JP4059530B2

JP4059530B2 - ボタン電話装置

Info

Publication number: JP4059530B2
Application number: JP06452394A
Authority: JP
Inventors: 祐二中野
Original assignee: NEC Platforms Ltd
Current assignee: NEC Platforms Ltd
Priority date: 1994-03-07
Filing date: 1994-03-07
Publication date: 2008-03-12
Anticipated expiration: 2023-03-12
Also published as: JPH07245772A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＩＳＮネット又はＩＳＤＮに接続されたボタン電話装置の保留音に関するもので、特に、相手により保留音を選択出来るボタン電話装置に関するものである。
【０００２】
【従来技術】
従来、保留機能を有する電話装置で通話を行う場合、発信者（又は受信者）は必要に応じて保留ボタンを押下することにより通話を保留することが出来る。その間、一般的に上記電話装置は待たせている間、相手に対して適切なメロディ等を送信している。最近の電話装置では画一性を避けるために数種類のメロディを用意し、通話時刻や着信した局線の回線番号に似合ったメロディを切替て流すものもある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術の保留機能では局線を介した通話を保留した場合に、着信した局線の回線番号又は時刻により保留音（メロディ）が決まってしまう。従って、顧客によっては必ずしも自分の好みの保留音（メロディ）を聞くことは出来ず、待ち時間中、不愉快な状態を強いられることがあると云う問題があった。
【０００４】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、上記問題点を除去し、相手の好みに合った保留音（メロディ又は、コマーシャル）を送信することが出来るボタン電話装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、ＩＳＤＮに接続された複数回線の局線を収容した主装置と、主装置に接続された複数の電話機を具備し、該電話機の保留ボタンを押すことにより保留機能が動作するボタン電話装置において、主装置は記憶部、制御部、保留音源部を具備すると共に、記憶部に各顧客の電話番号に対応する保留音識別符号を予め登録し、保留音源部に保留音識別符号に対応するメロディ又はコマーシャルの保留音を発生する保留音発生手段及び保留音識別符号に対応する保留音発生手段に切替えて保留音を出力する切替手段を設け、局線に着信があり制御部が複数の電話機内から所定の電話機を呼出し、該電話機と発信者との間で通話を行い、該電話機の保留ボタンが押され保留機能が作動し保留信号が制御部に伝えられると、該制御部は局から通知された発信者の電話番号により記憶部に登録された該電話番号に対応する保留音識別符号を検索し、切替手段を介して当該保留音識別符号に対応する保留音発生手段を選択し、該保留音発生手段から出力するメロディ又はコマーシャルの保留音を前記発信者に送信することを特徴とする。
【０００６】
【作用】
本発明のボタン電話装置は、主装置の記憶部に各顧客の電話番号に対応する保留音識別符号を予め登録しておき、着信時に制御部が複数の電話機内から所定の電話機を呼出し、該電話機と発信者との間で通話を行い、該電話機の保留ボタンが押され保留機能が作動し保留信号が制御部に伝えられると、該制御部は局から通知された発信者の電話番号により記憶部に登録された該電話番号に対応する保留音識別符号を検索し、切替手段を介して当該保留音識別符号に対応する保留音発生手段を選択し、該保留音発生手段から出力するメロディ又はコマーシャルの保留音を発信者に送信するから、予め各顧客の電話番号と好みのメロディ又はコマーシャルの保留音を登録しておけば、保留状態時に発信者の好みのメロディ又は、コマーシャルの保留音を切替えて送信することが出来る。
【０００７】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図１は本発明の可変保留音付きボタン電話装置の構成例を示すブロック図である。図示するように、本発明の可変保留音付きボタン電話装置はＩＮＳネットまたはＩＳＤＮに接続された複数回線の局線３を収容した主装置１と複数台の電話機２からなる。主装置１は中央制御部１−１、各種音源部１−２、局線系制御部１−３、通話路制御部１−４、インタフェ−ス部１−５等で構成される。
【０００８】
一般に電話機２は複数台設置され、各電話機２は通話の為の送受話器２−１、ダイヤル操作をするキ−及び、保留の操作を行う保留ボタン２−２１等が設けられたキ−ボ−ド２−２が具備されている。
【０００９】
主装置１の局線系制御部１−３は主として対応する局線３にダイヤル信号を送出したり、保留音を送出したり、着信検知をする制御部分である。通話路制御部１−４は複数の電話機２と局線３の通話路、または、各電話機２間の通話路を制御し、更に、各種音源部１−２からの信号を挿入するための交換機能をもつ部分である。インタフェ−ス部１−５は電話機２と通話路制御部１−４を接続するために設けられたものである。
