JP4060407B2 - モ−タ−ヨ−ク用軟磁性ステンレス鋼板の製造方法 - Google Patents

モ−タ−ヨ−ク用軟磁性ステンレス鋼板の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステッピングモーターなどのモーターに用いられているステータヨークなどのヨーク用の材料として提供される軟磁性ステンレス鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ステッピングモーターには、ステータヨークなどのヨークを構成する材料として、電磁軟鉄(SUY)、ケイ素鋼板、Znめっき鋼板(SEC)などが用いられている。かかる鋼板は、熱間加工、冷間加工、熱処理などが施されており、この鋼板を打ち抜き、あるいはプレス加工することにより、モーターのヨークなどとして使用される。
【0003】
一般に、ステッピングモーターなどに用いるヨーク材の特性は、省電力化、高出力化のためには直流磁気特性ばかりでなく、実際のモータ駆動時における交流磁気特性が良いことが必要である。したがって、ステッピングモーターとして十分な出力トルクを得るためには、ヨークに用いる素材の特性として高い交流での磁束密度が必要となる。
【0004】
そこで、磁束密度が高く、かつ、耐食性に優れている軟磁性材料としてFe−Cr系合金が開発され、特開平5−255817、特開平8−47235、特開平8−120420などが開示されている。
【0005】
特開平5−255817は、Fe−Cr系合金にSiを添加し、Al、Tiを低減し、S、Oの含有量を制御することにより、磁気特性の向上を図っている。
【0006】
特開平8−47235は、Fe−Cr系合金にC,Si,Mn等の添加物を制御し、かつ、所定のF値を満たすように調整することにより、磁気特性の向上を図っている。
【0007】
特開平8−120420は、Fe−Cr系合金にC,Si,Mn等の添加物を制御し、かつ、所定のF値を満たすように調整した軟磁性ステンレス鋼について、F値に応じた条件下で磁気焼鈍を施すことにより、磁気特性の向上を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記開示された発明、例えば特開平5−255817では、モーターのヨークに使用するFe−Cr合金は、熱間圧延、冷間加工、熱処理等を施しステンレス鋼板とされた後、打ち抜き、または、プレス加工が施され所定のヨ−ク形状に加工される。しかし、圧延条件や熱処理条件によっては、鋼板の平坦度が保てなくなりヨーク形状の加工が困難となる場合がある。また、加工が可能な場合であっても、所望のヨ−ク形状や寸法精度が得られず、多くの不良品が発生したりモーター特性がばらつくなどという問題がおこっていた。
【0009】
このような場合には、平坦度の保てない鋼板にレベラー通板を施すことにより、鋼板の形状を矯正することになる。しかし、レベラー通板を行うことは、同時に鋼板に加工歪みを付与することになり、磁束密度が低下することになる。さらに、許容される平坦度の鋼板であっても、この鋼板の打ち抜きまたはプレス加工により成形されるヨークは、このプレス加工によって加えられた加工歪みによっても、ヨークの磁気特性は劣化する。 すなわち、プレス加工時に加えられた歪みが、ヨークの磁束密度の低下をもたらし、モータのトルクの低下を招く。つまり、上記Fe−Cr合金を用いた効果が十分に発揮し得ない。
【0010】
したがって、ヨーク形状に加工時に付与された加工歪みを除去し、ヨークの磁気特性を付与するため加工後に焼鈍を行う必要がある。通常、磁気焼鈍は、850℃〜1,150℃で、30分〜3時間もの長時間、水素雰囲気下、水素窒素雰囲気下あるいは真空下で行なわれる。磁気焼鈍は工程を煩雑化するとともに長時間を要するため、生産性の低下の原因となり消費財を要して生産コストの増大を招く。
【0011】
