JP4052619B2

JP4052619B2 - Stamp pad

Info

Publication number: JP4052619B2
Application number: JP28279299A
Authority: JP
Inventors: 格若木
Original assignee: Pilot Corp KK
Current assignee: Pilot Corp KK
Priority date: 1999-10-04
Filing date: 1999-10-04
Publication date: 2008-02-27
Anticipated expiration: 2019-10-04
Also published as: JP2001096876A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はスタンプや印鑑にインキを付着させるためのスタンプ台（朱肉台）に関するものであり、使い始めから使い終わりまで比較的一定の付着量を維持し、特に極低押印圧時の印影が良好で、かつ、比較的安価で容易に作製可能なスタンプ台に関するものである。
【０００２】
【従来の技術とその課題】
スタンプや印鑑にインキを付着させるためのスタンプ台としては、良好な印影を得るために的確にスタンプにインキを付着させることが求められる。また、良好な印影を長期間得るという、いわゆる長寿命であることも求められる。インキの付着量は多過ぎてもいけないし、少な過ぎても良好な印影を得ることはできない。
【０００３】
スタンプ台の寿命を延ばそうとして、インキを多く充填したものもあるが、従来のように表布に綿布を用いたものでは、使い始めに必要以上のインキが過剰に供給されてしまうので、特に強い押圧力で使用した際に印影がつぶれてしまう上、綿布上にインキが浮き、残ってしまうなどの不具合があった。逆に、使い始めから適正な印影を得るためにインキの充填量を減らすと、インキが最後まで追従せずに寿命が短く、早々に印影が薄れてきてしまうため、インキを補充する頻度が高く、煩わしかった。
【０００４】
特開平４−３１２８８１号公報や実開平４−３８４５８号公報などに極細繊維を用いた織編物を表布に用いたものも提案されているが、スタンプ台の寿命を長くする面では大きな改善が見られるものの、スタンプ台に印面を置いただけのような極低押印圧での捺印となると、編み目の凹凸が起因となり印面に十分なインキを付着させることが難しい上、極細繊維を織編物にするには高度な技術を要するため高価であり、繊維の布厚や目付量、種類等を自由に調節し、表布のインキ保持力、インキ浸透性をコントロールすることが難しいため、スタンプ台の表布としては不十分であった。
【０００５】
また、不織布を表布として用いたものは未だ提案されておらず、たとえ不織布を表布に使ったとしても、従来からスタンプ台の表布以外の部分に使用されているような太い繊維径を持つものを表布に用いたものは、表面が粗で鮮明な印影が得られないものであった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、鮮やかなスタンプ印影を得るという基本的な性能を持ちつつ、押圧の強弱に関わらず使い始めから使い終わりまで比較的一定のインキ付着量を維持し、特に低押印圧時の印影が良好で、かつ、比較的安価で容易に作製可能なスタンプ台を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記問題点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、スタンプ台表布に特定の極細繊維を主体とする不織布を用いることで、本発明の目的が達成されることを見いだし、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
即ち本発明のスタンプ台は、
「１．少なくともインキ含浸体と、湿式スパンレース法による繊維径が０．０５〜１０μｍのポリエステルおよびレーヨンから選ばれる１以上の極細繊維を主体とする不織布からなる表布を設けたことを特徴とし、含浸されるインキが、水を含まず、ポリプロピレングリコールを主体とし、アセチレングリコール又はアセチレングリコール誘導体を含む有機溶剤系インキであることを特徴とする、スタンプ台。
２．表布が繊維目付量２５〜８０ｇ／ｍ²の不織布である第１項に記載のスタンプ台。」を特徴とするものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【０００９】
本発明のスタンプ台は、その一例として外装材でケースを形成し、その中にインキ含浸体を収納し、インキを含浸した上に、繊維径０．０５〜１０μｍの極細繊維を主体とする不織布からなる表布を配置した構成が挙げられる。
【００１０】
インキ含浸体を長繊維フェルトと短繊維フェルトのようにインキ保持力の異なる２層以上のフェルトからなる多層フェルトとしたり、フェルトと表布の間に不織布を配置した構成としても良い。
【００１１】
一般に、従来からの表布は単糸繊度１〜２デニール程度の綿、絹等の天然繊維やポリエステル、アクリル等の合成繊維を用いた厚さ０．１〜０．５ｍｍ程度の繊編物を用いていたが、これらの表布は、極低押印圧での印影や長寿命性を得るために繊密度を高めても長寿命には効果があるものの、低押印圧での印影にかすれ等が発生して満足するものは得られなかった。
