JP4057842B2 - 無線通信における通信相手機器特定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信によって情報の送受信を行うことが可能な無線通信機器間における通信相手機器特定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータやその周辺機器、家電製品、携帯電話などの間において、無線インターフェースによってデータの送受信を行う技術が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような無線通信技術においては、通信の相手機器を特定することが難しく、その特定のための操作が煩雑である。すなわち、通信相手となる無線通信機器を検索した場合に、周囲に無線通信機器が多ければ多いほど、多くのアドレスが返ってくるので、自分が通信を行いたい無線通信機器がどれかを判断することが難しい。また、認証のためにお互いにパスキー(PIN)を入力するが、その操作も煩雑である。
【0004】
そこで、本発明は上記課題を解決し、無線通信において通信相手を容易に特定することができる通信相手機器特定方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る無線通信における通信相手機器特定方法は、第1の無線通信機器と第2の無線通信機器との通信を開始する際に通信相手機器を特定する方法であって、第1の無線通信機器のアドレスを記録媒体に記録すると共に第1の無線通信機器を通信待受け状態に遷移させるアドレス記録ステップと、アドレス記録ステップにおいて記録媒体に記録されたアドレスを第2の無線通信機器に読み取らせるアドレス読取ステップと、アドレス読取ステップにおいて読み取ったアドレスに基づいて第2の無線通信機器が第1の無線通信機器に対して通信要求を送信する通信要求送信ステップと、通信要求送信ステップにおいて送信された通信要求に基づいて、第1の無線通信機器が第2の無線通信機器との間で通信を開始する通信開始ステップと、を有し、通信開始ステップは、アドレス記録ステップにおいて第1の無線通信機器が通信待受け状態に遷移してから所定の時間が経過する前に通信要求を受信した場合にのみ、第2の無線通信機器との通信を開始することを特徴とする。
【0006】
このように記録媒体に第1の無線通信機器のアドレスを記録し、その記録媒体を第2の無線通信機器に読み取らせることによって、第2の無線通信機器は、第1の無線通信機器のアドレスを取得することができるので、ユーザによる煩雑な操作をすることなく、第2の無線通信機器は通信相手となる第1の無線通信機器を容易に特定することができる。また、記録媒体によってアドレスを知らせるので、周囲にいる第三者に知られることなく第1の無線通信機器のアドレスを特定することができ、セキュリティを向上させることができる。
【0008】
また、第1の無線通信機器は所定の時間だけ通信待受け状態とし、その後は通信を受け付けないこととすることで、さらに、セキュリティを向上させることができる。
【0009】
上記通信相手機器特定方法は、アドレス記録ステップにおいて、第1の無線通信機器は記録媒体にパスキーをさらに記録し、アドレス読取ステップにおいて、第2の無線通信機器は記録媒体に記録されたパスキーを読み出し、通信要求送信ステップでは前記アドレス読取ステップにおいて読み取ったパスキーを前記通信要求と共に前記第2の無線通信機器から前記第1の無線通信機器に送信し、通信開始ステップでは、通信要求送信ステップにおいて送信されたパスキーが第1の無線通信機器によって認証された場合に第2の無線通信機器との間で通信を開始する、ことを特徴としても良い。
【0010】
このように記録媒体に第1の無線通信機器のパスキーを記録し、その記録媒体を第2の無線通信機器に読み取らせることによって、第2の無線通信機器は、第1の無線通信機器のパスキーを取得することができる。そして、第2の無線通信機器から第1の無線通信機器にパスキーを送信することによって、ユーザによる操作の回数を減らして、容易に第1と第2の無線通信機器の間で認証を行うことができる。また、記録媒体によってパスキーを知らせるので、周囲にいる第三者に知られることなく第1の無線通信機器のパスキーを取得することができ、セキュリティを向上させることができる。ここで、第1の無線通信機器から記録媒体にパスキーを記録させるためにパスキーを入力する方法としては、ユーザが操作によってパスキーを入力することとしても良いし、また、第1の無線通信機器にあらかじめパスキーを格納しておき、格納された情報を記録媒体に記録することとしても良い。
【0011】
