JP4060747B2 - 昇降装置、昇降タワー及び搬送装置 - Google Patents

昇降装置、昇降タワー及び搬送装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、山岳、丘等の法面における土木工事の使用に適する昇降装置及びこれを利用した昇降タワー、搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、山岳、丘の法面においては砂防用のパネルを多数配置したり、網を展設したり、あるいはコンクリートブロックを組込んで砂、岩の流出や落下を防止している。
【0003】
例えば、法面にパネルを固定する場合には、あらかじめ法面に対してボーリングして孔を形成し、ついでこの孔に対抗してパネルを置き、次いでこのパネルを貫通して孔内にアンカーボルトを打ち込むことによりパネルを固定している。
【0004】
上記の砂防工事では法面上に足場を組付け、パネル、掘削機、アンカーボルト等をクレーンでこの足場まで搬送し、この足場で上記のような諸作業を行っている。
【0005】
他方、上記のような土木工事を行う為に作業者が法面上を昇降できるようにした折り畳み式の階段として特許文献1に示すものが開発されている。
【0006】
この階段は、複数のステップと各ステップに枢着した多数の連結バーとで構成され、法面の傾斜角度に対応して全体を屈曲させることにより法面に沿ってこの階段を利用して作業者が昇降できるようになっている。
【0007】
【特許文献1】
実公平7−35999号公報(第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように法面上に足場を築く場合、工事位置が法面上方に移動する場合には、その都度上方に足場を盛替える必要があり、諸作業に加えてこの足場までクレーンによる盛替え作業が加わると作業が面倒で困難であり、コストも嵩む不具合がある。
【0009】
更に上記のような折り畳み式の階段は法面に沿って自由に作業者が昇降できる反面、工事に必要な部材、機械は依然としてクレーンを使用して搬送し、又上記のように足場も順次盛替える必要があり、作業性、経済性に劣るものである。
【0010】
そこで、本発明の目的は、山岳、丘等の法面の傾斜角度に沿って任意に変形可能であり、作業者の昇降のみならず、工事に必要な部材や機械の搬送、諸作業にも使用可能な昇降装置及びこれを利用した昇降タワー、搬送装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の昇降装置は固定の下部フロア7と可動のスライドステージ9とを備えた矩形の下部枠体Mと、固定の上部フロア8を備えた矩形の上部枠体Nと、下部枠体Mと上部枠体Nのコーナに上下端を回転自在に枢着して起立した四本の支柱3、4、5、6と、隣接する支柱3、5の間及び支柱4、6の間に設けた伸縮自在なブレス11、12と、上部フロア8と下部スライドステージ9との間に端部を回転自在に枢着した階段10とからなることを特徴とするものである。
【0012】
同じく、より具体的な昇降装置Aは、左右一対の下部フレーム1a、1bと、各下部フレーム1a、1bの前側端部に枢着されて起立する左右一対の前側支柱3、4と、同じく下部フレーム1a、1bの後側端部に枢着されて起立する左右一対の後側支柱5、6と、各前後側支柱3、5と各前後側支柱4、6の上部間に回転自在に枢着された左右一対の上部フレーム2a、2bと、各下部フレーム2a、2b間に取付けられた開口部を有する上部フロア8と、右側前後の支柱3、5間と左側前後の支柱4、6間とにそれぞれ枢着した長さ調整自在なブレス11、12と、一方の下部フレーム1aと下部フロア7との間に前後方向スライド自在に取付けたスライドステージ9と、スライドステージ9と上記フロア8の開口部近傍との間に上下端を枢着して架設した階段10とからなることを特徴とするものである。
【0013】
この場合、スライドステージ9がフロア9aから起立する手摺9b、9cと、フロア9aの左右両側に設けローラ13、13とからなり、各ローラ13、13を下部フレーム1aと下部フロア7に形成した溝レール14、15内にスライド自在に嵌合させているのが好ましい。
【0014】
同じく、階段が左右一対の桁材10a、10bと、各桁材10a、10b間に回転自在に枢着した複数のステップ10cと各桁材10a、10bの一方又は両方に基端を枢着して起立させた手摺10dとからなり、各桁材10a、10bの上端を上部フロア8に枢着し、下端をスライドステージ9のフロア9aの両側にそれぞれ枢着させているのが好ましい。
【0015】
同じく、下部フロア7と上部フロア8とが前後方向に延びる足場板7a、8aと左右方向に延びる足場板7b、8bとで平面T字状に形成されて当該左右方向に延びる足場板7b,8bの右側に開口部Sを形成し、階段を上記開口部Sに対応して配置させているのが好ましい。
【0016】