【００１２】
そこで、本発明では表布に極細繊維を主体とする不織布を用いる。
不織布には、大きく分けて乾式不織布と湿式不織布がある。一般的には乾式不織布が主流であるが、乾式不織布は、目付量分布の均一性に欠け、さらに極細繊維のウェブ形成が困難であるために、スタンプ台の表布としては不向きである。一方湿式不織布は、目付量の均一性に富み、極細繊維をはじめとする多種多様な繊維を任意に組み合わせられることが特徴であり、近年の技術進歩により３〜５ｍｍカット長の繊維を均一にウェブ形成することが出来るようになった。これにより、スタンプ台表布として十分な強度が得られる様になったもので、本発明に用いられる極細繊維不織布は湿式不織布が好適に用いられるものである。特に湿式スパンレース法による極細繊維不織布は、目付量の均一性、強度、加工性の面で、スタンプ台表布として好適である。
【００１３】
湿式スパンレース法では、任意に選択された繊維を水溶液中に分散させ、均一なウェブを作製し、その後特殊な高圧水流を噴射し、繊維を絡み合わせて不織布状とし、乾燥、場合によっては後加工を経て完成される。
【００１４】
このようにして得られた不織布は、極細繊維を織編した表布よりも極細繊維が表布表面により多く存在することから、極めて小さい押印力でも印面へのインキ付着が効率よく行われるため、鮮明な印影が得られるのである。また、不織布内には適度に気孔（要するに穴）が存在することから、インキ充填の際にも支障なく効率的に行われると言う利点もある。
【００１５】
極細繊維不織布に使用する繊維としては、構成繊維に関係なく、単独、または混繊して使用することが出来る。使用される繊維としては、木材パルプ、麻パルプ、バガス、コットンパルプ等の天然繊維、ポリエステル、ポリオレフィン、アクリル、ナイロン等の合成繊維、レーヨン、アセテート等の再生繊維、熱融着性繊維、抗菌繊維等の特殊な繊維が挙げられる。中でも極細繊維としては、ポリエステル、レーヨン等が適し、極細繊維単独または２種類以上の混繊、さらには１０μｍ以上の繊維との混繊により構成することが可能であり、インキや用途に合わせて任意に選択することが可能である。
【００１６】
本発明のスタンプ台は、この極細繊維不織布を表布に用いたことにより、寿命が長く、濃い印影を得つつ、一定のインキ付着量を維持し、特に極低押印圧時の印影が良好で、かつ比較的安価で容易に作製可能なスタンプ台とすることができるのである。
【００１７】
不織布は織物に比べて製造が容易で、繊維の材質の選択性が広いものであるので、本発明の表布に極細繊維不織布を用いた構成は非常に有用なものである。また、不織布は、複数の材質、繊維径、長さ、形状など異なった性質を持つ複数種の繊維を用いて構成することが可能で、織編物にはできない構成ができる利点もある。さらに、厚み、密度などもその目付量を操作するだけで容易に変えることが可能であることなど、織編物に比べて、インキの吐出量や保持力などを用途に合わせて容易にコントロールすることができ、利用価値が大きなものである。
【００１８】
極細繊維不織布の繊維目付量は２５〜８０ｇ／ｍ²が好ましい。
繊維目付量がこの範囲を下回ると、スタンプへのインキ付着量が不十分であり極低押印圧での印影が悪くなるばかりでなく、不織布としての強度が弱くなる傾向にあり、上回ると表布のインキ保持量が過剰になることから、スタンプへのインキ乗りが過剰となり印影が悪くなる傾向があり好ましくない。
繊維目付量とは、絹織物等の厚薄軽重を表現し、通常平方メートル当たりの繊維量（ｇ）で示される値である。
【００１９】
表布の下層には、インキ含浸体が設けられる。インキ含浸体は、単一層でも良いが、機能分離した多層構成であればなお良い。
【００２０】
例えば、インキ含浸体として、種類の異なるフェルト材を多層構成で設けるものなどが使用できる。多層フェルトを構成するフェルト材としては、羊毛などの天然繊維またはポリエステル、アクリル、ポリアミドなどの合成繊維により単独または混合して形成されたフェルト材などが挙げられる。多層フェルトの各層間においてインキをより表面方向に導くために、その繊維密度やインキとの濡れ性などによりインキ保持力を制御したフェルト材を積層し多層フェルトを形成するのがよい。このような構成にすると、インキが多層フェルトの表面側に引っ張られ、インキが残り少なくなっても追従するので、インキの使用効率等が向上するのである。
【００２１】
多層フェルトは最上層のフェルトが他の層よりも薄くなっていると、インキ保持および、過剰な浸みだしなどを効率的に防止でき、好ましい。下層と最上層の厚みの関係は２：１〜５：１程度が好ましい。
【００２２】
さらに、大容量のインキを保持するために、フェルト材の下にインキ含浸体として、連続気泡を有するフォーム材などを設けたり、スタンプ台押印時の感触をよくするためのクッション材等を用いても良い。
【００２３】
また、インキ含浸体と表布の間にインキ吐出などをコントロールするものとして、たとえば１０μｍ以上などといった表布に比べて繊維径の太い繊維で構成された不織布を用いることもできる。