上記通信相手機器特定方法は、アドレス記録ステップにおいて、第1の無線通信機器は記録媒体にアプリケーションモードをさらに記録し、アドレス読取ステップにおいて、第2の無線通信機器は記録媒体に記録されたアプリケーションモードを読み出し、通信開始ステップにおいて通信を開始する際に、第1の無線通信機器と第2の無線通信機器は、アプリケーションモードに基づいて通信を行うことを特徴としても良い。
【0012】
このように記録媒体に第1の無線通信機器のアプリケーションモードを記録し、その記録媒体を第2の無線通信機器に読み取らせることによって、第2の無線通信機器は、第1の無線通信機器のアプリケーションモードを取得することができるので、第1と第2の無線通信機器の間でアプリケーションモードを合わせるためのシーケンスを省略して円滑に通信を開始させることができる。
【0013】
上記通信相手機器特定方法において、記録媒体は、SIM又はメモリスティックであることが好ましい。
【0014】
また、上記通信相手機器特定方法において、無線通信のプロトコルはブルートゥースであり、アドレスはブルートゥースアドレスであることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明に係る通信相手機器特定方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0016】
図1は、実施形態に係る通信相手機器特定方法が適用される環境を示す図である。通信相手機器特定方法は、携帯電話1とパソコン2とがブルートゥースなどによる無線通信が可能な領域内に存在する状態において実現される。図1では、パソコン2と携帯電話1を1台ずつしか描いていないが、無線通信可能な領域に複数の無線通信機器が存在しても良い。
【0017】
次に、第1実施形態に係る通信相手機器特定方法について図2を参照しながら説明する。ここでは、パソコン2から携帯電話1に対して無線通信を開始する例について説明する。このような例としては、電話機能を有していないパソコン2がインターネットに接続するために携帯電話1を通じてダイアルアップ接続するような場合が考えられる。
【0018】
最初は、携帯電話1とパソコン2は共に待機状態となっている(S10)。本実施形態では、携帯電話1とパソコン2は最初に待機状態とされているが、最初に携帯電話1とパソコン2の電源がOFFにされていても良い。ユーザは、無線通信を開始する際に、携帯電話1に記録媒体であるSIM(Subscriber Identity Module)を挿入する。携帯電話1は、携帯電話1にSIMが挿入されると、自身のブルートゥースアドレスをSIMに記録する(S12)。そして、携帯電話1は、ブルートゥースアドレスをSIMに記録した後に待機状態から通信待受け状態に遷移する(S14)。なお、最初に携帯電話1の電源がOFFにされている場合にも、電源をONにして通信待受け状態に遷移する。
【0019】
次に、ユーザは携帯電話1からSIMを取り出し、ブルートゥースアドレスが記録されたSIMを通信相手機器であるパソコン2に挿入する。パソコン2は、SIMが挿入されると、SIMに記録されているブルートゥースアドレスを読み出す(S16)。そして、パソコン2は、読み出したブルートゥースアドレスに基づいて、通信相手機器である携帯電話1に対して通信要求を送信する(S18)。
【0020】
携帯電話1は、パソコン2から送信された通信要求を受信する(S20)と、通信要求に対する応答をパソコン2に対して送信する(S22)。そして、パソコン2が通信要求応答を受信して(S24)、携帯電話1とパソコン2との間で通信が開始される。
【0021】
この後、パソコン2がダイアルアップ接続をする場合には、電話番号のデータを携帯電話1に送信して携帯電話1にダイアルアップ接続させ、インターネット接続後に、パソコン2は携帯電話1を通じてデータを送受信する通信を行うことになる。
【0022】
次に、第1実施形態に係る通信相手機器特定方法において、所定の時間が経過した後にパソコン2から携帯電話1へ通信要求が送信された場合の動作について、図3を参照しながら説明する。
【0023】
携帯電話1がSIMにブルートゥースアドレスを記録し(S12)、ブルートゥースアドレスが記録されたSIMをパソコン2が読み出す(S16)までのフローは、図2に示すフローと同じである。携帯電話1は、SIMにブルートゥースアドレスを記録した後に待機状態から通信待受け状態に遷移する(S14)が、その際にタイマを設定するなどして、通信待受け状態に遷移した後の経過時間を測定する。そして、パソコン2からの通信要求を受信しないで、通信待受け状態が所定の時間以上継続した場合には、携帯電話1は通信待受け状態から待機状態に遷移する(S17)。携帯電話1の状態が待機状態に遷移した後に、パソコン2から通信要求が送信された場合(S18)には、携帯電話1は通信要求に対して応答せず(S21)、通信を開始することができない。
