JP4059719B2

JP4059719B2 - Golf ball

Info

Publication number: JP4059719B2
Application number: JP2002206892A
Authority: JP
Inventors: 路彦杉浦
Original assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Current assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date: 2002-07-16
Filing date: 2002-07-16
Publication date: 2008-03-12
Anticipated expiration: 2022-07-16
Also published as: JP2004049268A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、識別性が優れたゴルフボールであって、断面形状が異なる少なくとも２種類のディンプルが複数形成されたゴルフボールに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、ディンプルの形状および配置を適切にすることにより、空気力学的特性が向上し、ゴルフボールの飛翔性能が向上することが知られており、ゴルフボールの飛翔性能を向上させるために、ディンプルの配置パターン、ならびにディンプルの平面形状および断面形状などを種々変化させたものが種々提案されている（特開平１１−５７０６号公報および特開２００１−１７０２１２号公報など）。
【０００３】
一方、ゴルフプレー中、自分の打ったゴルフボールを他のゴルファが打ったゴルフボールに対して容易に識別できることは重要なことである。一般にゴルフボールには、商品名もしくはブランド名などのロゴ、または番号が表記されており、プレー中、自分のゴルフボールを識別することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ゴルフプレー中、打ち出したゴルフボールはゴルフボールのロゴの部分が必ずしも見える位置で停止するとは限らない。このため、他人のゴルフボールを誤って打ってしまう虞がある。他人のゴルフボールを打つことは、ルール上禁止されており、罰則が与えられる。このため、他人のゴルフボールと自分のゴルフボールとを容易に識別できることが望まれている。特に、数ｍ離れた場所から一見して自分のゴルフボールであることを識別できることが望ましい。また、従来のゴルフボールにおいては、飛距離などの特性について考慮されているものの、識別性を向上させたゴルフボールはない。
【０００５】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、識別性が優れたゴルフボールを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の態様は、断面形状が異なる第１のディンプルおよび第２のディンプルの２種類によって複数のディンプルが形成されたゴルフボールであって、前記第１のディンプルは、この第１のディンプルの深さ方向に略直線的に変化する側面部と、前記側面部と角部を介して接続される平面からなる底面部とを有し、第２のディンプルは、断面形状が滑らかな曲線形状であり、前記第１のディンプルは、球面多角形の各辺に沿って配置されるとともに、この球面多角形内を埋め尽くすように配置されていることを特徴とするゴルフボールを提供するものである。
【０００７】
この場合、前記第１のディンプルは、前記深さ方向に対する前記側面部の傾斜角度が０乃至３０°であることが好ましい。
また、前記側面部と前記底面部との前記第１のディンプルの開口部側のなす角度が９０°乃至１２０°であることが好ましい。
【０００８】
また、前記球面多角形は、例えば、球面３角形、球面４角形、球面５角形または球面６角形である。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るゴルフボールについて、添付の図面を基に詳細に説明する。図１は、本発明の実施形態に係るゴルフボールを示す模式的平面図、図２は、図１の模式的側面図である。図１および図２においては、後述する第１のディンプル１２を◎で示し、第２のディンプル１３を○で示す。
【００１０】
本実施形態のゴルフボール１０は、断面形状が異なる少なくとも２種類のディンプルが表面に形成されているものである。図１および図２に示すように、ゴルフボール１０の表面に第１のディンプル１２および第２のディンプル１３が形成されており、それぞれ断面形状が異なるとともに、第１のディンプル１２が所定のパターンで配置されている。
図１および図２に示すように、第１のディンプル１２は、例えば球面５角形３０の辺上に位置するように規則的に配置されている。第２のディンプル１３は、第１のディンプル１２が配置されていない領域を埋めるようにして配置されている。
【００１１】
図２に示すように、ゴルフボール１０は、上部１１ａと下部１１ｂに分割されて成形されるので、そのつなぎ目Ｌが生じる。上部１１ａには、例えば、球面５角形３０状に配置された第１のディンプル１２群が、天井部に設けられるとともに、上部１１ａの側面部に、等間隔で５箇所、合計６箇所に設けられている。