そこで、本発明の課題は、磁気焼鈍を施すことなく高い磁束密度を有し、かつ、加工性が良好なモーターヨーク用の軟磁性ステンレス鋼板を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、重量%で、C:0.04%以下、Si:0.1%〜3.0%、Mn:1.0%以下、P:0.04%以下、S:0.01%以下、Cr:8.0%〜18.0%、N:0.04%以下、Ni:1.0%以下、Al:5.0%以下、Ti:1.0%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼素材を、最終板厚まで冷間圧延後、仕上げ焼鈍を施した軟磁性ステンレス鋼板について、該軟磁性鋼板の急峻度が1.5%を越えた場合に、伸び率1%以内でレベラー通板を施すという構成を採用した。
【0013】
この構成によれば、各種モーターのヨークに最適な高い最大磁束密度Bmと優れた加工性とを兼ね備えた軟磁性ステンレス鋼を得ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
[成分元素]
本発明は、所定の加工を施した軟磁性ステンレス鋼板の急峻度が1.5%を越えた場合に、伸び率1%以内でレベラー通板を施すことを見いだした点に特徴を有するものであるが、軟磁性ステンレス鋼板各成分についてはそれぞれの理由により、その含有量が規制されなければならない。まず、本発明の対象となる鋼の成分元素について説明する。
【0015】
Cは、炭化物を形成しやすく磁気特性および耐食性を劣化させるため、0.04重量%以下に限定した。
【0016】
Siは、フェライト生成元素であり、そして、電気抵抗率を増加させ、交流での磁気特性を向上させるのに有効に作用する元素である。当該鋼において、フェライト単相組織を確保し、磁気特性を付与するためには0.1重量%を越える量で含有する必要がある。しかし、3.0重量%を越えると逆に磁束密度が低下するとともに、硬度が増加し加工性が劣化するため、打ち抜き、プレス成形が困難となる。したがって、Siの含有量は0.1重量%を越え3.0重量%以下に限定した。
【0017】
Mnは、製鋼時の脱酸に必要な元素であるが、磁気特性を劣化させるため上限を1.0重量%とした。
【0018】
Pは、磁気特性を劣化させる元素であり、その上限を0.04重量%以下とした。
【0019】
Sは、不純物元素であるSは硫化物を形成しやすく磁気特性を著しく劣化させる元素であるため低く抑える必要がある。したがって、上限を0.01重量%以下に限定した。
【0020】
Crは、本発明鋼の用途に必要な耐食性を確保するのに必要な元素であり、さらに、鋼の電気抵抗率を増加させ、交流での磁気特性の向上に寄与することから、8.0重量%以上含有する必要がある。しかし、Crを多量に含有させると磁束密度が低下するため、その上限を18.0重量%とした。
【0021】
Nは、Alなどと窒化物を形成して、磁気特性、耐食性を劣化させる元素であるため、その上限を0.04重量%とした。
【0022】
Niは、オーステナイト生成元素であり、磁気特性を劣化させるため、その上限を1.0重量%とした。
【0023】
Alは、鋼の脱酸剤として添加される元素であり、脱酸にともなって不純物を低減し、また、電気抵抗率を増加することにより磁気特性を向上させる。しかし、過剰に添加すると材料は脆くなり加工性が低下するため、上限を5.0重量%とした。
【0024】
Tiは、Crより安定に炭化物を形成するため、耐食性の改善に有効に寄与するとともに、磁気特性に有害なマルテンサイト相の生成を防止する。しかし、過剰に添加すると硬度が増加し加工性が悪くなるため、上限を1.0重量%とした。
【0025】
次に、レベラー通板伸び率と最大磁束密度、急峻度との関係を調査した。
【0026】
[レベラー通板伸び率と最大磁束密度との関係]
本発明者らは表1に示す本発明を満たす化学組成を有する鋼板を種々の伸び率でレベラー通板をおこない、周波数1000Hz、印加磁場10エルステッドの条件下での最大磁束密度Bmとレベラー通板時の伸び率との関係を調査した。
【0027】
ここで、周波数1000Hz、印加磁場10エルステッドの条件を選択した理由は、本発明の用途であるモーターは駆動周波数1000Hz程度、印加磁場10エルステッド以上にて使用される場合が多いからである。
【0028】
なお、Bmは、打ち抜き、プレスによる加工後に切削により磁気測定用リング試験片加工後、磁気焼鈍を施さずに測定した値である。
【0029】
図1に本試験結果を示す。Bmはレベラー通板時の伸び率の増加にともない低下する傾向を示す。レベラー通板を伸び率1%以内でおこなうことにより、モータが駆動するために必要な4000G以上のBmが得られることがわかる。
