア２側にはガイドプーリ１０が回転自在に設けられている。また、固定スタンド１にも、ワイヤガイドパイプ９に対応して同軸的に位置するようにワイヤガイドパイプ１１が装着されている。
【００１４】
モータコア２に巻くためのワイヤＷは、図示されないワイヤ貯留部から引き出され、両ワイヤガイドパイプ１１によりガイドされてワイヤガイドプーリ１０に至る。ワイヤＷは、ワイヤガイドプーリ１０に至るまではインナシャフト４の軸心とほぼ同軸的に走るようにされ、ワイヤガイドプーリ１０によりインナシャフト４の略半径方向外向きに向かうようにされている。ワイヤガイドプーリ１０により向きを変えられたワイヤＷは、フライヤアーム５ｂに設けられた複数のワイヤガイドプーリ５ｄ・５ｅによりガイドされ、モータコア２に至る。
【００１５】
本巻線装置にあっては、固定軸３の外周に設けられたフライヤ５を回転させると共に、固定軸３の貫通孔内に設けられたインナシャフト４内に挿通したワイヤＷをフライヤ５に供給するようにワイヤガイドプーリ１０によりガイドしていることから、フライヤ５とインナシャフト４とを連結手段により連結して同期させている。
【００１６】
本図示例では、図３に併せて示されるように、インナシャフト４にその軸線を囲うようなＵ字状溝１３を形成し、そのＵ字状溝１３と補完的形状をなす部分を有する掛け渡し部材としてのＵ字状プレート１４を用いている。これにより、図の実線で示される取り付け状態で、Ｕ字状溝１３の一対の直線溝の底面とＵ字状プレート１４の両アーム部の直線部分とがインナシャフト４の軸線回りに対して係合し得る。このようにして回転方向係合手段が構成されている。
【００１７】
また、Ｕ字状プレート１４は、Ｕ字状溝１３に図３の矢印Ａに示されるようにインナシャフト４の軸線に直交する向きに差し込むようにして取り付けられる。その取り付け状態で、Ｕ字状プレート１４のＵ字における両アーム部分の長さがフライヤ本体部５ａに至るようにされていると共に、両アーム部分の遊端部がフライヤ本体部５ａにねじ１５により固着されている。したがって、フライヤ本体部５ａが例えば図３の矢印Ｂに示されるように回転すると、一体的にＵ字状プレート１４がインナシャフト４の軸線回りに回転し、Ｕ字状プレート１４とＵ字状溝１３との上記係合により、フライヤ本体部５ａの回転力がインナシャフト４に伝達される。
【００１８】
また、固定軸３とワイヤガイド８とは、それぞれの各軸線方向端面間に隙間をあけて互いに対峙するように配設されている。その固定軸３の軸線方向端面には、図３に示されるように磁気吸引手段を構成する複数のマグネット１６が周方向に間隔をあけて配設されている。なお、固定軸３の軸線方向端面とフライヤ本体部５ａの軸線方向端面とは同一面上に位置している。
【００１９】
そして、ワイヤガイド８の固定軸３に対向する軸線方向端面にも、本図示例にあっては、使用状態において上記各マグネット１６に対応して周方向に同様の間隔をあけた磁気吸引手段を構成する複数のマグネット１７が配設されている。なお、各対向するマグネット１６・１７同士は互いに磁気吸引される磁極の組み合わせになっている。これにより、ワイヤガイド８は、固定軸３に対して磁気吸引されて静止状態に保持される。また、いずれか一方を磁性体にしても良い。
【００２０】
そして、駆動モータにより歯付きベルト６を介してフライヤ５を回転させて、タングカバー１２を用いてコンミテータ２ｂのタングにワイヤＷを掛ける工程と、モータコア２のコアスロット内にワイヤＷを巻き付ける工程とを組み合わせて、モータコア２に対する巻線を行う。
【００２１】
この時、ワイヤＷは、固定軸３とワイヤガイド８との各軸線方向端面間の隙間を介してインナシャフト４からフライヤ５に引き出される。そのような隙間を設けても、ワイヤガイド８と固定軸３とを磁気吸引していることから、何ら問題が生じることがない。
【００２２】
また、上記したように、インナシャフト４とフライヤ５とをＵ状プレート１４を用いて連結するようにして、インナシャフト４とはそのＵ字状溝１３の直線溝部分１３ａとの係合により、フライヤ５とはねじ結合により、それぞれ回転方向に係合させている。したがって、フライヤ５の取り付け／取り外しが容易であり、メンテナンス性が良い。
【００２３】
また、ワイヤガイド８は磁気吸引力により固定軸３に対して連結状態にされており、モータコアの機種変更により別のワイヤガイドに交換する場合などにおいて、磁気吸引力に抗してワイヤガイド８を取り外せば良く、ねじを緩めたり締めたりすることがないため、その交換作業が簡単である。なお、ワイヤガイド８はインナシャフト４の突部４ａに軸受部７を介して支持されているが、上記したように、その嵌合状態はゆるみ嵌め程度であって良く、取り付け／取り外し作業は容易である。