また、下部１１ｂにも、同様に球面５角形３０状に配置された第１のディンプル１２群が、上部１１ａの天井部に対向する位置に設けられている。さらに下部１１ｂには、上部１１ａの側面部に設けられた第１のディンプル１２群の間に整合する位置に、第１のディンプル１２群が設けられており、下部１１ｂにも合計６個の第１のディンプル１２群が設けられている。このように、本実施形態のゴルフボール１０には、合計１２個の第１のディンプル１２群が設けられている。
【００１２】
図３は、本発明の実施形態の第１のディンプルの配置パターンの変形例を示す模式図である。図３においては、球面５角形３０状に配置される第１のディンプル１２および第２のディンプル１３だけを示し、それ以外のディンプルについては、図示を省略する。なお、図３においても、第１のディンプル１２を◎で示し、第２のディンプル１３を○で示す。
本実施形態においては、球面５角形３０の辺上に第１のディンプル１２を配置したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、図３に示すように、球面５角形３０の各頂点に第１のディンプル１２を配置し、それ以外の辺上に第２のディンプル１３を配置してもよい。さらに、球面５角形３０で囲まれる領域を第１のディンプル１２で埋め尽してもよい。
【００１３】
図４は、図１に示す第１のディンプル１２の断面図であり、図５は、図１に示す第２のディンプル１３の断面図である。
図４に示すように、第１のディンプル１２は、側面部１４と底面部１６とを有する。側面部１４は、この第１のディンプル１２の深さ方向に略直線的に変化するものである。底面部１６は、例えば、第１のディンプル１２の中心とゴルフボール１０の中心とを貫く線における接平面である。側面部１４と底面部１６とは所定の曲率を有する角部１８を介して接続されている。上述のように、側面部１４および底面部１６とは、所定の曲率を有する角部１８を介して接続されてもよいが、識別性の点から、側面部１４と底面部１６とが直接接続されている、すなわち、角部１８が角張っていることが好ましい。
【００１４】
本実施形態においては、第１のディンプル１２の深さ方向に対する側面部１４の傾斜角度α（図４参照）は、０乃至３０°とすることが好ましい。より好ましくは、傾斜角度αは５°乃至２５°であり、更に好ましくは、傾斜角度αは１０°乃至２０°である。本実施形態においては、傾斜角度αを０乃至３０°とすることにより、ゴルフボールの識別性をより一層向上させることが可能となる。
【００１５】
また、本実施形態においては、側面部１４と底面部１６との開口部側のなす角度β（図４参照）は、９０°乃至１２０°とすることが好ましい。より好ましくは、角度βは９５°乃至１１５°であり、更に好ましくは、角度βは１００°乃至１１０°である。本実施形態においては、角度βを９０°乃至１２０°とすることにより、ゴルフボールの識別性をより一層向上させることが可能となる。
【００１６】
さらに、本実施形態においては、第１のディンプル１２の深さＤ（図４参照）は０．０５乃至０．２５ｍｍであることが望ましい。より望ましくは、第１のディンプル１２の深さＤは、０．１乃至０．２ｍｍとする。本実施形態においては、第１のディンプル１２の深さＤを０．０５乃至０．２５ｍｍとすることにより、適度な弾道を得ることが可能となる。
【００１７】
なお、本発明における上述の数値限定は、実際のゴルフボールの他に、ゴルフボールの設計値でもよく、本発明におけるゴルフボールは、この設計値に基づいて設計された金型により製造されたゴルフボールにも適用される。さらに、この金型により製造されたゴルフボールに研磨が施されたもの、更には研磨後、塗装が施されたものにも適用される。例えば、傾斜角度α、角度β、第１のディンプル１２の深さＤを上記数値範囲内で設計値として設計したゴルフボールを製造し、この製造されたゴルフボールを研磨し、塗装することによって、傾斜角度α、角度β、第１のディンプル１２の深さＤが上記数値範囲から外れるものであっても、傾斜角度α、角度β、第１のディンプル１２の深さＤが実質的に上記数値範囲内にあるゴルフボールとして扱う。
【００１８】
図５に示すように、第２のディンプル１３は、内周面１５が略円弧状のものであり、角部がない。第２のディプル１３の断面形状は、特に限定されるものではなく、滑らかな曲線形状であればよい。この滑らかな曲線形状とは、真円、楕円またはベジェ曲線などの公知の滑らかな曲線で形成される形状のことであり、滑らかであれば、部分的に凸な部分があってもよい。なお、第１のディンプル１２のゴルフボール１０におけるディンプルの総数に対する比率（個数比率）は１０乃至５０％であることが好ましい。
【００１９】
図６（ａ）乃至（ｃ）は、本発明の実施形態に係るゴルフボールにおける第１のディンプルの配置の変形例を示す模式図であって、（ａ）は球面３角形状に配置されたものを示し、（ｂ）は球面４角形状に配置されたものを示し、（ｃ）は球面６角形状に配置されたものを示す。なお、図６（ａ）乃至（ｃ）においても、第１のディンプル１２を◎で示し、第２のディンプル１３を○で示す。
本実施形態においては、第１のディンプル１２の配置パターンは特に限定されるものではなく、所定のパターンとなるように配置されていればよい。例えば、図６（ａ）乃至（ｃ）に示すように、球面３角形３２、球面４角形３４および球面６角形３６の少なくとも各頂点に第１のディンプル１２を配置すればよい。
この場合でも、球面３角形３２、球面４角形３４および球面６角形３６の各辺に沿って、第１のディンプル１２を配置してもよく、更に球面３角形３２、球面４角形３４および球面６角形３６で囲まれる領域を埋め尽くすように、第１のディンプル１２を配置してもよい。
