JP4052494B2 - 振動分離装置 - Google Patents

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真 白井
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動発生手段によって振動されることにより複数種の対象物を分離する振動分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、振動発生手段により分離枠を振動させることにより、複数種の対象物を、その形状や大きさ等により分離する振動分離装置が提供されている。図10に、前記分離枠の一例を示す。この図10に示すように、分離枠1は、上枠2、下枠3、並びに前記上枠2と下枠3との間に挟み込まれた網枠4とから構成されている。前記網枠4は、断面L字状のフレーム5の上辺部5aに篩網6を取付けた構成となっている。そして、前記上辺部5aを、前記上枠2の下端部に溶接されたフランジ部2aと前記下枠3の上端部に溶接されたフランジ部3aとの間にパッキン7を介して挟み込んだ状態で、前記フランジ部2a,3aに断面V字状のバンド8を締め付けることにより、網枠4を上枠2及び下枠3の間に固定している。
【0003】
また、前記上枠2の下部には、排出口9が形成されていると共に、前記排出口9に対応して前記上枠2の外周面部には排出口体10が設けられている。前記排出口9の下辺部は、前記篩網6の上面部に近接するように構成されている。尚、前記排出口9には、例えば開閉可能な蓋(図示せず)が設けられている。
【0004】
上記構成の分離枠1は、振動発生手段と共に振動分離装置を構成する。そして、前記蓋で前記排出口9を閉塞した状態で前記振動発生手段により前記分離枠1を振動させると、前記篩網6上の対象物は当該篩網6の振動によりふるい分けられる。
【0005】
ところで、上記構成の分離枠1によって分離する対象物として、例えば、電子部品を基板上に実装する等に用いられる30〜45μm程度のハンダ粒がある。前記ハンダ粒は、所定時間そのままの状態で放置されると表面に酸化膜が形成されて劣化する。そのため、ふるい分け作業によって前記篩網6からふるい落とさることなく前記篩網6の上に残された残留物は、その都度、取り除く必要がある。従って、ふるい分け作業が終了すると、続いて、前記蓋を開けて排出口9を開放した状態で前記分離枠1を振動させて前記残留物を前記排出口8から外部に排出させる排出作業を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のように、分離枠1は、網枠4を上枠2,下枠3の間にパッキン7を介して挟み込む構成であるため、前記上枠2のフランジ部2a及び前記パッキン7の厚み分だけ、前記排出口9の下辺部と篩網6の上面部との間に段差が生じる。
【0007】
このような段差はわずかなものであるが、残留物が上記したハンダ粒のような小さいものである場合には、前記段差が障害となってうまく排出できないという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、対象物のうち分離作業により枠本体の底面部上に残された残留物を略完全に排出することができる振動分離装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の振動分離装置は、枠本体と、この枠本体の底面部を構成し対象物をふるい落とすための孔が設けられた篩網と、前記篩網上の対象物を一方向に移動させ前記対象物の分離作業を行う第1の振動モードと、前記篩網上の残留物を前記一方向とは異なる方向に移動させ前記残留物の排出作業を行う第2の振動モードとに切換え可能に構成された振動発生手段とを備え、前記振動発生手段によって振動されることにより内部に収容された複数種の対象物を分離するものであって、前記篩網に設けられ、前記対象物のうち分離作業により前記篩網上に残された残留物を排出する排出口と、前記対象物の分離作業の際には前記篩網上の対象物が前記排出口を避けて移動するように案内して前記対象物が前記排出口から排出されることを阻止し、前記残留物の排出作業の際には前記篩網上の残留物が前記排出口内に進入することを許容するように構成されている排出阻止手段とを備えることを特徴とする。このような構成によれば、篩網と排出口とが同一面上に位置し、篩網と排出口との間に段差が生じないため、篩網上の残留物を完全に排出させることができる。
【0012】
また、前記対象物の分離作業の際には前記篩網上の対象物が前記排出口を避けて移動するように案内して前記対象物が前記排出口から排出されることを阻止し、前記残留物の排出作業の際には前記篩網上の残留物が前記排出口内に進入することを許容するように構成されている排出阻止手段を備えたので、分離作業の際に篩網上の対象物が篩網上のうち前記排出口が設けられた領域を移動する場合であっても、前記対象物が排出口から排出されることがない。
