JP4058199B2 - Warm feeling pack - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パックなどに好適な化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
パック或いはマッサージなどの化粧行為時に重要な要素の一つに、温感を感じることがある。これは、この様な化粧行為に於いて期待される効果に血行促進作用があり、温感を感じることにより、この様な効果の実感が具現され、その結果、この化粧行為そのものに大いなる満足を感じるためと、適度な温感が使用時の心地よさを具現し、この快感によって、個人的な生態系の環境を整え、健康上好ましい効果を発揮するためである。この様な温感の具現化方法としては、従来知られていた技術としては、多量のグリセリン等の多価アルコールを化粧料中に含有させ、このグリセリンが生体の水と混和するときに生じる溶解熱を利用する方法や還元性酸化鉄を含有させ、生体が有している水により酸化されるときに生じる化学反応熱を利用する方法などが知られているが、溶解熱はその熱の発生量が小さいため、感じる温感は充分ではないという欠点を有し、酸化反応による化学反応熱によるものは、熱の発生量のコントロールがしにくく、アレルギーなどを引き起こす可能性のある鉄イオンを多量に放出する欠点があったため、この様な欠点を改良した温感化粧料の開発が望まれていた。
【０００３】
一方、酸化亜鉛等の酸と反応する金属化合物及び／又は金属水酸化物とクエン酸のような酸性物質とを水溶液で混合しない形態で含有する化粧料は全く知られていなかったし、この様な化粧料が使用時温感を有することは全く知られていなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこの様な状況下為されたものであり、充分且つ適切な熱量を発生し、心地よい温感を有する化粧料を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、充分且つ適切な熱量を発生し、心地よい温感を有する化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、酸性物質と酸化マグネウシムを、使用時に混合して反応させる形態の化粧料にその様な特性を見いだし、発明を完成させるに至った。以下、本発明について、実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【０００６】
【発明の実施の形態】
（１）本発明の化粧料の必須成分である金属酸化物及び／又は金属水酸化物
本発明の化粧料は後述する酸性物質と中和塩形成反応をする金属酸化物及び／又は金属水酸化物を含有することを特徴とする。このような金属酸化物及び／又は金属水酸化物としては、例えば、両性物質である金属酸化物や金属水酸化物が挙げられる。ここで、両性物質とは、金属酸化物及び／又は水酸化物であって、酸とも塩基とも反応し、塩を形成する物質のことを意味し、例えば、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、酸化亜鉛等が例示できる。また本発明では、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム等も好ましく用いることができる。これらの中で特に好ましいものは化粧料の分野で長年にわたる使用実績のある、酸化亜鉛及び／又は酸化マグネシウムであり、この２者では酸化亜鉛が特に好ましい。これは、その使用実績により使用上の安全性が既に確認されているからである。本発明に於いて使用される酸化亜鉛は、通常化粧料で使用されているものであれば特段の限定はないが、熱発生特性から１μｍ以下の微粒子のものであることが好ましい。これは、表面積が大きく、反応がスムーズに進行するので、適切な温度を得られるからである。本発明の化粧料に於いて、酸性物質と中和塩形成反応をする金属酸化物及び／又は金属水酸化物の好ましい含有量は、使用直前の形態に於いて、１〜２０重量％であり、更に好ましくは５〜１５重量％である。これは、両性物質が少なすぎると発生する熱量が充分ではない場合があり、多すぎると熱くなりすぎる場合があるからである。前記範囲に於いて快適な熱量が得られるのである。
