JP4052812B2 - ビデオ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置の有するランダムアクセス可能な記録媒体に記録されたビデオデータを再生するビデオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでビデオデータの記録にはテープ型の記録媒体が利用されることが多かったが、技術進歩により、任意の時点から再生可能なランダムアクセス可能な円盤型や半導体型の記録媒体が利用されることが多くなってきている。
【0003】
この種のビデオ装置は、ランダム・アクセス可能な記録媒体を用いることにより、テープ型のビデオ装置では不可能であった、録画済番組の任意の個所(ポイント)の再生を瞬時に開始することが可能である。
【0004】
従来のビデオ装置には、任意のポイントの再生を瞬時にできることを利用して、テレビから録画した番組の再生時にユーザの操作によりCMをカットする機能を有するものがある。
【0005】
図4は、CMカット機能を有する従来のビデオ装置の構成例を示す概略ブロック図である。
【0006】
従来のビデオ装置はポインタ管理メモリ9100、記録装置9200、マイコン9300、スイッチ9311、映像処理装置9400及び映像デコーダ9500を有している。
【0007】
記録装置9200は、録画時、テレビ番組等が圧縮されたデジタルデータ(以下、圧縮デジタルデータと称す)を記録する。また、記録装置9200は、再生時、記録された圧縮デジタルデータを取り出す。例えば、記録装置9200には円盤型の記録媒体が着脱可能に搭載されており、再生時、記録装置9200は記録媒体に記録された録画済番組9210の圧縮デジタルデータの取り出しを行う。或は、記録装置9200はハードディスクを有しており、ハードディスクに記録された圧縮デジタルデータの取り出しを行うものであってもよい。
【0008】
ポインタ管理メモリ9100は再生するビデオのポイントを管理するメモリであり、現在再生中のポイントを示すポインタを管理している。
【0009】
マイコン9300は、ソフトウェアのプログラムを実行することにより、ビデオの再生処理を制御する。
【0010】
スイッチ9311は、ユーザの操作によりオンオフされ、そのオンオフがマイコン9300により検出可能なスイッチである。
【0011】
映像デコーダ9500は記録装置9200により取り出された圧縮デジタルデータをデコードし、伸長されたビデオデータを生成する。
【0012】
映像処理装置9400は伸長されたデジタルデータより映像を再生して画面9401に表示する。
【0013】
従来のビデオ装置の具体的な動作について説明する。
【0014】
ユーザは、テレビから録画した番組を視聴していてCMが始まるとスイッチ9311をオンする。マイコン9300はスイッチ9311のオンを検出すると、現在再生中のポイントより30秒後のポイントの再生を開始するために、ポインタ管理メモリ9100にて管理されているポインタ9111に対して30秒分の値を加算する。
【0015】
記録装置9200は、ポインタ9111の値に従って30秒後のポイントの圧縮デジタルデータの取り出しを開始する。その圧縮デジタルデータが映像デコーダ9500でデコードされ、映像処理装置9400により画面表示される。
【0016】
したがって、従来のビデオ装置によれば、30秒間のCMを飛ばして、その後のポイントから即座に再生を開始することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
従来のビデオ装置は、時間が予め分かっているCMなどをカットするには有効である。しかし、スイッチ9311をオンして画面の表示を切り替えるまで、どのような画面のポイントに再生が移るか分からないので、番組内で所望のポイントに再生を移すには不向きであった。
【0018】
従来のビデオ装置において番組内の所望のポイントに再生を移す場合、従来のテープ型のビデオ装置と同様に、ユーザは早送りや逆再生を利用して所望のポイントを探す必要があり、ランダムアクセス可能な記録媒体の利点が充分に発揮されていなかった。
【0019】