同じく、上記の目的を達成するため、本発明の昇降タワーは、単一の折り畳み自在な昇降装置Aを上方に向けて複数段着脱自在に結合させてなり、各単一の昇降装置Aは固定の下部フロア7と可動のスライドステージ9とを備えた矩形の下部枠体Mと、固定の上部フロア8を備えた上部枠体Nと、下部枠体Mと上部枠体Nのコーナに上下端を回転自在に枢着して起立した四本の支柱3、4、5、6と、隣接する支柱3、5の間及び支柱4、6の間に設けた伸縮自在なブレス11、12と、上部フロア8と下部スライドステージ9との間に端部を回転自在に枢着した階段とからなり、上段側昇降装置Aの各支柱4、5、6、7の下部を下段側昇降装置Aの各支柱4、5、6、7の上端に着脱自在に枢着させていることを特徴とするものである。
【0017】
同じく、より具体的な昇降タワーは単一の折り畳み自在な昇降装置を上方に向け複数段着脱自在に結合させてなり、各単一の昇降装置Aは、左右一対の下部フレーム1a、1bと、各下部フレーム1a、1bの前側端部に枢着されて起立する左右一対の前側支柱3、4と、同じく各下部フレーム1a、1bの後側端部に枢着されて起立する左右一対の後側支柱5、6と、各前後側支柱3、5と各前後側支柱4、6の上部間に回転自在に枢着された左右一対の上部フレーム2a、2bと、各下部フレーム1a、1b間に取付けた平面T字状の下部フロア7と、各上部フレーム2a、2b間に取付けられ開口部を有する上部フロア8と、右側前後の支柱3、5間と左側前後の支柱4、6間とにそれぞれ枢着した長さ調整自在なブレス11、12と、一方の下部フレーム1aと下部フロア7との間に前後方向スライド自在に取付けたスライドステージ9と、スライドステージ9と上部フロア8の開口部近傍との間に上下端を枢着して架設した階段10とからなり、下段側昇降装置Aの前側支柱3、4の上端と後側支柱5、6の上端にそれぞれ上段側昇降装置Aの前側支柱3、4の下部と後側支柱5、6の下部を着脱自在に枢着させていることを特徴とするものである。
【0018】
同じく、上記の目的を達成するため、本発明の搬送装置は、左右一対の折り畳み自在な昇降タワーB1、B2と、左側昇降タワーB1の右側面部と右側昇降タワーB2の左側面部とにそれぞれ結合した昇降レールC1、C2と、各昇降レールC1、C2にローラR、Rを介して昇降自在に結合した昇降用作業構台Dと、作業構台Dを昇降駆動する巻上装置Eとからなることを特徴とするものである。
【0019】
この場合、昇降タワーB1、B2が単一の折り畳み自在な昇降装置Aを上方に向けて複数段着脱自在に結合させて構成され、各単一の昇降装置Aは固定の下部フロア7と可動のスライドステージ9とを備えた矩形の下部枠体Mと、固定の上部フロア8を備えた矩形の上部枠体Nと、下部枠体Mと上部枠体Nのコーナに上下端を回転自在に枢着して起立した四本の支柱3、4、5、6と、隣接する支柱3、5の間及び支柱4、6の間に設けた伸縮自在なブレス11、12と、上部フロア8と下部スライドステージ9との間に端部を回転自在に枢着した階段とから構成されているのが好ましい。
【0020】
同じく、昇降レールC1、C2が前後一対のガイドレール20、21からなり、作業構台Dが平行四辺形状の折り畳み自在な昇降フレーム22と、昇降フレーム 22に結合した作業足場26及び手摺27とからなり、昇降フレーム22と巻上装置Eとの間にワイヤ27が架設されているのが好ましい。
【0021】
同じく、上記の目的を達成するため、本発明の他の昇降装置は、前側と後側の各コーナ部に相対向して起立する四本の支柱40、41、42、43と、前側の支柱40、43間と後側支柱41、42間にそれぞれ着脱自在に架設した水平な前後の補強材49、50と、前側支柱40、43の上部と後側支柱41、42の上部との間に着脱自在に架設した水平な左右の補強材51、52と、前側の支柱40、43と後側の支柱41、42との間にそれぞれ架設した斜めのブレス59、59と、前後の支柱40、41間と前後の支柱43、42間とにそれぞれ着脱自在に架設した斜めのブレス55、55と、上記左右の補強材51、52間に着脱自在に架設した足場板44、45、46A〜46Cと、上記足場板46Cの側部に下方に向けて着脱自在に取付けた階段54とからなるものである。
【0022】
この場合、前後の各支柱40、41、42、43が軸方向に沿って複数のフランジFを備え、このフランジFを介して各補強材49、50の端部が着脱自在に結合されているのが好ましい。
【0023】
同じく、足場板46A〜46Cが前後一対の足場板受け材52A、52Bに着脱自在に結合され、上記足場板受け材52A、52Bの両端部が左右の補強材51、52に着脱自在に結合され、更に上記一方の足場板受け材52Bに足場板46Cに隣接しながら階段の上端部を着脱自在に結合されているのが好ましい。
【0024】
同じく、後側支柱41、42に後方に向けてブラケット70と杭71を着脱自在に取付け、ブラケット70上にはね出し足場板を着脱自在に取付けても良い。
【0025】
同じく、本発明の他の昇降装置は、単一の昇降装置Tがコーナ部の支柱40、41、42、43を介して上方に複数段着脱自在に結合され、各単一の昇降装置Tは前側と後側の各コーナ部に相対向して起立する四本の支柱40、41、42、43と、前側の支柱40、43間と後側支柱41、42間にそれぞれ着脱自在に架設した水平な前後の補強材49、50と、前側支柱40、43の上部と後側支柱41、42の上部との間に着脱自在に架設した水平な左右の補強材51、52と、前側の支柱40、43と後側の支柱41、42との間にそれぞれ架設した斜めのブレス59、59と、前後の支柱40、41間と前後の支柱43、42間とにそれぞれ着脱自在に架設した斜めのブレス55、55と、上記左右の補強材51、52間に着脱自在に架設した足場板44、45、46A〜46Cと、上記足場板46Cの側部に下方に向けて着脱自在に取付けた階段とからなるものである。