【0024】
第1実施形態に係る通信相手機器特定方法は、SIMを介して携帯電話1のブルートゥースアドレスをパソコン2に知らせることにより、パソコン2はSIMから読み出したブルートゥースアドレスに基づいて通信相手機器を特定し、通信相手機器である携帯電話1に通信要求を送信できる。これにより、無線通信が可能な領域内に複数の無線通信機器が存在する場合にも、煩雑な操作をしないで円滑に通信を開始することができる。
【0025】
また、SIMにブルートゥースアドレスを記録して、パソコン2に読み取らせるので、周りにいる第三者にブルートゥースアドレスを知られるおそれがなく、セキュリティを向上させることができる。
【0026】
また、携帯電話1はSIMにアドレスを記録した後に通信待受け状態に遷移するので、通信要求を受信することが予想されない(SIMが挿入されない)ときには、携帯電話1を待機状態とすることで省電力化を図ることができる。
【0027】
また、携帯電話1が通信待受け状態である時間を、SIMにアドレスを記録した後の所定時間に限定し、当該所定時間経過後に通信待受け状態から待機状態に遷移させることによって、例えば、不正にSIMを取得した第三者が後から携帯電話1にアクセスできないようにすることができ、セキュリティの向上を図ることができる。
【0028】
次に、本発明の第2実施形態に係る通信相手機器特定方法について説明する。第2実施形態に係る通信相手機器特定方法は、第1実施形態に係る通信相手機器特定方法と基本的には同じであるが、第2実施形態に係る通信相手機器特定方法は、ブルートゥースアドレスに加えてパスキーもSIMに記録する点が異なっている。ここで、「パスキー」とは、真正な通信相手かどうかを確認するための認証番号である。図4を参照しながら、第2実施形態に係る通信相手機器特定方法の動作について説明する。
【0029】
最初は、携帯電話1とパソコン2は共に待機状態となっている(S30)。ユーザは、無線通信を開始する際に携帯電話1にSIMを挿入する。携帯電話1にSIMが挿入されると、携帯電話1はユーザにパスキーを入力させる(S32)。具体的には、携帯電話1に認証番号の入力画面を表示するなどしてユーザにパスキーの入力を促す。そして、パスキーが入力されると、携帯電話1は入力されたパスキーと共に自身のブルートゥースアドレスをSIMに記録する(S34)。なお、本実施形態では、パスキーをユーザに入力させることとしているが、パスキーをあらかじめ携帯電話1に格納させておき、携帯電話1はそのパスキーを読み出してSIMに書き込むこととしてもよく、このような構成にすればユーザがパスキーを入力するステップを省略することができる。次に、携帯電話1は、SIMにパスキー及びブルートゥースアドレスを記録した後に、待機状態から通信待受け状態に遷移する(S36)。
【0030】
次に、ユーザは携帯電話1からSIMを取り出し、パスキー及びブルートゥースアドレスが記録されたSIMをパソコン2に挿入する。SIMが挿入されると、パソコン2はSIMに記録されているパスキー及びブルートゥースアドレスを読み出す(S38)。そして、パソコン2は、SIMから読み出したブルートゥースアドレスに基づいて、通信相手機器である携帯電話1に対して通信要求を送信する(S40)。この際に、パソコン2は、SIMから読み出したパスキーを通信要求と共に携帯電話1に送信する。なお、パソコン2はパスキーを送信した後、又は所定時間が経過した後にパスキーを削除することとしても良い。これにより、SIMから読み取ったパスキーを繰り返し利用することを防止して、セキュリティを向上させることができる。
【0031】
携帯電話1は、パソコン2から送信された通信要求及びパスキーを受信する(S42)と、受信したパスキーの認証を行う。パスキーが認証される(S44)と、携帯電話1は通信要求に対する応答をパソコン2に送信する(S46)。そして、パソコン2が通信要求応答を受信して(S48)、携帯電話1とパソコン2との間で通信が開始される。
【0032】
第2実施形態に係る通信相手機器特定方法は、第1実施形態に係る通信相手機器特定方法と同様に、煩雑な操作を必要としないで通信相手機器を特定できるという効果がある。
【0033】
また、第2実施形態に係る通信相手機器特定方法は、パスキーの認証を行っており、ブルートゥースアドレスだけでは通信を開始することができないので、セキュリティを向上させることができる。さらに、パスキーをSIMに記録してパソコン2によって読み取らせているので、ユーザがパソコン2にパスキーを入力する必要がなく、パソコン2の周りにいる第三者にパスキーを知られるおそれがない。
