JP4054286B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技機に関し、特に不正行為の実行を抑制できる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットマシン等の遊技機にはメダルの投入口が設けられており、遊技者は所定の枚数のメダルを投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機等で借りることができ、所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
【0003】
従来の遊技機の動作は次のようなものであった。
先ず、スタートスイッチが操作されることにより、スタートスイッチがONとなる。これを受けて遊技機内部の入賞抽選手段により抽選処理が行われる。ここで所定の役に当選すると入賞フラグがセットされる。回転リールの回転が開始する。ストップスイッチが操作されることにより、ストップスイッチがONとなる。そして、対応する回転リールの回転が停止する。全部の回転リールに対応するストップスイッチの操作が行われた後、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。入賞が確定したと判定された場合、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
【0004】
抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。つまり、抽選処理において当選しているときのみ所定の条件の下で図柄が揃い入賞することにより、メダルが払い出されるが、当選しないときはストップスイッチをどのように操作してもメダルが払い出されることはない。これはメダルの払い出しを一定確率に保つためである。これを実現するため抽選処理において乱数発生器が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
遊技機の乱数発生器は例えばカウンタを用いて乱数を擬似的に発生させるものであった。この場合に発生する乱数はある程度の規則性をもち、そのため予測可能な面があった。遊技者がスタートスイッチを巧みに操作することにより抽選確率を予め定められた値以上にする可能性を否定できなかった。
【0006】
そこで、本発明は、スタートスイッチの操作によっても特定の乱数を取得できることがなく、抽選確率の点で特定の遊技者が有利にならない遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、遊技者が操作するスタートスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う入賞抽選手段を備えるスロットマシンにおいて、
前記入賞抽選手段は、
前記スイッチの信号を受け、前記信号に揺らぎを加えて出力する揺らぎ発生器と、
入賞抽選用の乱数を発生する乱数発生器と、
前記乱数発生器が発生する乱数を前記揺らぎ発生器の出力に基づき抽出する乱数抽出器と、
抽選に係る数値と入賞の対応関係を予め格納する入賞判定テーブルと、
前記入賞判定テーブルを参照して前記乱数抽出器により抽出された乱数の入賞の有無及び又は入賞の種類を判定する判定部と、を備え、
前記揺らぎ発生器は、前記スイッチの信号に基づき動作する機械式リレーを備え、前記機械式リレーの接点信号が出力され、前記接点信号は、前記機械式リレーのチャタリングによる複数回のオンオフを含み、
前記乱数抽出器は、前記接点信号に含まれる前記複数回のオンオフに応じて複数回乱数を抽出するとともに、抽出された乱数のうちで最後に抽出された乱数を前記判定部へ出力するものである。
機械式リレーとは機械的な接点を備える電気部品の総称である。通常のリレーの他に電磁接触器などがある。
【0008】
前記機械式リレーの可動部の質量を大きくすると好ましい。具体的には通常のリレーの可動接点に質量(錘など)を敢えて付加することが考えられる。すなわち通常の状態(設計状態)よりも質量を増やし、チャタリングがより起きやすいようにするのである。また、前記機械式リレーは、規定の電圧値及び又は電流値よりも低い値で駆動されることが好ましい。いわゆるチャタリングが発生しやすくなるためである。チャタリング(chattering)とは、リレー型制御系の動作様式で,リレーがきわめて高速に前後にふるえることを指す。
【0009】
好ましくは、前記入賞抽選手段は、前記揺らぎ信号に基づき複数回抽選を行った場合に最後の抽選を有効にする。
【0010】
前記チャタリングが生じやすくなるように、前記機械式リレーを、規定の電圧値及び又は電流値よりも低い値で駆動するようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は、発明の実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)の正面図である。スロットマシン10で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口100に直接メダルを入れる。メダル投入口100は、スロットマシン10の正面で略中央の位置に設けられている。
【0012】