【００２４】
また、従来例のように歯車機構を用いたりしてワイヤガイドを静止状態にするものにあっては、歯車構のがたによる偏心があり、ワイヤガイドをコアスロットに対して高精度に位置決めすることができないという問題があった。それに対して、本発明によれば、固定軸３との間でワイヤガイド８を静止状態に保持するようにしていることから、ワイヤガイド８の位置決めを高精度化し得るため、スロット開放幅の小さいモータコアの巻線も容易に行うことができる。
【００２５】
また、図４に示されるように、例えばフライヤ５を軸線方向に分割した複数の部品２１・２２により構成することができる。そして、図示例の両部品２１・２２の外周面に、両者の合わせ部にまたがって互いに連続する歯付きプーリ部２１ａ・２２ａを形成し、両部品２１・２２を組み合わせた状態で上記図示例の歯付きプーリ５ｃと同様の歯付きプーリが形成されるようになっている。また、両部品２１・２２の内周面に、両者の合わせ部にまたがって両部品２１・２２を軸支する軸受２３が設けられており、その軸受２３を介してフライヤ５（２１・２２）が固定軸３に回転自在に支持されている。
【００２６】
このようにすることにより、外部に設けられたモータＭの駆動プーリＰと歯付きプーリ（２１ａ・２２ａ）との間に掛け渡された歯付きベルト６の幅方向中間点が軸受２３の中心と一致させることができ、図示例のような歯付きベルト６が幅広であっても、歯付きプーリに作用する荷重が軸受２３に対してベルト幅方向（軸線方向）に偏って掛かることがない。これにより、回転精度が向上し、振れを無くすことができるため、高速回転化に対応し得る。
【００２７】
なお、１部品からなるフライヤに軸受を設ける場合にはフライヤの軸線方向端部に設けることが容易であり、そのような場合に、他の部品との関係からベルトを軸線方向端部よりも中央側に掛けるようにすると、ベルトと軸受との軸線方向に対する位置を一致させることができない。それに対して、上記したように複数の部品で構成することにより、簡単な構造でベルトと軸受との軸線方向に対する位置を一致させることができる。
【００２８】
上記図示例ではフライヤ５について示したが、固定軸３やインナシャフト４についても同様である。各部材間において荷重が作用する中心点に軸受を容易に配置することができるため、振れなどを無くすことができる。それにより、より一層高速回転化が可能になる。
【００２９】
【発明の効果】
このように本発明によれば、フライヤにワイヤを導くワイヤ挿通路を有するインナシャフトをフライヤの回転に同期させる場合に、他の同期を取るための回転機構を必要とせずに両者を単に連結することができ、巻線装置をコンパクト化し得る。また、従来例で述べた装置のようなワイヤガイドの保持機構を設ける必要が無いため、その取り付けスペースを必要とせず、軸線方向長さを従来例で述べた装置よりも大幅に短くすることができる。したがって、回転時の振れが抑制されると共に慣性モーメントも小さくなり、高速立ち上げや高速回転が可能になるため、巻線作業時間が短縮化され、生産性を向上し得る。
【００３０】
また、固定軸とフライヤとインナシャフトとの少なくとも１つを複数の部品から構成すると良い。例えばフライヤの外周面に外部モータとの連結用のプーリを設け、そのプーリにベルトを掛けてフライヤを回転させる場合に、そのフライヤを軸線方向に分割した複数の部品により構成し、部品を合わせた部分にまたがって軸受を設けて支持することができる。これにより、フライヤの端面に軸受を設けることに限定されず、軸線方向中間部に軸受を設けるなど軸受の位置を自由に設定でき、ベルトの幅方向中間点に対応した位置で軸受により支持することができる。したがって、幅広の例えば歯付きベルトを用いた場合に、ベルトの巻き掛け荷重が軸受の中心に対してずれることを防止でき、回転精度が向上し、振れを無くすことができるため、高速回転化に対応し得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が適用された巻線装置の要部破断正面図。
【図２】図１の巻線装置の要部破断平面図。
【図３】図２の矢印III−III線に沿って見た固定軸及びフライヤの端面図。
【図４】フライヤを複数の部品で構成した場合を示す模式的要部縦断面図。
【符号の説明】
１固定スタンド
２モータコア
３固定軸
４インナシャフト
５フライヤ
６歯付きベルト
７軸受部
８ワイヤガイド
９ワイヤガイドパイプ
１０ガイドプーリ
１３Ｕ字状溝
１４Ｕ字状プレート
１６・１７マグネット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a winding device.