このような配置パターンは、少なくとも６ヶ所設けられていればよい。配置パターンを少なくとも６ヶ所設けることにより、ゴルフボール１０の識別性をより一層向上させることができる。
【００２０】
図７は、本発明の実施形態に係るゴルフボールを示す平面図であって、ゴルフボール１０の中心に光を紙面に垂直な方向から照射した状態を示すものであり、図１に対応するものである。図４に示すように、本実施形態においては、第１のディンプル１２について、側面部１４、底面部１６および角部１８を設け、さらに側面部１４の傾斜角度α、および側面部１４と底面部１６とのなす角度βを規定している。これにより、図７に示すように、第１のディンプル１２は、第２のディンプル１３と比較して、陰影が生じやすくなり、第２のディンプル１３と識別できる。そして、この第１のディンプル１２を、例えば球面５角形の頂点の位置に配置することにより、ゴルフボール１０の表面に球面５角形のパターンが生じる。
【００２１】
図８は、従来のゴルフボールを示す平面図であって、図７と同様にゴルフボール４０の中心に光を紙面に垂直な方向から照射した状態を示すものである。図８に示すように、従来のゴルフボール４０は、全て断面形状が同じディンプル４２からなるものである。
図７に示す本実施形態のゴルフボール１０と、図８に示す従来のゴルフボール４０とを比較した場合、本実施形態のゴルフボール１０は、その中心および縁部に球面５角形のパターンが出現し、従来のゴルフボール４０は、その表面に特定のパターンが出現しない。このように、本実施形態のゴルフボール１０は、その中心および縁部に球面５角形のパターンが識別できるので、本実施形態のゴルフボール１０を一見して容易に識別できる。
【００２２】
また、本実施形態においては、側面部１４を一面で形成したが、これに限定されるものではなく、側面部１４を屈曲させて多面からなるものとしてもよい。
さらに、底面部１６を接平面としたが、これに限定されるものでもなく、平面、斜面および球面としてもよい。
【００２３】
また、ゴルフボールは、表面に塗装が施されて使用されている。本実施形態における角部１８は、ゴルフボール１０の表面に塗装が施された状態に相当するものであり、塗装が施されていても、第１のディンプル１２と第２のディンプル１３とは判別可能である。さらに、従来のゴルフボール４０とも識別可能である。
【００２４】
また、本実施形態の変形例に示すように、配置パターンの種類を多くすることにより、ゴルフボールの識別をより一層容易にすることができる。さらに、ゴルフボール表面に設けられるロゴ、または商品名と組み合わせることにより、更に一層容易にゴルフボールを識別することができる。
【００２５】
なお、本発明のゴルフボールにおいては、構造は特に限定されるものではなく、糸巻き構造、ワンピース構造、ツーピース構造、またはスリーピース構造など種々の構造のものとすることができる。
【００２６】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、本発明の範囲から外れる比較例と比較して具体的に説明する。
図９は、本発明の実施例のゴルフボールを示す模式的平面図、図１０は、図９の模式的側面図である。図９および図１０に示す実施例のゴルフボール１０ａは、図１および図２に示す本発明の実施形態のゴルフボール１０と比較して、第１のディンプル１２が球面５角形３０の頂点にだけ配置されている点が異なり、それ以外の構成は、図１および図２に示す本発明の実施形態のゴルフボール１０と同様であるのでその詳細な説明は省略する。実施例のゴルフボール１０ａにおける第１のディンプル１２の断面形状は、傾斜角度αが１５°および角度βが１０５°であり、第２のディンプル１３の断面形状は、単一円弧形状である。
また、図１１は、本発明の比較例のゴルフボールを示す模式的平面図、図１２は、図１１の模式的側面図である。図１１および図１２に示す比較例のゴルフボール４０ａは、図１および図２に示す本発明の実施形態のゴルフボール１０と比較して、全てのディンプル４２の断面形状が同じであり、その断面形状が単一円弧形状である点が異なり、それ以外の構成は、図１および図２に示す本発明の実施形態のゴルフボール１０と同様であるのでその詳細な説明は省略する。
【００２７】
図９および図１０に示す実施例のゴルフボール、図１１および図１２に示す比較例のゴルフボール、およびＨ／Ｓボール（商品名：横浜ゴム株式会社製）を用いて、実施例および比較例のゴルフボールの識別性について調べた。
識別性については、実施例のゴルフボールとＨ／Ｓボールとの組合せ、および比較例のゴルフボールとＨ／Ｓボールとの組合せにおいて、フェアーウェイ（芝の長さ１５ｍｍ）およびラフ（芝の長さ３５ｍｍ）に各ゴルフボールを５個ずつ合計１０個置いて、３ｍ離れた位置から、実施例または比較例のゴルフボール１０ａ、４０ａが識別可能であるか否かを実験した。
実施例または比較例のゴルフボール１０ａ、４０ａを識別できたか否かは、フェアーウェイまたはラフに置かれた合計１０個のゴルフボールについて、３ｍ離れた位置から実施例のゴルフボールとＨ／Ｓボールとを５個ずつにわけられるか、または比較例のゴルフボールとＨ／Ｓボールとを５個ずつにわけられるかによって判断した。この識別性の試験を１０人の試験者がフェアーウェイおよびラフについてそれぞれ行った。この結果、１０人中識別できた人数を下記表１に示す。
【００２８】
【表１】