【０００７】
（２）本発明の化粧料の必須成分である酸性物質
本発明の化粧料は、上述した金属酸化物及び／又は金属水酸化物と中和塩形成反応をする酸性物質を必須成分として含有する。本発明で使用できる酸性物質としては、前記金属酸化物及び／又は金属水酸化物と反応し塩を形成するものであれば、特段の限定無く使用することができ、例えば、希塩酸等の希薄鉱酸及び／又は塩の溶液やクエン酸及び／又はその塩の溶液等が好ましく例示できる。この中では、刺激発現が極めて少ないことからクエン酸及び／又はその塩乃至はその溶液を用いるのが特に好ましい。又、クエン酸及び／又はその塩を使用することにより、熱の発生も心地よいレベルにコントロールすることが可能である。本発明の化粧料に於ける、これら酸性物質の好ましい含有量は、使用直前の形態に於いて、１〜１０重量％であり、更に好ましくは２〜８重量％である。これは少なすぎると、熱発生量が少なすぎ心地よさが発現しない場合があり、多すぎると熱くなりすぎたり、過剰な酸による刺激が発現したりする場合があるので、前記範囲がこのましいのである。
【０００８】
（３）本発明の化粧料
本発明の化粧料は、酸性物質と該金属酸化物及び／又は金属水酸化物との間の中和塩形成反応が起こらない形態で含有することを特徴とする。これは、例えば両者が溶液形態で混合していると、使用前に中和塩形成反応が起こってしまい、使用時に発熱せず、温感が得られないからである。従って、本発明の化粧料は少なくとも２剤からなる、多剤タイプの化粧料であり、用時にこれらの構成成分を一様に混合して使用する形態をとる。この様な形態としては、１）酸性物質と金属酸化物及び／又は金属水酸化物とを水の介在しない剤形で存在させ、使用時に水を含む組成物を加えて使用する方法や２）酸性物質と金属酸化物及び／又は金属水酸化物とを別々の剤形のものに含有させ使用時にこれらの剤形のものを混合して使用するもの（但し、水分は片方もしくは両方の剤形に存在する。）等が考えられる。使用勝手としては、酸性物質を含む第１剤と金属酸化物及び／又は金属水酸化物を含む第２剤の２種の組成物からなる２剤形のものであって、これらの組成物の少なくとも一方が水溶液であるような形態が、速やかに組成物全部で反応が起こるので特に好ましい。又、化粧料としては、温感効果が必要な、或いは好ましい種類の化粧料であれば特段の限定はされずに適用することができ、パック化粧料やマッサージ化粧料などが好適に例示できる。この中では、パック化粧料が特に好ましい。更にパック化粧料としては、フォーム状のものが断熱効果が高いので、本発明の適用対象としては特に好ましい。環境行政上、ノンガスタイプであると更に好ましい。この様なノンガスタイプのものとしては、用時に炭酸塩と酸性成分とを混合させて炭酸ガスを発生させるような剤形のものが好ましく例示できる。
【０００９】
本発明の化粧料では、上記必須の成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することができる。この様な任意成分としては、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、ホホバ油、カルナウバワックス，オレイン酸オクチルドデシル等のエステル類、オリーブ油、牛脂、椰子油等のトリグリセライド類、ステアリン酸、オレイン酸、リチノレイン酸等の脂肪酸、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、スルホコハク酸エステルやポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤類、アルキルベタイン塩等の両性界面活性剤類、ジアルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、これらのポリオキシエチレン付加物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、１，３−ブタンジオール等の多価アルコール類、増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色剤、防腐剤、粉体等を好ましく例示することができる。