[0002]
[Prior art]
For example, in Japanese Patent Laid-Open No. 2002-27714, a flyer shaft is rotatably supported on an apparatus main body, a wire insertion path is provided at the axis of the flyer shaft, and a flyer is integrated with an axial end portion of the flyer shaft. The winding device provided is shown. Further, the wire guide holding member is rotatably supported by the apparatus main body, and the flyer shaft and the wire guide holding member are separately belt driven and rotated in synchronization with each other, and the wire guide can be rotated by the wire guide holding member. A wire guide holding mechanism that makes the wire guide stationary by supporting it is provided.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the winding device, since the wire guide holding member and the flyer that rotate separately are arranged in the axial direction, the winding device becomes longer in the axial direction of the flyer shaft. There is a problem that the winding device becomes large. Further, since the rotational position of the flyer shaft and the position of the flyer are separated from each other in the axial direction, there is a problem that the flyer is shaken by the rotation.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve such a problem and realize a compact winding device, in the present invention, a flyer provided to feed out a wire while rotating around a fixed axis, and the flyer A winding device having a wire guide for guiding the wire fed from the flyer with rotation of the wire into a core slot of a motor core fixedly supported by motor support means, the wire guiding the wire to the flyer An inner shaft having an insertion path and coaxially rotatable in the fixed shaft is provided, and the inner shaft and the flyer are integrally connected via a connecting means.
[0005]
By passing the wire through the inner shaft, it is possible to prevent the centrifugal force from being generated in the wire due to the rotation, and it is possible to prevent the wire from being twisted or the wire film from being peeled off. According to the present invention, when the inner shaft thus configured is synchronized with the rotation of the flyer, the two are simply coupled without requiring another rotation mechanism for synchronization. The winding device can be made compact by simplification.
[0006]
In particular, the connecting means relates in a rotational direction the spanning member spanned between the inner shaft and the flyer, and the inner shaft, the flyer, and the corresponding portions of the spanning member. For example, a groove for engaging the spanning member in the rotational direction is provided on the inner shaft, and the flyer and the spanning member are screwed together, for example. Can be easily installed / removed, and workability is good.
[0007]
In addition, at least one of the fixed shaft, the flyer, and the inner shaft may be composed of a plurality of parts. According to this, for example, when a pulley for connection with an external motor is provided on the outer peripheral surface of the flyer, and the flyer is rotated by putting a belt on the pulley, the flyer is constituted by a plurality of parts divided in the axial direction. In addition, a bearing can be provided and supported across the combined parts. As a result, the bearing position is not limited to providing the bearing on the end face of the flyer, and the position of the bearing can be set freely, for example, by providing a bearing in the axial direction intermediate portion, and supported by the bearing at a position corresponding to the intermediate point in the width direction of the belt. Can do. Therefore, when a wide toothed belt, for example, is used, the belt winding load can be prevented from shifting with respect to the center of the bearing, the rotation accuracy can be improved, and the runout can be eliminated. Can respond.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail based on specific examples shown in the accompanying drawings.
[0009]
FIG. 1 is a front view of a main part of a winding device to which the present invention is applied, and FIG. 2 is a plan view of a main part of the winding device. A block-shaped fixed stand 1 is erected on a fixed base (not shown), and a motor core 2 to be wound is located at a predetermined position on the side of the fixed stand 1. The motor core 2 is held in a fixed state by gripping the motor shaft 2a by a motor shaft support device (not shown). In the figure, only one side of the motor core 2 is shown, but the same structure can be arranged on the opposite side so that winding is performed at the same time, and illustration and description thereof are omitted.