本発明の目的は、再生しているポイントを実際に移動させることなく、所望の移動先ポイントを見つけることが可能なビデオ装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のビデオ装置は、記録装置の有するランダムアクセス可能な記録媒体に記録された映像を再生するビデオ装置であって、
映像の再生ポイントをそれぞれ示す複数の再生ポインタと、前記複数の再生ポインタ間の時間差を指定する再生ポインタ差分とを記憶するポインタ管理メモリと、
映像データを記憶しており、前記複数の再生ポインタでそれぞれ示された再生ポイントに対応する複数の映像データを取り出す記録装置と、
前記記録装置により取り出された前記複数の映像データをそれぞれデコードする複数の映像デコーダと、
前記複数の映像デコーダによりデコードされた複数の映像を合成して再生する映像合成処理装置と、
ユーザの所望により、前記再生ポインタ差分の値を設定し、前記複数の映像を合成して再生中に前記複数の再生ポインタの値を修正する制御部を有している。
【0021】
本発明のビデオ装置によれば、複数の映像が同時に再生されるので、ユーザは複数の映像を見て再生ポイントの移動先を探すことができる。
【0022】
本発明の実施態様によれば、前記複数の再生ポインタは、前記ユーザが映像を主に視聴するための1つのメイン再生ポインタと、前記ユーザが前記メイン再生ポインタの再生ポイント以外の映像を補助的に視聴するためのサブ再生ポインタを含む。
【0023】
したがって、本実施態様のビデオ装置は、主として視聴する映像の他に補助的な映像を表示することができるので、ユーザは映像の視聴を継続しながら補助的な映像を見て再生ポイントの移動先を探すことができる。
【0024】
本発明の実施態様によれば、前記サブ再生ポインタは、前記メイン再生ポインタまたは他のサブ再生ポインタとの時間差分を指定する再生ポインタ差分により、前記メイン再生ポインタとの時間差分が特定される。
【0025】
したがって、メイン再生ポインタとサブ再生ポインタとの時間差分が再生ポインタ差分により容易に求められる。
【0026】
本発明の実施態様によれば、前記サブ再生ポインタは、前記メイン再生ポインタより前の再生ポイントを示す少なくとも1つの過去再生ポインタと、前記メイン再生ポインタより後の再生ポイントを示す少なくとも1つの未来再生ポインタである。
【0027】
したがって、本実施態様のビデオ装置は、過去再生ポインタ及び未来再生ポインタにより、主として視聴している映像の前及び後ろの再生ポイントの映像を表示する。
【0028】
本発明の実施態様によれば、主に視聴する再生ポイントの映像をいずれかのサブ再生ポインタで指定されている再生ポイントに移動するためのスイッチを更に有し、
前記制御部は、前記スイッチにより前記ユーザから指示されたサブ再生ポイントの値を前記メイン再生ポインタに上書きし、その後に全ての前記サブ再生ポイントの値を前記再生ポインタ差分により修正する。
【0029】
したがって、本実施態様のビデオ装置は、主として視聴する画面を、サブ再生ポインタで示される再生ポイントの映像を見ながら探した移動先へスイッチ操作により瞬時に移動させることができる。
【0030】
本発明の実施態様によれば、前記スイッチが通信ネットワークを介して前記制御部に接続されており、該スイッチを分離して配置可能である。
【0031】
したがって、本実施態様のビデオ装置のスイッチは通信ネットワークを介して遠隔等に配置することが可能である。
【0032】
本発明の実施態様によれば、前記再生ポインタ差分を設定するための再生ポインタ差分設定手段を更に有し、
前記制御部は、前記再生ポインタ差分設定手段による前記ユーザからの指示に従って前記再生ポインタ差分の値を設定し、その後に新たな前記再生ポインタ差分より前記サブ再生ポインタを算出し、設定する。
【0033】
したがって、本実施態様のビデオ装置はユーザが再生ポインタ差分を容易に設定可能なので、予め時間差分が分かっている場合に、ユーザは再生ポインタ差分を設定することにより再生ポイントを瞬時に表示させることができる。また、時間差分が、ある程度分かっている場合に、ユーザは所望の再生ポイントの近くまで瞬時に移動させることができる。
【0034】
本発明の実施態様によれば、前記再生ポインタ差分設定手段が通信ネットワークを介して前記制御部に接続されており、該再生ポインタ差分設定手段を分離して配置可能である。
【0035】