【0034】
次に、本発明の第3実施形態に係る通信相手機器特定方法について説明する。第3実施形態に係る通信相手機器特定方法は、第2実施形態に係る通信相手機器特定方法と基本的には同じであるが、第3実施形態に係る通信相手機器特定方法は、パスキー及びブルートゥースアドレスに加えてアプリケーションモードもSIMに記録する点が異なっている。図5を参照しながら、第3実施形態に係る通信相手機器特定方法の動作について説明する。
【0035】
最初は、携帯電話1とパソコン2は共に、待機状態となっている(S50)。ユーザは、無線通信を開始する際に携帯電話1にSIMを挿入する。携帯電話1にSIMが挿入されると、携帯電話1はユーザにパスキーを入力させる(S52)。そして、パスキーが入力されると、携帯電話1は入力されたパスキーと共に自身のブルートゥースアドレス及びアプリケーションモードをSIMに記録する(S54)。ここで、アプリケーションモードとは、通信中に動作させるアプリケーションを特定するための情報であり、例えば、ダイアルアップ接続用のアプリケーションであるという情報が記録される。次に、携帯電話1は、パスキー、ブルートゥースアドレス、及びアプリケーションモードを記録した後に、待機状態から通信待受け状態に遷移する(S56)。
【0036】
次に、ユーザは携帯電話1からSIMを取り出し、パスキー、ブルートゥースアドレス、及びアプリケーションモードが記録されたSIMをパソコン2に挿入する。パソコン2は、SIMが挿入されると、SIMに記録されているパスキー、ブルートゥースアドレス、及びアプリケーションモードを読み出す(S58)。そして、パソコン2は、読み出したブルートゥースアドレスに基づいて、通信相手機器である携帯電話1に対して通信要求を送信する(S60)。この際に、パソコン2は、読み出したパスキーを通信要求と共に携帯電話1に送信する。
【0037】
携帯電話1は、パソコン2から送信された通信要求及びパスキーを受信する(S62)と、受信したパスキーの認証を行う(S64)。パスキーが認証されると、携帯電話1は通信要求に対する応答をパソコン2に送信する(S66)。そして、パソコン2が通信要求応答を受信して(S68)、携帯電話1とパソコン2との間で通信が開始される。
【0038】
通信が開始されると、携帯電話1はSIMに記録したアプリケーションモードに基づいてアプリケーションを起動し(S70)、パソコン2はSIMから読み出したアプリケーションモードに基づいてアプリケーションを起動する(S72)。
【0039】
第3実施形態に係る通信相手機器特定方法は、第2実施形態に係る通信相手機器特定方法と同様に、煩雑な操作を必要としないで通信相手機器を特定でき、さらに、パスキーが人目に曝されないのでセキュリティを向上できるという効果がある。
【0040】
さらに、第3実施形態に係る通信相手機器特定方法は、SIMにアプリケーションモードを記録してパソコン2に読み取らせているので、通信開始の際に、携帯電話1とパソコン2との間でアプリケーションモードを合わせるためのシーケンスを省略することができ、円滑に通信を開始し、アプリケーションによる処理を行うことができる。
【0041】
以上、本発明の通信相手機器特定方法の実施形態について説明したが、本発明に係る通信相手機器特定方法は上記実施形態に限定されるものではない。
【0042】
上記実施形態では、パソコン2から携帯電話1に無線通信の通信要求を送信する場合を例として説明しているが、通信要求を送信する機器は携帯電話1であっても良い。例えば、パソコン2に記録されている電話番号データを携帯電話1に送信する場合などは、パソコン2と携帯電話1のどちらが無線通信を開始することとしても良い。このような場合には、パソコン2のブルートゥースアドレスをSIMに記録し、携帯電話1がSIMに記録されたブルートゥースアドレスを読み取って、読み取ったブルートゥースアドレスに基づいてパソコン2に通信要求を送信することとしても良い。
【0043】
また、本発明は、パソコン2と携帯電話1との無線通信に限定されるものではなく、例えば、音楽データを記録した無線通信機器(携帯電話1など)と、イヤホンとの間の通信にも用いることができる。
【0044】
上記実施形態では、ブルートゥースアドレス、パスキー、及びアプリケーションモードの情報をSIMに記録してパソコン2に読み取らせているが、これらの情報のほかにも、リンクキーや機器の名称などの情報をSIMに読み取らせることとしても良い。
【0045】
上記実施形態では、ブルートゥースアドレスやパスキーなどを記録する記録媒体としてSIMを例に挙げて説明しているが、例えばメモリスティックなどの他の記録媒体を用いることとしても良い。