この際の繊維目付量は４０〜７０ｇ／ｍ²程度が好ましい。
【００２４】
本発明のスタンプ台に含浸されるインキ組成物は、色材や樹脂などを水や有機溶剤などの溶剤に溶解、分散させたものが使用されるが、印影の乾燥性や鮮明性などの点で、有機溶剤系の方が好ましい。
【００２５】
該インキに使用される有機溶剤は、インキ組成物の主要成分となるもので、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリグリセリン等のポリアルキレングリコール類やポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル類などの蒸気圧０．０１ｍｍＨｇ（２５℃）以下の低蒸気圧溶剤などが挙げられる。もちろん、諸性能のバランスに影響を与えない範囲でその他の有機溶剤を使用することも可能である。使用する有機溶剤のうち分子量が２００〜９００のポリプロピレングリコールは蒸気圧が０．０１ｍｍＨｇ（２５℃）以下であり、なおかつ吸湿性が少なく、本発明のスタンプ台インキパッドとの相性がいいので、好ましい。配合量は６０〜９０重量％が好ましい。
また、主溶剤としての有機溶剤は、各種スタンプ・印の基材となる天然ゴムや感光性樹脂などを溶かしたり、変質させたりしないものが選ばれる。
【００２６】
使用される色材は、溶剤に溶解あるいは分散するものであればよく、従来公知の染料や顔料を使用することができる。染料としては、塩基性染料、酸性染料、直接染料、などの油溶性染料および水溶性染料が用いられる。顔料としては、カーボンブラック、群青、紺青、弁柄、カドミウムレッド、カドミウムイエロー、インダスロンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、レーキレッド、リソールレッド、ハンザイエロー、酸化チタン、蛍光顔料などの有機顔料や無機顔料が使用できる。また、顔料の分散性などを改善するため合成樹脂、ワックス等で処理した加工顔料を用いることもできる。色材は１種または２種以上混合して用いられ、その使用量はインキ組成物全量に対して３〜２０重量％が適当である。
【００２７】
インキ充填性に優れ、印影の乾燥性が良好で、外部環境の変化に強いバランスの良い性能を持つインキ組成物とするために、アセチレングリコール又はアセチレングリコール誘導体を配合するとさらに良好である。アセチレングリコール又はアセチレングリコール誘導体を用いることにより、本発明のスタンプ台のインキパッドの各構成での作用がより好適に働く上、紙面などでのインキの浸透性がよくなり、インキ充填性、印影の乾燥性も向上し、外部環境の変化にも強いスタンプ台を得ることができるので、好ましい。
【００２８】
そのようなインキ組成物は、インキパットの多層フェルト材への浸透性を向上させることができることから、生産時のインキ充填や使用によりインキを消費した場合のユーザーによるインキの再充填も容易になり、良好なインキ充填性を示すものである。
【００２９】
また、インキパッドへのインキの浸透性を上げることは、例えば、ユーザーなどにより押圧時に過剰なインキが表面へ浸み出すほどインキを充填された場合でさえも、インキをフェルト材へ引き戻す効果がインキ自体にあるため、パッド面からスタンプ材へインキを転写する際に、必要以上のインキがスタンプ材の印面に付着しにくくなり、より有利な方向へ働く相乗効果をもたらすので、好ましい。
【００３０】
アセチレングリコール又はアセチレングリコール誘導体としては、２，４，７，９−テトラメチル−５−デシンー４，７−ジオールや２，４，７，９−テトラメチル−５−デシンー４，７−ジオール−ジ（ポリオキシエチレン）エーテルなどが挙げられる。インキ組成物全体に対するアセチレングリコール又はアセチレングリコール誘導体の配合量は０．１〜１０．０重量％がよく、０．１〜３．０重量％がさらに好ましい。この範囲より少ないと、その効果が得られにくくなり、この範囲を超えて配合しても、その効果はそれ以上変わらない上、インキ組成物全体の物性に大きな影響を与えてしまうおそれが発生し、特にアセチレングリコールの吸湿により吸湿時の印影が劣化する傾向があり、好ましくない。また、コスト面でも比較的高価なので、安価な主溶剤をより多く用いることが好ましい。アセチレングリコールおよびアセチレングリコール誘導体はそれぞれ単独で配合してもよいが、混合して配合してもかまわない。
【００３１】
その他、使用するインキ組成物には必要に応じて、界面活性剤や防腐剤などの添加剤も適宜配合することができる。
【００３２】
上記のように、本発明のスタンプ台に最も好適なインキ組成物にて説明したが、上記のインキ組成物以外の、例えば水系のインキ組成物などを本発明のスタンプ台用インキに用いても、本発明の効果が得られることはいうまでもない。
【００３３】
【実施例】
次に実施例、比較例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施例１
まず、インキ含浸体として、羊毛／アクリルの混合繊維を用いた厚さ６．０ｍｍのフェルトを最下層に設けた。その上に、繊維径８μｍのレーヨン繊維を繊維目付量６０ｇ／ｍ²として作製した極細繊維不織布を表布として設け、盤面サイズ５８ｍｍ×９２ｍｍのインキパッドを構成した。