これらの任意の成分の内、特に好ましいものは水との混合時に熱を発生するグリセリン、ポリエチレングリコール、１，３−ブタンジオール、ジプロピレングリコール、ジグリセリンなどの多価アルコールであり、中でもポリエチレングリコールが好ましく、ポリエチレングリコールでは平均分子量が１００〜６００のものが特に好ましい。その好ましい含有量は、使用直前の形態に於いて、３０〜７０重量％であり、更に好ましくは４０〜６０重量％である。又、前述の炭酸塩と酸性成分の反応型ノンガスタイプ化粧料に於いては、炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムの様な炭酸塩を０．５〜１０重量％、更に好ましくは１〜５重量％含有することが特に好ましい。本発明の化粧料は、これら必須の成分と任意成分とを常法に従って処理することにより製造することができる。
【００１０】
【実施例】
以下に実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明をするが、本発明がこれら実施例にのみ限定を受けないことは言うまでもない。
【００１１】
＜参考例１＞下記に示す処方に従って、ピールオフタイプのパック料を作製した。即ち、イの成分を良く混練りし、容器に詰め第１剤とし、ロの成分を室温で攪拌可溶化し、第２剤とした。この１剤と２剤は使用直前に良く混合した後、顔に伸ばして用いた。このパック料について、専門パネラー５名を用いて、比較例として酸化亜鉛をタルクに置換したもの（比較例１）とクエン酸を塩化ナトリウムに置換したもの（比較例２）を用い、パック時の温感、パック時の心地よさを＋＋：非常によい、＋：良い、±：やや良い、−：良くないの基準で判定した。結果を表１に出現例数として示す。これより、参考例１のパック化粧料は、優れた温感を創出し、もって、非常に心地よい使い心地であることが明白である。
イ）
酢酸ビニルエマルジョン（固形分６０％） ５０ 重量部
ポリエチレングリコール４００ ５ 重量部
タルク ５ 重量部
微粒子酸化亜鉛 １４．８重量部
メチルパラベン ０．２重量部
ロ）
水 ２０ 重量部
クエン酸 ５ 重量部
【００１２】
【表１】
＜参考例２＞下記に示す処方に従って、マッサージクリームを作製した。即ち、イの成分を良く混練りしクリームを作製し、第１剤とし、ロの成分を室温で攪拌、可溶化し第２剤とした。このものを使用直前に良く攪拌、混合しマッサージクリームとした。このものを用いて、参考例１と同様に、酸化亜鉛をタルクに置換したもの（比較例３）とクエン酸を塩化ナトリウムに置換したもの（比較例４）とともに評価した。この結果を出現例数として表２に示す。これより、マッサージクリームに於いてもパック同様、優れた温感効果と心地よさを提供していることがわかる。
イ）
ワセリン ５０ 重量部
ポリオキシエチレン（２０）オレイルエーテル ４ 重量部
酸化亜鉛 １５ 重量部
ポリエチレングリコール４００ ６ 重量部
ロ）
水 ２０ 重量部
クエン酸 ５ 重量部
【００１４】
【表２】
＜参考例３＞以下に示す処方に従って、ノンガスタイプのフォーム状パック化粧料を作製した。即ち、イの成分は良く攪拌、混練りして第１剤とした。又、ロの成分は攪拌、可溶化して第２剤とした。これらを使用直前に混合し、発泡させフォームを形成させてパック剤として用いた。このものを参考例１のパック料を対照に、心地よさを＋＋：参考例１に比較して非常によい、＋：参考例１に比較して良い、±：参考例１に比較してやや良い、−：参考例１に比較して良くないの基準で評価した。（専門パネラー、５名）結果は＋＋：２名、＋：２名、±：１名であり、化粧料の剤形としては、この様なフォーム・パック化粧料が好ましいことがわかる。
イ）
ベヘニルアルコール １ 重量部
セタノール １．５重量部
コレステロール １ 重量部
デカグリセリンモノオレート １．５重量部
キサンタンガム ０．４重量部
ポリエチレングリコール ４００ ４６ 重量部
重曹 ３ 重量部
酸化亜鉛 １１．６重量部
タルク ７ 重量部
ロ）