【0026】
同じく、本発明の更に別の昇降装置は、単一の昇降装置Tが左右二組装置され、各昇降装置T、T間に渡り足場57、58、59が着脱自在に架設され、各昇降装置が前側と後側の各コーナ部に相対向して起立する四本の支柱40、41、42、43と、前側の支柱40、43間と後側支柱41、42間にそれぞれ着脱自在に架設した水平な前後の補強材49、50と、前側支柱40、43の上部と後側支柱41、42の上部との間に着脱自在に架設した水平な左右の補強材51、52と、前側の支柱40、43と後側の支柱41、42との間にそれぞれ架設した斜めのブレス59、59と、前後の支柱40、41間と前後の支柱43、42間とにそれぞれ着脱自在に架設した斜めのブレス55、55と、上記左右の補強材51、52間に着脱自在に架設した足場板44、45、46A〜46Cと、上記足場板46Cの側部に下方に向けて着脱自在に取付た階段とからなるものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の実施を図に基づいて説明すると、本発明に係る昇降タワーBが図1乃至図4に示されており、この昇降タワーB1、B2を一対利用した搬送装置が図5、図6に示されており、更に、単一の昇降装置Aが図7乃至図12に示されている。
【0028】
そこで、理解を容易にするため、まず単一の昇降装置を図7乃至図12に基づいて説明するが、この昇降装置の基本的な構造は、固定の下部フロア7と可動のスライドステージ9(図11)とを備えた矩形の下部枠体Mと、固定の上部フロア8を備えた矩形の上部枠体Nと、下部枠体Mと上部枠体Nのコーナに上下端を回転自在に枢着して起立した四本の支柱3、4、5、6と、隣接する支柱3、5の間及び支柱4、6の間に設けた伸縮自在なブレス11、12と、上部フロア8と下部スライドステージ9との間に端部を回転自在に枢着した階段10とからなるものである。
【0029】
下部フロア7は、平面T字状に成形されており、正面の入口側に出入用開閉扉20と手摺21、22を備えている。
【0030】
上部フロア8は、図示のように平面T字状でも良く、あるいは前後方向に隙間Sがあれば平面L字状その他の形状であっても良い。
【0031】
単一の昇降装置を更に具体的に説明すると、この昇降装置は、図7〜図11に示すように左右一対の下部フレーム1a、1bと、各下部フレーム1a、1bの前側端部に枢着されて起立する左右一対の前側支柱3、4と、同じく各下部フレーム1a、1bの後側端部に枢着されて起立する左右一対の後側支柱5、6と、各右側の前後側支柱3、5と各左側の前後側支柱4、6の上部間に回転自在に枢着された左右一対の上部フレーム2a、2bとを備えている。
【0032】
各下部フレーム1a、1b間には平面T字状の下部フロア7が取付けられ、各上部フレーム2a、2b間には開口部を有する上部フロア8が取付けられている。
【0033】
右側前後の支柱3、5間と左側前後の支柱4、6間とには長さ調整自在なブレス11、12が枢着されている。
【0034】
下部フレーム1aと下部フロア7との間に前後方向スライド自在にスライドステージ9が取付けられており、スライドステージ9と上記上部フロア8の開口部近傍との間に上下端を枢着して架設した階段10が設けられている。
【0035】
図12に示すように、スライドステージ9はフロア9aと、フロア9aから起立する手摺9b、9cと、フロア9aの左右両側に設けローラ13、13とからなり、各ローラ13、13を下部フレーム1aと下部フロア7に形成した溝レール14、15内にスライド自在に嵌合させている。
【0036】
階段10は、左右一対の桁材10a、10bと、各桁材10a、10b間に回転自在に枢着した複数のステップ10cと、各桁材10a、10bの一方又は両方に基端を枢着して起立させた手摺10dとからなり、各桁材10a、10bの上端を上部フロア8に枢着し、下端をスライドステージ9のフロア9aの両側にそれぞれ枢着させている。
【0037】
図11に示すように、下部フロア7と上部フロア8とは前後方向に延びる足場板7a、8aと左右方向に延びる足場板7b、8bとで平面T字状に形成されて当該前後方向に延びる足場板7b、8bの右側に開口部Sを形成し、階段10を上記開口部Sに対応して配置させている。
【0038】
即ち、スライドステージ9から階段10を昇った作業者は開口部Sより上部フロア8の足場板8に移動し、更に前後方向に足場板8b上を進むことができる。
【0039】
上記単一の昇降装置は、図7〜図10に示すように、起立して使用できる。
【0040】
この場合、支柱3、4、5、6の基端がベースフレームVに枢着され、ブレス11、12がアウターチューブとインナーチューブとで長さ調整自在に構成され、立方体状に起立した時ブレス11、12の孔a、bにピンを挿入して固定し、このブレス11、12の立方体形状がくずれないようにし、この状態で作業現場において、作業者が階段10を昇降する。
【0041】