【００１０】
中央制御部１−１はＣＰＵ１−１−１、メモリ１−１−２、インタフェ−ス１−１−３で構成され電話装置全体を制御する。各種音源部１−２は保留音源部１−２−１及び呼出音源部１−２−２等から構成され、保留音源部１−２−１は切替器１−２−１１、メロディＩＣ（１−２−１２〜１−２−１ｎ）からなり各種メロディを切替て出力することができる。呼出音源部１−２−２は局線３から着信の際に呼出音信号を発生する音源部である。
【００１１】
メモリ１−１−２には電話番号とメロディ番号の対照表が用意されており、使用者は予め各顧客の好みに合わせて前記メロディＩＣ（１−２−１２〜１−２−１ｎ）の番号、即ちメロディ番号を該対照表に登録しておく。
【００１２】
局線３に着信があると中央制御部１−１は局線系制御部１−３を通して信号を受信し、呼出音源部１−２−２に指令を出し通話路制御部１−４、インタフェ−ス部１−５を通して所定の電話機２に呼出音を送出する。更に、中央制御部１−１は局（図示せず）より通知される発番号（発信者の電話番号）を受け取る。
【００１３】
受信者は送受話器２−１を取り上げ送信者と通話をし、必要があれば保留ボタン２−２１を押下することにより相手を待たせることが出来る。保留ボタン２−２１が押下されるとその信号はインタフェ−ス部１−５を介して中央制御部１−１に伝えられ、ＣＰＵ１−１−１はメモリ１−１−２に登録された電話番号とメロディ番号の対照表から前記発番号（発信者の電話番号）に該当するメロディ番号を選びだす。更に、切替器１−２−１１に指令を出し該メロディ番号のメロディＩＣ（１−２−１２〜１−２−１ｎ）を選択し、その出力信号を局線系制御部１−３を通して発信者に送信する。
【００１４】
なお、発信者の方が保留ボタン２−２１を押下し相手を待たせる場合は相手の電話番号が分かっているので上記と同様にして相手の好みのメロディを送信することが出来る。
【００１５】
上記説明では保留音源部１−２−１にメロディＩＣ（１−２−１２〜１−２−１ｎ）を使用してメロディを流しているがコマ−シャルを流してもよい。
【００１６】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、主装置の記憶部に各顧客の電話番号に対応する保留音識別符号を予め登録しておき、着信時に制御部が複数の電話機内から所定の電話機を呼出し、該電話機と発信者との間で通話を行い、該電話機の保留ボタンが押され保留機能が作動し保留信号が制御部に伝えられると、該制御部は局から通知された発信者の電話番号により記憶部に登録された該電話番号に対応する保留音識別符号を検索し、切替手段を介して当該保留音識別符号に対応する保留音発生手段を選択し、該保留音発生手段から出力するメロディ又はコマーシャルの保留音を発信者に送信するから、予め各顧客の電話番号と好みのメロディ又はコマーシャルの保留音を登録しておけば、保留状態時に発信者の好みのメロディ又は、コマーシャルの保留音を切替えて送信することが出来る。従って、従来の画一的な保留音に対し、本発明では発信者の好みに合ったメロディ又はコマーシャルを送信できるから、待ち時間のイライラ状態を和らげ、発信者に対して心理的な安らぎを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の可変保留音付きボタン電話装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
１主装置
１−１中央制御部
１−１−１ＣＰＵ
１−１−２メモリ
１−１−３インタフェ−ス
１−２各種音源部
１−２−１保留音源部
１−２−１１切替器
１−２−１２メロディＩＣ
１−２−１３メロディＩＣ
１−２−１ｎメロディＩＣ
１−２−２呼出音源部
１−３局線系制御部
１−４通話路制御部
１−５インタフェ−ス部
２電話機
２−１送受話器
２−２キ−ボ−ド
２−２１保留ボタン
３局線

Claims

ＩＳＤＮに接続された複数回線の局線を収容した主装置と、主装置に接続された複数の電話機を具備し、該電話機の保留ボタンを押すことにより保留機能が動作するボタン電話装置において、
前記主装置は記憶部、制御部、保留音源部を具備すると共に、前記記憶部に各顧客の電話番号に対応する保留音識別符号を予め登録し、前記保留音源部に前記保留音識別符号に対応するメロディ又はコマーシャルの保留音を発生する保留音発生手段及び前記保留音識別符号に対応する保留音発生手段に切替えて保留音を出力する切替手段を設け、
前記局線に着信があり前記制御部が前記複数の電話機内から所定の電話機を呼出し、該電話機と発信者との間で通話を行い、該電話機の保留ボタンが押され保留機能が作動し保留信号が前記制御部に伝えられると、該制御部は局から通知された発信者の電話番号により前記記憶部に登録された該電話番号に対応する保留音識別符号を検索し、前記切替手段を介して当該保留音識別符号に対応する保留音発生手段を選択し、該保留音発生手段から出力するメロディ又はコマーシャルの保留音を前記発信者に送信することを特徴とするボタン電話装置。