[0010]
A fixed shaft 3 having an axis line directed to the motor core 2 side is fixed to the side surface of the fixed stand 1 with a screw in a protruding state. The fixed shaft 3 is shown as an integral object in the illustrated example, but may be composed of, for example, a plurality of screw-coupled parts, and is formed in a cylindrical shape having an axial through-hole at its axis. . In the through-hole of the fixed shaft 3, an inner shaft 4 that is pivotally supported by a bearing at a proper position is provided coaxially and rotatably. In addition, although the inner shaft 4 is also shown as an integral object in the illustrated example, it may be composed of a plurality of parts.
[0011]
On the outer periphery of the fixed shaft 3, a flyer main body 5 a that is pivotally supported by a bearing at a proper position is rotatably provided. The flyer main body 5a is also shown as an integral object in the illustrated example, but may be composed of a plurality of parts. The flyer main body 5a is integrally provided with a flyer arm 5b extending obliquely outward from a part of the outer peripheral surface so as to face the motor core 2. In this way, the flyer 5 is configured. A toothed pulley 5c is formed on the fixed stand 1 side of the flyer main body 5a, and a toothed belt 6 is connected to the toothed pulley 5c to connect a drive pulley of a drive motor (not shown). Yes.
[0012]
The inner shaft 4 is coaxially formed with a protrusion 4 a that protrudes from the end surface of the fixed shaft 3 toward the motor core 2 by a predetermined amount. The protrusion 4a is provided with, for example, a bearing portion 7 in which a plurality of bearings are arranged side by side, and the body portion of the wire guide 8 is fitted into the bearing portion 7. Therefore, the wire guide 8 is supported so as to be rotatable relative to the inner shaft 4. Note that the bearing hole 8 a fitted in the bearing portion 7 of the wire guide 8 is formed with an inner diameter having a play that can be inserted into and removed from the bearing portion 7.
[0013]
In addition, an axial hole having a depth that opens to the fixed stand 1 side and corresponds to the end surface of the fixed shaft 3 on the motor core 2 side is coaxially formed in the axial center portion of the inner shaft 4. A wire guide pipe 9 as a wire insertion passage is coaxially inserted on the fixed stand 1 side of the axial hole, and a guide pulley 10 is rotatably provided on the motor core 2 side of the axial hole. In addition, a wire guide pipe 11 is also attached to the fixed stand 1 so as to be positioned coaxially corresponding to the wire guide pipe 9.
[0014]
A wire W to be wound around the motor core 2 is drawn out from a wire storage portion (not shown), guided by both wire guide pipes 11 and reaches the wire guide pulley 10. The wire W runs substantially coaxially with the axis of the inner shaft 4 until reaching the wire guide pulley 10, and is directed outward in the radial direction of the inner shaft 4 by the wire guide pulley 10. The wire W whose direction is changed by the wire guide pulley 10 is guided by a plurality of wire guide pulleys 5 d and 5 e provided on the flyer arm 5 b and reaches the motor core 2.
[0015]
In the present winding device, the flyer 5 provided on the outer periphery of the fixed shaft 3 is rotated, and the wire W inserted into the inner shaft 4 provided in the through hole of the fixed shaft 3 is supplied to the flyer 5. Since the wire guide pulley 10 guides the flyer 5, the flyer 5 and the inner shaft 4 are connected and synchronized by the connecting means.
[0016]
In the illustrated example, as shown in FIG. 3, a U-shaped groove 13 is formed in the inner shaft 4 so as to surround the axis, and the hook has a portion that is complementary to the U-shaped groove 13. A U-shaped plate 14 is used as a transfer member. As a result, the bottom surfaces of the pair of linear grooves of the U-shaped groove 13 and the linear portions of both arms of the U-shaped plate 14 are engaged with the circumference of the inner shaft 4 in the attached state shown by the solid line in the figure. Can match. Thus, the rotation direction engaging means is configured.
[0017]
Further, the U-shaped plate 14 is attached so as to be inserted into the U-shaped groove 13 in a direction perpendicular to the axis of the inner shaft 4 as indicated by an arrow A in FIG. In the attached state, the lengths of both arm portions of the U-shape of the U-shaped plate 14 reach the flyer main body portion 5a, and the free ends of both arm portions are connected to the flyer main body portion 5a by screws 15. It is fixed. Therefore, when the flyer main body 5a rotates, for example, as shown by the arrow B in FIG. 3, the U-shaped plate 14 integrally rotates around the axis of the inner shaft 4, and the U-shaped plate 14 and the U-shaped groove 13, the rotational force of the flyer body 5 a is transmitted to the inner shaft 4.