本発明の実施態様によれば、前記複数の映像デコーダによりデコードされた複数の映像を合成して画面表示する映像合成処理装置を更に有している。
【0036】
したがって、本実施態様のビデオ装置は1つの画面内に複数の映像を表示することができる。
【0037】
本発明の実施態様によれば、前記記録装置と前記複数の映像デコーダとが通信ネットワークを介して接続されており、前記複数の映像デコーダ及び前記映像合成処理装置を分離して配置可能である。
【0038】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0039】
本実施形態のビデオ装置はメインの映像の再生(現在再生)中に、過去の映像の再生(過去再生)及び未来の映像の再生(未来再生)を行い、それら全ての映像を同時に画面に表示することができる。
【0040】
図1は本実施形態のビデオ装置の構成を示すブロック図である。
【0041】
本実施形態のビデオ装置はポインタ管理メモリ100、記録装置200、マイコン300、未来再生画面選択スイッチ310、過去再生画面選択スイッチ312、再生ポインタ差分設定部321,322、映像合成処理装置400、未来再生映像デコーダ510、現在再生映像デコーダ511及び過去再生映像デコーダ512を有している。
【0042】
ポインタ管理メモリ100には再生ポインタ121,122が設定されている。また、ポインタ管理メモリ100は未来再生ポインタ110、現在再生ポインタ111及び過去再生ポインタ112を管理している。未来再生ポインタ110は未来再生のポイントを示すポインタであり、現在再生ポインタ111は現在再生のポイントを示すポインタであり、過去再生ポインタ112は過去再生のポイントを示すポインタである。再生ポインタ差分121は未来再生ポインタ110と現在再生ポインタ111との差分である。現在再生ポインタ111に再生ポインタ差分121を加算することで未来再生ポインタ110の値が算出される。再生ポインタ差分122は過去再生ポインタ112と現在再生ポインタ111との差分である。現在再生ポインタ111から再生ポインタ差分122を減算することで過去再生ポインタ112の値が算出される。
【0043】
マイコン300はソフトウェアのプログラムを実行することにより、ビデオの再生処理を制御する。未来再生画面選択スイッチ310及び過去再生画面選択スイッチ312はユーザの操作によりオンオフされ、そのオンオフがマイコンにより検出可能である。マイコン300は未来再生画面選択スイッチ310のオンを検出すると、画面のメインの表示をそれまで未来再生としていた映像に切り替える。また、マイコン300は過去再生画面選択スイッチ312のオンを検出すると、画面のメインの表示をそれまで過去再生としていた映像に切り替える。再生ポインタ差分設定部321,322はユーザの操作により、マイコン300を介して、ポインタ管理メモリ100の再生ポインタ差分121,122の値を設定する。
【0044】
記録装置200は、録画時、テレビ番組等が圧縮されたデジタルデータ(以下、圧縮デジタルデータと称す)を録画済番組210として記録し、保持する。また、記録装置200は、再生時、記録された圧縮デジタルデータを取り出す。その際、記録装置200はポインタ管理メモリ100の未来再生ポインタ110、現在再生ポインタ111及び過去再生ポインタ112の示す3つのポイントの圧縮デジタルデータを取り出す。例えば、記録装置200には円盤型の記録媒体が着脱可能に搭載されており、再生時、記録装置200は記録媒体に記録された録画済番組210の圧縮デジタルデータの取り出しを行う。或は、記録装置200はハードディスクを有しており、ハードディスクに記録された圧縮デジタルデータの取り出しを行うものであってもよい。
【0045】
未来再生映像デコーダ510は記録装置200により取り出された未来再生の圧縮デジタルデータをデコードし、伸長されたビデオデータを生成する。同様に、現在再生映像デコーダ511は現在再生の圧縮デジタルデータをデコードし、過去再生映像デコーダ512は過去再生の圧縮デジタルデータをデコードする。
【0046】