他方、単一の昇降装置を短い法面や傾斜面に沿わせて設置するときは図10に示すように、一方のブレス12を伸長し、他方のブレス11を圧縮して固定し、これにより支柱3、4、5、6が傾斜し、同時に階段10も法面等に沿って傾斜する。
【0042】
例えば、図10のように法面側たる後方に傾斜した時は上部フレーム2a、2bが右行し、この時階段10の上端も右行するからその下端がスライドステージ9を引張り込み、このスライドステージ9を点線位置から実線位置までスライドさせる。
【0043】
次に、図1〜図4に基づいて昇降タワーBについて説明すると、この昇降タワーBは上記単一の昇降装置Aを多段に組付けたものである。
【0044】
即ち、この昇降タワーBは単一の折り畳み自在な昇降装置Aを上方に向けて複数段着脱自在に結合させてなり、各単一の昇降装置Aは、固定の下部フロア7と可動のスライドステージ9とを備えた矩形の下部枠体Mと、固定の上部フロア8を備えた矩形の上部枠体Nと、下部枠体Mと上部枠体Nのコーナに上下端を回転自在に枢着して起立した四本の支柱3、4、5、6と、隣接する支柱3,5の間及び支柱4、6の間に設けた伸縮自在なブレス11、12と、上部フロア8と下部スライドステージ9との間に端部を回転自在に枢着した階段10とからなり、上段側昇降装置Aの各支柱4、5、6、7の下部を下段側昇降装置Aの各支柱4、5、6、7の上端に着脱自在に枢着させているものである。
【0045】
上記の昇降タワーBは、上記すでに説明した単一の昇降装置Aを順次上方に結合させたものであるが、下段の昇降装置Aと上段の昇降装置Aとの接続は図13に示すように上下の支柱同志を結合することによって達成する。
【0046】
例えば、下方の支柱3の上端に上方の支柱3の下部インロー部3aを差込み、下方の支柱3の上部とインロー部3aとに対向して穿設した孔32内にロックピン30を挿入して行うものである。
【0047】
この際孔の位置合わせを自動的に行えるように上側の支柱3の下部にストップ用のフランジ31を設け、このフランジ31が下方の支柱3の上端に当接した時ピン挿入孔の孔32が対向するようになっている。
【0048】
単一の昇降装置Aの具体的な構造は、すでに上記図7乃至図12に基づいて説明したので詳細は省略する。
【0049】
この昇降タワーBも上記と同じくベースフレームV上に回転自在に支持されている。
【0050】
最上段の昇降装置A上には上記と同じ上部フロア8を設けても良いが、図2、図4に示すスライド自在な張出しフロア8Aを使用しても良い。
【0051】
即ち、フロア8Aは、メインフロア80とこのメインフロア80内にスライド自在に挿入したサブフロア81とからなり、図2に示すように、昇降タワーBと作業位置Pとの間に隙間Qがある場合、サブフロア81を引き出して上端のメインフロア80から作業位置Pに作業者が移動できるようになっている。更に、昇降タワーBには吊り足場、張出し足場下を設置しても良い。
【0052】
昇降タワーBは、ビルディングや法面における作業位置が垂直で高い場合には図1、図2に示すようにベースV上に垂直に起立させ、作業者が各階段10を介して昇降する。
【0053】
他方、図3に示すように山岳、丘等の法面Xにおける諸作業を行う場合は一方の各ブレス12を伸長し、他方のブレス11を圧縮して位置決めしながら、昇降タワーB全体を法面Xに沿って傾斜し、支持脚Yで支えながら配置する。この場合には各階段10も傾斜し、この階段10に沿って作業者が昇降する。
【0054】
次に、上記の昇降タワーBを利用した搬送装置を図5、図6に基づいて説明する。
【0055】
この搬送装置は、昇降タワーBを作業者が昇降し、昇降タワーBに取付けた作業構台Bで機械を昇降させ、同時にこの作業構台B上で機械作業を行うものである。
【0056】
即ち、この搬送装置は、図5、図6、図14乃至図15に示すように、左右一対の折り畳み自在な昇降タワーB1、B2と、左側昇降タワーB1の右側面部と右側昇降タワーB2の左側面部とにそれぞれ結合した昇降レールC1、C2と、各昇降レールC1、C2にローラR、Rを介して昇降自在に結合した昇降用作業構台Dと、作業構台Dを昇降駆動する巻上装置Eとからなるものである。
【0057】
昇降タワーB1、B2は、すでに述べたように、単一の折り畳み自在な昇降装置Aを上方に向けて複数段着脱自在に結合させて構成され、各単一の昇降装置Aは固定の上部フロア7と可動のスライドステージ9とを備えた矩形の下部枠体Mと、固定の上部フロア8を備えた矩形の上部枠体Nと、下部枠体Mと上部枠体Nのコーナに上下端を回転自在に枢着して起立した四本の支柱3、4、5、6と、隣接する支柱3、5の間及び支柱4、6の間に設けた伸縮自在なブレス11、12と、上部フロア8と下部スライドステージ9との間に端部を回転自在に枢着した階段10とから構成されている。
【0058】
更に、昇降レールC1、C2が図5、図6に示すように、前後一対のガイドレール20、21から構成される。
【0059】
そして、作業構台Dが平行四辺形状の折り畳み自在な昇降フレーム22と、昇降フレーム22に結合した作業足場26及び手摺27とからなり、昇降フレーム22と巻上装置Eとの間とワイヤ29が架設されている。
【0060】
作業足場26には図14に示すようにサブフロア33が出入自在に取付けられている。