【0030】
すなわち、本発明者らは鋼板表面のレベラー通板時の伸び率を調整することにより、鋼板の形状、および、磁束密度を制御できることを見い出した。
【0031】
【表1】
Figure 0004060407
【0032】
[レベラー通板伸び率と急峻度との関係]
本発明において、表面の平坦度を表す指標として急峻度を採用した。
急峻度の定義:鋼板の表面平坦度を表す指標である。すなわち、レベラー通板後の供試鋼から1000mm×1000mmの大きさの試験片を採取し、その試験片を表面が平坦な定盤の上に置く。そして、定盤と鋼との接点間距離lおよび鋼板の最大高さhを測定して、その比を百分率で表示することにより急峻度を表した。
急峻度(%)= h/l×100
【0033】
この急峻度が大きいと、ヨーク形状の加工が困難となり、また、加工が可能な場合であっても、所望のヨ−ク形状や寸法精度が得られないことから、鋼板の急峻度が小さいことが要求される。通常、この急峻度が1.5%以内であれば、打ち抜き、プレス加工を行なう際には問題とはならない。
【0034】
しかし、鋼板加工時の圧延条件、焼鈍条件が微妙に変化するだけでも、急峻度は大きく変動しするため、急峻度が1.5%以内の鋼板を安定して製造するのは困難となっている。そのため、予期せずに急峻度が1.5%を越える鋼板が製造される場合が生じる。かかる場合は、鋼板の形状を矯正する手段としてレベラー通板が行われる。
【0035】
仕上げ焼鈍後の急峻度が2.2%の鋼板を用いて、種々の伸び率でレベラー通板を行い、急峻度の変化を調査した結果を図3に示した。
【0036】
図3に本試験結果を示す。急峻度はレベラー通板時の伸び率の増加にともない低下する傾向を示す。そして、鋼板の急峻度を1.5%以内にするためには、レベラー通板を伸び率0.05%以上でおこなうことが必要であることがわかる。したがって、レベラー通板を伸び率0.05%以上でおこなうことにより、急峻度が1.5%を越える鋼板を、1.5%以内の急峻度にすることができる。そして、かかる鋼板を用いてヨーク形状に加工するに際し、安定した打ち抜きプレス加工を施すことができる。
【0037】
なお、仕上げ焼鈍後の急峻度が1.5%以内場合は、そのままでも安定した打ち抜き、プレス加工を施すことができるので、レベラー通板をおこなう必要はない。
【0038】
以上の結果をまとめると、図1に示すレベラー通板の伸び率と最大磁束密度Bm(G)の関係から、レベラー通板の伸び率を1.0%以内することが望ましく、また、図3に示すレベラー通板の伸び率と急峻度の関係から、レベラー通板の伸び率を0.05%にすることが望ましい。したがって、この両方の関係を満たすこと、すなわち、伸び率を0.05%から1%とするレベラー通板を行うことにより、最適の磁束密度と良好な加工性とを同時に満たす鋼板を得られることがわかる。
【0039】
【実施例】
次に、本発明にしたがう軟磁性ステンレス鋼をヨークに適用したときの材料特性を実施例をあげて説明する。
【0040】
表2に示した化学成分値を有するステンレス鋼を、電気炉、転炉、脱ガス、連続鋳造工程を経て溶製し、厚さ200mmのスラブを得た。そして、そのスラブを熱間圧延、焼鈍酸洗を施した後冷間圧延おこない最終板厚0.8mmの軟磁性ステンレス鋼板を製造した。その後、この軟磁性ステンレス鋼板を950℃の温度で0分間の仕上げ焼鈍を施し、硝酸電解により酸洗した。そして、かかる鋼板について、表2に示す各伸び率にてレベラー通板をおこなったものを供試鋼板として、急峻度、最大磁束密度Bm、耐食性の材料特性評価を行なった。以下、本試験結果について説明する。なお、表2において、A1〜A5は、本発明に従う化学成分値をもつ鋼、B1〜B3は、鋼の化学成分またはレベラー通板の伸び率について規格値外の比較例である。
【0041】
[実施例1]
A1:本発明に従う化学成分値をもつ軟磁性ステンレス鋼板に、伸び率が0.30%のレベラー通板を施したもの。
【0042】
[実施例2]
A2:本発明に従う化学成分値をもつ軟磁性ステンレス鋼板に、レベラー通板を施さなかったもの。
【0043】
[実施例3]
A3:本発明に従う化学成分値をもつ軟磁性ステンレス鋼板に、伸び率が0.35%のレベラー通板を施したもの。
【0044】
[実施例4]