【0014】
かも、排出作業の際には篩網上の残留物が排出口内に進入することが妨げられないので、分離作業及び排出作業を不具合なく実行できる。
【0016】
上記構成においては、分離作業を行うときには、振動発生手段により第1の振動モードで振動させる。このとき、前記底面部上の対象物は、底面部上を移動しても排出阻止部材により排出口に進入することが阻止されるため、対象物を確実に分離することができる。また、排出作業を行う時は、第2の振動モードで振動させる。このとき、底面部上の残留物は、排出阻止部材に阻止されることなく排出口から排出される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図6を参照して説明する。まず、図4は、振動分離装置11の全体構成を示している。この図4において、円筒状をなす架台12上には枠受スプリング13を介して振動体ベース14が振動自在に支持されている。架台12の内側面には、モータ15が固定され、このモータ15の回転軸15aにVプーリ16が連結されている。架台12の内底面にはVプーリ17が回転可能に支持されており、このVプーリ17と上記Vプーリ16との間にはVベルト18が掛け渡されている。
【0019】
前記Vプーリ17の駆動軸17aには、駆動スプリング19を介して回転軸20が連結されている。この回転軸20の下端部には、カップリング21が一体に設けられ、このカップリング21に前記駆動スプリング19の上端部が固定されている。回転軸20は、前記振動体ベース14の下面部であって中心部に固定された軸受ハウジングとしての振動体ハウジング22に図示しない軸受を介して回転可能に支持されている。
【0020】
回転軸20の前記振動体ハウジング22の上方に突出した上端部には、上部アンバランスウェイト23が固定されている。これにより、上部アンバランスウェイト23は回転軸20と一体に回転するように構成されている。一方、回転軸20の前記振動体ハウジング12の下方に突出した下端部であって前記カップリング21の上方には、下部アンバランスウェイト24が回動可能に取付けられている。これら回転軸20及び上下部両アンバランスウエイト23,24並びに前記モータ15は振動発生手段を構成している。
【0021】
本実施例においては、前記モータ15の回転方向、即ち回転軸20の回転方向を変えることにより前記上下部アンバランスウエイト23,24間の角度を変えることができるように構成されている。尚、この構成については、本出願人が先に出願し登録された特開平9−1075号公報(特願平7−154393号)に詳しく記載されているため、ここでは簡単に説明する。ここで、前記モータ15の正転時には、回転軸20は矢印A方向に回転し、前記モータ15の逆転時には、前記回転軸20は反矢印A方向に回転するものとする。
【0022】
即ち、図5に示すように、カップリング21の周縁部には、上部アンバランスウエイト23の重心と回転軸20の中心とを結んだ直線Bに関して対称に位置するように長孔25,25が設けられている。そして、前記長孔25のうちの一方には、第1の位置規制部材26が設けられ、他方には第2の位置規制部材27が設けられている。前記位置規制部材26,27は、長孔25,25に沿って移動させることができるように構成されている。尚、前記カップリング21には前記長孔25に対応して目盛り28が設けられている。
【0023】
回転軸20が矢印A方向に回転すると、下部アンバランスウェイト24は第1の位置規制部材26の当接部26aに当接されて回転軸20と一体に回転する。一方、回転軸20が反矢印A方向に回転すると、下部アンバランスウェイト24は第2の位置規制部材27の当接部27aに当接されて回転軸20と一体に回転する。従って、第1及び第2の位置規制部材26,27を適宜の位置に移動させることにより、モータ15の正転時及び逆転時における上下部両アンバランスウエイト23,24間の角度を調整できる。
【0024】
一方、図4に示すように、前記振動体ベース14上には下円筒枠30がねじ止めされている。更に、前記下円筒枠30の上には、中円筒枠31、上円筒枠32が順に積み上げられて固定されている。前記上円筒枠32の上には、投入口33が形成されたテーパ状の蓋34が被せられている。これら各円筒枠30〜32の連結及び上円筒枠32と蓋34との連結は、断面略V字状のバンド35〜37を締付けることで行われている。従って、前記バンド35〜37を緩めることにより、前記円筒枠31,32を取り外して、異なるタイプの円筒枠と交換することができる。
【0025】