[0018]
The fixed shaft 3 and the wire guide 8 are disposed so as to face each other with a gap between the respective axial end faces. On the end surface in the axial direction of the fixed shaft 3, as shown in FIG. 3, a plurality of magnets 16 constituting magnetic attraction means are arranged at intervals in the circumferential direction. The axial end surface of the fixed shaft 3 and the axial end surface of the flyer main body 5a are located on the same plane.
[0019]
Further, in the illustrated example, magnetic attracting means having a similar interval in the circumferential direction corresponding to each magnet 16 in the use state is also provided on the axial end surface of the wire guide 8 facing the fixed shaft 3. A plurality of constituting magnets 17 are disposed. The opposing magnets 16 and 17 are a combination of magnetic poles that are magnetically attracted to each other. As a result, the wire guide 8 is magnetically attracted to the fixed shaft 3 and is held stationary. Moreover, you may make either one into a magnetic body.
[0020]
Then, a step of rotating the flyer 5 via the toothed belt 6 by the drive motor and applying the wire W to the tongue of the commutator 2b using the tongue cover 12, and a step of winding the wire W in the core slot of the motor core 2 Are combined to perform winding on the motor core 2.
[0021]
At this time, the wire W is drawn from the inner shaft 4 to the flyer 5 through the gaps between the axial end surfaces of the fixed shaft 3 and the wire guide 8. Even if such a gap is provided, no problem arises because the wire guide 8 and the fixed shaft 3 are magnetically attracted.
[0022]
Further, as described above, the inner shaft 4 and the flyer 5 are connected using the U-shaped plate 14, and the inner shaft 4 is engaged with the linear groove portion 13 a of the U-shaped groove 13. The flyer 5 is engaged with each other in the rotational direction by screw connection. Therefore, attachment / detachment of the flyer 5 is easy, and maintenance is good.
[0023]
In addition, the wire guide 8 is connected to the fixed shaft 3 by a magnetic attraction force. When the motor core is changed to another wire guide by changing the model of the motor core, the wire guide 8 is resisted against the magnetic attraction force. It is only necessary to remove it, and since it does not loosen or tighten the screw, the replacement work is easy. The wire guide 8 is supported by the protrusion 4a of the inner shaft 4 via the bearing portion 7. However, as described above, the fitting state may be a loose fit, and attachment / removal work is easy. It is.
[0024]
Further, in the case where the wire guide is made stationary by using a gear mechanism as in the conventional example, there is eccentricity due to the backlash of the gear structure, and the wire guide is positioned with high accuracy with respect to the core slot. There was a problem that I could not. On the other hand, according to the present invention, since the wire guide 8 is held in a stationary state with the fixed shaft 3, the positioning of the wire guide 8 can be made highly accurate, so that the slot opening width is small. The winding of the motor core can be easily performed.
[0025]
Moreover, as FIG. 4 shows, it can comprise by the some components 21 * 22 which divided | segmented the flyer 5, for example in the axial direction. Then, on the outer peripheral surface of both parts 21 and 22 in the illustrated example, toothed pulley portions 21a and 22a that are continuous with each other are formed, and in the state in which both parts 21 and 22 are combined, A toothed pulley similar to the toothed pulley 5c is formed. Moreover, the bearing 23 which pivotally supports both components 21 and 22 across the joint part of both is provided in the internal peripheral surface of both components 21 and 22, and the flyer 5 (21 and 22) is provided via the bearing 23. Is rotatably supported on the fixed shaft 3.
[0026]
By doing so, the intermediate point in the width direction of the toothed belt 6 spanned between the drive pulley P of the motor M provided outside and the toothed pulleys (21a, 22a) is the center of the bearing 23. Even if the toothed belt 6 shown in the drawing is wide, the load acting on the toothed pulley is not biased against the bearing 23 in the belt width direction (axial direction). As a result, the rotation accuracy can be improved and the shake can be eliminated, so that high-speed rotation can be supported.