A4:本発明に従う化学成分値をもつ軟磁性ステンレス鋼板に、伸び率が0.45%のレベラー通板を施したもの。
【0045】
[実施例5]
A5:本発明に従う化学成分値をもつ軟磁性ステンレス鋼板に、伸び率が0.50%のレベラー通板を施したもの。
【0046】
[比較例1]
B1:化学成分のうちPを本発明の規格値以上に含み、かつ、Crを規格値以下に含む軟磁性ステンレス鋼板に伸び率が0.50%のレベラー通板を施したもの。
【0047】
[比較例2]
B2:Crを本発明の規格値以上に含む軟磁性ステンレス鋼板に、伸び率が0.50%のレベラー通板を施したもの。
【0048】
[比較例3]
B3:本発明に従う化学成分値をもつ軟磁性ステンレス鋼板に、本発明の規格値以上の伸び率1.40%のレベラー通板を施したもの。
【0049】
【表2】
Figure 0004060407
【0050】
次に、各供試鋼板について、急峻度、最大磁束密度Bm、耐食性の材料特性評価の結果について説明する。
【0051】
[試験例1]
(急峻度)
前記した急峻度の測定方法により、レベラー通板後の急峻度を測定した。
【0052】
[試験例2]
(最大磁束密度Bm)
各供試鋼板から切削加工により外径45mm内径33mmの磁気測定用リング試験片を採取した。その後、周波数1000Hz、印加磁場10エルステッドの条件下で磁気測定をおこないBmを評価した。
【0053】
[試験例3]
(耐食性)
耐食性の評価は、JlSZ2371に準拠した24時間の塩水噴霧試験により耐食性を評価した。評価は目視判定によりおこない、ほとんど錆が発生しないものを耐食性が良好な○とし、面積率で10%以上の錆が発生したものを耐食性が不良な×とした。
【0054】
表3に以上の調査結果を示す。各供試鋼板A1〜A5は本発明の化学組成を有し、かつ、本発明の範囲内の伸び率によりレベラー通板を施したので、急峻度が1.5%以下と形状に優れ、Bmが4000G以上と優れた磁気特性を示し、かつ耐食性も良好な軟磁性ステンレス鋼板が得られた。
【0055】
これに対して、比較例であるB1は、レベラー通板時の伸び率が本発明の範囲内にあるので急峻度は1.5%以内となる。Cr量とP量が5.04重量%と本発明範囲より少ないことから最大磁束密度Bmが3200Gと低くなり、また、Cr量が少ないことより耐食性も不良となった。
【0056】
B2は、Cr量が20.01重量%と本発明の範囲より含有量が多いので、最大磁束密度Bmが3600Gと低いものとなった。
【0057】
B3は、レベラー通板時の伸び率が1.40%と本発明の範囲外にあるため最大磁束密度Bmが2800Gと低いものとなった。
【0058】
【表3】
Figure 0004060407
【0059】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、鋼板のプレス加工後に磁気焼鈍を施すことなく、最適な最大磁束密度Bmと優れた加工性とを兼ね備えたステッピングモーターのヨーク用軟磁性ステンレス鋼板を得ることができる。その結果、大幅な生産性向上を図ることができ、安価なヨークを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】周波数1000Hz、印加磁場10エルステッドの条件下での最大磁束密度Bmとレベラー通板時の伸び率との関係を示した図。
【図2】急峻度を説明するための図。
【図3】仕上げ焼鈍後の急峻度が2.2%の鋼板を種々の伸び率でレベラー通板した後の急峻度を示した図。

Claims (1)

  1. 重量%で、C:0.04%以下、Si:0.1%〜3.0%、Mn:1.0%以下、P:0.04%以下、S:0.01%以下、Cr:8.0%〜18.0%、N:0.04%以下、Ni:1.0%以下、Al:5.0%以下、Ti:1.0%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼素材を、最終板厚まで冷間圧延後、仕上げ焼鈍を施した軟磁性ステンレス鋼板について、
    該軟磁性ステンレス鋼板の急峻度が1.5%を越えた場合に、伸び率1.0%以内でレベラー通板を施すことを特徴とする軟磁性ステンレス鋼板の製造方法。
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