さて、前記中円筒枠31及び上円筒枠32は本発明の分離枠として機能する。両円筒枠31,32の構成は略同じであるため、ここでは上円筒枠32を代表させて説明する。まず、図1は上円筒枠32の上面部、図2は上円筒枠32の側面図を示している。これら図1及び図2において、上円筒枠32は、上枠32a及び下枠32b並びに前記上下枠32a,32bの間に挟み込まれて固定された網枠38から構成されている。
【0026】
具体的には、前記網枠38は、断面L字状のフレーム39の上辺部39aに、篩網40を溶接,ハンダ付け,接着等により取付けた構成となっている。前記篩網40には、例えば直径が45μmの孔が多数個形成されている。そして、前記フレーム39の上辺部39aを、前記上枠32aの下端部及び前記下枠32bの上端部に溶接されたフランジ部32c,32d間にパッキン41を介して挟み込んだ状態で、前記フランジ部32c,32dに断面V字状のバンド42を締め付けて固定している。従って、上円筒枠32が枠本体として機能し、前記篩網40が底面部として機能する。
【0027】
前記篩網40のうち外周縁部よりもやや内周側に位置する部分には、円形状の排出口43が形成されている。そして、前記篩網40の上面部には、前記排出口43の周囲部のうち図1中下側の部分には排出阻止手段たる排出阻止部材44が例えば接着により取付けられている。前記排出阻止部材44は、例えばゴム製で、前記篩網40の上面部から所定の高さ寸法を有し、T字状に配置された長辺部44aと短辺部44bとから構成されている。前記長辺部44aは、前記排出口43の周縁部のうち図1中左下の任意の点から前記上枠32bの内周面部に向かって接線方向に延びている。前記短辺部44bは、前記排出口43の周縁部のうち図1中右下の任意の点から前記上枠32bの内周面部に向かって接線方向に延びている。
【0028】
また、図3は、前記排出口43の周辺部分を拡大して示す図である。この図3に示すように、前記篩網40の下面部には、前記排出口43の周辺部分を補強する補強板45が例えば接着により取付けられている。前記補強板45には、前記排出口43の周縁部から下方に延びる環状突部45aが形成されている。
【0029】
一方、前記下枠32bには、クランク状に折れ曲がった形状をなす排出口体46が取付けられている。前記排出口体46は、前記排出口43から前記下枠32bを貫通して外部に向かって延びるように構成されている。この場合、前記排出口体46は、当該排出口体46の外周部に一体に設けられた環状部材46aを前記下枠32bの外周面部に例えば溶接することにより固定されている。更に、図1に示すように、前記排出口体46は、一対の保持部材47を介して前記下枠32bに保持されている。
【0030】
また、前記排出口体46の上端部の外周部には、上方に開口する溝部46bが全周に亘って形成されている。前記溝部46bの内部にはパッキン48が収納されている。そして、上述のように前記上枠32a,網枠38,下枠32bを組み立てたとき、前記パッキン48は前記補強板45の下面部に圧接されるように構成されている。これにより、前記排出口体46と補強板45との間に隙間が生じないように構成されている。
【0031】
尚、前記中円筒枠31は、次の点が上円筒枠32と異なっている。即ち、中円筒枠31は、上枠31a及び下枠31b並びに前記上下枠31a,21bの間に挟み込まれて固定された網枠38から構成されている。そして、前記網枠38には、前記上円筒枠32の篩網40の孔よりも小さい孔、例えば直径が32μの孔を有する篩網49が取付けられている。その他の構成は前記上円筒枠32と同じであるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】
また、上円筒枠32と中円筒枠31との間には、中寄せ50が挟み込まれている。この中寄せ50は、上部から下部に向かって徐々に径小となる漏斗状の部材で、前記上円筒枠32の篩網40からふるい落とされた対象物は、前記中円筒枠31の篩網49の中央付近に落ちるように構成されている。このため、上円筒枠32側から中円筒枠31の篩網49に落とされた対象物は、中円筒枠31の排出口43に直接的に入り込まないように構成されている。
【0033】
一方、前記下円筒枠30内には、前記篩網49によりふるい落とされた対象物を受ける円錐状の受け部51が設けられている。前記下円筒枠30には、前記受け部51で受けられた対象物を外部に排出するための下部排出口(図示せず)が設けられており、この下部排出口に対応して前記下円筒枠30の外周部には排出口体52が設けられている。
【0034】
上記構成の振動分離装置11は、モータ15を駆動すると振動発生手段により各円筒枠30〜32が振動される。この結果、篩網40が水平方向に小さく振動すると共に、上下方向に小さく振動する。このとき、上下部アンバランスウエイト23,24間の角度に応じた振動モードが発生する。この振動モードは図6に示すように、大きく4つのタイプに分けられる。尚、振動モードについては、上記した特開平9−1075号公報に詳しく記載されているため、ここでは簡単に説明する。