【0061】
左右一対の昇降フレーム22は図17に示すようにリンク23、24、25、26と、リンク25の上部に取付けた角度調整自在な引掛フレーム22aとからなり、引掛フレーム22aにワイヤ29が結合され、昇降フレーム22、22間に作業足場26が搭載され、巻上機Eの駆動で昇降フレーム22が上下動した時作業足場26も上下動する。
【0062】
図18に示すように、フレーム26にはストップピン35が設けられ、このストップピン35を昇降レールC1、C2におけるガイドレール20に設けた任意の孔36の孔に差し込むことにより昇降フレーム22と作業足場26からなる作業構台Dを所定の作業位置に停止させるようになっている。
【0063】
搬送装置は、昇降タワーB1、B2を垂直にベースV上に起立し、サポータ37、38、39で支えておくことにより、作業構台Dを垂直に昇降させることができる。
【0064】
他方、図6のように法面X上に沿って傾斜させ、この法面Xに沿って作業構台Dに搭載したアンカーボルト40等の機械41で法面Xにおける機械作業を行う。
【0065】
法面に凸凹がある場合には各昇降装置Aにおけるブレスの角度調整で各昇降装置Aの一つ一つの角度を変更にして法面Xの形状に沿うように全体の形状を調整する。法面Xに設置する方法はすでに図3で説明した場合と同じである。
【0066】
尚、図19に示すように、単一の昇降装置A又はこれを多段に組付けた昇降タワーBはブレス11、12をはずして折り畳むことができ、折り畳んだ状態でトラックTで輸送することができる。
【0067】
次に本発明の他の実施の形態に係る昇降装置を図20乃至図29にもとづいて説明する。
【0068】
先の図7等に示す昇降装置はあらかじめ工場で組立てておき、これを工事現場に輸送した後にクレーン等の作業機械で吊持して工事現場に設置するものであるが、図20乃至図29に示す昇降装置Tは各部品を作業現場でその都度組立てるものである。
【0069】
この実施の形態に係る昇降装置はクレーン等の作業機械を山岳等に搬送できず、機械作業が困難な場合にその都度作業者が法面に沿って昇降装置Tを組立てて配置させるものである。昇降装置Tは図20に示すように単一のものを法面に沿って多数上方に連結しても良く、図21乃至図28に示す単一のものを使用しても良く、あるいは図29、図30のように左右に二つ以上配置して使用しても良い。
【0070】
単一の昇降装置Tは図21〜図28に示すように前側と後側の各コーナ部に相対向して起立する四本の支柱40、41、42、43と、前側の支柱40、43間と後側支柱41、42間にそれぞれ着脱自在に架設した水平な前後の補強材49、50と、前側支柱40、43の上部と後側支柱41、42の上部との間に着脱自在に架設した水平な左右の補強部材51、52と、前側の支柱40、43と後側の支柱41、42との間にそれぞれ架設した斜めのブレス59、59と、前後の支柱40、41間と前後の支柱43、42間とにそれぞれ着脱自在に架設した斜めのブレス55、55と、上記左右の補強材51、52間に着脱自在と架設した足場板44、45、46A〜46Cと、上記足場板46Cの側部に下方に向けて着脱自在に取付けた階段54とからなるものである。
【0071】
上記の各部材はそれぞればらばらに工事現場まで搬送し、この現場で立方体状に組立てるものである。即ち、前後の各支柱40、41、42、43が軸方向に沿って複数のフランジFを備え、このフランジFを介して各補強材49、50の端部が着脱自在に結合される。
【0072】
同じく、足場板46A〜46Cが前後一対の足場板受け材52A,52Bに着脱自在に結合され、上記足場板受け材52A、52Bの両端部が左右の補強材51、52に着脱自在に結合され、更に上記一方の足場板受け材52Bに足場板46Cに隣接しながら階段54の上端部を着脱自在に結合させるものである。
【0073】
更に、後側支柱41、42に後方に向けてブラケット70と杭71を着脱自在に取付け、ブラケット70上にはね出し足場板を着脱自在に取付けるものである。以下更に詳しく説明する。
【0074】
各支柱40、41、42、43は上下に連結できるように、上部にソケットPを有し、下部にソケットPに差し込むインロー部Qを有している(図22)。図25に示すように前後の補強材49、50はフランジFに係止されるシュー49a、50aを有している。同じく左右の補強材51、52は両端にブラケット51a、52aを有し、このブラケット51a、52aを介してそれぞれ支柱40、41、42、43の上部にピン結合されている。
【0075】
左右の補強材51、52はそれぞれ側面に足場板取付け用の一対のブラケット60と金具61とが設けられ、これらのブラケット60と金具61にはそれぞれ前後一対の足場板44、45のフック44a、45aと足場板受材52A、52Bの端部が着脱自在に結合されている。
【0076】
足場板受材52A、52Bは側部にブラケット62A、62Bをそれぞれ有しており、一方のブラケット62A、62Bには前後方向に向いている足場板46A、46B、46Cの端部ブラケット63が着脱自在に引掛けられ、更に一方の足場板受材52Bにおけるブラケット62Bには階段54の上部フック54Aが着脱自在に引掛けられるようになっている。階段54の下部は点線Xで示すように、下段の昇降装置における足場板46A,46B上に載置されている。