次に、下記の組成のスタンプ台用インキ組成物１のうち、はじめにポリプロピレングリコールとポリビニルブチラール樹脂を６０℃オイルバスにて撹拌溶解し、その後アセチレングリコールとカーボンブラックを添加、撹拌した後、３本ロールにて顔料を分散し、スタンプ台用インキ組成物を得た。
（スタンプ台用インキ組成物１）
ピグメントブラック７（黒色顔料）１０重量部
ポリビニルブチラール樹脂５重量部
ポリプロピレングリコール（有機溶剤）８４重量部
アセチレングリコール１重量部
※粘度５００ｍＰａ・Ｓ（２０℃）
その後、インキパッドをプラスチック製のケース（図示せず）に格納し、上記インキ組成物１を１５ｇ充填してスタンプ台を完成し、各種試験を行った。
【００３４】
実施例２
実施例１の表布を繊維径３μｍのポリエステル繊維を繊維目付量２７ｇ／ｍ²として作製した極細繊維不織布とした以外は、実施例１と同様にしてインキパッドを得たのち、上記インキ組成物１を充填して、各種試験を行った。
【００３５】
実施例３
実施例１の表布を繊維径３μｍのポリエステル繊維を繊維目付量７５ｇ／ｍ²として作製した極細繊維不織布とした以外は、実施例１と同様にしてインキパッドを得たのち、上記インキ組成物１を充填して、各種試験を行った。
【００３６】
比較例１
実施例１の表布を単糸繊維径２μｍのポリエステル繊維からなる原糸を編織して作製した極細繊維織編物とした以外は、実施例１と同様にしてインキパッドを得たのち、上記インキ組成物１を充填して、各種試験を行った。
【００３７】
比較例２
実施例１の表布を１．２デニールの単糸原糸からなる綿繊維を平織して作製し綿布とした以外は、実施例１と同様にしてインキパッドを得たのち、上記インキ組成物１を充填して、各種試験を行った。
【００３８】
比較例３
実施例１の表布を繊維径１５μｍのポリエステル繊維を繊維目付量６５ｇ／ｍ²にて作製した従来の不織布とした以外は、実施例１と同様にしてインキパッドを得たのち、上記インキ組成物１を充填して、各種試験を行った。
【００３９】
各実施例および比較例の各種試験結果は表１に記載した。
【００４０】
【表１】

【００４１】
印影評価
インキを充填した各スタンプ台を用い、ゴム印にてＰＰＣ用紙（ＸＥＲＯＸ社Ｐ紙）に捺印したときの印影を目視評価した。ゴム印へインキを転写させる際のゴム印をスタンプ台表面に押圧する押圧力は、ゴム印をスタンプ台に置くだけ（ゴム印の自重：１５ｇ）と１．０ｋｇと４．０ｋｇの３種類で行った。
評価 ○・・・印影が鮮明で濃い。
△・・・印影にややにじみまたはかすれが見られる。
×・・・印影ににじみまたはかすれが見られる。
【００４２】
スタンプ台寿命
ゴム印を実装したスタンプ台連続捺印機を用い、ＰＰＣ用紙（ＸＥＲＯＸ社Ｐ紙）に、スタンプ台押印圧２．０ｋｇ、紙面押印圧２．５ｋｇの条件で４ｓｅｃ／１回のスピードにて連続捺印させ、１０００回おきのインキ消費量を測定し、インキ消費量が、０．３ｇ／１０００回未満となった点を終点とした。
評価 ○・・・終点が８０００回以上である。
△・・・終点が５０００〜８０００回である。
×・・・終点が５０００回未満である。
【００４３】
表１により、実施例１ないし３のスタンプ台は、印影性能が終始優れ、寿命が長く、極低押印圧でも鮮明な印影が得られ優れた性能を発揮するスタンプ台であることが判る。
【００４４】
比較例１のスタンプ台は、極低押印圧での印影に劣り、表布の製造が複雑なため、高価となり、スタンプ台として不十分なものであった。
【００４５】
比較例２のスタンプ台は、押圧力が低いときの印影が良好でなく、スタンプ台の寿命も短いものであった。
【００４６】
また、比較例３のスタンプ台は、使い始めから印影が不鮮明で、他の評価ができるレベルでなかった。
【００４７】
【発明の効果】
本発明のスタンプ台は、スタンプ台表布に極細繊維からなる不織布を用い、インキの印面へのインキ乗りを制御することなどにより、鮮やかなスタンプ印影を得るという基本的な性能を持ちつつ、押圧力の強弱にかかわらず使い始めから使い終わりまで比較的一定のインキ付着量を長期間維持し、インキの再充填も優れており、かつ、比較的安価で容易に作製可能なスタンプ台を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施例のインキパッドの一例を示す概略図である。
【符号の説明】
１表布
２インキ含浸体
３ケース[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a stamp base (red meat stand) for adhering ink to stamps and seals, and maintains a relatively constant adhesion amount from the beginning of use to the end of use, especially with a very low stamping pressure. In addition, the present invention relates to a stamp base that is relatively inexpensive and can be easily manufactured.