【0035】
図6のうち上段は、上方から見たときの上下部アンバランスウエイト23,24の位置関係を、下段は、そのときの篩網40上の対象物の移動状態を示している。尚、図6の下段には、排出口43及び排出阻止部材44を二点鎖線で示している。
【0036】
図6(a)に示すように、下部アンバランスウェイト24が上部アンバランスウエイト23の左側に約90度の角度を有して位置するときは、回転軸20の回転方向に関係なく対象物は中心に向かって矢印A方向に渦巻くように移動する。また、図6(b)に示すように、下部アンバランスウェイト24が上部アンバランスウエイト23の左側に略60度の角度を有して位置し、且つ回転軸20が矢印A方向に回転するとき、或いは、下部アンバランスウェイト24が上部アンバランスウエイト23の左側に略45度の角度を有して位置し、且つ回転軸20が反矢印A方向に回転するとき、篩網40,49上の対象物は中心から外周方向に向かって矢印A方向に渦巻くように移動する。
【0037】
一方、図6(c)に示すように、上下部両アンバランスウエイト23,24の位置が一致するときは、対象物は、回転軸20の回転方向に関係なく中心から外周方向に向かって直線状に移動する。
【0038】
これに対して、図6(d)に示すように、下部アンバランスウェイト24が上部アンバランスウエイト23の右側に略60度の角度を有して位置し、且つ回転軸20が矢印A方向に回転するとき、或いは、下部アンバランスウェイト24が上部アンバランスウエイト23の右側に略45度の角度を有して位置し、且つ回転軸20が反矢印A方向に回転するとき、篩網40,49上の対象物は外周方向に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動する。
【0039】
尚、上述のように、前記回転軸20が矢印A方向に回転するとき、下部アンバランスウェイト23は第1の位置規制部材26の当接部26aに当接され、前記回転軸20が反矢印A方向に回転するとき、下部アンバランスウェイト23は第2の位置規制部材27の当接部27aに当接されるように構成されている。
【0040】
従って、図6の(a)及び(b)に示す振動モードは、前記回転軸20が矢印A方向に回転したときに得られる。また、図6の(d)に示す振動モードは、前記回転軸20が反矢印A方向に回転したときに得られる。そして、図6の(c)に示す振動モードは、回転軸20を矢印A方向或いは反矢印A方向のいずれの方向に回転させたときにも得ることができる。
【0041】
また、上記各振動モードに対応する上下部アンバランスウエイト23,24間の角度は対象物の種類によって若干変動する。そのため、対象物に応じて適宜調節する。
【0042】
次に、上記構成の作用について説明する。尚、ここでは対象物の具体的な図示は省略するが、例えば、直径が30〜50μm程度のハンダ粒を、32μm以下のハンダ粒、32〜45μmのハンダ粒、45μmよりも大きいハンダ粒に分離するものとする。
【0043】
まず、作業を開始するに当たって、第1及び第2の位置規制部材26,27を所定の位置に固定する。即ち、モータ15の回転方向に応じて、篩網40,49上の対象物をふるい分ける作業に適した振動モード及び篩網40,49上の残留物を排出する作業に適した振動モードが得られるように前記位置規制部材26,27を所定の位置に固定する。
【0044】
ここで、ふるい分け作業に適した振動モード及び排出作業に適した振動モードは、振動分離装置11の構成や対象物の種類等によって異なる。そこで、本発明者らは、作業に先立って、上記構成の振動分離装置11において前記対象物(ハンダ粒)をふるい分ける作業及び排出する作業に適した振動モードを調べる実験を行った。その結果、図6(d)に示す振動モードがふるい分け作業に適し、図6の(c)に示す振動モードが排出作業に適していることが分かった。即ち、本実施例においては、図6の(d)に示す振動モードが第1の振動モードとして機能し、図6(c)に示す振動モードが第2の振動モードとして機能する。
【0045】
従って、前記モータ15の正転時には、図6(c)に示す振動モードが得られるように第1の位置規制部材26の位置を固定する。また、モータ15の逆転時には、図6(d)の振動モードが得られるように第2の位置規制部材27を固定する。
【0046】