【００２９】
上記表１に示すように、実施例のゴルフボールは、フェアーウェイでは１０人中９人が識別でき、ラフでは１０人中８人が識別できた。一方、比較例のゴルフボールは、フェアーウェイおよびラフのいずれにおいても全く識別することができなかった。
【００３０】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、断面形状が異なる第１のディンプルおよび第２のディンプルの２種類によって複数のディンプルを形成し、これらのディンプルのうち、第１のディンプルを、この第１のディンプルの深さ方向において略直線的に変化する側面部と、この側面部と角部を介して接続される平面からなる底面部とを有するものとし、第２のディンプルを断面形状が滑らかな曲線形状であるものとして、更に第１のディンプルを球面多角形の各辺に沿って配置するとともに、この球面多角形内を埋め尽くすように配置することにより、第１のディンプルに陰影が生じて第２のディンプルと識別できるとともに、所定のパターン形状で第１のディンプルを識別できる。このため、一見してゴルフボールを識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係るゴルフボールを示す模式的平面図である。
【図２】図１の模式的側面図である。
【図３】本発明の実施形態の第１のディンプルの配置パターンの変形例を示す模式図である。
【図４】図１に示す第１のディンプル１２の断面図である。
【図５】図１に示す第２のディンプル１３の断面図である。
【図６】本発明の実施形態に係るゴルフボールにおける第１のディンプルの配置の変形例を示す模式図であって、（ａ）は球面３角形状に配置されたものを示し、（ｂ）は球面４角形状に配置されたものを示し、（ｃ）は球面６角形状に配置されたものを示す。
【図７】本発明の実施形態に係るゴルフボールを示す平面図である。
【図８】従来のゴルフボールを示す平面図である。
【図９】本発明の実施例のゴルフボールを示す模式的平面図である。
【図１０】図９の模式的側面図である。
【図１１】本発明の比較例のゴルフボールを示す模式的平面図である。
【図１２】図１１の模式的側面図である。
【符号の説明】
１０、１０ａ、４０、４０ａゴルフボール
１１ａ上部
１１ｂ下部
１２第１のディンプル
１３第２のディンプル
１４側面部
１５内周面
１６底面部
１８角部
３０球面５角形
３２球面３角形
３４球面４角形
３６球面６角形
４２ディンプル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a golf ball having excellent discrimination, and relates to a golf ball in which a plurality of at least two types of dimples having different cross-sectional shapes are formed.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, it has been known that by appropriately designing and arranging the dimples, the aerodynamic characteristics are improved and the flying performance of the golf ball is improved. In order to improve the flying performance of the golf ball, the dimple is used. There are various proposals in which the arrangement pattern of the dimples and the planar shape and cross-sectional shape of the dimples are variously changed (Japanese Patent Laid-Open Nos. 11-5706 and 2001-170212).
[0003]
On the other hand, during golf play, it is important to be able to easily identify the golf ball hit by one another with respect to golf balls hit by other golfers. Generally, a golf ball has a logo such as a product name or a brand name or a number, and can identify the golf ball during play.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, during golf play, the launched golf ball does not always stop at a position where the logo portion of the golf ball can be seen. For this reason, there is a risk of hitting another person's golf ball by mistake. It is prohibited by the rules to hit another person's golf ball, and a penalty is given. For this reason, it is desired that another person's golf ball and his golf ball can be easily identified. In particular, it is desirable that the golf ball can be identified at a glance from a place several meters away. In addition, in the conventional golf ball, although characteristics such as a flight distance are taken into consideration, there is no golf ball with improved discrimination.
[0005]
The present invention has been made in view of such problems, and an object thereof is to provide a golf ball having excellent discrimination.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an aspect of the present invention is a golf ball in which a plurality of dimples are formed by two types of first dimples and second dimples having different cross-sectional shapes, wherein the first dimples are The first dimple has a side surface portion that changes substantially linearly in the depth direction, and a bottom surface portion that is a plane connected to the side surface portion via a corner portion, and the second dimple has a cross-section. The golf course has a smooth curved shape, and the first dimples are arranged along each side of the spherical polygon and are arranged so as to fill the inside of the spherical polygon. The ball is provided.
[0007]
In this case, the first dimple preferably has an inclination angle of the side surface portion with respect to the depth direction of 0 to 30 °.
Further, it is preferable that an angle formed between the side surface portion and the bottom surface portion on the opening side of the first dimple is 90 ° to 120 °.
[0008]