[0002]
[Prior art and its problems]
As a stamp stand for attaching ink to a stamp or seal, it is required to accurately attach ink to the stamp in order to obtain a good impression. In addition, it is required to have a so-called long life in which a good impression is obtained for a long time. The amount of ink adhering must not be too large, and if it is too small, a good impression cannot be obtained.
[0003]
In order to extend the life of the stamp stand, there are some that are filled with a lot of ink, but in the case where cotton cloth is used as the front cloth as before, excessive ink is supplied excessively at the beginning of use, In particular, when used with a strong pressing force, the imprint was crushed, and the ink floated and remained on the cotton cloth. Conversely, if the ink filling amount is reduced to obtain an appropriate imprint from the beginning of use, the ink will not follow up to the end and the life will be short, and the imprint will fade quickly. It was annoying.
[0004]
Japanese Laid-Open Patent Publication No. 4-312881 and Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-38458 have also proposed using a woven or knitted fabric using ultrafine fibers for the surface fabric, but there is a great improvement in terms of extending the life of the stamp base. Although it can be seen, if the stamping is performed at an extremely low pressure, such as just placing the stamping surface on the stamping base, it is difficult to attach sufficient ink to the stamping surface due to the unevenness of the stitches, and the ultrafine fibers are made into a woven or knitted fabric Is expensive because it requires advanced technology, and it is difficult to control the ink holding power and ink permeability of the surface fabric by freely adjusting the fiber thickness, basis weight, type, etc. It was insufficient as a cloth.
[0005]
In addition, the use of non-woven fabric as the front fabric has not been proposed yet, and even if the non-woven fabric is used for the front fabric, the fiber diameter that has been conventionally used for parts other than the front fabric of the stamp table has been increased. What used it for the surface cloth had a rough surface and a clear impression could not be obtained.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention has a basic performance of obtaining a vivid stamp impression, and maintains a relatively constant ink adhesion amount from the start to the end of use regardless of the strength of pressing, particularly at a low stamping pressure. It is an object of the present invention to provide a stamp base that has a good seal and that can be easily manufactured at a relatively low cost.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies in view of the above problems, the present inventor has found that the object of the present invention can be achieved by using a nonwoven fabric mainly composed of specific ultrafine fibers for the stamp table cloth. The present invention has been made based on the above.
That is, the stamp stand of the present invention is
“1. It is characterized in that at least an ink impregnated body and a surface cloth made of a nonwoven fabric mainly composed of one or more ultrafine fibers selected from polyester and rayon having a fiber diameter of 0.05 to 10 μm by a wet spunlace method are provided. The stamp base is characterized in that the ink to be impregnated is an organic solvent-based ink which does not contain water, is mainly composed of polypropylene glycol, and contains acetylene glycol or an acetylene glycol derivative .
2. The stamp stand according to Item 1, wherein the front fabric is a nonwoven fabric having a fiber basis weight of 25 to 80 g / m ² . ".
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0009]
The stamp stand of the present invention is a non-woven fabric mainly composed of ultrafine fibers having a fiber diameter of 0.05 to 10 μm after forming a case with an exterior material as an example, housing an ink impregnated body therein, impregnating the ink. The structure which arrange | positioned the surface cloth which consists of is mentioned.
[0010]
The ink impregnated body may be a multilayer felt made of two or more layers of felt having different ink holding power, such as long fiber felt and short fiber felt, or a non-woven fabric may be disposed between the felt and the surface cloth.
[0011]
In general, a conventional outer fabric uses a fine knitted fabric having a thickness of about 0.1 to 0.5 mm using natural fibers such as cotton and silk having a single yarn fineness of about 1 to 2 denier and synthetic fibers such as polyester and acrylic. However, these cover cloths are effective for long life even if the fiber density is increased in order to obtain imprinting at a very low stamping pressure and long life, but the imprinting at low stamping pressure may be blurred. What was generated and was not satisfactory was not obtained.
[0012]
Therefore, in the present invention, a non-woven fabric mainly composed of ultrafine fibers is used for the outer cloth.
Nonwoven fabrics are roughly classified into dry nonwoven fabrics and wet nonwoven fabrics. In general, dry nonwoven fabrics are the mainstream. However, dry nonwoven fabrics are not suitable as a surface fabric for stamp bases because they lack uniformity in the weight per unit area distribution and it is difficult to form a web of ultrafine fibers. On the other hand, wet non-woven fabrics are characterized by high uniformity in basis weight and the ability to arbitrarily combine a wide variety of fibers, including ultra-fine fibers. It became possible to form. Thereby, sufficient strength can be obtained as a stamp table cloth, and a wet nonwoven fabric is preferably used as the ultrafine fiber nonwoven fabric used in the present invention. In particular, an ultrafine fiber nonwoven fabric produced by a wet spunlace method is suitable as a stamp base fabric in terms of the uniformity of the basis weight, strength, and processability.