そして、モータ15が逆転するように設定して通電し、振動状態にある上円筒枠32内に投入口33から対象物を投入する。この結果、下部アンバランスウェイト24は第2の位置規制部材27の当接部27aに当接され、図6(d)の振動モードが得られる。そのため、篩網40上の対象物は外周に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動しながら篩網40の振動によってふるい分けられる。
【0047】
このとき、前記排出口43付近を移動する対象物は、前記排出口43の図1中、左下の方向から前記排出口43に向かうが、前記排出阻止部材44の長辺部44aに遮られ、前記排出口43内に進入することが阻止される。
【0048】
この結果、対象物のうち直径が45μm以下の対象物は、前記篩網40の孔を通過して中円筒枠31内にふるい落とされ、直径が45μmよりも大きい対象物は篩網40上に残留する。
【0049】
一方、中円筒枠31内にふるい落とされた対象物は、中寄せ50によって篩網49の中央付近に落とされる。そして、篩網49上の対象物も、前記篩網40上の対象物と同様に、反矢印A方向に移動しながら篩網49の振動によってふるい分けられる。即ち、対象物のうち直径が32μm以下の対象物は前記受け部51の上にふるい落とされ、32μmよりも大きい対象物は篩網40上に残留する。また、この場合も、篩網49上の対象物は排出阻止部材44の長辺部44aに遮られて排出口43内に進入することが阻止される。
【0050】
前記篩網40及び49によるふるい分け作業が十分に進むと、次に、前記モータ15を停止させてモータ15が正転するように切替える。そして、再びモータ15に通電して振動分離装置11を振動させる。すると、下部アンバランスウェイト24は第1の位置規制部材26の当接部26aに当接され、図6(c)に示す振動モードが付与される。この結果、篩網40,49上の残留物は、篩網40,49の振動によって外周に向かって径方向に移動し、やがて、上枠32a,31aの内周面部に衝突する。
【0051】
前記上枠32a,31aの内周面部に衝突した残留物は、前記篩網40,49の振動によって前記排出口43の近傍に到達すると、前記排出口43の周囲部のうち前記排出阻止部材44が設けられていない部分から前記排出口43に向かう。このとき、一部の残留物は、前記排出阻止部材44の短辺部44bに沿って前記排出口43に向かう。また、一部の残留物は、前記排出阻止部材44の長辺部44aに沿って前記排出口43に向かう。そして、排出口43内に落ち込んだ残留物は前記排出口体46から外部に取り出される。
【0052】
尚、受け部51の上に落とされた対象物は、モータ15の回転方向に関係なく、下部排出口を介して排出口体52から外部に取り出される。
【0053】
このような本実施例によれば、各篩網40,49に排出口43を設けた。従って、前記篩網40,49と排出口43とが同一面上に位置する。そのため、篩網40,49と排出口43との間に段差が生じないので、篩網40,49上に残された残留物を略完全に排出することができる。
【0054】
また、本実施例においては、前記排出口43の近傍に排出阻止部材44を設けた。従って、ふるい分け作業を実行したときは、前記篩網40,49上の対象物が前記排出口43の近傍を移動しても前記排出阻止部材44により遮られて前記排出口43内に落ち込むことがない。そのため、篩網40,49に排出口43を設けても、支障なくふるい分け作業を実行することができる。
【0055】
しかも、本実施例においては、モータ15の回転方向を切換えることにより篩網40,49上の対象物の振動モードがふるい分け作業に適したモードと排出作業に適したモードに変化するように構成した。そして、排出作業に適した振動モードのときには残留物が前記排出口43に進入することを妨げない位置に前記排出阻止部材44を設けた。そのため、モータ15の回転方向を切換えるだけで、ふるい分け作業及び排出作業を実行することができ、作業性が向上する。
【0056】
図7及び図8は、本発明の第1の参考例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第1の参考例においては、上記振動分離装置11の上円筒枠32及び中円筒枠31に代えて分離枠61を下円筒枠30の上に積み上げて固定している。
【0057】
前記分離枠61は、上枠61a及び下枠61b並びに前記上下枠61a,61bの間に挟み込まれて固定された鉄板62とから構成されている。従って、本実施例においては、前記上枠61a及び下枠61bが枠本体として機能し、前記鉄板62が底面部として機能する。
【0058】
前記鉄板62の上面部には、前記上枠61aの内周面に沿いながら矢印A方向に向かって上方に延びる傾斜面部63が配設されている。この場合、前記傾斜面部63は、前記鉄板62の上面部から上方に向かって延びる下部傾斜面63a、この下部傾斜面63aの終端部に連通し、前記鉄板62と略平行方向に延びる平坦面63b、この平坦面63bの終端部から上方に向かって延びる上部傾斜面63cから構成されている。尚、図9に示すように、前記下部傾斜面63aの始端部と鉄板62の上面部との間には段差が生じないように構成されている。