The spherical polygon is, for example, a spherical triangle, a spherical quadrangle, a spherical pentagon, or a spherical hexagon.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, golf balls according to embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a schematic plan view showing a golf ball according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a schematic side view of FIG. In FIG. 1 and FIG. 2, the first dimple 12 described later is indicated by ◎, and the second dimple 13 is indicated by ◯.
[0010]
The golf ball 10 of the present embodiment has at least two types of dimples having different cross-sectional shapes formed on the surface. As shown in FIGS. 1 and 2, a first dimple 12 and a second dimple 13 are formed on the surface of the golf ball 10, and each has a different cross-sectional shape, and the first dimple 12 has a predetermined pattern. Has been placed.
As shown in FIGS. 1 and 2, the first dimples 12 are regularly arranged so as to be positioned on the sides of the spherical pentagon 30, for example. The second dimple 13 is arranged so as to fill a region where the first dimple 12 is not arranged.
[0011]
As shown in FIG. 2, the golf ball 10 is divided into an upper part 11a and a lower part 11b, and thus a joint L is generated. In the upper part 11a, for example, a first group of dimples 12 arranged in a spherical pentagon 30 shape is provided on the ceiling part, and is provided on the side face part of the upper part 11a at five equal intervals, for a total of six places. ing.
Similarly, a first dimple 12 group arranged in a spherical pentagon 30 shape is provided at the lower portion 11b at a position facing the ceiling portion of the upper portion 11a. Further, the lower portion 11b is provided with the first dimple 12 group at a position aligned with the first dimple 12 group provided on the side surface portion of the upper portion 11a. One dimple 12 group is provided. Thus, the golf ball 10 of the present embodiment is provided with a total of 12 first dimples 12 group.
[0012]
FIG. 3 is a schematic diagram showing a modified example of the arrangement pattern of the first dimples according to the embodiment of the present invention. In FIG. 3, only the first dimple 12 and the second dimple 13 arranged in a spherical pentagon 30 shape are shown, and illustration of the other dimples is omitted. In FIG. 3 also, the first dimple 12 is indicated by ◎ and the second dimple 13 is indicated by ○.
In the present embodiment, the first dimple 12 is disposed on the side of the spherical pentagon 30, but the present invention is not limited to this. For example, as shown in FIG. 3, the first dimple 12 may be arranged at each vertex of the spherical pentagon 30 and the second dimple 13 may be arranged on the other side. Further, the region surrounded by the spherical pentagon 30 may be filled with the first dimple 12.
[0013]
4 is a cross-sectional view of the first dimple 12 shown in FIG. 1, and FIG. 5 is a cross-sectional view of the second dimple 13 shown in FIG.
As shown in FIG. 4, the first dimple 12 has a side surface portion 14 and a bottom surface portion 16. The side surface portion 14 changes substantially linearly in the depth direction of the first dimple 12. The bottom surface portion 16 is, for example, a tangential plane along a line passing through the center of the first dimple 12 and the center of the golf ball 10. The side surface portion 14 and the bottom surface portion 16 are connected via a corner portion 18 having a predetermined curvature. As described above, the side surface portion 14 and the bottom surface portion 16 may be connected via the corner portion 18 having a predetermined curvature, but from the viewpoint of discrimination, the side surface portion 14 and the bottom surface portion 16 are directly connected. That is, it is preferable that the corner 18 is angular.
[0014]
In the present embodiment, the inclination angle α (see FIG. 4) of the side surface portion 14 with respect to the depth direction of the first dimple 12 is preferably 0 to 30 °. More preferably, the inclination angle α is 5 ° to 25 °, and still more preferably, the inclination angle α is 10 ° to 20 °. In the present embodiment, the golf ball discriminability can be further improved by setting the inclination angle α to 0 to 30 °.
[0015]