水 ２２．６重量部
クエン酸 ４．３重量部
クエン酸ナトリウム ０．１重量部
【００１６】
＜参考例４〜７＞参考例３と同様に多価アルコールの種類を変えて、参考例３と同様に検討を行った。結果を、表３に示す。これより、多価アルコールとしては、平均分子量が１００〜６００のポリエチレングリコールが好ましいことがわかる。
イ）
ベヘニルアルコール １ 重量部
セタノール １．５重量部
コレステロール １ 重量部
デカグリセリンモノオレート １．５重量部
キサンタンガム ０．４重量部
多価アルコール＊ ４６ 重量部
重曹 ３ 重量部
酸化亜鉛 １１．６重量部
タルク ７ 重量部
ロ）
水 ２２．６重量部
クエン酸 ４．３重量部
クエン酸ナトリウム ０．１重量部
＊詳細は、表３に記す。
【００１７】
【表３】
＜参考例８＞以下に示す処方に従って、ノンガスタイプのフォーム状パック化粧料を作製した。即ち、イの成分は良く攪拌、混練りして第１剤とした。又、ロの成分は攪拌、可溶化して第２剤とした。これらを使用直前に混合し、発泡させフォームを形成させてパック剤として用いた。このものは、参考例３にはやや及ばないが、温感のある、心地いよいパックであった。これより、酸と反応する金属化合物及び／又は金属水酸化物の含有量としては、５重量％以上が好ましいことがわかる。
イ）
ベヘニルアルコール １ 重量部
セタノール １．５重量部
コレステロール １ 重量部
デカグリセリンモノオレート １．５重量部
キサンタンガム ０．４重量部
ポリエチレングリコール ４００ ４６ 重量部
重曹 ３ 重量部
酸化亜鉛 ５．６重量部
タルク １３ 重量部
ロ）
水 ２２．６重量部
クエン酸 ２．３重量部
クエン酸ナトリウム ２．１重量部
【００１９】
＜参考例９＞以下に示す処方に従って、ノンガスタイプのフォーム状パック化粧料を作製した。即ち、イの成分は良く攪拌、混練りして第１剤とした。又、ロの成分は攪拌、可溶化して第２剤とした。これらを使用直前に混合し、発泡させフォームを形成させてパック剤として用いた。このものは、参考例３にはやや及ばないが、温感のある、心地いよいパックであった。これより、酸と反応する金属化合物及び／又は金属水酸化物の含有量としては、１５重量％以下が好ましいことがわかる。
イ）
ベヘニルアルコール １ 重量部
セタノール １．５重量部
コレステロール １ 重量部
デカグリセリンモノオレート １．５重量部
キサンタンガム ０．４重量部
ポリエチレングリコール ４００ ４６ 重量部
重曹 ３ 重量部
酸化亜鉛 １４．６重量部
タルク ４ 重量部
ロ）
水 ２１．６重量部
クエン酸 ５．３重量部
クエン酸ナトリウム ０．１重量部
【００２０】
＜実施例＞以下に示す処方に従って、ノンガスタイプのフォーム状パック化粧料を作製した。即ち、イの成分は良く攪拌、混練りして第１剤とした。又、ロの成分は攪拌、可溶化して第２剤とした。これらを使用直前に混合し、発泡させフォームを形成させてパック剤として用いた。このものを参考例３のパック料を対照に、心地よさを＋＋：参考例３同程度によい、＋：参考例３に比較してやや劣るが発熱パックとしてはかなり良い、±：参考例３に比較して劣るが発熱パックとしてはまあまあである、−：発熱パックとして好ましくないの基準で評価した（専門パネラー、５名）。結果は＋＋：３名、＋：２名であり、本発明の化粧料には酸と反応する金属酸化物として酸化マグネシウムも使用しうることがわかる。
イ）
ベヘニルアルコール １ 重量部
セタノール １．５重量部
コレステロール １ 重量部
デカグリセリンモノオレート １．５重量部
キサンタンガム ０．４重量部
ポリエチレングリコール ４００ ４６ 重量部
重曹 ３ 重量部
酸化マグネシウム １１．６重量部
タルク ７ 重量部
ロ）
水 ２２．６重量部
クエン酸 ４．３重量部
クエン酸ナトリウム ０．１重量部
【００２１】
【発明の効果】
本発明によれば、充分且つ適切な熱量を発生し、心地よい温感を有する化粧料を提供することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cosmetic suitable for a pack or the like.