映像合成処理装置400は、未来再生、現在再生及び過去再生の伸長されたデジタルデータよりそれぞれの映像を再生し、それらの映像を合成して画面に表示する。現在再生画面411がメインで(中央に大きく)表示されている。そして、ユーザにより未来再生画面選択スイッチ310がオンされると、それまで未来再生とされていた映像が現在再生に移る。同様に、過去再生画面選択スイッチ312がオンされると、それまで過去再生とされていた映像が現在再生に移る。
【0047】
次に、本実施形態のビデオ装置の動作について説明する。
【0048】
本実施形態のビデオ装置は、通常、過去再生、現在再生及び未来再生の3つの再生を同時に行っている。画面上では、現在再生の映像が他の2つの映像より大きく表示されている。
【0049】
現在再生とは、番組等を視聴するためのメインの再生である。過去再生とは、現在再生の移動先ポイントを探すなどのために、現在再生より任意の時間前のポイントを補助的に再生するものである。同様に、未来再生とは現在再生より任意の時間後のポイントを再生するものである。
【0050】
ユーザが、再生ポインタ設定部321から再生ポインタ差分121を変更すると、現在再生ポインタ111と変更後の再生ポインタ差分121とから未来再生ポインタ110が計算され、更新される。例えば、再生ポインタ差分121に10秒を加算すると、未来再生ポインタ110にも10秒が加算される。未来再生ポインタ110が更新されると、それに伴って未来再生のポイントが移動する。このとき、現在再生の画面では通常の速度で再生が継続される。
【0051】
また、ユーザが、再生ポインタ設定部322から再生ポインタ差分122を変更すると、現在再生ポインタ111と変更後の再生ポインタ差分122とから過去再生ポインタ112が計算され、更新される。過去再生ポインタ112が更新されると、それに伴って過去再生のポイントが移動する。
【0052】
また、ユーザが、未来再生画面選択スイッチをオンすると、未来再生ポインタ110の値が現在再生ポインタ111に上書きされる。次に、新しい現在再生ポインタ111と再生ポインタ差分121とから未来再生ポインタ110の値が計算され、更新される。それと同時に、新しい現在再生ポインタ111と再生ポインタ差分122とから過去再生ポインタ112の値が計算され、更新される。これらにより現在再生、未来再生及び過去再生のポイントがそれぞれ移動する。
【0053】
また、ユーザが、過去再生画面選択スイッチをオンすると、過去再生ポインタ112の値が現在再生ポインタ111に上書きされる。次に、新しい現在再生ポインタ111と再生ポインタ差分121とから未来再生ポインタ110の値が計算され、更新される。それと同時に、新しい現在再生ポインタ111と再生ポインタ差分122とから過去再生ポインタ112の値が計算され、更新される。これらにより現在再生、未来再生及び過去再生のポイントがそれぞれ移動する。
【0054】
本実施形態のビデオ装置によれば、現在再生の映像の表示を継続しながら、任意のポイントの未来再生及び過去再生の映像を表示することができるので、ユーザは番組等の視聴を中断することなく、過去再生または未来再生の映像を見ることができ、現在再生の移動先ポイントを見つけることができる。また、本実施形態のビデオ装置によれば、ユーザは過去再生または未来再生の再生ポイントを変更しながら移動先ポイントを決定することができるので、現在再生への入れ替えのタイミングを容易にとることができる。
【0055】
なお、本実施形態のビデオ装置は、過去再生画面または未来再生画面の表示と非表示をユーザの所望により切り替えることができるものであってもよい。これによれば、現在再生のポイントを移動させる必要がない場合に、ユーザは大きな映像で番組等を視聴することができる。
【0056】
なお、本実施形態のビデオ装置は、再生ポインタ差分設定部321,322において、再生ポインタ差分121,122に10秒後、25秒後、55秒後などの所定値がスイッチ1つで容易に設定可能であってもよい。これによれば、ユーザは様々なCMを簡単な操作でカットして番組を視聴することができる。
【0057】
なお、本実施形態のビデオ装置は、未来再生、現在再生及び過去再生の再生スピードを同時に変化させることができてもよい。例えば、スロー再生や倍速再生を行う場合、3つの映像が全てスロー再生や倍速再生となる。これによれば、ユーザは、映像間の時間の計測を行うことができる。例えば、競争競技者のゴールのタイム差を正確に計測することができる。
【0058】