In the present embodiment, it is preferable that the angle β (see FIG. 4) formed between the side surface portion 14 and the bottom surface portion 16 on the opening side is 90 ° to 120 °. More preferably, the angle β is 95 ° to 115 °, and more preferably the angle β is 100 ° to 110 °. In the present embodiment, the discrimination of the golf ball can be further improved by setting the angle β to 90 ° to 120 °.
[0016]
Furthermore, in the present embodiment, the depth D (see FIG. 4) of the first dimple 12 is preferably 0.05 to 0.25 mm. More preferably, the depth D of the first dimple 12 is 0.1 to 0.2 mm. In the present embodiment, an appropriate trajectory can be obtained by setting the depth D of the first dimple 12 to 0.05 to 0.25 mm.
[0017]
The above numerical limitation in the present invention may be a design value of a golf ball in addition to an actual golf ball, and the golf ball in the present invention is manufactured by a mold designed based on this design value. It also applies to balls. Furthermore, the present invention is also applicable to a golf ball manufactured with this mold, which has been polished, and further, which has been coated after polishing. For example, by manufacturing a golf ball designed with the inclination angle α, the angle β, and the depth D of the first dimple 12 as a design value within the above numerical range, by polishing and coating the manufactured golf ball, Even if the inclination angle α, the angle β, and the depth D of the first dimple 12 are out of the numerical range, the inclination angle α, the angle β, and the depth D of the first dimple 12 are substantially the above numerical values. Treat as a golf ball within range.
[0018]
As shown in FIG. 5, the second dimple 13 has an inner peripheral surface 15 that is substantially arc-shaped and has no corners. The cross-sectional shape of the second dimple 13 is not particularly limited as long as it is a smooth curved shape. The smooth curved shape is a shape formed by a known smooth curve such as a perfect circle, an ellipse, or a Bezier curve, and if it is smooth, there may be a partially convex portion. The ratio (number ratio) of the first dimple 12 to the total number of dimples in the golf ball 10 is preferably 10 to 50%.
[0019]
FIGS. 6A to 6C are schematic views showing modified examples of the arrangement of the first dimples in the golf ball according to the embodiment of the present invention, and FIG. 6A is arranged in a spherical triangular shape. (B) shows what is arranged in a spherical quadrangular shape, and (c) shows what is arranged in a spherical hexagonal shape. In FIGS. 6A to 6C, the first dimple 12 is indicated by “◎” and the second dimple 13 is indicated by “◯”.
In the present embodiment, the arrangement pattern of the first dimples 12 is not particularly limited as long as it is arranged in a predetermined pattern. For example, as shown in FIGS. 6A to 6C, the first dimple 12 may be arranged at least at each vertex of the spherical triangle 32, the spherical quadrangle 34, and the spherical hexagon 36.
Even in this case, the first dimple 12 may be disposed along each side of the spherical triangle 32, the spherical quadrangle 34, and the spherical hexagon 36. Further, the spherical triangle 32, the spherical quadrangle 34, and the spherical surface 6 may be disposed. The first dimple 12 may be arranged so as to fill the region surrounded by the square 36.
It is sufficient that at least six such arrangement patterns are provided. By providing at least six arrangement patterns, the discriminability of the golf ball 10 can be further improved.
[0020]
FIG. 7 is a plan view showing the golf ball according to the embodiment of the present invention, and shows a state in which light is irradiated from the direction perpendicular to the paper surface at the center of the golf ball 10 and corresponds to FIG. It is. As shown in FIG. 4, in the present embodiment, the first dimple 12 is provided with a side surface portion 14, a bottom surface portion 16, and a corner portion 18, an inclination angle α of the side surface portion 14, and the side surface portion 14 and the bottom surface portion. An angle β formed with 16 is defined. As a result, as shown in FIG. 7, the first dimple 12 is more likely to be shaded than the second dimple 13 and can be identified from the second dimple 13. Then, by arranging the first dimple 12 at, for example, the position of the apex of the spherical pentagon, a spherical pentagon pattern is generated on the surface of the golf ball 10.