[0002]
[Prior art]
One of the important factors when applying makeup such as a pack or massage is to feel warmth. This is because the effect expected in such a makeup act has a blood circulation promoting effect, and by feeling warmth, the actual feeling of such an effect is realized, and as a result, the makeup act itself is greatly satisfied. This is because a feeling of warmth and a feeling of moderate warmth embody the comfort of use, and this pleasant sensation prepares the environment of a personal ecosystem and exerts favorable effects on health. As a method of realizing such warm feeling, as a conventionally known technique, a large amount of polyhydric alcohol such as glycerin is contained in cosmetics, and dissolution that occurs when this glycerin is mixed with biological water. There are known methods that use heat, methods that use reductive iron oxide and the heat of chemical reaction that occurs when the living body oxidizes with water, but the heat of dissolution is the generation of that heat. Because the amount is small, the feeling of warmth is not enough, and the chemical reaction heat due to oxidation reaction makes it difficult to control the amount of heat generated, and a large amount of iron ions that can cause allergies Therefore, it has been desired to develop a warm sensation cosmetic that improves such a defect.
[0003]
On the other hand, cosmetics containing a metal compound that reacts with an acid such as zinc oxide and / or a metal hydroxide and an acidic substance such as citric acid in a form not mixed in an aqueous solution have not been known at all. It has not been known at all that such cosmetics have a warm feeling during use.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made under such circumstances, and an object of the present invention is to provide a cosmetic material that generates a sufficient and appropriate amount of heat and has a comfortable warm feeling.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In view of such circumstances, the present inventors have sought for cosmetics that generate a sufficient and appropriate amount of heat and have a pleasant warm feeling, and as a result of earnest research efforts, the use of acidic substances and magnesium oxide is used. Such characteristics have been found in cosmetics that are sometimes mixed and reacted to complete the invention. Hereinafter, the present invention will be described in detail with a focus on embodiments.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(1) Metal oxides and / or metal hydroxides that are essential components of the cosmetics of the present invention The cosmetics of the present invention are metal oxides and / or metal hydroxides that undergo a neutralization salt-forming reaction with acidic substances described later. It contains a product . Examples of such metal oxides and / or metal hydroxides include amphoteric metal oxides and metal hydroxides. Here, the amphoteric substance means a metal oxide and / or hydroxide which reacts with both an acid and a base to form a salt. For example, aluminum hydroxide, aluminum oxide, hydroxide Examples thereof include zinc and zinc oxide . In the present invention, magnesium oxide, magnesium hydroxide and the like can also be preferably used . Particularly preferred among these are zinc oxide and / or magnesium oxide, which have been used for many years in the cosmetics field, and zinc oxide is particularly preferred for these two. This is because the safety in use has already been confirmed by the use record. The zinc oxide used in the present invention is not particularly limited as long as it is usually used in cosmetics, but is preferably a fine particle of 1 μm or less in view of heat generation characteristics. This is because the surface area is large and the reaction proceeds smoothly, so that an appropriate temperature can be obtained. In the cosmetic of the present invention, the preferred content of the metal oxide and / or metal hydroxide that reacts with the acidic substance to form a neutralization salt is 1 to 20% by weight in the form immediately before use. More preferably, it is 5 to 15% by weight. This is because if the amount of amphoteric substance is too small, the amount of heat generated may not be sufficient, and if too much, it may become too hot. A comfortable amount of heat can be obtained in this range.