【0077】
次に図26にしめすように、支柱40、41、42、43は二又のブラケットG1、G2を有し、左右のブレス55の両端部がこれらのブラケットG1、G2に対して斜め方向に向けて回転自在にピン結合させている。同じく、上記したように左右の補強材51、52の両端ブラケット51a、52aがかく支柱40、41、42、43の上部に設けたピン孔62に対して回転自在にピン結合している。
【0078】
上記のようにブレス55、55と補強材51、52とが回転自在に軸支されていることにより、支柱40、41、42、43が垂直に起立でき、又は任意の角度傾斜でき、これにより昇降装置T全体を工事現場たる法面の傾斜角度に沿って傾斜できるようになっている。階段54は桁材54Cと桁材54Cに回転自在に結合した多数のステップ54Bとフック54Aとを有し、更にこの階段54にはソケット63、64を介して手摺56の支柱56a、56bが着脱自在に差し込まれるようになっている。
【0079】
更に左右の補強材51、52には複数のソケット65、66。67が起立して設けられ、このソケット65〜67には足場板44、45、46A、46B、46Cに対応する手摺57、58が取付けられている。
【0080】
上記の単一の昇降装置Tは山岳、丘等の法面に対して作業者が手動でその都度組立てて設置する。しかし、法面は長くして傾斜しているので、図1のように下方から上方に向けて順次組立てながらかく支柱40、41、42、43を介して複数の単一の昇降装置Tを接続し、更にこの連結した全体の昇降装置と杭56を介して法面に固定し、その上で階段54を介して作業者が昇降しながら諸作業を行うものである。
【0081】
杭71はブラケット65を介して支柱41、42に固定されている。杭71は図27(a)(b)に示すように針状に形成して法面に差し込んでも良く、又は図27(c)に示すように先端にパッド71aを形成して法面に当接して荷重を担持するようにしても良い。
【0082】
はね出し足場板を支えるブラケット70は伸縮自在な水平材70aと水平材70aと支柱41との間に介在させた伸縮自在な斜材70bとからなり、法面に沿って昇降装置Tを傾斜した時水平材70aと斜材70bとを伸縮し、常に足場板が水平に保持できるようにしている。
【0083】
図29、図30は本発明の他の実施の形態に係り、これは横方向に二組単一の昇降装置T、Tを配置し、各昇降装置T、T間に渡り足場板67、68、69とブレス73を着脱自在に架設し、更に張出し足場板74を設けたものである。これは図20の実施の形態と実質的に同一であるが、法面の面積が大きそさ、作業現場の状況に応じて任意に単一の昇降装置Tわ横方向に連設し、各昇降装置T、T間を作業者が歩行できるようにしている
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果がある。
【0085】
1)各請求項1乃至10の発明によれば、単一の昇降装置が各支柱が枢着されていて折り畳み自在に構成され、且つ階段の上部が上部フロアに枢着され下部がスライド自在なスライドステージに枢着されているから、昇降装置、昇降タワー、搬送装置全体が垂直にもなり、傾斜させることもでき、ブレスをはずすことによりコンパクトに折り畳みすることもできる。
【0086】
2)同じく、傾斜した山岳、丘等の法面に沿って傾斜して配置でき、法面に沿って階段を昇降しながら諸作業を行うことができる。
【0087】
3)請求項8、9、10の搬送装置によれば、昇降タワー側の階段を介して法面に沿って作業者が昇降でき、又昇降レールを介して作業構台を法面に沿って昇降させることができ、作業構台に機械その他の設備を機械的に搬送でき、作業性が向上し、スピードアップ化を図れる。
【0088】
更に、法面の工事現場が山岳、丘の傾斜に沿って上方に延びる場合でも、搬送装置を継ぎ足したり、上方に盛替えることにより大がかりな足場をその都度組付けたり、解体する必要が無く、自由に機械の搬送と、作業者の昇降が可能となり、工事の単縮化が図れ、コストダウンを達成できる。
【0089】
4)請求項11乃至16の発明によれば単一の昇降装置を構成する部材をその都度着脱自在に結合しているので、クレーン等の機械を搬送したり、設置できない工事現場ではその現場で作業者が任意に組立て又は解体できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降タワーの正面図である。
【図2】昇降タワーの右側面図である。
【図3】昇降タワーを法面上に傾斜して配置した状態の右側面図である。
【図4】昇降タワーの平面図である。
【図5】搬送装置の正面図である。
【図6】搬送装置を法面上に傾斜して配置した状態の右側面図である。
【図7】単一の昇降装置の右側面図である。
【図8】図7の昇降装置の正面図である。
【図9】同じく背面図である。
【図10】昇降装置を傾斜させた状態の右側面図である。
【図11】図10の昇降装置の平面図である。
【図12】(a)スライドステージの拡大右側面図
(b)同じく縦断正面図である。
【図13】上下支柱の結合状態を示す一部切欠拡大正面図である。
【図14】作業構台の平面図である。