[0021]
FIG. 8 is a plan view showing a conventional golf ball, and shows a state in which light is irradiated from the direction perpendicular to the paper surface to the center of the golf ball 40 as in FIG. As shown in FIG. 8, the conventional golf ball 40 is composed of dimples 42 having the same cross-sectional shape.
When comparing the golf ball 10 of the present embodiment shown in FIG. 7 and the conventional golf ball 40 shown in FIG. 8, the golf ball 10 of the present embodiment has a spherical pentagonal pattern at its center and edge. However, the specific pattern does not appear on the surface of the conventional golf ball 40. Thus, since the golf ball 10 of this embodiment can identify a spherical pentagonal pattern at the center and edge thereof, the golf ball 10 of this embodiment can be easily identified at a glance.
[0022]
Moreover, in this embodiment, although the side part 14 was formed in one surface, it is not limited to this, The side part 14 may be bent and it may consist of many surfaces.
Furthermore, although the bottom surface portion 16 is a tangential plane, it is not limited to this and may be a plane, a slope, and a spherical surface.
[0023]
Further, golf balls are used with their surfaces coated. The corner portion 18 in the present embodiment corresponds to a state in which the surface of the golf ball 10 is painted, and the first dimple 12 and the second dimple 13 are discriminated even when the coating is applied. Is possible. Further, the golf ball 40 can be identified.
[0024]
Further, as shown in the modification of the present embodiment, the golf ball can be more easily identified by increasing the types of arrangement patterns. Furthermore, the golf ball can be identified more easily by combining with a logo or a product name provided on the surface of the golf ball.
[0025]
In the golf ball of the present invention, the structure is not particularly limited, and may be various structures such as a thread wound structure, a one-piece structure, a two-piece structure, or a three-piece structure.
[0026]
【Example】
Examples of the present invention will be specifically described below in comparison with comparative examples that are out of the scope of the present invention.
FIG. 9 is a schematic plan view showing a golf ball according to an embodiment of the present invention, and FIG. 10 is a schematic side view of FIG. The golf ball 10a of the example shown in FIGS. 9 and 10 has the first dimple 12 only at the apex of the spherical pentagon 30 as compared with the golf ball 10 of the embodiment of the present invention shown in FIGS. The other points are the same as those of the golf ball 10 according to the embodiment of the present invention shown in FIGS. 1 and 2, and the detailed description thereof is omitted. The cross-sectional shape of the first dimple 12 in the golf ball 10a of the example is 15 ° and the angle β is 105 °, and the cross-sectional shape of the second dimple 13 is a single arc shape.
11 is a schematic plan view showing a golf ball of a comparative example of the present invention, and FIG. 12 is a schematic side view of FIG. The golf ball 40a of the comparative example shown in FIGS. 11 and 12 has the same cross-sectional shape of all the dimples 42 as compared with the golf ball 10 of the embodiment of the present invention shown in FIGS. The point that the shape is a single arc shape is different, and the other configuration is the same as that of the golf ball 10 of the embodiment of the present invention shown in FIG. 1 and FIG.
[0027]
Examples and comparative examples using the golf balls of the examples shown in FIGS. 9 and 10, the golf balls of the comparative examples shown in FIGS. 11 and 12, and H / S balls (trade name: manufactured by Yokohama Rubber Co., Ltd.) The golf ball was identified for its distinctiveness.
With respect to discrimination, in the combination of the golf ball of the example and the H / S ball, and in the combination of the golf ball of the comparative example and the H / S ball, fairway (turf length 15 mm) and rough (turf length) 35