なお、未来再生画面選択スイッチ310、過去再生画面選択スイッチ312、再生ポインタ差分設定部321,322の操作は機械式のスイッチやダイヤル等によるものであってもよく、また、タッチパネルやマウス・カーソルによるものであってもよい。例えば、過去再生画面412に指で触れると、それが過去再生画面選択スイッチ312の役割を果たして画面が切り替わるようにすれば、直感的な操作が可能となり操作性が高まる。
【0059】
図2は、本発明の他の実施形態のビデオ装置の構成を示すブロック図である。
【0060】
図2のビデオ装置はポインタ管理メモリ100、記録装置200、マイコン300、第1及び第2の未来再生画面選択スイッチ313,314、過去再生画面選択スイッチ312、再生ポインタ差分設定部321,322,323、映像合成処理装置400、第1及び第2の未来再生映像デコーダ513,514、現在再生映像デコーダ511及び過去再生映像デコーダ512を有している。
【0061】
ポインタ管理メモリ100には再生ポインタ121,122,123が設定されている。また、ポインタ管理メモリ100は第1及び第2の未来再生ポインタ113,114、現在再生ポインタ111及び過去再生ポインタ112を管理している。第1及び第2の未来再生ポインタ113,114は未来再生のポイントを示すポインタであり、現在再生ポインタ111は現在再生のポイントを示すポインタであり、過去再生ポインタ112は過去再生のポイントを示すポインタである。再生ポインタ差分121は第1の未来再生ポインタ113と現在再生ポインタ111との差分である。現在再生ポインタ111に再生ポインタ差分121を加算することで第1の未来再生ポインタ113の値が算出される。再生ポインタ差分122は過去再生ポインタ112と現在再生ポインタ111との差分である。現在再生ポインタ111から再生ポインタ差分122を減算することで過去再生ポインタ112の値が算出される。再生ポインタ差分123は第2の未来再生ポインタ114と第1の未来再生ポインタ113との差分である。第1の未来再生ポインタ113に再生ポインタ差分123を加算することで第2の未来再生ポインタ114の値が算出される。
【0062】
マイコン300はソフトウェアのプログラムを実行することにより、ビデオの再生処理を制御する。第1及び第2の未来再生画面選択スイッチ313,314及び過去再生画面選択スイッチ312はユーザの操作によりオンオフされ、そのオンオフがマイコンにより検出可能である。マイコン300は第1の未来再生画面選択スイッチ313のオンを検出すると、画面のメインの表示をそれまで第1の未来再生としていた映像に切り替える。同様に、マイコン300は第2の未来再生画面選択スイッチ314のオンを検出すると、画面のメインの表示をそれまで第2の未来再生としていた映像に切り替える。また、マイコン300は過去再生画面選択スイッチ312のオンを検出すると、画面のメインの表示をそれまで過去再生としていた映像に切り替える。再生ポインタ差分設定部321,322,323はユーザの操作により、マイコン300を介して、ポインタ管理メモリ100の再生ポインタ差分121,122,123の値を設定する。
【0063】
記録装置200は、録画時、テレビ番組等が圧縮されたデジタルデータ(以下、圧縮デジタルデータと称す)を録画済番組210として記録し、保持する。また、記録装置200は、再生時、記録された圧縮デジタルデータを取り出す。その際、記録装置200はポインタ管理メモリ100の第1及び第2の未来再生ポインタ113,114、現在再生ポインタ111及び過去再生ポインタ112の示す4つのポイントの圧縮デジタルデータを取り出す。
【0064】
第1及び第2の未来再生映像デコーダ513,514は記録装置200により取り出された第1及び第2の未来再生の圧縮デジタルデータをデコードし、伸長されたビデオデータをそれぞれ生成する。同様に、現在再生映像デコーダ511は現在再生の圧縮デジタルデータをデコードし、過去再生映像デコーダ512は過去再生の圧縮デジタルデータをデコードする。
【0065】