【図15】図14の正面図である。
【図16】昇降フレームの右側面図である。
【図17】昇降フレームが変形した時の右側面図である
【図18】(a)ガイドレールと昇降フレームの一部拡大平面図
(b)ガイドレールと昇降フレームの一部拡大右側面図である。
【図19】昇降タワーを折り畳んでトラックに搭載した状態の側面図である。
【図20】他の実施の形態に係る昇降装置の側面図である。
【図21】単一の昇降装置の平面図である。
【図22】図21の右側面図である。
【図23】図21の正面図である。
【図24】昇降装置を斜めに変形した右側面図である。
【図25】単一の昇降装置の分解平面図である。
【図26】単一の昇降装置の分解側面図である。
【図27】(a)(b)は杭の平面図、側面図
(c)は他の杭の側面図である。
【図28】(a)はブラケットの側面図である。
(b)は変形したブラケットの側面図である。
【図29】他の実施の形態に係る昇降装置の平面図である。
【図30】図29の正面図である。
【符号の説明】
A 昇降装置
B 昇降タワー
C1、C2 昇降レール
D 作業構台
E 巻上機
1a、1b 下部フレーム
2a,2b 上部フレーム
3,4,5,6 支柱
7 下部フロア
8 上部フロア
9 スライドステージ
10 階段
11、12 ブレス
20、21 ガイドレール
29 ワイヤ
40、41、42、43 支柱
49、50、51、52 補強材
55、59 ブレス
44、45、46A、46B、46C 足場板
54 階段

Claims (16)

  1. 固定の下部フロア7と可動のスライドステージ9とを備えた矩形の下部枠体Mと、固定の上部フロア8を備えた矩形の上部枠体Nと、下部枠体Mと上部枠体Nのコーナに上下端を回転自在に枢着して起立した四本の支柱3,4,5,6と、隣接する支柱3,5の間及び支柱4,6の間に設けた伸縮自在なブレス11,12と、上部フロア8と下部スライドステージ9との間に端部を回転自在に枢着した階段10とからなる昇降装置
  2. 左右一対の下部フレーム1a、1bと、各下部フレーム1a,1bの前側端部に枢着されて起立する左右一対の前側支柱3,4と、同じく各下部フレーム1a、1bの後側端部に枢着されて起立する左右一対の後側支柱5,6と、各前後側支柱3,5と各前後側支柱4,6の上部間に回転自在に枢着された左右一対の上部フレーム2a、2bと、各下部フレーム1a、1b間に取付けた平面T字状の下部フロア7と、各上部フレーム2a、2b間に取付けられた開口部を有する上部フロア8と、右側前後の支柱3,5間と左側前後の支柱4,6間とにそれぞれ枢着した長さ調整自在なブレス11、12と、一方の下部フレーム1aと下部フロア7との間に前後方向スライド自在に取付けたスライドステージ9と、スライドステージ9と上記上部フロア8の開口部近傍との間に上下端を枢着して架設した階段10とからなることを特徴とする昇降装置
  3. スライドステージ9がフロア9aと、フロア9aから起立する手摺9b、9cと、フロア9aの左右両側に設けローラ13,13とからなり、各ローラ13,13を下部フレーム1aと下部フロア7に形成した溝レール14,15内にスライド自在に嵌合させている請求項2に記載の昇降装置
  4. 階段が左右一対の桁材10a、10bと、各桁材10a、10b間に回転自在に枢着した複数のステップ10cと、各桁材10a、10bの一方又は両方に基端を枢着して起立させた手摺10dとからなり、各桁材10a、10bの上端を上部フロア8に枢着し、下端をスライドステージ9のフロア9aの両側にそれぞれ枢着させている請求項2又は3に記載の昇降装置
  5. 下部フロア7と上部フロア8とが前後方向に延びる足場板7a、8aと左右方向に延びる足場板7b、8bとで平面T字状に形成されて当該左右方向に延びる足場板7b、8bの右側に開口部Sを形成し、階段を上記開口部Sに対応して配置させている請求項2、3又は4に記載の昇降装置
  6. 単一の折り畳み自在な昇降装置Aを上方に向けて複数段着脱自在に結合させてなり、各単一の昇降装置Aは固定の下部フロア7と可動のスライドステージ9とを備えた矩形の下部枠体Mと、固定の上部フロア8を備えた矩形の上部枠体Nと下部枠体Mと上部枠体Nのコーナに上下端を回転自在に枢着して起立した四本の支柱3、4、5、6と、隣接する支柱3、5の間及び支柱4、6の間に設けた伸縮自在なブレス11、12と、上部フロア8と下部スライドステージ9との間に端部を回転自在に枢着した階段10とからなり、上段側昇降装置Aの各支柱4、5、6、7の下部を下段側昇降装置Aの各支柱4、5、6、7の上端に着脱自在に枢着させている昇降タワー
  7. 単一の折り畳み自在な昇降装置を上方に向けて複数段着脱自在に結合させてなり、各単一の昇降装置Aは左右一対の下部フレーム1a、1bと、各下部フレーム1a、1bの前側端部に枢着されて起立する左右一対の前側支柱3、4と、同じく各下部フレーム1a、1bの後側端部に枢着されて起立する左右一対の後側支柱5、6と、各前後側支柱3、5と各前後側支柱4、6の上部間に回転自在に枢着された左右一対の上部フレーム2a、2bと、各下部フレーム1a、1b間に取付けた平面T字状の下部フロア7と、各上部フレーム2a、2b間に取付けられ開口部を有する上部フロア8と、右側前後の支柱3、5間と左側前後の支柱4、6の間とにそれぞれ枢着した長さ調整自在なブレス11、12と、一方の下部フレーム1aと下部フロア7との間に前後方向スライド自在に取付けたスライドステージ9と、スライドステージ9と上部フロア8の開口部近傍との間に上下端を枢着して架設した階段10とからなり、下段側昇降装置Aの前側支柱の上端3、4と後側支柱5、6の上端にそれぞれ上段側昇降装置Aの前側支柱3、4の下部と後側支柱5、6の下部を着脱自在に枢着させていることを特徴とする昇降タワー