golf balls

10a and 40a were placed in a distance of 3 m, and an experiment was conducted to determine whether or not the

golf balls

10a and 40a of the examples or comparative examples could be identified.
Whether or not the

golf balls

10a and 40a of the example or the comparative example could be identified is the difference between the golf ball of the example and the H / S ball from a position 3 m away from a total of 10 golf balls placed on the fairway or rough. The golf ball of the comparative example and the H / S ball were divided into 5 pieces each. Ten testers performed this discrimination test for fairway and rough, respectively. As a result, the number of persons who can be identified among 10 persons is shown in Table 1 below.
[0028]
[Table 1]

[0029]
As shown in Table 1 above, the golf balls of the Examples could identify 9 out of 10 people on the fairway and 8 out of 10 on the rough. On the other hand, the golf ball of the comparative example could not be identified at all in either the fairway or the rough.
[0030]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the present invention, a plurality of dimples are formed by two types of first dimples and second dimples having different cross-sectional shapes, and the first dimple out of these dimples is The first dimple has a side surface portion that changes substantially linearly in the depth direction, and a bottom surface portion that is a plane connected to the side surface portion via a corner portion. The second dimple has a cross-sectional shape. As a smooth curved shape, the first dimple is arranged along each side of the spherical polygon, and the first dimple is shaded by being arranged so as to fill the inside of the spherical polygon. As a result, the second dimple can be identified, and the first dimple can be identified by a predetermined pattern shape. For this reason, the golf ball can be identified at a glance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view showing a golf ball according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic side view of FIG. 1;
FIG. 3 is a schematic diagram showing a modification of the arrangement pattern of the first dimples according to the embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view of the first dimple 12 shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the second dimple 13 shown in FIG.
FIG. 6 is a schematic diagram showing a modified example of the arrangement of the first dimples in the golf ball according to the embodiment of the present invention, where (a) shows a spherical triangular arrangement, and (b) Shows the one arranged in a spherical quadrangular shape, and (c) shows the one arranged in a spherical hexagonal shape.
FIG. 7 is a plan view showing a golf ball according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a conventional golf ball.
FIG. 9 is a schematic plan view showing a golf ball according to an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a schematic side view of FIG. 9;
FIG. 11 is a schematic plan view showing a golf ball of a comparative example of the present invention.
12 is a schematic side view of FIG. 11. FIG.
[Explanation of symbols]
10, 10a, 40, 40a Golf ball 11a Upper part 11b Lower part 12 First dimple 13 Second dimple 14 Side face part 15 Inner peripheral face 16 Bottom face part 18 Corner part 30 Spherical pentagon 32 Spherical triangle 34 Spherical quadrangle 36 Spherical face Hexagonal 42 dimples

Claims

断面形状が異なる第１のディンプルおよび第２のディンプルの２種類によって複数のディンプルが形成されたゴルフボールであって、
前記第１のディンプルは、この第１のディンプルの深さ方向に略直線的に変化する側面部と、前記側面部と角部を介して接続される平面からなる底面部とを有し、
第２のディンプルは、断面形状が滑らかな曲線形状であり、
前記第１のディンプルは、球面多角形の各辺に沿って配置されるとともに、この球面多角形内を埋め尽くすように配置されていることを特徴とするゴルフボール。A golf ball having a plurality of dimples formed by two types of first dimple and second dimple having different cross-sectional shapes,
The first dimple has a side surface portion that changes substantially linearly in the depth direction of the first dimple, and a bottom surface portion formed of a plane connected to the side surface portion via a corner portion,
The second dimple is a curved shape with a smooth cross-sectional shape,
The first dimple is disposed along each side of the spherical polygon, and is disposed so as to fill the inside of the spherical polygon.

前記第１のディンプルは、前記深さ方向に対する前記側面部の傾斜角度が０乃至３０°である請求項１に記載のゴルフボール。 2. The golf ball according to claim 1, wherein the first dimple has an angle of inclination of the side surface portion with respect to the depth direction of 0 to 30 °.

前記側面部と前記底面部との前記第１のディンプルの開口部側のなす角度が９０°乃至１２０°である請求項２に記載のゴルフボール。 The golf ball according to claim 2, wherein an angle formed between the side surface portion and the bottom surface portion on the opening side of the first dimple is 90 ° to 120 °.

前記球面多角形は、球面３角形、球面４角形、球面５角形または球面６角形である請求項１〜３のいずれか１項に記載のゴルフボール。 The golf ball according to claim 1, wherein the spherical polygon is a spherical triangle, a spherical quadrangle, a spherical pentagon, or a spherical hexagon.