映像合成処理装置400は、第1及び第2の未来再生と現在再生と過去再生の伸長されたデジタルデータよりそれぞれの映像を再生し、それらの映像を合成して画面に表示する。現在再生画面411がメインで(中央に大きく)表示されている。そして、ユーザにより第1の未来再生画面選択スイッチ313がオンされると、それまで第1の未来再生とされていた映像が現在再生に移る。同様に、ユーザにより第2の未来再生画面選択スイッチ314がオンされると、それまで第2の未来再生とされていた映像が現在再生に移る。同様に、過去再生画面選択スイッチ312がオンされると、それまで過去再生とされていた映像が現在再生に移る。
【0066】
図2のビデオ装置は2つの未来再生を有する点で図1のビデオ装置と異なり、その他については基本的に図1のものと同じである。
【0067】
図2のビデオ装置によれば、図1のビデオ装置と同様に、ユーザは番組等の視聴を中断することなく、過去再生または未来再生の映像を見ることができ、現在再生の移動先ポイントを見つけることができる。図2のビデオ装置は2つの未来再生を有するので図1のものより更に利便性が高い。
【0068】
なお、図2の実施形態では、第2の未来再生ポインタ114が、第1の未来再生ポインタ113との差分を示す再生ポインタ差分123により算出可能である場合を例示したが、第2の未来再生ポインタも現在再生ポインタ111との差分を示す再生ポインタにより算出可能なものであってもよい。
【0069】
図3は本発明の更に他の実施形態のビデオ装置の構成を示すブロック図である。
【0070】
図3のビデオ装置は、図1のビデオ装置に対して、更に、ネットワークインタフェース部600,602、通信ネットワーク601を有する。
【0071】
図3のビデオ装置では、未来再生映像デコーダ510、現在再生映像デコーダ511及び過去再生映像デコーダ512と記録装置200との間が通信ネットワーク601を介して接続されている。また、未来再生画面選択スイッチ310、過去再生画面選択スイッチ312及び再生ポインタ差分321,322と、マイコン300との間も同様に通信ネットワーク601を介して接続されている。それらの通信ネットワーク601への接続部にはネットワークインタフェース部600,602が設けられている。
【0072】
図3のビデオ装置は、画面表示及び操作を行う部分と、映像済番組210を蓄積している記録装置200等とが遠隔にある場合にも利用可能である。
【0073】
【発明の効果】
本発明のビデオ装置によれば、複数の映像が同時に再生されるので、ユーザは複数の映像を見て再生ポイントの移動先を探すことができ、移動先の決定が容易である。
【0074】
また、本発明のビデオ装置は、主として視聴する映像の他に補助的な映像を表示することができるので、ユーザは映像の視聴を継続しながら補助的な映像を見て再生ポイントの移動先を探すことができ、視聴が中断されずスムーズな再生ポイントの移動が可能である。
【0075】
また、本発明のビデオ装置は、イン再生ポインタとサブ再生ポインタとの時間差分が再生ポインタ差分により容易に求められる。
【0076】
また、本発明のビデオ装置は、過去再生ポインタ及び未来再生ポインタにより、主として視聴している映像の前及び後ろの再生ポイントの映像を表示するので、ユーザはそれらの再生ポイントの映像を用いて、主として視聴している映像の前及び後ろの移動先を容易に探すことができる。
【0077】
また、本発明のビデオ装置は、主として視聴する画面を、サブ再生ポインタで示される再生ポイントの映像を見ながらユーザが探した移動先へスイッチ操作により瞬時に移動させることができるので、ユーザは容易に再生ポイントを移動させることができる。
【0078】
また、本発明のビデオ装置のスイッチは通信ネットワークを介して遠隔等に配置することが可能なので機器設置の自由度が高く、利便性が高い。
【0079】
また、本発明のビデオ装置はユーザが再生ポインタ差分を容易に設定可能なので、予め時間差分が分かっている場合に、ユーザは再生ポインタ差分を設定することにより再生ポイントを瞬時に表示させることができる。また、時間差分が、ある程度分かっている場合に、ユーザは所望の再生ポイントの近くまで瞬時に移動させることができる。
【0080】