スロットマシン10は、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。ベットスイッチ16は、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代える。精算スイッチ17は、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す。スタートスイッチ30は回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、リールユニット60の駆動を開始させる。ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。リールユニット60は、三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。62は各種の演出を行うための液晶表示部である。
【0013】
スロットマシン10の内部には、図示していないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置が内蔵されている。制御装置は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで動作し、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御するとともに、ランプやスピーカ等の表示を制御する。
【0014】
スタートスイッチ30は、前述のように回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(RepIay)」時には前遊技からの所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0015】
ストップスイッチ50は、前述のようにリールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40の回転を停止するように設定されている。
【0016】
メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作すると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット(不図示)を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしてもよい。
【0017】
前述の制御装置は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づき回転リール40の回転及び停止を制御する際に、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の抽選を行う入賞抽選手段を含む。この入賞抽選手段による抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
【0018】
図2は入賞抽選手段のブロック図である。入賞抽選手段は制御装置に含まれ、当該装置は、具体的にはメイン基板のROMに記憶されたプログラムを同上のCPUが実行することにより及び/又はハードウエアにより実現される。入賞抽選手段は、図2に示すように、揺らぎ発生器1、乱数発生器2、乱数抽出器3、判定部4、及び、入賞判定テーブル5を含む。なお、入賞抽選手段の構成は図2に示したものに限定されない。
【0019】
揺らぎ発生器1はスタートスイッチ30からの信号を受け、これに揺らぎを加えて出力するものである。この詳細は後述する。
【0020】
乱数発生器2は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内で発生させるものである。例えば、0〜一定数の範囲において任意の数値を所定の確率で発生させる。
【0021】
乱数抽出器3は、乱数発生器2が発生する乱数を所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。乱数発生器2は所定間隔で連続的に乱数を発生させているが、そのうちの一部が乱数抽出器3により抽出される。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
【0022】
入賞判定テーブル5は、乱数発生器2がとる乱数の全領域に対応して、各入賞態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を入賞1、入賞2、・・・というように設定する。
【0023】
判定部4は、乱数抽出器3が抽出した抽出乱数データを、入賞判定テーブル5の抽選確率データと参照する。すなわち、当該抽出乱数データを、乱数発生器2がとる乱数の全領域中の各入賞態様ごとに区分された入賞判定領域データそれぞれと照合し、当該抽出乱数データが属する入賞態様に対応する当選を決定するものである。例えば、抽出された乱数の数値が、入賞判定テーブル5のどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば入賞1の区分であれば「入賞1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が入賞判定テーブル5の外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。
【0024】
抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
【0025】
入賞抽選はスタートスイッチ30の押下信号に基づいて行われるが、本発明の実施の形態では当該押下信号をそのまま使用するのではなく、揺らぎ発生器1により当該押下信号に揺らぎを与えた後の信号を使用することを特徴とする。このことを図3を参照して説明する。
【0026】