【0059】
また、前記傾斜面部63の終端部には、当該傾斜面部63よりも上方に突出する壁部64が設けられている。そして、前記上枠61aには、前記傾斜面部63の終端部に対応して上部排出口(図示せず)が設けられ、この上部排出口に対応して上枠の外周面には排出口体65が設けられている。
【0060】
一方、前記鉄板62部の外周縁部よりもやや内周側に位置する部分には、前記傾斜面部63の始端部と終端部との間に位置して排出口43が形成されている。そして、前記鉄板62の上面部には、前記排出口43の周囲部のうち図8中上側の部分に位置して排出阻止部材44が固定されている。
【0061】
上記構成の振動分離装置11は、複数種の対象物をその形状により分離するために、具体的には、転がりやすい例えば球状の対象物と転がりにくい例えば矩形箱状の対象物とに分離するために使用される。そして、上記構成においては、対象物の分離作業には、図6(b)に示す振動モードが適しており、残留物の排出作業には図6(d)に示す振動モードが適していることが分かった。従って、本実施例では、図6(b)の振動モードが第1の振動モードとなり、図6(d)の振動モードが第2の振動モードとなる。
【0062】
そこで、前記モータ15の正転時には、図6(b)に示す振動モードが得られるように第1の位置規制部材26の位置を固定する。また、モータ15の逆転時には、図6(d)の振動モードが得られるように第2の位置規制部材27を固定する。そして、まず、モータ15が正転するように設定して通電し、振動状態にある分離枠内に投入口33から対象物を投入する。この結果、下部アンバランスウェイト24は第1の位置規制部材26の当接部26aに当接され、図6(b)に示す振動モードが得られる。そのため、鉄板62上の対象物は外周に向かって矢印A方向に渦巻くように移動し、やがて、下部傾斜面63aの始端部から前記傾斜面部63に進入する。
【0063】
前記傾斜面部63に進入した対象物は、鉄板62と共に該傾斜面部63が上下及び水平方向に振動することにより、矢印A方向に移動、即ち、傾斜面部63を徐々に上方に向かって移動する。このとき、球状をなす対象物は上方に向かって移動することなく鉄板62上に転げ落ちる。これに対して、矩形箱状をなす対象物は転がり落ちることなく、そのほとんどが傾斜面部63を上方に向かって移動し、終端部に達すると上部排出口65を介して排出口体66から排出される。
【0064】
一方、鉄板62上の対象物は、振動により外周に向かって矢印A方向に移動するが、このとき、排出口43付近を通過しても排出阻止部材44によって前記排出口43から排出されることが阻止される。
【0065】
対象物を分離する作業、即ち、鉄板62上に矩形箱状の対象物のみを残して球状の対象物を上部排出口65から排出する作業が終了すると、モータ15を停止させる。そして、モータ15が逆転するように切り換えた後、再び通電して分離枠を振動させる。このとき、カップリング21は反矢印A方向に回転されるので、下部アンバランスウェイト24は第2の位置規制部材27の当接部27aに当接され、図6(d)に示す振動モードが付与される。
【0066】
その結果、鉄板62上に残った残留物(矩形箱状の対象物)は、外周に向かって反矢印A方向に渦巻くように移動する。そして、前記残留物は、排出口43の周囲部のうち図7中下側の部分から排出口43に向かう。そのため、排出阻止部材44に邪魔されることなく前記排出口43内に進入して前記受け部51の上に落とされ、下部排出口を介して排出口体57から外部に取り出される。
【0067】
尚、その他の構成は第1の実施例と同じである。従って、上記第1の参考例においても第1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0068】
図9は、本発明の第2の参考例を示しており、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。この第2の参考例では、上円筒枠32及び中円筒枠31に超音波発生器71を設け、前記超音波発生器71により前記篩網40,49の目詰まりを防止するように構成している。尚、図9は上円筒枠32の縦断面図を示しているが、下円筒枠31も同様の構成である。
【0069】
このような構成によれば、前記篩網40,49の孔に詰まった対象物を取り出すことができるので、篩網40,49の上に残留物が残ってしまうことを一層防止できる。尚、タッピングゴム球により前記篩網40,49の目づまりを防止するように構成しても良い。
【0070】