[0027]
When a bearing is provided on a flyer consisting of one part, it is easy to provide it at the end of the flyer in the axial direction. In such a case, the belt is placed more centrally than the end of the axial direction in relation to other parts. If it is hung on the side, the positions of the belt and the bearing in the axial direction cannot be matched. On the other hand, by configuring with a plurality of parts as described above, the positions of the belt and the bearing in the axial direction can be matched with a simple structure.
[0028]
Although the flyer 5 is shown in the illustrated example, the same applies to the fixed shaft 3 and the inner shaft 4. Since the bearing can be easily arranged at the center point where the load acts between the members, it is possible to eliminate runout or the like. Thereby, it is possible to further rotate at higher speed.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the inner shaft having the wire insertion path for guiding the wire to the flyer is synchronized with the rotation of the flyer, the two are simply connected without requiring another rotation mechanism for synchronization. The winding device can be made compact. Further, since it is not necessary to provide a wire guide holding mechanism as in the device described in the conventional example, the mounting space is not required, and the axial length can be significantly shorter than the device described in the conventional example. it can. Accordingly, vibration during rotation is suppressed and the moment of inertia is reduced, and high-speed startup and high-speed rotation are possible, so that the winding work time can be shortened and productivity can be improved.
[0030]
In addition, at least one of the fixed shaft, the flyer, and the inner shaft may be composed of a plurality of parts. For example, when a pulley for connecting to an external motor is provided on the outer peripheral surface of the flyer and the flyer is rotated by putting a belt on the pulley, the flyer is constituted by a plurality of parts divided in the axial direction, and the parts are combined. Bearings can be provided and supported across the portions. As a result, the bearing position is not limited to providing the bearing on the end face of the flyer, and the position of the bearing can be set freely, for example, by providing a bearing in the axial direction intermediate portion, and supported by the bearing at a position corresponding to the intermediate point in the width direction of the belt. Can do. Therefore, when a wide toothed belt, for example, is used, the belt winding load can be prevented from shifting with respect to the center of the bearing, the rotation accuracy can be improved, and the runout can be eliminated. Can respond.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front elevational view of a principal part of a winding device to which the present invention is applied.
2 is a fragmentary plan view of the main part of the winding device of FIG. 1;
3 is an end view of the fixed shaft and the flyer as viewed along the line III-III in FIG. 2;
FIG. 4 is a schematic longitudinal sectional view of a main part showing a case where a flyer is composed of a plurality of parts.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Fixed stand 2 Motor core 3 Fixed shaft 4 Inner shaft 5 Flyer 6 Toothed belt 7 Bearing part 8 Wire guide 9 Wire guide pipe 10 Guide pulley 13 U-shaped groove 14 U-shaped plates 16 and 17 Magnet

Claims

固定軸回りに回転しつつワイヤを繰り出すように設けられたフライヤと、前記フライヤの回転に伴って前記フライヤから繰り出される前記ワイヤを、モータ支持手段により固定支持されたモータコアのコアスロット内に導くためのワイヤガイドとを有する巻線装置であって、
前記フライヤにワイヤを導くワイヤ挿通路を有しかつ前記固定軸内に同軸的に回転可能に設けられたインナシャフトを有し、
前記インナシャフトと前記フライヤとが連結手段を介して一体的に連結されていることを特徴とする巻線装置。In order to guide the flyer provided to feed out the wire while rotating around the fixed axis, and the wire fed from the flyer as the flyer rotates into the core slot of the motor core fixedly supported by the motor support means A winding device having a wire guide of
An inner shaft having a wire insertion path for guiding a wire to the flyer and coaxially rotatable in the fixed shaft;
The winding device, wherein the inner shaft and the flyer are integrally connected via a connecting means.

前記連結手段が、前記インナシャフトと前記フライヤとの間に渡って掛け渡された掛け渡し部材と、前記インナシャフト及び前記フライヤと前記掛け渡し部材の各対応する部分とを回転方向に係合する回転方向係合手段とからなることを特徴とする請求項１に記載の巻線装置。The connecting means engages the spanning member spanned between the inner shaft and the flyer, and the inner shaft, the flyer, and the corresponding portions of the spanning member in the rotational direction. The winding device according to claim 1, comprising rotating direction engaging means.

前記固定軸と前記フライヤと前記インナシャフトとの少なくとも１つが複数の部品から構成されていることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の巻線装置。3. The winding device according to claim 1, wherein at least one of the fixed shaft, the flyer, and the inner shaft is composed of a plurality of parts.