図3(a)はスタートスイッチ30の押下信号と揺らぎ発生器1が出力する乱数抽出命令の関係を示すタイミングチャートである。揺らぎ発生器1はスタートスイッチ30の押下信号から遅延Tだけ遅れた信号を出力する。この乱数抽出命令により乱数が抽出される。抽出するタイミングが異なれば乱数抽出器3で抽出される乱数も異なってくる。遅延Tは一定値ではなく、スタートレバー30の押下ごとに毎回異なる値をとるので、抽出される乱数値を予測することはより困難となる。このように揺らぎ発生器1を設けることにより、たとえ乱数発生器2による乱数が一様でなく、仮に一定の規則性をもち予測可能な面があったとしても、抽選に用いられる乱数を予測することはできなくなる。遊技者が一定のタイミングでスタートスイッチ30を操作したところで抽選確率を所定値以上にすることはできないのである。
【0027】
これに対し、図3(b)に示すように従来はスタートレバー押下信号をそのまま用いて乱数を抽出していたので、乱数発生器2による乱数が一様でなく、仮に一定の規則性を持つ場合には抽選に用いられる乱数を予測する可能性を否定できなかった。
【0028】
これに対し、図2の入賞抽選手段によれば、抽選処理において遊技者自身が抽選を行う意味でスタートレバー押下信号を用いるが、揺らぎ発生器1により乱数取得の際に当該信号にさらに揺らぎを持たせることにより、遊技機外部からはタイミングが取れない。したがって、不正行為などは困難になる。
【0029】
遅延Tを発生させる具体的な手法として、公知のアルゴリズム(モンテカルロ法など)を用いたり、熱雑音を用いた物理的な乱数を利用することができる。遅延Tは完全にランダムで一様の分布をすることが望ましいが、実用上はそれぞれの遅延Tが所定の割合で発生するものでも差し支えない。ハードウエアで揺らぎ発生器1を実現した例を図4に示す。
【0030】
図4において、110はスタートスイッチ押下信号を受けるリレー駆動用のバッファ回路、111は機械式リレーである。111aは駆動用コイル、111bは接点である。駆動用コイル111aに電流が流れる/遮断されるとリレー111の機械式可動部が動き、これによりいずれかの接点が選択される。図4において接点の一方は接地され、他方は電源電圧VCCに接続されている。これらに対する共通接点は揺らぎ発生器の出力として乱数抽出器3へ送られる(例えば乱数のラッチ信号として使用される)。図4の例ではリレー111が駆動され、Lレベル(接地電位)の信号が出力されたときに乱数が抽出される(図5(b)の矢印参照)。
【0031】
図5は動作説明用のタイミングチャートである。図5(a)はスタートスイッチが押し下げられたときの信号を示す(信号の立ち下がりがスタートスイッチの押し下げられた時を示す)。図5(b)はリレー111の出力信号を示す。
【0032】
図5を参照して本発明の実施の形態に係る揺らぎ発生器1の動作について説明を加える。乱数値を更新しているカウンターの出力数値は、抽選信号の状態変化時に確定する。この抽選信号生成には、通常、スタートスイッチのセンサー出力信号を使用しているが、本発明の実施の形態において、当該センサー出力により駆動される機械式接点を持つリレー111の接点出力を抽選に使用する。一般的に機械式リレーが動作するときにその接点が何度もオン/オフするという現象(チャタリング)が生じる。図5の例ではスタートスイッチ押下信号(a)の立ち下がりによりリレー111が動作するが、図5(b)によればその際に接点はオンを4回(t1乃至t4)、オフを3回繰り返している。このような不規則なチャタリングにより、本発明の実施の形態においては何度も抽選が行われ、その最後の抽選(t4による抽選)が有効となって乱数抽出器から出力される。チャタリングによって発生する接点のオン/オフの回数(パルスの数)は不定であるため、予測不能な揺らぎとして利用することができる。
【0033】
本発明の実施の形態における揺らぎの発生手法は、機械式リレーの動作時に生じるチャタリングという、従来は許容されなかった特性を逆に利用したものである。そのため、本発明の実施の形態においては通常とは異なる使い方をすることが好ましい。本発明の実施の形態で用いる機械式リレーはその可動部分が大きいものであること、すなわち大型のリレーであることが好ましい。可動部分の質量が大きいほどチャタリングが生じやすいためである。さらに、機械式リレーの可動部に質量を追加する(例えばリレーの可動部におもりを設ける)ようにしてもよい。さらに、機械式リレーの規定の電圧値及び又は電流値よりも低い値で駆動するようにしてもよい。コイルによる可動部の吸引力が減り、チャタリングが生じやすくなるためである。
【0034】
次に、上記構成を備えたスロットマシンの動作の概略について図6及び図7に示したフローを用いて説明する。
【0035】
先ず、図6に示すステップS1において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップS2に進む。
ステップS2において、図2の入賞抽選手段により抽選処理が行われる。そして、次のステップS3に進む。
【0036】
ステップS3において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップS4に進む。
ステップS4において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップS5に進む。
ステップS5において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップS6に進む。
【0037】
ステップS6において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップS7に進む。