  8. 左右一対の折り畳み自在な昇降タワーB1、B2と、左側昇降タワーB1の右側面部と右側昇降タワーB2の左側面部とにそれぞれ結合した昇降レールC1、C2と、各昇降レールC1、C2にローラR、Rを介して昇降自在に結合した昇降用作業構台Dと、作業構台Dを昇降駆動する巻上装置Eとからなる搬送装置
  9. 昇降タワーB1、B2が単一の折り畳み自在な昇降装置Aを上方に向けて複数段着脱自在に結合させて構成され、各単一の昇降装置Aは固定の下部フロア7と可動のスライドステージ9とを備えた矩形の下部枠体Mと、固定の上部フロア8を備えた矩形の上部枠体Nと、下部枠体Mと上部枠体Nのコーナに上下端を回転自在に枢着して起立した四本の支柱3、4、5、6と、隣接する支柱3、5の間及び支柱4、6の間に設けた伸縮自在なブレス11、12と、上部フロア8と下部スライドステージ9との間に端部を回転自在に枢着した階段とから構成されている請求項8に記載の搬送装置
  10. 昇降レールC1、C2が前後一対のガイドレール20、21からなり、作業構台Dが平行四辺形状の折り畳み自在な昇降フレーム22と、昇降フレーム22に結合した作業足場26及び手摺27とからなり、昇降フレーム22と巻上装置Eとの間にワイヤ29が架設されている請求項9に記載の搬送装置
  11. 前側と後側の各コーナ部に相対向して起立する四本の支柱40、41、42、43と、前側の支柱40、43間と後側支柱41、42間にそれぞれ着脱自在に架設した水平な前後の補強材49、50と、前側支柱40、43の上部と後側支柱41、42の上部との間に着脱自在に架設した水平な左右の補強部材51、52と、前側の支柱40、43と後側の支柱41、42との間にそれぞれ架設した斜めのブレス59、59と、前後の支柱40、41間と前後の支柱43、42間とにそれぞれ着脱自在に架設した斜めのブレス55、55と、上記左右の補強材51、52間に着脱自在に架設した足場板44、45、46A〜46Cと、上記足場板46Cの側部に下方に向けて着脱自在に取付けた階段とからなる昇降装置
  12. 前後の各支柱40、41、42、43が軸方向に沿って複数のフランジFを備え、このフランジFを介して各補強材49、50の端部が着脱自在に結合されている請求項11の昇降装置
  13. 足場板46A〜46Cが前後一対の足場板受け材52A、52Bに着脱自在に結合され、上記足場板受け材52A、52Bの両端部が左右の補強材51、52に着脱自在に結合され、更に上記一方の足場板受け材52Bに足場板46Cに隣接しながら階段の上端部を着脱自在に結合している請求項11又は12の昇降装置
  14. 後側支柱41、42に後方に向けてブラケット70と杭71を着脱自在に取付け、ブラケット70上にはね出し足場板を着脱自在に取付けている請求項11、12又は13の昇降装置
  15. 単一の昇降装置Tがコーナ部の支柱40、41、42、43を介して上方に複数段着脱自在に結合され、各単一の昇降装置Tは前側と後側の各コーナ部に相対向して起立する四本の支柱40、41、42、43と、前側の支柱40、43と後側支柱41、42間にそれぞれ着脱自在に架設した水平な前後の補強材49、50と、前側支柱40、43の上部と後側支柱41、42の上部との間に着脱自在に架設した水平な左右の補強部材51、52と、前側の支柱40、43と後側の支柱41、42との間にそれぞれ架設した斜めのブレス59、59と、前後の支柱40、41間と前後の支柱43、42間とにそれぞれ着脱自在に架設した斜めのブレス55、55と、上記左右の補強材51、52間に着脱自在に架設した足場板44、45、46A〜46Cと、上記足場板46Cの側部に下方に向けて着脱自在に取付けた階段とからなる昇降装置
  16. 単一の昇降装置Tが左右二組配置され、各昇降装置T、T間に渡り足場板67、68、69が着脱自在に架設され、各昇降装置が前側と後側の各コーナ部に相対向して起立する四本の支柱40、41、42、43と、前側の支柱40、43間と後側支柱41、42間にそれぞれ着脱自在に架設した水平な前後の補強材49、50と、前側支柱40、43の上部と後側支柱41、42の上部との間に着脱自在に架設した水平な左右の補強材51、52と、前側の支柱40、43と後側の支柱41、42との間にそれぞれ架設した斜めのブレス59、59と、前後の支柱40、41間と前後の支柱43、42間にそれぞれ着脱自在に架設した斜めのブレス55、55と、上記左右の補強材51、52間に着脱自在に架設した足場板44、45、46A〜46Cと、上記足場板46Cの側部に下方に向けて着脱自在に取付けた階段とからなる昇降装置
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