また、本発明のビデオ装置は1つの画面内に複数の映像を表示することができるので、ユーザは1つの画面上の複数の映像を見て所望の再生ポイントを探すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のビデオ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態のビデオ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態のビデオ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】CMカット機能を有する従来のビデオ装置の構成例を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
100 ポインタ管理メモリ
110 未来再生ポインタ
111 現在再生ポインタ
112 過去再生ポインタ
121,122 再生ポインタ
200 記録装置
210 録画済番組
300 マイコン
310 未来再生画面選択スイッチ
312 過去再生画面選択スイッチ
321,322 再生ポインタ差分設定部
400 映像合成処理装置
510 未来再生映像デコーダ
511 現在再生映像デコーダ
512 過去再生映像デコーダ

Claims (10)

  1. 記録装置の有するランダムアクセス可能な記録媒体に記録された映像を再生するビデオ装置であって、
    映像の再生ポイントをそれぞれ示す複数の再生ポインタと、前記複数の再生ポインタ間の時間差を指定する再生ポインタ差分とを記憶するポインタ管理メモリと、
    映像データを記憶しており、前記複数の再生ポインタでそれぞれ示された再生ポイントに対応する複数の映像データを取り出す記録装置と、
    前記記録装置により取り出された前記複数の映像データをそれぞれデコードする複数の映像デコーダと、
    前記複数の映像デコーダによりデコードされた複数の映像を合成して再生する映像合成処理装置と、
    ユーザの所望により、前記再生ポインタ差分の値を設定し、前記複数の映像を合成して再生中に前記複数の再生ポインタの値を修正する制御部を有するビデオ装置。
  2. 前記複数の再生ポインタは、前記ユーザが映像を主に視聴するための1つのメイン再生ポインタと、前記ユーザが前記メイン再生ポインタの再生ポイント以外の映像を補助的に視聴するためのサブ再生ポインタを含む、請求項1記載のビデオ装置。
  3. 前記サブ再生ポインタは、前記メイン再生ポインタまたは他のサブ再生ポインタとの時間差分を指定する再生ポインタ差分により、前記メイン再生ポインタとの時間差分が特定される、請求項2記載のビデオ装置。
  4. 前記サブ再生ポインタは、前記メイン再生ポインタより前の再生ポイントを示す少なくとも1つの過去再生ポインタと、前記メイン再生ポインタより後の再生ポイントを示す少なくとも1つの未来再生ポインタである、請求項2または3記載のビデオ装置。
  5. 主に視聴する再生ポイントの映像をいずれかのサブ再生ポインタで指定されている再生ポイントに移動するためのスイッチを更に有し、
    前記制御部は、前記スイッチにより前記ユーザから指示されたサブ再生ポイントの値を前記メイン再生ポインタに上書きし、その後に全ての前記サブ再生ポイントの値を前記再生ポインタ差分により修正する、請求項2から4のいずれか1項に記載のビデオ装置。
  6. 前記スイッチが通信ネットワークを介して前記制御部に接続されており、該スイッチを分離して配置可能な、請求項5記載のビデオ装置。
  7. 前記再生ポインタ差分を設定するための再生ポインタ差分設定手段を更に有し、
    前記制御部は、前記再生ポインタ差分設定手段による前記ユーザからの指示に従って前記再生ポインタ差分の値を設定し、その後に新たな前記再生ポインタ差分より前記サブ再生ポインタを算出し、設定する、請求項2から6のいずれか1項に記載のビデオ装置。
  8. 前記再生ポインタ差分設定手段が通信ネットワークを介して前記制御部に接続されており、該再生ポインタ差分設定手段を分離して配置可能な、請求項7記載のビデオ装置。
  9. 前記複数の映像デコーダによりデコードされた複数の映像を合成して画面表示する映像合成処理装置を更に有する、請求項1から8のいずれか1項に記載のビデオ装置。
  10. 前記記録装置と前記複数の映像デコーダとが通信ネットワークを介して接続されており、前記複数の映像デコーダ及び前記映像合成処理装置を分離して配置可能な、請求項9記載のビデオ装置。
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