ステップS7において、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞が確定したと判定された場合、次のステップS8に進む。
【0038】
ステップS8において、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。そして、次のステップS9に進む。
ステップS9において、BBゲームやRBゲームの特別遊技に入賞確定した際、当該特別遊技の入賞確定回数が一つ増えた状態で、カウントされる。
【0039】
上述したステップS2の抽選処理について図7のフローを用いて説明する。
ステップS10において、入賞抽選手段の揺らぎ発生器1によりスタートスイッチ押下信号に揺らぎを加える。そして、次のステップS11に進む。
ステップS11において、乱数発生器2により発生された乱数の中から揺らぎの加えられた信号に基づき乱数抽出器3により乱数が抽出される。そして、次のステップS12に進む。
【0040】
ステップS12において、抽出された乱数が乱数抽出器3の内部に記憶される。そして、次のステップS13に進む。
ステップS13において、判定部4により、抽出された乱数と、入賞判定テーブル5の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップS14に進む。
【0041】
ステップS14において、判定部4により、抽出された乱数が、入賞判定テーブル5のどの入賞態様に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップS15に進む。
ステップS15において、抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、抽選処理が終了する。
【0042】
発明の実施の形態1によれば、遊技者自身が抽選を行う意味でスタートレバー押下信号を用いるが、乱数取得の際に当該信号にさらに揺らぎを持たせることにより、遊技機外部からはタイミングが取れない。したがって、意図的に入賞を狙うことや不正行為は困難になる。
【0043】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、抽選に用いる信号に揺らぎを持たせることにより抽選の際の乱数発生に対する人為的な影響を軽減できる。したがって、意図的に入賞を狙うことや不正行為を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技機(スロットマシン)の正面図である。
【図2】 発明の実施の形態に係る遊技機の入賞抽選手段のブロック図である。
【図3】 図3(a)は発明の実施の形態に係るスタートスイッチの押下信号と揺らぎ発生器が出力する乱数抽出命令の関係を示すタイミングチャートであり、同図(b)は従来のタイミングチャートである。
【図4】 発明の実施の形態に係る揺らぎ発生器のブロック図である。
【図5】 発明の実施の形態に係る揺らぎ発生器の動作説明図(タイミングチャート)である。
【図6】 遊技機の動作の概略を示すフローチャートである。
【図7】 発明の実施の形態に係る抽選処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 揺らぎ発生器
2 乱数発生器
3 乱数抽出器
4 判定部
5 入賞判定テーブル
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
30 スタートスイッチ
31 コネクタ
32 処理・表示部
33 コネクタ
40 回転リール
42 リールテープ
50 ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄
62 液晶表示部
100 メダル投入口
110 バッファ回路
111 機械式リレー
111a 駆動コイル
111b 接点

Claims (3)

  1. 遊技者が操作するスタートスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う入賞抽選手段を備えるスロットマシンにおいて、
    前記入賞抽選手段は、
    前記スイッチの信号を受け、前記信号に揺らぎを加えて出力する揺らぎ発生器と、
    入賞抽選用の乱数を発生する乱数発生器と、
    前記乱数発生器が発生する乱数を前記揺らぎ発生器の出力に基づき抽出する乱数抽出器と、
    抽選に係る数値と入賞の対応関係を予め格納する入賞判定テーブルと、
    前記入賞判定テーブルを参照して前記乱数抽出器により抽出された乱数の入賞の有無及び又は入賞の種類を判定する判定部と、を備え、
    前記揺らぎ発生器は、前記スイッチの信号に基づき動作する機械式リレーを備え、前記機械式リレーの接点信号が出力され、前記接点信号は、前記機械式リレーのチャタリングによる複数回のオンオフを含み、
    前記乱数抽出器は、前記接点信号に含まれる前記複数回のオンオフに応じて複数回乱数を抽出するとともに、抽出された乱数のうちで最後に抽出された乱数を前記判定部へ出力することを特徴とするスロットマシン
  2. 前記チャタリングが生じやすくなるように、前記機械式リレーの可動部に質量を付加したことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン
  3. 前記チャタリングが生じやすくなるように、前記機械式リレーは、規定の電圧値及び又は電流値よりも低い値で駆動されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスロットマシン
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