[0013]
In the wet spunlace method, an arbitrarily selected fiber is dispersed in an aqueous solution to form a uniform web, and then a special high-pressure water stream is sprayed to entangle the fibers into a non-woven form, which is then dried, and later in some cases. Completed through processing.
[0014]
Since the nonwoven fabric obtained in this manner has more ultrafine fibers on the surface than the surface fabric woven and knitted with ultrafine fibers, ink adhesion to the printing surface can be efficiently performed even with a very small stamping force. A clear seal is obtained. In addition, since there are moderate pores (in short, holes) in the nonwoven fabric, there is also an advantage that the ink can be efficiently filled without any trouble.
[0015]
The fiber used for the ultrafine fiber nonwoven fabric can be used alone or in combination regardless of the constituent fibers. The fibers used include natural fibers such as wood pulp, hemp pulp, bagasse and cotton pulp, synthetic fibers such as polyester, polyolefin, acrylic and nylon, regenerated fibers such as rayon and acetate, heat-fusible fibers and antibacterial fibers. special fibers and the like can be mentioned up. Among them, polyester , rayon, etc. are suitable as ultrafine fibers, and can be constituted by ultrafine fibers alone or two or more kinds of mixed fibers, and further mixed fibers with fibers of 10 μm or more. It is possible to select.
[0016]
The stamp stand of the present invention uses this ultrafine fiber nonwoven fabric for the surface fabric, has a long life, obtains a dark imprint, maintains a constant ink adhesion amount, and has a particularly good imprint at extremely low stamping pressure. In addition, it is possible to obtain a stamp base that is relatively inexpensive and can be easily manufactured.
[0017]
Since the nonwoven fabric is easier to manufacture and has a wider selection of fiber materials than the woven fabric, the configuration using the ultrafine fiber nonwoven fabric for the surface fabric of the present invention is very useful. In addition, the nonwoven fabric can be configured using a plurality of types of fibers having different properties such as a plurality of materials, fiber diameters, lengths, and shapes, and has an advantage that a configuration that cannot be achieved by a woven or knitted fabric can be achieved. Furthermore, compared to woven and knitted fabrics, it is possible to easily control the ink discharge amount and holding power according to the application, such as the thickness and density can be easily changed by simply manipulating the basis weight. Can be used and has great utility value.
[0018]
Fiber basis weight of the microfibrous non-woven fabric is preferably 25~80g / m ^2.
If the fiber areal weight is below this range, the amount of ink adhering to the stamp is insufficient and not only the imprint at the extremely low stamping pressure deteriorates, but the strength as a nonwoven fabric tends to be weakened. Since the amount of ink retained is excessive, it is not preferable because the ink is excessively loaded on the stamp and the imprint tends to deteriorate.
The fiber basis weight expresses the thickness, weight, and weight of silk fabrics, etc., and is usually a value indicated by the fiber amount (g) per square meter.
[0019]
An ink impregnated body is provided on the lower layer of the outer cloth. The ink impregnated body may be a single layer, but it is more preferable if it has a multilayer structure with functional separation.
[0020]
For example, as the ink impregnated body, a material in which different types of felt materials are provided in a multilayer structure can be used. Examples of the felt material constituting the multilayer felt include a felt material formed by natural fibers such as wool or synthetic fibers such as polyester, acrylic, and polyamide, alone or in combination. In order to lead the ink to the surface direction between the layers of the multilayer felt, it is preferable to form a multilayer felt by laminating a felt material whose ink holding power is controlled by its fiber density, wettability with ink, and the like. With such a configuration, the ink is pulled to the surface side of the multilayer felt and follows even when the remaining ink is low, so that the ink use efficiency is improved.
[0021]
Multilayer felts are preferred when the uppermost felt is thinner than the other layers, because ink retention and excessive oozing can be prevented efficiently. The relationship between the thickness of the lower layer and the uppermost layer is preferably about 2: 1 to 5: 1.
[0022]
Furthermore, in order to hold a large amount of ink, a foam material having open cells or the like is provided as an ink impregnated material under the felt material, or a cushion material or the like for improving the feel at the time of stamp stand stamping is used. Also good.
[0023]
Further, as a means for controlling ink discharge between the ink impregnated body and the front cloth, for example, a non-woven fabric composed of fibers having a larger fiber diameter than the front cloth such as 10 μm or more can be used.
In this case, the fiber basis weight is preferably about 40 to 70 g / m ² .
[0024]
The ink composition impregnated in the stamp stand of the present invention is obtained by dissolving and dispersing a coloring material or resin in a solvent such as water or an organic solvent. Thus, an organic solvent system is preferred.