【0046】
また、上記実施形態では、近距離無線のプロトコルとしてブルートゥースと例に挙げて説明しているが、IrDAなどの無線通信にも本発明の方法を適用することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、記録媒体に第1の無線通信機器のアドレスを記録し、その記録媒体を第2の無線通信機器に読み取らせることによって、第2の無線通信機器は、第1の無線通信機器のアドレスを取得することができるので、ユーザによる煩雑な操作をすることなく、第2の無線通信機器は通信相手となる第1の無線通信機器を容易に特定することができる。
【0048】
また、記録媒体によってアドレスやパスキーを知らせるので、周囲に知られることなく第1の無線通信機器のアドレスを特定し、またパスキーの認証をすることができ、セキュリティを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る通信相手機器特定方法が適用される環境を示す図である。
【図2】第1実施形態に係る通信相手機器特定方法の動作を示すフローチャートである。
【図3】第1実施形態に係る通信相手機器特定方法の動作を示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態に係る通信相手機器特定方法の動作を示すフローチャートである。
【図5】第3実施形態に係る通信相手機器特定方法の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…携帯電話、2…パソコン。
Claims (5)
- 第1の無線通信機器と第2の無線通信機器との通信を開始する際に通信相手機器を特定する方法であって、
前記第1の無線通信機器のアドレスを記録媒体に記録すると共に前記第1の無線通信機器を通信待受け状態に遷移させるアドレス記録ステップと、
前記アドレス記録ステップにおいて記録媒体に記録されたアドレスを前記第2の無線通信機器に読み取らせるアドレス読取ステップと、
前記アドレス読取ステップにおいて読み取ったアドレスに基づいて前記第2の無線通信機器が前記第1の無線通信機器に対して通信要求を送信する通信要求送信ステップと、
前記通信要求送信ステップにおいて送信された通信要求に基づいて、前記第1の無線通信機器が前記第2の無線通信機器との間で通信を開始する通信開始ステップと、
を有し、
前記通信開始ステップは、前記アドレス記録ステップにおいて前記第1の無線通信機器が通信待受け状態に遷移してから所定の時間が経過する前に前記通信要求を受信した場合にのみ、前記第2の無線通信機器との通信を開始することを特徴とする無線通信における通信相手機器特定方法。 - 前記アドレス記録ステップにおいて、前記第1の無線通信機器は前記記録媒体にパスキーをさらに記録し、
前記アドレス読取ステップにおいて、前記第2の無線通信機器は前記記録媒体に記録されたパスキーを読み出し、
前記通信要求送信ステップでは、前記アドレス読取ステップにおいて読み取ったパスキーを前記通信要求と共に前記第2の無線通信機器から前記第1の無線通信機器に送信し、
前記通信開始ステップでは、前記通信要求送信ステップにおいて送信されたパスキーが前記第1の無線通信機器によって認証された場合に前記第2の無線通信機器との間で通信を開始する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信における通信相手機器特定方法。 - 前記アドレス記録ステップにおいて、前記第1の無線通信機器は前記記録媒体にアプリケーションモードをさらに記録し、
前記アドレス読取ステップにおいて、前記第2の無線通信機器は前記記録媒体に記録されたアプリケーションモードを読み出し、
前記通信開始ステップにおいて通信を開始する際に、前記第1の無線通信機器と前記第2の無線通信機器は、前記アプリケーションモードに基づいて通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線通信における通信相手機器特定方法。 - 前記記録媒体は、SIM又はメモリスティックであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通信における通信相手機器特定方法。
- 無線通信のプロトコルはブルートゥースであり、前記アドレスはブルートゥースアドレスであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信における通信相手機器特定方法。
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