[0007]
(2) Acidic substance which is an essential component of the cosmetic of the present invention The cosmetic of the present invention contains an acidic substance which forms a neutralization salt with the metal oxide and / or metal hydroxide described above as an essential component. . The acidic substance that can be used in the present invention can be used without particular limitation as long as it reacts with the metal oxide and / or metal hydroxide to form a salt. For example, dilute minerals such as dilute hydrochloric acid can be used. Preferred examples include acid and / or salt solutions and citric acid and / or salt solutions. Among them, it is particularly preferable to use citric acid and / or a salt thereof or a solution thereof because the expression of stimulation is extremely small. Further, by using citric acid and / or a salt thereof , heat generation can be controlled to a comfortable level. The preferable content of these acidic substances in the cosmetic of the present invention is 1 to 10% by weight, more preferably 2 to 8% by weight in the form immediately before use. If the amount is too small, the amount of heat generated may be too small and the comfort may not be expressed.If the amount is too large, it may become too hot or the stimulation by excessive acid may occur. It is.
[0008]
(3) Cosmetics of the present invention The cosmetics of the present invention are characterized in that they are contained in a form that does not cause a neutralization salt forming reaction between the acidic substance and the metal oxide and / or metal hydroxide. . This, for example, when both you are mixed in solution form, would be occurred neutralized salt-forming reaction prior to use, without heat during use, it is not be obtained warming sensation. Accordingly, the cosmetic of the present invention is a multi-drug type cosmetic composed of at least two agents, and takes a form in which these components are uniformly mixed at the time of use. Examples of such forms include 1) a method in which an acidic substance and a metal oxide and / or metal hydroxide are present in a dosage form that does not contain water, and a composition containing water is added at the time of use, or 2) Containing acidic substances and metal oxides and / or metal hydroxides in separate dosage forms, and mixing and using these dosage forms at the time of use (however, moisture is in one or both dosage forms) Etc.). As the ease of use, it is a two-drug form consisting of two compositions of a first agent containing an acidic substance and a second agent containing a metal oxide and / or a metal hydroxide . A form in which at least one of the aqueous solutions is an aqueous solution is particularly preferable because the reaction quickly occurs in the entire composition. Moreover, as cosmetics, if a warm feeling effect is required or it is a preferable kind of cosmetics, it can apply without special limitation, and pack cosmetics, massage cosmetics, etc. can be illustrated suitably. Among these , pack cosmetics are particularly preferable. Furthermore, as a pack cosmetic, a foam-like product is particularly preferable as an application target of the present invention because it has a high heat insulating effect. In terms of environmental administration, the non-gas type is more preferable. As such a non-gas type, a dosage form in which a carbonate and an acidic component are mixed to generate carbon dioxide during use can be preferably exemplified.
[0009]
In the cosmetics of this invention, the arbitrary component normally used by cosmetics other than the said essential component can be contained. Such optional ingredients include hydrocarbons such as squalane, petrolatum, microcrystalline wax, esters such as jojoba oil, carnauba wax, octyldodecyl oleate, triglycerides such as olive oil, beef tallow, coconut oil, stearic acid , Fatty acids such as oleic acid and ricinoleic acid, higher alcohols such as oleyl alcohol, stearyl alcohol, and octyldodecanol, anionic surfactants such as sulfosuccinic acid ester and sodium polyoxyethylene alkyl sulfate, and amphoteric surfactants such as alkylbetaine salts Agents, cationic surfactants such as dialkylammonium salts, sorbitan fatty acid esters, fatty acid monoglycerides, polyoxyethylene adducts thereof, polyoxyethylene alkyl ethers, polyoxyethylene fats Nonionic surfactants such as acid esters, polyhydric alcohols such as polyethylene glycol, glycerin, 1,3-butanediol, thickening / gelling agents, antioxidants, ultraviolet absorbers, colorants, preservatives, A powder etc. can be illustrated preferably . Among these optional components, particularly preferred are polyhydric alcohols such as glycerin, polyethylene glycol, 1,3-butanediol, dipropylene glycol, and diglycerin that generate heat when mixed with water. Polyethylene glycol having an average molecular weight of 100 to 600 is particularly preferable. The preferable content is 30 to 70% by weight, more preferably 40 to 60% by weight in the form immediately before use. Moreover, in the above-mentioned reactive non-gas type cosmetic comprising carbonate and an acidic component, carbonate such as sodium carbonate or sodium bicarbonate is contained in an amount of 0.5 to 10% by weight, more preferably 1 to 5% by weight. It is particularly preferable to do this. The cosmetic of the present invention can be produced by treating these essential components and optional components according to a conventional method.