[0025]
The organic solvent used in the ink is a main component of the ink composition. Polyalkylene glycols such as polyethylene glycol, polypropylene glycol and polyglycerol, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxypropylene alkyl ether and other polyalkylene glycols. Examples thereof include a low vapor pressure solvent having a vapor pressure of 0.01 mmHg (25 ° C.) or less, such as oxyalkylene alkyl ethers. Of course, other organic solvents can be used as long as the balance of various performances is not affected. Among the organic solvents to be used, polypropylene glycol having a molecular weight of 200 to 900 is preferable because it has a vapor pressure of 0.01 mmHg (25 ° C.) or less, has low hygroscopicity, and is compatible with the stamp base ink pad of the present invention. . The blending amount is preferably 60 to 90% by weight.
The organic solvent as the main solvent is selected from those that do not dissolve or alter the natural rubber or photosensitive resin that is the base material for various stamps and marks.
[0026]
The coloring material to be used may be any material that can be dissolved or dispersed in a solvent, and conventionally known dyes and pigments can be used. As the dye, oil-soluble dyes such as basic dyes, acid dyes and direct dyes, and water-soluble dyes are used. Examples of pigments include organic pigments such as carbon black, ultramarine blue, bitumen, petal, cadmium red, cadmium yellow, indanthrone blue, phthalocyanine blue, phthalocyanine green, lake red, resol red, hansa yellow, titanium oxide, fluorescent pigments, and inorganic pigments. Pigments can be used. In addition, a processed pigment treated with a synthetic resin, wax or the like can be used to improve the dispersibility of the pigment. The color material is used alone or in combination of two or more, and the amount used is suitably 3 to 20% by weight based on the total amount of the ink composition.
[0027]
In order to obtain an ink composition having excellent ink filling properties, good dryness of imprints, and a well-balanced performance that is strong against changes in the external environment, it is even better to add acetylene glycol or an acetylene glycol derivative. By using acetylene glycol or an acetylene glycol derivative, the action of each composition of the ink pad of the stamp stand of the present invention works more favorably, and the ink permeability on the paper surface is improved, and the ink filling property and imprinting are improved. It is preferable because the stamping stand can be obtained with improved drying characteristics and resistant to changes in the external environment.
[0028]
Such an ink composition can improve the permeability of the ink pad to the multilayer felt material, so it becomes easy for the user to refill the ink when the ink is consumed by filling or using the ink during production. The ink filling property is good.
[0029]
In addition, increasing the permeability of the ink to the ink pad has the effect of pulling the ink back to the felt material even when the ink is filled to the extent that excessive ink oozes to the surface by the user, for example. Since it is in the ink itself, when transferring the ink from the pad surface to the stamp material, it is preferable that the ink more than necessary does not adhere to the stamp surface of the stamp material and brings about a synergistic effect that works in a more advantageous direction.
[0030]
Examples of acetylene glycol or acetylene glycol derivatives include 2,4,7,9-tetramethyl-5-decyne-4,7-diol and 2,4,7,9-tetramethyl-5-decyne-4,7-diol-di. (Polyoxyethylene) ether etc. are mentioned. The blending amount of acetylene glycol or acetylene glycol derivative with respect to the entire ink composition is preferably 0.1 to 10.0% by weight, and more preferably 0.1 to 3.0% by weight. If it is less than this range, it will be difficult to obtain the effect, and even if it exceeds this range, the effect will not change any more, and the physical properties of the entire ink composition may be greatly affected. In particular, the moisture imprint of acetylene glycol tends to deteriorate the imprint on moisture absorption, which is not preferable. In addition, since the cost is relatively high, it is preferable to use more inexpensive main solvent. The acetylene glycol and the acetylene glycol derivative may be blended singly, but may be blended and blended.
[0031]
In addition, additives such as surfactants and preservatives can be appropriately blended in the ink composition to be used, if necessary.
[0032]
As described above, the ink composition most suitable for the stamp base of the present invention has been described. However, for example, an aqueous ink composition other than the above ink composition may be used for the stamp base ink of the present invention. Needless to say, the effects of the present invention can be obtained.
[0033]
【Example】
Next, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples.
Example 1
First, as the ink impregnated body, a felt having a thickness of 6.0 mm using a wool / acrylic mixed fiber was provided in the lowermost layer. On top of that, an ultrafine fiber non-woven fabric prepared from rayon fibers having a fiber diameter of 8 μm and a basis weight of 60 g / m ² was provided as a top cloth to constitute an ink pad having a board surface size of 58 mm × 92 mm.
Next, in the ink composition 1 for stamp stand having the following composition, first, polypropylene glycol and polyvinyl butyral resin are stirred and dissolved in a 60 ° C. oil bath, and then acetylene glycol and carbon black are added and stirred. The pigment was dispersed with a roll to obtain an ink composition for a stamp stand.
(Ink composition for stamp stand 1)
Pigment Black 7 (black pigment) 10 parts by weight polyvinyl butyral resin 5 parts by weight polypropylene glycol (organic solvent) 84 parts by weight acetylene glycol 1 part by weight * viscosity 500 mPa · S (20 ° C.)
Thereafter, the ink pad was stored in a plastic case (not shown), filled with 15 g of the ink composition 1 to complete a stamp stand, and various tests were performed.