また、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変更が可能である。
【0071】
上記各実施例においては、排出阻止部材44は、底面部40,49,62の上面に接着により取り付けるように構成したが、枠本体(上枠31a,61a)の内周面に取り付けても良い。また、排出阻止部材を、例えば、底面部との間に若干の隙間が生じるように枠本体の内周面に取り付けられたステンレス製の固定部材と、前記隙間を塞ぐように前記固定部材に着脱可能に取り付けられるゴム製やシリコン製のシール部材とから構成しても良い。このような構成によれば、対象物の種類に応じて、具体的には、例えば対象物が食品であるか否か、或いは対象物が高温状態にあるか否かに応じて、排出阻止部材を適宜な材質により構成することができる。
【0076】
また、排出口43の上を覆うカバーを設けることも良い構成である。このような構成によれば、投入口33から上円筒枠32内に投入された対象物が直接的に排出口43に入り込んだり、上円筒枠32の篩網40から中円筒枠32にふるい落とされた対象物が排出口43に直接的に入り込んだりすることを防止できる。従って、この場合は、上円筒枠32と中円筒枠31との間中寄せ50を設けることを省略できる。
【0077】
更に、上記各実施例においては、カップリング21に、直線Bに関して対称に位置するように2本の長孔25,25を設けたが、これに代えて、一方の長孔25の矢印A方向側の端部と、他方の長孔25の反矢印A方向側の端部とをつないで、1本の長孔としても良い。このような構成によれば、第1及び第2の位置規制部材26,27の移動範囲が広がるため、回転軸20の回転方向に関係なく、図6の(a)ないし(d)に示す振動モードを得ることができる。
【0078】
更にまた、上記各実施例では、1個または2個の分離枠を備えた振動分離装置について説明したが、3個以上の分離枠を積み重ねた構成としても良い。
【0079】
その他、排出口の位置は周辺部に限定されるものではなく、また排出口43の形状を矩形状、三角形状等に変更したり、前記排出阻止部材44の形状を変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で、種々の変更が可能である。
【0080】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の分離枠によれば、底面部に排出口を設けたので、前記底面部と排出口との間に段差が生じず、底面部上の残留物を略完全に排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すもので、上円筒枠の上面図
【図2】 上円筒枠の縦断面図
【図3】 排出口及び排出口体周辺部分を拡大して示す上円筒枠の縦断面図
【図4】 振動分離装置の右半分を断面にて示す正面図
【図5】 下部アンバランスウェイト及びカップリングの上面図
【図6】 上下部アンバランスウェイト間の角度と篩網上の対象物の移動方向との関係を模式的に示した図
【図7】 本発明の第1の参考例を示す図1相当図
【図8】 傾斜面部の始端部周辺部分の分離枠の斜視図
【図9】 本発明の第2の参考例を示す図2相当図
【図10】 分離枠の従来構成を示す図2相当図
【符号の説明】
図中、11は振動分離装置、15はモータ(振動発生手段)、20は回転軸 (振動発生手段)、23は上部アンバランスウェイト(振動発生手段)、24は下部アンバランスウェイト(振動発生手段)、31は中円筒枠(分離枠)、31aは上枠(枠本体)、31bは下枠(枠本体)、32は上円筒枠(分離枠)、40,49は篩網(底面部)、43は排出口、44は排出阻止部材(排出阻止手段)示す。

Claims (1)

  1. 枠本体と、
    この枠本体の底面部を構成し対象物をふるい落とすための孔が設けられた篩網と、
    前記篩網上の対象物を一方向に移動させ前記対象物の分離作業を行う第1の振動モードと、前記篩網上の残留物を前記一方向とは異なる方向に移動させ前記残留物の排出作業を行う第2の振動モードとに切換え可能に構成された振動発生手段とを備え、
    前記振動発生手段によって振動されることにより内部に収容された複数種の対象物を分離する振動分離装置であって
    前記篩網に設けられ、前記対象物のうち分離作業により前記篩網上に残された残留物を排出する排出口と
    前記対象物の分離作業の際には前記篩網上の対象物が前記排出口を避けて移動するように案内して前記対象物が前記排出口から排出されることを阻止し、前記残留物の排出作業の際には前記篩網上の残留物が前記排出口内に進入することを許容するように構成されている排出阻止手段とを備えることを特徴とする振動分離装置
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