[0010]
【Example】
The present invention will be described in more detail with reference to the following examples, but it goes without saying that the present invention is not limited to these examples.
[0011]
< Reference Example 1> A peel-off type pack material was prepared according to the formulation shown below. That is, component (a) was well kneaded and filled in a container to be the first agent, and component (b) was stirred and solubilized at room temperature to obtain the second agent. These 1 agent and 2 agents were mixed well immediately before use and then extended to the face. About this pack charge, using 5 expert panelists, as a comparative example, using zinc oxide substituted with talc (Comparative Example 1) and citric acid substituted with sodium chloride (Comparative Example 2), The feeling of warmth and comfort at the time of packing was judged on the basis of ++: very good, +: good, ±: slightly good,-: not good. The results are shown in Table 1 as the number of appearance examples. From this, it is clear that the pack cosmetic of Reference Example 1 creates an excellent warm feeling and is therefore very comfortable to use.
I)
Vinyl acetate emulsion (solid content 60%) 50 parts by weight polyethylene glycol 400 5 parts by weight talc 5 parts by weight fine zinc oxide 14.8 parts by weight methylparaben 0.2 parts by weight b)
Water 20 parts by weight Citric acid 5 parts by weight
[Table 1]
< Reference Example 2> A massage cream was prepared according to the prescription shown below. That is, the component (a) was kneaded well to prepare a cream, which was used as the first agent, and the component (b) was stirred and solubilized at room temperature to form the second agent. This product was thoroughly stirred and mixed immediately before use to obtain a massage cream. Using this product, in the same manner as in Reference Example 1, evaluation was performed together with the zinc oxide substituted with talc (Comparative Example 3) and the citric acid substituted with sodium chloride (Comparative Example 4). The results are shown in Table 2 as the number of appearance examples. It supersedes any, same pack even in between Tsu surge cream, it can be seen that provides excellent warming effect and comfort.
I)
Vaseline 50 parts by weight Polyoxyethylene (20) oleyl ether 4 parts by weight Zinc oxide 15 parts by weight Polyethylene glycol 400 6 parts by weight b)
Water 20 parts by weight Citric acid 5 parts by weight
[Table 2]
< Reference Example 3> A non-gas type foam pack cosmetic was prepared according to the following formulation. That is, component (a) was well stirred and kneaded to make the first agent. In addition, the component (b) was stirred and solubilized to make a second agent. These were mixed immediately before use, foamed to form a foam, and used as a pack agent. This thing to the control of the pack fee of Reference Example 1, the comfort ++: very good compared to the reference example 1, +: may be compared to the reference example 1, ±: slightly better compared to the reference example 1 , −: Evaluation was performed based on a bad standard as compared with Reference Example 1. (Expert panelists, five) results ++: 2 persons, +: 2 persons, ±: Oh Ri in one person, as the dosage form of reduction粧料, it can be seen that such a form pack cosmetic is preferable.
I)
Behenyl alcohol 1 part by weight Cetanol 1.5 parts by weight Cholesterol 1 part by weight Decaglycerin monooleate 1.5 parts by weight Xanthan gum 0.4 part by weight Polyethylene glycol 400 46 parts by weight Baking soda 3 parts by weight Zinc oxide 11.6 parts by weight Talc 7 parts by weight B)
Water 22.6 parts by weight Citric acid 4.3 parts by weight Sodium citrate 0.1 parts by weight
By changing the kind of similar to the polyvalent alcohol and <Reference Example 4-7> Reference Example 3, it was investigated in the same manner as in Example 3. The results are shown in Table 3. From this , it is understood that polyethylene glycol having an average molecular weight of 100 to 600 is preferable as the polyhydric alcohol.