[0034]
Example 2
An ink pad was obtained in the same manner as in Example 1 except that the surface fabric of Example 1 was an ultrafine fiber nonwoven fabric prepared by using polyester fibers having a fiber diameter of 3 μm and a basis weight of 27 g / m ² . 1 was filled and various tests were conducted.
[0035]
Example 3
After the table cloth of Example 1 except that the microfibrous non-woven fabric produced polyester fibers having a fiber diameter of 3μm as a fiber basis weight 75 g / m ² is obtained an ink pad in the same manner as in Example 1, the ink composition 1 was filled and various tests were conducted.
[0036]
Comparative Example 1
An ink pad was obtained in the same manner as in Example 1 except that the surface fabric of Example 1 was made into an ultrafine fiber woven knitted fabric produced by knitting raw yarn made of polyester fiber having a single yarn fiber diameter of 2 μm. The composition 1 was filled and various tests were performed.
[0037]
Comparative Example 2
An ink pad was obtained in the same manner as in Example 1 except that the surface fabric of Example 1 was made by plain weaving cotton fibers made of 1.2 denier single yarn yarns to obtain a cotton fabric. And various tests were conducted.
[0038]
Comparative Example 3
An ink pad was obtained in the same manner as in Example 1 except that the front fabric of Example 1 was a conventional non-woven fabric made of polyester fiber having a fiber diameter of 15 μm at a fiber basis weight of 65 g / m ² . The product 1 was filled and various tests were performed.
[0039]
Various test results of each example and comparative example are shown in Table 1.
[0040]
[Table 1]

[0041]
Using each stamp stand filled with imprint evaluation ink, the imprint when a PPC paper (XEROX P paper) was stamped with a rubber stamp was visually evaluated. The pressing force for pressing the rubber stamp on the surface of the stamp table when transferring the ink to the rubber stamp was performed by only placing the rubber stamp on the stamp table (self weight of the rubber stamp: 15 g), 1.0 kg and 4.0 kg.
Evaluation ○ ... Imprint is clear and dark.
Δ: Slightly blurring or blurring is seen in the imprint.
X: Bleeding or blurring is seen in the imprint.
[0042]
Using a stamp stand continuous stamping machine equipped with a stamp stand life stamp, on PPC paper (XEROX P paper) at a speed of 4 sec / time under the conditions of a stamp stand stamping pressure of 2.0 kg and a paper surface stamping pressure of 2.5 kg. The ink consumption was measured every 1000 times, and the point where the ink consumption was less than 0.3 g / 1000 times was defined as the end point.
Evaluation: The end point is 8000 times or more.
Δ: The end point is 5000 to 8000 times.
X: The end point is less than 5000 times.
[0043]
From Table 1, it can be seen that the stamp stands of Examples 1 to 3 are stamp stands that are excellent in imprinting performance from time to time, have a long life, and exhibit excellent performance by obtaining a clear imprint even at an extremely low pressing pressure.
[0044]
The stamp base of Comparative Example 1 was inferior to the imprinting at an extremely low pressing pressure, and the manufacture of the surface cloth was complicated, so that it was expensive and was insufficient as a stamp base.
[0045]
The stamp base of Comparative Example 2 had a poor impression when the pressing force was low, and the life of the stamp base was short.
[0046]
Further, the stamp stand of Comparative Example 3 was unclear from the beginning of use and was not at a level where other evaluations could be made.
[0047]
【The invention's effect】
The stamp table of the present invention uses a non-woven fabric made of ultra fine fibers for the stamp table surface cloth, and controls the ink application on the ink printing surface, etc. To obtain a stamp base that can maintain a relatively constant amount of ink from the beginning to the end of use for a long period of time regardless of the strength of pressure, has excellent ink refilling, and is relatively inexpensive and easy to produce. I was able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating an example of an ink pad according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Surface cloth 2 Ink impregnated body 3 Case

Claims

少なくともインキ含浸体と、湿式スパンレース法による繊維径が０．０５〜１０μｍのポリエステルおよびレーヨンから選ばれる１以上の極細繊維を主体とする不織布からなる表布を設けたことを特徴とし、含浸されるインキが、水を含まず、ポリプロピレングリコールを主体とし、アセチレングリコール又はアセチレングリコール誘導体を含む有機溶剤系インキであることを特徴とする、スタンプ台。At least an ink-absorbing member, the fiber diameter by a wet spun lace method is characterized in that a table cloth consisting of one or more ultrafine fibers mainly nonwoven fabric selected from polyester and rayon 0.05 to 10 [mu] m, impregnation A stamp stand , characterized in that the ink to be used is an organic solvent-based ink which does not contain water, is mainly composed of polypropylene glycol, and contains acetylene glycol or an acetylene glycol derivative .

表布が繊維目付量２５〜８０ｇ／ｍ²の不織布である請求項１に記載のスタンプ台。Stamp pad as claimed in claim 1 table cloth is a nonwoven fibrous basis weight 25~80g / m ^2.