I)
Behenyl alcohol 1 part by weight Cetanol 1.5 parts by weight Cholesterol 1 part by weight Decaglycerin monooleate 1.5 parts by weight Xanthan gum 0.4 part by weight Polyhydric alcohol * 46 parts by weight Baking soda 3 parts by weight Zinc oxide 11.6 parts by weight Talc 7 parts by weight Part b)
Water 22.6 parts by weight Citric acid 4.3 parts by weight Sodium citrate 0.1 parts by weight * Details are given in Table 3.
[0017]
[Table 3]
< Reference Example 8 > A non-gas type foam pack cosmetic was prepared according to the following formulation. That is, component (a) was well stirred and kneaded to make the first agent. In addition, the component (b) was stirred and solubilized to make a second agent. These were mixed immediately before use, foamed to form a foam, and used as a pack agent. This product was a little more than Reference Example 3 , but a warm and comfortable pack. This indicates that the content of the metal compound and / or metal hydroxide that reacts with the acid is preferably 5% by weight or more.
I)
Behenyl alcohol 1 part by weight Cetanol 1.5 parts by weight Cholesterol 1 part by weight Decaglycerin monooleate 1.5 parts by weight Xanthan gum 0.4 part by weight Polyethylene glycol 400 46 parts by weight Baking soda 3 parts by weight Zinc oxide 5.6 parts by weight Talc 13 parts by weight B)
Water 22.6 parts by weight Citric acid 2.3 parts by weight Sodium citrate 2.1 parts by weight
< Reference Example 9> A non-gas type foam pack cosmetic was prepared according to the following formulation. That is, component (a) was well stirred and kneaded to make the first agent. In addition, the component (b) was stirred and solubilized to make a second agent. These were mixed immediately before use, foamed to form a foam, and used as a pack agent. This product was a little more than Reference Example 3, but a warm and comfortable pack. From this, it can be seen that the content of the metal compound and / or metal hydroxide that reacts with the acid is preferably 15% by weight or less.
I)
Behenyl alcohol 1 part by weight Cetanol 1.5 parts by weight Cholesterol 1 part by weight Decaglycerin monooleate 1.5 parts by weight Xanthan gum 0.4 part by weight Polyethylene glycol 400 46 parts by weight Baking soda 3 parts by weight Zinc oxide 14.6 parts by weight Talc 4 parts by weight B)
Water 21.6 parts by weight Citric acid 5.3 parts by weight Sodium citrate 0.1 part by weight
< Example > A non-gas type foam pack cosmetic was prepared according to the following formulation. That is, component (a) was well stirred and kneaded to make the first agent. In addition, the component (b) was stirred and solubilized to make a second agent. These were mixed immediately before use, foamed to form a foam, and used as a pack agent. In contrast to the pack charge of Reference Example 3, this comfort is ++: good to the same level as Reference Example 3, +: slightly inferior to Reference Example 3, but quite good as a fever pack, ±: to Reference Example 3 inferior to but as the heat pack is so-so, -: was evaluated by the criteria of unfavorable as a heating pack (expert panelists, 5 persons). The results are ++: 3 people and +: 2 people, and it can be seen that magnesium oxide can also be used as a metal oxide that reacts with an acid in the cosmetic of the present invention.
I)
Behenyl alcohol 1 part by weight Cetanol 1.5 parts by weight Cholesterol 1 part by weight Decaglycerin monooleate 1.5 parts by weight Xanthan gum 0.4 part by weight Polyethylene glycol 400 46 parts by weight Baking soda 3 parts by weight Magnesium oxide 11.6 parts by weight Talc 7 parts by weight B)
Water 22.6 parts by weight Citric acid 4.3 parts by weight Sodium citrate 0.1 parts by weight
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a cosmetic that generates a sufficient and appropriate amount of heat and has a comfortable warm feeling.
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